JP2005032307A - 光情報記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回折光の一部を除去するとともに、記録媒体に対する記録領域を効率的な形状として記録容量密度を向上させることを目的とする。
【解決手段】空間変調器40から反射された情報光を参照光と干渉させて光情報記録媒体1にホログラフィを形成する光情報記録装置において、反射光が回折した回折光の一部を除去する開口の形状を正方形とした回折光除去手段46を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空間光変調器としてDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を使用した場合に、DMDから反射されてきた光の回折光の処理を適正に行うことのできる光情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ホログラフイを利用して記録媒体に情報を記録するホログラフィック記録は、イメージ情報を持った情報光と参照光とを記録媒体の内部で重ね合わせ、そのときにできる干渉縞を記録媒体に書き込むことによって行われる。記録された情報の再生時には、その記録媒体に参照光を照射することにより、干渉縞による回折によりイメージ情報が再生される。
【0003】
イメージ情報を持った情報光を生成するためには、光強度によって光を空間的に変調する。例えば、特許文献1にホログラフィック記録および光の変調についての記載がある。特許文献1によれば、光の変調には液晶素子を用いることができるとある。
【0004】
ここで、光を空間的に変調するための素子として、DMDを使用することも考えられる。このDMDは、入射した光を画素ごとに反射方向を変えて反射することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−311938号公報(段落番号0024)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DMDは、周期構造を持った微小なミラーの集合体であるため、一種の回折格子を形成してしまう。よって、DMDからは、冗長な回折光も出射されてしまう。このような回折光をも情報光として使用すれば、情報を記録するために要するホログラフィが大きくなりすぎ、記録媒体の記録容量が減少する。そこで、回折光を遮断すれば、ホログラフィが大きくなりすぎることを防止できる。しかし、光を遮断するので、情報光が暗くなり、情報光を利用できる効率が低くなる。
【0007】
このように、光を空間的に変調するための素子として、DMDを使用した場合、反射光が回折してできた回折光の処理に困ることになる。
【0008】
これを解消するためには、情報光の進行途中に絞り等の回折光除去手段を設けて反射光が回折した回折光の一部を除去することが考えられる。
【0009】
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、空間変調器としてDMDを利用し、DMDからの反射光が回折してできた回折光の一部を除去するとともに、記録媒体に対する記録領域を効率的な形状として記録容量密度を向上させることができ、更に、記録される情報光の量も高く維持して、高い情報量を有する情報の記録ができる光情報記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の光情報記録装置は、空間変調器から反射された情報光を参照光と干渉させて光情報記録媒体にホログラフイを形成する光情報記録装置において、前記反射光が回折した回折光の一部を除去する開口の形状を正方形とした回折光除去手段を備えていることを特徴とする。
【0011】
このように形成したことにより、光情報記録媒体に記録される記録領域の形状がほぼ正方形状となる。これにより記録領域を順次ずらして記録してゆく際に、隣接している記録領域間に空きスペースがなくなり、記録媒体に対する記録領域を無駄のない効率的なものとすることができる。更に、前記正方形の開口に内接する円形の開口と比べると、回折次元の大きい回折光を情報光として利用することができるために、情報光の利用効率を高く維持した情報記録を行うことができる。これにより情報の記録密度を大きく向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置の構成を示す説明図であり、同図には光情報記録再生装置も共に図示している。また、本発明の実施形態においては、光情報記録媒体として円盤状の光ディスクを用いているが、カード状の記録媒体を用いることができる。さらに、光情報記録再生装置はピックアップ11を有している。
【0014】
光情報記録媒体の構成
始めに、図1を参照して、本発明の実施形態における光情報記録媒体の構成について説明する。この光情報記録媒体1は、ポリカーボネート等によって形成された円板状の透明基板2の一面に、ボリュームホログラフイを利用して情報が記録される情報記録層としてのホログラム記録層3と、反射膜5と、基板(保護層)8とを、この順番で積層して構成されている。
【0015】
ホログラム記録層3は、光が照射されたときに光の強度に応じて屈折率、誘電率、反射率等の光学的特性が変化するホログラム材料によって形成されている。ホログラム材料としては、例えば、デュボン(Dupont)社製フォトポリマ(photopolymers)HRF−600(製品名)等が使用される。
【0016】
反射膜5は、光(再生用参照光など)を反射する膜である。反射膜5は、例えばアルミニウムによって形成されている。
【0017】
基板(保護層)8は、例えば、インジェクションで作成されたアドレス付基板である。基板(保護層)8には、図示省略したアドレス・サーボエリアおよびデータエリアが設けられている。アドレス・サーボエリアを使用して、光情報記録媒体1への光の照射位置をサーボ制御できる。データエリアには、光情報記録媒体1に記録させる情報をホログラフイの形式で書き込める。
【0018】
ピックアップの構成
ピックアップ11は、参照光および情報光を光情報記録媒体1に照射し、光情報記録媒体1からの再生光を受けるためのものである。ピックアップ11は、対物レンズ12、アクチュエータ13、四分の一波長板14、ハーフミラー26、レンズ27a、b、光検出器28、レーザ光源32、コリメータレンズ34、二分の一波長板35、偏光ビームスプリッタ36、ミラー38、空間光変調器(情報表現手段)40、シャッター42、レンズ44a、b、回折光除去手段としての絞り46、二分の一波長板48、ハーフミラー50、ミラー52、ミラー54、レンズ56を備えている。
【0019】
この絞り46は図8に示すようにその開口46aが正方形状に形成されている。
【0020】
なお、情報光とは、記録したい情報を担持した光である。図1においては、情報光は、レーザ光源32が生成したレーザ光を、空間光変調器40により変調したものであり、光情報記録媒体1に照射される。また、参照光には、情報光と干渉させホログラフィを形成するための記録用参照光およびホログラフィから憤報を再生するための再生用参照光がある。さらに、再生光とは、光情報記録媒体1に再生用参照光を入射した場合に、光情報記録媒体1からピックアップ11に戻る光をいう。再生光は、光情報記録媒体1から再生された情報を担持したものとなる。
【0021】
対物レンズ12は、光情報記録媒体1の透明基板2側に位置するものである。参照光および情報光は、対物レンズ12を透過して、光情報記録媒体1に入射する。光情報記録媒体1からの再生光は、対物レンズ12を透過して、ハーフミラー26に向かって進行する。
【0022】
アクチュエータ13は、対物レンズ12を光情報記録媒体1の厚み方向および半径方向に移動するためのものである。
【0023】
四分の一波長板14は、P偏光やS偏光のように直線偏光の光が入射し、その直線偏光の方位が四分の一波長板14における結晶の光学軸に対してなす角度が45度のとき、通過光を直線偏光から円偏光の光にするものである。情報光はP偏光であり、四分の一波長板14を通過すると円偏光となり、光情報記録媒体1に入射される。再生光は円偏光であるが、四分の一波長板14を通過するとS偏光となり、レンズ27a、bを介して光検出器28に到達する。
【0024】
ハーフミラー26は、情報光を透過させて四分の一波長板14に向かって進行させ、再生光を反射してレンズ27a、bに向かって進行させる。レンズ27a、bは、ハーフミラー26から再生光を受けて、光検出器28に入射させる。光検出器28は、再生光を受けて検出する。これにより、光情報記録媒体1に記録された情報を再生できる。
【0025】
レーザ光源32は、レーザ光を生成する。このレーザ光は、情報光および参照光の基となる。コリメータレンズ34は、レーザ光源32からレーザ光を受けて、平行光線にする。二分の一波長板35は、コリメータレンズ34から平行光線を受け、P偏光およびS偏光とする。偏光ビームスフリッタ36は、二分の一波長板35からP偏光およびS偏光を受け、P偏光は透過させ、S偏光は反射する。透過したP偏光はミラー38へ向かい、反射したS偏光はレンズ44aに向かう。このP偏光が情報光の基となり、S偏光が参照光の基となる。ミラー38は、P偏光を受けて、空間光変調器40に向けて反射する。
【0026】
空間光変調器(情報表現手段)40は、ミラー38からP偏光を受けて反射することにより、情報光を生成する。生成された情報光は、シャッター42および偏光ビームスプリッタ36を透過して、レンズ44aに向かう。なお、空間光変調器40としてDMDを使用する。このため、空間光変調器40からは、情報光のみならず、反射光が回折した回折光も出射される。なお、DMDは、入射した光を反射する方向により情報を表現できる。すなわち、入射光を空間的に変調できる。
【0027】
シャッター42は、光情報記録媒体1に情報を記録するときは開いており、光情報記録媒体1から情報を再生するときは閉じる(図2参照)。レンズ44aは、空間光変調器40から回折光(情報光)を受け、絞り46の上に像を結ぶ。このとき、図9に示すように、回折光(情報光)および回折光の内でも光軸に近いもの(L0)は、絞り46の穴46aを通過する。しかし、回折光の内でも光軸から遠いもの(L5)以上は、絞り46を通過できない。なお、レンズ44aと絞り46との距離=レンズ44bと絞り46との距離=空間光変調器40からレンズ44aまでの距離=レンズ44bからミラー52までの距離=f=焦点距離である。二分の一波長板48は、偏光ビームスブリツタ36により反射されたS偏光をP偏光にする。これが、参照光となる。
【0028】
ハーフミラー50は、情報光を反射し、ハーフミラー26へ進行させる。また、参照光を透過し、ミラー52に向けて進行させる。ミラー52は、光情報記録媒体1と向かい合うミラー54に向けて参照光を反射させる。ミラー54は参照光を反射して、レンズ56に進行させる。レンズ56は、参照光を光情報記録媒体1よりも前で焦点を結ばせるようにして屈折させる。
【0029】
光情報の記録および再生の動作情報を光情報記録媒体1に記録する場合には、レーザ光源32が生成したレーザ光が、コリメータレンズ34、二分の一波長板35、偏光ビームスプリッタ36を透過し、ミラー38により反射されて、空間光変調器40に向かう。そして、空間光変調器40によりレーザ光が情報光となり、シャッター42、偏光ビームスプリッタ36、レンズ44a、絞り46、レンズ44b、二分の一波長板48を通過し、ハーフミラー50で反射され、四分の一波長板14を透過し、対物レンズ12に向かう。空間光変調器40から対物レンズ12までの光学要素(レンズ44a、絞り46、レンズ44b、二分の一波長板48、ハーフミラー50など)が、空間光変調器40から情報光を取得する情報光取得手段に相当する。
【0030】
また、レーザ光源32が生成したレーザ光が、コリメータレンズ34、二分のー波長板35を透過し、偏光ビームスプリッタ36で反射され記録用参照光となる。記録用参照光は、レンズ44a、絞り46、レンズ44b、二分の一波長板48、ハーフミラー50を通過し、ミラー52、54で反射され、レンズ56により屈折しながら、対物レンズ12に向かう。
【0031】
対物レンズ(ホログラフィ形成手段)12は、情報光および記録用参照光を光情報記録媒体1のホログラム記録層3において干渉させ、ホログラフィを形成させる。
【0032】
本発明の実施形態の特徴的な部分は、空間光変調器(情報表現手段)40およびレンズ44a、b、絞り46の構造にある。以下、空間光変調器40およびレンズ44a、b、絞り46について説明する。
【0033】
図3は、空間光変調器40の平面図(図3(a))、断面図(図3(b))である。空間光変調器40は、DMDである。空間光変調器40は、ミラー38から入射された光を反射する微小なミラー410およびミラー410を支持するダイ420を有する。図3(a)を参照して、空間光変調器40をシャッター42の側から見ると、ミラー410のなかでも、光っているミラー410aと光っていないミラー410bとに分かれる。これは、ミラー410の、入射された光に対する角度を異ならせているからである。図3(b)を参照して、光っているミラー410aは反射光が真上(シャッター42の方)へ進行するように傾斜している一方で、光っていないミラー410bは反射光が真上には進行しないように傾斜角が設定されている。ここで、光っているミラー410aをON(あるいは”1”)に、光っていないミラー410bをOFF(あるいは”0”)に割り当てれば、ミラー410ごとに1ビットの情報を、空間光変調器40の反射光に持たせることができる。これにより、レーザ光源32からのレーザ光を空間的に変調することができる。なお、ダイ420の法線420nの方向は、光っているミラー410aの反射光の進行方向(シャッター42の方)と異なっている。この方向の差異は、光っているミラー410aの反射光の進行方向と、この反射光が回折した回折光の内の一部(例えば、−11次成分)の進行方向とが一致するように定められている。
【0034】
図4は、ミラー410の傾斜角を決定する機構を示す図である。ミラー410は、中央部分を中央柱430(高さh0)で、左端を左側柱432(高さh1)で支えられている。ONNを表現する場合は、左側柱432を低く(h1<h0)して、ミラー410を左側に傾斜させる。また、OFFを表現する場合は、左側柱432を中央柱430と同じ高さ(h1=h0)にして、ミラー410を水平にする。ただし、左側柱432を中央柱430よりも高くし(h1>0)、ミラー410を右に傾斜させてもよい。
【0035】
図5は、ミラー410の傾斜角およびダイ420の法線420nの方向の決定法を説明するための図である。
【0036】
光っているミラー410aはダイ420に対して角度φだけ傾斜している。すると、ダイ420の法線420nと、光っているミラー410aの法線410nとなす角度もまたφである。また、ミラー38から入射する光の、法線410nとなす角度をθとする。シャッター42に向けて反射する光の、法線410nとなす角度もまたβとなる。ここで、ミラー38から入射する光の法線420nとなす角度をα、シャッター42に向けて反射する光の法線420nとなす角度をβとする。すると、シャッター42に向けて反射する光と、法線420nとのなす角度はβとなる。
【0037】
ここで、上述したように、光っているミラー410aの反射光の進行方向と、この反射光が回折した回折光の内の一部(例えば、−11次成分)の進行方向とが一致するようにφ等を定めなければならない。このようにすれば、光軸付近を通る反射光の強度を高くし、レーザ光源32の生成するレーザ光の内、情報光として利用できるものの割合(利用効率)を高めることができる。
【0038】
図7は、レンズ44a、bおよび回折光除去手段に相当する絞り46の構成を示す図である。レンズ44aと絞り46との距離fは、空間変調器40の反射光たる回折光(情報光)および情報光と進行方向が一致する回折光の焦点が、絞り46の開口46aになるように決められている。よって、図9に示すように、次数がL0からL3までの情報光は全部が絞り46を通過できる。次数L4の情報光は、開口46aの角隅部においてその一部が通過でき、その他の部分は通過できない。そして、次数がL5以上の情報光は開口46aを全く通過できない。具体的には、通過できない情報光は開口46a内に焦点が無いからである。このようにして、本実施形態の絞り46は作用するために、不要な次数の回折光を、レンズ44aおよび絞り46によって除去できる。
【0039】
更に、このようにして絞り46の開口46aを通過した情報光は、図10aに示すように、情報記録媒体にほぼ正方形状の記録領域Rとして記録される。これにより同図b、cに示すように、記録媒体の周方向および径方向に記録領域を順次ずらして、R1、R2、R3、S1、S2、S3として記録してゆく際に、隣接している記録領域間に空きスペースがなくなり、記録媒体に対する記録領域を無駄のない効率的なものとすることができる。これは図10dに示す記録領域が円形状の場合には、斜線部分が記録できない空スペースとなることに比較すると、記録密度が非常に高くなることがわかる。
【0040】
更に、図9に示すように、正方形の開口46aに内接する円形の開口(L3の円の大きさの開口)と比べると、回折次元の大きい回折光(L4に相当)を情報光として利用することができるために、情報光の利用効率を高く維持した情報記録を行うことができる。これにより単位記録領域における情報の記録密度を大きく向上させることができる。
【0041】
以上、本発明の構成および動作をその原理と実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されず、発明の本旨を逸脱しない範囲において、様々な変形が可能である。例えば、情報の記録と再生との光路を分離しない構成の光情報記録再生装置においても同様に適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
このように本発明は構成され作用するものであるから、光情報記録媒体に記録される記録領域の形状がほぼ正方形状となる。これにより記録領域を順次ずらして記録してゆく際に、隣接している記録領域間に空きスペースがなくなり、記録媒体に対する記録領域を無駄のない効率的なものとすることができる。更に、前記正方形の開口に内接する円形の開口と比べると、回折次元の大きい回折光を情報光として利用することができるために、情報光の利用効率を高く維持した情報記録を行うことができる。これにより情報の記録密度を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光情報記録再生装置の構成を示す説明図
【図2】光情報記録媒体1から情報を再生する場合の光情報記録再生装置の動作を示す説明図
【図3】空間光変調器40の平面図(図3 (a) )、断面図(図3 (b))
【図4】ミラー410の傾斜角を決定する機構を示す図
【図5】ミラー410の傾斜角およびダイ420の法線420nの方向の決定法を説明するための図
【図6】光っているミラー410aの位置(図6(a))、光っていないミラー410bの位置(図6(b))
【図7】レンズ44a、bおよび絞り46の構成を示す図
【図8】絞り46の構成を示す図
【図9】絞り46の開口46aと通過する情報光との関係を示す図
【図10】情報記録媒体における記録領域を示す説明図
【符号の説明】
1 光情報記録媒体
3 ホログラム記録層
12 対物レンズ
14 四分の一波長板
26 ハーフミラー
27a、b レンズ
28 光検出器
32 レーザ光源
40 空間光変調器
410(410a光っているミラー、410b光っていないミラー)
420 ダイ
44a、b レンズ
46 絞り(回折光除去手段)
46a 開口

Claims (1)

  1. 空間変調器から反射された情報光を参照光と干渉させて光情報記録媒体にホログラフィを形成する光情報記録装置において、
    前記反射光が回折した回折光の一部を除去する開口の形状を正方形とした回折光除去手段を備えていることを特徴とする光情報記録装置。
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