JP2005034724A - 遠心機のドア機構 - Google Patents

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JP2005034724A
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Masanori Yoshioka
政典 吉岡
Masahiro Inaba
雅裕 稲庭
Hiroshi Hayasaka
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Abstract

【課題】遠心機のドア機構において、ドアの開閉に力が要らず、ドアを任意の角度でとどめ置くことができ、ドアを鉛直に開いたときガタ振動やガタ音を発生せず、更にガススプリングがガス抜け故障を起こしてもドアが落下しないように操作性、安全性を向上させる。
【解決手段】ドアを回動自在とするため回転の支点として設けられた蝶番に回動動作伴い回転抵抗を付与すると共に遠心機筐体とこのドアの回転支点近傍に跨りガススプリングを設け、このガススプリングはドアが鉛直方向に開く際伸張動作を行い、ドアがほぼ垂直になる位置においてガススプリングがほぼストロークエンドとなるように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、遠心分離機の回動ドア機構に係り、特にドアの開閉動作を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のドア機構では、ドアを回動自在に保持するための蝶番とドアを開ける方向に伸張力を付与するようにガススプリングを組み合わせ、ドアの重力下方方向の力の一部をガススプリングで負担し、ドアを鉛直・水平方向に開閉する際、操作者がより少ない力でドア開閉操作ができるようにしていた。しかし、この構成ではガススプリングがガス抜けを起こし故障すると、ガススプリングは伸張力を失い、ほぼ鉛直に開けたドアが閉まる方向の水平位置に自然落下し、操作者が手を挟まれるなどの危険があった。
【0003】
この場合、ガススプリングを2本用い片方が故障してもドアが落下しないようにすることは可能であるが、ガススプリングの伸張力が2倍になリ、ドアを閉める際に大きな力が必要になる欠点があった。また、ドアの鉛直方向の終点を定めるためにストッパ等のドアの回動を制限する部品を設けるのは、このストッパに比較的大きな力が加わるためストッパの変形が起き易く耐久性が保てず従来から好まれない。
【0004】
そのため、ガススプリングの伸張のストロークエンドをちょうどドアを鉛直方向に持ち上げ開いた位置の終点の位置関係になる様にすると、ドアのストロークエンドでガススプリングの伸張力が途切れるため、ドアが鉛直に立ったところで機構部の隙間等によりガタ振動やガタ音を生じ、ドア開動作の品質が悪くなる欠点があった。
【0005】
一方、ドアを回動自在に保持するために蝶番に回転抵抗を付与したもののみを用いる構成では、この種の蝶番はドアを開ける際にも回動時に回転抗力が発生するように作用するため、ドア開閉時の操作者の力の負担が大きくなる欠点があった。
【0006】
また、ドアを回動自在に保持するための蝶番にコイルバネを設けて、バネの力を用いてドアの開閉をサポートするものもある。(例えば特許文献1)
【特許文献1】
特開平6−246192号公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、遠心機のこの種のドア機構に於いて、ドアの開閉に力が要らず、ドアを鉛直に開いたときガタ振動やガタ音を発生せず、更にガススプリングがガス抜け故障を起こしてもドアが自然落下しないように操作性、安全性を向上させたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ドアを回動自在とするため回転の支点として設けられた蝶番に回動動作に伴う回転抵抗を付与すると共に、遠心機筐体とこのドアの回転支点近傍に跨りガススプリングを設け、このガススプリングはドアが鉛直方向に開く際伸張動作を行い、ドアがほぼ垂直になる位置においてガススプリングがほぼストロークエンドとなるように構成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の具体的実施例に就いて、以下図面を用い詳細に説明する。
まず、構成について説明すると、図1は本発明になる遠心機のドア機構の一実施例を示す斜視図である。図1に於いて、1は本発明を適用するに好適な遠心機本体、2は筐体、3はドア、4及び5はドア3を回動自在に支える回動中心となるトルク蝶番、6はガススプリング、7はガススプリングのシリンダ側の端部をドア3に接続するためのベースプレートであり、ベースプレート7はボルト8及び9によりドア3に固着されている。ガススプリング6はベースシャフト10によりベースプレート7に回動自在に組みつけられている。なお、ガススプリング6のロッド側の筐体2への取り付けは上記ドア3への取りつけと同様に適当なベースシャフトを用い回動自在に取り付けられている。
【0010】
ドア3にはドア3を閉めチャンバ11を覆う際ドア3の回動をロックするためのフック12が2箇所設けられ、更にテーブル13にドア3を吸着保持するためのマグネットプレート14、水平状態で閉まっているドア3を鉛直状態に持ち上げる際操作者が指を掛けるグリップ15が設けられている。ドア3を閉めるとドアの内側面に設けられたボトムカバ24がチャンバ11とテーブル13の間に介して嵌め込まれているテーブルリング16が密着当接する。30はロータ、31はチューブ入り試料である。
【0011】
図2は図1のドア3を閉めた状態を示す斜視図であり、図1と同一の機能部分には同一の番号が付してあり、17はドア3の外側面に設けられた遠心機本体1の操作部である。
図3は図1のトルク蝶番4及び5の詳細を示した部分拡大斜視図であり、図1と同一機能部分には同一の番号が付してあり、トルク蝶番4は複数のネジ18によって夫々ドア3、筐体2に固定されており、その回動の中心となる蝶番シャフト19をトルク蝶番4のひとつの羽根から延びたシャフトケース20で覆い、フリクションホルダ21は蝶番シャフト19をフリクション部材22で強く包み込み、フリクションホルダ21及びフリクション部材22はリベット23にてトルク蝶番4の他方の羽根にカシメられている。トルク蝶番4は、例えば商品名トルクヒンジ、型式B−1109−1でタキゲン製造(株)から市販されているものを使用してもよい。
【0012】
トルク蝶番4及び5の抗力特性は、ドア3が水平な閉状態から鉛直の開状態に動く間、及びドア3が鉛直の開状態から水平な閉状態に動く間共、トルク蝶番4の回動点を支点に一定の抗力トルクモーメントを発揮する。ガススプリング6の伸張特性をトルク蝶番4の回動点を支点にして表すと、ドア3が水平な閉状態から鉛直の開状態に動く間はガススプリング6の内部摩擦のため、ドア3が鉛直の開状態から水平な閉状態に動く間よりも小さなトルクモーメントを発揮する。トルク蝶番4の回動点を支点にすると、ドア3自身のトルクモーメントは、ドア3が水平な閉状態から鉛直の開状態に動くに従って小さくなる。
【0013】
ドア3の開閉に必要な力は、上記のトルク蝶番4、ガススプリング6及びドア3自身のトルクモーメントの合算値となり、ドア3が水平な閉状態から鉛直の開状態に、かつ鉛直の開状態から水平な閉状態に動く間にドア3の開閉に必要な力が最小になるように設定する。
図4は図1のガススプリング6のドア3への取り付けの詳細を示した部分拡大斜視図であり、図1と同一機能部分には同一の番号が付してある。
図5は図1のトルク蝶番4の断面を示した図であり、図1と同一機能部分には同一の番号が付してある。
【0014】
上記の構成において、遠心分離作業が終了しチャンバ11からロータもしくは試料を取り出すために、遠心機本体1の操作者が図2に示すドア3を閉めた状態から図1に示すドア3を開けた状態にするため、グリップ15に指を掛けてドア3を鉛直上方に持ち上げる際は、ガススプリング6の伸張作用によりドア3の重力方向の重さ、トルク蝶番4の回動時の抗力が軽減され、僅かの力でドア3を開けることが出来る。ドア3が回動の終点のほぼドア3が鉛直になった状態でガススプリング6はストロークエンドに達する際は、トルク蝶番4の回動時の抗力が作用し、動作を円滑にするためガススプリング6のシリンダハウジング側の端部をドア3に接続するための穴とベースシャフト10との間に設けられている隙間等により従来発生していたガタ振動、ガタ音を生じることなくドア3はその位置に静かに静止する。
【0015】
勿論この構成ではガススプリング6がガス抜けを起こし故障しガススプリング6がその伸張力を失ってもトルク蝶番4の作用により、ほぼ鉛直に開けたドア3が閉まる水平位置に自然落下することは無く、操作者が手を挟まれるなどの危険は起きない。従って、この場合高価なガススプリング6を2本用い片方が故障してもドアが落下しないようにする必要がないから遠心機本体1をより安価に提供可能である。
【0016】
次に、遠心分離作業を始める為にチャンバ11にロータ30もしくはチューブ入り試料31をセットし、遠心機本体1に操作者が図1に示すドア3を開けた状態から図2に示すドア3を閉めた状態にするため、ドア3の外側面を手で押して閉める際は、ガススプリング6の伸張作用はドア3が閉まるに従って強くなるが、ドア3は水平方向に向うのでドア3の質量の重力作用も次第に大きくなり、ドア3を閉める力はさほど要らない。
【0017】
また、通常、トルク蝶番4及びガススプリング6は市販品を利用するため、特に遠心機本体1用に専用に設計されたものは使えないため、トルク蝶番4のトルク抗力の大きさ或はガススプリング6の伸張力の大きさ等の特性で、これらを単独で用いる場合にしばしば遭遇する丁度良く適合するものが無いためにドア3の質量を増す必要などが無い。
【0018】
更に、遠心分離作業が終了し翌日再度使用するまでの間、しばしば遠心機本体1のドア3をチャンバ11の乾燥のため、かつこの間に空中のゴミ、ばい菌がチャンバ11へ侵入しない様にドア3を斜めに半開きしておくことがあるが、本発明の構成ではドア3を斜めの任意角度位置でとどめ置くことが可能であり、この場合にも良い操作性を提供できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ドアを回動自在とするため回転の支点として設けられた蝶番に回動動作伴い回転抵抗を付与すると共に遠心機筐体とこのドアの回転支点近傍に跨りガススプリングを設け、このガススプリングはドアが鉛直方向に開く際伸張動作を行い、ドアがほぼ垂直になる位置においてガススプリングはほぼストロークエンドとなるように構成したので、この種のドア機構において、ドアの開閉に力が要らず、かつドアを任意の位置にとどめ置くことができ、更にドアを鉛直に開いたときにガタ振動やガタ音を生むことなく、またガススプリングがガス抜け故障を起こしてもドアが落下しないようになるため、操作性、安全性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる遠心機のドア機構の一実施例を示す斜視図
【図2】図1のドア3を閉めた状態を示す斜視図
【図3】図1のトルク蝶番4の詳細を示した部分拡大斜視図
【図4】図1のガススプリング6のドア3への取り付けの詳細を示した部分拡大斜視図
【図5】図5は図1のトルク蝶番4の断面を示した図
【符号の説明】
2は筐体、3はドア、4はトルク蝶番、6はガススプリング、11はチャンバ、30はロータである。

Claims (1)

  1. 試料を分離するロータを収納するチャンバと、該チャンバを覆うドアと、前記チャンバと前記ドアを組み付ける筐体と、該筐体に対して前記ドアを回動自在とするため設けられた蝶番と、前記筐体と前記ドアに介在して設けられたガススプリングから成り、前記ドアが鉛直方向に開く際前記ガススプリングは伸張しほぼストロークエンドとなりかつ前記蝶番は回動動作伴い回転抵抗を付与されたものとしたことを特徴とする遠心機のドア機構。
JP2003199535A 2003-07-18 2003-07-18 遠心機のドア機構 Pending JP2005034724A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168253A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Kubota Seisakusho:Kk 遠心分離機のドア機構
US7815560B2 (en) 2005-09-26 2010-10-19 Hitachi Koki Co., Ltd. Centrifuge having pivotally supported door
JP2013179782A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Koito Electric Industries Ltd 回転支持機構

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