JP2005030627A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性能の低下を抑える。
【解決手段】冷蔵庫本体10の天井部に画成された冷却器室19の天井壁10Aには開口部15が形成され、冷凍ユニット50を搭載した断熱性のユニット台20の外周部が、開口部15の上面の口縁にパッキン16を介して載置され、下面に取り付けられた冷却器55が冷却器室19内に収容される。ユニット台20は、金属板製の外装板21と、合成樹脂製の内装板22との間に発泡合成樹脂からなる断熱材23が充填されて形成される。内装板22の周縁には、パッキン16の内方を覆う下向きの突壁31が全周にわたって形成される。冷却器55は、ユニット台20の下面との間に隙間Sを設けて、斜め姿勢で取り付けられる。隙間Sは、突壁31の下端を越えない範囲に留められる。突壁31を設けたことで、冷却器室19内の冷気がパッキン16に当たることから防がれる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷却貯蔵庫に関し、特に冷凍装置を装備したユニット台の装着部分の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来業務用の冷蔵庫の一例として、図13に示すものが知られている。これは、断熱箱からなる冷蔵庫本体1の天井部に、ダクトが張られることで冷却器室2が画成されるとともに、冷却器室2の天井壁に開口部3が形成されている。一方断熱性のユニット台4の上面には圧縮機、凝縮器等からなる冷凍ユニット5が、下面には冷却器6がそれぞれ取り付けられて冷媒配管で循環接続されており、このユニット台4の外周部が開口部3の上面の口縁にパッキン7を介して載置され、それとともに冷却器6が冷却器室2内に収容された構造となっている。
そして、冷凍ユニット5と冷却ファン8とが駆動されると、同図の矢線に示すように、庫内空気が冷却器室2内に吸引されて冷却器6と熱交換されることで冷気が生成され、生成された冷気が庫内に吹き出されて循環供給されることで、庫内が冷却されるようになっている。
なお、この種の冷蔵庫は、例えば特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3401211号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記構造のものでは、ユニット台4と、天井壁の開口部3との間に介装されたパッキン7に対して、冷却器室2内を流通する冷気が触れやすくなっているため、パッキン7を通して外部からの熱が侵入しやすく、言い換えると断熱性能が低下するおそれがある。それとともに、パッキン7の外面側に結露や氷結が生じて、パッキン7自体の断熱性能も低下するおそれがある。
またユニット台4は、成形のしやすさと強度等を考慮し、外装が板金製で、内装4Aが合成樹脂製とされる場合が多いが、冷却されやすい内装4Aが合成樹脂製であるために熱収縮し、内装4Aひいてはユニット台4に反りが発生して、開口部3との間で冷気洩れが起きる等のおそれがあるという問題もあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、断熱性能の低下を抑えるところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、断熱箱からなる貯蔵庫本体の天井部には冷却器室が画成されるとともに、この冷却器室の天井壁には開口部が形成され、冷凍ユニットを搭載した断熱性のユニット台の外周部が前記開口部の上面の口縁に載置される一方、前記ユニット台の下面に設けられた冷却器が前記冷却器室内に収容され、庫内空気が前記冷却器室を流通する間に前記冷却器と熱交換して生成された冷気が庫内に循環供給されることで冷却されるようにした冷却貯蔵庫において、前記ユニット台の下面の周縁には、このユニット台と前記開口部の上面の口縁との繋ぎ部分の内方を覆う下向きの突壁が形成されているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ユニット台の下面と前記冷却器との間には、前記突壁を越えない範囲に隙間が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
ユニット台と開口部の上面の口縁との繋ぎ部分の内方が突壁で覆われることにより、繋ぎ部分に対して冷却器室を流通する冷気が触れ難くなる。そのため繋ぎ部分からの外部の熱侵入が少なくなり、断熱機能が確保される。それとともに、繋ぎ部分の外面への結露や氷結も回避されるから、例えば繋ぎ部分が劣化することに起因した繋ぎ部分自体の断熱性能の低下も防止される。
【0008】
<請求項2の発明>
冷却器に霜が付着する場合、下面側や庫内空気の吸引側の面で着霜しやすい傾向にある。そこで、比較的着霜し難い冷却器の上面とユニット台との間に隙間を設けたことで、着霜が進んだ場合にも、庫内空気が冷却器の上面側に確保された流路を流通しつつ冷却器と熱交換することができ、冷却性能を発揮することができる。
ただしこの場合は、流路が絞られることとなって、隙間からは勢い良く冷気が吹き出されることになるが、隙間は、突壁を越えない範囲に形成されているから、勢い良く吹き出された冷気も突壁に当たってそれで案内されつつ庫内側に向けられ、ユニット台と開口部の上面の口縁との繋ぎ部分に当たることが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図11に基づいて説明する。この実施形態では、業務用の冷蔵庫を例示している。
図1ないし図3において、符号10は、前面の開口された断熱箱体からなる冷蔵庫本体であって、内部が冷蔵室11とされているとともに、冷蔵室11の前面開口には断熱扉12が揺動開閉可能に装着されている。冷蔵庫本体10の上面には、回りにパネル13が立てられることで機械室14が構成されている。
【0010】
機械室14の底面となる冷蔵庫本体10の天井壁10Aの中央部には、方形の開口部15が形成されており、この開口部15の上面を塞ぐようにして、後記する冷凍ユニット50を搭載したユニット台20が載置されている。開口部15の上面の口縁には、パッキン16を装着するための装着凹部17が凹み形成されている。
また、開口部15の前方側(図2の右側)における下面の口縁の位置から、奥壁に向かって、冷却ダクトを兼ねたドレンパン18が下り勾配で張設されており、ユニット台20との間に冷却器室19が形成されている。
【0011】
ユニット台20は断熱性であって、外装板21と内装板22とが上下に組み付けられ、両板21,22の間に発泡ウレタン樹脂等の発泡合成樹脂からなる断熱材23が充填されて形成されている。
外装板21は金属板製であって、図4及び図6にも示すように、開口部15よりも一回り大きい方形の浅い箱を伏せたような形状に形成されており、その上面には、圧縮機51、凝縮器52等を取り付けるための取付孔25が形成されているとともに、図4に示すように、左側縁に近い位置には、長円形をなす冷媒配管60の挿通孔26が、右側縁に寄った位置には、小さい円形をなすリード線の挿通孔27がそれぞれ形成されている。また四面の側板の下縁からは、取付板28が外方に張り出して形成されている。
【0012】
内装板22は合成樹脂材により一体成形されており、図5及び図6にも示すように、全体としては方形の浅皿状に形成され、ユニット台20の下面を構成すべく、外装板21の下面の開口に緊密に嵌合可能とされている。
内装板22の底面における周縁の所定領域30が、上記した開口部15の上面の口縁に載置されるようになっており、その載置領域30の内側に、下向きの突壁31が平面方形状をなして全周にわたって形成されている。この突壁31は、内部に断熱材23が充填されて所定の厚さを持つようになっており、したがって成形時には中空状となっている。
【0013】
内装板22の底面における突壁31よりも内側の部分では、上記した載置領域30よりも上げ底状となって、冷却器55等を取り付けるための取付領域33とされている。
図5に示すように、取付領域33の左右両側における後端側に寄った位置には、前後一対ずつのボス34A,34Bが形成されている。より詳細には、左側のボス34A,34Bの組は、突壁31から所定寸法内側に入った位置に形成され、また右側のボス34A,34Bの組は、突壁31の内側に接するように形成されている。また、左側のボス34A,34Bの組よりも、右側のボス34A,34Bの組の方が若干前方にずれて配されている。
【0014】
各組のボス34A,34Bでは、図6に示すように、前側(同図の右側)のボス34Aよりも、後側のボス34Bの方が背が高く形成され、かつ各ボス34A,34Bの頂面である取付面35が、後方に向けて下り勾配となった傾斜状に形成されている。前後のボス34A,34Bの取付面35は、面一となるように形成されている。各ボス34A,34Bの取付面35には中心孔36が開口されており、各ボス34A,34Bの内側には、袋ナット状の樹脂ナット38が、開口端側を中心孔36に圧入して取り付けられるようになっている。
【0015】
図5に示すように、取付領域33における左側のボス34A,34Bの組の形成位置と、突壁31との間の位置には、長円形をなす冷媒配管60の挿通孔40が、外装板21側の挿通孔26と対応して形成されている。内装板22の挿通孔40には、図3,図8に示すように、長円形断面をなす挿通筒41の一端が圧入され、他端が外装板21の挿通孔26に嵌合されるようになっている。
取付領域33における右側に寄った位置には、円形をなすリード線の挿通孔42が外装板21側の挿通孔27と対応して形成されている。内装板22の挿通孔42には、図6,図8に示すように、円形断面をなす挿通筒43の一端が圧入され、他端が外装板21の挿通孔27に嵌合されるようになっている。
また、上記したリード線の挿通孔42の近傍には、小径の取付孔44が2個並んで形成され、この取付孔44の内側には、図6に示すように、上記と同様の袋ナット状の樹脂ナット38が圧入して取り付けられるようになっている。
【0016】
ユニット台20を形成する場合は、まず図6に示すように、内装板22における各ボス34A,34Bの内側に樹脂ナット38が中心孔36に圧入されて固定される。その他、取付孔44の内側に同様の樹脂ナット38が圧入されるとともに、冷媒配管60用の挿通筒41(図3)とリード線の挿通筒43の下端側が、それぞれ挿通孔40,42に圧入される。
このような内装板22の外側に、外装板21が上方から緊密に被せられて結合される。これに伴い両挿通筒41,43の上端が、外装板21の対応する挿通孔26,27に嵌合される。
係る状態から、両板21,22の間に形成された空間に断熱材23が注出され、発泡して充填され、これにより図7及び図8に示すように、ユニット台20が完成される。このとき、内装板22のボス34A,34Bの内部と、取付孔44の内側には、それぞれ樹脂ナット38が埋設され、また両挿通筒41,43が外装板21と内装板22とを貫通して埋設された状態となる。
【0017】
ユニット台20の上面には冷凍ユニット50が搭載され、例えば図1に示すように、奥側のほぼ中央部に圧縮機51が、その前方に、凝縮器52と凝縮器ファン53とが前後に並んで取り付けられる。
ユニット台20の下面には冷却器55が取り付けられる。詳細には、図9に示すように、冷却器55が後下がりの姿勢とされ、左右のエンドプレート56の上面板57が、左右のボス34A,34Bの組に当てられる。そして、上面板57に開口された挿通孔58にタッピンねじ59を通し、対応するボス34A,34Bの取付面35に埋設された樹脂ナット38にねじ込むことで固定される。なお、冷却器55に出し入れされる冷媒配管60が、図2に示すように、挿通筒41を通してユニット台20の上面側に引き出され、冷凍ユニット50側の冷媒配管60と接続されて周知の冷凍サイクルが形成される。
【0018】
上記のように、冷却器55がボス34A,34Bを介してユニット台20の下面に取り付けられたことにより、図10に示すように、冷却器55の上面と、ユニット台20の下面である内装板22の取付領域33との間に隙間Sが形成される。この隙間Sは、冷却器55が後下がりの姿勢を採っていることで、奥側に向けて次第に広くなっているが、奥側の最も広いところでも、上記した突壁31の下端の位置までは達しない設定となっている。
また、図9に示すように、サーミスタ62がホルダ63に装着され、このホルダ63が、同じく挿通孔64に通したタッピンねじ59を、取付孔44の内側に埋設された樹脂ナット38にねじ込むことで固定される。サーミスタ62のリード線は、挿通筒43を通してユニット台20の上面に引き出される。
【0019】
このように、冷凍ユニット50並びに冷却器55等を取り付けたユニット台20が、所定の向きで開口部15を塞ぐようにしてその上面に載置される。
それに先立ち、開口部15の装着凹部17にパッキン16が装着される。ユニット台20は、図10に示すように、その下面の周縁の載置領域30がパッキン16を弾縮しつつ開口部15の上面の口縁に載置され、外装板21の側板の下縁に形成された取付板28を、天井壁10Aの上面にねじで止めることによって固定される。これにより、ユニット台20と上記したドレンパン18との間に、外気とは断熱された冷却器室19が構成される。また、ユニット台20の下面に設けられた突壁31が、開口部15のほぼ中央深さまで嵌り込み、パッキン16の内方を覆うようになっている。
【0020】
一方、ユニット台20の下面に取り付けられた冷却器55は、上記のように後下がりの姿勢を採って、ドレンパン18から若干浮いた状態で冷却器室19内に収容される。
なお、ドレンパン18の上部側には、複数の通孔66が開口された吸込部67が設けられ、この吸込部67に、モータ69により駆動される冷却ファン70が装備されている。モータ69のリード線は、上記した挿通筒43を通してユニット台20の上面側すなわち機械室14側に引き出される。
また、ドレンパン18の下部側には、一部が切り欠かれることで冷気の吐出口72が形成されているとともに、図2に示すように、排水管73が突設されて奥壁に形成された排水路74に臨んでいる。
【0021】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
冷却運転時において、冷凍ユニット50と冷却ファン70とが駆動されると、図10の矢線に示すように、冷蔵室11内の空気が吸込部67から冷却器室19内に吸引され、冷却器55を通過する間に熱交換されて冷気が生成され、この冷気が吐出口72から冷蔵室11内に吹き出されるといったように循環されることで、冷蔵室11内が冷却される。
【0022】
このように冷却器室19内には冷気が流通し、特に冷却器55の後方には、熱交換された直後の低温の冷気が吹き出され、その一部が、ユニット台20と開口部15の上面の口縁との間に介装されたパッキン16に向かうが、パッキン16の内方は突壁31で覆われているから、それで遮られてパッキン16に対しては冷気が触れ難い状態となる。そのためパッキン16からの外部の熱侵入が少なくなり、断熱機能が確保される。また、パッキン16の外面への結露や氷結も回避される。
さらに、ユニット台20の下面側を構成する内装板22は合成樹脂製であって、この内装板22には冷気が接触することから特に取付領域33で熱収縮する可能性があるが、仮に熱収縮が生じたとしても突壁31の部分でその歪みは吸収され、内装板22ひいてはユニット台20に反り等の変形が生じることが防止される。
【0023】
冷却運転が継続されると、冷却器55には次第に霜が付着する。着霜は、冷却器55の下面側や前面側(庫内空気の吸引側)で主に進み、着霜が多量になると庫内空気の流通が妨げられる。しかしながらこの実施形態では、冷却器55の上面とユニット台20との間に隙間Sが設けられており、冷却器55の上面は比較的着霜し難いことから、着霜が進んだ場合にも、庫内空気が冷却器55の上面側に確保された流路(隙間S)を流通しつつ冷却器55と熱交換することができ、冷却機能を維持することができる。
【0024】
ただしこのとき、空気の流路が絞られることとなって、隙間Sからは勢い良く冷気が吹き出される可能性があるが、図11に示すように、隙間Sの出口側は、突壁31の下端に達する手前の範囲内に留められているから、勢い良く吹き出された冷気も、同図の矢線に示すように、突壁31に当たってそれで案内されつつ吐出口72、さらには冷蔵室11に向けられ、パッキン16に当たることが防止される。
なお、除霜運転は、冷却器55に装備されたヒータ(図示せず)で加熱することによって行われ、除霜水はドレンパン18で受けられたのち、排水路74から機外に排出される。
【0025】
以上説明したように本実施形態によれば、以下のような数々の利点を得ることができる。
ユニット台20の下面の周縁に突壁31を設けて、ユニット台20と開口部15との間に装着されたパッキン16の内方を覆うようにしたから、パッキン16に対して冷却器室19を流通する冷気が触れ難くなる。そのためパッキン16からの外部の熱侵入が少なくなり、断熱機能が確保される。それとともにパッキン16の外面への結露や氷結も回避されるから、パッキン16が劣化することに起因したパッキン16自体の断熱性能の低下も防止される。
突壁31を設けた部分では、いわゆる断熱厚さが増すことになるから、ユニット台20自体の断熱機能も増大する。
【0026】
ユニット台20の下面を構成する合成樹脂製の内装板22は、冷気の冷熱により熱収縮するおそれがあるが、仮に熱収縮したとしても、突壁31が歪みを吸収するように機能し、内装板22ひいてはユニット台20に反り等の変形が生じることが防止される。その結果、ユニット台20(内装板22)とパッキン16との間に隙間が発生することが回避される。また、ユニット台20の上下の面に取り付けられた圧縮機51、凝縮器52、冷却器55等の取付部品に、がたつき等が生じることが回避される。
【0027】
断熱扉12が頻繁に開閉される等で、冷却器55に多量の霜が付着すると、庫内空気の流通が妨げられるおそれがあるが、比較的着霜し難い冷却器55の上面とユニット台20との間に予め隙間Sを設けた構造としたから、着霜が進んだ場合にも、庫内空気がその隙間Sを流路として流通しつつ冷却器55と熱交換することができ、冷却機能を維持することができる。その結果、冷蔵室11に貯蔵された食品の冷却温度を適正に保持でき、高品質に維持することができる。
ただしこのとき、流路が絞られることとなって、隙間Sからは勢い良く冷気が吹き出されるが、隙間Sの出口は突壁31を越えない範囲に形成されているから、勢い良く吹き出された冷気も突壁31に当たってそれで案内されつつ冷蔵室11側に向けられ、パッキン16に当たることが防止される。
また、ユニット台20と冷却器55との間に隙間Sを設けたことで、冷却器55の冷熱がユニット台20に伝導し難くなり、したがってユニット台20と庫外との熱の移動が少なくなり、もって冷蔵庫の断熱効果が高められる。
【0028】
冷却器55をユニット台20に取り付けるに当たり、ユニット台20の下面(内装板22)にボス34A,34Bを設けて、これに冷却器55を取り付けるようにしたから、従来のようにユニット台20の下面に剛性の高い取付板を別途設けることが不要にでき、部品点数や組付工数を削減できて、製造コストの低減を図ることができる。
それに加え、ボス34A,34Bの内側に予め樹脂ナット38を埋設しておき、この樹脂ナット38にねじ止めして冷却器55を取り付けるようにしたから、ユニット台20の下面に取付用の孔を開ける必要がなく、例えばユニット台20の内部の断熱材23中に結露水等が浸入することが防がれ、ひいてはユニット台20の断熱性能も維持することができる。
なお、サーミスタ62のホルダ63を取り付けるに当たっても、予め埋設した樹脂ナット38を利用するようにしたから、ユニット台20の下面に取付用の板等を配する必要がなく、これも製造コストの低減に寄与できる。
【0029】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ユニット台20と冷却器55との間に隙間を設ける形態としては、図12(A)に示すように、冷却器55を水平姿勢で取り付けて、入口側から出口側までほぼ一定高さの隙間S1を設けるようにしてもよい。
ただしこの場合も、隙間S1を、突壁31の下端の位置までは達しない範囲に留める必要がある。
【0030】
(2)また、上記実施形態と同様に冷却器55が斜め姿勢で配された場合、図12(B)に示すように、冷却器55における流入側の上面がユニット台20の下面に当たった構造であってもよい。この場合でも庫内冷気は、着霜が比較的遅れる冷却器55の前面(吸引側の面)の上部位置から冷却器55内を通って、上面の隙間S2に抜けるように流通し、冷却器55と熱交換することができる。
(3)ユニット台のボスの内側等に埋設した樹脂ナットは、予めねじ孔が切られたものであってもよく、また樹脂ナットに代えて、金属ナットを使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る機械室の概略平面図
【図2】機械室と冷却器室付近の縦断面図
【図3】その分解縦断面図
【図4】外装板の平面図
【図5】外装板と内装板とを組み付けた状態の底面図
【図6】図4及び図5のX−X線で切断した外装板と内装板の組付前の断面図
【図7】ユニット台の縦断面図
【図8】その底面から見た斜視図
【図9】冷却器の取付構造を示す断面図
【図10】冷却器室付近を示す断面図
【図11】冷却器室の出口側の拡大断面図
【図12】ユニット台と冷却器との間に隙間を設けた他の形態を示す概略側面図
【図13】従来例の部分縦断面図
【符号の説明】
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体) 10A…天井壁 15…開口部 16…パッキン 17…装着凹部 19…冷却器室 20…ユニット台 21…外装板 22…内装板 23…断熱材 30…載置領域 31…突壁 34A,34B…ボス 38…樹脂ナット 50…冷凍ユニット 55…冷却器 59…ねじ 67…吸込部 70…冷却ファン 72…吐出口 S,S1,S2…隙間

Claims (2)

  1. 断熱箱からなる貯蔵庫本体の天井部には冷却器室が画成されるとともに、この冷却器室の天井壁には開口部が形成され、冷凍ユニットを搭載した断熱性のユニット台の外周部が前記開口部の上面の口縁に載置される一方、前記ユニット台の下面に設けられた冷却器が前記冷却器室内に収容され、庫内空気が前記冷却器室を流通する間に前記冷却器と熱交換して生成された冷気が庫内に循環供給されることで冷却されるようにした冷却貯蔵庫において、
    前記ユニット台の下面の周縁には、このユニット台と前記開口部の上面の口縁との繋ぎ部分の内方を覆う下向きの突壁が形成されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記ユニット台の下面と前記冷却器との間には、前記突壁を越えない範囲に隙間が設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
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