JPH1188296A - 多波長光伝送システム - Google Patents
多波長光伝送システムInfo
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- JPH1188296A JPH1188296A JP9239802A JP23980297A JPH1188296A JP H1188296 A JPH1188296 A JP H1188296A JP 9239802 A JP9239802 A JP 9239802A JP 23980297 A JP23980297 A JP 23980297A JP H1188296 A JPH1188296 A JP H1188296A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回路構成を複雑化することなく、多波長光送信
機の故障に対してＡＰＣ回路の正常なパワー制御を維持
できるようにする。 【解決手段】光送信回路１１−１は、誘導ブリルアン散
乱防止用およびパワー制御用を兼ねる第２の正弦波信号
Ｓｂ２を受け、電気信号Ｓ１を波長λ１の光信号に変換
した後に第２の正弦波信号Ｓｂを付加して出力する。ま
た、光信号出力を監視する機能を有し、光信号出力断を
検出したときに検出信号Ｄをセレクタ１５へ送出する。
光送信回路１１−２は、通常は、セレクタ１５を介して
誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信号Ｓｂ１を
受け、電気信号Ｓ２を波長λ２の光信号に変換した後に
第１の正弦波信号Ｓｂ１を付加して出力する。光送信回
路１１−１の光信号出力が断となったとき、光送信回路
１１−２はセレクタ１５を介して第２の正弦波信号Ｓｂ
２を受ける。
機の故障に対してＡＰＣ回路の正常なパワー制御を維持
できるようにする。 【解決手段】光送信回路１１−１は、誘導ブリルアン散
乱防止用およびパワー制御用を兼ねる第２の正弦波信号
Ｓｂ２を受け、電気信号Ｓ１を波長λ１の光信号に変換
した後に第２の正弦波信号Ｓｂを付加して出力する。ま
た、光信号出力を監視する機能を有し、光信号出力断を
検出したときに検出信号Ｄをセレクタ１５へ送出する。
光送信回路１１−２は、通常は、セレクタ１５を介して
誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信号Ｓｂ１を
受け、電気信号Ｓ２を波長λ２の光信号に変換した後に
第１の正弦波信号Ｓｂ１を付加して出力する。光送信回
路１１−１の光信号出力が断となったとき、光送信回路
１１−２はセレクタ１５を介して第２の正弦波信号Ｓｂ
２を受ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は多波長光伝送システ
ムに関し、特に光伝送路にＡＰＣ回路（自動パワー制御
回路）を有する光伝送システムに関する。
ムに関し、特に光伝送路にＡＰＣ回路（自動パワー制御
回路）を有する光伝送システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の多波長光伝送システムの一
例を示すブロック図である。複数の電気信号を異なる波
長の複数の光信号にそれぞれ変換して光伝送路へ一括送
出する多波長光送信機４と、光伝送路の途中に設けられ
て光信号のパワー制御を行うＡＰＣ回路（自動パワー制
御回路）５と、複数の光信号を一括受信して複数の電気
信号にそれぞれ変換する多波長光受信機６とを備えてい
る。
例を示すブロック図である。複数の電気信号を異なる波
長の複数の光信号にそれぞれ変換して光伝送路へ一括送
出する多波長光送信機４と、光伝送路の途中に設けられ
て光信号のパワー制御を行うＡＰＣ回路（自動パワー制
御回路）５と、複数の光信号を一括受信して複数の電気
信号にそれぞれ変換する多波長光受信機６とを備えてい
る。
【０００３】ところで、光信号が光ファイバに入射する
とき、音響フォノンによって後方散乱現象（ブリルアン
散乱と称する）が発生する。また、光ファイバに入射す
る光信号のパワーが増大してあるしきい値を超えると、
入射光の大部分が散乱光に変換される現象（誘導ブリル
アン散乱と称する）が発生する。このような誘導ブリル
アン散乱を防止する手段として信号スペクトルを拡散す
るのが有効である。このため多波長光送信機４では、所
定周波数（例えば３０ＭＨｚ）の正弦波信号を光信号に
付加することにより、信号スペクトルを拡散して誘導ブ
リルアン散乱防止している。また、ＡＰＣ回路５は、多
波長光送信機４から送出される特定のパワー制御用信号
に基づき光信号の電力制御を行うように構成されてお
り、多波長光送信機４では複数の光信号の内一つにパワ
ー制御用信号を付加して送出している。
とき、音響フォノンによって後方散乱現象（ブリルアン
散乱と称する）が発生する。また、光ファイバに入射す
る光信号のパワーが増大してあるしきい値を超えると、
入射光の大部分が散乱光に変換される現象（誘導ブリル
アン散乱と称する）が発生する。このような誘導ブリル
アン散乱を防止する手段として信号スペクトルを拡散す
るのが有効である。このため多波長光送信機４では、所
定周波数（例えば３０ＭＨｚ）の正弦波信号を光信号に
付加することにより、信号スペクトルを拡散して誘導ブ
リルアン散乱防止している。また、ＡＰＣ回路５は、多
波長光送信機４から送出される特定のパワー制御用信号
に基づき光信号の電力制御を行うように構成されてお
り、多波長光送信機４では複数の光信号の内一つにパワ
ー制御用信号を付加して送出している。
【０００４】多波長光送信機４は、図２に示したよう
に、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信号Ｓｂおよび
電気信号Ｓ１，Ｓ２，…，Ｓｎを受けて互いに異なる波
長のλ１，λ２，…，λｎの光信号をそれぞれ出力する
光送信回路４１−１，４１−２，…，４１−ｎと、これ
ら光送信回路から出力される光信号を一つに束ねて光伝
送路に送出するｎ×１カプラ４２と、誘導ブリルアン散
乱防止用の正弦波信号Ｓｂを発生する正弦波信号発生回
路４３と、パワー制御信号Ｓｃを発生するパワー制御信
号発生回路４４と、光信号にパワー制御用信号Ｓｃを付
加する制御用信号付加回路４５とを有している。なお、
ここでは、制御用信号付加回路４５を光送信回路４１−
１の出力側に接続し、波長λ１の光信号にパワー制御用
信号Ｓｃを付加するようにしている。
に、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信号Ｓｂおよび
電気信号Ｓ１，Ｓ２，…，Ｓｎを受けて互いに異なる波
長のλ１，λ２，…，λｎの光信号をそれぞれ出力する
光送信回路４１−１，４１−２，…，４１−ｎと、これ
ら光送信回路から出力される光信号を一つに束ねて光伝
送路に送出するｎ×１カプラ４２と、誘導ブリルアン散
乱防止用の正弦波信号Ｓｂを発生する正弦波信号発生回
路４３と、パワー制御信号Ｓｃを発生するパワー制御信
号発生回路４４と、光信号にパワー制御用信号Ｓｃを付
加する制御用信号付加回路４５とを有している。なお、
ここでは、制御用信号付加回路４５を光送信回路４１−
１の出力側に接続し、波長λ１の光信号にパワー制御用
信号Ｓｃを付加するようにしている。
【０００５】ＡＰＣ回路（自動パワー制御回路）５は、
光信号の一部を分岐するカプラ５１と、パワー制御用信
号Ｓｃを抽出する帯域フィルタ５２と、抽出したパワー
制御用信号Ｓｃの電力量を検出して光信号の出力電力量
が常に一定になるように光可変増幅部５４を制御する制
御部５３と、この制御部５３により制御されて光信号を
増幅して再び光伝送路へ送出する光可変増幅部５４とを
有している。このようなＡＰＣ回路５を設けることによ
って、光伝送路の長さに依存せずに光信号を一定電力に
維持している。
光信号の一部を分岐するカプラ５１と、パワー制御用信
号Ｓｃを抽出する帯域フィルタ５２と、抽出したパワー
制御用信号Ｓｃの電力量を検出して光信号の出力電力量
が常に一定になるように光可変増幅部５４を制御する制
御部５３と、この制御部５３により制御されて光信号を
増幅して再び光伝送路へ送出する光可変増幅部５４とを
有している。このようなＡＰＣ回路５を設けることによ
って、光伝送路の長さに依存せずに光信号を一定電力に
維持している。
【０００６】多波長光受信機６は、一つに束ねられた多
波長光信号をｎ本の光信号に分岐する１×ｎカプラ６１
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号をそれぞれ抽出
する帯域フィルタ６２−１，６２−２，…，６２−ｎ
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号を電気信号Ｓ
１，Ｓ２，…，Ｓｎにそれぞれ変換する光受信回路６３
−１，６３−２，…，６３−ｎとを有している。
波長光信号をｎ本の光信号に分岐する１×ｎカプラ６１
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号をそれぞれ抽出
する帯域フィルタ６２−１，６２−２，…，６２−ｎ
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号を電気信号Ｓ
１，Ｓ２，…，Ｓｎにそれぞれ変換する光受信回路６３
−１，６３−２，…，６３−ｎとを有している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
多波長光送信機４の光送信回路４１−１または制御用信
号付加回路４５が故障した場合、パワー制御用信号Ｓｃ
がＡＰＣ回路５へ送出されなくなるため、ＡＰＣ回路５
のパワー制御が正常に実行されなくなる。また、パワー
制御用信号だけのために回路構成が複雑化しているとい
う問題点を有している。
多波長光送信機４の光送信回路４１−１または制御用信
号付加回路４５が故障した場合、パワー制御用信号Ｓｃ
がＡＰＣ回路５へ送出されなくなるため、ＡＰＣ回路５
のパワー制御が正常に実行されなくなる。また、パワー
制御用信号だけのために回路構成が複雑化しているとい
う問題点を有している。
【０００８】本発明の目的は、回路構成を複雑化するこ
となく、多波長光送信機の故障に対してＡＰＣ回路の正
常なパワー制御を維持できる多波長光伝送システムを提
供することにある。
となく、多波長光送信機の故障に対してＡＰＣ回路の正
常なパワー制御を維持できる多波長光伝送システムを提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の多波長光伝送シ
ステムは、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信号をＡ
ＰＣ回路のパワー制御用信号として使用する。すなわ
ち、誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信号、お
よび誘導ブリルアン散乱防止用とパワー制御用とを兼ね
る第２の正弦波信号を使用し、この第２の正弦波信号を
常時使用する光送信回路が故障して光信号出力断となっ
たときに、他の光送信回路に第２の正弦波信号を切り替
えて供給して送出させる。
ステムは、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信号をＡ
ＰＣ回路のパワー制御用信号として使用する。すなわ
ち、誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信号、お
よび誘導ブリルアン散乱防止用とパワー制御用とを兼ね
る第２の正弦波信号を使用し、この第２の正弦波信号を
常時使用する光送信回路が故障して光信号出力断となっ
たときに、他の光送信回路に第２の正弦波信号を切り替
えて供給して送出させる。
【００１０】具体的には、誘導ブリルアン散乱防止用の
正弦波信号を光源に付加し複数の電気信号を互いに異な
る波長の複数の光信号にそれぞれ変換して光伝送路へ一
括送出する多波長光送信機と、前記光伝送路の途中に設
けられて前記光信号に付加されてくる特定の信号に基づ
き前記光信号のパワー制御を行うパワー制御手段と、前
記複数の光信号を一括受信して複数の電気信号にそれぞ
れ変換する多波長光受信機とを備え、前記多波長光送信
機は、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信号および電
気信号を受けて互いに異なる波長の光信号をそれぞれ出
力する複数の光送信回路と、誘導ブリルアン散乱防止用
の第１の正弦波信号を発生する第１の正弦波信号発生回
路と、誘導ブリルアン散乱防止用およびパワー制御用を
兼ねる第２の正弦波信号を発生する第２の正弦波信号発
生回路と、第１および第２の正弦波信号のいずれか一方
を選択するセレクタとを有し、前記複数の光送信回路の
内の一つは常に前記第２の正弦波信号を受け、前記複数
の光送信回路の内の他の一つは通常は前記セレクタを介
して前記第１の正弦波信号を受け、前記第２の正弦波信
号を常に受ける光送信回路の光信号出力が断したとき、
前記セレクタは前記第２の正弦波信号を選択する。
正弦波信号を光源に付加し複数の電気信号を互いに異な
る波長の複数の光信号にそれぞれ変換して光伝送路へ一
括送出する多波長光送信機と、前記光伝送路の途中に設
けられて前記光信号に付加されてくる特定の信号に基づ
き前記光信号のパワー制御を行うパワー制御手段と、前
記複数の光信号を一括受信して複数の電気信号にそれぞ
れ変換する多波長光受信機とを備え、前記多波長光送信
機は、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信号および電
気信号を受けて互いに異なる波長の光信号をそれぞれ出
力する複数の光送信回路と、誘導ブリルアン散乱防止用
の第１の正弦波信号を発生する第１の正弦波信号発生回
路と、誘導ブリルアン散乱防止用およびパワー制御用を
兼ねる第２の正弦波信号を発生する第２の正弦波信号発
生回路と、第１および第２の正弦波信号のいずれか一方
を選択するセレクタとを有し、前記複数の光送信回路の
内の一つは常に前記第２の正弦波信号を受け、前記複数
の光送信回路の内の他の一つは通常は前記セレクタを介
して前記第１の正弦波信号を受け、前記第２の正弦波信
号を常に受ける光送信回路の光信号出力が断したとき、
前記セレクタは前記第２の正弦波信号を選択する。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１２】図１は本発明の一実施形態を示すブロック
図であり、複数の電気信号を異なる波長の複数の光信号
にそれぞれ変換して光伝送路へ一括送出する多波長光送
信機１と、光伝送路の途中に設けられて光伝送路の長さ
に依存せずに光信号のパワーが常に一定ように制御する
ＡＰＣ回路（自動パワー制御回路）２と、複数の光信号
を一括受信して複数の電気信号にそれぞれ変換する多波
長光受信機３とを備えている。
図であり、複数の電気信号を異なる波長の複数の光信号
にそれぞれ変換して光伝送路へ一括送出する多波長光送
信機１と、光伝送路の途中に設けられて光伝送路の長さ
に依存せずに光信号のパワーが常に一定ように制御する
ＡＰＣ回路（自動パワー制御回路）２と、複数の光信号
を一括受信して複数の電気信号にそれぞれ変換する多波
長光受信機３とを備えている。
【００１３】ところで、従来の多波長光送信機では、Ａ
ＰＣ回路２に対して特定のパワー制御用信号を光信号に
付加して送出しているが、誘導ブリルアン散乱防止用の
正弦波をＡＰＣ回路のパワー制御用信号として利用する
ことが可能である。本発明は、誘導ブリルアン散乱防止
用正弦波をパワー制御用信号として利用することによ
り、回路構成を複雑化することなく、多波長光送信機の
故障に対してＡＰＣ回路の正常なパワー制御を維持でき
るようにしている。
ＰＣ回路２に対して特定のパワー制御用信号を光信号に
付加して送出しているが、誘導ブリルアン散乱防止用の
正弦波をＡＰＣ回路のパワー制御用信号として利用する
ことが可能である。本発明は、誘導ブリルアン散乱防止
用正弦波をパワー制御用信号として利用することによ
り、回路構成を複雑化することなく、多波長光送信機の
故障に対してＡＰＣ回路の正常なパワー制御を維持でき
るようにしている。
【００１４】多波長光送信機１は、誘導ブリルアン散乱
防止用の正弦波信号Ｓｂおよび電気信号Ｓ１，Ｓ２，
…，Ｓｎを受けて互いに異なる波長のλ１，λ２，…，
λｎの光信号をそれぞれ出力する光送信回路１１−１，
１１−２，…，１１−ｎと、これら光送信回路から出力
される光信号を一つに束ねて光伝送路に送出するｎ×１
カプラ１２と、誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦
波信号Ｓｂ１を発生する正弦波信号発生回路１３と、誘
導ブリルアン散乱防止用およびパワー制御用を兼ねる第
２の正弦波信号Ｓｂ２を発生する正弦波信号発生回路１
４と、第１および第２の正弦波信号のいずれか一方を選
択するセレクタ１５とを有している。
防止用の正弦波信号Ｓｂおよび電気信号Ｓ１，Ｓ２，
…，Ｓｎを受けて互いに異なる波長のλ１，λ２，…，
λｎの光信号をそれぞれ出力する光送信回路１１−１，
１１−２，…，１１−ｎと、これら光送信回路から出力
される光信号を一つに束ねて光伝送路に送出するｎ×１
カプラ１２と、誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦
波信号Ｓｂ１を発生する正弦波信号発生回路１３と、誘
導ブリルアン散乱防止用およびパワー制御用を兼ねる第
２の正弦波信号Ｓｂ２を発生する正弦波信号発生回路１
４と、第１および第２の正弦波信号のいずれか一方を選
択するセレクタ１５とを有している。
【００１５】ＡＰＣ回路（自動パワー制御回路）２は、
多波長光送信機１から送出される第２の正弦波信号Ｓｂ
２に基づき光信号の電力制御を行うように構成されてお
り、光信号の一部を分岐するカプラ２１と、第２の正弦
波信号Ｓｂ２を抽出する帯域フィルタ２２と、抽出した
第２の正弦波信号Ｓｂ２の電力量を検出して光信号の出
力電力量が常に一定になるように光可変増幅部２４を制
御する制御部２３と、この制御部２３により制御されて
光信号を増幅して再び光伝送路へ送出する光可変増幅部
２４とを有しており、基本的には図２に示した従来例の
ＡＰＣ回路５と同じ構成である。
多波長光送信機１から送出される第２の正弦波信号Ｓｂ
２に基づき光信号の電力制御を行うように構成されてお
り、光信号の一部を分岐するカプラ２１と、第２の正弦
波信号Ｓｂ２を抽出する帯域フィルタ２２と、抽出した
第２の正弦波信号Ｓｂ２の電力量を検出して光信号の出
力電力量が常に一定になるように光可変増幅部２４を制
御する制御部２３と、この制御部２３により制御されて
光信号を増幅して再び光伝送路へ送出する光可変増幅部
２４とを有しており、基本的には図２に示した従来例の
ＡＰＣ回路５と同じ構成である。
【００１６】多波長光受信機３は、一つに束ねられた多
波長光信号をｎ本の光信号に分岐する１×ｎカプラ３１
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号をそれぞれ抽出
する帯域フィルタ３２−１，３２−２，…，３２−ｎ
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号を電気信号Ｓ
１，Ｓ２，…，Ｓｎにそれぞれ変換する光受信回路３３
−１，３３−２，…，３３−ｎとを有しており、図２に
示した従来例の多波長光受信機６と同じ構成である。
波長光信号をｎ本の光信号に分岐する１×ｎカプラ３１
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号をそれぞれ抽出
する帯域フィルタ３２−１，３２−２，…，３２−ｎ
と、波長λ１，λ２，…，λｎの光信号を電気信号Ｓ
１，Ｓ２，…，Ｓｎにそれぞれ変換する光受信回路３３
−１，３３−２，…，３３−ｎとを有しており、図２に
示した従来例の多波長光受信機６と同じ構成である。
【００１７】次に多波長光送信機１の動作を説明する。
【００１８】光送信回路１１−１は、光信号出力を監視
する機能を有しており、光信号出力断を検出したときに
検出信号Ｄをセレクタ１５へ送出する。そして、誘導ブ
リルアン散乱防止用とパワー制御用とを兼ねる第２の正
弦波信号Ｓｂ２を受け、電気信号Ｓ１を波長λ１の光信
号に変換した後に第２の正弦波信号Ｓｂを付加して出力
する。
する機能を有しており、光信号出力断を検出したときに
検出信号Ｄをセレクタ１５へ送出する。そして、誘導ブ
リルアン散乱防止用とパワー制御用とを兼ねる第２の正
弦波信号Ｓｂ２を受け、電気信号Ｓ１を波長λ１の光信
号に変換した後に第２の正弦波信号Ｓｂを付加して出力
する。
【００１９】光送信回路１１−２は、通常はセレクタ１
５を介して誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信
号Ｓｂ１を受け、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信
号Ｓｂ１を光源に付加し電気信号Ｓ２を波長λ２の光信
号に変換する。また、その他の光送信回路１１−３，１
１−４，…，１１−ｎは、常に誘導ブリルアン散乱防止
用の第１の正弦波信号Ｓｂ１を受け、電気信号Ｓ３，Ｓ
４，…，Ｓｎを波長λ３，λ４，…，λｎの光信号に変
換した後、第１の正弦波信号Ｓｂ１を付加して出力す
る。
５を介して誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信
号Ｓｂ１を受け、誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信
号Ｓｂ１を光源に付加し電気信号Ｓ２を波長λ２の光信
号に変換する。また、その他の光送信回路１１−３，１
１−４，…，１１−ｎは、常に誘導ブリルアン散乱防止
用の第１の正弦波信号Ｓｂ１を受け、電気信号Ｓ３，Ｓ
４，…，Ｓｎを波長λ３，λ４，…，λｎの光信号に変
換した後、第１の正弦波信号Ｓｂ１を付加して出力す
る。
【００２０】なお、第１の正弦波信号Ｓｂ１と第２の正
弦波信号Ｓｂ２とは、ＡＰＣ回路２の帯域フィルタによ
り容易に分別抽出できるように異なる周波数に設定す
る。例えば、第１の正弦波信号Ｓｂ１の周波数を３０Ｍ
Ｈｚとし、第２の正弦波信号Ｓｂ２の周波数を５０ＭＨ
ｚとする。
弦波信号Ｓｂ２とは、ＡＰＣ回路２の帯域フィルタによ
り容易に分別抽出できるように異なる周波数に設定す
る。例えば、第１の正弦波信号Ｓｂ１の周波数を３０Ｍ
Ｈｚとし、第２の正弦波信号Ｓｂ２の周波数を５０ＭＨ
ｚとする。
【００２１】いま、光送信回路１１−１が故障して光信
号出力断となった場合、光送信回路１１−１からセレク
タ１５へ光信号出力断を示す検出信号Ｄが送出される。
セレクタ１５は、検出信号Ｄに応じて第２の正弦波信号
Ｓｂ２を選択して光送信回路１１−２へ送出する。光送
信回路１１−２は、波長λ２の光信号に第２の正弦波信
号Ｓｂ２を付加して出力する。
号出力断となった場合、光送信回路１１−１からセレク
タ１５へ光信号出力断を示す検出信号Ｄが送出される。
セレクタ１５は、検出信号Ｄに応じて第２の正弦波信号
Ｓｂ２を選択して光送信回路１１−２へ送出する。光送
信回路１１−２は、波長λ２の光信号に第２の正弦波信
号Ｓｂ２を付加して出力する。
【００２２】従って、光送信回路１１−１が故障して光
信号が出力されなくなっても、光送信回路１１−２から
引き続き第２の正弦波信号Ｓｂ２を含む光信号が出力さ
れるので、ＡＰＣ回路２は、光送信回路１１−２から出
力される第２の正弦波信号Ｓｂ２に基づき光信号の電力
制御を継続することができる。
信号が出力されなくなっても、光送信回路１１−２から
引き続き第２の正弦波信号Ｓｂ２を含む光信号が出力さ
れるので、ＡＰＣ回路２は、光送信回路１１−２から出
力される第２の正弦波信号Ｓｂ２に基づき光信号の電力
制御を継続することができる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、誘
導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信号、および誘
導ブリルアン散乱防止用とパワー制御用とを兼ねる第２
の正弦波信号を使用し、この第２の正弦波信号を常時使
用する光送信回路が故障して光信号出力断となったとき
に、第１の正弦波信号を使用している他の光送信回路に
第２の正弦波信号を切り替えて送出させることにより、
回路構成を複雑化することなく、ＡＰＣ回路のパワー制
御を正常に維持させることができ、システムの信頼性を
向上できる。
導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信号、および誘
導ブリルアン散乱防止用とパワー制御用とを兼ねる第２
の正弦波信号を使用し、この第２の正弦波信号を常時使
用する光送信回路が故障して光信号出力断となったとき
に、第１の正弦波信号を使用している他の光送信回路に
第２の正弦波信号を切り替えて送出させることにより、
回路構成を複雑化することなく、ＡＰＣ回路のパワー制
御を正常に維持させることができ、システムの信頼性を
向上できる。
【図１】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図２】従来の多波長光伝送システムの一例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
１ 多波長光送信機 ２ ＡＰＣ回路（自動パワー制御回路） ３ 多波長光受信機 １１ 光送信回路 １２ ｎ×１カプラ １３，１４ 正弦波信号発生回路 １５ セレクタ Ｓｂ１ 第１の正弦波信号（誘導ブリルアン散乱防止
用） Ｓｂ２ 第２の正弦波信号（誘導ブリルアン散乱防止
およびパワー制御兼用）
用） Ｓｂ２ 第２の正弦波信号（誘導ブリルアン散乱防止
およびパワー制御兼用）
Claims (3)
- 【請求項１】 誘導ブリルアン散乱防止用の正弦波信号
を光源に付加し複数の電気信号を互いに異なる波長の複
数の光信号にそれぞれ変換して光伝送路へ一括送出する
多波長光送信機と、前記光伝送路の途中に設けられて前
記光信号に付加されてくる特定の信号に基づき前記光信
号のパワー制御を行うパワー制御手段と、前記複数の光
信号を一括受信して複数の電気信号にそれぞれ変換する
多波長光受信機とを備え、前記特定の信号が前記誘導ブ
リルアン散乱防止用の正弦波信号であることを特徴とす
る多波長光伝送システム。 - 【請求項２】 前記多波長光送信機は、誘導ブリルアン
散乱防止用の正弦波信号および電気信号を受けて互いに
異なる波長の光信号をそれぞれ出力する複数の光送信回
路と、誘導ブリルアン散乱防止用の第１の正弦波信号を
発生する第１の正弦波信号発生回路と、誘導ブリルアン
散乱防止用およびパワー制御用を兼ねる第２の正弦波信
号を発生する第２の正弦波信号発生回路と、前記第１お
よび第２の正弦波信号のいずれか一方を選択するセレク
タとを有し、前記複数の光送信回路の内の一つは常に前
記第２の正弦波信号を受け、前記複数の光送信回路の内
の他の一つは前記セレクタを介して前記第１または第２
の正弦波信号を受けることを特徴とする請求項１記載の
多波長光伝送システム。 - 【請求項３】 前記第２の正弦波信号を常に受ける光送
信回路は、光信号出力断を検出する検出手段を有し、こ
の検出手段が光信号出力断を検出したとき、前記セレク
タは前記第２の正弦波信号を選択することを特徴とする
請求項２記載の多波長光伝送システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09239802A JP3105841B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 多波長光伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09239802A JP3105841B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 多波長光伝送システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1188296A true JPH1188296A (ja) | 1999-03-30 |
| JP3105841B2 JP3105841B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=17050086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09239802A Expired - Fee Related JP3105841B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 多波長光伝送システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3105841B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005033584A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Nec Corp | 誘導ブリルアン散乱抑圧装置及びこれを用いた光ファイバ伝送システム |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP09239802A patent/JP3105841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005033584A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Nec Corp | 誘導ブリルアン散乱抑圧装置及びこれを用いた光ファイバ伝送システム |
| JP4654570B2 (ja) * | 2003-07-07 | 2011-03-23 | 日本電気株式会社 | 誘導ブリルアン散乱抑圧装置及びこれを用いた光ファイバ伝送システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3105841B2 (ja) | 2000-11-06 |
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