JP2005037075A - プロトコル変換機、プロトコル変換システム及び室内機ごとのエネルギー管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プロトコル変換機30は、ネットワーク50aとLonWorksネットワーク10とを接続する。プロトコル変換機30は、計算部35を備える。LonWorksネットワーク10は、空調機システム群60が接続されている。空調機システム群60は、複数の室内機62a等を有する。LonWorksネットワーク10は、管理装置20が接続されている。管理装置20は、空調機システム群60を管理する。計算部35は、室内機62a等ごとのみなし消費エネルギー量を計算する。
【選択図】 図1
Description
請求項2に係るプロトコル変換機は、請求項1に記載のプロトコル変換機であって、分散制御ネットワークの通信容量は、集中制御ネットワークの通信容量よりも小さい。
請求項3に係るプロトコル変換機は、請求項1又は2に記載のプロトコル変換機であって、分散制御ネットワークは、オープンネットワークであり、標準化されたネットワーク変数を介して情報の受け渡しが行われる。
請求項4に係るプロトコル変換機は、請求項1から3のいずれかに記載のプロトコル変換機であって、集中制御ネットワークは、クローズドネットワークである。
請求項5に係るプロトコル変換機は、請求項1から4のいずれかに記載のプロトコル変換機であって、計算部は、1以上の空気調和装置の運転状態に基づいて、室内機ごとのみなし消費エネルギー量を計算する。
請求項6に係るプロトコル変換機は、請求項1から5のいずれかに記載のプロトコル変換機であって、記憶部をさらに備える。記憶部は、1以上の空気調和装置の情報を記憶する。
なお、記憶部は、1以上の空気調和装置の情報を計算部が受け取ったままの状態で計算部から受け取ってもよいし、1以上の空気調和装置の情報を計算部が積算した状態で計算部から受け取ってもよい。
このプロトコル変換機では、1以上の空気調和装置の情報は、1以上の空気調和装置から集中制御ネットワークを介して収集され、計算部に受け渡されることが可能である。これにより、計算部は、1以上の空気調和装置の情報に基づいて、室内機ごとのみなし消費エネルギー量を計算する。送信部は、室内機ごとのみなし消費エネルギー量の情報を計算部から受け取り、みなし消費エネルギー量を分散制御ネットワーク経由で管理装置へ送信する。
請求項8に係るプロトコル変換機は、請求項1から7のいずれかに記載のプロトコル変換機であって、エネルギーは、電力又はガスである。
したがって、分散制御ネットワークを介して1以上の空気調和装置の情報を管理装置に送信することができない場合でも、分散制御ネットワークを介して室内機ごとのみなし消費電力量又は室内機ごとのみなし消費ガス量を管理装置に送信することができる。このため、複数の室内機の複数の使用者に対する空気調和装置の電力量消費度合い又はガス量消費度合いを管理することができる。
請求項10に係る室内機ごとのエネルギー管理方法は、集中制御ネットワークと分散制御ネットワークとを接続するプロトコル変換機において行われる室内機ごとのエネルギー管理方法であって、計算ステップと、送信ステップとを備える。集中制御ネットワークは、1以上の空気調和装置が接続されている。空気調和装置は、複数の室内機を有する。分散制御ネットワークは、管理装置が接続されている。管理装置は、1以上の空気調和装置を管理する。計算ステップでは、1以上の空気調和装置の情報に基づいて、室内機ごとのみなし消費エネルギー量が計算される。送信ステップでは、みなし消費エネルギー量が分散制御ネットワークを介して管理装置へ送信される。
請求項3に係るプロトコル変換機では、分散制御ネットワークを介して一般的な物理量しか送受信できない場合でも、分散制御ネットワークを介して室内機ごとのみなし消費エネルギー量を管理装置に送信することができる。
請求項5に係るプロトコル変換機では、分散制御ネットワークの通信容量が小さく分散制御ネットワーク経由で送受信できる物理量が一般的な物理量に限定されている場合でも、分散制御ネットワークを介して室内機ごとのみなし消費エネルギー量を管理装置に送信することができる。
請求項7に係るプロトコル変換機では、複数の室内機の複数の使用者に対する空気調和装置のエネルギー消費度合いを管理することができるので、管理装置で各室内機の使用者を管理している場合に、複数の室内機の複数の使用者に対して消費エネルギー料金を課金することができる。
図1に、本発明の第1実施形態にかかるプロトコル変換システム1の構成図を示す。また、本発明の第1実施形態にかかるプロトコル変換システム1の構成要素の構成図を図2に示す。
<プロトコル変換システム1の全体構成>
図1に示すプロトコル変換システム1は、主として管理装置20とプロトコル変換機30と空調機システム群60(60a,60b,・・・)とLonWorks(登録商標)ネットワーク10とネットワーク群50(50a,50b)と電力供給設備群70(71,72,73)とを備える。
図1に示す管理装置20は、通常のパーソナルコンピュータ(PC、Macintosh(登録商標)など)又はエンジニアリングワークステーション(EWS)などと同様の構成である。
図1に示す管理装置20は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)を管理する。
図1に示すプロトコル変換機30は、図2に示すように、主として送受信部a31と送受信部b32とプロトコル変換部33と記憶部34と計算部35とを備える。
図2に示す送受信部b32は、図1に示す電力量計72の情報をネットワーク50b経由で受信して、図2に示すプロトコル変換部33へ渡す。また、図2に示す送受信部b32は、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報と空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・(以下、室内機62a等と表す。)の運転状態の情報とをネットワーク50a経由で受信して、図2に示すプロトコル変換部33へ渡す。ここで、運転状態の情報とは、主として室内機62a等の運転及び停止状態値・吸い込み温度・運転モード・空調負荷量の情報である。運転及び停止状態値とは、主として「運転」、「停止」である。運転モードとは、主として冷房運転・暖房運転・送風運転である。吸い込み温度とは、室内機62a等の吸い込み口付近に設置されたセンサにより取得される温度である。プロトコル変換部33は、図1に示す電力量計72の情報と空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報と空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転状態の情報とをネットワーク群50(50a,50b)の形式から図2に示す計算部35で読める形式に変換し、それらの情報を計算部35へ渡す。計算部35は、運転及び停止状態値について「運転」の状態である時間を運転時間として積算し、吸い込み温度・運転モード・空調負荷量を積算して、記憶部34に記憶する。計算部35は、記憶部34を参照し、積算した情報から図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機ごとのみなし消費電力量を定期的に計算し、図2に示すプロトコル変換器33に計算結果を渡す。プロトコル変換器33は、計算結果を計算部35で読める形式からLonWorks(登録商標)ネットワーク10の形式に変換し、送受信部a31に渡す。送受信部a31は、計算結果をLonWorks(登録商標)ネットワーク10経由で図1に示す管理装置20へ送信する。
図1に示すように、空調機システム群60(60a,60b,・・・)は、主として室内機群(62a,63b,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)と室外機群61(61a,61b,・・・)とを備える。
室内機群(62a,63b,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)と室外機群61(61a,61b,・・・)とは、ネットワーク50aで接続されている。
図1に示すように、LonWorks(登録商標)ネットワーク10は、管理装置20とプロトコル変換機30とを接続している。
空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転及び停止状態値・吸い込み温度・運転モード・空調負荷量の情報は12秒ごとに定期的に収集され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報は10秒ごとに定期的に収集されることになるため、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報は大容量の情報となる。LonWorks(登録商標)ネットワーク10の通信容量は、一般に、78kbps程度である。したがって、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転及び停止状態値・吸い込み温度・運転モード・空調負荷量の情報を12秒ごとに定期的に、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報を10秒ごとに定期的に、LonWorks(登録商標)ネットワーク10経由で送受信するのは困難である。
図1に示すネットワーク群50(50a,50b)は、LonWorks(登録商標)ネットワーク10とは異なる方式のネットワークであり、クローズドネットワークすなわちメーカ固有のネットワークである。ネットワーク群50(50a,50b)は、主としてネットワーク50aとネットワーク50bとを備える。ネットワーク50aは、空調機システム群60(60a,60b,・・・)とプロトコル変換機30とを接続している。ネットワーク50bは、電力量計72とプロトコル変換機30とを接続している。
<電力供給設備群70(71,72,73)の構成>
電力供給設備群70(71,72,73)は、主として電源71と電力量計72と電力供給線群73(73a,73b,・・・)とを備える。電源71は、電力量計72と電力供給線群73(73a,73b,・・・)とを経由して、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機群61(61a,61b,・・・)へ電力を供給する。電力量計72は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の総消費電力量を計測する。なお、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機群61(61a,61b,・・・)の電流計群40(40a,40b,・・・)の検出する使用電力量の合計と電力量計72の検出する総消費電力量とは通常一致しない。空調機システム群60(60a,60b,・・・)の電力はほとんど室外機群61(61a,61b,・・・)で消費されるが、室内機群(62a,63b,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)で消費される電力もわずかながら存在するためである。電力料金は、電力量計72の検出する総消費電力量に対して課金される。
図1に示すプロトコル変換システム1が室内機62a等ごとのみなし消費電力量を管理する処理の流れを、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
図3に示すステップS1では、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の総消費電力量の情報は、図1に示す電力量計72からネットワーク50bを経由して電力パルスとして送信され、図2に示す送受信部b32で受信され、送受信部b32からプロトコル変換部33へ渡される。図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の総消費電力量の情報は、図2に示すプロトコル変換部33においてネットワーク群50(50a,50b)の形式から計算部35で読める形式へ変換され、計算部35へ渡される。図3に示すステップS2では、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報は、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・からネットワーク50aを経由して10秒ごとに定期的に送信され、図2に示す送受信部b32で受信され、送受信部b32からプロトコル変換部33へ渡される。図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報は、図2に示すプロトコル変換部33においてネットワーク群50(50a,50b)の形式から計算部35で読める形式へ変換され、計算部35へ渡される。図3に示すステップS3では、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転状態の情報は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等からネットワーク50aと室外機61a,61b,・・・とを経由して12秒ごとに定期的に送信され、図2に示す送受信部b32で受信され、送受信部b32からプロトコル変換部33へ渡される。図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転状態の情報は、図2に示すプロトコル変換部33においてネットワーク群50(50a,50b)の形式から計算部35で読める形式へ変換され、計算部35へ渡される。図3に示すステップS4では、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の総消費電力量の情報は、図2に示す計算部35が受け取るたびに積算され、記憶部34に記憶される。図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報は、図2に示す計算部35が受け取るたびにすなわち10秒ごとに積算され、記憶部34に記憶される。図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転状態の情報は、図2に示す計算部35が受け取るたびにすなわち12秒ごとに積算され、記憶部34に記憶される。ここで、室内機62a等の運転状態の情報のうち、運転及び停止状態値は、「運転」の状態である時間が運転時間として積算される。他の運転状態の情報は、そのまま積算される。図3に示すステップS5では、初回であればデータの受信を始めてから、2回目以降であれば図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力を一番最後に計算したときから、1時間経過したか否かが判断される。1時間経過したと判断されればステップS6へ進み、1時間経過していないと判断されればステップS1へ進む。図3に示すステップS6では、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量の情報と空調機システム群60(60a,60b,・・・)の総消費電力量の情報とに基づき、空調機システム60a,60b,・・・ごとの消費電力量が計算される。計算方法は後述する。空調機システム60a,60b,・・・ごとの消費電力量の情報と空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転状態の情報とに基づき、室内機62a等ごとのみなし消費電力量が計算される。計算方法は後述する。図3に示すステップS7では、図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量が図2に示す計算部35からプロトコル変換部33へ渡される。図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量は、図2に示すプロトコル変換部33において計算部35で読める形式からLonWorks(登録商標)ネットワーク10の形式に変換され、プロトコル変換部33から送受信部a31へ渡され、送受信部a31からLonWorks(登録商標)ネットワーク10経由で図1に示す管理装置20へ送信される。
図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量の計算方法を、以下に説明する。
図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量をpa,pb,・・・とする。空調機システム群60(60a,60b,・・・)の総消費電力量をPとする。空調機システム60a,60b,・・・ごとの消費電力量をPa,Pb,・・・とする。例えば、Paは、
Pa=P×pa/(pa+pb+・・・) ・・・(式1)
の式により計算される。Pb,・・・も式1と同様に計算される。
Maa=冷房運転
のとき、
Baa=Wc×(−Ka+Kb×Taa)×(Saa/10)×Haa
・・・(式2)
の式により計算される。ここで、Wcは室内機62aの冷房時定格消費電力であり、KaとKbとは室内機62aの機種により決められる冷房係数である。WcとKaとKbとは、図2に示す記憶部34に記憶されており、図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量が図2に示す計算部35で計算される際に参照される。Bab,Bac,・・・,Bba,Bbb,Bbc,・・・も式2と同様に計算される。
Maa=暖房運転
のとき、
Baa=Wh×(Kc−Kd×Taa)×(Saa/10)×Haa
・・・(式3)
の式により計算される。ここで、Whは室内機62aの暖房時定格消費電力であり、KcとKdとは室内機62aの機種により決められる暖房係数である。WhとKcとKdとは、図2に示す記憶部34に記憶されており、図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量が図2に示す計算部35で計算される際に参照される。Bab,Bac,・・・,Bba,Bbb,Bbc,・・・も式3と同様に計算される。
Maa=送風運転
のとき、
Baa=Ww×Haa ・・・(式4)
の式により計算される。ここで、Wwは室内機62aのファン定格消費電力である。Wwは、図2に示す記憶部34に記憶されており、図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量が図2に示す計算部35で計算される際に参照される。Bab,Bac,・・・,Bba,Bbb,Bbc,・・・も式4と同様に計算される。
Paa=Pa×Baa/(Baa+Bab+・・・) ・・・(式5)
の式により計算される。ここで、Paは式1のPaと同じである。Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・も式5と同様に計算される。
図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量の計算方法を、図4に示す概念図を用いて説明する。なお、この計算は、室内機62a等において行われる。
Qaa=Vaa×Aaa×(taa−Taa)×Ke ・・・(式6)
の式により計算される。ここで、Keは係数である。Qab,Qac,・・・も式6と同様に計算される。
Saa=Qaa×haa ・・・(式7)
の式により計算される。Sab,Sac,・・・も式7と同様に計算される。
なお、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等から空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・へネットワーク50aを介して通知されて、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等へ供給する冷媒の量を決める目安とされる。
室内機62a等の使用者が複数存在する場合について、図4に示す概念図を用いて説明する。
図4に示すように、部屋RMaをテナントAが使用し、部屋RMbをテナントBが使用し、部屋RMcをテナントCが使用し、・・・使用している場合、すなわち室内機62aをテナントAが使用し、室内機63aをテナントBが使用し、室内機64aをテナントCが使用し、・・・使用している場合を考える。テナントAとテナントBとテナントCと・・・とはいずれも会計上異なる使用者であるとする。
Ra=Paa/P ・・・(式8)
の式により計算される。ここで、Paaは式5のPaaと同じであり、Pは式1のPと同じである。Rb,Rc,・・・も式8と同様に計算される。
Fa=F×Ra ・・・(式9)
の式により計算される。Fb,Fc,・・・も式9と同様に計算される。
図1に示すプロトコル変換システム1においてLonWorks(登録商標)ネットワーク10経由で情報が送受信される動作を、図5に示す概念図を用いて説明する。図5においてネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)は白抜きの矢印で示され、その矢印の方向によって情報の伝達の方向が表される。ネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)の間を接続している実線は、実際の配線を表しているのではなく、ネットワーク変数間のバインドの状態を表している。
(1)
ここでは、図1に示すプロトコル変換機30は、ネットワーク群50(50a,50b)とLonWorks(登録商標)ネットワーク10とを接続する。プロトコル変換機30の図2に示すプロトコル変換部33は、図1に示すネットワーク群50(50a,50b)のプロトコルをLonWorks(登録商標)ネットワーク10のプロトコルに変換する。あるいは、LonWorks(登録商標)ネットワーク10のプロトコルをネットワーク群50(50a,50b)のプロトコルに変換する。空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)からネットワーク50aを介してプロトコル変換機30の図2に示す送受信部b32で受信され、プロトコル変換機30の送受信部b32からプロトコル変換機30のプロトコル変換部33を経由してプロトコル変換機30の計算部35に受け渡される。プロトコル変換機30の計算部35は、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報に基づいて、室内機62a等ごとのみなし消費電力量を計算する。プロトコル変換機30の図2に示す送受信部a31は、プロトコル変換機30のプロトコロル変換部33を経由してプロトコル変換機30の計算部35から、図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量の情報を受け取る。プロトコル変換機30の図2に示す送受信部a31は、図1に示すLonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を管理装置20に送信する。したがって、室内機62a等の複数の使用者A,B,C,・・・に対する空調機システム群60(60a,60b,・・・)の電力消費度合いRa,Rb,Rc,・・・が管理装置20において管理される。
ここでは、図1に示すLonWorks(登録商標)ネットワーク10の通信容量は78kbps程度であり、ネットワーク群50(50a,50b)の通信容量10Mpbs〜10Gbps程度よりも小さい。空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転及び停止状態値(運転時間(Haa,Hab,Hac,・・・,Hba,Hbb,Hbc,・・・)の元データ)・吸い込み温度(Taa,Tab,Tac,・・・,Tba,Tbb,Tbc,・・・)・運転モード(Maa,Mab,Mac,・・・,Mba,Mbb,Mbc,・・・)・空調負荷量(Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・)の情報は12秒ごとに定期的に図2に示すプロトコル変換機30の送受信部b32で受信され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量pa,pb,・・・の情報は10秒ごとに定期的に図2に示すプロトコル変換機30の送受信部b32で受信されることになるため、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報は大容量の情報となる。これらの情報をLonWorks(登録商標)ネットワーク10経由で送受信するのは困難である。それに対し、これらの情報は、大容量の情報であっても、ネットワーク群50(50a,50b)を介して空調機システム群60(60a,60b,・・・)から図2に示すプロトコル変換機30の送受信部b32で受信され、プロトコル変換機30のプロトコル変換部33を経由してプロトコル変換機30の計算部35に受け渡されることが可能である。プロトコル変換機30の計算部35は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報に基づいて、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を計算する。室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・は、1時間ごとに計算される値であり、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報に比べて、情報の容量が少ない。したがって、LonWorks(登録商標)ネットワーク10の通信容量が小さくても、LonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・が図1に示す管理装置20に送信される。
ここでは、LonWorks(登録商標)ネットワーク10は、オープンネットワークであり、標準化されたネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)を介して情報の受け渡しが行われる。空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・は、一般的な物理量でなく、LonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して送信されることは困難である。それに対し、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・は、ネットワーク群50(50a,50b)を介して空調機システム群60(60a,60b,・・・)から図2に示すプロトコル変換機30の送受信部b32で受信され、プロトコル変換機30の計算部35に受け渡されることが可能である。プロトコル変換機30の計算部35は、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を計算する。室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・は、一般的な物理量である。したがって、LonWorks(登録商標)ネットワーク10において一般的な物理量しか送受信され得なくても、LonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・が図1に示す管理装置20に送信される。
ここでは、ネットワーク群50(50a,50b)は、クローズドネットワークすなわちメーカ固有のネットワークである。そのため、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・の情報は、メーカ固有の物理量であり、LonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して送信されることは困難である。それに対し、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・の情報は、メーカ固有の物理量であっても、ネットワーク群50(50a,50b)を介して空調機システム群60(60a,60b,・・・)から図2に示すプロトコル変換機30の送受信部b32で受信され、プロトコル変換機30のプロトコル変換部33を経由してプロトコル変換機30の計算部35に受け渡されることが可能である。プロトコル変換機30の計算部35は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・の情報に基づいて、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を計算する。したがって、空調機システム群60(60a,60b,・・・)がメーカ固有のネットワーク50aに接続されていても、LonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・が図1に示す管理装置20に送信される。
ここでは、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)からネットワーク50aを介して図2に示すプロトコル変換機30の送受信部b32で受信され、プロトコル変換機30のプロトコル変換部33経由でプロトコル変換機30の計算部35に受け渡される。プロトコル変換機30の図2に示す計算部35は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報を積算する。プロトコル変換機30の記憶部34は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報を積算した結果をプロトコル変換機30の図2に示す計算部35から受け取り、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報を積算した結果を記憶する。プロトコル変換機30の図2に示す計算部35は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報を積算した結果をプロトコル変換機30の記憶部34から受け取り、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を計算する。したがって、空調機システム群60(60a,60b,・・・)側で空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報を積算できなくても、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報が積算される。
ここでは、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)からネットワーク50aを介して図2に示すプロトコル変換機30の送受信部b32で受信され、プロトコル変換機30のプロトコル変換部33経由でプロトコル変換機30の計算部35に受け渡される。プロトコル変換機30の計算部35は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の情報に基づいて、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を計算する。プロトコル変換機30の送受信部a31は、プロトコル変換機30のプロトコロル変換部33経由でプロトコル変換機30の計算部35から、室内機62a等ごとのみなし消費電力量の情報を受け取る。プロトコル変換機30の送受信部a31は、LonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を管理装置20に送信する。したがって、室内機62a等の複数の使用者A,B,C,・・・に対する空調機システム群60(60a,60b,・・・)のエネルギー消費度合いRa,Rb,Rc,・・・が管理装置20側で管理されるので、室内機62a等の複数の使用者A,B,C,・・・に対して電力料金Fa,Fb,Fc,・・・が課金される。
(A)図3に示すステップS4において、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の総消費電力量Pの情報や図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・の使用電力量pa,pb,・・・の情報や図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の運転状態(Haa,Hab,Hac,・・・,Hba,Hbb,Hbc,・・・,Taa,Tab,Tac,・・・,Tba,Tbb,Tbc,・・・,Maa,Mab,Mac,・・・,Mba,Mbb,Mbc,・・・,Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・)の情報は、プロトコル変換機30の図2に示す計算部35が受け取るたびに積算しなくてもよい。すなわち、プロトコル変換機30の記憶部34は、それらの情報の瞬時値をプロトコル変換機30の計算部35から受け取り、記憶してもよい。この場合、図3においてステップS4は省略され、ステップS6において、図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を計算する前に、それらの情報の瞬時値が1時間分だけ積算されることになる。したがって、図2に示す計算部35の処理が簡略化され、計算部35を低コストで製造することができる。
(B)図1において、電力量計72は、1つだけであるが、複数存在してもよい。すなわち、電力供給線73a,73b,・・・ごとに電力量計を設けてもよい。この場合、各室外機61a,61b,・・・に設けられている電流計40a,40b,・・・が不要となり、各室外機61a,61b,・・・を低コストで製造することができる。
(C)図1に示すネットワーク群50(50a,50b)は、クローズドネットワークすなわちメーカ固有のネットワークでなくてもよい。この場合でも、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の運転状態の情報は、大容量の情報であり、LonWorks(登録商標)ネットワーク10を介して管理装置20へ送信することは困難である。
(D)図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・は、室内機62a等で計算されなくてもよい。すなわち、室外機61a,61b,・・・で計算されてもよいし、プロトコル変換機30で計算されてもよい。
(E)図1に示す室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・は、室内機62a等の空調負荷量Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・を用いないで計算されてもよい。
Baa=Haa ・・・(式2a)
Baa=Haa ・・・(式3a)
Baa=Haa ・・・(式4a)
この場合、プロトコル変換機30の図2に示す計算部35における処理が簡略化され、プロトコル変換機30を低コストで製造することができる。なおこの場合でも、図2に示すプロトコル変換機30の受信部b32が図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)から受信する情報は、一般的な物理量だけとなるが、情報の容量は依然として大きく、LonWorks(登録商標)ネットワーク10経由で図1に示す管理装置20へ送信されることは困難である。
Baa=Wc×(−Ka+Kb×Taa)×Oaa×Haa
・・・(式2b)
Baa=Wh×(Kc−Kd×Taa)×Oaa×Haa
・・・(式3b)
Baa=Ww×Haa ・・・(式4b)
この場合、膨張弁の開度Oaa,Oab,Oac,・・・,Oba,Obb,Obc,・・・は直接測定できるため、室内機62a等における処理が簡略化され、室内機62a等を低コストで製造することができる。なおこの場合でも、図2に示すプロトコル変換機30の受信部b32が空調機システム群60(60a,60b,・・・)から受信する情報は、膨張弁の開度Oaa,Oab,Oac,・・・,Oba,Obb,Obc,・・・というメーカ固有の物理量が含まれるため、LonWorks(登録商標)ネットワーク10経由で図1に示す管理装置20へ送信されることは困難である。
(F)図1において、空調機システム60a,60b,・・・は、2つでなくてもよい。1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。空調機システム60a,60b,・・・は、第1実施形態ではヒートポンプ方式の場合が示されているが、蓄熱式ヒートポンプ方式・冷房専用方式など電動式圧縮機41a,41b,・・・で稼働するものなら何であってもよい。管理装置20は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の制御を行ってもよい。図3に示すステップS1において、図1に示す電力量計72からネットワーク50bを経由して電力パルスとして送信される時間間隔は、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・が計算される時間間隔以下であれば、何秒でもよい。あるいは、1秒よりも短い時間間隔であってもよい。図3に示すステップS2において、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室外機61a,61b,・・・からネットワーク50aを経由して定期的に送信される時間間隔は、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・が計算される時間間隔以下であれば、何秒でもよい。あるいは、1秒よりも短い時間間隔であってもよい。図3に示すステップS3において、図1に示す空調機システム群60(60a,60b,・・・)の室内機62a等からネットワーク50aと室外機61a,61b,・・・とを経由して定期的に送信される時間間隔は、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・を計算する時間間隔以下であれば、何秒でもよい。あるいは、1秒よりも短い時間間隔であってもよい。図3に示すステップS5において、室内機62a等ごとのみなし消費電力量Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・が計算される時間間隔は、1時間でなくてもよい。1時間以下であってもよいし、1時間以上であってもよい。図4において、室内機62a等ごとに部屋RMa,RMb,RMc,・・・が分かれている場合が示されているが、複数の室内機62a等を備えた部屋RMa,RMb,RMc,・・・があってもよい。あるいは、室内機62a等を備えない部屋RMa,RMb,RMc,・・・が混在していてもよい。図4において、部屋RMa,RMb,RMc,・・・ごとにテナントA,B,C,・・・が別々である場合が示されているが、複数の部屋RMa,RMb,RMc,・・・にまたがって、同じテナントA,B,C,・・・が入っていてもよい。あるいは、テナントA,B,C,・・・が入っていない部屋RMa,RMb,RMc,・・・があってもよい。図1において、LonWorks(登録商標)ネットワーク10の代わりに、BACnetを用いてもよい。この場合も、分散制御ネットワークである。あるいは、それ以外の分散制御ネットワークを用いてもよい。
(G)図5において、入力用ネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)と出力用ネットワーク変数(出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・)とが1対1に対応している場合が示されているが、1対1に対応していなくてもよい。すなわち、1つの入力用ネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)に複数の出力用ネットワーク変数(出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・)が対応していてもよい。複数の入力用ネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)に1つの出力用ネットワーク変数(出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・)が対応していてもよい。複数の入力用ネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)に複数の出力用ネットワーク変数(出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・)が対応していてもよい。入力用ネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)又は出力用ネットワーク変数(出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・)に、バインディングされていないネットワーク変数があってもよい。
本発明の第2実施形態にかかるプロトコル変換システム100を図6に示す。図6において、図1のプロトコル変換システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。
このプロトコル変換システム100は、基本的な構造は第1実施形態と同様であり、プロトコル変換機30がLonWorks(登録商標)ネットワーク10のプロトコルとネットワーク群50(50a,50b)のプロトコルとを互いに変換する点も第1実施形態と同様であるが、空調機システム群160(160a,160b,・・・)がガスヒートポンプ方式を採用しており、ガス供給設備群170(171,172,173)をさらに備える点で第1実施形態と異なる。すなわち、空調機システム群160(160a,160b,・・・)の室外機群161(160a,160b,・・・)は、電動式圧縮機群41(41a,41b,・・・)の代わりにガスヒートポンプ式圧縮機群141(141a,141b,・・・)を備え、ガス量計群140(140a,140b,・・・)をさらに備えている。ガス供給設備群170(171,172,173)は、主としてガス源171とガス量計172とガス供給管群173(173a,173b,・・・)とを備える。なお、ガス量計群140(140a,140b,・・・)の検出したガス量の合計は、ガス量計172の検出したガス量と一致するとは限らない。検出を行っている機器が異なるからである。ガス料金は、ガス量計172の検出したガス量に対して課金される。
(A)図6において、ガス量計172は、1つだけであるが、複数存在してもよい。すなわち、ガス供給管173a,173b,・・・ごとにさらにガス量計を設けてもよい。この場合、各室外機161a,161b,・・・に設けられているガス量計140a,140b,・・・が不要となり、各室外機161a,161b,・・・を低コストで製造することができる。
(B)空調機システム160a,160b,・・・は、第2実施形態ではガスヒートポンプ方式の場合が示されているが、ガスヒートポンプ式圧縮機141a,141b,・・・で稼働するものなら何であってもよい。あるいは、ボイラ方式・吸収式ヒートポンプ方式など電気又はガスの少なくとも一方を駆動力とする圧縮機を用いた他の方式であってもよい。
10 LonWorks(登録商標)ネットワーク
20 管理装置
30 プロトコル変換機
50 ネットワーク群
60,160 空調機システム群
Claims (10)
- 複数の室内機(62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)を有する1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)が接続されている集中制御ネットワーク(50a)と前記1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)を管理する管理装置(20)が接続されている分散制御ネットワーク(10)とを接続するプロトコル変換機(30)であって、
前記室内機ごとのみなし消費エネルギー量(Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・,Gaa,Gab,Gac,・・・,Gba,Gbb,Gbc,・・・)を計算する計算部(35)を備えたプロトコル変換機(30)。 - 前記分散制御ネットワーク(10)の通信容量は、前記集中制御ネットワーク(50a)の通信容量よりも小さい、
請求項1に記載のプロトコル変換機(30)。 - 前記分散制御ネットワーク(10)は、オープンネットワークであり、標準化されたネットワーク変数(入力NVa,入力NVb,・・・,出力NVc,出力NVd,・・・,出力NVe,出力NVf,・・・,入力NVg,入力NVh,・・・)を介して情報の受け渡しが行われる、
請求項1又は2に記載のプロトコル変換機(30)。 - 前記集中制御ネットワーク(50a)は、クローズドネットワークである、
請求項1から3のいずれかに記載のプロトコル変換機(30)。 - 前記計算部(35)は、前記1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)の運転状態(Pa,Pb,・・・,Haa,Hab,Hac,・・・,Hba,Hbb,Hbc,・・・,Taa,Tab,Tac,・・・,Tba,Tbb,Tbc,・・・,Maa,Mab,Mac,・・・,Mba,Mbb,Mbc,・・・,Saa,Sab,Sac,・・・,Sba,Sbb,Sbc,・・・)に基づいて、前記室内機ごとのみなし消費エネルギー量(Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・,Gaa,Gab,Gac,・・・,Gba,Gbb,Gbc,・・・)を計算する、
請求項1から4のいずれかに記載のプロトコル変換機(30)。 - 前記1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)の情報を記憶する記憶部(34)をさらに備えた、
請求項1から5のいずれかに記載のプロトコル変換機(30)。 - 前記みなし消費エネルギー量(Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・,Gaa,Gab,Gac,・・・,Gba,Gbb,Gbc,・・・)を前記分散制御ネットワーク(10)経由で前記管理装置(20)へ送信する送信部(31)をさらに備えた、
請求項1から6のいずれかに記載のプロトコル変換機(30)。 - 前記エネルギーは、電力又はガスである、
請求項1から7のいずれかに記載のプロトコル変換機(30)。 - 複数の室内機を有する1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)が接続されている集中制御ネットワーク(50a)と、
前記1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)を管理する管理装置(20)が接続されている分散制御ネットワーク(10)と、
前記集中制御ネットワーク(50a)と前記分散制御ネットワーク(10)とを接続する請求項1から8のいずれかに記載のプロトコル変換機(30)と、
を備えたプロトコル変換システム(1,100)。 - 複数の室内機を有する1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)が接続されている集中制御ネットワーク(50a)と前記1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)を管理する管理装置(20)が接続されている分散制御ネットワーク(10)とを接続するプロトコル変換機(30)において行われる前記室内機ごとのエネルギー管理方法であって、
前記1以上の空気調和装置(60a,60b,・・・)の情報に基づいて、前記室内機ごとのみなし消費エネルギー量(Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・,Gaa,Gab,Gac,・・・,Gba,Gbb,Gbc,・・・)が計算される計算ステップと、
前記みなし消費エネルギー量(Paa,Pab,Pac,・・・,Pba,Pbb,Pbc,・・・,Gaa,Gab,Gac,・・・,Gba,Gbb,Gbc,・・・)が前記分散制御ネットワーク(10)を介して前記管理装置(20)へ送信される送信ステップと、
を備えた前記室内機ごとのエネルギー管理方法。
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