JP2005040973A - 帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニット - Google Patents
帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005040973A JP2005040973A JP2003199889A JP2003199889A JP2005040973A JP 2005040973 A JP2005040973 A JP 2005040973A JP 2003199889 A JP2003199889 A JP 2003199889A JP 2003199889 A JP2003199889 A JP 2003199889A JP 2005040973 A JP2005040973 A JP 2005040973A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- information
- printing
- slip
- paper supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Abstract
【解決手段】磁気テープから所定の情報を読取る例えばMSヘッド13と、帳票に印字された情報を読取るスキャナ14と、印字情報に基づいて帳票に印字を行う印字ヘッド15を有し、下側の給排紙口12から給紙された帳票を印字ヘッド15まで搬送し、フラッパ16を切換えて、印字ヘッド15で印字情報が印字された帳票を上側の給排紙口11から排出する帳票処理装置に、帳票を下側の給排紙口へ給紙する帳票給紙手段22と、上側の給排紙口から排紙する帳票を収容する帳票収容機構24と備えた処理ユニット2を取付ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帳票を処理する帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金融機関等の窓口業務において通帳や伝票を処理する際には、帳票処理装置、例えば、通帳伝票プリンタが用いられる。この窓口業務は、通帳処理と同時に伝票処理を行う場合あるため、通帳と伝票とを同時に受付けられる2インサータタイプの通帳伝票プリンタが用いられる。この通帳伝票プリンタは通帳と伝票とを上下2段のインサータで同時に受付け、1トランザクションにおける通帳と伝票との処理の自動化を実現することができるものである。具体的には、オペレータが上側インサータに伝票、下側インサータに通帳を同時に挿入すると通帳伝票プリンタは、通帳処理をしてから自動的に通帳を排出した後、伝票を吸入して伝票の印字を行い伝票を排出する。このため、オペレータは、通帳と伝票の入れ換え及び通帳処理命令の実行と伝票処理命令の実行を都度実施せずに一度の伝票セットと実行命令で業務処理を済ますことができる。また通帳伝票プリンタには、印字機構が通帳に対して印字を行う時に退避路/印字部インサータ切換弁を切換えて伝票インサータにより伝票を伝票退避路に搬送し、通帳/伝票インサータ切換弁を切換えて伝票インサータ・印字搬送部により通帳を印字部に搬送することでイメージ読取り部による伝票の内容の読取りを印字機構による通帳への印字とを並行して行うものもある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−310070号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、窓口業務で通帳伝票プリンタを用いて行う業務には、通帳処理と伝票処理を同時に伴わない業務がある。例えば、郵便局の窓口業務における払込票や積立集金票の処理には伝票処理のみで通帳処理は伴わない。また、この振込票の処理や積立集金票の処理は通帳処理は伴わないが大量の伝票処理を行う必要がある。上述の通帳伝票プリンタでは、通帳と伝票とを同時に処理する場合には適したものであるが、伝票処理だけを連続的に行う必要がある場合には適した構成をしていない。通帳伝票プリンタにこのような処理を行うための機能を有した機構部を常設することも考えられるが、全ての窓口の通帳伝票プリンタで必ずしも必要とする機能ではないため、この機構を新たに設けると通帳伝票プリンタに大幅な設計変更等が必要となり余計なコストが発生することになる。また、装置の大型化につながってしまうため窓口で使用する装置はできる限り小型化したいという顧客の要望を満たさないものとなってしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、機構の大幅な変更を行わずに低コストにすると共に機器サイズを最小限にとどめて帳票の連続処理を可能とする帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、帳票を給紙又は排紙するための複数の給排紙口と、複数の給排紙口のいずれかから給紙された帳票を所定位置に搬送する第1の搬送手段と、磁気テープから所定の情報を読取る例えばMSヘッド及びMSヘッド制御部である第1の情報読取手段と、帳票に印字された情報を読取るスキャナ及びスキャナ制御部である第2の情報読取手段と、印字情報に基づいて帳票に印字を行う印字ヘッド及び印字ヘッド制御部である印字手段と、印字手段で印字情報が印字された帳票を帳票が給紙された給排紙口と異なるいずれかの給排紙口から排紙するために搬送する第2の搬送手段と、第1の搬送手段と第2の搬送手段とを切換える例えばフラッパである切換手段とを備えた帳票処理装置に、帳票を複数の給排紙口のいずれかに給紙する帳票給紙手段と、この帳票給紙手段で帳票を給紙した給排紙口と異なる給排紙口から排紙する帳票を収容する帳票収容手段とを具備した処理ユニットを取付けるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本発明を2インサータタイプの通帳伝票プリンタ1に適用した場合で説明する。
【0008】
(第1の実施の形態)
図1は、通帳伝票プリンタ1及びその通帳伝票プリンタ1に取付ける処理ユニット2の概略的な断面を示す図である。この処理ユニット2は通帳伝票プリンタ1に脱着可能に取付けることができるようになっている。
【0009】
通帳伝票プリンタ1には、帳票(通帳又は伝票)を給紙又は排紙するための2つの給排紙口が設けられている。これらの給排紙口は通帳と伝票とを同時に処理する場合には、上側に配置された給排紙口11は伝票の給紙又は排紙が行われ、下側に配置された給排紙口12は通帳の給紙又は排紙が行われる。下側の給排紙口12から給紙された帳票は通帳伝票プリンタ1内を搬送される。この帳票が搬送されるときの搬送路には、帳票を給紙する手前側から奥側へと、搬送路の所定位置下方にMS(磁気テープ)ヘッド13(第1の情報読取手段)、搬送路の上方にスキャナ14(第2の情報読取手段)、搬送路の上方に印字ヘッド15(印字手段)が配置されている。また、MSヘッド13とスキャナ14との間の搬送路上方にはフラッパ16(切換手段)が配置されている。このフラッパ16は、下側の給排紙口12から印字ヘッド15まで搬送された帳票を印字ヘッド15で所定の印字情報を印字した後に通帳伝票プリンタ1外部へ排紙するために搬送するときに、その帳票を上側の給排紙口11から排出するために搬送路の切換えを行う。フラッパ16が図中上側に切換えられているときは、下側の給排紙口12、MSヘッド13、スキャナ14、印字ヘッド15を帳票が通過するように搬送路が形成され(第1の搬送手段)、フラッパ16が図中下側に切換えられているときは、印字ヘッド15、スキャナ14、上側の給排紙口11と帳票が通過するように搬送路が形成される(第2の搬送手段)。なお、図示しないが、搬送路には伝票を搬送するための搬送ローラが所定位置に複数個設けられている。また、下側の給排紙口12近傍には、給紙された帳票を検出するための吸入センサ17と、帳票の吸入を行うための吸入モータ18が配置されている。さらに、フラッパ16の下流側には搬送路を挟んでセンサ19が配置されている。
【0010】
処理ユニット2は、帳票を積載する積載部21に積載された帳票を1枚づつ通帳伝票プリンタ1に給紙する帳票給紙機構22(帳票給紙手段)と、通帳伝票プリンタ1から排紙された帳票を収容部23に収容する帳票収容機構24(帳票収容手段)とを有している。また、帳票給紙機構22で給紙する帳票は通帳帳票プリンタの下側の給排紙口12に給紙されると共に通帳伝票プリンタ1の上側の給排紙口11から排紙された帳票は帳票収容機構24で収容されるように帳票給紙機構22及び帳票収容機構24は処理ユニット2内に配置されている。従って、帳票給紙機構22より帳票収容機構24が処理ユニット2内で上側に配置されている。図示しないが、この帳票給紙機構22と帳票収容機構24とは、水平方向の面積は略等しく構成され、処理ユニット2の上部、すなわち、帳票収容機構24の上部は開口して構成されている。なお、帳票収容機構24の上部は開口可能な構成としても勿論良い。また、帳票給紙機構22と帳票収容機構24を制御するための機構制御部25が設けられている。この機構制御部25に供給する電源は、例えば、コネクタ26を介して外部から供給されるようになっている。
【0011】
帳票給紙機構22は、帳票を積載するための積載部21、この積載部21に積載された帳票を1枚ずつ給紙するためのホッパ部27を有している。このホッパ部27は、帳票を通帳伝票プリンタ1の下側の給排紙口12に給紙するためのホッパ部モータ27a、給紙する帳票を検出するためのホッパ部センサ27b等で構成されている。また、帳票収容機構24は、帳票を収容するための収容部23、この収容部23に帳票を収容するためのスタッカ部28を有している。スタッカ部28は、通帳伝票プリンタ1の上側の給排紙口11から排紙された帳票を検出するためのスタッカ部センサ28bと、スタッカ部センサ28bで検出された帳票を収容部23へ収容するためのスタッカ部モータ28a等で構成されている。
【0012】
図2は、通帳伝票プリンタ1及び処理ユニット2の制御構成を概略的に示す図である。
通帳伝票プリンタ1には、CPU31、ROM32、RAM33、センサ制御部34、センサ部35、印字ヘッド制御部36、印字ヘッド15、スキャナ制御部37、スキャナ14、ソレノイド制御部38、フラッパ16、MSヘッド制御部39、MSヘッド13、操作制御部40、操作部41、モータ駆動制御部42、モータ部43、表示制御部44、表示部45及び電源46が設けられている。また、CPU31と、ROM32、RAM33、センサ制御部34、印字ヘッド制御部36、スキャナ制御部37、ソレノイド制御部38、MSヘッド制御部39、操作制御部40、モータ駆動制御部42はバスライン47を介して接続されている。
【0013】
CPU31は、ROM32に記憶された制御プログラムを実行することにより通帳伝票プリンタ1としての各種動作を制御する。ROM32にはCPU31が実行する通帳伝票プリンタ1を動作するための制御プログラムが記憶される。RAM33にはCPU31がROM32に記憶された制御プログラムを実行するときに必要となるワークエリア等が形成されている。
【0014】
センサ制御部34はセンサ部35の複数のセンサの制御を行う。この複数のセンサは透過型のセンサであり、搬送路を挟むように所定位置に配置され、搬送される帳票の検出を行う。例えば、下側の給排紙口12の近傍に設けられた給紙される帳票の検出を行うセンサ17、フラッパ16が下側に切換えられたときにその先端位置より下流側に配置された帳票が通過したことの検出を行うセンサ19である。
【0015】
印字ヘッド制御部36は所定の印字情報に基づいて印字ヘッド15を制御し、印字ヘッド15下方まで搬送された帳票に印字を行う。スキャナ制御部37はスキャナ14の下方まで搬送された帳票からスキャナ14を制御してその帳票に印字された情報を読取る。ソレノイド制御部38は、フラッパ16を制御する。フラッパ16は、その一部がソレノイドに固着されている。ソレノイド制御部38は、フラッパ16に固着されたソレノイドを動作させることにより、フラッパ16の切換動作を制御して、帳票の搬送路の切換えを行う。MSヘッド制御部39は、MSヘッド13の上方に帳票が搬送されたときに、その帳票に貼付されたMSからそのMSに記憶されている情報を読取り又は所定の情報を書込む。操作制御部40は操作部41から受付けたオペレータの各種指示をCPU31に伝える制御を行う。表示制御部44はCPU31から指示されたオペレータに報知すべき情報を表示部45に表示する制御を行う。
【0016】
モータ駆動制御部42は、搬送路の所定位置に配置された帳票を搬送する複数のモータからなるモータ部43の各搬送モータの駆動制御を行う。すなわち、下側の給排紙口12から給紙された帳票を印字ヘッド15の下方まで搬送し、所定の印字が行われた帳票を上側の給排紙口11から排出するための各搬送モータの制御等を行う。
【0017】
処理ユニット2には機構制御部25、ホッパ部モータ27a、ホッパ部センサ27b、スタッカ部モータ28a、スタッカ部センサ28b等が設けられている。機構制御部25にはモータ駆動制御部25a、センサ制御部25b、モータ駆動制御部25c、センサ制御部25d等が設けられており、モータ駆動制御部25aはホッパ部モータの駆動制御と、センサ制御部25bはホッパ部センサ27bと、モータ駆動制御部25cはスタッカ部モータ28と、センサ制御部25dはスタッカ部センサ28bとそれぞれバスラインで接続されている。また、処理ユニット2を通帳伝票プリンタ1に取付けると、機構制御部25に設けられた各制御部はバスライン47に接続され、処理ユニット2は通帳伝票プリンタ1のCPU31によって制御されるようになる。また、上述したように、処理ユニット2の電源29は外部から供給されるようになっている。このように通帳伝票プリンタ1の電源ではなく外部から処理ユニット2に電源を供給する構成としたので、通帳伝票プリンタの電源が不足することはなく、通帳伝票プリンタ1に必要以上の大容量の電源を設ける必要もない。
【0018】
モータ駆動制御部25aは、ホッパ部モータ27aを駆動制御し帳票給紙機構22の積載部21に積載された帳票を、例えば下側から1枚づつ通帳伝票プリンタ1の下側の給排紙口12方向へ繰出す制御を行う。センサ制御部25bはホッパ部センサ27bが帳票を検出したか否かの制御を行う。センサ制御部25dは、スタッカ部センサ28bが通帳伝票プリンタ1から排紙された帳票を検出したか否かの制御を行う。モータ駆動制御部42は、スタッカ部モータ28aを駆動制御し、スタッカ部センサ28bで検出された帳票を帳票収容機構24の収容部23へ収容する制御を行う。
【0019】
図3は、上述のように構成された処理ユニット2の帳票を通帳伝票プリンタ1に給紙する処理を示す流れ図である。
【0020】
先ず、CPU31はモータ駆動制御部25aを制御してホッパ部モータ27aの回転駆動を開始し(ST11)、センサ制御部25bがホッパ部センサ27bで帳票を検出したか否かを判断する(ST12)。センサ制御部34が帳票を検出するまでホッパ部モータ27aの回転駆動が続けられ(ST12でNO)、CPU31がセンサ制御部25bが帳票を検出したと判断すると(ST12でYES)、予め規定されたモータのステップ数だけホッパ部モータ27aを回転させる(ST13)。そして、CPU31はモータ駆動制御部25aを制御してホッパ部モータ27aの回転駆動を停止する(ST14)。
【0021】
図4は、通帳伝票プリンタ1に帳票が給紙され所定の処理が施された後、通帳伝票プリンタ1から排出された帳票を収容する処理を示す流れ図である。
【0022】
先ず、CPU31はセンサ制御部25dがスタッカ部センサ28bで帳票を検出したか否かを判断する(ST21)。センサ制御部34が帳票を検出するまで待機状態が続き(ST21でNO)、CPU31がセンサ制御部25dで帳票を検出したことを判断すると(ST21でYES)、モータ駆動制御部25cを制御してスタッカ部モータ28aの回転駆動を開始する(ST22)。そして、CPU31はセンサ制御部25dがスタッカ部センサ28bで帳票を検出できなったか否かを判断する(ST23)。センサ制御部25dで帳票を検出している間はスタッカ部モータ28aの回転駆動は続けられ(ST23でNO)、CPU31がセンサ制御部25dが帳票を検出できなくなったことを判断すると(ST23でYES)、帳票を収容部23へ収容するための距離を搬送するための予め定められた規定ステップ数のスタッカ部モータ28aの回転駆動を行い(ST24)、スタッカ部モータ28aの回転駆動を停止する(ST25)。
【0023】
続いて、このように構成された通帳伝票プリンタ1及び処理ユニット2で伝票を大量に処理する場合の動作を説明する。
【0024】
オペレータは所定の処理業務を行うときに通帳伝票プリンタ1に処理ユニット2を取付ける。そして、オペレータは処理ユニット2の帳票給紙機構22の積載部21に処理する大量の伝票を積載し、通帳伝票プリンタ1の操作部41を操作して、所定の処理を実行する命令を入力する。
【0025】
この命令が入力されると、処理ユニット2は、ホッパ部モータ27aを駆動して積載された伝票の下側の一枚を繰出す。そして、ホッパ部センサ27bで伝票が検出された後、伝票は所定距離搬送され、通帳伝票プリンタ1の下側の給排紙口12に給紙される。このように給紙された伝票は、MSヘッド13上方まで搬送されMSヘッド13で帳票のMSから情報が読取られる。そして、帳票は所定の情報が読取られた後さらに下流側に搬送される。帳票がフラッパ16より下流側に搬送され帳票の搬送路を挟んで設けられたセンサ19を通過すると、搬送路が上側の給排紙口11へと形成されるようにフラッパ16が下側に切換えられる。
【0026】
そして、1枚目の伝票はスキャナ14で印字された情報が読取られた後、印字ヘッド15で所定の印字情報が印字される。このとき、2枚目の伝票が処理ユニット2から給紙され帳票に貼付されたMSからMSヘッド13で情報の読取りが行われる。
【0027】
1枚目の伝票への印字情報の印字が終了すると、1枚目の伝票は上側の給排紙口11へと搬送される。そして、フラッパ16部の下流側にあるセンサ19を1枚目の伝票が通過すると、搬送路が下側の給排紙口12へと形成されるようにフラッパ16が上側に切換えられる。
【0028】
そして、1枚目の伝票が上側の給排紙口11から排紙するために搬送されると共にMSヘッド13で貼付されたMSから情報の読取りが終了した2枚目の伝票がスキャナ14、印字ヘッド15へと搬送される。そして、2枚目の伝票がフラッパ16の下流側にあるセンサ19を通過すると、搬送路が上側の給排紙口11と形成されるようにフラッパ16が下側に切換えられる。
【0029】
また、上側の給排紙口11から排出された1枚目の伝票は、処理ユニット2のスタッカ部センサ28bで検出された後、スタッカ部モータ28aにより帳票収容機構24の収容部23で収容される。この動作を行っているときに、ホッパ部モータ27aを駆動して積載された伝票の下側の一枚を繰出し、通帳伝票プリンタ1に3枚目の伝票を給紙する。
【0030】
このようにMSヘッド13より下流側にフラッパ16を配置しこのフラッパ16を切換え動作することにより、下側の給排紙口12又は上側の給排紙口11と帳票を搬送する搬送路がそれぞれ形成されるように構成し、上述した動作を繰り返すことにより、帳票給紙機構22の積載部21に積載された大量の伝票を自動的かつ連続的に並行処理し、帳票収容機構24の収容部23に収容することができる。
【0031】
この通帳伝票プリンタ1及びこの通帳伝票プリンタ1に取付ける処理ユニット2によると、処理ユニット2の帳票給紙機構22の積載部21に積載された大量の帳票を連続的に処理して、処理した帳票を処理ユニット2の帳票収容機構24の収容部23に収容することにより、帳票の連続処理を並行的に行うことができる。
【0032】
また、処理ユニット2を通帳伝票プリンタ1の外部に処理ユニット2として取付ける構成のため通帳伝票プリンタ1の機構の大幅な変更を行うことなく、また、構造を複雑にする必要がないので、大量の帳票を連続的に処理する業務を行うための構成を付加することに対するコストアップを抑えることができる。
【0033】
さらに、金融機関等の窓口に設置されることも多い通帳伝票プリンタ1は機器サイズを小さくする必要があるが、処理ユニット2を脱着可能な構成としてあり必要な時に取付可能としている構成に加え、処理ユニット2の帳票給紙機構22と帳票給紙機構22を水平方向に略等しい大きさで上下に配置したことで処理ユニット2の機器サイズを必要最小限に抑えることができるので、機器サイズを小さくするという要求を満たすことができる。
【0034】
さらに、帳票収容機構24を帳票給紙機構22より上側に配置すると共に処理ユニット2の上部を開口したものとしているため、エラー等が生じたときに、オペレータは容易にその帳票を取出し確認することができる。また、収容部23に収容された帳票をオペレータがさらに処理する場合もあるので、この構成によりオペレータの作業を容易にすることができる。
【0035】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について述べる。なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図5は第2の実施の形態の通帳伝票プリンタ1の概略的な断面を示す図である。この通帳伝票プリンタ1の処理ユニット2は、帳票給紙機構22、24´と上下に2つ設けてあり、通帳伝票プリンタ1の上側の給排紙口11及び下側の給排紙口12の両方から給紙できる構成となっている。帳票給紙機構24´が帳票給紙機構22の上側に配置されており、帳票給紙機構24´は、図示しないが、例えば帳票をバネつきの台が設けられた収容部23´に収容し、その収容部23´の上部に設けられたモータと収容部23´に収容された帳票の一番上側の帳票が接するようになっており、前記モータを回転駆動することにより帳票を1枚ずつスタッカ部モータ28aに給紙するようになっている。なお、この実施の形態ではスタッカ部モータ28aは前記実施の形態とは逆方向に回転するものとする。また、通帳伝票プリンタ1の搬送路の2つの給排紙口11、12と反対側には、帳票収容機構としてスタッカ51を取付けられる構成となっている。
【0036】
このように構成された通帳伝票プリンタ1及びこの通帳伝票プリンタ1に取付ける処理ユニット2によると、処理ユニット2の2つの帳票給紙機構22、24´に積載及び収容された大量の帳票を通帳伝票プリンタ1に連続的に給紙して処理を行い、外部に取付けた処理ユニット2のスタッカ51に処理された帳票を収容することにより、さらに効率良く帳票の連続処理を並行的に行うことができる。MSヘッド13で帳票に貼付されたMSから情報の読取りや書込みを行わない処理の場合には特に有効である。
【0037】
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を変形できる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、機構の大幅な変更を行わずに低コストにすると共に機器サイズを最小限にとどめて帳票の連続処理を可能とする帳票処理装置、その帳票処理装置に取付ける処理ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における通帳伝票プリンタ及び処理ユニットの概略的な断面を示す図。
【図2】同実施の形態における通帳伝票プリンタ及び処理ユニットの概略的な制御構成を示す図。
【図3】同実施の形態における処理ユニットの給紙処理を示す流れ図。
【図4】同実施の形態における処理ユニットの収容処理を示す流れ図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における通帳伝票プリンタ及び処理ユニットの概略的な断面を示す図。
【符号の説明】
1…帳票伝票プリンタ、2…処理ユニット、11…上側の給排紙口、12…下側の給排紙口、13…MSヘッド、14…スキャナ、15…印字ヘッド、16…フラッパ、22…帳票給紙機構、24…帳票収容機構
Claims (5)
- 所定の情報が印字されると共に所定の情報が記憶された磁気テープが所定位置に貼付された帳票を給紙又は排紙するための複数の給排紙口と、前記複数の給排紙口のいずれかから給紙された帳票を所定位置に搬送する第1の搬送手段と、前記磁気テープから前記所定の情報を読取る第1の情報読取手段と、前記帳票に印字された情報を読取る第2の情報読取手段と、印字情報に基づいて帳票に印字を行う印字手段と、前記印字手段で印字情報が印字された帳票を前記帳票が給紙された給排紙口と異なるいずれかの給排紙口から排紙するために搬送する第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段とを切換える切換手段とを備えた帳票処理装置に取付ける処理ユニットにおいて、
帳票を前記複数の給排紙口のいずれかに給紙する帳票給紙手段と、この帳票給紙手段で帳票を給紙した給排紙口と異なる給排紙口から排紙する帳票を収容する帳票収容手段とを具備したことを特徴とする処理ユニット。 - 前記帳票給紙手段および帳票収容手段は、帳票を所定枚数積載可能であることを特徴とする請求項1に記載の処理ユニット。
- 前記帳票給紙手段より前記帳票収容手段を上方に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の処理ユニット。
- 所定の情報が印字されると共に所定の情報が記憶された磁気テープが所定位置に貼付された帳票を給紙又は排紙するための複数の給排紙口と、前記複数の給排紙口のいずれかから給紙された帳票を所定位置に搬送する第1の搬送手段と、前記磁気テープから前記所定の情報を読取る第1の情報読取手段と、前記帳票に印字された情報を読取る第2の情報読取手段と、印字情報に基づいて帳票に印字を行う印字手段と、前記印字手段で印字情報が印字された帳票を前記帳票が給紙された給排紙口と異なるいずれかの給排紙口から排紙するために搬送する第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段とを切換える切換手段とを備えた帳票処理装置に取付ける処理ユニットにおいて、
帳票を前記複数の給排紙口のいずれかに給紙する帳票給紙手段とこの帳票給紙手段で帳票を給紙した給排紙口と異なる給排紙口から排紙する帳票を収容する帳票収容手段とを具備した処理ユニットを外部に取付け可能な取付手段を具備し、前記給紙手段で給紙される帳票が前記印字手段へ搬送されるときに、前記切換手段を前記第2の情報読取手段より下流側に配置したことを特徴とする帳票処理装置。 - 所定の情報が印字されると共に所定の情報が記憶された磁気テープが所定位置に貼付された帳票を給紙するための複数の給紙口と、前記複数の給紙口のいずれかから給紙された帳票を所定位置に搬送する前記給紙口に対応した複数の搬送手段と、前記磁気テープから前記所定の情報を読取る第1の情報読取手段と、前記帳票に印字された情報を読取る第2の情報読取手段と、印字情報に基づいて帳票に印字を行う印字手段と、前記複数の搬送手段で搬送された帳票を前記印字部へ搬送するために搬送手段を切換える切換え手段と、前記搬送手段で搬送され所定の処理が施された帳票を外部の帳票を収容するために設けられた帳票収容手段へ排出する排出手段とを備えた帳票処理装置に取付ける処理ユニットにおいて、
帳票を前記複数の給紙口の少なくとも2つより多くに給紙する帳票給紙手段を具備したことを特徴とする処理ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003199889A JP2005040973A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003199889A JP2005040973A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005040973A true JP2005040973A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34260513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003199889A Pending JP2005040973A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005040973A (ja) |
-
2003
- 2003-07-22 JP JP2003199889A patent/JP2005040973A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5930824B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8482771B2 (en) | Printing apparatus | |
JPH01169589A (ja) | 券自動発行装置 | |
JP3493336B2 (ja) | 用紙排出装置およびプリンタ | |
JP2010083589A (ja) | 印刷装置 | |
JP2005221518A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005040973A (ja) | 帳票処理装置及びその帳票処理装置に取付ける処理ユニット | |
JP5587169B2 (ja) | 封入封緘装置及び画像形成システム | |
JP4218535B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP4720087B2 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP5088712B2 (ja) | 印刷方法 | |
JP4561106B2 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP4599845B2 (ja) | 印刷装置 | |
JPH0442996B2 (ja) | ||
JP2006256858A (ja) | 媒体発行装置及び媒体発行方法 | |
JP4998229B2 (ja) | 情報処理装置および両面処理方法 | |
JP6455031B2 (ja) | 媒体処理装置 | |
JP2006240838A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2588979B2 (ja) | 券発行装置 | |
JP4669339B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP2624413B2 (ja) | 印字装置 | |
JP3372857B2 (ja) | 排出シート積載装置及びこの装置を備えた画像形成装置 | |
JP4396783B2 (ja) | 画像形成システム | |
JP2001043427A (ja) | 通帳取引装置 | |
JP2013169754A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060526 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20071129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080507 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |