JP2005029149A - 車両用空調装置 - Google Patents

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幸夫 尾関
Masaharu Onda
正治 恩田
Hideo Tanaka
英郎 田中
Atsushi Hatakeyama
淳 畠山
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Abstract

【課題】 設定温度が低い場合でも吹き出し温度のばらつきが生じないようにした車両用空調装置を提供する。
【解決手段】 温水循環ライン9と、温水循環ライン中に設けられ、温水循環ライン中で所定量の温水を循環させるウォータポンプ10と、温水循環ライン中に設けられ、温水循環ラインから供給される温水と車室内へ吹き出す空気とを熱交換させて該空気を加熱するヒータコア5と、一端が温水循環ラインに連通接続された温水供給ライン11と、一端が温水循環ラインに連通接続された排水ライン14と、温水供給ライン中に設けられた流量調節可能な温水供給ライン開閉弁13と、を具備することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、温水を用いて暖房を行う車両用空調装置に関するものである。
この種の車両用空調装置では、エンジン冷却水等の温水を暖房用熱交換器に導き、車室内へ吹き出す空気を暖房用熱交換器内の温水と熱交換させて加熱するようにしている。
なお、従来は、暖房用熱交換器に温水を供給する温水供給ライン中に流量制御弁が設けられており、この流量制御弁を設定温度に基づいて制御して暖房用熱交換器に供給される温水量を調節することにより吹き出し空気の温度を調節するようにしていた(例えば下記特許文献1参照)。
特開平8−121627号公報
上記従来の車両用空調装置では、設定温度が低いと暖房用熱交換器に供給される温水の量が少なくなるため、暖房用熱交換器の流路の途中で冷却水が冷めてしまい、暖房用熱交換器の温水入口付近と温水出口付近とで水温の差が大きくなり、暖房用熱交換器全体にわたって吹き出し温度が均一にならないという問題点が有った。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
温水循環ライン9と、
温水循環ライン9中に設けられ、温水循環ライン9中で所定量の温水を循環させる循環装置10と、
温水循環ライン9中に設けられ、温水循環ライン9から供給される温水と車室内へ吹き出す空気とを熱交換させて該空気を加熱する暖房用熱交換器5と、
一端が温水循環ライン9の暖房用熱交換器5温水入口20の上流側に連通接続された温水供給ライン11と、
一端が温水循環ライン9の暖房用熱交換器5温水出口21の下流側に連通接続された排水ライン14と、
を具備しつつ、
温水供給ライン11中に位置する流量調節可能な温水供給ライン開閉弁13と、
排水ライン14中に位置する流量調節可能な排水ライン開閉弁16との少なくともどちらか一方の開閉弁
を具備することを特徴とする車両用空調装置である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用空調装置であって、
温水供給ライン開閉弁13と排水ライン開閉弁16を具備し、
排水ライン開閉弁16と温水供給ライン開閉弁13が同期して同一開度に調節されることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用空調装置であって、
温水供給ライン11の他端と排水ライン14の他端とを連通接続すると共に排水ライン14から温水供給ライン11に流れる水を加熱する発熱体24と、
発熱体24で加熱された温水を、温水供給ライン11、温水循環ライン9、暖房用熱交換器5、温水循環ライン9、排水ライン14、及び発熱体24から成る温水循環サイクル中で循環させると共に循環水量を調節可能な温水循環装置25と、
を具備することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用空調装置であって、
温水供給ライン11における温水供給ライン開閉弁13よりも上流側の部位と排水ライン14における排水ライン開閉弁16よりも下流側の部位とを連通接続するバイパスライン26と、
バイパスライン26と温水供給ライン11との接続点に設けられ、温水圧が所定値未満の場合には温水を温水供給ライン開閉弁13に導き、温水圧が所定値以上の場合には温水をバイパスライン26に導くリリーフ弁27と、
を具備することを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両用空調装置であって、
設定温度と車室内温度とを比較して開閉弁13、16の開度を算出し、この開度に基づいて開閉弁13、16を制御する制御手段23を具備することを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両用空調装置であって、
二つの送風路にそれぞれ対応するように暖房用熱交換器5に設けられた二つの温水流路R1、R2と、
温水流路R1、R2へ流入する温水量をそれぞれ個別に制御可能な流量制御弁30と、
を具備することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の車両用空調装置であって、
発熱体24は車両駆動用動力源の冷却水系であることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項5又は請求項6記載の車両用空調装置であって、
制御手段23は、設定温度と車室内温度とを比較して目標吹出温度を算出すると共に、この目標吹出温度と実際の吹出温度とを比較して開閉弁13、16の開度を算出し、この開度に基づいて開閉弁13、16を制御することを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項3又は請求項7記載の車両用空調装置であって、
温水供給ライン11における温水循環ライン9との合流部12よりも上流側の部位と、
排水ライン14における温水循環ライン9との分岐部15よりも下流側の部位と、
を連通接続するバイパスライン26を具備すること
を特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項1又は請求項7記載の車両用空調装置であって、
温水循環ライン9における排水ライン14との分岐部15よりも下流側の部位と、
温水循環ライン9における温水供給ライン11との合流部12よりも上流側の部位と、
の間に循環装置10を具備すること
を特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項7又は請求項10記載の車両用空調装置であって、
複数の暖房用熱交換器5A、5B、5Cを並列に配置して、
温水循環ライン9における循環装置10下流側を暖房用熱交換器5A、5B、5Cの数に応じて分岐し、
分岐した温水循環ライン9A′、9B′、9C′のそれぞれが各暖房用熱交換器5A、5B、5Cに温水を供給し、
各暖房用熱交換器5A、5B、5Cから流出した各温水を合流してから循環装置10に送入しつつ、
暖房用熱交換器5A、5B、5Cの数に応じて温水供給ライン11を分岐し、
分岐した温水供給ライン11A、11B、11Cのそれぞれに温水供給ライン開閉弁13A、13B、13Cを設け、
温水供給ライン11A、11B、11Cにおける温水供給ライン開閉弁13A、13B、13C下流側に位置する各合流部12A、12B、12Cで温水循環ライン9A′、9B′、9C′に合流させ、
合流した温水循環ライン9A、9B、9Cの温水を各暖房用熱交換器5A、5B、5Cに供給すること
を特徴としている。
請求項1記載の車両用空調装置は、温水供給ライン開閉弁13の開度を調節して温水循環ライン9中を流れる温水の温度を変化させることにより吹き出し温度をコントロールするようにしており、温水循環ライン9中を流れる温水流量は設定温度に関わらず一定である。したがって、設定温度を小さくしても温水流量が減ることがなく、温水入口20付近と温水出口21付近とで大きな温度差が生じることがないため、暖房用熱交換器5全体にわたって吹き出し温度をほぼ均一にすることができる。
請求項2記載の車両用空調装置によれば、排水ライン14中に流量調節可能な排水ライン開閉弁16を設け、これを温水供給ライン開閉弁13と同期して同一開度に調節するようにしたことにより、温水循環ライン9に供給される温水量と温水循環ライン9から排出される温水量とが同一となり、より精度の高い吹き出し温度調節が可能となる。
請求項3記載の車両用空調装置によれば、温水供給ライン開閉弁13だけでなく、温水循環装置25の流量を調節することによって温水循環ライン9に供給される温水量を制御することもできるため、より精度の高い吹き出し温度調節が可能となる。
請求項4記載の車両用空調装置によれば、温水圧が所定値以上の場合には温水が温水循環ライン9に導かれずにバイパスライン26に導かれるようにしたことで、温水循環装置25の制御が簡略化し、構造の簡素化及びコストダウンを図ることができる。
請求項5記載の車両用空調装置によれば、開閉弁である温水供給ライン開閉弁13、又は排水供給ライン開閉弁16、あるいは温水供給ライン開閉弁13と排水供給ライン開閉弁16を制御手段23で制御することで、吹き出し温度を自動的に制御することができるため、オートエアコンに適用可能となる。
請求項6記載の車両用空調装置によれば、例えば運転席と助手席、前席と後席のような二つのゾーンに対してそれぞれ個別に温度調節を行うことが可能となる。
請求項7記載の車両用空調装置によれば、発熱体24として車両駆動用動力源の冷却水系を用いたことにより、構造の簡素化及びコストダウンを図ることができる。
請求項8記載の車両用空調装置によれば、吹き出し温度をフィードバックして開閉弁である温水供給ライン開閉弁13、又は排水供給ライン開閉弁16、あるいは温水供給ライン開閉弁13と排水供給ライン開閉弁16の開度を制御し、温水供給量を調節するようにしたことで、吹き出し温度の急激な変化を防ぐことができ、快適感が向上する。
請求項9記載の車両用空調装置によれば、当該位置にバイパスライン26を具備することにより、暖房運転停止中で温水循環ライン9中を温水が循環していない場合でも、温水の流路を十分に確保できるので、温水循環装置25の制御が簡略化し、構造の簡素化及びコストダウンを図ることができる。
請求項10記載の車両用空調装置によれば、当該位置に循環装置10を具備することにより、最大暖房運転時には、循環装置10を停止することができるので、省動力化を図ることができる。
また、循環装置10が故障した場合にも温水供給ライン11から供給される温水で暖房運転を継続・維持することができる。
請求項11記載の車両用空調装置によれば、共通の循環装置10によって各温水循環ライン9A′、9B′、9C′中の温水を循環させることで、装置全体の構造を簡素化し、コストダウンを図りつつ、レイアウトの自由度を向上するとともに、吹出空気温度を各暖房用熱交換器5A、5B、5Cごとに制御することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は実施形態の車両用空調装置の全体構成図、図2は第1の実施形態のヒータコアへの温水供給部の概略構成図、図3はヒータコアの正面図、図4は温水供給部の制御手順を示すフローチャート、図5はDuty出力値の算出手順を示すフローチャート、図6はウォータポンプの制御手順を示すフローチャート、図7は開閉弁の制御に用いる定数と水温との関係を示す図、図8は第1の実施形態の制御ブロック図である。
この車両用空調装置は、ファン3を回転させることにより車室内の空気と車室外の空気とを選択的に取り込むインテークユニット1と、このインテークユニット1に取り込まれた空気を温調して車室内に供給するエアコンユニット2とを具備している。
エアコンユニット2は、周知の冷房サイクルの一部を成すエバポレータ4や、温水循環ライン9(図2参照)中に設けられたヒータコア(暖房用熱交換器)5等を有している。
インテークユニット1により外気導入口や内気導入口から取り込まれた空気はエバポレータ4で冷却され、ヒータコア5で加熱された後、ベント吹出口6、デフロスタ吹出口7、及びフット吹出口8等の各吹出口から車室内に吹き出す。
なお、本実施形態は、エバポレータ4により冷却された空気のほぼ全てをヒータコア5(暖房用熱交換器)に導いて加熱するフルリヒート方式となっている。
図2に示すように、温水循環ライン9中には所定量の温水を循環させるウォータポンプ10(循環装置)が設けられている。このウォータポンプ10はイグニッションスイッチ201(図8参照)がONされると、フルクールモード以外では駆動されるようになっている。
また、温水循環ライン9には、温水供給ライン11の一端が継手12(合流部)を介して連通接続され、その一端近傍には流量調節可能な温水供給ライン開閉弁13が設けられている。さらに、温水循環ライン9には、排水ライン14の一端が継手15(分岐部)を介して連通接続され、その一端近傍には流量調節可能な排水ライン開閉弁16が設けられている。開閉弁13、16は電磁弁により構成されている。
図3に示すように、ヒータコア5は、チューブとフィンとを交互に積層配列したコア17の両端にタンク18、19を連通接続して成るものである。一方のタンク19は温水入口20と温水出口21を有しており、タンク19内部は、隔壁22により、温水入口20に連通した部分と、温水出口21に連通した部分とに仕切られている。
温水入口20と温水出口21にはそれぞれ温水循環ライン9が連通接続されており、温水入口20から一方のタンク19内に流入した温水は、コア17を通って他方のタンク18に流入し、再びコア17を通って一方のタンク19に戻るようにU字状に流れ、温水出口21から流出する。
23は制御アンプ(制御手段)で、マイクロコンピュータにより構成され、図8に示すように、コントロールパネルの温度設定器101や各種センサ102〜106からの信号に基づいて、ウォータポンプ10、温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16を制御する。なお、吹き出し温度センサ102はベント吹出口6、フット吹出口8に対してそれぞれ設けられている。また、水温センサ106は温水循環ライン9を循環する温水の温度を検出するものである。
この制御アンプ23による吹き出し温度の制御手順を図4に基づいて説明する。イグニッションスイッチ201、エアコンスイッチ(図示せず)がONされると、まず、制御アンプ23はファン3の出力値が0よりも大きいかを判断し(ステップS10)、YESの場合には、センサ102〜106の検出値を読み込む(ステップS20)。
次いで、温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16の制御に必要な定数K1、K2を設定する(ステップS30)。K1はハンチングを防止して吹き出し温度の安定性を確保するためのもので、K2は過渡期における目標吹き出し温度への応答性を最適にするためのもので、水温センサ106の検出値に基づいて設定する。図7は水温センサ106の検出値Twと定数K1、K2の関係を示しており、水温が高くなるほどK1、K2は小さくなる。
次いで、温度設定器101により設定された温度(以下、設定温度と記す)に基づいて目標吹き出し温度を算出し、この目標吹出空気温度と吹き出し温度センサ102の検出値との偏差を算出し、この偏差と前記定数K1、K2とに基づいて温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16のDuty出力値を算出し、これに基づいて温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16を同期制御する(ステップS40)。なお、Duty出力値の算出方法の詳細については後述する。
次いで、前記Duty出力値に基づいてウォータポンプ10を制御する(ステップS50)。その制御方法の詳細については後述する。
次いで、設定温度と目標吹出空気温度とによりファン出力値を算出し、これに基づいてファン3を制御する(ステップS60)。
なお、ステップS10でNOの場合には、ウォータポンプ10を停止すると共に温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16を閉じる。
温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16の制御を行うためのDuty出力値は図5に示すような手順により算出する。
まず、ステップS20で読み込んだセンサ値より目標吹き出し温度を算出する(ステップS110)。この目標吹き出し温度は、車室内の温度を設定温度にするためのものである。そして、この目標吹き出し温度と吹き出し温度センサ102の検出値との偏差Tを算出する(ステップS120)。
次いで、この偏差TとステップS30にて設定した定数K1、K2にてDuty出力値を算出する(ステップS130)。このDuty出力値は、安定性及び過渡特性を考慮した一般的な微分積分制御に用いられるものである。
その算出手順を説明すると、まず、比例項=K1×偏差Tを算出する。次いで、積分項=AA+K2×偏差Tを算出する。ここでAAは微分積分制御に必要な変数であり、制御開始時に室温が目標吹き出し温度よりも低い場合には100とし、高い場合には0とする。また、算出された積分項は、次回に積分項を算出する際のAAとして用いられる。そして、Duty出力値=比例項+積分項を算出する。
次いで、設定温度が18℃(暖房最低温度)以下であるか否かを判断し(ステップS140)、NOの場合には設定温度が32℃(暖房最高温度)以上であるか否かを判断する(ステップS150)。ここでNOの場合にはDuty出力値が0以下であるか否かを判断し(ステップS160)、NOの場合にはDuty出力値が100以上であるか否かを判断する(ステップS170)。NOの場合にはDuty出力値を実際に開閉弁制御に使用するDuty出力値1とする(ステップS180)。
なお、ステップS140、S160でYESの場合にはDuty出力値1=0とし(ステップS190)、ステップS150、S170でYESの場合にはDuty出力値1=100とする(ステップS200)。ステップS190、S200は、温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16の作動範囲が0〜100であるため実施している。
次に、このようにして算出されたDuty出力値1を用いて温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16を制御する手順を図6に基づいて説明する。
まず、Duty出力値1が0か否かを判断し(ステップS210)、YESの場合にはウォータポンプ10を停止し(ステップS220)、NOの場合にはウォータポンプ10を駆動する(ステップS230)。
この車両用空調装置では、図2に示すように、ウォータポンプ10によって所定量の温水が温水循環ライン9中を白抜き矢印の方向に循環し、その循環量は設定温度によって変動することはない。よって、設定温度が低い場合でも温水入口20付近と温水出口21付近とで大きな温度差が生じることがなく、ヒータコア5全体にわたって吹き出し温度をほぼ均一にすることができる。
なお、温水循環ライン9中を循環する温水の温度が低下してくると、温水供給ライン開閉弁13、排水ライン開閉弁16が開いて温水供給ライン11の温水が温水循環ライン9に流入すると共に、その流入分が排水ライン14から排水される。したがって、温水循環ライン9中の温度を所定温度に保つことができるので、吹き出し温度が変動することはない。
なお、開閉弁13、16は同期制御されると共に同一開度に調整されるので、温水循環ライン9に供給される温水量と、温水循環ライン9から排出される温水量とは同一となっている。
また、本実施形態では、設定温度と室温センサ104の検出値とを比較し、これに基づいて開閉弁13、16の開度(Duty出力値)を演算して開閉弁13、16を制御するようにしており、吹き出し温度を自動制御することができるため、オートエアコンに適用することができる。
さらに、目標吹き出し温度と実際の吹き出し温度とを比較し、これに基づいて開閉弁13、16の開度(Duty出力値)を演算して開閉弁13、16を制御するようにしているため、吹き出し温度の急激な変化を防ぐことができ、快適な暖房が可能となるという利点がある。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図9は第2の実施形態の温水供給部の概略構成図である。なお、以下の各実施形態において、第1の実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を用いており、重複する説明は省略してある。
本実施形態では、温水供給ライン11の他端と排水ライン14の他端とがエンジン等の車両駆動用動力源の冷却水系24(発熱体)を介して連通接続されている。これにより、温水供給ライン11、温水循環ライン9における継手12(合流部)と暖房用熱交換器5との間の部分、暖房用熱交換器5、温水循環ライン9における暖房用熱交換器5と継手15(分岐部)の間の部分、排水ライン14、及び冷却水系24から成る温水循環サイクルが形成されている。
冷却水系24の下流側には外部ウォータポンプ25(温水循環装置)が設けられている。この外部ウォータポンプ25は前記温水循環サイクル内で温水を循環させるもので、エンジン等の車両駆動用動力源により駆動され、印加電圧を変化させることにより循環量を調節することができるようになっている。これにより、外部ウォータポンプ25の循環量を調節することで温水循環ライン9に供給される温水量を調節することもでき、温水供給ライン開閉弁13の開度調整と適宜組み合わせることで、吹き出し温度のより精密な温調が可能となる。
また、本実施形態では、温水供給ライン11における温水供給ライン開閉弁13よりも上流側の部位と排水ライン14における排水ライン開閉弁16よりも下流側の部位とを連通接続するバイパスライン26が設けられている。このバイパスライン26は温水供給ライン11とリリーフ弁27を介して接続され、排水ライン14とは継手28を介して接続されている。
リリーフ弁27は、温水圧が所定値未満の場合には温水を温水供給ライン開閉弁13に導き、エンジン等の回転数が高くなって温水圧が所定値以上になった場合には温水をバイパスライン26に導くように構成されている。これにより、温水圧が所定値以上の領域で外部ウォータポンプ25による流量調節が不要となるため、制御系が簡素化する。
本実施形態には、図14に示すような別の態様がある。本態様と上記第2実施形態との間で大きく異なる点が3つある。1点目は、排水ライン14中に配置されていた排水ライン開閉弁16を省略した点で、2点目は、温水循環ライン9における排水ライン14との分岐部となる継手15よりも下流側の部位、且つ温水循環ライン9における温水供給ライン11との合流部となる継手12よりも上流側の部位にウォータポンプ10が配設された点で、3点目は、バイパスライン26が温水供給ライン11における温水循環ライン9との合流部となる継手12よりも上流側の部位(継手33)と、排水ライン14における温水循環ライン9との分岐部となる継手15よりも下流側の部位(継手28)とを連通しているが、リリーフ弁を介して接続されていない点である。
このように、冷却水系24で昇温され、外部ウォータポンプ25(温水循環装置)から吐出された温水がヒータコア5で放熱し、冷却水系24に戻ってくるまでの経路に配設される構成要素を減らすことで、温水の圧力低下を抑えることができるので、外部ウォータポンプ25を小型化して、省動力化を図ることができる、あるいは外部ウォータポンプ25を変更することなく、暖房性能を改善することができる。
また、当該位置にウォータポンプ10を具備することにより、最大暖房運転時には、循環装置10を停止することができるので、さらなる省動力化を図ることができる。
さらに、当該位置にウォータポンプ10を具備することにより、ウォータポンプ10が故障し、温水経路を塞いでしまうような状態になった場合にも、温水供給ライン11から供給される温水で暖房運転を継続・維持することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図10は第3の実施形態の温水供給部の概略構成図、図11は第3の実施形態のヒータコアの正面図、図12は第3の実施形態の制御ブロック図である。
本実施形態では、運転席と助手席に対してそれぞれ送風路(図示せず)が独立して設けられている。そして、図11に示すように、ヒータコア5には二つの流路R1、R2が設けられ、これらは一つの送風路に対して一つの流路が対応するように配置されている。
流路R1に対して温水入口20A、流路R2に対して温水入口20Bが設けられており、タンク19内部は、二枚の隔壁22により、温水入口20Aに連通した部分と、温水入口20Bに連通した部分と、温水出口21に連通した部分とに仕切られている。温水入口20A、20Bから一方のタンク19内に流入した温水は、コア17を通って他方のタンク18に流入し、再びコア17を通って一方のタンク19に戻り、温水出口21から流出する。
また、図10に示すように、温水循環ライン9はヒータコア5の上流側で分岐しており、一方の分岐路は温水入口20Aに連通接続され、他方の分岐路は温水入口20Bに連通接続されている。温水循環ライン9の分岐点には2ウェイの流量制御弁30が設けられており、この流量制御弁30は電磁弁により構成され、二つの流路R1、R2に流入する温水量をそれぞれ個別に制御可能となっている。
図12に示すように、左側の送風路に対して吹き出し温度センサ(L)102A、右側の送風路に対して吹き出し温度センサ(R)102Bがそれぞれ設けられ、温度設定器101は、運転席と助手席とでそれぞれ個別に温度を設定可能となっている。制御アンプ23は、温度設定器101及び各センサからの情報に基づいて流量制御弁30を制御する。
このような構成によれば、第1、第2の実施形態の効果に加えて、助手席と運転席とをそれぞれ個別に所望の温度に設定することができるという効果が得られる。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。図13は第4の実施形態の温水供給部の概略構成図である。
本実施形態では、ヒータコア5が第3の実施形態と同様に構成されている。また、温水循環ライン9が途中で2ウェイの継手31により分岐し、一方の分岐路が温水入口20Aに連通接続され、他方の分岐路が温水入口20Bに連通接続されている。
温水供給ライン11が途中で分岐し、一方の分岐路は継手12Aを介して温水循環ライン9の一方の分岐路に連通接続されている。また、温水循環ライン9の他方の分岐路は継手12Bを介して温水循環ライン9の他方の分岐路に連通接続されている。
本実施形態においても、第3の実施形態と同様に、助手席と運転席とをそれぞれ個別に所望の温度に設定することができるという効果が得られる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の変形を施すことができる。
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。図15は第5の実施形態の温水供給部の概略構成図である。
本実施形態では、暖房用熱交換器5が3基配設されており、それぞれが運転席側ヒータコア5A、助手席側ヒータコア5B、後席側ヒータコア5Cとして機能している。各ヒータコア5A、5B、5Cは、図3に示すように、それぞれの内部に単一の流路が形成された熱交換器で、それぞれの温水入口20A、20B、20Cからヒータコア5A、5B、5C内部に流入した温水は、コア17で放熱し、温水出口21A、21B、21Cから流出するように構成されている。
また、本実施形態では、冷却水系24で昇温された温水は、外部ウォータポンプ25で加圧され、温水ライン43内の隅々まで循環する。
外部ウォータポンプ25下流側で継手37によって、温水ライン43は空調装置側44と冷却側45に分岐される。
冷却側45には、車室外熱交換器41が連通接続され、温水が車室外熱交換器41内部を通過する際に、車室外熱交換器41の放熱部を通過する走行風、および冷却ファン(図示せず)による風によって冷却され、継手36を通じて冷却水系24に送入される。
空調装置側44に分岐された温水は、継手33によってバイパスライン26側と温水循環ライン9側に分岐される。
バイパスライン26は、分岐前の温水供給ライン11における温水供給ライン開閉弁13よりも上流側の部位と排水ライン14とを連通接続するように設けられている。そして、バイパスライン26には、バイパスライン26を温水が通過する際に所定の圧力が低下するように、流通抵抗42が付与されている。
温水循環ライン9側に分岐された温水は、温水供給ライン11を通じ、継手32で供給ライン11A、11B、11Cに分岐される。各供給ライン11A、11B、11Cには、それぞれに流量調節可能な温水供給ライン開閉弁13A、13B、13Cが設けられている。
各温水供給ライン開閉弁13A、13B、13Cを通過した温水は、継手12A、12B、12C(合流部)で後述する温水循環ライン9A′、9B′、9C′からの温水と合流する。
継手12で合流した温水は、温水循環ライン9A、9B、9Cを通じて、温水入口20A、20B、20Cから各ヒータコア5A、5B、5C内部に送入される。
コア17で放熱し、温水出口21A、21B、21Cから流出した温水は、継手34と継手35で再度合流する。
合流した温水は、継手15(分岐部)で排水ライン14側と温水循環ライン9側とに分岐される。
排水ライン14側に分岐した温水は、継手28でバイパスライン26の温水と合流した後、継手36で冷却側45の温水と合流し、冷却水系24に送入される。つまり、バイパスライン26は、温水供給ライン11における温水循環ライン9との合流部12よりも上流側の部位と、排水ライン14における温水循環ライン9との分岐部15よりも下流側の部位とを連通接続するように設けられている。
温水循環ライン9側に分岐した温水は、ウォータポンプ10で加圧された後、継手31によって温水循環ライン9A′、9B′、9C′に分岐され、各温水循環ライン9A′、9B′、9C′が継手12A、12B、12C(合流部)に連通接続される。つまり、ウォータポンプ10は、温水循環ライン9における排水ライン14との分岐部となる継手15よりも下流側の部位、且つ温水循環ライン9における温水供給ライン11との合流部となる継手12A、12B、12Cよりも上流側の部位に配設されている。
また、ヒータコア5A、5Bは、前席側エアコンユニット2′に配設され、ヒータコア5Cは、後席側エアコンユニット2″に配設されている。前席側エアコンユニット2′は、空気取入口となるインテークユニット1からファン3、およびエバポレータ4までの送風路を運転席側と助手席側で共有しつつ、エバポレータ4よりも下流側に位置するヒータコア5A、5B、から各吹出口6、7、8に通じる送風路を運転席側と助手席側で別々に設けている。また、後席側エアコンユニット2″は、前席側エアコンユニット2′と別体に設けられており、図1に示すようなエアコンユニット2のデフロスタ吹出口7を除いた構成と同様の構成となっている。
このような構成によれば、本実施形態においても、第3の実施形態と同様に、運転席と助手席、および後席をそれぞれ個別に所望の温度に設定することができるという効果が得られる。
当該位置にバイパスライン26を具備することにより、温水循環ライン9中を温水が循環していない場合でも、温水の流路を十分に確保できるので、温水循環装置25の制御が簡略化し、構造の簡素化及びコストダウンを図ることができる。たとえば、夏季などの暖房運転を不要とする時期のエンジン始動直後など、冷却水系24内の水温が十分に上昇していない場合には、暖機を優先し、車室外熱交換器41内を温水が循環しないように冷却側45の流路を閉じているが、バイパスライン26で温水を循環させることで、温水の過冷却を防止ししつつ、エンジン内における局所的な温度上昇を防止している。
また、バイパスライン26に所定の流通抵抗42が付与されていることにより、比較的流通抵抗の大きな車室外熱交換器41内を温水が循環することができる。
当該位置に循環装置10を具備することにより、最大暖房運転時には、循環装置10を停止することができるので、省動力化を図ることができる。
また、循環装置10が故障した場合にも温水供給ライン11から供給される温水で暖房運転を継続・維持することができる。
共通の循環装置10によって各温水循環ライン9A′、9B′、9C′中の温水を循環させることで、装置全体の構造を簡素化し、コストダウンを図りつつ、レイアウトの自由度を向上するとともに、吹出空気温度を各暖房用熱交換器5ごとに制御することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の変形を施すことができる。たとえば、車室内の右側と左側を個別に温度設定したい場合には、暖房用熱交換器5Cを省略することで可能になり、車室内の前方と後方で温度設定したい場合には、暖房用熱交換器5Bを省略することで可能になる。
実施形態の車両用空調装置の全体構成図。 第1の実施形態のヒータコアへの温水供給部の概略構成図。 ヒータコアの正面図。 温水供給部の制御手順を示すフローチャート。 Duty出力値の算出手順を示すフローチャート。 ウォータポンプの制御手順を示すフローチャート。 温水供給ライン開閉弁、排水ライン開閉弁の制御に用いる定数と水温との関係を示す図。 第1の実施形態の制御ブロック図。 第2の実施形態の温水供給部の概略構成図。 第3の実施形態の温水供給部の概略構成図。 第3の実施形態のヒータコアの正面図。 第3の実施形態の制御ブロック図。 第4の実施形態の温水供給部の概略構成図。 第2の実施形態の別態様を示す温水供給部の概略構成図。 第5の実施形態の温水供給部の概略構成図。
符号の説明
5、5A、5B、5C…暖房用熱交換器(ヒータコア)
9、9A、9B、9C…温水循環ライン
9A′、9B′、9C′…温水循環ライン
10…循環装置(ウォータポンプ)
11、11A、11B、11C…温水供給ライン
12、12A、12B、12C…合流部
13、13A、13B、13C…温水供給ライン開閉弁
14…排水ライン
15…分岐部
16…排水ライン開閉弁
23…制御手段
24…発熱体
25…温水循環装置
26…バイパスライン
27…リリーフ弁
30…流量制御弁
R1、R2…温水流路

Claims (11)

  1. 温水循環ライン(9)と、
    温水循環ライン(9)中に設けられ、温水循環ライン(9)中で所定量の温水を循環させる循環装置(10)と、
    温水循環ライン(9)中に設けられ、温水循環ライン(9)から供給される温水と車室内へ吹き出す空気とを熱交換させて該空気を加熱する暖房用熱交換器(5)と、
    一端が温水循環ライン(9)の暖房用熱交換器(5)温水入口(20)の上流側に連通接続された温水供給ライン(11)と、
    一端が温水循環ライン(9)の暖房用熱交換器(5)温水出口(21)の下流側に連通接続された排水ライン(14)と、
    を具備しつつ、
    温水供給ライン(11)中に位置する流量調節可能な温水供給ライン開閉弁(13)と、
    排水ライン(14)中に位置する流量調節可能な排水ライン開閉弁(16)との少なくともどちらか一方の開閉弁
    を具備することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 温水供給ライン開閉弁(13)と排水ライン開閉弁(16)を具備し、
    排水ライン開閉弁(16)と温水供給ライン開閉弁(13)が同期して同一開度に調節されることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 温水供給ライン(11)の他端と排水ライン(14)の他端とを連通接続すると共に排水ライン(14)から温水供給ライン(11)に流れる水を加熱する発熱体(24)と、
    発熱体(24)で加熱された温水を、温水供給ライン(11)、温水循環ライン(9)、暖房用熱交換器(5)、温水循環ライン(9)、排水ライン(14)、及び発熱体(24)から成る温水循環サイクル中で循環させると共に循環水量を調節可能な温水循環装置(25)と、
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 温水供給ライン(11)における温水供給ライン開閉弁(13)よりも上流側の部位と排水ライン(14)における排水ライン開閉弁(16)よりも下流側の部位とを連通接続するバイパスライン(26)と、
    バイパスライン(26)と温水供給ライン(11)との接続点に設けられ、温水圧が所定値未満の場合には温水を温水供給ライン開閉弁(13)に導き、温水圧が所定値以上の場合には温水をバイパスライン(26)に導くリリーフ弁(27)と、
    を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用空調装置。
  5. 設定温度と車室内温度とを比較して開閉弁(13、16)の開度を算出し、この開度に基づいて開閉弁(13、16)を制御する制御手段(23)を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両用空調装置。
  6. 二つの送風路にそれぞれ対応するように暖房用熱交換器(5)に設けられた二つの温水流路(R1、R2)と、
    温水流路(R1、R2)へ流入する温水量をそれぞれ個別に制御可能な流量制御弁(30)と、
    を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両用空調装置。
  7. 発熱体(24)は車両駆動用動力源の冷却水系であることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の車両用空調装置。
  8. 制御手段(23)は、設定温度と車室内温度とを比較して目標吹出温度を算出すると共に、この目標吹出温度と実際の吹出温度とを比較して開閉弁(13、16)の開度を算出し、この開度に基づいて開閉弁(13、16)を制御することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の車両用空調装置。
  9. 温水供給ライン(11)における温水循環ライン(9)との合流部(12)よりも上流側の部位と、
    排水ライン(14)における温水循環ライン(9)との分岐部(15)よりも下流側の部位と、
    を連通接続するバイパスライン(26)を具備すること
    を特徴とする請求項3又は請求項7記載の車両用空調装置。
  10. 温水循環ライン(9)における排水ライン(14)との分岐部(15)よりも下流側の部位と、
    温水循環ライン(9)における温水供給ライン(11)との合流部(12)よりも上流側の部位と、
    の間に循環装置(10)を具備すること
    を特徴とする請求項1又は請求項7記載の車両用空調装置。
  11. 複数の暖房用熱交換器(5A、5B、5C)を並列に配置して、
    温水循環ライン(9)における循環装置(10)下流側を暖房用熱交換器(5A、5B、5C)の数に応じて分岐し、
    分岐した温水循環ライン(9A′、9B′、9C′)のそれぞれが各暖房用熱交換器(5A、5B、5C)に温水を供給し、
    各暖房用熱交換器(5A、5B、5C)から流出した各温水を合流してから循環装置(10)に送入しつつ、
    暖房用熱交換器(5A、5B、5C)の数に応じて温水供給ライン(11)を分岐し、
    分岐した温水供給ライン(11A、11B、11C)のそれぞれに温水供給ライン開閉弁(13A、13B、13C)を設け、
    温水供給ライン(11A、11B、11C)における温水供給ライン開閉弁(13A、13B、13C)下流側に位置する各合流部(12A、12B、12C)で温水循環ライン(9A′、9B′、9C′)に合流させ、
    合流した温水循環ライン(9A、9B、9C)の温水を各暖房用熱交換器(5A、5B、5C)に供給すること
    を特徴とする請求項7又は請求項10記載の車両用空調装置。
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