JP4278439B2 - 情報通信装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報通信装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介してデータを送受信する際の伝送速度に関する技術分野に属し、より詳細には、IEEE1394規格に準拠したシリアル伝送方式における伝送速度設定の技術分野に属する。
【0002】
【従来技術】
近年、デジタルコンテンツの急速な普及とパッケージメディアのデジタル化によりデジタルデータの転送に有用な効果を有するIEEE1394規格(正式名称は、「IEEE Std. 1394-1995 IEEE Standard for a High Performance Serial Bus」である。)に規格化された技術の重要性が高まってきている。
【0003】
一般に、IEEE1394規格は、音声データや映像データなどのAVデジタルデータの転送に適している。
【0004】
このIEEE1394規格においては、複数の情報通信装置(以下、単にノードという)間をネットワークとしてのシリアルバスにより接続し、これら各ノード間で複数チャンネル分(当該規格においては、1つのシリアルバスで接続されている系内では最大で63個の異なるチャンネルを用いてデータ伝送できることが規格化されている。)のデータ伝送を時分割的に実行するように規格化されている。さらに、100Mbps(bit per second(以下、S100という))、200Mbps(以下、S200という)および400Mbps(以下、S400という)のいずれかの伝送速度によって高速にシリアル伝送を行うよう規格化されている。
【0005】
また、IEEE1394規格では、既にシリアルバスで相互に接続されているノード群に新たに他のノードを接続する場合(すなわち、バス接続時)または上記ノード群からノードの接続を取り外す場合(すなわち、バス開放時)において、いわゆるバスリセットと称されるシリアルバスの初期化が実行されることが規格化されている。そして、当該バスリセットに伴って後述する所定の処理が実行され、新たなシリアスバスの接続形態(以下、当該接続形態をトポロジーと称する。)が構築され、これにより接続形態の自由度が増しユーザの使い勝手を向上させている。
【0006】
さらに、このIEEE1394規格は、アシンクロナス転送モードとアイソクロナス転送モードの2種類のデータ伝送形式を有している。
【0007】
アシンクロナス転送モードとは、相手ノードに確実にパケットを送信することを保証した通信のことである。このアシンクロナス転送モードにおいては、送信を行うノードは、ヘッダー情報と実データとを有するパケットを指定された相手ノードに送信する。これを受信した相手ノードは、パケットの送信を行ったノードに、受信した旨の認識情報(受信情報)、例えば、いわゆるアクノリッジパケットを返信する。そして、パケットの送信を行ったノードは、アクノリッジパケットを受信することで、相手ノードがパケットを受信したことを確認する。
【0008】
また、アイソクロナス転送モードとは、バスに共通なクロックを管理する、バス上でただ一台存在するサイクルマスターノードが、一定間隔(125μsec)で送信するサイクルスタートパケットに同期して行われる通信のことである。このアイソクロナス転送モードにおいては、特定の相手ノードにパケットを送信するのではなく、複数のチャンネルのいずれかのチャンネルを使用しバス全体にパケット(後述するアイソクロナスパケット)を送信する。そして、このデータを受信した相手ノードは、アシンクロナス転送モードの場合とは異なり、パケットの送信を行ったノードにアクノリッジパケットを返信しない。
【0009】
従来、IEEE1394規格において、データの転送を行いたいノード(以下、自ノードという)と当該データを受信するノード(以下、相手ノードという)のノード間において、アシンクロナス転送モードにおけるパケット(以下、アシンクロナスパケットという)またはアイソクロナス転送モードにおけるパケット(以下、アイソクロナスパケットという)を伝送する際の最大伝送速度を決定するには、(1)伝送経路における全ノード(以下、全経路ノードという)の接続形態を認識し、全経路ノードの物理層(物理層チップ)が対応している伝送速度(以下、PHY SPEEDという)を取得するとともに、(2)相手ノードのリンク層(リンク層チップ)が対応している伝送速度(以下、LINK SPEEDという)を取得し、(3)トポロジーの解析を行うという手順が必要であった。
【0010】
(1)全経路ノードの物理層におけるPHY SPEEDの取得
全経路ノードの物理層におけるPHY SPEEDを取得する場合は、バスリセット後に各ノードから送信される自己識別情報(以下、Self-IDパケットという)を取得することによって伝送速度を取得する。
【0011】
各ノードにおけるSelf-IDパケットは以下のように送信される。
【0012】
バスリセットが発生すると、まず、接続されたノードの全接続形態を認識する処理(ツリー・アンデンティファイ)が行われる。この処理では、全ての接続されているポートについてルートノードへの方向付けを決定することにより、最終的にひとつのノードがルートノードとして選択される。
【0013】
次に、各ノードの自己識別処理(セルフ・アンデンティファイ)が行われる。この処理では、各々のノードが、識別に必要なバスで唯一の識別情報(物理層ID)を取得し、物理層ID、自ノードが対応している伝送速度の情報などを含むバス管理に必要なSelf-IDパケットを送信する。
【0014】
各々のノードは、このように送信された他のノードのSelf-IDパケットを取得して、全経路ノードにおける各ノードの伝送速度情報を取得する。
【0015】
なお、図1は各ノードが送信するSelf-IDパケット10の概略構成を示す模式図であり、このSelf-IDパケット10は、自ノードにおける物理層の識別情報が記載されたphy IDフィールド11と、物理層における伝送速度の情報が記載されたspフィールド12と、後述する自ノードの接続状況の情報が記載されたp0フィールド13、p1フィールド14、p2フィールド15と、データ領域16とを備えている。
【0016】
また、他のノードは、このspフィールド12を読み出すことにより伝送速度を取得する。なお、このspフィールド12は、現在2bitのデータであり、例えば、「00」はS100を、「01」はS200を、「11」はS400をそれぞれ示す。さらに、Self-IDパケット10は、その他のデータをも有している。
【0017】
(2)相手ノードのリンク層におけるLINK SPEEDの取得
相手ノードのリンク層におけるLINK SPEEDを取得する場合は、アシンクロナス転送モードにおいて、データ通信の通信要求を示す各種の通信要求情報(1394規格では、この通信要求情報をトランザクションといい、この通信要求情報を送信することをトランザクションの発行という)を送信し、装置固有の情報が格納されているコンフィグレーションROMに書き込まれているリンク層の伝送速度を取得する。
【0018】
具体的には、自ノードがトランザクションを発行して相手ノードにおける図2に示すこのコンフィグレーションROMにあるバスインフォメーションブロック20から4Byte(1Quadlet)分のデータを読み出す。そして、このバスインフォメーションブロック20が有する、伝送速度が書き込またlink spdフィールド21を取得して相手ノードの伝送速度を取得する。
【0019】
なお、link spdフィールド21は、2bitであり、物理層のspフィールド12と同様に、例えば、「00」、「01」、「11」が記載されており、それぞれ、S100、S200およびS400を示す。また、このバスインフォメーションブロック20は、同期通信時のクロック精度を示すcyc clk accフィールド22、装置のユニークなIDを示すnode vendor IDフィールド23およびchip IDフィールド24、その他のデータ領域25をも備えている。
【0020】
(3)トポロジー解析
トポロジー解析では、上述のように取得した全経路ノードの伝送速度と接続された相手ノードにおける受信可能な伝送速度に基づいてデータ伝送可能な最大の伝送速度を決定する。すなわち、トポロジー解析では、自ノードと相手ノードとの間に他のノードが接続されているか否か判断し、その接続状況において伝送速度を決定する。
【0021】
なお、自ノードと相手ノードとの間に他のノードが接続されているか否かを判断するには、上述した図2に示すSelf-IDパケット10のp0フィールド13、p1フィールド14、p2フィールド15によって当該ノードにおける接続状況、例えば、「ルート側に接続されたノード」、「ルート側とは逆側に接続されたノード」、または、「接続なしのノード」などの当該ノードの接続状況を解析する。そして、自ノードと相手ノードとの間に他のノードが接続されている場合には、相手ノードまで経路を認識するとともに、その経路の途中にあるノード情報を取得する。
【0022】
次に、このような従来のIEEE1394規格におけるノード間において伝送速度を決定する一例を示す。
【0023】
例えば、図3に示すように、データの転送を行う機器Aとデータの転送が為される機器Cとの間に機器Bが存在する場合であって、機器Aの物理層におけるPHY SPEEDおよびリンク層におけるLINK SPEEDがS400、機器Bにおける物理層におけるPHY SPEEDがS200およびリンク層におけるLINK SPEEDがS100、並びに、機器Cの物理層におけるPHY SPEEDおよびリンク層におけるLINK SPEEDがS400の場合には、機器Aと機器Bのリンク層を介したノード間の伝送可能な最大伝送速度はS100となり、機器Aと機器Cの物理層を介したノード間の伝送可能な最大伝送速度はS200となる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来のIEEE1394規格における伝送速度の決定方法では、上述のように、(1)全経路ノードの物理層におけるPHY SPEEDの取得、(2)相手ノード(転送経路にある他のノードも含む)のリンク層におけるLINK SPEEDの取得、(3)トポロジー解析の各工程を実行する必要がある。このため、これらの処理を実行するのに時間を要するという問題が一例として挙げられる。
【0025】
また、ノード数が多く存在する場合にはトポロジー解析が複雑になり、伝送速度が決定されるまでの処理が増加する。このため、処理効率が悪くなるという問題が一例として挙げられる。
【0026】
さらに、IEEE1394規格には、具体的にはIEEE1394−1995規格とIEEE1394a−2000規格とがあり、IEEE1394a−2000に対応していない情報通信装置のバスインフォメーションブロック20は、伝送速度が記載されたlink spdフィールド21を有していない。このため、リンク層における伝送速度が不明と判断され、適切な伝送速度に設定することができないという問題が一例として挙げられる。
【0027】
本発明は、このような点に鑑みて、情報通信装置間における伝送速度を適切に設定するとともに、伝送速度の決定処理における処理効率を向上させる情報通信装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数段階的に設定された伝送速度のうちのいずれかの1つを、介在ノードを介して他の情報通信装置との間でデータ通信を行うときのデータ伝送速度に設定してデータ通信を行う情報通信装置であって、前記他の情報通信装置に対し、その情報通信装置におけるデータ伝送の最大速度情報である相手ノード最大速度情報の返信を要求する最大速度情報要求指示情報を前記伝送速度のうちの最小速度で送信する最大速度情報要求手段と、前記他の情報通信装置から相手ノード最大速度情報を取得する最大速度情報取得手段と、前記他の情報通信装置に対してデータ通信が可能であるか否かを確認するための確認情報の送信を行うとともに、その確認情報の伝送速度を、他の情報通信装置に対してデータ伝送可能な最大速度情報である自ノード最大速度情報および前記相手ノード最大速度情報のうちの低速の速度を上限とし、前記最小速度の一段階上の速度を下限とする範囲で切り替えて送信する確認情報送信手段と、前記確認情報を受信した他の情報通信装置から返信される受信情報を検出し、受信情報を検出できた最大伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定する伝送速度設定手段と、を備え、前記確認情報送信手段は、前記上限の伝送速度で前記確認情報を送信し、前記伝送速度設定手段にて前記受信情報を検出できない場合に、前記伝送速度設定手段にて前記受信情報を検出できるまで、前記伝送速度を順次段階的に小さくして前記確認情報を送信し、前記伝送速度設定手段は、前記受信情報を検出できた場合、この受信できた受信情報に対応する確認情報の伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定し、前記下限の伝送速度で送信された前記確認情報に対応する前記受信情報を検出できない場合、前記最小速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定することを特徴とする情報通信装置である。
【0029】
請求項に記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の情報通信装置と、この情報通信装置に介在ノードおよび電気通信回線を介してデータ通信が可能に接続され、前記最大速度情報要求指示情報を受信した場合に前記相手ノード最大速度情報を返信し、前記確認情報を受信した場合に前記受信情報を返信する少なくとも1つの前記他の情報通信装置と、を備えたことを特徴とする情報通信システムである。
【0030】
請求項に記載の発明は、複数段階的に設定された伝送速度のうちのいずれかの1つを、介在ノードを介して他の情報通信装置との間でデータ通信を行うときのデータ伝送速度に設定してデータ通信を行う情報通信方法であって、前記他の情報通信装置に対し、その情報通信装置におけるデータ伝送の最大速度情報である相手ノード最大速度情報の返信を要求する最大速度情報要求指示情報を前記伝送速度のうちの最小速度で送信する最大速度情報要求工程と、前記他の情報通信装置から相手ノード最大速度情報を取得する最大速度情報取得工程と、前記他の情報通信装置に対してデータ通信が可能であるか否かを確認するための確認情報の送信を行うとともに、その確認情報の伝送速度を、他の情報通信装置に対してデータ伝送可能な最大速度情報である自ノード最大速度情報および前記相手ノード最大速度情報のうちの低速の速度を上限とし、前記最小速度の一段階上の速度を下限とする範囲で切り替えて送信する確認情報送信工程と、前記確認情報を受信した他の情報通信装置から返信される受信情報を検出し、受信情報を検出できた最大伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定する伝送速度設定工程と、を有し、前記確認情報送信工程では、前記上限の伝送速度で前記確認情報を送信し、前記伝送速度設定工程にて前記受信情報を検出できない場合に、前記伝送速度設定工程にて前記受信情報を検出できるまで、前記伝送速度を順次段階的に小さくして前記確認情報を送信し、前記伝送速度設定工程では、前記受信情報を検出できた場合、この受信できた受信情報に対応する確認情報の伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定し、前記下限の伝送速度で送信された前記確認情報に対応する前記受信情報を検出できない場合、前記最小速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定することを特徴とする情報通信方法である。
【0031】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報通信方法を演算手段に実行させることを特徴とする情報通信プログラムである。
【0032】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報通信プログラムが演算手段にて読み取り可能に記録されたことを特徴とする情報通信プログラムを記録した記録媒体である。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0034】
なお、以下に説明する実施の形態は、IEEE1394規格に準拠したIEEE1394バス(以下、シリアルバスという)を有する情報通信装置としての情報通信装置に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0035】
I.IEEE1394規格について
まず、具体的な実施形態について説明する前に、実施形態に係るデータが伝送される際に準拠する上記IEEE1394規格の概要について説明する。
【0036】
上述したように、当該IEEE1394規格においては、複数の情報通信装置であるノード間をシリアルバスにより接続し、これら各ノード間で複数チャンネル分のデータ伝送を時分割的に実行するように規格化されている。
【0037】
IEEE1394規格(以下、単にシリアルバス規格と称する。)では、既にシリアルバスで相互に接続されているノード群に新たに他のノードを接続する場合(すなわち、バス接続時)または上記ノード群からノードの接続を取り外す場合(すなわち、バス開放時)において、いわゆるバスリセットと称されるシリアルバスの初期化が実行されることが規格化されている。そして、当該バスリセットに伴って以下の処理が実行され、新たなシリアルバスのトポロジーが構築される。
(1)接続状態の変化を検出したノードは、シリアルバスに接続されている他の接続のあるノードに対して、バスリセットが発生したことを示すバスリセット信号を送信し、これを受信したノードが、さらに接続している他のノードへバスリセット信号を送信していくことにより、全ノードに伝達される。
(2)次に、バスリセット後、個々に接続された各ノードをツリー状に接続したものとして扱えるように識別し、全ての接続されているノードのルートノードへの方向付けを決めることによって、ひとつのノードがルートノードに選択される(ツリー識別処理)。
(3)次に、選択されたルートノードが、各々のノードの識別に必要なバスで唯一の識別情報(物理ID)を決め、バス管理に必要なSelf-IDパケット10を送信する(自己識別処理)。
(4)最後に、各ノードは自己識別手続き期間中に、他のノードからのSelf-IDパケット10を監視して、通信チャンネルと帯域を割り振るためのレジスタを提供しているIRM(アイソクロナス・リソースマネージャ)ノードを設定する。
【0038】
以上の四段階の処理を経て、バスリセット後の新たなトポロジーが構成される。
【0039】
そして、トポロジーの構成後に実際にデータを伝送する場合には、当該データの伝送を開始しようとするノードである伝送ノードは、上記IRMノードに対して現在の他のノードによる通信状態を照会し、自己が使用したいチャンネル及び帯域が使用可能であるならば、当該伝送ノードはデータを伝送する権利を獲得し(より具体的には、伝送ノードが使用するチャンネル及び帯域を当該伝送ノードが確保して)データ伝送を開始する。
【0040】
次に、他の情報通信装置に接続されて当該他の情報通信装置と通信制御を行うとともに、データの送受信を行う通信層について説明する。
【0041】
なお、図4は、IEEE1394規格で規定される通信層の概略構成を示す模式図である。
【0042】
IEEE1394通信層100は、図4に示すように、トランザクション層110と、リンク層120と、物理層130と、シリアルバスを管理するシリアルバス管理部140とを備えている。トランザクション層110、リンク層120、物理層130は、相互に通信可能に接続されている。また、トランザクション層110、リンク層120、物理層130は、シリアルバス管理部140と通信可能に接続されている。また、トランザクション層110およびリンク層120は、上位の機能ブロックであるアプリケーション層150と通信可能に接続されている。
【0043】
具体的には、トランザクション層110は、このアプリケーション層150が他の機器とのデータ通信を行うためのアシンクロナスデータ伝送サービスを提供するよう、このアシンクロナス伝送におけるデータの読み出しおよび書き込みなど、後述するリード、ライト、ロックの処理(以下、それぞれ、リードトランザクション、ライトランザクションおよびロックトランザクションという)を行う。
【0044】
なお、このアプリケーション層150は、アイソクロナスデータの伝送を行うときには、送信するデータをデータ生成部160によって所定の形式に生成して各機器に伝送する。
【0045】
リンク層120は、後述するサイクルを制御するサイクル制御部121と、アドレス処理、データエラー確認などを行うパケット受信部122およびパケット送信部123とを備えている。
【0046】
なお、後述するアイソクロナス伝送サービスの要求は、アプリケーション層150からトランザクション層110を経由せず、当該リンク層120に対して行われる。すなわち、リンク層120は、データ伝送を行う際の所定の形式に各種データを生成するデータ生成部160と直接アイソクロナスデータを送受信する。
【0047】
物理層130は、1つのノードのみがデータ伝送を開始するように調停処理を行うアービトレーション部131と、通信クロックの再同期を行う再同期部132と、リンク層120で用いる論理シンボルと当該物理層130で用いる信号との変換を行うエンコード・デコード部133と、他の情報通信装置との物理的接続に要するコネクタ・ケーブルなどの機械的なインターフェース処理を行う機械的インターフェース134と、バスリセットに伴うシリアルバスの再コンフィグレーションを実行するバス初期化処理部135と、通信信号の電気レベルを決める電気的なインターフェース処理を行う電気的インターフェース136とを備えている。
【0048】
次に、アシンクロナス転送モードおよびアイソクロナス転送モードについて略説する。
【0049】
IEEE1394規格においては、データはパケットに分割され、125μsecの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送され、このサイクルは、サイクルマスタ機能を有するノードから供給されるサイクルスタート信号によって作り出される。
【0050】
アイソクロナス転送モードでは、全てのサイクルの先頭から伝送に必要な帯域を確保するアイソクロナスパケットによって行なわれるアイソクロナス伝送によってデータの伝送を行う。このアイソクロナス伝送は、データの一定時間内の伝送が保証されているが、伝送エラーが発生した場合は、当該アイソクロナス伝送によって伝送するデータを保護する仕組みが無く、当該エラーとなったデータは失われるという特徴を有している。
【0051】
また、アシンクロナス転送モードでは、各サイクルのアイソクロナス伝送に使用されていない時間に、アービトレーションの結果、シリアルバスを確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出することによって行われるアシンクロナス伝送によって行われる。このアシンクロナス伝送は、後述するアクノリッジおよびリトライを用いることにより、伝送を確実に行うことが保証されているが、伝送のタイミングは一定とならないという特徴を有している。
【0052】
なお、当該アイソクロナス伝送においては、1つのアイソクロナスサイクル内におけるアイソクロナス伝送領域の時間的長さが最大で100μsecであることが規格化されている。従って、1つのアイソクロナス伝送領域内の各チャンネルに割り当てられるデータがその伝送のために占有する時間の合計も100μsec以下とする必要がある。
【0053】
次に、アシンクロナス転送モードにおけるトランザクションについて説明する。
【0054】
上述したように、アシンクロナス転送モードでは、アクノリッジおよびリトライを用いることによってデータ伝送が行われる。送信ノードは、後述するデータパケット30を指定先のノードに、受信ノードは、アクノリッジパケットを返信することでデータパケット30を受信したことを知らせる。
【0055】
なお、図5に示すように、アシンクロナス転送モードにおいて送信されるデータパケット30は、ヘッダー部31と、実データ部32と、パケット送信先の識別情報が記載されたdestination IDフィールド33と、要求パケットと応答パケットの一対のトランザクションの一致を認識するための情報が記載されたtlフィールド34と、トランザクションの種別情報が記載されたtcodeフィールド35と、パケットの送信元の識別情報が記載されたSource IDフィールド36となどを備えている。
【0056】
このアシンクロナス転送モードにおいて、1つのデータを伝送する処理(以下、アシンクロナスサブアクションという)は、以下のような処理が行われるようになっている(図6(a)参照)。
【0057】
まず、データを送信したいノードは、データ送信待機状態になるとアービトレーションを開始する。次に、アービトレーションに勝った、すなわち、転送動作が行えることになった送信ノードは、受信状態になるように指示する受信待機信号43とデータ終了情報44を付加したデータパケット30を各ノードに送信する。最後に、データパケット30を受信したノードは、データパケット30を受信後、直ちに受信待機信号43とデータ終了情報44を付加した、受信状況を示すアクノリッジパケット45を送信ノードに対して送信する。
【0058】
なお、図6(b)に示すように、アクノリッジバケット45は、アクノリッジコード46と、アクノリッジパリティ47とを備えている。
【0059】
このようなトランザクション機能には、リード、ライトおよびロックの3種類の機能がある。リードトランザクションとは、相手ノードの目的のアドレスから指定されたデータ長分を読み出す機能であり、ライトトランザクションとは、相手ノードの目的のアドレスに指定されたデータ長分のデータを書き込む機能である。また、ロックトランザクションとは、所定の指示に基づいて送信ノードと受信ノードとによって一定の処理を行う機能であり、この処理には、コンペアースワップロックトランザクション、マスクスワップロックトランザクションおよびフェッチアドレスロックトランザクションなどがある。
【0060】
II.実施形態
次に図7ないし図9を用いて上述したIEEE1394規格によりデータが伝送される伝送速度を決定する実施形態に係る情報通信装置について説明する。
【0061】
ず、図7ないし図9を用いて実施形態おける伝送速度の決定処理に利用される1394ARP(AddressResolution Protocol)パケット、および、情報通信装置の構成について説明する。
【0062】
なお、図7は、1394ARPパケットの概略構成を示す模式図であり、図8は、本実施形態の情報通信装置の概略構成を示すブロック図であり、図9は情報通信装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。
【0063】
まず、伝送速度の決定処理に利用されるIP over 1394の1394ARPにおいて用いられる、相手ノード最大速度情報、最大速度情報要求指示情報、確認情報、受信情報としての1394ARPパケット50の概略構成について図7を用いて略説する。
【0064】
図7に示すように、1394ARPパケット50は、パケットヘッダ部51と、GASPヘッダ部52と、データブロック部53とを備えている。
【0065】
パケットヘッダ部51は、IEEE1394a−2000で定義されるパケットのヘッダ部分であり、1394ARPパケット50のデータ長情報や、属性情報などを備えている。
【0066】
GASPヘッダ部52は、IEEE1394で定義されるグローバルアシンクロナスストリームヘッダ部分であり、1394ARPパケット50の送信元の識別情報などを備えている。
【0067】
データブロック部53は、IP over 1394で定義される1394ARPパケット50のデータ部分であり、当該1394ARPパケット50がリクエストパケット若しくはレスポンスパケットのいずれかであることを示す情報が記載されたopcodeフィールド54と、当該1394ARPパケット50を送信する情報通信装置200が送受信可能な最大伝送速度を示す情報が記載された最大速度情報としてのsspdフィールド55と、当該情報通信装置200のIPアドレスを示す情報が記載されたsender IP addressフィールド56と、通信相手先の他の情報通信装置200のIPアドレスを示す情報が記載されたtarget IP addressフィールド57となどを備えている。なお、sspdフィールド55に記載される最大伝送速度は、当該情報通信装置200のPHY SPEEDおよびLINK SPEEDのうちの低い伝送速度に設定される。
【0068】
次に、情報通信装置の概略構成について説明する。図8に示すように、情報通信装置200は、1394規格よりも上位のプロトコルおよび1394規格を用いて通信を行うアプリケーション層150と、音声データまたは映像データなどのデータに基づいてシリアルバスに転送用の所定のデータ形式を有する通信データを生成するデータ生成部160と、トランザクション層110、リンク層120、物理層130を備えた通信層を有する通信部170と、データ生成部160および通信部170を制御する制御部180とを備えている。
【0069】
アプリケーション層150は、1394規格よりも上位のプロトコルおよび1394規格を用いて通信を行うとともに、ユーザの要求を受けて他の機器を操作すること、および、バスに接続された機器をユーザに知らせることなどを行う。
【0070】
データ生成部160は、図示しない音声再生部または画像再生部から入力される音声データおよび画像データなどAVデータを取得する。そして、データ生成部160は、取得したAVデータを、リアルタイム性を保持しつつ、予め定められた形式を有する通信データに変換し、この変換した通信データを通信部170に出力する。
【0071】
通信部170は、上述したようなトランザクション層110、リンク層120、物理層130の3層と、シリアルバス管理部140とを備えている。なお、トランザクション層110は、1394ARPパケット50を生成する。
【0072】
制御部180は、図示しないCPUとメモリなどから構成され、バスを介して必要な制御情報の授受を行いつつ上記各構成層を統括制御する。また、当該統括制御に必要な情報は、バスを介して一時的にメモリに記憶されつつ当該統括制御に用いられる。そして、この制御部180は、図9に示すように、最大速度情報要求手段181と、最大速度情報取得手段182と、確認情報送信手段183と、伝送速度設定手段184とを備えている。
【0073】
最大速度情報要求手段181は、トランザクション層110に、他の情報通信装置200(以下、相手ノードという)に対して、その相手ノードにおけるデータ伝送が可能な最大伝送速度情報(相手ノード最大速度情報)が記載された1394ARPパケット50の返信を要求する最大速度情報要求指示情報としての1394ARPパケット50(以下、リクエストパケットという)を生成させる。そして、最大速度情報要求手段181は、トランザクション層110を介して通信部170に、リクエストパケットをシリアルバスにおける最小伝送速度の伝送速度で送信させる。なお、このシリアルバスにおける最小伝送速度は、現在S100とされており、以下において、シリアルバスにおける最小伝送速度をS100として説明する。また、以下において、このリクエストパケットを送信する情報通信装置200を自ノードという。
【0074】
最大速度情報取得手段182は、相手ノードから返信された1394ARPパケット50(以下、レスポンスパケットという)が受信できたかを検出する。そして、レスポンスパケットの受信を検出した場合には、このレスポンスパケットから相手ノードの最大伝送速度を認識する。また、レスポンスパケットの受信を検出しなかった場合には、相手ノードが存在しないと判断する。
【0075】
確認情報送信手段183は、相手ノードからのレスポンスパケットの受信を検出した際に、最大速度情報取得手段182にて認識した相手ノードの最大伝送速度と自ノードの最大伝送速度(自ノード最大速度情報)とを比較し、これらのうちの低速の速度をリクエストパケットを送信する上限の伝送速度と設定する。また、シリアルバスにおける最小伝送速度の一段階上の速度、すなわちS200を下限の伝送速度と設定する。そして、通信部170に、これら設定された上限の伝送速度および下限の伝送速度の範囲内のいずれかの伝送速度で、相手ノードに確認情報としてのリクエストパケットを送信させる。
【0076】
伝送速度設定手段184は、相手ノードからの受信情報としてのレスポンスパケットの受信を検出する。そして、レスポンスパケットの受信を検出できた最大の伝送速度を、相手ノードに対するデータ通信の最大伝送速度に設定する。また、伝送速度設定手段184は、自ノードまたは相手ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断した場合には、シリアルバスでの最小伝送速度を、相手ノードに対するデータ通信の伝送速度に設定する。
【0077】
以上の制御部180における他の機器との通信を行う伝送速度の決定処理について、図10を用いて詳細に説明する。
【0078】
まず、自ノードは、制御部180の伝送速度設定手段184にて、当該自ノードのPHY SPEEDおよびLINK SPEEDを認識する。そして、これら認識したPHY SPEEDおよびLINK SPEEDのうちの速度が低い伝送速度を、自ノードの最大伝送速度として認識する。この後、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、この認識した自ノードの最大伝送速度と、シリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断する(ステップS101)。
【0079】
ステップS101において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致している、すなわち自ノードの最大伝送速度がS100であると判断すると、このシリアルバスでの最小伝送速度を、相手ノードとの情報の送受信が可能な最大伝送速度と決定し(ステップS102)、伝送速度の決定処理を終了する。これは、自ノードの最大伝送速度がS100である以上、相手ノードや相手ノードとの間に介在する他のノードの最大伝送速度にかかわらず、自ノードはS100以上の伝送速度でデータ通信を実行できないからである。従って、制御部180は、相手ノードの最大伝送速度を調査することなく、相手ノードとの情報通信時の伝送速度をS100と決定する。
【0080】
一方で、ステップS101において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致していない、すなわち自ノードの最大伝送速度がS200またはS400である場合には、最大速度情報要求手段181にて、トランザクション層110に自ノードの各種情報を記載したリクエストパケット(最大速度情報要求指示情報)を生成させる。このリクエストパケットのopcodeフィールド54には、自ノードが送信するパケットがリクエストパケットである旨の情報が、sspdフィールド55には、自ノードの送受信が可能な最大伝送速度の情報が、sender IP addressフィールド56には、自ノードのIPアドレスが、target IP addressフィールド57には、相手ノードのIPアドレスが記載されている。そして、最大速度情報要求手段181は、この生成したリクエストパケットを、通信部170を介して、シリアルバスでの最小伝送速度、すなわちS100の伝送速度で相手ノードに送信させる(ステップS103)。このように、リクエストパケットをシリアルバスでの最小伝送速度で送信させることにより、相手ノードが存在している場合には、相手ノードや相手ノードとの間に介在するノードの最大伝送速度によらず、リクエストパケットを相手ノードに確実に受信させることができる。
【0081】
そして、制御部180は、最大速度情報取得手段182にて、レスポンスパケットを受信できたか否かを判断する(ステップS104)。
【0082】
ステップS104において、制御部180は、最大速度情報取得手段182にて、レスポンスパケットを受信できていないと判断すると、上述したように、相手ノードが存在している場合には、相手ノードはリクエストパケットを受信してレスポンスパケットを必ず自ノードに返信するので、相手ノードが存在しないと判断し(ステップS105)、伝送速度の決定処理を終了する。
【0083】
一方で、ステップS104において、制御部180は、最大速度情報取得手段182にて、レスポンスパケットを受信できたと判断すると、受信したレスポンスパケットの各情報を認識する。このレスポンスパケットのopcodeフィールド54には、受信した相手ノードからのパケットがレスポンスパケットである旨の情報が、sspdフィールド55には、相手ノードの送受信が可能な最大伝送速度の情報が、sender IP addressフィールド56には、相手ノードのIPアドレスが記載されている。そして、最大速度情報取得手段182にて、sspdフィールド55を参照して相手ノードの最大伝送速度を認識する。この後、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、相手ノードの最大伝送速度(相手ノード最大速度情報)と、シリアルバスでの最小伝送速度(S100)とが一致しているか否かを判断する(ステップS106)。
【0084】
ステップS106において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、相手ノードの最大転送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致している、すなわち相手ノードの最大伝送速度がS100であると判断すると、自ノードや相手ノードとの間に介在するノードの最大伝送速度にかかわらず、相手ノードがS100以上の伝送速度でデータ通信を実行できないことが判明する。従って、制御部180は、これ以上伝送速度の決定処理を行う必要がないと判断し、ステップS102に進み、シリアルバスでの最小伝送速度を相手ノードとの最大伝送速度と決定して、伝送速度の決定処理を終了する。
【0085】
一方で、ステップS106において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、相手ノードの最大転送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致していない、すなわち相手ノードの伝送速度がS200またはS400であると判断すると、確認情報送信手段183にて、自ノードの最大伝送速度と相手ノードの最大伝送速度とを比較する。そして、これらのうちの低速の速度、すなわち自ノードおよび相手ノードの両者がデータ通信可能な最大伝送速度を変数max speedとして設定する(ステップS107)。例えば、自ノードの最大伝送速度がS200で、相手ノードの最大伝送速度がS400であれば、確認情報送信手段183は、S200を変数max speedとして設定し、両ノードの最大伝送速度が共にS400であれば、S400を変数max speedとして設定する。
【0086】
そして、制御部180は、確認情報送信手段183にて、トランザクション層110に自ノードの各種情報を記載した確認情報としてのリクエストパケットを生成させ、通信部170に、ステップS107において設定した変数max speedの伝送速度、すなわちS200やS400で相手ノードにリクエストパケットを送信させる(ステップS108)。
【0087】
この後、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、受信情報であるレスポンスパケットを受信できたか否かを判断する(ステップS109)。
【0088】
ステップS109において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、レスポンスパケットを受信できたと判断すると、相手ノードとの間では変数max speedの伝送速度での情報通信が可能であることが判明する。そして、この変数max speedは自ノードおよび相手ノードの両者がデータ通信可能な最大伝送速度なので、設定した変数max speedの伝送速度、すなわちS200やS400を相手ノードとの最大伝送速度と決定し(ステップS110)、伝送速度の決定処理を終了する。
【0089】
一方で、ステップS109において、伝送速度設定手段184にて、レスポンスパケットを受信できていないと判断すると、相手ノードとの間に物理層の伝送速度が変数max speedの伝送速度よりも小さい他の機器(ノード)が存在すると判断する。そして、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、設定した変数max speedを一段階小さい伝送速度、すなわちS200と設定されていた場合はS100に、S400と設定されていた場合にはS200に設定し直す(ステップS111)。
【0090】
この後、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、ステップS111において設定し直した変数max speedと、シリアルバスでの最小伝送速度と一致しているか否かを判断する(ステップS112)。
【0091】
ステップS112において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、変数max speedとシリアルバスでの最小伝送速度(S100)とが一致していると判断すると、既にステップS103においてS100での通信が可能なことは確認されているので、ステップS110に進み、変数max speed、すなわちS100を相手ノードとの最大伝送速度と決定し伝送速度の決定処理を終了する。
【0092】
一方で、ステップS112において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、例えば、変数max speedがS200の場合のように、変数max speedとシリアルバスでの最小伝送速度とが一致していないと判断すると、変数max speed以下の伝送速度で相手ノードの最大伝送速度を調査する必要があると判断し、ステップS108に戻り、ステップS108ないしステップS112の処理を繰り返す。すなわち、相手ノードからのレスポンスパケットを受信するまで、または、変数max speedとシリアルバスでの最小伝送速度とが一致するまで、変数max speedを順次段階的に小さくしてリクエストパケットを送信し、相手ノードとの最大伝送速度を決定する。
【0093】
上述したような、施形態では、以下に示すような作用効果がある。
【0094】
(1)情報通信装置200すなわち自ノードは、最大速度情報要求手段181にて、トランザクション層110に、他の情報通信装置200すなわち相手ノードにおけるデータ通信が可能な最大伝送速度の情報が記載されたレスポンスパケットの送信を要求するリクエストパケットを生成させ、通信部170に、このリクエストパケットをシリアルバスでの最小伝送速度で相手ノードに送信させる。このように、リクエストパケットをシリアルバスでの最小伝送速度で相手ノードに送信させることにより、相手ノードや相手ノードとの間に介在するノードの最大伝送速度によらず、リクエストパケットを相手ノードに確実に受信させることができる。このため、相手ノードからのレスポンスパケットの有無により、相手ノードの存在の有無を確認でき、相手ノードとの間で最小伝送速度での通信テストを行うことができる。
【0095】
(2)自ノードは、最大速度情報取得手段182にて、相手ノードより送信されたレスポンスパケットを受信できたか否かを判断し、受信できた場合にはレスポンスパケットのsspdフィールド55を参照して相手ノードの最大伝送速度を初めに認識している。そして、確認情報送信手段183にて、自ノードの最大伝送速度および相手ノードの最大伝送速度のうちの低速の速度を変数max speedとして設定し、通信部170に変数max speedを上限とした範囲の伝送速度でリクエストパケットを送信させる。従って、実際のデータ送信を行う前に、相手ノードとの間で確認情報および受信情報をやり取りしてデータ通信の伝送速度を確認する際に、自ノードおよび相手ノードの最大伝送速度よりも大きい伝送速度でテストする手間を省くことができ、伝送速度の決定処理を効率的につまり短時間で行うことができる。例えば、自ノードまたは相手ノードの少なくとも一方の最大伝送速度がS200の場合には、データをS400で相手ノードに送信するテストを省略でき、すべての速度でテストを行う場合に比べ、伝送速度の決定処理を効率良く行うことができる。
【0096】
(3)さらに、伝送速度を決定するにあたって、実際に、1394ARPパケットの送受信を行い、実際にデータ通信が行えた最大の伝送速度を相手ノードとの最大伝送速度に設定するので、ノード間での最大伝送速度を適切に設定できる。そして、自ノードは、実際のデータ通信によって最大伝送速度を決定しているので、従来のように、トポロジーを解析することなく最大伝送速度を決定できる。このため、各ノードのリンク層における伝送速度、すなわちLINK SPEEDを取得する必要がなく、バスインフォメーションブロック20にLINK SPEEDが記載されたlink spdフィールド21を有さないIEEE1394a−2000に未対応の情報通信装置が介在している場合や、相手ノードがIP over 1394に対応しているがIEEE1394a−2000に未対応の場合でも、最大伝送速度を容易に決定でき伝送速度の決定処理における処理効率を向上できる。
【0097】
(4)自ノードは、伝送速度設定手段184にて、自ノードまたは相手ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致するか否かを判断し、一致している場合にはシリアルバスの最小伝送速度を相手ノードとの情報の送受信が可能な最大伝送速度と決定する。このため、自ノードまたは相手ノードの最大伝送速度と、シリアルバスにおけるデータの送受信が可能な最小伝送速度とが一致している場合におけるリクエストパケットを送信する処理を省くことができ、伝送速度の決定処理の処理効率をより向上できる。
【0098】
(5)自ノードは、シリアルバスの最小伝送速度でリクエストパケットを送信した後、最大速度情報取得手段181にて、レスポンスパケットを受信しなかった場合に、相手ノードが存在しないと判断する。このため、相手ノードが存在しないシリアルバスにリクエストパケットを送信する処理を一度のみとすることができ、伝送速度の決定処理の処理効率をより向上できる。
【0099】
(6)自ノードは、確認情報送信手段183にて、自ノードの最大伝送速度と相手ノードの最大伝送速度とを比較し、これらのうちの低速の速度を変数max speedとして設定する。そして、1394ARPパケットを用いて相手ノードとの間で伝送速度を決定するための通信テストを行う際に、変数max speedの伝送速度からテストを開始し、相手ノードからレスポンスパケットを受信できない場合には、レスポンスパケットを受信するまで、順次段階的に変数max speedを小さい伝送速度に設定し、初めてレスポンスパケットを受信したときの変数max speedを最大伝送速度と決定する。このように最初に設定する変数max speedを自ノードの最大伝送速度および相手ノードの最大伝送速度のうちの低速の速度、すなわち自ノードおよび相手ノードの両者がデータ通信可能な最大伝送速度とし、相手ノードからレスポンスパケットを受信するまで、順次段階的に変数max speedを小さい伝送速度でリクエストパケットを送信させる構成としたので、特に各ノードがS400などの高速通信に対応している機器で構成されている場合や、自ノードおよび相手ノードが直接接続されており、間に他のノードが介在されていない場合には、ノード間での最大伝送速度をより迅速に設定できる。
【0100】
(7)自ノードは、伝送速度設定手段184にて、変数max speedを一段階小さい伝送速度に設定し直した後に、この設定し直した変数max speedと、シリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断し、一致していると判断した場合に、変数max speedを最大伝送速度と決定する。このため、このような処理を設けない構成と比べて、リクエストパケットを送信する処理を1回減らすことができ、伝送速度の決定処理の処理効率をより向上できる。
【0101】
(8)自ノードおよび相手ノード間での、相手ノード最大速度情報、最大速度情報要求指示情報、確認情報、受信情報の送受信に、1394APRパケットを利用した。このように、既存の規格を利用して伝送速度の決定処理を行うことにより、ノード間での伝送速度をより容易に設定できる。その上、最大速度情報要求指示情報だけでなく、確認情報にも1394APRパケットを用いているので、確認情報に他のパケットデータを生成して用いる場合に比べ、処理を簡略化することができる。
【0102】
に、図11を用いて関連技術における情報通信装置の構成について説明する。
【0103】
なお、本関連技術では、前記実施形態において、自ノードがリクエストパケットを送信して相手ノードが存在すると認識した後に、シリアルバスの最小伝送速度よりも一段階大きい伝送速度から順次段階的に伝送速度を上げてリクエストパケットを相手ノードに送信することで、相手ノードとの最大伝送速度を決定する点に特徴があり、情報通信装置の他の構成は前記実施形態と同様であるため、同一部材には同一番号を付して説明を省略する。また、以下におけるステップS201ないしS206、S209およびS210の処理は、前記実施形態におけるS101ないしS106、S109およびS110と同じなので説明を簡略化する。
【0104】
まず、自ノードは、制御部180の伝送速度設定手段184にて、当該自ノードのPHY SPEEDおよびLINK SPEEDのうちの速度が低い伝送速度を、自ノードの最大伝送速度として認識する。そして、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断する(ステップS201)。
【0105】
ステップS201において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致していると判断すると、このシリアルバスでの最小伝送速度を、相手ノードとの情報の送受信が可能な最大伝送速度と決定し(ステップS202)、伝送速度の決定処理を終了する。
【0106】
一方で、ステップS201において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致していないと判断すると、最大速度情報要求手段181にて、トランザクション層110に自ノードの各種情報を記載したリクエストパケットを生成させ、最大速度情報要求手段181にて、通信部170を介して、シリアルバスでの最小伝送速度で相手ノードに送信させる(ステップS203)。
【0107】
そして、制御部180は、最大速度情報取得手段182にて、レスポンスパケットを受信できたか否かを判断する(ステップS204)。
【0108】
ステップS204において、制御部180は、最大速度情報取得手段182にて、レスポンスパケットを受信できていないと判断すると、相手ノードが存在しないと判断し(ステップS205)、伝送速度の決定処理を終了する。
【0109】
一方で、ステップS204において、制御部180は、最大速度情報取得手段182にて、レスポンスパケットを受信できたと判断すると、受信したレスポンスパケットの各情報を認識し、伝送速度設定手段184にて、相手ノードの最大伝送速度と、シリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断する(ステップS206)。
【0110】
ステップS206において、制御部180は、相手ノードの最大転送速度と、シリアルバスでの最小伝送速度とが一致していると判断すると、ステップS202に進み、シリアルバスでの最小伝送速度を相手ノードとの最大伝送速度と決定して伝送速度の決定処理を終了する。
【0111】
一方で、ステップS206において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、相手ノードの最大転送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致していない、すなわち相手ノードの伝送速度がS200またはS400であると判断すると、確認情報送信手段183にて、自ノードの最大伝送速度と相手ノードの最大伝送速度とを比較する。そして、これらのうちの低速の速度、すなわち自ノードおよび相手ノードの両者がデータ通信可能な最大伝送速度を変数max speedとして設定するとともに、シリアルバスでの最小伝送速度を変数min speedとして設定する(ステップS207)。
【0112】
そして、制御部180は、確認情報送信手段183にて、トランザクション層110に自ノードの各種情報を記載したリクエストパケットを生成させ、通信部170に、ステップS207において設定した変数min speedよりも一段階大きい伝送速度、すなわちS200で相手ノードにリクエストパケットを送信させる(ステップS208)。
【0113】
この後、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、レスポンスパケットを受信できたか否かを判断する(ステップS209)。
【0114】
ステップS209において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、レスポンスパケットを受信できていないと判断すると、相手ノードとの間では変数min speedよりも一段階大きい伝送速度での情報通信が不可能であることが判明する。このため、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、ステップ207において設定した変数min speed、すなわちS100を相手ノードとの最大伝送速度と決定し(ステップS210)、伝送速度の決定処理を終了する。
【0115】
一方で、ステップS209において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、レスポンスパケットを受信できたと判断すると、相手ノードとの間に存在する全ての機器の物理層の伝送速度が変数min speedよりも少なくとも一段階大きいと判断する。そして、ステップS207において設定した変数min speedを一段階大きい伝送速度、すなわちS200と設定されていた場合にはS400に設定し直す(ステップS211)。
【0116】
この後、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、ステップS211において設定し直した変数min speedと、ステップS207において設定した変数max speedとが一致しているか否かを判断する(ステップS212)。
【0117】
ステップS212において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、変数min speedと変数max speedとが一致していると判断すると、このステップS211で設定し直した変数min speedは、既にステップS209において通信が可能なことが確認されているので、ステップS210に進み、変数min speedを相手ノードとの最大伝送速度と決定し、伝送速度の決定処理を終了する。
【0118】
一方で、ステップS212において、制御部180は、伝送速度設定手段184にて、変数min speedと変数max speedとが一致していないと判断すると、変数max speed、すなわち自ノードおよび相手ノードの両者がデータ通信可能な最大伝送速度が変数min speedよりも大きいと認識し、変数min speedよりも大きい伝送速度で相手ノードの最大伝送速度を調査する必要があると判断し、ステップS208に戻り、ステップS208ないしステップS212の処理を繰り返す。すなわち、相手ノードからのレスポンスパケットを受信できなくなるまで、変数min speedを順次段階的に大きくしてリクエストパケットを送信し、相手ノードとの最大伝送速度を決定する。
【0119】
上述したような、関連技術では、前記実施形態の(1)ないし(5)、(8)の作用効果に加え、以下に示すような作用効果がある。
【0120】
(9)自ノードは、確認情報送信手段183にて、自ノードの最大伝送速度と相手ノードの最大伝送速度とを比較し、これらのうちの低速の速度を変数max speedとして設定するとともに、シリアルバスでの最小伝送速度を変数min speedとして設定する。そして、1394ARPパケットを用いて相手ノードとの間で伝送速度を決定するための通信テストを行う際に、変数min speedよりも一段階大きい伝送速度からテストを開始し、相手ノードからレスポンスパケットを受信しなくなるまで、順次段階的に変数min speedを大きい伝送速度に設定し、初めてレスポンスパケットを受信しなくなったときの変数min speedよりも一段階小さい伝送速度を最大伝送速度と決定する。このように最初に設定する変数min speedをシリアルバスでの最小伝送速度とし、相手ノードからレスポンスパケットを受信しなくなるまで、順次段階的に変数min speedを大きい伝送速度でリクエストパケットを送信させる構成としたので、特に各ノードがS100などの低速通信にしか対応していない機器で構成されている場合や、自ノードおよび相手ノードがS100などの低速通信にしか対応しておらず、両ノードが直接接続されており、間に他のノードが介在されていない場合には、ノード間での最大伝送速度をより迅速に設定できる。
【0121】
[実施形態の変形]
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
【0122】
自ノードまたは相手ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致するか否かを判断し、一致している場合にはシリアルバスの最小伝送速度を相手ノードとの情報の送受信が可能な最大伝送速度と決定する処理(S101,S201)を設けたが、これを設けなくてもよい。
【0123】
自ノードの最大伝送速度を認識した後に、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断し(ステップS101,S201)、一致していると判断した場合にシリアルバスでの最小伝送速度を相手ノードとの最大伝送速度と決定して伝送速度の決定処理を終了し(ステップS102,S202)、一致していないと判断した場合にリクエストパケットをシリアルバスでの最小伝送速度で相手ノードに送信させ(ステップS103,S203)、レスポンスパケットを受信したと判断した(ステップS104,S204)後に、相手ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断する(ステップS106,S206)構成としたが、以下のようにしてもよい。すなわち、例えば、自ノードの最大伝送速度を認識した後に、リクエストパケットをシリアルバスでの最小伝送速度で相手ノードに送信させ(ステップS103,S203)、レスポンスパケットを受信したと判断した(ステップS104,S204)後に、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断し(ステップS101,S201)、一致していると判断した場合にシリアルバスでの最小伝送速度を相手ノードとの最大伝送速度と決定して伝送速度の決定処理を終了し(ステップS102,S202)、一致していないと判断した場合に相手ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断する(ステップS106,S206)構成としてもよい。
【0124】
このように、レスポンスパケットを受信したか否かを判断する処理(ステップS104,S204)の後に、自ノードの最大伝送速度とシリアルバスでの最小伝送速度とが一致しているか否かを判断し(ステップS101,S201)、一致していると判断した場合にシリアルバスでの最小伝送速度を相手ノードとの最大伝送速度と決定して伝送速度の決定処理を終了する処理(S102,S202)を実行することにより、相手ノードが存在するか否かを確実に判断して伝送速度の決定処理を終了できる。
【0125】
自ノードおよび相手ノードの両者がデータ通信可能な最大伝送速度を上限として、この上限の伝送速度から順次段階的に伝送速度を小さくしてリクエストパケットを送信させる構成や、シリアルバスでの最小伝送速度の一段階大きい伝送速度を下限として、この下限の伝送速度から順次段階的に伝送速度を大きくしてリクエストパケットを送信させる構成について例示したが、これに限らず例えば以下のようにしてもよい。すなわち、例えばリクエストパケットを、前記上限および前記下限の範囲内の任意の伝送速度から適宜小さくしたり大きくしたりして送信させる構成としてもよい。特に、設定可能な伝送速度がS100,S200,S400の3段階ではなく、さらに、S800(800Mbps)、S1600(1.6Gbps)、S3200(3.2Gbps)などが追加されて設定可能な伝送速度の段階が増えた場合には、自ノードおよび相手ノードの最大伝送速度の低い方を上限値とし、設定可能な最小速度の1段階上を下限値とした際に、例えば、まず、上限値および下限値の中間の速度でテスト通信し、受信できた場合には再度、その速度と上限値の中間の速度でテスト通信をし、受信できない場合にはその速度と下限値の中間の速度でテスト通信をするように設定してもよい。要するに、上限値および下限値間で伝送速度を切り替えれば良く、必ずしも上限値から下限値あるいは下限値から上限値のように段階的に切り替えなくても良い。
【0126】
リクエストパケットを送信させる伝送速度を、1段階ずつ順次小さくする構成、および、大きくする構成について例示したが、これに限らず例えば2段階ずつ大きくする構成や3段階ずつ小さくする構成など、多段階ずつ変更していく構成としてもよい。
【0127】
自ノードおよび相手ノード間での、相手ノード最大速度情報、最大速度情報要求指示情報、確認情報、受信情報の送受信に、1394APRパケットを利用した構成について例示したが、これに限らず他の方法で前記各情報の送受信を行う構成としてもよい。すなわち、最大速度情報要求指示情報は相手ノードに対し、相手ノードの最大伝送速度の情報の返信を要求するものであればよい。また、相手ノード最大速度情報は、1394APRパケットに含まれる形で返信されるものに限らず、その情報のみを返信する仕組みを組み込んでもよい。さらに、確認情報および受信情報は、データの送受信ができるかの確認を行うものであるため、1394APRパケットを利用する構成に限らず、例えばブロードキャスト以外のアシンクロナストランザクションのリードトランザクション、ライトトランザクション、ロックトランザクションなどの自ノードおよび相手ノード間で送受信を行える情報であればよい。
【0128】
情報通信装置200に備えられた制御部180によって1394ARPパケットを発行して伝送速度の決定処理を実行したが、これに限らず例えば、制御部180を備えない情報通信装置200に接続された外部の端末装置(コンピュータ)に伝送速度の決定処理を実行するプログラムを記憶させ、この端末装置にプログラムを実行させてアプリケーション層150を介して情報通信装置200を制御し、他の情報通信装置との間の伝送速度の決定処理を実行させる構成としてもよい。
【0129】
その他、本発明の実施の際の具体的な手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の手順などに適宜変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格におけるSelf−IDパケット(自己識別情報)の概略構成を示す模式図である。
【図2】IEEE1394規格におけるバスインフォメーションブロックの概略構成を示す模式図である。
【図3】従来のIEEE1394規格におけるノード間の伝送速度の決定動作の一例を示す模式図である。
【図4】IEEE1394規格の通信層の概略構成を示す模式図である。
【図5】IEEE1394規格のデータパケットの概略構成を示す模式図である。
【図6】IEEE1394規格におけるアシンクロナスアービトレーションの説明図である。
アシンクロナスアービトレーションの処理動作を示す模式図
アシンクロナスアービトレーションにおけるアクノリッジパケットの概略構成を示す模式図
【図7】本発明の実施形態および関連技術の伝送速度の決定処理に用いられる1394ARPパケットの概略構成を示す模式図である。
【図8】前記実施形態および関連技術に係る情報通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】前記実施形態および関連技術に係る情報通信装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図10】前記実施形態の伝送速度の決定処理を示すフローチャートである。
【図11】前記関連技術の伝送速度の決定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
50 相手ノード最大速度情報、最大速度情報要求指示情報、確認情報、受信情報としての1394ARPパケット
181 最大速度情報要求手段
182 最大速度情報取得手段
183 確認情報送信手段
184 伝送速度設定手段
200 情報通信装置

Claims (8)

  1. 複数段階的に設定された伝送速度のうちのいずれかの1つを、介在ノードを介して他の情報通信装置との間でデータ通信を行うときのデータ伝送速度に設定してデータ通信を行う情報通信装置であって、
    前記他の情報通信装置に対し、その情報通信装置におけるデータ伝送の最大速度情報である相手ノード最大速度情報の返信を要求する最大速度情報要求指示情報を前記伝送速度のうちの最小速度で送信する最大速度情報要求手段と、
    前記他の情報通信装置から相手ノード最大速度情報を取得する最大速度情報取得手段と、
    前記他の情報通信装置に対してデータ通信が可能であるか否かを確認するための確認情報の送信を行うとともに、その確認情報の伝送速度を、他の情報通信装置に対してデータ伝送可能な最大速度情報である自ノード最大速度情報および前記相手ノード最大速度情報のうちの低速の速度を上限とし、前記最小速度の一段階上の速度を下限とする範囲で切り替えて送信する確認情報送信手段と、
    前記確認情報を受信した他の情報通信装置から返信される受信情報を検出し、受信情報を検出できた最大伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定する伝送速度設定手段と、を備え、
    前記確認情報送信手段は、前記上限の伝送速度で前記確認情報を送信し、前記伝送速度設定手段にて前記受信情報を検出できない場合に、前記伝送速度設定手段にて前記受信情報を検出できるまで、前記伝送速度を順次段階的に小さくして前記確認情報を送信し、
    前記伝送速度設定手段は、前記受信情報を検出できた場合、この受信できた受信情報に対応する確認情報の伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定し、前記下限の伝送速度で送信された前記確認情報に対応する前記受信情報を検出できない場合、前記最小速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定する
    ことを特徴とする情報通信装置。
  2. 請求項1に記載の情報通信装置において、
    前記伝送速度設定手段は、自ノード最大速度情報または相手ノード最大速度情報の少なくとも一方が前記複数段階的に設定された伝送速度のうちの最小速度であるか否かを判断し、最小速度に一致すると判断した場合には、その最小速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定する
    ことを特徴とする情報通信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報通信装置において、
    前記最大速度情報取得手段は、前記他の情報通信装置から返信される相手ノード最大速度情報を受信できない場合に、前記他の情報通信装置が存在しないと判断する
    ことを特徴とする情報通信装置。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか記載の情報通信装置において、
    前記他の情報通信装置との間でのデータ通信は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格に準拠して行われ、前記相手ノード最大速度情報および前記最大速度情報要求指示情報は、1394ARP(AddressResolution Protocol)パケットである
    ことを特徴とする情報通信装置。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の情報通信装置と、
    この情報通信装置に介在ノードおよび電気通信回線を介してデータ通信が可能に接続され、前記最大速度情報要求指示情報を受信した場合に前記相手ノード最大速度情報を返信し、前記確認情報を受信した場合に前記受信情報を返信する少なくとも1つの前記他の情報通信装置と、
    を備えたことを特徴とする情報通信システム。
  6. 複数段階的に設定された伝送速度のうちのいずれかの1つを、介在ノードを介して他の情報通信装置との間でデータ通信を行うときのデータ伝送速度に設定してデータ通信を行う情報通信方法であって、
    前記他の情報通信装置に対し、その情報通信装置におけるデータ伝送の最大速度情報である相手ノード最大速度情報の返信を要求する最大速度情報要求指示情報を前記伝送速度のうちの最小速度で送信する最大速度情報要求工程と、
    前記他の情報通信装置から相手ノード最大速度情報を取得する最大速度情報取得工程と、
    前記他の情報通信装置に対してデータ通信が可能であるか否かを確認するための確認情報の送信を行うとともに、その確認情報の伝送速度を、他の情報通信装置に対してデータ伝送可能な最大速度情報である自ノード最大速度情報および前記相手ノード最大速度情報のうちの低速の速度を上限とし、前記最小速度の一段階上の速度を下限とする範囲で切り替えて送信する確認情報送信工程と、
    前記確認情報を受信した他の情報通信装置から返信される受信情報を検出し、受信情報を検出できた最大伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定する伝送速度設定工程と、を有し、
    前記確認情報送信工程では、前記上限の伝送速度で前記確認情報を送信し、前記伝送速度設定工程にて前記受信情報を検出できない場合に、前記伝送速度設定工程にて前記受信情報を検出できるまで、前記伝送速度を順次段階的に小さくして前記確認情報を送信し、
    前記伝送速度設定工程では、前記受信情報を検出できた場合、この受信できた受信情報に対応する確認情報の伝送速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定し、前記下限の伝送速度で送信された前記確認情報に対応する前記受信情報を検出できない場合、前記最小速度を前記他の情報通信装置に対するデータ通信の伝送速度に設定する
    ことを特徴とする情報通信方法。
  7. 請求項に記載の情報通信方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とする情報通信プログラム。
  8. 請求項に記載の情報通信プログラムが演算手段にて読み取り可能に記録された
    ことを特徴とする情報通信プログラムを記録した記録媒体。
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