JP2010270703A - 水平軸風車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の水平軸風車は、ハブ1及びブレード2の双方に対して該ブレードのピッチ軸回りに回転自在の介在部5b,6b,7を介して該ハブと該ブレードとが連結され、ハブに対して介在部を相対回転させるハブ対介在部駆動装置10と、介在部に対してブレードを相対回転させるブレード対介在部駆動装置11とを備える。ハブ対介在部角度センサ、ブレード対介在部角度センサ、ハブ対ブレード角度センサを備え、双方の駆動装置装置を制御してもいずれの駆動装置を制御してもハブに対するブレードのピッチ角を制御可能に構成される。タワーとナセルの間にも同様の連結機構、駆動・制御機構を適用する。
【選択図】図3
Description
ピッチ可変式の水平軸風車としては、全てのブレードのピッチ角がリンク機構で互いに機械的に連結されていて一斉に操作される連動式のほか、近年では、ブレード毎にピッチ駆動制御システムを有していて、ブレード毎に独立してピッチ角を制御可能な独立ピッチ可変式の水平軸風車も利用されている。
独立ピッチ可変式の水平軸風車にあっては、暴風時にいずれかのブレードのピッチ駆動装置が故障した場合でも、他のブレードの一枚以上或いは全てをフェザーにすることでロータの過回転を防止し安全性を確保することができる。
特許文献1のピッチ角制御装置にあっては、メインモータとサブモータとで、それの駆動力のブレードへの伝達機構が一部共通している。すなわち、同文献図1等に記載の「減速機(17)」、その「出力軸(29)」、「出力軸(29)」に連結された「外歯車(45)」、ブレードに設けられ、「外歯車(45)」と噛合する「内歯車(12)」は、メインモータとサブモータとで共通の伝達機構である。
したがって、歯車の噛合い部分に異物が挟まるなどして共通の伝達機構が動作不能に陥った場合には、ピッチ制御は不能になってしまい、メインモータも、サブモータも役に立たない。
特許文献1のようなサブモータシステムをナセルのヨー駆動に適用する場合を想定しても、共通の伝達機構が存在する限り、同様の問題が生じる。
また、特許文献1のようなサブモータシステムでは、サブモータをメインモータの故障時であって強風時にブレードをフェザーにするために使用するに止まっており、2つのモータの利用性に欠けている。
さらにまた別の問題として、ブレード、ナセルなどの駆動対象物又はハブ、タワーなどの基礎部分に固定されるリングギア等は、すべての歯が均等に使用されずに、限定された角度範囲にある歯がよく磨耗し、使用寿命が短期化するという問題がある。
前記ハブ及び前記ブレードの双方に対して該ブレードのピッチ軸回りに回転自在の介在部を介して該ハブと該ブレードとが連結され、
前記ハブに対して前記介在部を相対回転させるハブ対介在部駆動装置と、前記介在部に対して前記ブレードを相対回転させるブレード対介在部駆動装置とを備える水平軸風車である。
前記ピッチ制御手段は、前記ハブ対介在部角度センサの検出値及び前記ブレード対介在部角度センサの検出値に基づくことにより、前記ハブ対介在部駆動装置及び前記ブレード対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記ハブに対する前記ブレードの前記ピッチ軸回りの角度を制御可能に構成された請求項1に記載の水平軸風車である。
前記ピッチ制御手段は、前記ハブ対ブレード角度センサの検出値に基づくことにより、前記ハブ対介在部駆動装置及び前記ブレード対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記ハブに対する前記ブレードの前記ピッチ軸回りの角度を制御可能に構成された請求項1又は請求項3に記載の水平軸風車である。
さらに、前記ハブに対する前記介在部の相対回転方向と、前記介在部に対する前記ブレードの相対回転方向とが逆方向になるように、前記ハブ対介在部駆動装置及び前記ブレード対介在部駆動装置の双方を制御して、その相殺分により前記リングギアと前記ギアとの噛合位置を変更制御する噛合位置制御手段を備える請求項1に記載の水平軸風車である。
前記タワー及び前記ナセルの双方に対して該ナセルのヨー軸回りに回転自在の介在部を介して該タワーと該ナセルとが連結され、
前記タワーに対して前記介在部を相対回転させるタワー対介在部駆動装置と、前記介在部に対して前記ナセルを相対回転させるナセル対介在部駆動装置とを備える水平軸風車である。
前記ヨー制御手段は、前記タワー対介在部角度センサの検出値及び前記ナセル対介在部角度センサの検出値に基づくことにより、前記タワー対介在部駆動装置及び前記ナセル対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記タワーに対する前記ナセルの前記ピッチ軸回りの角度を制御可能に構成された請求項6に記載の水平軸風車である。
前記ヨー制御手段は、前記タワー対ナセル角度センサの検出値に基づくことにより、前記タワー対介在部駆動装置及び前記ナセル対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記タワーに対する前記ナセルの前記ヨー軸回りの角度を制御可能に構成された請求項6又は請求項8に記載の水平軸風車である。
さらに、前記タワーに対する前記介在部の相対回転方向と、前記介在部に対する前記ナセルの相対回転方向とが逆方向になるように、前記タワー対介在部駆動装置及び前記ナセル対介在部駆動装置の双方を制御して、その相殺分により前記リングギアと前記ギアとの噛合位置を変更制御する噛合位置制御手段を備える請求項6に記載の水平軸風車である。
したがって、2系統のピッチ駆動装置のうちいずれか一方の駆動源やその制御系に異常が生じた場合のみならず、その駆動力伝達機構に異常が生じて動作不能となっても、他方のピッチ駆動装置によりブレードのピッチ角を駆動制御することができるという効果がある。そのため、一方のピッチ駆動装置が動作不能となっても、ロータに発電等の仕事を行わせる稼動運転動作を継続することもでき、暴風時にブレードをフェザーにする暴風時待機動作を行うこともできる。
また、ハブ対介在部駆動装置及びブレード対介在部駆動装置の双方が健在の場合に、双方を制御してブレードのピッチ角を制御することができる。
また噛合位置制御手段を設ければ、ブレードのピッチ角の制御に影響を与えることなく、リングギアとこれに噛合するギアとの噛合位置を変更することができ、ギアの磨耗の不均等を抑え使用寿命を長期化することができる。
適用する角度センサとしては、ハブ対介在部角度センサ及びブレード対介在部角度センサを採用するか、ハブ対ブレード角度センサを採用することが好ましい。ハブ対ブレード角度センサを採用する場合には、ブレードのピッチ角をより正確に検出することができる。また、これら3つの角度センサをすべて採用してもよい。この場合は、一方の系統が故障したときに他方の系統で補いブレードのピッチ角制御を行うことができる。
したがって、2系統のヨー駆動装置のうちいずれか一方の駆動源やその制御系に異常が生じた場合のみならず、その駆動力伝達機構に異常が生じて動作不能となっても、他方のヨー駆動装置によりナセルのヨー角を駆動制御することができるという効果がある。そのため、一方のヨー駆動装置が動作不能となっても、ロータに発電等の仕事を行わせる稼動運転動作の時でも、その稼動運転を停止して暴風時に待機する時であっても、ロータを所望の方向(主に風に対して正対方向)に制御することができる。
また、タワー対介在部駆動装置及びナセル対介在部駆動装置の双方が健在の場合に、双方を制御してナセルのヨー角を制御することができる。
また噛合位置制御手段を設ければ、ナセルのヨー角の制御に影響を与えることなく、リングギアとこれに噛合するギアとの噛合位置を変更することができ、ギアの磨耗の不均等を抑え使用寿命を長期化することができる。
適用する角度センサとしては、タワー対介在部角度センサ及びナセル対介在部角度センサを採用するか、タワー対ナセル角度センサを採用することが好ましい。タワー対ナセル角度センサを採用する場合には、ナセルのヨー角をより正確に検出することができる。また、これら3つの角度センサをすべて採用してもよい。この場合は、一方の系統が故障したときに他方の系統で補いナセルのヨー角制御を行うことができる。
図2、図3に示すように、ハブ1にベアリング装置5を介して内歯のリングギア8が取り付けられ、ブレード2にベアリング装置6を介して内歯のリングギア9が取り付けられる。ベアリング装置5,6及びリングギア8,9は、ブレード2のピッチ軸PAを中心に同軸に配置される。
ベアリング装置5の外輪部5aがハブ1に固定され、ベアリング装置6の外輪部6aがブレード2に固定され、ベアリング装置5の内輪部5bとベアリング装置6の内輪部6bとがシャンク7を介して固定される。シャンク7は、リング状の接続部品であり、必要により適用する。周知のように、ベアリング装置5(6)の外輪部5a(6a)と内輪部5b(6b)とは間にベアリングを保持して相対回転する。
角度センサ13,14はそれぞれロータリエンコーダである。角度センサ13の本体はハブ1に固定される。角度センサ13の入力軸13aに装着されたピニオンギア13bがリングギア8と噛合する。角度センサ14の本体はブレード2に固定される。角度センサ14の入力軸14aに装着されたピニオンギア14bがリングギア9と噛合する。入力軸13a,14bがリングギア8,9に従動して回転し、角度センサ13,14はその回転量に応じた信号を出力する。
なお、モータ10と角度センサ13、及びモータ11と角度センサ14とは干渉しないように、例えば図6に示すように、異なる角度位置に配置する。
角度センサ15はロータリエンコーダである。角度センサ15の本体はハブ1に固定される。角度センサ15の入力軸15aに装着されたピニオンギア15bがリングギア9と噛合する。入力軸15aがリングギア8,9に従動して回転し、角度センサ15はその回転量に応じた信号を出力する。
なお、角度センサ15は、モータ10,11及び角度センサ13,14と干渉しないように、異なる角度位置に配置する。
ハブ対ブレード角度センサ15は、ハブ対介在部角度センサ13及びブレード対介在部角度センサ14に代えて採用してもよいし、これらとともに採用しても良い。
制御装置は、ハブ対介在部角度センサ13の検出値及びブレード対介在部角度センサ14の検出値に基づき、これらの検出値を加算することにより、ハブ1に対するブレード2のピッチ軸PA回りの角度、すなわち、ブレード2のピッチ角を算出する。
また制御装置は、ハブ対ブレード角度センサ15の検出値に基づきブレード2のピッチ角を算出する。
制御装置は、目標のピッチ角にブレード2を変角制御する場合、上記のように算出されるブレード2のピッチ角が目標のピッチ角になるように、ハブ対介在部駆動装置(モータ10)及びブレード対介在部駆動装置(モータ11)の双方を制御するか、いずれか一方を制御する。制御装置は、双方を制御する場合は、1:1の分担比で変角量を配分して制御する。制御装置は、いずれか一方を制御する際に、所定の時間間隔又は所定の累積駆動量毎に駆動する方を交替させて、片方ずつ交互に使用する。これらの制御により、ハブ対介在部駆動装置(モータ10)及びブレード対介在部駆動装置(モータ11)を平等に使用することができる。
本実施形態にあっては、3つの角度センサ13,14,15を採用するので、角度センサ13,14が故障したり正確な値を示さない場合にも、制御装置は角度センサ15によりブレード2のピッチ角を知ることができ、角度センサ15が故障したり正確な値を示さない場合にも、制御装置は角度センサ13,14によりブレード2のピッチ角を知ることができる。
一方、本実施形態の場合、ハブ対介在部駆動装置(モータ10)及びブレード対介在部駆動装置(モータ11)のうちいずれか一方が動作可能であれば、風車の稼動運転動作を通常通り継続することもできるし、ブレード2,2,2をフェザーにすることもでき、風車の稼働率、保守性を向上することができる。
制御装置は、ハブ1に対する介在部部5b,6b,7の相対回転方向と、介在部部5b,6b,7に対するブレード2の相対回転方向とが逆方向になるように、ハブ対介在部駆動装置(モータ10)及びブレード対介在部駆動装置(モータ11)の双方を制御して、その相殺分によりリングギア8とピニオンギア10bとの噛合位置、リングギア9とピニオンギア11bとの噛合位置を変更制御する。
ハブ1に対して介在部部5b,6b,7を相対回転させると同時に、同じ回転量で逆方向に介在部部5b,6b,7に対してブレード2を相対回転させることにより、ハブ1に対するブレード2の相対角、すなわち、ブレード2のピッチ角を変更せずに、介在部部5b,6b,7のみを回転させることができる。
かかる原理により、ブレードのピッチ角の制御に影響を与えることなく、リングギア8,9とこれに噛合するギア10b,11bとの噛合位置を変更することができ、ギアの磨耗の不均等を抑え使用寿命を長期化することができる。
図10、図11に示すように、タワー4の上端にベアリング装置25を介して内歯のリングギア28が取り付けられ、ナセル3にベアリング装置26を介して内歯のリングギア29が取り付けられる。ベアリング装置25,26及びリングギア28,29は、ナセル3のヨー軸YAを中心に同軸に配置される。
ベアリング装置25の外輪部25aがタワー4に固定され、ベアリング装置26の外輪部26aがナセル3に固定され、ベアリング装置25の内輪部25bとベアリング装置26の内輪部26bとがシャンク27を介して固定される。シャンク27は、リング状の接続部品であり、必要により適用する。周知のように、ベアリング装置25(26)の外輪部25a(26a)と内輪部25b(26b)とは間にベアリングを保持して相対回転する。
なお、モータ30と角度センサ33、及びモータ31と角度センサ34とは干渉しないように、例えば図12に示すように、異なる角度位置に配置する。
なお、タワー対ナセル角度センサは、モータ30,31及び角度センサ33,34と干渉しないように、異なる角度位置に配置する。
タワー対ナセル角度センサは、タワー対介在部角度センサ33及びナセル対介在部角度センサ34に代えて採用してもよいし、これらとともに採用しても良い。
制御装置は、タワー対介在部角度センサ33の検出値及びナセル対介在部角度センサ34の検出値に基づき、これらの検出値を加算することにより、タワー4に対するナセル3のヨー軸YA回りの角度、すなわち、ナセル3のヨー角を算出する。
また制御装置は、タワー対ナセル角度センサの検出値に基づきナセル3のヨー角を算出する。
制御装置は、目標のヨー角にナセル3を変角制御する場合、上記のように算出されるナセル3のヨー角が目標のヨー角になるように、タワー対介在部駆動装置(モータ30)及びナセル対介在部駆動装置(モータ31)の双方を制御するか、いずれか一方を制御する。制御装置は、双方を制御する場合は、1:1の分担比で変角量を配分して制御する。制御装置は、いずれか一方を制御する際に、所定の時間間隔又は所定の累積駆動量毎に駆動する方を交替させて、片方ずつ交互に使用する。これらの制御により、タワー対介在部駆動装置(モータ30)及びナセル対介在部駆動装置(モータ31)を平等に使用することができる。
本実施形態にあっては、3つの角度センサを採用するので、タワー対介在部角度センサ33やナセル対介在部角度センサ34が故障したり正確な値を示さない場合にも、制御装置はタワー対ナセル角度センサによりナセル3のヨー角を知ることができ、タワー対ナセル角度センサが故障したり正確な値を示さない場合にも、制御装置はタワー対介在部角度センサ33及びナセル対介在部角度センサ34によりナセル3のヨー角を知ることができる。
したがって、風車の稼働率、保守性が向上する。
制御装置は、タワー4に対する介在部部25b,26b,27の相対回転方向と、介在部部25b,26b,27に対するナセル3の相対回転方向とが逆方向になるように、タワー対介在部駆動装置(モータ30)及びナセル対介在部駆動装置(モータ31)の双方を制御して、その相殺分によりリングギア28とピニオンギア30bとの噛合位置、リングギア29とピニオンギア31bとの噛合位置を変更制御する。
タワー4に対して介在部部25b,26b,27を相対回転させると同時に、同じ回転量で逆方向に介在部部25b,26b,27に対してナセル3を相対回転させることにより、タワー4に対するナセル3の相対角、すなわち、ナセル3のヨー角を変更せずに、介在部部25b,26b,27のみを回転させることができる。
かかる原理により、ナセルのヨー角の制御に影響を与えることなく、リングギア28,29とこれに噛合するギア30b,31bとの噛合位置を変更することができ、ギアの磨耗の不均等を抑え使用寿命を長期化することができる。
2 ブレード
3 ナセル
4 タワー
5 ベアリング装置
6 ベアリング装置
7 シャンク
8 リングギア
9 リングギア
10 モータ
11 モータ
12 リングギア
13 ハブ対介在部角度センサ
14 ブレード対介在部角度センサ
15 ハブ対ブレード角度センサ
25 ベアリング装置
26 ベアリング装置
27 シャンク
28 リングギア
29 リングギア
30 モータ
31 モータ
33 タワー対介在部角度センサ
34 ナセル対介在部角度センサ
PA ピッチ軸
YA ヨー軸
Claims (10)
- ハブと1枚又は2枚以上のブレードとを有するロータと、前記ブレードのピッチ角をそれぞれ独立に駆動制御可能なピッチ制御手段とを有して構成される水平軸風車において、
前記ハブ及び前記ブレードの双方に対して該ブレードのピッチ軸回りに回転自在の介在部を介して該ハブと該ブレードとが連結され、
前記ハブに対して前記介在部を相対回転させるハブ対介在部駆動装置と、前記介在部に対して前記ブレードを相対回転させるブレード対介在部駆動装置とを備える水平軸風車。 - 前記ピッチ制御手段が1つのブレードに係る前記ハブ対介在部駆動装置及び前記ブレード対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記ハブに対する前記ブレードの前記ピッチ軸回りの角度を制御可能に構成された請求項1に記載の水平軸風車。
- 前記ハブに対する前記介在部の前記ピッチ軸回りの角度を検出するハブ対介在部角度センサと、前記介在部に対する前記ブレードの前記ピッチ軸回りの角度を検出するブレード対介在部角度センサとを備え、
前記ピッチ制御手段は、前記ハブ対介在部角度センサの検出値及び前記ブレード対介在部角度センサの検出値に基づくことにより、前記ハブ対介在部駆動装置及び前記ブレード対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記ハブに対する前記ブレードの前記ピッチ軸回りの角度を制御可能に構成された請求項1に記載の水平軸風車。 - 前記ハブに対する前記ブレードの前記ピッチ軸回りの角度を直接的に検出するハブ対ブレード角度センサを備え、
前記ピッチ制御手段は、前記ハブ対ブレード角度センサの検出値に基づくことにより、前記ハブ対介在部駆動装置及び前記ブレード対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記ハブに対する前記ブレードの前記ピッチ軸回りの角度を制御可能に構成された請求項1又は請求項3に記載の水平軸風車。 - 前記ハブ対介在部駆動装置又は前記ブレード対介在部駆動装置の伝達機構部分として、前記ピッチ軸を中心軸として配置されて前記ハブ、介在部又はブレードに固定されたリングギアと、これに噛合するギアとを備え、
さらに、前記ハブに対する前記介在部の相対回転方向と、前記介在部に対する前記ブレードの相対回転方向とが逆方向になるように、前記ハブ対介在部駆動装置及び前記ブレード対介在部駆動装置の双方を制御して、その相殺分により前記リングギアと前記ギアとの噛合位置を変更制御する噛合位置制御手段を備える請求項1に記載の水平軸風車。 - ハブと1枚又は2枚以上のブレードとを有するロータと、前記ハブに接続された主軸を介して前記ロータを回転自在に軸支するナセルと、前記ナセルをヨー回転自在に支持するタワーと、前記ナセルのヨー角を駆動制御可能なヨー制御手段とを有して構成される水平軸風車において、
前記タワー及び前記ナセルの双方に対して該ナセルのヨー軸回りに回転自在の介在部を介して該タワーと該ナセルとが連結され、
前記タワーに対して前記介在部を相対回転させるタワー対介在部駆動装置と、前記介在部に対して前記ナセルを相対回転させるナセル対介在部駆動装置とを備える水平軸風車。 - 前記ヨー制御手段が前記タワー対介在部駆動装置及び前記ナセル対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記タワーに対する前記ナセルの前記ヨー軸回りの角度を制御可能に構成された請求項6に記載の水平軸風車。
- 前記タワーに対する前記介在部の前記ヨー軸回りの角度を検出するタワー対介在部角度センサと、前記介在部に対する前記ナセルの前記ヨー軸回りの角度を検出するナセル対介在部角度センサとを備え、
前記ヨー制御手段は、前記タワー対介在部角度センサの検出値及び前記ナセル対介在部角度センサの検出値に基づくことにより、前記タワー対介在部駆動装置及び前記ナセル対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記タワーに対する前記ナセルの前記ピッチ軸回りの角度を制御可能に構成された請求項6に記載の水平軸風車。 - 前記タワーに対する前記ナセルの前記ヨー軸回りの角度を直接的に検出するタワー対ナセル角度センサを備え、
前記ヨー制御手段は、前記タワー対ナセル角度センサの検出値に基づくことにより、前記タワー対介在部駆動装置及び前記ナセル対介在部駆動装置の双方を制御してもいずれか一方を制御しても前記タワーに対する前記ナセルの前記ヨー軸回りの角度を制御可能に構成された請求項6又は請求項8に記載の水平軸風車。 - 前記タワー対介在部駆動装置又は前記ナセル対介在部駆動装置の伝達機構部分として、前記ヨー軸を中心軸として配置されて前記タワー、介在部又はナセルに固定されたリングギアと、これに噛合するギアとを備え、
さらに、前記タワーに対する前記介在部の相対回転方向と、前記介在部に対する前記ナセルの相対回転方向とが逆方向になるように、前記タワー対介在部駆動装置及び前記ナセル対介在部駆動装置の双方を制御して、その相殺分により前記リングギアと前記ギアとの噛合位置を変更制御する噛合位置制御手段を備える請求項6に記載の水平軸風車。
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