JP2002365736A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2002365736A
JP2002365736A JP2001176632A JP2001176632A JP2002365736A JP 2002365736 A JP2002365736 A JP 2002365736A JP 2001176632 A JP2001176632 A JP 2001176632A JP 2001176632 A JP2001176632 A JP 2001176632A JP 2002365736 A JP2002365736 A JP 2002365736A
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color
image
recording
data
photosensitive material
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JP2001176632A
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Masato Doi
正人 土居
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LUTの記憶容量、バッファの記憶容量を増
大させず、分色データの色数を限定することなく、カラ
ー画像を記録する。 【解決手段】 1枚のカラー画像を構成する少なくとも
2色の分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの
各発色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料
からなる記録媒体上にカラー画像を記録する画像記録装
置であって、複数波長の光源の発光組み合わせにより前
記記録媒体にカラー画像を記録する画像記録手段320
R,320G,320Bを有し、ネガカラー感光材料に
多重露光すると共に、LUTの色変換を多重露光に合わ
せて行うことで、カラー画像を形成する。この結果、ル
ックアップテーブルの記憶容量、バッファの記憶容量を
従来より増大させることなく、分色データの色数を限定
することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録装置に関
し、特に、RIP(ラスタ・イメージ・プロセッサ)で
処理されたホスト装置からの網点画像データに基づき、
光源によって感光材料からなる記録媒体を感光させるこ
とで、印刷版の基となる画像データのチェックを行なう
プルーフを作成する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、カラー印刷物を作成する際に
は、原稿フィルムの段階で色校正を行うことがあり、C
(シアン)版、M(マゼンタ)版、Y(イエロー)版、
及びK(墨色)版に色分解された各色分解網原稿フィル
ムを使って校正物(プルーフ)を作成し、本番の印刷版
を作成する前に、原稿フィルムのレイアウトに間違いが
ないか、色間違いがないか、文字の誤りがないか等を検
査し、印刷物の仕上がりを事前に確認するようにしてい
る。
【0003】近年、プルーフの作成は、DDCP(direc
t digital color proof)方式により行うようになってき
た。DDCPの1つの手法として、各色分解網原稿の網
点画像データに基づいて、銀塩カラー感光材料に、例え
ばR,G,B等の波長の異なる複数の光の組み合わせか
らなる光点を露光して、上述したCMYKの各ドットを
発色させる手法が用いられる。
【0004】ところで、近年では、DTP(Desk Top P
ublishing)等の普及により、スキャナから入力した画
像をコンピュータのソフトウェア上で画像編集,ページ
面付けする作業が一般化し、フルディジタルでの編集も
珍しくなくなってきている。
【0005】このような工程では、さらなる効率化を目
指して、フィルムにページ編集済みの画像データを直接
出力するイメージセッター出力や、印刷版に直接画像記
録を行うCTP(Computer to Plate)出力、さらには印
刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を
行うCTC(Computer to Cylinder)が行われる。
【0006】この場合、校正確認の為だけに一端フィル
ム出力や印刷版出力を行い、印刷校正や、その他の校正
材料による校正を行うことは、フィルム、印刷版のムダ
や余計な作業が多くなる問題がある。
【0007】その為、特に、このようなコンピュータに
よるフルディジタルの画像作成、編集を行う工程では、
DDCP(Direct Digital Color Proof、ないしはDC
P(Digital Color Proof))と呼ばれる直接カラー画像出
力を行うシステムが求められている。
【0008】このようなDDCPは、コンピュータ上で
加工されたディジタル画像データからイメージセッタな
どで製版用フィルム上に記録したり、CTPで直接印刷
版を作成する最終的な印刷作業を行なったり、CTCで
印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録
を行ったりなどする前に、コンピュータ上で加工された
ディジタル画像が示す出力対象を再現するプルーフを作
成し、その絵柄、色調、文章文字等の確認を行なうもの
である。
【0009】また、このような印刷工程における校正の
プロセスでは、 1)作業現場内部のミスの確認、すなわち内校、 2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出される
外校、 3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供
される印刷見本、の、主として3つの用途にプルーフが
作成、使用される。
【0010】この際、内部の確認用、及び一部の外校用
途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズから、
網点画像再現ができない校正材料、すなわち、昇華転写
方式による校正や、インクジェット、電子写真などの出
力物を主として体裁確認用の校正として使用するケース
があるが、ハイライト部の再現性や、細かいディティー
ルの確認、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切な
干渉縞の確認等の為には、やはり印刷網点を忠実に再現
するプルーフが強く望まれているのが実状である。
【0011】このようなニーズに対し、近年ハイパワー
ヒートモードレーザーを用いて、昇華転写記録媒体や、
感熱記録媒体に画像露光を行い、印刷本紙に転写するタ
イプのDDCPが普及し始めている。この種の装置で
は、レーザーにオン/オフデータ(2値データ)を与え
るだけで像形成が可能である。従って、画素データで直
接光源を駆動すればよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような画像記録
装置では、一般的には、YMCKの4色の分色データを
順次受け取り、それぞれの分色データをバッファに格納
する。そして、これらYMCKの分色データを一度に読
み出して、YMCK→RGBのLUT(ルックアップテ
ーブル)でRGBの記録色の画像データに変換し、ポジ
感光材料の記録媒体に対して3色光源を使用してRGB
を同時に露光するようにしていた。なお、ポジ感光材料
では、露光により記録媒体に含まれる色素を抜くため、
RGBの記録色による露光は別々ではなく同時に行う必
要があった。
【0013】〈第1の問題点〉ルックアップテーブルは
ハードディスクなどの画像記憶領域上に形成されてお
り、必要に応じて不揮発性のメモリから読み込まれるも
のである。すなわち、この種の画像記録装置では、YM
CKの画素値をアドレスとしてRGB値を変換データと
するルックアップテーブルを用いており、YMCK→
R、YMCK→G、YMCK→Bのデータに相当する記
憶容量が必要となる。
【0014】また、上述したように、記録媒体に対して
は同時記録が必要であるため、各色の分色データをルッ
クアップテーブルのアドレスとして同時に与える必要が
ある。すなわち、分色データの色数が増えた場合には、
色数に応じてルックアップテーブルの入力アドレスを増
やさなければならない。これは、ルックアップテーブル
の次元数が増えることになるため、ルックアップテーブ
ルの容量が増大することになる。逆に、ルックアップテ
ーブルを格納する記憶領域の容量が限られていれば、使
用可能な分色データの色数が限定されることになる。
【0015】〈第2の問題点〉また、上述したように、
記録媒体に対しては同時記録が必要であるため、各色の
分色データをルックアップテーブルのアドレスとして同
時に与える必要がある。すなわち、分色データの色数が
増えた場合には、色数に応じて、ルックアップテーブル
入力前に分色データを一時的に格納しておくバッファの
容量を増やさなければならない。逆に、バッファの容量
が限られていれば、使用可能な分色データの色数が限定
されることになる。
【0016】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、ルックアップテーブルの記
憶容量、バッファの記憶容量を増大させることなく、分
色データの色数を限定することなく、ホスト装置からの
複数色の分色データに基づき、光源によって感光材料か
らなる記録媒体を感光させて画像を記録可能な画像記録
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、以下に
述べるそれぞれの解決手段によって解決されるものであ
る。
【0018】(1)請求項1記載の発明は、1枚のカラ
ー画像を構成する少なくとも2色の分色データを受け取
り、少なくともY,M,Cの各発色層を有する加法混色
法を利用したカラー感光材料からなる記録媒体上にカラ
ー画像を記録する画像記録装置であって、複数波長の光
源の発光組み合わせにより前記記録媒体にカラー画像を
記録する画像記録手段を有し、前記分色データの色数毎
あるいは前記光源の波長毎に露光を繰り返すことで前記
記録媒体に多重記録してカラー画像を形成する、ことを
特徴とする画像記録装置である。
【0019】この画像記録装置の発明では、複数波長の
光源の発光組み合わせにより、少なくともY,M,Cの
各発色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料
の記録媒体に対してカラー画像を記録する画像記録手段
を有しており、分色データの色数毎、あるいは、光源の
波長毎に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録して
カラー画像を形成するようにしている。
【0020】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源で、分色データを1色ずつ多重記録してフ
ルカラー画像を得るようにしているため、画素単位で複
数波長の光源組み合わせを切り換える必要が無く、回路
構成が単純化可能である。
【0021】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、その
記憶容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コスト
を大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの
色数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分
色データに基づき、光源によって感光材料からなる記録
媒体を感光させて画像を記録することが可能となる。
【0022】(2)請求項2記載の発明は、墨(K)版
を含む少なくとも2色の分色データを受け取り、少なく
ともY,M,Cの各発色層を有する加法混色法を利用し
たカラー感光材料からなる記録媒体上にカラー画像を記
録する画像記録装置であって、複数波長の光源の発光組
み合わせにより前記記録媒体にカラー画像を記録する画
像記録手段と、前記墨版の画像データを最初に受け取
り、少なくとも、前記墨版データを格納する画像データ
記憶手段と、を設け、1枚のカラー画像を構成する前記
墨版以外の前記分色データの色数分光源走査を繰り返す
ことで前記感光材料に多重記録してカラー画像を形成す
る、ことを特徴とする画像記録装置である。
【0023】この画像記録装置の発明では、墨(K)版
を含む少なくとも2色の分色データを受け取り、少なく
ともY,M,Cの各発色層を有する加法混色法を利用し
たカラー感光材料からなる記録媒体上にカラー画像を記
録する際に、複数波長の光源の発光組み合わせにより記
録媒体にカラー画像を記録する画像記録手段と、前記墨
版の画像データを最初に受け取り、少なくとも、前記墨
版データを格納する画像データ記憶手段とを備え、1枚
のカラー画像を構成する墨版以外の分色データの色数分
光源走査を繰り返すことで前記感光材料に多重記録して
カラー画像を形成するようにしている。
【0024】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源で、墨版以外の分色データを1色ずつ多重
記録してフルカラー画像を得るようにしているため、画
素単位で複数波長の光源組み合わせ切り換えが二段階に
抑えることができ、回路構成が単純化可能であり、か
つ、黒と他色の重畳領域も忠実に再現することが可能と
なる。従って、装置コストを抑えつつ、より高画質なカ
ラー画像を再現することが可能となる。
【0025】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、その
記憶容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コスト
を大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの
色数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分
色データに基づき、光源によって感光材料からなる記録
媒体を感光させて画像を記録することが可能となる。
【0026】(3)請求項3記載の発明は、1枚のカラ
ー画像を構成するYMCKの各分色データを受け取り、
少なくともY,M,Cの各発色層を有する加法混色法を
利用したカラー感光材料からなる記録媒体上にカラー画
像を記録する画像記録装置であって、複数波長の光源の
発光組み合わせにより、前記記録媒体にカラー画像を記
録する画像記録手段と、カラー画像を構成する基本色と
なるYMCKの各分色データを少なくとも1頁分格納す
る画像データ記憶手段と、を有し、前記YMCKの分色
データを前記画像データ記憶手段に順次格納した後、前
記YMCKの分色データを前記画像データ記憶手段から
同時に読み出して、前記記録媒体にカラー画像を記録
し、このYMCKデータによるカラー画像の記録の後
に、前記YMCK以外で画像を構成する分色データを外
部から受け取って前記画像データ記憶手段に格納し、前
記YMCK以外の分色データを前記画像データ記憶手段
から読み出して、前記記録媒体に対してYMCK以外の
色の画像を多重記録する、ことを特徴とする画像記録装
置である。
【0027】この画像記録装置の発明では、YMCKの
各分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料から
なる記録媒体上にカラー画像を記録する際に、複数波長
の光源の発光組み合わせにより、前記記録媒体にカラー
画像を記録する画像記録手段と、カラー画像を構成する
基本色となるYMCKの各分色データを少なくとも1頁
分格納する画像データ記憶手段と、を備えておき、YM
CKの分色データを画像データ記憶手段に順次格納した
後、YMCKの分色データを画像データ記憶手段から同
時に読み出して、記録媒体にカラー画像を記録し、この
YMCKデータによるカラー画像の記録の後に、YMC
K以外で画像を構成する分色データを外部から受け取っ
て前記画像データ記憶手段に格納し、YMCK以外の分
色データを画像データ記憶手段から読み出して、記録媒
体に対してYMCK以外の色の画像を多重記録するよう
にしている。
【0028】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源で、YMCKの分色データとYMCK以外
の分色データとを別々に多重記録してフルカラー画像を
得るようにしているため、画素単位で複数波長の光源組
み合わせ切り換えが二段階に抑えることができ、回路構
成が単純化可能であり、かつ、YMCKとYMCK以外
の色との重畳領域も忠実に再現することが可能となる。
従って、装置コストを抑えつつ、より高画質なカラー画
像を再現することが可能となる。
【0029】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、その
記憶容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コスト
を大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの
色数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分
色データに基づき、光源によって感光材料からなる記録
媒体を感光させて画像を記録することが可能となる。
【0030】すなわち、YMCK以外の分色データ(特
色の分色データ)を用いる場合であっても、YMCKと
特色とを分割露光するようにしているため、特色用のデ
ータバッファを用いる必要がなくなる。
【0031】(4)請求項4記載の発明は、1枚のカラ
ー画像を構成するYMCKの各分色データを受け取り、
少なくともY,M,Cの各発色層を有する加法混色法を
利用したカラー感光材料からなる記録媒体上にカラー画
像を記録する画像記録装置であって、複数波長の光源の
発光組み合わせにより、前記記録媒体にカラー画像を記
録する画像記録手段と、カラー画像を構成する基本色と
なるYMCKの各分色データを少なくとも1頁分格納す
る画像データ記憶手段と、を有し、前記YMCKの分色
データを前記画像データ記憶手段に順次格納した後、前
記YMCKの分色データを前記画像データ記憶手段から
同時に読み出して、前記記録媒体にカラー画像を記録
し、このYMCKデータによるカラー画像の記録の後
に、前記YMCK以外で画像を構成する分色データを外
部から受け取って前記画像データ記憶手段のK以外の領
域に格納し、前記YMCK以外の分色データとKの分色
データとを前記画像データ記憶手段から読み出してこれ
らの組み合わせにより前記記録媒体に対してYMCK以
外の色の画像を多重記録する、ことを特徴とする画像記
録装置である。
【0032】この画像記録装置の発明では、YMCKの
各分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料から
なる記録媒体上にカラー画像を記録する際に、複数波長
の光源の発光組み合わせにより、前記記録媒体にカラー
画像を記録する画像記録手段と、カラー画像を構成する
基本色となるYMCKの各分色データを少なくとも1頁
分格納する画像データ記憶手段と、を備えておき、YM
CKの分色データを画像データ記憶手段に順次格納した
後、YMCKの分色データを画像データ記憶手段から同
時に読み出して、記録媒体にカラー画像を記録し、この
YMCKデータによるカラー画像の記録の後に、YMC
K以外で画像を構成する分色データを外部から受け取っ
て画像データ記憶手段のK以外の領域に格納し、YMC
K以外の分色データとKの分色データとを画像データ記
憶手段から読み出してこれらの組み合わせにより記録媒
体に対してYMCK以外の色の画像を多重記録するよう
にしている。
【0033】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源で、YMCKの分色データとYMCK以外
の分色データとを別々に多重記録してフルカラー画像を
得るようにしているため、画素単位で複数波長の光源組
み合わせ切り換えが二段階に抑えることができ、回路構
成が単純化可能であり、かつ、YMCKとYMCK以外
の色との重畳領域も忠実に再現することが可能となる。
従って、装置コストを抑えつつ、より高画質なカラー画
像を再現することが可能となる。
【0034】すなわち、YMCK4色以上の分色データ
を有する画像記録時は、K色以外の3色分の画像データ
記憶手段に残りの色データを格納し、かつ、格納データ
色に応じて光源駆動データ組み合わせを書き換えて記録
媒体上に多重記録するように構成することで、画像を構
成する分色数に制約されず、フルカラー画像を再現する
ことが可能となる。
【0035】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、その
記憶容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コスト
を大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの
色数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分
色データに基づき、光源によって感光材料からなる記録
媒体を感光させて画像を記録することが可能となる。
【0036】(5)請求項5記載の発明は、カラー画像
を記録する対象である上記少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料から
なる記録媒体は、ネガカラー感光材料である、ことを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像
記録装置である。
【0037】すなわち、上記(1)〜(4)の画像記録
装置がカラー画像を記録する対象とする、少なくとも
Y,M,Cの各発色層を有する加法混色法を利用したカ
ラー感光材料からなる記録媒体は、ネガカラー感光材料
である。
【0038】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層をネガカラー感光材料に複数波長の光源で、分色デ
ータを1色ずつ多重記録してフルカラー画像を得るよう
にしているため、画素単位で複数波長の光源組み合わせ
を切り換える必要が無く、回路構成が単純化可能であ
る。
【0039】(6)請求項6記載の発明は、墨(K)版
を含む少なくとも2色の分色データを受け取り、少なく
ともY,M,Cの各発色層を有する減法混色法を利用し
たカラー感光材料からなる記録媒体上にカラー画像を記
録する画像記録装置であって、複数波長の光源の発光組
み合わせにより前記記録媒体にカラー画像を記録する画
像記録手段と、前記墨版の画像データを最初に受け取
り、少なくとも、前記墨版データを格納する画像データ
記憶手段と、を設け、1枚のカラー画像を構成する前記
墨版以外の前記分色データの色数分光源走査を繰り返す
ことで前記感光材料に多重記録してカラー画像を形成す
る、ことを特徴とする画像記録装置である。
【0040】この画像記録装置の発明では、墨(K)版
を含む少なくとも2色の分色データを受け取り、少なく
ともY,M,Cの各発色層を有する減法混色法を利用し
たカラー感光材料からなる記録媒体上にカラー画像を記
録する際に、複数波長の光源の発光組み合わせにより記
録媒体にカラー画像を記録する画像記録手段と、前記墨
版の画像データを最初に受け取り、少なくとも、前記墨
版データを格納する画像データ記憶手段とを備え、1枚
のカラー画像を構成する墨版以外の分色データの色数分
光源走査を繰り返すことで前記感光材料に多重記録して
カラー画像を形成するようにしている。
【0041】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する減法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源で、墨版以外の分色データを1色ずつ多重
記録してフルカラー画像を得るようにしているため、画
素単位で複数波長の光源組み合わせ切り換えが二段階に
抑えることができ、回路構成が単純化可能であり、か
つ、黒と他色の重畳領域も忠実に再現することが可能と
なる。従って、装置コストを抑えつつ、より高画質なカ
ラー画像を再現することが可能となる。
【0042】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、その
記憶容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コスト
を大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの
色数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分
色データに基づき、光源によって感光材料からなる記録
媒体を感光させて画像を記録することが可能となる。
【0043】(7)請求項7記載の発明は、カラー画像
を記録する対象である上記少なくともY,M,Cの各発
色層を有する減法混色法を利用したカラー感光材料から
なる記録媒体は、ポジカラー感光材料である、ことを特
徴とする請求項6記載の画像記録装置である。
【0044】すなわち、上記(6)の画像記録装置がカ
ラー画像を記録する対象とする、少なくともY,M,C
の各発色層を有する減法混色法を利用したカラー感光材
料からなる記録媒体は、ポジカラー感光材料である。
【0045】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層をポジカラー感光材料に複数波長の光源で、分色デ
ータを1色ずつ多重記録してフルカラー画像を得るよう
にしているため、画素単位で複数波長の光源組み合わせ
を切り換える必要が無く、回路構成が単純化可能であ
る。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、実
施の形態に限定されるものではない。
【0047】〈装置の全体構成〉図4乃至図6に本発明
の画像記録装置が適用されるカラープルーフ作成装置を
示す。なお、本発明の画像記録装置はカラーに限られる
ものではなく、モノクロの画像記録であってもよい。こ
こでは、一例として、カラーの画像記録装置としてカラ
ープルーフ作成装置について説明を行う。
【0048】図4はカラープルーフ作成装置の斜視図、
図5は給紙カバーを開いた状態のカラープルーフ作成装
置の斜視図、図6は、カラープルーフ作成装置の内部構
成の模式図である。本装置は、本発明の実施の形態の一
例である。本装置の構成によって、本発明の装置の実施
の形態の一例が示される。また、本装置の動作によっ
て、本発明の方法の実施の形態の一例が示される。
【0049】カラープルーフ作成装置1の装置本体2に
は、露光ユニット3および現像処理ユニット4が備えら
れている。露光ユニット3は、上面パネル5及び前面パ
ネル6が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面及び
前面側から行われる。露光ユニット3の上部には、現像
部側に紙装填部7が配置され、この紙装填部7の前側の
装置本体2の前面側に操作部8が配置されている。紙装
填部7には、給紙カバー9が開閉可能に設けられ、給紙
カバー9により感光材料(以下、ペーパーまたは感材と
もいう)を収納したカートリッジ10がセット可能であ
る。操作部8には、液晶パネル11とタッチパネル12
が設けられている。
【0050】現像処理ユニット4には、上面パネル13
及び補給パネル14が開閉可能に設けられ、メンテナン
スが上面側から行われ、処理液の補充が前面側から行わ
れる。現像処理ユニット4の側部には排紙部15が設け
られ、処理された感光材料が排紙部15に排出される。
【0051】図6はカラープルーフ作成装置の概略構成
を示す図である。露光ユニット3には、給紙部20、主
走査部30、副走査部40、排紙部50及びアキューム
部60が備えられている。給紙部20には、給紙ローラ
21a,21b、カッター22及びドラム給排紙ローラ
23が備えられている。給紙ローラ21a,21bによ
りカートリッジ10からの感光材料を引き出して、カッ
ター22で所定の長さに切断し、ドラム給排紙ローラ2
3を介して主走査部30へ送る。
【0052】主走査部30には、ドラム31が回転可能
に設けられ、感光材料がドラム31の外表面に吸着され
て一体に回転する。ドラム31に対向して光学ユニット
32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によ
りドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニッ
ト32は、デジタル画像信号を受けてドラム31に吸着
された感光材料に光ビームで露光して画像の書き込みを
行う。
【0053】排紙部50が剥離ガイド51を備え、この
剥離ガイド51により、書き込みが終了した感光材料を
ドラム31から剥離して現像処理ユニット4へ送り込
む。このとき、現像処理ユニット4の搬送速度の方が露
光ユニット3の排紙速度より遅い場合は、排紙速度が高
速のままアキューム部60に送り込み、感光材料をアキ
ューム部60に垂れ下がるようにしてアキュームさせ、
現像処理ユニット4との搬送タイミングを合わせ、露光
ユニット3の処理能力を落とさないようにしている。
【0054】現像処理ユニット4には、第2露光部41
(以下、反転露光ダイレクトポジ感材の例で記載す
る)、現像部42、定着部43、安定部44及び乾燥部
45が備えられている。第2露光部41により露光ユニ
ット3で露光されなかった部分の感光材料が疑似画像を
形成し、第2露光された感光材料は、現像部42、定着
部43及び安定部44へ搬送して現像処理され、この処
理された感光材料は乾燥部45で乾燥して排紙部15へ
送出される。
【0055】次に、カラープルーフ作成装置の各部構成
を図7乃至図9について詳細に説明する。図7は紙装填
部及び給紙部を示す側面図、図8は主走査部及び副走査
部を示す平面図、図9は排紙部及びアキューム部を示す
側面図である。
【0056】紙装填部7には、給紙カバー9が上面パネ
ル5に開閉可能に設けられ、給紙カバー9を開いた状態
で装填口70にカートリッジ10がセットされる。カー
トリッジ10をセットした状態で給紙カバー9を閉じ、
ロック機構71で給紙カバー9がロックされる。ロック
機構71はカバーロックモーターM1により動作する。
給紙カバー9にはカートリッジ有無センサS1が設けら
れ、装填口70にはカバー閉検出センサS2及びカバー
ロック検出センサS3が設けられている。カートリッジ
10は、感光材料の先端部を所定長さ引き出した状態
で、給紙部20の給紙ローラー21a,21bの位置に
セットする。
【0057】給紙部20には、給紙ローラー21a,2
1bとカートリッジ10との間にペーパーエンドセンサ
S4が設けられ、このペーパーエンドセンサS4により
カートリッジ10から引き出される感光材料の終端を検
出する。一方の給紙ローラー21aは位置が固定され、
他方の給紙ローラー21bはローラ移動機構24により
移動可能になっており、ペーパー搬送動作中以外はロー
ラー圧着によるペーパーしわ発生防止のため給紙ローラ
ー21bを待機位置へ移動させる。ローラ移動機構24
は、給紙ローラー圧着解除モーターM2により動作す
る。
【0058】感光材料の搬送中は、給紙ローラー21b
を搬送位置に移動させて感光材料を対向する給紙ローラ
ー21a,21bとの間で圧着する。給紙ローラー21
bの位置は、給紙ローラー圧着位置検出センサS5及び
給紙ローラー解除位置検出センサS6により検出され
る。給紙ローラー21aは、給紙モーターM3により動
作する。
【0059】カッター22はカッターモーターM20に
より動作する。カッター22とドラム給排紙ローラー2
3との間には、エンコーダーローラー25及びガイド2
6が設けられている。エンコーダーローラー25は回転
により感光材料を送ると共に、感光材料の送り量を検出
する。
【0060】ドラム給排紙ローラー23は、ローラー移
動機構27により圧着位置と解除位置へ移動可能になっ
ている。このドラム給排紙ローラー23は、ドラム給排
紙モーターM4により駆動される。ドラム給排紙ローラ
ー23の位置は、この図には現れないドラム給排紙ロー
ラー圧着位置検出センサS7及びドラム給排紙ローラー
解除位置検出センサS8により検出される。ローラ移動
機構27は、ドラム給排紙ローラー圧着解除モーターM
5により動作する。
【0061】主走査部30のドラム31の両端の軸部3
1a,31bは、軸受33a,33bを介して支持台3
4a,34bに回転可能に軸支されている。ドラム31
の一方の軸部31aには、駆動プーリ35aが設けら
れ、この駆動プーリ35aはドラム回転モーターM6の
出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム
回転モーターM6の駆動によりドラム31が回転する。
また、ドラム31の一方の軸部31aには、ロータリー
エンコーダー37が設けられ、回転パルスを出力してド
ラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0062】ドラム31の他方の軸部31bは、吸引ブ
ロアP1に連結されている。ドラム31は中空体で形成
され、表面には吸着孔31cが形成され、吸引ブロアP
1の駆動によりドラム31の内部が減圧されて感光材料
がドラム31の表面に吸着される。
【0063】光学ユニット32には、レッドLEDユニ
ット320R、グリーンLEDユニット320G、ブル
ーLEDユニット320Bが配置されている。レッドL
EDユニット320R、グリーンLEDユニット320
G及びブルーLEDユニット320Bからの光ビーム
は、ミラー325,326,327を介して、集光レン
ズ331からドラム31上の感光材料Pに画像を露光す
る。露光シャッター332は露光ソレノイド333によ
り開閉することで、露光開始/終了時に光路の開閉を行
なう。
【0064】光学ユニット32は、移動ベルト340に
固定され、一対のガイドレール341,342に案内さ
れてドラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。
移動ベルト340は一対のプーリ343,344に掛け
渡され、一方のプーリ344は副走査モーターM7の出
力軸345に連結され、副走査モーターM7の駆動によ
り光学ユニット32がドラム軸と平行に移動する。
【0065】光学ユニット32のドラム軸方向に副走査
基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出セ
ンサS12及び副走査オーバーラン位置検出センサS1
3が配置されている。副走査基準位置検出センサS11
の副走査基準位置検出で光学ユニット32が停止してお
り、この副走査基準位置から副走査が開始され、画像サ
イズに対応した移動量で副走査が停止されて副走査基準
位置へ移動して復帰させる。
【0066】排紙部50には、搬送ローラー52,5
3、搬送ガイド54、剥離ガイド51及び出口シャッタ
ー55が配置されている。搬送ローラー52,53は搬
出モーターM8で連動して駆動される。剥離ガイド51
は剥離ガイド上下モーターM9により上下動され、上位
置では剥離ガイド51の爪部51aがドラムの感光材料
を剥離し、下位置では、感光材料をアキュームさせる。
剥離ガイド51の開閉は、剥離ガイド開センサS14と
剥離ガイド閉センサS15により検出される。感光材料
の排紙路には剥離ジャム検出センサS30が備えられて
いる。
【0067】出口シャッター55は、出口シャッターモ
ーターM10で開閉される。出口シャッター55の開閉
は、出口シャッター開検出センサS16で検出される。
出口シャッター55は感光材料の排出タイミングを決定
し、所定のタイミングで出口シャッター55を開いて感
光材料を現像処理ユニット4へ送出する。また、感光材
料が現像処理ユニット4へ送り込まれることを検出する
出口センサS31が設けられている。
【0068】アキューム部60は、排紙部50の下方位
置に配置され、剥離ガイド51が下方へ移動すること
で、感光材料がアキューム部60に垂れ下がる。このよ
うにして高速(現像搬送速度に対し)で感光材料をアキ
ュームさせることで、感光材料を傷つけることなく現像
処理ユニット4に送り込むことができる。
【0069】図10に、本装置の電気的構成をブロック
図で示す。この図10に示すように、制御部100は、
CPU101、RAM102及びROM103を有し、
I/Oポート104,105を介してセンサ類及びアク
チュエータ群に接続され、センサ類からの情報に基づき
アクチュエータ群を制御する。
【0070】センサ類としては、前述したカートリッジ
有無センサS1、カバー閉検出センサS2、カバーロッ
ク検出センサS3、ペーパーエンドセンサS4、給紙ロ
ーラー圧着位置検出センサS5、給紙ローラー解除位置
検出センサS6、ドラム給排紙ローラー圧着位置検出セ
ンサS7、ドラム給排紙ローラー解除位置検出センサS
8、ペーパー先端基準位置センサS9、ペーパー送り量
検出センサS10、ローターリエンコーダ37、副走査
基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出セ
ンサS12、副走査オーバーラン位置検出センサS1
3、剥離ガイド開センサS14、剥離ガイド閉センサS
15、出口シャッター開検出センサS16、剥離ジャム
検出センサS30が接続される。また、この図には現れ
ない出口センサS31も接続される。
【0071】アクチュエータ群としては、カバーロック
モーターM1、給紙ローラー圧着解除モーターM2、給
紙モーターM3、カッターモーターM20、ドラム給排
紙モーターM4、ドラム給排紙ローラー圧着解除モータ
ーM5、ドラム回転モーターM6、副走査モーターM
7、露光シャッターソレノイド333、搬出モーターM
8、剥離ガイド上下モーターM9、出口シャッターモー
ターM10が接続され、ドライバD1,D2,D3,D
11,D5,D4,D6,D7,D333,D8,D
9,D10を介してそれぞれ駆動される。
【0072】また、操作部8は液晶パネル11がドライ
バD20により制御され、カラープルーフ作成装置の運
転状態を表示する。また、タッチパネル12からの操作
による指令は、A−D変換器120によりデジタル情報
としてCPU101に送られる。
【0073】外部接続されたRIP(ラスタ・イメージ
・プロセッサ)500から、デジタル画像情報が画像デ
ータI/F部201を介してデータバッファ204へ送
られる。
【0074】一方、ロータリーエンコーダー37からの
感光材料送り情報に基づくPLL202の出力信号に同
期させて、ドットクロック生成部203のドットクロッ
クでデジタル画像情報をデータバッファ204からLU
T(ルックアップテーブルが格納された画像メモリ)2
05およびD-A変換器206R,206G,206B
を介してドライバ207R,207G,207Bに与
え、これらドライバ207R,207G,207Bによ
りレッドLEDユニット320R、グリーンLEDユニ
ット320G、ブルーLEDユニット320Bをそれぞ
れ駆動する。
【0075】ここで、RIP500により作成された各
色(C,M,Y,K)の網点画像データは画像データI
/F部201に転送され、そこでRIPフォーマットか
ら露光用フォーマットにデータ変換されてデータバッフ
ァ204に蓄積されるようになっている。データバッフ
ァ204に1枚分の画像データが蓄積された後、全色同
時露光される。
【0076】この実施の形態例では、感光材料がネガカ
ラー感光材料の場合のカラープルーフ作成について説明
する。ポジの場合の濃度特性曲線は、図11に示すよう
なものとなる。横軸は対数で表した発光強度E、縦軸は
濃度Dである。
【0077】すなわち、ポジの場合、図に示すように、
発光量が増えるほど濃度は小さくなる。また、ネガカラ
ー感光材料の濃度特性を図13に示す。図11に示すポ
ジの特性とは逆になっていることが分かる。この実施の
形態例で使用するネガカラー感光材料の濃度特性の場
合、ポジの特性(図11)とは逆に、発光量が増えるほ
ど濃度が大きくなる。
【0078】その際、露光時の露光最小打ち込みドット
(画素と呼ぶ)に対応し、印刷物のC,M,Y,K版デ
ータが、ネガカラー感光材料の場合は図2に示すように
16通りの組み合わせでアドレスとして与えられ、ポジ
カラー感光材料の場合は図12に示すように16通りの
組み合わせでアドレスとして与えられ、これらの図に示
す通りLUT205にて指定されたR,G,Bの発光強
度の組み合わせに変換され、3波長の発光が重なってい
る画素単位で露光が行なわれる。
【0079】なお、このR,G,BへのLUTによる変
換と露光とは、分色データの色数(YMCK)毎、ある
いは、光源の波長(RGB)毎に露光を繰り返すものと
する。この動作の詳細である「多重記録処理」について
は後述する。
【0080】仮に、発光駆動がオン・オフのみのデジタ
ル変調の場合は、発光強度は0(LEDが発光しない)
か100(感材に対する最適発光量でLEDが発光す
る)のいずれかになるので、LUT205をユーザー設
定可能にする必要はない。しかし、その場合、感材の
C,M,Y,K発色濃度は固定され、標準的なインク濃
度に合わせた感材を使用することになり、インク等の印
刷条件によるばらつき、インクメーカー違いによる濃度
差に適応することができない。
【0081】それに対して、本装置では、発光駆動に階
調性を持たせたアナログ変調を採用するとともに、16
通りの組み合わせで送られてきた印刷物のC,M,Y,
K版データに対応するR,G,Bの発光強度を、発色が
最適濃度になるように自由に設定可能なLUT205を
持たせている。なお、K版がデータにある場合は全て墨
発色するため、ルックアップテーブルとして変更可能な
再現色は9通りとなる。インク等の印刷条件によるばら
つき、インクメーカー違いによる濃度差を補正する場
合、感材は発色濃度が標準的なインク濃度より高いもの
を使用した方が適応範囲を広げる点で好ましい。
【0082】ここで、タッチパネル12の操作により、
CPU101を介して、LUT205の内容を液晶パネ
ル11上に表示させることができるようになっている。
また、表示画面上で、タッチパネル12の操作により、
LUT205の内容を任意に変更できるようになってい
る。
【0083】CPU101、LUT205、液晶パネル
11及びタッチパネル12からなる部分は、本発明にお
ける調節手段の実施の形態の一例である。また、本発明
における書換手段の実施の形態の一例である。LUT2
05は、本発明における画像データ記憶手段の実施の形
態の一例である。液晶パネル11は、本発明における表
示手段の実施の形態の一例である。CPU101、画像
データI/F部201液晶パネル11及びタッチパネル
12からなる部分は、本発明におけるデータ修飾手段の
実施の形態の一例である。
【0084】〈多重記録処理〉以下、本実施の形態例の
特徴部分である多重記録処理処理について図1と図2の
説明図を参照して説明する。
【0085】図1は本実施の形態例における多重記録処
理を実行するための制御手段を構成するCPU101周
囲の構成を機能別に示す機能ブロック図である。また、
図3は主要部の構成を詳細に示すブロック図である。こ
こで図10と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0086】この図1において、101は全体の動作を
制御する制御手段としてのCPUである。このCPU1
01は、分色データの色数毎、あるいは、光源の波長毎
に露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録してカラー
画像を形成する制御手段を構成している。
【0087】また、このCPU101は、1枚のカラー
画像を構成する墨版以外の分色データの色数分光源走査
を繰り返すことで感光材料に多重記録してカラー画像を
形成する制御手段を構成している。また、このCPU1
01は、このYMCKデータによるカラー画像の記録の
後に、YMCK以外で画像を構成する分色データを外部
から受け取って画像データ記憶手段に格納し、YMCK
以外の分色データを画像データ記憶手段から読み出し
て、記録媒体に対してYMCK以外の色の画像を多重記
録する制御手段を構成している。さらに、このCPU1
01は、YMCKデータによるカラー画像の記録の後
に、YMCK以外で画像を構成する分色データを外部か
ら受け取って画像データ記憶手段のK以外の領域に格納
し、YMCK以外の分色データとKの分色データとを画
像データ記憶手段から読み出してこれらの組み合わせに
より記録媒体に対してYMCK以外の色の画像を多重記
録する制御手段を構成している。
【0088】また、110は複数のテーブルデータを格
納しているROMや不揮発性メモリなどにより構成され
た色別テーブルデータ保持部111からのテーブルデー
タを選択的に取り出すテーブル選択部である。
【0089】201はRIPなどのホスト装置からのデ
ータ(制御データとイメージデータ)を受けるためのI
/Fである。204はホスト装置から送られてくるY,
M,C,Kデータを1ライン分記憶するデータバッファ
で、Yデータバッファ204Y、Mデータバッファ20
4M、Cデータバッファ204C、Kデータバッファ2
04Kより構成されている。
【0090】なお、RIP500などのホスト装置から
送られてくるYMCKのイメージデータは、それぞれの
データバッファ204Y〜204Kに1ライン分ずつ格
納される。そして、YMCKの1ライン分ずつ格納され
たデータは、ドットクロックに同期してそれぞれが並行
して読み出され、LUT205に対してLUT変換の際
のアドレスとして与えられる。
【0091】205は各データバッファ204Y〜20
4Kからの出力をアドレスとして受けて、図2に示すよ
うな、ネガカラー感光材料を多重露光するためのR,
G,Bデータを出力するLUTである。
【0092】この発明の実施の形態例では、記録媒体に
露光を行う際に、記録色R,G,Bを一括して露光する
のではなく、RGBの波長毎に露光を繰り返すことで記
録媒体に多重記録してカラー画像を形成するようにして
いる。このため、LUTに格納するデータも、図2のB
1、B2、B3のように、従来の1/3ずつのデータを
3回に分けて格納するものである。
【0093】また、この発明の他の実施の形態例では、
記録媒体に露光を行う際に、YMCK全体をアドレスと
してRGBに色変換して、記録色R,G,Bを一括して
露光するのではなく、YMCKの分色データの色数毎に
色変換と露光を繰り返すことで記録媒体に多重記録して
カラー画像を形成するようにしている。このため、LU
Tに格納するデータも、図示しないが、YMCKのアド
レス毎、すなわち、従来の1/4ずつのデータを4回に
分けて格納するものである。
【0094】該LUT205は、アドレスバスで与えら
れる番地に、テーブル選択部110の指示に基づいて色
別テーブルデータ保持部111からR,G,Bの発光強
度を示すデータが予め与えられ、書き込まれるようにな
っている。即ち、アドレスバスで与えられる番地にデー
タバスから所定の値のR,G,Bの値が書き込まれる。
【0095】206は、LUT205の各出力を受けて
アナログ信号に変換するD-A変換器、207R,20
7G,207Bは、D-A変換器206の各出力を受け
てLEDを駆動する光源ドライバ、320R〜320B
は光源ドライバ207R,207G,207Bの出力を
受けて発光するLEDである。
【0096】このように構成された本実施の形態例の画
像記録装置の特徴的な動作や作用・効果を説明すれば、
以下の(1)〜(5)の通りである。 (1)第1の動作例:この画像記録装置の実施の形態例
では、複数波長の光源(320R,320G,320
B)の発光組み合わせにより、少なくともY,M,Cの
各発色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料
(具体例としては、ネガカラー感光材料)の記録媒体に
対してカラー画像を記録する画像記録手段を有してお
り、光源の波長毎(たとえば、R→G→B)に露光を繰
り返すことで記録媒体に多重記録してカラー画像を形成
するようにしている。
【0097】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源(320R,320G,320B)で、分
色データを1色ずつ多重記録してフルカラー画像を得る
ようにしているため、画素単位で複数波長の光源(32
0R,320G,320B)組み合わせを切り換える必
要が無く、回路構成が単純化可能である。また、分色デ
ータを記録色に変換するためのルックアップテーブルを
用いる場合であっても、図2に示したように、その記憶
容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コストを大
幅に抑えることが可能である。この実施の形態例では、
RGBを一括露光でなく3回に分けることで、LUT2
05の容量をB1,B2,B3というように、それぞれ
1/3とすることができる。さらに、分色データの色数
を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分色デ
ータに基づき、光源によって感光材料からなる記録媒体
を感光させて画像を記録することが可能となる。
【0098】(2)第2の動作例:この画像記録装置の
実施の形態例では、墨(K)版を含む少なくとも2色の
分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発色
層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料(具体
例としては、ネガカラー感光材料)からなる記録媒体上
にカラー画像を記録する際に、複数波長の光源(320
R,320G,320B)の発光組み合わせにより記録
媒体にカラー画像を記録する画像記録手段と、前記墨版
の画像データを最初に受け取り、少なくとも、前記墨版
データを格納する画像データ記憶手段とを備え、1枚の
カラー画像を構成する墨版以外の分色データの色数分光
源走査を繰り返すことで前記感光材料に多重記録してカ
ラー画像を形成するようにしている。
【0099】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源(320R,320G,320B)で、墨
版以外の分色データを1色ずつ多重記録してフルカラー
画像を得るようにしているため、画素単位で複数波長の
光源(320R,320G,320B)組み合わせ切り
換えが二段階に抑えることができ、回路構成が単純化可
能であり、かつ、黒と他色の重畳領域も忠実に再現する
ことが可能となる。従って、装置コストを抑えつつ、よ
り高画質なカラー画像を再現することが可能となる。ま
た、分色データを記録色に変換するためのルックアップ
テーブルを用いる場合であっても、その記憶容量を露光
回数に応じて減らせるため、装置コストを大幅に抑える
ことが可能であり、かつ、分色データの色数を限定する
ことなく、ホスト装置からの複数色の分色データに基づ
き、光源によって感光材料からなる記録媒体を感光させ
て画像を記録することが可能となる。
【0100】(3)第3の動作例:この画像記録装置の
実施の形態例では、YMCKの各分色データを受け取
り、少なくともY,M,Cの各発色層を有する加法混色
法を利用したカラー感光材料(具体例としては、ネガカ
ラー感光材料)からなる記録媒体上にカラー画像を記録
する際に、複数波長の光源(320R,320G,32
0B)の発光組み合わせにより、前記記録媒体にカラー
画像を記録する画像記録手段と、カラー画像を構成する
基本色となるYMCKの各分色データを少なくとも1頁
分格納する画像データ記憶手段(データバッファ20
4)と、を備えておく。
【0101】まず、YMCKの分色データを画像データ
記憶手段(データバッファ204Y〜204K)に順次
格納した後、YMCKの分色データを画像データ記憶手
段から同時に読み出して、LUT205で記録色に変換
して記録媒体にカラー画像を記録する。そして、このY
MCKデータによるカラー画像の記録の後に、YMCK
以外で画像を構成する分色データ(特色の分色データ)
を外部から受け取って前記画像データ記憶手段(データ
バッファ204Y〜204K)に格納し、このYMCK
以外の分色データを画像データ記憶手段から読み出し
て、LUT205で記録色に変換して記録媒体に対して
YMCK以外の色の画像を多重記録する。
【0102】ここで、「特色」とは、Y,M,C,Kの
合成で作成することが困難であって、予め定まった特定
の色を意味しており、「特別色」、「高彩度色材」ある
いは「ハイファイ色」などと呼ばれることもある。一般
的には、コーポレートカラーなどが、この特色に該当す
る。
【0103】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源(320R,320G,320B)で、Y
MCKの分色データとYMCK以外の分色データ(特色
の分色データ)とを別々に多重記録してフルカラー画像
を得るようにしているため、画素単位で複数波長の光源
(320R,320G,320B)組み合わせ切り換え
が二段階に抑えることができ、回路構成が単純化可能で
あり、かつ、YMCKとYMCK以外の色(特色)との
重畳領域も忠実に再現することが可能となる。従って、
装置コストを抑えつつ、より高画質なカラー画像を再現
することが可能となる。
【0104】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、その
記憶容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コスト
を大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの
色数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分
色データに基づき、光源によって感光材料からなる記録
媒体を感光させて画像を記録することが可能となる。す
なわち、YMCK以外の分色データ(特色の分色デー
タ)を用いる場合であっても、YMCKと特色とを分割
露光するようにしているため、特色用のデータバッファ
を用いる必要がなくなる。
【0105】(4)第4の動作例:この画像記録装置の
実施の形態例では、YMCKの各分色データを受け取
り、少なくともY,M,Cの各発色層を有する加法混色
法を利用したカラー感光材料(具体例としては、ネガカ
ラー感光材料)からなる記録媒体上にカラー画像を記録
する際に、複数波長の光源(320R,320G,32
0B)の発光組み合わせにより、前記記録媒体にカラー
画像を記録する画像記録手段と、カラー画像を構成する
基本色となるYMCKの各分色データを少なくとも1頁
分格納する画像データ記憶手段(データバッファ20
4)と、を備えておく。
【0106】まず、YMCKの分色データを画像データ
記憶手段(データバッファ204Y〜204K)に順次
格納した後、YMCKの分色データを画像データ記憶手
段から同時に読み出して、LUT205で記録色に変換
して記録媒体にカラー画像を記録する。
【0107】そして、このYMCKデータによるカラー
画像の記録の後に、YMCK以外で画像を構成する分色
データ(特色の分色データ)を外部から受け取って画像
データ記憶手段のK以外の領域(データバッファ204
Y,204M,204C)に格納し、YMCK以外の分
色データとKの分色データとを画像データ記憶手段から
読み出して、これらの組み合わせによりLUT205で
記録色に変換して記録媒体に対してYMCK以外の色
(特色)の画像を多重記録するようにしている。
【0108】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源(320R,320G,320B)で、Y
MCKの分色データとYMCK以外の分色データとを別
々に多重記録してフルカラー画像を得るようにしている
ため、画素単位で複数波長の光源(320R,320
G,320B)組み合わせ切り換えが二段階に抑えるこ
とができ、回路構成が単純化可能であり、かつ、YMC
KとYMCK以外の色(特色)との重畳領域も忠実に再
現することが可能となる。従って、装置コストを抑えつ
つ、より高画質なカラー画像を再現することが可能とな
る。
【0109】すなわち、YMCK4色以上の分色データ
を有する画像記録時は、K色以外の3色分の画像データ
記憶手段に残りの色データを格納し、かつ、格納データ
色に応じて光源駆動データ組み合わせを書き換えて記録
媒体上に多重記録するように構成することで、画像を構
成する分色数に制約されず、フルカラー画像を再現する
ことが可能となる。
【0110】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、その
記憶容量を露光回数に応じて減らせるため、装置コスト
を大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの
色数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分
色データに基づき、光源によって感光材料からなる記録
媒体を感光させて画像を記録することが可能となる。す
なわち、YMCK以外の分色データ(特色の分色デー
タ)を用いる場合であっても、YMCKと特色とを分割
露光するようにしているため、特色用のデータバッファ
を用いる必要がなくなる。
【0111】(5)第5の動作例:この画像記録装置の
実施の形態例では、墨(K)版を含む少なくとも2色の
分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発色
層を有する減法混色法を利用したカラー感光材料(具体
例としては、ポジカラー感光材料)からなる記録媒体上
にカラー画像を記録する際に、複数波長の光源(320
R,320G,320B)の発光組み合わせにより記録
媒体にカラー画像を記録する画像記録手段と、前記墨版
の画像データを最初に受け取り、少なくとも、前記墨版
データを格納する画像データ記憶手段とを備え、1枚の
カラー画像を構成する墨版以外の分色データの色数分光
源走査を繰り返すことで前記感光材料に多重記録してカ
ラー画像を形成するようにしている。
【0112】このように、少なくともY,M,Cの各発
色層を有する減法混色法を利用したカラー感光材料に複
数波長の光源(320R,320G,320B)で、墨
版以外の分色データを1色ずつ多重記録してフルカラー
画像を得るようにしているため、画素単位で複数波長の
光源(320R,320G,320B)組み合わせ切り
換えが二段階に抑えることができ、回路構成が単純化可
能であり、かつ、黒と他色の重畳領域も忠実に再現する
ことが可能となる。従って、装置コストを抑えつつ、よ
り高画質なカラー画像を再現することが可能となる。
【0113】また、分色データを記録色に変換するため
のルックアップテーブルを用いる場合であっても、図1
2のB1,B2,B3のように、その記憶容量を露光回
数に応じて減らせる(図12では3回に分けて、それぞ
れの記憶容量が1/3に減らせる)ため、装置コストを
大幅に抑えることが可能であり、かつ、分色データの色
数を限定することなく、ホスト装置からの複数色の分色
データに基づき、光源によって感光材料からなる記録媒
体を感光させて画像を記録することが可能となる。
【0114】(6)第6の動作例:以上の(1)〜
(5)の動作例では、データバッファ204として、2
04Y〜204Kの4つの領域を有していた。これに対
し、図3のように、データバッファを1色分のみとする
ことが可能である。この場合には、YMCK4色を同時
に読み出してアドレスとするのではなく、分色データを
1色ずつバッファに格納して、これを読み出してLUT
205のアドレスとする。
【0115】この場合、LUT205に格納すべき色別
テーブルデータは、分色データ1色分をアドレスとして
RGBのデータとして対応するように定めておく。すな
わち、K→RGB、C→RGB、M→RGB、Y→RG
B、SP1→RGB、SP2→RGB、…、SPn→R
GBのように、LUT変換と多重露光とを実行する。
【0116】この場合、SPは特色を表している。特色
を用いずにYMCKだけの分色データの場合でも、バッ
ファ容量を1/4、LUTの容量を1/4とすることが
できる。そして、そのYMCKの場合と同じデータバッ
ファとLUT容量のままで、色数を限定されずに特色
(SP1〜)を増やすことが可能である。
【0117】〈装置の全体的な動作〉以下、カラープル
ーフ作成装置の全体の動作を、図14乃至図19に基づ
いて説明する。図14はカラープルーフ作成装置の動作
のメインフローチャート、図15及び図16はカラープ
ルーフ作成装置の給紙処理のフローチャート、図17は
カラープルーフ作成装置のプリント処理のフローチャー
ト、図18はカラープルーフ作成装置の排紙処理のフロ
ーチャート、図19はカラープルーフ作成装置の排出処
理のフローチャートである。
【0118】まず、カラープルーフ作成装置のメイン動
作について説明する。図14のカラープルーフ作成装置
の動作のメインフローチャートにおいて、ステップa1
でメインスイッチがONされると、ステップb1で装置
の初期設定が行われ、さらにステップc1で各機構部の
初期設定が行われ、ここでエラーが発生すると機能を停
止する。
【0119】初期設定が終了するとアイドリング運転が
行われてリモート処理が可能になる(ステップd1)。
このアイドリング運転中に操作部8のタッチパネル12
のメニューキーの操作で条件設定を行うことができる
(ステップe1)、この条件設定を行うとローカル処理
が可能になる。タッチパネル12のメニューキーの操作
で条件設定を行わない場合には、RIPからの出力画像
を受信して受信画像データのプリントを実行させるリモ
ート処理が行われる。
【0120】また、アイドリング運転中に感光材料がな
くなり補充を行う場合には、給紙カバー9を開けてカー
トリッジ10をセットして給紙カバー9を閉じて感光材
料の先端のカブリ部分を切断する給紙処理を行いアイド
リング運転に戻すが(ステップf1)、感光材料の先端
のカブリ部分を切断する給紙処理でエラーが生じると機
能を停止する。
【0121】書き込み動作は、給紙(ステップg1)、
プリント(ステップh1)、排紙(ステップi1)から
なり、この書き込み処理が終了すると、次の感光材料が
給送可能となる(ステップj1)。
【0122】次に、カラープルーフ作成装置の給紙処理
について説明する。図15のカラープルーフ作成装置の
給紙処理のフローチャートにおいて、ステップa2でカ
ートリッジ10の有無の判断を行い、カートリッジ10
がない場合にはエラー処理を行う(ステップb2)。
【0123】カートリッジ10がある場合には、ペーパ
ーエンドセンサS4からの検出信号に基づき感光材料の
終端の検出を行い(ステップc2)、感光材料の終端が
検出されるとエラー処理を行う(ステップb2)。
【0124】感光材料の終端が検出されない場合には、
給紙カバー9のロックを行い(ステップd2)、給紙ロ
ーラー21bを圧着させて(ステップe2)、さらにド
ラム給排紙ローラー27を圧着させる(ステップf
2)。そして、ドラム回転モーターM6の励磁をOFF
にしてドラム31を回転可能にし(ステップg2)、給
紙モーターM3を回転させて給紙ローラー21a,21
bにより感光材料を送る(ステップh2)。
【0125】感光材料の先端部をペーパー先端基準位置
センサS9により検出し(ステップi2)、先端部が検
出されると、この検出を基準にしてエンコーダーローラ
ー25の回転により感光材料の長さの計測を開始し(ス
テップj2)、感光材料を送ると共に、感光材料の送り
量から感光材料の長さをカウントし所定長さになると
(ステップk2)給紙モーターM3をOFFして(ステ
ップl2)、所定時間の安定待ちを行うとともに(ステ
ップm2)、給紙ローラー21bの圧着解除を行い(ス
テップn2)、ドラム給排紙ローラー23及びドラム3
1の回転により感光材料を搬送可能にする。
【0126】図16のカラープルーフ作成装置の給紙処
理のフローチャートにおいて、ステップa3でペーパー
吸引ブロアP1をONして、その安定を待ち(ステップ
b3)、安定後にドラム給排紙モーターM4をONする
(ステップc3)。これによって、ドラム31にペーパ
ーを吸着しつつ巻着ける。
【0127】ステップd3でペーパー長計測を開始し、
所定長の引出し完了後(ステップe3)、ステップf3
でドラム給排紙モーターM4をOFFする。ステップg
3で給紙ローラー21bを圧着し、ステップh3でペー
パーカットを行い、ステップi3でドラム給排紙モータ
ーM4をONすると共に、ステップj3で給紙ローラー
21a,21bの圧着を解除する。
【0128】ステップk3でドラムへのペーパー巻着完
了待ちの後、ステップl3でドラム給排紙モーターM4
をOFFし、ステップm3でドラム給排紙ローラー23
の圧着を解除する。
【0129】図17のカラープルーフ作成装置のプリン
ト処理のフローチャートにおいて、ステップa4でドラ
ム回転モーターM6をONしてドラム31の回転が安定
するのを待ち(ステップb4)、副走査モーターM7を
ONし(ステップc4)、露光シャッター332をON
し(ステップd4)、光学ユニット32がドラム軸方向
へ移動して副走査されるが、ステップe4で副走査書き
込み位置を検出し、画像データの出力を行う(ステップ
f4)。
【0130】このとき、レッドLEDユニット320
R、グリーンLEDユニット320G、ブルーLEDユ
ニット320Bが、設定されたチャンネルのLUTのデ
ータに基づいてそれぞれ発光し、印刷時のインクの色お
よび/または印刷用紙の色に対応した色を持つ画像を露
光する。
【0131】ステップg4で画像データの書き込みが完
了すると、ドラム回転モーターM6をOFFすると共に
(ステップh4)、副走査モーターM7をOFFし(ス
テップi4)、光学ユニット32をホームポジションへ
移動させる。(ステップj4)。
【0132】そして、ステップk4でドラム給排紙ロー
ラー23をドラム31へ圧着させてドラム回転モーター
M6の励磁をOFFし(ステップl4)、ドラム給排紙
ローラー23の回転によりドラム31をホームポジショ
ンに移動させる(ステップm4)。
【0133】図18のカラープルーフ作成装置の排紙処
理のフローチャートにおいて、ステップa5で排紙ガイ
ド51を閉じて剥離位置へセットし、現像処理ユニット
4への出口シャッター55を開くと共に(ステップb
5)、ドラム給排紙ローラー23に圧着させる(ステッ
プc5)。
【0134】ステップd5でドラム給排紙モーターM4
をONしてドラム給排紙ローラー23が回転し、搬出モ
ーターM8をONして高速搬送して感光材料を送る(ス
テップe5)。剥離ジャム検出センサS30により感光
材料が剥離ジャムを起こしているか否かを判断し(ステ
ップf5)、剥離ジャムを起こしていない場合には、吸
引ブロアP1の駆動を停止して感光材料の吸引を解除す
る(ステップg5)。
【0135】ステップh5で出口センサS31により感
光材料の排出を検出し、搬出モーターM8を定速に切り
換えて現像処理ユニット4での処理に合わせる(ステッ
プi5)。そして、ドラム31を1回転させると共に
(ステップj5)、剥離ガイド51を開放する(ステッ
プk5)。
【0136】ステップl5でドラム給排紙モーターM4
をOFFし、ドラム回転モーターM6の励磁を行いドラ
ム31が自由に回転しないようにし(ステップm5)、
ドラム給排紙ローラー23の圧着を解除して排紙処理を
終了する(ステップn5)。
【0137】図19のカラープルーフ作成装置の排出処
理のフローチャートにおいて、ステップa6で出口セン
サS31により感光材料の排出を検出し、感光材料の後
端の検出が行われると、所定時間感光材料の排出完了を
待ち(ステップb6)、搬出モーターM8をOFFして
(ステップc6)、現像処理ユニット4への出口シャッ
ター55を閉じ(ステップd6)、給紙カバー9のロッ
クを解除して感光材料の排出処理を終了する(ステップ
e6)。
【0138】以上は、R光源、G光源及びB光源として
LEDを用いた例であるが、R,G,B各光源はそれに
限るものではなく、R,G,B各光源をすべてLD(レ
ーザーダイオード)を用いて構成してもよく、また、
R,G,B各光源をAOMとLDを用いて構成してもよ
いのはいうまでもない。
【0139】また、カラープルーフ作成にあたっては、
印刷用紙の表面のマットまたはグロシー状態に合わせ
て、それに対応した表面状態を有する感光材料を切り換
えて使用するのが、印刷物に対し忠実性の良いカラープ
ルーフを得る点で好ましい。
【0140】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、少なくともY,M,Cの各発色層を有する加法混色
法を利用したカラー感光材料や、少なくともY,M,C
の各発色層を有する減法混色法を利用したカラー感光材
料に対して、多重露光すると共に、LUTの色変換を多
重露光に合わせて行うことで、ルックアップテーブルの
記憶容量、バッファの記憶容量を従来より増大させるこ
となく、分色データの色数を限定することなく、ホスト
装置からの複数色の分色データに基づき、光源によって
感光材料からなる記録媒体を感光させて画像を記録する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例のネガカラー感光材料に
おけるLUTの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置の外観斜視図
である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置の外観斜視図
である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成を
示す模式図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【図11】ポジ感光材料の濃度特性を示す図である。
【図12】ポジ感光材料におけるLUTの一例を示す図
である。
【図13】ネガカラー感光材料の濃度特性を示す特性図
である。
【図14】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置 2 装置本体 3 露光ユニット 4 現像処理ユニット 7 紙装填部 8 操作部 11 液晶パネル 12 タッチパネル 20 給紙部 31 ドラム 30 主走査部 40 副走査部 100 制御部 101 CPU 110 テーブル選択部 111 色別テーブルデータ保持部 201 画像データI/F部 205 LUT 206 D-A変換部 207 ドライバ 320 LEDユニット 500 RIP(ホスト装置)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚のカラー画像を構成する少なくとも
    2色の分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの
    各発色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料
    からなる記録媒体上にカラー画像を記録する画像記録装
    置であって、 複数波長の光源の発光組み合わせにより前記記録媒体に
    カラー画像を記録する画像記録手段を有し、 前記分色データの色数毎あるいは前記光源の波長毎に露
    光を繰り返すことで前記記録媒体に多重記録してカラー
    画像を形成する、ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 墨(K)版を含む少なくとも2色の分色
    データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発色層を
    有する加法混色法を利用したカラー感光材料からなる記
    録媒体上にカラー画像を記録する画像記録装置であっ
    て、 複数波長の光源の発光組み合わせにより前記記録媒体に
    カラー画像を記録する画像記録手段と、 前記墨版の画像データを最初に受け取り、少なくとも、
    前記墨版データを格納する画像データ記憶手段と、を設
    け、 1枚のカラー画像を構成する前記墨版以外の前記分色デ
    ータの色数分光源走査を繰り返すことで前記感光材料に
    多重記録してカラー画像を形成する、ことを特徴とする
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】 1枚のカラー画像を構成するYMCKの
    各分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発
    色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料から
    なる記録媒体上にカラー画像を記録する画像記録装置で
    あって、 複数波長の光源の発光組み合わせにより、前記記録媒体
    にカラー画像を記録する画像記録手段と、 カラー画像を構成する基本色となるYMCKの各分色デ
    ータを少なくとも1頁分格納する画像データ記憶手段
    と、 を有し、 前記YMCKの分色データを前記画像データ記憶手段に
    順次格納した後、前記YMCKの分色データを前記画像
    データ記憶手段から同時に読み出して、前記記録媒体に
    カラー画像を記録し、このYMCKデータによるカラー
    画像の記録の後に、前記YMCK以外で画像を構成する
    分色データを外部から受け取って前記画像データ記憶手
    段に格納し、前記YMCK以外の分色データを前記画像
    データ記憶手段から読み出して、前記記録媒体に対して
    YMCK以外の色の画像を多重記録する、ことを特徴と
    する画像記録装置。
  4. 【請求項4】 1枚のカラー画像を構成するYMCKの
    各分色データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発
    色層を有する加法混色法を利用したカラー感光材料から
    なる記録媒体上にカラー画像を記録する画像記録装置で
    あって、 複数波長の光源の発光組み合わせにより、前記記録媒体
    にカラー画像を記録する画像記録手段と、 カラー画像を構成する基本色となるYMCKの各分色デ
    ータを少なくとも1頁分格納する画像データ記憶手段
    と、を有し、 前記YMCKの分色データを前記画像データ記憶手段に
    順次格納した後、前記YMCKの分色データを前記画像
    データ記憶手段から同時に読み出して、前記記録媒体に
    カラー画像を記録し、このYMCKデータによるカラー
    画像の記録の後に、前記YMCK以外で画像を構成する
    分色データを外部から受け取って前記画像データ記憶手
    段のK以外の領域に格納し、前記YMCK以外の分色デ
    ータとKの分色データとを前記画像データ記憶手段から
    読み出してこれらの組み合わせにより前記記録媒体に対
    してYMCK以外の色の画像を多重記録する、ことを特
    徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 カラー画像を記録する対象である上記少
    なくともY,M,Cの各発色層を有する加法混色法を利
    用したカラー感光材料からなる記録媒体は、ネガカラー
    感光材料である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 墨(K)版を含む少なくとも2色の分色
    データを受け取り、少なくともY,M,Cの各発色層を
    有する減法混色法を利用したカラー感光材料からなる記
    録媒体上にカラー画像を記録する画像記録装置であっ
    て、 複数波長の光源の発光組み合わせにより前記記録媒体に
    カラー画像を記録する画像記録手段と、 前記墨版の画像データを最初に受け取り、少なくとも、
    前記墨版データを格納する画像データ記憶手段と、を設
    け、 1枚のカラー画像を構成する前記墨版以外の前記分色デ
    ータの色数分光源走査を繰り返すことで前記感光材料に
    多重記録してカラー画像を形成する、ことを特徴とする
    画像記録装置。
  7. 【請求項7】 カラー画像を記録する対象である上記少
    なくともY,M,Cの各発色層を有する減法混色法を利
    用したカラー感光材料からなる記録媒体は、ポジカラー
    感光材料である、ことを特徴とする請求項6記載の画像
    記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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