JP2005033242A - メッセージ送受信装置の復旧システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インターネットを介して送受信を行うメッセージ送受信装置の復旧システムに、送信すべきメッセージを蓄積する送信側メッセージ蓄積装置110と、受信側の送受信装置のアドレス、送信完了の受信時刻、受信完了通知の受信時刻、引渡完了通知の受信時刻を記録し、受信完了通知、引渡完了通知に基づいて蓄積されたメッセージの再送信を判断処理する送信側履歴処理装置120と、送信されたメッセージを受信して蓄積する受信側メッセージ蓄積装置210と、蓄積されたメッセージを外部システムに引き渡す外部システムの引渡処理装置220と、送信側の送受信装置にメッセージの受信完了通知、外部システムの引渡処理装置の引渡完了時に引渡通知を送信し、送信側の送受信装置のアドレス、受信完了通知時刻、引渡完了通知時刻を記録する受信側履歴処理装置230とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明が属する技術分野】
本発明はメッセージ送受信装置の復旧システムに関する。特に、本発明は、メッセージの送受信履歴、外部システムへの引渡し履歴を用いたメッセージ送受信装置の復旧システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二者間以上でメッセージを通信し、二者間で通信の瞬断があった場合通信レベルの情報保持に依存した再送信が行われている。
さらに、一方の側の通信途絶、送受信装置の停止等に起因して、他方側にも影響が及び、整合性をとった復旧を行うには二者間の相互の情報伝達により状態調査作業、確認作業などが必要であり、時間のかかる作業が必要であった。
【0003】
このため、送受信装置を単一化し、順序制限をつけることでこれらの作業を単純化するなどして、作業を軽減化している。
このような作業の軽減化に関して従来のISDNターミナルアダプタ装置では通信履歴を蓄積記憶して障害時の原因解明を援助するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、通信履歴情報解析装置では通信履歴情報の形態がその内容を迅速に把握できる形態であり、復旧作業を迅速に行うことのできる電子計算機を実現しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−199326号公報(第2、3頁、図1)
【特許文献2】
特開平5−100967号公報(第2、3頁、図1)
【0006】
二者間で通信している送受信装置では送信のネットワークに経路障害による通信途絶、送受信装置の障害、停止に起因するメッセージの受信ができず、メッセージの受信完了の通知が行われないということが生じる場合があった。
この場合、送信側から受信側にメッセージの送信が完了し、受信側から送信側にメッセージの受信完了の通知が無い場合には、障害復旧時にメッセージの再送信の対象としていた。
【0007】
しかし、受信側ではメッセージの受信ができていても、ネットワークの経路障害でメッセージの受信完了の通知が送信側で受信されない場合受信側ではメッセージの受信ができていないと判断され、不要なメッセージの再送信が行われるという問題があった。
さらに、受信側の送受信装置では受信したメッセージを外部システムに引き渡すことが行われるので、送信側の送受信装置でも外部システムに引き渡すメッセージの管理を行う必要がある。
【0008】
さらに、ネットワーク資源を時間的に有効に活用しようとし通信の運用時間を制限している場合、メッセージの送信中に運用時間から外れて受信側の送受信装置が停止状態になった場合、通信が途絶する。メッセージの送信中に通信が途絶すると、受信側が運用時間になった場合、送信側との調整が必要になるという問題がある。
【0009】
さらに、ネットワーク資源を時間的に有効に活用するため送受信装置の障害に対して多重化を行い、送受信装置の障害に対してメッセージの送信、受信を可能にしている。
この場合、故障した送受信装置を復旧する場合に、障害復旧に対し健全な送受信装置と整合性を容易に取れるようにする必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、受信データを外部システムに引き渡すことを利用して、通信途絶に対して不要な再送信を回避し、送受信装置の停止による通信途絶に対して再送信を自動的に可能にし、多重化した送受信装置に対して整合性の確保を容易にするメッセージ送受信装置の復旧システム及び方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、インターネットを介して送受信を行うメッセージ送受信装置の復旧システムにおいて、送信側のメッセージ送受信装置で送信すべきメッセージを蓄積する送信側メッセージ蓄積装置と、前記送信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを受信する受信側のメッセージ送受信装置のアドレス、前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの送信完了時刻、受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの受信完了通知の受信時刻及び外部システムへの引渡完了通知の受信時刻を記録し、前記受信側のメッセージ送受信装置から受信した前記受信完了通知、前記引渡完了通知に基づいて前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側の前記送受信装置に蓄積されたメッセージの再送信をすべきか否かを判断処理する送信側履歴処理装置と、送信側の前記メッセージ送受信装置から受信側の前記メッセージ送受信装置に送信されたメッセージを受信して蓄積する受信側メッセージ蓄積装置と、前記受信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを前記外部システムに引き渡す外部システムの引渡処理装置と、受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側の前記送受信装置にメッセージの受信完了通知、前記外部システムの引渡処理装置の引渡完了時に引渡完了通知を送信し、送信側の前記送受信装置のアドレス、メッセージの受信完了通知時刻、前記外部システムの引渡処理装置で引き渡されたメッセージの引渡完了通知時刻を記録する受信側履歴処理装置とを備えることを特徴とするメッセージ送受信装置の復旧システムを提供する。
【0012】
この手段により、受信データを外部システムに引き渡すことを利用して、通信途絶に対して不要な再送信を回避する。
また、前記送信側メッセージ蓄積装置では、受信側の前記メッセージ送受信装置からメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知の双方を受信しない場合のみ、メッセージを再送信し前記インターネットの障害復旧を行う。
【0013】
この手段により、引渡完了通知の受信がされている場合、受信完了通知の受信時に障害があり、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できる。
また、前記受信側履歴処理装置は、前記外部システムの引渡処理装置の引渡し前に、送信側から送信されたメッセージを受信した際に、前記送信側の送受信装置に引渡完了通知を送信する。
【0014】
この手段により、引渡完了に時間がかかっても、引渡完了通知の受信を得ることができ、受信完了通知が障害で受信できなくても、メッセージの正常な送信が確認でき、復旧時には未利用分のメッセージだけを送信復旧の対象にすることができ、送信復旧の対象となるメッセージの件数を機械的に減らすことが可能になる。
【0015】
また、送信側の前記送受信装置から受信側の前記送受信装置にメッセージを送信した際、受信側の前記送受信装置が運用時間からはずれ停止中となり、受信完了通知、引渡完了通知を送信できない場合、受信側の前記送受信装置が運用時間になり起動した際に、送信側の前記送受信装置から受信側の前記送受信装置にメッセージを再送信し前記送受信装置の停止に起因する障害復旧を行う。
【0016】
この手段により、受信側の送受信装置の運用時間が限定されている場合に起動で自動的に障害復旧が可能になる。
また、受信側の前記送受信装置、送信側の前記送受信装置が多重化されている場合、故障した送受信装置の受信側又は送信側の前記メッセージ蓄積装置、受信側又は送信側の前記メッセージ履歴処理装置に対して、健全な送受信装置の受信側又は送信側の前記メッセージ蓄積装置、受信側又は送信側の前記メッセージ履歴処理装置から蓄積メッセージ、履歴情報をそれぞれコピーして前記インターネットの障害復旧を行う。
【0017】
この手段により、多重化したメッセージ送受信装置に対して、インターネットの通信障害に対して本発明の適用を容易に行うことが可能になる。
また、送信側の前記送受信装置が引渡完了通知を受信した際に前記送信側メッセージ蓄積装置では蓄積したメッセージから該当するメッセージを削除し、前記外部システムへの引渡し処理装置がメッセージを引渡した際に前記受信側メッセージ蓄積装置では蓄積したメッセージから該当するメッセージを削除する。
【0018】
この手段により、メッセージを削除するタイミングが明確になる。
さらに、本発明は、インターネットを介して送受信を行うメッセージ送受信装置の復旧方法において、送信側のメッセージ送受信装置で送信すべきメッセージを蓄積する工程と、前記インターネットを介して、前記送信側のメッセージ送受信装置から蓄積されたメッセージを受信側のメッセージ送受信装置に送信する工程と、受信側の前記メッセージ送受信装置のアドレスを履歴情報として送信側の前記送受信装置に記録する工程と、前記インターネットを介して、送信側の前記メッセージ送受信装置からメッセージを受信する工程と、受信したメッセージを受信側の前記メッセージ送受信装置で蓄積する工程と、受信し蓄積されたメッセージを受信側の前記メッセージ送受信装置から外部システムに引き渡す工程と、送信側のメッセージ送受信装置のアドレス、メッセージの受信完了通知時刻、前記外部システムの引渡処理装置で引き渡されたメッセージの引渡完了通知時刻を履歴情報として記録する工程と、前記インターネットを介して、受信側の前記メッセージ送受信装置からメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を送信する工程と、前記インターネットを介して、送信側の前記メッセージ送受信装置でメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を受信する工程と、メッセージの受信完了通知の受信時刻、メッセージの引渡完了通知の受信時刻を受信側の前記メッセージ送受信装置のアドレスに対応して履歴情報として送信側の前記送受信装置に記録する工程と、受信した前記メッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を基に送信側から受信側のメッセージ送受信装置に蓄積したメッセージの再送信を判断処理する工程とを備えることを特徴とするメッセージ送受信装置の復旧方法を提供する。
【0019】
この手段により、受信データを外部システムに引き渡すことを利用して、通信途絶に対して不要な再送信を回避する。
さらに、本発明は、インターネットを介して送受信を行うメッセージ送受信装置の復旧システムにおいて、送信側のメッセージ送受信装置で識別番号が設けられた送信すべきメッセージを蓄積する送信側メッセージ蓄積装置と、前記送信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを受信する受信側のメッセージ送受信装置のアドレス、前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの送信識別番号、受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの受信完了時に返信される識別番号、外部システムへの引渡完了時に返信される識別番号を記録し、前記受信側のメッセージ送受信装置から受信完了時に返信された識別番号、前記引渡完了時に返信された識別番号に基づいて前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側の前記送受信装置に蓄積されたメッセージの再送信をすべきか否かを判断処理する送信側履歴処理装置と、
送信側の前記メッセージ送受信装置から受信側の前記メッセージ送受信装置に送信されたメッセージを受信して蓄積する受信側メッセージ蓄積装置と、前記受信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを前記外部システムに引き渡す外部システムの引渡処理装置と、受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側の前記送受信装置にメッセージの受信完了時にメッセージに含まれる識別番号、前記外部システムの引渡処理装置の引渡完了時にメッセージに含まれる識別番号を返信し、送信側の前記送受信装置のアドレス、メッセージの受信完了時の識別番号、前記外部システムの引渡処理装置で引き渡されたメッセージの引渡完了通知時の識別番号記録する受信側履歴処理装置とを備えることを特徴とするメッセージ送受信装置の復旧システムを提供する。
この手段により、受信データを外部システムに引き渡すことを利用して、通信途絶に対して不要な再送信を回避する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る送受信装置の復旧システムの概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、本発明に係る送受信装置の復旧システムでは、インターネット30を介してメッセージ送受信装置10、20が接続される。
【0021】
ここでは、送信側のメッセージ送受信装置10から受信側のメッセージ送受信装置20にインターネット30を介してメッセージが送信されるとする。
送信側のメッセージ送受信装置10には送受信装置100が設けられ、送受信装置100ではインターネット30を介してメッセージが送信側のメッセージ送受信装置10のアドレスと共に送信される。
送受信装置100には情報処理装置であるメッセージ蓄積装置110が接続され、メッセージ蓄積装置110では送信されるメッセージが蓄積され、蓄積されるメッセージが一意に採番される。
【0022】
送受信装置100には情報処理装置であるメッセージ履歴処理装置120が接続され、メッセージ履歴処理装置120ではメッセージ蓄積装置110に蓄積されたメッセージを送受信装置100から送信した受信側のメッセージ送受信装置20のアドレスが履歴情報として記録される。
さらに、メッセージ履歴処理装置120では、送受信装置100を介して送信したメッセージに対してメッセージ送受信装置20から受信完了通知、引渡完了通知を受信した場合には、該当するメッセージに対して受信完了通知、後述する引渡完了通知があったという履歴情報が記録される。
【0023】
さらに、メッセージ履歴処理装置120では、受信完了通知、引渡完了通知を基に、受信側のメッセージ送受信装置20に対して、後述するように、メッセージ蓄積装置110に蓄積されたメッセージを再送信するべきか否かの判断処理を行う。
受信側のメッセージ送受信装置20には送受信装置200が設けられ、送受信装置200ではインターネット30を介してメッセージが受信される。
【0024】
送受信装置200にはメッセージ蓄積装置210が接続され、メッセージ蓄積装置210ではメッセージ送受信装置10の送受信装置100からインターネット30を介して送受信装置200で受信したメッセージが蓄積され、蓄積されたメッセージが一意に採番される。
メッセージ蓄積装置210、送受信装置200には外部システムへの引渡し処理装置220が接続され、外部システムへの引渡し処理装置220ではメッセージ蓄積装置210に蓄積されたメッセージのうち指定されたメッセージが外部システム(図示しない)に引渡しされる。
【0025】
送受信装置200、メッセージ蓄積装置210、メッセージ履歴処理装置230にはメッセージ履歴処理装置230が接続され、メッセージ蓄積装置210に蓄積されたメッセージに対してインターネット30を介してメッセージ送受信装置10から受信したという履歴情報が記録される。
さらに、メッセージ履歴処理装置230では、メッセージ蓄積装置210に蓄積されているメッセージのうちメッセージ送受信装置10から受信したメッセージを外部システムに引き渡した場合、送受信装置200からインターネット30を介してメッセージ送受信装置10に引渡し通知がが行われたという履歴情報が記録される。
【0026】
図2は図1におけるメッセージ送受信装置10のメッセージ蓄積装置110に蓄積されるメッセージ例を説明する図である。
本図に示すように、メッセージ蓄積装置110には採番に対して送信されるメッセージが蓄積される。
図3は図1におけるメッセージ送受信装置10のメッセージ履歴処理装置120に記録される履歴情報例を説明する図である。
【0027】
本図に示すように、メッセージ履歴処理装置120にはメッセージ蓄積装置110に蓄積される送信メッセージの採番に対応して受信側のメッセージ送受信装置20のアドレス、メッセージの送信完了時刻、メッセージの受信完了通知受信時刻、メッセージの引渡完了通知受信時刻が履歴情報として記録される。
図4は図1におけるメッセージ送受信装置20のメッセージ蓄積装置210に蓄積されるメッセージ例を説明する図である。
【0028】
本図に示すように、メッセージ蓄積装置210には採番に対して受信されたメッセージが蓄積される。
図5は図1におけるメッセージ送受信装置20のメッセージ履歴処理装置230に記録される履歴情報例を説明する図である。
本図に示すように、メッセージ履歴処理装置230にはメッセージ蓄積装置210に蓄積される送信メッセージの採番に対応して送信側のメッセージ送受信装置10のアドレス、メッセージの受信完了通知の送信時刻、メッセージの引渡完了通知の送信時刻が履歴情報として記録される。
【0029】
図6は通信障害が無い場合にメッセージ送受信装置10、20が行う一連の動作例を説明するフローチャートである。
ステップS301において、送信側のメッセージ送受信装置10のメッセージ蓄積装置110では送信されるメッセージが蓄積され、蓄積されたメッセージが、例えば、「1」、「2」…のように、採番される。
【0030】
ステップS302において、メッセージ送受信装置10からメッセージ送受信装置20に送受信装置100によりメッセージ蓄積装置110に蓄積されたメッセージが送信される。メッセージ履歴処理装置120では受信側のメッセージ送受信装置20のアドレス…と送信完了時刻t11、t12…の履歴情報が記録される。
【0031】
ステップS303において、メッセージ送受信装置20では、送受信装置200によりメッセージ送受信装置10からのメッセージが受信される。メッセージ蓄積装置210では受信したメッセージが蓄積され、蓄積されたメッセージが、例えば、「1」、「2」…のように、採番される。メッセージ履歴処理装置230では送信側のメッセージ送受信装置10のアドレスが履歴情報として記録される。
【0032】
ステップS304において、メッセージ送受信装置20からメッセージ送受信装置10に送受信装置200によりメッセージの受信完了通知の送信が行われ、メッセージ履歴処理装置230では受信完了の送信時刻T11が履歴情報として記録される。
ステップS305において、メッセージ送受信装置10では、送受信装置100により、メッセージ送受信装置20からメッセージの受信完了通知が受信される。メッセージ履歴処理装置120では受信したメッセージの受信完了通知に対応する履歴情報に対してメッセージの受信完了通知の受信時刻t21が履歴情報として記録される。
【0033】
ステップS306において、メッセージ送受信装置20では、外部システムへの引渡し処理装置220によりメッセージ蓄積装置210から外部システムにメッセージの引渡しが行われる。
この場合、メッセージ蓄積装置210の蓄積されたメッセージから引き渡されたメッセージが削除される。
【0034】
ステップS307において、メッセージ送受信装置20の送受信装置200でメッセージ送受信装置10に引渡完了通知の送信が行われ、メッセージ履歴処理装置230では引渡完了通知に対応する履歴情報に対して、引渡完了通知送信時刻T21が履歴情報として記録される。
ステップS308において、メッセージ送受信装置10の送受信装置100で引渡完了通知が受信され、メッセージ履歴処理装置120では、引渡完了通知に対応する履歴情報に引渡完了通知時刻t31が記録される。メッセージ蓄積装置110から送信対象である該当するメッセージを取り除く。
【0035】
このような動作で、送信側のメッセージ送受信装置10では、メッセージ履歴処理装置120に送信完了時刻、受信完了通知の受信時刻、引渡完了通知の受信時刻が記録されている場合、通信が正常に行われたことが確認できる。
送信側のメッセージ送受信装置10では、引渡完了通知の受信時刻でメッセージの引き渡しの管理ができ、メッセージ蓄積装置110からメッセージの削除するタイミングが明確になる。
【0036】
次に、メッセージ送受信装置10とメッセージ送受信装置20の間でインターネット30の通信障害により、以下のな通信障害が生じる。
図7は受信側のメッセージ送受信装置20における受信完了通知の送信、引渡完了通知び送信に対する送信側のメッセージ送受信装置10における受信完了通知受信、引渡完了通知の受信との関係を示す図である。
【0037】
本図に示すように、ケースaでは、メッセージ送受信装置20でメッセージの受信が正常にでき、メッセージ送受信装置10のメッセージの送信完了に対して、メッセージ送受信装置20から受信完了通知の送信、引渡完了通知の送信がおこなわれ、メッセージ送受信装置10で受信完了通知の受信、引渡完了通知の受信の双方ができる場合、メッセージの送信が正常であることが確認できる。
【0038】
この場合、メッセージ送受信装置10では、引渡完了通知の受信により、外部システムにメッセージが引き渡されたとの管理が行われる。
次に、ケースbでは、上記の正常な通信に対して、メッセージ送受信装置10で引渡完了通知の受信が通信障害によりできない場合がある。
この場合、受信完了通知が受信されているので、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できるので再送信の必要はない。
【0039】
さらに、この場合、引渡完了通知の受信ができないが受信完了通知で引き渡しが行われたとして引渡しの管理が行われる。
次に、ケースcでは、上記の正常な通信に対して、メッセージ送受信装置10で受信完了通知の受信が通信障害によりできない場合がある。この場合、引渡完了通知が受信されているので、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できるので再送信の必要はない。
【0040】
次に、ケースdでは、メッセージ送受信装置20でメッセージの受信が正常にでき、受信完了通知の送信が行われ、外部システムへの引渡し処理装置220による引き渡しがまだ行われておらず、メッセージ送受信装置10で受信完了通知の受信ができ、引渡完了通知の受信ができない場合がある。
この場合、受信完了通知が受信されているので、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できるので再送信の必要はない。
【0041】
この場合も、引渡完了通知の受信ができないが受信完了通知で引き渡しが行われたとして引渡しの管理が行われる。
次に、ケースeでは、メッセージ送受信装置20でメッセージの受信が正常にでき、受信完了通知の送信が行われ、外部システムへの引渡し処理装置220による引き渡しがまだ行われなれておらず、メッセージ送受信装置10で受信完了通知の受信が通信障害でできず、引渡完了通知の受信ができない場合がある。
【0042】
この場合、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できないので再送信の必要がある。
次に、ケースfで、通信障害が典型例として、メッセージ送受信装置20でメッセージの受信が通信障害によりできない場合には、メッセージ送受信装置20から受信完了通知の送信、引渡完了通知の送信の双方がおこなわれず、このため、メッセージ送受信装置10で受信完了通知の受信、引渡完了通知の受信の双方ができず、メッセージの送信が正常であることが確認できない。
【0043】
この場合、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できないのでメッセージの再送信の必要がある。
このようにして、従来と比較すると、メッセージ送受信装置10では、受信完了通知の受信ができない場合にはメッセージの送信時に障害があったのか、又は受信完了通知の受信時に障害があったのかが確認できなかったが、引渡完了通知の受信がされている場合、受信完了通知の受信時に障害があり、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できる。このため、不要なメッセージの再送信が回避可能になる。
【0044】
さらに、外部システムへの引渡し処理装置220から外部システムへのメッセージの引き渡しが完了していない場合、メッセージの引渡完了の通知が行われないので、受信完了通知の受信時に障害があると、メッセージの送信が正常に行われていることが確認できないのでメッセージの再送信の必要がある。
メッセージの再送信が必要となるのは、従来では、メッセージ送受信装置10で受信完了通知の受信、引渡完了通知の受信の双方ができない場合に限られるので、不要なメッセージの再送信が減少する。
【0045】
図8は受信完了通知、引渡完了通知の双方の受信が無い場合のメッセージ送受信装置10、20の一連の動作例を説明するフローチャートである。
ステップS311において、メッセージ履歴処理装置120に受信完了通知の受信時刻、引渡完了通知の受信時刻の双方が記録されていない場合、メッセージ送受信装置10ではメッセージ蓄積装置110から送信完了した該当のメッセージが選択され、送受信装置100を介して選択されたメッセージが再送信される。
【0046】
ステップS312において、メッセージ送受信装置20の送受信装置200では再送信されたメッセージが受信され、メッセージ履歴処理装置230で多重受信でないかを確認し、多重受信でない場合、メッセージの送信時の障害であるので、メッセージ蓄積装置210に再送信されたメッセージが蓄積され、メッセージ履歴処理装置230に送信側のメッセージ送受信装置10のアドレスが記録される。
【0047】
メッセージ送受信装置20では、多重受信の場合、メッセージの受信が正常に行われているので、送信側のメッセージ送受信装置10に対して、受信完了通知の送信時、引渡完了通知の送信時の双方に障害があったと判断する。なお、多重受信でない場合にはメッセージの受信が正常に行われていなかったと判断する。
【0048】
メッセージ履歴処理装置230に引渡完了通知の送信時刻が記録される。
ステップS313において、、外部システムへの引渡し処理装置220により外部にメッセージの引き渡しが行われる。
多重受信である場合、多重受信でない場合にも同様に、メッセージ送受信装置20から、送受信装置200を介して、メッセージ送受信装置10にメッセージの受信完了通知、引渡完了通知の双方の送信が行われる。メッセージ履歴処理装置230にメッセージの受信完了通知の送信時刻、引渡完了通知の送信時刻が記録される。
メッセージ送受信装置10ではメッセージの受信完了通知、引渡完了通知の双方を受信し、その受信時刻がメッセージ履歴処理装置120に記録される。
【0049】
ステップS314において、未送信の処理が行われ、障害の処理を終了する。
このように、メッセージ送受信装置10で受信完了通知、引渡完了通知の双方の受信が無い場合の障害復旧では、メッセージ蓄積装置110からメッセージが抽出され再送信され、メッセージ送受信装置20ではメッセージ蓄積装置210との突き合せを行い、未受信のメッセージである場合メッセージ送受信装置10に対して受信完了通知が送信され、外部システムへの引渡し処理装置220でメッセージの引渡しが完了した場合、引渡完了通知がメッセージ送受信装置10に送信され、これらの通知時刻がメッセージ履歴処理装置120に記録され、メッセージ蓄積装置210、メッセージ履歴処理装置120の整合性が整えられる。
【0050】
このようにして、メッセージの引渡による利用状態までを判断することが可能になり、障害復旧時には未利用分のメッセージだけを送信復旧の対象にすることができ、送信復旧の対象となるメッセージの件数を機械的に減らすことが可能になる。
図9はメッセージの引き渡しが完了していない場合のメッセージ送受信装置10、20の一連の動作例を説明するフローチャートである。
【0051】
ステップS321において、メッセージ送受信装置20の送受信装置200では、メッセージを受信すると、外部システムへの引渡完了前に、受信完了通知と共に、外部システムへの引渡し処理装置220を用いて送受信装置200から引渡完了通知が送信され、メッセージ履歴処理装置230に引渡完了通知の送信時刻が記録される。
【0052】
ステップS322において、メッセージ送受信装置10ではメッセージ送受信装置20の送受信装置200から引渡完了通知、受信完了通知を受信し、メッセージ蓄積装置110に引渡完了通知の受信時刻、受信完了通知の受信時刻が記録され、メッセージ蓄積装置110から送信対象である該当のメッセージを取り除き、処理を終了する。
これにより、メッセージ送受信装置20で引渡完了に時間がかかることにより、引渡完了通知の送信に障害があるとの誤確認を防止できる。したがって、メッセージ送受信装置10では受信完了通知の送信に障害があり受信完了通知の受信ができず、さらに、メッセージ送受信装置20で引渡完了に時間がかかっても、引渡完了通知の受信を得ることができ、メッセージの正常な送信が確認できる。このため、未利用なメッセージ分だけ再送信の対象にでき、不要なメッセージの再送信を回避することが可能になる。
【0053】
次に、受信側のメッセージ送受信装置20で運用時間を制限しており、送信側のメッセージ送受信装置10からメッセージの送信後に、メッセージ送受信装置20が停止して、メッセージ送受信装置20からメッセージ送受信装置10で、受信完了通知、引渡完了通知が受信できない場合について、以下に説明を行う。図10は自動的に復旧作業を行う場合のメッセージ送受信装置10、20の一連の動作例を説明するフローチャートである。
【0054】
本図に示すように、ステップS331において、運用時間が始まると、受信側のメッセージ送受信装置20を起動する。
ステップS332〜ステップS335において、図8と同様の処理を行う。
ステップS336において、運用時間が終わると、メッセージ送受信装置20を停止する。
【0055】
このようにして、受信側のメッセージ送受信装置20の運用時間が定まっているばあいには送信側のメッセージ送受信装置10との調整を特にせずに、受信側のメッセージ送受信装置20の起動、停止を行うことにより、受信側のメッセージ送受信装置20の主導でメッセージの取得を可能にする。
なお、メッセージ送受信装置10、20の故障による通信障害に対して、前述のように多重化を行い、通信障害を回避する。この場合、多重化したメッセージ送受信装置10、20の各々で、故障から復旧したメッセージ送受信装置10、20へ健全なメッセージ送受信装置10、20からメッセージ蓄積装置110、メッセージ蓄積装置210、メッセージ履歴処理装置120、メッセージ履歴処理装置230のコピーを行う。
【0056】
これにより、多重化したメッセージ送受信装置10、20に対しても、インターネット30の通信障害に対して本発明の適用を容易に行うことが可能になる。図11は図3における変形例であり、メッセージ送受信装置10のメッセージ履歴処理装置120に記録される履歴情報例を説明する図である。
本図に示すように、図3と比較して、メッセージを送信する場合に送信すべきメッセージを特定するために、送信すべきメッセージ毎に識別番号を設け、識別番号でメッセージの履歴処理の管理を行う。すなわち、メッセージ履歴処理装置120には、例えば、蓄積されるメッセージの採番に対応して受信側のメッセージ送受信装置20のアドレス、送信の識別番号A10−20−1、メッセージ送受信装置20からの受信完了時の返信の識別番号A10−20−1、引渡完了時の返信の識別番号A10−20−1が履歴情報として記録される。
【0057】
図12は図5における変形例であり、メッセージ送受信装置20のメッセージ履歴処理装置230に記録される履歴情報例を説明する図である。
本図に示すように、図5と比較して、メッセージ履歴処理装置230にはメッセージ蓄積装置210に蓄積されるメッセージの採番に対応して送信側のメッセージ送受信装置10のアドレス、メッセージの受信完了時にメッセージに含まれる識別番号A10−20−1を抽出し、識別番号を返信する際に返信の識別番号A10−20−1が履歴情報として記録され、メッセージが引き渡時に識別番号を返信する際に返信の識別番号が履歴情報A10−20−1として記録される。
【0058】
このようにして、送信すべきメッセージに設けた識別番号により送信したメッセージを特定し、履歴情報を管理するようにしても同様の作用効果を得ることができる。
以上の説明では、メッセージ送受信装置10を送信側、メッセージ送受信装置20を受信側として説明したが、この逆に、メッセージ送受信装置10を受信側、メッセージ送受信装置20を送信側としてもよい。
さらに、メッセージ送受信装置10、メッセージ送受信装置20を1対1として説明したが、複数対複数であってもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、送信側のメッセージ送受信装置で送信すべきメッセージを蓄積し、インターネットを介して、前記送信側のメッセージ送受信装置から蓄積されたメッセージを受信側のメッセージ送受信装置に送信し、受信側のメッセージ送受信装置のアドレスを履歴情報として送信側の送受信装置に記録し、インターネットを介して、送信側のメッセージ送受信装置からメッセージを受信し、受信したメッセージを受信側のメッセージ送受信装置で蓄積し、受信し蓄積されたメッセージを受信側のメッセージ送受信装置から外部システムに引き渡し、送信側のメッセージ送受信装置のアドレス、メッセージの受信完了通知時刻、外部システムの引渡処理装置で引き渡されたメッセージの引渡完了通知時刻を履歴情報として記録し、インターネットを介して、受信側のメッセージ送受信装置からメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を送信し、インターネットを介して、送信側のメッセージ送受信装置でメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を受信し、メッセージの受信完了通知の受信時刻、メッセージの引渡完了通知の受信時刻を受信側のメッセージ送受信装置のアドレスに対応して履歴情報として送信側の送受信装置に記録し、受信したメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を基に送信側から受信側のメッセージ送受信装置に蓄積したメッセージの再送信を判断処理するようにしたので、受信データを外部システムに引き渡すことを利用して、通信途絶に対して不要な再送信を回避する。
【0060】
また、送信側の送受信装置から受信側の送受信装置にメッセージを送信した際、受信側の送受信装置が運用時間からはずれ停止中となり、受信完了通知、引渡完了通知を送信できない場合、受信側の送受信装置が運用時間になり起動した際に、送信側の送受信装置から受信側の送受信装置にメッセージを再送信し送受信装置の停止に起因する障害復旧を行うので、受信側の送受信装置の運用時間が限定されている場合に起動で自動的に障害復旧が可能になる。
【0061】
また、受信側の送受信装置、送信側の送受信装置が多重化されている場合、故障した送受信装置の受信側又は送信側のメッセージ蓄積装置、受信側又は送信側のメッセージ履歴処理装置に対して、健全な送受信装置の受信側又は送信側のメッセージ蓄積装置、受信側又は送信側のメッセージ履歴処理装置から蓄積メッセージ、履歴情報をそれぞれコピーしてインターネットの障害復旧を行うので、多重化したメッセージ送受信装置に対して、インターネットの通信障害に対して本発明の適用を容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送受信装置の復旧システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるメッセージ送受信装置10のメッセージ蓄積装置110に蓄積されるメッセージ例を説明する図である。
【図3】図1におけるメッセージ送受信装置10のメッセージ履歴処理装置120に記録される履歴情報例を説明する図である。
【図4】図1におけるメッセージ送受信装置20のメッセージ蓄積装置210に蓄積されるメッセージ例を説明する図である。
【図5】図1におけるメッセージ送受信装置20のメッセージ履歴処理装置230に記録される履歴情報例を説明する図である。
【図6】通信障害が無い場合にメッセージ送受信装置10、20が行う一連の動作例を説明するフローチャートである。
【図7】受信側のメッセージ送受信装置20における受信完了通知の送信、引渡完了通知び送信に対する送信側のメッセージ送受信装置10における受信完了通知受信、引渡完了通知の受信との関係を示す図である。
【図8】受信完了通知、引渡完了通知の双方の受信が無い場合のメッセージ送受信装置10、20の一連の動作例を説明するフローチャートである。
【図9】メッセージの引き渡しが完了していない場合のメッセージ送受信装置10、20の一連の動作例を説明するフローチャートである。
【図10】自動的に復旧作業を行う場合のメッセージ送受信装置10、20の一連の動作例を説明するフローチャートである。
【図11】図3における変形例であり、メッセージ送受信装置10のメッセージ履歴処理装置120に記録される履歴情報例を説明する図である。
【図12】図5における変形例であり、メッセージ送受信装置20のメッセージ履歴処理装置230に記録される履歴情報例を説明する図である。
【符号の説明】
10、20…メッセージ送受信装置
30…インターネット
100、200…送受信装置
110、210…メッセージ蓄積装置
120、230…メッセージ履歴処理装置
220…外部システムへの引渡し処理装置
Claims (8)
- インターネットを介して送受信を行うメッセージ送受信装置の復旧システムにおいて、
送信側のメッセージ送受信装置で送信すべきメッセージを蓄積する送信側メッセージ蓄積装置と、
前記送信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを受信する受信側のメッセージ送受信装置のアドレス、前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの送信完了時刻、受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの受信完了通知の受信時刻及び外部システムへの引渡完了通知の受信時刻を記録し、前記受信側のメッセージ送受信装置から受信した前記受信完了通知、前記引渡完了通知に基づいて前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側の前記送受信装置に蓄積されたメッセージの再送信をすべきか否かを判断処理する送信側履歴処理装置と、
送信側の前記メッセージ送受信装置から受信側の前記メッセージ送受信装置に送信されたメッセージを受信して蓄積する受信側メッセージ蓄積装置と、
前記受信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを前記外部システムに引き渡す外部システムの引渡処理装置と、
受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側の前記送受信装置にメッセージの受信完了通知、前記外部システムの引渡処理装置の引渡完了時に引渡完了通知を送信し、送信側の前記送受信装置のアドレス、メッセージの受信完了通知時刻、前記外部システムの引渡処理装置で引き渡されたメッセージの引渡完了通知時刻を記録する受信側履歴処理装置とを備えることを特徴とするメッセージ送受信装置の復旧システム。 - 前記送信側履歴処理装置では、前記受信側のメッセージ送受信装置からメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知の双方を受信しない場合のみ、メッセージを再送信し前記インターネットの障害復旧を行うことを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ送受信装置の復旧システム。
- 前記受信側履歴処理装置は、前記外部システムの引渡処理装置の引渡し前に、送信側から送信されたメッセージを受信した際に、前記送信側の送受信装置に引渡完了通知を送信することを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ送受信装置の復旧システム。
- 送信側の前記送受信装置から受信側の前記送受信装置にメッセージを送信した際、受信側の前記送受信装置が運用時間からはずれ停止中となり、受信完了通知、引渡完了通知を送信できない場合、受信側の前記送受信装置が運用時間になり起動した際に、送信側の前記送受信装置から受信側の前記送受信装置にメッセージを再送信し前記送受信装置の停止に起因する障害復旧を行うことを特徴とする、メッセージ送受信装置の復旧システム。
- 受信側の前記送受信装置、送信側の前記送受信装置が多重化されている場合、故障した送受信装置の受信側又は送信側の前記メッセージ蓄積装置、受信側又は送信側の前記メッセージ履歴処理装置に対して、健全な送受信装置の受信側又は送信側の前記メッセージ蓄積装置、受信側又は送信側の前記メッセージ履歴処理装置から蓄積メッセージ、履歴情報をそれぞれコピーして前記インターネットの障害復旧を行うことを特徴とする、メッセージ送受信装置の復旧システム。
- 送信側の前記送受信装置が引渡完了通知を受信した際に前記送信側メッセージ蓄積装置では蓄積したメッセージから該当するメッセージを削除し、前記外部システムへの引渡し処理装置がメッセージを引渡した際に前記受信側メッセージ蓄積装置では蓄積したメッセージから該当するメッセージを削除することを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ送受信装置の復旧システム。
- インターネットを介して送受信を行うメッセージ送受信装置の復旧方法において、
送信側のメッセージ送受信装置で送信すべきメッセージを蓄積する工程と、
前記インターネットを介して、送信側の前記メッセージ送受信装置から蓄積されたメッセージを受信側のメッセージ送受信装置に送信する工程と、
受信側の前記メッセージ送受信装置のアドレスを履歴情報として送信側の前記送受信装置に記録する工程と、
前記インターネットを介して、送信側の前記メッセージ送受信装置からメッセージを受信する工程と、
受信したメッセージを受信側の前記メッセージ送受信装置で蓄積する工程と、
受信し蓄積されたメッセージを受信側の前記メッセージ送受信装置から外部システムに引き渡す工程と、
送信側のメッセージ送受信装置のアドレス、メッセージの受信完了通知時刻、前記外部システムの引渡処理装置で引き渡されたメッセージの引渡完了通知時刻を履歴情報として記録する工程と、
前記インターネットを介して、受信側の前記メッセージ送受信装置からメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を送信する工程と、
前記インターネットを介して、送信側の前記メッセージ送受信装置でメッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を受信する工程と、
メッセージの受信完了通知の受信時刻、メッセージの引渡完了通知の受信時刻を受信側の前記メッセージ送受信装置のアドレスに対応して履歴情報として送信側の前記送受信装置に記録する工程と、
受信した前記メッセージの受信完了通知、メッセージの引渡完了通知を基に送信側から受信側のメッセージ送受信装置に蓄積したメッセージの再送信を判断処理する工程とを備えることを特徴とするメッセージ送受信装置の復旧方法。 - インターネットを介して送受信を行うメッセージ送受信装置の復旧システムにおいて、
送信側のメッセージ送受信装置で識別番号が設けられた送信すべきメッセージを蓄積する送信側メッセージ蓄積装置と、
前記送信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを受信する受信側のメッセージ送受信装置のアドレス、前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの送信識別番号、受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側のメッセージ送受信装置に送信されるメッセージの受信完了時に返信される識別番号、外部システムへの引渡完了時に返信される識別番号を記録し、前記受信側のメッセージ送受信装置から受信完了時に返信された識別番号、前記引渡完了時に返信された識別番号に基づいて前記送信側メッセージ蓄積装置から受信側の前記送受信装置に蓄積されたメッセージの再送信をすべきか否かを判断処理する送信側履歴処理装置と、
送信側の前記メッセージ送受信装置から受信側の前記メッセージ送受信装置に送信されたメッセージを受信して蓄積する受信側メッセージ蓄積装置と、
前記受信側メッセージ蓄積装置から蓄積されたメッセージを前記外部システムに引き渡す外部システムの引渡処理装置と、
受信側の前記メッセージ送受信装置から送信側の前記送受信装置にメッセージの受信完了時にメッセージに含まれる識別番号、前記外部システムの引渡処理装置の引渡完了時にメッセージに含まれる識別番号を返信し、送信側の前記送受信装置のアドレス、メッセージの受信完了時の識別番号、前記外部システムの引渡処理装置で引き渡されたメッセージの引渡完了通知時の識別番号記録する受信側履歴処理装置とを備えることを特徴とするメッセージ送受信装置の復旧システム。
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