JP2005030263A - 風車ブレードのピッチ角制御装置 - Google Patents

風車ブレードのピッチ角制御装置 Download PDF

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高志 井上
Yoji Asano
陽次 浅野
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Abstract

【課題】メインモータ20等が故障したとき、風車ブレード11を簡単かつ確実にフェザーリング状態まで回動させる。
【解決手段】メインモータ21の他にサブモータ48を設置することで、メインモータ20、メイン制御手段20が故障したとき、該サブモータ48をサブ制御手段 124により作動して風車ブレード11をフェザーリング状態まで回動させるようにしたので、メインモータ20等の故障後、強風が吹くようになっても風車を安全とすることができる。この際、サブ制御手段 124によりサブモータ48をサーボ制御しているので、風負荷に関係なく風車ブレード11を一定速度でフェザーリング状態まで回動させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、風力発電に使用される風車における風車ブレードのピッチ角を制御するピッチ角制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2001−99045号公報
【0003】
従来の風車ブレードのピッチ角制御装置としては、例えば前記特許文献1に記載されているようなものが知られている。このものは、風車のローターヘッドに取付けられ該ローターヘッドの中心軸と同軸のサーボモータと、このサーボモータをサーボ制御するサーボ制御手段と、前記サーボモータの出力軸に固定された傘歯車からなる主歯車と、各風車ブレードの半径方向内端に固定され、前記主歯車に噛み合う傘歯車からなる副歯車とから構成されたものである。そして、このものによって風車ブレードのピッチ角を制御する場合には、サーボ制御手段によりサーボモータを作動することで主歯車を回転し、この主歯車の回転を副歯車に伝達して全ての風車ブレードを同期回動するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の風車ブレードのピッチ角制御装置にあっては、風車ブレードに回動力を付与するサーボモータ、サーボ制御手段が1台しか設置されていないため、該サーボモータ等が断線・停電等により故障をすると、風車ブレードのピッチ角を制御することができなくなるという問題点がある。特に、弱い風に対して風車ブレードのピッチ角が設定されているときにサーボモータ等が故障した後、強風が吹くようになったときには、風車が高速回転し危険となる。
【0005】
この発明は、メインモータ等が故障したとき、風車ブレードを簡単かつ確実にフェザーリング状態まで回動させることができる風車ブレードのピッチ角制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、半径方向内端部がロータヘッドに回動可能に連結された複数の風車ブレードをそれぞれ回動させることでピッチ角を制御するようにした風車ブレードのピッチ角制御装置であって、風車ブレードに回転駆動力を付与するメインモータと、該メインモータをサーボ制御するメイン制御手段と、前記風車ブレードに回転駆動力を付与することができる流体モータから構成されたサブモータと、前記メインモータ、メイン制御手段が故障したときに、サブモータをサーボ制御しながら作動させ、該サブモータから風車ブレードに回転駆動力を付与することで風車ブレードをフェザーリング状態まで回動させるサブ制御手段とを備えることにより達成することができる。
【0007】
この発明においては、メインモータの他にサブモータを設置し、メインモータ等が故障したとき、サブモータをサブ制御手段により作動して風車ブレードをフェザーリング状態まで回動させるようにしたので、メインモータ等の故障後、強風が吹くようになっても風車を安全とすることができる。この際、サブ制御手段によりサブモータをサーボ制御するようにしているので、風負荷に関係なく風車ブレードを一定速度でフェザーリング状態まで回動させることができる。
【0008】
ここで、前記サブモータが、メインモータの作動時に該メインモータの回転に追従して回転すると、該サブモータからサブ制御手段にフィードバックが入力されてサブモータが誤った作動をしようとする。しかしながら、請求項2に記載のように構成すれば、メインモータの作動時、サブモータは従動回転することがないため、前述のような事態を防止することができる。
また、請求項3に記載のように構成すれば、メインモータ等が故障したとき、迅速にサブモータを作動させることができる。
【0009】
さらに、請求項4に記載のように構成すれば、アキュムレータを非常流体モータにも共用することができ、構造を簡単で製作費を安価とすることができる。
また、請求項5に記載のように構成すれば、風車ブレードがフェザーリング状態の直前まで回動したとき、アキュムレータ内の高圧流体を排出して風車ブレードに対する回動力付与を終了させることができ、これにより、風車ブレードがフェザーリング状態に到達したときの回動速度を低減させることができる。
さらに、請求項6に記載のように構成すれば、電気モータを間欠作動させることで消費エネルギーを抑制しながら、アキュムレータに貯蔵されている高圧流体の圧力を常時所定圧に維持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11は半径方向に延びるとともに周方向に等角度離れた複数の風車ブレードであり、これら風車ブレード11の半径方向内端部は円筒状を呈するとともに、風車本体に回転可能に支持された中空状ロータヘッド(図示していない)に回動可能に連結されている。そして、前記ロータヘッドは図示していない増速機および発電機に連結されており、この結果、風車ブレード11、ロータヘッドが該ロータヘッドの回転軸回りに回転すると、発電機は(風力)発電する。ここで、各風車ブレード11の半径方向内端部内周には内歯車12が形成されている。
【0011】
15は各風車ブレード11を回動させることでそのピッチ角、即ちロータヘッドに対する風車ブレード11の取付け角度を制御する複数(風車ブレード11と同数)のピッチ角制御装置であり、各ピッチ角制御装置15は前記ロータヘッドの内周に固定された固定カバー16の一側に取付けられている遊星歯車減速機、ここでは偏心揺動型減速機17を有する。
【0012】
20は固定カバー16の他側に取付けられた誘導電動式交流サーボモータ等からなるメインモータであり、このメインモータ20はメイン制御手段21によりサーボ制御される。ここで、前述のメイン制御手段21としては、例えば、メインモータ20のモータ軸22の回転を検出するエンコーダと、該エンコーダからの検出信号(フィードバック信号)および操作信号に基づいてメインモータ20に制御信号を出力するコントローラとを用いることができる。そして、通常時は、このメインモータ20が風車ブレード11に回転駆動力を付与し、該風車ブレード11のピッチ角を制御する。前記モータ軸22の先端部には第1伝達軸23が一体的に連結され、この第1伝達軸23の他端部は前記固定カバー16に回転可能に支持されている。
【0013】
前記減速機17は略円筒状をしたケース26を有し、このケース26内にはキャリア27が収納されるとともに、その内周には内歯としての多数の内歯ピン28が設けられている。29は前記キャリア27の一端に一体的に連結された出力軸であり、この出力軸29および前記キャリア27はケース26に回転可能に支持されている。
【0014】
33は前記ケース26内に収納された複数、ここでは2個のピニオンであり、これらピニオン33は軸方向に並列配置されている。また、これらピニオン33は外周に歯数が内歯ピン28の数より若干少ない外歯(図示せず)を有し、これら外歯は隣接するピニオン33において 180度だけ位相がずれた状態で前記内歯ピン28に噛み合っている。
【0015】
また、前記ピニオン33には複数の貫通孔37が形成され、これらの貫通孔37にはキャリア27に回転可能に支持されたクランク軸38の軸方向中央部に形成されている偏心部38aがそれぞれニードル軸受40を介装した状態で挿入されている。41は各クランク軸38の他端部に連結された入力歯車であり、これら入力歯車41には前記第1伝達軸23の先端部(一端部)外周に形成された出力外歯車42が噛み合っている。
【0016】
そして、メインモータ20のモータ軸22の駆動回転が第1伝達軸23を介して入力歯車41に伝達され、クランク軸38が回転すると、偏心部38aは貫通孔37内において偏心回転しピニオン33を偏心回転(公転)させる。このとき、ケース26が静止しており、また、ピニオン33の外歯の歯数が内歯ピン28の数より若干少ないので、キャリア27、出力軸29は低速で回転する。前述したケース26、キャリア27、内歯ピン28、ピニオン33、クランク軸38、入力歯車41は全体として、メインモータ20のモータ軸22から入力された回転を大減速比で減速して出力軸29に出力する前記減速機17を構成する。
【0017】
45は前記出力軸29に連結された外歯車であり、この外歯車45は前記風車ブレード11の内歯車12に噛み合っている。そして、通常時は、メイン制御手段21のサーボ制御によってメインモータ20のモータ軸22が回転するが、このモータ軸22の回転は減速機17により減速された後、風車ブレード11に伝達され、該風車ブレード11を回動させてそのピッチ角を変更する。
【0018】
48はメインモータ20の側方にこれと平行に設置されたサブモータであり、このサブモータ48は、流体モータ、ここでは斜板式流体モータから構成され、一端が固定カバー16に固定され円筒状を呈する支持ケース49の他端部に挿入されながら取付けられている。そして、このサブモータ48は、前記メインモータ20またはメイン制御手段21の少なくともいずれか一方が断線・停電等によって故障したときのみ作動することで、風車ブレード11に回転駆動力を付与することができる。
【0019】
図1、2、3において、前記サブモータ48は内部に収納室52が形成されたモータケース53を有し、このモータケース53には収納室52に収納された回転軸54が回転可能に支持されている。55は前記収納室52に収納された円筒状のシリンダブロックであり、このシリンダブロック55には前記回転軸54が挿入されてスプライン結合されている。前記シリンダブロック55に形成された複数のシリンダ穴56にはプランジャ57がそれぞれ摺動可能に挿入され、これらプランジャ57の先端(一端)にはシュー58が連結されている。
【0020】
61はシリンダブロック55と後述するハウジングとの間に介装されたタイミングプレートであり、このタイミングプレート61に形成された一対の給排孔には一対の主通路62、63がそれぞれ接続されている。64は収納室52に収納された略リング状の斜板であり、この斜板64には傾斜面64aが形成され、この傾斜面64aには前記シュー58が摺接している。そして、前記主通路62からタイミングプレート61の給排孔を通じてシリンダ穴56に高圧流体が供給されると、シリンダブロック55、回転軸54が回転する。前述したモータケース53、回転軸54、シリンダブロック55、プランジャ57、シュー58、タイミングプレート61、斜板64は全体として、前記サブモータ48を構成し、このサブモータ48には前述のように一対の主通路62、63が接続されている。
【0021】
67は前記第1伝達軸23に平行に延びる第2伝達軸であり、この第2伝達軸67は前記固定カバー16内に収納されるとともに、該固定カバー16に両端部が回転可能に支持されている。前記第1伝達軸23の外周には第1外歯車69が、一方、前記第2伝達軸67の外周には第2外歯車70がそれぞれ形成され、これら第1、第2外歯車69、70の双方には第1伝達軸23と第2伝達軸67との間に配置されたアイドル歯車71が噛み合っている。ここで、このアイドル歯車71は固定カバー16に支持された支持軸72に回転可能に支持されている。前述した第1、第2伝達軸23、67、アイドル歯車71は全体として、前述したサブモータ58からの回転を減速機17を介して風車ブレード11に伝達する伝達手段74を構成する。
【0022】
図1、2、3、4において、77はサブモータ48の他端面に固定されたハウジングであり、このハウジング77内にはサブモータ48の回転軸54に直交する方向に延びる貫通した断面円形のスプール孔78が形成されている。そして、このスプール孔78の先端開口はハウジング77に固定された先端キャップ79により閉止され、一方、後端開口はハウジング77に固定された後端キャップ80により閉止されている。
【0023】
83は前記スプール孔78内に摺動可能に挿入されたスプールであり、このスプール83は先端キャップ79に取付けられたキー84により回り止めされながらスプール孔78内を軸方向に移動することができる。このスプール83の外周には先端側から後端側に向かって軸方向に離れた2個の環状溝83a、83bが順次形成されている。前述したスプール孔78、スプール83、キー84は全体として、軸方向に移動可能なスプール83を有するサーボ制御弁85を構成する。
【0024】
88は所定圧の高圧流体を貯蔵するアキュムレータ89に一端が接続された供給通路であり、この供給通路88の他端は前記サーボ制御弁85、詳しくはスプール孔78に接続され、この供給通路88を通じてアキュムレータ89からの高圧流体がサーボ制御弁85に導かれる。また、91はタンク90とサーボ制御弁85、詳しくはスプール孔78とを接続する排出通路であり、この排出通路91はサーボ制御弁85から流出した低圧の戻り流体をタンク90に導く。このようにサーボ制御弁85はサブモータ48に接続された一対の主通路62、63と、供給通路88、排出通路91との間に介装されているのである。
【0025】
そして、前記サーボ制御弁85のスプール83が図4に実線で示す位置で停止しているときには、サーボ制御弁85は中立位置に位置しているため、スプール83によって主通路62と供給通路88および主通路63と排出通路91とは遮断されているが、該スプール83が後端側に移動すると、サーボ制御弁85が流れ位置に切換えられ、主通路62と供給通路88とが環状溝83bを通じて、また、主通路63と排出通路91とが環状溝83aを通じて連通し、これにより、アキュムレータ89からの高圧流体がサーボ制御弁85、主通路62を介してサブモータ48に供給され、該サブモータ48をサーボ制御しながら作動、即ち回転軸54を回転させるとともに、サブモータ48から流出した低圧の戻り流体がタンク90に排出される。
【0026】
前記環状溝83a、b間のスプール83には切り欠き94が形成され、この切り欠き94内には略円筒状をしたスリーブ95を回転可能に支持するスラストブッシュ96が収納固定されている。この結果、前記スリーブ95はスラストブッシュ96を介してスプール83に回転可能に支持されることになる。97はスプール83の中心軸上に形成された遊嵌孔であり、この遊嵌孔97には先端部外周におねじ98を有するねじ軸99が遊嵌されている。 100は前記スリーブ95の内周に形成されためねじであり、このめねじ 100には前記ねじ軸99のおねじ98が螺合している。この結果、ねじ軸99が回転すると、おねじ98、めねじ 100のねじ作用により、スリーブ95はスプール83と共に軸方向に一体的に移動する。
【0027】
103はハウジング77の後端面に取付けられた斜板式等の非常流体モータであり、この非常流体モータ 103は流入通路 104および供給通路88を介してアキュムレータ89に接続されている。 105は前記非常流体モータ 103とタンク90とを接続する流出通路であり、これら流入、流出通路 104、 105の途中には、換言すればアキュムレータ89と非常流体モータ 103との間には電磁弁からなる開閉弁 106が介装されている。
【0028】
そして、この開閉弁 106は、通常の通電時には、閉位置に位置してアキュムレータ89から非常流体モータ 103への高圧流体の流入を遮断しているが、前述のメインモータ20、メイン制御手段21が断線、停電等によって故障すると、同時に通電が遮断されるため、開位置に切換わってアキュムレータ89から非常流体モータ 103に流入通路 104を通じて高圧流体を供給し、該非常流体モータ 103を作動させて後述の変換移動手段に回転駆動力を付与する。このとき、非常流体モータ 103から流出した低圧の戻り流体は流出通路 105を通じてタンク90に排出される。
【0029】
107は開閉弁 106と非常流体モータ 103との間の流入通路 104に介装された流量調整弁であり、この流量調整弁 107は流入通路 104を流れる高圧流体の流量を制御することにより、非常流体モータ 103の出力軸の回転速度をコントロールする。ここで、前記非常流体モータ 103の出力軸は後端キャップ80を貫通するねじ軸99の後端部に連結されている。この結果、この非常流体モータ 103は、開閉弁 106が開位置に切換わったとき、流量調整弁 107により流量制御されたアキュムレータ89からの高圧流体に応じた回転駆動力を発生し、該回転駆動力を後述する変換移動手段のねじ軸99に付与する。
【0030】
110は前記ハウジング77内に成形されサブモータ48の回転軸54と同軸の遊嵌孔であり、この遊嵌孔 110の他端開口は受け部材 111によって閉止されている。 112は前記遊嵌孔 110内に遊嵌された伝達軸であり、この伝達軸 112の一端部は前記回転軸54の他端部にスプライン結合され、一方、その他端部は前記受け部材 111に回転可能に支持されている。この結果、この伝達軸 112は前記回転軸54と一体的に回転することができる。
【0031】
前記伝達軸 112の中央部外周にははすば歯車 116が一体形成され、このはすば歯車 116は前記スリーブ95の中央部外周に形成されたはすば歯車 117に噛み合っている。ここで、このスリーブ95の回転軸線と伝達軸 112の回転軸線とはねじれ状態で直交しているので、前記はすば歯車 116、 117は直交ヘリカルスパイラルギアを構成する。
【0032】
この結果、前記ねじ軸99が非常流体モータ 103の作動により右回転すると、スリーブ95は、はすば歯車 116、 117によりねじ軸99との一体回転が制限されているため、左回転しながら軸方向に、ここでは後端側に向かって移動し、これにより、スプール83もスリーブ95と一体的に軸方向(後端側)に移動してサーボ制御弁85が流れ位置に切換わり、主通路62、供給通路88同士、および、主通路63、排出通路91同士が連通する。前述したスリーブ95、スラストブッシュ96、ねじ軸99、はすば歯車 117は全体として、非常流体モータ 103から回転駆動力が付与されたとき、該回転駆動力を軸方向移動力に変換して前記サーボ制御弁85のスプール83を軸方向に移動させる変換移動手段 120を構成する。
【0033】
また、前述した伝達軸 112、はすば歯車 116は全体として、前記サブモータ48、詳しくは回転軸54に連結された機械式伝達手段 122を構成し、この機械式伝達手段 122は前記サブモータ48の回転力を前記変換移動手段 120のはすば歯車 117にフィードバックし、スプール83を前記非常流体モータ 103による移動方向と逆方向に移動させる。
【0034】
そして、前記アキュムレータ89は、開閉弁 106が開位置に切換わって非常流体モータ 103が作動し、サーボ制御弁85のスプール83が流れ位置に切換わると、貯蔵していた高圧流体を供給通路88、一方の主通路62を通じてサブモータ48に供給し、該サブモータ48を作動させる。このとき、サブモータ48の回転軸54の回転は機械式伝達手段 122によりフィードバック力として変換移動手段 120に伝達されるため、スプール83は非常流体モータ 103による移動方向と逆方向に移動して中立位置に復帰しようとし、これにより、サブモータ48がサーボ制御される。このようにサブモータ48がサーボ制御されて回転軸54が回転すると、この回転は伝達手段74を介して減速機17に伝達され、高比で減速された後、風車ブレード11に伝達されて該風車ブレード11をフェザーリング状態まで回動させる。
【0035】
前述した主通路62、63、サーボ制御弁85、供給通路88、アキュムレータ89、排出通路91、非常流体モータ 103、流入、流出通路 104、 105、開閉弁 106、流量調整弁 107、変換移動手段 120、機械式伝達手段 122は全体として、前記メインモータ20、メイン制御手段21が故障したときに、サブモータ48をサーボ制御しながら作動させ、該サブモータ48から風車ブレード11に回転駆動力を付与することで風車ブレード11をフェザーリング状態(風車ブレード11が風向きと平行となった状態)まで回動させるサブ制御手段 124を構成する。
【0036】
ここで、前述のようにサブ制御手段 124の一部として、主通路62、63、サーボ制御弁85、供給通路88、アキュムレータ89、排出通路91を用いるようにすれば、メインモータ20等が故障したとき、流体ポンプを立ち上げることなくアキュムレータ89からサブモータ48に高圧流体を供給することができ、この結果、迅速にサブモータ48を作動させることができる。
【0037】
また、前述のようにサブ制御手段 124の一部として、非常流体モータ 103、開閉弁 106、変換移動手段 120、機械式伝達手段 122を用いるようにすれば、アキュムレータ89をサブモータ48と非常流体モータ 103とに共用することができ、構造を簡単で製作費を安価とすることができる。
【0038】
ここで、前記第2伝達軸67とサブモータ48の回転軸54とが直結されていると、メインモータ20が作動したとき、回転軸54がメインモータ20のモータ軸22に追従して回転するため、該回転軸54からサブ制御手段 124にフィードバックが入力されてサブモータ48が誤った作動をしようとする。このため、この実施形態においては、前記サブモータ48と風車ブレード11の間、詳しくはサブモータ48と伝達手段74との間にクラッチ手段 127を介装し、これにより、前述のようなときにサブモータ48と風車ブレード11(伝達手段74)との間の回転伝達を遮断してサブモータ48の従動回転を防止し、サブモータ48が誤った作動をするのを防止している。
【0039】
ここで、前記クラッチ手段 127はサブモータ48の回転軸54に固定された駆動部材 128を有する。 129は第2伝達軸67の他端に連結された被駆動部本体であり、この被駆動部本体 129の他端部にはリング状をした摩擦プレート 130が軸方向に移動可能に嵌合されるとともに、この摩擦プレート 130と前記被駆動部本体 129との間には該摩擦プレート 130を他側(駆動部材 128に接近する側)に向かって付勢する図示していないばね等の付勢部材が介装されている。前述した被駆動部本体 129、摩擦プレート 130、付勢部材は全体として被駆動部材 131を構成する。
【0040】
前記被駆動部本体 129の外側には支持ケース49に取付けられたリング状の電磁石 134が嵌合され、この電磁石 134と被駆動部材 131との間には被駆動部材 131からの回転を遮断する軸受 135が介装されている。前述した駆動部材 128、被駆動部材 131、電磁石 134、軸受 135は全体として、前記クラッチ手段 127を構成する。
【0041】
そして、このクラッチ手段 127においては、前記メインモータ20への通電と同時に電磁石 134に対する通電が行われるが、このとき、摩擦プレート 130が電磁石 134に吸着されることで、付勢部材の付勢力に対抗して駆動部材 128から離脱するまで一側に移動し、被駆動部材 131から駆動部材 128への回転伝達を遮断する。一方、メインモータ20等の故障により、電磁石 134に対する通電が遮断されると、摩擦プレート 130が付勢部材に付勢されて駆動部材 128に係合するまで他側に移動し、駆動部材 128から被駆動部材 131への回転伝達が可能となる。
【0042】
139は供給通路88とタンク90とを接続する補充通路であり、この補充通路 139の途中には、電気モータ 140により駆動されて作動したとき、タンク90から流体を吸入して高圧流体を供給通路88(アキュムレータ89)に供給補充する流体ポンプ 141が介装されている。 142は検出通路 143を介して供給通路88(アキュムレータ89)に接続された検出スイッチであり、この検出スイッチ 142はアキュムレータ89の内圧を検出し、該内圧が流体の漏洩等により所定圧未満となったとき、電気モータ 140に通電して流体ポンプ 141を作動させ、アキュムレータ89に高圧流体を補充する一方、アキュムレータ89の内圧が所定圧まで上昇すると、電気モータ 140、流体ポンプ 141の作動を停止させる。
【0043】
これにより、電気モータ 140は間欠作動することとなり、この結果、消費エネルギーを抑制しながら、アキュムレータ89に貯蔵されている高圧流体の圧力を常時所定圧に維持することができる。なお、 144は流体ポンプ 141より供給通路88側の補充通路 139に介装されたチェック弁であり、このチェック弁 144は高圧流体がアキュムレータ89から補充通路 139を通じてタンク90に逆流する事態を防止している。また、 145は補充通路 139等の各通路の内圧が異常高圧となったとき、高圧流体をタンク90に戻すリリーフ弁、 146は主通路62または63におけるキャビテーションを防止する防止回路である。
【0044】
150は一端が供給通路88を介してアキュムレータ89に、他端がタンク90にそれぞれ接続された接続通路であり、この接続通路 150の途中には、通常は閉止しているが、開弁力を受けたとき開弁してアキュムレータ89に貯蔵されている高圧流体をタンク90に排出する排出弁 151が介装されている。 152は風車ブレード11の半径方向内端部に取付けられた開弁カムであり、この開弁カム 152は、前記サブモータ48の作動により排出弁 151に徐々に接近するが、風車ブレード11がフェザーリング状態の直前まで回動すると、前記排出弁 151に係合して該排出弁 151に開弁力を付与する。
【0045】
このように排出弁 151、開弁カム 152を用いて風車ブレード11がフェザーリング状態の直前まで回動したとき、アキュムレータ89内の高圧流体をタンク90に排出して風車ブレード11に対する回動力付与を終了させるようにすれば、風車ブレード11がフェザーリング状態に到達したときの回動速度を低減させることができ、これにより、風車ブレード11がフェザーリング状態に到達したときのストッパー(図示していない)に対する衝撃を緩和することができる。
【0046】
次に、この発明の一実施形態の作用について説明する。
通常時において風車ブレード11のピッチ角を変更する場合には、メインモータ20をメイン制御手段21によりサーボ制御しながら作動させてモータ軸22を回転させるが、このモータ軸22の回転は入力歯車41を介してクランク軸38に伝達され、該クランク軸38を同期回転させる。このとき、ケース26が静止しており、また、ピニオン33の外歯の歯数が内歯ピン28の数より若干少ないので、前記モータ軸22の回転は減速機17により減速されて出力軸29、外歯車45に出力され、該外歯車45を低速で回転させる。ここで、前記外歯車45には風車ブレード11に形成された内歯車12が噛み合っているので、外歯車45の回転により風車ブレード11は回動し、そのピッチ角が変更される。
【0047】
このようなメインモータ20の作動時、該メインモータ20のモータ軸22の回転が伝達手段74を通じてサブモータ48に伝達され、該サブモータ48の回転軸54が追従回転すると、該回転軸54からサブ制御手段 124にフィードバックが入力されてサブモータ48が誤った作動をしようとする。このため、前述のようなメインモータ20の作動時には、電磁石 134に対し通電して摩擦プレート 130を電磁石 134により吸着することで、クラッチ手段 127における被駆動部材 131から駆動部材 128への回転伝達を遮断し、前述のようなサブモータ48の従動回転を防止するようにしている。
【0048】
そして、前記風車ブレード11のピッチ角は、通常の運転時には、10〜30度の範囲内で制御されており、風が弱くなった場合には、ピッチ角が小さくなるよう風車ブレード11を回動させてロータヘッドの回転を増速させ、一方、風が強くなった場合には、ピッチ角が大きくなるよう風車ブレード11を回動させてロータヘッドの回転を減速させ、強風時の危険を回避しながら、発電効率を向上させるようにしている。なお、前述のような通常時、検出スイッチ 142はアキュムレータ89の内圧を常時検出するとともに、該内圧が流体の漏洩等により所定圧未満となると、電気モータ 140に通電して流体ポンプ 141を作動させ、アキュムレータ89に高圧流体を所定圧となるまで補充する。
【0049】
ここで、断線・停電等によりメインモータ20、メイン制御手段21が故障した非常時となると、風車ブレード11のピッチ角制御ができなくなり、特に、弱い風に対して風車ブレード11のピッチ角が設定されているときに前述のような故障が発生し、その後、強風が吹くようになると、風車が高速回転し危険となる。このような場合には、以下のようにサブ制御手段 124によりサブモータ48をサーボ制御しながら作動して風車ブレード11をフェザーリング状態まで回動させる。
【0050】
即ち、前述のようにメインモータ20等が故障すると、開閉弁 106に対する通電が遮断されるため、該開閉弁 106が閉位置から開位置に切換わり、アキュムレータ89から非常流体モータ 103に流入通路 104を通じて高圧流体が供給される。このとき、非常流体モータ 103に流入する流体量は流量調整弁 107により制御されるため、該非常流体モータ 103の出力軸の回転速度は適切な値にコントロールされる。
【0051】
このようにして非常流体モータ 103の出力軸およびねじ軸99が、例えば右回転すると、スリーブ95は、はすば歯車 116、 117によりねじ軸99との一体回転が制限されているため、左回転しながら軸方向に、ここでは後端側に向かって移動し、これにより、スプール83もスリーブ95と一体的に軸方向(後端側)に移動してサーボ制御弁85が中立位置から流れ位置に切換わり、主通路62、供給通路88同士、および、主通路63、排出通路91同士が連通する。この結果、アキュムレータ89からの高圧流体がサーボ制御弁85、主通路62を通じてサブモータ48に供給され、該サブモータ48を作動、即ち回転軸54を回転させる。
【0052】
このとき、クラッチ手段 127の電磁石 134に対する通電も遮断されるため、摩擦プレート 130が付勢部材に付勢されて駆動部材 128に係合するまで他側に移動し、駆動部材 128から被駆動部材 131への回転伝達が可能となる。この結果、前記サブモータ48の回転軸54の回転は、クラッチ手段 127、伝達手段74を介して減速機17に入力されるが、この減速機17において前述と同様に減速された後、外歯車45に出力され、該外歯車45を低速回転させる。これにより、メインモータ20等が故障をしたとき、風車ブレード11をフェザーリング状態に向かって回動させることができる。
【0053】
ここで、前述した回転軸54の回転は伝達軸 112に伝達されてはすば歯車 116を回転させるが、このはすば歯車 116はスリーブ95のはすば歯車 117に噛み合っているので、前記スリーブ95は前述とは逆に右回転しながら前記非常流体モータ 103による移動方向と逆方向の先端側に向かって移動し、サーボ制御弁85のスプール83は中立位置に向かって復帰しようとする。このようにしてサブモータ48の回転力ははすば歯車 117にフィードバックされる。
【0054】
このようなサブモータ48の作動時、変換移動手段 120には非常流体モータ 103、回転軸54からスプール83に逆方向の軸方向移動を発生させる回転力が付与されるが、この回転軸54の回転は非常流体モータ 103の出力軸およびねじ軸99の回転より僅かに遅れるため、サーボ制御弁85のスプール83は流れ位置に保持され、風車ブレード11はフェザーリング状態に向かって一定速度で回動を継続する。
【0055】
そして、前記風車ブレード11がフェザーリング状態の直前まで回動してくると、開弁カム152が排出弁 151に係合して該排出弁 151に開弁力を付与する。この結果、排出弁 151が閉から開に切換わってアキュムレータ89内の高圧流体が供給通路88、接続通路 150を通じてタンク90に排出され、これにより、サブモータ48に対する高圧流体の供給が停止して風車ブレード11に対する回動力付与が終了する。
【0056】
その後、風車ブレード11は慣性および風負荷によってフェザーリング状態まで回動するとともにストッパーに当接して回動が規制されるが、前述のように風車ブレード11がフェザーリング状態に到達する直前に回動力付与を終了させると、該風車ブレード11がフェザーリング状態に到達したときの回動速度が低減し、ストッパーに対して衝突したときの衝撃が緩和される。
【0057】
このように、この実施形態においては、メインモータ20の他にサブモータ48を設置し、メインモータ20等が故障したとき、サブモータ48をサブ制御手段 124により作動して風車ブレード11をフェザーリング状態まで回動させるようにしたので、メインモータ20等の故障後、強風が吹くようになっても風車を安全とすることができる。この際、サブ制御手段 124によりサブモータ48をサーボ制御するようにしているので、風負荷に関係なく風車ブレード11を一定速度でフェザーリング状態まで回動させることができる。
【0058】
なお、前述の実施形態においては、サブ制御手段 124をサーボ制御弁85、アキュムレータ89、非常流体モータ 103、変換移動手段 120、機械式伝達手段 122等の機械部品を組み合わせることで構成したが、この発明においては、サブモータの出力軸の回転を検出するエンコーダ等の検出センサと、操作信号および検出センサからの検出信号に基づいてサーボ制御弁に制御信号を出力し、該サーボ制御弁を制御する比較器とから構成するようにしてもよい。
【0059】
また、前述の実施形態においては、メインモータ20等が故障したとき、サブモータ48にアキュムレータ89からの高圧流体を供給するようにしたが、この発明においては、故障と同時に油圧ポンプを起動して該油圧ポンプから吐出された高圧流体をサブモータに供給するようにしてもよい。さらに、前述の実施形態においては、クラッチ手段 127を電気(電磁石 134)で制御するようにしたが、この発明においては、アキュムレータからの流体圧(ピストン)によって制御するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、メインモータ等が故障したとき、風車ブレードを簡単かつ確実にフェザーリング状態まで回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す回路図である。
【図2】メイン、サブモータ近傍の一部破断正面図である。
【図3】サブモータ、サブ制御手段近傍の正面断面図である。
【図4】図3のI−I矢視断面図である。
【符号の説明】
11…風車ブレード 15…ピッチ角制御装置
20…メインモータ 21…メイン制御手段
48…サブモータ 62、63…主通路
83…スプール 85…サーボ制御弁
88…供給通路 89…アキュムレータ
91…排出通路 103…非常流体モータ
106…開閉弁 120…変換移動手段
122…機械式伝達手段 124…サブ制御手段
127…クラッチ手段 140…電気モータ
141…流体ポンプ 142…検出スイッチ
150…接続通路 151…排出弁
152…開弁カム

Claims (6)

  1. 半径方向内端部がロータヘッドに回動可能に連結された複数の風車ブレードをそれぞれ回動させることでピッチ角を制御するようにした風車ブレードのピッチ角制御装置であって、風車ブレードに回転駆動力を付与するメインモータと、該メインモータをサーボ制御するメイン制御手段と、前記風車ブレードに回転駆動力を付与することができる流体モータから構成されたサブモータと、前記メインモータ、メイン制御手段が故障したときに、サブモータをサーボ制御しながら作動させ、該サブモータから風車ブレードに回転駆動力を付与することで風車ブレードをフェザーリング状態まで回動させるサブ制御手段とを備えたことを特徴とする風車ブレードのピッチ角制御装置。
  2. 前記サブモータが、メインモータの作動時に該メインモータの回転に追従して回転するとき、サブモータと風車ブレードとの間に回転伝達を遮断することができるクラッチ手段を設け、メインモータの作動時に該クラッチ手段により回転伝達を遮断してサブモータの従動回転を防止するようにした請求項1記載の風車ブレードのピッチ角制御装置。
  3. 前記サブ制御手段は、サブモータに接続された一対の主通路と供給通路、排出通路との間に介装され、軸方向に移動可能なスプールを有するサーボ制御弁と、前記供給通路に接続されるとともに、所定圧の高圧流体を貯蔵し、サーボ制御弁のスプールが移動したとき、高圧流体を一方の主通路を通じてサブモータに供給し、該サブモータを作動させるアキュムレータとを備えた請求項1または2記載の風車ブレードのピッチ角制御装置。
  4. 前記サブ制御手段は、回転駆動力を受けたとき、該回転駆動力を軸方向移動力に変換して前記サーボ制御弁のスプールを移動させる変換移動手段と、前記アキュムレータに接続されるとともに、変換移動手段に回転駆動力を付与することができる非常流体モータと、アキュムレータと非常流体モータとの間に介装された開閉弁と、サブモータの回転を前記変換移動手段にフィードバックし、スプールを非常流体モータによる移動方向と逆方向に移動させる機械式伝達手段とをさらに備え、メインモータ、メイン制御手段が故障したとき、開閉弁を開にしてアキュムレータから高圧流体を非常流体モータに供給することにより、該非常流体モータから変換移動手段に回転駆動力を付与するようにした請求項3記載の風車ブレードのピッチ角制御装置。
  5. 前記アキュムレータとタンクとを接続する接続通路と、該接続通路の途中に介装され、開弁力を受けたとき開弁する排出弁と、風車ブレードの半径方向内端部に取付けられ、該風車ブレードがフェザーリング状態の直前まで回動してきたとき、排出弁に開弁力を付与する開弁カムとをさらに設けた請求項3または4記載の風車ブレードのピッチ角制御装置。
  6. 前記アキュムレータに高圧流体を供給することができる流体ポンプと、該流体ポンプを作動させる電気モータと、前記アキュムレータの内圧を検出し、該アキュムレータの内圧が所定圧未満となったとき、電気モータに通電して流体ポンプを作動させる検出スイッチとをさらに設けた請求項3〜5のいずれかに記載の風車ブレードのピッチ角制御装置。
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