JPH04125675U - 風車の可変ピツチ機構 - Google Patents

風車の可変ピツチ機構

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JPH04125675U
JPH04125675U JP1991039091U JP3909191U JPH04125675U JP H04125675 U JPH04125675 U JP H04125675U JP 1991039091 U JP1991039091 U JP 1991039091U JP 3909191 U JP3909191 U JP 3909191U JP H04125675 U JPH04125675 U JP H04125675U
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JP
Japan
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shaft
pitch
blade
conversion
linear motion
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Pending
Application number
JP1991039091U
Other languages
English (en)
Inventor
恵通 市川
達也 中村
Original Assignee
住友精密工業株式会社
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Publication date
Application filed by 住友精密工業株式会社 filed Critical 住友精密工業株式会社
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風車の回転数制御に使用されるサーボモータ
式の可変ピッチ機構20において、ピッチ変換シャフト
23が折損した場合も、ブレード取付シャフト21をフ
ェザー位置へ確実に回動させる。 【構成】 サーボモータ25の回転が第2の変換機構2
4を介してブレード回転軸方向の直線運動に変換され
る。この直線運動により、ピッチ変換シャフト23が前
後進し、その直線運動が、変換機構22を介してブレー
ド取付シャフト21に伝達されることにより、これをブ
レードピッチ軸回りに回動させる。変換機構22は、ピ
ッチ変換シャフト23の前部に位置し、直線運動部22
cが前進限に位置したときにブレード取付シャフト21
をフェザー位置する。ピッチ変換シャフト23が折損し
ても、その前進に伴い直線運動部22cが前方へ移動
し、ブレード取付シャフト21をフェザー位置へ回動さ
せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、風車の回転数制御に使用される可変ピッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
風車を回転数制御する可変ピッチ機構として、サーボモータを使用したものが ある。サーボモータを使用した可変ピッチ機構は、サーボモータの回転をボール スクリューで直線運動に変換し、その直線運動によりピッチ変換シャフトを前後 進させる。ピッチ変換シャフトの前後進運動は、ブレード取付シャフトの回動運 動に変換され、ブレード取付シャフトに取り付けられたブレードをピッチ軸回り に回動させて、ピッチ角を変化させる。そして、ピッチ変換シャフトを後方、す なわちブレード取付シャフトから離れる方向へ限界まで引張することにより、フ ェザー位置にブレード取付シャフトが回動される。フェザーとは、強風時にブレ ードの回転数過大を防止するため、ブレードを強制的に気流に平行に近い状態に することをいい、ブレードはこの位置で回転が停止する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような風車の可変ピッチ機構においては、ピッチ変換シャフトをブレード 取付シャフトから離れる方向へ移動させて、ブレード取付シャフトをフェザー位 置に回動させるため、疲労破壊等でピッチ変換シャフトが折損した場合、ブレー ド取付シャフトをフェザー位置へ回動させようとしても、ピッチ変換シャフトの 動きがブレード取付シャフトに伝わらず、ブレードがフェザー状態にならない。 そのため、ブレードが過回転となり、ブレードあるいは風車の主要部を損傷させ るおそれがあった。
【0004】 本考案の目的は、ピッチ変換シャフトが折損した場合にも、ブレード取付シャ フトをフェザー位置まで回動させ、ブレードを確実に停止させることができる安 全性に優れた風車の可変ピッチ機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の風車の可変ピッチ機構は、風車のブレードが取り付けられ、ブレード 回転軸に直角なブレードピッチ軸回りに回動自在に支持されたブレード取付シャ フトと、該ブレード取付シャフトを回動させるべく、ブレード回転軸方向の直線 運動をブレードピッチ軸回りの回動動作に変換し、直線運動部の前進によりブレ ード取付シャフトをフェザー位置へ回動させる変換機構と、該変換機構からその 後方にかけてブレード回転軸に沿って設けられ、変換機構の直線運動部に連動し て軸方向に移動するピッチ変換シャフトと、該ピッチ変換シャフトを軸方向に直 線移動させる駆動機構とを具備している。
【0006】
【作用】
ブレードをフェザー状態とする場合は、ピッチ変換シャフトを前方、すなわち ブレード取付シャフトに接近する方向へ移動させる。これにより、変換機構の直 線運動部が前進し、ブレード取付シャフトがフェザー位置へ回動する。ピッチ変 換シャフトが折損しても、折損部後方のシャフトが折損部前方のシャフトを前方 へ押すので、ピッチ変換シャフトの動きがブレード取付シャフトへ確実に伝達さ れ、ブレード取付シャフトをフェザー位置へ確実に回動させ得る。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の可変ピッチ 機構を用いた風車の主要部を示す縦断側面図、図2はその主要部の横断平面図で ある。
【0008】 ここに示された風車は、2枚のブレード10,10を有する。各ブレード10 は、可変ピッチ機構20を構成するブレード取付シャフト21を介してハブ30 に取り付けられている。ハブ30は水平な支持スリーブ40の前端にボルト止め されている。支持スリーブ40は、ブレード10,10を回転させるべく、ハウ ジング50に軸受60,60を介して支持されている。ブレード10,10の回 転は、ハウジング50内の歯車71〜74を介して出力軸80に伝達される。
【0009】 可変ピッチ機構20は、ブレード取付シャフト21と、ハブ30内に組み込ま れてブレード回転軸方向の直線運動をブレード回転軸に直角なブレードピッチ軸 回りの回動運動に変換する変換機構22と、ブレード回転軸位置に設けられ、前 部が変換機構22を貫通し、後部がハウジング50の後方に突出した水平なピッ チ変換シャフト23と、ピッチ変換シャフト23の後方に連結され、ブレード回 転軸回りの回転運動をブレード回転軸方向の直線運動に変換する第2の変換機構 24と、第2の変換機構24の後方に連結されたサーボモータ25とを具備して いる。
【0010】 ブレード取付シャフト21は、ブレード10をそのピッチ軸回りに回動させる べく、軸受21aを介してハブ30に取り付けられている。
【0011】 変換機構22は、ブレード取付シャフト21の基端に、ブレードピッチ軸に直 角に取り付けられたアーム22aと、アーム22aの先端に取り付けられたカム フォロア22bと、カムフォロア22bが係合する直線運動部22cとを有する 。直線運動部22cは、ヨークであって、ハブ30内を前後に水平移動し、その 移動によりブレード取付シャフト21をブレードピッチ軸回りに回動させ、後退 限ではブレード10を運転状態とし、前進限ではブレード10をフェザー状態と する。
【0012】 ピッチ変換シャフト23は、前部が直線運動部22cに貫通状態で結合され、 直線運動部22cより前方の前端部がスプラインナット23aにて、また中間部 がスプラインナット23bにてそれぞれ支持されている。スプラインナット23 aは、ハブ30前方に突設されたナットケース23c内に収容されている。該ピ ッチ変換シャフト23は、ブレード10,10と共にブレード回転軸回りに回転 する。ピッチ変換シャフト23の後部は、ハウジング50の後方に突設した支持 チューブ51内に、軸受23dを介して回転自在に支持されている。
【0013】 第2の変換機構24は、支持チューブ51の外面側にブレード回転軸方向へ移 動自在に嵌合された可動スリーブ24aと、その後方に結合された円筒状のボー ルナットハウジング24bとを有する。ボールナットハウジング24bは、ピッ チ変換シャフト23の回転を許容し、且つピッチ変換シャフト23のブレード回 転軸方向の移動に追従して前後進するように、前端部が軸受24cを介してピッ チ変換シャフト23の後端部に連結されている。ボールナットハウジング24b の後端部内には、直線運動部24dが嵌合固定されている。直線運動部24dは 、ホールナットであって、これに螺合するボールスクリュウからなる回転運動部 24eの回転に伴って前後進することにより、可動スリーブ24a、ボールナッ トハウジング24bおよびピッチ変換シャフト23をブレード回転軸方向に移動 させる。
【0014】 サーボモータ25は、第2の変換機構24を包囲する円筒状の連結体25aに て、支持チューブ51の前端部に連結されている。連結体25aの内部には、そ の内周面に沿ってコイル状のスプリング27が配設されている。スプリング27 は、可動スリーブ24aを前方へ付勢している。そして、サーボモータ25の回 転軸25bは、クラッチ26を介してボールスクリュウからなる回転運動部24 eに連結されている。
【0015】 上記可変ピッチ機構20において、サーボモータ25の回転軸25bが正逆回 転すると、その回転がクラッチ26を介して回転運動部24eに伝達され、直線 運動部24dが前後進する。これにより、ボールナットハウジング24bおよび 可動スリーブ24aが前後進し、ピッチ変換シャフト23がブレード回転軸方向 に往復動する。その結果、直線運動部22cが前後進し、ブレード取付シャフト 21がブレードピッチ軸回りを回動する。
【0016】 通常運転中は、直線運動部22cが後退限に位置し、ブレード取付シャフト2 1が運転ピッチ位置に固定される。ブレード10,10の回転数が大きくなると 、直線運動部22cが徐々に前進して、ブレード10,10のピッチ角を小さく する。
【0017】 ブレード10,10をフェザー状態とするには、直線運動部22cが前進限に 位置するようにサーボモータ25を駆動してピッチ変換シャフト23を前方へ押 し出す。これにより、ブレード取付シャフト21がフェザー位置に固定される。 ブレード取付シャフト21をフェザー位置へ回動させるために、ピッチ変換シャ フト23を前方へ押し出すので、ピッチ変換シャフト23が直線運動部22cの 後方で折損しても、ピッチ変換シャフト23の前進力が直線運動部22cに伝達 される。従って、ブレード10,10がフェザー状態となり、その回転が停止す る。
【0018】 サーボモータ25が故障した場合は、クラッチ26を切る。これにより、ボー ルスクリュウからなる回転運動部24eが、サーボモータ25による拘束から解 放され、空転自在な状態となる。その結果、直線運動部22cが前進限に位置す るまで、可動スリーブ24a、ボールナットハウジング24bおよびボールナッ トからなる直線運動部24dが、スプリング27による付勢力で前方へ移動する 。従って、ブレード10,10が自動的にフェザー状態となり、その回転が停止 する。
【0019】 なお、上記実施例は、第2の変換機構24とサーボモータ25とでピッチ変換 シャフト23を駆動する構成となっているが、ピッチ変換シャフト23の駆動に 空圧式あるいは油圧式のシリンダーを使用することもできる。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の風車のピッチ変換機構は、ブレード 取付シャフトをフェザー位置へ回動させるのに、ピッチ変換シャフトを前方へ押 出し、ブレード取付シャフトに接近させるので、ピッチ変換シャフトが折損した 場合にも、ブレード取付シャフトをフェザー位置へ回動させることができる。従 って、ブレードの回転数過大による破損事故が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可変ピッチ機構を用いた風車の主要部
の縦断側面図である。
【図2】その主要部の横断平面図である。
【符号の説明】
10 ブレード 20 可変ピッチ機構 21 ブレード取付シャフト 22 変換機構 22c 直線運動部 23 ピッチ変換シャフト 24 第2の変換機構 24d 直線運動部 24e 回転運動部 25 サーボモータ 26 クラッチ 27 スプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風車のブレードが取り付けられ、ブレー
    ド回転軸に直角なブレードピッチ軸回りに回動自在に支
    持されたブレード取付シャフトと、該ブレード取付シャ
    フトを回動させるべく、ブレード回転軸方向の直線運動
    をブレードピッチ軸回りの回動動作に変換し、直線運動
    部の前進によりブレード取付シャフトをフェザー位置へ
    回動させる変換機構と、該変換機構からその後方にかけ
    てブレード回転軸に沿って設けられ、変換機構の直線運
    動部に連動して軸方向に移動するピッチ変換シャフト
    と、該ピッチ変換シャフトを軸方向に直線移動させる駆
    動機構とを具備することを特徴とする風車の可変ピッチ
    機構。
  2. 【請求項2】前記駆動機構が、ピッチ変換シャフトを軸
    方向に移動させるべく、回転運動を直線運動に変換する
    第2の変換機構と、該第2の変換機構の回転運動部に連
    結されたサーボモータとを具備することを特徴とする請
    求項1の風車の可変ピッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記サーボモータがクラッチを介して第
    2の変換機構の回転運動部に連結されると共に、ピッチ
    変換シャフトが前方へスプリングにて付勢されているこ
    とを特徴とする請求項2の風車の可変ピッチ機構。
JP1991039091U 1991-04-26 1991-04-26 風車の可変ピツチ機構 Pending JPH04125675U (ja)

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JPH04125675U true JPH04125675U (ja) 1992-11-16

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ID=31920468

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991039091U Pending JPH04125675U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 風車の可変ピツチ機構

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JP (1) JPH04125675U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270703A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Fuji Heavy Ind Ltd 水平軸風車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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