JP2005037545A - 現像剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バインダー樹脂、着色剤に加えて、結晶性を有する樹脂及び光沢制御剤を併用した現像剤。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電荷像を現像するための電子写真用現像剤、特にフルカラー現像に適するカラー現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真用現像剤としては、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン系重合体、ポリエステルなどの樹脂類にカーボンブラック、フタロシアニン等の顔料または染料を着色剤として使用し、溶融、混練した後、1μmないし30μmに粉砕して得られたトナーと、キャリアとして平均粒径がトナーの粒径とほぼ同じないし500μmの大きさのガラスビーズ、鉄、ニッケル及びフェライトなどの粒子、或いはこれらに種々の樹脂を被覆したものを混ぜ合わせたものが一般的に用いられている。
【0003】
一般に、カラートナーでは、OHP画像における透過性が要求されるため、低い軟化点を持つ結着樹脂を使用することにより、定着されたトナー層の表面を平滑にしている。また、通常の紙に複写する場合においても、白黒画像に比べて、カラー画像は、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの4色のトナーを重ね合わせて現像するため、紙の上に転写されるトナー量が多くなり、定着後の紙上のトナー層が厚くなるため、トナー層の膜強度が強いことが要求される。このようなカラートナーでは、通常、上記要求を満たす結着樹脂としてポリエステル系樹脂が用いられている。
【0004】
ポリエステル系樹脂を用いたトナーの特徴として、上記のように定着されたトナー層の表面が平滑になることから、画像に入射する光が反射され、光沢度の高い画像が得られるという傾向がある。このような光沢度の高い画像は、光源から発せられる入射光を多く反射するため、用途によっては好ましくないとされる場合も多い。また、写真などの画像では、トナーの現像量の多い部分と少ない部分とで画像の光沢度に差が生じ、光沢むらのある見づらい画像になるという問題があった。
【0005】
これに対し、結着樹脂を軟化点の高いものに変更することが検討されているが、軟化点の高い樹脂を用いると定着温度も高くなり、定着ロールの寿命の低下を招き、省エネルギー対応にも反する上、トナーの流動性が悪化するという問題があった。また、光沢制御剤として、所定の屈折率を有する微粒子を混入した現像剤がある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、トナー表面に添加付着させているため、付着強度が不十分で連続通紙の初期と数千枚ないし数万枚通紙後の光沢制御剤の付着率が変動し、遊離、飛散する割合が増加して、しいては光沢度そのものが変化し、光沢ムラが発生しやすくなるという不利点があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−194331号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、カラー画像の光沢度を抑制し、光沢むらのない画像を形成し得、低温定着性、環境安定性、保存性、及び流動性に優れ、多数枚の複写を行っても安定した画像濃度及び画質を維持し得るカラー現像剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の現像剤は、着色剤、バインダー樹脂、結晶性を有する樹脂、及び光沢制御剤を含有するトナーを含むこと特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の現像剤は、着色剤、バインダー樹脂、結晶性を有する樹脂、及び光沢制御剤を含有するトナーを含む。
【0011】
結晶性を有する樹脂は、非晶質性を有する樹脂と異なり、温度の増加に対しその粘度が急唆に減少する狭い温度領域があるという特性を持つ。また、結晶性を有する樹脂は、非晶質特性を有する樹脂と比較して、濁度が高く、透明性が劣るという特性がある。本発明によれば、結晶性を有する樹脂のもつ、粘度が急唆に減少する狭い温度領域があるという特性により、低温定着性及び耐オフセット性を向上し得る。加えて、この結晶性を有する樹脂と光沢制御剤とを併用することにより、バインダー樹脂の光沢度を適度に抑制して、画像の反射及び光沢ムラを防止し、高画質な画像を得ることができる。
【0012】
本発明に好ましく使用される光沢制御剤として、薄片状体質顔料があげられる。
【0013】
光沢制御剤は、バインダー樹脂100重量部に対し、好ましくは2ないし20重量部、より好ましくは5ないし10重量部添加することができる。
【0014】
この体質顔料は、薄片状であれば特に限定されないが、使用感から見て、例えば厚さが0.01μm〜5μm、径が5μm〜20μm程度の大きさを有することが好ましい。このような体質顔料として、例えばマイカ、タルク、セリサイト、カオリン、合成マイカ、板状シリカ、板状チタン、及び窒化ホウ素等を挙げることができる。より好ましくは、マイカが用いられる。
【0015】
本発明に使用される無機酸化物としては、カラートナーの色再現性に影響を及ぼさない無色あるいは白色のものであり、例えば酸化ケイ素(シリカ)、二酸化チタン(チタニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化錫、酸化亜鉛および酸化カルシウム等が挙げられる。無機酸化物は、体質顔料100重量部に対し、好ましくは1重量部ないし30重量部、より好ましくは1重量部ないし10重量部添加することができる。
【0016】
無機酸化物は、薄片状体質顔料表面を被覆し得る。好ましくは、体質顔料の表面を加水分解生成物で被覆し、焼成して酸化物にすることができる。これにより、体質顔料表面に均一な無機酸化物の被覆層が得られ、好適な光の拡散及び反射作用を有するものが得られる。中でも、水溶性チタン化合物の加水分解生成物からなる二酸化チタン(チタニア)が好ましく用いられる。
【0017】
また、得られた被覆層上に、さらに、無機酸化物微粒子を添加することができる。これにより、体質顔料表面に被覆した層における光干渉を抑制し、青みがかった色調を抑えることができる。好ましくは、無機酸化物微粒子を用いて、無機酸化物被覆層上を表面処理することができる。このような無機微粒子として好ましくはシリカさらに好ましくは溶融シリカが使用され得る。これにより、無機酸化物被覆層における光の拡散及び反射作用を適度に抑制することができる。
【0018】
使用される無機酸化物微粒子は、BET比表面積が20〜300m2/g、好ましくは30〜250m2/gのものが好ましい。
【0019】
薄片状体質顔料に対する無機酸化物の添加量が薄片状体質顔料100重量部に対し30重量部よりも多くなると、色味が白っぽくなってしまうことがあり、反対に薄片状体質顔料100重量部に対する無機酸化物の量が1重量部よりも少なくなると、現像量に差が出た部分の光沢ムラを軽減する効果が十分にでないことがあり得る。
【0020】
本発明に係るトナーは、そのトナー現像量が1.4mg/cm2のときの光沢度が5ないし30であることが好ましい。光沢度が、5未満であると、現像量に差が出た場合の光沢ムラは少ないが、全体に光沢がなく写真などの画像では色再現範囲の狭い、見映えのしない画像となる傾向があり、30を超えると、現像量の多い部分と少ない部分で光沢差が生じ、光沢ムラのある見づらい画像になる傾向がある。
【0021】
また、トナーの現像量が0.9mg/cm2のときと、1.4mg/cm2のときとの光沢度差が5ないし15であることが好ましい。光沢度差が5未満であると、光沢ムラのない画像が得られるが、光沢度が低すぎて色再現が狭く、見映えが悪いか、光沢度が高すぎて光の度合いによっては見えにくい画像となる傾向があり、15を超えると、光沢度が大きく光沢ムラのある見づらい画面となる傾向がある。
【0022】
さらに、本発明に係るトナーは、そのトナーの現像量が0.9mg/cm2のときのOHP定着画像のヘイズ値が20ないし35であることが好ましい。このヘイズ値が20未満であると、現像量の大小で光沢ムラが発生しやすく、また光沢度が高すぎて見づらい画面となる傾向があり、35を超えると、透明性が劣り、重ね合わせ時の発色が悪く、色再現範囲も狭く、見映えのしない画像となる傾向がある。
【0023】
本発明に使用可能な顔染料粒子としては、公知の染顔料を使用することができる。このような顔染料として、例えばC.I.ピグメントレッド1〜19、21〜23、30〜32、37〜41、48〜55、57、60、63、64、68、81、83、87〜90、112、114、122、123、1163、184、202、206、207および209等のマゼンタ着色剤、C.I.ピグメントイエロー1〜7、10〜17、23、65、73、74、83および180、C.I.バットイエロー1、3および20等のイエロー着色剤、C.I.ピグメントブルー2、3、15〜17等のシアン着色剤等が挙げられる。着色剤は、バインダー樹脂100重量部に対し、好ましくは5ないし10重量部添加することができる。5重量部未満であると、十分な発色が期待できず、10重量部を超えると、発色が飽和状態となり、過剰の顔料の分散性が低下し、着色剤に濁りが生じると共に、透明性が低下して、重ね合わせたときの発色性能が低下し、さらに定着性能が低下する傾向がある。
【0024】
光沢制御剤と顔染料粒子とは、別々に添加されても良いが、あらかじめ顔染料粒子を無機酸化物で混合したものを薄片状体質顔料上、あるいはその無機酸化物被覆層上に被覆して用いることも可能である。これにより、顔染料の発色性が向上し、添加量が少なくても十分に発色することができるという利点がある。
【0025】
その際の顔染料粒子と無機酸化物の混合重量比は、90:10〜50:50が好ましく、より好ましくは、85:15〜70:30である。無機酸化物と顔染料粒子との重量比において、無機酸化物量が上記範囲よりも多くなると白味が強くなり、十分な発色が得られない傾向がある。反対に、有色顔料量が上記範囲よりも多くなると色味が強くなり、特に、現像量に差が出た部分の光沢ムラが大きくなる傾向がある。
【0026】
結晶性を有する樹脂としては、例えば結晶性ポリエステル樹脂を使用することができる。
【0027】
結晶性ポリエステル化合物粒子は、酸成分としてテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸等の芳香族ポリカルボン酸、p−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等の芳香族オキシカルボン酸、コハク酸、フマル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカメチレンジカルボン酸等の脂肪族ポリカルボン酸等があり、アルコール成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリストール等の脂肪族ポリオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族ポリオール、ビスフェノールA等のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド付加物等をあげることができる。特に、炭素数16以上のアルキルもしくはアルケニル基を有したもの、炭素数2〜6のジオールを80モル%以上含有したアルコール成分とフマル酸を80モル%以上含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られる、通常ワックス状の結晶性化合物であり、融点が50〜150℃の樹脂が望ましい。これらは1種類又は2種類以上を混合して使用してもよい。
【0028】
結晶性を有する樹脂は、バインダー樹脂100重量部に対し、好ましくは3ないし30重量部、より好ましくは5ないし15重量部添加することができる。結晶性を有する樹脂の添加量が15重量部を超えると、環境安定性特に高温高湿における安定性が劣り、連続通紙した際に排紙部にスタックされた用紙の裏にトナーが張り付き、また、画像の透明度が低下する傾向がある。また、5重量部未満であると、低温定着性能が不十分となる傾向がある。
【0029】
また、結晶性樹脂は、そのヘイズ値が、好ましくは50以上、より好ましくは50ないし80である。このヘイズ値が50未満であると、結晶性が不十分であり、低温定着性能に劣り、またバインダー樹脂による高い光沢度を抑えることができずに光の度合いによっては、見にくい画像となる傾向がある。なお、本発明に使用される結晶性樹脂のヘイズ値は、樹脂単体をガラスプレートに載せ、ホットプレート上で溶融させ、0.9mg/cm2の厚みに展開して、冷却固化後にヘイズメーターにて測定されたものである。
【0030】
本発明のトナーには、必要に応じてワックスを添加することができる。好ましい添加量は、バインダー樹脂100重量部に対し2ないし8重量部である。ワックスの添加量が8重量部を超えると、ワックスがトナー表面に露出する比率が増え、感光体上への固着等を発生しやすく画像欠陥を生じる傾向があり、2重量部未満であると、定着における離型性や耐オフセット性に劣る傾向がある。
【0031】
本発明に使用し得るワックスとしては、ポリオレフィン樹脂、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂肪酸アミド、多価アルコールのエステル、高級脂肪酸、高級アルコール、パラフィンワックス、炭化水素ワックス、フィッシャートロプシュワックス、カルナバワックス、モンタンワックス、ライスワックス等が挙げられる。これらは1種類又は2種類以上を混合して使用してもよい。また、このワックスは、少なくともバインダーの重合時、あるいはトナー材料の混練り時に添加することができる。
【0032】
本発明のトナーには、必要に応じて金属石鹸を添加することができる。好ましい添加量は、バインダー樹脂100重量部に対し2ないし8重量部である。金属石鹸の添加量が8重量部を超えると、金属石鹸がトナー表面に露出する比率が増え、感光体上への固着等を発生しやすく、画像欠陥を生ずる傾向があり、2重量部未満であると、感光体表面の滑剤効果が得られず、感光体の膜削れが激しく感光体寿命が低下する傾向がある。
【0033】
本発明に使用する金属石鹸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、アラキン酸、リシノレイン酸、リノレイン酸、ベヘニン酸及びエルカ酸などの単体脂肪酸、牛脂脂肪酸、大豆油脂肪酸、やし油脂肪酸及びパーム油脂肪酸などの動植物油脂由来の脂肪酸に代表される炭素数4以上の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸と、カルシウム、バリウム及びマグネシウムなどのアルカリ土類金属、チタン、亜鉛、銅、マンガン、カドミウム、水銀、ジルコニウム、鉛、鉄、アルミニウム、コバルト、ニッケル又は銀など金属により構成され、特に炭素数10〜24、好ましくは12〜22の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸のCa塩、Zn塩又はBa塩などが好ましい。特に炭素数14〜22の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸のCa塩、Zn塩又はBa塩などが好ましい。これらは1種類又は2種類以上を混合して使用してもよい。
【0034】
好ましい添加量は、バインダー樹脂100重量部に対し2ないし8重量部である。金属石鹸の添加量が8重量部を超えると、金属石鹸がトナー表面に露出する比率が増え、感光体上への固着等を発生しやすく、画像欠陥を生ずる傾向があり、2重量部未満であると、感光体表面の滑剤効果が得られず、感光体の膜削れが激しく感光体寿命が低下する傾向がある。
【0035】
また、本発明に使用できるバインダー樹脂としては、フルカラートナーとして優れた透光性並びに色再現性を得るために特定の溶融特性を有する樹脂を使用することが好ましく、また、バインダー樹脂の軟化点を90〜115℃のものを使用することが定着性の観点から好ましい。このようなバインダー樹脂であれば樹脂の種類は限定されず、例えばスチレン−アクリル系共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂等を使用することができ、これらを単独でまたは混合して使用することができる。これらの樹脂の中でも特にポリエステル樹脂が好ましい。
【0036】
本発明において、好ましいポリエステル樹脂はアルコール成分としてビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物を主成分として使用し、酸成分としてフタル酸系ジカルボン酸類あるいはフタル酸系ジカルボン酸類と脂肪族ジカルボン酸類を使用して重縮合反応により合成されたものである。荷電制御剤としても無色、白色あるいは淡色のものを使用する必要があり、例えば、サリチル酸クロム錯塩E−81、82(オリエント化学工業社製)、サリチル酸亜鉛錯塩E−84(オリエント化学工業社製)、サリチル酸アルミニウム錯塩E−86(オリエント化学工業社製)、カリックスアレン系化合物E−89(オリエント化学工業社製)、ベンジル酸ホウ素錯塩等が挙げられる。また、必要に応じて低分子量ポリプロピレンワックス、低分子量ポリエチレンワックス、カルナバワックス、サゾールワックス等のワックス類を耐オフセット性向上のためや、非磁性一成分トナーの場合には現像装置の規制ブレードや現像ローラヘのトナーの固着を防止するために添加してもよい。
【0037】
また、本発明においては、上述した工程を経て得られたトナー粒子に対して流動性や帯電性を調整するために、トナー粒子に対して0.2ないし3重量%の無機微粒子を外添混合してもよい。このような無機微粒子としてはシリカ、チタニア、アルミナ、チタン酸ストロンチウム、酸化錫等を単独であるいは2種以上混合して使用することができる。無機微粒子は疎水化剤で表面処理されたものを使用することが環境安定性向上の観点から好ましい。また、このような無機酸化物以外に1μm以下の樹脂微粒子をクリーニング性向上のために外添してもよい。
【0038】
本発明に係るトナーは、キャリアと混合して用いる二成分現像剤用の非磁性トナーとして、あるいはキャリアを使用しない非磁性一成分トナーとして使用可能である。
【0039】
【実施例】
以下、実施例をあげ、本発明を具体的に説明する。
【0040】
まず、以下のようにして、薄片状体質顔料の表面処理(A)ないし(C)及び(a)ないし(d)を各々行い、各色の着色粒子を調製した。
【0041】
薄片状体質顔料の表面処理
マイカ60gを純水1200ml中に分散させた。分散液に10%硫酸チタニル水溶液100mlとを加え、空気を吹き込みながら60℃に加熱して2時間撹拝を続けた。撹搾終了後、この反応液に5%アンモニア水を加えてpHを7.6に調整し、濾過を行った。得られた組成物を精製水で洗浄し、60℃で乾燥後、電気炉にて900℃で2時間焼成した後、粉砕して、コアのマイカを二酸化チタンの被覆層で被覆した粒子(A)を得た。
【0042】
得られた粒子(A)の表面に、ハイブリダイザー(奈良機械製作所)を用いて溶融シリカ(平均粒径約0.05μm)10gを機械的に被覆させ、光を拡散反射する粒子(B)を得た。
【0043】
得られた粒子(B)に、着色剤(赤顔料:C.I.Pigment Red 122)20gをヘンシェルミキサー「FM型」(三井三池加工機(株))を用いて混合して本発明の光を拡散反射する赤色着色粒子(a)を得た。
【0044】
マイカ100gを純水1500ml中に分散させた。分散液に10%硫酸チタニル水溶液100mlとを加え、80℃に加熱して2時間撹坤を続けた。撹坤終了後、この反応液に10%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを7.2に調整し、濾過を行った。得られた組成物を精製水で洗浄し、80℃で乾燥後、電気炉にて850℃で4時間焼成した後、粉砕して、コアのマイカを二酸化チタンの被覆層で被覆した粒子(C)を得た。
【0045】
得られた粒子(C)の表面に、ハイブリダイザー(奈良機械製作所)を用いて溶融シリカ(平均粒径約0.05μm)10g及び着色剤(赤顔料:C.I.Pigment Red 122)100gを機械的に被覆させて、光を拡散反射する赤色着色粒子(b)を得た。
【0046】
(a)の製造方法において、着色剤を黄色顔料(C.I.Pigment Yellow 180)に代えた以外は同様にして本発明の光を拡散反射する黄色着色粒子(c)を得た。
【0047】
(a)の製造方法において、着色剤を青色顔料(C.I.Pigment Blue 15−3)に代えた以外は、同様にして本発明の光を拡散反射する青色着色粒子(d)を得た。
【0048】
得られた各粒子(A)ないし(C)及び(a)ないし(d)を使用して、以下のように現像剤を製造した。
【0049】
実施例1
下記組成の材料を用意した。
【0050】
結着樹脂 ポリエステル樹脂
ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物/ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/テレフタル酸から得られたポリエステル樹脂とビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物/フマル酸から得られたポリエステル樹脂を1:1で混合したもの 100重量部
結晶性樹脂 結晶性ポリエステル樹脂(融点128℃)
(ヘイズ値60) 10重量部
上記(a)で得られたマゼンタ着色粒子 7重量部
離型剤 ライスワックス 2重量部
負性帯電制御剤 (ジルコニウム塩化合物) 1重量部
上記材料をヘンシェルミキサー「FM型」(三井三池加工機(株))に投入し、周速20m/秒で5分間混合した。
【0051】
結着樹脂中への各添加剤の分散固定化工程均一に混合した後、例えば、二軸混練押出機(池貝化成(株)製PCM型)を使用して溶融混練した。溶融混練機としては、他に「TEM型」(東芝機械(株))、TKRCニーダー」((株)栗本鉄工所)等の連続式混練機や加熱・加圧二一ダーのようなバッチ式混練機等が使用することもできる。
【0052】
混練物を冷却後、フェザーミルで粗粉砕して粒度調整をした後、例えばジェット粉砕機「AFG型」(ホソカワミクロン(株))を使用し、ジェットエアーによる衝突粉砕により、微粉砕し、平均粒子径7〜10μmのトナー粒子を得た。粉砕手段としては例えば「IDS型」(日本ニューマチック工業(株))、機械式粉砕機ターボミル(川崎重工(株))、及びスーパーローター(日清エンジニアリング(株))等を使用することができる。
【0053】
分級工程微粉を除去し、粒径分布のシャープ化を目的として、粉砕されたトナー粒子を、例えば風力又はローター回転による粒度調整を風力分級装置「ATP型」(ホソカワミクロン(株))で分級し、体積平均粒径8μmのマゼンタトナー粒子を得た。分級工程には、その他「DSX型」(日本ニューマチック工業(株))又はrエルボージェット」(日鉄鉱業(株))等を使用することができる。
【0054】
得られたトナー粒子100重量部と、流動化剤として疎水性シリカ1重量部を、例えばヘンシェルミキサー「FM型」(三井三池加工機(株))に投入し、周速20m/secで10分間混合して、マゼンタトナー1を得た。
【0055】
シリコーン樹脂を被覆した粒子径約50μmのフェライトキャリアを用意し、キャリア100重量部に対して、得られたマゼンタトナー1を8重量部添加し、次いでVブレンダーにて30分混合して、マゼンタ現像剤を得た。 得られた現像剤を、図1に示す画像形成部を有する複写機に適用し、画像を形成した。
【0056】
図1は、本発明の現像剤を適用し得る画像形成装置の一例を表す概略図を示す。
【0057】
感光体11周囲には帯電器12、露光部13、現像装置14、転写器16、剥離器17、クリーニング装置18、除電器20がその矢印x方向の回転に沿って順次配置されている。
【0058】
現像装置14のトナー容器22にはトナーおよびキャリアからなる現像剤23が収容されており、その感光体ドラム11側には多極マグネットロール24とその外周に装着された現像スリーブ25が設置されている。
【0059】
現像スリーブ25の表面には、多極マグネットローラ24の磁力により現像剤23のキャリアが付着し、キャリア表面にトナーが付着してトナー層が形成される。多極マグネットローラ24は固定であり、現像スリーブ25は矢印y方向に回転され、この回転に従い現像剤23は随時搬送される。
【0060】
また、現像剤23の搬送量は規制ブレード26で規制される。27は現像バイアスを印加する電源であり、感光体ドラム11及び現像スリーブ25が接近する箇所で、静電引力により現像スリーブ25から感光体ドラム11上の静電潜像にトナーが付着して現像が行われる。尚28、30は、トナー容器22内でトナーを含む現像剤23を撹搾搬送し、トナーを摩擦帯電する撹拌ローラである。クリーニング装置18は、弾性を有するクリーニングブレード31、クリーニングブレード31に回収された残留トナーを搬送するトナーオーガ32を有している。
【0061】
得られた画像について、最低定着温度、光沢度差、ヘイズ値、帯電性、画像濃度を下記のように測定、及び評価した。
【0062】
最低定着温度
最低定着温度は、トナー現像量0.9mg/cm2のときの定着強度70%以上の定着残存率を得る温度とした。
【0063】
定着残存率は、定着器の熱ローラの設定温度を順次上昇させた状態で、加重400N、ニップ幅7.5mm、定着送り速度200mm/secの条件でトナー像を転写した転写用紙を定着器により定着処理を行い、形成された定着画像に対して画像部の画像濃度を測定し、その画像部を100%コットンパットで摩擦を施した後、画像濃度を再度測定して、以下の式で算出することにより求めた。
【0064】
定着残存率=摩擦後の画像濃度/摩擦前の画像濃度×100(%)
光沢度差
光沢度差は、トナー現像量0.9mg/cm2と1.4mg/cm2のときの定着画像の光沢度の差をいう。なお、光沢度は、60度の反射角度で測定できる光沢性(IG−330,堀場製作所製)により、測定した。
【0065】
ヘイズ値
トナー現像量0.9mg/cm2のときのOHP定着画像のヘイズを日本電色工業社製ヘイズメーター(NDH−2000型)で測定した。なお、ヘイズ値は、トナーの透明性を評価するために用いられ、濁度が高いほど、ヘイズ値が高くなり、透明度が高いほどヘイズが低くなる。
【0066】
帯電性
帯電性は、温度10℃、湿度20%の低温低湿環境(L/L)、温度30℃湿度85%の高温高湿環境(H/H)、温度20℃、湿度50%の常温常湿環境(N/N)の3条件で、それぞれトナーとキャリアを12時間放置した後、所定の混合比にて現像剤を作成したものを、東芝ケミカル社製TB−220型帯電量測定装置によりを行うことにより測定し、以下のように評価した。
【0067】
帯電性;◎;L/L、H/H、N/Nの帯電性の差が3μC/g以下
○; 〃 3〜7μC/g
△; 〃 7〜10μC/g
×; 〃 10μC/g以上
画像濃度
画像濃度は、温度10℃湿度20%の低温低湿環境(L/L)、温度30℃湿度85%の高温高湿環境(H/H)、温度20℃湿度50%の常温常湿環境(N/N)の3条件で、東芝テック社製複写機プリマージュ455にて画像を出力したものをサカタインクス社製マクベス濃度計を用いて測定し、以下のように評価した。
【0068】
画像濃度;◎;L/L、H/H、N/Nの画像濃度の差が0.1以下
○; 〃 0.1〜0.2
△; 〃 0.2〜0.5
×; 〃 0.5以上
その結果を下記表1に示す。
【0069】
実施例2
着色粒子(a)10重量部に代えて、着色粒子(b)を10重量部使用すること以外は、同様にしてマゼンタトナー2を得た。
【0070】
得られた画像について、最低定着温度、光沢度差、ヘイズ値、帯電性、及び画像濃度を下記のように測定、及び評価した。
【0071】
実施例3
着色粒子(a)10重量部に代えて、着色粒子(c)を10重量部使用すること以外は、同様にしてイエロートナー3を得た。
【0072】
実施例4
実施例1において、着色粒子(a)10重量部に代えて、着色剤(d)を10重量部使用すること以外は、同様にしてシアントナー4を得た。
【0073】
また、実施例1,3,及び4のマゼンタトナー1、イエロートナー3、及びシアントナー4に加え、着色剤として6重量部のカーボンブラックを用いた他の条件は同様の黒トナーを各々図1に示す画像形成装置に適用して、文字部とグラフィック部を持つ原稿を使用し、フルカラー画像を出力したところ、文字部とグラフィック部のような現像量に差が出る部分についても、鮮明で光沢ムラがなく高画質な画像が得られた。実施例2,3,及び4のマゼンタトナー2、イエロートナー3、及びシアントナー4を用いて同様にフルカラー画像を出力したところ、同様に、鮮明で光沢ムラがなく高画質な画像が得られた。
【0074】
実施例5
実施例1において、着色粒子(a)10重量部の代わりに、粒子(B)3重量部と赤色顔料(C.I.Pigment Red 122)を7重量部使用すること以外は、同様にしてマゼンタトナー5を得た。
【0075】
比較例1
着色剤(a)10重量部に代えて、赤色顔料(C.I.Pigment Red 122)を7重量部使用すること以外は、同様にしてマゼンタトナー6を得た。
【0076】
比較例2
結晶性ポリエステル樹脂を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてマゼンタトナー7を得た。
【0077】
比較例3
実施例1において、着色粒子(a)10重量部の代わりに、粒子(A)3重量部と赤色顔料(C.I.Pigment Red 122)を7重量部使用すること以外は、同様にしてマゼンタトナー8を得た。
【0078】
【表1】
上記表1に示すように、実施例1ないし5のトナーは、各々光沢度差が5ないし15の範囲内、ヘイズ値が20ないし35の範囲内、最低定着温度が125ないし135℃であり、帯電性、及び画像濃度も良好であった。
【0079】
これに対し、比較例1のトナーは、光沢制御剤を含まないために、光沢度差が大きく、ヘイズ値が大きくなり、また、比較例1のトナーと、実施例3及び4のトナー、及び黒トナーを用いてフルカラー画像を出力したところ、光沢ムラがあり、コントラスト感のない不鮮明な見映えのしない画像となった。また、比較例2のトナーは、結晶性を有する樹脂を含まないために、低温定着性に劣り、光沢度差が低く、ヘイズ値が大きくなり、また、比較例2のトナーと、実施例3及び4のトナー、及び黒トナーを用いてフルカラー画像を出力したところ、光沢ムラがあり、コントラスト感がなく、不鮮明で見映えのしない画像となった。
【0080】
また、比較例3のトナーは、溶融シリカを含まないために、光を拡散反射しない粒子となり、光沢度差が大きくなり、比較例3のトナーと実施例3及び4のトナー、及び及び黒トナーを使用してフルカラー画像を形成したところ、光沢ムラがあり、コントラスト感のない不鮮明で見映えのしない画像となった。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、低温定着性に優れ、環境変動がなく帯電安定性に優れ、画像濃度が安定し、鮮明で光沢ムラのない高画質なカラー画像を形成し得るカラー現像剤が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用し得る画像形成装置の一例を表す概略図
【符号の説明】
10…画像形成装置、11…感光体ドラム、12…トナー容器、13…露光部、14…現像装置、16…転写器、17…剥離器、18…クリーニング装置、22…トナー容器、23…現像剤、24…多極マグネットローラ、25…現像スリーブ、26…規制ブレード、27…現像バイアス、28,30…撹拌ローラ
Claims (3)
- 着色剤、バインダー樹脂、結晶性を有する樹脂、及び光沢制御剤を含有するトナーを含む現像剤。
- 前記結晶性樹脂は、加熱溶融して0.9mg/cm2以上の厚さに均一に展開して冷却固化したとき、50以上のヘイズ値を有する請求項1に記載の現像剤。
- 前記光沢制御剤は、薄片状体質顔料を含む請求項1または2に記載の現像剤。
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