JP2005034183A - 電気湯沸かし器 - Google Patents
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Abstract
【課題】湯沸かし容器内面への水垢の付着力を低減させ、水垢に対して簡単にお手入れができる電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【解決手段】湯沸かし容器1内の水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群3を備え、加熱ヒータ2により水またはお湯を対流させるものである。これにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンを結合し結晶化を促進させるため、湯沸かし容器1内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】湯沸かし容器1内の水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群3を備え、加熱ヒータ2により水またはお湯を対流させるものである。これにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンを結合し結晶化を促進させるため、湯沸かし容器1内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができるものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湯沸かし容内面への水垢の付着力を低減させ、水垢に対して簡単にお手入れができるようにした電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気湯沸かし器では使用する水道水の硬度や使用期間、また使用方法によっては水垢が湯沸かし容器内面に付着し、著しく清潔感を損なうと共にお手入れに手間が掛かり、使い勝手の悪いものであった。このため、湯沸かし容器内面に水垢が付着しにくいようにフッ素コートを行ったり(例えば、特許文献1参照)、付着した水垢を簡単に除去するためクエン酸溶液を湯沸かし容器に注ぎ、湯沸かしにより水垢の除去を行ったりしている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平09−154730号公報
【特許文献2】
特開平06−340989号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフッ素コートでは完全に水垢の付着を抑制することができず、高硬度水や長期間保温など使用方法によっては水垢の付着が著しく、水垢の定期的な手入れが必要であった。また、付着した水垢を除去するクエン酸溶液による手入れも水垢を除去した後に残存するクエン酸溶液の洗浄のため繰り返し水洗いを行う必要があり厄介であった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、湯沸かし容内面への水垢の付着力を低減させ、水垢に対して簡単にお手入れができるようにした電気湯沸かし器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の電気湯沸かし器は、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群を備えたものである。
【0007】
これにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群を備えた電気湯沸かし器とすることにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができる。すなわち、湯沸かし容器内面に水垢が付着しにくくなることにより、結晶化した水垢が凝集して湯沸かし容器内底面に堆積する。この堆積した水垢は湯沸かし容器内底面に強固に付着していないため、濯ぎ洗いや濡れたスポンジタワシによる擦り洗いなどの簡単な方法で除去することができ、お手入れが簡単になる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、磁石群は、磁石間に流水経路を形成した少なくとも1対の磁石を備え、この磁石群の流水経路に水またはお湯を供給し水またはお湯を磁気処理するようにした請求項1に記載の電気湯沸かし器とすることにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができるとともに、少なくとも1対の磁石間の流水経路に水またはお湯を供給することで、水またはお湯を効率よく磁気処理することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、磁石群を構成する少なくとも1対の磁石は、互いに磁極の極性が逆になるように対向させてなる請求項2に記載の電気湯沸かし器とすることにより、磁石群の間に流水経路を簡単に形成させることができるとともに強固な磁気処理を行うことができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、磁石群は、加熱ヒータ直上の湯沸かし容器内に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、加熱ヒータの沸騰作用を利用することで、水またはお湯を対流させ効率よく磁気処理し水垢の付着力を低減することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、湯沸かし容器の底面を、水またはお湯の導出口に向けて傾斜させた請求項4に記載の電気湯沸かし器とすることにより、湯沸かし容器の内底面に堆積する水垢を導出口より湯沸かし容器外部に流出させることができ、水垢の堆積を抑え、簡単にお手入れを行うことができる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、湯沸かし容器の底面全体を加熱ヒータで加熱した請求項4または5に記載の電気湯沸かし器とすることにより、湯沸かし容器の底面全体による湯沸かしによる沸騰作用によって、湯沸かし容器の内底面への水垢の堆積を防止することにより、お手入れが簡単となる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、水垢を吸着する吸着材を、水またはお湯と接して着脱自在に配置した請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、水垢が湯沸かし容器の内底面に堆積する前に水垢を吸着材で吸着することができ、吸着材は着脱自在であるため、必要に応じ吸着材を交換することができる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、磁石群を水またはお湯が通るケースに収納し、このケースの外底面に湯沸かし容器内面と当接する複数個の突起を形成した請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、ケースによる磁石群の耐熱水性の向上や水またはお湯への磁石成分の溶出防止および操作性の向上が可能となる。特に、ケースの突起により、湯沸かし容器内面との間で水またはお湯の流れがスムーズになるとともに湯沸かし容器内面との接触面積が少なくなり水垢の堆積を軽減させることができる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、ケース内に水改質剤を収納した請求項8に記載の電気湯沸かし器とすることにより、磁石群による磁気処理以外に、水質を改良することができる作用を有する。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施例1)
図1、図2は本発明の実施例1における電気湯沸かし器を示すものである。
【0019】
図1に示すように、湯沸かし容器1は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面に加熱ヒータ2が設けられている。また、湯沸かし容器1の内部で加熱ヒータ2直上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群3を磁力で固定配置している。
【0020】
この磁石群3は、図2に示すように、磁石3a間に流水経路3bを形成した少なくとも1対の磁石を備え、この磁石群3の流水経路3bに水またはお湯を供給し水またはお湯を磁気処理するようにしている。また、1対の磁石3aは、希土類磁石からなる半リング状の形状をしており、底部に切り欠き部3cを有する。さらに、磁石群を構成する少なくとも1対の磁石3aは、図に示すように、互いに磁極の極性(S/N)が逆になるように対向させている。
【0021】
以上のように構成された、本実施例の電気湯沸かし器では、加熱ヒータ2に通電すると、図に示すように、湯沸かし時の沸騰作用で磁石3aに設けた切り欠き部3cを通して、水またはお湯が対流し、磁石3aの間に形成された流水経路3bに水またはお湯が流れ、効率よく磁気処理される。なお、図示していないが、湯沸かし容器1の外部に設置された液体ポンプにより、水またはお湯を強制的に循環させてもよい。
【0022】
ここで、本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を行うため湯沸かし容器1内に高硬度水(硬度150の調整水)を満水まで注ぎ、加熱ヒータ2に通電し、お湯を沸かし、98℃で2時間保温する。この後、湯沸かし容器1内の半分のお湯を湯沸かし容器1の外部に設置した液体ポンプ(図示せず)により出湯し、新たに高硬度水を湯沸かし容器1内に注ぎ満水とした。このような操作を繰り返し行い、湯沸かし容器1内面の水垢の付着状態を調べ、(表1)に結果を示した。なお、比較のため、磁石群3を使用しない従来の電気湯沸かし器についても同様に性能評価した。
【0023】
【表1】
これから明らかなように、本実施例の電気湯沸かし器では、20回繰り返しても湯沸かし容器1の内側面には全く水垢の付着は見られなかった。しかし、湯沸かし容器1の内底面には大きく成長した水垢が見られたが、付着力は弱く、濯ぎ洗いで簡単に除去することができた。これに対して、磁石群3を配置していない従来の電気湯沸かし器では、湯沸かし容器1の内側面および内底面には水垢が付着し、濯ぎ洗いはもとよりスポンジタワシによる擦り洗いでも除去することができなかった。 以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、水またはお湯が磁石群3により磁気処理され、水垢の付着力が低減されるため、水垢に対して簡単にお手入れができるようになる。また、湯沸かし容器の側面には水垢がほとんど付着することはないため、湯沸かし容器の側面に印刷または刻印などの方法で形成されている満水表示が水垢により見えなくなることはない。また、濯ぎ洗いやスポンジタワシによる簡単なお手入れで水垢を除去することができるため、湯沸かし容器内面のフッ素コートを無くすことも可能である。そして、1対の磁石3aは、互いに磁極の極性が逆になるように対向させたことにより、磁石3aの間に流水経路3cを簡単に形成させることができるとともに強固な磁気処理を行うことができる。
【0024】
上記した本実施例では、磁石群3を湯沸かし容器1の内部に配置している場合を示したが、磁石群3を湯沸かし容器1の外部に配置して外から水またはお湯を磁気処理することも可能である。また、湯沸かし容器1の内外の両方に磁石群3を配置して水垢の付着力を低減するようにしてもよいし、湯沸かし容器1から水またはお湯を外部に排出する経路に配置してもよい。なお、磁石群3の構成としては、図に示す構成のものを湯沸かし容器1の内部に配置することが磁気処理にすぐれた効果を発揮するが、これに限られるものではない。
【0025】
なお、本実施例の磁石3aとしては永久磁石が良く、本実施例では、希土類磁石を用いたが、フェライト磁石、サマリウム・コバルト磁石などであってもよい。しかし、希土類磁石を使用する場合は、錆易いため、メッキや塗装などの表面処理を施したり、金属や樹脂のケースに収納したりして使用するのがよい。また、磁石3aの切り欠き部3cの代わりに、打ち抜きもしくは突起を設けることでも対流の発生効果が期待でき、水またはお湯を効果的に対流させることができる。
【0026】
また、本実施例では、加熱ヒータ2の直上に磁石群3を配置したが、これは必ずしも加熱ヒータ2に接触していなくとも、加熱ヒータ2上部に位置して、加熱時の沸騰作用の影響を受ける範囲であればよい。従って、何らかの手段により加熱ヒータ2の上部に位置するように吊り下げたものであってもよい。
【0027】
(実施例2)
次に、図3は本発明の実施例2における電気湯沸かし器を示すものである。
【0028】
図に示すように、湯沸かし容器11は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面に加熱ヒータ12が設けられている。また、湯沸かし容器11の内部で加熱ヒータ12直上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する実施例1と同様な磁石群13を磁力で固定配置している。そして、湯沸かし容器11の底面には水またはお湯の導出口14が設けられ、湯沸かし容器11の底面を導出口14に向けて緩やかに傾斜させた構成としている。すなわち、導出口14が下位側に位置するようになっている。
【0029】
以上のように構成された本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様にして行ったところ、実施例1と同様に、湯沸かし容器内11の内側面には水垢は付着しなかった。さらに、湯沸かし容器11の内底面にも水垢の堆積はほとんど見られなかった。
【0030】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、出湯の際に湯沸かし容器11の内底面に堆積している水垢がお湯と一緒に湯沸かし容器11の外部に流出するため、水垢の堆積を抑え、簡単にお手入れを行うことができる。
【0031】
(実施例3)
次に、図4は本発明の実施例3における電気湯沸かし器を示すものである。
【0032】
図に示すように、湯沸かし容器21は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面全体に加熱ヒータ22が設けられ、湯沸かし容器21の底面全体が発熱部となるように設計されている。また、湯沸かし容器21の内部で加熱ヒータ22上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する実施例1と同様な磁石群23を磁力で固定配置している。また、湯沸かし容器21の内底面には水またはお湯の導出口24が設けられている。
【0033】
以上のように構成された本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様にして行ったところ、本実施例の電気湯沸かし器では、実施例2と同様に、湯沸かし容器21の内側面には水垢は付着せず、湯沸かし容器21の内底面にも水垢はほとんど見られなかった。
【0034】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、湯沸かし容器21の底面全体を発熱部としたため、加熱ヒータ22の湯沸かし時の沸騰作用により、水垢が湯沸かし容器21の内底面に堆積するのを防止し、出湯の際に水垢がお湯と一緒に湯沸かし容器21の外部に流出するため、お手入れは簡単となった。
【0035】
(実施例4)
次に、図5、図6は本発明の実施例4における電気湯沸かし器を示すものである。
【0036】
図5に示すように、湯沸かし容器31は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面に加熱ヒータ32が設けられている。また、湯沸かし容器21の内部で加熱ヒータ22上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する実施例1と同様な磁石群33を磁力で固定配置している。また、湯沸かし容器21の内底面には水垢を吸着する吸着材34を、水またはお湯と接して着脱自在に配置している。そして、吸着材34は、図6に示すように、SUS304のメッシュからなる吸着ケース34aの内部に、水垢を吸着する酸化珪素および酸化アルミニウムを主成分とするセラミックボール34bと、湯沸かし容器31の内底面に着脱自在に配置するために磁石からなる保持材34cを収納している。
【0037】
以上のように構成された本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様にして行ったところ、本実施例の電気湯沸かし器では、実施例2と同様に、湯沸かし容器内31の内側面および内底面とも水垢はほとんど見られなかった。
【0038】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、水垢が湯沸かし容器31の内底面に堆積する前に水垢を吸着材34で吸着することができ、吸着材34は着脱自在であるため、必要に応じ吸着材を交換することができる。これにより、お手入れも簡単になった。
【0039】
なお、吸着材34は、不織布やメッシュを用い物理的に吸着する方法の吸着材や、酸化珪素および酸化アルミニウムを主成分とするセラミックボールを用い、イオン交換により化学的に吸着する方法の吸着材でもよい。また、他の組成のセラミックでもよい。
【0040】
(実施例5)
次に、図7は本発明の実施例5における電気湯沸かし器を示すものである。
【0041】
図に示すように、希土類磁石からなる6個の半リング状の形状を有する3対の対向する磁石からなる磁石群43aを、水またはお湯が通るケース43に3段重ねに収納し、このケース43の外底面に湯沸かし容器内面と当接する3個の突起43cを形成している。ケース43に収納されている対向する磁石の間に相当する部分には、流水経路43bが形成され、図の矢印に示すように、水またはお湯の対流が行われるようになっている。
【0042】
以上のように構成されたケース43を湯沸かし容器の内底面に配置した本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を、実施例1と同様の方法で行ったところ、実施例1と同様の効果が得られた。
【0043】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、ケース43による磁石群43aの耐熱水性の向上や水またはお湯への磁石成分の溶出防止および操作性の向上が可能となる。特に、ケース43の突起43cにより、湯沸かし容器内面との間で水またはお湯の流れがスムーズになるとともに湯沸かし容器内面との接触面積が少なくなり水垢の堆積を軽減させることができる。
【0044】
なお、ケース43の材質としては、金属の場合は耐食性に優れたSUS430系のフェライト系ステンレス鋼、また樹脂では耐熱水性に優れたPPS(ポリフェニレンスルフィド)、PES(ポリエーテルスルホン)、PSF(ポリスルホン)がよい。ケース43が樹脂の場合は、このなかに磁石群43aをモールドしてもよい。
【0045】
(実施例6)
次に、本発明の実施例6における電気湯沸かし器について説明する。
【0046】
本実施例は、実施例5における磁石群43aの下側に位置するケース内に、球状の麦飯石、トルマリン石、その他の遠赤外線セラミックなどの水改質剤を収納したものである。
【0047】
このような水改質剤を湯沸かし容器の内底面に配置した本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様の方法で行ったところ、水垢に対して同様の効果が得られた。さらに、水垢に関する効果以外に水質の改質効果が得られ、お茶やコーヒー及び紅茶の抽出が高まった。
【0048】
上記した各実施例1〜6の構成は、必要に応じて適宜組み合わせて使用することができるものであり、実施例そのものに限られるものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電気湯沸かし器は、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群を備えたものであり、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図2】同電気湯沸かし器における磁石群の斜視図
【図3】本発明の実施例2における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図4】本発明の実施例3における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図5】本発明の実施例4における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図6】同電気湯沸かし器における吸着材の断面図
【図7】本発明の実施例5における電気湯沸かし器の磁石群を示す断面図
【符号の説明】
1、11、21、31 湯沸かし容器
2、12、22、32 加熱ヒータ
3、13、23、33、43a 磁石群
3a 磁石
3b、43b 流水経路
3c 切り欠き部
14、24 導出口
34 吸着材
43 ケース
43c 突起
【発明の属する技術分野】
本発明は、湯沸かし容内面への水垢の付着力を低減させ、水垢に対して簡単にお手入れができるようにした電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気湯沸かし器では使用する水道水の硬度や使用期間、また使用方法によっては水垢が湯沸かし容器内面に付着し、著しく清潔感を損なうと共にお手入れに手間が掛かり、使い勝手の悪いものであった。このため、湯沸かし容器内面に水垢が付着しにくいようにフッ素コートを行ったり(例えば、特許文献1参照)、付着した水垢を簡単に除去するためクエン酸溶液を湯沸かし容器に注ぎ、湯沸かしにより水垢の除去を行ったりしている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平09−154730号公報
【特許文献2】
特開平06−340989号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフッ素コートでは完全に水垢の付着を抑制することができず、高硬度水や長期間保温など使用方法によっては水垢の付着が著しく、水垢の定期的な手入れが必要であった。また、付着した水垢を除去するクエン酸溶液による手入れも水垢を除去した後に残存するクエン酸溶液の洗浄のため繰り返し水洗いを行う必要があり厄介であった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、湯沸かし容内面への水垢の付着力を低減させ、水垢に対して簡単にお手入れができるようにした電気湯沸かし器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の電気湯沸かし器は、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群を備えたものである。
【0007】
これにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群を備えた電気湯沸かし器とすることにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができる。すなわち、湯沸かし容器内面に水垢が付着しにくくなることにより、結晶化した水垢が凝集して湯沸かし容器内底面に堆積する。この堆積した水垢は湯沸かし容器内底面に強固に付着していないため、濯ぎ洗いや濡れたスポンジタワシによる擦り洗いなどの簡単な方法で除去することができ、お手入れが簡単になる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、磁石群は、磁石間に流水経路を形成した少なくとも1対の磁石を備え、この磁石群の流水経路に水またはお湯を供給し水またはお湯を磁気処理するようにした請求項1に記載の電気湯沸かし器とすることにより、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができるとともに、少なくとも1対の磁石間の流水経路に水またはお湯を供給することで、水またはお湯を効率よく磁気処理することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、磁石群を構成する少なくとも1対の磁石は、互いに磁極の極性が逆になるように対向させてなる請求項2に記載の電気湯沸かし器とすることにより、磁石群の間に流水経路を簡単に形成させることができるとともに強固な磁気処理を行うことができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、磁石群は、加熱ヒータ直上の湯沸かし容器内に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、加熱ヒータの沸騰作用を利用することで、水またはお湯を対流させ効率よく磁気処理し水垢の付着力を低減することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、湯沸かし容器の底面を、水またはお湯の導出口に向けて傾斜させた請求項4に記載の電気湯沸かし器とすることにより、湯沸かし容器の内底面に堆積する水垢を導出口より湯沸かし容器外部に流出させることができ、水垢の堆積を抑え、簡単にお手入れを行うことができる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、湯沸かし容器の底面全体を加熱ヒータで加熱した請求項4または5に記載の電気湯沸かし器とすることにより、湯沸かし容器の底面全体による湯沸かしによる沸騰作用によって、湯沸かし容器の内底面への水垢の堆積を防止することにより、お手入れが簡単となる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、水垢を吸着する吸着材を、水またはお湯と接して着脱自在に配置した請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、水垢が湯沸かし容器の内底面に堆積する前に水垢を吸着材で吸着することができ、吸着材は着脱自在であるため、必要に応じ吸着材を交換することができる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、磁石群を水またはお湯が通るケースに収納し、このケースの外底面に湯沸かし容器内面と当接する複数個の突起を形成した請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器とすることにより、ケースによる磁石群の耐熱水性の向上や水またはお湯への磁石成分の溶出防止および操作性の向上が可能となる。特に、ケースの突起により、湯沸かし容器内面との間で水またはお湯の流れがスムーズになるとともに湯沸かし容器内面との接触面積が少なくなり水垢の堆積を軽減させることができる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、ケース内に水改質剤を収納した請求項8に記載の電気湯沸かし器とすることにより、磁石群による磁気処理以外に、水質を改良することができる作用を有する。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施例1)
図1、図2は本発明の実施例1における電気湯沸かし器を示すものである。
【0019】
図1に示すように、湯沸かし容器1は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面に加熱ヒータ2が設けられている。また、湯沸かし容器1の内部で加熱ヒータ2直上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群3を磁力で固定配置している。
【0020】
この磁石群3は、図2に示すように、磁石3a間に流水経路3bを形成した少なくとも1対の磁石を備え、この磁石群3の流水経路3bに水またはお湯を供給し水またはお湯を磁気処理するようにしている。また、1対の磁石3aは、希土類磁石からなる半リング状の形状をしており、底部に切り欠き部3cを有する。さらに、磁石群を構成する少なくとも1対の磁石3aは、図に示すように、互いに磁極の極性(S/N)が逆になるように対向させている。
【0021】
以上のように構成された、本実施例の電気湯沸かし器では、加熱ヒータ2に通電すると、図に示すように、湯沸かし時の沸騰作用で磁石3aに設けた切り欠き部3cを通して、水またはお湯が対流し、磁石3aの間に形成された流水経路3bに水またはお湯が流れ、効率よく磁気処理される。なお、図示していないが、湯沸かし容器1の外部に設置された液体ポンプにより、水またはお湯を強制的に循環させてもよい。
【0022】
ここで、本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を行うため湯沸かし容器1内に高硬度水(硬度150の調整水)を満水まで注ぎ、加熱ヒータ2に通電し、お湯を沸かし、98℃で2時間保温する。この後、湯沸かし容器1内の半分のお湯を湯沸かし容器1の外部に設置した液体ポンプ(図示せず)により出湯し、新たに高硬度水を湯沸かし容器1内に注ぎ満水とした。このような操作を繰り返し行い、湯沸かし容器1内面の水垢の付着状態を調べ、(表1)に結果を示した。なお、比較のため、磁石群3を使用しない従来の電気湯沸かし器についても同様に性能評価した。
【0023】
【表1】
これから明らかなように、本実施例の電気湯沸かし器では、20回繰り返しても湯沸かし容器1の内側面には全く水垢の付着は見られなかった。しかし、湯沸かし容器1の内底面には大きく成長した水垢が見られたが、付着力は弱く、濯ぎ洗いで簡単に除去することができた。これに対して、磁石群3を配置していない従来の電気湯沸かし器では、湯沸かし容器1の内側面および内底面には水垢が付着し、濯ぎ洗いはもとよりスポンジタワシによる擦り洗いでも除去することができなかった。 以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、水またはお湯が磁石群3により磁気処理され、水垢の付着力が低減されるため、水垢に対して簡単にお手入れができるようになる。また、湯沸かし容器の側面には水垢がほとんど付着することはないため、湯沸かし容器の側面に印刷または刻印などの方法で形成されている満水表示が水垢により見えなくなることはない。また、濯ぎ洗いやスポンジタワシによる簡単なお手入れで水垢を除去することができるため、湯沸かし容器内面のフッ素コートを無くすことも可能である。そして、1対の磁石3aは、互いに磁極の極性が逆になるように対向させたことにより、磁石3aの間に流水経路3cを簡単に形成させることができるとともに強固な磁気処理を行うことができる。
【0024】
上記した本実施例では、磁石群3を湯沸かし容器1の内部に配置している場合を示したが、磁石群3を湯沸かし容器1の外部に配置して外から水またはお湯を磁気処理することも可能である。また、湯沸かし容器1の内外の両方に磁石群3を配置して水垢の付着力を低減するようにしてもよいし、湯沸かし容器1から水またはお湯を外部に排出する経路に配置してもよい。なお、磁石群3の構成としては、図に示す構成のものを湯沸かし容器1の内部に配置することが磁気処理にすぐれた効果を発揮するが、これに限られるものではない。
【0025】
なお、本実施例の磁石3aとしては永久磁石が良く、本実施例では、希土類磁石を用いたが、フェライト磁石、サマリウム・コバルト磁石などであってもよい。しかし、希土類磁石を使用する場合は、錆易いため、メッキや塗装などの表面処理を施したり、金属や樹脂のケースに収納したりして使用するのがよい。また、磁石3aの切り欠き部3cの代わりに、打ち抜きもしくは突起を設けることでも対流の発生効果が期待でき、水またはお湯を効果的に対流させることができる。
【0026】
また、本実施例では、加熱ヒータ2の直上に磁石群3を配置したが、これは必ずしも加熱ヒータ2に接触していなくとも、加熱ヒータ2上部に位置して、加熱時の沸騰作用の影響を受ける範囲であればよい。従って、何らかの手段により加熱ヒータ2の上部に位置するように吊り下げたものであってもよい。
【0027】
(実施例2)
次に、図3は本発明の実施例2における電気湯沸かし器を示すものである。
【0028】
図に示すように、湯沸かし容器11は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面に加熱ヒータ12が設けられている。また、湯沸かし容器11の内部で加熱ヒータ12直上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する実施例1と同様な磁石群13を磁力で固定配置している。そして、湯沸かし容器11の底面には水またはお湯の導出口14が設けられ、湯沸かし容器11の底面を導出口14に向けて緩やかに傾斜させた構成としている。すなわち、導出口14が下位側に位置するようになっている。
【0029】
以上のように構成された本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様にして行ったところ、実施例1と同様に、湯沸かし容器内11の内側面には水垢は付着しなかった。さらに、湯沸かし容器11の内底面にも水垢の堆積はほとんど見られなかった。
【0030】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、出湯の際に湯沸かし容器11の内底面に堆積している水垢がお湯と一緒に湯沸かし容器11の外部に流出するため、水垢の堆積を抑え、簡単にお手入れを行うことができる。
【0031】
(実施例3)
次に、図4は本発明の実施例3における電気湯沸かし器を示すものである。
【0032】
図に示すように、湯沸かし容器21は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面全体に加熱ヒータ22が設けられ、湯沸かし容器21の底面全体が発熱部となるように設計されている。また、湯沸かし容器21の内部で加熱ヒータ22上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する実施例1と同様な磁石群23を磁力で固定配置している。また、湯沸かし容器21の内底面には水またはお湯の導出口24が設けられている。
【0033】
以上のように構成された本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様にして行ったところ、本実施例の電気湯沸かし器では、実施例2と同様に、湯沸かし容器21の内側面には水垢は付着せず、湯沸かし容器21の内底面にも水垢はほとんど見られなかった。
【0034】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、湯沸かし容器21の底面全体を発熱部としたため、加熱ヒータ22の湯沸かし時の沸騰作用により、水垢が湯沸かし容器21の内底面に堆積するのを防止し、出湯の際に水垢がお湯と一緒に湯沸かし容器21の外部に流出するため、お手入れは簡単となった。
【0035】
(実施例4)
次に、図5、図6は本発明の実施例4における電気湯沸かし器を示すものである。
【0036】
図5に示すように、湯沸かし容器31は、水またはお湯を貯留するもので、その外底面に加熱ヒータ32が設けられている。また、湯沸かし容器21の内部で加熱ヒータ22上には、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する実施例1と同様な磁石群33を磁力で固定配置している。また、湯沸かし容器21の内底面には水垢を吸着する吸着材34を、水またはお湯と接して着脱自在に配置している。そして、吸着材34は、図6に示すように、SUS304のメッシュからなる吸着ケース34aの内部に、水垢を吸着する酸化珪素および酸化アルミニウムを主成分とするセラミックボール34bと、湯沸かし容器31の内底面に着脱自在に配置するために磁石からなる保持材34cを収納している。
【0037】
以上のように構成された本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様にして行ったところ、本実施例の電気湯沸かし器では、実施例2と同様に、湯沸かし容器内31の内側面および内底面とも水垢はほとんど見られなかった。
【0038】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、水垢が湯沸かし容器31の内底面に堆積する前に水垢を吸着材34で吸着することができ、吸着材34は着脱自在であるため、必要に応じ吸着材を交換することができる。これにより、お手入れも簡単になった。
【0039】
なお、吸着材34は、不織布やメッシュを用い物理的に吸着する方法の吸着材や、酸化珪素および酸化アルミニウムを主成分とするセラミックボールを用い、イオン交換により化学的に吸着する方法の吸着材でもよい。また、他の組成のセラミックでもよい。
【0040】
(実施例5)
次に、図7は本発明の実施例5における電気湯沸かし器を示すものである。
【0041】
図に示すように、希土類磁石からなる6個の半リング状の形状を有する3対の対向する磁石からなる磁石群43aを、水またはお湯が通るケース43に3段重ねに収納し、このケース43の外底面に湯沸かし容器内面と当接する3個の突起43cを形成している。ケース43に収納されている対向する磁石の間に相当する部分には、流水経路43bが形成され、図の矢印に示すように、水またはお湯の対流が行われるようになっている。
【0042】
以上のように構成されたケース43を湯沸かし容器の内底面に配置した本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を、実施例1と同様の方法で行ったところ、実施例1と同様の効果が得られた。
【0043】
以上にように、本実施例の電気湯沸かし器は、ケース43による磁石群43aの耐熱水性の向上や水またはお湯への磁石成分の溶出防止および操作性の向上が可能となる。特に、ケース43の突起43cにより、湯沸かし容器内面との間で水またはお湯の流れがスムーズになるとともに湯沸かし容器内面との接触面積が少なくなり水垢の堆積を軽減させることができる。
【0044】
なお、ケース43の材質としては、金属の場合は耐食性に優れたSUS430系のフェライト系ステンレス鋼、また樹脂では耐熱水性に優れたPPS(ポリフェニレンスルフィド)、PES(ポリエーテルスルホン)、PSF(ポリスルホン)がよい。ケース43が樹脂の場合は、このなかに磁石群43aをモールドしてもよい。
【0045】
(実施例6)
次に、本発明の実施例6における電気湯沸かし器について説明する。
【0046】
本実施例は、実施例5における磁石群43aの下側に位置するケース内に、球状の麦飯石、トルマリン石、その他の遠赤外線セラミックなどの水改質剤を収納したものである。
【0047】
このような水改質剤を湯沸かし容器の内底面に配置した本実施例の電気湯沸かし器の性能評価を実施例1と同様の方法で行ったところ、水垢に対して同様の効果が得られた。さらに、水垢に関する効果以外に水質の改質効果が得られ、お茶やコーヒー及び紅茶の抽出が高まった。
【0048】
上記した各実施例1〜6の構成は、必要に応じて適宜組み合わせて使用することができるものであり、実施例そのものに限られるものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電気湯沸かし器は、水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群を備えたものであり、水またはお湯に溶解している水垢成分のイオンが結合し結晶化が促進されるため、湯沸かし容器内面への付着力が低減し、水垢に対して簡単にお手入れができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図2】同電気湯沸かし器における磁石群の斜視図
【図3】本発明の実施例2における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図4】本発明の実施例3における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図5】本発明の実施例4における電気湯沸かし器を一部切り欠いて示した断面図
【図6】同電気湯沸かし器における吸着材の断面図
【図7】本発明の実施例5における電気湯沸かし器の磁石群を示す断面図
【符号の説明】
1、11、21、31 湯沸かし容器
2、12、22、32 加熱ヒータ
3、13、23、33、43a 磁石群
3a 磁石
3b、43b 流水経路
3c 切り欠き部
14、24 導出口
34 吸着材
43 ケース
43c 突起
Claims (9)
- 水またはお湯を磁気処理し水垢の付着力を低減する磁石群を備えた電気湯沸かし器。
- 磁石群は、磁石間に流水経路を形成した少なくとも1対の磁石を備え、この磁石群の流水経路に水またはお湯を供給し水またはお湯を磁気処理するようにした請求項1に記載の電気湯沸かし器。
- 磁石群を構成する少なくとも1対の磁石は、互いに磁極の極性が逆になるように対向させてなる請求項2に記載の電気湯沸かし器。
- 磁石群は、加熱ヒータ直上の湯沸かし容器内に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
- 湯沸かし容器の底面を、水またはお湯の導出口に向けて傾斜させた請求項4に記載の電気湯沸かし器。
- 湯沸かし容器の底面全体を加熱ヒータで加熱した請求項4または5に記載の電気湯沸かし器。
- 水垢を吸着する吸着材を、水またはお湯と接して着脱自在に配置した請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
- 磁石群を水またはお湯が通るケースに収納し、このケースの外底面に湯沸かし容器内面と当接する複数個の突起を形成した請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
- ケース内に水改質剤を収納した請求項8に記載の電気湯沸かし器。
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JP2003197140A JP2005034183A (ja) | 2003-07-15 | 2003-07-15 | 電気湯沸かし器 |
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JP2006196991A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Oki Electric Ind Co Ltd | 通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システム |
WO2018068352A1 (zh) * | 2016-10-10 | 2018-04-19 | 刘化君 | 自旋式量子低频共振速热频谱光波活水装置 |
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2003
- 2003-07-15 JP JP2003197140A patent/JP2005034183A/ja active Pending
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