JP2005029087A - 液化dme運搬船、運搬船用液化dmeタンク保冷構造および液化dmeタンク冷却システム - Google Patents

液化dme運搬船、運搬船用液化dmeタンク保冷構造および液化dmeタンク冷却システム Download PDF

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Abstract

【課題】 運搬する液化DMEを均一に冷却でき、タンク保冷構造上、安全性が高く、操作が簡易な液化ガス運搬船提供すること。
【解決手段】
本発明は、カーゴタンク31の外壁に多くの補強用骨材313を配置するととともに当該カーゴタンク31内部に多数の放熱フィン311を設け、前記カーゴタンク31をホールド壁33で囲繞し、かつ、前記ホールド壁33と前記カーゴタンク31内に冷却用気体を循環させる間接冷却方式を採用した。すなわち、本発明は、液化DMEを収納でき、かつ内部に放熱フィン311を、外部に放熱フィン兼用の骨材313を有するカーゴタンク31および当該カーゴタンク31の外周を囲繞するホールド壁33からなるタンク保冷構造3と、前記タンク保冷構造3のカーゴタンク31とホールド壁33との間の空間に冷却用気体を循環させることができる冷却手段とを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の燃料ガスを液化した状態で海上輸送するための液化DME運搬船、その液化DME運搬船に用いる液化DMEタンク保冷構造および当該タンク内の液化DMEを冷却する液化DMEタンク冷却システムに関するものである。
近年、次世代燃料として特定の燃料ガスであるジメチルエーテル(以下、「DME」という)が注目されている。このDMEは、種々の利点があるため、都市ガス等の燃料や、ディーゼルエンジンの燃料としての利用が現在着々と図られている。
このDMEは、沸点が比較的高く(−25.1[℃])、また、自然発火温度が比較的低く(235[℃])、しかも、加圧すると容易に液化するという物性を有している。このため、当該DMEを運搬する場合には、当該DMEを液化した状態で運搬することが考えられるが、前述したように沸点温度が高いことから、液化DMEが気化した場合には、引火する危険が極めて高いという不都合がある。このため、このような性状の液化DMEを運搬する場合には、当該液化DMEを液状態のままで安全に運搬することが望まれている。
ところで、この種の液化燃料ガスを冷却しながら運搬する従来の船舶としては、例えば、LPG(液化石油ガス)運搬船が知られている(特許文献1参照)。
図11は、上記従来のLPG(液化石油ガス)運搬船に使用されるタンクおよびその冷却装置を示す概略図である。
この図11において、LPG(液化石油ガス)運搬船101にはタンク103が設けられており、このタンク103は防熱材103aで囲繞されている。このタンク103の上部の一端側は吸入配管105に連通されており、前記タンク103の上部中央部側にはスプレー107が設けられている。このスプレー107は吐出配管109を介して外部に別途設けた再液化装置111の吐出端に連通されている。前記再液化装置111の吸入端には前記吸入配管105が連通されている。なお、前記再液化装置111は、圧縮機P、コンデンサC、膨張弁Eから構成されており、吸入したガスを圧縮機Pで加圧してコンデンサCで冷却液化し、その液化した液体ガス体を膨張弁Eで膨張させて吐出配管109を介してスプレー107からタンク103内にスプレイできるようになっている。
このようなタンクおよびその冷却装置において、前記タンク103内で気化したカーゴガスは、吸入配管105を介して再液化装置111に吸引され液化される。前記再液化装置111で液化されたガスは、前記吐出配管109を介してスプレー107に導かれ、前記スプレー107を介してタンク103内に再びスプレーすることにより、周囲から気化熱を奪い、当該タンク103の内部のカーゴガスを直接冷却するというものである。このような冷却方式は、直接冷却方式と言われている。
このような冷却方式のLPG(液化石油ガス)運搬船101では、運搬しようとする液化ガスを積載する場合には、次のようにしている。すなわち、気化したガスの引火に対処するため、液化ガスを積載する場合には、予め窒素ガス(N)をタンク103の内部に充満させておき、窒素ガスを抜き出すと共に、運搬しようとする液化ガスをタンク103の内部に充満させて積載する。
そして、積載の過程や運搬の過程で、運搬しようとする液化ガスのうち気化したガスを上述したように再液化装置111にて吸引して液化した後、再度タンク103内にスプレーして気化させることにより、蒸発熱を奪って運搬しようとする液化ガスを液状に保つようにしている。
特願平8−27676号公報
上述した従来の冷却方式に係るLPG(液化石油ガス)運搬船では、上述した構造を有し、かつ、上述したように運搬しようとする液化ガスを直接冷却するものであるため、次のような欠点があった。
(1)タンク内の液化ガスを直接冷却するため、タンク内の温度にムラがあり、仮に荷役などにおいて操作ミスがあると、再液化装置からの液がタンク内に流れ出して局部温度変化を起こし危険であるという欠点がある。
(2)タンク内に補強用の骨が多数存在することから、ガス置換、残液処理効率が悪いという欠点がある。
(3)船体構造が一重の構成となっているため、例えば衝突などでタンクが損傷を受ける恐れがあるという欠点がある。
本発明は、上述した欠点を解消し、運搬する液化ガスを均一に冷却でき、かつ、船体構造上安全性が高く、しかも、操作が簡易な液化ガス運搬船、運搬船用タンク保冷構造およびタンク冷却システムを提供することを目的とする。
本発明は、カーゴタンク外壁に多くの補強用骨を配置するととともに当該カーゴタンク内部に多数の放熱板を設け、前記カーゴタンクをホールド壁で囲繞し、かつ、前記ホールド壁と前記カーゴタンク内に冷却用気体を循環させる間接冷却方式を採用することにより、上記目的を達成した。
具体的には、本願請求項1記載の発明に係る液化DME運搬船は、特定の燃料ガスを液化した状態で海上輸送するための液化ガス運搬船であって、液化ジメチルエーテル(以下、「DME」という)を収納でき、かつ内部に放熱フィンを、外部に放熱フィン兼用の骨材を有する独立のカーゴタンクおよび当該カーゴタンクの外周を囲繞するホールド壁からなるタンク保冷構造体と、前記タンク保冷構造体のホールド壁とカーゴタンクとの間に冷却用気体を循環させることができる冷却手段とを備えたことを特徴とする。
本願請求項2記載の発明に係る請求項1記載の液化DME運搬船は、前記ホールド壁は、当該ホールド壁の内周部が防熱材で覆われていることを特徴とする。
本願請求項3記載の発明に係る請求項1記載の液化DME運搬船は、前記冷却用気体は、イナートガスまたは窒素ガス(N)を用いることを特徴とする。
本願請求項4記載の発明に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造は、特定の燃料ガスを液化した状態で海上輸送するための液化ガス運搬船に用いられるタンク構造であって、
液化DMEを収納でき、かつ内部に放熱フィンを、外部に放熱フィン兼用の骨材を有するカーゴタンクからなることを特徴とする。
本願請求項5記載の発明係る請求項1記載の液化DME運搬船用タンク保冷構造は、前記ホールド壁は、カーゴタンクの外周を囲繞する二重側壁構造を有する。
本願請求項6記載の発明に係る液化DMEタンク冷却システムは、特定の燃料ガスを液化した状態で海上輸送するための液化ガス運搬船に用いられる運搬船用タンク構造を冷却するタンク冷却システムであって、前記タンク保冷構造体のホールド壁とカーゴタンクとの間であって、前記ホールド壁の下部側に連通するサプライ用通路、および、前記ホールド壁上部側に連通するリターン用通路と、前記サプライ用通路と前記リターン用通路とに連通されていて、前記リターン用通路を介して前記ホールド壁上部側から当該ホールド壁内部の気体を吸入して冷却した後に、その冷却空気を前記サプライ用通路を介して前記ホールド壁下部側に供給できるファンクーラと、前記ファンクーラに冷却用熱エネルギーを供給する熱源装置とを備えたことを特徴とする。
本発明では、上述したようにカーゴタンク外壁に多くの補強用骨を配置するととともに当該カーゴタンク内部に多数の放熱板を設け、前記カーゴタンクをホールド壁で囲繞し、かつ、前記ホールド壁と前記カーゴタンク間に冷却用気体を循環させる間接冷却方式を採用した構造であるため、次のような利点がある。
(1)冷気がカーゴタンク外周に満遍なく供給されることになって、カーゴタンク内の液化ガスに温度ムラがなくなり、かつ、荷役時などに熱源装置やその他の装置の操作を簡易に行うことができ、安全性を確保できる。
(2)運搬する液化ガスと異なる気体で冷却しているため、当該運搬船を製造する過程で冷却試験を実施することができ、かつ、ガステスト期間を短縮してコスト削減を図ることが可能であるほか、クーリングストックが不要になる。
(3)カーゴタンクは補強用骨材をタンク外部に設けたため、タンク内部の骨が少なくなり、ガス置換効率が上昇し、かつ、残液処理時間を短縮することができる。
(4)前記カーゴタンクの外周を前記ホールド壁で囲繞したので、二重構造になって、安全性が向上する。
(5)運搬する液化ガスと異なる気体で冷却しているため、運搬ガスの性質に影響を受けずに、運搬液化ガスを冷却できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[第1の最良の実施の形態]
図1ないし図7は本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船、タンク保冷構造およびタンク冷却システムを説明するための図である。ここに、図1は、本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船を示す平面図である。
図2は、本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船におけるタンク保冷構造及びタンク冷却システムの一部を示す図である。図3は、本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の船首部側構造部およびタンク冷却システムの船首部側一部を示す図である。図4は、本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の船尾側構造部およびタンク冷却システムの船尾側一部を示す図である。
また、図5は、本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船に用いるタンク保冷構造を示す側面図である。図6は、本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船に用いるタンク保冷構造を示す平面図である。図7は、本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船に用いるタンク保冷構造を示す断面図であって、図6のA−A線に沿う断面図である。
これらの図において、本発明を実施するための第1の最良の形態に係る液化ガス運搬船1は、複数のタンク保冷構造3,3,…と、これらタンク保冷構造3,3,…を冷却できる冷却手段5とを備え、液化DMEを海上輸送することができる運搬船として構成されている。
さらに説明すると、前記各タンク保冷構造3,3,…は、基本的には同一構造であるので、一つを代表させて説明し、他の構造の説明を省略する。ここに、前記タンク保冷構造3は、図2ないし図7に示すように、当該特定の液化燃料ガス(DME)を収納でき、かつ当該タンク内部に放熱フィン311,311,…を、当該タンク外部に放熱フィン兼用の骨材313,313,…を有するカーゴタンク31と、当該カーゴタンク31の外周であって前記カーゴタンク31の外周部に一定の空間を構成した状態で囲繞しているホールド壁33とから構成されている。また、この液化ガス運搬船1では、前記タンク保冷構造3の一部を構成するホールド壁33は、当該ホールド壁33の内周部が防熱材35で覆われている。なお、前記タンク保冷構造3は、この第1の最良の形態では、冷却部分を船首側冷却領域部3bと、船尾側冷却領域部3sとに別れている。
前記冷却手段は、図2ないし図4に示すように、前記タンク保冷構造3における前記ホールド壁33と前記カーゴタンク31との間の空間に冷却用気体を循環させることができ、次のような構成になっている。
すなわち、前記冷却手段は、前記船首側冷却領域部3bを冷却するための冷却用気体の通路である船首側気体通路系統51bと、前記船尾側冷却領域部3sを冷却するための冷却用気体の通路である船尾側気体通路系統51sと、冷却用気体を生成して船首側気体通路系統51b・前記船首側タンク保冷構造3b内を循環させる船首側ファンクーラ53bと、冷却用気体を生成して船尾側気体通路系統51s・前記船尾側タンク保冷構造3s内を循環させる船尾側ファンクーラ53sと、前記船首側ファンクーラ53bおよび前記船尾側ファンクーラ53sにおいて冷却用気体を生成するための冷却用熱エネルギーを供給する熱源装置(図示外)とに大別される。
なお、前記船首側ファンクーラ53bおよび前記船尾側ファンクーラ53sに熱エネルギーを供給する熱源装置(図示外)は、この第1の最良の形態では、図1に示すように構成されている。
さらに説明すると、前記船首側気体通路系統51bは、図2および図3に示すように、サプライ用通路511bと、リターン用通路513bとから構成されている。このサプライ用通路511bは、図2および図3に示すように、船首側ファンクーラ53bの吐出口と、前記タンク保冷構造3の船首側冷却領域部3b側におけるホールド壁33および前記カーゴタンク31の間の空間の図示下部側とを連通している。このリターン用通路513bは、図2および図3に示すように、前記船首側ファンクーラ53bの吸入口と、前記タンク保冷構造3の船首側冷却領域部3bにおけるホールド壁33および前記カーゴタンク31の間の空間の図示上部側とを連通している。
また、前記船尾側気体通路系統51sは、図2および図4に示すように、サプライ用通路511sと、リターン用通路513sとから構成されている。このサプライ用通路511sは、船尾側ファンクーラ53sの吐出口と、前記タンク保冷構造3の船尾側冷却領域部3s側におけるホールド壁33および前記カーゴタンク31の間の空間の図示下部側とを連通している。このリターン用通路513sは、前記船尾側ファンクーラ53sの吸入口と、前記タンク保冷構造3の船尾側冷却領域部3sにおけるホールド壁33および前記カーゴタンク31の間の空間の図示上部側とを連通している。
なお、この第1の最良の実施の形態では、前記タンク保冷構造3の船首側冷却領域部3bおよび船尾側冷却領域部3sにおけるカーゴタンク31とホールド壁33との間の空間、前記冷却手段5の気体通路系統51sおよび気体通路系統51b、前記船尾側ファンクーラ53sおよび前記船首側ファンクーラ53bの各内部を流通する気体は、例えば窒素ガス(N)などの不活性ガスを用いることが望ましい。
前記船首側ファンクーラ53bは、図2および図3に示すように、モータファン531bと、熱交換器533bと、これらを囲み吸入口および吐出口を構成する筐体535bとから構成されている。
同様に、前記船尾側ファンクーラ53sは、図2および図3に示すように、モータファン531sと、熱交換器533sと、これらを囲み吸入口および吐出口を構成する筐体535sとから構成されている。
前記熱源装置(図示外)は、図示しない冷凍機と、前記冷凍機で冷却されたブラインを循環させるブラインポンプ(図示せず)と、前記ブラインポンプと前記船首側ファンクーラ53bの熱交換器533bや前記船尾側ファンクーラ53sの熱交換器533sとを連通することによりブラインの通路となる配管系統551とから構成されている。なお、ここで用いているブラインとは、凍結点が0℃より低い液体で顕熱を用いて物を冷却する媒体のことをいい、無機ブライン、有機ブラインなどが提供されている。
ここで、無機ブラインは例えば有機塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどを水に溶解させて生成したものであり、有機ブラインはエチレングリコールやプロピレングリコールを水に溶解させて生成したものである。また、前記冷凍機は、例えばレシプロ冷凍機、ターボ冷凍機、吸収式冷凍機などを用いることができ、冷却用熱源としてはこの場合には海水を用い、当該冷凍機のエネルギー源として船舶の電力や船舶の動力などを用いることができる。
なお、この第1の最良の実施の形態では、IGS(イナートガスシステム)13を用いており、このイナートガスシステム13によって冷却用気体として用いるイナートガス(N ガスを含む)を船舶の排気ガスから生成してタンク冷却システムに供給できるようになっている。
このような液化ガス運搬船、運搬船用タンク保冷構造およびタンク冷却システムの作用について以下に説明する。
前記冷却手段5の冷凍機、ブラインポンプが起動されており、かつ、船尾側ファンクーラ53sおよび船首側ファンクーラ53bが起動されているものとする。冷凍機で生成された冷却用熱エネルギーは、配管系統551およびブラインポンプの作用により、前記冷却手段5の冷凍機と、前記船尾側ファンクーラ53sの熱交換器533sや前記船首側ファンクーラ53bの熱交換器533bとの間を循環するブラインによって前記船尾側ファンクーラ53sの熱交換器533sや前記船首側ファンクーラ53bの熱交換器533bに供給される。
前記船尾側ファンクーラ53sの熱交換器533sや前記船首側ファンクーラ53bの熱交換器533bに供給された冷却用熱エネルギーは、前記熱交換器533sや前記熱交換器533bを通過する気体を冷却する。
なお、前記船尾側冷却領域部3sと前記船首側冷却領域部3bの冷却作用は同一であるので、以下では前記船尾側冷却領域部3s側の冷却作用のみを説明することにし、前記船首側冷却領域部3b側の冷却作用の説明を省略する。
前記タンク保冷構造3の船尾側冷却領域部3sのカーゴタンク31およびホールド壁33の間の空間にある気体は、リターン用通路513sを介して前記船尾側ファンクーラ53sに吸入される。
前記船尾側ファンクーラ53sに吸入された冷却用気体は、前記熱交換器533sを通過する際に冷却されて、サプライ用通路511sを介して前記タンク保冷構造3の船尾側冷却領域部3sのカーゴタンク31とホールド壁33との間の空間下部に供給される。
前記タンク保冷構造3の船尾側冷却領域部3sのカーゴタンク31とホールド壁33との間の空間下部に供給される冷却用気体は、前記カーゴタンク31の外周部を通る際にカーゴタンク31内の特定の液化燃料ガス(DME)から熱を奪いながら、前記カーゴタンク31と前記ホールド壁33との間の空間内において前記カーゴタンク31の外周部の図示上側に移動する。
前記タンク保冷構造3の船尾側冷却領域部3sの前記カーゴタンク31と前記ホールド壁33との間の空間内において前記カーゴタンク31の外周部の図示上側に移動した冷却用気体は、特定の液化燃料ガス(DME)から熱を奪って温まっている。この冷却用気体は、リターン用通路513sを通って再び前記船尾側ファンクーラ53sに吸入されることになる。
上述した冷却用気体の循環を行わせることにより、前記カーゴタンク31内の特定の液化燃料ガス(DME)を充分に冷却することができる。
上述したように本発明の第1の最良の実施の形態では、カーゴタンク31の外壁に多くの補強用骨材313,…を配置するととともに当該カーゴタンク31の内部に多数の放熱フィン311,…を設け、前記カーゴタンク31をホールド壁33で囲繞し、かつ、前記ホールド壁33と前記カーゴタンク31との間の空間内に冷却用気体を循環させる間接冷却方式を採用した構造であるため、次のような利点がある。
(1)冷気がカーゴタンク31外周に満遍なく供給されることによって、カーゴタンク31内の液化DMEに温度ムラがなくなり、かつ、荷役時などに熱源装置やその他の装置の操作を容易に行うことができ、安全性を確保できる。
(2)運搬する液化DMEと異なる冷却用気体(N)で冷却しているため、当該運搬船を製造する過程で冷却試験を実施することができ、かつ、ガステスト期間を短縮してコスト削減を図ることが可能であるほか、クーリングストックが不要になる。
(3)カーゴタンク31は補強用骨材313をカーゴタンク31の外部に設けたため、ガス置換効率が上昇し、かつ、残液処理時間を短縮することができる。
(4)前記カーゴタンク31の外周を前記ホールド壁33で囲繞したので、二重構造になって、安全性が向上する。
(5)運搬する液化DMEと異なる冷却用気体(N)で冷却しているため、運搬される液化DMEの性質に影響を受けずに、運搬液化DMEを冷却できる。
なお、上記作用の説明では、前記ファンクーラ53s、前記気体通路系統51sおよび前記タンク保冷構造3の船尾側冷却領域部3sにおける冷却用気体の流れおよび冷却作用について説明したが、前記ファンクーラ53b、前記気体通路系統51bおよび前記タンク保冷構造3の船首側冷却領域部3bでも同じ作用・効果を奏することはいうまでもない。
[第2の最良の実施の形態]
図8ないし図10は本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船、運搬船用液化DMEタンク保冷構造およびタンク冷却システムを説明するための図である。ここに、図8は、本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船を示す平面図である。図9は、本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の中央側を示す図である。図10は、本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の船首側構造部および船尾側構造部を示す図である。
これらの図において、本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船1Aは、前記第1の最良の実施の形態と同様に、複数のタンク保冷構造3,3,…と、これらタンク保冷構造3,3,…を冷却できる冷却手段とを備え、液化DMEを海上輸送することができる液化DME運搬船として構成されている。
この第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船1Aが、前記第1の最良の実施の形態と最も異なるところは、前記冷却手段の構成にある。
すなわち、この第2の最良の実施の形態では、前記冷却手段は、図8に示すように、1カ所に設けたファンクーラ53Aと、前記ファンクーラ53Aと各タンク保冷構造3,3,…とを連通する複数のサプライ用通路511Aおよびリターン用通路513Aと、図示しない熱源装置とから構成されている。
また、前記ファンクーラ53Aは、図8に示すように、モータファン531Aと、熱交換器533Aと、これらを囲み吸入口および吐出口を構成する筐体535Aとから構成されている。なお、前記熱交換器533Aに供給する冷却用熱エネルギーを供給する熱源装置は、前記第1の最良の実施の形態とまったく同様である。また、前記タンク保冷構造3は、前記第1の最良の実施の形態のものと同一構造であるので、説明を省略する。加えてこの第2の最良の実施の形態でも、カーゴタンク31の内部に収容されている液化DMEを冷却する冷却用気体は第1の最良の実施の形態と同じものを使用している。
前記サプライ用通路511Aは、図8および図9に示すように、前記ファンクーラ53Aの吐出口と、前記タンク保冷構造3のカーゴタンク31とホールド壁33との間の空間であって前記カーゴタンク31の中間部における各ホールド壁33の図示上部側とを連通している。
前記リターン用通路513Aは、図8および図10に示すように、前記ファンクーラ53Aの吸入口と、前記タンク保冷構造3のカーゴタンク31とホールド壁33との間の空間であって前記カーゴタンク31の前後の前記ホールド壁33の図示下部側とを連通している。
前記ファンクーラ53Aは、当該吐出側には前記サプライ用通路511Aが、当該吸入側には前記リターン用通路513Aが、それぞれ接続されている。前記ファンクーラ53Aの熱交換器533Aには、図示しない冷凍機から冷却用熱エネルギーが供給されるようになっている。
このような液化DME運搬船、液化DME運搬船用タンク保冷構造および液化DMEタンク冷却システムの第2の最良の実施の形態の作用について以下に説明する。
前記冷却手段の冷凍機、および、ファンクーラ53Aは起動されているものとする。前記冷凍機で生成された冷却用熱エネルギーは、前記ファンクーラ53Aの熱交換器533Aに供給されているものとする。
前記ファンクーラ53Aの熱交換器533Aに供給された冷却用熱エネルギーは、前記熱交換器533Aを通過する気体を冷却する。
前記タンク保冷構造3のカーゴタンク31およびホールド壁33の間の空間にある気体は、リターン用通路513Aを介して前記ファンクーラ53Aに吸入される。
前記ファンクーラ53Aに吸入された冷却用気体は、前記熱交換器533Aを通過する際に冷却されて、サプライ用通路511Aを介して前記タンク保冷構造3のカーゴタンク31とホールド壁33との間の空間上部に供給される。
前記タンク保冷構造3の各カーゴタンク31とホールド壁33との間の空間上部に供給された冷却用気体は、図9および図10に示すように、前記各カーゴタンク31の外周部を通る際に前記各カーゴタンク31内の液化DMEから熱を奪いながら、前記カーゴタンク31と前記ホールド壁33との間の空間内において前記カーゴタンク31の外周部の図示下部側に移動する。
前記カーゴタンク31と前記ホールド壁33との間の空間内において前記カーゴタンク31の外周部の図示下部側に移動した冷却用気体は、液化DMEから熱を奪って温まっている。この冷却用気体は、船首側のリターン用通路513Aおよび船尾側のリターン用通路513Aを通ってメインのリターン用通路513Aに集合されて再び前記ファンクーラ53Aに吸入されることになる。
上述した冷却用気体の循環を行わせることにより、前記カーゴタンク31内の液化DMEを冷却する。
上述したように本発明の第2の最良の実施の形態では、カーゴタンク31の外壁に多くの補強用骨材313,…を配置するととともに当該カーゴタンク31の内部に多数の放熱フィン311,…を設け、前記カーゴタンク31をホールド壁33で囲繞し、かつ、前記ホールド壁33と前記カーゴタンク31との間の空間内に冷却用気体を循環させる間接冷却方式を採用した構造であるため、次のような利点がある。
(1)冷気がカーゴタンク31外周に満遍なく供給されることになって、カーゴタンク31内の液化DMEに温度ムラがなくなり、かつ、荷役時などに熱源装置やその他の装置の操作を容易に行うことができ、安全性を確保できる。
(2)運搬する液化DMEと異なる冷却用気体(N)で冷却しているため、当該運搬船を製造する過程で冷却試験を実施することができ、かつ、ガステスト期間を短縮してコスト削減を図ることが可能であるほか、クーリングストックが不要になる。
(3)カーゴタンク31は補強用骨材313をカーゴタンク31の外部に設けたため、ガス置換効率が上昇し、かつ、残液処理時間を短縮することができる。
(4)前記カーゴタンク31の外周を前記ホールド壁33で囲繞したので、二重構造になって、安全性が向上する。
(5)運搬する液化DMEと異なる冷却用気体(N)で冷却しているため、運搬ガスの性質に影響を受けずに、運搬液化DMEを冷却できる。
本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船を示す平面図である。 本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船におけるタンク保冷構造及びタンク冷却システムの一部を示す図である。 本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の船首部側構造部およびタンク冷却システムの船首部側一部を示す図である。 本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の船尾側構造部およびタンク冷却システムの船尾側一部を示す図である。 本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船に用いるタンク保冷構造を示す側面図である。 本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船に用いるタンク保冷構造を示す平面図である。 本発明を実施するための第1の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船に用いるタンク保冷構造を示す断面図であって、図6のA−A線に沿う断面図である。 本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船を示す平面図である。 本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の中央側を示す図である。 本発明を実施するための第2の最良の実施の形態に係る液化DME運搬船用タンク保冷構造の船首側構造部および船尾側構造部を示す図である。 上記従来のLPG(液化石油ガス)運搬船に使用されるタンクおよびその冷却装置を示す概略図である。
符号の説明
1,1A 液化DME運搬船
3 タンク保冷構造
3s 船尾側冷却領域部
3b 船首側冷却領域部
31 カーゴタンク
33 ホールド壁
35 防熱材
51s 船尾側気体通路系統
51b 船首側気体通路系統
53s 船尾側ファンクーラ
53b 船首側ファンクーラ
53A ファンクーラ
311 放熱フィン
313 骨材
511b,511s,511A サプライ用通路
513b,513s,513A リターン用通路
531b,531s 531A モータファン
533b,533s,533A 熱交換器
535b,535s,535A 筐体

Claims (6)

  1. 特定の燃料ガスを液化した状態で海上輸送するための液化ガス運搬船であって、液化ジメチルエーテル(以下、「DME」という)を収納でき、かつ内部に放熱フィンを、外部に放熱フィン兼用の骨材を有する独立のカーゴタンクおよび当該カーゴタンクの外周を囲繞するホールド壁からなるタンク保冷構造体と、前記タンク保冷構造体のホールド壁とカーゴタンクとの間に冷却用気体を循環させることができる冷却手段とを備えたことを特徴とする液化DME運搬船。
  2. 前記ホールド壁は、当該ホールド壁の内周部が防熱材で覆われていることを特徴とする請求項1記載の液化DME運搬船。
  3. 前記冷却用気体は、イナートガスまたは窒素ガス(N )を用いることを特徴とする請求項1記載の液化DME運搬船。
  4. 特定の燃料ガスを液化した状態で海上輸送するための液化ガス運搬船に用いられるタンク構造であって、
    液化DMEを収納でき、かつ内部に放熱フィンを、外部に放熱フィン兼用の骨材を有するカーゴタンクからなることを特徴とする液化DME運搬船用タンク保冷構造。
  5. 前記ホールド壁は、カーゴタンクの外周を囲繞する二重側壁構造を有する請求項1記載の液化DME運搬船用タンク保冷構造。
  6. 特定の燃料ガスを液化した状態で海上輸送するための液化ガス運搬船に用いられる運搬船用タンク構造を冷却するタンク冷却システムであって、前記タンク保冷構造体のホールド壁とカーゴタンクとの間であって、前記ホールド壁の下部側に連通するサプライ用通路、および、前記ホールド壁上部側に連通するリターン用通路と、前記サプライ用通路と前記リターン用通路とに連通されていて、前記リターン用通路を介して前記ホールド壁上部側から当該ホールド壁内部の気体を吸入して冷却した後に、その冷却空気を前記サプライ用通路を介して前記ホールド壁下部側に供給できるファンクーラと、前記ファンクーラに冷却用熱エネルギーを供給する熱源装置とを備えたことを特徴とする液化DMEタンク冷却システム。
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