JP2005040316A - 衣類乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 吸熱器手前での乾燥用空気の加熱で除湿効果を妨げることがなく、また、送風機での加熱効果を有効的に衣類に与え、さらに、熱を外部に放出して安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現する。
【解決手段】 風路25の放熱器21と乾燥庫26の間、または吸熱器23と放熱器21の間、または乾燥庫26と吸熱器23の間に乾燥用空気を送る送風機27を設け、吸熱器23の手前に乾燥用空気を風路25外に排気する排気口34を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 風路25の放熱器21と乾燥庫26の間、または吸熱器23と放熱器21の間、または乾燥庫26と吸熱器23の間に乾燥用空気を送る送風機27を設け、吸熱器23の手前に乾燥用空気を風路25外に排気する排気口34を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、一般家庭で使用される洗濯と乾燥を同一槽で行う乾燥機能付き洗濯機、もしくは、乾燥のみを行う衣類乾燥機に具備される衣類乾燥装置に関するものである。
従来、衣類を乾燥する機器としてはヒータを熱源にするもの以外に、ヒートポンプ装置を熱源に用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。図8は、前記公報に記載された従来の衣類乾燥装置の構成を示すものである。以下、その構成について説明する。
図8において、1は衣類乾燥機本体、2は本体1内にて回転自在に設けられた乾燥庫として使用される回転ドラムで、モータ3によってドラムベルト4を介して駆動される。5は本体1の前面に設けた衣類投入口、6は循環ダクトで乾燥用空気を導く通路である。7は乾燥用空気を回転ドラム2から循環ダクト6へ送るための送風機であり、モータ3によってファンベルト8を介して駆動される。9は送風機7のケーシングであり、回転ドラム2の後面に設けられ、中央部には吸気口10を有している。11は回転ドラム2及び送風機7を回転自在に支持する軸である。
12は冷媒を蒸発させ乾燥用空気を冷却除湿する吸熱器、13は冷媒を凝縮させ乾燥用空気を加熱する放熱器、14は冷媒を圧縮する圧縮機、15は冷媒の圧力を減圧して冷媒の圧力差を維持するためのキャピラリーチューブ等の絞り手段、16は冷媒が通る配管であり、上記吸熱器12、放熱器13、圧縮機14、絞り手段15、これらを連結する配管16でヒートポンプ装置を構成している。
17は放熱器13で加熱された乾燥用空気の一部を本体1外へ排出するための排気口である。18はこの循環ダクト6の途中の吸熱器12の近くに設けた排水口であり、吸熱器12での熱交換で発生した乾燥用空気の結露水を排出する。19は乾燥すべき衣類である。
ヒートポンプ装置を用いることによって、衣類19に当たった後の乾燥用空気から顕熱および潜熱を吸熱器12で回収し、放熱器13において再び乾燥用空気を加熱するための熱量に利用できるため、電熱ヒータによる加熱よりも少ない入力で同量の衣類を同じ時間で乾燥することが可能となる。さらに、家庭用コンセントの電流容量から、電熱ヒータでの出力可能な熱量は限界があるが、ヒートポンプ装置を用いれば、より少ない入力でより多くの出力が得られるため、より多くの加熱量で乾燥して時間短縮も実現できる。なお、矢印Aは乾燥用空気の流れを示している。
次に、その動作を説明する。まず、乾燥すべき衣類19を回転ドラム2内に置く。次に、モータ3を回転させると、回転ドラム2及び送風機7が回転して乾燥用空気の流れAが生じる。乾燥用空気は、回転ドラム2内の衣類19から水分を奪って多湿となった後、送風機7により循環ダクト6内を通ってヒートポンプ装置の吸熱器12へ運ばれる。
吸熱器12で低温の冷媒に熱を奪われた乾燥用空気は除湿され、更に放熱器13へ運ばれ、前記吸熱器12で吸熱された熱量に、圧縮機14からの熱量が加わって高温となった冷媒からの放熱で加熱され、再び回転ドラム2内へと循環される。以上の繰り返しで衣類19は乾燥していく。
ここで、ヒートポンプ装置における冷媒の冷凍サイクルを考えると、放熱器13から乾燥用空気へ放出される熱量は、吸熱器12にて乾燥用空気から奪う熱量に、圧縮機14が消費する電力にほぼ相当する分だけ多くなるため、乾燥用空気をそのまま循環すると、乾燥用空気全体の持つ熱量が増えるとともに、ヒートポンプ装置内の冷媒の持つ熱量が増え、その圧力が高くなる。
より高温高圧となった冷媒を圧縮するため、圧縮機14のモータ負荷が増えて、やがて限度を超える恐れがあり、通常は過負荷防止装置(図示せず)が作動して圧縮機14が停止する。過負荷防止装置が復帰するには時間がかかるため、その間ヒートポンプ装置が作動せず、乾燥が進まない。
したがって、ヒートポンプ装置を安全に安定して運転するには、乾燥用空気の熱量の一部を本体1外へ排出しつつ乾燥を行わなくてはならない。従来例によれば、放熱器13から出た高温低湿の乾燥用空気の一部を排気口17から本体1の外へ排出することで、外部に最小限の水分しか漏らさずに熱を逃がすことで、安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現している。
特開平7−178289号公報
一般に、送風機において空気の流れと圧力差に比例した圧縮熱が発生し、送風機による空気加熱が行われる。しかしながら、前記従来構成では、この加熱が吸熱器における冷却による除湿の直前で行われ、吸熱器手前での加熱は除湿にとっては逆効果であり、また、送風機で発生する熱を有効に利用できていない。さらに、前記従来の構成では、放熱器13で加熱した高温低湿の乾燥用空気の一部を衣類に当てる前に外部に排気する構成のため、捨てるための熱を放熱器でわざわざ放熱しており、本来乾燥に必要な熱量以上の熱交換を放熱器で行っていたという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、吸熱器手前での乾燥用空気の加熱で除湿効果を妨げることがなく、また、送風機での加熱効果を有効に衣類に与え、さらに、熱を外部に放出して安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために本発明は、放熱器と乾燥庫との間の風路に乾燥用空気を送る送風機を設けたものである。
これによって、送風機での加熱を乾燥庫の前で行い、その熱を有効に衣類に与えることができるとともに、吸熱器での冷却除湿効果を妨げないものである。
以上のように本発明の請求項1〜7に記載の発明によれば、吸熱器手前での乾燥用空気の加熱で除湿効果を妨げることがなく、また、送風機での加熱効果を有効的に衣類に与え、さらに、熱を外部に放出して安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現することができるものである。
請求項1に記載の発明は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を前記吸熱器と前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫から再び吸熱器へと導く風路と、前記風路の前記放熱器と前記乾燥庫との間に乾燥用空気を送る送風機を設けたものであり、これによって、送風機での加熱を乾燥庫の前で行い、その熱を有効的に衣類に与えることができるとともに、吸熱器での冷却除湿効果を妨げないものである。
請求項2に記載の発明は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を前記吸熱器と前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫から再び吸熱器へと導く風路と、前記風路の前記吸熱器と前記放熱器との間に乾燥用空気を送る送風機を設けたものであり、これによって、送風機での加熱を放熱器の前で行い、予め加熱して、さらにその後放熱器で加熱するもので、送風機での熱を有効的に衣類に与えるとができるものである。
請求項3に記載の発明は、特に、請求項2に記載の送風機は、吸気口を吸熱器側に向けるとともに、吹出口を前記吸熱器と略直角方向に設けた放熱器側に向けた遠心式ファンで構成したものであり、遠心式ファンを使用することによって、循環風路が構成し易く、吸熱器と放熱器の間に送風機を入れ易いため、送風機での加熱を放熱器の前で行い、予め加熱して、さらにその後放熱器で加熱するもので、送風機での熱を有効的に衣類に与えるとができるものである。
請求項4に記載の発明は、特に、請求項2に記載の送風機は、吸熱器の略直下で、吸気口を前記吸熱器側に向けるとともに、吹出口を略水平方向に向けて配設された遠心式ファンで構成するとともに、前記吸熱器は、乾燥空気の流れ方向に対して斜めに傾斜して設置され、その下端部に結露水を受ける樋を設けたものであり、遠心式ファンを使用することによって、循環風路が構成し易く、斜めに傾斜して設置された吸熱器の下側端面に樋を設けて結露水の略直下の送風機への滴下を防止でき、吸熱器と放熱器の間に送風機を入れ易いため、送風機での加熱を放熱器の前で行い、予め加熱して、さらにその後放熱器で加熱するもので、送風機での熱を有効的に衣類に与えるとができるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、乾燥庫と吸熱器の間に乾燥用空気を風路外に排気する排気口を設けたものであり、乾燥庫にて衣類と接触して乾燥に寄与した後で、吸熱器で吸熱冷却する前の乾燥空気の一部を外部に排気することができるため、熱を外部に放出し、安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現することができるものである。
請求項6に記載の発明は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を前記吸熱器と前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫から再び吸熱器へと導く風路と、前記風路の前記乾燥庫と前記吸熱器との間に乾燥用空気を送る送風機を設け、前記送風機と吸熱器の間に乾燥用空気を風路外に排気する排気口を設けたものであり、送風機によって加熱されたものを吸熱器手前で、乾燥用空気の一部を外部に排気するので、送風機での加熱によって除湿効果を妨げることがないとともに、内部の熱量を外部に放出することで、安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現することができるものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1、2、6に記載の発明において、送風機のファンを駆動する電動機を風路の外に設けたものであり、乾燥後や冷却後の多湿の雰囲気内に電動機を設けることがなく、また、放熱後の高温空気内に電動機を設けることがないため、電動機の湿気対策や耐熱性の向上を所定以上に施す必要がなく、送風機のファンを容易に、乾燥庫と吸熱器の間や、吸熱器と放熱器の間や、放熱器と乾燥庫の間に設置することができるものである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例の衣類乾燥装置を示す系統図である。図1において、20は圧縮機、21は圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器、22は高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張弁、もしくは、キャピラリーチューブからなる絞り手段、23は減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器であり、圧縮機20、放熱器21、絞り手段22、吸熱器23を順に接続して再び圧縮機20に冷媒が循環するように管路24で連結したヒートポンプ装置を具備している。
図1は本発明の第1の実施例の衣類乾燥装置を示す系統図である。図1において、20は圧縮機、21は圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器、22は高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張弁、もしくは、キャピラリーチューブからなる絞り手段、23は減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器であり、圧縮機20、放熱器21、絞り手段22、吸熱器23を順に接続して再び圧縮機20に冷媒が循環するように管路24で連結したヒートポンプ装置を具備している。
25は乾燥用空気を流す風路で、乾燥用空気を加熱する放熱器21と、衣類19を入れた乾燥庫26と、乾燥用空気から吸熱する吸熱器23とを連結するように構成している。27は、放熱器21と乾燥庫26の間の風路25に設けた送風機、28は乾燥用空気の冷却によって発生した結露水の排水手段としての排水口である。なお、矢印Bは乾燥用空気の流れを、矢印Cは冷媒の流れを示している。
以上のように構成された衣類乾燥装置について、以下、その動作、作用を説明する。まず、乾燥を開始すると、送風機27と圧縮機20が作動する。送風機27によって乾燥用空気が放熱器21を通過して、放熱器21からの放熱で加熱されて温風になり、さらに、送風機27で圧縮加熱され、温度上昇して乾燥庫26に送られる。乾燥庫26内で衣類19と接触した乾燥用空気は衣類19から水分を奪って衣類19を乾燥する。
乾燥用空気は、蒸発のための熱量として顕熱をあたえるため温度が低下するが、衣類19から放出されたほぼ同等の潜熱を有する水蒸気を含んで高湿の空気となる。衣類19と接触する前後の乾燥用空気のエンタルピはほぼ一定である。高湿となった乾燥用空気は、吸熱器23において冷却され、潜熱を奪われ結露して除湿される。除湿されて絶対湿度が低下した乾燥用空気は、再び放熱器21で加熱される。
なお、放熱器21および吸熱器23は、フィンチューブ型の熱交換器やその他チューブ管同士を連続接続した形状の熱交換器などもあり、熱交換器の形状を限定するものではない。
以上のように、送風機27での加熱を乾燥庫26の前で行い、その熱を有効的に衣類19に与えるとができるものである。また、吸熱器23手前で加熱することがなく、吸熱器23での冷却除湿効果を妨げないものである。
(実施例2)
図2は本発明の第2の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図2は本発明の第2の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
風路25の吸熱器23と放熱器21との間に乾燥用空気を送る送風機29を設けたものであり、これによって、送風機29での加熱を放熱器21の前で行い、さらにその後放熱器21で加熱するもので、送風機29での熱を有効的に衣類19に与えるとができるものである。また、吸熱器23を通過後の乾燥用空気は冷却されて低温になっているため、送風機29に使用する電動機の耐熱温度を所定以上に高くする必要がない。
(実施例3)
図3は本発明の第3の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1、2と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図3は本発明の第3の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1、2と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
送風機30を、遠心式ファンとして、その吸気口aを吸熱器23側に、吹出口bを略直角方向に設けた放熱器21側に向けて配設されたものであり、遠心式ファンを使用することによって、略直角方向に風向きを変更することができ、乾燥用空気を循環させる風路25のコーナ部に設けることによって循環構成がし易く、吸熱器23から滴下する結露水が送風機30にかかる心配もないので吸熱器23と放熱器21の間に送風機30を入れ易い。送風機30での加熱を放熱器21の前で行い、予め加熱して、さらにその後、放熱器21で加熱するもので、送風機30での熱を有効的に衣類19に与えることができるものである。
(実施例4)
図4は本発明の第4の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜3と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4は本発明の第4の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜3と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
送風機31を、遠心式ファンとして、吸熱器32の略直下で、吸気口aを上方に、吹出口bを略水平方向に向けて配設され、吸熱器32は乾燥空気の流れ方向に対して斜めに傾斜して設置され、下側端面に結露水を受ける樋33を設けたものである。
上記構成によれば、遠心式ファンを使用することによって略直角方向に風向きを変更することができ、循環風路のコーナ部に設けることによって循環構成がし易く、斜めに傾斜して設置された吸熱器32の下側端面に樋33を設けて結露水の略直下の送風機31への滴下を防止できる。吸熱器32と放熱器21の間に送風機31を入れ易いため、送風機31での加熱を放熱器21の前で行い、予め加熱して、さらにその後放熱器21で加熱するもので、送風機31での熱を有効的に衣類19に与えることができるものである。
(実施例5)
図5は本発明の第5の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜4と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図5は本発明の第5の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜4と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
乾燥庫26と吸熱器23の間に乾燥用空気を風路25外に排気する排気口34を設けたもので、乾燥庫26にて衣類19と接触して乾燥に寄与した後で、吸熱器23で吸熱冷却する前の乾燥空気の一部を外部に排気することができるため、熱を外部に放出し、安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現することができるものである。
(実施例6)
図6は本発明の第6の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜5と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6は本発明の第6の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜5と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
乾燥庫26と吸熱器23との間に乾燥用空気を送る送風機35を設け、送風機35と吸熱器23の間に乾燥用空気を風路25外に排気する排気口34を設けたもので、送風機35によって加熱された乾燥用空気を吸熱器23手前で、その一部を外部に排気するので、送風機35での加熱によって除湿効果を妨げることがないとともに、内部の熱量を外部に放出することで、安全で安定したヒートポンプ装置の運転を実現することができるものである。
(実施例7)
図7は本発明の第7の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜6と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7は本発明の第7の実施例の衣類乾燥装置の系統図である。実施例1〜6と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
送風機30のファンを駆動する電動機36を風路25の外に設けたもので、乾燥庫26の下流側や吸熱器23の下流側に送風機30を設置した場合に比較して、多湿の雰囲気内に電動機36を設けることがない。また、図7に示すように放熱器21の下流側に送風機30を設置した場合に、電動機36が風路外にあるため、放熱後の高温空気内に電動機36がさらされることがないため、電動機36の湿気対策や耐熱性の向上を所定以上に施す必要がなく、送風機30のファンを容易に、乾燥庫26と吸熱器23の間や、吸熱器23と放熱器21の間や、放熱器21と乾燥庫26の間に設置することができるものである。
20 圧縮機
21 放熱器
22 絞り手段
23、32 吸熱器
24 管路
25 風路
26 乾燥庫
27、29、30、31、35 送風機
33 樋
34 排気口
36 電動機
21 放熱器
22 絞り手段
23、32 吸熱器
24 管路
25 風路
26 乾燥庫
27、29、30、31、35 送風機
33 樋
34 排気口
36 電動機
Claims (7)
- 圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を前記吸熱器と前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫から再び吸熱器へと導く風路と、前記風路の前記放熱器と前記乾燥庫との間に乾燥用空気を送る送風機を設けた衣類乾燥装置。
- 圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を前記吸熱器と前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫から再び吸熱器へと導く風路と、前記風路の前記吸熱器と前記放熱器との間に乾燥用空気を送る送風機を設けた衣類乾燥装置。
- 送風機は、吸気口を吸熱器側に向けるとともに、吹出口を前記吸熱器と略直角方向に設けた放熱器側に向けた遠心式ファンで構成した請求項2記載の衣類乾燥装置。
- 送風機は、吸熱器の略直下で、吸気口を前記吸熱器側に向けるとともに、吹出口を略水平方向に向けて配設された遠心式ファンで構成するとともに、前記吸熱器は、乾燥空気の流れ方向に対して斜めに傾斜して設置され、その下端部に結露水を受ける樋を設けた請求項2記載の衣類乾燥装置。
- 乾燥庫と吸熱器の間に乾燥用空気を風路外に排気する排気口を設けた請求項1または2記載の衣類乾燥装置。
- 圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を前記吸熱器と前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫から再び吸熱器へと導く風路と、前記風路の前記乾燥庫と前記吸熱器との間に乾燥用空気を送る送風機を設け、前記送風機と吸熱器の間に乾燥用空気を風路外に排気する排気口を設けた衣類乾燥装置。
- 送風機のファンを駆動する電動機を風路の外に設けた請求項1、2、6のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012143580A (ja) * | 2012-03-14 | 2012-08-02 | Hitachi Appliances Inc | 乾燥機 |
US8418377B2 (en) * | 2007-11-06 | 2013-04-16 | Bsh Bosch Und Siemens Hausgeraete Gmbh | Dryer with heat pump |
-
2003
- 2003-07-22 JP JP2003277376A patent/JP2005040316A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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