JP2005031487A - プロセスカートリッジの枠体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロセスカートリッジの枠体の超音波溶着において、応力集中によって溶着リブの逃げ溝にクラックが入ることを防止するために、逃げ溝に隅Rを設ける、台形形状または半円形状など、応力集中緩和形状とする。
【解決手段】 少なくとも、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段とを有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる、熱可塑性樹脂によって形成されるプロセスカートリッジの第一の枠体と第二の枠体で、前記第一と第二の枠体は少なくともどちらか一方に、前記第一の枠体と第二の枠体を超音波溶着にて結合するための凸条部と、超音波溶着によって前記凸条部が溶融して流入するための条溝部を有する枠体において、前記条溝部は超音波溶着時に応力集中を緩和する形状としたことを特徴とするプロセスカートリッジの枠体。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等の画像形成装置およびこれに用いられるプロセスカートリッジの枠体に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置においては、電子写真感光体などの像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置により現像することでトナー像として可視化している。
電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、電子写真感光体および電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。同様に現像装置をカートリッジ化したものも実用化されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。
このようなプロセスカートリッジにおける現像器では、それを構成する枠体は低コストで量産性のある熱可塑性樹脂で形成されるの一般的であり、枠体の結合に関してはビス締結、接着などが考えられるが、組立性の観点から超音波溶着が一般的に実施されている(たとえば、特許文献1参照)。
超音波溶着をするプロセスカートリッジの枠体は一方の枠体の接合面に凸条部(溶着リブ)を有し、他方の枠体の接合面に条溝部(溶着溝)を有するもの、あるいは一方の枠体の接合面に溶着リブと溶着溝の両方を有し、他方の枠体の接合部は平面であるものなどの組み合わせにより、接合面を当接させ、超音波によって溶着リブの樹脂を溶融して接合するものである。ここで、図2に従来の超音波溶着の接合部の溶着リブ71、溶着溝72を示す。
特開平06−130739号公報 (第29図)
しかしながら、図2に示すように溶着溝72の最深部が鋭角な形状をしていると応力集中が大きくなるため、そこからクラックが発生する可能性がある。従来はこのような現象を防ぐために、超音波振動の強度や溶着時間の調整など、クラックの発生しない超音波溶着条件を見い出すことで接合を実施してきた。また、振動の強度に制約があることなどから、製品精度の許容範囲内ではあるが、接合面に隙間が発生する場合もあった。今後、大量の製品をより高速に生産し、かつ製品精度をより向上させていくためには、上記のような微妙な超音波溶着条件の設定によらない方式が望まれる。
本発明は以上のような点を鑑みてなされたものであり、その目的は以下の構成にて達成される。
少なくとも、電子写真感光体と、電子写真感光体に作用するプロセス手段とを有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる、熱可塑性樹脂によって形成されるプロセスカートリッジの第一の枠体と第二の枠体であって、第一と第二の枠体は少なくともどちらか一方に、第一の枠体と第二の枠体を超音波溶着にて結合するための凸条部と、超音波溶着によって凸条部が溶融して流入するための条溝部を有する枠体において、条溝部は超音波溶着時に応力集中を緩和する形状としたことを特徴とするプロセスカートリッジの枠体である。
また、前記条溝部の具体的断面形状としては隅部にRを有するもの、台形あるいは円弧形状であっても良い。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)少なくとも、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段とを有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる、熱可塑性樹脂によって形成されるプロセスカートリッジの第一の枠体と第二の枠体で、前記第一と第二の枠体は少なくともどちらか一方に、前記第一の枠体と第二の枠体を超音波溶着にて結合するための凸条部と、超音波溶着によって前記凸条部が溶融して流入するための条溝部を有する枠体において、前記条溝部は超音波溶着時に応力集中を緩和する形状としたことを特徴とするプロセスカートリッジの枠体。
(2)前記条溝部の断面形状が台形であることを特徴とする前記(1)に記載のプロセスカートリッジの枠体。
(3)前記条溝部の隅部にRを有することを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のプロセスカートリッジの枠体。
(4)前記条溝部の断面形状が円弧状であることを特徴とする前記(1)に記載のプロセスカートリッジの枠体。
以上説明したように、少なくとも、感光体ドラムと、それに作用するプロセス手段とを有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる、熱可塑性樹脂によって形成されるプロセスカートリッジの第一の枠体と第二の枠体で、第一と第二の枠体は少なくともどちらか一方に、前記第一の枠体と第二の枠体を超音波溶着にて結合するための溶着リブと、超音波溶着によって溶着リブが溶融して流入するための溶着溝を有する枠体において、溶着溝は超音波溶着時に応力集中を緩和する形状とすることで、超音波溶着の条件を緩和し、溶着時のクラックの発生を確実に防止し、さらに製品の精度向上も実現可能となる。
次に本発明の実施の形態に係る現像装置、プロセスカートリッジおよびこれを用いる画像形成装置について説明する。
[カラー画像形成装置の全体構成]
まずカラー画像形成装置の全体構成について、図3、図4を参照して概略説明する。図3はカラー画像形成装置の一形態であるフルカラーレーザプリンタの全体構成説明図で、図4はそれに用いられるプロセスカートリッジの全体構成説明図である。
カラーレーザプリンタは図3に示すように、Y、M、C、Bk各色ごとに像担持体を有する画像形成部と、画像形成部で現像され多重転写されたカラー画像を保持し、給送部から給送された転写材Pにさらに転写する中間転写体5とからなる。像担持体である感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)は、駆動手段によって、同図中反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向にしたがって順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2、画像情報に基づいてレーザビームを照射し、感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a、3b、3c、3d)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4、感光体ドラム1上のトナー像を第一転写部T1で中間転写装置5に転写させ、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置を含む感光体ユニット6が配設されている。中間転写体5に転写されたトナー像は第二転写部T2で二次転写ローラ13にて転写材Pへさらに転写し、カラー画像を転写された転写材Pを定着部8へ搬送してカラー画像を転写材Pに定着し、排出ローラ群25によって装置上面の排出トレイ26上へ排出するものである。
ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7を形成している。
また、画像形成装置本体100は中間転写体5を一体とする開閉カバーを有しており、プロセスカートリッジ7はこの開閉カバーを開いた状態で、感光体ドラム1を手前にして、画像形成装置本体100への着脱を行う。
次に上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
[感光体ドラム]
次に感光体ドラムについて詳述する。
感光体ドラム1は、たとえば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、図示反時計回りに駆動される。
[帯電装置]
帯電装置2としては、接触ローラ帯電方式を用いたものである。帯電部材はローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイアスを印加することにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
[露光手段]
露光手段であるスキャナユニット3は、画像信号がレーザダイオードに与えられると、このレーザダイオードは画像信号に対応する画像光を、スキャナモータによって高速回転されるポリゴンミラー9(9a、9b、9c、9d)へ照射する。このポリゴンミラー9で反射した画像光は、結像レンズを介して一定速度で回転する感光体ドラム1の表面を選択的に露光し、その結果感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。
[現像装置]
現像装置4は、上記静電潜像を可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナーを収納したトナー容器41から構成され、トナー容器41内のトナー搬送部材42によってトナー供給ローラ43へ送り込み、図示時計方向に回転するトナー供給ローラ43および現像ローラ40の外周に圧接された現像ブレード44によって図示時計方向に回転する現像ローラ40外周にトナーを塗布し、かつトナーに電荷を付与する。
そして潜像が形成された感光体ドラム1と対向した現像ローラ40に現像バイアスを印加することにより、潜像に応じて感光体ドラム1上にトナー現像を行うものである。
[中間転写体]
中間転写体5はカラー画像形成装置100動作時にプロセスカートリッジ7により可視化された感光体ドラム1上のトナー画像を多重転写するための感光体ドラム1の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。感光体ドラム1上に形成されたトナー画像は感光体ドラム1に中間転写体5を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された一次転写ローラ12(12a、12b、12c、12d)との接点である一次転写部T1で中間転写体5上に多重転写される。多重転写を受けた中間転写体5は二次転写部T2において電圧を印加された二次転写ローラ13によって転写材Pを挟み込み搬送することにより転写材Pに中間転写体5上の各色トナー像を同時多重転写する。
本実施例に係わる中間転写体5(中間転写ベルト)は周長約620mmのシームレス樹脂ベルトで形成されており、駆動ローラ14、二次転写対向ローラ15、テンションローラ16の三軸で張架され、テンションローラ16の両端をばねで荷重し、中間転写ベルト5の周長が本体内の温湿度や経時変化により変化しても、変化量を吸収できる構成となっている。
中間転写体5の内側の片側縁部全周には、ゴムで形成されたガイドリブ(不図示)が接着剤により貼り付けられている。そして、テンションローラ16の片側端部には勾配を持ち、樹脂で形成したフランジ(不図示)が配置されていて、ガイドリブとフランジで中間転写体5の走行方向と直行する方向の動き(寄り)を規制している。
中間転写体5は本体に駆動ローラ14を支点として支持され、駆動ローラ14の図示後方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達することにより、中間転写体5を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
[給紙部]
給紙部は画像形成部へ転写材Pを給送するものであり、複数枚の転写材Pを収納したカセット17と給紙ローラ18、分離パッド19、給紙ガイド、レジストローラ対21から主に構成される。画像形成時には給紙ローラ18が画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット17内の転写材Pを一枚ずつ分離給送するとともに、給紙ガイドによってガイドし、搬送ローラを経由してレジストローラ対21に至る。画像形成動作中にレジストローラ対21は、転写材Pを静止待機させる非回転の動作と転写材Pを中間転写体5に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材Pとの位置合わせを行う。
[転写部]
転写部は揺動可能な二次転写ローラ13からなる。二次転写ローラ13は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いてあり、図示略上下方向に移動可能でかつ駆動を有す。転写材Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ13は図示しないカム部材により上方の位置、すなわち転写材Pを介して中間転写体5に所定の圧で押しつけられる。このとき同時に転写ローラ13にはバイアスが印加され中間転写体5上のトナー画像は転写材Pに転写される。ここで中間転写体5と二次転写ローラ13とはそれぞれ駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材Pは転写工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速度で搬送され、搬送ベルト22により次工程である定着器8に向けて搬送される。
[定着部]
定着器8は上記現像手段により形成されたトナー画像を中間転写体5を介して転写材P上に形成したトナー画像を定着させるものであり、転写材Pに熱を加えるためのセラミックヒータを内蔵しているフィルムガイドユニット23と転写材Pをフィルムガイドユニットに圧接させるための加圧ローラ24とからなる。すなわちトナー像を保持した転写材Pはフィルムガイドユニット23と加圧ローラ24とにより搬送されるとともに熱および圧力を加えられることによりトナーが転写材Pに定着される。
[画像形成動作]
次に上記のように構成された装置によって画像形成を行う場合の動作について説明する。
まず図3に示す給紙ローラ18を回転して給紙カセット17内の転写材Pを一枚分離し、レジストローラ21へと搬送する。
一方、感光体ドラム1と中間転写体5とが各々所定の外周速度V(以下プロセス速度と呼ぶ)で図示矢印方向へ回転する。
帯電装置2によって表面を均一に帯電された感光体ドラム1はレーザ露光を受け画像形成を行う。
1:イエロー画像の形成
スキャナユニット3aによりイエロー画像のレーザ照射を行い、感光体ドラム1a上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエロー現像装置を駆動し、感光体ドラム1a上の潜像にイエロートナーが付着するように感光体ドラム1aの帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の下流の第一転写位置T1で感光体ドラム1a上のイエロートナー像を中間転写体5の外周に一次転写する。このとき中間転写体5には上記イエロートナーと逆特性の電圧を印加して一次転写を行う。
2:マゼンタ画像の形成
次いで中間転写体5の外周のイエロー画像と先端が一致するように、スキャナユニット3bによりマゼンタ画像のレーザ照射がスタートされ、イエローと同様にして感光体ドラム1b上の潜像にマゼンタトナー像が現像され、感光体ドラム1b上のマゼンタトナー像を第一転写位置T1で中間転写体5上にイエローのトナー像に重ねて転写する。
3:シアン画像の形成
次いで中間転写体5の外周のイエローおよびマゼンタ画像と先端が一致するように、スキャナユニット3cによりシアン画像のレーザ照射がスタートされ、マゼンタと同様にして感光体ドラム1c上の潜像にシアントナー像が現像され、感光体ドラム1c上のシアントナー像を第一転写位置T1で中間転写体5上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写する。
4:ブラックトナー像の形成
次いで中間転写体5の外周のイエロー、マゼンタおよびシアン画像と先端が一致するように、スキャナユニット3dによりブラック画像のレーザ照射がスタートされ、シアンと同様にして感光体ドラム1d上の潜像にブラックトナー像が現像され、感光体ドラム1d上のブラックトナー像を第一転写位置T1で中間転写体5上にイエロー、マゼンタおよびシアンの各トナー像に重ねて転写する。
以上イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で潜像形成、現像および中間転写体5へのトナー転写をそれぞれの一次転写位置T1で行い、中間転写体5の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種のトナーからなるフルカラー画像を形成することになる。
4色目のブラックトナーの一次転写を終えてフルカラー画像を形成した中間転写体5の画像先端が第二転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラ21で待機させておいた転写材Pをタイミングを合わせて搬送スタートさせる。上記4色の中間転写体5上への各色の画像形成時には下方に待機し、中間転写体5とは非接触状態であった二次転写ローラ13を同時に上方へカム(不図示)で移動させ、転写剤Pを中間転写体5の第二転写部T2で圧接すると同時に二次転写ローラ13にトナーと逆極性のバイアスを印加することで、中間転写体5上のフルカラー画像を転写材Pに4色同時に転写する。第二転写部T2を経た転写材Pは中間転写体5から剥離され、定着部8へ搬送され、トナー定着を行った後に排出ローラ対25を介して本体上部の排出トレイ26上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
[プロセスカートリッジの構成]
次に本発明を実施したプロセスカートリッジについて図4および図5により詳細に説明する。図4および図5はトナーを収納したプロセスカートリッジ7の主断面および斜視図を示している。なお、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各プロセスカートリッジ7a、7b、7c、7dは同一構成である。
図4に示すようにプロセスカートリッジ7は、像担持体であるドラム状の電子写真感光体すなわち感光ドラム1と、帯電装置2およびクリーニングブレード60を備えた感光ドラムユニット6および感光ドラム1上の静電潜像を現像する現像ローラ40を有する現像ユニット4に分かれている。
感光ドラムユニット6は、感光ドラム1が軸受部材31を介してクリーニング枠体61に回転自在に取り付けられている。感光ドラム1の周上には、感光ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次帯電手段2、および感光ドラム上に残ったトナーを除去するためのクリーニングブレード60が配置されている。一次帯電手段2には帯電接点を介して、画像形成装置本体100内の図示しない電源によって帯電バイアスが印加される。
クリーニングブレード60によって感光ドラム1表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構62によってクリーニング枠体61後方に設けられた廃トナー室63に順次送られる。そして図示後方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達することにより、感光ドラム1を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転駆動させるようにしている。
現像ユニット4は、感光ドラム1と接触して矢印Y方向に回転する現像ローラ40、およびトナーが収容されたトナー容器41と現像容器45とから構成される。トナー容器41は、トナー容器枠体41aとトナー容器フタ41bから構成されており、両者は超音波溶着によって一体に結合されている。さらに、トナー容器41と現像容器45が超音波溶着によって一体に結合されることで、現像ユニット4の枠体を構成する。現像ローラ40は軸受部材47、48を介して回転自在に現像容器45に支持され、また現像ローラ40の周上には、現像ローラ40と接触して矢印Z方向に回転するトナー供給ローラ43と現像ブレード44がそれぞれ配置されている。さらにトナー容器41内には収容されたトナーを撹拌するとともにトナー供給ローラ43に搬送するためのトナー搬送部材42が設けられている。
そして図5に示すように、現像ユニット4は、現像ユニット4の両端に取り付けられた軸受部材47、48にそれぞれ設けられた支持穴49を中心に、結合ピン49aによって現像ユニット4全体が感光体ユニット6に対して揺動自在に支持された吊り構造となっている。
プロセスカートリッジ7単体(プリンタ本体に装着しない)状態においては、結合ピン49aを中心に回転モーメントにより現像ローラ40が感光ドラム1に接触するよう、加圧バネ64によって現像ユニット4が常に付勢されている。
現像時、トナー攪拌部材42によって収納されたトナーがトナー供給ローラ43へ搬送されると、矢印Z方向に回転するトナー供給ローラ43が、そのトナーを矢印Y方向に回転する現像ローラ40との摺擦によって現像ローラ40に供給し、現像ローラ40上に担持させる。現像ローラ40上に担持されたトナーは、現像ローラ40の回転にともない現像ブレード44のところに至り、現像ブレード44がトナーに対して電荷を付与するとともに、所定のトナー薄層に形成する。そして、感光ドラム1と現像ローラ40とが接触した現像部に搬送され、画像形成装置本体100内の図示しない電源から現像接点を介して、現像ローラ40、トナー供給ローラ43および現像ブレード44に印加した直流現像バイアスにより、現像部において感光ドラム1の表面に形成されている静電潜像に付着して、潜像を現像する。
現像に寄与せずに現像ローラ40の表面に残留したトナーは、現像ローラ40の回転にともない現像器内に戻され、トナー供給ローラ43との摺擦部で現像ローラ40から剥離、回収される。回収されたトナーは、トナー攪拌部材42により残りのトナーと撹拌混合される。
感光ドラム1と現像ローラ40が接触して現像を行う接触現像方式においては、感光ドラム1は剛体とされ、これに使用する現像ローラ40は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
また、トナー供給ローラ43は芯金部とスポンジ部からなる弾性ローラであり、スポンジ部は連発泡のスポンジにて形成されている。
次に本発明に係るプロセスカートリッジの構成について図1、図4および図6により詳細に説明する。
図4に示したプロセスカートリッジ7の現像ユニット4の、トナー容器41を構成するトナー容器枠体41aとトナー容器フタ41bの接合には、枠体の外周部に全周にわたるフランジ状の接合面73に設けられた溶着リブを使用して、超音波溶着が行われている。本実施例における超音波溶着を実施するための形状は、図1に示したように中央に接合面より凸となる溶着リブ71を配置し、その両側に溶融した溶着リブ71が流れ込むための溶着溝72を配置した構成となっている。また、本実施例においてはトナー容器フタ41bの全周に設けられた接合面73に溶着リブ71、溶着溝72が配置されている。この溶着溝72は断面が略台形形状をなしている。これによって、溶着時に隅部への応力集中の度合いが小さくなるため、図1に模式的に示したように、クラックが発生することなく、超音波溶着を確実に実施することが可能となる。
具体的には、図6に示すトナー容器枠体41aとトナー容器フタ41bを超音波溶着する例においては、図2に示すような従来の溶着リブ71および溶着溝72の構成では、クラックが発生せずに溶着可能な振動エネルギは400J程度までである。この場合、溶着強度としては必要な強度は得られるが、溶着の接合面には部分的には隙間があくような場合もある。一方、図1に示した本実施例の溶着リブ71および溶着溝72の構成であれば、溶着に際し2000J程度の振動エネルギを付与してもクラックが発生することがない。
したがって、本実施例に示した溶着溝72の形状は従来例と比較して溶着条件の調整幅が大きくなることで、第一に溶着強度により大きなマージンを持たせることが可能となり、さらに接合面73に隙間など発生することもより少なくなり、製品精度の向上も図ることができる。
また、同様の効果は別の実施例においても実現可能であり、それらを図7に示す。
図7(a)は前記実施例をさらに改善したものであり、略台形断面形状をした溶着溝72の隅部にR形状を付与することによって、さらに応力集中を緩和することが可能であり、クラック発生を防止するものである。
図7(b)は従来形状の溶着溝の最深部の鋭角な頂点にR形状を付与したものであり、これによっても応力集中の緩和が可能であり、クラックの発生防止が可能である。
図7(c)は溶着溝72を円弧形状で構成したものであり、同様に応力集中の緩和が可能で、クラックの発生防止が可能である。
本発明に係る溶着溝を用いたプロセスカートリッジ枠体の接合部断面図 従来の溶着溝を用いたプロセスカートリッジ枠体の接合部断面図 フルカラー画像形成装置の全体構成を示す断面図 プロセスカートリッジの全体構成を示す断面図 プロセスカートリッジを示す斜視図 本発明に係るプロセスカートリッジ枠体の斜視図 本発明に係るプロセスカートリッジ枠体の溶着溝の断面図
符号の説明
1(1a、1b、1c、1d) 感光ドラム
2 帯電装置(一次帯電手段)
3(3a、3b、3c、3d) スキャナユニット
4 現像装置、現像ユニット
5 中間転写体(中間転写ベルト)
6 感光体ユニット
7(7a、7b、7c、7d) プロセスカートリッジ
8 定着部
40 現像ローラ
41 トナー容器
41a トナー容器枠体
41b トナー容器フタ
42 トナー撹拌(搬送)部材
43 トナー供給ローラ
44 現像ブレード
45 現像容器
47、48 軸受部材
49 支持穴
49a 結合ピン
60 クリーニングブレード
61 クリーニング枠体
62 トナー送り機構
63 廃トナー室
64 加圧バネ
71 溶着リブ
72 溶着溝
73 接合面
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. 少なくとも、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段とを有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる、熱可塑性樹脂によって形成されるプロセスカートリッジの第一の枠体と第二の枠体で、
    前記第一と第二の枠体は少なくともどちらか一方に、前記第一の枠体と第二の枠体を超音波溶着にて結合するための凸条部と、超音波溶着によって前記凸条部が溶融して流入するための条溝部を有する枠体において、
    前記条溝部は超音波溶着時に応力集中を緩和する形状としたことを特徴とするプロセスカートリッジの枠体。
  2. 前記条溝部の断面形状が台形であることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの枠体。
  3. 前記条溝部の隅部にRを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプロセスカートリッジの枠体。
  4. 前記条溝部の断面形状が円弧状であることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの枠体。
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