JP2005029972A - 移動折れ戸及びその取付構造 - Google Patents

移動折れ戸及びその取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005029972A
JP2005029972A JP2003193273A JP2003193273A JP2005029972A JP 2005029972 A JP2005029972 A JP 2005029972A JP 2003193273 A JP2003193273 A JP 2003193273A JP 2003193273 A JP2003193273 A JP 2003193273A JP 2005029972 A JP2005029972 A JP 2005029972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
folding door
moving
hinge
movable folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003193273A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yoshida
正宏 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiken Co Ltd
Original Assignee
Ibiken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiken Co Ltd filed Critical Ibiken Co Ltd
Priority to JP2003193273A priority Critical patent/JP2005029972A/ja
Publication of JP2005029972A publication Critical patent/JP2005029972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、引き戸と開き戸との両機能を有し、狭い開口部や可動間仕切りに適する移動折れ戸及びその取付構造を提供すること。
【解決手段】一対の扉体12、12の略中央部において蝶番11を取付けた折り戸であって、
前記折り戸は、上方部に吊り戸用の移動回転用キャスター15を有し、下方部には床敷レール18の上を滑動する移動回転用キャスター15を有し、
前記移動回転用キャスター15の前端部及び又は後端部には、連結自在な連結部150を有することを特徴とする移動折れ戸1である。
【選択図】図3

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、狭い開口部や可動間仕切りに適する移動折れ戸及びその取付構造に関するものである。
【従来の技術】
従来の折り戸9は、特許文献1によれば、図5に示すごとく、一対の扉体94、94を蝶番90を介して、2つのドアが連結され、略中央部においてクッション材95が相互に当接する位置に取付けられたものが提案されている。そして、この折り戸9は、たんす等の家具や間仕切りなどに用いられることが開示されている。
また、上記クッション材95の近傍において把手部96が配設されており、この把手部96は指の挾みを解消すべく、略コの字形状のものが開示されている。
【0001】
一方、非特許文献2及び特許文献3によれば、図6及び図7に示すごとく、引き戸と開き戸の両機能を有するスライディングドア91が開示されている。このスライディングドア91は、可動間仕切りの一種であって、図6に示すごとく、まず把手98を手前に引き、少し開口した状態でそのまま右方か左方へ吊りレール92と床敷レール93に対してドアが略直交するような状態で移動するものである。なお、このドアには、ドア枠97が配設されている。
【0002】
これにより、図7の上段図に示すごとく、例えば洗面器7を有する洗面所や便器を有するトイレなどにおいても、スライディングドア91の端部が洗面器7や便器に当接しない利点がある。
また、図7の下段図に示すごとく、ドアの開閉時にドア近辺にいる人にスライディングドア91の端部が当接しない利点もある。図7に示すごとく、スライディングドア91は、一般に壁面8に囲まれた比較的狭い開口部に設けられることが多い。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−32428号公報
【非特許文献2】
建築現場実用語辞典(株式会社 井上書院発行)
【非特許文献3】
建築大事典 特2版(普及版)(株式会社 彰国社発行)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1によれば、家具などにおいて、折り戸9の少なくとも一端部又は両端部は、ドア枠97に取付け固定されたものであり、用途は限定されることになる。
また、クッション材97が当接破損したり、摩耗する問題点がある。そして、例示された把手96は指を挾まないが、指先にドア開閉時において、指先に対して力の負担が大きくかかる問題点がある。
【0005】
一方、非特許文献2及び3に開示されたスライディングドア91は、図6及び図7の上段図に示すごとく、その開閉時、特に開放時において、少なくともドア全横幅910の2分の1である少なくとも半分の横幅911の回転スペースを該ドアの前方と手前側において、必要とする。
そのため、図7の上段図に示すごとく、洗面器7の設置場所に制約が加わったり、スライディングドア91の端部が洗面器7などに1部当接する場合があり得る。
【0006】
そこで、本発明は、前記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、開き戸と引き戸との利点を有し、更に折り戸の数を全体として増加させ得ると共に、狭い開口部や可動間仕切りに適する移動折れ戸及びその取付構造を提案しようとするものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明が採った手段は、請求項1〜請求項10の記載に示す通りのものである。なお、本発明を具体的に説明するため、実施例において使用する図面の符号を用いて、以下に説明する。
【0008】
まず、請求項1に記載された発明が採った手段は、一対の扉体12、12の略中央部に蝶番11を取付けた折り戸であって、
前記折り戸は、上方部に吊り戸用の移動回転用キャスター15を有し、下方部には床敷レール18の上を滑動する移動回転用キャスター15を有し、
前記移動回転用キャスター15の前端部及び又は後端部には連結自在な連結部150を有することを特徴とする移動折れ戸を提案するものである。
これにより、開き戸と引き戸との利点を有し、更に折り戸の数を全体として増加させ得ることが可能で、狭い開口部や可動間仕切りに適する移動折れ戸1及びその取付構造を提供することが出来る。
【0009】
次に、請求項2に記載された発明が採った手段は、連結部150は磁性体、板ばね又は弾性プラスチックにより構成されていることを特徴とする移動折れ戸1を提案するものである。
これにより、一対の扉体12、12の前端部と後端部を連結したり、分離して着脱自在な移動折れ戸1を得ることが出来る。
【0010】
そして、請求項3に記載された発明が採った手段は、磁性体は、磁製鋼、磁製酸化鉄、モリブデン硫化物、希土類磁性イオン含有ロジウムホウ化物から選ばれた1種又は1種以上の凹凸嵌合及び又は、段継接合であることを特徴とする移動折れ戸1を提案するものである。
これにより、強力な磁性体による移動回転用キャスター15の連結部150を形成し、複数の一対の扉体12、12を連結自在に連結することが出来る。
【0011】
請求項4に記載された発明が採った手段は、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートから選ばれた1種又は1種以上のプラスチックばねから構成された凹凸嵌合クリップであることを特徴とする移動折れ戸1を提案するものである。
これにより、軽量で錆が出ず、可撓性、柔軟性に優れ、かつ複雑な形状の凹凸嵌合クリップ(プラグ又はキャッチ具も含む)で、量産性、加工性に優れた連結自在な連結部150を形成することが出来る。
【0012】
そして、請求項5に記載された発明が採った手段は、板ばねは炭素鋼オイルテンパ、ばね用ステンレス鋼、ばね用シリコンクロムオイルテンパより選ばれた1種又は1種以上により構成された凹凸嵌合クリップ(プラグ又はキャッチ具も含む)であることを特徴とする移動折れ戸1を提案するものである。
これにより、磁性体よりも弾力性、柔軟性、クッション性に優れた着脱自在な凹凸嵌合クリップを得ることが出来る。
【0013】
また、請求項6に記載された発明が採った手段は、折り戸の上方部及び下方部には、移動回転用キャスター15に立設された磁性体、板ばね、弾性プラスチックのいずれかにより構成されたドア接合軸14と、これと嵌合する軸受凹部13とを上下端部近傍に有することを特徴とする移動折れ戸1を提案するものである。
これにより、吊りレール17、床敷レール18よりも手前側に移動折れ戸1を折りたたむことが可能となり、更に移動折れ戸1の上下端部近傍において、回転円滑性に優れた移動回転用キャスター15と移動折れ戸1の上下端部近傍における接合部を形成することが出来る。
【0014】
更に、請求項7に記載された発明が採った手段は、蝶番11は、中心軸蝶番、スライド蝶番、フラップ蝶番、テーブル蝶番、はね上げ蝶番のいずれかであることを特徴とする移動折れ戸1を提案するものである。
これにより、一対の扉体12、12の略中央部において、比較的小さいスペースであっても、折りたたみが自在な移動折れ戸1を得ることが出来る。
【0015】
また、請求項8に記載された発明が採った手段は、吊り戸用の移動回転用キャスター15は、吊りレール17に懸架され、少なくとも移動回転用キャスター15が滑動する部分には、耐摩耗性塗膜、摺動円滑性塗膜を有し、前後両端部においては、磁性体及び又は弾性体のストッパー172、173、182、183を有することを特徴とする移動折れ戸1を提案するものである。
これにより、移動折れ戸1の左右への移動が円滑になり、吊りレール17の耐久性が向上する。また、吊りレール17の両端部において、移動折れ戸1が当接時における衝撃が緩和された状態で停止し、ストッパー172、173、182、183に移動折れ戸1の前端部又は後端部が連結自在に拘束されることが出来る。
【0016】
そして、請求項9に記載された発明が採った手段は、ドア枠19と、該ドア枠19の上方部及び下方部に配設された吊りレール17及び床敷レール18と、該ドア枠の吊りレール17及び床敷レール18に滑動可能に配設された移動回転用キャスター15と、少なくとも一対の扉体12、12とによって構成されたことを特徴とする移動折れ戸1の取付構造を提供するものである。
これにより、ドア枠19内において、一対の扉体12、12の連結を連結自在の状態で左右に移動折れ戸1を個別毎に連結して移動し、又は移動折れ戸1全体を連結して移動させることが出来る。
したがって、狭い開口部であっても、また広い開口部を有する会議室や集会所の可動間仕切りとして適する移動折れ戸1を得ることが出来る。
また、広い横幅を有するクローゼットや収納家具の移動折れ戸1を提供することが出来る。
【0017】
また、請求項10に記載された発明が採った手段、ドア接合軸14と、これを嵌合する軸受凹部13は、一対の扉体12、12の略中央部に取付けられた蝶番11よりも最も離れた上下端部近傍に配設されていることを特徴とする移動折れ戸1の取付構造を提供するものである。
これにより、吊りレール17、床敷レール18よりも手前側に移動折れ戸1を折りたたむことが出来るため、移動折れ戸1の向こう側に折りたたんだ移動折れ戸1が殆ど、スペースを占有することはない。
したがって、クローゼットや収納家具の横幅の広い折り戸として最適の移動折れ戸1及びその取付構造を提供することが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態につき、請求項1〜請求項10及び実施例1及び実施例2に対応させながら、特に実施例で使用する図面に基づいて、本発明の各種態様を具体的かつ詳細に説明する。
【0019】
まず、図3は、実施例2に係る移動折れ戸1及びその取付構造を示す部分斜視図である。この図面に示す移動折れ戸1は本発明の最も代表例である。
一対の扉体12、12の略中央部に蝶番11を取り付けた複数の折り戸であって、折り戸は、上方部の吊り戸用の移動回転用キャスター15を複数有し、下方部には床敷レール18の上を滑動する複数の移動回転用キャスター15を有し、これらの移動回転用キャスター15の前端部及び後端部には、連結自在な複数の連結部150を有する。そのため、便宜上「連結タイプの移動折れ戸1」という上記移動回転用キャスター15は、例えば本体が磁性体により構成された、いわゆるマグネットランナーの一種である。そのため、例えば、車軸を介在して回動するゴム製の車輪16を有する。
【0020】
上記連結部150は、磁性体により構成されたマグネット連結具であり、これは請求項2及び請求項3に記載された内容に対応するものである。
上記連結部15は、磁性体のほか、板ばね又は弾性プラスチックにより構成され、凹凸嵌合を基本構造とする凹凸嵌合クリップよりなる。この凹凸嵌合クリップとは、ばねの性質を利用した凸状物と、これに対応する凹状物の一組の凹凸嵌合具である。
【0021】
連結部150は、一名「プラグ」又は「キャッチ具」とも呼ばれ、例えば箱物類の開閉を所定の位置に保持するための金具や磁性力を利用するものとがある。取付け方法は、例えば移動回転用キャスター15自体が磁性体からなるものと、移動回転用キャスター15の前端部及び又は後端部に接合するものとがある。前端部には必ず前記連結部150を接合するのに対し、後端部には連結部150を有しないものがあり得る。
【0022】
上記連結部150は、請求項3、請求項4、請求項5に記載された各種材料により構成されることが好ましい。磁性力又は、ばね弾性力が比較的優れているからである。しかしながら、請求項3〜請求項5に例示した材料以外によっても連結部150は構成されることがあり得る。また、例示された材料を組み合わせて使用することも出来る。なお、上記連結部150は、移動回転用キャスター15の前端部又は後端部に接着接合、螺合接合等により装着する。
【0023】
次に、前記蝶番11は、請求項7に例示された材料の1種又は1種以上を組み合わせて使用することが出来る。これらの蝶番11は、一対の扉体12、12の折り戸の略中央部に取り付けられるが、はね上げ蝶番のごとく、スプリング内蔵タイプやストッパー機構(図示略)などの蝶番もある。また、ライティングビローの扉に使用する開くと、扉の裏面と底面面が揃うタイプのものもある。なお、このタイプのものは屏風蝶番ともいう。
【0024】
その他にも、中心軸蝶のごとく、回転軸の中心を扉厚の中心位置に取付けるタイプもある。また、スライド蝶番のごとく、複数の回転軸からなる開閉機構を有する蝶番で、取り付け位置が前後左右に調整可能で着脱も可能である。そして、開閉角度が90〜115度、広角度形は150〜180度の範囲のものである。以上の説明は、非特許文献2及び特許文献3、又は機械便覧等に記載されているため、詳細な説明及び図面による例示は割愛する。
【0025】
図3において注目すべきことは、請求項6に記載されているごとく、折り戸に上方部及び下方部には、移動回転用キャスター15の略中央部において立設された磁性体、板ばね、弾性プラスチック等から構成されたドア接合軸14の軸受凹部13を有することである。
上記ドア接合軸14は、一対の扉体12、12の好ましくは上下端部近傍に取り付ける。そして、後述する移動折れ戸1の取付構造における取付手順を工夫することにより、比較的簡単な構造により、従来の吊り戸に使用されるキャターのごとく、ベアリングなどによる複雑な回動機構を必要としない。これは、ドア接合軸14と軸受凹部13とがフリーな嵌合状態にあるため、回転円滑性に優れているからである。
【0026】
次に、図3において注目すべきことは、吊り戸用の移動回転用キャスター15は、吊りレール17に懸架され、少なくとも移動回転用キャスター15が滑動する部分には、耐摩耗性塗膜、摺動円滑性塗膜を有し、前後両端部においては、磁性体及び又は弾性体のストッパー172、173、182、183を有することである。これにより、移動折れ戸1の前端部及び後端部と、ストッパー172、173、182、183との当接時における衝撃制振、衝撃緩和、振動吸収が可能となる。また、吊りレール17を滑動する吊り戸用の移動回転用キャスター15の移動(摺動)が円滑となる。一方、床敷レール18も同様に構成する。
【0027】
上記耐摩耗性塗膜としては、例えばポリウレタン、ポリプロピレンなどのプラスチック特性によるものと、塗料中に混入される珪藻土、酸化鉄、炭化珪素微粉により、吊りレール17の移動回転用キャスター15の滑動表面の耐摩耗性が向上し、耐久性が優れるものとがある。。
一方、摺動円滑性塗膜としては、例えば塗料中にスピンドル油、マシン油、ダイナモ油、流動パラフィンをエマルジョン(乳化)混入したものを塗布して構成する。これにより、吊りレール17及び摺動性、滑動円滑性が向上する。
【0028】
次に、図3(図1も同様)に示す移動折れ戸1の取付構造について説明する。請求項9及び請求項10に記載されたごとく、ドア枠19(図2及び図4参照)と、該ドア枠19の上方部及び下方部に配設された吊りレール17及び床敷レール18と、該吊りレール17及び床敷レール18に滑動可能に配設された移動回転用キャスター15と、少なくとも一対の扉体12、12とにより、構成されている移動折れ戸1である。
【0029】
そして、ドア接合軸14の軸受凹部13は、一対の扉体12、12の略中央部に取付けられたなどの蝶番11よりも最も離れた上下端部近傍に配設されていることが好ましい。これにより、吊りレール17、床敷レール18よりも手前側に移動折れ戸1を折りたたむことが可能となり、移動折れ戸1の向こう側に配設された、例えば洗面器(図7の上段図参照)又は洋服などの収納物に対して、ドアが開き戸のごとく、殆ど当接することが回避される。
【0030】
次に、図1は、上下端部近傍1に係る移動折れ戸1の一部斜視図である。ここで注目すべきことは、移動折れ戸1は、一対の扉体1212は蝶番11に対面して板ばねにより構成された開放補助具10を有する。そして、床敷レール18の前端部又は後端部において、略コの字状のストッパー182、183を有することである。
このストッパー182の本体は磁性体により構成され,移動回転用キャスター15の先端部である連結部150及び滑車16がコ字状の凹部内に嵌入することである。これにより、狭い開口部の洗面所やトイレ又は収納家具であっても、開放後に開口部が若干拡大される。
【0031】
一方、移動折れ戸1を閉止するに当たっては、把手(図示略)を手前に引くことにより、上記開放補助具10が開放方向に開き、移動折れ戸1の開放を円滑にすることが出来る。
そして、上記吊りレール17及び床敷レール18には、請求項8に記載のごとく、少なくとも移動回転用キャスター15が滑動する部分には、耐摩耗性塗膜、摺動円滑性塗膜を有する。
一方、請求項6に記載のごとく、一対の扉体12、12には、磁性体、板ばね、弾性プラスチックから構成されたドア接合軸14の軸受凹部13が上下端部近傍に配設されている。
【0032】
また、上記移動回転用キャスター15は、図1及び図3に示すごとく、本体が略板状物よりなり、この本体には車輪16を有する。車輪16は、少なくとも4つ又は6つが配設されている。
そして、車輪16は、回転軸161に回動可能に取付けられている。
【0033】
ここで注目すべきことは、折り戸の吊レール17の吊り戸用の移動回転用キャスター15には、略中央部において、下方側にドア接合軸14が立設されている。また、これに対応して一対の扉体12、12の上下端部近傍には軸受凹部13がこれに対応して配設されていることである。そして、ドア接合軸14は、後述するごとく、移動折れ戸1の組み立てに当たっては、まず一対の扉体12、12を床敷レール18上に配設し、その後において吊りレール17を配設する。この際、上記13内にドア接合軸14を嵌入し、回動可能にフリー(自由)な状態で両者を嵌合することである。これにより、従来のキャスターのごとく、複雑なベアリング機構を必ずしも必要としない。しかし、本発明において、移動回転用キャスター15として従来のベアリング機構を有するキャスターの使用を排除するものではない。
【0034】
移動折れ戸1は、ドア枠19に取付けられた吊り戸用の吊りレール17を円滑に走行すると共に、床敷レール18に配設された移動回転用キャスター15は移動折れ戸1の荷重が大きくかかることはなく、軽い力により円滑に滑動移動する。これは、吊り戸用の移動回転用キャスター15を採用することにより、移動折れ戸1の全体を吊り上げると共に、床敷レール18上を滑動する移動回転用キャスター15は、若干浮いたような状態で移動折れ戸1が左右に移動することが出来るからである。
【0035】
次に、図2及び図4を用いて、移動折れ戸1の組み立て手順及び使用方法における作動について概説する。
まず、図2は、一対の扉体12、12を相互に連結部150を介して連結しない状態を示す使用説明図である。
ここにおいて、図1に示す移動折れ戸1は、一対の扉体12、12により構成されているため、例えば洗面所、浴室、トイレなどにおいて狭い開口部の集合住宅やアパート住宅においては、2つ折れの移動折れ戸1を使用する態様が好ましい。以下、これを便宜上「セパレートタイプの移動折れ戸1」ともいう。
【0036】
一方、広い会議室や集会所においては、一時的に可動間仕切りとして使用すれば良いため、前端部のもに連結部150を有し、後端部には必ずしも連結部150を配設しない態様の移動折れ戸1もあり得る。
【0037】
他方、図3及び図4に示すごとく、一対の扉体12、12からなる移動折れ戸1が多数形成される態様においては、まず一対の扉体12、12の移動折れ戸1を折りたたみ、次にこれを左右のドア枠19の端部に移動させ、この動作を繰り返すことにより、開口部の広い会議室、集会所、横幅の広いクローゼットなどの移動折れ戸1として適合することが出来る。
【0038】
以上のごとく使用機能を有する移動折れ戸1及びその取付構造については、下記の実施例1及び実施例2において、具体的に説明する。
以下に、本発明の好ましい実施例1及び実施例2について、図面を用いて具体的に説明する。なお、実施例1及び実施例2は、本発明の一実施態様であって、これに拘束されるものではなく、更に変形や改良も可能である。
【0039】
(実施例1)
本例は、図1及び図2に示すごとく、一対の扉体12、12のセパレートタイプの移動折れ戸1及びその取付構造を提供するものである。
まず、図1に示すごとく、本例の移動折れ戸1は、一対の扉体12、12は、その略中央部において、蝶番11を取付けた一組の移動折れ戸1である。
移動折れ戸1は、吊りレール17において、吊り戸用の移動回転用キャスター15、15を有する。
【0040】
一対の扉体12、12は、ランバー合板及びスギ、ヒノキ等の針葉樹の角材からなる中空のフラッシュドアにより構成されている。また、蝶番11は、テーブル蝶番よりなり、一般には拡張甲板や折りたたみ甲板などに使用されているものである。
そして、注目すべきことは、上記蝶番11と対向する位置において板ばねよりなる開閉補助具10を配設していることである。これにより、移動折れ戸1の開閉、特に開放が円滑になる。
【0041】
次に注目すべきことは、一対の扉体12、12の上下端部近傍において、軸受凹部13を接着接合で埋め込み装着してあることである。但し、図1においては、右側の軸受凹部13は便宜上省略してある。そして、移動回転用キャスター15の略中央部において下方側へ立設されたドア接合軸14が、前記軸受凹部13内に嵌合されていることである。上記軸受凹部13とドア接合軸14は共に磁性体により構成されている。これにより、軸受凹部13とドア接合軸14とは、磁力で引き合いながら、拘束力のないフリーな嵌合により回動自在な状態を保持することが出来る。
【0042】
また、上記移動回転用キャスター15は、弾性ゴムにより構成された車輪16を各4ずつ有る。各車輪16は、回動軸161により回動可能に連結されている。そして、移動回転用キャスター15の本体は磁性体からなる長方板よりなる。ここで注目すべきことは、床敷レール18上に滑動可能に配設された移動回転用キャスター15は、その略中央部において、上方向に立設されたドア接合軸14を有しており、一対の扉体12、12の上下端部近傍において、接着接合で埋め込み装着された軸受凹部13内に回動可能に嵌合されておりことである。
【0043】
これにより、移動折れ戸1は、図1及び図2に示すごとく、軽い力で移動折れ戸1を折りたたんだり、開放することが出来る。
また、吊りレール17及び床敷レール18には、耐摩耗性塗膜又は摺動円滑性塗膜が形成されている。耐摩耗性塗膜としては、珪藻土及び酸化鉄等を混入した塩化ビニル樹脂塗料が塗布してある。これにより、吊りレール17及び床敷レール18の耐久性は向上する。
【0044】
一方、吊りレール17及び床敷レール18の一端においては、ストッパー172、173、182、183が配設されている。これにより、当接時の衝撃緩和や吸音効果が生じる。なお、ストッパー172、173、182、183は、磁性体及び弾性ゴムにより構成されている。なお、吊りレール17及び床敷レール18は、アルミニウム合金(ジラルミン)により、構成されている。
【0045】
そして、図2に示すごとく、セパレートタイプの移動折れ戸1は、各一対ごとの折り戸を、それぞれ連結することなく開閉して、必要な部分のみ隣接する部屋との開口部を形成することが出来る。一方、図1に示した移動折れ戸1は、狭い開口部の洗面所などにおいて使用することが出来る。移動折れ戸1は、手前側のみに折りたたまれるため、ドア端部が洗面器7に当接することはない(図7参照)。
(実施例2)
本例は、図3及び図4に示すごとく、連結タイプの移動折れ戸1及びその取付構造を提供するものである。
まず、移動折れ戸1の取付構造について概要する。
図4に示すごとく、ドア枠19と、該ドア枠19の上方部及び下方部に配設された吊りレール17及び床敷レール18と、該吊りレール17及び床敷レール18に滑動可能に配設された移動回転用キャスター15と、一対の扉体12、12とにより移動折れ戸1を構成する。
【0046】
そして、ドア接合軸14を嵌挿する軸受凹部13は、各一対の扉体12、12の上下端部近傍において、接着接合により埋め込み装着されている。また、移動回転用キャスター15の略中央部において立設されたドア接合軸14は、上記軸受凹部13内にそれぞれ嵌挿されている。これらのドア接合軸14及び軸受凹部13は実施例1と同様に磁性体により構成されている。なお、一対の扉体12、12及び蝶番11、吊りレール17及び床敷レール18は、全て実施例1と同様の材料により構成されている。
【0047】
移動折れ戸1を組み建てるに当たっては、まずドア枠19を取付ける。次に、弾性体のドア枠19の下方部において、床敷レール18を取付ける。そして、この床敷レール18上に図1に示すごとく、各一対の扉体12、12の上下端部近傍において装着された移動回転用キャスター15を多数有する移動折れ戸1を所定の位置に配設する。最後に、各一対の扉体12、12の上端部に装着された各軸受凹部13内に、吊りレール14に立設されたドア接合軸14をそれぞれ嵌合する。
【0048】
以上のようにして構成された移動折れ戸1は、図4に示すごとく、まず左端部(右端部であっても良い。以下同じ)の一対の扉体12、12を把手(図示略)を持って折りたたむ。
次に、折りたたまれた一対の扉体12、12は、左端部へ移動させる。移動に当たっては、車輪16は吊りレール17及び床敷レール18内を滑動する。
【0049】
そして、図4の最下段図に示すごとく、隣近していた一対の扉体12、12を折りたたむ。このようにして、必要な開口部が得られるまで、会議室又は集会所に設置された移動折れ戸1を開放し、移動させる。そして、各一対の扉体12、12を連結させる。
したがって、本例によれば、引き戸と開き戸との両機能を有する移動折れ戸1及びその取付構造を提供することが出来る。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、請求項1〜請求項10に記載された発明により、構成されているため、下記に記載するような諸々の効果を奏するものである。
まず、請求項1に記載された発明によれば、開き戸と引き戸との利点を有し、更に折り戸の数を全体として増加させ得ることが可能で、狭い開口部や可動間仕切りに適する移動折れ戸1及びその取付構造を提供することが出来る。
【0051】
次に、請求項2に記載された発明によれば、一対の扉体12、12の前端部と後端部を連結したり、分離して連結自在な移動折れ戸1を得ることが出来る。
そして、請求項3に記載された発明によれば、強力な磁性体による移動回転用キャスター15の連結部150を形成し、複数の一対の扉体12、12を着脱自在に連結することが出来る。
【0052】
請求項4に記載された発明によれば、軽量で錆が出ず、可撓性、柔軟性に優れ、かつ複雑な形状の凹凸嵌合クリップ(プラグ又はキャッチ具も含む)で、量産性、加工性に優れた着脱自在な連結部150を形成することが出来る。
【0053】
そして、請求項5に記載された発明によれば、前記磁性体のものよりも弾力性、柔軟性、クッション性に優れた着脱自在な凹凸嵌合クリップを得ることが出来る。
また、請求項6に記載された発明によれば、クリップ17、床敷レール18よりも手前側に移動折れ戸1を折りたたむことが可能となり、更に移動折れ戸1の上下端部近傍において、回転円滑性に優れた移動回転用キャスター15と移動折れ戸1の上下端部近傍における接合部を形成することが出来る。
【0054】
更に、請求項7に記載された発明によれば、一対の扉体12、12の略中央部において、比較的小さいスペースであっても、折りたたみが自在な移動折れ戸1を得ることが出来る。
【0055】
また、請求項8に記載された発明によれば、移動折れ戸1の左右への移動が円滑になり、クリップ17の耐久性が向上する。そして、吊りレール17の両端部において、移動折れ戸1が当接衝撃の緩和された状態で停止し、ストッパー172、173、182、183に移動折れ戸1の前端部又は後端部が着脱自在に拘束されることが出来る。
【0056】
そして、請求項9に記載された発明によれば、ドア枠19内において、一対の扉体12、12の連結を着脱自在の状態で左右に移動折れ戸1を個別毎に連結して移動し、又は移動折れ戸1全体を連結して移動することが出来る。
したがって、狭い開口部であっても、また広い開口部を有する会議室や集会所の可動間仕切りとして適する移動折れ戸1を得ることが出来る。また、広い横幅を有するクローゼットや収納家具の移動折れ戸1を提供することが出来る。
【0057】
また、請求項10に記載された発明によれば、吊りレール17、床敷レール18よりも手前側に移動折れ戸1を折りたたむことが出来るため、移動折れ戸1の向かう側に折りたたんだ移動折れ戸1が殆ど、スペースを占有することはない。したがって、クローゼットや収納家具の横幅の広い折り戸として最適の移動折れ戸1及びその取付構造を提供することは出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る移動折れ戸の一部斜視図。
【図2】本発明の実施例1に係る移動折れ戸の使用説明図。
【図3】本発明の実施例2に係る移動折れ戸の一部斜視図。
【図4】本発明の実施例2に係る移動折れ戸の使用説明図。
【図5】従来の折り戸の使用状態を示す説明図。
【図6】従来のスライディングドアの使用説明図。
【図7】従来のスライディングドアの効果説明図。
【符号の説明】
1…………移動折れ戸
11………蝶番
12………一対の扉体
13………軸受凹部
14………ドア接合軸
15………移動回転用キャスター
150……連結部
16………車輪
17………吊りレール
172……磁性体
173……ゴム弾性体
18………床敷レール
182……磁性体
183……ゴム弾性体
19………ドア枠

Claims (10)

  1. 一対の扉体の略中央部において蝶番を取付けた折り戸であって、
    前記折り戸は、上方部に吊り戸用の移動回転用キャスターを有し、下方部には床敷レールの上を滑動する移動回転用キャスターを有し、
    前記移動回転用キャスターの前端部及び又は後端部には、連結自在な連結部を有することを特徴とする移動折れ戸。
  2. 連結部は、磁性体、板ばね又は弾性プラスチックにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移動折れ戸。
  3. 磁性体は、磁製鋼、磁製酸化鉄、モリブデン硫化物、希土類磁性イオン含有ロジウムホウ化物から選ばれた1種又は1種以上の凹凸嵌合及び又は、段継ぎ接合であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動折れ戸。
  4. 弾性プラスチックは、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートから選ばれた1種又は1種以上のプラスチックばねから構成されたクリップであることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の移動折れ戸。
  5. 板ばねは、炭素鋼オイルテンパ、ばね用ステンレス鋼、ばね用シリコンクロムオイルテンパより選ばれた1又は一種以上により構成された凹凸嵌合クリップであることを特徴とする請求項1、請求項2請求項3又は請求項4に記載の移動折れ戸。
  6. 折り戸の上方部及び下方部には、移動回転用キャスターに立設された磁性体、板ばね、弾性プラスチックのいずれかにより構成されたドア接合軸と、これと嵌合する軸受凹部とを上下端部近傍に有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の移動折れ戸。
  7. 蝶番は、中心軸蝶番、スライド蝶番、フラップ蝶番、テーブル蝶番、はね上げ蝶番のいずれか1種又は1種以上であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の移動折れ戸。
  8. 吊り戸用の移動回転用キャスターは、吊りレールに懸架され、少なくとも移動回転用キャスターが滑動する部分には、耐摩耗性塗膜、摺動円滑性塗膜を有し、前後両端部においては、磁性体及び又は弾性体のストッパーを有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の移動折れ戸。
  9. ドア枠と、該ドア枠の上方部及び下方部に配設された吊りレール及び床敷レールと、該ドア枠の吊りレール及び床敷レールに滑動可能に配設された移動回転用キャスターと、少なくとも一対の扉体とにより、構成されていることを特徴とする移動折れ戸の取付構造。
  10. ドア接合軸と、これを嵌合する軸受凹部は、一対の扉体の略中央部に取付けられた蝶番などの蝶番より最も離れた上下端部近傍に配設されていることを特徴とする請求項9に記載の移動折れ戸の取付構造。
JP2003193273A 2003-07-08 2003-07-08 移動折れ戸及びその取付構造 Pending JP2005029972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193273A JP2005029972A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 移動折れ戸及びその取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193273A JP2005029972A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 移動折れ戸及びその取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005029972A true JP2005029972A (ja) 2005-02-03

Family

ID=34204784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003193273A Pending JP2005029972A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 移動折れ戸及びその取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005029972A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074261A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Benitsukusu Kk ドア装置
KR101318893B1 (ko) 2012-01-27 2013-10-16 (주)대양커뮤니케이션 유물전시용 밀폐형 진열장
WO2016021982A1 (ko) * 2014-08-08 2016-02-11 박승규 공간활용 여닫이문
CN108979493A (zh) * 2018-07-19 2018-12-11 安徽菲勒自动门制造有限公司 一种平移驱动式折叠自动门

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074261A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Benitsukusu Kk ドア装置
KR101318893B1 (ko) 2012-01-27 2013-10-16 (주)대양커뮤니케이션 유물전시용 밀폐형 진열장
WO2016021982A1 (ko) * 2014-08-08 2016-02-11 박승규 공간활용 여닫이문
CN108979493A (zh) * 2018-07-19 2018-12-11 安徽菲勒自动门制造有限公司 一种平移驱动式折叠自动门

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140158024A1 (en) Table with privacy screen
JP2007177459A (ja) ドアクローザ
WO2016136449A1 (ja) 扉開閉装置
JP2005029972A (ja) 移動折れ戸及びその取付構造
US6634727B2 (en) Closet doors with integrated shelves
JP2018121915A (ja) 収納装置及び収納装置の設置方法
KR100755495B1 (ko) 리프트 슬라이딩 창호용 핸들
JP3742625B2 (ja) 折戸式上吊り引戸装置
KR200429501Y1 (ko) 도어 스토퍼
JP4888070B2 (ja) 折戸開閉機構における指詰防止装置
JPH11336413A (ja) 半自動式回転スライドドア
JP2002242522A (ja) 折戸用ギヤヒンジ
JP4002597B2 (ja) 引き戸
JP6955727B2 (ja) 折戸の振止め金具
JP2003278434A (ja) 戸パネル用のガイドレール装置
JP3592868B2 (ja) 扉開閉装置
KR101836111B1 (ko) 폴딩 도어
US20220192368A1 (en) Convertible carrel
GB2597350A (en) Door hinge assembly
KR20110010955U (ko) 조립식화장실 구축용 다기능 칸막이설치프레임
KR102582609B1 (ko) 기능성 폴딩 도어
JP2018091095A (ja) 指挟み防止機能付き引戸
JP2008008000A (ja) 折れ戸の振れ止め装置
KR102625060B1 (ko) 유니버셜 히든도어
TWM531504U (zh) 門扣結構改良