JP2005040672A - ボトル缶洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送通路におけるボトル缶を適切に保持して、良好な洗浄効果が得られるボトル缶洗浄装置を提供すること。
【解決手段】缶胴3の先端に該缶胴3より径が小とされた口金部5を有するボトル缶2を搬送しながら洗浄するボトル缶洗浄装置であって、前記ボトル缶2の上下を反転させた状態でこれを下方から支える支持手段を有する搬送通路7と、該搬送通路7の下方に前記搬送通路7に沿って配置されるとともに、前記反転されたボトル缶2の口金部5に形成された開口部10から前記ボトル缶2の内部に向けて洗浄剤を噴出させるノズル9とを備え、前記支持手段が、前記搬送通路7に沿って延び、前記口金部5の先端面の中心からずれた位置を支持する棒状部材8とされ、前記ノズル9の噴出口9aが、前記口金部5の中心から前記棒状部材8と反対側に偏心させて位置するように配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種飲料を充填するためのボトル缶を洗浄するボトル缶洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲料用の缶等に内容物を充填するに際しては、これら飲料を充填する前に、缶の製造過程において、その缶に付着した不純物等を取り除くために、その缶を洗浄する必要がある。従来より、それらの洗浄装置として、図4(a)および(b)に示すように、製造途中の有底円筒状の缶101をその上下を反転させた状態で所定の搬送通路102上を移動させ、その搬送通路102の下方に設けられたノズル103から上方へ洗浄剤を噴出させることにより、反転させた缶101の開口部104から缶101の内部に洗浄剤を吹き付け、これを洗浄するものが知られている。
【0003】
この種の洗浄装置においては、搬送通路102内における反転状態にある缶101の下方を支持するために、缶101の移動方向に向けて延びる棒状の支持部材105が設けられており、この支持部材105の上に、開口部104を形成する缶101の先端面がのせられ、支持部材105の下方に設けられたノズル103により、その開口部104の隙間から缶101の内部に洗浄剤を吹き付ける構成とされている。
また、開口部を斜め下向きにして、上記と同様に洗浄液を吹き付けるものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
ところが、近年、各種容器のうち、缶胴部分の先端部を絞り、缶胴より径が小さい口金部を設け、さらにそこにキャップを被着して、一旦開栓したキャップであってもリシール可能としたボトル缶が広く普及してきている。
これらボトル缶については、その開口部の径が小さいため、上記構成の洗浄装置をそのまま適用すると、各種の不都合が生じる。すなわち、反転状態のボトル缶の開口部を上記支持部材の上にのせると、有底円筒状の缶のように開口部の開口面積が大きい場合には問題は無いが、ボトル缶のように開口部の開口面積が小さい場合には、支持部材にのせたとき開口部の多くがその支持部材によって塞がれてしまい、洗浄剤の吹き付け可能な領域が極めて小さくなる。そのため、その開口部の吹き付け可能領域とノズルの噴出口とがわずかにずれているだけで、洗浄剤がボトル缶の内部に噴出されず、その洗浄効果が低下してしまう。
【0005】
また、ボトル缶の開口部を斜め下に保持する構成では、その口金部と缶胴部の中間部分に形成された肩部の内面に洗浄液が滞留してしまい、上記と同様に洗浄効果が低下する。
そこで、図5に示すように、上記棒状の支持部材105が、反転状態のボトル缶106の開口部104ではなく、肩部109に位置するようにして、このボトル缶を支持する構成が考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−86884号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を採用した場合には、肩部109と上記支持部材105との接触点の一点を支点としてボトル缶106がその進行方向の前後に揺動し、ボトル缶106の安定した走行が困難となる。その結果、ボトル缶106の開口部104に洗浄剤を噴出することはできても、その洗浄剤を反転状態にあるボトル缶106の底面部110にまで到達させることができず、良好な洗浄がなし得ないという問題がある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、搬送通路におけるボトル缶を適切に保持して、良好な洗浄効果が得られるボトル缶洗浄装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、缶胴の先端に該缶胴より径が小とされた口金部を有するボトル缶を搬送しながら洗浄するボトル缶洗浄装置であって、前記ボトル缶の上下を反転させた状態でこれを下方から支える支持手段を有する搬送通路と、該搬送通路の下方に該搬送通路に沿って配置されるとともに、前記反転されたボトル缶の口金部に形成された開口部から前記ボトル缶の内部に向けて洗浄剤を噴出させるノズルとを備え、前記支持手段が、前記搬送通路に沿って延び、前記口金部の先端面の中心からずれた位置を支持する棒状部材とされ、前記ノズルの噴出口が、前記口金部の中心から前記棒状部材と反対側に偏心させて位置するように配置されていることを特徴とする。
【0010】
この発明に係るボトル缶洗浄装置によれば、上下が反転させられた状態で搬送通路にのせられたボトル缶の口金部の先端面が、棒状部材によりその下方から支持された状態で、搬送通路内を移動させられる。このとき、棒状部材が前記先端面の中心よりずれた位置に設けられているため、洗浄剤を噴出させる領域を充分確保することができる。また、ノズルの噴出口がその棒状部材と反対側に偏心させて配置されることにより、前記噴出可能な領域から、ボトル缶の内部に向けて洗浄剤を噴出させることが容易となる。
【0011】
さらに、上述のようにボトル缶が搬送通路を移動させられると、前記棒状部材と口金部の先端面が擦れることにより、両者間に摩擦が生じる。このとき、上述のように、棒状部材が、ボトル缶の先端面の中心よりずれた位置に設けられていることから、その両者間の摩擦力によって、前記ボトル缶の先端面の中心から略鉛直方向に延びる回転軸線を中心とした回転力が前記ボトル缶に加えられる。したがって、前記ボトル缶が、その移動時において、搬送通路内を回転させられる。これにより、ボトル缶の洗浄を満遍なく適切に行うことが可能となる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のボトル缶洗浄装置において、前記棒状部材の表面が、前記口金部の先端面の部材よりも、軟質の部材により構成されていることを特徴とする。
この発明に係るボトル缶洗浄装置によれば、ボトル缶の先端面が、その先端面の部材よりも軟質部材から構成される棒状部材の表面を移動させられる。
これにより、移動時におけるボトル缶の先端面への損傷が防止され、そのためキャップが被せられたときに、傷口から内容物が漏れ出るのを防止することが可能となる。また、軟質部材により前記先端面との摩擦力が高められ、移動時におけるボトル缶を、より安定して回転させることが可能となる。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のボトル缶洗浄装置において、前記棒状部材の表面が、樹脂カバーにより被覆されていることを特徴とする。
この発明に係るボトル缶洗浄装置によれば、ボトル缶の先端面が、樹脂カバーにより被覆された棒状部材の表面を移動させられる。
これにより、請求項2と同様の効果が得られる。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のボトル缶洗浄装置において、前記ボトル缶を、その移動時において、略鉛直方向に延びる回転軸線を中心として前記搬送通路内を回転させる回転手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係るボトル缶洗浄装置によれば、ボトル缶の移動時に生じる前記摩擦による回転に加えて、前記回転手段によって、そのボトル缶が略鉛直方向に延びる回転軸線を中心として前記搬送通路内をさらに安定的に回転させられる。
これにより、ボトル缶の内部全体をその内周面にわたって均一に洗浄することができ、洗浄効果をさらに向上させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るボトル缶洗浄装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるボトル缶洗浄装置に、洗浄対象となるボトル缶が設置された様子を示した図であって、符号1は、ボトル缶洗浄装置、符号2はボトル缶を示している。
【0016】
最初に、本実施形態に係るボトル缶洗浄装置1の洗浄対象であるボトル缶2について説明する。
ボトル缶2は有底円筒状の缶胴部3の先端に、漸次径の狭まる肩部4を設け、缶胴部3よりも径の小さい口金部5を形成してなるものである。口金部5には、図示しないネジ部が形成されている。このボトル缶2は、その内部に各種飲料が充填された後、図示しないキャップが、キャッピング装置によって口金部5に被着されるようになっている。
【0017】
次に、本実施形態に係るボトル缶洗浄装置1について説明する。
ボトル缶洗浄装置1は、ボトル缶2の移動方向に向けて延在する複数のSUS丸棒6および棒状支持部材8を備えており、これら複数のSUS丸棒6および棒状支持部材8により、ボトル缶2を移動させるための搬送通路7が形成されている。すなわち、複数のSUS丸棒6の内、ボトル缶2の上方に設けられたSUS丸棒6aは、ボトル缶2の底壁の位置を規制するように配置され、ボトル缶2の周囲に設けられたSUS丸棒6b,6c,6d,6eはボトル缶2の周面の位置を規制するように配置されている。
【0018】
そして棒状支持部材8は、ボトル缶2の口金部5の先端面のうち、その先端面の中心からずれた位置に当接してボトル缶2を支持するように配置されている。そのため、ボトル缶2の移動時において、口金部5の先端面と、棒状支持部材8との間に摩擦が生じ、ボトル缶2にその口金部5の中心点から略鉛直方向に延びる回転軸線を中心とした回転力が加えられることにより、移動時にけるボトル缶2が搬送通路7内を回転させられるようになっている。
【0019】
また、棒状支持部材8の外表面には、例えば超高分子量ポリエチレン等の樹脂カバー8aが被覆されており、ボトル缶2の口金部5の外表面より軟らかくなるように構成されている。また、この樹脂カバー8aにより、口金部5の先端面との摩擦力が高くなるようになっている。なお、この棒状支持部材8は、支持手段として機能するものである。
このように構成された搬送通路7内に、ボトル缶2がその上下を反転させられて順次送り込まれ、そのボトル缶2は、図示しない移動装置によって、搬送通路7内を、図2に示す矢印イ方向に回転させられながら、図に示す矢印ア方向に移動させられるようになっている。
【0020】
また、ボトル缶洗浄装置1は、搬送通路7の下方に設けられたノズル9と、搬送通路7の側方に設けられた側方ノズル20とを備えている。ノズル9および側方ノズル20は、その先端に噴出口9a,20aを備えており、この噴出口9aおよび20aから、図示しないポンプによって、所定の圧力をもって上記洗浄液が噴出されるようになっている。ノズル9は、搬送通路7に沿って所定の間隔おきに複数列設されており、搬送通路7内を移動させられるボトル缶2の開口部10に一致する位置のうち、開口部10の中心軸線から若干偏心した位置に設けられている。すなわちノズル9は、棒状支持部材8に対しボトル缶2の中心から離間する側に設けられている。さらに、ノズル9は上方に向けて洗浄液が噴出されるようになっている。
【0021】
側方ノズル20は、図2に示すように、搬送通路7の両側に搬送通路7に沿って所定の間隔おきに複数配置されており、SUS丸棒6b,6c,6d,6eの間から、ボトル缶2の周面に向けて上記洗浄液が噴出されるようになっている。この場合、一方の側方ノズル20と、この側方ノズル20と搬送通路7を挟んで対抗する位置に配される他方の側方ノズル20とから噴出される噴出圧がそれぞれ異なるように設定されている。そのため、前述の摩擦力による回転に加えて、ボトル缶2が、より強い圧力をもって噴出される洗浄液により搬送通路7内を略鉛直方向に延びる回転軸線を中心として矢印イ方向にさらに回転させられるようになっている。すなわち、側方ノズル20は、回転手段として機能するものである。
【0022】
次に、このように構成された本実施形態に係るボトル缶洗浄装置1の作用について説明する。
このボトル缶洗浄装置1においては、前述した図示しない移動装置によって、ボトル缶2がその上下を反転させられて、搬送通路7に順次送り込まれると、ボトル缶2は、各SUS丸棒6および棒状支持部材8によって、各面の走行位置を規制された状態で一方向、すなわち図2に示す矢印ア方向に移動させられる。そして、ボトル缶2の開口部10がノズル9の噴出口9aと対向する位置に配されたときに、噴出口9aから洗浄液が上方に噴出され、これによりボトル缶2の内部に洗浄液が供給され、ボトル缶2の内部が洗浄されることになる。
【0023】
この場合、ボトル缶2の下方を支持する棒状支持部材8は、口金部5の先端面の中心からずれた位置に設けられているため、開口部10において、噴出口9aからボトル缶2の内部に洗浄液を噴出させるための充分な開口面積が確保された状態となる。それと同時に、噴出口9aが棒状支持部材8と口金部5の中心から反対側に偏心させて位置するように設けられていることから、充分に開口面積が確保された開口部10から反転状態にあるボトル缶2の底面部にまで洗浄液が充分行き届くことになる。
【0024】
また、口金部5の先端面がボトル缶2の下方を支持する棒状支持部材8に当接されているため、ボトル缶2の移動時において、両者間に摩擦が生じることになる。そして、上述のように棒状支持部材8が口金部5の先端面の中心からずれた位置に設けられているため、両者間の摩擦力によって、ボトル缶2の先端面の中心から略鉛直方向に延びる回転軸線を中心とした回転力がボトル缶2に加えられる。そのため、ボトル缶2は搬送通路7内を図2に示す矢印イ方向に回転させられる。
一方、各側方ノズル20からも、ボトル缶2の周面に向けて洗浄液が噴出され、ボトル缶2の外面が洗浄されることになる。このとき、一方の側方ノズル20の噴出圧が、搬送通路7を挟んで対抗する位置に配される他方の側方ノズル20の噴出圧より高く設定されていることから、高圧力で噴出される洗浄液により、ボトル缶2がさらに回転させられる。これらにより、ボトル缶2の内面および外面が満遍なく均一に洗浄されることになる。
【0025】
以上より、本実施形態に係るボトル缶洗浄装置1によれば、棒状支持部材8がボトル缶2の口金部5の先端面を支持するように配置されていることから、移動時におけるボトル缶2を適切に保持することができ、口金部5と棒状支持部材8との接触部分の一点を支点として、ボトル缶2がその進行方向に揺動することがない。それとともに、棒状支持部材8が、口金部5の先端面の中心よりずれた位置にて、ボトル缶2を支持するように設けられていることから、開口部10において、洗浄液を噴出させるための充分な開口面積を確保することができる。そして、開口面積を確保できることと相俟って、噴出口9aが棒状支持部材8と口金部5の中心から反対側に偏心させて位置するように設けられていることから、噴射口9aからの洗浄液をボトル缶2の底面まで容易に到達させることができ、ボトル缶2の内面全体が良好に洗浄される。
【0026】
また、ボトル缶2は、棒状支持部材8との摩擦により、搬送通路7内を回転させられることから、さらに良好に洗浄される。
さらに、棒状支持部材8の外表面には樹脂カバーが被覆されていることから、摩擦力が高められ、よりスムーズに回転させることができる。そして、この樹脂カバーにより、棒状支持部材8の外表面は、口金部5の先端面より軟らかくされていることから、ボトル缶2の移動時において、その口金部5の先端面の損傷を防止することができる。そのため、ボトル缶2にキャップを被せたときに、傷口から内容物が漏れるのを防止することができる。
【0027】
また、側方ノズル20からの噴出圧の異なる洗浄液を噴出することよって、ボトル缶2を搬送通路7内においてさらに安定的に回転させることができる。これにより、ボトル缶2の内面および外面が満遍なく均一に洗浄されることになり、さらに洗浄効果を向上させることができる。
【0028】
次に、本発明の別の実施形態について説明する。図3は、本発明の別の実施形態を示したものであり、前述の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
この実施の形態においては、ボトル缶2の口金部5を支持する部材が、ガイド部材21により構成されるものである。ガイド部材21は、全体として円弧状の断面を有し、かつボトル缶2の進行方向に延在する形状とされている。そして、ガイド部材21は、その円弧状に形成された外面のうち凸部側を口金部5側(上方)に向けた状態で搬送通路7の下方に設置されている。このガイド部材21は、円弧状に形成された一対のガイド部材構成体21aを備えており、両ガイド部材構成体21aは、互いに対向した状態で配置されている。また、両ガイド部材構成体21aの外表面には、前述の実施形態と同様の樹脂カバーが被覆されている。さらに、両ガイド部材構成体21aの間、すなわちガイド部材21の中央には、ボトル缶2の進行方向に向かって延びるスリット22が形成されており、そのスリット22内にはノズル9が一定間隔おきに複数列設されている。
【0029】
この構成において、ボトル缶2は、その口金部5の先端面が両ガイド部材構成体21aの上方に突出した端面部21bにのせられることにより、ガイド部材21の中央において支持される。そして、上述した実施の形態と同様に、図示しない移動機構により、ボトル缶2が搬送通路7内を一方向に移動させられるようになっている。
上記の構成によれば、ノズル9の噴出口9aを開口部10の中央に位置させることができる。したがって、ボトル缶2の内部に洗浄液を開口部10の中央から噴出させることができるので、満遍なくその内部を洗浄することができる。また、ガイド部材21が口金部5の先端面の中央でボトル缶2を支持するため、そのボトル缶2をバランスよく搬送することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、反転させられたボトル缶の先端面を支持する棒状部材が、搬送通路を移動させられるボトル缶の先端面の中心からずれた位置に設けられているため、ボトル缶の開口部において、洗浄剤を噴出させる領域を充分確保することができる。また、ノズルの噴出口がその棒状部材と反対側に偏心させて配置されているため、前記噴出可能な領域からボトル缶の内部に向けて洗浄液を噴出させることが容易となる。さらに、ボトル缶の口金部と棒状部材とが擦れることによって生じる摩擦力により、移動時におけるボトル缶が搬送通路内を回転させられるため、ボトル缶の洗浄を満遍なく適切に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボトル缶洗浄装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】同実施形態におけるボトル缶洗浄装置の上面図である。
【図3】本発明に係るボトル缶洗浄装置の他の実施形態を示す概略構成図である。
【図4】従来の有底円筒状の容器の洗浄装置を示す図であって、(a)は中央にノズルを、その両サイドに支持部材を配置した状態を示す概略構成図、(b)は中央に支持部材を、その両サイドの一方にノズルを配置した状態を示す概略構成図である。
【図5】ボトル缶の肩部に設けられた支持部材によりボトル缶が支持され、そのボトル缶の中心にノズルが配置された状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ボトル缶洗浄装置
2 ボトル缶
3 缶胴部(缶胴)
5 口金部
7 搬送通路
8 棒状支持部材(支持手段 棒状部材)
8a 樹脂カバー
9 ノズル
9a 噴出口
10 開口部
20 側方ノズル(回転手段)

Claims (4)

  1. 缶胴の先端に該缶胴より径が小とされた口金部を有するボトル缶を搬送しながら洗浄するボトル缶洗浄装置であって、
    前記ボトル缶の上下を反転させた状態でこれを下方から支える支持手段を有する搬送通路と、該搬送通路の下方に該搬送通路に沿って配置されるとともに、前記反転されたボトル缶の口金部に形成された開口部から前記ボトル缶の内部に向けて洗浄剤を噴出させるノズルとを備え、
    前記支持手段が、前記搬送通路に沿って延び、前記口金部の先端面の中心からずれた位置を支持する棒状部材とされ、
    前記ノズルの噴出口が、前記口金部の中心から前記棒状部材と反対側に偏心させて位置するように配置されていることを特徴とするボトル缶洗浄装置。
  2. 前記棒状部材の表面が、前記口金部の先端面の部材よりも、軟質の部材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のボトル缶洗浄装置。
  3. 前記棒状部材の表面が、樹脂カバーにより被覆されていることを特徴とする請求項2に記載のボトル缶洗浄装置。
  4. 前記ボトル缶を、その移動時において、略鉛直方向に延びる回転軸線を中心として前記搬送通路内を回転させる回転手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のボトル缶洗浄装置。
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