JP2005031605A - 球継ぎ手および自由雲台 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い剛性を以てボール部を固定でき、固定を緩めたときにはボール部のがたつきを防ぐとともにボール部に適度な回転抵抗を与える。
【解決手段】この自由雲台は、ボール6と、ボール6を回動可能かつ任意角度で固定可能に支持する本体1,4とを有する。本体は、ボール6の外周面を挟む一対のボール受け面32,36と、ボール受け面32,36同士の距離を変更するための締結機構14,16と、ボール6の外周面に弾性的に当接してボール6を支える案内用リング40とを有する。案内用リング40は、ボール6の直径の50%の直径を有する仮想円の外側においてボール6の外周面に当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高い剛性を以てボール部を固定でき、固定を緩めたときにはボール部のがたつきを防ぐとともにボール部に適度な回転抵抗を与えることができる球継ぎ手および自由雲台に関する。
球継ぎ手の一種として自由雲台を例に挙げて説明する。自由雲台は、球状のボールと、このボールに連結されカメラ等を支持するための上皿と、ボールを回動可能かつ任意角度で固定可能に支持する本体とを有する。前記本体は、ボールの外周面を挟む通常一対のボール受け面と、このボール受け面同士の距離を変更してボールを固定する止めネジを有し、この止めネジを回すことにより、ボール受け面の間隔を狭めてボールを任意の角度で固定し、カメラ等の向きを自由に設定できるようになっている。
前記ボール受け面の材質は従来、例えばアルミニウム合金、マグネシウム合金、真鍮などの金属系材料や、剛性の高いエンジニアリングプラスチックなどが使用されている。
特開平10−288811号公報
ところで、ボール受け面が金属系材料で形成されている場合、ボール受け面の剛性に優れるため、止めネジを締めたときにボール部を固定する力は強いのであるが、止めネジを緩めた場合には、ボール部ががたつきやすいうえ、回転抵抗が急激に低下するため、カメラが急に回動するなどの不具合があった。
一方、ボール受け面がプラスチック等で形成されている場合、ボール受け面の当たりが柔らかくなるため、止めネジを緩めた場合にも比較的がたつきは少なく、回転抵抗の変化が緩やかであるが、止めネジを締めたときにボール部を固定する力が弱く、望遠レンズ等を搭載した場合にはぶれが生じる欠点があった。
本発明に係る球継ぎ手は、球状をなすボール部と、前記ボール部を回動可能かつ任意角度で固定可能に支持する本体とを有する。前記本体は、前記ボールの外周面を挟む少なくとも一対のボール受け面と、このボール受け面同士の距離を変更するための締結機構と、前記ボール部の外周面に弾性的に当接して前記ボール部を支える案内部とを有する。前記案内部は、前記ボール部の直径の50%の直径を有する仮想円の外側において前記ボール部の外周面に当接している。
前記本体は、前記締結機構により前記ボール部に向けて接近離間されるボール受けを有し、前記案内部は、前記ボール受けの外周に沿って配置された案内用リングであってもよい。また、前記案内部を前記ボール部へ向けて付勢する付勢手段をさらに有していてもよい。
本発明の自由雲台は、前記球継ぎ手を有し、前記ボール部または前記本体の一方には、カメラなどの被固定体を固定するための支持部が連結されている。
本発明に係る球継ぎ手および自由雲台では、高い剛性を以てボール部を固定でき、固定を緩めたときにはボール部のがたつきを防ぐとともにボール部に適度な回転抵抗を与えることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、周知の構成を以下の実施形態に適用してもよいし、以下の実施形態の構成を組み合わせたり、相互に置換してもよい。
[第1実施形態]
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る球継ぎ手として、自由雲台を示している。しかし、本発明はこの種の自由雲台への適用に限られるものではなく、ボール部を少なくとも一対のボール受け面で挟んで固定する形式の球継ぎ手には全て適用可能である。
この実施形態の自由雲台は、例えば三脚の上端に取り付けられ、例えばカメラ、望遠鏡、双眼鏡、測定器具等を任意の向きで保持する役目を果たす。ただし、本発明の自由雲台はこのような用途に限定されることはなく、いかなる用途に使用されてもよい。
この自由雲台は、三脚等の上端に取り付け可能な円柱状の基台1を有する。この基台1の下面中央には、雌ネジ穴20が形成され、この雌ネジ穴20が三脚等の上端に設けられる雄ネジに固定される。基台1の上端には、円環状のリングネジ2を介して、円筒状の上ボール受け4が同軸に取り付けられている。リングネジ2の下部の内周面には雌ネジ26が形成され、基台1の上端部に形成された雄ネジ24と螺合している。リングネジ2の上端には内方へ突出する係合部28が全周にわたって形成され、この係合部28が上ボール受け4の下端部に全周にわたって形成された係合部30と係合している。
上ボール受け4の上端部の内周面は、上方へ向けてすぼまるボール受け面32とされている。ボール受け面32の直径および断面の傾斜角度は、ボール受け面32の幅方向のほぼ中央部がボール6の外周面に接するように設定されている。上ボール受け4の上端部の一部には、図2に示すようにスロット34が形成されている。このスロット34の幅は首部8の直径よりも若干大きく、スロット34の下端は半円状にされている。これにより、首部8はスロット34内に例えば90°倒れこむことができ、カメラを縦位置で使用できるようになっている。
上ボール受け4の中には、球状のボール6が収容されている。ボール6には同軸に延びる円柱状の首部8が一体的に形成され、この首部8の先端に上皿10が垂直に固定されている。上皿10の上面中央には雄ネジ12が設けられ、この雄ネジ12をカメラ等の被支持物品の下面の雌ネジに螺合させることにより、被支持物が上皿10固定される。ボール6の内部には、軽量化を図るために、首部8と同軸に円柱状の空洞6Aが形成され、ボール6の下端面に開口している。この空洞6Aの内径は、例えばボール6の直径の30〜45%であるがこの範囲に限定はされない。空洞6Aは無くてもよい。
一方、基台1の上面中央部には円柱状の凹部22が同軸に形成され、凹部22の内部には、すり鉢状の下ボール受け14がほぼ隙間無く同軸に収容されている。凹部22の内径は下ボール受け14の外径よりも僅かに大きく、下ボール受け14の円筒形の外周面38は凹部22の内周面に沿って上下に摺動する。下ボール受け14の上端部には、上から見て円環状をなす、すり鉢状に傾斜したボール受け面36が形成され、このボール受け面36がボール6の下面を支えている。ボール受け面36の直径および断面の傾斜角度は、ボール受け面36の幅方向のほぼ中央部がボール6の外周面に接するように設定されている。
ボール受け面36の内径は、ボール6の空洞6Aの内径よりも十分に大きく設定されている。この例では、ボール受け面36の軸方向に沿った断面が直線状であり、ボール6とボール受け面36との当接領域は円環状となる。円環状領域の幅はほぼ線と見なせるほど狭くてもよいし、ボール受け面36を凹曲面としてその曲率をボール6の外周面の曲率に近づけることにより、当接領域の幅を大きくしてもよい。
基台1の側面の一部には、軸心に向けて雌ネジ穴が形成され、この雌ネジ穴には止めネジ16が螺合されている。止めネジ16の先端には先へ向けてすぼまる先端テーパ面16Aが形成されている。一方、下ボール受け14の下面には、下へ向けてすぼまるテーパ面14Aが形成され、止めネジ16を締め込むと、その先端テーパ面16Aが、下ボール受け14のテーパ面14Aを押し上げ、下ボール受け14がボール6を押し上げる。これにより、ボール6は上ボール受け4のボール受け面32と、下ボール受け14のボール受け面36とに強固に挟まれて、回転が阻止される。この状態で、ボール受け面32およびボール受け面36は、いずれも細い幅を有する円環状の領域を以てボール6に当接する。
下ボール受け14の上端部の外側には、2本のOリング40,41が重ねて配置されている。下側のOリング41は、上側のOリング40の上下位置を決定するためのスペーサーリングであり、必要に応じて断面直径が変更されてよいし、不必要であれば省かれてもよい。上側のOリング40は、ボール6の外周面に弾性的に当接してボール6を支える案内用リングである。
スペーサーリング41および案内用リング40の内径は下ボール受け14の外径よりも僅かに大きくされ、それらの外径は上ボール受け4の下端部の内径よりも小さくされている。これにより、スペーサーリング41および案内用リング40は、下ボール受け14と上ボール受け4の下端部との間において、基台1の上端面上に載置されている。
この実施形態では、スペーサーリング41はOリングであり、ゴムまたはエラストマーで形成されているが、必要に応じては、アルミニウム、アルミニウム合金、その他の金属、プラスチックなど他の材質で形成されていてもよい。スペーサーリング41の高さを変更すれば、案内用リング40をボール6へ当接させる力を変更することができ、ボール6へ加える摺動抵抗を調整できる。スペーサーリング41を設けなくても案内用リング40をボール6へ適正な圧力で当接させることができれば、スペーサーリング41を省くこともできる。
案内用リング40としては、ゴムまたはエラストマーで形成された断面円形の汎用Oリングが使用できるが、これに限らず、断面四角形、断面三角形、断面楕円形などいかなる断面形状であってもよい。案内用リング40の代わりに平面視してC字状の案内部を使用してもよい。案内用リング40の代わりに波板状のプラスチック製リングバネなども使用可能である。案内用リング40の表面には微量の潤滑油が塗布されていてもよい。
ボール6と案内用リング40との当接領域は、ボール6の直径の50%の直径を有する仮想円の外側に位置している。70〜80%の直径を有する仮想円の外側に位置しているとより好ましい。ボール6の直径の60%の直径を有する仮想円の外側に案内用リング40との当接部が位置していれば、案内用リング40がボール6の中心位置を一定に保つ力が増し、しかも案内用リング40に沿ってボール6を円滑に摺動させることができる。
この実施形態の案内用リング40は、外周位置が規制されていないため、ボール6に押しつけられると、図1に示すように弾性的に伸びて外径が大きくなる。この構造により、この実施形態では、案内用リング40の上下位置の変化によりボール6の摺動抵抗が極端に変化することが無いから、案内用リング40の位置精度について許容範囲が大きく、製造が楽である。なお、案内用リング40とボール6との当接力は限定されないが、1〜3kgf程度であると使用感がよい。
この実施形態によれば、案内用リング40がボール6の外周面に常に当接しているため、下ボール受け14を下げてボール6の固定を解除している場合にも、ボール6は案内用リング40とボール受け面32との間で弾性的に支持されている。したがって、ボール6ががたつくことがない。
案内用リング40はボール6の外周面を摩擦するので、ボール6に対して適度な回転抵抗を加えることができる。したがって、ボール6の固定を解除した場合にもボール6が急に回転してカメラ等の被支持物をぶつける不具合を防止できる。
ボール6の固定時には、つまみ18を締め込むことにより、下ボール受け14のボール受け面36と上ボール受け4のボール受け面32との間でボール6が挟まれ、ボール6が固定される。これらボール受け面32,36を高い剛性を有する材質で形成しておけば、強い力および高い剛性でボール6を固定することができ、被固定物のぶれや振動を防ぐことが可能である。
案内用リング40はスペーサーリング41を介して基台1の上端に支持されているため、ボール6を固定あるいは固定解除するために下ボール受け14を上下動させた場合にも、案内用リング40の位置は変わらない。このため、下ボール受け14の位置に関わらず、案内用リング40がボール6に与える摺動抵抗はほぼ一定であり、つまみ18を緩めきっても、ボール6の回転抵抗が一定の下限値以下にはならない。
スペーサーリング41として、太さの異なる複数種のOリングを用意しておき、交換できるようにしてもよい。その場合、使用者の好みや、使用目的、および雲台に取り付けられるカメラ等の重さに応じて、非固定時のボール6の回転抵抗を容易に調整できる利点を有する。
[第2実施形態]
第1実施形態では、案内用リング40の位置をスペーサーリング41で決めていたが、図3に示す第2実施形態では、円環形をなす板状のスペーサー42を用いている。スペーサー42の材質は限定されないが、アルミニウム、アルミニウム合金、その他の金属、プラスチック、ゴムなどで形成されていてもよい。スペーサー42の高さを変更することにより、案内用リング40をボール6へ当接させる力を変更することができ、ボール6へ加える摺動抵抗を調整できる。スペーサー42として皿バネを用いてもよい。スペーサー42の代わりに、基台1の上端面に円環状をなす凸部を形成してもよい。スペーサー42は案内用リング40と一体化されていてもよい。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
[第3実施形態]
第1実施形態では、2本のOリング40,41を用いていたが、図4に示す第3実施形態では、3本のOリング40,41,43を用いている。この場合、一番上のOリング40が案内用リングであり、下の2本がスペーサーリングとなる。このように、スペーサーリングとして2本以上のOリングを使用してもよい。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
[第4実施形態]
図5は本発明の第4実施形態に係る自由雲台を示している。前記各実施形態では、案内用リング40が下ボール受け14とは関係なく一定の高さで支持されていたが、この自由雲台では、上下動する下ボール受け14の外周部に案内部54を取り付けたことを主たる特徴としている。
下ボール受け14の外周部には、円筒状の周壁部50が全周に亘って同軸に形成されている。周壁部50の内側には、円環状の溝52が同軸に形成され、その底は水平にされている。溝52内には、円環状の付勢部材56および円環状の案内部材64が順にはめ込まれ、付勢部材56により案内部材64は上方に押し上げられ、ボール6の外周面に全周に亘って当接している。
付勢部材56としては、例えば金属製の波座金、Oリングなどのゴム製またはエラストマー製のリング、ゴムやエラストマー製の中空チューブなどが好適である。付勢部材56は、平面視してC字状であってもよいし、多数のスプリングを溝52の周方向に並べて使用してもよい。
この実施形態の案内部材54の上端面は、中心側へ向けて低くなる円錐状にされており、その幅方向の中央部のみまたは全幅が、ボール6の外周面に当接している。ボール6と案内部材64との当接領域は、ボール6の直径の50%の直径を有する仮想円の外側に位置している。望ましくは70〜80%の直径を有する仮想円の外側に位置している。ボール6の直径の50%の直径を有する仮想円の外側に案内部材54との当接部が位置していれば、案内部材54がボール6の中心位置を一定に保つ力が増し、しかも案内部材54に沿ってボール6を円滑に摺動させることができる。案内部材54の内周面および外周面は、溝52の両側内壁面に沿ってほぼ隙間無く摺動するように、ほぼ垂直面とされている。案内部材54の底面はほぼ水平にされている。
案内部材54の材質は限定されないが、例えば硬質ゴムや、ポリアセタールなどの摩擦抵抗の小さいプラスチック、エラストマー、ゴムなどで形成できる。ボール6との摩擦抵抗が比較的に小さい柔らかい金属なども使用可能である。微量の潤滑油が案内部材64に塗布されていてもよい。
上ボール受け4の上端部の内周面には、ボール受け面32よりも下方において、同軸に溝58が形成されている。この溝58は、上ボール受け4の一部を切り欠いたスロット34(図2参照)の部分を除いて、水平かつC字状に形成されている。溝58内には、スロット34に対応する部分が欠けたC字状をなすOリング60(第2案内部)がはめ込まれている。Oリング60の内周部は溝68から内方へ突出し、ボール6の外周面に当接している。
これにより、ボール6は、下ボール受け14を上昇させたときには、ボール受け面32とボール受け面36とにより強固に挟まれて固定される一方、下ボール受け14を下降させてボール受け面32、36から離れた時には、Oリング60および案内部材54により弾性的に挟まれて支持される。したがって、固定を緩めたときにも、ボール6のがたつきがなく、適度な摺動抵抗を付与することができる。
また、この実施形態では、下ボール受け14を下降させるにしたがい、Oリング60および案内部材54によりボール6に与える摺動抵抗が減少していくので、第1〜第3実施形態と異なり、ボール6の固定を解除したときにも、ボール6に与える摺動抵抗を調整できる特徴がある。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
[第5実施形態]
図6は、本発明の第5実施形態を示す。この実施形態では、案内用リング40のボール6への当接力を独立して調整できるようにしたことを主たる特徴としている。
この実施形態では、基台1の凹部22内に、コマ72と、下ボール受け70が上下に重ねて収容されている。コマ72は、円柱状をなし、その上端面はすり鉢状に凹んでいる。下ボール受け70の下面は、コマ72の上面にはまり合うテーパ面70Aとされている。止めネジ16の先端16Aは、コマ72の外周面に対向しており、止めネジ16を締め込むと、コマ72の位置が下ボール受け70の軸線からずれ、テーパ面70Aがコマ72の上端面に沿ってずり上がり、下ボール受け70が上昇する。止めネジ16を緩めると、コマ72の軸線が下ボール受け70の軸線と一致するまで、下ボール受け70が下降する。
下ボール受け70の上面は、ボール6よりも若干大きい曲率半径を有する凹球面とされ、その外周側が円環状のボール受け面36とされている。下ボール受け70の外周面は円筒面とされており、この外周面に沿ってほぼ隙間無く、円筒状の昇降リング74が配置され、下ボール受け70と昇降リング74は、相対的に上下動可能とされている。
昇降リング74の下端面は、中心側へ向けて下方へ突出する円錐状にされている。昇降リング74の下には偏心リング76が配置されており、この偏心リング76の上端面は、中心側へ向けて下降する円錐状にされ、昇降リング74の下端面と相補形状にされている。基台1には、圧力調整ネジ78が締め込まれ、これを締め込むと、圧力調整ネジ78の先端が偏心リング76の外周面を押して、昇降リング74が上昇する。圧力調整ネジ78を緩めると、偏心リング76が昇降リング74と同軸になる位置まで、昇降リング74が下降する。
昇降リング74の上端面には外周に沿って上方へ突出する凸部74Aが形成されている。凸部74Aより内側において、昇降リング74の上端面には、案内用リング40が載置されて、ボール6の外周面に弾性的に当接している。案内用リング40はOリングであってもよいし、前述した実施形態について説明したとおり、他の形態の案内部であってもよい。圧力調整ネジ78を回して、昇降リング74の高さを変更すれば、案内用リング40をボール6へ当接させる力を変更することができ、ボール6へ加える摺動抵抗を調整できる。この実施形態では特に、案内用リング40の外周を規制する凸部74Aを形成したから、ボール6に押しつけられた案内用リング40が拡径して押圧力が逃げることが無く、圧力調整ネジ78による摺動抵抗の調整が鋭敏に行える利点がある。なお、凸部74Aは無くてもよい。案内用リング40がボール6へ与える摺動抵抗は、下ボール受け70による固定力とはほぼ無関係である。
この実施形態では、上ボール受け4の上端部の内周面には溝が形成され、この溝内に受け面部材82がはめ込まれて、ボール受け面32を形成している。受け面部材82は、スロット34に当たる位置が切り欠かれたC字状をなしている。受け面部材82は、上ボール受け4を形成する材質よりも摺動特性に優れ、しかも堅い材質で形成されている。好ましい材質としては、ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチックが例示できるがそれに限定されることはない。このようにボール受け面32を上ボール受け4とは別の受け面部材82で形成すると、上ボール受け4の材質が自由に選択できる利点がある。
この実施形態では、止めネジ16による固定力調整とは別に、圧力調整ネジ78によりボール6へ加える摺動抵抗を調整できるため、例えば、重い機材を装着する場合には摺動抵抗を増し、軽い機材を装着する場合には摺動抵抗を減少させるなどの調整が可能であり、案内部の効果を好みに応じて調整できる利点を有する。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
[第6実施形態]
図7は、本発明の第6実施形態を示している。この実施形態では、第5実施形態の構成において、下ボール受け70の上面に、第2の案内用リング84を取り付けたことを特徴としている。
下ボール受け70の上面には、ボール受け面36よりも内側に、一定幅の溝が同軸に形成され、この溝内に弾性を有する第2の案内用リング84がはめ込まれ、その上端がボール受け面36よりも突出している。第2の案内用リング84は、Oリングであってもよいし、前述した実施形態において案内用リング40について述べたような形状および材質からなる案内部であってもよい。図8は、案内用リング40、ボール受け面36、第2の案内用リング84の配置を示す平面図である。
この実施形態では、止めネジ16を緩めてボール6の固定を解除した際に、ボール6は案内用リング40、第2の案内用リング84、および受け面部材82によって支持され、がたつきが防止されるとともに、摺動抵抗が与えられる。止めネジ16を締め込んでいくと、第2の案内用リング84は圧縮され、ボール6はボール受け面32、36で強固に固定される。案内用リング40による摺動抵抗は圧力調整ネジ78で調整できる一方、第2の案内用リング84による摺動抵抗は、下ボール受け70を上昇させれば大きくなる。したがって、圧力調整ネジ78を緩めているときにも、第2の案内用リング84によって下ボール受け70とボール6との接触を緩衝し、使用感を高めることができる。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
[第7実施形態]
上記各実施形態では、ボール受け面36の外側または内側に、案内部が設けられていたが、図9に示す第7実施形態のように、ボール受け面36を周方向に複数(図では3つ)に分割し、それらの間に凹部86を形成し、これら凹部86内に上方へ弾性的に突出する案内部88を形成してもよい。ボール受け面36がボール6へ当接する際には、案内部88は圧縮される。この構成は前述したいずれの実施形態にも適用可能である。
図10に示すように、案内部88を形成した上で、前述した各実施形態のように案内用リング40を設けてもよい。
さらに、図11に示すように、ボール受け面36内に、上方へ弾性的に突出する案内部90を複数、埋設してもよい。この構成は前述したいずれの実施形態にも適用可能である。案内部90の形状、および個数は必要に応じて変更可能である。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
[第8実施形態]
図12および図13は、本発明の第8実施形態を示している。前述の各実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態では、自由雲台の本体が縦に2分割され、それぞれ半割本体100、102とされている。半割本体100の上部には、ボール収容凹部が形成され、ボール収容凹部の外周部には、円錐環状のボール受け面110が形成されている。半割本体102の上部にもボール収容凹部が形成され、ボール収容凹部の外周部には、円錐環状のボール受け面120とされている。半割本体100、102を接近させると、ボール受け面110,120によってボール6が挟まれて固定される。この状態で、ボール受け面110,120は、それぞれ細い幅を有する円環状の領域を以てボール6に当接する。
半割本体100の内面には、円環状をなすボール受け面110の内周側に隣接して、ボール受け面110と同軸に円環状の溝114が形成され、この溝114内には案内用リング112が収容されている。案内用リング112は、ゴムやエラストマーなどの弾性体で形成され、ボール受け面110よりも内方へ突出している。半割本体102の内面にも、図14に示すように、円環状をなすボール受け面120の内周側に隣接して、ボール受け面120と同軸に円環状の溝118が形成され、この溝118内に案内用リング116が収容されている。案内用リング116は、案内用リング112と同じものである。
案内用リング112、116の先端面112A、116Aは、ボール6の外周面に沿った円錐状に形成され、それぞれボール6の外周面に面接触し、ボール6に適度な摺動抵抗を与える。案内用リング112、116は図示した形状に限らず、先に説明した実施形態の案内部と同様の構造にしてもよい。また、案内用リング112、116を非弾性体で形成する一方、案内用リング112、116を突出する方向へ付勢するバネや弾性体などの付勢手段を設けてもよい。
半割本体100、102の下端部に挟まれて、円盤状の基台104が水平に設けられている。半割本体100、102の下端部の内周面には、内周側に突出する凸部122がそれぞれ形成されている。基台104の外周面には、全周に亘ってリング溝124が形成され、各半円状の凸部112が両側から填め合わされている。基台104の下端部には円盤部104Aが形成され、この円盤部104Aが自由雲台の下端面を形成している。
半割本体100、102には、雌ネジ穴130とネジ穴132がそれぞれ形成され、これらを通して止めネジ106が通され、その雄ネジ部が雌ネジ穴130に螺合している。止めネジ106の他端にはつまみ108が固定されている。止めネジ106を締めると半割本体100と102が接近し、基台104の回転を阻止するとともに、ボール受け面110、120がボール6を挟み、回転を阻止する。止めネジ106を緩めると、ボール受け面110、120によるボール6の固定は解除されるが、案内用リング112、116はボール6を弾性的に挟むため、ボール6のがたつきが防止されるとともに、ボール6には摺動抵抗が与えられる。よって、前記実施形態と同様の効果が得られる。この実施形態では、止めネジ106の調整により、案内用リング112、116がボール6に与える摺動抵抗が変化する。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
[第9実施形態]
第8実施形態では、ボール受け面110、120の内側に案内用リング112、116を同軸に設けていたが、図15に示すように、ボール受け面110、120を周方向に分割し、これらの間に案内部134を設けてもよい。この構成によっても同様の効果が得られる。さらに、この構成に加えて、ボール受け面110の内側および/または外側に、案内部を設けることも可能である。特に説明しなかった構成は前述の実施形態と同様でよい。
本発明に係る球継ぎ手および自由雲台では、高い剛性を以てボール部を固定でき、固定を緩めたときにはボール部のがたつきを防ぐとともにボール部に適度な回転抵抗を与えることができる。
本発明に係る自由雲台の第1実施形態を示す縦断面図である。 第1実施形態の正面図である。 本発明に係る自由雲台の第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る自由雲台の他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る自由雲台の他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る自由雲台の他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る自由雲台の他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態におけるボール受け面と案内部の平面図である。 本発明の他の実施形態におけるボール受け面と案内部の平面図である。 本発明の他の実施形態でのボール受け面と案内部の平面図である。 本発明の他の実施形態でのボール受け面と案内部の平面図である。 本発明に係る自由雲台の他の実施形態の正面図である。 同実施形態の縦断面図である。 同実施形態でのボール受け面と案内部の配置を示す平面図である。 本発明の他の実施形態でのボール受け面と案内部の平面図である。
符号の説明
1 基台
2 リングネジ
4 上ボール受け
6 ボール
8 首部
10 上皿
12 雄ネジ
14 下ボール受け
16 止めネジ
32、36 ボール受け面
40 案内用リング(案内部)
41、43 スペーサーリング
42 スペーサー
54 案内部材(案内部)
66 付勢部材
60 Oリング
70 下ボール受け
72 コマ
74 昇降リング
76 偏心リング
78 圧力調整ネジ
82 受け面部材
84 第2の案内用リング
88、90 案内部
100 半割本体
102 半割本体
104 基台
106 止めネジ
110,120 ボール受け面
112,116 案内用リング(案内部)
134 案内部

Claims (4)

  1. 球状をなすボール部と、前記ボール部を回動可能かつ任意角度で固定可能に支持する本体とを有し、
    前記本体は、前記ボールの外周面を挟む少なくとも一対のボール受け面と、このボール受け面同士の距離を変更するための締結機構と、前記ボール部の外周面に弾性的に当接して前記ボール部を支える案内部とを有し、
    前記案内部は、前記ボール部の直径の50%の直径を有する仮想円の外側において前記ボール部の外周面に当接することを特徴とする球継ぎ手。
  2. 前記本体は、前記締結機構により前記ボール部に向けて接近離間されるボール受けを有し、前記案内部は、前記ボール受けの外周に沿って配置された案内用リングであることを特徴とする請求項1記載の球継ぎ手。
  3. 前記案内部を前記ボール部へ向けて付勢する付勢手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の球継ぎ手。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の球継ぎ手を有し、前記ボール部または前記本体の一方に、被固定体を固定するための支持部が連結されていることを特徴とする自由雲台。
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