JP2005035066A - インクジェット式プリンタ、そのヘッド駆動装置及び方法 - Google Patents

インクジェット式プリンタ、そのヘッド駆動装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成により、二値データ用のノズル選択用スイッチICを利用して、多値データによる印刷を行うことができるインクジェット式プリンタ及びそのヘッド駆動装置を提供する。
【解決手段】複数のノズルに対応してそれぞれ設けられたインクに圧力を加える圧電素子36を、プリンタ本体側からの制御信号に基づいて所定の印字タイミングでノズル選択用スイッチIC159により選択して、多値データから成る印字データ信号を二値データに変換して駆動し、対応するノズルからインク滴を吐出させて記録を行なう、インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置であって、上記プリンタ本体側からの多値データを二値データに変換して、ノズル選択用スイッチICに出力する変換ロジック部120を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット式プリンタのプリンタヘッドにて、プリンタ本体側からの多値データから成る印字データ信号に基づき、ノズル選択用スイッチICで選択されたノズルを駆動信号により駆動して、インク滴を吐出させて印刷を行なうようにしたインクジェット式プリンタのヘッド駆動技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータの出力装置として、数色のインクをプリンタヘッドから吐出するタイプのインクジェット式カラープリンタが普及してきており、コンピュータ等が処理した画像を多色多階調で印刷するために広く用いられている。
【0003】
例えば、インク吐出のための駆動素子として圧電素子を用いたインクジェット式プリンタでは、プリンタヘッドの複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた複数個の圧電素子をノズル選択用スイッチICにより選択して駆動することにより、各圧電素子の動圧に基づいてノズルからインク滴を吐出させ、印刷用紙にインク滴を付着させることにより、印刷用紙にドットを形成して、印刷を行なうようにしている。
【0004】
ここで、各圧電素子は、インク滴を吐出するためのノズルに対応して設けられており、プリンタ本体内に実装された駆動波形発生回路から供給される駆動信号により駆動され、インク滴を吐出させるようになっている。このようなヘッド駆動装置は、例えば図7に示すように構成されている。
【0005】
図7において、ヘッド駆動装置51は、インクジェット式プリンタの複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた圧電素子52と、各圧電素子52の一方の電極52aに対して駆動信号を供給するための駆動波形発生回路53と、この駆動波形発生回路53と各圧電素子52との間に設けられた電流増幅回路54及びスイッチ回路55と、から構成されている。
【0006】
ここで、図7においては、圧電素子52は一つのみが示されているが、実際には、インクジェット式プリンタのヘッドには、複数個のノズルが設けられており、各ノズルに対してそれぞれ一つの圧電素子が備えられている。
【0007】
圧電素子52は、例えば、ピエゾ素子であって、双方の電極52a,52b間に印加される電圧により変位するように構成されている。そして、圧電素子52は、駆動波形発生回路53からの駆動信号COMに基づいて放電する際に対応するノズル内のインクに圧力を加えることにより、このノズルからインク滴を吐出するように構成されている。
【0008】
駆動波形発生回路53は、インクジェットプリンタのヘッドへの駆動信号COMを発生させるものであり、例えば、プリンタ本体内あるいはプリンタヘッド内に配置されている。
【0009】
電流増幅回路54は、二つのトランジスタ54a,54bから構成されている。このうち、第一のトランジスタ54aは、コレクタが定電圧電源に接続され、ベースが駆動波形発生回路53の一方の出力に接続されると共に、エミッタがスイッチ回路55の入力側に接続されている。これにより、駆動波形発生回路53が生成する電圧波形に従って圧電素子52に充電する電流をスイッチ回路55を介して供給する。
【0010】
また、第二のトランジスタ54bは、エミッタがスイッチ回路55の入力側に接続され、ベースが駆動波形発生回路53の第二の出力に接続されると共に、コレクタがグランドにアース接続されている。これにより、駆動波形発生回路53が生成する電圧波形に従って圧電素子52から放電させる電流を流す。
【0011】
スイッチ回路55は、制御信号(印字データ信号)が入力されることにより、対応する圧電素子52の駆動タイミングでオンされ、駆動信号COMを圧電素子52に出力する。このスイッチ回路55は、実際には、各圧電素子52をそれぞれオンオフするための所謂トランスミッションゲート(TG)として構成されている。
【0012】
ところで、インクジェット式プリンタにより階調印刷を行なう場合には、特許文献1によるヘッド駆動装置から知られているように、階調を指定する多値データから成る印字データ信号に基づいて、複数の駆動パルスを含んでなる駆動信号のうち、いずれかの駆動パルスを選択して圧電素子52に供給することにより該圧電素子52を駆動して、印刷を行なうことが知られている。
【0013】
この場合、ノズル選択用スイッチICすなわちスイッチ回路55は、多値データ用のものが使用されており、多値データから成る印字データ信号に基づいて、複数の駆動パルスを含んでなる駆動信号のうち、いずれかの駆動パルスを一周期の時間内に選択して、選択したパルスに基づいて圧電素子52を駆動することにより、階調印刷を行なうようになっている。
【0014】
【特許文献1】
特開平10−81013号
しかしながら、このようなヘッド駆動装置においては、プリンタ本体側からの多値データから成る印字データ信号に基づいて、ノズル選択用スイッチIC55内にて、所定の駆動パルスを一周期の時間内に選択するようになっていることから、内部に大きなロジック部を搭載している。
【0015】
このため、ノズル選択用スイッチIC55全体が大型化してしまうことになり、微細化されたプリンタヘッドに搭載することができなくなってしまうことがある。
【0016】
また、例えば、各色ごとのノズル列が主走査(横)方向に複数並置されるカラーインクジェットプリンタでは、各色ノズル列相互間の間隔は、色の重ね合わせのために一定の間隔に決められている。一方、ノズル選択用スイッチIC55は、プリンタヘッドにおける各色ノズル列のノズル配置(縦)方向に沿って搭載されるが、ノズル選択用スイッチIC55が大型化してしまうと、かかる搭載方法が採り得なくなってしまう。
【0017】
そこで、本発明の課題は、このような従来技術の問題点を解決し、微細化されたプリンタヘッドにも搭載することが可能な比較的小型のノズル選択用スイッチ手段を利用して、多値データによる印刷を行なうことができるようにした、インクジェット式プリンタ及びそのヘッド駆動装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号を、プリンタヘッド側にて変換ロジック部により二値データから成る第2の印字データ信号に変換した後、二値データ用のノズル選択用スイッチ手段に出力するようにした。
【0019】
即ち、本発明のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置では、プリンタヘッドの複数のノズル開口毎に該ノズル開口と連通した圧力室に圧力変動を生じさせる圧力発生手段と、前記圧力発生手段を駆動する駆動パルス信号を複数含んでなる駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、前記複数の駆動パルス信号をプリンタ本体側からの多値データから成る印字データ信号に基づいて所定の印字タイミングで選択して前記圧力発生手段に供給するノズル選択用スイッチ手段とを備えるインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置であって、前記プリンタヘッドに、前記プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号を二値データから成る第2の印字データ信号に変換して、前記ノズル選択用スイッチ手段に出力する変換ロジック部を備えていることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号を、プリンタヘッド側にて、変換ロジック部により二値データから成る第2の印字データ信号に変換してノズル選択用スイッチ手段に出力し、ノズル選択用スイッチ手段がこの二値データから成る第2の印字データ信号に基づいて、対応する圧電素子を駆動する。
【0021】
これにより、多値データから二値データへの変換がノズル選択用スイッチ手段ではなく変換ロジック部により行なわれるので、ノズル選択用スイッチ手段が二値データへの変換ロジック部を備える必要がない。また、ノズル選択用スイッチ手段自体も二値データ用の比較的小型のICを使用することができる。
【0022】
従って、プリンタヘッドが微細化されたとしても、ノズル選択用スイッチ手段をプリンタヘッドに搭載することが可能であり、多値データによる階調印刷を行なうことができる。
【0023】
このようにして、本発明によるインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置によれば、二値データ用の小型のノズル選択用スイッチICを使用しながら、多値データによる階調印刷を行なうことが可能になる。
【0024】
また、本発明のヘッド駆動装置においては、前記変換ロジック部が、プリンタ本体側からのデータ制御信号に基づいて、各二値データ毎の前記第2の印字データ信号をノズル選択用スイッチ手段に出力することを特徴とする。
【0025】
この構成によれば、変換ロジック部が、プリンタ本体側からのデータ制御信号に基づいて、多値データから変換した二値データ毎の第2の印字データ信号を、所定のタイミングでノズル選択用スイッチ手段に出力することができる。
【0026】
また、本発明のヘッド駆動装置においては、前記変換ロジック部が、前記複数の駆動パルス信号の各周期に関して、一つ前の周期の間に、前記プリンタ本体側から多値データから成る第1の印字データ信号を入力されることを特徴とする。
【0027】
この構成によれば、変換ロジック部が、各周期の第1の印字データ信号を、一つ前の周期の間に、プリンタ本体側から入力されることにより、当該各周期までの間に、多値データから二値データへの変換を行なうことができる。
【0028】
また、本発明のヘッド駆動装置においては、前記変換ロジック部が、前記複数の駆動パルス信号の各周期に関して、一つ前の周期の最終駆動パルスの供給開始タイミング時に、前記データ制御信号に基づいて各周期の一番目の駆動パルスの二値データをノズル選択用スイッチ手段に出力すると共に、パルス切換え信号に基づいて順次に次パルスの二値データをノズル選択用スイッチ手段に出力することを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、変換ロジック部が、前記複数の駆動パルス信号の各周期に関して、一つ前の周期の最終駆動パルスの供給開始タイミング時に、前記データ制御信号に基づいて各周期の一番目の駆動パルスの二値データをノズル選択用スイッチ手段に出力することにより、ノズル選択用スイッチ手段が圧電素子を駆動する直前に当該圧電素子を駆動するための二値データによる印字データ信号を受け取ることになる。従って、ノズル選択用スイッチ手段は、一回分の二値データのみを格納すればよく、格納のための記憶容量が最小限で済むことになる。
【0030】
更に、本発明のヘッド駆動装置においては、前記変換ロジック部が、前記複数の駆動パルス信号の各周期に関して、前記プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号を記憶手段に格納し、該記憶手段から多値データから成る第1の印字データ信号を読み出して二値データから成る第2の印字データ信号に変換して出力することを特徴とする。
【0031】
この構成によれば、変換ロジック部が、ノズル選択用スイッチ手段に出力するまでの間、多値データを記憶手段に格納することにより、これら多値データをメインメモリで保持しておく必要がない。
【0032】
更に、本発明のヘッド駆動装置においては、前記記憶手段は、前記第1の印字データ信号の桁数に応じた記憶回路を有し、該各記憶回路に前記第1の印字データ信号の各桁毎のデータをそれぞれ分けて記憶することを特徴とする。また、前記各記憶回路には、前記第1の印字データ信号の各桁毎のデータがそれぞれ独立に入力されることを特徴とする。
【0033】
この構成によれば、並列的に第1の印字データ信号を記憶手段に転送可能となるので、第1の印字データ信号の記憶手段に対する転送速度を高めることができる。
【0034】
一方、本発明のインクジェット式プリンタは、複数のノズル開口毎に該ノズル開口と連通した圧力室に圧力発生手段により圧力変動を生じさせることにより、前記各ノズル開口からインク滴を吐出させるプリンタヘッドと、該プリンタヘッドに必要な信号を与えることにより該プリンタヘッドの動作を制御するプリンタコントローラとを備えたインクジェット式プリンタにおいて、前記プリンタコントローラは、複数の駆動パルス信号を含んでなる駆動信号を生成する駆動信号生成手段を含んで構成し、
前記プリンタヘッドは、前記プリンタコントローラからの多値データから成る第1の印字データ信号を二値データから成る第2の印字データ信号に変換して出力する変換ロジック部と、前記駆動信号生成手段から前記駆動信号を供給され、前記複数の駆動パルス信号を前記変換ロジック部が出力する二値データから成る第2の印字データ信号に基づいて所定の印字タイミングで選択して前記圧力発生手段に供給するノズル選択用スイッチ手段とを含んで構成したことを特徴とする。
【0035】
尚、本発明のインクジェット式プリンタにおけるプリンタヘッドの駆動方法は、複数のノズル開口毎に該ノズル開口と連通した圧力室に圧力発生手段により圧力変動を生じさせることにより、前記各ノズル開口からインク滴を吐出させるプリンタヘッドと、該プリンタヘッドに必要な信号を与えることにより該プリンタヘッドの動作を制御するプリンタコントローラとを備えたインクジェット式プリンタにおけるプリンタヘッドの駆動方法において、前記プリンタコントローラの駆動信号生成手段が複数の駆動パルス信号を含んでなる駆動信号を生成するステップと、前記プリンタヘッドの変換ロジック部が、前記プリンタコントローラからの多値データから成る第1の印字データ信号を二値データから成る第2の印字データ信号に変換して出力するステップと、前記プリンタヘッドのノズル選択用スイッチ手段が、前記駆動信号生成手段から前記複数の駆動パルス信号を含んでなる駆動信号を供給されると共に、前記変換ロジック部が出力する二値データから成る第2の印字データ信号に基づいて前記複数の駆動パルス信号を所定の印字タイミングで選択して前記圧力発生手段に供給するステップとを有することを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタ及びそのヘッド駆動装置について説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0037】
図1は、本実施の形態に係るヘッド駆動装置を備えたインクジェット式プリンタの概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態のインクジェット式プリンタ20は、キャリッジ30がタイミングベルト136を介してキャリッジ機構12のキャリッジモータ24に接続され、ガイド部材140に案内されて印刷用紙150の紙幅方向に往復動するように構成されている。また、インクジェット式プリンタ20には、紙送りローラ26を用いた紙送り機構11も形成されている。キャリッジ30は印刷用紙150と対向する面、この図に示す例では下面にインクジェット式のプリンタヘッド10が取り付けられている。プリンタヘッド10はキャリッジ30の上部に載置されているインクカートリッジ170からインクの補給を受けてキャリッジ30の移動に合わせて印刷用紙150に各色のインク滴を吐出してドットを形成し、印刷用紙150に画像や文字を印刷する。
【0038】
尚、この第1の実施形態では、プリンタヘッド10は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、ダークイエロー(DY)から成る7色の各色インク吐出用のノズル列を備えている。各色インク吐出用のノズル列は、それぞれ縦(副走査)方向に、例えば、180個のインク吐出用ノズルを有している。ここで、プリンタヘッド10は、図1に示すように、プリンタ装置本体に対して、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable、以下、FFCと呼ぶ)100を介して回路接続されている。このFFC100は、キャリッジ30の移動を妨げないように、長めのものが用いられている。
【0039】
次に、本実施の形態のインクジェット式プリンタ20の電気的構成について説明する。図2は、インクジェット式プリンタ20の機能ブロック図である。図2に示すように、このインクジェット式プリンタ20は、プリンタコントローラ41とプリンタエンジン42とを備えている。
【0040】
プリンタコントローラ41は、図示しないホストコンピュータ等からの印刷データ等を受信するインタフェース(以下、外部I/Fという)43と、各種データの記憶等を行うRAM44と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM45と、CPU等から成る制御部46と、クロック信号(CK)を発生する発振回路47と、プリンタヘッド10へ供給する駆動信号(COM)を生成する駆動信号生成部80と、後に詳述する第1の印字データ信号(SIi)及び駆動信号(COM)等をプリンタエンジン42に送信するためのインタフェース(以下、内部I/Fという)49とを備えている。
【0041】
駆動信号生成部80は、駆動信号COMを生成・出力する。
【0042】
外部I/F43は、例えばキャラクタコード、グラフィック関数、イメージデータのいずれか1つ又は複数のデータから成る印刷データをホストコンピュータ等から受信する。また、外部I/F43は、ホストコンピュータに対してビジー信号(BUSY)やアクノリッジ信号(ACK)等を出力する。
【0043】
RAM44は、入力バッファ44A、出力バッファ44C及びワークメモリ44B等として利用されるものである。入力バッファ44Aには、外部I/F43がホストコンピュータ等から受信した印刷データが一時的に記憶される。出力バッファ44Cには、プリンタヘッド10へシリアル転送される印刷用イメージデータが展開される。第1の印字データ信号(SIi)は、ホストコンピュータ(図示せず)等から供給される印刷信号に含まれる印刷データを出力バッファ44Cに展開し、供給された印刷用イメージデータであり、各ノズル列毎に別々に転送される。ROM45は、制御部46によって実行される各種制御ルーチン、フォントデータ及びグラフィック関数、各種手続き等を記憶している。
【0044】
制御部46は、データ展開手段として機能し、印刷データを印字データに展開する。即ち、入力バッファ44A内の印刷データを読み出して解析し、ROM45内のフォントデータやグラッフィック関数等を参照して複数ビットの印字データに展開する。
【0045】
尚、本実施形態における印字データは、後述するように2ビットのデータで構成される。この展開された印字データは出力バッファ44Cに記憶されて、プリンタヘッド10の1行分に相当する印字データが得られると、この1行分の印字データ信号(SIi)は、内部I/F49を介してプリンタヘッド10にシリアル伝送される。
【0046】
また、制御部46は、タイミング信号発生手段の一部を構成し、内部I/F49を通じてプリンタヘッド10にラッチ信号(LATi)やチャンネル信号(CH)を供給する。これらのラッチ信号やチャンネル信号は、上述した駆動信号(COM)を構成する第1駆動パルス乃至第4駆動パルスP1乃至P4(後述する図4参照)の供給開始タイミングを規定する。
【0047】
プリンタエンジン42は、紙送り機構11、キャリッジ機構12及びプリンタヘッド10から構成されている。紙送り機構11は、図1を参照して説明したように、紙送りモータ(図示せず)及び紙送りローラ26等から成り、印刷用紙150等の記録媒体を順次送り出して副走査を行うものである。キャリッジ機構12は、プリンタヘッド10を搭載するキャリッジ30と、このキャリッジ30をタイミングベルト136を介して走行させるキャリッジモータ24等からなり、プリンタヘッド10を主走査させるものである。
【0048】
図2において、本実施形態のヘッド駆動装置は、プリンタヘッド10の複数のノズル開口毎に該ノズル開口と連通した圧力室に圧力変動を生じさせる圧力発生手段としての圧電素子36と、圧電素子36を駆動する駆動パルス信号[P1,P2,P3,P4](図4参照)を複数含んでなる駆動信号COMを生成する駆動信号生成手段としての駆動信号生成部80と、プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号(SIi)を二値データから成る第2の印字データ信号(SIo)に変換して、前記ノズル選択用スイッチ手段に出力する変換ロジック部120と、変換ロジック部120の出力する二値データから成る第2の印字データ信号(SIo)に基づいて前記複数の駆動パルス信号[P1,P2,P3,P4]を所定の印字タイミングで選択して圧電素子36に供給するノズル選択用スイッチ手段としてのノズル選択用スイッチIC159とを備えている。
【0049】
上記圧電素子36は、例えばピエゾ素子であって、双方の電極36a,36b(図5参照)間に印加される電圧により変位するように構成されている。
【0050】
そして、圧電素子36は、駆動信号生成部80からの駆動信号(COM)に基づいて放電する際に対応するノズル内のインクに圧力を加えることにより、このノズルからインク滴を吐出するように構成されている。
【0051】
尚、プリンタヘッド10は、上述した変換ロジック部120、ノズル選択用スイッチIC159、及び圧電素子36の他、変換ロジック部120に所定の周波数のクロックを供給するクロック発生器125を備えて構成されている。
【0052】
変換ロジック部120は、特定用途向半導体集積回路(Applied Semiconductor Integrated Circuit[ASIC])により構成され、図3に示すように、第1(Low)シフトレジスタ152L及び第2(High)シフトレジスタ152Hからなるシフトレジスタ152と、第1(Low)ラッチ回路153Lと第2(High)ラッチ回路153Hとからなるラッチ回路153と、ロジック回路154と、最終段のシフトレジスタ155と、SPシフトレジスタ156と、SPレジスタ157と、コントローラ158とを備えている。コントローラ158には、ラッチ信号LATi及びデータ切り替え信号CHが入力されると共に、上述したクロック発生器125(図2参照)から所定の周波数のクロックが供給される。SPシフトレジスタ156には、、プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号(SIi)及びプログラムデータ(SP)とが入力される。第1(Low)シフトレジスタ152L及び第2(High)シフトレジスタ152Hには、それぞれ発振回路47からのクロック信号(SCKi)が入力される。
【0053】
プリンタコントローラ41からシリアル転送された多値データから成る第1の印字データ信号(SIi)及びプログラムデータ(SP)は、まず、SPシフトレジスタ156に入力される。このうち、プログラムデータ(SP)は、SPシフトレジスタ156から、SPレジスタ157に入力されてセットされる。一方、第1の印字データ信号(SIi)は、次に、クロック信号(SCKi)に同期して、「シリアル/パラレル変換手段」としての第1(Low)シフトレジスタ152L及び第2(High)シフトレジスタ152Hに入力される。この第1の印字データ信号(SIi)の最上位ビット(MSB)のデータが、第2(High)シフトレジスタ152Hに入力され、最下位ビット(LSB)のデータが、第1(Low)シフトレジスタ152Lに入力される。第1(Low)シフトレジスタ152L、第2(High)シフトレジスタ152Hには、「ラッチ手段」としての第1(Low)ラッチ回路153L、第2(High)ラッチ回路153Hがそれぞれ接続されている。そして、プリンタコントローラ41からのラッチ信号(LATi)が、第1(Low)ラッチ回路153L、第2(High)ラッチ回路153Hの各々に入力されると、当該第1(Low)ラッチ回路153L、第2(High)ラッチ回路153Hの各々は、第1(Low)シフトレジスタ152L、第2(High)シフトレジスタ152Hの各々によってパラレル変換された第1の印字データ信号(SIi)を、それぞれラッチする。従って、第1(Low)ラッチ回路153Lには、第1の印字データ信号(SIi)の最下位ビット(LSB)のデータがラッチされ、第2(High)ラッチ回路153Hには、第1の印字データ信号(SIi)の最上位ビット(MSB)のデータがラッチされる。
【0054】
ここで、第1(Low)シフトレジスタ152Lと第1(Low)ラッチ回路153L、第2(High)シフトレジスタ152Hと第2(High)ラッチ回路153Hが、それぞれ「記憶回路」を構成し、これら2個の記憶回路によって「記憶手段」が構成されている。
【0055】
第1(Low)ラッチ回路153L、第2(High)ラッチ回路153Hの各々によってラッチされた第1の印字データ信号(SIi)は、ロジック回路154に入力される。
【0056】
ロジック回路154には、上述したように、SPレジスタ157に入力されてセットされたプログラムデータ(SP)が入力される。ロジック回路154は、このプログラムデータ(SP)に従って、ラッチ回路153から入力された多値データから成る第1の印字データ信号(SIi)を二値データから成る第2の印字データ信号(SIo)に変換する。一方、コントローラ158には、クロック発生器125から所定の周波数のクロックが入力されている。
【0057】
ロジック回路154により変換された二値データから成る第2の印字データ信号(SIo)は、最終段のシフトレジスタ155に入力される。クロック発生器125からのクロックのタイミングでコントローラ158からシフトレジスタ155に制御信号が入力され、この制御信号に基づいて、二値データから成る第2の印字データ信号(SIo)は、シフトレジスタ155からノズル選択用スイッチIC159に出力される。
【0058】
変換ロジック部120は以上のように動作するが、より詳細には、図4に示すように、変換ロジック部120は、ある周期(N周期)の駆動信号に関して、一つ前の(N−1)周期の間に、プリンタ本体側から多値データである印字データ信号(SIi),クロック信号(SCKi)及びラッチ信号(LATi)が入力される。
【0059】
これにより、変換ロジック部120は、入力された印字データ信号(SIi)を、複数個(図示の場合、4個)の駆動パルスP1,P2,P3,P4毎の二値データD(SIo)1,D(SIo)2,D(SIo)3,D(SIo)4に変換する。
【0060】
そして、変換ロジック部120は、一つ前の(N−1)周期にて、最終パルスP4の直前にて、前述したラッチ信号LAToのタイミングで、一番目の二値データD1をノズル選択用スイッチIC159に出力する。
【0061】
続いて、変換ロジック部120は、当該N周期の最初のパルスP1の直前にて、前述したデータ切り替え信号CHのタイミングで、二番目の二値データD2を、ノズル選択用スイッチIC159に出力する。
【0062】
同様にして、変換ロジック部120は、順次、当該N周期の二番目,三番目のパルスP2,P3の直前にて、それぞれ前述したデータ切り替え信号CHのタイミングで、三番目及び四番目の二値データD3,D4を読み出して、ノズル選択用スイッチIC159に出力する。
【0063】
ここで、変換ロジック部120は、プリンタ本体側からのデータ切替信号(CH)及びラッチ信号(LATi)のタイミングで、ノズル選択用スイッチIC159に対して、ラッチ信号LAToを出力するようになっている。
【0064】
このようにして、変換ロジック部120は、二値データに変換した各パルスの駆動信号D1,D2,D3,D4を、ラッチ信号LAToと共にノズル駆動の直前にノズル選択用スイッチIC159に出力することになる。
【0065】
図5に、図2に示したノズル選択用スイッチIC159及び圧電素子36の詳細な構成を示す。ノズル選択用スイッチIC159は、変換ロジック部120から第2の印字データ信号SIo,クロック信号SCKoが入力されることにより、対応する圧電素子36の駆動タイミングでオンされ、駆動信号COMを圧電素子36に出力するようになっている。このノズル選択用スイッチIC159は、実際には、各圧電素子36をそれぞれオンオフするための所謂トランスミッションゲート(TG)として構成されている。ここで、ノズル選択用スイッチIC159は、二値データ用の小型のICが使用されている。
【0066】
さて、ノズル選択用スイッチIC159は、シフトレジスタ162と、ラッチ回路163と、レベルシフタ164と、複数のアナログスイッチ165aを含むスイッチ回路165を有して構成されている。これらシフトレジスタ162、ラッチ回路163、レベルシフタ164、アナログスイッチ165a、及び圧電素子36は、それぞれプリンタヘッド10の各色ノズル列それぞれの各ノズル開口に対応して複数(例えば、180個)設けられている。
【0067】
変換ロジック部120から二値データから成る第2の印字データ信号SIoは、上述したクロック発生器125からのクロック信号SCKoに同期してシフトレジスタ162にシリアル転送される。このシリアル転送された第2の印字データ信号SIoは、一旦、ラッチ回路163によってラッチされる。ラッチされた第2の印字データ信号SIoは、電圧増幅器であるレベルシフタ164によって、各アナログスイッチ165aを駆動できる電圧、例えば、数十ボルト程度の所定の電圧にまで昇圧される。所定の電圧まで昇圧された第2の印字データ信号SIoは、アナログスイッチ165aに与えられる。ラッチされたデータがLowならばスイッチはOFFで、HighならばONである。図2に示したように、駆動信号生成部80において駆動波形信号COMを、プリンタヘッド10に出力している。このプリンタヘッド10の側には、圧力発生室内のインクを加圧することによりノズル開口からインク滴を吐出させる複数の圧電素子36、及び第2の印字データ信号SIoに基づいて複数の圧電素子36のいずれを駆動するかをアナログスイッチ165a等を介して選択するノズル選択用スイッチIC159が構成されており、このノズル選択用スイッチIC159によってアナログスイッチ165aがONされている圧電素子36に駆動波形信号COMが印加される。その結果、当該圧電素子36は、対応する圧力発生室内のインクを加圧してノズル開口からインク滴として吐出させる。
【0068】
本発明実施形態によるヘッド駆動装置は、以上のように構成されており、以下のように動作する。即ち、印刷が開始されると、まずステップST1にて、プリンタ本体側から、一つ前の(N−1)周期の間に、N周期の印字データ信号SIi,クロック信号SCKi及びラッチ信号LATiがフレキシブルフラットケーブル100を介してプリンタヘッド10側に出力される。
【0069】
これにより、プリンタヘッド10側にて、変換ロジック部120が、ステップST2にて、これらの信号のうち、印字データ信号SIiに基づいて、各パルスP1,P2,P3,P4毎の二値データD1,D2,D3,D4に変換する。
【0070】
そして、変換ロジック部120は、ステップST3にて、一つ前の(N−1)周期にて、その最終パルスP4の直前にて、ラッチ信号LATiのタイミングで、一番目の二値データD1を読み出して、ラッチ信号LAToに引き続きノズル選択用スイッチIC159に出力する。
【0071】
これを受けて、ノズル選択用スイッチIC159は、変換ロジック部120からのラッチ信号LATo及び二値データD1が入力されると、ステップST4にて、次のパルス、即ち当該N周期の一番目のパルスP1の直前のラッチ信号LAToのタイミングで、二値データD1に基づいて、圧電素子36を駆動する。これにより、圧電素子36の駆動により、印刷媒体に対してインクが吐出され、二値の印刷が行なわれる。
【0072】
同時に、変換ロジック部120は、ステップST5にて、当該N周期の最初のパルスP1の直前にて、制御信号CHのタイミングで、二番目の二値データD2を読み出して、レベルシフタ158を介して、ラッチ信号LAToに引き続きノズル選択用スイッチIC159に出力する。
【0073】
これを受けて、ノズル選択用スイッチIC159は、ステップST6にて、次のパルス、即ち当該N周期の二番目のパルスP2の直前のラッチ信号LAToのタイミングで、二値データD2に基づいて、圧電素子36を駆動する。これにより、圧電素子36の駆動により、印刷媒体に対してインクが吐出され、二値の印刷が行なわれる。
【0074】
同様にして、変換ロジック部120は、ステップST7,9にて、当該N周期の二番目及び三番目のパルスP2,P3の直前の制御信号CHのタイミングで、それぞれ三番目及び四番目の二値データD3,D4を読み出して、レベルシフタ158を介して、ラッチ信号LAToに引き続きノズル選択用スイッチIC159に出力する。
【0075】
これを受けて、ステップST8,10にて、ノズル選択用スイッチIC159は、次のパルス、即ち当該N周期の三番目及び四番目のパルスP3,P4の直前のラッチ信号LAToのタイミングで、それぞれ二値データD,D4に基づいて、圧電素子36を駆動する。これにより、圧電素子36の駆動により、印刷媒体に対してインクが吐出され、二値の印刷が行なわれる。
【0076】
このようにして、変換ロジック部120により多値データから変換された二値データに基づいて、当該圧電素子36が、四つのパルスP1〜P4にてそれぞれ二値データによる印刷を四回行なうことにより、階調印刷を行なうことができる。
【0077】
上述した実施形態においては、変換ロジック部120が、プリンタ本体からの多値データの印字データ信号に基づいて、四つのパルスP1〜P4における二値データD1〜D4に変換することにより、ノズル選択用スイッチIC159により圧電素子36を駆動して、四回の二値データによる印刷により階調印刷を行なうようになっているが、これに限らず、少なくとも二つ以上のパルスにより、ノズル選択用スイッチIC159により二値データに基づいて圧電素子36を複数回駆動して、階調印刷を行なうようにしてもよい。
【0078】
また、上述した実施形態においては、ノズル選択用スイッチIC159は複数示されているが、この場合、変換ロジック部120は、各ノズル選択用スイッチIC159毎に備えられていてもよく、また全てのノズル選択用スイッチIC159に対して一つの変換ロジック部120が備えられていてもよい。更には、複数個のノズル選択用スイッチIC159毎にそれぞれ一つの変換ロジック部120が備えられていてもよい。
【0079】
以上述べたように、本発明によれば、プリンタ本体側からの多値データから成る印字データ信号を、プリンタヘッド側にて、変換ロジック部により二値データから成る印字データ信号に変換して、一つ前のパルスの直前のタイミングで、ノズル選択用スイッチICに出力し、ノズル選択用スイッチICがこの二値データに基づいて、対応する圧電素子を駆動する。
【0080】
これにより、多値データから二値データへの変換がノズル選択用スイッチICではなく変換ロジック部により行なわれるので、ノズル選択用スイッチICが二値データへの変換ロジックを備える必要がない。また、ノズル選択用スイッチIC自体も二値データ用の比較的小型のものを使用することができる。
【0081】
従って、プリンタヘッドが微細化されたとしても、ノズル選択用スイッチICをプリンタヘッドに搭載することが可能であり、多値データによる階調印刷を行なうことができる。
【0082】
さらに、ノズル選択用スイッチICが圧電素子を駆動する直前に当該圧電素子を駆動するための二値データによる駆動信号を受け取ることになる。従って、ノズル選択用スイッチICは、一回分の二値データのみを格納すればよく、格納のための記憶容量が最小限で済むことになる。
【0083】
このようにして、本発明によるインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置によれば、二値データ用のノズル選択用スイッチICを利用して、多値データによる印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るヘッド駆動装置を含むインクジェットプリンタの概略斜視図
【図2】本発明の実施形態に係るヘッド駆動装置を含むインクジェットプリンタの機能ブロック図
【図3】図2のヘッド駆動装置における変換ロジック部の機能ブロック図
【図4】図2のヘッド駆動装置におけるプリンタ本体からの駆動信号,制御信号そして変換ロジック部による二値データ及び制御信号を示すタイムチャート
【図5】図2のヘッド駆動装置におけるノズル選択用スイッチICの機能ブロック図
【図6】図2のヘッド駆動装置における印刷時の動作を示すフローチャート
【図7】従来のヘッド駆動装置の一例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 プリンタヘッド、 36 圧電素子、 41 プリンタコントローラ、
44 RAM、 45 ROM、 46 制御部、 47 発振回路、
80 駆動信号生成部、 159 ノズル選択用スイッチIC、
120 変換ロジック部、 125 クロック発生器、
152 シフトレジスタ、 152L 第1(Low)シフトレジスタ、
152H 第2(High)シフトレジスタ、 153 ラッチ回路、
153L 第1(Low)ラッチ回路、
153H 第2(High)ラッチ回路、 154 ロジック回路、
155 シフトレジスタ、 156 SPシフトレジスタ、
157 SPレジスタ、 158 コントローラ、 162 シフトレジスタ、
163 ラッチ回路、 164 レベルシフタ、 165 スイッチ回路、
165a アナログスイッチ

Claims (12)

  1. プリンタヘッドの複数のノズル開口毎に該ノズル開口と連通した圧力室に圧力変動を生じさせる圧力発生手段と、前記圧力発生手段を駆動する駆動パルス信号を複数含んでなる駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、前記複数の駆動パルス信号をプリンタ本体側からの多値データから成る印字データ信号に基づいて所定の印字タイミングで選択して前記圧力発生手段に供給するノズル選択用スイッチ手段とを備えるインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置であって、
    前記プリンタヘッドに、前記プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号を二値データから成る第2の印字データ信号に変換して、前記ノズル選択用スイッチ手段に出力する変換ロジック部を備えていることを特徴とする、インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  2. 前記変換ロジック部が、プリンタ本体側からのデータ制御信号に基づいて、各二値データ毎の前記第2の印字データ信号をノズル選択用スイッチ手段に出力することを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  3. 前記変換ロジック部が、前記複数の駆動パルス信号の各周期に関して、一つ前の周期の間に、前記プリンタ本体側から多値データから成る第1の印字データ信号を入力されることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  4. 前記変換ロジック部が、前記複数の駆動パルス信号の各周期に関して、一つ前の周期の最終駆動パルスの供給開始タイミング時に、前記データ制御信号に基づいて各周期の一番目の駆動パルスの二値データをノズル選択用スイッチ手段に出力すると共に、
    パルス切換え信号に基づいて順次に次パルスの二値データをノズル選択用スイッチ手段に出力することを特徴とする、請求項3に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  5. 前記変換ロジック部が、前記複数の駆動パルス信号の各周期に関して、前記プリンタ本体側からの多値データから成る第1の印字データ信号を記憶手段に格納し、該記憶手段から多値データから成る第1の印字データ信号を読み出して二値データから成る第2の印字データ信号に変換して出力することを特徴とする、請求項4に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  6. 前記記憶手段は、前記第1の印字データ信号の桁数に応じた記憶回路を有し、該各記憶回路に前記第1の印字データ信号の各桁毎のデータをそれぞれ分けて記憶することを特徴とする、請求項5に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  7. 前記各記憶回路には、前記第1の印字データ信号の各桁毎のデータがそれぞれ独立に入力されることを特徴とする、請求項6に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  8. 前記記憶回路は、シリアル入力された前記第1の印字データ信号の各桁毎のデータをパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換手段と、入力されたラッチ信号によって前記パラレル信号をラッチするラッチ手段とから構成したことを特徴とする、請求項6又は7に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  9. 前記圧力発生手段は、圧電素子であることを特徴とする、請求項1乃至8に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  10. 前記変換ロジック部は、ASICにより構成されることを特徴とする、請求項1乃至9に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  11. 複数のノズル開口毎に該ノズル開口と連通した圧力室に圧力発生手段により圧力変動を生じさせることにより、前記各ノズル開口からインク滴を吐出させるプリンタヘッドと、該プリンタヘッドに必要な信号を与えることにより該プリンタヘッドの動作を制御するプリンタコントローラとを備えたインクジェット式プリンタにおいて、
    前記プリンタコントローラは、複数の駆動パルス信号を含んでなる駆動信号を生成する駆動信号生成手段を含んで構成し、
    前記プリンタヘッドは、前記プリンタコントローラからの多値データから成る第1の印字データ信号を二値データから成る第2の印字データ信号に変換して出力する変換ロジック部と、前記駆動信号生成手段から前記駆動信号を供給され、前記複数の駆動パルス信号を前記変換ロジック部が出力する二値データから成る第2の印字データ信号に基づいて所定の印字タイミングで選択して前記圧力発生手段に供給するノズル選択用スイッチ手段とを含んで構成したことを特徴とする、インクジェット式プリンタ。
  12. 複数のノズル開口毎に該ノズル開口と連通した圧力室に圧力発生手段により圧力変動を生じさせることにより、前記各ノズル開口からインク滴を吐出させるプリンタヘッドと、該プリンタヘッドに必要な信号を与えることにより該プリンタヘッドの動作を制御するプリンタコントローラとを備えたインクジェット式プリンタにおけるプリンタヘッドの駆動方法において、
    前記プリンタコントローラの駆動信号生成手段が複数の駆動パルス信号を含んでなる駆動信号を生成するステップと、
    前記プリンタヘッドの変換ロジック部が、前記プリンタコントローラからの多値データから成る第1の印字データ信号を二値データから成る第2の印字データ信号に変換して出力するステップと、
    前記プリンタヘッドのノズル選択用スイッチ手段が、前記駆動信号生成手段から前記複数の駆動パルス信号を含んでなる駆動信号を供給されると共に、前記変換ロジック部が出力する二値データから成る第2の印字データ信号に基づいて前記複数の駆動パルス信号を所定の印字タイミングで選択して前記圧力発生手段に供給するステップとを有することを特徴とする、インクジェット式プリンタにおけるプリンタヘッドの駆動方法。
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