JP2005033494A - 弾性表面波素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射器の導体ストリップの本数を減らして、小型に形成する上で、精密に端面加工するための弾性表面波素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】圧電基板12にすだれ状電極を形成した弾性表面波素子の製造方法であって、前記圧電基板を長さ方向に連続した状態で用意し、その表面に導電層31を形成する工程、前記導電層の表面に、エッチング用のマスクパターン32、33を形成し、導電層31をエッチングして、電極を形成する電極エッチング工程、圧電基板の端面に対応したスクライブエリア以外の領域を保護層36で覆う保護層形成工程、前記スクライブエリアの前記マスクパターンから露出した領域を所定深さで選択的にエッチングする端面エッチング工程とを含み、前記電極エッチング工程にて、前記スクライブエリアに、前記すだれ状電極と同じ材料で端面エッチング用マスクパターン34を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気信号と弾性表面波との間の変換を行うすだれ状電極を有する弾性表面波素子の製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やテレビ受像機等の電子部品や通信部品において、共振子や帯域フィルタ等として弾性表面波素子(以下、「SAW(Surface Acoustic Wave)デバイスという」)が使用されている。
【0003】
図19は、従来のSAWデバイスの製造工程の一部を示す概略斜視図である。
図において、複数のSAWデバイス1は、圧電材料としての水晶ウエハ4を縦横の方向にカットして分割することにより、得られる。
すなわち、水晶ウエハ4には、個々のSAWデバイス1を形成するためのすだれ状電極である櫛形電極(IDT(Inter Digital Transducer))2及びすだれ状電極と同様の材料で形成された電極でなる反射器3がフォトリソグラフィの手法を用いて、予め形成され、その後、水晶ウエハ4を、個々のSAWデバイス1を形成する大きさの圧電基板5,5・・・になるように、圧電基板5の長手方向に沿った互いに平行な複数の切断線C1,C1,C1と、これらと直交する複数の切断線C2,C2に沿って、カットして製造される。
【0004】
ここで、IDT2及び反射器3は、水晶ウエハ4の表面に、アルミニウム等の導体金属を導電層として蒸着あるいはスパッタリング等により薄膜状に形成した上で、フォトリソグラフィ等によりすだれ状となるように形成されている。
【0005】
IDT2は、複数の電極指2aが所定のピッチで並設されて長手方向の各端部が交互に短絡されるように形成されている。即ち、2つの櫛形状の電極の各櫛歯部分が、所定距離隔てて互い違いに入り込むように形成されている。
このIDT2は、電気的に接続されている外部端子を介して電気信号と弾性表面波(SAW)との間の変換を行う機能を有する。
【0006】
反射器3は、複数の導体ストリップ3aが所定のピッチで並設されて長手方向の各両端部が短絡されるように形成されている。そして、例えば、同一構成の2つの反射器3,3が、その導体ストリップ3aがIDT2の電極指2aと平行になるように、かつIDT2を弾性表面波の伝播方向、即ちIDT2の電極指2aの長手方向に直交する方向に所定距離隔てて挟み込むように形成されている。この反射器3は、IDT2から伝搬してくる弾性表面波を反射して、弾性表面波のエネルギーを内部に閉じこめる機能を有する。
【0007】
このような構成において、電気信号が、上記外部端子(図示せず)を介してIDT2に入力されると、圧電効果により弾性表面波に変換される。この弾性表面波は、IDT2の電極指2aの長手方向に対して直交方向に伝搬され、IDT2の両側から反射器3,3に放射される。このとき、圧電基板5の材質、電極の厚みや電極の幅等で決定される伝搬速度とIDT2の電極指2aの電極周期dに等しい波長を持つ弾性表面波が、最も強く励振される。この弾性表面波は、反射器3,3により多段反射されてIDT2に戻され、共振周波数付近の周波数(動作周波数)の電気信号に変換されてIDT2から外部端子を介して出力される。
【0008】
ところで、近年、SAWデバイス1が搭載される各種情報機器類等は、きわめて小型化されていく傾向にあり、搭載機器の目的に応じて、高周波数対応のSAWデバイスや、低周波数対応のSAWデバイス1も小型化される必要がある。
【0009】
ここで、SAWデバイスに利用される弾性表面波の種類として、レイリー波と呼ばれるものと、SH波(Share Horizontal Wave)と呼ばれるものがある。
【0010】
これらの弾性表面波は、例えばその伝搬速度がレイリー波の場合、STカット水晶X伝搬波において3150m毎秒,SH波の場合、36度回転Yカット水晶Y伝搬波において5000m毎秒である。
【0011】
SAWデバイス1の周波数はf=v/λ(v=圧電基板の音速、λ=振動波の波長)であることから、周波数fが低いと波長は長くなり、IDT2の間隔は大きくなってしまう。このため、低周波数に対応したSAWデバイス1を小型化する上では速度の遅いレイリー波を用いる必要性が高くなる。
【0012】
また、このレイリー波とSH波について、圧電基板5における変位成分に相違があり、レイリー波の場合には、SH波と比べて、圧電材料の深さ方向の変位が、次第に減少する。
さらに、SH波は、横波であることから、圧電基板5の弾性表面波の進行方向の垂直端面にて反射できることがわかっているが、レイリー波は圧電基板5の弾性表面波の進行方向の端面でバルク波に変換され、もどってこない。
【0013】
以上の点を考慮すると、低周波数に対応した小型のSAWデバイス1をつくる場合には、レイリー波を伝搬する圧電材料を使用する必要があるが、その弾性表面波は、基板端面で反射できないために、エネルギーを閉じこめるためには、必ず反射器3を必要とする。
【0014】
しかも、この反射器3にて十分な効率で弾性表面波を反射する必要があるから、多くの本数の導体ストリップで反射器3を形成する必要があり、その分十分な面積を持つ圧電基板5を用いなければならず、小型化に限界がある。
【0015】
そこで、本出願人は、特開2002−557013により、最低の本数の導体ストリップで反射器を形成するために、圧電基板5の端面5aの位置を求め、図20に示すように、切断用の刃であるダイシングプレート6を用いて、反射器3の端部の導体ストリップ3aから、それぞれC3の距離を隔てるようにして、切断する方法を提案している(特許文献1参照)。
また、上記出願以外でも、圧電基板の端面の加工に関しては、圧電基板に補助基板を配置して、適切な反射端面を形成する方法もある(特許文献2参照)。
【0016】
【特許文献1】特開2002―557013
【特許文献2】特開2000―252789
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図20の方法では、圧電基板5の端面5aを形成するために、ダイシングプレート6を用いている。この方法は、このような機械的な切断により、端面5aの正確な位置を加工しようとするもので、ダイシングプレート6の厚みもあることから、その正確な位置合わせにも限度があり、必ずしも要求される加工精度を満足するものではなかった。
また、特開2000―252789の方法は、補助基板などの別の部材を圧電基板に固定する必要があり、これに反射端面を形成するに当たり、さらに、レーザやプラズマによる加工を必要とし、多大な手間を要するものである。
【0018】
本発明の目的は、上記課題を解消して、反射器を形成するための導体ストリップの本数を減らして、小型に形成するために、精密に端面加工することができる弾性表面波素子の製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、第1の発明によれば、圧電基板にすだれ状電極を形成した弾性表面波素子の製造方法であって、少なくとも複数の弾性表面波素子を形成するために、前記圧電基板を長さ方向に連続した状態で用意して、その表面に前記すだれ状電極を形成するための導電層を形成する工程と、前記導電層の表面に、エッチング用のマスクパターンを形成し、前記導電層をエッチングすることにより、電極を形成する電極エッチング工程と、個々の弾性表面波素子を形成するために分離される前記圧電基板の端面に対応したスクライブエリア以外の領域を保護層で覆う保護層形成工程と、前記スクライブエリアの前記マスクパターンから露出した領域を所定深さで選択的にエッチングする端面エッチング工程とを含んでおり、前記電極エッチング工程において、前記スクライブエリアに、前記すだれ状電極と同じ材料によって、前記端面エッチング工程用のマスクパターンを形成する、弾性表面波素子の製造方法により、達成される。
【0020】
第1の発明の構成によれば、複数もしくは多数の弾性表面波素子を形成できる大きさの圧電基板の表面に、導電層を形成した後、エッチング用のマスクパターンを用いて前記導電層をエッチングして、すだれ状の電極を形成する。この電極形成工程において、前記スクライブエリアに、導電層の一部を残すことで、電極と同じ材料で、端面エッチング用のマスクパターンを形成しておく。そして、前記スクライブエリアにおいて、端面エッチング用のマスクパターンから露出した領域をエッチングすることにより、圧電基板の端面をフォトリソグラフィーの手法により、精密に形成することができる。
このため、従来のように、圧電基板の端面を機械加工で形成しないで、フォトプロセスを利用して加工するため、端面の位置出しが、より正確に行われる。しかも、別の基板で反射端面を形成する等の工程を必要とせず、従来の製造工程に、端面エッチング工程を追加するだけで実現でき、さらに、この端面エッチング工程で使用するマスクも電極形成時に電極パターンと同時に形成できるので、工程の実現も容易である。
かくして、本発明によれば、反射器を形成するための導体ストリップの本数を減らして、小型に形成するために、精密に端面加工することができる弾性表面波素子の製造方法を提供することができる。
【0021】
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記電極エッチング工程において、前記圧電基板に、前記すだれ状電極により、櫛形電極と反射器とが形成されるとともに、スクライブエリアとして前記保護層が形成される前記端面が、前記反射器の端部の導体ストリップから出る応力波の仮想の節の位置に定められ、この端面は、前記端面エッチング工程において、前記導体ストリップに略平行で、垂直な平滑面とされることで、前記応力波を反射する反射端面となるようにしたことを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、通常、レイリー波を伝搬するSAWデバイスにおいて、弾性表面波は、その進行方向の端面でバルク波に変換されて、もどってこない。しかしながら、圧電基板上に櫛形電極と反射器とが設けられている場合に、所定の条件の下では、櫛形電極から出て進行する弾性表面波が、反射器にて反射される反射波と出会うと、圧電基板の深さ方向への単純な単振動の波としての応力波となって、反射器から圧電基板端面へ向かって反射される。
このような現象を実現するためには、第1に圧電基板の端面の位置が反射器の端部の導体ストリップから出る応力波の仮想の節の位置になっていることである。この場合には、圧電基板の端面において、端面自由の境界条件を満足し、反射波は圧電基板の振動を妨げないので、振動エネルギーの散逸されることとなる錯乱バルク波を発生しないと考えられる。また、圧電基板の端面が適切に反射波を戻すためには、その端面が櫛形電極及び反射器の導体ストリップに略平行である必要がある。これにより、反射波は正しい方向へ反射される。また、圧電基板の端面は、垂直な平滑面とされる必要がある。これにより、反射波は、乱反射されることがない。
このようにして、この方法により製造されるSAWデバイスでは、圧電基板を伝搬する弾性表面波を端面にて反射させることができるので、全ての弾性表面波を反射器の機能だけによって反射させなくてすむから、その分反射器の導体ストリップの数を減らすことが可能となり、圧電基板を小型に形成することができる。
【0022】
第3の発明は、第1または第2の発明のいずれかの構成において、前記端面エッチング工程が、ドライエッチングにより行われるようにしたことを特徴とする。
第3の発明の構成によれ、前記端面エッチング工程では、圧電材料をエッチングするので、これをドライエッチング工程とすると、ウエットエッチングにおけるようなエッチング異方性によるサイドエッチングの影響を考慮する必要がないので、確実な加工を容易に行うことができる。
【0023】
第4の発明は、第1ないし第3の発明のいずれかの構成において、前記端面エッチング工程が、前記圧電基板の厚みの途中まで行われることを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、圧電基板の表面近くは、エッチングによる精密な加工で、弾性表面波の正確な反射を実現でき、弾性表面波の伝達と関係しない領域に関しては、機械加工することで、迅速に切断することができる。
【0024】
第5の発明は、第1ないし第4の発明のいずれかの構成において、前記端面エッチング工程の後で、前記端面近傍から、前記マスクパターンの残りを除去することを特徴とする。
第5の発明の構成によれば、圧電基板の前記端面付近から、金属製のマスクパターンの残りを除去しておけば、不要な短絡を防止することができ、製品品質が向上する。
【0025】
第6の発明は、第1ないし第5の発明のいずれかの構成において、前記端面エッチング工程の後で、前記圧電基板のエッチング残り部分を切断用の刃を用いて切断する分離工程を有しており、前記端面エッチング工程では、ブレードを案内する部分だけがエッチングにより除去されるようにしたことを特徴とする。
第6の発明の構成によれば、エッチング加工する部分を、最小の部分に限定することで、エッチング加工に要する加工時間を最短時間に抑えることができ、製造工程の効率を向上させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のSAWデバイスの第1の実施形態の概略構成を示す斜視図である。また、図2は、図1と同じSAWデバイス10の平面図であり、説明のポイントを理解しやすくするため、櫛形電極(IDT)13及び反射器14の導体ストリップの数を変えて示している。
【0027】
このSAWデバイス10は、圧電基板12と、すだれ状電極である櫛形電極13及び反射器14を備えている。
圧電基板12は、圧電材料として、例えば、水晶,リチウムタンタレート(LiTaO),リチウムナイオベート(LiNbO)等の単結晶基板やSi基板へZnO成膜した基板等の多層膜基板等を使用することができる。この実施形態では、例えば、レイリー波を伝搬する結晶構造となるように、圧電基板のカット角方位(φ、θ、ψ)が、(0,123,0)の水晶ウエハを用いることができる。
この圧電基板12の形状は、例えば、図示されているように、矩形板状とされており、その各短辺の端面15,16は後で詳しく説明する位置に定められている。
【0028】
櫛形電極(IDT)13及び反射器14は、圧電基板12の表面に、アルミニウムやチタン等の導体金属を蒸着あるいはスパッタリング等により薄膜状に形成した上で、フォトリソグラフィ等により、すだれ状となるように形成されている。後述する製造工程では、アルミニウムの導電層を形成するようにしている。
【0029】
具体的には、IDT13は、複数の電極指13aがスペースSでなる所定のピッチPTの2倍で並設されて長手方向の各端部が短絡するように形成されている。即ち、2つの櫛形状の電極の各櫛歯部分が、所定距離隔てて互い違いに入り込むように形成されている。このIDT13は、電気的に接続されている図示しない外部端子を介して電気信号と弾性表面波(SAW)との間の変換を行う機能を有する。
【0030】
IDT13の両側には、それぞれギャップGを隔てて、反射器14,14が設けられている。反射器14は、複数の導体ストリップ14aが、IDT13と同じように、スペースSでなる所定のピッチで並設されて長手方向の各両端部が短絡されるように形成されている。
【0031】
そして、例えば、同一構成の2つの反射器14,14が、導体ストリップ14aがIDT13の電極指13aと平行になるように、かつIDT13を弾性表面波の伝搬方向、即ちIDT13の電極指13aの長手方向に直交する方向に所定距離隔てて挟み込むように形成されている。この反射器14,14は、IDT13から伝搬してくる弾性表面波を反射して、弾性表面波のエネルギーを内部に閉じこめる機能を有する。
【0032】
ここで、本実施形態では、SAWデバイス10は、例えば106メガヘルツ程度の低周波数に対応するように形成され、IDT13の対数(対となる電極指13aの対の数)60対、反射器14の導体ストリップの数105本程度の小サイズチップを用いている。
【0033】
図3は、SAWデバイス10の反射器14と圧電基板端面を含む一部を拡大して示した断面である。
図3は反射器14の寸法の一部を示したものであるが、反射器14の導体ストリップ14aの幅Pは導体ストリップ14bと同じで14aと14bはともにスペースSと同じ幅である。また導体ストリップ14aの幅P(図2に示す電極指13aもほぼ同じ)とスペースSとを合わせたPRはλ/2(λは表面弾性波の波長)に設定されている。したがってスペースSと導体ストリップ14aの幅Pは、それぞれλ/4に設定されている。
したがって、幅(ピッチ)Pと電極指13aの幅(導体ストリップ14aも同じ)は、それぞれλ/4に設定されている。また、電極指13aの高さHは、およそH/λ=0.02ないし0.04とされている。
【0034】
そして、圧電基板12の少なくとも表面側の短辺の端面15,16が、前記反射器の端部の導体ストリップ14b,14cから出るそれぞれの応力波の各仮想の節の位置に定めることで、この応力波を反射する反射端面とされている。
【0035】
この反射端面15,16について、以下に詳しく説明する。
本実施形態では、上述したように、低周波数(例えば、106メガヘルツ程度)対応のSAWデバイス10を小型に形成するに当たり、圧電基板12としてレイリー波を伝搬するものを採用している。
【0036】
このようなレイリー波を伝搬するSAWデバイス10においては、通常、弾性表面波は、その進行方向の端面でバルク波に変換されて、もどってこないとされていた。しかしながら、圧電基板12上にIDT13と反射器14とが設けられている場合に、所定の条件の下では、IDT13の櫛形電極から出て進行する弾性表面波が、反射器14にて反射される反射波と出会うと、圧電基板12の深さ方向への単純な単振動の波としての応力波Tとなって、反射器14から圧電基板端面15,16へ向かって出射される。
【0037】
このような反射端面を形成する条件のひとつとして、圧電基板12の端面の位置が反射器14の端部の図5に示す導体ストリップ14b,14cから出る、図4に示す応力波Tの仮想の節Jの位置になっていることが必要であり、図4はこのような端面位置を求めるための手法を説明する図である。
図4は、このような単振動の波である応力波Tの波形を仮想して示した図である。図において、このような応力波Tは、弾性表面波と同じ周期λを持ち、λ/2で、応力波Tの節Jと腹Vが交代している。
【0038】
したがって、反射端面15,16とすることができる圧電基板12の端面位置は、反射器14の端部の導体ストリップ14b,14cの内端部を基端とすると半波長ずつの位置で繰り返し応力波Tの節Jの位置がくるから、
反射端面位置=n×PR・・・・・式(1)
となる。
【0039】
図5は、図1のSAWデバイス10に対応する圧電基板12の端部を拡大して示す概略断面図であり、すなわち、この図において、圧電基板12の端面を設けるべき位置は、反射器14の最も外側の端部に位置する導体ストリップ14bもしくは14cの基端部から、外側に向かってBの距離隔てられた箇所である。
【0040】
この距離Bは、上記式(1)に基づいて、
反射端面位置B=(n×PR)±(PR/2)×δ・・・式(2)
(ただし、nは整数で、δは許容値)
となる。
【0041】
また、図1及び図2において、距離Bに対応するB1とB2の大きさの違いは、上記nの数の違いに起因するものであり、上記式(2)を満たす場合には、B1とB2は同じでもよい。
【0042】
このような反射器14の最も外側の端部に位置する導体ストリップ14bもしくは14cの基端部から、外側に向かってBの距離隔てられた箇所に反射端面15,16を設けることにより、圧電基板12の端面において、端面自由の境界条件を満足し、反射波は圧電基板12の振動を妨げないので、振動エネルギーを散逸させることとなる散乱バルク波(scattering bulk wave)を発生せずに、弾性表面波を反射することができる。
【0043】
さらに、圧電基板12の反射端面15,16が適切に反射波を戻すためには、その端面がIDT13及び反射器14の各電極指13a,導体ストリップ14aに略平行である必要がある。これにより、反射波は正しい方向へ反射される。
また、圧電基板12の反射端面15,16は、垂直な平滑面とされる必要がある。これにより、反射波は、乱反射されることがない。
【0044】
さらに、図5に示されているように、圧電基板12の反射端面15,16は、その厚み全体に設ける必要はなく、例えば、段部21を残して、この段部21の内側の垂直面として設けてもよい。この場合、反射端面15,16の深さは、弾性表面波の伝搬に関与する圧電基板12の圧電材料の厚みtに対応し、この厚みtは好ましくは、λ/2と同等か、それ以上に設定される。
また、図1のSAWデバイス10の反射端面15,16を図5で説明したような段部12を残すように形成することで、後述する製造方法を採用することができ、製造上の利点がある。
【0045】
次に、図1のSAWデバイス10の製造方法を説明する。
図7は、SAWデバイス10の製造方法の一例について、その工程を示すフローチャートであり、図8および図9は、図7の製造工程を順次示した部分断面図であり、図10および図11は、図8および図9で示した工程の一部についての平面図である。
これらの図を参照して、SAWデバイス10の製造方法の第1の実施形態について、説明する。
【0046】
(導電層の形成工程)
図8(a)に示すように、圧電基板12を用意する。圧電基板12としては、上述したように、例えば、水晶ウエハを使用することができる。
この圧電基板12の表面には、導電層31が形成される(図7のST10)。
導電層31は、例えば、アルミニウムを蒸着またはスパッタリングにより圧電基板12の表面に成膜して形成される。
【0047】
次に、図7のフォトリソ工程を行う(ST11)。
この工程では、図8の(b)に示されているように、導電層31の表面に、第1のマスクパターン32と、第2のマスクパターン33を、例えば、フォトレジストを用いて同時に形成する。つまり、導電層31の表面全体に、フォトレジストを塗布し、露光、現像を経て、第1のマスクパターン32と、第2のマスクパターン33を形成する。
第1のマスクパターン32は、SAWデバイス10のIDT13の各電極指13aおよび反射器14の導体ストリップ14aの形態に対応するパターンである。第2のマスクパターン33は、圧電基板12のスクライブエリアに形成される。ここで、スクライブエリアとは、個々のSAWデバイス10を形成するために、圧電基板としての水晶ウエハを切断、分離加工するための領域である。
【0048】
第2のマスクパターン33は、図8(b)に対応した平面図である図10(b)に示されているように、長方形の矩形のパターンであり、その内側を露出するようになっている。そして、第2のマスクパターン33は、図10(b)に示すように、第1のマスクパターン32に近い長辺である第1の部分33aと、第1のマスクパターン32から遠い長辺である第2の部分33bを有している。
そして、第1の部分33aの周縁部33cの箇所は、図5で詳しく説明した圧電基板12の反射端面15(16)を形成すべき位置に正確に一致されている。
【0049】
(電極エッチング工程)
次に、図7の金属電極エッチング工程を行う(ST12)。
このエッチングの様子は、図8(c)および図10(c)に示されている。図示されているように、第1のマスクパターン32と第2のマスクパターン33から露出された導電層31が、例えば、ウエットエッチングにより除去される。この実施形態では、導電層31は、アルミニウムであるから、例えば、リン酸溶液により、エッチングされる。
これにより、図10(c)に示されているように、IDT13と反射器14を形成するための電極指13aと、導体ストリップ14aが形成されるとともに、同時に、これらと同じ金属材料で、端面エッチング用マスクパターン34が形成される。この端面エッチング用マスクパターン34は、上述した第2のマスクパターン33と同じ形状であり、第1の部分34aと、第2の部分34bを有している。端面エッチング用マスクパターン34の34cで示した箇所が、図5で説明した圧電基板12の反射端部15(16)を形成すべき位置に一致されている。
【0050】
(保護層形成工程)
次に、図8(d)および図10(d)に示すように、スクライブエリアに対応した第2のマスクパターン33の内側を除き、圧電基板12表面の全面に、保護層36を成膜する。この工程が、図7のフォトリソ工程(ST13)で、保護層36は、端面エッチングにより侵されない材料が選択され、この実施形態では、例えば、フォトレジストが用いられる。
【0051】
(端面エッチング工程)
続いて、図7のスクライブ部ドライエッチング(ST14)を行う。
この工程の説明に先立って、図6を参照して、エッチング装置について簡単に説明する。
図6において、エッチング装置40は、平行平板型RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)装置である。このエッチング装置40は、チャンバー41と、チャンバー41内に対向して配置された平行平板でなる下部電極44と上部電極45とを備えており、下部電極44と上部電極45の間のギャップG間に、ウエハ状の圧電基板12を配置するようになっている。
チャンバー41には、真空ポンプ43が接続され、チャンバー41内が真空排気されるようになっている。また、チャンバー41には、外部から、エッチング用の気体GAが導入されるようになっている。
【0052】
このようなエッチング装置において、例えば、次のような条件により、ドライエッチングが行われることにより、圧電基板12の端面エッチングが行われる。
すなわち、ドライエッチングに用いるエッチング用のガスとして、例えば、C/Heを用いる場合、下部電極44と上部電極45の間のギャップG(以下、「ギャップG」という)の寸法を、例えば5mmとし、575W(ワット)の電流を印可して、チャンバー41内の気圧を、240Pa(パスカル)、C/Heガスを30/35sccmで、導入する。これにより、1500Å/minのエッチングレートが得られる。
また、ドライエッチングに用いるエッチング用のガスとして、例えば、CHF/O/Heを用いる場合、ギャップGの寸法を、例えば6.5mmとし、390W(ワット)の電流を印可して、チャンバー41内の気圧を、260Pa(パスカル)、CHF/O/Heガスを20/3/88sccmで、導入する。これにより、1200Å/minのエッチングレートが得られる。
さらに、ドライエッチングに用いるエッチング用のガスとして、例えば、CHF/CFを用いる場合、ギャップGの寸法を、例えば30mmとし、600W(ワット)の電流を印可して、チャンバー41内の気圧を、10Pa(パスカル)、CHF/CFガスを15/15sccmで、導入する。これにより、1200Å/minのエッチングレートが得られる。
【0053】
このようにして、図9(e)に示すように、第2のマスクパターン33の内側を、圧電基板12の厚さ方向に沿って、寸法tだけエッチングにより除去する。これにより、図5で説明した反射端面15と、段部21を形成することができる。
このドライエッチング工程では、エッチングにより除去される領域以外の、特にIDT13の電極指13aや反射器14の導体ストリップ14bは、保護層36および第1のマスクパターン32により被覆されて保護されているので、エッチング用のガスにより、侵されることがない。
【0054】
次いで、図9(f)に示すように、保護層36を除去し、第1のマスクパターン32と、第2のマスクパターン33をともに除去する。さらに、切断用の刃であるダイシングブレード38を用いて、スクライブエリアを機械的に切断する(ST15)(分離工程)。すなわち、弾性表面波素子の弾性表面波を伝搬に関与する圧電基板12の表面に近い領域は、上述したドライエッチングにより、正確な位置に反射端面15を形成するように除去されているので、図9(e)の段部21よりも下の領域は、機械的な加工を行っても弾性表面波素子の性能にほとんど影響しない。一方、圧電基板12の厚み全てをドライエッチングにより除去するのは、長時間を要し、現実的ではないので、このようなダイシングブレード38を用いて切断する。
これにより、図9(g)および図11(g)に示すように、圧電基板12は、個々の弾性表面波素子の単位に切断、分離され、完成する(ST16)。
【0055】
以上述べたように、本実施形態によれば、従来のように、圧電基板12の端面を機械加工で形成しないで、フォトプロセスを利用して加工するため、反射端面15の位置出しが、より正確に行われる。しかも、従来の製造工程に、端面エッチング工程を追加するだけで実現でき、さらに、この端面エッチング工程で使用するマスクも電極形成時に電極パターンと同時に形成できるので、工程の実現も容易である。
したがって、反射器14を形成するための導体ストリップ14aの本数を減らして、小型に形成するために、精密に端面加工することができる。
また、前記端面エッチング工程では、ドライエッチングを行うことで、ウエットエッチングにおけるようなエッチング異方性によるサイドエッチングの影響を考慮する必要がないので、確実な加工を容易に行うことができる。
【0056】
さらに、ドライエッチングによる端面エッチング工程を、圧電基板12の厚みの途中まで行われるようにしたので、圧電基板12の表面近くは、エッチングによる精密な加工で、弾性表面波の正確な反射を実現でき、弾性表面波の伝達と関係しない領域に関しては、機械加工することで、圧電基板12を迅速に切断することができる。
【0057】
図12および図13は、SAWデバイス10の製造方法の第2の実施形態に係る製造工程を順次示した部分断面図であり、図14および図15は、図12および図13で示した工程の一部についての平面図である。
これらの図を参照して、SAWデバイス10の製造方法の第2の実施形態について、説明する。
なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は、共通する構成であるから、重複する説明は省略する。また、第2の実施形態は、以下に説明する工程を除き、第1の実施形態と同じである。
【0058】
第2の実施形態の特徴は、図13(f)の工程が追加されていることである。この工程は、図13(e)に続く工程で、この図13(e)の工程は、第1の実施形態の図9(e)と同じ工程である。
図13(f)において、例えば、リン酸系エッチング液を用いたウエットエッチングにより、端面エッチング用マスクパターン34を除去している。
これにより、図15(h)に示されているように、SAWデバイス10の反射端面15付近には、導体金属でなる端面エッチング用マスクパターン34が残らないので、不要な短絡を防止することができる。その他の作用効果は、第1の実施形態と同じである。
【0059】
図16および図17は、SAWデバイス10の製造方法の第3の実施形態に係る製造工程を順次示した部分断面図であり、図18は、図16および図17で示した工程の一部についての平面図である。
第3の実施形態の特徴は、分離工程におけるブレードを案内する領域だけが、ドライエッチングにより除去されることである。
図16(b)および図18(b)を参照して理解されるように、第2のマスクパターン33は、第1の実施形態と異なる態様である。つまり、この実施形態では、第2のマスクパターン33は、第1の部分33aと、第2の部分33bの間に第3の部分33dを有している。
同様にして、図16(c)および図18(c)を参照して理解されるように、端面エッチング用マスクパターン34も、第1の部分34aと、第2の部分34bの間に第3の部分34dを有している。
図17(e)の端面エッチング工程を参照して理解されるように、スクライブエリアにおいては、端面エッチング用マスクパターン34の第3の部分34dの両側の深さtの細い溝だけが、案内溝21a,21bとしてドライエッチングにより除去される。
【0060】
これにより、図17(f)に示すように、ダイシングブレード38は、深さtの細い溝に案内されて、正確かつ容易に正しい位置を切断することができる。
したがって、この実施形態によれば、エッチング加工する部分を、最小の部分に限定することで、エッチング加工に要する加工時間を最短時間に抑えることができ、製造工程の効率を向上させることができる。その他の作用効果は、第1の実施形態と同じである。
【0061】
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の発明の趣旨を逸脱しない範囲であらゆる形態のSAWデバイスに適用される。
特に、上述の各実施形態の個々の構成は、必要により省略したり、これらと異なる他の構成と、あるいは個々の構成どうし任意に組み合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSAWデバイスの実施形態を示す概略斜視図。
【図2】図1のSAWデバイスの概略平面図。
【図3】図1のSAWデバイスの一部を拡大して示した拡大断面図。
【図4】図1のSAWデバイスの反射端面位置を求めるための手法を説明する図。
【図5】図1のSAWデバイスに対応する圧電基板の端部を拡大して示す概略断面図。
【図6】本発明の実施形態で使用するのに適したエッチング装置の概略構成図。
【図7】図1のSAWデバイスの製造方法の一例について、その工程を示すフローチャート。
【図8】図7の製造工程を順次示した部分断面図。
【図9】図7の製造工程を順次示した部分断面図。
【図10】図8および図9で示した工程の一部についての平面図。
【図11】図8および図9で示した工程の一部についての平面図。
【図12】弾性表面波素子の製造方法の第2の実施形態に係る製造工程を順次示した部分断面図。
【図13】弾性表面波素子の製造方法の第2の実施形態に係る製造工程を順次示した部分断面図。
【図14】図12および図13で示した工程の一部についての平面図。
【図15】図13で示した工程の一部についての平面図。
【図16】弾性表面波素子の製造方法の第3の実施形態に係る製造工程を順次示した部分断面図。
【図17】弾性表面波素子の製造方法の第3の実施形態に係る製造工程を順次示した部分断面図。
【図18】図16および図17で示した工程の一部についての平面図。
【図19】従来の弾性表面波素子の製造工程の一部を示す概略斜視図。
【図20】図19の弾性表面波素子の製造工程において、圧電基板を分離する手法を示す説明図。
【符号の説明】
10・・・SAWデバイス(弾性表面波素子)、13・・・櫛形電極(IDT)、13a・・・電極指、14・・・反射器、14a,14b,14c・・・導体ストリップ、15(16)・・・反射端面、31・・・導電層、32・・・第1のマスクパターン、33・・・第2のマスクパターン、34・・・端面エッチング用マスクパターン、36・・・保護層。

Claims (6)

  1. 圧電基板にすだれ状電極を形成した弾性表面波素子の製造方法であって、
    少なくとも複数の弾性表面波素子を形成するために、前記圧電基板を長さ方向に連続した状態で用意して、その表面に前記すだれ状電極を形成するための導電層を形成する工程と、
    前記導電層の表面に、エッチング用のマスクパターンを形成し、前記導電層をエッチングすることにより、電極を形成する電極エッチング工程と、
    個々の弾性表面波素子を形成するために分離される前記圧電基板の端面に対応したスクライブエリア以外の領域を保護層で覆う保護層形成工程と、
    前記スクライブエリアの前記マスクパターンから露出した領域を所定深さで選択的にエッチングする端面エッチング工程と
    を含んでおり、
    前記電極エッチング工程において、前記スクライブエリアに、前記すだれ状電極と同じ材料によって、前記端面エッチング工程用のマスクパターンを形成することを特徴とする、弾性表面波素子の製造方法。
  2. 前記電極エッチング工程において、前記圧電基板に、前記すだれ状電極により、櫛形電極と反射器とが形成されるとともに、スクライブエリアとして前記保護層が形成される前記端面が、前記反射器の端部の導体ストリップから出る応力波の仮想の節の位置に定められ、この端面は、前記端面エッチング工程において、前記導体ストリップに略平行で、垂直な平滑面とされることで、前記応力波を反射する反射端面となるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波素子の製造方法。
  3. 前記端面エッチング工程が、ドライエッチングにより行われるようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の弾性表面波素子の製造方法。
  4. 前記端面エッチング工程が、前記圧電基板の厚みの途中まで行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の弾性表面波素子の製造方法。
  5. 前記端面エッチング工程の後で、前記端面近傍から、前記マスクパターンの残りを除去することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の弾性表面波素子の製造方法。
  6. 前記端面エッチング工程の後で、前記圧電基板のエッチング残り部分を切断用の刃を用いて切断する分離工程を有しており、前記端面エッチング工程では、ブレードを案内する部分だけがエッチングにより除去されるようにしたことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の弾性表面波素子の製造方法。
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