JP2008286771A - スキー用計時装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキー競技で滑走時間を計時する際に、正確に測れる装置は設置が大変で、簡易に測定できるものは、測定が不正確であるという問題があった。スキー競技の練習においては、設置が簡易で、かつ、ある程度測定が正確であるものが求められていた。
【解決手段】スタート付近にスタート用赤外線発光装置2を設置し、ゴール付近にゴール用赤外線発光装置3を設置する。滑走者は、赤外線センサーを備えた携帯型計時装置1を身につけて滑走する。赤外線センサーにより、スタートおよびゴールの赤外線が検出され、その検出信号によって、計時を開始および終了する。これにより、スキー練習用旗門での滑走時間が正確に測定される。
【選択図】図1
【解決手段】スタート付近にスタート用赤外線発光装置2を設置し、ゴール付近にゴール用赤外線発光装置3を設置する。滑走者は、赤外線センサーを備えた携帯型計時装置1を身につけて滑走する。赤外線センサーにより、スタートおよびゴールの赤外線が検出され、その検出信号によって、計時を開始および終了する。これにより、スキー練習用旗門での滑走時間が正確に測定される。
【選択図】図1
Description
本発明は、スキー競技の練習中に用いる計時装置に関するものである。
まず、正規のスキー競技に使われる計時装置について説明する。正規のスキー競技においては、スタート地点に滑走者がスタートを切ったことを感知するセンサーを設置する。このセンサーはスタートゲートにバーを水平に渡し、滑走者の脚がそれを物理的に動かすことで感知するしくみになっている。スタートを感知したセンサーは、その信号をゴール付近にある計時装置に有線または無線で送り、それにより計時が開始される。ゴール地点にはレーザー発光装置とレーザー受光装置が設置される。滑走者がゴールするときに脚が一瞬そのレーザーを遮光するため、レーザー受光装置によってゴールが感知される。感知された信号は計時装置に送られ計時が終了する。これによって滑走者の滑走時間が測定される。
一方で、スキー競技の練習の際に用いることを目的とした計時装置が考案されている。この考案においては、滑走者が計時装置を身につけて滑走することが特徴となっている。滑走者はスタート地点において、なんらかの方法で自身が身につける計時装置に計時を開始させ、ゴールするときに計時を終了させるというものである。計時を開始させる方法と終了させる方法にはさまざまな考案がなされており、たとえば、公開特許広報昭60−50479、平2−40689、平10−132966などがある。
昭60−50479は次のような発明である。スタートの直前に滑走者が計時装置のスイッチを押す。計時装置はスイッチを押されたあと数秒後に音を発すると同時に計時を開始する。滑走者はその音に合わせてスタートする。ゴールは滑走者が滑りながら手で計時装置の計時終了ボタンを押す。
平2−40689は次のような発明である。滑走者の脚でバーが切られると同時に信号発生器がスタート信号を発生する。滑走者が身につけた計時装置は、スタート信号を受信ことで計時を開始する。ゴールには発光装置と受光装置を配置し、普段は受光装置が発光装置の光線を受けるように設置しておく。ゴールの際に滑走者の脚が光線を遮断するのを感知して、信号発生器がゴール信号を発生する。滑走者が身につけた計時装置は、ゴール信号を感知して計時を終了する。
平10−132966は次のような発明である。スタートとゴール地点の雪の中に磁石を埋めておく。滑走者は磁気センサーを備えた計時装置をスキーに取り付けて滑走する。滑走者がスタートをすると、磁気センサーがスタートに埋められた磁石の磁気を感知し、計時が開始される。ゴールの際も同様に、ゴールに埋められた磁石の磁気を磁気センサーが感知することで、計時が終了される。
正規のスキー競技で用いられる計時装置は、計時は正確であるが、装置が大掛かりになる。この種類の装置は、厳密な計時を必要とする競技会において必要とされるが、一般の滑走者が練習中に用いるには装置が大掛かり過ぎて現実的な使用に耐えない。
昭60−50479においては、滑走者は手袋をしており、ボタンを押す操作が困難な上、計時の誤差が大きいという不具合がある。
平2−40689においては、設置すべき装備は本格的な競技の計時装置より小さくなるとはいえ、依然設置の労は大きく、簡易に測定するというようなものではない。
平10−132966においては、滑走者はゴール線上のどこにゴールするかがわからないため、雪の中に埋めておくべき磁石は巨大なものとなり、大掛かりで困難な作業が発生する。また、スキー板の上に磁気センサーを備えた計時装置を取り付けることは耐久性や信頼性上の問題が多大にある。
スキー練習用旗門のスタート付近にスタート用赤外線発光装置(2)を設置し、ゴール付近にゴール用赤外線発光装置(3)を設置する。滑走者は携帯型計時装置(1)を身につけて旗門を滑走する。携帯型計時装置(1)は、赤外線センサー(4)を備えており、スターおよびゴールの際に受信する赤外線によって、計時を開始および終了することで、滑走時間を測定する。
スキー競技練習用の計時装置が、簡易に設置でき、スキー競技の練習に必要な正確さで滑走時間の測定を行うことができる。
図1は、スキー滑走者が携帯用計時装置(1)を身につけて、スキー練習用の旗門をスタートからゴールまでを滑走している様子の模式図である。スタート付近にスタート用赤外線発光装置(2)を設置し、ゴール付近にゴール用赤外線発光装置(3)を設置する。スキーの滑走者は、身体に携帯型計時装置(1)を取り付けて滑走する。携帯型計時装置(1)は図2に示されているように、赤外線センサー(4)と計時部(6)と表示部(7)を備えている。滑走者がスタートするとき、スタート用赤外線発光装置(2)からの赤外線を赤外線センサー(4)が受信すると、赤外線センサー(4)は受信信号(5)を出力する。受信信号(5)は計時部(6)に入力され、計時部(6)が計時を開始する。滑走者がゴールするときも同様に、ゴール用赤外線発光装置(3)からの赤外線を赤外線センサー(4)が受信し、その受信信号(5)が計時部(6)に入力され、計時部(6)が計時を終了する。スタートからゴールまでに要した時間が計時結果として液晶表示板などの表示部(7)に表示される。この説明において、計時部(6)はStart/Stop入力端子を持ち、同一の信号で計時が開始および終了されるものを用いた。この方式が最も構造を簡単にするが、本発明においては、その構造を限定するものではない。
スタート用赤外線発光装置(2)およびゴール用赤外線発光装置(3)は、図3のように、発光ダイオードなどの赤外線発光素子(9)と仕切り板(8)とを備えている。赤外線発光素子(9)の照射する赤外線が不必要な範囲にまで広がって測定に誤差を与えないよう、仕切り板(8)によって赤外線の照射方向を限定する。特に、滑走の手前方向に漏れてくる赤外線は計時誤差の原因になるので、発光素子の手前に仕切り版(8)を設置し、反対側には反射するようなものを取り付けない工夫が必要である。仕切り板(8)により、赤外線の照射は制限されるが、スタートの際に、滑走前に誤作動して計時を始めないように、スタート用赤外線発光装置(2)は、スタートゲートの少し前方に置くことが望ましい。
赤外線センサー(4)は、太陽光からの赤外線にも感度を持つため、振幅変調された赤外線にのみ選択的に感度をもつようにフィルターなどの選択手段を搭載することが好ましい。スタート用赤外線発光装置(2)とゴール用赤外線発光装置(3)はともに、赤外線センサー(4)の感度に合わせた変調を施した赤外線を発光する。これにより、太陽光からの赤外線による誤動作なく携帯型計時装置(1)が動作する。また、単調な振幅変調ではなく、コード化した変調を施すと、近くで同様の計時を行っているグループがいる際にも混信することなく、正確な測定ができる。
赤外線センサー(4)は1mA(ミリアンペア)程度の電流を消費する。携帯型計時装置(1)に適した小型の電池は50mAh(ミリアンペア時)程度の電流容量しか持たないため、電源を入れたままにしておくと、50時間、つまり、2日間程度しか電池がもたない。これを回避するのが、請求項3の発明である。図4は、請求項3に対応した携帯型計時装置(1)の機能ブロック図であり、図2に比べると、電源制御装置(10)が追加されている。図4において、電源制御装置(10)は、赤外線センサー(4)に必要なときにだけ電源(Vsensor)をVoutとして供給する。ここで、計時装置(1)や表示部(7)への電源(Vtimer)とVsensorは同一電源でもよいが、一般的には電圧が異なるので、別の電源にすることが好ましい。滑走者は必ずスタートの直前に、携帯型計時装置(1)のリセットボタン(12)で前の滑走時間を初期化(リセット)する。リセットボタン(12)は、計時部(6)へのリセット信号(11)を供給するとともに、電源制御装置(10)にも同じ信号を供給する。電源制御装置(10)は、リセット信号(11)に連動して、赤外線センサー(4)への電源の供給を開始し、その後、一定の時間(例えば2分程度)経つと電源の供給を停止する。通常のスキー競技の練習滑走時間は1分程度かそれ以下であるので、2分程度の動作時間があれば十分である。これにより、50mAhの電池の例だと、1500回程度の計測が可能になる。通常のスキー競技の練習では多くても1日30本程度しか滑らないので、この場合は50日程度の滑走日数に対応でき、実用に耐える。電源制御装置(10)は例えば図5のようにRC(抵抗とコンデンサ)による時定数で電源供給時間を制御するようなものでもよいし、デジタルクロックを使ったタイマーを用いてもよい。
(1)携帯型計時装置
(2)スタート用赤外線発光装置
(3)ゴール用赤外線発光装置
(4)赤外線センサー
(5)赤外線を受信したときの出力信号
(6)計時部
(7)表示部
(8)仕切り版
(9)赤外線発光素子
(10)電源制御装置
(11)リセット信号
(12)リセットボタン
(2)スタート用赤外線発光装置
(3)ゴール用赤外線発光装置
(4)赤外線センサー
(5)赤外線を受信したときの出力信号
(6)計時部
(7)表示部
(8)仕切り版
(9)赤外線発光素子
(10)電源制御装置
(11)リセット信号
(12)リセットボタン
Claims (3)
- スキー競技練習用の旗門のスタート付近に設置されたスタート用赤外線発光装置と、ゴール付近に設置されたゴール用赤外線発光装置と、赤外線センサーを備えた携帯型計時装置と、によって構成されることを特徴としたスキー競技練習用の計時装置
- 該スタート用赤外線発光装置と該ゴール用赤外線発光装置は、振幅変調をかけた赤外線を発光し、該赤外線センサーは該振幅変調をかけた赤外線を選択的に検出するものであることを特徴とする、請求項1のスキー競技練習用の計時装置
- 該赤外線センサーに供給される電源は、滑走者が計時結果を初期化するための操作と連動して供給が開始され、その後所定の時間が経つと供給が停止されることを特徴とした請求項2のスキー競技練習用の計時装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007158059A JP2008286771A (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | スキー用計時装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007158059A JP2008286771A (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | スキー用計時装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008286771A true JP2008286771A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40146615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007158059A Pending JP2008286771A (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | スキー用計時装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008286771A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015116504A (ja) * | 2015-02-18 | 2015-06-25 | 株式会社ニコン | プログラム及び外部機器 |
US9337900B2 (en) | 2011-12-12 | 2016-05-10 | Nikon Corporation | Electronic device |
WO2018014355A1 (zh) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 汤美 | 一种校园田径比赛防抢跑作弊系统 |
CN113034721A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-06-25 | 云汉逐影(北京)科技有限公司 | 应用于滑雪比赛的无线智能计时系统 |
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2007
- 2007-05-18 JP JP2007158059A patent/JP2008286771A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9337900B2 (en) | 2011-12-12 | 2016-05-10 | Nikon Corporation | Electronic device |
US9949229B2 (en) | 2011-12-12 | 2018-04-17 | Nikon Corporation | Electronic device |
JP2015116504A (ja) * | 2015-02-18 | 2015-06-25 | 株式会社ニコン | プログラム及び外部機器 |
WO2018014355A1 (zh) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 汤美 | 一种校园田径比赛防抢跑作弊系统 |
CN113034721A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-06-25 | 云汉逐影(北京)科技有限公司 | 应用于滑雪比赛的无线智能计时系统 |
CN113034721B (zh) * | 2021-04-22 | 2023-08-29 | 中科逐影(广东)智能科技发展有限公司 | 应用于滑雪比赛的无线智能计时系统 |
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