JP2005040196A - カーテン開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カーテンを全開あるいは全閉として永久磁石と磁性体とが吸着し合う際に生じる衝突音を低減させるとともに、永久磁石の耐久性を向上させ、さらに、コンパクトに形成しながら大きな吸着力を確保すること。
【解決手段】上下の一方のカーテンレール1に、ランナ3に駆動力を与えてスライドさせることでカーテン4を開閉させるリニアモータ6を設け、カーテン4の全開に対応する位置に、リニアモータ6に駆動されるガイド5に設けられた弾性磁石71とカーテンレール1側に固定された鉄片72とから成り、相互に吸着して全開状態を維持させる吸着手段7を設け、弾性磁石71と鉄片72とにガイド5のスライド方向に対して斜めに傾斜した傾斜吸着面71a,72aを形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】上下の一方のカーテンレール1に、ランナ3に駆動力を与えてスライドさせることでカーテン4を開閉させるリニアモータ6を設け、カーテン4の全開に対応する位置に、リニアモータ6に駆動されるガイド5に設けられた弾性磁石71とカーテンレール1側に固定された鉄片72とから成り、相互に吸着して全開状態を維持させる吸着手段7を設け、弾性磁石71と鉄片72とにガイド5のスライド方向に対して斜めに傾斜した傾斜吸着面71a,72aを形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンをリニアモータなどによって開閉するカーテン開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などの車両において、遮光などの目的から窓にカーテンが取り付けられることがあり、さらに、このカーテンをリニアモータを用いて自動的に開閉するようにしたカーテン開閉装置が知られている。
このようなカーテン開閉装置として、例えば、特開平10−85119号公報に記載されているように、窓の上下にカーテンレールを設け、両カーテンレールをスライドするランナにカーテンを係止し、上下のカーテンレール一方のみにリニアモータなどの駆動手段を組み込み、その駆動手段を組み込んだカーテンレールに支持された先頭ランナを自動的にスライドさせるようにし、他方のカーテンレールのランナは、カーテンの動きに従動させるようにすることで駆動手段の数を削減して製造コストを低減させたものが知られている。
さらに、この従来技術にあっては、駆動手段を組み込まない側のカーテンレールにおいて、先頭ランナとカーテンレールの開閉端に対応する位置との間に磁石と磁性体とからなる吸着手段を設け、閉時には、カーテンに隙間ができないようにきちんと閉じ、開時には、カーテンが視界を妨げないようにきちんと開いた状態に維持できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来のカーテン開閉装置にあっては、以下に述べる解決すべき課題があった。
すなわち、カーテンを開いたとき、あるいは閉じたときに吸着手段を構成する永久磁石と磁性体とが吸着し合うが、その際に、両者が衝突して音が発生し、乗員に不快感を与えるという問題があるとともに、このようにカーテンの開閉の度に永久磁石と磁性体が衝突するために、その衝撃で永久磁石が割れるなど耐久性に問題があった。
加えて、吸着手段に車両の乗員や積載物がぶつかって破損するのを防止するには吸着手段をコンパクトに形成するのが好ましい。そこで、このように吸着手段をコンパクトに形成しながら大きな吸着力を確保することが望まれていた。
【0004】
本発明は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、カーテンを全開あるいは全閉として永久磁石と磁性体とが吸着し合う際に生じる衝突音を低減させるとともに、永久磁石の耐久性を向上させ、さらに、コンパクトに形成しながら大きな吸着力を確保することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、
車両に設けられた窓の上下にカーテンレールが設けられ、
このカーテンレールにスライド自在に設けられたランナに、前記窓の室内側を覆うカーテンが係止され、
前記上下のカーテンレールの少なくとも一方に、ランナに駆動力を与えてスライドさせることで前記カーテンを開閉させるリニアモータが設けられ、
前記カーテンの全開と全閉の少なくとも一方に対応する位置に、カーテン側のスライドする部材に設けられた第1吸着部材とカーテンレール側に固定された第2吸着部材とから成り、相互に吸着して前記全開と全閉との少なくとも一方を維持させる吸着手段が設けられたカーテン開閉装置において、
前記第1吸着部材と第2吸着部材の少なくとも一方には、弾性を有した永久磁石である弾性磁石が用いられ、
前記第1吸着部材と第2吸着部材との相互に吸着し合う吸着面として、前記スライドする部材のスライド方向に対して斜めに傾斜した傾斜吸着面が形成されていることを特徴とする手段とした。
【0006】
【発明の作用および効果】
本願発明のカーテン開閉装置によれば、カーテンを全開あるいは全閉としたときには、吸着手段を構成するカーテン側の第1吸着部材とカーテンレール側の第2吸着部材とが吸着し、カーテンの全開状態あるいは全閉状態が維持される。
この吸着手段の吸着時に、第1吸着部材の傾斜吸着面と第2吸着部材の傾斜吸着面とが衝突するが、両吸着面は、カーテン側のスライドする部材の進行方向に対して斜めに傾斜されているために、スライドする部材の慣性力が傾斜吸着面の傾斜に沿って逃がされる。よって、第1吸着部材と第2吸着部材とが衝突したときの衝撃が緩和される。
さらに、本発明では、第1・第2吸着部材の少なくとも一方に弾性磁石を使用しているため、衝突時には、弾性磁石が弾性変形して、第1・第2吸着部材が衝突した時の衝撃が吸収される。
以上のように、本発明では、第1吸着部材と第2吸着部材とが衝突したときに、傾斜吸着面により慣性力を逃がすとともに、弾性磁石の弾性力により衝撃を吸収するようにしたため、第1吸着部材と第2吸着部材とが衝突したときに発生する衝突音を低減できるとともに、弾性磁石の破損を防止して耐久性を向上させることができる。
また、第1・第2吸着部材の吸着面を傾斜吸着面としたため、従来のようにスライドする部材の進行方向に対して直角方向を向いた吸着面に対して吸着面積を広く確保することができる。したがって、コンパクトな構成としながら吸着面積を広くして大きな吸着力を確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
本発明実施の形態のカーテン装置は、図示を省略するが、車両の後面を開閉するバックドアに設けられた窓の車内側に設けられているもので、前記図示を省略したウインドウの上下に設けられたアッパカーテンレールおよびロアカーテンレールと、これら各カーテンレールをスライドするランナと、このランナに引っ掛けられたカーテンとを備えている。
そして、本実施の形態にあっては、前記アッパカーテンレールおよびロアカーテンレールの一方にリニアモータを設け、このリニアモータによりランナをスライドさせることによりカーテンを開閉させるようになっているとともに、カーテンを全開としたときに全開状態を維持するために吸着する吸着手段が設けられている。
【0008】
本実施の形態のカーテン装置は、この吸着手段に特徴があるもので、以下、この特徴的な構成について図面に基づいて説明する。
図1は実施の形態のカーテン装置の要部を示す分解斜視図、図2は実施の形態のカーテン装置の要部を示す断面図である。
図示のカーテンレール1は、本実施の形態では、図外のバックドアに設けられた窓の下縁に沿って車幅方向に延在されているロアカーテンレールとして使用しているが、窓の上縁に沿って配置したアッパカーテンレールにも適用することができる。
前記カーテンレール1は、アルミニウムの押出材により形成され、図示のように車室方向である車両前方(図において矢印FR方向)に開口されたランナ用溝11と下方に開口された略逆U字形状のガイド用溝12と、が全長に亘って形成されている。そして、前記カーテンレール1の両端が取付ブラケット2に支持されて車体に固定されている。なお、図では前記カーテンレール1において車両右側端部のみを示している。
【0009】
前記ランナ用溝11には、複数のランナ3が長手方向にスライド自在に収容されている。そして、これらのランナ3には、カーテン4の下端に取り付けられたカーテンホック41がそれぞれ引っ掛けられる。
なお、前記カーテン4は、図示のように複数の折れ線42が与えられ、閉じたときにこれら折れ線42で折れて折り畳まれるようになっている。すなわち、本実施の形態では、前記カーテン4は、全開時には図外のバックドアに設けられた窓の右端に折り畳まれ、全閉時には、前記カーテン4の左端が図において矢印DXで示す方向に移動する。なお、このカーテン4は、前記図外の窓の左側にも図外のカーテンが設けられている場合は、このカーテン4の左端は窓の中央部まで移動し、図示の窓の右側のみに設けられている場合は、このカーテン4の左端は、図外の窓の左端まで移動する。
【0010】
前記ガイド用溝12は、ガイド5がスライド自在に収容されている。このガイド5は、リニアモータ(全体の構成については図示を省略する)6によりカーテンレール1に沿って移動するものであり、ガイド用溝12に収容された板状のベースプレート51に、コイル61が取り付けられているとともに、通電用の複数のブラシ62が取り付けられている。
すなわち、前記カーテンレール1のガイド用溝12に沿って、前記リニアモータ6の固定子を構成する複数の永久磁石(図示省略)が交互に極性を異ならせて設けられているとともに、前記ブラシ62に接触して通電を行う導電パターン(図示省略)が設けられている。
そして、前記ガイド5のベースプレート51に設けられたコイル61は、前記リニアモータ6の可動子として作動するもので、カーテンレール1に設けられた永久磁石とガイド5に設けられたコイル61との相対位置に応じて設定された導電パターンによりブラシ62に通電する通電方向が切り換えられることでコイル61の極性が変化して前記ガイド5がカーテンレール1に沿ってスライドする。
【0011】
また、前記ガイド5には、前記ベースプレート51から第1アーム52と第2アーム53との2本のアームが車内方向(車両前方)に延在されている。これら第1・第2アーム52,53は、上下方向に延在する起立片52a,53aが、前記カーテンレール1のランナ用溝11の車内側に配置されるように略L字形状に形成されている。また、前記第1アーム52の起立片52aには、前記ランナ用溝11に挿入されて両アーム52,53の上下方向位置を規制する係止片52bが車両後方に向けて突設されている。
すなわち、前記ガイド5は、図2に示すように、カーテン4の端部に係止された先頭ランナ3(a)と、その隣の第2ランナ3(b)との間に、両アーム52,53を配置してカーテンレール1に収容される。
そして、前記ガイド5がカーテンレール1に沿って閉方向(矢印DX方向)にスライドしたときには、第1アーム52が先頭ランナ3(a)に係合して先頭ランナ3(a)を押すことでカーテン4を閉じる。逆に、前記ガイド5が開方向(矢印DXと反対方向)にスライドしたときには、第2アーム53が前記第2ランナ3(b)を押すことでカーテン4を開く。
【0012】
前記ガイド5のベースプレート51において、開方向(矢印DXと反対方向)の端部には、吸着手段7の第1吸着手段としての弾性磁石71が取り付けられている。この弾性磁石71は、一般にラバーマグネットや樹脂マグネットと呼ばれる弾性を有した永久磁石であり、前記ベース5の端面に接着されている。
さらに、前記弾性磁石71には、閉方向(矢印DXの反対方向)に対して斜めに傾いた、本実施の形態では、車両の右斜め後方を向くように傾斜した傾斜吸着面71aが形成されている。
【0013】
一方、前記取付ブラケット2には、前記弾性磁石71の傾斜吸着面71aと吸着し合う傾斜吸着面72aを有した第2吸着手段としての鉄片72が設けられている。
すなわち、前記取付ブラケット2は、樹脂あるいは金属により形成され、車体にねじ止めされるベース片21と、このベース片21から矢印FR方向である車両前方に立ち上がった起立片22と、この起立片22の先端から図中矢印DX方向である閉方向に延びるとともに、前記カーテンレール1のガイド用溝12に差し込まれる差込片23とが形成されている。
すなわち、前記カーテンレール1は、取付ブラケット2の差込片23をガイド用溝12に差し込んだ状態でねじ24をカーテンレール1に貫通さして差込片23に螺合させるとともに、取付ブラケット2のベース片21を車体にねじ止めすることで車体に対して固定される。
【0014】
さらに、前記差込片23の先端には、前記カーテンレール1に収容されたガイド5に取り付けられた弾性磁石71の吸着傾斜面71aと平行を成すように車両斜め前方を向いた傾斜取付面23aが設けられ、この傾斜取付面23aに前記第2吸着手段としての鉄片72が接着により固定される。
この鉄片72において傾斜取付面23aに接着される面と反対側を向いた、すなわち、車両斜め前方を向いた面が、前記弾性磁石71の傾斜吸着面71aと吸着する傾斜吸着面72aとなる。
【0015】
実施の形態のカーテン開閉装置によれば、カーテン4を全閉状態から全開状態とするときには、リニアモータ6によりガイド5をカーテンレール1に沿って閉方向(矢印DXの反対方向)にスライドさせる。これにより、ガイド5の第2アーム53により第2ランナ3(b)が押され、他のランナ3とともにガイドレール1に沿って閉方向(実施の形態では車両右側)に移動し、カーテン4が折り畳まれる。
そして、カーテン4が全開状態となったときに、図2に示すように、ガイド5の端部に設けられた弾性磁石71の傾斜吸着面71aが、鉄片72の傾斜吸着面72aと吸着し合う。この吸着により、車両に対して左右方向に遠心力などが作用したときでもカーテン4の全開状態が維持されるとともに、ランナ3などが衝突し合って騒音が発生するのが防止される。
【0016】
ところで、本実施の形態では、上述のようにカーテン4を開いて弾性磁石71の傾斜吸着面71aが、鉄片72の傾斜吸着面72aとが吸着し合ったときに、両傾斜吸着面71a,72aが衝突するが、両吸着面71a,72aが、ガイド5の進行方向に対して斜めに傾斜しているために、ガイド5の慣性力が両傾斜吸着面71a,72aの傾斜に沿って車両前方へ逃がされる。よって、弾性磁石71が鉄片72に衝突したときの衝撃が緩和される。
加えて、本発明では、永久磁石として弾性磁石71を使用しているため、上述のように弾性磁石71と鉄片72とが衝突した時に、弾性磁石71が弾性変形して衝突時の衝撃を吸収する。
このように、本実施の形態では、弾性磁石71と鉄片72とが衝突したときに、両傾斜吸着面71a,72aにより慣性力を逃がして衝撃を緩和するとともに、弾性磁石71の弾性力により衝撃を吸収するようにしたため、弾性磁石71と鉄片72とが衝突したときの衝突音を低減できるとともに、吸着手段7を構成する弾性磁石71の耐久性を向上させることができる。
さらに、弾性磁石71と鉄片72の吸着面を傾斜吸着面71a,72aとしたため、これら吸着面をガイド5の進行方向(矢印DXの反対方向)に対して直角方向を向けた構成に比べて吸着面積を広く確保することができる。したがって、取付ブラケット2の差込片23の断面積をカーテンレール1のガイド用溝12に挿入できるようにコンパクトな構成としながら吸着面積を広くして大きな吸着力を確保することができる。
加えて、本実施の形態では、第1吸着手段としての弾性磁石71を、ガイド5に取り付けた構成とした。この第1吸着手段としての弾性磁石71は、先頭ランナ3(a)に取り付けることもできるが、この場合、先頭ランナ3(a)として他のランナ3とは異なるランナを用いる必要が生じ、部品の種類が増加してコストアップを招くことになるが、本実施の形態では、上述のように第1吸着手段としての弾性磁石71を、ガイド5に取り付けたため、ランナ3を全て同じ仕様とすることができ、コストダウンを図ることができる。
【0017】
以上、本発明の実施の形態を図面に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0018】
例えば、実施の形態では、バックドアの窓に設けたものを示したが、車両の側面に設けた窓にも適用することができる。
また、実施の形態では、吸着手段をロア側のカーテンレールに適用した例を示したが、この吸着手段は、アッパ側のカーテンレールに適用してもよい。
また、実施の形態では、吸着手段をリニアモータが設けられている側のカーテンレールに適用したが、リニアモータが設けられていない側のカーテンレールに設けることもできる。このように構成した場合、実施の形態で示したガイド5にリニアモータを構成するコイル61やブラシ62を設けない構成とし、このガイドを先頭ランナ3(a)と一体あるいは別体に形成したり、あるいは、先頭ランナに直接吸着手段を取り付けたりする。
また、実施の形態では、第1吸着部材として弾性磁石71、第2吸着部材として鉄片72を示したが、この弾性磁石(永久磁石)と鉄片(磁性体)との関係を逆にして、弾性磁石をガイドレール1に固定しガイド5側の鉄片と吸着するようにしてもよい。また、第1・第2吸着部材の両方に弾性磁石を用いてもよい。
また、実施の形態では、傾斜吸着面71a,72aとして、車両斜め前後方向を向くように傾斜させた例を示したが、斜め上下方向に向くなど、他の方向に傾斜させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のカーテン装置の要部を示す分解斜視図である。
【図2】実施の形態のカーテン装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カーテンレール
11 ランナ用溝
12 ガイド用溝
2 取付ブラケット
21 ベース片
22 起立片
23 差込片
23a傾斜取付面
3 ランナ
3(a) 先頭ランナ
3(b) 第2ランナ
4 カーテン
41 カーテンホック
42 折れ線
5 ガイド
51 ベースプレート
52 第1アーム
52a起立片
52b係止片
53 第2アーム
53a起立片
6 リニアモータ
61 コイル
62 ブラシ
7 吸着手段
71 弾性磁石
71a傾斜吸着面
72 鉄片
72a傾斜吸着面
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンをリニアモータなどによって開閉するカーテン開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などの車両において、遮光などの目的から窓にカーテンが取り付けられることがあり、さらに、このカーテンをリニアモータを用いて自動的に開閉するようにしたカーテン開閉装置が知られている。
このようなカーテン開閉装置として、例えば、特開平10−85119号公報に記載されているように、窓の上下にカーテンレールを設け、両カーテンレールをスライドするランナにカーテンを係止し、上下のカーテンレール一方のみにリニアモータなどの駆動手段を組み込み、その駆動手段を組み込んだカーテンレールに支持された先頭ランナを自動的にスライドさせるようにし、他方のカーテンレールのランナは、カーテンの動きに従動させるようにすることで駆動手段の数を削減して製造コストを低減させたものが知られている。
さらに、この従来技術にあっては、駆動手段を組み込まない側のカーテンレールにおいて、先頭ランナとカーテンレールの開閉端に対応する位置との間に磁石と磁性体とからなる吸着手段を設け、閉時には、カーテンに隙間ができないようにきちんと閉じ、開時には、カーテンが視界を妨げないようにきちんと開いた状態に維持できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来のカーテン開閉装置にあっては、以下に述べる解決すべき課題があった。
すなわち、カーテンを開いたとき、あるいは閉じたときに吸着手段を構成する永久磁石と磁性体とが吸着し合うが、その際に、両者が衝突して音が発生し、乗員に不快感を与えるという問題があるとともに、このようにカーテンの開閉の度に永久磁石と磁性体が衝突するために、その衝撃で永久磁石が割れるなど耐久性に問題があった。
加えて、吸着手段に車両の乗員や積載物がぶつかって破損するのを防止するには吸着手段をコンパクトに形成するのが好ましい。そこで、このように吸着手段をコンパクトに形成しながら大きな吸着力を確保することが望まれていた。
【0004】
本発明は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、カーテンを全開あるいは全閉として永久磁石と磁性体とが吸着し合う際に生じる衝突音を低減させるとともに、永久磁石の耐久性を向上させ、さらに、コンパクトに形成しながら大きな吸着力を確保することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、
車両に設けられた窓の上下にカーテンレールが設けられ、
このカーテンレールにスライド自在に設けられたランナに、前記窓の室内側を覆うカーテンが係止され、
前記上下のカーテンレールの少なくとも一方に、ランナに駆動力を与えてスライドさせることで前記カーテンを開閉させるリニアモータが設けられ、
前記カーテンの全開と全閉の少なくとも一方に対応する位置に、カーテン側のスライドする部材に設けられた第1吸着部材とカーテンレール側に固定された第2吸着部材とから成り、相互に吸着して前記全開と全閉との少なくとも一方を維持させる吸着手段が設けられたカーテン開閉装置において、
前記第1吸着部材と第2吸着部材の少なくとも一方には、弾性を有した永久磁石である弾性磁石が用いられ、
前記第1吸着部材と第2吸着部材との相互に吸着し合う吸着面として、前記スライドする部材のスライド方向に対して斜めに傾斜した傾斜吸着面が形成されていることを特徴とする手段とした。
【0006】
【発明の作用および効果】
本願発明のカーテン開閉装置によれば、カーテンを全開あるいは全閉としたときには、吸着手段を構成するカーテン側の第1吸着部材とカーテンレール側の第2吸着部材とが吸着し、カーテンの全開状態あるいは全閉状態が維持される。
この吸着手段の吸着時に、第1吸着部材の傾斜吸着面と第2吸着部材の傾斜吸着面とが衝突するが、両吸着面は、カーテン側のスライドする部材の進行方向に対して斜めに傾斜されているために、スライドする部材の慣性力が傾斜吸着面の傾斜に沿って逃がされる。よって、第1吸着部材と第2吸着部材とが衝突したときの衝撃が緩和される。
さらに、本発明では、第1・第2吸着部材の少なくとも一方に弾性磁石を使用しているため、衝突時には、弾性磁石が弾性変形して、第1・第2吸着部材が衝突した時の衝撃が吸収される。
以上のように、本発明では、第1吸着部材と第2吸着部材とが衝突したときに、傾斜吸着面により慣性力を逃がすとともに、弾性磁石の弾性力により衝撃を吸収するようにしたため、第1吸着部材と第2吸着部材とが衝突したときに発生する衝突音を低減できるとともに、弾性磁石の破損を防止して耐久性を向上させることができる。
また、第1・第2吸着部材の吸着面を傾斜吸着面としたため、従来のようにスライドする部材の進行方向に対して直角方向を向いた吸着面に対して吸着面積を広く確保することができる。したがって、コンパクトな構成としながら吸着面積を広くして大きな吸着力を確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
本発明実施の形態のカーテン装置は、図示を省略するが、車両の後面を開閉するバックドアに設けられた窓の車内側に設けられているもので、前記図示を省略したウインドウの上下に設けられたアッパカーテンレールおよびロアカーテンレールと、これら各カーテンレールをスライドするランナと、このランナに引っ掛けられたカーテンとを備えている。
そして、本実施の形態にあっては、前記アッパカーテンレールおよびロアカーテンレールの一方にリニアモータを設け、このリニアモータによりランナをスライドさせることによりカーテンを開閉させるようになっているとともに、カーテンを全開としたときに全開状態を維持するために吸着する吸着手段が設けられている。
【0008】
本実施の形態のカーテン装置は、この吸着手段に特徴があるもので、以下、この特徴的な構成について図面に基づいて説明する。
図1は実施の形態のカーテン装置の要部を示す分解斜視図、図2は実施の形態のカーテン装置の要部を示す断面図である。
図示のカーテンレール1は、本実施の形態では、図外のバックドアに設けられた窓の下縁に沿って車幅方向に延在されているロアカーテンレールとして使用しているが、窓の上縁に沿って配置したアッパカーテンレールにも適用することができる。
前記カーテンレール1は、アルミニウムの押出材により形成され、図示のように車室方向である車両前方(図において矢印FR方向)に開口されたランナ用溝11と下方に開口された略逆U字形状のガイド用溝12と、が全長に亘って形成されている。そして、前記カーテンレール1の両端が取付ブラケット2に支持されて車体に固定されている。なお、図では前記カーテンレール1において車両右側端部のみを示している。
【0009】
前記ランナ用溝11には、複数のランナ3が長手方向にスライド自在に収容されている。そして、これらのランナ3には、カーテン4の下端に取り付けられたカーテンホック41がそれぞれ引っ掛けられる。
なお、前記カーテン4は、図示のように複数の折れ線42が与えられ、閉じたときにこれら折れ線42で折れて折り畳まれるようになっている。すなわち、本実施の形態では、前記カーテン4は、全開時には図外のバックドアに設けられた窓の右端に折り畳まれ、全閉時には、前記カーテン4の左端が図において矢印DXで示す方向に移動する。なお、このカーテン4は、前記図外の窓の左側にも図外のカーテンが設けられている場合は、このカーテン4の左端は窓の中央部まで移動し、図示の窓の右側のみに設けられている場合は、このカーテン4の左端は、図外の窓の左端まで移動する。
【0010】
前記ガイド用溝12は、ガイド5がスライド自在に収容されている。このガイド5は、リニアモータ(全体の構成については図示を省略する)6によりカーテンレール1に沿って移動するものであり、ガイド用溝12に収容された板状のベースプレート51に、コイル61が取り付けられているとともに、通電用の複数のブラシ62が取り付けられている。
すなわち、前記カーテンレール1のガイド用溝12に沿って、前記リニアモータ6の固定子を構成する複数の永久磁石(図示省略)が交互に極性を異ならせて設けられているとともに、前記ブラシ62に接触して通電を行う導電パターン(図示省略)が設けられている。
そして、前記ガイド5のベースプレート51に設けられたコイル61は、前記リニアモータ6の可動子として作動するもので、カーテンレール1に設けられた永久磁石とガイド5に設けられたコイル61との相対位置に応じて設定された導電パターンによりブラシ62に通電する通電方向が切り換えられることでコイル61の極性が変化して前記ガイド5がカーテンレール1に沿ってスライドする。
【0011】
また、前記ガイド5には、前記ベースプレート51から第1アーム52と第2アーム53との2本のアームが車内方向(車両前方)に延在されている。これら第1・第2アーム52,53は、上下方向に延在する起立片52a,53aが、前記カーテンレール1のランナ用溝11の車内側に配置されるように略L字形状に形成されている。また、前記第1アーム52の起立片52aには、前記ランナ用溝11に挿入されて両アーム52,53の上下方向位置を規制する係止片52bが車両後方に向けて突設されている。
すなわち、前記ガイド5は、図2に示すように、カーテン4の端部に係止された先頭ランナ3(a)と、その隣の第2ランナ3(b)との間に、両アーム52,53を配置してカーテンレール1に収容される。
そして、前記ガイド5がカーテンレール1に沿って閉方向(矢印DX方向)にスライドしたときには、第1アーム52が先頭ランナ3(a)に係合して先頭ランナ3(a)を押すことでカーテン4を閉じる。逆に、前記ガイド5が開方向(矢印DXと反対方向)にスライドしたときには、第2アーム53が前記第2ランナ3(b)を押すことでカーテン4を開く。
【0012】
前記ガイド5のベースプレート51において、開方向(矢印DXと反対方向)の端部には、吸着手段7の第1吸着手段としての弾性磁石71が取り付けられている。この弾性磁石71は、一般にラバーマグネットや樹脂マグネットと呼ばれる弾性を有した永久磁石であり、前記ベース5の端面に接着されている。
さらに、前記弾性磁石71には、閉方向(矢印DXの反対方向)に対して斜めに傾いた、本実施の形態では、車両の右斜め後方を向くように傾斜した傾斜吸着面71aが形成されている。
【0013】
一方、前記取付ブラケット2には、前記弾性磁石71の傾斜吸着面71aと吸着し合う傾斜吸着面72aを有した第2吸着手段としての鉄片72が設けられている。
すなわち、前記取付ブラケット2は、樹脂あるいは金属により形成され、車体にねじ止めされるベース片21と、このベース片21から矢印FR方向である車両前方に立ち上がった起立片22と、この起立片22の先端から図中矢印DX方向である閉方向に延びるとともに、前記カーテンレール1のガイド用溝12に差し込まれる差込片23とが形成されている。
すなわち、前記カーテンレール1は、取付ブラケット2の差込片23をガイド用溝12に差し込んだ状態でねじ24をカーテンレール1に貫通さして差込片23に螺合させるとともに、取付ブラケット2のベース片21を車体にねじ止めすることで車体に対して固定される。
【0014】
さらに、前記差込片23の先端には、前記カーテンレール1に収容されたガイド5に取り付けられた弾性磁石71の吸着傾斜面71aと平行を成すように車両斜め前方を向いた傾斜取付面23aが設けられ、この傾斜取付面23aに前記第2吸着手段としての鉄片72が接着により固定される。
この鉄片72において傾斜取付面23aに接着される面と反対側を向いた、すなわち、車両斜め前方を向いた面が、前記弾性磁石71の傾斜吸着面71aと吸着する傾斜吸着面72aとなる。
【0015】
実施の形態のカーテン開閉装置によれば、カーテン4を全閉状態から全開状態とするときには、リニアモータ6によりガイド5をカーテンレール1に沿って閉方向(矢印DXの反対方向)にスライドさせる。これにより、ガイド5の第2アーム53により第2ランナ3(b)が押され、他のランナ3とともにガイドレール1に沿って閉方向(実施の形態では車両右側)に移動し、カーテン4が折り畳まれる。
そして、カーテン4が全開状態となったときに、図2に示すように、ガイド5の端部に設けられた弾性磁石71の傾斜吸着面71aが、鉄片72の傾斜吸着面72aと吸着し合う。この吸着により、車両に対して左右方向に遠心力などが作用したときでもカーテン4の全開状態が維持されるとともに、ランナ3などが衝突し合って騒音が発生するのが防止される。
【0016】
ところで、本実施の形態では、上述のようにカーテン4を開いて弾性磁石71の傾斜吸着面71aが、鉄片72の傾斜吸着面72aとが吸着し合ったときに、両傾斜吸着面71a,72aが衝突するが、両吸着面71a,72aが、ガイド5の進行方向に対して斜めに傾斜しているために、ガイド5の慣性力が両傾斜吸着面71a,72aの傾斜に沿って車両前方へ逃がされる。よって、弾性磁石71が鉄片72に衝突したときの衝撃が緩和される。
加えて、本発明では、永久磁石として弾性磁石71を使用しているため、上述のように弾性磁石71と鉄片72とが衝突した時に、弾性磁石71が弾性変形して衝突時の衝撃を吸収する。
このように、本実施の形態では、弾性磁石71と鉄片72とが衝突したときに、両傾斜吸着面71a,72aにより慣性力を逃がして衝撃を緩和するとともに、弾性磁石71の弾性力により衝撃を吸収するようにしたため、弾性磁石71と鉄片72とが衝突したときの衝突音を低減できるとともに、吸着手段7を構成する弾性磁石71の耐久性を向上させることができる。
さらに、弾性磁石71と鉄片72の吸着面を傾斜吸着面71a,72aとしたため、これら吸着面をガイド5の進行方向(矢印DXの反対方向)に対して直角方向を向けた構成に比べて吸着面積を広く確保することができる。したがって、取付ブラケット2の差込片23の断面積をカーテンレール1のガイド用溝12に挿入できるようにコンパクトな構成としながら吸着面積を広くして大きな吸着力を確保することができる。
加えて、本実施の形態では、第1吸着手段としての弾性磁石71を、ガイド5に取り付けた構成とした。この第1吸着手段としての弾性磁石71は、先頭ランナ3(a)に取り付けることもできるが、この場合、先頭ランナ3(a)として他のランナ3とは異なるランナを用いる必要が生じ、部品の種類が増加してコストアップを招くことになるが、本実施の形態では、上述のように第1吸着手段としての弾性磁石71を、ガイド5に取り付けたため、ランナ3を全て同じ仕様とすることができ、コストダウンを図ることができる。
【0017】
以上、本発明の実施の形態を図面に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0018】
例えば、実施の形態では、バックドアの窓に設けたものを示したが、車両の側面に設けた窓にも適用することができる。
また、実施の形態では、吸着手段をロア側のカーテンレールに適用した例を示したが、この吸着手段は、アッパ側のカーテンレールに適用してもよい。
また、実施の形態では、吸着手段をリニアモータが設けられている側のカーテンレールに適用したが、リニアモータが設けられていない側のカーテンレールに設けることもできる。このように構成した場合、実施の形態で示したガイド5にリニアモータを構成するコイル61やブラシ62を設けない構成とし、このガイドを先頭ランナ3(a)と一体あるいは別体に形成したり、あるいは、先頭ランナに直接吸着手段を取り付けたりする。
また、実施の形態では、第1吸着部材として弾性磁石71、第2吸着部材として鉄片72を示したが、この弾性磁石(永久磁石)と鉄片(磁性体)との関係を逆にして、弾性磁石をガイドレール1に固定しガイド5側の鉄片と吸着するようにしてもよい。また、第1・第2吸着部材の両方に弾性磁石を用いてもよい。
また、実施の形態では、傾斜吸着面71a,72aとして、車両斜め前後方向を向くように傾斜させた例を示したが、斜め上下方向に向くなど、他の方向に傾斜させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のカーテン装置の要部を示す分解斜視図である。
【図2】実施の形態のカーテン装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カーテンレール
11 ランナ用溝
12 ガイド用溝
2 取付ブラケット
21 ベース片
22 起立片
23 差込片
23a傾斜取付面
3 ランナ
3(a) 先頭ランナ
3(b) 第2ランナ
4 カーテン
41 カーテンホック
42 折れ線
5 ガイド
51 ベースプレート
52 第1アーム
52a起立片
52b係止片
53 第2アーム
53a起立片
6 リニアモータ
61 コイル
62 ブラシ
7 吸着手段
71 弾性磁石
71a傾斜吸着面
72 鉄片
72a傾斜吸着面
Claims (1)
- 車両に設けられた窓の上下にカーテンレールが設けられ、
このカーテンレールにスライド自在に設けられたランナに、前記窓の室内側を覆うカーテンが係止され、
前記上下のカーテンレールの少なくとも一方に、ランナに駆動力を与えてスライドさせることで前記カーテンを開閉させるリニアモータが設けられ、
前記カーテンの全開と全閉の少なくとも一方に対応する位置に、カーテン側のスライドする部材に設けられた第1吸着部材とカーテンレール側に固定された第2吸着部材とから成り、相互に吸着して前記全開と全閉との少なくとも一方を維持させる吸着手段が設けられたカーテン開閉装置において、
前記第1吸着部材と第2吸着部材の少なくとも一方には、弾性を有した永久磁石である弾性磁石が用いられ、
前記第1吸着部材と第2吸着部材との相互に吸着し合う吸着面として、前記スライドする部材のスライド方向に対して斜めに傾斜した傾斜吸着面が形成されていることを特徴とするカーテン開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200681A JP2005040196A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | カーテン開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003200681A JP2005040196A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | カーテン開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005040196A true JP2005040196A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34261006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003200681A Pending JP2005040196A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | カーテン開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005040196A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100737234B1 (ko) | 2005-07-30 | 2007-07-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 커튼 개폐장치 |
GB2496743A (en) * | 2011-11-11 | 2013-05-22 | Meredith Yates | Magnetic attachment system |
JP2019033997A (ja) * | 2017-08-18 | 2019-03-07 | 株式会社エスビック | カーテンレールおよびランナー保持部品 |
-
2003
- 2003-07-23 JP JP2003200681A patent/JP2005040196A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100737234B1 (ko) | 2005-07-30 | 2007-07-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 커튼 개폐장치 |
GB2496743A (en) * | 2011-11-11 | 2013-05-22 | Meredith Yates | Magnetic attachment system |
GB2496743B (en) * | 2011-11-11 | 2016-06-15 | Yates Meredith | Magnetic attachment system |
JP2019033997A (ja) * | 2017-08-18 | 2019-03-07 | 株式会社エスビック | カーテンレールおよびランナー保持部品 |
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