JP2002218269A - カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置 - Google Patents

カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置

Info

Publication number
JP2002218269A
JP2002218269A JP2001011546A JP2001011546A JP2002218269A JP 2002218269 A JP2002218269 A JP 2002218269A JP 2001011546 A JP2001011546 A JP 2001011546A JP 2001011546 A JP2001011546 A JP 2001011546A JP 2002218269 A JP2002218269 A JP 2002218269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
value
image data
color proof
photosensitive material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001011546A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Fujita
勝司 藤田
Toru Hoshino
透 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001011546A priority Critical patent/JP2002218269A/ja
Priority to US10/047,085 priority patent/US7085011B2/en
Publication of JP2002218269A publication Critical patent/JP2002218269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 墨版だけの部分と墨オーバープリントの部分
とを識別可能なカラープルーフを作成する。 【解決手段】 網点画像データに基づき、波長の異なる
複数の光源によって銀塩カラー感光材料を感光させてカ
ラープルーフを作成する装置であって、CMYKの画像
データについて、階調特性もしくは色調特性を補正し、
前記補正後のCMYKについて、Kが第1の境界値以上
であって、CMYのいずれかの最小値が第2の境界値以
上の場合に、Kの値とCMYのいずれかの最小値とに応
じた所定の割合でKを低下させる補正を行い、Kの補正
がなされたCMYKの画像データに基づいて網点面積率
の網点画像データを作成して出力するデータ変換手段2
05を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラープルーフ作成
方法及びカラープルーフ作成装置に関し、特に、RIP
(ラスタ・イメージ・プロセッサ)で処理された網点画
像データに基づき、波長の異なる複数の光源によって銀
塩カラー感光材料を感光させてカラープルーフを作成す
る方法及びカラープルーフ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷物を作成する際には、原稿フ
ィルムの段階で色校正を行うことがあり、C(シアン)
版、M(マゼンタ)版、Y(イエロー)版、及びK(墨
色)版に色分解された各色分解網原稿フィルムを使って
校正物(カラープルーフ)を作成し、本番の印刷版を作
成する前に、原稿フィルムのレイアウトに間違いがない
か、色間違いがないか、文字の誤りがないか等を検査
し、印刷物の仕上がりを事前に確認するようにしてい
る。
【0003】近年、カラープルーフの作成は、DDCP
(direct digital color proof)方式により行うようにな
ってきた。DDCPの1つの手法として、各色分解網原
稿の網点画像データに基づいて、銀塩カラー感光材料
に、例えばR,G,B等の波長の異なる複数の光の組み
合わせからなる光点を露光して、上述したCMYKの各
ドットを発色させる手法が用いられる。
【0004】ところで、近年では、DTP(Desk Top P
ublishing)等の普及により、スキャナから入力した画
像をコンピュータのソフトウェア上で画像編集,ページ
面付けする作業が一般化し、フルディジタルでの編集も
珍しくなくなってきている。
【0005】このような工程では、さらなる効率化を目
指して、フィルムにページ編集済みの画像データを直接
出力するイメージセッター出力や、印刷版に直接画像記
録を行うCTP(Computer to Plate)出力、さらには印
刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を
行うCTC(Computer to Cylinder)が行われる。
【0006】この場合、校正確認の為だけに一端フィル
ム出力や印刷版出力を行い、印刷校正や、その他の校正
材料による校正を行うことは、フィルム、印刷版のムダ
や余計な作業が多くなる問題がある。
【0007】その為、特に、このようなコンピュータに
よるフルディジタルの画像作成、編集を行う工程では、
DDCP(Direct Digital Color Proof、ないしはDC
P(Digital Color Proof))と呼ばれる直接カラー画像出
力を行うシステムが求められている。
【0008】このようなDDCPは、コンピュータ上で
加工されたディジタル画像データからイメージセッタな
どで製版用フィルム上に記録したり、CTPで直接印刷
版を作成する最終的な印刷作業を行なったり、CTCで
印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録
を行ったりなどする前に、コンピュータ上で加工された
ディジタル画像が示す出力対象を再現するカラープルー
フを作成し、その絵柄、色調、文章文字等の確認を行な
うものである。
【0009】また、このような印刷工程における校正の
プロセスでは、 1)作業現場内部のミスの確認、すなわち内校、 2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出される
外校、 3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供
される印刷見本、の、主として3つの用途にプルーフが
作成、使用される。
【0010】この際、内部の確認用、及び一部の外校用
途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズから、
網点画像再現ができない校正材料、すなわち、昇華転写
方式による校正や、インクジェット、電子写真などの出
力物を主として体裁確認用の校正として使用するケース
があるが、ハイライト部の再現性や、細かいディティー
ルの確認、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切な
干渉縞の確認等の為には、やはり印刷網点を忠実に再現
するプルーフが強く望まれているのが実状である。
【0011】このようなニーズに対し、近年ハイパワー
ヒートモードレーザーを用いて、昇華転写記録材料や、
感熱記録材料に画像露光を行い、印刷本紙に転写するタ
イプのDDCPが普及し始めているが、これらのシステ
ムはレーザーヘッドのコストが高く、機器が高価で、か
つ材料も多数の色画像形成シートを利用する為に高価で
あること、また画像露光→転写というプロセスが色数分
だけ必要で長時間を要すことが問題となっており、すべ
ての業務に適用したり、従来の印刷校正のように多数枚
複製を作成することが、コスト、時間の点から難しいと
いう問題を有している。
【0012】そこで、このようなカラープルーフを作成
する装置として、外周面から内部に貫通する孔が複数設
けられたドラムと、前記ドラムを回転させる回転駆動機
構と、を有し、前記ドラム上に前記感光材料を保持しな
がら、前記回転駆動機構により前記ドラムを回転させな
がら、ディジタル画像信号に応じて露光し、網点画像を
記録する画像記録装置が提案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年はDT
P化が進んでおり、パーソナルコンピュータ上での画像
処理ソフトウェアで自由に絵柄を重ねられるようになっ
てきている。このため、ユーザが意識していないにもか
かわらず、墨版と他の色の版とが重なる墨画像も増えて
きている。
【0014】この場合、パーソナルコンピュータのディ
スプレイでは、墨版と他の色版とが重なった領域は全て
墨色に見える。このため、ユーザは、墨版に対して実際
には不要な他の色の版が重なっている状態には気づかな
い。
【0015】また、DDCPにおいても、墨版と他の色
の版が重なった画像は墨色で表現しているため、その重
なった領域は全て墨色に見えるため、墨版と他の色の版
が重なっている状態には気づかない。
【0016】しかし、実際の印刷をした場合には、墨版
だけの部分と、墨版と他の色の版が重なった部分(以
下、この明細書では、「墨オーバープリント」と呼ぶ)
では見え方が異なるため、墨版に不要な他の色の版が重
なっていたことに初めて気づくことになる。すなわち、
印刷を実行してみて初めて画像処理の段階のミスに気づ
き、作業時間や各種材料に大きな無駄を生じさせること
になっていた。
【0017】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、墨版だけの部分と墨オーバ
ープリントの部分とを識別可能なカラープルーフを作成
するカラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装
置を実現することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の発
明は、網点画像データに基づき、波長の異なる複数の光
源によって銀塩カラー感光材料を感光させてカラープル
ーフを作成する方法であって、CMYKの画像データに
ついて、階調特性もしくは色調特性を補正し、前記補正
後のCMYKについて、Kが第1の境界値以上であっ
て、CMYのいずれかの最小値が第2の境界値以上の場
合に、Kの値とCMYのいずれかの最小値とに応じた所
定の割合でKを低下させる補正を行い、Kの補正がなさ
れたCMYKの画像データに基づいて網点面積率の網点
画像データを作成して出力する、ことを特徴とすること
を特徴とするカラープルーフ作成方法である。
【0019】また、請求項2記載の発明は、網点画像デ
ータに基づき、波長の異なる複数の光源によって銀塩カ
ラー感光材料を感光させてカラープルーフを作成する装
置であって、CMYKの画像データについて、階調特性
もしくは色調特性を補正し、前記補正後のCMYKにつ
いて、Kが第1の境界値以上であって、CMYのいずれ
かの最小値が第2の境界値以上の場合に、Kの値とCM
Yのいずれかの最小値とに応じた所定の割合でKを低下
させる補正を行い、Kの補正がなされたCMYKの画像
データに基づいて網点面積率の網点画像データを作成し
て出力するデータ変換手段、を具備することを特徴とす
るカラープルーフ作成装置である。
【0020】これらの発明では、網点画像データに基づ
き、波長の異なる複数の光源によって銀塩カラー感光材
料を感光させてカラープルーフを作成する際に、CMY
Kの画像データについて、階調特性もしくは色調特性を
補正し、前記補正後のCMYKについて、Kが第1の境
界値以上であって、CMYのいずれかの最小値が第2の
境界値以上の場合に、Kの値とCMYのいずれかの最小
値とに応じた所定の割合でKを低下させる補正を行い、
Kの補正がなされたCMYKの画像データに基づいて網
点面積率の網点画像データを作成して出力するようにし
ている。
【0021】すなわち、K(墨色)が第1の境界値以上
であって、CMYが第2の境界値以上の場合に、K(墨
色)を一定の割合だけ低下させる補正をしてから、網点
画像データを作成するようにしている。
【0022】このため、墨版だけの部分と墨オーバープ
リントの部分とを識別可能なカラープルーフを作成でき
る。 (2)なお、前記第1の境界値は、網点パーセント換算
で50%以上100%未満であることが望ましい。
【0023】また、前記第2の境界値は、網点パーセン
ト換算0%以上80%未満であることが望ましい。ま
た、前記Kの低下させる補正は、Kの値とCMYのいず
れかの最小値とに応じると共に、最大でKの値の10%
の減衰量となるように実行する、ことが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、実
施の形態に限定されるものではない。
【0025】〈装置の全体構成〉図3乃至図5にカラー
プルーフ作成装置を示す。図3はカラープルーフ作成装
置の斜視図、図4は給紙カバーを開いた状態のカラープ
ルーフ作成装置の斜視図図5は、カラープルーフ作成装
置の内部構成の模式図である。本装置は、本発明の実施
の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の
装置の実施の形態の一例が示される。また、本装置の動
作によって、本発明の装置の実施の形態の一例が示され
る。
【0026】カラープルーフ作成装置1の装置本体2に
は、露光ユニット3および現像処理ユニット4が備えら
れている。露光ユニット3は、上面パネル5及び前面パ
ネル6が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面及び
前面側から行われる。露光ユニット3の上部には、現像
部側に紙装填部7が配置され、この紙装填部7の前側の
装置本体2の前面側に操作部8が配置されている。紙装
填部7には、給紙カバー9が開閉可能に設けられ、給紙
カバー9により感光材料(以下、ペーパーまたは感材と
もいう)を収納したカートリッジ10がセット可能であ
る。操作部8には、液晶パネル11とタッチパネル12
が設けられている。
【0027】現像処理ユニット4には、上面パネル13
及び補給パネル14が開閉可能に設けられ、メンテナン
スが上面側から行われ、処理液の補充が前面側から行わ
れる。現像処理ユニット4の側部には排紙部15が設け
られ、処理された感光材料が排紙部15に排出される。
【0028】図5はカラープルーフ作成装置の概略構成
を示す図である。露光ユニット3には、給紙部20、主
走査部30、副走査部40、排紙部50及びアキューム
部60が備えられている。給紙部20には、給紙ローラ
21a,21b、カッター22及びドラム給排紙ローラ
23が備えられている。給紙ローラ21a,21bによ
りカートリッジ10からの感光材料を引き出して、カッ
ター22で所定の長さに切断し、ドラム給排紙ローラ2
3を介して主走査部30へ送る。
【0029】主走査部30には、ドラム31が回転可能
に設けられ、感光材料がドラム31の外表面に吸着され
て一体に回転する。ドラム31に対向して光学ユニット
32が配置され、光学ユニット32は副走査部40によ
りドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニッ
ト32は、デジタル画像信号を受けてドラム31に吸着
された感光材料にレーザービームで露光して画像の書き
込みを行う。
【0030】排紙部50が剥離ガイド51を備え、この
剥離ガイド51により、書き込みが終了した感光材料を
ドラム31から剥離して現像処理ユニット4へ送り込
む。このとき、現像処理ユニット4の搬送速度の方が露
光ユニッ3のト排紙速度より遅い場合は、排紙速度が高
速のままアキューム部60に送り込み、感光材料をアキ
ューム部60に垂れ下がるようにしてアキュームさせ、
現像処理ユニット4との搬送タイミングを合わせ、露光
ユニット3の処理能力を落とさないようにしている。
【0031】現像処理ユニット4には、第2露光部41
(以下、反転露光ダイレクトポジ感材の例で記載す
る)、現像部42、定着部43、安定部44及び乾燥部
45が備えられている。第2露光部41により露光ユニ
ット3で露光されなかった部分の感光材料が疑似画像を
形成し、第2露光された感光材料は、現像部42、定着
部43及び安定部44へ搬送して現像処理され、この処
理された感光材料は乾燥部45で乾燥して排紙部15へ
送出される。
【0032】次に、カラープルーフ作成装置の各部構成
を図6乃至図8について詳細に説明する。図6は紙装填
部及び給紙部を示す側面図、図7は主走査部及び副走査
部を示す平面図、図8は排紙部及びアキューム部を示す
側面図である。
【0033】紙装填部7には、給紙カバー9が上面パネ
ル5に開閉可能に設けられ、給紙カバー9を開いた状態
で装填口70にカートリッジ10がセットされる。カー
トリッジ10をセットした状態で給紙カバー9を閉じ、
ロック機構71で給紙カバー9がロックされる。ロック
機構71はカバーロックモーターM1により動作する。
給紙カバー9にはカートリッジ有無センサS1が設けら
れ、装填口70にはカバー閉検出センサS2及びカバー
ロック検出センサS3が設けられている。カートリッジ
10は、感光材料の先端部を所定長さ引き出した状態
で、給紙部20の給紙ローラー21a,21bの位置に
セットする。
【0034】給紙部20には、給紙ローラー21a,2
1bとカートリッジ10との間にペーパーエンドセンサ
S4が設けられ、このペーパーエンドセンサS4により
カートリッジ10から引き出される感光材料の終端を検
出する。一方の給紙ローラー21aは位置が固定され、
他方の給紙ローラー21bはローラ移動機構24により
移動可能になっており、ペーパー搬送動作中以外はロー
ラー圧着によるペーパーしわ発生防止のため給紙ローラ
ー21bを待機位置へ移動させる。ローラ移動機構24
は、給紙ローラー圧着解除モーターM2により動作す
る。
【0035】感光材料の搬送中は、給紙ローラー21b
を搬送位置に移動させて感光材料を対向する給紙ローラ
ー21a,21bとの間で圧着する。給紙ローラー21
bの位置は、給紙ローラー圧着位置検出センサS5及び
給紙ローラー解除位置検出センサS6により検出され
る。給紙ローラー21aは、給紙モーターM3により動
作する。
【0036】カッター22はカッターモーターM20に
より動作する。カッター22とドラム給排紙ローラー2
3との間には、エンコーダーローラー25及びガイド2
6が設けられている。エンコーダーローラー25は回転
により感光材料を送ると共に、感光材料の送り量を検出
する。
【0037】ドラム給排紙ローラー23は、ローラー移
動機構27により圧着位置と解除位置へ移動可能になっ
ている。このドラム給排紙ローラー23は、ドラム給排
紙モーターM4により駆動される。ドラム給排紙ローラ
ー23の位置は、この図には現れないドラム給排紙ロー
ラー圧着位置検出センサS7及びドラム給排紙ローラー
解除位置検出センサS8により検出される。ローラ移動
機構27は、ドラム給排紙ローラー圧着解除モーターM
5により動作する。
【0038】主走査部30のドラム31の両端の軸部3
1a,31bは、軸受33a,33bを介して支持台3
4a,34bに回転可能に軸支されている。ドラム31
の一方の軸部31aには、駆動プーリ35aが設けら
れ、この駆動プーリ35aはドラム回転モーターM6の
出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム
回転モーターM6の駆動によりドラム31が回転する。
また、ドラム31の一方の軸部31aには、ロータリー
エンコーダー37が設けられ、回転パルスを出力してド
ラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0039】ドラム31の他方の軸部31bは、吸引ブ
ロアP1に連結されている。ドラム31は中空体で形成
され、表面には吸着孔31cが形成され、吸引ブロアP
1の駆動によりドラム31の内部が減圧されて感光材料
がドラム31の表面に吸着される。
【0040】光学ユニット32には、レッドレーザー光
源(HeNe)320、グリーンレーザー光源(HeN
e)321、ブルーレーザー光源(Ar)322が配置
されている。レッドレーザー光源320及びグリーンレ
ーザー光源321からのレーザービームは、AOM(音
響光学素子:光源強度を制御する)323,324およ
びミラー325,326を介して、また、ブルーレーザ
ー光源322はAOM327、ミラー328およびミラ
ー330を介して、集光レンズ331、結像レンズ33
4からドラム31上の感光材料に画像を露光する。露光
シャッター332は露光ソレノイド333により開閉す
ることで、露光開始/終了時に光路の開閉を行なう。
【0041】光学ユニット32は、移動ベルト340に
固定され、一対のガイドレール341,342に案内さ
れてドラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。
移動ベルト340は一対のプーリ343,344に掛け
渡され、一方のプーリ344は副走査モーターM7の出
力軸345に連結され、副走査モーターM7の駆動によ
り光学ユニット32がドラム軸と平行に移動する。
【0042】光学ユニット32のドラム軸方向に副走査
基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出セ
ンサS12及び副走査オーバーラン位置検出センサS1
3が配置されている。副走査基準位置検出センサS11
の副走査基準位置検出で光学ユニット32が停止してお
り、この副走査基準位置から副走査が開始され、画像サ
イズに対応した移動量で副走査が停止されて副走査基準
位置へ移動して復帰させる。
【0043】排紙部50には、搬送ローラー52,5
3、搬送ガイド54、剥離ガイド51及び出口シャッタ
ー55が配置されている。搬送ローラー52,53は搬
出モーターM8で連動して駆動される。剥離ガイド51
は剥離ガイド上下モーターM9により上下動され、上位
置では剥離ガイド51の爪部51aがドラムの感光材料
を剥離し、下位置では、感光材料をアキュームさせる。
剥離ガイド51の開閉は、剥離ガイド開センサS14と
剥離ガイド閉センサS15により検出される。感光材料
の排紙路には剥離ジャム検出センサS30が備えられて
いる。
【0044】出口シャッター55は、出口シャッターモ
ーターM10で開閉される。出口シャッター55の開閉
は、出口シャッター開検出センサS16で検出される。
出口シャッター55は感光材料の排出タイミングを決定
し、所定のタイミングで出口シャッター55を開いて感
光材料を現像処理ユニット4へ送出する。また、感光材
料が現像処理ユニット4へ送り込まれることを検出する
出口センサS31が設けられている。
【0045】アキューム部60は、排紙部50の下方位
置に配置され、剥離ガイド51が下方へ移動すること
で、感光材料がアキューム部60に垂れ下がる。このよ
うにして高速(現像搬送速度に対し)で感光材料をアキ
ュームさせることで、感光材料を傷つけることなく現像
処理ユニット4に送り込むことができる。
【0046】図9に、本装置の電気的構成をブロック図
で示す。この図9に示すように、制御部100は、CP
U101、RAM102及びROM103を有し、I/
Oポート104,105を介してセンサ類及びアクチュ
エータ群に接続され、センサ類からの情報に基づきアク
チュエータ群を制御する。
【0047】センサ類としては、前記したカートリッジ
有無センサS1、カバー閉検出センサS2、カバーロッ
ク検出センサS3、ペーパーエンドセンサS4、給紙ロ
ーラー圧着位置検出センサS5、給紙ローラー解除位置
検出センサS6、ドラム給排紙ローラー圧着位置検出セ
ンサS7、ドラム給排紙ローラー解除位置検出センサS
8、ペーパー先端基準位置センサS9、ペーパー送り量
検出センサS10、ローターリエンコーダ37、副走査
基準位置検出センサS11、副走査書き込み位置検出セ
ンサS12、副走査オーバーラン位置検出センサS1
3、剥離ガイド開センサS14、剥離ガイド閉センサS
15、出口シャッター開検出センサS16、剥離ジャム
検出センサS30が接続される。また、この図には現れ
ない出口センサS31も接続される。
【0048】アクチュエータ群としては、カバーロック
モーターM1、給紙ローラー圧着解除モーターM2、給
紙モーターM3、カッターモーターM20、ドラム給排
紙モーターM4、ドラム給排紙ローラー圧着解除モータ
ーM5、ドラム回転モーターM6、副走査モーターM
7、露光シャッターソレノイド333、搬出モーターM
8、剥離ガイド上下モーターM9、出口シャッターモー
ターM10が接続され、ドライバD1,D2,D3,D
11,D5,D4,D6,D7,D333,D8,D
9,D10を介してそれぞれ駆動される。
【0049】また、操作部8は液晶パネル11がドライ
バD20により制御され、カラープルーフ作成装置の運
転状態を表示する。また、タッチパネル12からの操作
による指令は、A/D変換器120によりデジタル情報
としてCPU101に送られる。
【0050】外部接続されたRIP200から、デジタ
ル画像情報が画像データI/F部201を介してデータ
バッファ204へ送られる。一方、ロータリーエンコー
ダー37からの感光材料送り情報に基づくPLL202
の出力信号に同期させて、ドットクロック生成部203
のドットクロックでデジタル画像情報をデータバッファ
204からLUT(ルックアップテーブル)205およ
びD/A変換部206〜208を介してAOMドライバ
D320,D321,D322に与え、これらAOMド
ライバD320,D321,D322によりレッドレー
ザー光源(HeNe)320、グリーンレーザー光源
(HeNe)321、ブルーレーザー光源(Ar)32
2をそれぞれ駆動する。
【0051】ここで、RIP200により作成された各
色(C,M,Y,K)の網点画像データは画像データI
/F部201に転送され、そこでRIPフォーマットか
ら露光用フォーマットにデータ変換されてデータバッフ
ァ204に蓄積されるようになっている。データバッフ
ァ204に1枚分の画像データが蓄積された後、全色同
時露光される。
【0052】その際、露光時のレーザー最小打ち込みド
ット(画素と呼ぶ)に対応し、印刷物のC,M,Y,K
版データが図10に示すように16通りの組み合わせで
与えられ、この図10に示すように、LUT205にて
指定されたR,G,Bのレーザー強度の組み合わせに変
換され、3波長のレーザーが重なっている画素単位で露
光が行なわれる。
【0053】仮に、レーザー駆動がオン・オフのみのデ
ジタル変調の場合は、レーザー強度は0(レーザーが発
光しない)か100(感材に対する最適発光量でレーザ
ーが発光する)のいずれかになるので、LUT205を
ユーザー設定可能にする必要はない。しかし、その場
合、感材のC,M,Y,K発色濃度は固定され、標準的
なインク濃度に合わせた感材を使用することになり、イ
ンク等の印刷条件によるばらつき、インクメーカー違い
による濃度差に適応することができない。
【0054】それに対して、本装置では、レーザー駆動
に階調性を持たせたアナログ変調を採用するとともに、
16通りの組み合わせで送られてきた印刷物のC,M,
Y,K版データに対応するR,G,Bのレーザー強度
を、発色が最適濃度になるように自由に設定可能なLU
T205を持たせている。なお、K版がデータにある場
合は全て墨発色するため、LUTとして変更可能な再現
色は9通りとなる。インク等の印刷条件によるばらつ
き、インクメーカー違いによる濃度差を補正する場合、
感材は発色濃度が標準的なインク濃度より高いものを使
用した方が適応範囲を広げる点で好ましい。
【0055】ここで、タッチパネル12の操作により、
CPU101を介して、LUT205の内容を液晶パネ
ル11上に表示させることができるようになっている。
また、表示画面上で、タッチパネル12の操作により、
LUT205の内容を任意に変更できるようになってい
る。
【0056】CPU101、LUT205、液晶パネル
11及びタッチパネル12からなる部分は、本発明にお
ける調節手段の実施の形態の一例である。また、本発明
における書換手段の実施の形態の一例である。LUT2
05は、本発明におけるルックアップテーブルの実施の
形態の一例である。液晶パネル11は、本発明における
表示手段の実施の形態の一例である。CPU101、画
像データI/F部201液晶パネル11及びタッチパネ
ル12からなる部分は、本発明におけるデータ修飾手段
の実施の形態の一例である。
【0057】LUT205は、例えば図11に示すよう
に、印刷の基準色すなわちY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、B(ブルー)、G(グリーン)、
R(レッド)、K(ブラック)、GY(グレイ)及びW
(ホワイト)と、それら基準色を感光材料に露光する光
源の光すなわちR(レッド)、G(グリーン)、B(ブ
ルー)の強度組成との対応を規定するデータを記憶して
いる。
【0058】図11には、ダイレクトポジ方式の感光材
料につき、基準色Y〜Wと対応するレーザーR,G,B
の強度組成との対応の一例を示す。ネガ方式の感光材料
については表中の数値が100の補数となる。以下で
は、ダイレクトポジ方式の感光材料の場合について説明
するが、数値が100の補数になる以外は、ネガ方式の
感光材料でも同様である。
【0059】印刷物のC,M,Y,Kインクの色あい
は、印刷に使用するインクの銘柄等によって異なる。そ
こで、本装置では、基準色Y〜Wに対応するレーザー
R,G,Bの強度組成をインクあるいはユーザーの好み
に応じて設定するようにしている。これが本書でいうカ
ラーコレクションである。インクの銘柄等が以下に述べ
るチャンネルに対応する。
【0060】印刷インク基準色C,M,Y,Kの網点の
組み合わせでは色に濁りが発生し正確に出しにくい例え
ばピンク等の特色については、特別にインクを調合し、
専用の版で印刷する場合がある。そのような場合には、
図12に示すように、特色SPに関して対応するR,
G,Bのレーザー強度組成a,b,cを設定するように
する。銀塩感光材料を使用しているため、色のかけあわ
せにより近似色を作成することが可能となる。
【0061】液晶パネル11の初期メニュー画面上で、
タッチパネル12により所定のキーを押すと、例えば図
13に示すようなカラーコレクション設定画面が表示さ
れる。すなわち、1つのチャンネル例えばチャンネル1
のLUT112とテンキー113を含む画面が表示され
る。LUT112の数値は、デフォルト状態では標準的
な値となっている。なお、LUT112は特色を含まな
い例で示す。
【0062】この画面上で所望の基準色にタッチし、そ
れに対応するレーザーの強度組成値をテンキー113を
用いて変更する。数値の確定はエンターキー114によ
って行う。数値の間違いは、クリアキー115でクリア
して打ち直す。
【0063】一例として、基準色Yの発色を赤みがかっ
た色に修正するには、レーザーGの強度組成を例えば9
5%に変更して露光することで、本来完全に黄色となる
ところを若干M発色が混じったYが作成できる。基準色
Mの発色を青みがかった色に修正するには、レーザーR
の強度組成を例えば92%に変更し、基準色Cの発色を
緑がかった色に修正するには、レーザーBの強度組成を
例えば97%に変更する。その他の各基準色について
も、必要に応じ、同様にしてレーザーの強度組成の調整
を行う。なお、感光材料としては、各色とも印刷インク
より高濃度で発色可能な感光層を有するものを用いる。
これによりインクの色に忠実な色調を得ることができ
る。
【0064】印刷媒体の地色すなわち印刷用紙の地色が
感光材料の地色と異なるときは、基準色Wの色をそれに
合わせて変更する。例えば、印刷用紙の地色が乳白色で
あるときは、そのような色調をなすようにレーザーR,
G,Bの強度組成を設定する。その際、この地色のR,
G,B成分を他の全ての基準色のR,G,B成分にも加
算する。このようにして、インクの色合いに加えて印刷
用紙の地色等にも適応したカラープルーフを作成するこ
とができる。
【0065】1つのチャンネルにつき全ての基準色の調
節を終えたら、次のチャンネルのカラーコレクションが
可能な状態になる。そこで、必要に応じ、次のチャンネ
ルについても、同様にして、カラーコレクションを行
う。カラーコレクションを全て終了したらメニューキー
116を押して初期メニュー画面に戻る。
【0066】カラープルーフの作成時には、印刷時に用
いるインク及び用紙に対応したLUTを用いる。そのた
めに、メニュー画面上の所定のキーを操作することによ
り、カラーコレクションチャンネル指定画面を液晶パネ
ル11に表示させる。それによって、例えば図14に示
すような画面が表示される。
【0067】この図14に示すように、画面には、チャ
ンネル選択キー111が表示されると共に、1つのチャ
ンネル例えばチャンネル1のLUT112の内容が表示
される。この画面で、チャンネル選択キー111で所望
のチャンネルを選択することにより、該当するチャンネ
ルのLUTを表示させる。そして、表示されたLUTの
内容を確認し、エンターキー115を押してカラープル
ーフ作成に用いるLUTを確定する。
【0068】印刷機では、印刷されたドットが網版のド
ットより大きくなる、いわゆるドットゲインが生じる。
ドットゲインもインク及び印刷用紙によって左右され
る。そこで、液晶パネル11とタッチパネル12を用
い、CPU101を介して画素データI/F部201に
おける画像データ、あるいは、LUT205における画
像データについて、印刷時のドットゲインに相当するド
ットゲインを付与するようにしている。なおこのドット
ゲインの付与は、色調特性の補正あるいは階調特性の補
正に相当する。なお、画像データの修飾は、直接RIP
本体の操作部から行なった上で、対応するカーブを本装
置に記憶させチャンネルを呼び出せるようにしてもよ
い。
【0069】具体的には、図15に示すように、複数の
ドットゲインカーブの候補を表示させて、適宜のものを
選択することにより行う。あるいは、タッチパネルを介
して任意のドットゲインカーブを描くようにしてもよ
い。
【0070】〈墨色低減補正処理〉以下、本実施の形態
例の特徴部分である墨色低減補正処理について図1およ
び図2を参照して説明する。
【0071】図1は本実施の形態例における墨色低減補
正処理を実行するデータ変換手段を構成しているLUT
205を機能的に示した機能ブロック図である。ここ
で、2051〜2054はC,M,Y,Kの各色につい
てドットゲインを付与してC’,M’,Y’,K’を生
成するためのテーブル(ドットゲインテーブル)であ
る。
【0072】また、C,M,Y,Kの4次元格子状の入
力点に対して補正後のC’,M’,Y’,K’値が記憶
された4次元LUTなどを使用する階調補正/色調補正
の場合も同様に可能であるとする。
【0073】2055はドットゲインが付与されること
で階調特性あるいは色調特性の補正がなされたC’,
M’,Y’,K’について、Kが第1の境界値以上であ
って、C’,M’,Y’のいずれかの最小値が第2の境
界値以上の場合に、K’を一定の割合だけ低下させる補
正を行い、補正がなされたK”を生成する。そして、網
点生成部2057にて、補正がなされたK”とC’,
M’,Y’の画像データに基づいて網点面積率の網点画
像データを作成して出力するようにしている。
【0074】ここで、墨色低減補正処理が適用される
K’についての第1の境界値は、網点パーセント換算で
50%以上100%未満であることが望ましい。図2
(a)及び図2(b)では、K’が90%(画像データ
が0〜255の場合には229.5)以上の場合に墨色
低減補正処理が実行される様子を一例として示してい
る。なお、図2(a)および図2(b)では、K’<9
0%、K’=95%、K’=100%の3種類を例示し
たが、K’の値によって、これらの間の特性を持たせる
ものとする。
【0075】また、墨色低減補正処理が適用される条件
としてのC’,M’,Y’のいずれかの最小値(min
(CMY))に関する第2の境界値は、網点パーセント
換算0%以上80%未満であることが望ましい。図2
(a)では、C’,M’,Y’が0%以上の場合に墨色
低減補正処理が実行される様子を一例として示してい
る。また、図2(b)では、C’,M’,Y’が80%
(画像データが0〜255の場合には204)以上の場
合に墨色低減補正処理が実行される様子を一例として示
している。
【0076】また、墨色低減補正処理によってK’を低
下させる補正は、K’の値とmin(CMY)とに応じる
と共に、最大でK’の値の10%の減衰量となるように
実行することが望ましい。図2(a)および図2(b)
では、最大2%(画像データが0〜255の場合には、
5.1)の墨色低減補正処理が実行される様子を一例と
して示している。
【0077】この場合、K’が100%(画像データが
0〜255の場合に255)の場合であって、min(C
MY)が100%(画像データが0〜255の場合に2
55)の場合に、最大の墨色低減補正処理(図2(a)
および図2(b)では2%)が実行される。
【0078】そして、第1の境界値が上述した値未満の
場合、C’,M’,Y’のいずれかの最小値(min(C
MY))が第2の境界値未満の場合には、文字などの色
を鮮明にするため、墨色低減補正処理は一切実行しない
(K”=K’)。
【0079】そして、上述した墨色低減補正処理の最大
実行と不実行との間の領域では、階調が不連続になるト
ーンジャンプと呼ばれる現象を防止するため、図2
(a)および図2(b)に示すように、それらの間を滑
らかな特性で結ぶようにする。
【0080】墨色低減補正処理によって生成されるK”
を式で求めると以下のようになる。ここでは、図2
(a)の例に従い、K’が90%(画像データが0〜2
55の場合には229.5)以上の場合であって、
C’,M’,Y’が0%以上の場合に墨色低減補正処理
が実行され、最大で2%(画像データが0〜255の場
合には、5.1)の墨色低減補正処理が実行される場合
を一例として用いる。 K”=K’−Km, Km=((K’−229.5)/(255−229.
5))×(min(CMY)/255)×5.1, である。ただし,Km<0の場合には、Km=0とす
る。
【0081】なお、以上の場合に、図1の構成の代わり
に、C,M,Y,Kから補正後のC’,M’,Y’,
K’値を生成する4次元LUTに、K’の変わりにK”
を記憶させておいて、1段階で所望のC’,M’,
Y’,K”を得るようにしてもよい。
【0082】〈装置の動作〉カラープルーフ作成装置の
動作を、図16乃至図21に基づいて説明する。図16
はカラープルーフ作成装置の動作のメインフローチャー
ト、図17及び図18はカラープルーフ作成装置の給紙
処理のフローチャート、図19はカラープルーフ作成装
置のプリント処理のフローチャート、図20はカラープ
ルーフ作成装置の排紙処理のフローチャート、図21は
カラープルーフ作成装置の排出処理のフローチャートで
ある。
【0083】まず、カラープルーフ作成装置のメイン動
作について説明する。図16のカラープルーフ作成装置
の動作のメインフローチャートにおいて、ステップa1
でメインスイッチがONされると、ステップb1で装置
の初期設定が行われ、さらにステップc1で各機構部の
初期設定が行われ、ここでエラーが発生すると機能を停
止する。
【0084】初期設定が終了するとアイドリング運転が
行われてリモート処理が可能になる(ステップd1)。
このアイドリング運転中に操作部8のタッチパネル12
のメニューキーの操作で条件設定を行うことができる
(ステップe1)、この条件設定を行うとローカル処理
が可能になる。タッチパネル12のメニューキーの操作
で条件設定を行わない場合には、RIPからの出力画像
を受信して受信画像データのプリントを実行させるリモ
ート処理が行われる。
【0085】また、アイドリング運転中に感光材料がな
くなり補充を行う場合には、給紙カバー9を開けてカー
トリッジ10をセットして給紙カバー9を閉じて感光材
料の先端のカブリ部分を切断する給紙処理を行いアイド
リング運転に戻すが(ステップf1)、感光材料の先端
のカブリ部分を切断する給紙処理でエラーが生じると機
能を停止する。
【0086】書き込み動作は、給紙(ステップg1)、
プリント(ステップh1)、排紙(ステップi1)から
なり、この書き込み処理が終了すると、次の感光材料が
給送可能となる(ステップj1)。
【0087】次に、カラープルーフ作成装置の給紙処理
について説明する。図17のカラープルーフ作成装置の
給紙処理のフローチャートにおいて、ステップa2でカ
ートリッジ10の有無の判断を行い、カートリッジ10
がない場合にはエラー処理を行う(ステップb2)。
【0088】カートリッジ10がある場合には、ペーパ
ーエンドセンサS4からの検出信号に基づき感光材料の
終端の検出を行い(ステップc2)、感光材料の終端が
検出されるとエラー処理を行う(ステップb2)。
【0089】感光材料の終端が検出されない場合には、
給紙カバー9のロックを行い(ステップd2)、給紙ロ
ーラー21bを圧着させて(ステップe2)、さらにド
ラム給排紙ローラー27を圧着させる(ステップf
2)。そして、ドラム回転モーターM6の励磁をOFF
にしてドラム31を回転可能にし(ステップg2)、給
紙モーターM3を回転させて給紙ローラー21a,21
bにより感光材料を送る(ステップh2)。
【0090】感光材料の先端部をペーパー先端基準位置
センサS9により検出し(ステップi2)、先端部が検
出されると、この検出を基準にしてエンコーダーローラ
ー25の回転により感光材料の長さの計測を開始し(ス
テップj2)、感光材料を送ると共に、感光材料の送り
量から感光材料の長さをカウントし所定長さになると
(ステップk2)給紙モーターM3をOFFして(ステ
ップl2)、所定時間の安定待ちを行うとともに(ステ
ップm2)、給紙ローラー21bの圧着解除を行い(ス
テップn2)、ドラム給排紙ローラー23及びドラム3
1の回転により感光材料を搬送可能にする。
【0091】図18のカラープルーフ作成装置の給紙処
理のフローチャートにおいて、ステップa3でペーパー
吸引ブロアP1をONして、その安定を待ち(ステップ
b3)、安定後にドラム給排紙モーターM4をONする
(ステップc3)。これによって、ドラム31にペーパ
ーを吸着しつつ巻着ける。
【0092】ステップd3でペーパー長計測を開始し、
所定長の引出し完了後(ステップe3)、ステップf3
でドラム給排紙モーターM4をOFFする。ステップg
3で給紙ローラー21bを圧着し、ステップh3でペー
パーカットを行い、ステップi3でドラム給排紙モータ
ーM4をONすると共に、ステップj3で給紙ローラー
21a,21bの圧着を解除する。
【0093】ステップk3でドラムへのペーパー巻着完
了待ちの後、ステップl3でドラム給排紙モーターM4
をOFFし、ステップm3でドラム給排紙ローラー23
の圧着を解除する。
【0094】図19のカラープルーフ作成装置のプリン
ト処理のフローチャートにおいて、ステップa4でドラ
ム回転モーターM6をONしてドラム31の回転が安定
するのを待ち(ステップb4)、副走査モーターM7を
ONし(ステップc4)、露光シャッター332をON
し(ステップd4)、光学ユニット32がドラム軸方向
へ移動して副走査されるが、ステップe4で副走査書き
込み位置を検出し、画像データの出力を行う(ステップ
f4)。
【0095】このとき、レッドレーザー光源320、グ
リーンレーザー光源321、ブルーレーザー光源322
が、設定されたチャンネルのLUTのデータに基づいて
それぞれ発光し、印刷時のインクの色および/または印
刷用紙の色に対応した色を持つ画像を露光する。
【0096】ステップg4で画像データの書き込みが完
了すると、ドラム回転モーターM6をOFFすると共に
(ステップh4)、副走査モーターM7をOFFし(ス
テップi4)、光学ユニット32をホームポジションへ
移動させる。(ステップj4)。
【0097】そして、ステップk4でドラム給排紙ロー
ラー23をドラム31へ圧着させてドラム回転モーター
M6の励磁をOFFし(ステップl4)、ドラム給排紙
ローラー23の回転によりドラム31をホームポジショ
ンに移動させる(ステップm4)。
【0098】図20のカラープルーフ作成装置の排紙処
理のフローチャートにおいて、ステップa5で排紙ガイ
ド51を閉じて剥離位置へセットし、現像処理ユニット
4への出口シャッター55を開くと共に(ステップb
5)、ドラム給排紙ローラー23に圧着させる(ステッ
プc5)。
【0099】ステップd5でドラム給排紙モーターM4
をONしてドラム給排紙ローラー23が回転し、搬出モ
ーターM8をONして高速搬送して感光材料を送る(ス
テップe5)。剥離ジャム検出センサS30により感光
材料が剥離ジャムを起こしているか否かを判断し(ステ
ップf5)、剥離ジャムを起こしていない場合には、吸
引ブロアP1の駆動を停止して感光材料の吸引を解除す
る(ステップg5)。
【0100】ステップh5で出口センサS31により感
光材料の排出を検出し、搬出モーターM8を定速に切り
換えて現像処理ユニット4での処理に合わせる(ステッ
プi5)。そして、ドラム31を1回転させると共に
(ステップj5)、剥離ガイド51を開放する(ステッ
プk5)。
【0101】ステップl5でドラム給排紙モーターM4
をOFFし、ドラム回転モーターM6の励磁を行いドラ
ム31が自由に回転しないようにし(ステップm5)、
ドラム給排紙ローラー23の圧着を解除して排紙処理を
終了する(ステップn5)。
【0102】図21のカラープルーフ作成装置の排出処
理のフローチャートにおいて、ステップa6で出口セン
サS31により感光材料の排出を検出し、感光材料の後
端の検出が行われると、所定時間感光材料の排出完了を
待ち(ステップb6)、搬出モーターM8をOFFして
(ステップc6)、現像処理ユニット4への出口シャッ
ター55を閉じ(ステップd6)、給紙カバー9のロッ
クを解除して感光材料の排出処理を終了する(ステップ
e6)。
【0103】以上は、R光源、G光源及びB光源として
AOMを用いた例であるが、R,G,B各光源はそれに
限るものではなく、R,G,B各光源をすべてLD(レ
ーザーダイオード)を用いて構成してもよく、また、
R,G,B各光源をAOMとLDを用いて構成してもよ
いのはいうまでもない。
【0104】また、カラープルーフ作成にあたっては、
印刷用紙の表面のマットまたはグロシー状態に合わせ
て、それに対応した表面状態を有する感光材料を切り換
えて使用するのが、印刷物に対し忠実性の良いカラープ
ルーフを得る点で好ましい。
【0105】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、網点画像データに基づき、波長の異なる複数の光源
によって銀塩カラー感光材料を感光させてカラープルー
フを作成する際に、CMYKの画像データについて、階
調特性もしくは色調特性を補正し、前記補正後のCMY
Kについて、Kが第1の境界値以上であって、CMYの
いずれかの最小値が第2の境界値以上の場合に、Kの値
とCMYのいずれかの最小値とに応じた所定の割合でK
を低下させる補正を行い、Kの補正がなされたCMYK
の画像データに基づいて網点面積率の網点画像データを
作成して出力するようにしているため、墨版だけの部分
と墨オーバープリントの部分とを識別可能なカラープル
ーフを作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的特性
を示す特性図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置の外観斜視図
である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置の外観斜視図
である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成を
示す模式図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構成
を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置におけるL
UTの一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置におけるL
UTの一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態の一例の装置におけるL
UTの一例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例の装置におけるカ
ラーコレクション設定用画面の一例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態の一例の装置におけるカ
ラーコレクションチャンネル設定用画面の一例を示す図
である。
【図15】本実施の形態例におけるドットゲインカーブ
の例を示すグラフである。
【図16】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図20】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置 2 装置本体 3 露光ユニット 4 現像処理ユニット 7 紙装填部 8 操作部 11 液晶パネル 12 タッチパネル 31 ドラム 30 主走査部 40 副走査部 100 制御部 101 CPU 200 RIP 201 画像データI/F部 205 LUT 206〜208 D/A変換部 D320,D321,D322 AOMドライバ 320 レッドレーザー光源 321 グリーンレーザー光源 322 ブルーレーザー光源 323 レッドレーザーAOM 324 グリーンレーザーAOM 327 ブルーレーザーAOM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA11 AA24 AA29 AB11 BA09 BA13 BB03 BB15 BC07 BC09 BC10 DA06 EA04 5B057 AA11 CA01 CA07 CA12 CA16 CB01 CB07 CB12 CB16 CC01 CE13 CE17 5C077 LL12 MM27 MP02 NN06 PP15 PP33 PP37 PP38 PP43 TT08 5C079 HB03 LA12 LA21 LC12 MA11 NA06 NA11 PA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網点画像データに基づき、波長の異なる
    複数の光源によって銀塩カラー感光材料を感光させてカ
    ラープルーフを作成する方法であって、 CMYKの画像データについて、階調特性もしくは色調
    特性を補正し、 前記補正後のCMYKについて、Kが第1の境界値以上
    であって、CMYのいずれかの最小値が第2の境界値以
    上の場合に、Kの値とCMYのいずれかの最小値とに応
    じた所定の割合でKを低下させる補正を行い、 Kの補正がなされたCMYKの画像データに基づいて網
    点面積率の網点画像データを作成して出力する、ことを
    特徴とすることを特徴とするカラープルーフ作成方法。
  2. 【請求項2】 網点画像データに基づき、波長の異なる
    複数の光源によって銀塩カラー感光材料を感光させてカ
    ラープルーフを作成する装置であって、 CMYKの画像データについて、階調特性もしくは色調
    特性を補正し、前記補正後のCMYKについて、Kが第
    1の境界値以上であって、CMYのいずれかの最小値が
    第2の境界値以上の場合に、Kの値とCMYのいずれか
    の最小値とに応じた所定の割合でKを低下させる補正を
    行い、Kの補正がなされたCMYKの画像データに基づ
    いて網点面積率の網点画像データを作成して出力するデ
    ータ変換手段、を具備することを特徴とするカラープル
    ーフ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の境界値は、網点パーセント換
    算で50%以上100%未満である、ことを特徴とする
    請求項2記載のカラープルーフ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の境界値は、網点パーセント換
    算0%以上80%未満である、ことを特徴とする請求項
    2記載のカラープルーフ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記Kの低下させる補正は、Kの値とC
    MYのいずれかの最小値とに応じると共に、最大でKの
    値の10%の減衰量となるように実行する、ことを特徴
    とする請求項2記載のカラープルーフ作成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の境界値は、網点パーセント換
    算で50%以上100%未満であり、前記第2の境界値
    は、網点パーセント換算0%以上80%未満であり、前
    記Kの低下させる補正は、Kの値とCMYのいずれかの
    最小値とに応じると共に、最大でKの値の10%の減衰
    量となるように実行する、ことを特徴とする請求項2記
    載のカラープルーフ作成装置。
JP2001011546A 2001-01-19 2001-01-19 カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置 Pending JP2002218269A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011546A JP2002218269A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置
US10/047,085 US7085011B2 (en) 2001-01-19 2002-01-14 Color proofing apparatus and method of making color proof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011546A JP2002218269A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002218269A true JP2002218269A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18878676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001011546A Pending JP2002218269A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002218269A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191965A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像生成装置及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191965A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像生成装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05504455A (ja) 電子的に生成した入力画像データを使用するプリンタのための色及び階調を較正する較正システム
WO2006025202A1 (ja) カラー画像とモノクロ画像の画像処理
US20050111016A1 (en) Image recording apparatus, management apparatus, color proof creating system, computer program product and light intensity correction method for image recording apparatus
JP3837962B2 (ja) カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置
US7085011B2 (en) Color proofing apparatus and method of making color proof
JP2002218269A (ja) カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置
JP2003255518A (ja) カラープルーフ作成方法及びカラープルーフ作成装置
JPH11205622A (ja) カラープルーフ作成方法及び装置
JP2002347314A (ja) 画像記録装置
EP1580981A2 (en) Color adjusting method, color image forming method, and color image forming device
JP4350734B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法、並びに、コンピュータプログラムおよび記憶媒体
JP2002365736A (ja) 画像記録装置
JPH11337854A (ja) 画像記録装置
JP2002320099A (ja) カラー画像記録装置
JP2002323754A (ja) カラー画像記録装置
JP2005033315A (ja) 画像記録装置
JP2002040566A (ja) カラープルーフ作成装置及びカラー画像記録装置
JP2002240354A (ja) 画像記録装置
JP2002357870A (ja) 画像記録システム
JP2005031190A (ja) 画像記録装置
JP2005045304A (ja) 画像記録装置
JP2002356042A (ja) 画像記録装置
JP2004170493A (ja) 画像記録装置、管理装置、カラープルーフ作成システム、情報処理方法、その方法を実行させるためのプログラム、プログラムを記録した情報記録媒体、及びコンピュータプログラム製品
JP2004272060A (ja) 画像記録装置
JP2004205844A (ja) カラープルーフ作成システム、及び、カラープルーフ作成方法