JP2005041118A - 原料マット供給装置 - Google Patents

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芳春 戸本
Shinji Kato
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Abstract


【課題】 板材成形のための間欠プレスと同期して所定ピッチごとに比較的早い速度で間欠搬送される搬送コンベアに原料マットを厚さ斑少なく供給する。
【解決手段】 間欠プレス装置のプレス中に,各原料マット供給装置1でメインコンベア4の1回の搬送ピッチを所定量超える原料マットM1をリザーブシュート10にストックする。プレスが終わるとメインコンベア4が搬送開始され、その搬送速度に合わせてリザーブシュート10からストックされた原料マットM1を送り出す。リザーブシュート10内で原料マットM1として生成されているものをそのままメインコンベア4上に供給するので、メインコンベア4が高速移動されても、マット自体が崩れたりすることはなく、均一な厚みの原料マットM1をメインコンベア4上に供給できる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、熱可塑性プラスチック等のバインダ用合成樹脂材、紙、木材片などを繊維状あるいは粉砕して細かくしたものなどを搬送コンベア上に原料マットとして供給してその原料マットをプレスして板材を製造する技術に関し、特に、プレス工程が間欠プレスである場合に用いて好適な原料マット供給装置に係るものである。
従来、特許文献1に記載のように、短繊維状の熱可塑性樹脂材料に木質繊維を混合した原料をホッパーから搬送コンベア上に供給してウエブ状原料マットとし、そのウエブ状原料マットを連続してネットコンベア(ホットプレス工程)へ搬送し、ホットプレス工程で加熱、圧縮することで、熱可塑性樹脂を溶融して繊維材を固めて板材とする技術が公知である。
特許文献2に記載のように、古紙などから成る繊維原料を綿状としたものに合成繊維くずなどの産業廃棄物の樹脂材を混入攪拌して、ホッパのバケットコンベアにより上方に運んで縦型の混合物成形機に投入して形成機で連続してホットプレスして帯状体とし、その帯状体を切断して板状の一次製品とするものも公知である。
特許文献3には、木質ファイバーがロールから送り出され、トラバーサでファイバーを分散してファイバー分散室へ落下させるものが開示してある。
上記特許文献1の技術では、プレスは、ネットコンベアによる連続プレスであり、このような連続プレスは、構造が複雑となる問題があった。また、原料マット内の熱可塑性樹脂を溶融しながら行なわなければならないので、ネットコンベアの送り速度は低速に設定され、そのため、ウエブ状原料マットを連続してフォーミング用ネットコンベアへ供給する速度も、その送り速度に同期して低速でマット形成を行なっている。従って、このまま、連続プレス装置を構造の簡易な間欠プレス装置に置き換えると、プレス時にはフォーミング用ネットコンベアを停止し、プレス完了時に運転するという間欠運転になる。従って、連続プレスの場合と生産量を同一にしようとする場合、フォーミング用コンベアの運転時の運転速度を上げ、また、それに同期して原料を供給するようにしてマットの生成速度を上げなければならないが、そのように原料マットの生成速度を上げると、原料自体が重量の大きくない繊維状であったり、粉体であったりすることから、フォーミング用ネットコンベア上に安定して堆積されず崩れるおそれがあって形成される原料マットの厚さ斑に繋がるという問題がある。
特開2001−334510号公報 特公平7−57486号公報 特開平6−126716号公報 特開平6−25481号公報 アメリカ特許第6276028号
この発明は、間欠プレスと同期して所定ピッチごとに比較的早い速度で間欠搬送される搬送コンベアに原料マットを厚さ斑少なく供給でき、しかも、設置面積を広げることのない前記供給装置を提供することにある。また、別の課題は、垂直のリザーブシュートに平均して原料を落下、堆積させることのできる前記供給装置を提供することにある。更に別の課題は、リザーブシュートでストックする原料マットの厚みを調整できるようにすることにある。
本発明の供給装置は、間欠動作するプレス装置に原料マットを供給する間欠駆動の搬送コンベア上に、原料マットを供給する原料マット供給装置であって、該原料マット供給装置は、原料が投入される投入タンクと、搬送コンベア上に原料マットを供給するほぼ垂直なリザーブシュートと、投入タンクの原料を前記リザーブシュート上部の原料投入口に供給する原料搬送装置とを備え、前記リザーブシュートは、原料搬送装置で供給された原料を前記搬送コンベアの、少なくとも間欠搬送1回分の原料マットとしてストックするように上下長さが設定されており、前記原料搬送装置は、搬送コンベアが停止している間に、少なくとも間欠搬送1回分の原料マットを上記リザーブシュートにストックするように原料を供給可能に構成されていることを特徴とする。
リザーブシュートは、シュート後面が所定幅の垂直周回コンベアで構成され、少なくとも間欠搬送1回分の原料マットをストックするシュート部分の前面がその垂直周回コンベアに対して振動する振動板で構成されている。
リザーブシュート上部の原料投入口に、原料の落下方向を制御する落下案内板をリザーブシュートの幅方向に複数設けてある。
リザーブシュートは、垂直周回コンベアと振動板との距離を調整することによってストックされる原料マットの厚さを調整する厚さ調整手段を備えている。
厚さ調整手段は、リザーブシュートの振動版の垂直周回コンベアに対する位置を調整するものであり、間欠搬送1回分の原料マットの上限部分と下限部分とに対応して夫々設けてある。
本願装置では、搬送コンベアが比較的速い速度で間欠搬送されるとき、供給装置のリザーブシュートにストックされていた原料マットを間欠搬送の速度にあわせて送り出し、次の間欠搬送までに、搬送コンベアの少なくとも搬送1ピッチ分の原料マットをリザーブシュートに準備するようにしたので、リザーブシュートで原料マットを生成するためのリザーブシュート内の原料搬送手段の掻き揚げ速度を、速くした搬送コンベアの間欠送り速度に同期させなくてよく、比較的低速でしかも一定速度で掻き揚げて原料マットを生成すればよいので、リザーブシュート内に堆積される原料マットの厚さ斑が小さくできる。また、リザーブシュートを垂直にしたので、搬送コンベアの搬送1ピッチ分をリザーブできる供給装置であってもその設置面積が大幅に大きくなることがない。
また、振動板で振動を与えながら垂直周回コンベアで下向きに送るので、重力のみで落下させる場合に比べてリザーブシュート内側を原料マットが円滑に移動できる。
また、落下案内板により原料の落下方向を制御するので、ほぼ垂直なリザーブシュートに均一に原料を落下させることができる。
また、原料マットの厚さを調整するようにしたので、プレス後の板材の厚さに応じて種々の原料マット厚さを実現できる。特に、間欠搬送1回分の原料マットの上限部分と下限部分とに対応して夫々原料マット厚さの調整手段を設けたので、垂直なリザーブシュートの下限部分において、上方の原料による重量で上限部分より密度が高くなって発生する厚みの不均一を防止できる。
図1において、原料マット供給装置1,2,3が搬送方向の上流から下流に向けて複数(ここでは3つ)直列に並べてある。最上流の原料マット供給装置1の下側から最も下流の原料マット供給装置3の下側の間に亘って、各原料マット供給装置1,2,3から送り出される原料マットM1,M2,M3を積層するためのメインコンベア4が設けてある。メインコンベア4の終端には、後工程に繋がる別のコンベア5の始端が対向しており、コンベア5の先には、熱を加えながらプレスして板材とする熱圧プレス装置6が設けてある。コンベア4,5は本願の搬送コンベアである。熱圧プレス装置6は間欠動作のプレス装置であり、そのため、上記のメインコンベア4、コンベア5は、熱圧プレス装置6がプレス動作している間は停止し、プレスが終わると次のプレスのために原料マットM1,M2,M3を一定ピッチPだけ間欠移送してプレス装置6に送り込む、という間欠運動を行なうようにしてある。上記原料マット供給装置1,2,3の構成は同一につき、最も上流側の原料マット供給装置1で説明する。
原料マット供給装置1(2,3)は、投入タンク7と原料搬送装置8とから成るホッパ部分9とそのホッパ部分9の前側に設けられるほぼ垂直なリザーブシュート10とを備えている。ホッパ部分9は、メインコンベア4を跨ぐように床面Fから立ち上がる脚11上に載置、固定されている。メインコンベア4は、前記複数の脚11に亘って固定された搬送方向のコンベア支持枠12に支持されている。ホッパ部分9は、所定の間隔で対向する左右(図2で紙面に垂直な方向)の側板13間を、第1,2仕切り板14,15、中間仕切り板16、前板17、底板18で仕切ったものであり、前記第1仕切り板14は屈曲形成されて、後板14a、ボトムラチスコンベア19のコンベアケーシング14b、ラチスコンベア21のケーシング14c、案内プレート14d、フィードローラ26とビータローラ27の後側を囲むローラケーシング14e、リザーブシュート10への原料供給路28の後板14fとなっている。第2仕切り板15は、ストリッピングローラ25、フィードローラ26、ビータローラ27の前側を覆うケーシング部分15aと前記原料供給路28の前板15bを形成している。後板14aと中間仕切り板16との間で上方から投入された原料20を溜めておく投入タンク7が形成され、その投入タンク7の下側でコンベアケーシング14bの上側にボトムラチスコンベア19(送り込みコンベア)が配置されている。
原料20としては、バインダ用合成樹脂剤としての、熱可塑性樹脂から成る例えば廃プラスチック材を粉砕、解繊して短繊維状としたプラスチック繊維毛に、古紙や木質系廃材などから成る原料を綿(繊維)状、あるいは粉砕してチップ化(木屑など)したものを混合したものが用いられるが、バインダ用合成樹脂材のみから構成されることもある。この実施形態では、最も上流の原料マット供給装置1と最も下流の原料マット供給装置3の原料としてプラスチック繊維毛を単独で使用し、真中の原料マット供給装置2の原料としては古紙、木質系廃材の繊維毛(あるいはチップ)をプラスチック繊維毛に混合したものとしている。
ボトムラチスコンベア19の先端には原料20を上方に掻き揚げ搬送するラチスコンベア21がケーシング14c内側に傾斜して設けてある。ラチスコンベア21は、図4に示すように,左右の側板13間に亘る長さの横材22aに、横材22aの長手方向に多数の掻き揚げ用針22bを備えた掻き揚げ手段22を周回方向に多数備えたもので、原料20をすくいあげて上方に運ぶ周知の構造である。ラチスコンベア21の上端部には、タンク7側にイブナローラ23が回転するように設けてある。このイブナローラ23は、ラチスコンベア21の掻き揚げ手段22からはみ出している原料20をローラ先端の針部材24で掻き落として各掻き揚げ手段22によりすくいあげられる原料20の量を概ね一定にするためのものである。また、ラチスコンベア21を挟んで前記イブナローラ23と反対側には、ストリッピングローラ25が設けてある。このストリッピングローラ25は、掻き揚げ手段22に載せられてきた原料20を掻き揚げ手段22から掻き落とすためのものである。ストリッピングローラ25の下方には、フィードローラ26が設けてあり、掻き揚げ手段22から掻き落とした原料20をビータローラ27に向けて送りこむようになっている。ビータローラ27に送り込まれた原料20は、ビータローラ27の回転により原料供給路28を通ってリザーブシュート10の原料投入口37に向けてはたき落とされるようにしてある。
次に、リザーブシュート10を説明する。前記コンベア支持枠12の上方位置には、各原料マット供給装置1(2,3)の前側の脚11から前方にシュート支持枠30が水平に固着され,該シュート支持枠30の前端は、短脚11aで床面F上に支持されている。断面コ字状のチャンネル材から成る左右一対の垂直フレーム31が、前記シュート支持枠30上に立設されている。垂直フレーム31の対向する内側には、それぞれ内側垂直フレーム32が固着してある。内側垂直フレーム32の上端部が横フレーム33で連結されている。図7に示すように,内側垂直フレーム32の背面に、その幅方向の両端前面が摺接するように、メインコンベア4より少し幅の狭い程度の幅広の垂直周回コンベア34が垂直方向に周回するように設けてある。垂直周回コンベア34は、左右の垂直フレーム31の対向する面間に亘る幅であり、垂直フレーム31の上部と下部とに設けた複数の周回ローラ35に巻回され、周回ローラ35のひとつを駆動ローラ35aとして、メインコンベア4の間欠運転に同期して駆動モータ36で間欠回転するようにしてある。
垂直周回コンベア34の上端部と前記横フレーム33、及び、左右の内側垂直フレーム32の内側面とによってリザーブシュート10上部に原料投入口37が形成されている。前記横フレーム33には、幅方向に所定間隔で前後方向の揺動軸38が複数本回動自在に支持されている。各揺動軸38には、原料投入口37の内側に、夫々原料20の落下方向を定める落下案内板39が一体に連結してある。各揺動軸38は、横フレーム33の前側でリング部材40と一体に連結され、リング部材40は、揺動軸38を中心とした円弧状長孔41が複数形成され、リング部材40を適宜回転し、回転させた位置で前記円弧状長孔41を介してボルト42を横フレーム33に螺合して落下案内板39の角度を設定する。
前記内側垂直フレーム32の対向する面の間には、垂直周回コンベア34の前面と隙間を持って対向するように、両端が屈曲されたパネル材が配置される。パネル材は、上部パネル43と下部パネル44からなり、上部パネル43は、前記横フレーム33の下端に連結されている。その上部パネル43の下端に下部パネル44が連結されている。下部パネル44の下端は、左右の内側垂直フレーム32の間を該フレーム下部で連結したパネル下端の案内フレーム45(図2,3)上に前後方向移動可能に載置されている。図5に示すように、上部パネル43と下部パネル44との連結部において、互いに鉤状に屈曲した屈曲部43a,44aを接合した状態で上側の屈曲部43aの上側からボルト46を挿通し、下側の屈曲部44aの下側で圧縮可能な弾性体47(ゴム)を介してナット48で締結している。下側の屈曲部44aに形成されるボルト孔49は、ボルト46に対して少しばかり大きなボルト孔となっている。これにより、前記弾性体47が圧縮変形されて下部パネル44に対して上部パネル43が傾くことができる。この弾性体47は後述の起振装置50で下部パネル44に発生する振動を上部パネル43に伝達することを防止する防振部材としても機能している。同様の連結構造により、横フレーム33の下端に上部パネル43の上端が連結されており、こうして、横フレーム33に対して上部パネル43がその上端で僅かに屈曲でき、上部パネル43の下端に対して下部パネル44がその上端で僅かに屈曲できる構造となっている。下部パネル44の前面には、下部パネル44に細かな振動を与える起振装置50が複数取り付けてある。起振装置50は、電動モータの回転軸に偏芯錘を取り付けたものであり、偏芯錘が高速で偏芯回転することで振動を発生し、下部パネル44を細かく振動させて振動板とし、原料マットを円滑に下方に送るようにしている。
下部パネル44の上端からシュート10下端に設けたデリベリローラ51までの長さLは、前記間欠プレス装置6に送り込むコンベア4,5の間欠駆動の1ピッチP分に余裕長さαを加えた長さになっており、この下部パネル44と対向する垂直周回コンベア34および、左右の内側垂直フレーム32とで囲まれた断面矩形で所定幅の空間が、少なくとも搬送コンベア4の1ピッチ分の原料マットM1(M2,M3)をストックするストック空間Kを形成する。デリベリローラ51は、対向する垂直周回コンベア34の下部との間隔を調整できるように、揺動レバー52先端に取り付けてある。
ストック空間Kにおける垂直周回コンベア34と下部パネル44との間の隙間を調整してマット厚さを調整する厚さ調整手段60が、前記下部パネル44の上部と下部とに対応して、パネル44の左右に夫々設けてある。厚さ調整手段60は、垂直フレーム31に回動自在に支持した軸61の一端(幅方向外側)に調整レバー62下端を連結し、軸61の他端に揺動レバー63の一端を連結し、揺動レバー63先端のピン64を押し部材65の上下方向の長孔65aに防振ゴム66を介して移動自在に嵌め込んである。押し部材65の先端は下部パネル44の前面44bに一体溶着されている。調整レバー62の先端部には垂直フレーム31に向く案内スリーブ67を固着している。案内スリーブ67に係止ピン68を垂直フレーム31方向に進退自在に案内して係止ピン68先端方向にばね69で付勢している。案内スリーブ67外周に外スリーブ70が移動自在に嵌め込んである。係止ピン68の他端は外スリーブ70に連結してある。係止ピン68先端は尖り先としてある。垂直フレーム31には位置決めプレート71が固着され、位置決めプレート71には前記係止ピン68先端と対向する面に、所定角度間隔で複数の係止孔72が形成してある。前記尖り先は、これらの係止孔72の何れか1つに係止するようになっており、係止状態で定まる調整レバー62の角度位置から前記押し部材65の前後位置が定まり、その結果、下部パネル44の前後位置が定まる。最終製品としての板材Wの厚みが変更になるなど原料マットM1(M2,M3)に対する厚みを変更したい場合(下部パネル44の前後位置を調節したい場合)には、外スリーブ70を軸線外方に引っ張って尖り先68と係止孔72の係合を外し、所望の角度、調整レバー62を回転させて別の係止孔72に係止すればよい。
デリベリローラ51は、前記メインコンベア4の動作と同期している。また、起振装置50も垂直周回コンベア34が駆動されると起動する。一方、ボトムラチスコンベア19、ラチスコンベア21及び、イブナローラ23、ストリッピングローラ25、フィードローラ26、ビータローラ27(これらにより、原料マット供給装置1,2,3における原料搬送装置8を構成する)は、メインコンベア4の駆動とは同期せず、一定の速度で駆動(回転)されるようになっている。2つのラチスコンベア19,21、イブナローラ23からビータローラ27に至るローラの回転の程度は,ストック空間Kの原料マットM1(M2,M3)を送り出してから次に原料マットM1(M2,M3)を送り出すまでの間、つまり、間欠プレス装置6がプレスを実行しているプレス時間中に、前記ストック空間Kを一杯にするような速さに設定されている。上部パネル43、垂直周回コンベア34、及び左右の内側垂直フレーム32とで囲まれる上側ストック空間K1において、前記落下案内板29の少しばかり下方となる所定の高さ位置には光電管80が設けてあり(図11)、この光電管80が、シュート10内に堆積される原料20の上端を検知した時、前記一定速度で駆動(回転)されている供給装置1(2,3)内のコンベア19,21を停止してそれ以上、原料20をシュート10に供給しないようにオーバーフロー制御をしている。
このような構成において、メインコンベア4で間欠搬送が行なわれて,リザーブシュート10内の原料マットM1(M2,M3)が送り出され、メインコンベア4が停止した時点(プレス開始時点)から説明する。メインコンベア4が停止した状態で、各タンク7に投入された熱可塑性のプラスチック繊維毛等の原料20は、一定の低速で動作しているボトムラチスコンベア19によりラチスコンベア21に向けて送り込まれ、ラチスコンベア21で斜め上方に運ばれてイブナローラ23で掻き揚げ手段22にすくわれた原料20をほぼ一定量とし、その後、ラチスコンベア21が上端を経て前方に回りこむと、ストリッピングローラ25により掻き揚げ手段22から原料20が掻き落とされる。掻き落とされた原料20は、フィードローラ26、ビータローラ27を経て、リザーブシュート10の原料投入口37へと叩き落とされる。落とされた原料20は、落下案内板39により落下方向を制御されてリザーブシュータ10のストック空間Kに堆積される。予め原料20がストック空間Kにおいて幅方向に均一に堆積するように落下案内板39の角度を調整しておくことにより、原料20の上端位置を常時ほぼ水平に保つことができる。ラチスコンベア19、21の動作、各ローラ23,25,26,27の動作が連続して行なわれ,メインコンベア4の1回の搬送ピッチPを所定量超える原料マットM1(M2,M3)が次の搬送開始までに垂直なストック空間Kにストックされる。この原料マットM1(M2,M3)のストック作業中に、原料マットM1(M2,M3)の上端位置が、メインコンベア4の1回の搬送ピッチPに相当する量を大きくこえることを光電管80が検出するとラチスコンベア21などは停止される。ストック空間Kは、予め隙間が厚さ調整手段60で調節されているので,ストック空間Kに堆積した原料マットM1(M2,M3)は所定の厚みとなっている。実際の原料マットM1(M2,M3)では、ストック空間Kの下部に堆積する原料20が、その上部に堆積してくる原料20の重量により押しつぶされて密度が高くなるため、ストック空間Kの隙間は、下部より上部を僅かに広く設定している。こうすることにより、メインコンベア4に供給して水平にしたときに、原料マットM1(M2,M3)の厚みが全体に均一となる。
こうして、各原料マット供給装置1,2,3でメインコンベア4の1回の搬送ピッチPを所定量超える原料マットM1,M2,M3がストックされる頃,プレスが完了して、メインコンベア4が次のプレスのために搬送開始される。この搬送速度に合わせて、垂直周回コンベア34、デリベリローラ51が回転され、同時に起振装置50も作動する。メインコンベア4の搬送速度は、連続プレスの場合のそれに比べて概ね5倍以上の速度に設定されるが、既に各原料マット供給装置1,2,3のリザーブシュート10内で原料マットM1,M2,M3として生成されているものを、そのまま、メインコンベア4上に供給するものであるので、原料20を直接、高速移動するメインコンベア4上に供給して原料マットM1,M2,M3とする場合に比べてそのようにメインコンベア4が高速移動されても、原料マットM1,M2,M3自体が崩れたりすることはなく、均一な厚みの原料マットM1,M2,M3としてメインコンベア4上に供給できる。また、垂直周回コンベア34による周回に合わせて下部パネル44に振動を与えて原料マットM1,M2,M3を送り出すため、送り出しが非常にスムーズに行なわれる。オーバーフロー制御のためにラチスコンベア21などの供給装置1,2,3内の原料搬送装置8が停止していた状態では、この送り出しによりストックがなくなるので、原料搬送装置8が再起動される。原料20がオーバーフローしておらず、原料搬送装置8が停止していない状態では、前記原料マットM1,M2,M3の送り出し動作中も、原料20の掻き揚げ、落下、堆積が連続して行なわれることは言うまでもない。
こうして、最も上流のマットM1がメインコンベア4で運ばれ、そのマットM1の上に中間のマットM2が積層され、さらにその上に、最も下流のマットM3が積層されて、プレス装置6で加熱しつつこれらの積層された原料マットM1,M2,M3をプレスして、プラスチック短繊維毛を溶融して他の短繊維、チップを固めた後切断してリサイクル板材Wが得られる。
本発明の原料マット供給装置を備えた板材製造装置の全体図である。 原料マット供給装置の縦断面図である。 原料マット供給装置の正面図である。 図2のS部拡大図である。 図2のT部拡大図である。 図5のX視図である。 図3のVII−VII線拡大断面図である。 図7のY視拡大図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図8に示すAの位置に調整レバーを移動させて間隔を広げた時の下部パネルの移動状態を示す図である。 図10の状態のときの上部パネルと下部パネルの連結状態を示す図である。
符号の説明
1 原料マット供給装置
4 メインコンベア(搬送コンベア)
5 コンベア(搬送コンベア)
6 プレス装置
7 投入タンク
8 原料搬送装置
10 リザーブシュート
34 垂直周回コンベア
37 原料投入口
39 落下案内板
44 下部パネル
60 厚さ調整手段
M1〜M3 原料マット
P 搬送ピッチ

Claims (5)

  1. 間欠動作するプレス装置に原料マットを供給する間欠駆動の搬送コンベア上に、原料マットを供給する原料マット供給装置であって、該原料マット供給装置は、原料が投入される投入タンクと、搬送コンベア上に原料マットを供給するほぼ垂直なリザーブシュートと、投入タンクの原料を前記リザーブシュート上部の原料投入口に供給する原料搬送装置とを備え、前記リザーブシュートは、原料搬送装置で供給された原料を前記搬送コンベアの、少なくとも間欠搬送1回分の原料マットとしてストックするように上下長さが設定されており、前記原料搬送装置は、搬送コンベアが停止している間に、少なくとも間欠搬送1回分の原料マットを上記リザーブシュートにストックするように原料を供給可能に構成されていることを特徴とする原料マット供給装置。
  2. リザーブシュートは、シュート後面が所定幅の垂直周回コンベアで構成され、少なくとも間欠搬送1回分の原料マットをストックするシュート部分の前面がその垂直周回コンベアに対して振動する振動板で構成されていることを特徴とする請求項1記載の原料マット供給装置。
  3. リザーブシュート上部の原料投入口に、原料の落下方向を制御する落下案内板をリザーブシュートの幅方向に複数設けたことを特徴とする請求項2記載の原料マット供給装置。
  4. リザーブシュートは、垂直周回コンベアと振動板との距離を調整することによってストックされる原料マットの厚さを調整する厚さ調整手段を備えていることを特徴とする請求項2または3記載の原料マット供給装置。
  5. 厚さ調整手段は、リザーブシュートの振動板の垂直周回コンベアに対する位置を調整するものであり、間欠搬送1回分の原料マットの上限部分と下限部分と対応して夫々設けてあることを特徴とする請求項4記載の原料マット供給装置。
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CN103492149A (zh) * 2011-03-10 2014-01-01 东洋制罐集团控股株式会社 用于进给熔融树脂的系统和进给熔融树脂的方法

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