JP2005035002A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光記録が完了した後の現像処理等の段階でジャムが発生した場合に再び露光記録して復旧することを可能にする。
【解決手段】各色毎に色分解された状態の画像データを受信し、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光により露光して、感光材料にカラー画像を記録する記録装置で、受信された前記画像データを格納する画像データ格納手段と、前記画像データ格納手段に格納されている前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光記録する露光手段と、前記露光記録された感光材料を現像処理する現像手段と、前記露光手段での露光記録の制御および前記現像手段で現像処理の制御を行う制御手段と、を有し、前記画像データ格納手段は、受信された前記画像データを複数格納可能な領域を有し、露光記録された前記画像データについて、前記現像手段で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置に関し、特に、RIP(ラスター・イメージ・プロセッサ)または網点変換処理装置などのホスト装置で処理された網点形式の画像データ(網点画像データ)に基づき、波長の異なる複数光源によってカラー感光材料を感光させることで、印刷物の仕上がりを事前に確認する為のカラープルーフを作成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にカラー印刷物を作成する際には、原稿フィルムの段階で色校正を行うことが要求される場合があり、このような場合には、C(シアン)版、M(マゼンタ)版、Y(イエロー)版、及び、K(ブラック)版に色分解された各色分解網原稿フィルムを使って校正物(カラープルーフ)を作成し、本番の印刷版を作成する前に、原稿フィルムのレイアウトや色、更に、文字等に関する誤りの有無検査を含む最終印刷物の仕上がり品質を確認している。
【0003】
近年においては、DTP(Desk Top Publishing)等の普及により、スキャナから入力した画像をコンピュータのソフトウェア上で画像編集、ページ面付けする作業が一般化し、フルデジタルでの編集も珍しくなくなってきている。
【0004】
このような工程では、更なる効率化を目指して、ページ編集済みの画像データをフィルムに直接出力するイメージセッタ出力や、印刷版に直接出力するCTP(Computer To Plate)出力、更には、印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像出力するCTC(Computer To Cylinder)が行われる。
【0005】
この場合、校正確認の為だけにフィルム出力や印刷版出力を行う必要があり、最終的な印刷物作成と同等若しくはそれ以上の手間や時間、更に、フィルム、印刷版の無駄が発生する問題がある。
【0006】
その為、特に、このようなコンピューターによるフルデジタルの画像作成、編集を行う工程では、カラープルーフの作成は、DDCP(Direct Digital Color Proof)、乃至は、DCP(Digital Color Proof)と呼ばれるデジタル画像データを直接出力してカラー画像を得るシステムが求められている。
【0007】
このようなDDCPは、コンピュータ上で加工されたデジタル画像データからイメージセッタなどで製版用フィルム上に記録したり、CTPで直接印刷版を作成する最終的な印刷作業を行ったり、CTCで印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を行ったり等する前に、コンピュータ上で加工されたデジタル画像を直接出力して印刷仕上がり品質を再現するカラープルーフを作成し、その絵柄、色調、文章、文字等の確認作業を行えるようにしたものである。
【0008】
また、このような製版・印刷工程における校正のプロセスでは、
(1)作業現場内部のミスの確認用である内校,
(2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出される外校,
(3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供される印刷見本,
の主として3つの用途向けにプルーフが作成、使用される。
【0009】
校正プロセスの内、内校及び、一部の外校用途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズから、網点画像が再現できない校正材料を使用したDDCP、即ち、昇華転写方式やインクジェット、電子写真等の出力物を主として、体裁確認用のプルーフとして使用するケースがあるが、ハイライト部の再現性や、細かいディテール、更に、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切な干渉縞発生有無等の品質確認や、印刷見本として使用するプルーフ用途には、やはり印刷網点を忠実に再現するプルーフ出力が望まれているのが実状である。
【0010】
このようなニーズを満足するDDCPとしては、ハイパワーヒートモードレーザーを用いて感光材料に画像露光を行い、印刷本紙に転写するタイプのものがある。しかし、このような高品質の網点を再現できるシステムでは、装置及び、感光材料のコストが高くなる欠点があった。
【0011】
これに対し、近年、低コストで更に網点画像の確認ができる銀塩カラー感光材料を利用したDDCPが普及し始めている。銀塩カラー感光材料を利用した方式は、例えば、R,G,Bの波長の異なる複数の光を組み合わせて合成された光点で例えば、C,M,Yの各発色層にて構成される感光材料を露光して、C,M,Yの各ドットを発色させて、網点カラー画像を形成するものである。この種の画像記録装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
【0012】
【特許文献1】
特開2002―247515号公報(第1頁、第1図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような画像記録装置では、外部のホスト装置などから受信した画像データを画像データ格納手段に一旦格納してから露光記録を行うようにしている。
【0014】
このような場合、露光記録を行っている段階で感光材料のジャムなどが発生したとすると、画像データ格納手段から再度画像データを読み出してきて、露光記録を再開することができる。
【0015】
しかし、露光記録が順調に完了した場合には、次の露光記録のために画像データ格納手段を使用する必要があるため、露光記録が完了した画像データについては消去あるいは破棄してしまう。
【0016】
なお、露光記録が完了した後には、感光材料は現像手段で現像処理が実行される。この現像手段での現像処理においては、感光材料は複雑な経路を通過するために、ジャムなどが発生する可能性がある。
【0017】
このような現像手段で現像処理等の段階でジャムが発生したとすると、画像データ格納手段には画像データが残っていないため、さらに、ホスト装置でも転送処理が完了してしまっているため、復旧(再露光記録)をすることができないという問題があった。
【0018】
また、夜間に自動運転するような画像記録装置では、以上のような復旧不可能な問題が生じることで、エラーとして装置が停止してしまって、その後のすべての処理も実行できなくなるおそれがあった。
【0019】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、露光記録が完了した後の現像処理等の段階でジャムが発生した場合であっても再び露光記録して復旧することが可能な画像記録装置を実現することにある。
【0020】
【課題を解決する為の手段】
上述した課題は、以下に述べるそれぞれの解決手段のそれぞれによって解決されるものである。
【0021】
(1)請求項1記載の発明は、各色毎に色分解された状態の画像データを受信し、前記画像データに基づいて、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置であって、色分解された画像データを受信する受信手段と、受信された前記画像データを格納する画像データ格納手段と、前記画像データ格納手段に格納されている前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光記録する露光手段と、前記露光記録された感光材料を現像処理する現像手段と、前記露光手段での露光記録の制御および前記現像手段で現像処理の制御を行う制御手段と、を有し、前記画像データ格納手段は、受信された前記画像データを複数格納可能な領域を有し、露光記録された前記画像データについて、前記現像手段で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持する、ことを特徴とする画像記録装置である。
【0022】
この発明では、各色毎に色分解された状態の画像データを受信し、画像データに基づいて、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、感光材料にカラー画像を記録する際に、画像データ格納手段は、受信された画像データを複数格納可能な領域を有し、露光記録された画像データについて、現像手段で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持している。
【0023】
この結果、露光記録が完了した後の現像処理等の段階でジャムが発生した場合であっても、ホスト装置でも転送処理が完了してしまっているものの、画像データ格納手段には画像データが残っているために、復旧(再露光記録)をすることが可能になる。また、夜間に自動運転するような画像記録装置でも、以上のような復旧により、エラーとして装置が停止してしまう事態を未然に防止することが可能になる。
【0024】
(2)請求項2記載の発明は、前記画像データ格納手段は、受信された前記画像データをリングバッファ形式で格納することにより、露光記録された前記画像データについて、前記現像手段で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持する、ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置である。
【0025】
この発明では、画像データ格納手段は、受信された前記画像データをリングバッファ形式で格納することにより、画像データを環状に記憶していくため、必要な期間(現像処理されて機外へ搬出され終わるまで)は露光記録された画像データを少なくとも保持しており、また搬出後に画像データが不要になった後には上書きされるため特別な消去作業は不要になる。
【0026】
(3)請求項3記載の発明は、前記画像データ格納手段は、通常の画像データ以外のデータを格納し、使用後も保持する、ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像記録装置である。
【0027】
この発明では、テストチャートやカラーコレクションテーブルなどの画像データ以外のデータについても、データ格納手段で保持し、一度使用した後も次回の使用に備えて保持することが可能になる。
【0028】
(4)請求項4記載の発明は、前記制御手段は、前記画像データ格納手段において保持すべきデータのそれぞれに属性情報を付与し、該属性情報によって保持するか否かの制御を行う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像記録装置である。
【0029】
この発明では、画像データ格納手段において保持すべきデータのそれぞれに属性情報を付与し、該属性情報によって保持するか否かの制御を行うようにしており、画像データやその他のデータを必要に応じて確実に必要な期間保持しておくことが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる画像記録装置の好適な実施の形態例について説明する。なお、これにより本発明の内容が限定されるものではない。
【0031】
まず、本実施の形態にかかる画像記録装置の全体構成について説明する。
【0032】
〈装置の機械的な全体構成〉
図8以降に本発明の実施の形態例の画像記録装置が適用されるカラープルーフ作成装置を示す。なお、本発明の画像記録装置はカラーに限られるものではなく、モノクロの画像記録であってもよい。ここでは、一例として、カラーの画像記録装置としてカラープルーフ作成装置について説明を行う。
【0033】
図8はカラープルーフ作成装置の全体の外観を示す斜視図、図9はカラープルーフ作成装置の内部構成の模式図である。また、図10と図11に内部の主要部分の構成を示す。
【0034】
図8に示すカラープルーフ作成装置1の装置本体2には、露光ユニット3および現像処理ユニット4が備えられている。露光ユニット3は、上面パネル13及び前面パネル6が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面及び前面側から行われる。
【0035】
露光ユニット3の上部には、感光材料の装填部をなす紙装填部7が配置され、この紙装填部7の横の装置本体2の前面側に操作部8が配置されている。紙装填部7には、給紙カバー9aおよび9bが開閉可能に設けられている。また、操作部8には、液晶パネル11とタッチパネル12が設けられている。
【0036】
現像処理ユニット4には、上面パネル13及び補給パネル14が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面側から行われ、処理液の補充が前面側から行われる。現像処理ユニット4の側部には排紙部15が設けられ、処理された感光材料が排紙部15に排出される。
【0037】
図9は、カラープルーフ作成装置の内部構成の模式図である。カラープルーフ作成装置1の装置本体2は、露光ユニット3および現像処理ユニット4を有する。露光ユニット3は、感光紙に露光を行い画像情報を記録し、現像処理ユニット4は、露光された感光紙の現像を行う。
【0038】
露光ユニット3は、紙装填部7、給紙部20、露光室76、排紙部50および操作部8を含む。給紙カバー9aおよび9bの内部には、記録媒体たる感光材料(以下、ペーパーまたは感光紙ともいう)を収納したカートリッジ10aおよび10bがセットされる。なお、操作部8では、オペレータによる各種パラメータ、例えば設定時間等の設定およびカートリッジの交換要求の表示等が行われる。
【0039】
給紙部20は、給紙ローラーを備えており、カートリッジ10aあるいは10bから感光紙を引き出して、カッターで所定の長さに切断した後に、露光室76へ送る。
【0040】
露光室76は、主走査部30、ドラム31および副走査部40を含む。主走査部30に位置するドラム31は、回転可能に設けられ、感光材料がドラム31の外表面に吸着されて一体に回転する。主走査部30には、ドラム31に対向して光学ユニット32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によりドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニット32は、デジタル画像信号を受けてドラム31に吸着された感光紙に光ビームで露光して画像の書き込みを行う。
【0041】
排紙部50は、剥離ガイド51、アキュームレーター部54をなすアキュームレーターガイド29および搬送ローラー28等を含み、露光された感光紙を、ドラム31上から剥離ガイド51により剥離し、アキュームレーター部54で蓄積しつつ、露光された感光紙の現像速さでもって現像処理ユニット4に排紙する。
【0042】
現像処理ユニット4には、第2露光部41、現像部42、定着部43、安定部44及び乾燥部45が備えられている。第2露光部41により露光ユニット3で露光されなかった部分の感光材料が疑似画像を形成し、第2露光された感光材料は、現像部42、定着部43及び安定部44へ搬送して現像処理され、この処理された感光材料は、乾燥部45で乾燥して排紙部15へ送出される。
【0043】
次に、カラープルーフ作成装置1の露光ユニット3を図10および図11を用いて詳細に説明する。図10は、紙装填部7、給紙部20および排紙部50を示す側面図である。装填部をなす紙装填部7には、着脱可能なカートリッジ10aおよび10bが装着される。カートリッジ10aあるいは10bは、カートリッジシャッター52あるいは53から感光材料の先端部を所定長さ引き出した状態で、給紙部20の給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bの位置にセットされる。なお、カートリッジ10aおよび10bには、幅の異なる感光紙が内蔵されており、タッチパネル12により選択された後に、いずれかにより給紙がなされる。
【0044】
紙装填部7には、カートリッジの着脱を確認するカートリッジ有無センサS1およびS1′、給紙カバー9aおよび9bの開閉を確認するカバー開検出センサS2およびS2′が存在する。また、カートリッジシャッター52および53は、シャッターモーターM52およびM53により開閉される。
【0045】
給紙部20は、ペーパーエンドセンサS4およびS6、給紙ローラー21a、21bおよび23a、23b、給紙ローラー圧着解除モーターM2およびM4、給紙ローラー21aおよび23aに付随するペーパー送り量検出センサS21およびS23、カッター22および25、カッターモーターM22およびM25、給紙シャッター24および18、シャッターモーターM24およびM18、搬送ガイドG1およびG2、中間ローラー26a、26b、エンコーダローラー27、搬送ガイドG3、並びに、スクイズローラー46を有している。
【0046】
給紙部20のペーパーエンドセンサS4およびS6は、給紙ローラー21a、21bとカートリッジ10a、および給紙ローラー23a、23bとカートリッジ10b、との間に設けられ、このペーパーエンドセンサS4あるいはS6によりカートリッジ10aあるいは10bから引き出される感光紙の終端を検出する。
【0047】
また、一対の給紙ローラー21a、21bおよび23a、23bの、一方の給紙ローラー21aおよび23aは位置が固定され、他方の給紙ローラー21bおよび23bは、給紙ローラー圧着解除モーターM2およびM4により、移動可能になっており、ペーパー搬送動作中以外はローラー圧着によるペーパーしわ発生防止のため給紙ローラー21bおよび23bを待機位置へ移動させる。
【0048】
感光材料の搬送中は、給紙ローラー21bあるいは23bを搬送位置に移動させて感光材料を対向する給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bとの間で圧着する。給紙ローラー21aあるいは23aは、給紙モーターM3あるいはM5により駆動され、感光材料が搬送される。
また、この際ペーパー送り量検出センサS21あるいはS23によりペーパーの引き出し長さが計測される。
【0049】
カッター22および25は、カッターモーターM22およびM25により動作する。カッター22あるいは25は、給紙ローラー21a、21bあるいは23a、23bから供給される感光材料を、カッターモーターM22あるいはM25を駆動することにより切断する。切断された感光材料は、搬送ガイドG1あるいはG2を経由して、中間ローラー26a、26bに搬送される。また、搬送ガイドG1あるいはG2を経由して搬送される際には、給紙シャッター24あるいは18は、開状態とされ、搬送終了と同時に閉状態とされる。
【0050】
中間ローラー26a、26b、エンコーダローラー27およびスクイズローラー46は、一直線上に配置され、エンコーダローラー27およびスクイズローラー46間には搬送ガイドG3が設けられている。なお、エンコーダローラー27は、回転により感光紙を送ると共に、感光紙の送り量を検出するペーパー送り量検出センサS10を有している。また、スクイズローラー46は、感光紙を、ドラム31に圧着させ吸着状態とする。
【0051】
つづいて、図11は、ドラム31、主走査部30および副走査部40を示す露光ユニット3の平面図である。主走査部30のドラム31の両端の軸部31a、31bは、軸受33a、33bを介して支持台34a、34bに回転可能に軸支されている。ドラム31の一方の軸部31aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プーリ35aはドラム回転モーターM6の出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム回転モーターM6の駆動によりドラム31が回転する。また、ドラム31の一方の軸部31aには、ロータリーエンコーダ37が設けられ、回転パルスを出力してドラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0052】
また、ドラム31の他方の軸部31bは、吸引ブロアP1に連結されている。ドラム31は中空体で形成され、表面には吸着孔31cが形成され、吸引ブロアP1の駆動によりドラム31の内部が減圧されて感光紙がドラム31の表面に吸着される。
【0053】
光学ユニット32には、レッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G、ブルーLEDユニット320Bが配置されている。レッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G及びブルーLEDユニット320Bからの光ビームは、ミラー325、326、327を介して、集光レンズ331からドラム31上の感光紙に画像を露光する。露光シャッター332は露光シャッターソレノイド333により開閉することで、露光開始/終了時に光路の開閉を行なう。
【0054】
光学ユニット32は、移動ベルト340に固定され、一対のガイドレール341、342に案内されてドラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。
移動ベルト340は一対のプーリ343、344に掛け渡され、一方のプーリ344は副走査モーターM7の出力軸345に連結され、副走査モーターM7の駆動により光学ユニット32がドラム軸と平行に移動する。
【0055】
光学ユニット32のドラム軸方向に副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12及び副走査オーバーラン位置検出センサS13が配置されている。副走査基準位置検出センサS11の副走査基準位置検出で光学ユニット32が停止しており、この副走査基準位置から副走査が開始され、画像サイズに対応した移動量で副走査が停止されて副走査基準位置へ移動して復帰させる。
【0056】
図10に戻り、排紙部50は、剥離ガイド51、剥離ガイド上下モーターM9、アキュームレーターガイド29、アキュームレーター上下モーターM12、搬送ローラー28a、28b、搬出モーターM8、出口シャッター55、出口シャッター開検出センサS16、出口センサS31および出口シャッターモーターM10等を含む。剥離ガイド51は剥離ガイド上下モーターM9により上下動され、上位置では剥離ガイド51の爪部がドラム31上の感光紙を剥離し、下位置では、ドラム31の感光紙に影響を与えない構造を有する。
【0057】
また、アキュームレーターガイド29は、アキュームレーター上下モーターM12により上下動され、上位置では、剥離ガイド51により剥離された感光紙を収集し、下位置では、剥離された感光紙を蓄積状態とさせる。アキュームレーターガイド29、剥離ガイド51が下方へ移動することで、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がる状態となる。このようにして高速(現像搬送速度に対し)で感光紙を蓄積させることで、感光紙を傷つけることなく現像処理ユニット4に送り込むことができる。
【0058】
また、アキュームレーターガイド29に収集された感光紙は、搬出モーターM8により駆動される搬送ローラー28a、28bにより、感光紙の現像速さで現像処理ユニット4へ排紙される。出口シャッター55は、出口シャッターモーターM10で開閉される。出口シャッター55の開閉は、出口シャッター開検出センサS16で検出される。出口シャッター55は感光紙の排出タイミングを決定し、所定のタイミングで出口シャッター55を開いて感光紙を現像処理ユニット4へ排紙する。また、出口シャッター55の後には、感光紙が現像処理ユニット4へ送り込まれることを検出する出口センサS31が設けられている。
【0059】
〈装置の電気的な全体構成〉
図12に、本装置の電気的構成をブロック図で示す。この図12に示すように、制御部100aは、CPU101、RAM102及びROM103を有し、I/Oポート104,105を介してセンサ類及びアクチュエータ群に接続され、センサ類からの情報に基づきアクチュエータ群を制御する。
【0060】
センサ類としては、前述したカートリッジ有無センサS1、カバー閉検出センサS2、カバーロック検出センサS3、ペーパーエンドセンサS4、給紙ローラー圧着位置検出センサS5、給紙ローラー解除位置検出センサS6、ドラム給排紙ローラー圧着位置検出センサS7、ドラム給排紙ローラー解除位置検出センサS8、ペーパー先端基準位置センサS9、ペーパー送り量検出センサS10、ローターリエンコーダ37、副走査基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出センサS12、副走査オーバーラン位置検出センサS13、剥離ガイド開センサS14、剥離ガイド閉センサS15、出口シャッター開検出センサS16、剥離ジャム検出センサS30が接続される。また、この図には現れない出口センサS31も接続される。
【0061】
アクチュエータ群としては、カバーロックモーターM1、給紙ローラー圧着解除モーターM2、給紙モーターM3、カッターモーターM20、ドラム給排紙モーターM4、ドラム給排紙ローラー圧着解除モーターM5、ドラム回転モーターM6、副走査モーターM7、露光シャッターソレノイド333、搬出モーターM8、剥離ガイド上下モーターM9、出口シャッターモーターM10が接続され、ドライバD1,D2,D3,D11,D5,D4,D6,D7,D333,D8,D9,D10を介してそれぞれ駆動される。
【0062】
また、操作部8は液晶パネル11がドライバD20により制御され、カラープルーフ作成装置の運転状態を表示する。また、タッチパネル12からの操作による指令は、A/D変換器120によりデジタル情報としてCPU101に送られる。
【0063】
外部接続されたRIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)500から、デジタル画像情報(画像データ)が画像データI/F部201を介して画像データ格納手段204へ送られる。
【0064】
この画像データ格納手段204は、受信された画像データをリングバッファ形式で格納することにより、露光記録された画像データについて、現像処理ユニット4(図9参照)で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持するように構成されたものである。
【0065】
すなわち、この画像データ格納手段204は、RIP500から送られてくるY,M,C,Kデータを1枚分毎に記憶するYデータバッファ、Mデータバッファ、Cデータバッファ、Kデータバッファを1組としたものが、複数組設けられて構成されている。
【0066】
一方、ロータリーエンコーダー37からの感光材料送り情報に基づくPLL202の出力信号に同期させて、ドットクロック生成部203のドットクロックでデジタル画像情報(画像データ)を画像データ格納手段204からLUT(ルックアップテーブルが格納された画像メモリ)205およびD−A変換器206R,206G,206Bを介してドライバ207R,207G,207Bに与え、これらドライバ207R,207G,207BによりレッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニット320G、ブルーLEDユニット320Bをそれぞれ駆動する。
【0067】
ここで、RIP500により作成された各色(C,M,Y,K)の網点画像データは画像データI/F部201に転送され、そこでRIPフォーマットから露光用フォーマットにデータ変換されて画像データ格納手段204に蓄積されるようになっている。画像データ格納手段204に1枚分の画像データが蓄積された後、全色同時露光される。
【0068】
なお、このR,G,BへのLUT205による変換と露光とは、分色データの色数(YMCK)毎、あるいは、光源の波長(RGB)毎に露光を繰り返すものとする。
【0069】
〈本発明の実施の形態例の特徴構成〉
以下、本実施の形態例の特徴部分である「画像データ環状記憶処理」を有する装置の構成について図1を参照して説明する。
【0070】
図1は本実施の形態例における「画像データ環状記憶処理」を実行するための制御手段を構成するCPU101周囲の構成を機能別に示す機能ブロック図である。
【0071】
この図1は主要部の構成を詳細に示すブロック図となっている。ここで図12と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0072】
この図1において、101は全体の動作を制御する制御手段としてのCPUである。このCPU101は、分色データの色数毎、あるいは、光源の波長毎に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録してカラー画像を形成する制御手段を構成している。
【0073】
また、本実施の形態例において、CPU101は、画像データ格納手段204において画像データを環状記憶する際の各種処理を実行する制御手段を構成している。また、このCPU101は、保持すべきデータのそれぞれに属性情報を付与し、該属性情報によって保持するか否かの制御を行う制御手段をも構成している。
【0074】
105は各種操作が入力される操作部であり、本体操作部2における操作部8の電気的構成部分である。
【0075】
また、110は複数のテーブルデータを格納しているROMや不揮発性メモリなどにより構成された色別テーブルデータ保持部111からのテーブルデータを選択的に取り出すテーブル選択部である。
【0076】
201は網点変換処理装置等のRIPからのデータ(制御データと画像データ)を受けるためのインタフェースである。以下、インタフェース201をI/F201と呼ぶ。
【0077】
204は網点変換処理装置等のRIP500から送られてくるY,M,C,Kデータを1枚分毎に記憶するYデータバッファ、Mデータバッファ、Cデータバッファ、Kデータバッファを1組としたものが、複数組設けられて構成されている。
【0078】
ここでは、201−1〜201−nのn組のデータバッファからなるリングバッファ形式の画像データ格納手段204を例示している。また、各組のデータバッファは、画像データの最大サイズに応じて決定された容量を有しているものとする。
【0079】
そして、YMCKの1枚分ずつ格納された画像データは、ドットクロックに同期してそれぞれが並行して読み出され、LUT205に対してLUT変換の際のアドレスとして与えられる。
【0080】
図7は、Y,M,C,Kデータを1枚分毎に記憶するYデータバッファ、Mデータバッファ、Cデータバッファ、Kデータバッファを1組としたものが、n組設けられて構成されている様子を示している。
【0081】
205は各画像データ格納手段204からの出力をアドレスとして受けて、カラー感光材料を多重露光するためのR,G,Bデータを出力するデータ変換手段としてのLUTである。
【0082】
なお、この発明の実施の形態例では、記録媒体に露光を行う際に、記録色R,G,Bを一括して露光するのではなく、RGBの波長毎に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録してカラー画像を形成するようにしている。
【0083】
該LUT205は、アドレスバスで与えられる番地に、テーブル選択部110の指示に基づいて色別テーブルデータ保持部111からR,G,Bの発光強度を示すデータが予め与えられ、書き込まれるようになっている。即ち、アドレスバスで与えられる番地にデータバスから所定の値のR,G,Bの値が書き込まれる。
【0084】
この際、色別テーブル保持部111から読み出されてLUT205に書き込まれるテーブルとしては、カラーコレクションテーブル、濃度−光源駆動データ変換テーブル、光源駆動データテーブル、などを有して構成されている。
【0085】
すなわち、データ変換手段としてのLUT205は、ホスト装置からの画像データを再現色の濃度で表す再現色濃度データに変換するカラーコレクションテーブルと、前記再現色濃度データを光源駆動データに変換する濃度・光源駆動データ変換テーブルと、前記光源駆動データの色の組み合わせにより画素単位で光源の駆動をスイッチングするための光源駆動データテーブルと、を備えて構成されている。
【0086】
206は、LUT205の各出力(光源駆動データ)を受けてアナログ信号に変換するD−A変換器、207R,207G,207Bは、D−A変換器206の各出力を受けてLEDを駆動する光源ドライバ、320R〜320Bは光源ドライバ207R,207G,207Bの出力を受けて発光する光源としてのLEDである。
【0087】
〈本発明の実施の形態例の動作〉
つづいて、図2のフローチャートを用いて露光ユニット3のメインルーチンの動作を説明する。
【0088】
このメイン処理がスタートした場合、CPU101は、露光ユニット3および現像処理ユニット4等の装置初期化処理を行う(ステップS201)。ここでは、装置の初期設定、さらには、各機構部の初期位置への配置が行われる。その後、カラープルーフ作成装置1全体が安定化するまで、CPU101の指示により、ウオームアップが行われる(ステップS202)。
【0089】
その後、CPU101は、画像データの転送要求がRIP500から受信されているかどうかを判定し(ステップS203)、この転送要求が受信されている場合には(ステップS203でY)、画像データ受信処理を行う(ステップS204)。
【0090】
この画像データ受信処理では、RIP500により作成された各色(C、M、Y、K)の網点画像データが、画像データ入力部201に転送され、そこでRIPフォーマットから露光用フォーマットにデータ変換されて画像データ格納手段204に蓄積される。
【0091】
なお、この実施の形態例の画像記録装置では、従来の画像記録装置とは異なり、画像データ環状記憶処理に伴って、以下の処理(a)〜(b)を行うようにしている。
【0092】
(a)画像データ格納手段204を構成するリングバッファに空きエリアが存在していればその空きエリア、また、空きエリアが存在していなければ末尾エリアに、受信した画像データを格納する(ステップS2041)。
【0093】
(b)以上のように新たな画像データを格納した場合に、その新たな画像データがリングバッファにおいて先頭となるように、各エリアのインデックスを1ずつ移動する(ステップ2042)。
【0094】
その後、CPU101は、転送要求が受信されていない場合には(ステップS203でN)、画像データ格納手段204に受信済みの未記録画像データがあるかどうかを判定する(ステップS205)。
【0095】
画像データ格納手段204に受信済みの未記録画像データがない場合には(ステップS205でN)、ステップS203に移行し、画像データの転送要求を受信し、画像データ格納手段204に画像データを格納するまで、ステップS203、ステップS205の各処理ステップを繰り返す。
【0096】
画像データ格納手段204に受信済みの未記録画像データがある場合には(ステップS205でY)、CPU101は、給紙搬送のための給紙処理を行う(ステップS206)。
【0097】
ここで、給紙処理(ステップS206)は、給紙搬送手段をなすものであり、この動作を図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0098】
紙装填部に装着されたカートリッジから引き出された感光紙部分を、搬送系ローラで挟み込み圧着する(ステップS301)。そして、給紙モーターを駆動し、カートリッジ内部の感光紙を引き出しつつ、エンコーダにより、引き出された感光紙の測長を行う測長引き出し処理を行う(ステップS302)。
【0099】
その後、CPU101は、引き出された所定長さの感光紙を、カッターで裁断するペーパーカット処理を行い(ステップS303)、それから、この裁断された感光紙を、ガイドを経由して、ドラム31にセットする露光室ペーパーセットを行う(ステップS304)。ここで、図2のメインルーチンに戻る。
【0100】
その後、図2に戻り、CPU101は、画像データの読み出し(ステップS207)、プリント処理(ステップS208)を実行する。
【0101】
すなわち、画像データ格納手段204に格納されている受信済み未記録画像データをリングバッファの先頭エリアから読み出して(ステップS207)、LUT205内のカラーコレクションテーブル、濃度−光源駆動データ変換テーブル、光源駆動データテーブルなどにより光源駆動データを生成し、光源を駆動して感光材料の露光を行う(ステップS208)。
【0102】
このプリント処理の機械的部分の動作を示すフローチャートを図4に示す。
【0103】
CPU101は、露光室の主走査モーターであるドラム回転モーターM6の起動(ステップS402)、および副走査モーターM7の起動(ステップS403)を行う。そして、ドラム31にセットされた感光紙および光学ユニット32がプリント開始位置にあるかどうかを判定する(ステップS404)。
【0104】
なお、この実施の形態例では、画像データより外側の余白部分からプリントを開始するため、従来とはプリント開始位置が異なるものとして設定されている。
【0105】
プリント開始位置にない場合には(ステップS404でN)、プリント開始位置への配置を行う。
【0106】
その後、CPU101は、ドラム31にセットされた感光紙および光学ユニット32がプリント開始位置にある場合には(ステップS404でY)、LED320からレーザー光を照射し画像出力を開始する(ステップS405)。
【0107】
そして、この画像出力を継続して行い、プリントが終了したかどうかを判定する(ステップS406)。
【0108】
プリントが終了した際には(ステップS406でY)、CPU101は、露光室の主走査モーターであるドラム回転モーターM6の停止(ステップS407)および副走査モーターM7の停止(ステップS408)を行い、光学ユニット32をホーム位置に戻す副走査ホーム位置復帰処理を行い(ステップS409)、図2のメインルーチンに戻る。
【0109】
その後、図2に戻り、CPU101は、ドラム31からアキュームレーターガイド29への排紙処理(ステップS209)および、アキュームレーターガイド29から現像処理ユニット4への搬出処理(ステップS210)が行われ、現像処理ユニット4に搬出の後に現像される。
【0110】
感光紙がステップS210により搬出された後は、ステップS203へ移行し、前述したステップS203〜S210の処理を繰り返す。
【0111】
なお、CPU101の排紙処理および搬出処理の動作を図5および図6のフローチャートに示した。図5は、排紙処理の動作を示すフローチャートである。まず、ドラム31に吸着されている感光紙は、吸着状態で露光される。この状態で、下がった状態にある剥離ガイド51を、剥離ガイド上下モーターM9により上げた状態として、剥離爪をドラム31に接する剥離位置にセットする(ステップS501)。
【0112】
その後、CPU101は、アキュームレーターガイド29を下げた状態から上げた状態として、剥離ガイド51により剥離される感光紙がアキュームレーターガイド29に搬送される、搬送路が閉じた状態とする(ステップS502)。その後、ドラム31に吸着された感光紙を、剥離爪がドラム31と接するドラム排紙位置にセットし(ステップS503)、ドラム31上の感光紙を剥離し、アキュームレーターガイド29への搬入を開始する(ステップS504)。そして、出口センサにより感光紙の検出を行い、感光紙が出口に達したかどうかを判定する(ステップS505)。ここで、感光紙を検出しない間は(ステップS505でN)、搬入を継続し、感光紙を検出した場合は(ステップS505でY)、アキュームレーターガイド29を下げて、ドラム31からアキュームレーターガイド29への搬送路が開いた状態とする(ステップS506)。これにより、感光紙がアキュームレーターガイド29から垂れ下がったアキューム状態とし、搬入が完了したかどうかを判定し(ステップS507)、搬入が完了していない場合には(ステップS507でN)搬入を継続し、搬入が完了した場合には(ステップS507でY)、剥離ガイド51を、下げた状態にして剥離爪がドラム31から離れたホーム位置に復帰し(ステップS508)、この排紙処理を終了する。
【0113】
つづいて、図2におけるステップS210の搬出処理を、図6のフローチャートを用いて説明する。排紙部50にアキューム状態で保持された感光紙は、ステップS209の搬出処理により、現像処理ユニット4へ搬送される。
【0114】
まず、CPU101は、出口シャッター55を開状態とし(ステップS601)、感光紙が通過可能とする。そして、ローラ28に付属される搬出モーターM8を起動し(ステップS602)、感光紙の現像処理ユニット4への搬送を開始する。
【0115】
その後、CPU101は、出口センサにより感光紙の検出を行い、出口に感光紙があるかどうかを判定する(ステップS603)。ここで、感光紙が出口にある場合は(ステップS603でY)、感光紙の搬送を継続し、出口で感光紙を検出しなくなった場合には(ステップS603でN)、搬出モーターM8を停止し(ステップS604)、出口シャッター55を閉じて(ステップS605)、この処理を終了する。
【0116】
その後、図2のフローチャートにおいて、CPU101は、ステップS203に移行し、画像データの受信、環状記憶処理、給紙処理、プリント処理、排紙処理および搬出処理を繰り返す。
【0117】
なお、以上の搬出処理(ステップS210)によって装置本体2側での処理は完了するため、新たな画像データの受信・記憶(ステップS203〜)に移行するが、ここで、露光された感光材料は現像処理ユニット4での現像処理がなされる(ステップS211)。
【0118】
この現像手段での現像処理(ステップS211)においては、図9に示したように現像処理ユニット4内部で感光材料は複雑な経路を通過するために、ジャムなどが発生する可能性がある。
【0119】
このような現像処理ユニット4で現像処理等の段階でジャムが発生したとすると(ステップS212で「ジャム発生」)、センサによるジャム発生の検知結果を受けたCPU101は、ジャム発生によって正常に出力できなくなった未完了の画像データを、画像データ格納手段204の中から読み出して先頭エリアにコピーする(ステップS213)。
【0120】
この時点で他の画像データのプリント処理を実行中であれば、その実行中のプリント処理が完了してから、CPU101は、給紙搬送のための給紙処理を行う(ステップS206)。そして、その後、CPU101は、画像データの読み出し(ステップS207)、プリント処理(ステップS208)を実行する。ここでは、リングバッファである画像データ格納手段204の先頭エリアに未完了の画像データがコピーされているため、その未完了の画像データがプリント処理される。
【0121】
また、ステップ213で画像データ格納手段204の先頭エリアに未完了の画像データをコピーした時点で他の画像データのプリント処理を実行していなければ、CPU101は、即座に給紙搬送のための給紙処理を行う(ステップS206)。そして、その後、CPU101は、画像データの読み出し(ステップS207)、プリント処理(ステップS208)を実行する。ここでは、リングバッファである画像データ格納手段204の先頭エリアに未完了の画像データがコピーされているため、その未完了の画像データがプリント処理される。
【0122】
すなわち、現像処理ユニット4にてジャムなどが発生した場合に、従来であれば画像データ格納手段204には画像データが残っていないため、さらに、ホスト装置でも転送処理が完了してしまっているため、復旧(再露光記録)をすることができないという問題があったが、本実施の形態例では画像データ格納手段204には画像データが残っているために、復旧(再露光記録)をすることが可能になる。また、夜間に自動運転するような画像記録装置でも、以上のような復旧により、エラーとして装置が停止してしまう事態を未然に防止することが可能になる。
【0123】
なお、以上の画像データ格納手段204では、受信された画像データをリングバッファ形式で格納することにより、画像データを環状に記憶していくため、必要な期間(現像処理されて機外へ搬出され終わるまで)は露光記録された画像データを少なくとも保持しており、また搬出後に画像データが不要になった後には順番に上書きされるため特別な消去作業は不要になる。
【0124】
また、以上の実施の形態例では画像データ格納手段204をリングバッファ形式で利用していたが、画像データ格納手段204のその他の領域をリングバッファではない通常のメモリとして利用することも可能である。その場合には、リングバッファでない通常のメモリとして利用するエリアに、テストチャートやカラーコレクションテーブルなどの画像データ以外のデータを保持させ、一度使用した後も次回の使用に備えて保持することが可能になる。
【0125】
そして、このように、テストチャートやカラーコレクションテーブルなどの画像データ以外のデータを保持させる場合には、保持すべきデータのそれぞれに属性情報を付与し、CPU101が該属性情報によって保持するか否かの制御を行うことが好ましい。このようにすることで、画像データ以外のその他のデータを必要に応じて確実に必要な期間保持しておくことが可能になる。
【0126】
以上説明した本実施の形態例における「画像データ環状記憶処理」により、以下に述べるような効果が得られる。
【0127】
(A)以上の実施の形態例では、各色毎に色分解された状態の画像データを受信し、画像データに基づいて、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、感光材料にカラー画像を記録する際に、画像データ格納手段は、受信された画像データを複数格納可能な領域を有し、露光記録された画像データについて、現像手段で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持している。
【0128】
この結果、露光記録が完了した後の現像処理等の段階でジャムが発生した場合であっても、ホスト装置でも転送処理が完了してしまっているものの、画像データ格納手段には画像データが残っているために、復旧(再露光記録)をすることが可能になる。また、夜間に自動運転するような画像記録装置でも、以上のような復旧により、エラーとして装置が停止してしまう事態を未然に防止することが可能になる。
【0129】
(B)また、画像データ格納手段は、受信された前記画像データをリングバッファ形式で格納することにより、画像データを環状に記憶していくため、必要な期間(現像処理されて機外へ搬出され終わるまで)は露光記録された画像データを少なくとも保持しており、また搬出後に画像データが不要になった後には上書きされるため特別な消去作業は不要になる。
【0130】
(C)また、テストチャートやカラーコレクションテーブルなどの画像データ以外のデータについても、データ格納手段で保持し、一度使用した後も次回の使用に備えて保持することが可能になる。
【0131】
(D)また、画像データ格納手段において保持すべきデータのそれぞれに属性情報を付与し、該属性情報によって保持するか否かの制御を行うようにしており、画像データやその他のデータを必要に応じて確実に必要な期間保持しておくことが可能になる。
【0132】
〈その他の実施の形態例〉
図10において感光材料を収容したカートリッジが複数ある状態を示したが、一方のカートリッジから給紙しようとして給紙処理(図2S206)を開始した時点で紙切れが発生した場合、従来であれば、CPU101の制御によってその後の処理が全て停止した状態に陥る。すなわち、ホスト装置であるRIP500側では画像データを送信し終わっており、画像記録装置100側で画像データを保持した状態である。
【0133】
ところが、リングバッファ形式の画像データ格納手段204を備えた本実施の形態例の画像記録装置によれば、リングバッファ形式の画像データ格納手段204の先頭の次のエリアに格納された画像データをプリント処理するのに必要な感光材料が他方のカートリッジに収容されていれば、リングバッファ形式の画像データ格納手段204の先頭エリアの画像データのプリント処理を中断して、次の画像データの給紙処理とプリント処理とを先に実行することも可能である。そして、先頭エリアの画像データに必要な感光材料の交換が完了してから、先頭エリアの画像データのプリント処理を再開することが可能になる。この場合も、夜間に自動運転するような画像記録装置でも、以上のような振り替え処理により、エラーとして装置が停止してしまう事態を未然に防止することが可能になる。
【0134】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、露光記録が完了した後の現像処理等の段階でジャムが発生した場合であっても、再び露光記録して復旧することが可能な画像記録装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本本発明の実施の形態例の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図3】制御部の給紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図4】制御部のプリント処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】制御部の排紙処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】制御部の搬出処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態例の画像データ格納手段の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態例の画像記録装置の全体構成を示す外観図である。
【図9】本発明の実施の形態例のカラープルーフ作成装置の内部構成を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態例の紙装填部、給紙部および排紙部を示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態例の主走査部および副走査部を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態例の露光ユニットの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置
2 装置本体
3 露光ユニット
4 現像処理ユニット
7 紙装填部
8 操作部
10 カートリッジ
11 液晶パネル
12 タッチパネル
15 排紙部
20 給紙部
21 給紙ローラー
22、25 カッター
23 給紙ローラー
24、18 シャッター
26 中間ローラ
27 エンコーダローラー
28 搬送ローラ
29 アキュームレーターガイド
30 主走査部
31 ドラム
32 光学ユニット
33 軸受
34 支持台
35 プーリ
36 ベルト
37 ロータリーエンコーダ
40 副走査部
41 第2露光部
42 現像部
43 定着部
44 安定部
45 乾燥部
46 スクイズローラ
50 排紙部
51 剥離ガイド
54 アキュームレーター部
55 出口シャッター
76 露光室
100 制御部
110 排紙制御手段
G1,G2、G3 搬送ガイド

Claims (4)

  1. 各色毎に色分解された状態の画像データを受信し、前記画像データに基づいて、複数の発色層からなる感光材料を波長の異なる光を発する複数の各光源により露光して、前記感光材料にカラー画像を記録する画像記録装置であって、
    色分解された画像データを受信する受信手段と、
    受信された前記画像データを格納する画像データ格納手段と、
    前記画像データ格納手段に格納されている前記画像データに基づいて前記感光材料上に露光記録する露光手段と、
    前記露光記録された感光材料を現像処理する現像手段と、
    前記露光手段での露光記録の制御および前記現像手段で現像処理の制御を行う制御手段と、を有し、
    前記画像データ格納手段は、受信された前記画像データを複数格納可能な領域を有し、露光記録された前記画像データについて、前記現像手段で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持する、ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記画像データ格納手段は、受信された前記画像データをリングバッファ形式で格納することにより、露光記録された前記画像データについて、前記現像手段で現像処理されて機外へ搬出され終わるまでは保持する、ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記画像データ格納手段は、通常の画像データ以外のデータを格納し、使用後も保持する、ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記画像データ格納手段において保持すべきデータのそれぞれに属性情報を付与し、該属性情報によって保持するか否かの制御を行う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像記録装置。
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