JP2005031326A - 光フィルター - Google Patents

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卓郎 田島
Yuji Uenishi
祐司 上西
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Abstract

【課題】波長可変範囲及び分解能を同時に向上させることができる光フィルターを提供する。
【解決手段】光軸上に対向して配置された三枚のミラー3、4、5からなり、中央のミラー4の反射率を両端のミラー3、5の反射率よりも高くすると共に、一方の端部のミラー3と中央のミラー4との距離L1と、中央のミラー4と他方の端部のミラー5との距離L2を異なるものとした光フィルター。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透過光波長の選択性を有する光フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
光波長多重通信においては、波長の異なる光から特定の波長の光を選択することが必要となる。又、化学分析等に用いられる分光装置でも、被測定試料から反射・透過する光から特定の波長の光を選択することが必要となる。
【0003】
波長を選択する方法の一つとして、ファブリ・ペロー共振器を用いた方法が挙げられる。図10に示すように、従来のファブリ・ペロー型光フィルターでは、光軸に沿って、ミラー41、42を、スペーサ43を介して配置して、共振器を構成し、その共振器長や光軸に対する角度によって選択波長を決定する。
【0004】
近年のマイクロ構造作製技術の進展により、機械構造のマイクロ化が可能になった。その中で、光フィルターのマイクロ化の例を挙げるならば、ダイヤフラム型光フィルター(非特許文献1参照)やカンチレバー型光フィルター(非特許文献2参照)が挙げられる。
【0005】
図11に従来技術によるダイヤフラム型光フィルターの断面図を示す。
上部基板44及び下部基板45の電極中央部は、反射膜46と反射防止膜47で挟まれた可動ミラーとなっており、反射膜46の周辺部に電極48、49が形成されている。又、可動ミラーは、シリコン薄膜によって可動に支持されている。上部基板44と下部基板45はスペーサ50によって接着され、これらが形成する共振器内は、真空又は気体とされている。電極48、49に異なる電圧を加えることで静電引力を生じさせ、共振器を構成する反射鏡(可動ミラー)を、光軸方向へ平行移動することにより、選択する波長をコントロールする。
【0006】
【非特許文献1】
J. H. Jerman 他, ”A Miniature Fabry−Perot interferometer with corrugated silicon diaphragm support”, Sensor and Actuators A, 1991, 29,
p151−158
【非特許文献2】
E. C. Vail 他, ”GaAs micromachined widely tunable Fabry−Perot filters”, Electronics letters, 1995, vo1.31, no.3, p228−229
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のファブリ・ペロー型光フィルターでは、光軸に沿ってミラーを2枚配置した共振器の光学長によって選択波長が決定される。この時、ミラーの反射率と共振器長から自由スペクトル域及び透過スペクトル幅が決定され、波長可変範囲は自由スペクトル域によって、分解能は透過スペクトル幅によって決まる。
【0008】
図12に、従来のファブリ・ペロー型光フィルターの透過特性を示す。
従来のファブリ・ペロー型光フィルターの透過特性においては、自由スペクトル域と透過スペクトル幅にはトレードオフがあり、自由スペクトル域を広げ、かつ、透過スペクトル幅を狭めることは、両立できなかった。即ち、波長可変範囲及び分解能を同時に向上させることはできなかった。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、波長可変範囲及び分解能を同時に向上させることができる光フィルターを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
光軸上に略対向して配置された三枚以上のミラーからなることを特徴とする。
上記構成により、共振器構造を複数直列配置した構成となり、透過光波長の選択性を有する光フィルターとすることができる。
【0011】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
外側のミラーの反射率よりも内側のミラーの反射率が大きいことを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
ミラー間の距離がそれぞれ異なることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
少なくとも1つのミラーを可動とする変位手段を有することを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
ミラーを三つ有することを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
中央のミラーの反射率を両端のミラーの反射率よりも高くすることを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
一方の端部のミラーと中央のミラーとの距離と、中央のミラーと他方の端部のミラーとの距離が異なることを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
一方の端部のミラーと中央のミラーとの距離と、中央のミラーと他方の端部のミラーとの距離の比率と同じ比率で、一方の端部のミラーと中央のミラーとの距離と、中央のミラーと他方の端部のミラーとの距離を変位させる変位手段を有することを特徴とする
【0018】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
変位手段は、電圧を印加することで静電気力を生じる電極を、ミラーに設けたものであることを特徴とする。
【0019】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
変位手段は、ミラーを可動に支持するシリコン層からなる支持部を有し、支持部が、複数に分割されて電極として用いられるものであることを特徴とする。
上記構成により、複数に分割された電極(シリコン層)に、それぞれ異なる電圧を印加することができ、それぞれ異なる変位量とすることで、電極(シリコン層)が可動に支持するミラーの傾き角の調整を行うことができる。
なお、支持部であり、電極でもある上記シリコン層は、例えば、SOI(Silicon on Insulator)基板等の絶縁基板上に設けられた薄い膜厚のものでよい。
【0020】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
ミラーを固定して支持する固定基板と、ミラーを可動に支持する可動体基板からなり、
固定基板に溝部を形成すると共に、可動体基板を溝部に挿入したことを特徴とする。
上記構成により、基板厚みに依存することなく、ミラー間の距離、すなわち、共振器長を適切に設定することができ、例えば、同程度の共振器長にすることが容易となる。
【0021】
上記課題を解決する本発明に係る光フィルターは、
上記光フィルターにおいて、
可動体基板におけるミラーを可動に支持する可動部の厚みを調整可能としたことを特徴とする。
上記構成により、ミラー間の距離、すなわち、共振器長を可動部の厚みでも調整することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
(実施例1)
図1に本発明に係る光フィルターの実施形態の一例を示す。
図1に示すように、本発明に係る光フィルターでは、光軸上に対向して配置された複数のミラー1、1、1、・・・、1を、複数のスペーサ2、2、2、・・・、2N−1を介して、N枚配置することで、N−1個の共振器が直列に配置する構成となる。それぞれの共振器は、図12に示すような透過特性を持つが、直列に接続することで全ての共振器で一致する透過波長のみを透過させるため、実質的に透過スペクトル幅を狭くすることができる。又、全ての共振器で一致する透過波長のみを透過させると共に、それ以外は減衰させることができるため、実質的に自由スペクトル域も広げることができる。
【0024】
なお、詳細は後述するが、所定の透過特性を得るために、ミラー1、1、1、・・・、1の反射率や、スペーサ2、2、2、・・・、2N−1の長さが、それぞれ適切に設定されている。特に、ミラーの反射率については、外側のミラーの反射率より、内側のミラーの反射率が大きいことが望ましい。又、少なくとも1つのミラーに、ミラー間の距離を変位させる変位手段を設け、ミラー間の距離、すなわち、共振器長を変位させることで、所定の透過特性を得るようにしてもよい。
【0025】
(実施例2)
図2に本発明に係る光フィルターの実施形態の他の一例を示す。
図2に示す光フィルターは、3つのミラー3、4、5を、光軸上に対向して設けた場合であり、長さL1のスペーサ6と長さL2のスペーサ7とを介して、それぞれのミラー3、4、5を配設した構成である。なお、スペーサ6の長さL1は、一方の端部のミラー3と中央のミラー4との距離であり、スペーサ7の長さL2は、中央のミラー4と他方の端部のミラー5との距離であり、これは、言い換えれば、長さL1の共振器と長さL2の共振器が2個直列に配置された構成である。
【0026】
図3は共振器の透過特性を計算した結果のグラフであり、図3(a)はミラー3、4及びスペーサ6(長さL1)により構成される共振器の透過特性、図3(b)はミラー4、5及びスペーサ7(長さL2)により構成される共振器の透過特性、図3(c)は本実施例の光フィルターの透過特性を示す。
【0027】
図3(a)、図3(b)に示すように、それぞれの共振器の自由スペクトル域F、Fは、L1とL2の逆数に比例する。L1とL2の異なる長さの共振器を直列に配置すること、即ち、FとFの異なる自由スペクトル域を有する共振器を直列に配置することは、両者の透過特性を掛け合わせることにほぼ等しい。従って、図3(c)に示すように、本実施例の光フィルターでは、F及びFよりも大きい自由スペクトル域F12が得られることとなる。更に、自由スペクトル域F、Fを最適な値にすることで、全体の自由スペクトル域F12を、最大でF12=F×Fとすることができる。又、透過スペクトル幅ついても、両者の透過特性を掛け合わせることと等価であることから、透過スペクトル幅が個々の共振器の値よりも小さくなる。
【0028】
なお、透過する波長を変化させる場合、図3(c)の透過特性を維持したまま波長軸にシフトするには、ミラー間の距離を変位させる変位手段を設け、共振器長L1、L2をF:F=1/L1:1/L2が一定であるように、L1、L2の変位量を増加、又は減少させればよい。又、変位量をそれぞれΔL1、ΔL2とするとき、変位後の共振器長(L1+ΔL1)、(L2+ΔL2)を、L1:L2=(L1+ΔL1):(L2+ΔL2)が一定になるように、変位量ΔL1、ΔL2を変位させても同等となる。
【0029】
本実施例の光フィルターは、ミラーを3枚設けることで、共振器が2つ直列に接続する構成である。ところが、上記構成の場合、共振器同士の結合干渉によるリプルが透過ピーク上に生じ、透過波長にパワー損失が生ずる。このようなリプルを低減するためには、それぞれのミラーの反射率を適切に設定すればよい。具体的には、本実施例では、3枚のミラーのうち、両端のミラー3、5の反射率に比べ、中央のミラー4の反射率を最も高くすればよい。
【0030】
図4は反射率の設定によるリプル低減の効果を示すグラフである。
ここでは、ミラー3、5の反射率を95%とし、ミラー4の反射率をそれ以上の値95%、99%、99.9%としたときのリプル低減の効果を図示した。図4に示すように、ミラー4の反射率が大きいほど、リプルが小さくなることがわかる。これは、実施例1に示したN枚のミラーを有する光フィルターにおいても同様であり、同等の構成を用いることで、リプルを低減することができる。
【0031】
(実施例3)
次に、本発明に係る光フィルターの実施形態の更なる他の一例を示す。
図5は、本実施例の光フィルターであるデバイスの構造の断面図である。
【0032】
本実施例の光フィルターは、ミラーを構成する反射膜17等を可動に支持する2つの可動体基板11、12と、それらに挟まれるように配置され、ミラーを構成する反射膜24等を固定して支持する1つの固定基板13から構成され、それぞれの基板の中央部分に設けた2つの反射膜17と1つの反射膜24が、光軸上に対向して配置されている。本実施例の光フィルターでは、電極パッド25上のスペーサ25a及び枠体20(可動体基板12側)がスペーサの役割を果たし、更に、2つの反射膜17を可動構造とすることで、所望の透過特性が得られるようにしている。
【0033】
ここで、各基板の製造手順の一例を示しながら、それらの構造及び動作を説明する。なお、本実施例の光フィルターは、その一例として、SOI(Silicon on
Insulator)基板を用いて構成する。
【0034】
図6は、可動体基板11の下面図(図5において、B方向から可動体基板11を見た図)であり、図7は、可動体基板11の上面図(図5において、A方向から可動体基板11を見た図)である。
【0035】
可動体基板11の下部側に、エッチングによって可動部14と支持部15を形成する。その後、絶縁層16を除去し、可動部14に反射膜17を形成する。可動体基板11では、薄膜シリコン層18がエッチングにより複数に分離、分割され、それぞれの薄膜シリコン層18に電極パッド19を形成する。そして、可動体基板11の上部において、KOHエッチングを用い、可動部14のシリコン厚みを基板厚みよりも薄くする。更に、可動体基板11の上部側は、枠体20及び可動部14を残して、高アスペクト加工用反応性イオンエッチング(DRIE)、又は、KOHウェットエッチングを用いてエッチングを行う。このとき、エッチングは絶縁層16で止まり、更に、絶縁層16を除去することで、支持部15のみを残すことができる。その後、可動部14の反射膜17と反対側に反射防止膜21を形成する。
【0036】
下側の可動体基板12は、上側の可動体基板11に形成する反射膜17、反射防止膜21の位置関係(基板の裏表)が異なる以外は、構造、作製工程が同一である。したがって、全く同一に作製し、最後に、ダイシングによって異なる大きさに切り出して、可動体基板11、12としてもよい。
【0037】
上記可動体基板11、12では、可動部14に形成された反射膜17及び反射防止膜21が可動ミラーを構成し、薄膜シリコン層により形成された支持部15により可動に支持されている。この支持部15において、反射膜17の周辺部の支持電極部15aは、静電気力を生じる電極の役割も果たし、電極パッド19を介して電圧を印加することにより、可動ミラー部分を任意に変位させることができる(変位手段)。
【0038】
次に、固定基板13について説明する。
図8は、固定基板13の上面図(図5において、A方向から固定基板13を見た図)であり、図9は、固定基板13の下面図(図5において、B方向から固定基板13を見た図)である。
【0039】
固定基板13の上部側に絶縁膜22を形成し、その上に金属配線23を形成する。絶縁膜22をパターニングし、中央部分をエッチングした後、反射膜24を形成する。次に、固定基板13の上部に熱膨張率が小さい部材(例えば、Si、SiO、FeNi合金)を用いたスペーサ25aを直接接合で貼り付けるか、又は蒸着やメッキで堆積し形成する。固定基板13の下部側は、絶縁膜29をマスクとして、DRIEを用いて周辺溝26、中央溝27を同時に形成した後に、中央枠体28上の絶縁膜29を除去する。金属配線30及び電極パッド31、32を形成し、反射防止膜33を中央溝27の底部に形成する。
【0040】
固定基板13の上部にある電極パッド25上に可動体基板11を、例えば、Au/Sn等の接合用金属を介して、又は接着剤で貼り合わせる。同様に、固定基板13の下部には、可動体基板12を裏返しにしてから、周辺溝26に挿入し、接着剤等で接着する。このとき、反射膜17、24の距離は、可動体基板12の反射膜17部分の基板厚さ(可動部14の厚さ)によって調整することができる。
【0041】
そして、固定基板13の下部の電極パッド31及び可動体基板12の電極パッド19をワイヤボンディングで導通させる。又、固定基板13下部の電極パッド32も同様に導通させる。固定基板13を接地し、可動体基板11、12側に電圧を印加することで、可動体基板11、12に形成された可動部14を、支持電極部15aにより、静電的に駆動する機構を有する静電アクチュエータが形成できる。
【0042】
支持電極部15aは支持部15を介して、それぞれ異なる薄膜シリコン層18に接続され、薄膜シリコン層18はそれぞれ異なる電極パッド19を有する。したがって、電極パッド19にそれぞれ異なる電圧を加えることで、支持電極部15aをそれぞれ異なる変位量とすることができ、可動部14に形成された反射膜17の傾きを補正することも可能となる。
【0043】
なお、本実施例では、可動ミラーのアクチュエータを静電気力によるものとしたが、静磁力、圧電効果、バイモルフ効果、形状記憶合金等を用いたアクチュエータでも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したとおり、本発明によれば、光軸上にミラーを複数配置したので、自由スペクトル域を広くし、かつ、透過スペクトル幅を同時に狭くすることができ、従来の光フィルターに比べ、広い波長可変範囲と高い分解能を併せ持つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光フィルターの実施形態の一例であり、ミラーを直列で複数個並べた構成例である。
【図2】本発明に係る光フィルターの実施形態の他の一例であり、ミラーを直列で3個並べる構成例である。
【図3】(a)はミラー3、4による光フィルターの透過特性、(b)はミラー4、5による光フィルターの透過特性、(c)はミラー3、4、5による実施例2の光フィルターの透過特性である。
【図4】実施例2の光フィルターにおいて、ミラー3、5の反射率を95%とし、ミラー4の反射率を95、99、99.9%にしたときの透過特性である。
【図5】本発明に係る光フィルターの実施形態の更なる他の一例であり、SOI基板を用いた光フィルターの断面図である。
【図6】図5に示す実施例3の光フィルターの可動体基板11の下面図である。
【図7】図5に示す実施例3の光フィルターの可動体基板11の上面図である。
【図8】図5に示す実施例3の光フィルターの固定基板13の上面図である
【図9】図5に示す実施例3の光フィルターの固定基板13の下面図である
【図10】従来のファブリ・ペロー型光フィルターの断面図である。
【図11】シリコン基板を用いた従来のダイヤフラム型光フィルターの断面図である。
【図12】従来の光フィルターにおける透過特性である。
【符号の説明】
、1、1、・・・、1 ミラー
、2、2、・・・、2N−1 スペーサ
3、4、5 ミラー
6、7 スペーサ
11、12 可動体基板
13 固定基板
14 可動部
15 支持部
15a 支持電極部
16 絶縁層
17、24 反射膜
18 薄膜シリコン層
19 電極
20 枠体
21 反射防止膜
22 絶縁膜
23 金属配線
25 電極パッド
25a スペーサ
26 周辺溝
27 中央溝
28 中央枠体
29 絶縁膜
30 金属配線
31 電極パッド
32 電極パッド
33 反射防止膜
41、42 ミラー
43 スペーサ
44 上部基板
45 下部基板
46 反射膜
47 反射防止膜
48、49 電極
50 スペーサ

Claims (12)

  1. 光軸上に略対向して配置された三枚以上のミラーからなることを特徴とする光フィルター。
  2. 請求項1記載の光フィルターにおいて、
    外側のミラーの反射率よりも内側のミラーの反射率が大きいことを特徴とする光フィルター。
  3. 請求項1又は請求項2記載の光フィルターにおいて、
    ミラー間の距離がそれぞれ異なることを特徴とする光フィルター。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光フィルターにおいて、
    少なくとも1つのミラーを可動とする変位手段を有することを特徴とする光フィルター。
  5. 請求項1記載の光フィルターにおいて、
    ミラーを三つ有することを特徴とする光フィルター。
  6. 請求項5記載の光フィルターにおいて、
    中央のミラーの反射率を両端のミラーの反射率よりも高くすることを特徴とする光フィルター。
  7. 請求項5又は請求項6記載の光フィルターにおいて、
    一方の端部のミラーと中央のミラーとの距離と、中央のミラーと他方の端部のミラーとの距離が異なることを特徴とする光フィルター。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の光フィルターにおいて、
    一方の端部のミラーと中央のミラーとの距離と、中央のミラーと他方の端部のミラーとの距離の比率と同じ比率で、
    一方の端部のミラーと中央のミラーとの距離と、中央のミラーと他方の端部のミラーとの距離を変位させる変位手段を有することを特徴とする光フィルター。
  9. 請求項4又は請求項8記載の光フィルターにおいて、
    前記変位手段は、電圧を印加することで静電気力を生じる電極を、前記ミラーに設けたものであることを特徴とする光フィルター。
  10. 請求項9記載の光フィルターにおいて、
    前記変位手段は、前記ミラーを可動に支持するシリコン層からなる支持部を有し、
    前記支持部が、複数に分割されて電極として用いられるものであることを特徴とする光フィルター。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の光フィルターにおいて、
    ミラーを固定して支持する固定基板と、ミラーを可動に支持する可動体基板からなり、
    前記固定基板に溝部を形成すると共に、前記可動体基板を前記溝部に挿入したことを特徴とする光フィルター。
  12. 請求項11記載の光フィルターにおいて、
    前記可動体基板におけるミラーを可動に支持する可動部の厚みを調整可能としたことを特徴とする光フィルター。
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