JP2005035706A - シートサイズ検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】載置台に載置されたシートのサイズを連続的に検知でき、且つ載置台にシートが載置されているかどうかを検知できるサイズ検知装置を提供することを目的とする
【解決手段】本発明のシートサイズ検知装置は、検知されるシートのサイズが連続的となるように、載置台に配置された導電性のあるシート設置板と、当該シート設置板に付勢された抵抗体を用いる。載置台に載置されたシートは、上記シート設置板と抵抗体の間に入り込む。このシートによってシート設置板と抵抗体の接触が邪魔されて、抵抗体にシート設置板と接触しない非接触部が形成される。シートのサイズによって、非接触部の長さが変化するので、本発明のシートサイズ検知装置は、この非接触部長さが変化して抵抗値が変化することを利用してシートのサイズを検知する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のシートサイズ検知装置は、検知されるシートのサイズが連続的となるように、載置台に配置された導電性のあるシート設置板と、当該シート設置板に付勢された抵抗体を用いる。載置台に載置されたシートは、上記シート設置板と抵抗体の間に入り込む。このシートによってシート設置板と抵抗体の接触が邪魔されて、抵抗体にシート設置板と接触しない非接触部が形成される。シートのサイズによって、非接触部の長さが変化するので、本発明のシートサイズ検知装置は、この非接触部長さが変化して抵抗値が変化することを利用してシートのサイズを検知する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ、ファクシミリ、複写機、デジタル複合機等の自動原稿給紙装置や手差しトレイに載置された原稿や用紙等のシートのサイズを検知するシートサイズ検知装置に関する。
【従来の技術】
多くの画像形成装置は、原稿台に載置された原稿のサイズに応じて用紙を自動的に選択したり倍率を決定したりするために、その原稿のサイズを検知するシートサイズ検知装置を備えている。このシートサイズ検知装置における原稿のサイズの検知方法は、例えば、特開平8−175745号公報に記載されている方法がある。この方法においては、原稿台に載置された原稿を両側から挟み込むことで複数枚の原稿を揃える規制板に連動する可動鉄心と、当該可動鉄心が内部を移動する環状コイルが用いられる。
複数枚の原稿を揃えるために、ユーザが上記規制板を動かすと、可動鉄心が環状コイル内を移動し、可動鉄心の移動距離に比例した大きさの交流電圧が上記環状コイルに発生する。この交流電圧の大きさに基づいて、上記規制板の移動距離を求めて、当該移動距離から原稿のサイズを検知する。
上記公報記載の方法以外に、発光素子と受光素子を備えた光学式センサを用いて原稿のサイズを検知する方法がある。この方法では、検知の対象となる原稿に応じて、発光素子と受光素子を原稿台の複数箇所に配置する。原稿台に原稿が載置されると、その原稿が発光素子からの光を遮光することで、一部又は全部の受光素子が受光しなくなる。原稿のサイズは、各受光素子の受光状態に基づいて定められる。
【特許文献1】
特公平8−175745号公報
【発明が解決しようとする課題】
画像読取装置の原稿の読み取りは、原稿台に原稿が載置されていることを確認してから行われる。上記公報記載の検知方法では、原稿台に原稿が載置されているかどうかに関わらず、規制板を動かすだけで交流電流が発生する。そのため、原稿台に原稿が載置されているかどうかを判断することはできない。従って、原稿のサイズの検知に上記公報記載の方法が用いられた画像読取装置には、原稿台に原稿が載置されているかどうかを検知するための原稿検知センサが別途必要となる。
一方、光学式センサを用いて原稿のサイズを検知する場合、原稿台に原稿が載置されると、何れかの受光素子が受光しなくなるため、原稿サイズの検知だけでなく、原稿台に原稿が載置されているかどうかの検知も行うことができる。そのため、原稿のサイズの検知に光学式センサを用いた画像読取装置は、原稿検知センサを別途設ける必要がない。
しかし、光学式センサを用いてサイズの検知を行う場合、検知される原稿のサイズは非連続的となるので、原稿のサイズを正確に検知できないことがある。
そこで、本発明は、検知されるシートのサイズが連続的であり、且つシートが載置されているかどうかも検知できるサイズ検知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決しようとする手段】
本発明のシートサイズ検知装置は、検知されるシートのサイズが連続的となるように、載置台に配置された導電性のあるシート設置板と、当該シート設置板に付勢された抵抗体を用いる。上記シート設置板上に用紙が載置されていないときは、上記シート設置板と抵抗体は接触している。
載置台に載置されたシートが上記シート設置板と抵抗体の間にシートが入り込んで、シートがシート設置板と抵抗体に挟まれると、シートが入り込んだ位置では、シートによって上記シート設置板と抵抗体の接触しない非接触部が形成される。非接触部の長さはシートのサイズによって変化し、非接触部の長さが変化すると、非接触部の抵抗値が変化する。
本発明のシートサイズ検知装置は、非接触部の抵抗値の変化を利用して、シートのサイズを検知する。非接触部の抵抗値は、シートのサイズに応じて連続的に変化するので、シートサイズ検知装置が検知するシートのサイズは連続的となる。
また、シートがシート設置板と抵抗体の間に入り込むと、抵抗体に非接触部ができて、その部分が抵抗となる。本発明のシートサイズ検知装置は、非接触部の抵抗値が変化することを利用することでシート設置板にシートが載置されたかどうかを検知することもできる。
【発明の実施の形態】
本実施の形態においては、シートサイズ検知装置は、複写機に実装されている。図1に示すように、複写機200は、原稿Mが載置される載置台201が設けられている。載置台201に載置された原稿は、搬送路Lへ搬送されて複写機に読み取られる。
上記載置台201上は、規制板202a、202bが設けられている。規制板202a、2020bは、原稿給紙方向に対して直角方向にスライドし、原稿Mを両側から挟み込んで原稿Mを規定位置に揃える。本実施の形態においては、この2つの規制板202a、202bのうち一方の規制板202aは、載置台201に固定されてスライド不可となっており、もう一方の規制板202bがスライドするものとする。スライド可能な規制板202bをスライドさせることで、原稿が規制板202a側に寄せられる。原稿は、規制板202aを基準として揃えられることになる。また、上記載置台201の原稿給紙方向の先端側に、載置台201に載置された原稿の先端を受け止めるストッパ203が形成されている。そのストッパ203よりも原稿給紙方向の後ろ側には、矩形のシート設置板204がその長手方向を原稿給紙方向の直角方向に向けて配置されている。このシート設置板204は、金属等の導電性のある物質が用いられている。
上記載置台201の上方に突出した複写機200の突出部205は、抵抗体206を吊り下げて、当該抵抗体206を上記シート設置板204に付勢している。上記抵抗体206は、シート設置板204と接触して、シート設置板204と通電するようになっている。上記抵抗体206は弾性のあるものが好ましく、本実施の形態では、コイルバネを用いる。
上記抵抗体206の一端206aの原稿給紙方向に対して直角方向の位置は、図2に示すように、固定されている規制板202aの内側の面と同じ位置となっている。
複写機200で原稿Mを複写する場合、ユーザは、原稿Mの一端を固定された規制板202aに押し当て、原稿Mの先端がストッパ203に当たる位置まで、原稿Mを原稿給紙方向に押し込む。原稿Mの先端をストッパ203に押し当てると、ユーザは、規制板202bをスライドさせて、原稿Mの両側を規制板202a、202bで挟み込む。
ストッパ203に押し込まれるときに、原稿Mの先端は、抵抗体206の下へと入り込んで、シート設置板204と抵抗体206の間を通過して、ストッパ203へと向かう。このように、原稿Mの先端がシート設置板204と抵抗体206の間を通過することで、原稿Mがシート設置板204と抵抗体206に挟み込まれる。原稿Mがシート設置板204と抵抗体206に挟み込まれることで、抵抗体206にシート設置板204と接触しない非接触部206bが形成される。抵抗体206は弾性があるため、図2に示すように、シート設置板204と抵抗体206の間に原稿Mが挟み込まれていない部分においては、抵抗体206が、シート設置板204と接触する。従って、非接触部206bの長さは、原稿Mの原稿給紙方向に対して直角方向の長さと同じになる。非接触部206bの抵抗値は、非接触部206bの長さに比例するので、本発明のシートサイズ検知装置100が備えるシートサイズ検知手段210は、非接触部206bの抵抗値の変化を利用して原稿Mの原稿給紙方向に対して直角方向の長さを検知する。
図2に示すように、抵抗体206は、電源207と、電圧計209と、抵抗309、アース310が接続された電気回路に接続されている。この電気回路は、抵抗体206の下流において、電圧計209と、アース310に接続された抵抗309とに分岐している。
抵抗体206の抵抗値をRs、抵抗体206の全体の長さをL、非接触部206bの長さをdとすると、非接触部206bの抵抗値は、(Rs×d/L)となる。電源207の電圧をVcc、抵抗309の抵抗値をRとすると、電圧計209に入力される電圧は、Vcc(R/(R+Rs×d/L))となる。この電圧計209に入力される電圧は、常時上記シートサイズ検知手段210に監視されている。
電源207の電圧Vcc、抵抗309の抵抗値R、抵抗体206の抵抗値Rs、抵抗体206の全体の長さLを上記シートサイズ検知手段210に予め設定しておくと、上記シートサイズ検知手段210は、電圧計209に入力された電圧に基づいて、非接触部206bの長さdを求めることができる。上記シートサイズ検知手段210は、非接触部206bの長さdから、原稿Mの原稿給紙方向に対して直角方向の長さを求めることができる。
以上のように、原稿の原稿給紙方向に対して直角方向の長さに応じて非接触部206bの抵抗値が変化することで電圧計209に入力される電圧が変化するので、シートサイズ検知手段210は、原稿の原稿給紙方向に対して直角方向のサイズを連続的に検知することができる。
また、シート設置板204と抵抗体206の間に原稿Mが差し込まれていないときは、非接触部206bが無く、上記電圧計209に入力される電圧がVccとなる。載置台201に原稿が載置されて、シート設置板204と抵抗体206の間にシートが入り込み、非接触部206bが形成される。非接触部206bが形成されると、上記電圧計209に入力される電圧値がVccから変化する。電圧計209に入力される電圧がVccであるかどうかを見ることで、原稿Mが載置台201に載置されているかどうか判断することができる。
載置台201に原稿が載置されたかどうかを検知するシート検知手段211も電圧計209に入力される電圧を常時監視している。
上記シート検知手段211は、電圧計209に入力される電圧値がVccから変化すると、載置台201に原稿Mが載置されたと判断する。
以上のように本発明のシートサイズ検知装置は、原稿給紙方向に対して直角方向の原稿のサイズを連続的に検知することができ、且つ載置台201に原稿が載置されたかどうかも検知することができる。
また、上記シート設置板204を載置台201の原稿給紙方向の先端に設けると、カールした原稿が抵抗体206によって押さえられて平にされるので、複写機200は、カールした原稿を円滑に搬送路Lへ給紙することができる。
上記では、2つの規制板202a、202bのうち一方の規制板202aが固定されているが、両方の規制板202a、202bがスライド可能となっていてもよい。例えば、一方の規制板を動かすと、他方の規制板が連動し同じ量だけ移動する。このとき原稿Mは、載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央位置を基準に揃う。このような規制板202a、202bの場合、抵抗体の一端206aの原稿給紙方向に対して直角方向の位置を、載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央にする。
このように抵抗体の一端206aの原稿給紙方向に対して直角方向の位置を載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央にするのは、シート設置板204と抵抗体206が原稿Mの両側で接触することを防ぐためである。図3に示すように、シート設置板204と抵抗体206が原稿Mの両側で接触すると、電流が抵抗体206の非接触部206aを流れることなく原稿Mの下方のシート設置板204に流れてしまう。そのため、原稿Mがシート設置板204と抵抗体206の間に入り込んでも、上記電圧計209に入力される電圧の電圧値がVccから変化しないためである。
規制板202a、202bの両方がスライドする上記構成の場合、規制板202a、202bは、載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央を挟んだ位置にあるので、載置台201に載置された原稿は、必ず載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央部分に位置する。そのため、抵抗体の一端206aを載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央にしておけば、原稿Mの両側でシート設置板204と抵抗体206が接触するようなことはない。
【発明の効果】
シートサイズ検知装置は、シートのサイズに応じて非接触部の抵抗値が連続的に変化するので、シートのサイズを連続的に検知することができる。
また、シート設置板と抵抗体にシートが挟まれることで非接触部が形成される。そのため、シートサイズ検知装置は、非接触部の抵抗値が変化することを利用して、シートが載置台に載置されたかどうかも検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートサイズ検知装置を実装した複写機の載置台付近の外観図である。
【図2】シートサイズを検知するための電気回路を示した図である。
【図3】シート設置板と抵抗体が原稿の両側で接触した状態を示す図である。
【符号の説明】
201 載置台
202a、202b 規制板
203 ストッパ
204 シート設置板
205 突出部
206 抵抗体
206b 非接触部
207 電源
210 シートサイズ検知手段
211 シート検知手段
309 抵抗
310 アース
本発明は、スキャナ、ファクシミリ、複写機、デジタル複合機等の自動原稿給紙装置や手差しトレイに載置された原稿や用紙等のシートのサイズを検知するシートサイズ検知装置に関する。
【従来の技術】
多くの画像形成装置は、原稿台に載置された原稿のサイズに応じて用紙を自動的に選択したり倍率を決定したりするために、その原稿のサイズを検知するシートサイズ検知装置を備えている。このシートサイズ検知装置における原稿のサイズの検知方法は、例えば、特開平8−175745号公報に記載されている方法がある。この方法においては、原稿台に載置された原稿を両側から挟み込むことで複数枚の原稿を揃える規制板に連動する可動鉄心と、当該可動鉄心が内部を移動する環状コイルが用いられる。
複数枚の原稿を揃えるために、ユーザが上記規制板を動かすと、可動鉄心が環状コイル内を移動し、可動鉄心の移動距離に比例した大きさの交流電圧が上記環状コイルに発生する。この交流電圧の大きさに基づいて、上記規制板の移動距離を求めて、当該移動距離から原稿のサイズを検知する。
上記公報記載の方法以外に、発光素子と受光素子を備えた光学式センサを用いて原稿のサイズを検知する方法がある。この方法では、検知の対象となる原稿に応じて、発光素子と受光素子を原稿台の複数箇所に配置する。原稿台に原稿が載置されると、その原稿が発光素子からの光を遮光することで、一部又は全部の受光素子が受光しなくなる。原稿のサイズは、各受光素子の受光状態に基づいて定められる。
【特許文献1】
特公平8−175745号公報
【発明が解決しようとする課題】
画像読取装置の原稿の読み取りは、原稿台に原稿が載置されていることを確認してから行われる。上記公報記載の検知方法では、原稿台に原稿が載置されているかどうかに関わらず、規制板を動かすだけで交流電流が発生する。そのため、原稿台に原稿が載置されているかどうかを判断することはできない。従って、原稿のサイズの検知に上記公報記載の方法が用いられた画像読取装置には、原稿台に原稿が載置されているかどうかを検知するための原稿検知センサが別途必要となる。
一方、光学式センサを用いて原稿のサイズを検知する場合、原稿台に原稿が載置されると、何れかの受光素子が受光しなくなるため、原稿サイズの検知だけでなく、原稿台に原稿が載置されているかどうかの検知も行うことができる。そのため、原稿のサイズの検知に光学式センサを用いた画像読取装置は、原稿検知センサを別途設ける必要がない。
しかし、光学式センサを用いてサイズの検知を行う場合、検知される原稿のサイズは非連続的となるので、原稿のサイズを正確に検知できないことがある。
そこで、本発明は、検知されるシートのサイズが連続的であり、且つシートが載置されているかどうかも検知できるサイズ検知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決しようとする手段】
本発明のシートサイズ検知装置は、検知されるシートのサイズが連続的となるように、載置台に配置された導電性のあるシート設置板と、当該シート設置板に付勢された抵抗体を用いる。上記シート設置板上に用紙が載置されていないときは、上記シート設置板と抵抗体は接触している。
載置台に載置されたシートが上記シート設置板と抵抗体の間にシートが入り込んで、シートがシート設置板と抵抗体に挟まれると、シートが入り込んだ位置では、シートによって上記シート設置板と抵抗体の接触しない非接触部が形成される。非接触部の長さはシートのサイズによって変化し、非接触部の長さが変化すると、非接触部の抵抗値が変化する。
本発明のシートサイズ検知装置は、非接触部の抵抗値の変化を利用して、シートのサイズを検知する。非接触部の抵抗値は、シートのサイズに応じて連続的に変化するので、シートサイズ検知装置が検知するシートのサイズは連続的となる。
また、シートがシート設置板と抵抗体の間に入り込むと、抵抗体に非接触部ができて、その部分が抵抗となる。本発明のシートサイズ検知装置は、非接触部の抵抗値が変化することを利用することでシート設置板にシートが載置されたかどうかを検知することもできる。
【発明の実施の形態】
本実施の形態においては、シートサイズ検知装置は、複写機に実装されている。図1に示すように、複写機200は、原稿Mが載置される載置台201が設けられている。載置台201に載置された原稿は、搬送路Lへ搬送されて複写機に読み取られる。
上記載置台201上は、規制板202a、202bが設けられている。規制板202a、2020bは、原稿給紙方向に対して直角方向にスライドし、原稿Mを両側から挟み込んで原稿Mを規定位置に揃える。本実施の形態においては、この2つの規制板202a、202bのうち一方の規制板202aは、載置台201に固定されてスライド不可となっており、もう一方の規制板202bがスライドするものとする。スライド可能な規制板202bをスライドさせることで、原稿が規制板202a側に寄せられる。原稿は、規制板202aを基準として揃えられることになる。また、上記載置台201の原稿給紙方向の先端側に、載置台201に載置された原稿の先端を受け止めるストッパ203が形成されている。そのストッパ203よりも原稿給紙方向の後ろ側には、矩形のシート設置板204がその長手方向を原稿給紙方向の直角方向に向けて配置されている。このシート設置板204は、金属等の導電性のある物質が用いられている。
上記載置台201の上方に突出した複写機200の突出部205は、抵抗体206を吊り下げて、当該抵抗体206を上記シート設置板204に付勢している。上記抵抗体206は、シート設置板204と接触して、シート設置板204と通電するようになっている。上記抵抗体206は弾性のあるものが好ましく、本実施の形態では、コイルバネを用いる。
上記抵抗体206の一端206aの原稿給紙方向に対して直角方向の位置は、図2に示すように、固定されている規制板202aの内側の面と同じ位置となっている。
複写機200で原稿Mを複写する場合、ユーザは、原稿Mの一端を固定された規制板202aに押し当て、原稿Mの先端がストッパ203に当たる位置まで、原稿Mを原稿給紙方向に押し込む。原稿Mの先端をストッパ203に押し当てると、ユーザは、規制板202bをスライドさせて、原稿Mの両側を規制板202a、202bで挟み込む。
ストッパ203に押し込まれるときに、原稿Mの先端は、抵抗体206の下へと入り込んで、シート設置板204と抵抗体206の間を通過して、ストッパ203へと向かう。このように、原稿Mの先端がシート設置板204と抵抗体206の間を通過することで、原稿Mがシート設置板204と抵抗体206に挟み込まれる。原稿Mがシート設置板204と抵抗体206に挟み込まれることで、抵抗体206にシート設置板204と接触しない非接触部206bが形成される。抵抗体206は弾性があるため、図2に示すように、シート設置板204と抵抗体206の間に原稿Mが挟み込まれていない部分においては、抵抗体206が、シート設置板204と接触する。従って、非接触部206bの長さは、原稿Mの原稿給紙方向に対して直角方向の長さと同じになる。非接触部206bの抵抗値は、非接触部206bの長さに比例するので、本発明のシートサイズ検知装置100が備えるシートサイズ検知手段210は、非接触部206bの抵抗値の変化を利用して原稿Mの原稿給紙方向に対して直角方向の長さを検知する。
図2に示すように、抵抗体206は、電源207と、電圧計209と、抵抗309、アース310が接続された電気回路に接続されている。この電気回路は、抵抗体206の下流において、電圧計209と、アース310に接続された抵抗309とに分岐している。
抵抗体206の抵抗値をRs、抵抗体206の全体の長さをL、非接触部206bの長さをdとすると、非接触部206bの抵抗値は、(Rs×d/L)となる。電源207の電圧をVcc、抵抗309の抵抗値をRとすると、電圧計209に入力される電圧は、Vcc(R/(R+Rs×d/L))となる。この電圧計209に入力される電圧は、常時上記シートサイズ検知手段210に監視されている。
電源207の電圧Vcc、抵抗309の抵抗値R、抵抗体206の抵抗値Rs、抵抗体206の全体の長さLを上記シートサイズ検知手段210に予め設定しておくと、上記シートサイズ検知手段210は、電圧計209に入力された電圧に基づいて、非接触部206bの長さdを求めることができる。上記シートサイズ検知手段210は、非接触部206bの長さdから、原稿Mの原稿給紙方向に対して直角方向の長さを求めることができる。
以上のように、原稿の原稿給紙方向に対して直角方向の長さに応じて非接触部206bの抵抗値が変化することで電圧計209に入力される電圧が変化するので、シートサイズ検知手段210は、原稿の原稿給紙方向に対して直角方向のサイズを連続的に検知することができる。
また、シート設置板204と抵抗体206の間に原稿Mが差し込まれていないときは、非接触部206bが無く、上記電圧計209に入力される電圧がVccとなる。載置台201に原稿が載置されて、シート設置板204と抵抗体206の間にシートが入り込み、非接触部206bが形成される。非接触部206bが形成されると、上記電圧計209に入力される電圧値がVccから変化する。電圧計209に入力される電圧がVccであるかどうかを見ることで、原稿Mが載置台201に載置されているかどうか判断することができる。
載置台201に原稿が載置されたかどうかを検知するシート検知手段211も電圧計209に入力される電圧を常時監視している。
上記シート検知手段211は、電圧計209に入力される電圧値がVccから変化すると、載置台201に原稿Mが載置されたと判断する。
以上のように本発明のシートサイズ検知装置は、原稿給紙方向に対して直角方向の原稿のサイズを連続的に検知することができ、且つ載置台201に原稿が載置されたかどうかも検知することができる。
また、上記シート設置板204を載置台201の原稿給紙方向の先端に設けると、カールした原稿が抵抗体206によって押さえられて平にされるので、複写機200は、カールした原稿を円滑に搬送路Lへ給紙することができる。
上記では、2つの規制板202a、202bのうち一方の規制板202aが固定されているが、両方の規制板202a、202bがスライド可能となっていてもよい。例えば、一方の規制板を動かすと、他方の規制板が連動し同じ量だけ移動する。このとき原稿Mは、載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央位置を基準に揃う。このような規制板202a、202bの場合、抵抗体の一端206aの原稿給紙方向に対して直角方向の位置を、載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央にする。
このように抵抗体の一端206aの原稿給紙方向に対して直角方向の位置を載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央にするのは、シート設置板204と抵抗体206が原稿Mの両側で接触することを防ぐためである。図3に示すように、シート設置板204と抵抗体206が原稿Mの両側で接触すると、電流が抵抗体206の非接触部206aを流れることなく原稿Mの下方のシート設置板204に流れてしまう。そのため、原稿Mがシート設置板204と抵抗体206の間に入り込んでも、上記電圧計209に入力される電圧の電圧値がVccから変化しないためである。
規制板202a、202bの両方がスライドする上記構成の場合、規制板202a、202bは、載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央を挟んだ位置にあるので、載置台201に載置された原稿は、必ず載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央部分に位置する。そのため、抵抗体の一端206aを載置台201の原稿給紙方向に対して直角方向の中央にしておけば、原稿Mの両側でシート設置板204と抵抗体206が接触するようなことはない。
【発明の効果】
シートサイズ検知装置は、シートのサイズに応じて非接触部の抵抗値が連続的に変化するので、シートのサイズを連続的に検知することができる。
また、シート設置板と抵抗体にシートが挟まれることで非接触部が形成される。そのため、シートサイズ検知装置は、非接触部の抵抗値が変化することを利用して、シートが載置台に載置されたかどうかも検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートサイズ検知装置を実装した複写機の載置台付近の外観図である。
【図2】シートサイズを検知するための電気回路を示した図である。
【図3】シート設置板と抵抗体が原稿の両側で接触した状態を示す図である。
【符号の説明】
201 載置台
202a、202b 規制板
203 ストッパ
204 シート設置板
205 突出部
206 抵抗体
206b 非接触部
207 電源
210 シートサイズ検知手段
211 シート検知手段
309 抵抗
310 アース
Claims (3)
- 載置台上のシートのサイズを検知するシートサイズ検知装置において、
載置台表面に配置された導電性のあるシート設置板と、
上記シート設置板に付勢され、上記シート設置板との間にシートが挟み込まれていない箇所で上記シート設置板と接触する抵抗体と、
上記抵抗体の上記シート設置板と接触しない非接触部の抵抗値の変化を利用してシートのサイズを検知するシートサイズ検知手段を備えたことを特徴とするシートサイズ検知装置。 - 上記シート設置板が、上記載置台のシートが給紙される方向の先端側にある請求項1に記載のシートサイズ検知装置。
- 上記非接触部の抵抗値の変化に基づいて、シートが上記載置台に載置されたかどうかを検知するシート検知手段を備えた請求項1に記載のシートサイズ検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003198367A JP2005035706A (ja) | 2003-07-17 | 2003-07-17 | シートサイズ検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003198367A JP2005035706A (ja) | 2003-07-17 | 2003-07-17 | シートサイズ検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005035706A true JP2005035706A (ja) | 2005-02-10 |
Family
ID=34208169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003198367A Pending JP2005035706A (ja) | 2003-07-17 | 2003-07-17 | シートサイズ検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005035706A (ja) |
-
2003
- 2003-07-17 JP JP2003198367A patent/JP2005035706A/ja active Pending
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