JP2005042344A - 標準電波を利用する同期発光装置及び同装置を用いる同期発光視線誘導標システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数基の自発光視線誘導標を正確に同期発光させることができるし、長波長の標準電波を利用することにより制御用回路の簡素化、消費電力の節減、制御の容易性、プログラムの簡素化を実現する。
【解決手段】標準電波受信手段1は標準電波送信所から送信される40kHzの長波長の信号を受信し、これに同期した信号を発生する。制御手段11のマイコン12は標準電波受信手段1が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分して正確な同期信号を判定し、同期補正用リセット信号を出力する。制御手段11の分周器13は、マイコン12の同期補正用リセット信号により発光タイミングクロックを同期補正してドライバ15に出力し、LED、EL等の発光手段21を正確に同期発光させる。
【選択図】 図1
【解決手段】標準電波受信手段1は標準電波送信所から送信される40kHzの長波長の信号を受信し、これに同期した信号を発生する。制御手段11のマイコン12は標準電波受信手段1が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分して正確な同期信号を判定し、同期補正用リセット信号を出力する。制御手段11の分周器13は、マイコン12の同期補正用リセット信号により発光タイミングクロックを同期補正してドライバ15に出力し、LED、EL等の発光手段21を正確に同期発光させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば大型遊戯施設や百貨店等の大型施設内で観客や来場者の注目を集める、注意を喚起する、広告機能を発揮させる等の目的で、光源を正確に同期させて発光させることに用いて好適な標準電波を利用する同期発光装置、また該同期発光装置を用いることにより複数基の自発光視線誘導標を正確に同期発光させることができるようにした標準電波を利用する自発光視線誘導標システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複数の光源を正確に同期させて点滅発光させる機能を利用する装置として自発光視線誘導標システムが知られている。該自発光視線誘導標システムは、複数基の自発光視線誘導標を道路に沿って所定の間隔で立設し、光源を点滅発光させて道路の状況を運転者に案内することにより注意を喚起し、安全な走行を確保するものである。このシステムは所定の間隔で立設した複数の自発光視線誘導標の各々が自発光するものであるから、発光のタイミングが一致していないと運転者を安全に誘導することができないという問題や、運転者を幻惑させてしまうという問題、また目を疲れさせてしまうという問題がある。
【0003】
そこで、光源を点滅発光させるタイミングを採る方式として、GPS同期システム、即ちGPSから送られる電波を受信してタイミングを採る方式、親子同期システム、即ち親機から基準となる電波を出力し、各子機は内蔵する受信器で受信してタイミングを採る方式等があるが、近年標準電波を利用するものが提案されている。
【0004】
例えば、特開平10−176312号公報には、自発光式の視線誘導標識において、標準電波を受信し、かつ前記標準電波に掛けられている変調信号を復調する機能を有する標準電波受信手段、前記標準電波受信手段から出力される信号から所定周波数の信号を検出する周波数検出手段、所定周期の計数信号を出力するタイマー、前記周波数検出手段の出力を読み取りに行き、前記所定周波数の信号を検出したことを示す信号を読み込んだ際には、経過時間の計測を開始するための基準時刻を前記所定周波数の信号を検出したことを示す信号に基づいて設定するとともに、前記基準時刻からの所定単位時間毎の時間の経過を前記計数信号により計測していき、前記昼夜判別手段から夜間を示す信号が入力したことを確認した後、前記基準時刻からの所定安易時間毎の時間の経過に基づいて、前記発光部を点滅させる制御手段、を具備して成る標準電波によって点滅のタイミングを取る視線誘導標識、が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術は、配列されている一連の視線誘導標識が確実にタイミングを合わせて点滅することができるとするものであるが、5、8、10MHzの短波長を利用しており、同期システムには秒信号とその他の信号を検出する周波数検出手段(トーンデコーダ)が必要であるため、回路が複雑であるし消費電力が大きく、価格も高いという欠点がある。また、長波帯の標準電波に比較すると電波の伝搬において電離層の反射による影響を受け易い為に受信時の精度も悪いという欠点がある。しかも、現在の標準電波は40kHzと60kHzの長波帯に移行していることから、対応できないという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、光源を正確に同期発光させることができるし、長波標準電波を利用することにより回路の簡素化、消費電力の節減、制御の容易性、プログラムの簡素化を実現した標準電波を利用する同期発光装置、また該装置を用いることにより複数基の発光視線誘導標を正確に同期発光させることができるようにした同期発光視線誘導標システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された請求項1に係る本発明の手段は、標準電波を受信する標準電波受信手段と、該標準電波受信手段が受信した長波標準電波のパルス信号を同期補正する制御手段と、該制御手段により同期補正した信号に応じて点滅発光する発光手段と、該発光手段、標準電波受信手段及び制御手段を作動させるための電源手段とからなり、前記制御手段は、標準電波判定機能と前記発光手段の同期発光を制御する発光タイミングクロック機能を有し、該標準電波判定機能は前記標準電波受信手段が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分することにより正確な同期信号を判定し、前記発光タイミングクロック機能に該同期信号に基づく同期補正用のリセット信号を出力することにより、前記発光手段を正確に同期発光させるようにしたものからなる。
【0008】
そして、前記電源手段と発光手段との間に発光作動手段を接続し、該発光作動手段からの信号により該発光手段の始動及び停止を制御するようにしてもよい。
【0009】
そして、前記電源手段は、太陽電池と、該太陽電池により発電した電力を蓄電するレドックスキャパシタとから構成するとよい。
【0010】
また、前記標準電波を利用する同期発光装置を、道路に沿って離間して立設する複数基のポストの各々に搭載して構成した同期発光視線誘導標システムにするとよい。
【0011】
そして、前記発光作動手段は、前記発光手段を夜間に作動させる昼夜判別手段にするとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、標準電波を利用する同期発光装置を用いる自発光視線誘導標システムを例に挙げて図面に基づき詳述する。図1は自発光視線誘導標システムを構成を示すブロック図を示し、図中実線は信号系統を、太い実線は電源系統を示す。図において、1は標準電波を受信する標準電波受信手段を示す。標準電波は周波数が40kHz及び60kHzの長波長で、振幅変調の幅(パルス幅)の組み合わせによって時刻データを送出しており、データの立ち上がりは日本標準時の秒に同調しており、これを同期信号として使用する。
【0013】
以下、40kHzの長波長の標準電波を利用するものとして説明する。前記標準電波受信手段1は標準電波送信所から送られてくる40kHzの長波標準電波をアンテナ2によって受信して、これを後述する自動利得調節器7により自動利得制御を行っている第1の増幅器3により増幅し、次いで第2の増幅器4で増幅した後、クリスタルフィルタ5により40kHzの長波長のみを選択する。選択した40kHzの長波長は検波器6により全波整流するが、該検波器6には自動利得調節器7が接続してあり、検波器6の振幅から第1の増幅器3に利得調整信号を出力する。検波器6により検波した信号はフィルタ8の回路によって検波信号の立ち上りに同期したリセット信号、立ち下がりに同期したセット信号の夫々を次段のデコーダー9に出力し、デコーダー9はR−Sフリップフロップ機能を持ち、前段のセット−リセット信号を基に検波信号に同調した信号、即ち日本標準時の秒に同期した信号を出力し続ける。
【0014】
図2中、▲1▼は標準電波送信所から送信される長波標準電波を示す。長波標準電波を受信した標準電波受信手段1は、長波標準電波に同期した▲2▼に示す信号を発生する。なお、タイムチャートは簡素化するために、0.5秒幅のパルスで表しているが、実際の信号には日本標準時(JST)に同期した3種類のパルスの他に、呼出し符号送出時の信号や電波状態や受信環境によるノイズによって日本標準時に同期していない信号も含まれている。
【0015】
次に、11は前記標準電波受信手段1の制御手段を示す。上述の如く、長波標準電波を受信して標準電波受信手段1が送出する同期信号には日本標準時に同期する信号と同期しないノイズの信号が含まれている。そこで、該制御手段11の標準電波判定機能を担うマイコン12により図2、▲3▼に示す正確な同期信号を判定する。マイコン12は、長波標準電波を受信した標準電波受信手段1が出力する信号が正しい秒信号かノイズ信号かの判定を以下のようにして行う。
【0016】
図3は、マイコン12による標準電波から基準信号を判定する処理を示すフローチャートである。受信した標準電波に含まれる3種類のタイムコードである「マーカー」、「1」及び「0」を処理して得られる信号(tco信号)のレベルをチェックし、±数msec以内の精度で1秒間隔の立上がりを検出し、検出される立上がり信号が所定回数連続したか否かを判定して所定回数連続した場合には同期した立上がりを検出したとしてリセット信号を出力する。この条件が成立している間は、リセット信号の出力を繰り返す。このようにして、標準電波判定機能は、標準電波受信手段1が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分することにより、正確な同期信号を判定する。
【0017】
また、制御手段11は発光手段21の同期発光を制御する発光タイミングクロック機能を担う分周器13を有している。該分周器13及びマイコン12に発振器14が接続してあり、分周器13は発振器14から32.768kHzの信号が送られることにより、図2、▲4▼に示す発光タイミングクロック信号を発生している。なお、図2、▲4▼の発光タイミングクロック信号は、簡素化して1秒クロックとしているが、分周器13の分周によっては、0.5秒、0.25秒等(発信器周波数×1/2n )の発光タイミングクロックでも容易に出力することができる。マイコン12から正確な同期信号である図2、▲3▼に示すタイミング補正用のリセット信号が分周器13に入力されることにより、分周器13は発振器14からの信号をリセット信号に同期させ、かつ分周して図2、▲5▼に示す信号をドライバ15に出力する。このようにして、制御手段11の標準電波判定機能と発光タインミングクロック機能により、長波標準電波のパルス信号に同期補正したリセット信号をドライバ15に出力することにより、発光手段21を図2、▲5▼に示すように正確に同期発光させることができる。
【0018】
21は発光手段を示し、該発光手段21は例えばLED、EL等の電気発光素子により構成してあり、前記ドライバ15から送出される1Hzの信号に基づいて発光する。
【0019】
31は電源手段としての太陽電池で、該太陽電池31は図示しない視線誘導標を構成する柱(ポスト)の上部に設置してある。32は太陽電池で発電した電力を蓄える充電手段で、該充電手段32は太陽電池31に電気的に接続され、逆流防止と過充電防止機能を有する充電装置から構成してある。
【0020】
33は該充電装置32に電気的に接続された蓄電手段としてのキャパシタで、該キャパシタ33には電気化学キャパシタを用いるとよいが、特にレドックスキャパシタを用いるとよい。該レドックスキャパシタは特開2000−36441号公報、特開2003−92104号公報に開示されているもので、呼称はレドックスキャパシタ、疑似容量キャパシタ、スードキャパシタとも呼ばれている。いずれも電気二重層容量と疑似容量を利用した電気化学キャパシタであり、同じ電気化学キャパシタである電気二重層キャパシタと比較して蓄電容量が約10倍あるので電源システムを小型化できるという利点がある。また、充電サイクルを1日1回程度とすると商品寿命は約30年間で、バッテリー交換が不要なメンテナンスフリーの自発光視線誘導標にすることができる。
【0021】
更に、41は太陽電池31と制御手段11のマイコン12との間に接続した昼夜判別手段を示す。該昼夜判別手段41は太陽電池31の電圧の変化を検知して昼夜判別信号をマイコン12に送出し、夜間帯にマイコン12から点灯信号が送出されることにより発光手段21は夜間帯にのみ点滅発光を行う。
【0022】
本実施の形態によれば、長波長の標準電波を利用することにより周波数が低くなるので、消費電流を少なくできる。従って、標準電波受信手段1を常時通電することが可能であり、高い精度で標準電波の同期補正ができる。
【0023】
また、制御手段11のマイコン12は、長波標準電波の秒のデータのみ(信号の立上がりのみ)をみて発光タイミングクロックの同期リセットを行うのであり、時、分のデータは扱わないので、時計機能も不要であり、標準電波判定機能のプログラムも簡略化することができる。これにより、マイコン12はクロック速度を落し、低電圧で作動させることができるから一層の省電力化を実現できる。また、省電力化により終日通電(動作)が可能であるから、非常に精度の高い同期が可能である。
【0024】
上述の如く、省電力化による終日通電が可能になったことにより、終日通電が不可能な場合と比較して、点滅開始時から同期補正が可能であるから、高い精度の同期信号を送出することができる。かつ、同期点滅のずれの最大の原因である屋外等での大きな温度変化は水晶発信回路の温度特性による発信周波数ずれに影響するが、終日通電(作動)することによりこの発信周波数ずれによる影響は少なくなるので精度の高い同期点滅が可能になる。例えば、温度特性が100ppmであれば、(1時間に1回の受信として)3600秒で最大360msecずれる計算になるが、かくしては発光手段21の点滅がずれて見える結果になる。
【0025】
なお、本実施の形態では40kHzの長波長の標準電波を利用するものとして説明したが、本発明は60kHzの長波長の標準電波を利用することも可能であるし、今後長波帯に属する他の周波数の標準電波が送信される場合にも利用することができるものである。
【0026】
また、本実施の形態では、制御手段11はマイコン12と分周器13を組み合わせて構成したが、内部でクロックタイミングを作れるマイコン、ワンチップマイコン等を用いてもよい。なお、図1のブロック図では、発光作動手段である昼夜判別手段14の出力をCPUに入力しているが、分周器13とドライバ15の間にAND等のゲートを設け、CPUを介さずに直接発光動作を制御する構成にすることも可能である。
【0027】
更に、本実施の形態では発光手段21を始動停止するための発光作動手段として昼夜判別手段41を用いたが、例えば霧センサ、吹雪センサ等の気象センサの外部信号を基にした発光作動手段とすれば濃霧地や降雪地のような地域に適応した自発光視線誘導標システムを設置することができる。また、近接センサ、光センサ、或は音センサ等の外部信号を用いる発光作動手段にしてもよい。また、冬期間は終日点滅発光させるために遠隔操作による始動スイッチを発光作動手段としてもよい。なお、本発明において、発光作動手段は必須の構成要素ではなく、発光手段を終日運転させる同期発光装置に構成する場合には、発光作動手段は設けなくてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)制御手段は標準電波判定機能により、標準電波受信手段が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分することにより正確な同期信号を判定し、これを発光タイミングクロック機能に同期補正用のリセット信号として出力するようにしたから、複数基の同期発光装置の各発光手段を正確に同期発光させることができる。
(2)周波数検出手段は不要になるので、回路を簡素化できるし、省電力化を図ることができる。従って、標準電波受信手段の常時通電か可能になり、小型で安価であり、しかも高い精度の同期補正が可能である。
(3)同期発光装置は、標準電波の長波長を利用することにより周波数が低くなるから、消費電力を節減することができる。
(4)上記3のように消費電力を少なくすることができるから、制御手段の終日動作が可能になることにより、非常に精度の高い同期発光を実現できる。
(5)電源手段は太陽電池とレドックスキャパシタとから構成したから、蓄電容量が大きい分だけ電源システムを小型化できるし、充電サイクルを1日1回程度とすると商品寿命は約30年間で、バッテリー交換が不要なメンテナンスフリーの同期発光装置にすることができる。
(6)同期発光装置は精度の高い同期発光を可能にしたから、自動車の運転者を安全に誘導することができるし、運転者を幻惑させたり目を疲れさることのない同期発光視線誘導標システムにすることができる。
(7)発光作動手段に昼夜判別手段を用いたから、季節を問わず発光手段の点滅発光が必要な状況で自動的に点滅始動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る標準電波を利用する自発光視線誘導標システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の動作タイムチャートである。
【図3】制御手段による同期発光タイミング補正のフローチャートである。
【符号の説明】
1 標準電波受信手段
11 制御手段
12 マイコン(標準電波判定機能)
13 分周器(発光タイミングクロック機能)
21 発光手段
31 太陽電池
33 レドックスキャパシタ
41 昼夜判別手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば大型遊戯施設や百貨店等の大型施設内で観客や来場者の注目を集める、注意を喚起する、広告機能を発揮させる等の目的で、光源を正確に同期させて発光させることに用いて好適な標準電波を利用する同期発光装置、また該同期発光装置を用いることにより複数基の自発光視線誘導標を正確に同期発光させることができるようにした標準電波を利用する自発光視線誘導標システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複数の光源を正確に同期させて点滅発光させる機能を利用する装置として自発光視線誘導標システムが知られている。該自発光視線誘導標システムは、複数基の自発光視線誘導標を道路に沿って所定の間隔で立設し、光源を点滅発光させて道路の状況を運転者に案内することにより注意を喚起し、安全な走行を確保するものである。このシステムは所定の間隔で立設した複数の自発光視線誘導標の各々が自発光するものであるから、発光のタイミングが一致していないと運転者を安全に誘導することができないという問題や、運転者を幻惑させてしまうという問題、また目を疲れさせてしまうという問題がある。
【0003】
そこで、光源を点滅発光させるタイミングを採る方式として、GPS同期システム、即ちGPSから送られる電波を受信してタイミングを採る方式、親子同期システム、即ち親機から基準となる電波を出力し、各子機は内蔵する受信器で受信してタイミングを採る方式等があるが、近年標準電波を利用するものが提案されている。
【0004】
例えば、特開平10−176312号公報には、自発光式の視線誘導標識において、標準電波を受信し、かつ前記標準電波に掛けられている変調信号を復調する機能を有する標準電波受信手段、前記標準電波受信手段から出力される信号から所定周波数の信号を検出する周波数検出手段、所定周期の計数信号を出力するタイマー、前記周波数検出手段の出力を読み取りに行き、前記所定周波数の信号を検出したことを示す信号を読み込んだ際には、経過時間の計測を開始するための基準時刻を前記所定周波数の信号を検出したことを示す信号に基づいて設定するとともに、前記基準時刻からの所定単位時間毎の時間の経過を前記計数信号により計測していき、前記昼夜判別手段から夜間を示す信号が入力したことを確認した後、前記基準時刻からの所定安易時間毎の時間の経過に基づいて、前記発光部を点滅させる制御手段、を具備して成る標準電波によって点滅のタイミングを取る視線誘導標識、が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術は、配列されている一連の視線誘導標識が確実にタイミングを合わせて点滅することができるとするものであるが、5、8、10MHzの短波長を利用しており、同期システムには秒信号とその他の信号を検出する周波数検出手段(トーンデコーダ)が必要であるため、回路が複雑であるし消費電力が大きく、価格も高いという欠点がある。また、長波帯の標準電波に比較すると電波の伝搬において電離層の反射による影響を受け易い為に受信時の精度も悪いという欠点がある。しかも、現在の標準電波は40kHzと60kHzの長波帯に移行していることから、対応できないという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、光源を正確に同期発光させることができるし、長波標準電波を利用することにより回路の簡素化、消費電力の節減、制御の容易性、プログラムの簡素化を実現した標準電波を利用する同期発光装置、また該装置を用いることにより複数基の発光視線誘導標を正確に同期発光させることができるようにした同期発光視線誘導標システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された請求項1に係る本発明の手段は、標準電波を受信する標準電波受信手段と、該標準電波受信手段が受信した長波標準電波のパルス信号を同期補正する制御手段と、該制御手段により同期補正した信号に応じて点滅発光する発光手段と、該発光手段、標準電波受信手段及び制御手段を作動させるための電源手段とからなり、前記制御手段は、標準電波判定機能と前記発光手段の同期発光を制御する発光タイミングクロック機能を有し、該標準電波判定機能は前記標準電波受信手段が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分することにより正確な同期信号を判定し、前記発光タイミングクロック機能に該同期信号に基づく同期補正用のリセット信号を出力することにより、前記発光手段を正確に同期発光させるようにしたものからなる。
【0008】
そして、前記電源手段と発光手段との間に発光作動手段を接続し、該発光作動手段からの信号により該発光手段の始動及び停止を制御するようにしてもよい。
【0009】
そして、前記電源手段は、太陽電池と、該太陽電池により発電した電力を蓄電するレドックスキャパシタとから構成するとよい。
【0010】
また、前記標準電波を利用する同期発光装置を、道路に沿って離間して立設する複数基のポストの各々に搭載して構成した同期発光視線誘導標システムにするとよい。
【0011】
そして、前記発光作動手段は、前記発光手段を夜間に作動させる昼夜判別手段にするとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、標準電波を利用する同期発光装置を用いる自発光視線誘導標システムを例に挙げて図面に基づき詳述する。図1は自発光視線誘導標システムを構成を示すブロック図を示し、図中実線は信号系統を、太い実線は電源系統を示す。図において、1は標準電波を受信する標準電波受信手段を示す。標準電波は周波数が40kHz及び60kHzの長波長で、振幅変調の幅(パルス幅)の組み合わせによって時刻データを送出しており、データの立ち上がりは日本標準時の秒に同調しており、これを同期信号として使用する。
【0013】
以下、40kHzの長波長の標準電波を利用するものとして説明する。前記標準電波受信手段1は標準電波送信所から送られてくる40kHzの長波標準電波をアンテナ2によって受信して、これを後述する自動利得調節器7により自動利得制御を行っている第1の増幅器3により増幅し、次いで第2の増幅器4で増幅した後、クリスタルフィルタ5により40kHzの長波長のみを選択する。選択した40kHzの長波長は検波器6により全波整流するが、該検波器6には自動利得調節器7が接続してあり、検波器6の振幅から第1の増幅器3に利得調整信号を出力する。検波器6により検波した信号はフィルタ8の回路によって検波信号の立ち上りに同期したリセット信号、立ち下がりに同期したセット信号の夫々を次段のデコーダー9に出力し、デコーダー9はR−Sフリップフロップ機能を持ち、前段のセット−リセット信号を基に検波信号に同調した信号、即ち日本標準時の秒に同期した信号を出力し続ける。
【0014】
図2中、▲1▼は標準電波送信所から送信される長波標準電波を示す。長波標準電波を受信した標準電波受信手段1は、長波標準電波に同期した▲2▼に示す信号を発生する。なお、タイムチャートは簡素化するために、0.5秒幅のパルスで表しているが、実際の信号には日本標準時(JST)に同期した3種類のパルスの他に、呼出し符号送出時の信号や電波状態や受信環境によるノイズによって日本標準時に同期していない信号も含まれている。
【0015】
次に、11は前記標準電波受信手段1の制御手段を示す。上述の如く、長波標準電波を受信して標準電波受信手段1が送出する同期信号には日本標準時に同期する信号と同期しないノイズの信号が含まれている。そこで、該制御手段11の標準電波判定機能を担うマイコン12により図2、▲3▼に示す正確な同期信号を判定する。マイコン12は、長波標準電波を受信した標準電波受信手段1が出力する信号が正しい秒信号かノイズ信号かの判定を以下のようにして行う。
【0016】
図3は、マイコン12による標準電波から基準信号を判定する処理を示すフローチャートである。受信した標準電波に含まれる3種類のタイムコードである「マーカー」、「1」及び「0」を処理して得られる信号(tco信号)のレベルをチェックし、±数msec以内の精度で1秒間隔の立上がりを検出し、検出される立上がり信号が所定回数連続したか否かを判定して所定回数連続した場合には同期した立上がりを検出したとしてリセット信号を出力する。この条件が成立している間は、リセット信号の出力を繰り返す。このようにして、標準電波判定機能は、標準電波受信手段1が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分することにより、正確な同期信号を判定する。
【0017】
また、制御手段11は発光手段21の同期発光を制御する発光タイミングクロック機能を担う分周器13を有している。該分周器13及びマイコン12に発振器14が接続してあり、分周器13は発振器14から32.768kHzの信号が送られることにより、図2、▲4▼に示す発光タイミングクロック信号を発生している。なお、図2、▲4▼の発光タイミングクロック信号は、簡素化して1秒クロックとしているが、分周器13の分周によっては、0.5秒、0.25秒等(発信器周波数×1/2n )の発光タイミングクロックでも容易に出力することができる。マイコン12から正確な同期信号である図2、▲3▼に示すタイミング補正用のリセット信号が分周器13に入力されることにより、分周器13は発振器14からの信号をリセット信号に同期させ、かつ分周して図2、▲5▼に示す信号をドライバ15に出力する。このようにして、制御手段11の標準電波判定機能と発光タインミングクロック機能により、長波標準電波のパルス信号に同期補正したリセット信号をドライバ15に出力することにより、発光手段21を図2、▲5▼に示すように正確に同期発光させることができる。
【0018】
21は発光手段を示し、該発光手段21は例えばLED、EL等の電気発光素子により構成してあり、前記ドライバ15から送出される1Hzの信号に基づいて発光する。
【0019】
31は電源手段としての太陽電池で、該太陽電池31は図示しない視線誘導標を構成する柱(ポスト)の上部に設置してある。32は太陽電池で発電した電力を蓄える充電手段で、該充電手段32は太陽電池31に電気的に接続され、逆流防止と過充電防止機能を有する充電装置から構成してある。
【0020】
33は該充電装置32に電気的に接続された蓄電手段としてのキャパシタで、該キャパシタ33には電気化学キャパシタを用いるとよいが、特にレドックスキャパシタを用いるとよい。該レドックスキャパシタは特開2000−36441号公報、特開2003−92104号公報に開示されているもので、呼称はレドックスキャパシタ、疑似容量キャパシタ、スードキャパシタとも呼ばれている。いずれも電気二重層容量と疑似容量を利用した電気化学キャパシタであり、同じ電気化学キャパシタである電気二重層キャパシタと比較して蓄電容量が約10倍あるので電源システムを小型化できるという利点がある。また、充電サイクルを1日1回程度とすると商品寿命は約30年間で、バッテリー交換が不要なメンテナンスフリーの自発光視線誘導標にすることができる。
【0021】
更に、41は太陽電池31と制御手段11のマイコン12との間に接続した昼夜判別手段を示す。該昼夜判別手段41は太陽電池31の電圧の変化を検知して昼夜判別信号をマイコン12に送出し、夜間帯にマイコン12から点灯信号が送出されることにより発光手段21は夜間帯にのみ点滅発光を行う。
【0022】
本実施の形態によれば、長波長の標準電波を利用することにより周波数が低くなるので、消費電流を少なくできる。従って、標準電波受信手段1を常時通電することが可能であり、高い精度で標準電波の同期補正ができる。
【0023】
また、制御手段11のマイコン12は、長波標準電波の秒のデータのみ(信号の立上がりのみ)をみて発光タイミングクロックの同期リセットを行うのであり、時、分のデータは扱わないので、時計機能も不要であり、標準電波判定機能のプログラムも簡略化することができる。これにより、マイコン12はクロック速度を落し、低電圧で作動させることができるから一層の省電力化を実現できる。また、省電力化により終日通電(動作)が可能であるから、非常に精度の高い同期が可能である。
【0024】
上述の如く、省電力化による終日通電が可能になったことにより、終日通電が不可能な場合と比較して、点滅開始時から同期補正が可能であるから、高い精度の同期信号を送出することができる。かつ、同期点滅のずれの最大の原因である屋外等での大きな温度変化は水晶発信回路の温度特性による発信周波数ずれに影響するが、終日通電(作動)することによりこの発信周波数ずれによる影響は少なくなるので精度の高い同期点滅が可能になる。例えば、温度特性が100ppmであれば、(1時間に1回の受信として)3600秒で最大360msecずれる計算になるが、かくしては発光手段21の点滅がずれて見える結果になる。
【0025】
なお、本実施の形態では40kHzの長波長の標準電波を利用するものとして説明したが、本発明は60kHzの長波長の標準電波を利用することも可能であるし、今後長波帯に属する他の周波数の標準電波が送信される場合にも利用することができるものである。
【0026】
また、本実施の形態では、制御手段11はマイコン12と分周器13を組み合わせて構成したが、内部でクロックタイミングを作れるマイコン、ワンチップマイコン等を用いてもよい。なお、図1のブロック図では、発光作動手段である昼夜判別手段14の出力をCPUに入力しているが、分周器13とドライバ15の間にAND等のゲートを設け、CPUを介さずに直接発光動作を制御する構成にすることも可能である。
【0027】
更に、本実施の形態では発光手段21を始動停止するための発光作動手段として昼夜判別手段41を用いたが、例えば霧センサ、吹雪センサ等の気象センサの外部信号を基にした発光作動手段とすれば濃霧地や降雪地のような地域に適応した自発光視線誘導標システムを設置することができる。また、近接センサ、光センサ、或は音センサ等の外部信号を用いる発光作動手段にしてもよい。また、冬期間は終日点滅発光させるために遠隔操作による始動スイッチを発光作動手段としてもよい。なお、本発明において、発光作動手段は必須の構成要素ではなく、発光手段を終日運転させる同期発光装置に構成する場合には、発光作動手段は設けなくてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)制御手段は標準電波判定機能により、標準電波受信手段が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分することにより正確な同期信号を判定し、これを発光タイミングクロック機能に同期補正用のリセット信号として出力するようにしたから、複数基の同期発光装置の各発光手段を正確に同期発光させることができる。
(2)周波数検出手段は不要になるので、回路を簡素化できるし、省電力化を図ることができる。従って、標準電波受信手段の常時通電か可能になり、小型で安価であり、しかも高い精度の同期補正が可能である。
(3)同期発光装置は、標準電波の長波長を利用することにより周波数が低くなるから、消費電力を節減することができる。
(4)上記3のように消費電力を少なくすることができるから、制御手段の終日動作が可能になることにより、非常に精度の高い同期発光を実現できる。
(5)電源手段は太陽電池とレドックスキャパシタとから構成したから、蓄電容量が大きい分だけ電源システムを小型化できるし、充電サイクルを1日1回程度とすると商品寿命は約30年間で、バッテリー交換が不要なメンテナンスフリーの同期発光装置にすることができる。
(6)同期発光装置は精度の高い同期発光を可能にしたから、自動車の運転者を安全に誘導することができるし、運転者を幻惑させたり目を疲れさることのない同期発光視線誘導標システムにすることができる。
(7)発光作動手段に昼夜判別手段を用いたから、季節を問わず発光手段の点滅発光が必要な状況で自動的に点滅始動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る標準電波を利用する自発光視線誘導標システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の動作タイムチャートである。
【図3】制御手段による同期発光タイミング補正のフローチャートである。
【符号の説明】
1 標準電波受信手段
11 制御手段
12 マイコン(標準電波判定機能)
13 分周器(発光タイミングクロック機能)
21 発光手段
31 太陽電池
33 レドックスキャパシタ
41 昼夜判別手段
Claims (5)
- 標準電波を受信する標準電波受信手段と、該標準電波受信手段が受信した長波標準電波のパルス信号を同期補正する制御手段と、該制御手段により同期補正した信号に応じて点滅発光する発光手段と、該発光手段、標準電波受信手段及び制御手段を作動させるための電源手段とからなり、前記制御手段は、標準電波判定機能と前記発光手段の同期発光を制御する発光タイミングクロック機能を有し、該標準電波判定機能は前記標準電波受信手段が長波標準電波に同期して出力する信号と同期しないで出力する信号を区分することにより正確な同期信号を判定し、前記発光タイミングクロック機能に該同期信号に基づく同期補正用のリセット信号を出力することにより、前記発光手段を正確に同期発光させることを特徴する標準電波を利用する同期発光装置。
- 前記電源手段と発光手段との間に発光作動手段を接続し、該発光作動手段からの信号により該発光手段の始動及び停止を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の標準電波を利用する同期発光装置。
- 前記電源手段は、太陽電池と、該太陽電池により発電した電力を蓄電するレドックスキャパシタとから構成してあることを特徴とする請求項1記載の標準電波を利用する同期発光装置。
- 請求項1、2又は3のいずれかに記載の標準電波を利用する同期発光装置を、道路に沿って離間して立設する複数基のポストの各々に搭載して構成したことを特徴とする標準電波を利用する同期発光装置を用いる同期発光視線誘導標システム。
- 前記発光作動手段は、前記発光手段を夜間に作動させる昼夜判別手段であることを特徴とする請求項4に記載の標準電波を利用する同期発光装置を用いる同期発光視線誘導標システム。
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JP2003201299A JP2005042344A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | 標準電波を利用する同期発光装置及び同装置を用いる同期発光視線誘導標システム |
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JP (1) | JP2005042344A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013157677A1 (ko) * | 2012-04-18 | 2013-10-24 | Kim Sung-Kyu | 직렬통신 시스템에서 안정적 통신을 위한 통신속도 교정 장치 |
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2003
- 2003-07-24 JP JP2003201299A patent/JP2005042344A/ja active Pending
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WO2013157677A1 (ko) * | 2012-04-18 | 2013-10-24 | Kim Sung-Kyu | 직렬통신 시스템에서 안정적 통신을 위한 통신속도 교정 장치 |
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