JP2005037748A - トナー用ポリエステル樹脂および静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トナーの結着樹脂として、酸成分が、(1)不均化ロジンと(2)テレフタル酸および/またはイソフタル酸であり、アルコール成分が、(3)三級脂肪酸のグリシジルエステルと(4)炭素数2〜10の脂肪族ジオールであり、架橋成分が3価以上のポリカルボン酸および/または3価以上のポリオールから構成され、酸成分(1)および(2)のモル比(1)/(2)が0.2〜0.6であり、前記アルコール成分(3)および(4)のモル比(3)/(4)が0.05〜0.4であり、テトラヒドロフラン(THF)不溶分が1〜30重量%であるポリエステル樹脂を用いる。
【選択図】なし
Description
以下、本発明を更に詳細に説明する。まず、本発明のトナー用ポリエステル樹脂は、(a)酸成分が、不均化ロジン(1)とテレフタル酸および/またはイソフタル酸(2)、(b)アルコール成分が、三級脂肪酸のグリシジルエステル(3)と炭素数2〜10の脂肪族ジオール(4)、(c)架橋成分が3価以上のポリカルボン酸類および/または3価以上のポリオール類から構成され、酸成分(1)および(2)のモル比(1)/(2)が0.2〜0.6であり、前記アルコール成分(3)および(4)のモル比(3)/(4)が0.05〜0.4であり、THF不溶分が1〜30重量%である。
上記式中、R1とR2とR3の炭素数およびこれらの基の炭素数の合計数は特に限定されないが、R1+R2+R3の合計炭素数が8のネオデカン酸グリシジルエステルが好ましい。
これら架橋成分は線状ポリエステル樹脂を架橋あるいは分岐化させて非オフセット性を高める効果があり、その含有量は酸成分(a)あるいはアルコール成分(b)における成分(1)/(2)の比、成分(3)/(4)の比により、また酸成分(a)およびアルコール成分(b)の使用割合あるいは酸成分の(2)成分およびアルコール成分の(4)成分の使用割合、更には架橋成分が酸であるかアルコールであるか、酸またはアルコールの官能基の数により異なる。また、架橋成分は、本発明の重要な特性であるTHF不溶分を決める重要な因子の1つである。
(1)架橋成分の添加量
(2)架橋反応の温度
(3)架橋反応の時間
(4)架橋反応終了後の反応容器からの取り出し温度
が重要なファクターとなる。THF不溶分を1〜30重量%にするには、(1)の架橋成分の添加量は、例えば架橋成分としてトリカルボン酸あるいはトリオールを用いる場合には、全酸成分に対し5〜35モル%が好ましく、(2)の架橋反応の温度は160〜250℃が好ましく、(3)の架橋反応の時間は3〜15時間が好ましく、(4)の取り出し温度はポリエステル樹脂の温度を160〜250℃に保つことが好ましい。これら4つの項目は、所望の樹脂特性(酸価、水酸基価等)が得られるように、酸成分およびアルコール成分の条件と共に条件設定すればよい。これらの範囲外で製造すると、樹脂のTHF不溶分が1重量%未満あるいは30重量%を超える可能性がある。THF不溶分が1重量%未満では、トナーの耐オフセット性が低下し、THF不溶分が30重量%を超える場合には、トナーの定着性が悪くなる、または樹脂の抵抗が大きくなって、トナーのチャージアップによる画像欠陥が生じる。
(酸価および水酸基価)
酸価は、試料1g中に含まれる酸基を中和するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数をいう。水酸基価は、試料1gをアセチル化するときに水酸基に結合した酢酸を中和するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数をいう。
ガラス転移温度は、示差走査熱量計(島津製作所社製 DSC−50)を用いて、昇温速度20℃/minで測定した時のTg以下のベースラインの延長線と、Tg近傍の吸熱カーブの接線の交点の温度をいう。
軟化点は、高架式フローテスター(島津製作所社製 CFT−500D)を用いて、測定条件を荷重30kg、ノズルの直径1mm、ノズルの長さ10mm、予備加熱80℃で5分間、昇温速度3℃/minとし、サンプル量1gとして測定した時、フローテスターのプランジャー降下量−温度曲線におけるS字曲線の高さをhとする時、h/2の時の温度をいう。
真密度は、乾式自動密度計(島津−マイクロメリティックス社製 アキュピック1330(10cm3))を用いて、気相置換法により測定した値をいう。測定条件は次のとおりである。
測定ガス :ヘリウム
導入圧力 :パージおよびラン 19.5psig(134.35Kpag)
平衡判定圧力:0.0050psig/min(0.0345Kpag/min)
温湿度 :23℃/50%RH
THF不溶分は、400メッシュのステンレス金網にてサンプル量0.5gを包み、THF50mlに23℃/12時間浸漬した後、金網をTHF30mlで洗い流し、40℃/4時間減圧乾燥し、金網に残ったサンプル量から算出した値をいう。
ポリエステル樹脂原料アルコール成分としてネオペンチルグリコール100モル%、ネオデカン酸グリシジルエステル13モル%、原料酸成分として不均化ロジン23モル%を、攪拌装置、加熱装置、温度計、分留装置、窒素ガス導入管を備えたステンレス製反応容器に仕込み、攪拌しながら160℃まで昇温して、内容物を溶融させた。溶融後、原料酸成分としてテレフタル酸77モル%、および酸化ジ−n−ブチル錫0.03モル%を仕込み、分留装置塔頂部の温度が100℃を越えないようにして、生成する縮合水を窒素ガス気流によって系外に除去しながら、徐々に240℃まで昇温して15時間エステル化反応を行い、酸価が15mgKOH/gになったところで200℃まで冷却した。冷却後、無水トリメリット酸25モル%を仕込み、その後は、前述と同様の操作で縮合水を系外に除去しながら、徐々に240℃まで昇温して7時間架橋反応を行い、フローテスターにより所定の軟化点に達したことを確認し、反応を終了した。反応終了後、反応容器中の樹脂温度を190℃に保ち、空気中でポリエステル樹脂を取り出した。得られたポリエステル樹脂Aの特性値を表1に示す。
なお、各モノマーの組成量モル%は、全酸成分に対するモル%である。
表1に示す配合割合とすることを除き、実施例1と同様にしてポリエステル樹脂B、CおよびDを得た。得られたポリエステル樹脂の特性値を表1に示す。
ポリエステル樹脂原料アルコール成分としてネオペンチルグリコール70モル%、ネオデカン酸グリシジルエステル8モル%、原料酸成分として不均化ロジン23モル%を、攪拌装置、加熱装置、温度計、分留装置、窒素ガス導入管を備えたステンレス製反応容器に仕込み、攪拌しながら160℃まで昇温して、内容物を溶融させた。溶融後、原料酸成分としてテレフタル酸77モル%、および酸化ジ−n−ブチル錫0.03モル%を仕込み、分留装置塔頂部の温度が100℃を越えないようにして、生成する縮合水を窒素ガス気流によって系外に除去しながら、徐々に240℃まで昇温して15時間エステル化反応を行い、酸価が30mgKOH/gになったところで160℃まで冷却した。冷却後、ペンタエリスリトール8.5モル%を仕込み、その後は、前述と同様の操作で縮合水を系外に除去しながら、徐々に220℃まで昇温して9時間架橋反応を行い、フローテスターにより所定の軟化点に達したことを確認し、反応を終了した。反応終了後、反応容器中の樹脂温度を210℃に保ち、空気中でポリエステル樹脂を取り出した。得られたポリエステル樹脂Eの特性値を表1に示す。
実施例1で反応終了後、反応容器中の樹脂温度を260℃に保ち、空気中でポリエステル樹脂を取り出したことを除き、実施例1と同様にしてポリエステル樹脂Fを得た。得られたポリエステル樹脂の特性値を表1に示す。
実施例3で反応終了後、反応容器中の樹脂温度を270℃に保ち、空気中でポリエステル樹脂を取り出したことを除き、実施例3と同様にしてポリエステル樹脂Gを得た。得られたポリエステル樹脂の特性値を表1に示す。
実施例4で240℃まで昇温して7時間の架橋反応を行うところを、200℃まで昇温して2時間の架橋反応とすることを除き、実施例4と同様にしてポリエステル樹脂Hを得た。得られたポリエステル樹脂の特性値を表1に示す。
表1に示す配合割合とすることを除き、実施例1と同様にしてポリエステル樹脂I、J、KおよびLを得た。得られたポリエステル樹脂の特性値を表1に示す。
ポリエステル樹脂原料アルコール成分としてビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物100モル%、ネオデカン酸グリシジルエステル13モル%、原料酸成分として不均化ロジン23モル%を、攪拌装置、加熱装置、温度計、分留装置、窒素ガス導入管を備えたステンレス製反応容器に仕込み、攪拌しながら160℃まで昇温して、内容物を溶融させた。溶融後、原料酸成分としてのテレフタル酸77モル%、および酸化ジ−n−ブチル錫0.03モル%を仕込み、分留装置塔頂部の温度が100℃を越えないようにして、生成する縮合水を窒素ガス気流によって系外に除去しながら、徐々に240℃まで昇温して15時間エステル化反応を行い、酸価が15mgKOH/gになったところで200℃まで冷却した。冷却後、無水トリメリット酸25モル%を仕込み、その後は、前述と同様の操作で縮合水を系外に除去しながら、徐々に240℃まで昇温して7時間架橋反応を行い、フローテスターにより所定の軟化点に達したことを確認し、反応を終了した。反応終了後、反応容器中の樹脂温度を190℃に保ち、空気中でポリエステル樹脂を取り出した。得られたポリエステル樹脂Mの特性値を表1に示す。
(成 分) (配合量)
ポリエステル樹脂A 100部
磁性体(マグネタイト) 84部
荷電制御剤(芳香族ヒドロキシカルボン酸のクロム塩化合物) 2部
低分子量ポリプロピレン 3部
上記材料を均一に混合した後、混練、粉砕、分級して、平均粒径10.4μmの負帯電性トナー粒子を得た。次いで、このトナー粒子100部に対し、ジメチルジクロロシランで処理したシリカ微粉体0.25部、アミノシランで処理した炭酸カルシウム微粉体1.0部、窒化珪素微粒子1.0部を添加、混合して負帯電性磁性トナーを得た。
さらに、この負帯電性磁性トナーを用いて、市販の複写機(キヤノン(株)製 iR6000)を用いて実写テストを行い、画像濃度(初期および10,000枚後の画像濃度の値)、カブリ(初期および10,000枚後のカブリの値)、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体(10,000枚後の現像担持体上のトナー層の状態)の評価を行った。結果を表2に示す。
平均粒径80〜120μmのCu−Znフェライトキャリア粒子とトナーサンプルとを、全体に対してトナー濃度5重量%になる割合で秤量し、ボールミル等で混合した後、ブローオフ帯電量測定装置にてトナーの帯電量を算出した。具体的には、下記の方法によって測定を行った。
パウダーテック社製Cu−Znフェライトキャリアコア(商品名F−100)を19.0g、乾燥後のトナーサンプル1.0gを50ccポリ瓶に秤量し、5回振った後、ボールミル(新栄工機産業社製 PLASTIC PLANT SKS型)にて、回転数を実測値で230回転(ポリ瓶本体は120回転)の条件で30分間混合を行った。
混合後の得られた試料を東芝ケミカル社製ブローオフ帯電量測定装置により帯電量測定を行った。この時ブロー圧は1kgf/cm2、測定時間20秒で最大の数値を読み取り、メッシュは400メッシュを用いて行った。また測定環境は23℃50%RHの条件下で行った。
トナー40gを200mlのガラス製容器に密閉し、50℃の恒温槽に24時間放置後、トナーのブロッキング性を観察することにより行い、凝集が発生しないものを○、容易にほぐれる程度の凝集が発生するものを△、容易にほぐれない凝集が発生するものを×とした。
画像濃度はマクべス光度計を用いて行った。1.35以上の濃度であればよい。
フォトボルトにて、反射率を測定することにより行った。1.5%以下が良好な値である。
黒化率6%の原稿の実写で、1,000枚当り消費したトナーグラム数として表した。
定着画像を消しゴム(トンボ鉛筆 MONO)で摺擦し、〔摺擦後の画像濃度/摺擦前の画像濃度〕×100で計算した値を定着強度として表した。85%以上が良好な値である。
定着試験用画像を200枚連続複写後、5分間停止した後、白紙20枚を通紙し、白紙の紙汚れの状態により評価を行った。評価結果は、紙汚れが発生しなかったものを○、紙汚れが発生したものを×とした。
現像担持体のトナー層を観察することにより行い、トナー層が均一であるか確認した。
(成 分) (配合量)
ポリエステル樹脂B 100部
磁性体(マグネタイト) 78部
荷電制御剤(芳香族ヒドロキシカルボン酸の鉄塩化合物) 1部
低分子量ポリプロピレン 2部
上記材料を均一に混合した後、混練、粉砕、分級して、平均粒径9.5μmの負帯電性トナー粒子を得た。次いで、このトナー粒子100部に対し、ジメチルジクロロシランで処理したシリカ微粉体0.3部、タングステンカーバイド微粒子0.5部を添加、混合して負帯電性磁性トナーを得た。
さらに、この負帯電性磁性トナーを用いて、市販の複写機(キヤノン(株)製 GP40)を用いて実写テストを行い、画像濃度(初期および10,000枚後の画像濃度の値)、カブリ(初期および10,000枚後のカブリの値)、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体(10,000枚後の現像担持体上のトナー層の状態)の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例6で用いたポリエステル樹脂Aに替えてポリエステル樹脂Dを用いることを除き実施例6と同様にして、負帯電性磁性トナーを得た。この負帯電性磁性トナーについて、実施例6と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例6で用いたポリエステル樹脂Aに替えて、ポリエステル樹脂Fを用いることを除き実施例6と同様にして、負帯電性磁性トナーを得た。この負帯電性磁性トナーについて、実施例6と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例6で用いたポリエステル樹脂Aに替えて、ポリエステル樹脂Hを用いることを除き実施例6と同様にして、負帯電性磁性トナーを得た。この負帯電性磁性トナーについて、実施例6と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例6で用いたポリエステル樹脂Aに替えて、ポリエステル樹脂Jを用いることを除き実施例6と同様にして、負帯電性磁性トナーを得た。この負帯電性磁性トナーについて、実施例6と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例7で用いたポリエステル樹脂Bに替えて、ポリエステル樹脂Lを用いることを除き実施例7と同様にして、負帯電性磁性トナーを得た。この負帯電性磁性トナーについて、実施例7と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例6で用いたポリエステル樹脂Aに替えて、ポリエステル樹脂Mを用いることを除き実施例6と同様にして、負帯電性磁性トナーを得た。この負帯電性磁性トナーについて、実施例6と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表2に示す。
(成 分) (配合量)
ポリエステル樹脂C 100部
カーボンブラック 10部
荷電制御剤(芳香族ヒドロキシカルボン酸のカルシウム塩化合物) 2.5部
低分子量ポリプロピレン 4部
上記材料を均一に混合した後、混練、粉砕、分級して、平均粒子径11.0μmの負帯電性トナー粒子を得た。次いで、このトナー粒子100部に対し、ジクロロジメトキシシランで処理したシリカ微粉体0.4部、ポリフッ化ビニリデン微粒子0.3部、タングステンカーバイド微粒子0.7部を添加、混合して負帯電性非磁性トナーを得た。
さらに、この負帯電性非磁性トナーを用いて、市販の複写機(東芝(株)製 6550)を用いて実写テストを行い、画像濃度(初期および10,000枚後の画像濃度の値)、カブリ(初期および10,000枚後のカブリの値)、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体(10,000枚後の現像担持体上のトナー層の状態)の評価を行った。キャリアとしてはシリコーン樹脂にてコートしたフェライトキャリアを用い、このキャリア94部に対し非磁性トナー6部を用いて現像剤を作成し、評価を行った。結果を表3に示す。
実施例9で用いたポリエステル樹脂Cに替えてポリエステル樹脂Eを用いることを除き実施例9と同様にして、負帯電性非磁性トナーを得た。この負帯電性非磁性トナーについて、実施例9と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表3に示す。
実施例9で用いたポリエステル樹脂Cに替えて、ポリエステル樹脂Gを用いることを除き実施例9と同様にして、負帯電性非磁性トナーを得た。この負帯電性非磁性トナーについて、実施例9と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表3に示す。
実施例9で用いたポリエステル樹脂Cに替えて、ポリエステル樹脂Iを用いることを除き実施例9と同様にして、負帯電性非磁性トナーを得た。この負帯電性非磁性トナーについて、実施例9と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表3に示す。
実施例9で用いたポリエステル樹脂Cに替えて、ポリエステル樹脂Kを用いることを除き実施例9と同様にして、負帯電性非磁性トナーを得た。この負帯電性非磁性トナーについて、実施例9と同様にして、帯電性、貯蔵安定性、画像濃度、カブリ、消費量、定着性、耐オフセット性および現像担持体の評価を行った。結果を表3に示す。
Claims (6)
- 酸成分が、(1)不均化ロジンと(2)テレフタル酸および/またはイソフタル酸、アルコール成分が、(3)三級脂肪酸のグリシジルエステルと(4)炭素数2〜10の脂肪族ジオール、架橋成分が3価以上のポリカルボン酸および/または3価以上のポリオールから構成され、酸成分(1)および(2)のモル比(1)/(2)が0.2〜0.6であり、前記アルコール成分(3)および(4)のモル比(3)/(4)が0.05〜0.4であり、テトラヒドロフラン(THF)不溶分が1〜30重量%であることを特徴とするトナー用ポリエステル樹脂。
- アルコール成分として、さらにロジングリシジルエステルが含まれることを特徴とする請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
- 樹脂の真密度が1.1〜1.3g/cm3であることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー用ポリエステル樹脂、着色剤および荷電制御剤を少なくとも含有する静電荷像現像用負帯電性トナー。
- 帯電制御剤が芳香族ヒドロキシカルボン酸の金属塩であることを特徴とする請求項4記載の静電荷像現像用負帯電性トナー。
- トナーが磁性トナーであることを特徴とする請求項4または5に記載の静電荷像現像用負帯電性トナー。
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