JP2005034674A - ふきこぼれ防止器具 - Google Patents

Abstract

【課題】既存の鍋を使用し簡易にふきこぼれ防止機能を付加できるふきこぼれ防止器具を提供すること。
【解決手段】調理用鍋のふきこぼれを防止するため、鍋蓋と鍋本体とを離間し略コ字形状ブロック体に形成し鍋蓋周縁部を挟持するスリット状の挟持部とその後方に鍋蓋周縁部の折り曲げ部分を抱持するため略円筒状などの空隙を設け鍋蓋周縁部に１箇所乃至数ヶ所嵌合し、鍋蓋と鍋本体とを離間し間隙をつくることにより調理用鍋のふきこぼれを防止するようにした。
【選択図】 図１

Description

本発明は、調理用鍋のふきこぼれ防止に関するものである。

従来、この種のふきこぼれ防止装置には種々のものがあるが、例えば特開Ｈ１１−５６６４１号公報に示されるものがある。このふきこぼれ防止装置は鍋蓋のつまみ部分に支持金具嵌挿のための溝孔を設け支持金具により鍋蓋を支持操作するものである。既存の鍋蓋には容易に使用し難い。

又、従来のこの種の別の装置として、特開Ｈ１０−５１２１号公報に示されるものがある。このふきこぼれ防止鍋は鍋本体に支承突起部を設け鍋蓋との間に間隙を生じさせる構造となっている。

しかしながら、Ｈ１１−５６６４１号公報、特開Ｈ１０−５１２１号公報のいずれのふきこぼれ防止装置は、既存の鍋を利用できないものとなっている。

本発明は前述の如き事実に鑑みなされたものであり、既存の鍋を使用し簡易にふきこぼれ防止機能を付加できるふきこぼれ防止器具を提供することを課題とするものである。

課題を解決する為の手段

上記課題を解決することを目的としてなされた本発明は、鍋蓋と鍋本体とを離間し、ふきこぼれを防止するため略コ字形状ブロック体に形成し鍋蓋周縁部を挟持するスリット状の挟持部とその後方に鍋蓋周縁部の折り曲げ部分を抱持するため略円筒状などの空隙を設け鍋蓋周縁部に１箇所乃至数ヶ所嵌合し、鍋蓋と鍋本体とを離間し間隙をつくることにより調理用鍋のふきこぼれを防止することを特徴とするふきこぼれ防止器具。

本発明の実施の形態を添付図面及び符号に基づいて詳細に説明する。図１は本発明の一例を示す断面図であり、本発明器具本体５は耐熱性、防滑性を有する合成樹脂、合成ゴム、金属のいずれかにより形成し、挟持部３に鋸状の滑り止めを設け鍋蓋周縁部の折り返し部分を抱持する略円筒状の抱持部４を設け鍋本体２上部に載置した一例である。図２は、鍋本体２上部内側に載置した例である。図７は、金属製のものであり帯状又は線状のバネ機能を有した金属に防滑のため耐熱、防滑性を有する合成樹脂、合成ゴムのいずれかを貼付、吹付又は嵌着するものである。又図１〜２の抱持部４の形状及び又は挟持部３の形状は前記の形状に限定されるものではないことは勿論である。

図３は、本ふきこぼれ防止器具の平面視矩形状に形成した一例の斜視図である。図４は、平面形状を矩形状とした例の平面図である。図５は、平面形状を円弧状とした例の平面図である。図６は、平面形状を多角形状とした例の平面図である。尚本発明におけるふきこぼれ防止器具の形状は上記のものに限定されるものではないことは勿論である。

発明の効果

本発明は上述のとおりであって既存の鍋蓋に箸などを挟むことなくに簡単に嵌合することが可能で調理の妨げにならずにふきこぼれを防止できる。又、クリップ形状であるため調理用クリップとしても使用が可能である。

本発明ふきこぼれ防止器具の一例の断面図。 本発明ふきこぼれ防止器具の例の断面図。 本発明ふきこぼれ防止器具の例の斜視図。 本発明ふきこぼれ防止器具の例の平面図。 本発明ふきこぼれ防止器具の例の平面図。 本発明ふきこぼれ防止器具の例の平面図。 本発明ふきこぼれ防止器具の金属製の一例の断面図。

符号の説明

１ 鍋蓋
２ 鍋本体
３ 挟持部
４ 抱持部
５ 本発明ふきこぼれ防止器具本体

Claims (2)

1. 略コ字形状ブロック体に形成し鍋蓋周縁部を挟持するスリット状の挟持部とその後方に鍋蓋周縁部の折り曲げ部分を抱持するため略円筒状などの空隙を設け鍋蓋周縁部に１箇所乃至数ヶ所嵌合し、鍋蓋と鍋本体に間隙をつくることにより調理用鍋のふきこぼれを防止することを特徴とするふきこぼれ防止器具。
2. 前記ふきこぼれ防止器具の平面形状を多角形又は円弧状などとした請求項１のふきこぼれ防止器具。

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