JP2005033584A - 誘導ブリルアン散乱抑圧装置及びこれを用いた光ファイバ伝送システム - Google Patents

誘導ブリルアン散乱抑圧装置及びこれを用いた光ファイバ伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成でSBSの発生を抑制でき、これにより光ファイバ伝送路へ送出する信号光パワーの上限値を大幅に増加する。
【解決手段】 SBS抑圧装置10は、信号光を増幅する光増幅器11と、光増幅器11で増幅された信号光をSPMによりスペクトル幅を広げて光ファイバ伝送路へ出力するスペクトル幅拡大用の光ファイバ12とを備えたものである。SPMは、信号光強度がある値よりも高くなった場合に発生する非線形現象の一種であり、信号光のスペクトル幅が広がる。一方、SBSは、単位周波数当たりの信号光強度がある値よりも高くなった場合に発生する非線形現象の一種であり、これにより光ファイバ伝送路への入射パワーが制限される。本発明では、SPMを利用して信号光自身の光スペクトル幅を広げることにより、単位周波数当たりの信号光強度が全体的に低くなるので、SBSが抑圧される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ通信の分野において光ファイバ伝送路で発生する誘導ブリルアン散乱(以下「SBS」という。)を抑圧する、SBS抑圧装置等に関する。
光ファイバ通信において良好な信号品質を得るためには、信号受信端での十分な信号対雑音比(以下「光SNR」という。)の確保が重要である。光SNRを上げるためには、光ファイバ伝送路へ送り出す信号光のパワーを上げる必要がある。しかし、ある値(しきい値)以上にパワーを増加させると、SBSが発生することにより、光ファイバ伝送路へ送出した信号光の多くが反射してしまう。これにより、光ファイバ伝送路の入射パワーが結果的に制限される。しかも、SBSが存在した条件下では、受信信号は大きく歪んでしまうので、伝送品質が大きく劣化する。このSBSによる伝送劣化を避けるために、光ファイバ伝送路への入射パワーは人為的にも制限される。
一方、このSBSの発生を抑制する技術として、半導体レーザ光源から出力されるレーザ光を位相変調又は周波数変調する技術が知られている(例えば下記特許文献1)。このとき、半導体レーザ光源では、変調信号源によって変調された駆動電流に従って活性層の屈折率を変化させることにより、レーザ光の位相変調又は周波数変調が行われる。
再公表特許WO00/62382号公報
しかしながら、従来のSBS抑制技術は、位相変調又は周波数変調を使用することにより、構成が極めて複雑になっていた。
そこで、本発明の目的は、簡単な構成でSBSの発生を抑制でき、これにより光ファイバ伝送路へ送出する信号光パワーの上限値を大幅に増加することのできる、SBS抑圧装置を提供することにある。
請求項1記載のSBS抑圧装置は、光ファイバ伝送路の送信側に設けられるSBS抑圧装置であって、信号光を増幅する光増幅器と、この光増幅器で増幅された信号光を自己位相変調(以下「SPM」という。)によりスペクトル幅を広げて前記光ファイバ伝送路へ出力するスペクトル幅拡大用光ファイバとを備えたものである。
SPMは、信号光強度があるしきい値(例えば数mW)よりも高くなった場合に発生する非線形現象の一種であり、信号光のスペクトル幅を広げる。一方、SBSは、前述したように、単位周波数当たりの信号光強度があるしきい値(例えば10mW)よりも高くなった場合に発生する非線形現象の一種であり、これにより光ファイバ伝送路への入射パワーが制限される。本発明では、SPMを利用して信号光自身の光スペクトル幅を広げることにより、単位周波数当たりの信号光強度が全体的に低くなるので、SBSが抑圧される。
請求項2記載のSBS抑圧装置は、請求項1記載のSBS抑圧装置において、前記光増幅器は、前記スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて一定の前記SPMが発生する強度以上かつ一定のSBSが発生する強度以下に前記信号光を増幅する、というものである。
スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて一定のSPMを発生させるためには、ある程度の大きさの信号光強度が必要である。しかし、信号光強度が大き過ぎると、スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて過剰なSBSが発生することにより、信号光の波形が歪む。そこで、光増幅器は、信号光を大き過ぎず小さ過ぎず適度な強度に増幅して、スペクトル幅拡大用光ファイバへ出力する。
請求項3記載のSBS抑圧装置は、請求項1又は2記載のSBS抑圧装置において、前記スペクトル幅拡大用光ファイバは分散シフト光ファイバである、というものである。
分散シフト光ファイバとは、波長分散が例えば波長1.55μm帯で零となるようにしたシングルモード光ファイバのことである。この場合、波長1.55μm帯において信号光の光スペクトル幅がSPMによって広がっても、波長分散が零であることから、波形の歪みが抑えられる。
請求項4記載のSBS抑圧装置は、請求項1又は2記載のSBS抑圧装置において、前記スペクトル幅拡大用光ファイバは正分散シフト光ファイバと負分散シフト光ファイバとを直列接続したものである、というものである。
正分散シフト光ファイバと負分散シフト光ファイバとを直列接続すると、それぞれの波長分散が相殺される(零となることが望ましい。)ので、波形の歪みが抑えられる。
請求項5記載のSBS抑圧装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載のSBS抑圧装置において、前記スペクトル幅拡大用光ファイバからの戻り光を検出する第一戻り光検出手段と、前記光ファイバ伝送路からの戻り光の強度を検出する第二戻り光検出手段と、前記第一戻り光検出手段で検出された戻り光の強度が一定値以下になるように前記光増幅器の出力レベルの上限値を設定するとともに、前記第二戻り光検出手段で検出された戻り光の強度が一定値以下になるように前記光増幅器の出力レベルを上げる制御手段とを更に備えた、というものである。
スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて一定のSPMを発生させるためには、ある程度の大きさの信号光強度が必要である。しかし、信号光強度が大き過ぎると、スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて過剰なSBSが発生することにより、信号光の波形が歪む。そこで、スペクトル幅拡大用光ファイバからの戻り光の強度を第一戻り光検出手段で検出し、その値が一定以下になるように光増幅器の出力レベルの上限値を制御手段で設定する。一方、光増幅器の出力レベルは、設定された上限値を越えなければ、高いほどSPMが発生するので望ましい。そこで、光ファイバ伝送路からの戻り光の強度を第二戻り光検出手段で検出し、その値が一定以下になるように光増幅器の出力レベルを制御手段で上げる。光増幅器の出力レベルを上げるとは、例えば光増幅器の増幅率を上げることである。本発明では、スペクトル幅拡大用光ファイバ及び光ファイバ伝送路からの戻り光の強度が小さくなるようにフィードバック制御することにより、スペクトル幅拡大用光ファイバ及び光ファイバ伝送路での特性変化(経時変化や温度変化など)に追従することができる。
請求項6記載の光ファイバ伝送システムは、それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力する複数の光源と、これらの光源から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力する複数の変調器と、これらの変調器のそれぞれの出力側に設けられた複数の本発明に係るSBS抑圧装置と、これらのSBS抑圧装置から出力された複数の信号光を多重化する波長多重部と、この波長多重部で多重化された複数の信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する第二光増幅器とを備えたものである。
各光源から出力された波長の異なる複数のレーザ光は、それぞれ変調器でデータ変調を受けて信号光となる。各信号光は、波長多重部で多重化され、第二光増幅器で増幅された後に、光ファイバ伝送路へ出力される。各信号光は、SBS抑圧装置によってスペクトル幅が拡大されることにより、光ファイバ伝送路でSBSが抑えられるので、十分な入射パワーにすることができる。
請求項7記載の光ファイバ伝送システムは、それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力する複数の光源と、これらの光源から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力する複数の変調器と、これらの変調器のそれぞれの出力側に設けられた複数の請求項6記載のSBS抑圧装置と、これらのSBS抑圧装置から出力された複数の信号光を多重化する波長多重部と、この波長多重部で多重化された複数の信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する第二光増幅器と、前記光ファイバ伝送路からの戻り光を波長ごとに分波して、当該波長に対応する前記SBS抑圧装置の前記第二戻り光検出手段へ出力する波長分波器を備えたものである。
各光源から出力された波長の異なる複数のレーザ光は、それぞれ変調器でデータ変調を受けて信号光となる。各信号光は、波長多重部で多重化され、第二光増幅器で増幅された後に、光ファイバ伝送路へ出力される。各信号光は、SBS抑圧装置によってスペクトル幅が拡大されることにより、光ファイバ伝送路でSBSが抑えられるので、十分な入射パワーにすることができる。しかも、スペクトル幅拡大用光ファイバ及び光ファイバ伝送路からの戻り光の強度が小さくなるようにフィードバック制御することにより、スペクトル幅拡大用光ファイバ及び光ファイバ伝送路での特性変化(経時変化や温度変化など)に追従することができる。
請求項8記載の光ファイバ伝送システムは、それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力する複数の光源と、これらの光源から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力する複数の変調器と、これらの変調器から出力された複数の信号光を多重化する波長多重部と、この波長多重部変調器の出力側に設けられた本発明に係るSBS抑圧装置と、このSBS抑圧装置から出力された信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する第二光増幅器とを備えたものである。
各光源から出力された波長の異なる複数のレーザ光は、それぞれ変調器でデータ変調を受けて信号光となる。各信号光は、波長多重部で多重化され、第二光増幅器で増幅された後に、光ファイバ伝送路へ出力される。各信号光は、SBS抑圧装置によってスペクトル幅が拡大されることにより、光ファイバ伝送路でSBSが抑えられるので、十分な入射パワーにすることができる。また、SBS抑圧装置は一個で良いので、全体の構成が簡素になる。
本発明に係るSBS抑圧装置によれば、信号光を増幅する光増幅器と、この光増幅器で増幅された信号光をSPMによりスペクトル幅を広げて光ファイバ伝送路へ出力するスペクトル幅拡大用光ファイバとを備えたことにより、スペクトル幅拡大用光ファイバでSPMを利用して信号光自身の光スペクトル幅を広げることができ、これにより単位周波数当たりの信号光強度を全体的に低くできるので、簡単な構成でありながら光ファイバ伝送路でのSBSを抑圧できる。したがって、光ファイバ伝送路への入射パワーを増大できることにより、受信側で光SNRが改善されるので、良好な伝送品質を得ることができる。また、各請求項ごとに、以下の効果も奏する。
請求項2記載のSBS抑圧装置によれば、スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて一定のSPMが発生する強度以上かつ一定のSBSが発生する強度以下に信号光を増幅してスペクトル幅拡大用光ファイバへ出力することにより、スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて信号光が歪むことなく十分なSPMを得ることができる。
請求項3記載のSBS抑圧装置によれば、スペクトル幅拡大用光ファイバを分散シフト光ファイバとしたことにより、光スペクトル幅の拡大に起因する信号光の波形の歪みを抑えることができる。
請求項4記載のSBS抑圧装置によれば、正分散シフト光ファイバと負分散シフト光ファイバとを直列接続したものをスペクトル幅拡大用光ファイバとして用いたことにより、光スペクトル幅の拡大に起因する信号光の波形の歪みを抑えることができる。
請求項5記載のSBS抑圧装置によれば、スペクトル幅拡大用光ファイバからの戻り光の強度を検出し、その値が一定以下になるように光増幅器の出力レベルの上限値を設定するとともに、光ファイバ伝送路からの戻り光の強度を検出し、その値が一定以下になるように光増幅器の出力レベルを上げることにより、スペクトル幅拡大用光ファイバ及び光ファイバ伝送路での特性変化に対して的確に追従することができるので、光ファイバ伝送路でのSBSを常に抑圧できる。
本発明に係る光ファイバ伝送システムによれば、本発明に係るSBS抑圧装置を用いたことにより、SBS抑圧装置によって各信号光のスペクトル幅を拡大できるので、光ファイバ伝送路でのSBSを抑えることができる。したがって、光ファイバ伝送路への入射パワーを増大できることにより、受信側で光SNRが改善されるので、良好な伝送品質を得ることができる。
また、本発明は、次のように言い換えることができる。光ファイバ伝送システムにおいて生じるSBSは、単位周波数あたりの信号光強度がある値(しきい値)よりも高くなった場合に急激に増加する非線形現象である。そのため、信号光自身の光スペクトル幅を広げることが、このSBSを抑圧する効果的な方法である。本発明によれば、信号光が広いスペクトル幅を有することにより、単位周波数当たりの光強度が低減されているため、光ファイバ伝送路へ高強度の光信号を送信することが可能となり、この結果として受信端で光SNRが改善されるので、良好な伝送品質が得られる。
図1は、本発明に係るSBS抑圧装置の第一実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
本実施形態のSBS抑圧装置10は、光ファイバ伝送路(図示せず)の送信側に設けられるものであり、信号光を増幅する光増幅器11と、光増幅器11で増幅された信号光をSPMによりスペクトル幅を広げて光ファイバ伝送路へ出力するスペクトル幅拡大用の光ファイバ12とを備えたものである。SBS抑圧装置10は、光源13、変調器14及び光増幅器15とともに、光送信器16を構成している。光源13は、例えば半導体レーザ素子である。変調器14は、例えばLN変調器やEA変調器である。光増幅器11,15は、例えば半導体光増幅器や光ファイバ増幅器である。
SPMは、信号光強度があるしきい値(例えば数mW)よりも高くなった場合に発生する非線形現象の一種であり、信号光のスペクトル幅を広げる。一方、SBSは、単位周波数当たりの信号光強度があるしきい値(例えば10mW)よりも高くなった場合に発生する非線形現象の一種であり、これにより光ファイバ伝送路への入射パワーが制限される。本実施形態では、SPMを利用して信号光自身の光スペクトル幅を広げることにより、単位周波数当たりの信号光強度が全体的に低くなるので、SBSが抑圧される。
また、光増幅器11は、光ファイバ12において一定のSPMが発生する強度以上かつ一定のSBSが発生する強度以下に信号光を増幅する。光ファイバ12において一定のSPMを発生させるためには、ある程度の大きさの信号光強度が必要である。しかし、信号光強度が大き過ぎると、光ファイバ12において過剰なSBSが発生することにより、信号光の波形が歪む。そこで、光増幅器11は、信号光を大き過ぎず小さ過ぎず適度な強度に増幅して、光ファイバ12へ出力する。
次に、言葉を換えてもう一度説明する。
光送信器16は、光源13、データ信号により光源13の光を変調する変調器14、変調信号を増幅する光増幅器11、SPMにより信号スペクトル幅を拡散する光ファイバ12、光増幅器15等から構成される。
光送信器16の動作は、次のとおりである。光源13から出力された連続光(CW光)は変調器14においてデータ変調される。変調された信号光は、光増幅器11で増幅され、光ファイバ12へと出力される。信号光は、光ファイバ12において非線形効果の一つであるSPMを受けることにより、スペクトル幅が広がる。光ファイバ12でSPMを受けた信号光は、光増幅器15で所定の強度まで増幅された後、光ファイバ伝送路へと出力される。ここで、光増幅器11から出力される信号光の強度は、光ファイバ12においてSPMが十分に生じる強度以上である必要があり、なおかつ、光ファイバ12において過剰なSBSが発生しない強度以下である必要がある。すなわち、[SPMの発生に必要な強度]<[光増幅器11の出力信号強度]<[過剰なSBSが発生する強度]となる。
このように、光送信器16は、SBSを低減できるため、高強度の光信号を光ファイバ伝送路へ出力することができる。本実施形態では、光ファイバ12中で生じるSPM効果で信号光のスペクトル幅を広げることにより、光ファイバ伝送路で生じるSBSを抑圧できるので、伝送品質を大幅に改善することが可能となる。
なお、光増幅器11の出力レベルは、光ファイバ12中でSPMが生じる程度の高い信号強度にするとともに、光ファイバ12中で過剰なSBSが生じないように調整する。光ファイバ12は、その中で十分にSPMが生じる長さ(例えば数km以上)とする。また、変調器14における信号形式(変調方式)としては、NRZ(Non-Return-to-Zero)変調やRZ(Return-to-Zero)変調の他、様々な変調方式を用いることができる。
図2は図1のSBS抑圧装置におけるSPM前後の信号光を示し、図2[1]はSPM前の信号光スペクトル、図2[2]はSPM前の信号光波形、図2[3]はSPM後の信号光スペクトル、図2[4]はSPM後の信号光波形である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
光ファイバ12としては、波長1550nmにおいて波長分散0ps/nm/kmの分散シフト光ファイバを使用している。
図に示すとおり、SBS抑圧装置10の光ファイバ12中で生じるSPMの影響により、光スペクトルが広がりを受ける。しかし、時間波形に関しては、光ファイバ12の波長分散の影響を受けることなく、SBS抑圧装置10の入力前と同等な波形となっており、SPMによる信号劣化は生じていない。このように波長分散0ps/nm/kmの分散シフト光ファイバをSBS抑圧装置10に使用した場合、時間波形での歪みを受けることなく、光スペクトル幅のみを効果的に広げることが可能となる。
光ファイバ伝送システムにおいて生じるSBSは単位周波数当たりの信号強度があるしきい値よりも高くなった場合に急激に増加する非線形現象であるため、信号光自身の光スペクトル幅を広げることが、このSBSを抑圧する効果的な方法である。したがって、光送信器16を使用すれば、図2に示すように、信号光の時間波形を歪ませることなく、光スペクトル幅を大幅に拡大することが可能となる。
図3は、図1のSBS抑圧装置の効果を示すグラフである。以下、図1及び図2に基づき説明する。
図3は、通常のRZ変調のみの光送信器(図示せず)と、これにSBS抑圧装置10を適用した光送信器16とに関して、伝送路入射光パワーに対する後方反射光(戻り光)パワーの関係を表したものである。このとき、光ファイバ12は長さ40kmの分散シフト光ファイバを使用し、光ファイバ伝送路も分散シフト光ファイバを使用した。
通常のRZ変調のみであれば、光ファイバ伝送路への入射パワー+9dBm以上で急激にSBSが発生し、後方反射光パワーが増加している。これに対して、RZ変調にSBS抑圧装置10を用いると、光増幅器11の出力レベルを+6dBmと設定した場合に約1.5dBの伝送路入射パワーの増加が可能となり、同じく+8dBmと設定した場合に約3dBの伝送路入射パワーの増加が可能となる。
このように、本実施形態では、光送信器16からの信号光が広いスペクトル幅を有することにより、単位周波数当たりの光強度が低減されているので、光ファイバ伝送路へ高強度の光信号を送信することが可能となる。その結果、受信端で光SNRが改善されるので、良好な伝送品質が得られる。
図4は、本発明に係るSBS抑圧装置の第二実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
図1のSBS抑圧装置10を構成する光ファイバ12としては、信号光波長における波長分散の総和(蓄積分散)が十分に小さいものが望ましい。このような光ファイバの一つとして、信号光波長における波長分散を約0ps/nm/kmとした分散シフト光ファイバがある。
図4に示す光ファイバ12’は、分散シフト光ファイバである。分散シフト光ファイバとは、波長分散が例えば波長1.55μm帯で零となるようにしたシングルモード光ファイバのことである。この場合、波長1.55μm帯において信号光の光スペクトル幅がSPMによって広がっても、波長分散が零であることから、波形の歪みが抑えられる。
図5は、本発明に係るSBS抑圧装置の第三実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
図1のSBS抑圧装置10を構成する光ファイバ12としては、信号光波長における波長分散の総和(蓄積分散)が十分に小さいものが望ましい。このような光ファイバの一つとして、正分散シフト光ファイバと負分散シフト光ファイバとを組合わせた構成が有効である。この負分散シフト光ファイバは、正分散シフト光ファイバの波長分散と分散スロープとを同時に補償できるものであることが望ましい。
図5に示す光ファイバ12''は正分散シフト光ファイバ121と負分散シフト光ファイバ122とを直列接続したものである。正分散シフト光ファイバ121と負分散シフト光ファイバ122とを直列接続すると、それぞれの波長分散が相殺される(零となることが望ましい。)ので、波形の歪みが抑えられる。
換言すると、正分散シフト光ファイバ121と負分散シフト光ファイバ122とを組合わせることにより、蓄積分散をゼロにすることも可能であり、分散シフト光ファイバと同様の光スペクトル拡大効果が得られる。また、正分散シフト光ファイバ121と負分散シフト光ファイバ122との配置順序はどちらが先でも良い。なお、図1の光ファイバ12として、非線形性の高い高非線形ファイバを使用することも有効である。
図6は、本発明に係るSBS抑圧装置の第四実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態のSBS抑圧装置20は、信号光を増幅する光増幅器11と、光増幅器11で増幅された信号光をSPMによりスペクトル幅を広げて光ファイバ伝送路へ出力するスペクトル幅拡大用の光ファイバ12と、光ファイバ12からの戻り光R1を検出する光カプラ21及びパワーモニタ22と、光ファイバ伝送路からの戻り光R2の強度を検出する光カプラ23及びパワーモニタ24と、パワーモニタ22で検出された戻り光R1の強度が一定値以下になるように光増幅器11の出力レベルの上限値を設定するとともにパワーモニタ24で検出された戻り光R2の強度が一定値以下になるように光増幅器11の出力レベルを上げる制御回路25とを備えたものである。
光カプラ21,23は、例えば光サーキュレータである。パワーモニタ22,24は、例えばPINフォトダイオードなどの光電変換素子である。制御回路25は、例えばマイクロコンピュータである。また、SBS抑圧装置20、光源13、変調器14、光増幅器15等によって、光送信器26が構成されている
光ファイバ12において一定のSPMを発生させるためには、ある程度の大きさの信号光強度が必要である。しかし、信号光強度が大き過ぎると、光ファイバ12において過剰なSBSが発生することにより、信号光の波形が歪む。そこで、光ファイバ12からの戻り光R1の強度をパワーモニタ22で検出し、その値が一定以下になるように光増幅器11の出力レベルの上限値を制御回路25で設定する。一方、光増幅器11の出力レベルは、設定された上限値を越えなければ、高いほどSPMが発生するので望ましい。そこで、光ファイバ伝送路からの戻り光R2の強度をパワーモニタ24で検出し、その値が一定以下になるように光増幅器11の出力レベルを制御回路25で上げる。光増幅器11の出力レベルを上げるとは、例えば光増幅器11の増幅率を上げることである。本実施形態では、光ファイバ12及び光ファイバ伝送路からの戻り光R1,R2の強度が小さくなるようにフィードバック制御することにより、光ファイバ12及び光ファイバ伝送路での特性変化(経時変化や温度変化など)に追従することができる。
次に、言葉を換えてもう一度説明する。
本実施形態のSBS抑圧装置20によれば、光増幅器11の出力パワーを動的に制御することで、より効果的にSBSを抑圧することが可能となる。SBS抑圧装置20では、SBSによる反射光強度をモニタすることにより、光増幅器11の出力パワーを制御している。
光送信器26は、図1の光送信器16の構成に加えて、光ファイバ12の前段に光カプラ21を介して配置されるとともに光ファイバ12からの戻り光強度をモニタするパワーモニタ22と、光増幅器15の後段側に光カプラ23を介して配置されるとともに光ファイバ伝送路からの戻り光強度をモニタするパワーモニタ24と、パワーモニタ22,24の結果を元に光増幅器11を制御する制御回路25とから構成される。
制御回路25は、パワーモニタ22の結果から光ファイバ12において過剰なSBSが生じないように光増幅器11の出力レベルの上限値を設定し、また、パワーモニタ24の結果からの光ファイバ伝送路で生じるSBSが十分に抑圧できるように光増幅器11の出力レベルを上げて、光ファイバ12でSPMを効果的に発生させる(信号光スペクトル幅を広げる)ようにフィードバック制御を行う。
図7は、本発明に係る光ファイバ伝送システムの第一実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
前述した全ての実施形態は、単一波長伝送での構成である。本実施形態は、波長分割多重(WDM)伝送システムにおいてSBS抑圧装置10を導入した構成である。
本実施形態の光ファイバ伝送システム30は、それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力するN個の光源13と、N個の光源13から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力するN個の変調器14と、N個の変調器14のそれぞれの出力側に設けられたN個のSBS抑圧装置10と、N個のSBS抑圧装置10から出力されたN個の信号光を多重化する波長多重部31と、波長多重部31で多重化されたN個の信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する光増幅器15とを備えたものである。
波長多重部31は、例えば誘電体多層膜フィルタやアレイ導波路グレーティングである。
各光源13から出力された波長の異なるN個のレーザ光は、それぞれ変調器14でデータ変調を受けて信号光となる。各信号光は、波長多重部31で多重化され、光増幅器15で増幅された後に、光ファイバ伝送路へ出力される。各信号光は、SBS抑圧装置10によってスペクトル幅が拡大されることにより、光ファイバ伝送路でSBSが抑えられるので、十分な入射パワーにすることができる。
図8は、本発明に係る光ファイバ伝送システムの第二実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図6及び図7と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の光ファイバ伝送システム40は、それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力するN個の光源13と、N個の光源13から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力するN個の変調器14と、N個の変調器14のそれぞれの出力側に設けられたN個のSBS抑圧装置20と、N個のSBS抑圧装置20から出力されたN個の信号光を多重化する波長多重部31と、波長多重部31で多重化されたN個の信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する光増幅器15と、光ファイバ伝送路からの戻り光を波長ごとに分波して当該波長に対応するSBS抑圧装置20のパワーモニタ24へ出力する波長分波器41とを備えたものである。
波長分波器41は、例えば誘電体多層膜フィルタやアレイ導波路グレーティングである。
各光源13から出力された波長の異なるN個のレーザ光は、それぞれ変調器14でデータ変調を受けて信号光となる。各信号光は、波長多重部31で多重化され、光増幅器15で増幅された後に、光ファイバ伝送路へ出力される。各信号光は、SBS抑圧装置20によってスペクトル幅が拡大されることにより、光ファイバ伝送路でSBSが抑えられるので、十分な入射パワーにすることができる。しかも、光ファイバ12及び光ファイバ伝送路からの戻り光の強度が小さくなるようにフィードバック制御することにより、光ファイバ12及び光ファイバ伝送路での特性変化(経時変化や温度変化など)に追従することができる。
換言すると、本実施形態の光ファイバ伝送システム40は、SBS抑圧の動的制御を行う光送信器26(図6)を用いたWDM伝送システムである。光ファイバ伝送路の戻り光から波長分波器41により各チャネルのSBS散乱光を抽出し、各々パワーモニタ24によりその強度をモニタする。光ファイバ伝送システム40によれば、パワーモニタ22,24から各チャネルの光送信器毎に光増幅器11を制御することにより、SBSの効果的な低減を実現できるので、良好な伝送品質が得られる。なお、具体的な制御方法は図6の説明に準ずる。
図9は、本発明に係る光ファイバ伝送システムの第三実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1及び図7と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の光ファイバ伝送システム50は、それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力するN個の光源13と、N個の光源13から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力するN個の変調器14と、N個の変調器14から出力されたN個の信号光を多重化する波長多重部31と、波長多重部31の出力側に設けられたSBS抑圧装置10と、SBS抑圧装置10から出力された信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する光増幅器15とを備えたものである。
各光源13から出力された波長の異なる複数のレーザ光は、それぞれ変調器14でデータ変調を受けて信号光となる。各信号光は、波長多重部31で多重化され、光増幅器15で増幅された後に、光ファイバ伝送路へ出力される。各信号光は、SBS抑圧装置10によってスペクトル幅が拡大されることにより、光ファイバ伝送路でSBSが抑えられるので、十分な入射パワーにすることができる。
換言すると、本実施形態の光ファイバ伝送システム50は、WDM信号状態でSBS抑圧を行うものである。各チャネルの偏重信号を波長多重部31で合波した後に、光増幅器11でWDM信号を一括増幅し、光ファイバ12へ出力する。多重化された各チャネルの信号光は、光ファイバ12でSPMを受けることでスペクトル幅に広がりを生じ、光増幅器15で所定の強度まで増幅された後、光ファイバ伝送路へと出力される。光ファイバ伝送システム50によれば、SBS抑圧装置10が一個で良いので、簡易な構成でSPMによるSBS抑圧効果が実現できる。
本発明に係るSBS抑圧装置の第一実施形態を示すブロック図である。 図1のSBS抑圧装置におけるSPM前後の信号光を示し、図2[1]はSPM前の信号光スペクトル、図2[2]はSPM前の信号光波形、図2[3]はSPM後の信号光スペクトル、図2[4]はSPM後の信号光波形である。 図1のSBS抑圧装置の効果を示すグラフである。 本発明に係るSBS抑圧装置の第二実施形態を示すブロック図である。 本発明に係るSBS抑圧装置の第三実施形態を示すブロック図である。 本発明に係るSBS抑圧装置の第四実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る光ファイバ伝送システムの第一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る光ファイバ伝送システムの第二実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る光ファイバ伝送システムの第三実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
10,10’,10'',20 SBS抑圧装置
11 光増幅器
12 光ファイバ(スペクトル幅拡大用光ファイバ)
13 光源
14 変調器
15 光増幅器(第二光増幅器)
16,16’,16'',26 光送信器
21 光カプラ(第一戻り光検出手段)
22 パワーモニタ(第一戻り光検出手段)
23 光カプラ(第二戻り光検出手段)
24 パワーモニタ(第二戻り光検出手段)
25 制御回路(制御手段)
30,40,50 光ファイバ伝送システム
31 波長多重部
41 波長分波器

Claims (8)

  1. 光ファイバ伝送路の送信側に設けられる誘導ブリルアン散乱抑圧装置であって、信号光を増幅する光増幅器と、この光増幅器で増幅された信号光を自己位相変調によりスペクトル幅を広げて前記光ファイバ伝送路へ出力するスペクトル幅拡大用光ファイバと、を備えた誘導ブリルアン散乱抑圧装置。
  2. 前記光増幅器は、前記スペクトル幅拡大用光ファイバにおいて一定の前記自己位相変調が発生する強度以上かつ一定の誘導ブリルアン散乱が発生する強度以下に前記信号光を増幅する、
    請求項1記載の誘導ブリルアン散乱抑圧装置。
  3. 前記スペクトル幅拡大用光ファイバは分散シフト光ファイバである、
    請求項1又は2記載の誘導ブリルアン散乱抑圧装置。
  4. 前記スペクトル幅拡大用光ファイバは正分散シフト光ファイバと負分散シフト光ファイバとを直列接続したものである、
    請求項1又は2記載の誘導ブリルアン散乱抑圧装置。
  5. 前記スペクトル幅拡大用光ファイバからの戻り光を検出する第一戻り光検出手段と、
    前記光ファイバ伝送路からの戻り光の強度を検出する第二戻り光検出手段と、
    前記第一戻り光検出手段で検出された戻り光の強度が一定値以下になるように前記光増幅器の出力レベルの上限値を設定するとともに、前記第二戻り光検出手段で検出された戻り光の強度が一定値以下になるように前記光増幅器の出力レベルを上げる制御手段と、
    を更に備えた請求項1乃至4のいずれかに記載の誘導ブリルアン散乱抑圧装置。
  6. それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力する複数の光源と、これらの光源から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力する複数の変調器と、これらの変調器のそれぞれの出力側に設けられた複数の請求項1乃至5のいずれかに記載の誘導ブリルアン散乱抑圧装置と、これらの誘導ブリルアン散乱抑圧装置から出力された複数の信号光を多重化する波長多重部と、この波長多重部で多重化された複数の信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する第二光増幅器と、を備えた光ファイバ伝送システム。
  7. それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力する複数の光源と、これらの光源から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力する複数の変調器と、これらの変調器のそれぞれの出力側に設けられた複数の請求項5記載の誘導ブリルアン散乱抑圧装置と、これらの誘導ブリルアン散乱抑圧装置から出力された複数の信号光を多重化する波長多重部と、この波長多重部で多重化された複数の信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する第二光増幅器と、を備えた光ファイバ伝送システムであって、
    前記光ファイバ伝送路からの戻り光を波長ごとに分波して、当該波長に対応する前記誘導ブリルアン散乱抑圧装置の前記第二戻り光検出手段へ出力する波長分波器を、
    更に備えた光ファイバ伝送システム。
  8. それぞれが互いに波長の異なるレーザ光を出力する複数の光源と、これらの光源から出力されたレーザ光のそれぞれにデータ変調を施して信号光として出力する複数の変調器と、これらの変調器から出力された複数の信号光を多重化する波長多重部と、この波長多重部変調器の出力側に設けられた請求項1乃至5のいずれかに記載の誘導ブリルアン散乱抑圧装置と、この誘導ブリルアン散乱抑圧装置から出力された信号光を増幅して光ファイバ伝送路へ出力する第二光増幅器と、を備えた光ファイバ伝送システム。
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