JP2005042615A - 流体噴射弁 - Google Patents

流体噴射弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2005042615A
JP2005042615A JP2003277482A JP2003277482A JP2005042615A JP 2005042615 A JP2005042615 A JP 2005042615A JP 2003277482 A JP2003277482 A JP 2003277482A JP 2003277482 A JP2003277482 A JP 2003277482A JP 2005042615 A JP2005042615 A JP 2005042615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
nozzle hole
fuel
injection
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003277482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4100286B2 (ja
Inventor
Taishin Tani
谷  泰臣
Atsuya Okamoto
敦哉 岡本
Kimitaka Saito
公孝 斎藤
Koji Suzuki
孝司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003277482A priority Critical patent/JP4100286B2/ja
Publication of JP2005042615A publication Critical patent/JP2005042615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4100286B2 publication Critical patent/JP4100286B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 噴孔から噴射された流体を衝突させるときに、流体噴霧を広げられ、空気との接触面積の増加が可能な流体噴射弁を提供する。
【解決手段】 バルブボディ29の先端部に形成された流体通路の出口に複数個の噴孔28aを有する噴孔プレート28を備えた流体噴射弁1において、噴孔28aは、少なくとも3個の噴孔28aa〜28afを一組として構成され、一組の噴孔28aa〜28afに囲まれる噴射方向下流側の一点に向けて、一点から所定距離Δxxずらされて集合する噴孔軸28ajを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体噴射弁に関し、例えば内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に適用して好適なものである。
流体噴射弁としては、例えば内燃機関の燃焼室に直接あるいは間接的に燃料噴射する燃料噴射弁が知られている。この種の燃料噴射弁から供給された燃料は、燃焼室あるいは吸気管において空気と混合され、燃焼室内に可燃混合気を形成する。燃焼室内の可燃混合気はピストン運動により圧縮された後、点火装置により着火燃焼し、内燃機関の動力として利用されている。
近年車両の排気ガス規制が強化されている。排気ガス中に含まれる有害成分を低減するために、燃料噴射弁から噴射される燃料噴霧を微粒化することが重要となっている。
特許文献1は、噴孔から噴射された燃料を衝突させて中実の噴霧を形成させる技術が開示されている。複数の噴孔を有する噴孔プレートをバルブボディの先端に設け、燃料噴射方向で噴射軸が交差するように形成されている。
特許文献2は、噴孔から噴射された燃料の流れの安定、反復性を改善する技術が開示されている。噴孔プレートを薄板状に形成し、噴孔を噴孔プレートに直角に開ける。このとき、噴孔プレート厚さLと噴孔径Dの比率L/Dが、L/D≦0.5の関係になるように形成し、しかも噴孔プレートのうち、噴孔が設けられた平面部を傾斜させることで噴射方向つまり噴射角度の変更を実現する。
特許文献3は、三つの噴孔を一組として二組を形成し、二つの別個の円錐状燃料スプレーパターンを形成する技術が開示されている。三つの噴孔から噴射された燃料が所定の下流位置で衝突する。
特許文献4の開示する技術では、鉢状凹部(カップ状)を有する噴孔プレートと、バルブボディの弁座に着座および離座可能な球状弁とを備え、この鉢状凹部と球状弁との間に集合室を形成し、球状弁と弁座との間を流れる燃料の無駄容積を最小とするように形成される。
特許文献5の開示する技術では、噴射された燃料が互いに衝突する少なくとも二つ以上の噴孔を有し、この噴孔の内周壁に突起部を形成する。
特開昭49−73530号公報 特公平4−63229号公報 特公平5−34515号公報 特開平2−211267号公報 実開平4−24657号公報
上記従来技術は、複数個の噴孔から噴射された燃料噴流を下流側空間上で衝突させることで、微粒化の促進を図ろうとするものであるが、いずれの従来技術も、複数個の燃料噴流を空間の一点あるいは二点(特許文献3による従来技術)に集合させるものである。このため、衝突後の燃料噴流つまり噴霧は十分広がらず、空気との接触面積が小さく微粒化が必ずしも十分に促進しないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、噴孔から噴射された流体を衝突させるときに、流体噴霧を広げられ、空気との接触面積の増加が可能な流体噴射弁を提供することにある。
また、別の目的は、噴孔から噴射された流体を衝突させるときに流体噴霧を広げられ空気との接触面積の増加が可能であるとともに、安価な流体噴射弁を提供することにある。
本発明の請求項1によると、バルブボディの先端部に形成された流体通路の出口に複数個の噴孔を有する噴孔プレートを備えた流体噴射弁において、噴孔は、少なくとも3個の噴孔を一組として構成され、一組の噴孔に囲まれる噴射方向下流側の一点に向けて、一点から所定距離ずらされて集合する噴孔軸を有することを特徴とする。
これによると、各噴孔から噴射された流体を互いにずらして衝突させることが可能である。その結果、噴孔から噴射された燃料等の流体噴流は噴霧を広げ、空気との接触面積を増加させる。例えば燃料噴霧は空気との接触面積を増加させることで、噴孔から噴射された燃料の微粒化の促進が図れる。
本発明の請求項2によると、所定距離は、噴孔径以下であることを特徴とする。
これによると、各噴孔の噴孔軸が、噴射方向下流側の一点に向けて集合しながら、一点からずらされる所定距離は、噴孔1個分の噴孔径以下とするので、各噴孔から噴射された流体を互いに集合点(一点)から僅かにずれて衝突つまり合流できる。その結果合流した流体噴霧は、例えば中空円錐状等の液膜状体となり、空気との接触面積の拡大化が図れる。
なお、集合する少なくとも二流体噴流間に挟まれる空間には、流体噴流との摩擦等により空間内の空気が持ち去られて負圧が生じるため、各噴孔から噴射された流体噴流が集合するときには、ずれ量は噴孔径より小さくなって僅かにずれて各流体噴流が衝突する。
本発明の請求項3によると、噴孔軸の噴孔プレートの板厚方向における傾斜角を、45°以下にすることができる。
本発明の請求項4によると、少なくとも3個の噴孔から構成される組を二組有し、二組の互いの一点は、噴孔プレートの軸線から所定距離離間して配置されることを特徴とする。
これによると、例えば中空円錐状等の液膜状体となる流体スプレーパターンを二つ形成、つまりいわゆる2ジェットの流体噴霧を形成することが可能である。
本発明の請求項5によると、一点は、一点を囲む各噴孔に対して等距離にあることが好ましい。
これによると、各噴孔から噴射された流体は、ほぼ同じ運動エネルギーを有して集合することが可能であるので、一点からずらして衝突した後、例えば中空円錐状等の液膜状体に安定して形成される。しかも、その液膜状体は、例えば全周方向等、全体にわたってほぼ均質に微粒化された流体噴霧に形成される。
本発明の請求項6によると、一点を囲む各噴孔の噴射方向は、一点を中心に略同一の回転方向にあることを特徴とする。
これによると、各噴孔の噴射方向が一点を中心にほぼ同一の回転方向にある構成を有する流体噴射弁に適用して好適である。各噴孔から噴射された流体噴流がずらされて衝突した後に合流する液膜状体つまり流体噴霧は、空気との接触面積が増大するような薄膜状に、例えば中空円錐状に広げられる。
本発明の請求項7によると、バルブボディの先端部に形成された流体通路の出口に複数個の噴孔を有する噴孔プレートを備えた流体噴射弁において、噴孔は、円筒状に形成された少なくとも2個の噴孔を一組として構成され、一組の噴孔に囲まれる噴射方向下流側の一点に向けて、一点から所定距離ずらされて集合する噴孔軸を有することを特徴とする。
これによると、噴孔形状が円筒状に形成されているため、例えば略長円状のものに比べて、流体の流れが確定し易いつまり流体噴流の主流がある。そのため、少なくとも2個の噴孔から噴射された流体の主流を互いにずらして衝突させることが可能となるため、空気との接触面積を増加させることが可能である。なお、円筒形状は、噴孔径が略一定のストレート状の円筒、噴射方向に先細のテーパ状の円筒、あるいは先太のテーパ状の円筒等であってもよい。
以下、本発明の流体噴射弁を、内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に適用して、具体化した実施形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態に係わる噴孔プレートの構成を表す模式図であって、図1(a)は図1中のバルブボディの先端部に形成された流体通路の出口を流体流入側からみた平面図、図1(b)は図1(a)のB−Bからみた横断面図である。図2は、本実施形態の流体噴射弁の概略構成を示す縦断面図である。図3は、図2中の弁部周りを示す部分的拡大断面図である。なお、図4は、本実施形態に係わる噴孔プレートに配設された噴孔から噴射された流体の噴霧形状を示す模式図であって、図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)のB−Bからみた断面図である。
図2に示すように、燃料噴射弁(以下、インジェクタと呼ぶ)1は、内燃機関(エンジン)、特にガソリンエンジンに用いられる。インジェクタ1は、エンジンの吸気管等に取り付けられて、図示しない燃料ポンプにより加圧された燃料を供給される。インジェクタ1から噴射された燃料は、吸入空気とともに、エンジンの燃焼室へ供給される。インジェクタ1は、略円筒形状であり、一端から燃料を受け、他端から燃料を噴射する。インジェクタ1は、燃料噴射を断続する弁部Bと、弁部Bを駆動する電磁駆動部Sと、燃料を微粒化し、噴霧を形成する噴孔プレート28とを含んで構成されている。インジェクタ1の燃料入口には、フィルタ11が取り付けられており、異物が除去される。なお、噴孔プレート28は、燃料を微粒化し、噴霧を形成する噴霧形成手段を構成する。
弁部Bは、図2および図3に示すように、バルブボディ29と、弁部材(以下、ノズルニードルと呼ぶ)26とを有する。バルブボディ29は、金属内筒部材14の下端側の内壁に固定されている。なお、バルブボディ29と金属内筒部材14の固定方法としては、例えばレーザ溶接等によって外側から全周に溶接される。具体的には、バルブボディは、金属内筒部材14の磁性筒部材14cに圧入、または挿入可能されている。バルブボディ29と磁性筒部材14cとは、外側から全周にわたって溶接されている。バルブボディ29の内周側には、ノズルニードル26が当接および離間可能な弁座としての円錐斜面29aが形成されている。バルブボディ29の内側には、エンジンへ燃料噴射する燃料の燃料通路が形成されており、燃料流れの下流側から上流に向かって、円錐斜面29a、ノズルニードル26を摺動可能に支承する円筒壁面29d、円錐斜面29eが順に形成されている。弁座29aは、燃料の流れに沿って縮径する。弁座29aは、ノズルニードル26の当接部26cと協働して、弁部としての開弁、閉弁を実行する。円筒壁面29dは、ノズルニードル26を摺動可能に支承するニードル支持孔しているとともに、ノズルニードル26の円筒突出部26aの外周側切欠部26fとの間に燃料通路を形成している。円錐斜面29eは燃料上流に向かって拡径している。
ノズルニードル26は、バルブボディ29(詳しくは円筒壁面29d)に摺動可能に支承される円筒突出部26aと、円筒突出部26aの燃料下流側に向かって形成される有底筒状体26bと、円筒突出部26aの燃料上流側に形成されアーマチャ25に係合する軸部26dとを含んで構成されている。有底筒状体26bの先端には、弁座29aに当接および離間可能な当接部26cが形成されている。
噴孔プレート28は、図1、図2および図3に示すように、バルブボディ29の先端に配置され、複数の噴孔28aから燃料を噴射し、燃料噴霧を微粒化する。噴孔プレート28は薄い金属板である。噴孔プレート28には、ニードル26の先端面26t(本実施例では平面)と対向する範囲に複数(本実施例では、図1(a)に示すように6個)の噴孔28aが形成されている。噴孔28aは、要求される燃料の噴霧の形状、方向、数などに応じて、その大きさ、噴孔軸線の方向、噴孔配列等が決定される。また、噴孔28aの開口面積は、開弁時の流量を規定する。したがって、インジェクタ1の燃料噴射量は、噴孔の開口面積と、開弁期間とによって計量される。
なお、以下本実施形態で説明する噴孔28aの形状は、噴孔径が一定のストレート孔(ストレート状の円筒)とする。なお、噴孔形状は、ストレート状の円筒に限らず、噴射方向に先細のテーパ状の円筒、あるいは先太のテーパ状の円筒等の円筒状であってもよい。
本実施形態では、図1(a)に示すように、噴孔プレート28に形成された噴孔28aのうち、少なくとも3個(本実施では、6個)28aa、28ab、28ac、28ad、28ae、28afを一組として構成する。この一組の噴孔28aa〜28afの噴孔軸28ajは、これら噴孔28aa〜28afに囲まれる噴射方向下流側の一点に向けてわずかにずらして集合する。具体的には、これら噴孔28aa〜28afの噴孔軸28ajは、図1(a)に示すように、その一点から所定距離Δxxだけずらされて集合する。
なお、本実施例では、各燃料噴流を形成する噴孔28aの噴孔軸28ajを燃料噴射方向に延ばした延長線と、噴孔プレート28から軸方向距離Lg離れ、噴孔プレート28軸と直交する仮想平面との交点は、図1(b)に示すように、噴孔プレート28軸を中心とする円φεの略円上に位置している。円φεは所定距離Δxxを半径として形成されている。なお、比較例の図9は、従来技術に係わる噴孔プレートを示しており、円φεのε=0(ΔxxがΔxx=0)の一点に衝突する構成である。上記軸方向距離Lgと区別してLcで表している。
なお、ここで、所定距離Δxxは、各噴孔28aの噴孔軸28ajを一点に向けかせながらその一点からずらして集合させる燃料噴流衝突手段を構成する。
所定距離Δxxは、各噴孔28aの径をdとすると、0.25×d≦Δxx≦1×dの範囲にすることが好ましい。所定距離Δxxが0.25×dより小さくなると、各噴孔28aa〜28afから噴射された燃料をずらして衝突した後に形成される燃料の噴霧の形状が、不安定な中空円錐状となる。このため、噴霧は中空円錐状となって広げられ、空気との接触面積が増加するものの、中空円錐状の形成が不安定となるために空気との接触面積の増加が十分に図れない。所定距離Δxxが1×dより大きくなると、各噴孔28aa〜28afから噴射された燃料をずらして衝突する際に、それら燃料(燃料噴流)の一部が衝突して合流せず、そのまま噴射軸方向に直進する場合がある。このため、各燃料噴流が衝突した後に合流して形成される中空円錐状の噴霧が形成されなくなる。なお、中空円錐状の噴霧については後述する。
具体的には、6個の噴孔28aは、噴孔プレート28の同一円周上に設けられ、それら噴孔28aの間隔は等間隔に配置されている。例えば互いに一点を中心に対向する噴孔28abと噴孔28aeは、これら噴孔28ab、28aeの噴孔軸28aj間のオフセット距離は、Δxだけ離れている(図1(a)参照)。Δxは2×Δxxに等しい。各噴孔28aの噴孔軸28ajを一点に向けかせながらその一点からずらして集合させる条件を表すと、0.5×d≦Δxx≦2×dの範囲にあることが好ましい。集合する少なくとも二燃料噴流間に挟まれる空間には、燃料噴流との摩擦等により空間内の空気が持ち去られて負圧が生じる。そのため、各噴孔から噴射された燃料噴流が円φε上に集合するときには、燃料噴流の実際のずれ量は、二噴孔間のオフセット距離Δxでは噴孔径2×dあったものが、噴孔径2×dより小さくなって僅かにずれるからである。そして、僅かにずれて各燃料噴流は衝突する。同様に、噴孔軸28ajの所定距離Δxxが噴孔径1×dあったものが、燃料噴流の実際のずれ量は噴孔径より小さくなって僅かにずれて、各燃料噴流が衝突する。
なお、ここで、所定距離Δxxを、角度で表すと、図1(a)に示すように、噴孔28aから一点に向かう軸線と噴孔軸28ajとでなすオフセット角βで表される。このオフセット角βは、噴孔仕様により変える。なお、噴孔プレート28に配設された噴孔径は全ておなじであるもの(本実施例)に限らず、複数の噴孔が存在してもよい。オフセット角βを噴孔28aa〜28afごとに変える。
なお、以下の本実施形態の説明では、所定距離Δxxもしくはオフセット角βによる噴孔28aの条件設定によって、一点を囲む各噴孔28aa〜28afの噴射方向は、一点を中心に略同一の回転方向にあるものとする。
さらになお、図1(b)に示す噴孔軸28ajの傾斜角αは、7.5°≦α≦45°の範囲にあることが好ましい。傾斜角αが45°より大きくなると、各噴孔から噴射された燃料噴流が衝突後に形成される噴霧が、噴孔プレート28側に飛散する場合があり、この場合、噴孔プレート28および噴孔28aに飛散燃料が付着する等の好ましくない現象が発生する。傾斜角αが7.5°より小さくなると、衝突した後に形成される燃料の噴霧の形状が、不安定な中空円錐状となる。
さらになお、ここで、図1(b)に示す各噴孔軸28aj間のいわゆる衝突角θで表すと、θは、2×αに等しい。衝突した後に中空円錐状の噴霧形状に形成される衝突条件は、7.5°≦α≦45°(15°≦θ≦90°)の範囲にあることが好ましい。
電磁駆動部Sは、図2に示すように、コイル31、金属円筒部材14、アーマチャ25、および圧縮スプリング24とを有する。コイル31は、樹脂製のボビン(以下、スプールと呼ぶ)30の外周に巻回されている。コイル31の端部はターミナル12が電気的に接続しており、2つのターミナルとして引き出されている。スプール30は、金属円筒部材14の外周に装着されている。金属円筒部材14の外周には、樹脂モールド13が配置され、ターミナル12を収容するコネクタ部16が設けられている。なお、コイル31とスプール30は、通電により電磁力を発生する駆動コイルCを構成する。
金属内筒部材14は、磁性部と非磁性部からなるパイプ材であり、例えば複合磁性材で形成されている。金属円筒部材14は、燃料の流れの上流から下流に向かって、磁性筒部14a、非磁性筒部14b、磁性筒部14cを有している。非磁性筒部14bは、金属円筒部材14の一部を加熱して非磁性化することにより形成されている。なお、磁性筒部14a、非磁性筒部14b、および磁性筒部14cを溶接等により接合することにより金属内筒部材14として形成されてもよい。金属円筒部材14の内周には、アーマチャ収容孔14eが設けられており、非磁性筒部14bと磁性筒部14cとの境界付近に、アーマチャ25が収容されている。金属円筒部材14は、コイル31に通電したときに起きる磁束が流れる磁気回路を形成する。金属円筒部材14の外側には、磁性部材23、樹脂モールド13が設けられている。磁性部材23はコイル31の外周を覆っている。磁性部材23はC字状の板である。磁性部材23は、金属内筒部材14の外周に当接しており、金属内筒部材14とともに、磁気回路の一部を構成している。具体的には、磁性部材23は、例えば2枚の金属プレート23a、23bからなり、これら金属プレート23a、23bの一端が金属内筒部材14の磁性筒部14aの外周に当接し、他端が磁性筒部14cの外周に当接するように構成されている。樹脂モールド13は、磁性部材23の全周にわたって形成され、磁性部材23および金属内筒部材14の外周を覆っている。
なお、金属内筒部材14は、アーマチャ25の軸方向最大移動量を規制可能な吸引部22が形成されている。
アーマチャ25は、磁性ステンレス等の強磁性材料からなる筒状体である。アーマチャ25はノズルニードル26に固定されている。アーマチャ25の内部空間25eは、金属内筒部材14のアーマチャ収容孔14eに形成される内部燃料通路とお互いに連通している。
圧縮スプリング24は、アーマチャ25をバルブボディ29に向けて付勢する。吸引部22の内周に配置されたアジャスティングパイプ21の端面と、アーマチャ25のスプリング座25cとの間に配置されている。アジャスティングパイプ21は吸引部22の内周に圧入固定されている。アジャスティングパイプ21の圧入量により圧縮スプリング24の付勢力を調整する。
なお、磁気回路は、磁性筒部14a、吸引部22、アーマチャ25、磁性筒部14c、および磁性部材23により構成される。吸引部22は、通電により磁気回路内に生じる磁束によってアーマチャ25を軸方向移動可能にする吸引力を発生する吸引力発生部材を構成する。
インジェクタ1の作動について以下説明する。コイル31に通電すると、コイル31には電磁力が生じる。したがって、アーマチャ25は吸引部22に向けて引きつけられ、ノズルニードル26が弁座29aから離間する。よって、インジェクタ1は開弁し、燃料が噴孔28aを通して噴射される。
噴孔28aは、噴孔28aから噴射された燃料(燃料噴流)をずらして衝突させる。そして衝突して各燃料噴流は合流する。合流した燃料噴流は、図4(a)に示すように、中空円錐状等の液膜状体の噴霧となる。その結果、噴霧は広げられ、空気との接触面積が増加する。なお、従来技術による噴霧(図10参照)に比べると、噴霧は広げられ、空気との接触面積が増加している。
さらに、図4(b)に示す噴霧の横断面は、略全周にわたってほぼ均一に微粒化されている。なお、上記一点は、一点を囲む各噴孔28aa〜28afに対して等距離にあることが好ましい。各噴孔28aa〜28afから噴射された燃料噴流は、ほぼ同じ運動エネルギーを有して集合できるので、一点からずらして衝突した後、中空円錐状の噴霧に安定して形成される。
コイル31への通電が停止されると、コイル31に生じていた電磁力が消失する。ノズルニードル26が、圧縮スプリング24により弁座29aに向けて押付けられ、インジェクタ1は閉弁し、燃料噴霧が遮断される。コイル31への通電期間を調節することにより、インジェクタ1から噴射される燃料噴霧の燃料噴射量が調節される。
なお、ここで、噴孔から噴射された燃料をずらして衝突させることによる、噴霧を広げ、空気との接触面積増加の効果を、本実施形態による噴霧形状と従来技術による噴霧形状とを噴霧観察写真で比較して確認した。図11(b)は本実施形態による噴霧形状の正面写真図である。図11(a)は従来技術による噴霧形状の正面写真図である。図11(a)は、本実施形態(図11(b)参照)のオフセット角βが10°であるのに対して、β=0(オフセットなし)であることのみが異なる(図9参照)。図11(b)において、噴霧の外側の方が、液滴(燃料)の密度が濃いようにみえるが、中空円錐状等の薄膜状体を正面からみるとき、薄肉の中央側に比べて、薄肉部を側面からみる外側の方が密度が高くみえるためであり、噴霧断面は全周にわたってほぼ均一な液滴に微粒化されている。なお、図11(b)は図4(a)に示す噴霧形状の模式図に対応する。図11(a)は図10に示す噴霧形状の模式図に対応する。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)噴孔プレート28に配設された複数個の噴孔28aa〜28afは、少なくとも3個の噴孔を一組として構成され、一組の噴孔に囲まれる噴射方向下流側の一点に向けて、一点から所定距離Δxxずらされて集合する噴孔軸28ajを有するので、各噴孔28aa〜28afから噴射された燃料を互いにずらして衝突させることが可能である。その結果、噴孔から噴射された燃料噴流は噴霧を広げ、空気との接触面積を増加させる。例えば燃料噴霧は空気との接触面積を増加させることで、噴孔28aa〜28afから噴射された燃料の微粒化の促進が図れる。
(2)さらに、各噴孔28aa〜28afの噴孔軸28ajが噴射方向下流側の一点に向けて集合しながら一点からずらされる所定距離Δxxは、噴孔1個分の噴孔径以下とする(Δxx≦1×d)ので、各噴孔28aa〜28afから噴射された燃料を互いに集合点(一点)から僅かにずれて衝突つまり合流できる。その結果合流した燃料噴霧は、例えば中空円錐状等の液膜状体となり、空気との接触面積の拡大化が図れる。なお、所定距離Δxxは、0.25×d≦Δxx≦1×dの範囲にすることが好ましい。
(3)上記一点は、一点を囲む各噴孔28aa〜28afに対して等距離にあることが好ましい。各噴孔28aa〜28afから噴射された燃料噴流は、ほぼ同じ運動エネルギーを有して集合できるので、一点からずらして衝突した後、中空円錐状の噴霧に安定して形成される。
(他の実施形態)
なお、上述した実施形態では、噴孔プレート28に配設された複数個の噴孔28aa〜28afの全噴孔を一組として構成されるものとして説明したが、図5に示すように、二組を有し、この二組の互いの一点が、噴孔プレート28の軸線(本実施例では、インジェクタ1の軸線でもある)から所定距離離間して配置されているものでもよい。図5は、他の実施形態に係わる噴孔プレートの構成を表す模式図であって、図5(a)は流体流入側からみた平面図、図5(b)は図5(a)のB−Bからみた横断面図である。図5(a)に示すように、3個の噴孔28aa、28ab、28af、3個の噴孔28ac、28ad、28aeをそれぞれ一組とし、二組を構成する。二組の互いの一点は、噴孔プレート28の軸線から所定距離離間して配置されるので、二組の各噴孔軸28ajが集合する円φεは、それぞれ別個に形成される。これにより、例えば中空円錐状等の液膜状体となる流体スプレーパターンを二つ形成、つまりいわゆる2ジェットの流体噴霧を形成することが可能である。
なお、二組の各一点は、それぞれ各噴孔28aa、28ab、28af、各噴孔28ac、28ad、28aeに対して等距離にあることが好ましい。例えば各噴孔28aa、28ab、28afが正三角形の頂部に配置されるように噴孔プレート28に配設される。上述の実施形態で説明した各噴孔28aa〜28afを同一円周上に配置する構成に代えて、略楕円状の円周上に配置する構成でもよい。いずれも、各噴孔28aa、28ab、28afから一点までの距離をほぼ等しくすることが可能である。
さらになお、本実施形態で説明した噴孔28aa〜28afの形状は、噴孔径が略一定のストレート状の円筒に形成されているので、噴孔形状がスリット状等の略長円状であるものに比べて、噴孔から噴射される燃料の流れが確定し易いつまり燃料噴流の主流がある。そのため、少なくとも2個の噴孔を一組として、これら噴孔から噴射された燃料の主流を互いにずらして衝突させることが可能となる。各噴孔から噴射した燃料噴流が衝突後に合流して形成された噴霧は、空気との接触面積を増加することが可能である。なお、噴孔形状は、噴孔径が略一定のストレート状の円筒に限らず、噴射方向に先細のテーパ状の円筒、あるいは先太のテーパ状の円筒等の円筒状であってもよい。いずれも、各噴孔から噴射した燃料噴流に主流が形成できる。
以上説明した本実施形態では、噴孔28aに対向するニードル26の先端面26tの形状が略平面であるいわゆるフラットニードルとしたが、僅かに曲面状にしたフラットニードル(図6参照)、噴孔プレート28側が頂部の円錐面を有するいわゆるテーパニードル(図7参照)、略球面を有するいわゆるボールニードル(図8参照)のいずれのノズルニードル26の形状であってもよい。本実施形態において微粒化は噴射後の現象が支配的であるので、噴孔プレート28上流の燃料流れ状態を決定するノズルニードル26の形状によらず、微粒化効果を得ることができる。
以上説明した本実施形態では、噴孔プレート28に配設された複数個(本実施例では6個)の噴孔を一組(本実施例の図1参照)、ないし二組(他の実施例の図5参照)として構成し、それぞれ一点、二点における互いの一点から所定距離ずらされて集合する噴孔軸を有するものとして説明したが、例えば二組のうち、一方の一組を一点から所定距離ずらされて集合する噴孔軸を有するものとし、他方の一組は従来技術を適用したのもの、例えば一点に集合する噴孔軸を有するものとして構成してもよい。すなわち他方の組の各噴孔からの燃料は一点に衝突しても、一方の組の各噴孔から噴射された燃料は、ずらされて衝突することで噴霧を広げ、空気との接触面積を増加させることができるからである。噴孔プレート28に配設された複数個の噴孔28aを複数組に区分けして構成する場合には、少なくとも一組の各噴孔(噴孔群)の噴孔軸が一点から所定距離ずらされて集合するものであればよい。
以上説明した本実施形態では、噴孔28aをストレート状の円筒状として説明したが、テーパ状、あるいはスリット状の噴孔であってもよい。
以上説明した本実施形態では、エンジンに噴射供給する燃料で説明したが、噴孔から噴射された燃料等の流体をずらして衝突させることで、噴霧を広げ、空気との接触面積を増加させることができる流体であれば、いずれの流体でもよい。
本発明の実施形態に係わる噴孔プレートの構成を表す模式図であって、図1(a)は図1中のバルブボディの先端部に形成された流体通路の出口を流体流入側からみた平面図、図1(b)は図1(a)のB−Bからみた横断面図である。 本発明の実施形態の流体噴射弁の概略構成を示す縦断面図である。 図2中の弁部周りを示す部分的拡大断面図である。 本発明の実施形態に係わる噴孔プレートに配設された噴孔から噴射された流体の噴霧形状を示す模式図であって、図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)のB−Bからみた断面図である。 他の実施形態に係わる噴孔プレートの構成を表す模式図であって、図5(a)は流体流入側からみた平面図、図5(b)は図5(a)のB−Bからみた横断面図である。 別の他の実施形態に係わる弁部周りを示す部分的拡大断面図である。 別の他の実施形態に係わる弁部周りを示す部分的拡大断面図である。 別の他の実施形態に係わる弁部周りを示す部分的拡大断面図である。 従来技術による噴孔プレートの構成を表す模式図であって、図9(a)は流体流入側からみた平面図、図9(b)は図9(a)のB−Bからみた横断面図である。 従来技術による噴孔プレートに配設された噴孔から噴射された流体の噴霧形状を示す模式図である。 噴孔プレートに配設された噴孔から噴射された流体の噴霧形状を示す噴霧観察写真図であって、図11(a)は従来技術による噴霧形状を示す写真図、図11(b)は本発明の実施形態に係わる噴霧形状を示す写真図である。
符号の説明
1 インジェクタ(流体噴射弁)
26 ノズルニードル(弁部材)
26b 有底筒状体
26c 当接部
26t 先端面
28 噴孔プレート
28a(28aa、28ab、28ac、28ad、28ae、28af) 噴孔
28aj 噴孔軸
29 バルブボディ
29a 弁座(円錐斜面)
B 弁部
S 電磁駆動部
Δxx 所定距離
α 傾斜角
β オフセット角

Claims (7)

  1. バルブボディの先端部に形成された流体通路の出口に複数個の噴孔を有する噴孔プレートを備えた流体噴射弁において、
    前記噴孔は、少なくとも3個の噴孔を一組として構成され、
    前記一組の噴孔に囲まれる噴射方向下流側の一点に向けて、前記一点から所定距離ずらされて集合する噴孔軸を有することを特徴とする流体噴射弁。
  2. 前記所定距離は、前記噴孔径以下であることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射弁。
  3. 前記噴孔軸の前記噴孔プレートの板厚方向における傾斜角は、45°以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の流体噴射弁。
  4. 前記少なくとも3個の噴孔から構成される前記組を二組有し、
    前記二組の互いの前記一点は、前記噴孔プレートの軸線から所定距離離間して配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体噴射弁。
  5. 前記一点は、前記一点を囲む前記各噴孔に対して等距離にあることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流体噴射弁。
  6. 前記一点を囲む前記各噴孔の噴射方向は、前記一点を中心に略同一の回転方向にあることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体噴射弁。
  7. バルブボディの先端部に形成された流体通路の出口に複数個の噴孔を有する噴孔プレートを備えた流体噴射弁において、
    前記噴孔は、円筒状に形成された少なくとも2個の噴孔を一組として構成され、
    前記一組の噴孔に囲まれる噴射方向下流側の一点に向けて、前記一点から所定距離ずらされて集合する噴孔軸を有することを特徴とする流体噴射弁。
JP2003277482A 2003-07-22 2003-07-22 流体噴射弁 Expired - Fee Related JP4100286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003277482A JP4100286B2 (ja) 2003-07-22 2003-07-22 流体噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003277482A JP4100286B2 (ja) 2003-07-22 2003-07-22 流体噴射弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005042615A true JP2005042615A (ja) 2005-02-17
JP4100286B2 JP4100286B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=34264198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003277482A Expired - Fee Related JP4100286B2 (ja) 2003-07-22 2003-07-22 流体噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4100286B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196326A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Hitachi Automotive Systems Ltd 燃料噴射弁
WO2013018135A1 (ja) * 2011-08-03 2013-02-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁
CN105952564A (zh) * 2011-08-03 2016-09-21 日立汽车系统株式会社 燃料喷射阀
WO2017090308A1 (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁
WO2019171747A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 株式会社デンソー 燃料噴射弁および燃料噴射システム
WO2020148821A1 (ja) * 2019-01-16 2020-07-23 三菱電機株式会社 燃料噴射装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5956371U (ja) * 1982-10-07 1984-04-12 愛三工業株式会社 電磁燃料噴射器
JPS62193177U (ja) * 1986-05-30 1987-12-08
JPH0226064B2 (ja) * 1981-01-23 1990-06-07 Nippon Carbureter
JPH0756243B2 (ja) * 1987-07-20 1995-06-14 株式会社日立製作所 衝突式燃料噴射弁
JP2002115625A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Robert Bosch Gmbh 燃料噴射弁
JP2003074440A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Denso Corp 燃料噴射弁
JP3453074B2 (ja) * 1998-10-29 2003-10-06 三菱電機株式会社 電子制御燃料噴射弁

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226064B2 (ja) * 1981-01-23 1990-06-07 Nippon Carbureter
JPS5956371U (ja) * 1982-10-07 1984-04-12 愛三工業株式会社 電磁燃料噴射器
JPS62193177U (ja) * 1986-05-30 1987-12-08
JPH0756243B2 (ja) * 1987-07-20 1995-06-14 株式会社日立製作所 衝突式燃料噴射弁
JP3453074B2 (ja) * 1998-10-29 2003-10-06 三菱電機株式会社 電子制御燃料噴射弁
JP2002115625A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Robert Bosch Gmbh 燃料噴射弁
JP2003074440A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Denso Corp 燃料噴射弁

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196326A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Hitachi Automotive Systems Ltd 燃料噴射弁
WO2013018135A1 (ja) * 2011-08-03 2013-02-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁
CN105952564A (zh) * 2011-08-03 2016-09-21 日立汽车系统株式会社 燃料喷射阀
WO2017090308A1 (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁
JP2017096199A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁
CN108235716A (zh) * 2015-11-26 2018-06-29 日立汽车系统株式会社 燃料喷射阀
WO2019171747A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 株式会社デンソー 燃料噴射弁および燃料噴射システム
WO2020148821A1 (ja) * 2019-01-16 2020-07-23 三菱電機株式会社 燃料噴射装置
JPWO2020148821A1 (ja) * 2019-01-16 2021-10-14 三菱電機株式会社 燃料噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4100286B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3771361B2 (ja) 燃料噴射弁
US7448560B2 (en) Unitary fluidic flow controller orifice disc for fuel injector
US6439484B2 (en) Fluid injection nozzle
EP1157207B1 (en) Fuel injector with turbulence generator for fuel orifice
US5996912A (en) Flat needle for pressurized swirl fuel injector
US6789754B2 (en) Spray pattern control with angular orientation in fuel injector and method
JP4508142B2 (ja) 内燃機関用燃料噴射弁
JP2008280981A (ja) 燃料噴射装置およびそれを搭載した内燃機関
JP4883102B2 (ja) 燃料噴射ノズル
JP2007046518A (ja) 燃料噴射弁
JP2004204806A (ja) 燃料噴射装置
US20060157595A1 (en) Fuel injector for high fuel flow rate applications
JP4100286B2 (ja) 流体噴射弁
US20040056113A1 (en) Spray targeting to an arcuate sector with non-angled orifices in fuel injection metering disc and method
JP2005282420A (ja) 燃料噴射弁
WO2020255943A1 (ja) 燃料噴射弁
JP4043966B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2005098231A (ja) 燃料噴射弁
JP2004332657A (ja) 燃料噴射弁
JP2002332935A (ja) 燃料噴射弁および内燃機関
US7334746B2 (en) Seat-lower guide combination
JP4036175B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2001317434A (ja) 内燃機関の燃料噴射方法および燃料噴射装置
JP2007327501A (ja) 燃料噴射弁
JP2007224929A (ja) 燃料噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080310

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees