JP2005039487A - 伝送速度設定装置、伝送速度設定方法並びに伝送速度設定用プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

伝送速度設定装置、伝送速度設定方法並びに伝送速度設定用プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送速度能力が相対的に低い装置が接続される場合においても相互に情報の伝送を可能とする伝送速度設定装置を提供する。
【解決手段】ネットワークとしてのIEEE1394シリアルバスに接続される複数の装置間における伝送速度を設定する場合に、送信装置と受信装置との間の物理的なパス上に存在する装置の物理層の対応スピードを検出し、かつ送信装置の伝送速度及び受信装置の伝送速度を検出し(ステップS41)、受信装置から送信装置へのデータ伝送が可能となる伝送速度を設定する(ステップS43)。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願は、伝送速度設定装置、伝送速度設定方法並びに伝送速度設定方法を実行するためのプログラム及び当該プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、複数の装置間で接続を確立して情報の送受信が行われるネットワークにおいて、送受信が可能となるような装置間の伝送速度を設定する伝送速度設定装置、伝送速度設定方法並びに伝送速度設定方法を実行するためのプログラム及び当該プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータとデジタルビデオカメラ等)の間でシリアルバス等のネットワークを介してリアルタイムに情報を伝送するための規格として、いわゆるIEEE1394規格(正式名称「IEEE Std.1394−2000 IEEE Standard for a High Performance serial Bus」)が広く用いられ、この規格に準拠したシリアルポートを備えたパーソナルコンピュータやデジタルビデオカメラ等が製品化されている。
【0003】
このIEEE1394規格においては、複数の情報処理装置(以下、単に装置と称する。)間をシリアルバスにより接続し、これら各装置間で複数チャンネル分の情報伝送を時分割的に実行するように規格化されている。なお当該規格においては、一のシリアルバスで接続されている系内では、最大で63個の異なるチャンネルを用いて情報伝送できる。
【0004】
このIEEE1394規格は、高速の伝送速度で情報を伝送でき、いわゆるトポロジー形成の自由度が高く、アイソクロナス(Isochronous)データ伝送によるリアルタイムデータの伝送に好適であるなど様々なメリットがあり、従来のインターフェース規格と比べても有用性が高い。
【0005】
一方、上記したIEEE1394規格に準拠したシリアルインタフェースを通じて相互接続されている各装置には、上記IEEE1394規格に加えて「IEC−61883Part1規格」と称される規格に準拠して装置相互間の接続状態を管理しているものがある。
【0006】
そして、このIEC−61883Part1規格の下では、各装置間でデータ伝送用の接続が確立される際、当該データ伝送を行うための論理的なプラグ(端子)を各装置上に定義し、更に各プラグに対して当該プラグの接続状態を示す情報(より具体的には、そのプラグを介して確立されている接続の数やそのプラグに接続されている装置の識別情報等)をリアルタイムに記憶するレジスタメモリ(以下、当該レジスタメモリを単にプラグレジスタと称する)を定義し、そのプラグを介した接続状態の変化に応じて当該プラグレジスタの記憶内容を更新する制御により、当該各接続状態が管理される。
【0007】
一方、各装置はデータ伝送が可能な速度として各装置に固有の伝送速度能力を有しており、IEEE1394規格では互いに異なる伝送速度を有する装置群を一のシリアスバス上に混在することが認められている。例えば情報を受信する受信装置においては当該伝送速度能力を超える伝送速度で伝送されてくるデータを受信することはできない。そのため、ある装置群の間で接続を確立する際には、当該装置群の全ての装置が有する夫々の伝送速度能力(当該装置においてデータの送受信が可能な最大伝送速度)を考慮して実際の伝送速度がプラグレジスタに設定され、当該設定された伝送速度でデータが伝送される。この場合、シリアルバスの使用帯域を効率的に使用するため、可能な限り高伝送速度で設定されることとなる。
【0008】
また、IEEE1394規格においては、各装置からの情報はアイソクロナスサイクル(ここで、「サイクル」とは、シリアルバス上を時分割的に分割して形成される一のサイクルをいう。)と称される単位毎に纏められて送信される。このアイソクロナスサイクルには、他のアイソクロナスサイクル内に含まれる情報と同期して伝送される情報(具体的には、画像情報又はオーディオ情報等)が含まれるアイソクロナス伝送領域と、他の情報とは無関係に非同期で伝送される情報(具体的には、上記画像情報又はオーディオ情報の出力等を制御するための制御情報等)が含まれるアシンクロナス伝送領域とが含まれている。そして、このアイソクロナス伝送領域内の情報が異なったチャンネル毎に時分割されており、夫々のチャンネル毎に異なった情報が伝送される。
【0009】
このとき、当該アイソクロナス伝送領域においては、一のアイソクロナスサイクル内におけるアイソクロナス伝送領域の時間的長さが最大で100μsecであることが規格化されており、従って、一のアイソクロナス伝送領域内の各チャンネルに割り当てられる情報がその伝送のために占有する時間の合計も100μsec以下とする必要がある。この時、当該一のチャンネルがアイソクロナスサイクル内で占有する伝送時間が帯域(伝送占有時間)である。
【0010】
そこで、IEEE1394規格では、ある装置群で既に接続が確立されている場合において、送信装置の同じプラグレジスタに対して新たな受信装置との間で新たな接続を重ね張り(いわゆるオーバーレイコネクション)し、既に確立された接続のアイソクロナスリソースをそのまま使用することが可能とされている。そしてこの場合、既に確立された接続における受信装置に加えて、新たに確立されたオーバーレイコネクションにおける受信装置においても、新たな帯域を確保することなく同じ送信装置から出力されるアイソクロナスデータを受信することが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のオーバーレイコネクションに関するIEEE1394規格おいては、既存の接続において設定されている伝送速度と異なる伝送速度能力の装置が接続される場合については想定されていなかった。
【0012】
そのため、例えば既に確立されている接続において設定されている伝送速度が、オーバーレイコネクションされるべき受信装置が有する伝送速度能力より高い場合には、各装置間で当該オーバーレイコネクションを確立することができないという問題点があった。また、仮にオーバーレイコネクションが確立された場合でも、実際には必要なアイソクロナスデータを受信することができないという問題点もあった。
【0013】
そこで、本発明は上記の各問題点を考慮して為されたものであり、その課題の一例としては、例えば伝送速度能力が相対的に低い装置が接続される場合においても相互に情報の伝送を可能とする伝送速度設定装置、伝送速度設定方法並びに伝送速度設定方法を実行するためのプログラム及び当該プログラムが記録された情報記録媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して情報を送信する送信装置と、前記送信された情報を当該ネットワークを介して受信する受信装置と、の間で接続を確立して前記情報の送受信を行う際の伝送速度を設定する伝送速度設定装置において、前記ネットワークを介して前記接続を確立する際に、前記送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度と、前記受信装置において前記情報を受信する際の前記伝送速度である受信速度と、を少なくとも検出する検出手段と、前記検出された送信速度及び受信速度に対応して、実際の前記送信速度を前記受信速度と同値に設定する設定手段と、を備える。
【0015】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の伝送速度設定装置と、前記送信装置と、前記受信装置と、を少なくとも含み、前記ネットワークを介して前記情報の伝送が行われるように構成される。
【0016】
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、ネットワークを介して情報を送信する送信装置と、前記送信された情報を当該ネットワークを介して受信する受信装置と、の間で接続を確立して前記情報の送受信を行う際の伝送速度を設定する伝送速度設定方法において、前記ネットワークを介して前記接続を確立する際に、前記送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度と、前記受信装置において前記情報を受信する際の前記伝送速度である受信速度と、を少なくとも検出する検出工程と、前記検出された送信速度及び受信速度に対応して、実際の前記送信速度を前記受信速度と同値に設定する設定工程と、を備える。
【0017】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、ネットワークを介して情報を送信する送信装置と、前記送信された情報を当該ネットワークを介して受信する受信装置と、の間で接続を確立して前記情報の送受信を行う際の伝送速度を設定する伝送速度設定装置に含まれるコンピュータを、前記ネットワークを介して前記接続を確立する際に、前記送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度と、前記受信装置において前記情報を受信する際の前記伝送速度である受信速度と、を少なくとも検出する検出手段、及び、前記検出された送信速度及び受信速度に対応して、実際の前記送信速度を前記受信速度と同値に設定する設定手段、として機能させる。
【0018】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の伝送速度設定用プログラムが前記コンピュータにより読取可能に記録されている。
【0019】
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、複数の装置間で接続を確立されて情報の送受信が行われるネットワークに接続される伝送速度設定装置において、いずれか一の前記装置を対象とする前記接続が切断された場合に、他の前記装置の夫々における情報の伝送速度を検出する検出手段と、前記検出された夫々の伝送速度に基づいて、前記情報を送信する前記他の装置である送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度を、前記情報を受信する前記他の装置である受信装置において受信する際の前記伝送速度のうち最も速い当該伝送速度に設定する設定手段と、を備える。
【0020】
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の伝送速度設定装置と、請求項11に記載の伝送速度設定装置と、前記送信装置と、前記受信装置と、を含み、前記ネットワークを介して前記情報の伝送が行われるように構成される。
【0021】
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、複数の装置間で接続を確立されて情報の送受信が行われるネットワークに接続される伝送速度設定方法において、いずれか一の前記装置を対象とする前記接続が切断された場合に、他の前記装置の夫々における情報の伝送速度を検出する検出工程と、前記検出された夫々の伝送速度に基づいて、前記情報を送信する前記他の装置である送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度を、前記情報を受信する前記他の装置である受信装置において受信する際の前記伝送速度のうち最も速い当該伝送速度に設定する設定工程と、を備える。
【0022】
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、複数の装置間で接続を確立されて情報の送受信が行われるネットワークに接続される伝送速度設定装置に含まれるコンピュータを、いずれか一の前記装置を対象とする前記接続が切断された場合に、他の前記装置の夫々における情報の伝送速度を検出する検出手段、及び、前記検出された夫々の伝送速度に基づいて、前記情報を送信する前記装置である送信装置において前記情報を送信する際の送信速度を、前記情報を受信する前記装置である受信装置において受信可能な前記伝送速度のうち最も速い当該伝送速度に設定する設定手段、として機能させる。
【0023】
上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の伝送速度設定用プログラムが前記コンピュータにより読取可能に記録されている。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本願に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は、IEEE1394規格に準拠して必要なデータの送受信を行う送信装置及び受信装置上において実行される当該伝送制御処理に対して本願を適用した場合の実施の形態である。
【0025】
(I)IEEE1394規格に基づく情報伝送の概要
はじめに、本願の実施形態を具体的に説明する前に、上記IEEE1394規格に基づいた情報伝送の概要について図1乃至図10を用いて一般的に説明する。
【0026】
なお、図1は、ネットワークとしてのIEEE1394のバス上に接続された複数の情報伝送機器が相互にデータを伝送可能なデータ伝送システムの概念を示す図であり、図2は上記プラグレジスタのアドレスマップについて示した図であり、図3は出力側のアウトプットマスタープラグレジスタ(以下、oMPR(output Master Plug Register)と称する)のデータフォーマットについて示した図であり、図4は入力側のインプットマスタープラグレジスタ(以下、iMPR(input Master Plug Register)と称する)のデータフォーマットについて示した図であり、図5は出力側のプラグレジスタであるアウトプットプラグレジスタ(以下、oPCR(output plug control register)と称する)のデータフォーマットについて示した図であり、図6は入力側のプラグレジスタであるインプットプラグレジスタ(以下、iPCR(input plug control register)と称する)のデータフォーマットについて示した図である。
【0027】
上述した如く、IEEE1394規格においては、各情報伝送装置同士の従来の物理的な信号接続に代わり、論理的な信号接続を行うためのプラグの概念が導入される。よって、IEEE1394のバス上でデータを送受信する際は、各情報伝送装置の仮想的なプラグを介して制御される。
【0028】
ここで、図1においては、情報伝送装置としての三台の装置10、11及び12がIEEE1394上に接続されている場合を例に示している。このとき、各装置10乃至12は、データ出力に用いる出力プラグとデータ入力に用いる入力プラグとを仮想的に夫々備えており、特定の装置の出力プラグを経由してアイソクロナスデータがバス上に送出され、他の特定の装置の入力プラグを経由してアイソクロナスデータを受け取ることにより当該特定の装置間でデータ伝送を行うことができる。
【0029】
より具体的には、図1に示すように、装置11は出力プラグの属性を制御する出力プラグ制御レジスタ(oPCR:output plug control register)111と、装置のoPCRに共通の属性を示す出力マスタープラグレジスタ(oMPR:output master plug register)110と、を備えている。
【0030】
また、装置10は入力プラグの属性を示す入力プラグ制御レジスタ(iPCR:input plug control register)101と、装置のiPCRに共通の属性を制御する入力マスタープラグレジスタ(iMPR:input master plug register)100と、を備え、同様に装置12はiPCR121と、iMPR120と、を備えている。
【0031】
ここで、各装置間のアイソクロナスデータの伝送は、図1に示すように、ネットワークとしてのIEEE1394シリアルバス上に設定されたアイソクロナスチャンネル(以下、単に「チャンネル」という)を経由して行われる。なお、図1においては、装置11はoMPR及びoPCRを1個づつ持ち、装置10及び12はiMPR及びiPCRを夫々1個づつ持っているとともに、各装置10乃至12の間を結ぶ1系統のチャンネル14が確立される例を示している。
【0032】
このチャンネル14は、各装置のiPCRとoPCRを結び付けるパスとして機能し、各PCRを適切に設定することにより所望のチャンネル14を設定することができる。各装置のチャンネル14へのコネクションの形態としては、Point−to−point(p2p)コネクションと、ブロードキャスト(broadcast)コネクションの2種類がある。
【0033】
このうちp2pコネクションは、特定の装置の1つのoPCRと他の装置の1つのiPCRとを、1つのチャンネルに結び付けるコネクションの形態であり、例えば、音楽情報のダビングなどの、一対一の装置間の接続を保護する必要がある場合にはp2pコネクションが用いられる。なお、後述するように、1つのPCRに既に存在するp2pコネクションに対し、別のp2pコネクションを重ね張り(オーバーレイ)することも可能である。
【0034】
図1では、装置11のoPCR111と装置10のiPCR101とを、1つのチャンネル14に結び付けてp2pコネクションを確立し、更に装置11のoPCR111と装置12のiPCR121との間で同じチャンネル14を利用してオーバーレイコネクションを確立した場合を表している。
【0035】
また、ブロードキャストコネクションには、特定の装置の1つのoPCRを1つのアイソクロナスチャンネルに結び付けるコネクションの形態であるブロードキャストアウトコネクション(Broadcast−out connection)、及び、特定の装置の1つのiPCRを1つのチャンネルに結び付けるコネクションの形態であるブロードキャストインコネクション(Broadcast−in connection)の2つがある。図1に示すブロードキャストコネクションは、装置11のoPCR111を1つのチャンネル14に結び付けるブロードキャストアウトコネクションの例を示している。
【0036】
続いて、プラグレジスタのデータフォーマットについて説明する。
【0037】
上述したIEEE1394規格では、その規格下で必要なデータのパケット通信を複数の装置間で行う場合、ネットワークであるシリアルバスに接続されているデータ受信側の装置におけるそのデータの書き込み先を示すアドレスや、データ送信側の装置におけるそのデータの読出し元を示すアドレスを、IEEE1212規格に準拠した64ビット幅のアドレス空間内に記述することが規定されている。そして、このアドレス空間における上位10ビット分はバスID(すなわち、シリアル接続されている装置間を繋いでいる各シリアルバス同士を識別するための識別情報)を表し、それに続く6ビット分は装置番号(すなわち、シリアル接続されている装置を識別するための識別情報)を表し、このバスIDと装置番号を合わせた16ビット分の情報が装置IDとして規定されている。
【0038】
更に、装置IDに続く48ビット分は当該装置IDを有する装置内におけるメモリ等内の記憶番地を示すアドレス空間となる。この48ビット分のアドレス空間中の上位20ビット分により示されるメモリ等内の領域は、一の装置内で閉じた(完結した)読み出し要求等に対して自由に使用できるプライベート空間と、当該装置間の情報交換に用いられる初期アドレス等と、に大別される。
【0039】
更に、この20ビット分に続く28ビット分のアドレス空間のうち、図2左に示すアドレス「0900h」(「h」は16進数であることを示す)乃至「09FFh」の領域が、IEC−61883Part1規格に規定される上記プラグレジスタ(PCR)のための領域として規定されている。
【0040】
ここで、上述したように、プラグレジスタは、シリアルバス及びそれにより接続されている各装置のインターフェースを介して当該各装置に対するデータ伝送を制御するとき、論理的に従来のアナログ的なインターフェースに類似した信号経路を形成するべく、プラグという概念がレジスタ内に実体化されたものである。
【0041】
そして、図2に示すように各装置は、当該各装置固有の出力プラグの情報を示すoMPR20と入力プラグの情報を示すとiMPR22とを備え、更に各装置は、出力用のプラグの属性を示すoPCR21と、入力用のプラグの属性を示すiPCR23と、を備える。
【0042】
ここで、oMPR20及びiMPR22については、各装置が夫々を複数備えることはないが、oPCR21及びiPCR23については、各装置に複数備えることが可能である。
【0043】
より具体的には、図2に示すように、夫々最大31個のoPCR210及びiPCR230を備えることが可能である。そして、接続が確立されている装置間におけるアイソクロナスデータとしてのデータの流れは、これらのプラグに対応する上記各プラグレジスタの更新を行うことによって制御される。
【0044】
一方、上記oMPR20、iMPR22、oPCR210及びiPCR230は、夫々32ビット幅のレジスタ空間として規定されており、その内部は複数の領域に分けられて構成されている。
【0045】
次に、上記oMPR20、iMPR22、oPCR210及びiPCR230の記述内容を示すデータフォーマットについて、具体的に図3乃至図6を用いて説明する。
【0046】
図3に示すように、oMPR20は、伝送速度能力(data rate capability)領域31と、ブロードキャストチャンネルベース(Broadcast channel base)領域32とノンパーシステントエクステンション(Non−persistent extension field)領域33と、パーシステントエクステンション(Persistent extension field)領域34と、予約領域(Reserved)35と出力プラグ数(Number of output plugs)領域36と、により構成されている。
【0047】
このうち、伝送速度能力領域31は自装置が送信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度としての伝送速度を示す領域である。より具体的には、IEEE1394a−2000規格においては、伝送速度としてはS100(100Mbps)、S200(200Mbps)及びS400(400Mbps)が定義されており、当該領域においては夫々「00b」、「01b」及び「10b」としてコード化される。
【0048】
また、ブロードキャストチャンネルベース領域32は、各oPCRでブロードキャストアウトコネクションを確立する際のチャンネル番号を決定するベースとなるチャンネルを示す領域である。より具体的には,ブロードキャストチャンネルベース32の値をBとすると、各oPCRに確立されるブロードキャストアウトコネクションのチャンネルナンバーNは以下の式で決定される。
【0049】
【数1】
if B<63 then N=(B+i)mod63;
if B=63 then N=63;
更に、ノンパーシステントエクステンション領域33、パーシステントエクステンション領域34及び予備領域35は将来の拡張のために定義された領域であり、出力プラグ数領域36は、当該装置が有するoPCRの数を示す領域である。
【0050】
次に、図4に示すように、iMPR22は、伝送速度能力領域41と、ノンパーシステントエクステンション領域43と、パーシステントエクステンション領域44と、予約領域42及び45と、入力プラグ数(Number of input plugs)領域46と、により構成されている。
【0051】
このうち、伝送速度能力領域41は、自装置が受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度を示す領域である。
【0052】
また、ノンパーシステントエクステンション領域43、パーシステントエクステンション領域44並びに予約領域42及び45は将来の拡張のために定義された領域であり、入力プラグ数領域46は当該自装置が有するiPCRの数を示す領域である。
【0053】
次に、図5に示すように、oPCR210は、オンライン(On−line)領域51と、ブロードキャストコネクションカウンタ(Broadcast connection counter)領域52と、p2pコネクションカウンタ(Point−to−point connection counter)領域53と、予約領域(Reserved)54と、チャンネル番号(Channel number)領域55と、伝送速度(Data rate)領域56と、オーバーヘッドID(Overhead ID)領域57と、ペイロード(Payload)領域58と、により構成されている。
【0054】
このうち、オンライン領域51は、そのoPCR210が対応する出力プラグがオンライン(=1)又はオフライン(=0)のいずれであるかを示す領域であり、ブロードキャストコネクションカウンタ領域52は、そのoPCR210が対応する出力プラグを経由して形成しているブロードキャストアウトコネクションの数を示す領域である。更に、p2pコネクションカウンタ53領域は、そのoPCR210が対応する出力プラグを経由して形成されているp2pコネクションの数を示す領域であり、予約領域54は将来の機能拡張用の領域である。
【0055】
また、チャンネル番号領域55は、アイソクロナスデータの伝送に用いられるチャンネルの番号を示す領域であり、伝送速度領域56はデータを伝送する際の伝送速度を表す領域であり、オーバーヘッドID領域57はアイソクロナスデータに付加されるオーバーヘッド量を示す領域であり、ペイロード領域58は一サイクル毎に伝送されるアイソクロナスデータのデータ量を示す領域である。
【0056】
ここで、送信されるアイソクロナスデータフローに必要な帯域をBWUとした場合、帯域BWUはオーバーヘッドID領域57及びペイロード領域58等に記述されている値を用いて以下の式で計算される。
【0057】
【数2】
Figure 2005039487
なお、上記において,「DR」は伝送速度係数であり、S100では「16」となり、S200では「8」となり、S400では「4」となる。また「C」及び「K」は定数で、夫々C=32及びK=3の値をとる。
【0058】
そして、コネクションを確立する際には、上記帯域BWUをIRM(Isochronous Resource Manager)のBANDWIDTH_AVAILABLEレジスタから確保することとなる。ここで、IRMは、形成されたツリー内にある全ての装置の通信状態(具体的には、各装置の使用チャンネル及び帯域)を管理し、他の装置が識別可能に現在の使用チャンネル及び現在各装置において占有されている帯域を表示する装置である。
【0059】
次に、図6に示すように、iPCR230は、オンライン(On−line)領域61と、ブロードキャストコネクションカウンタ(Broadcast connection counter)領域62と、p2pコネクションカウンタ(Point−to−point connection counter)領域63と、予約領域(Reserved)64及び66と、チャンネル番号(Channel number)領域65と、により構成されている。
【0060】
このうち、オンライン領域61はそのiPCR230が対応する入力プラグがオンライン又はオフラインのいずれであるかを示す領域であり、ブロードキャストコネクションカウンタ領域62はそのiPCR230が対応する入力プラグを経由して形成されているブロードキャストコネクションの数を示す領域である。また、p2pコネクションカウンタ領域63はそのiPCR230が対応する入力プラグを経由して構成されているp2pコネクションの数を示す領域であり、予約領域64及び66は将来の機能拡張用の領域であり、チャンネル番号領域65はアイソクロナスデータの伝送に用いられるチャンネルの番号を示す領域である。
【0061】
続いて、上述の図1に示す場合を例として、p2pコネクションを確立する際の具体的な処理の流れについて、図7を用いて説明する。
【0062】
なお、図7は、装置10と装置11との間におけるp2pコネクション確立処理の流れを示すフローチャートである。
【0063】
まず、コントローラとしての装置11は、シリアルバス13上に存在するIRM(図示せず)のCHANNELS_AVAILABLEレジスタ及びBANDWIDTH_AVAILABLEレジスタからアイソクロナスリソース(チャンネル及び帯域)を獲得する処理を行う(ステップS11)。ここで、CHANNELS_AVAILABLEレジスタは、チャンネルの使用状況を表す64ビットのレジスタであり、各チャンネルが「0」であれば使用中であり、「1」であれば未使用であることを表す64チャンネル分のデータを保持している。また、BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタは、アイソクロナス伝送に使用可能な帯域を示す数値を格納するレジスタであり、1600Mbpsの伝送速度で32ビットのデータ伝送に要する時間を1ユニット(約20nsec)とし、これを単位に表される。
【0064】
具体的には、装置11はIRMに対してロックトランザクションを発行し、CHANNELS_AVAILABLEレジスタ及びBANDWIDTH_AVAILABLEレジスタを更新することにより、使用したいチャンネル14及び帯域を確保する。なお、IRMは一つのバス上でIRMの能力を有する装置のうちバスリセット発生後に一つの装置が選定される。
【0065】
図7のフローに戻り、ステップS11の処理後、装置11は送信されてきた内容からアイソクロナスリソースの獲得に成功したか否か判断する(ステップS12)。
【0066】
使用したいチャンネル14及び帯域が確保できず、アイソクロナスリソースの獲得に失敗したと判断された場合には(ステップS12:No)、p2pコネクションの確立に失敗したものとして処理を終了する(ステップS21)。
【0067】
一方、ステップS12の判断において、アイソクロナスリソースの獲得に成功したと判断された場合には(ステップS12:Yes)、獲得したチャンネル14を装置11のoPCR111及び装置10のiPCR101の更新値として設定する(ステップS13)。
【0068】
加えて、装置11のoPCR111の更新値として伝送速度とオーバーヘッドIDを設定する(ステップS14)。ここで、設定される伝送速度としては、送信側の装置11及び受信側の装置10の伝送速度能力に応じて決定される。
【0069】
そして、装置11のp2pコネクションカウンタ112及び装置10のp2pコネクションカウンタ102をインクリメントし夫々の更新値として設定し(ステップS15)、これらの更新値により装置11のoPCR111及び装置10のiPCR101を更新する処理をロックトランザクションにより行う(ステップS16)。
【0070】
そして装置11は、oPCR111及びiPCR101の更新に成功したか否か判断する(ステップS17)。
【0071】
oPCR111及びiPCR101の両方の更新に成功したと判断された場合には(ステップS17:Yes)、p2pコネクションの確立に成功したものとして処理を終了する(ステップS18)。
【0072】
ステップS17の判断において、oPCR111又はiPCR101のいずれか一方でも更新に失敗したと判断された場合には(ステップS17:No)、oPCR111及びiPCR101の両方の更新に失敗したか否か判断する(ステップS19)。
【0073】
oPCR111及びiPCR101の両方の更新に失敗したと判断された場合には(ステップS19:Yes)、p2pコネクションの確立に失敗したものとして処理される(ステップS21)。
【0074】
ステップS19の判断において、oPCR111又はiPCR101のいずれか一方の更新に失敗したと判断された場合には(ステップS19:No)、更新に成功したoPCR111又はiPCR101に対してコネクション切断の処理を行う(ステップS20)。具体的には、更新に成功したoPCR111又はiPCR101のp2pコネクションカウンタをデクリメントし、デクリメントした結果、当該p2pコネクションカウンタが「0」となった場合には、コネクションが存在しない状態となるため、当該更新に成功したoPCR111又はiPCR101で使用されていたアイソクロナスリソースをIRMへ返却する処理が行われる。当該処理後はp2pコネクションの確立に失敗したものとして処理を終了する(ステップS21)。
【0075】
なお、上述の図1においては、装置10と装置11との間で図1左に破線で示す装置11から装置10へのデータ伝送のためのp2pコネクションが確立し、データの伝送が行われる際の当該チャンネル14を仮想的にシリアルバス13内に示している。
【0076】
続いて、以上説明した処理により図1において装置10と装置11との間でp2pコネクションが確立している場合、当該コネクションに対して新たなコネクションを重ね張り(オーバーレイ)する際の従来の処理について、図8を用いて説明する。なお、図8は従来のオーバーレイコネクションの確立処理の流れを示すフローチャートである。
【0077】
まず、コントローラとしての装置12は、オーバーレイコネクションを行う対象となる装置11のoPCR111のチャンネル番号を確認し、当該チャンネル番号を装置12のiPCR121の更新値として設定する(ステップS31)。
【0078】
そして、装置12は、装置11のoPCR111のp2pコネクションカウンタ112及び装置12のiPCR121のp2pコネクションカウンタ122をインクリメントし、当該インクリメント後の値を夫々更新値として設定し(ステップS32)、設定した更新値で装置11のoPCR111及び装置12のiPCR121を更新する処理を行う(ステップS33)。
【0079】
そして装置12は、oPCR111及びiPCR121の更新に成功したか否か判断する(ステップS34)。
【0080】
oPCR111及びiPCR121の両方の更新に成功したと判断された場合には(ステップS34:Yes)、オーバーレイコネクションが確立されたものとして処理される(ステップS35)。そして、既に確立されたp2pコネクションの装置10に加えて、新たに確立されたオーバーレイコネクションの装置12も同じ装置11から出力されるアイソクロナスデータをチャンネル14を通じて受信することが可能となる。
【0081】
なお、この場合オーバーレイコネクションの装置12にデータ伝送する際の伝送速度は、既に確立されていたp2pコネクションで用いられていたチャンネル14における伝送速度となる。
【0082】
ステップS34の判断に戻り、oPCR111又はiPCR121のいずれか一方でも更新に失敗したと判断された場合には(ステップS34:No)、oPCR111及びiPCR121の両方の更新に失敗したか否か判断する(ステップS36)。
【0083】
oPCR111及びiPCR121の両方の更新に失敗したと判断された場合には(ステップS36:Yes)、p2pのオーバーレイコネクションの確立に失敗したものとして処理される(ステップS38)。
【0084】
ステップS36の判断において、oPCR111又はiPCR121のいずれか一方の更新に失敗したと判断された場合には(ステップS36:No)、更新に成功したoPCR111又はiPCR121に対してコネクション切断の処理を行う(ステップS37)。具体的には、更新に成功したoPCR111又はiPCR121のp2pコネクションカウンタ122をデクリメントし、デクリメントした結果、当該デクリメントしたp2pコネクションカウンタの値が「0」となった場合には、更新後の当該プラグにおけるコネクションが存在しないことを意味する。そのため、使用されていたアイソクロナスリソースをIRMへ返却する処理が行われる。当該返却処理後はオーバーレイコネクションの確立に失敗したものとして処理を終了する(ステップS38)。
【0085】
以上のようにして、シリアルバス13によって接続されている装置11乃至12間でオーバーレイコネクションを確立しデータ伝送が行われることとなる。
【0086】
次に、上述してきたコネクション確立処理によって可能となる接続例について図9及び図10を用いて説明する。
【0087】
なお、図9は各IEEE1394規格に基づく装置の接続形態の一例について示した図であり、図10は各IEEE1394規格に基づく装置の接続形態の他の一例について示した図である。
【0088】
図9に示すように、例えばデジタルテレビの装置70をツリー状のトポロジーにおける頂点のノードとして、例えばデジタルビデオテープレコーダの装置71と例えばデジタルビデオテープレコーダの装置72とが1394ケーブル73で物理的に接続されている。このうち例えば装置70は、シリアルバス上にアイソクロナスデータを伝送するために必要となるIRMの役割を担っている。
【0089】
また、図10に示すように、図9の構成に加えて、装置70と装置72との間に例えばデジタルビデオテープレコーダの装置74とが1394ケーブル73で物理的に接続されている。
【0090】
この場合、装置74は送信装置としての装置70と受信装置としての装置72との間のアイソクロナスデータ伝送の物理的なパス上に存在する装置である。図10においては一の装置74が送信装置と受信装置との間のアイソクロナスデータ伝送の物理的なパス上に存在する場合について示しているが、一の装置に限るものではなく複数の装置をパス上に介在させることが可能である。より具体的には、ツリー状に接続された一つの系の中に含むことが可能な装置の数は、最大で63個であり、更に一つの系の中に二つの装置間の接続を最大で16個まで含ませることができる。
【0091】
ここで、伝送速度について説明する。
【0092】
先の図9において、装置70と装置71との間にp2pコネクションが確立される場合、装置70の伝送速度能力と装置71の伝送速度能力とが共にS400であれば、装置70と装置71とのデータ伝送の伝送速度はS400で行われる。
【0093】
その後、装置70と装置72との間でオーバーレイコネクションを確立した場合には、装置70から装置72へのデータ伝送も先に確立した伝送速度であるS400で行われる。この場合装置72の伝送速度能力がS400であれば、装置70から送信される伝送速度S400と同じであるため、送信データを装置72において受信することが可能である。
【0094】
一方、装置72の伝送速度能力がS200である場合には、装置70から送信される伝送速度S400より低いため、装置70からの送信データを装置72において受信することはできない。
【0095】
また、図10において、装置70と装置71との間にp2pコネクションが確立される場合、装置70の伝送速度能力と装置71の伝送速度能力とが共にS400であれば、装置70と装置71とのデータ伝送の伝送速度はS400で行われる。その後装置70と装置72との間で装置74を介してオーバーレイコネクションを確立する際には、オーバーレイコネクションを確立することにより装置70から装置72へのデータ伝送も先に確立した伝送速度であるS400で行われる。この場合パス上に存在する装置74の物理層の対応スピード及び装置72の伝送速度能力がS400であれば、装置70から送信される伝送速度S400と同じであるため、装置74を介して送信データを装置72において受信することが可能である。
【0096】
一方、装置74の物理層の対応スピードがS200である場合には、装置70から送信される伝送速度S400より低いため、例え装置72の伝送速度能力がS400であったとしても装置70から送信データを装置72において受信することはできない。
【0097】
次に、上述したIEEE1394規格に準拠して実施される本願の具体的な実施形態について説明する。
【0098】
II )第1実施形態
先ず、上述のIEEE1394規格に準拠して実施される本願の第1実施形態について説明する。
【0099】
本実施形態においては、オーバーレイコネクションを確立する際に、受信装置としての装置に対して本願に係る伝送速度設定装置としての機能を適用した場合の情報伝送システムについて説明する。
【0100】
始めに、ネットワークとしてのシリアルバスを介して複数の装置間で情報伝送を行う本実施形態に係る情報伝送システムの概要構成について図11を用いて説明する。
【0101】
なお、図11は実施形態に係る情報伝送システムSの概要構成について示した図である。
【0102】
図11に示すように、本実施形態に係る情報伝送システムSは、装置80と装置81及び装置82とが1394ケーブル83を介して物理的に接続されている。なおまた装置80と装置82との間では、ネットワークとしてのシリアルバスを介してp2pコネクションが確立され情報の伝送が行われている。
【0103】
まず、送信装置としての装置80の構成及び動作について説明する。
【0104】
図11に示すように、装置80は、プラグレジスタ管理部801と、情報信号発生部802と、送信部803と、を含んで構成される。
【0105】
また、プラグレジスタ管理部801には、oMPR804とoPCR805を論理的に備えている。更にoMPR804には装置80におけるデータ受信可能な最大伝送速度を示す値を格納する領域として伝送速度能力806を含み、oPCR805はp2pコネクションの確立数を示すp2pコネクションカウンタ807、伝送速度808、チャンネル番号809の各領域を含んでいる。
【0106】
次に、送信装置80の動作について説明する。
【0107】
プラグレジスタ管理部801は、ネットワークとしてのシリアルバスを介して他の装置と制御信号等の授受を行い、更にはoPCR805の更新処理を行う。またプラグレジスタ管理部801は、送信部803におけるアイソクロナスパケットデータの送信開始及び停止の指示を行う。
【0108】
一方、情報信号発生部802は、オーディオ情報又はビデオ情報等を含む伝送されるべき情報を生成するブロックであり、送信部803は情報信号発生部802からの情報に基づいてアイソクロナスパケットを形成しプラグレジスタ管理部801の指示によりシリアルバスを介して送信する。
【0109】
次に、装置81の構成及び動作について説明する。
【0110】
装置81は他の装置から情報を受信する機能を有する装置であるとともに、本願に係る伝送速度設定装置としての機能を有する。
【0111】
図11に示すように、受信装置81は、コントローラ810と、検出手段及び設定手段としてのプラグレジスタ管理部811と、情報信号処理部812と、受信部813と、を含んで構成されている。
【0112】
また、プラグレジスタ管理部811には、iMPR814及び入力プラグの属性を示すiPCR815を論理的に備えている。更にiMPR814には装置81におけるデータ受信可能な最大伝送速度を示す値を格納する領域として伝送速度能力816を含み、iPCR815はp2pコネクションの確立数を示すP2Pコネクションカウンタ817、伝送速度818、チャンネル番号819の各領域を含んでいる。
【0113】
次に、受信装置81の動作について説明する。
【0114】
コントローラ810は、シリアルバス上に接続された他の装置とのコネクションを装置81側で確立する場合に機能し、当該コネクションの確立を統轄して制御する。
【0115】
また、プラグレジスタ管理部811は、コントローラ810及びシリアルバスを介して図11に示す他の装置と制御信号等の授受を行い、更にはiPCR815の更新処理を行う。またプラグレジスタ管理部811は、受信部813におけるアイソクロナスパケットデータの受信開始及び停止の指示を行う。
【0116】
またコントローラ810は、oPCR805の伝送速度808、oMPR804の伝送速度能力806及び後述するiMPR824の伝送速度能力826の各値を検出し、またアイソクロナスデータフローの物理的なパス上に存在する装置の物理層の対応スピードを検出する。
【0117】
ここで、プラグレジスタ管理部811における、oMPR804、iMPR814、oPCR805及びiPCR815の記述内容の参照の際には、IEEE1394規格に定められるトランザクションのうちのリードトランザクション又はロックトランザクションを使用する。
【0118】
またアイソクロナスデータフローの物理的なパス上に存在する装置の物理層の対応スピードについては、バスリセット後にバス上の各装置から送信されてくるSelf−IDパケットを解析することにより検出する。
【0119】
そして、コントローラ810は、検出した物理層の対応スピードと送信装置及び受信装置の伝送速度能力に基づいて、装置80のoPCR805の伝送速度を設定し、oPCR805及びiPCR815の更新を行う。
【0120】
一方、受信部813は外部からアイソクロナスパケットを受信し、情報信号処理部812へ送信する。情報信号処理部812は、受信したアイソクロナスパケットをオーディオ情報又はビデオ情報等を含む情報信号として処理するブロックである。
【0121】
次に、装置82は、プラグレジスタ管理部820を含み、プラグレジスタ管理部820には、iMPR824及び入力プラグの属性を示すiPCR825を論理的に備えている。更にiMPR824には装置82におけるデータ受信可能な最大伝送速度を示す値を格納する領域として伝送速度能力826を含み、iPCR825はP2Pコネクションの確立数を示すp2pコネクションカウンタ827、伝送速度828、チャンネル番号829の各領域を含んでいる。
【0122】
なお、装置82は、受信装置としての機能を有するが、上述の装置81と同様であるため当該受信機能に関する構成の説明は省略する。
【0123】
続いて、本実施形態に係る伝送速度設定を伴うオーバーレイコネクションの確立処理について図12を用いて詳説する。
【0124】
なお、図12は、本実施形態におけるオーバーレイコネクション確立処理の流れを示すフローチャートである。
【0125】
まず、情報伝送システムSにおいて、装置81は装置80のoPCR805を参照し、チャンネル番号809の値を確認し、装置81のiPCR815のチャンネル番号819の更新値として設定する(ステップS41)。
【0126】
そして、装置81は、自身のiMPR814の伝送速度能力816及び装置80のoPCR805の伝送速度808の夫々の値を確認し、伝送速度808の値が、iMPR814の伝送速度能力816の値を超えるか否か判断する(ステップS42)。
【0127】
なお、受信装置と送信装置との間の物理的なパス上に他の装置が存在する場合には、ステップS42の判断においては、iMPR814の伝送速度能力816及び伝送速度808の値のみならず、物理的なパス上に存在する全ての装置の物理層の対応スピードを検出し、比較判断を行う。この受信装置と送信装置との間の物理的なパス上に他の装置が存在する場合の比較判断処理の詳細については後述する。
【0128】
ステップS42の判断において、装置80の伝送速度808の値が、装置81の伝送速度能力816の値を超える場合には(ステップS42:Yes)、当該伝送速度では、装置81においてデータを受信することができないため、装置81で受信可能な伝送速度を新たに設定する(ステップS43)。
【0129】
ここで、装置80から受信装置81へのアイソクロナスデータの伝送が可能となるように新たな伝送速度をプラグレジスタ管理部811において設定するにあたっては、装置80の伝送速度能力806、及び装置81の伝送速度能力816が考慮される。
【0130】
コントローラ810は、装置80の伝送速度能力806及び装置81の伝送速度能力816のうち、より低い伝送速度を選択し、装置80のoPCR805の伝送速度808の更新値として設定する。
【0131】
ここで、装置80の伝送速度能力806が、装置81の伝送速度能力816より低い場合には、伝送速度能力806以下の伝送速度においてのみ、データ伝送が可能となる。
【0132】
また、装置81の伝送速度能力816が、装置80の伝送速度能力806より低い場合には、装置81の伝送速度能力816以下の伝送速度においてのみ、データ伝送が可能となる。
【0133】
また更に、装置80の伝送速度能力806と、装置81の伝送速度能力816とが等しい場合については、当該等しい伝送速度能力以下の伝送速度において、データ伝送が可能となる。
【0134】
したがって、図11に示す構成において、例えば装置80の伝送速度能力806がS400であり、装置81の伝送速度能力816がS200である場合には、プラグレジスタ管理部811は、装置81の伝送速度能力816のS200以下の伝送速度を更新すべき伝送速度として設定する。
【0135】
そして、現在の装置80の伝送速度808の値、図示しないオーバーヘッドID、及びペイロード値を参照することにより、現在使用されている帯域を計算し、加えて新たに設定した伝送速度、オーバーヘッドID、及びペイロード値から新たに獲得すべき帯域を計算する(ステップS44)。
【0136】
ここで、新たに設定した伝送速度が、現在の装置80の伝送速度808よりも低い値で決定されている場合には、当該新たに設定した伝送速度に変更した場合に必要とされる帯域は増加する。このため、新たに必要とされる帯域から現在使用している帯域を差し引いて、追加的に必要となる帯域を計算し、当該追加分の帯域をIRMから獲得する処理を行う。
【0137】
そしてIRMからの当該帯域の獲得に成功したか否か判断する(ステップS45)。
【0138】
帯域の獲得に成功したと判断された場合には(ステップS45:Yes)、装置80のp2pコネクションカウンタ807と装置81のp2pコネクションカウンタ817をインクリメントした値を新たな更新値として設定し(ステップS46)、これら更新値により装置80のoPCR805と装置81のiPCR815を更新する処理を行う(ステップS47)。
【0139】
そして、oPCR805及びiPCR815の両方の更新に成功したか否か判断する(ステップS48)。
【0140】
oPCR805及びiPCR815の両方の更新に成功したと判断された場合には(ステップS48:Yes)、p2pのオーバーレイコネクションが確立されたものとして処理される(ステップS49)。
【0141】
ステップS48の判断において、oPCR805又はiPCR815のいずれか一方でも更新に失敗したと判断された場合には(ステップS48、No)、oPCR805及びiPCR815の両方とも更新に失敗したか否か判断する(ステップS50)。
【0142】
oPCR805及びiPCR815の両方とも更新に失敗したと判断された場合には(ステップS50:Yes)、p2pのオーバーレイコネクションの確立に失敗したものとして処理される(ステップS52)。
【0143】
ステップS50の判断において、oPCR805又はiPCR815のいずれか一方の更新に失敗したと判断された場合には(ステップS50:No)、更新に成功したoPCR805又はiPCR815に対してコネクション切断の処理を行う(ステップS51)。具体的には、更新に成功したoPCR805又はiPCR815のp2pコネクションカウンタをデクリメントし、デクリメントした結果、p2pコネクションカウンタの値が「0」となった場合には、p2pコネクションが存在しない状態であるため、当該更新に成功したoPCR805で使用されていたアイソクロナスリソースをIRMへ返却する処理が行われる。当該返却処理後はp2pのオーバーレイコネクションの確立に失敗したものとして処理を終了する(ステップS52)。
【0144】
ステップS42の判断において、装置80の伝送速度808の値が、装置81の伝送速度能力816の値を超えない場合には(ステップS42:No)、当該伝送速度では、装置81においてデータ伝送可能であるため、伝送速度を変更することなくステップS46の処理へ移行する。
【0145】
また、ステップS45の判断において、帯域の獲得に失敗したと判断された場合には(ステップS45:No)、p2pコネクションにおけるオーバーレイコネクションの確立に失敗したものとして処理を終了する(ステップS52)。
【0146】
以上説明したように、本実施形態においては、複数の装置間でコネクションを確立し情報の送受信が行われるネットワークとしてのシリアルバスに接続される伝送速度設定装置としての装置81は、送信装置としての装置80との間でシリアルバス上で接続を確立する際に、装置80において情報を送信する際の情報伝送速度と、装置81において情報を受信可能な情報伝送速度と、を検出し、検出された夫々の情報伝送速度に基づいて、装置80が情報を送信する際の情報伝送速度を装置81において受信可能な情報伝送速度に設定するため、伝送速度能力が相対的に低い装置が接続される場合においても当該伝送速度能力の低い装置においてデータを受信することが可能となる。
【0147】
なお、本実施形態の伝送速度設定装置を上述の図10に示す接続形態、すなわち送信装置と受信装置との間のアイソクロナスデータフローの物理的なパス上に他の装置が存在する場合においても適用可能であることはもちろんである。この場合、例えば図10における装置72を本実施形態の伝送速度設定装置として機能させる。そして上述の図12に示すフローチャートにおいては、ステップS43の伝送速度の設定処理の際、データ伝送可能な伝送速度は、送信装置としての装置70及び受信装置としての装置72のリンク層の伝送速度のみならず物理的なパス上に存在する装置74の物理層の対応スピードによって影響される。
【0148】
そのため、装置70と装置72との間のトポロジーを考慮し、かつ装置70の伝送速度能力、装置72の伝送速度能力を考慮する。なお、当該装置74は単に物理的なパス上に存在しているだけであるため、当該装置74のリンク層の伝送速度能力は考慮する必要はない。
【0149】
そこでこの場合には、コントローラ810は、アイソクロナスデータフローの物理的なパス上に存在する装置74の物理層の対応スピードを検出する。
【0150】
そして、検出された物理層の対応スピード、装置70の伝送速度能力及び装置72の伝送速度能力のうちもっとも低い値を伝送速度として選択し、装置70の伝送速度の更新値として設定する。
【0151】
ここで、装置74の物理層の対応スピードが、装置70の伝送速度能力及び装置72の伝送速度能力より低い場合には、上述のように当該物理層の対応スピード以下の伝送速度においてのみ、データ伝送が可能となる。
【0152】
また、装置70の伝送速度能力が、装置74の物理層の対応スピード及び装置72の伝送速度能力より低い場合には、装置70の伝送速度能力以下の伝送速度においてのみ、データ伝送が可能となる。
【0153】
更に、装置72の伝送速度能力が、装置74の物理層の対応スピード及び装置70の伝送速度能力より低い場合には、装置72の伝送速度能力以下の伝送速度においてのみ、データ伝送が可能となる。
【0154】
また更に、装置74の物理層の対応スピード、装置70の伝送速度能力及び装置72の伝送速度能力が全て等しい場合には、当該等しい伝送速度能力以下の伝送速度で、データ伝送が可能である。
【0155】
したがって、図10に示す構成において、例えば装置70の伝送速度能力がS400であり、装置72の伝送速度能力がS400であり、装置74の物理層の対応スピードがS200である場合には、プラグレジスタ管理部は、装置72の物理層の対応スピードにおける更新すべき伝送速度としてS200以下の伝送速度を設定することとなる。
【0156】
このように、オーバーレイコネクションの際に送信装置と受信装置との間の物理的なパス上に他の装置が存在する場合においても、本実施形態に係る伝送速度設定装置においては、当該他の装置の物理層の対応スピードを考慮することによって、データ伝送可能な伝送速度を設定することが可能となる。
【0157】
また、送信装置と受信装置との間の物理的なパス上に存在する他の装置は一の装置に限らず、複数の装置が存在する場合についても適用可能である。例えば装置80と装置81との間に複数の装置が存在する場合には、コントローラ810は、受信装置のiMPR814の伝送速度能力816及び装置80のoPCR805の伝送速度808並びに送信装置と受信装置との間の物理的なパス上に存在する全ての他の装置が有する物理層の対応スピードを検出し、これらに基づいて新たな情報伝送速度を設定する。
【0158】
上記実施形態は、ネットワークの一例として、シリアルバスを介して各装置が接続されているものに本願を適用した場合について説明したが、これ以外に、例えばパラレルバスや無線通信により各ノードが接続されているネットワークに対しても本願を適用することも可能である。
【0159】
また、受信装置が送信側の装置へオーバーレイコネクションを確立する場合について説明したが、送受信装置以外の他の装置(具体的には他の装置のコントローラ)が送信装置と受信装置との間にオーバーレイコネクションを確立する場合についても同様である。
【0160】
更に、受信装置としての装置81を本願に係る伝送速度設定装置に適用した場合について説明したが、本願に係る伝送速度設定装置は受信装置に限らず、ネットワーク上に存在するいずれか一の装置に対して伝送速度設定機能を付加したり、あるいは伝送速度設定機能のみを有する伝送速度設定装置を設けることも可能であることはもちろんである。
【0161】
なお、送信側の装置80がAV/Cコマンドを使用してコネクション確立要求を行う場合には、送信側の装置80が本実施形態に係る伝送速度設定装置として機能し、帯域を確保して伝送速度を設定変更してもよい。
【0162】
ここでAV/Cコマンド(正式名称はAV/C Digital Interface Command Set)とは、IEEE1394などのネットワークでつながった装置をリモートで制御するために用いられるコマンドセットである。
【0163】
装置80が受信側の装置81に対してAV/Cコマンドを使用してコネクション確立要求を行う場合には、p2pコネクションカウンタをインクリメントするのは、AV/Cコマンドを受けてオーバーレイコネクションを確立する側の装置81となる。
【0164】
III )第2実施形態
次に、本願に係る他の実施形態である第2実施形態について説明する。
【0165】
上述の第1実施形態においては、装置間の伝送速度を相対的に低いレートで設定する場合について説明したが、いかに説明する第2実施形態においては、上述の第1実施形態において確立したオーバーレイコネクションが切断される際に、その切断後の伝送速度を当該オーバーレイコネクションが確立される前の伝送速度に戻す処理を行う場合について説明する。
【0166】
より具体的には、上記情報伝送システムにおいて装置80を本願に係る伝送速度設定装置として適用する。この場合、装置80のプラグレジスタ管理部801が第2実施形態に係る検出手段及び設定手段として機能することとなる。
【0167】
そこで、本実施形態における伝送速度設定処理について図13を用いて説明する。なお、図13は、オーバーレイコネクションが破棄された場合に装置80が伝送速度を変更し不要な帯域を返却する伝送速度設定処理の流れを示すフローチャートである。
【0168】
まず、装置80のプラグレジスタ管理部801は、装置80自身のoPCR805の値が更新されたイベントを検出する(ステップS61)。
【0169】
装置80のoPCR805の値が更新されたことを検出すると、オーバーレイコネクションが切断されたか否か判断する(ステップS62)。すなわちoPCR805のp2pコネクションカウンタ807の値がデクリメントされ、かつデクリメントされた後の値も「0」でない場合には、オーバーレイコネクションが切断されたものと判断できる。
【0170】
オーバーレイコネクションが切断されていないと判断された場合には(ステップS62:No)、例えばコネクションが新たに確立された場合等、本実施形態に係る伝送速度設定処理で行うべき処理の対象外の場合であるため処理を終了する(ステップS74)。
【0171】
ステップS62の判断において、オーバーレイコネクションが切断されたと判断された場合には(ステップS62:Yes)、新たにoPCR805の伝送速度808上に設定すべき伝送速度AをoMPR804の伝送速度能力806の値に設定する(ステップS63)。
【0172】
そして、バス上に存在する全ての装置についてiPCRを調査する処理が終了したかどうか判断する(ステップS64)。なお、調査すべき装置はコネクションを確立される装置が限定されるような場合には、その限定された装置について調査すればよく、バス上の全ての装置について調査する必要はない。
【0173】
そして調査対象装置のiPCRの調査が全て終了していない場合には(ステップS64:No)、調査対象装置のiPCRを調査し(ステップS65)、oPCR805のチャンネル番号809と調査対象装置のiPCRのチャンネル番号とが同じであり、そのiPCRがアクティブ状態にあるか否かを判断する(ステップS66)。本実施形態においては装置82のiPCR825を調査する。
【0174】
oPCR805のチャンネル番号809と装置82のiPCR825のチャンネル番号829が同じであり、当該iPCR825がアクティブ状態にあるならば(ステップ66:Yes)、物理的な接続状態及び伝送速度能力を考慮した通信可能な最適伝送速度Bを決定する(ステップS67)。すなわち、装置80及び当該調査対象装置82との間の物理的なパス上に存在する全ての装置の物理層の対応スピードを考慮し、かつ装置80及び当該調査対象装置82の伝送速度能力を考慮し、最適伝送速度Bを決定する。
【0175】
そしてステップS63における設定すべき伝送速度AがステップS67において決定された最適伝送速度Bより大きいか否か判断する(ステップS68)。
【0176】
伝送速度Aが最適伝送速度Bより大きい場合には(ステップS68:Yes)、最適伝送速度Bの値を新たに伝送速度Aの値とし、調査すべき装置をバス上の次の装置に移行し(ステップS70)、上述のステップS4以降の処理を引き続き行う。
【0177】
一方、ステップS68の判断において、設定すべき伝送速度AがステップS67において決定された最適伝送速度Bより大きくない場合には(ステップS68:No)、上述のステップS70の処理へ移行する。
【0178】
ステップS66の判断において、oPCR805のチャンネル番号809と装置82のiPCR825のチャンネル番号829が異なるか、若しくは装置82のiPCR825がアクティブ状態にないならば(ステップ66:No)、ステップS70の処理へ移行する。
【0179】
また、ステップS64の判断において、装置825のiPCRの調査が全て終了した場合には(ステップS64:Yes)、現在のoPCR805上の伝送速度808の値と、上記処理により決定された伝送速度Aの値と、を比較する(ステップS71)。
【0180】
伝送速度Aの値が現在のoPCR805上の伝送速度808の値以上の場合には(ステップS71:Yes)、装置80の伝送速度808の値を当該伝送速度Aの値で更新する(ステップS72)。
【0181】
そして、伝送速度が相対的に高速となることによって、不必要となった帯域をIRMへ返却し(ステップS73)、処理を終了する(ステップS74)。これにより無駄な帯域消費を防ぐことが可能となる。
【0182】
例えば、図10に示す構成において、例えば装置80の伝送速度能力806がS400であり、装置82の伝送速度能力826がS400であり、装置81とのオーバーレイコネクション切断時の伝送速度808がS200である場合には、プラグレジスタ管理部は、更新すべき伝送速度としてS400を設定することとなる。
【0183】
ステップS71の判断において、上記伝送速度Aの値が現在のoPCR805上の伝送速度808の値より小さい場合には(ステップS71:No)、コネクションが確立されていても既に通信が行えない装置が存在する状態であるため、本実施形態においては失敗したものとして処理を終了する(ステップS74)。
【0184】
以上説明したように、本実施形態においては、オーバーレイコネクションが破棄された場合に、装置80は、当該破棄後において存在するコネクションの状態を調査し、新たに送受信可能となる最適な伝送速度を決定するため、オーバーレイコネクション確立時に相対的に低くなった伝送速度を破棄後のコネクション状態に応じた最適の伝送速度に変更可能となり、無駄な帯域消費を防ぐとともにより高速で最適な情報伝送を行うことができる。
【0185】
なお、本実施形態においては、送信装置としての装置80に対して本願に係る伝送速度設定装置を適用した場合について説明したが、本実施形態に係る伝送速度設定装置は送信装置に限らず、ネットワーク上に存在するいずれか一の装置に対して伝送速度設定機能を付加したり、あるいは伝送速度設定機能のみを有する伝送速度設定装置を設けることも可能であることはもちろんである。
【0186】
また上述の図13の処理は、伝送速度設定装置としての装置80が全ての受信装置を定期的に監視し、オーバーレイコネクションの切断が行われたことを検出した時点で行うように構成してもよい。
【0187】
なお、上記図12及び13を用いて説明したオーバーレイコネクション確立時及びオーバーレイコネクション破棄後の伝送速度設定処理のフローチャートに対応するプログラムを、例えばフレキシブルディスク等の情報記録媒体に記憶させておき、これらを一般のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該一般のマイクロコンピュータ等を実施形態に係るコントローラ810として機能させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ伝送システムの概念図である。
【図2】プラグレジスタのアドレスマップについて示した図である。
【図3】oMPRのデータフォーマットについて示した図である。
【図4】iMPRのデータフォーマットについて示した図である。
【図5】oPCRのデータフォーマットについて示した図である。
【図6】iPCRのデータフォーマットについて示した図である。
【図7】p2pコネクション確立処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】従来のオーバーレイコネクションの確立処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】各IEEE1394規格に基づく装置の接続形態の一例について示した図である。
【図10】各IEEE1394規格に基づく装置の接続形態の他の一例について示した図である。
【図11】情報伝送システムSの概要構成について示した図である。
【図12】第1実施形態における伝送速度設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】第2実施形態における伝送速度設定処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10、11、12、70、71、72、74、80、81、82…装置
13…シリアルバス
14…チャンネル
20、22、110、804…oMPR
21、111、210、805…oPCR
23、101、121、230、815、825…iPCR
31、41…伝送速度能力領域
32…ブロードキャストチャンネルベース領域
33、43…ノンパーシステントエクステンション領域
34、44…パーシステントエクステンション領域
35、42、45、54、64、66…予約領域
36…出力プラグ数領域
46…入力プラグ数領域
51、61…オンラインフラグ領域
52、62…ブロードキャストコネクションカウンタ領域
53、63…p2pコネクションカウンタ領域
55、65…チャンネル番号領域
56…伝送速度領域
57…オーバーヘッドID領域
58…ペイロード領域
74、83…1394ケーブル
100、120、814、824…iMPR
102、112、122、807、817、827…p2pコネクションカウンタ
810…コントローラ
801、811、820…プラグレジスタ管理部
802…情報信号発生部
803…送信部
806、816、826…伝送速度能力
808、818、828…伝送速度
809、819、829…チャンネル番号
812…情報信号処理部
813…受信部
S…情報伝送システム

Claims (15)

  1. ネットワークを介して情報を送信する送信装置と、前記送信された情報を当該ネットワークを介して受信する受信装置と、の間で接続を確立して前記情報の送受信を行う際の伝送速度を設定する伝送速度設定装置において、
    前記ネットワークを介して前記接続を確立する際に、前記送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度と、前記受信装置において前記情報を受信する際の前記伝送速度である受信速度と、を少なくとも検出する検出手段と、
    前記検出された送信速度及び受信速度に対応して、実際の前記送信速度を前記受信速度と同値に設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする伝送速度設定装置。
  2. 請求項1に記載の伝送速度設定装置において、
    前記送信装置と前記受信装置との間の前記情報の伝送経路となる前記ネットワーク上に、前記情報を中継する中継装置が存在する場合に、
    前記検出手段は、前記中継装置において前記情報の中継が可能な前記伝送速度である中継速度を更に検出し、
    前記設定手段は、前記検出された送信速度、受信速度及び中継速度に基づいて、前記送信速度を、前記受信速度又は前記中継速度のいずれか低い方の速度と同値に設定することを特徴とする伝送速度設定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の伝送速度設定装置において、
    前記ネットワーク上における前記情報の伝送が時分割的に行われる場合に、
    前記設定手段は、前記伝送のために前記ネットワークが占有されている占有時間を確保することにより前記送信速度の設定を行うことを特徴とする伝送速度設定装置。
  4. 請求項2又は3に記載の伝送速度設定装置において、
    前記送信装置が、前記ネットワークに接続されている他の装置との間で前記情報の送受信を行うための接続を当該ネットワーク上で既に確立している場合に、
    前記送信装置と前記受信装置との間の前記接続は、前記既に確立された接続において前記情報の伝送のために使用されているチャンネルを利用して行われ、
    前記検出手段は、前記既に確立された接続における前記情報の伝送速度を前記送信速度として検出することを特徴とする伝送速度設定装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の伝送速度設定装置において、
    前記受信装置は相異なる複数の前記受信速度により前記情報の受信が可能とされていると共に、
    前記設定手段は、複数の前記受信速度のうち最も速い受信速度と同値に前記送信速度を設定することを特徴とする伝送速度設定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の伝送速度設定装置において、
    前記ネットワークを構成するバスが、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格に則ったシリアルバスであることを特徴とする伝送速度設定装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の伝送速度設定装置と、前記送信装置と、前記受信装置と、を少なくとも含み、前記ネットワークを介して前記情報の伝送が行われることを特徴とする情報伝送システム。
  8. ネットワークを介して情報を送信する送信装置と、前記送信された情報を当該ネットワークを介して受信する受信装置と、の間で接続を確立して前記情報の送受信を行う際の伝送速度を設定する伝送速度設定方法において、
    前記ネットワークを介して前記接続を確立する際に、前記送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度と、前記受信装置において前記情報を受信する際の前記伝送速度である受信速度と、を少なくとも検出する検出工程と、
    前記検出された送信速度及び受信速度に対応して、実際の前記送信速度を前記受信速度と同値に設定する設定工程と、
    を備えることを特徴とする伝送速度設定方法。
  9. ネットワークを介して情報を送信する送信装置と、前記送信された情報を当該ネットワークを介して受信する受信装置と、の間で接続を確立して前記情報の送受信を行う際の伝送速度を設定する伝送速度設定装置に含まれるコンピュータを、
    前記ネットワークを介して前記接続を確立する際に、前記送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度と、前記受信装置において前記情報を受信する際の前記伝送速度である受信速度と、を少なくとも検出する検出手段、及び、
    前記検出された送信速度及び受信速度に対応して、実際の前記送信速度を前記受信速度と同値に設定する設定手段、
    として機能させることを特徴とする伝送速度設定用プログラム。
  10. 請求項9に記載の伝送速度設定用プログラムが前記コンピュータにより読取可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  11. 複数の装置間で接続を確立されて情報の送受信が行われるネットワークに接続される伝送速度設定装置において、
    いずれか一の前記装置を対象とする前記接続が切断された場合に、他の前記装置の夫々における情報の伝送速度を検出する検出手段と、
    前記検出された夫々の伝送速度に基づいて、前記情報を送信する前記他の装置である送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度を、前記情報を受信する前記他の装置である受信装置において受信する際の前記伝送速度のうち最も速い当該伝送速度に設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする伝送速度設定装置。
  12. 請求項1から6のいずれか一項に記載の伝送速度設定装置と、請求項11に記載の伝送速度設定装置と、前記送信装置と、前記受信装置と、を含み、前記ネットワークを介して前記情報の伝送が行われることを特徴とする情報伝送システム。
  13. 複数の装置間で接続を確立されて情報の送受信が行われるネットワークに接続される伝送速度設定方法において、
    いずれか一の前記装置を対象とする前記接続が切断された場合に、他の前記装置の夫々における情報の伝送速度を検出する検出工程と、
    前記検出された夫々の伝送速度に基づいて、前記情報を送信する前記他の装置である送信装置において前記情報を送信する際の前記伝送速度である送信速度を、前記情報を受信する前記他の装置である受信装置において受信する際の前記伝送速度のうち最も速い当該伝送速度に設定する設定工程と、
    を備えることを特徴とする伝送速度設定方法。
  14. 複数の装置間で接続を確立されて情報の送受信が行われるネットワークに接続される伝送速度設定装置に含まれるコンピュータを、
    いずれか一の前記装置を対象とする前記接続が切断された場合に、他の前記装置の夫々における情報の伝送速度を検出する検出手段、及び、
    前記検出された夫々の伝送速度に基づいて、前記情報を送信する前記装置である送信装置において前記情報を送信する際の送信速度を、前記情報を受信する前記装置である受信装置において受信可能な前記伝送速度のうち最も速い当該伝送速度に設定する設定手段、
    として機能させることを特徴とする伝送速度設定用プログラム。
  15. 請求項14に記載の伝送速度設定用プログラムが前記コンピュータにより読取可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
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