JP2018091095A - 指挟み防止機能付き引戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】破損の恐れが少なく、簡易な構造で操作し易く、かつ、美観を阻害しない指挟み防止機能を備える引戸を提供する。【解決手段】開閉方向にスライド自在に形成されている引戸本体Hと、指挟み防止具Bとを備える引戸であり、指挟み防止具は、引戸本体における戸先側木口面H1の内側に埋設されており、規制部材30は規制体32を有し、規制体の長手方向の幅は、戸先側木口面の幅と比較して幅広に形成されており、さらに、規制体は、付勢部材(付勢ばね)により記戸先側木口面から出没自在であり、かつ、支軸を中心として回動自在に構成され、戸先側木口面に掛止可能とした。【選択図】図7

Description

本発明は、引戸本体を閉める場合に、当該引戸本体と壁体部の間に指が挟まれることを防止する指挟み防止機能を備えた引戸に関する。
一般に、引戸による開口部の開閉は、水平方向に引戸本体をスライド移動することにより行なわれる。近年、引戸の性能が向上したこと等に伴い、比較的小さな力で引戸を開閉することが可能となっている。そのため、引戸を閉める際に、子供や老人等が、引戸本体と壁体との間に指を挟み込んでしまう場合があることが懸念されていた。
当該事態を防止するために、例えば、引戸本体90(引戸障子)に少なくともその一部が収納される収納姿勢と当該引戸本体90の内部から側方へ少なくともその先端が突出する突出姿勢とにおいてその姿勢を切替え可能な規制部材96と、上記引戸本体90における室内側又は室外側に設置された操作部(図示せず)と、当該操作部からの操作に基づいて規制部材96を収納姿勢と突出姿勢との間で切替えさせる駆動機構(図示せず)とを備える引戸用指詰め防止装置95が提案されている(図10)(特許文献1参照)。
特開2007−132120号公報
しかし、従来の引戸用指詰め防止装置95は、単に、規制部材96を引戸本体90から壁体部側に突出させているため、引戸本体90の閉戸時において、壁体部から規制部材96に直接的かつ集中的に反力(衝撃力)が作用することになり、当該規制部材96及び引戸本体90が破損する恐れがあるという問題点を有していた。また、部品構成が複雑であること、引戸本体90への取り付け構造或いは取り付け作業が複雑になること、及び、操作部が存在することから引戸のデザイン性に劣る等の問題点を有していた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、破損の恐れが少なく、簡易な構造で操作し易く、かつ、美観を阻害しない指挟み防止機能を備える引戸を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために発明された指挟み防止機能付き引戸は、開閉方向にスライド自在に形成されている引戸本体と、指挟み防止具とを備え、上記指挟み防止具は、後記規制体の収納時において上記引戸本体における戸先側木口面から突出しないように、その内側に埋設されており、支軸及び上記支軸に横設されている規制体と、上記規制体を収容するとともに上記引戸本体に取り付けるための収容部と、上記規制体を上記収容部に収納する向きに付勢する付勢部材と、を有し、上記規制体の長手方向の幅は、上記戸先側木口面の幅と比較して幅広に形成されており、さらに、上記規制体は、上記戸先側木口面から出没自在であり、かつ、上記支軸は、上記規制体の長手方向の中間部に設けられており、当該支軸を中心として回動自在に構成されていることを特徴としている。
ここで、規制体の長手方向の中間部とは、厳密に規制体の長辺の中点の部分に設けられることまでは必要とされるものではなく、同様の効果を奏するように、中点の部分の近傍に多少の誤差をもって設けられることも許容されうるものである。
本発明によれば、指挟み防止具における規制体が戸先側木口面から出没自在となっており、かつ、支軸を中心として回動自在に構成されているため、当該規制体を容易に引戸本体から引き出し、付勢部材の付勢力を利用して、戸先側木口面に掛止することにより、間隙部を形成することができる。したがって、簡易な構造で、引戸本体の閉止時における指の挟みこみを防止することができる
また、本発明によれば、規制体が、引戸本体の戸先側木口面の全幅において、当該引戸本体と壁体部に介装されることになる。したがって、閉戸時において、壁体部からの反力(衝撃力)を規制体の当接面の全面で分散して支持することになるため、当該規制体及び引戸本体の破損を効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、指挟み防止具が、規制体の収納時において引戸本体における戸先側木口面から突出しないように、その内側に埋設されているため、引戸本体の美観を損なうことを防止することができる。
さらに、本発明によれば、支軸が規制体の長手方向の中間部に設けられていることから、当該規制体の長辺を効果的に短く形成することができるため、製造コストの低減に資することができる。また、規制体を、バランス良く引戸本体の戸先側木口面に掛止することができるため、動作時における規制体に作用する掛止力を効果的に軽減させ、耐用性を向上させることができる。
また、本発明の他の指挟み防止機能付き引戸は、引戸開閉方向にスライド自在に形成されている引戸本体と、指挟み防止具とを備え、上記指挟み防止具は、上記引戸本体における戸先側木口面の内側に埋設されており、支軸及び上記支軸に横設されている規制体と、上記規制体を収容するとともに上記引戸本体に取り付けるための収容部と、上記規制体を上記収容部に収納する向きに付勢する付勢部材と、を有し、上記規制体の長手方向の幅は、上記戸先側木口面の幅と比較して幅広に形成されており、さらに、上記規制体は、上記戸先側木口面から出没自在であり、かつ、上記支軸は、上記規制体の長手方向の中間部に対していずれかの側に偏心する位置に偏心して設けられており、当該支軸を中心として回動自在に構成され、上記戸先側木口面に掛止可能とするものであっても、上記と同様の基本的な効果を奏することが可能である。
ここで、規制体の回動角度には、制限がなく構成することが望ましい。
本発明は、上記支軸が、上記規制体の長手方向の中間部に対していずれかの側に偏心する位置に偏心して設けられている。そのため、規制体を引戸本体の鉛直方向に掛止させることにより、壁体部からの反力(衝撃力)を略全面で分散して支持することができることから、動作時における規制体に作用する掛止力を効果的に軽減させ、耐用性を向上させることができる。この効果は、引戸を閉めた際の光の漏れ等を防ぐために戸決りを設けた引戸等において、特に有効である。
また、本発明の他の指挟み防止機能付き引戸は、開閉方向にスライド自在に形成されている引戸本体と、指挟み防止具とを備え、上記指挟み防止具は、上記引戸本体における戸先側木口面の内側に埋設されており、支軸及び上記支軸に横設されている規制体と、上記規制体を収容するとともに上記引戸本体に取り付けるための収容部と、上記規制体を上記収容部から突出する向きに付勢する付勢部材と、上記規制体の突出を防止する規制体突出防止機構と、を有し、上記規制体の長手方向の幅は、上記戸先側木口面の幅と比較して幅広に形成されており、さらに、上記規制体は、上記規制体突出防止機構の操作により、上記戸先側木口面から出没自在であり、かつ、上記支軸は、上記規制体の長手方向の中間部に対して偏心した位置に設けられており、当該支軸を中心として回動自在に構成され、上記戸先側木口面に掛止可能であること、を特徴としている。
本発明は、規制体を収容部から突出する向きに付勢する付勢部材と、上記規制体の突出を防止する規制体突出防止機構と、を有し、規制体に関し、支軸を中心として回動自在とし、上記戸先側木口面に掛止可能である構成としており、上記と同様の基本的な効果を奏することが可能となる。
本発明によれば、破損の恐れが少なく、簡易な構造で操作し易く、かつ、美観を阻害しない指挟み防止機能を備える引戸を提供することができる。
本発明の指挟み防止機能付き引戸(第1実施形態)を示す側面図(規制体の収納時)である。 本発明の指挟み防止機能付き引戸(第1実施形態)を示す側面図(規制体の突出時)である。 本発明の指挟み防止機能付き引戸(第1実施形態)を構成する指挟み防止具の断面図(規制体の収納時)である。 本発明の指挟み防止機能付き引戸(第1実施形態)を構成する指挟み防止具の斜視図(規制体の収納時)である。 本発明の指挟み防止機能付き引戸(第1実施形態)を構成する指挟み防止具の斜視図(規制体の突出時)である。 図1におけるX部を拡大した斜視図である。 図2におけるY部を拡大した斜視図である。 本発明の指挟み防止機能付き引戸(第2実施形態)を構成する指挟み防止具の斜視図(規制体の収納時)である。 本発明の指挟み防止機能付き引戸(第2実施形態)を構成する指挟み防止具の斜視図(規制体の突出時)である。 従来の引戸用指詰め防止装置の一部を示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の指挟み防止機能付き引戸(以下、「本引戸」という場合がある。)の実施形態の一例について詳細に説明する。なお、図面に基づく説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)第1実施形態
[全体構成]
図1及び図2に示すように、本引戸Dの第1実施形態は、各種の施設(例えば、病室の出入口等)に設置されるものであり、開口部W1と戸袋部W2とから構成される全開口部Wに設置されている。
全開口部Wの矩形形状の周縁である壁体部には、戸枠5が設けられている。この戸枠5は、上下に横設されている上枠5a及び下枠5bと、左右に立設している縦枠5c,5dとから構成されており、この上枠5aには、引戸レール6が延設されている。
そして、本引戸Dは、引戸本体Hと、当該引戸本体Hの戸先側(図1の右側)の木口面(以下、「戸先側木口面H1」という。)における所望の高さ位置に設けられている指挟み防止具Bを備えている。
[引戸本体]
引戸本体Hは、例えば、木製パネルとして形成されており、上部に戸車ユニット11が設けられている。戸車ユニット11には、複数の戸車12が設けられており、引戸本体Hが引戸レール6に沿って、水平方向にスライド自在となり、開口部W1が開閉する構造になっている。
[指挟み防止具]
引戸本体Hの戸先側の上記対応位置には、指挟み防止具Bを挿設(埋設)するための中空部H3が形成されており、戸先側木口面H1の一部が開口している(以下、「木口面開口部H2」という。)。この中空部H3は、下記の指挟み防止具Bと同一の外形形状(後記角丸円柱部22の長軸が高さ方向と一致する向き)として形成されている。そして、指挟み防止具Bは、上記中空部H3に挿設されており、後記規制体32が筐体部20(収容部)に収納されている場合には、戸先側木口面H1から突出せずに、引戸本体Hを縦枠5d(壁体部)に隙間なく当接可能となっている。
図3から図7に示すように、指挟み防止具Bは、筐体部20と規制部材30とを主要部としている。
筐体部20は、合成樹脂製であり、中空の円柱部21と中空の角丸円柱部22から形成されている。この筐体部20は、円柱部21が、角丸円柱部22の底面の中央部に取り付けられており、側面視でT字形状をなしている。そして、角丸円柱部22の底面には、2つの円孔22aが形成されており、指挟み防止具Bは、当該円孔22aの部分において、ネジ28により引戸本体Hに取り付けられている。
規制部材30は、T字形状であり、合成樹脂製の支軸31と当該支軸31の先端に横設されているゴム製の規制体32とから形成されている。規制体32は、角丸円柱部22と比較して短長の直方体形状であり、引戸本体Hの戸先側木口面H1の幅方向に、所定長さ突出する長さに形成され、長手方向の中間部に支軸31が取り付けられている。また、短手方向の両側の端面には、操作時において、規制体32を引き出し易くするための溝部32aが形成されている。
規制部材30は、支軸31の基端部が円柱部21に、規制体32が角丸円柱部22の部分に位置した状態で筐体部20に内装されている。そして、支軸31の円柱部21に設けられている部分において、規制体32を筐体部20に収納(収容)する向きに付勢する付勢バネ35(付勢部材)が設けられている。規制体32は、付勢バネ35の不勢力に抗して、把持して引き出すことが可能であるとともに、上記付勢力により筐体部20に収納可能であり、引戸本体Hの木口面開口部H2から出没自在となっている。
また、規制部材30の支軸31を中心として、規制体32を回動することが可能となっており、木口面開口部H2から突出した規制体32を把持して、その向きを所望の角度だけ回動させ、引戸本体Hの戸先側木口面H1に掛止することができるようになっている。
[本引戸の作用及び効果]
続いて、本引戸Dの作用について説明する。
まず、引戸本体Hを開放した状態で、溝部32aを把持して、木口面開口部H2から規制体32を引き出す。そして、その向きを所望の角度回動(90度の場合を図示しているが、必ずしもこの角度に限られるものではない)させ、引戸本体Hの戸先側木口面H1に掛止する(図7)。
この状態で、引戸本体Hをスライドさせると、開口部W1を閉める最終段階で、規制体32が戸枠5の縦枠5dに当接し、当該規制体32の厚さ分の間隙部を形成することができる(図2)。そのため、引戸本体Hの閉戸時において、指を挟むことを防止することができる。
一方、規制体32を収納する際には、当該規制体32を把持して、長軸が角丸円柱部22と同一向きになるように回動させ、静かに手を放すことにより、支軸31に作用する付勢バネ35の付勢力により、規制体32は、引戸本体Hの中空部H3に埋設されている筐体部20に収納される(図6)。この状態で、引戸本体Hをスライドさせ、戸先側端部H1を縦枠5dに当接させることにより、完全に開口部W1を閉めることができる。
本引戸Dによれば、指挟み防止具Bにおける規制体32が戸先側木口面H1から出没自在であり、かつ、支軸31を中心として回動自在に構成されている。そのため、規制体32を容易に引戸本体Hから引き出し、付勢ばね35の付勢力を利用して、戸先側木口面H1に掛止することにより、間隙部を形成することができる。したがって、操作部や駆動機構等を設けることなく、簡易な構造で引戸本体Hの閉止時における指の挟みこみを防止することができる。
また、規制体32が、引戸本体Hの戸先側木口面H1の全幅において、当該引戸本体Hと戸枠5の縦枠5dとの間に介装されることになる、したがって、閉戸時において、壁体部からの反力(衝撃力)を規制体32の全面で分散して支持することになることから、当該規制体32及び引戸本体Hの木口面の破損を効果的に防止することができる。さらに、支軸31が、規制体32の長手方向の中間部に設けられているため、当該規制体32の中央部を引戸本体Hの戸先側木口面H1の幅方向の中央部と一致させて掛止することができるため、動作時における規制体32に作用する掛止力をバランス良く軽減させ、耐用性を向上させることができる。
また、本引戸Dによれば、通常時(規制体32の収納時)には、指挟み防止具Bが、引戸本体Hにおける戸先側木口面H1の内側における中空部H3に収納されており、規制部材30が戸先側木口面H1から突出していないため、引戸本体Hの美観を損なうことを防止することができる。さらに、指挟み防止具Bの装飾等が不要となるため、その点からも製作費用を抑制することができる。
(2)第2実施形態
図8及び図9に示すように、本引戸(引戸本体は図示せず)の第2実施形態は、指挟み防止具B’の形状のみが異なっている。
すなわち、第2実施形態の指挟み防止具B’は、筐体部20’と規制部材30’とを主要部としている点では同様である。
筐体部20’は、中空の円柱部21’と中空の角丸円柱部22’から形成されているが、円柱部21’が、角丸円柱部22’の底面の中央部から偏心した位置である上側端部に取り付けられており、側面視でL字形状(図8では、倒立したL字形状)をなしている。
規制部材30’は、支軸31と当該支軸31の先端に横設されている規制体32’とから形成されている。規制体32’は、角丸円柱部22’と比較して短長の直方体形状であり、引戸本体の戸先側木口面H1の幅方向に、所定長さ突出する長さに形成されている。そして、長手方向の中間部から偏心した位置である上側端部に支軸31が取り付けられている。
規制部材30’は、L字形状であり、支軸31の基端部が円柱部21’に、規制体32’が角丸円柱部22’の部分に位置した状態で筐体部20’に内装されている。そして、支軸31の円柱部21’に設けられている部分において、規制体32’を筐体部20’に収納する向きに付勢する付勢バネ35が設けられている。これにより、規制体32’は、引戸本体の木口面開口部から出没自在となっている。
また、規制部材30の’支軸31を中心として、規制体32’を回動することが可能となっており、木口面開口部から突出した規制体32’を把持して、その向きを所望の角度回動だけさせ、引戸本体の戸先側木口面に掛止することができるようになっている。
第2実施形態の本引戸によっても、第1実施形態の本引戸Dと同様の効果を奏することができる。
また、規制体32’を突出させて180度回動させることにより、筐体部20’の角丸円柱部22’の長軸方向に当該規制体32’を延出させることができる。そのため、上記角丸円柱部22’の長軸が鉛直方向と一致するように指挟み防止具B’を引戸本体に取り付けることにより、規制体32’を引戸本体の幅方向に突出させることなく、壁体部からの反力(衝撃力)を規制体32’の全面で分散して支持することができる。
なお、第2実施形態の本引戸は、戸決りが設けられている引戸において、特に有効である。すなわち、戸決りが設けられている引戸は、縦枠に、掘り込みが設けられているため、第1実施形態の本引戸Dでは、規制体32の中央部が縦枠に当接しないことになる。しかし、第2実施形態の引戸では、規制体32’の当接面積を多く確保することができるため、当該規制体32’に過度な反力がかかることを防止することが可能となり、耐久性等を高めることができる。
(3)第3実施形態
本引戸の第3実施形態(図示せず)として、第2実施形態の本引戸と類似する形態の指挟み防止具において、規制体を収容部から突出する向きに付勢する付勢バネ(付勢部材)と、当該規制体の突出を防止する規制体突出防止機構を設ける構成とすることによっても、上記と同様の効果を奏させることができる。
上記規制体突出防止機構は、公知技術を用いることができる。例えば、通常時には、規制体の移動を規制し、使用時において、押圧操作によりその規制を解除するストッパを設けることができる(使用後には、規制体を収容部に収容し、ストッパを元の状態に戻すことができる構成となっている)。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、規制部材における規制体の付勢部材は、ばね以外を用いるものであってもよい。
また、規制部材における規制体は、支軸を中心として回動自在に構成され、引戸本体における戸先側木口面に掛止可能に構成されていればよい。
さらに、指挟み防止具を構成する収容部及び規制部材の材質等は、合成樹脂に限られず、適宜の材料を使用することも可能である。
D 引戸
W 全開口部
H 引戸本体
H1 戸先側木口面
H2 木口面開口部
B,B’ 指挟み防止具
20,20’ 筐体部(収容部)
21,21’ 中空円柱部
22,22’ 角丸円柱部
30,30’ 規制部材
31 支軸
32,32’ 規制体
32a 溝部
35 付勢バネ(付勢部材)

Claims (3)

  1. 開閉方向にスライド自在に形成されている引戸本体と、指挟み防止具とを備え、
    前記指挟み防止具は、前記引戸本体における戸先側木口面の内側に埋設されており、
    支軸及び前記支軸に横設されている規制体と、前記規制体を収容するとともに前記引戸本体に取り付けるための収容部と、前記規制体を前記収容部に収納する向きに付勢する付勢部材と、を有し、
    前記規制体の長手方向の幅は、前記戸先側木口面の幅と比較して幅広に形成されており、
    さらに、前記規制体は、前記戸先側木口面から出没自在であり、かつ、前記支軸は、前記規制体の長手方向の中間部に設けられており、当該支軸を中心として回動自在に構成され、前記戸先側木口面に掛止可能であること、を特徴とする指挟み防止機能付き引戸。
  2. 開閉方向にスライド自在に形成されている引戸本体と、指挟み防止具とを備え、
    前記指挟み防止具は、前記引戸本体における戸先側木口面の内側に埋設されており、
    支軸及び前記支軸に横設されている規制体と、前記規制体を収容するとともに前記引戸本体に取り付けるための収容部と、前記規制体を前記収容部に収納する向きに付勢する付勢部材と、を有し、
    前記規制体の長手方向の幅は、前記戸先側木口面の幅と比較して幅広に形成されており、
    さらに、前記規制体は、前記戸先側木口面から出没自在であり、かつ、前記支軸は、前記規制体の長手方向の中間部に対して偏心した位置に設けられており、当該支軸を中心として回動自在に構成され、前記戸先側木口面に掛止可能であること、を特徴とする指挟み防止機能付き引戸。
  3. 開閉方向にスライド自在に形成されている引戸本体と、指挟み防止具とを備え、
    前記指挟み防止具は、前記引戸本体における戸先側木口面の内側に埋設されており、
    支軸及び前記支軸に横設されている規制体と、前記規制体を収容するとともに前記引戸本体に取り付けるための収容部と、前記規制体を前記収容部から突出する向きに付勢する付勢部材と、
    前記規制体の突出を防止する規制体突出防止機構と、を有し、
    前記規制体の長手方向の幅は、前記戸先側木口面の幅と比較して幅広に形成されており、
    さらに、前記規制体は、前記規制体突出防止機構の操作により、前記戸先側木口面から出没自在であり、かつ、前記支軸は、前記規制体の長手方向の中間部に対して偏心した位置に設けられており、当該支軸を中心として回動自在に構成され、前記戸先側木口面に掛止可能であること、を特徴とする指挟み防止機能付き引戸。
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