JP2005039379A - イメージセンサーic - Google Patents

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Satoshi Machida
聡 町田
Masahiro Yokomichi
昌弘 横道
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Abstract

【課題】読み取り画像に横筋が入ってしまうという問題を解決する。
【解決手段】光電変換素子と、光電変換素子にそれぞれ接続する光電変換素子を初期化するリセット手段と、光電変換素子に接続する増幅手段とからなる複数の光電変換手段と、容量素子と、容量素子にそれぞれ接続するリセット手段と、容量素子に接続する増幅手段とからなる単一または複数のダミー画素とからなるイメージセンサーIC。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光照射された原稿からの反射光を受けて電気信号に変換する光電変換装置に関する。特に、ファクシミリやイメージスキャナ等の画像読み取り装置に適用するリニアイメージセンサーICと、イメージセンサーICを複数実装した密着型イメージセンサーに関する。また、エリアイメージセンサーICに関する。
【0002】
【従来技術】
従来の画像読み取り装置に用いられているイメージセンサーICの回路図を図13に示す(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
複数の受光手段(a)と単一のダミー画素(b)を備え、ダミー画素の出力電圧を基準にクランプし、定電流源回路8のノイズをキャンセルするものである。
【0004】
【特許文献1】特開平2001−24947
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この様なイメージセンサーにおいては、定電流源回路8のノイズはキャンセルできるが、リセット電圧VSRのノイズはキャンセルできない。すなわち、受光手段は、リセットパルスφRがオフする瞬間のリセット電圧VSRを取り込み、この電圧を基準に出力するが、ダミー画素は、リセットスイッチが無く、読み出す瞬間のVSRの電圧を基準に出力する。したがって、ダミー画素の出力電圧でクランプしても、リセット電圧のノイズをキャンセルできないので、読み取りライン間のノイズが大きいという問題があった。
【0006】
リセット電圧VSRは、通常各イメージセンサーICの内部の基準電圧回路から供給される。このため、特に電源電圧にノイズがあると、リセット電圧も変動する。したがって、読み取りラインごとに信号レベルが変動し、読み取り画像に横筋が入ってしまうという問題があった。
【0007】
特に、安価なスイッチング電源を電源に使用すると、スイッチング電源のスパイクノイズにより、リセット電圧が大きく変動し、読み取りラインごとの信号レベルの変動は大きくなってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
従来のこのような問題点を解決するために、本発明は、光電変換素子と、光電変換素子にそれぞれ接続する光電変換素子を初期化するリセット手段と、光電変換素子に接続する増幅手段とからなる複数の光電変換手段と、
容量素子と、容量素子にそれぞれ接続するリセット手段と、容量素子に接続する増幅手段とからなる単一または複数のダミー画素とからなるイメージセンサーICとした。
【0009】
また、光電変換素子に接続するリセット手段と、容量素子に接続するリセット手段とが、共通の定電圧に接続することを特徴とするイメージセンサーICとした。
【0010】
また、光電変換素子に接続するリセット手段と、容量素子に接続するリセット手段とが、同時にオフすることを特徴とするイメージセンサーICとした。
また、単一または複数のダミー画素の出力と、複数の光電変換手段の出力が、順次出力することが可能なことを特徴とするイメージセンサーICとした。
【0011】
また、容量素子の容量は、光電変換素子の容量と同一または、それよりも大きいことを特徴とするイメージセンサーICとした。
【0012】
また、ダミー画素の数は5以上であることを特徴とするイメージセンサーICとした。
【0013】
また、上記の複数のイメージセンサーICを同一基板上に備え、最初に出力されるイメージセンサーICまたは、最後に出力されるイメージセンサーICだけが、ダミー画素の出力を出力することを特徴とするイメージセンサーとした。
【0014】
以上の構成のイメージセンサーICによれば、複数の光電変換手段とダミー画素は、同じリセット電圧を読み込み、この電圧を基準に出力される。したがって、リセット電圧が変動しても、ダミー画素の出力と複数の光電変換手段の出力の差を取り出すことで、リセット電圧の変動をキャンセルすることができる。
【0015】
したがって、読み取りラインごとに信号レベルが変動し、読み取り画像に横筋が入ってしまうという問題を解決できる。
【0016】
また、複数のイメージセンサーICからなる密着型イメージセンサーにおいて、簡単な構成で、読み取り画像に横筋が入ってしまうという問題を解決できる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明を図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態例のイメージセンサーICの概略図である。このイメージセンサーICは、信号処理回路42、光電変換装置43、基準電圧回路44、信号出力端子47からなる。光電変換装置43の共通信号線は、信号処理回路42に入力し、信号処理回路42の出力は信号出力端子47につながっている。
【0018】
図11は、図1のイメージセンサーICからなる、密着型イメージセンサーの概略図である。この密着型イメージセンサーは3つのイメージセンサーIC51、52、53からなる。全てのイメージセンサーICの信号出力端子47は、外部で接続されており、VOUT2端子から外部に出力される。
【0019】
図5は、本発明の実施形態例の信号処理回路42のブロック図である。入力端子VINに入力した信号は、サンプルホールド回路21とバッファーアンプ23に入力する。サンプルホールド回路21の出力はバッファーアンプ22に入力する。バッファーアンプ22の出力とバッファーアンプ23の出力は、減算器24に入力し、減算器24の出力はクランプ回路25に入力する。減算器24とクランプ回路25の基準電圧は、共通にすることができVREF端子につながっている。クランプ回路25の出力はバッファーアンプ26に入力する。なおバッファーアンプ26は、増幅回路に置き換えてもよい。さらに、この増幅回路の基準電圧をVREF端子と共通にしても良い。バッファーアンプ26の出力は、サンプルホールド回路27に入力する。サンプルホールド回路27の出力はバッファーアンプ28に入力する。バッファーアンプ28の出力はトランスミッションゲート29に入力する。トランスミッションゲート29の出力は出力端子VOUT2につながる。なお、トランスミッションゲート29は、用途によっては不要である。
【0020】
図6は、本発明の実施形態例のサンプルホールド回路の回路図であり、サンプルホールド回路21とサンプルホールド回路27に使用できる。サンプルホールド回路はトランスミッションゲート30とダミースイッチ31と容量C1からなる。このサンプルホールド回路は、φSHとその反転であるφSHXのパルスのノイズを相殺するために、トランスミッションゲート30のNMOSとPMOSのトランジスタサイズは同じにし、ダミースイッチ31のNMOSとPMOSのトランジスタのゲート面積は、トランスミッションゲートのトランジスタのゲート面積の半分にする。
【0021】
図7は、本発明の実施形態例のバッファーアンプの回路図でありオペアンプ32からなる。この回路は、バッファーアンプ22、23、26、28に使用できる。なお、バッファーアンプはソースフォロアアンプでもよい。
【0022】
図8は、本発明の実施形態例の増幅回路の回路図でありオペアンプ32と抵抗からなる。この回路は、バッファーアンプ26の代わりに用いれば、信号処理回路の増幅率を大きくできる。また、この増幅回路の基準電圧VREFを図1のVREF端子と共通にしても良い。
【0023】
図9は、本発明の実施形態例の減算器の回路図でありオペアンプ32と抵抗からなる。この回路は、INPの電圧からINMの電圧を引いた電圧を、抵抗の比率で決まるゲイン倍し、VREFの電圧を基準として出力する。INPとINMに入力する端子を逆にすれば、出力をVREFの電圧を基準に反転することができる。
【0024】
図10は、本発明の実施形態例のクランプ回路の回路図であり、クランプ回路25に使用できる。クランプ回路はトランスミッションゲート30とダミースイッチ31と容量33からなる。このクランプ回路は、φCLAMPとその反転であるφCLAMPXのパルスのノイズを相殺するために、トランスミッションゲート30のNMOSとPMOSのトランジスタサイズは同じにし、ダミースイッチ31のNMOSとPMOSのトランジスタのゲート面積は、トランスミッションゲートのトランジスタのゲート面積の半分にする。
【0025】
次に、図1内の光電変換装置43を図2に示す。光電変換装置43は複数の光電変換手段A1、A2−−−−ANと複数のダミー画素D1、D2−−−−−−DMから形成されている。各光電変換手段とダミー画素の出力は共通信号線11に接続し、共通信号線は、第1の電流源8に接続している。
【0026】
図3(a)は、図2のA1、A2−−−−ANの光電変換手段の一例であり、本発明の実施形態例の電変換手段の概略回路図である。図3に示す光電変換手段Anの枠の内側の要素は画素数分設けられており、各ブロックのチャンネル選択スイッチ7は共通信号線11に接続している。なお、光電変換手段Anはnビット目の光電変換手段を示している。この回路は、光電変換素子であるフォトダイオード1、電荷転送手段となる転送スイッチ14、15、16、17、リセット手段となるリセットスイッチ2、アンプ手段3、光信号を保持する容量13、光電変換出力の基準となる基準信号を保持する容量12、信号読み出し手段となるMOSソースフォロアを形成するMOSトランジスタ6、チャンネル選択手段となるチャンネル選択スイッチ7、共通信号線11、第1の電流源8からなる。
【0027】
図3(b)は、図2のD1、D2−− −−DMのダミー画素の一例であり、本発明の実施形態例のダミー画素の概略回路図である。図3(b)に示すダミー画素Dmの枠の内側の要素はダミー画素数分設けられており、各ブロックのチャンネル選択スイッチ7は共通信号線11に接続している。なお、ダミー画素Dmはmビット目のダミー画素を示している。
【0028】
ダミー画素の構成は、光電変換手段Anのフォトダイオード1を容量素子18に置き換えたものである。
【0029】
容量素子18は、ゲート容量や、2層構造のポリシリコン間容量などでつくり、フォトダイオード1の容量と同一または大きくする。容量素子は、PN接合以外で作ることで、光の入射によって、その出力電圧Vdi2が変化しないようにする。また、容量素子の容量を大きくすることで、リセットスイッチ2のドレインのPN接合に光電荷が入っても、その出力電圧Vdi2の変動を小さくすることができる。
【0030】
ダミー画素のリセットスイッチ2の片方の端子は、Vreset端子につながっており、図2に示すように全ての光電変換装置のVreset端子と全てのダミー画素のVreset端子は共通である。
【0031】
アンプ手段3はMOSソースフォロアやボルテージフォロアアンプ等で形成し、動作状態を選択するアンプイネーブル端子10を設けても良い。
【0032】
図2の光電変換装置の出力端子VOUTは、図5の信号処理回路の入力端子VINに入力する。光電変換装置と信号処理回路は、1つの半導体基板上に形成することができる。
【0033】
図4は、本発明の実施形態例の光電変換装置と信号処理回路のタイミングチャートである。
【0034】
以下にこのタイミングチャートを参照しながら、光電変換装置の動作を説明する。
【0035】
図4のφR、φRIN、φSIN、φSELは全ての光電変換手段とダミー画素について同時に動作する。φSO、φRO、φSCHは光電変換ビットとダミー画素の位置によって動作するタイミングが異なるので、(n)付で表示している。
【0036】
φSINのS1の位置のパルスにより転送スイッチ15をオンして、フォトダイオード1に入射した光で発生した電荷の蓄積を行った後に得られる光信号を容量13に読み出す。と同時に、ダミー画素の出力電圧Vdi2に応じた光信号をダミー画素の容量13に読み出す。
【0037】
次に、φRのR2の位置のパルスによりリセットスイッチ2がオンすると、フォトダイオード1の出力端子Vdiとダミー画素の容量素子18の出力端子Vdi2は基準電圧Vresetに固定され、リセットスイッチ2がオフすると、Vdiの電圧とVdi2の電圧は、Vresetにオフノイズが加算された値になる。
【0038】
次に、リセットスイッチ2がオフした直後、φRINのR2の位置のパルスにより転送スイッチ14をオンして、フォトダイオード1のリセット後の基準信号を容量12に読み出す。と同時に、ダミー画素の出力電圧Vdi2に応じた基準信号をダミー画素の容量12に読み出す。この後フォトダイオード1には、光電荷が蓄積し、Vdiの電位は光電荷の量に応じて変動するが、容量素子の出力電圧Vdi2の電位は変動しない。この蓄積期間はφRのR2の期間の終了から、次の周期のφSINのS2の期間の終了までであるので、図4のTS2の期間となり、全てのビットについて同じ期間になる。
【0039】
次に、ダミー画素と光電変換手段の基準信号と光信号の読み出しの動作を説明する。
【0040】
図4のTS2の蓄積期間中に、まず図示していないダミー画素D1のφSCH(1)のパルスによりチャンネル選択スイッチ7を開くと同時にφSO(1)のパルスにより転送スイッチ17を開くと、容量13に保持されていたダミー画素D1の光信号が共通信号線11に読み出される。次に、φR O(1)のパルスによりダミー画素の転送スイッチ16を開くと、容量12に保持されていたダミー画素の基準信号が共通信号線11に読み出される。
【0041】
次に、φSCH(1)をオフしてから、ダミー画素D2のチャンネル選択スイッチ7がφSCH(2)によってオンし、φSO(2)のパルスによりダミー画素2の転送スイッチ17を開くとダミー画素D2の光信号の読み出しが始まる。次に、φRO(2)のパルスによりダミー画素の転送スイッチ16を開くと、容量12に保持されていたダミー画素D2の基準信号が共通信号線11に読み出される。ダミー画素D2の他のパルスは、1ビット目のパルスよりも、全てφSCHのオン期間だけ後ろにずれる。
【0042】
以上を繰り返してダミー画素DMまで出力する。
【0043】
次に、φSCH(M+1)のパルスによりチャンネル選択スイッチ7を開くと同時にφSO(M+1)のパルスにより光電変換手段A1の転送スイッチ17を開くと、容量13に保持されていた光信号が共通信号線11に読み出される。
【0044】
この光信号は、TS1の期間に蓄積された信号であり、φRのR1の位置のパルスによりリセットされたリセット電圧を基準としている。
【0045】
次に、φRO(M+1)のパルスにより転送スイッチ16を開くと、容量12に保持されていた基準信号が共通信号線11に読み出される。この基準信号は、φRのR2の位置のパルスによりリセットされた信号である。
【0046】
後段の信号処理回路で、この光信号と基準信号の差を取ると、φRの異なるパルスのリセットレベルの差を取ることになる。
【0047】
次に、φSCH(M+1)をオフしてから、光電変換手段A2のチャンネル選択スイッチ7がφSCH(M+2)によってオンし、φSO(M+2)のパルスにより光電変換手段A2の転送スイッチ17を開くと光電変換手段A2の光信号の読み出しが始まる。
【0048】
以上を繰り返して、光電変換手段ANまでの出力を読み出す。
【0049】
上記のように、VOUT端子からは、ダミー画素D1〜DMと光電変換手段A1〜ANの光信号と基準信号が順に出力される。以下で、便宜上、基準信号の出力期間を前半期間、光信号の出力期間を後半期間とする。
【0050】
次に信号処理回路の動作を説明する。
【0051】
VIN端子に上記VOUT端子の出力が入力される。サンプルホールドパルスφSH1は、基準信号が出始めてからオンし、光信号が終わる前にオフする。これにより、光信号がサンプルホールドされる。VINの信号とサンプルホールド後の信号は、減算器に入力する。前半期間は同じ光信号が減算器に入力し、後半期間は、サンプルホールドされた光信号と基準信号が減算器に入力する。したがって、減算器の出力は、前半期間はVREFレベル、後半期間は光信号と基準信号の差をゲイン倍したレベルにVREFレベルを加えたレベルにとなる。また、前半期間の出力には、バッファーアンプ22、23と減算器24のオフセットが乗り、後半期間の出力には、バッファーアンプ22、23と減算器24のオフセットと、サンプルホールド回路21のオフセットが乗る。
【0052】
クランプパルスφCLAMPは、φSH1がオンする前にオンし、φSH1がオフする前にオフするように加える。これにより、クランプ回路25の出力は、前半期間が、VREFレベルにクランプされ、後半期間は、減算器の後半出力から前半出力を引いたレベルにVREFレベルを加えたレベルとなる。この結果、クランプ回路の後半期間の出力には、バッファーアンプ22、23と減算器24のオフセットが乗らない。また、サンプルホールド回路21のオフセットは、φSHパルスとその反転であるφSHXパルスのノイズが相殺する回路になっているので小さい。以上から、クランプ回路の後半期間の出力は、VREFレベルを基準に、基準信号と光信号の差をゲイン倍したレベルを加えたレベルになる。
【0053】
サンプルホールドパルスφSH2は、基準信号が出始める前後にオンし、基準信号が終わる前にオフする。これにより、クランプ後の出力の後半期間の出力がサンプルされ、次のビットの前半期間にホールドされる。したがって、長い期間出力レベルを維持することができる。
【0054】
以上の動作により、リセット電圧が変動した場合、ダミー画素の出力と光電変換手段の出力は、同じオフセット電圧が加わる。したがって、ダミー画素の出力を基準にクランプすれば、光電変換手段の出力の変動を抑えることができる。
【0055】
また、ダミー画素の構成は、光電変換手段の構成とほとんど同じため、リセット電圧以外の変動に対しても、同じように影響を受ける。つまり、図3に示される全ての入力電圧の変動に対して、ダミー画素の出力と光電変換手段の出力は、同じオフセット電圧が加わる。したがって、ダミー画素の出力を基準にクランプすれば、光電変換手段の出力の変動を抑えることができる。
【0056】
ダミー画素は5ビット以上設け、この平均値を基準にクランプすれば、ビットごとに発生するランダムノイズの影響も低減することができる。
【0057】
図12は、図11のイメージセンサーの出力を示す図である。第一チップのイメージセンサーICのダミー画素の出力の後、第一チップのイメージセンサーICの光電変換手段の出力を順に出力する。その後、第二チップ、第三チップのイメージセンサーICの光電変換手段の出力を順に出力する。第一チップのイメージセンサーICだけダミー画素の出力を出力させるのは、ロジックで制御する。
【0058】
また、始めにダミー画素の出力を出す代わりに、第三チップの光電変換手段の出力の後に、ダミー画素の出力を出すこともできる。この場合、図2で、ダミー画素を光電変換手段ANの下に設置すればよい。
【0059】
また、実施例では、TS2の期間でフォトダイオードが蓄積動作中に、前の蓄積期間TS1の期間で蓄積した光信号を読み出すことができる。したがって、RGBの3色のLEDを順に点灯して、カラー画像データを読み取ることができる。たとえば、TS1の期間に赤のLEDを点灯し赤の成分を読み取り、TS2の期間に緑のLEDを点灯し緑の成分を読み取り、TS2の次の期間に青のLEDを点灯し青の成分を読み取ることができる。この場合、TS2の期間内に赤の光信号を読み出すことになる。
【0060】
以上の本発明のイメージセンサーの説明で、信号処理回路42は、ICに内蔵されていなくともよい。
【0061】
以上の説明は、主にリニアイメージセンサーICに関して行ったが、図1〜図3の構成はエリアイメージセンサICにも適用できる。
【0062】
以上の説明で、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明は、ファクシミリやイメージスキャナ等の画像読み取り装置に適用するリニアイメージセンサーICと、イメージセンサーICを複数実装した密着型イメージセンサーに利用することができる。また、エリアイメージセンサーICに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例のイメージセンサーICの概略図である。
【図2】図1の光電変換装置の全体構成図である。
【図3】図2の光電変換手段とダミー画素の概略回路図である。
【図4】本発明の実施形態例の光電変換装置と信号処理回路のタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施形態例の信号処理回路のブロック図である。
【図6】本発明の実施形態例のサンプルホールド回路の回路図である。
【図7】本発明の実施形態例のバッファー回路の回路図である。
【図8】本発明の実施形態例の増幅回路の回路図である。
【図9】本発明の実施形態例の減算器の回路図である。
【図10】本発明の実施形態例のクランプ回路の回路図である。
【図11】本発明の実施形態例の密着型イメージセンサーの概略図である。
【図12】図11の密着型イメージセンサーの出力を示す図である。
【図13】従来のイメージセンサーの回路図である。
【符号の説明】
1 フォトダイオード
2 リセットスイッチ
3 アンプ
6 MOSトランジスタ
7 チャンネル選択スイッチ
8 第1の電流源
10 アンプイネーブル端子
11 共通信号線
12、13 容量
14、15、16、17 転送スイッチ
18 容量素子
21 サンプルホールド回路
22 バッファーアンプ
23 バッファーアンプ
24 減算器
25 クランプ回路
26 バッファーアンプ
27 サンプルホールド回路
28 バッファーアンプ
29 トランスミッションゲート
30 トランスミッションゲート
31 ダミースイッチ
32 オペアンプ
33 クランプ容量
42 信号処理回路
43 光電変換装置
44 基準電圧回路
45 ローパスフィルター
47 信号出力端子
51〜53 イメージセンサーIC
101 フォトダイオード
102 リセットスイッチ
103 ソースフォロアアンプ
104 定電流源
105 読み出しスイッチ
106 共通信号線
107 信号線リセットスイッチ
108 寄生容量
109 オペアンプ
110 抵抗
111 抵抗
112 チップセレクトスイッチ
113 容量
114 MOSトランジスタ
115 容量
116 出力端子

Claims (7)

  1. 光電変換素子と、前記光電変換素子にそれぞれ接続する前期光電変換素子を初期化するリセット手段と、前記光電変換素子に接続する増幅手段とからなる複数の光電変換手段と、
    容量素子と、前記容量素子にそれぞれ接続するリセット手段と、前記容量素子に接続する増幅手段とからなる単一または複数のダミー画素とからなるイメージセンサーIC。
  2. 前記光電変換素子に接続するリセット手段と、前記容量素子に接続するリセット手段とが、共通の定電圧に接続することを特徴とする、請求項1に記載のイメージセンサーIC。
  3. 前記光電変換素子に接続するリセット手段と、前記容量素子に接続するリセット手段とが、同時にオフすることを特徴とする、請求項1に記載のイメージセンサーIC。
  4. 前記単一または複数のダミー画素の出力と、前記複数の光電変換手段の出力が、順次出力することが可能なことを特徴とする、請求項1に記載のイメージセンサーIC。
  5. 前記容量素子の容量は、前記光電変換素子の容量と同一または、それよりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載のイメージセンサーIC。
  6. 前記ダミー画素の数は5以上であることを特徴とする、請求項1に記載のイメージセンサーIC。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複数のイメージセンサーICを同一基板上に備え、最初に出力されるイメージセンサーICまたは、最後に出力されるイメージセンサーICだけが、前記ダミー画素の出力を出力することを特徴とするイメージセンサー。
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