JP2005028010A - 雪面歩行補助具 - Google Patents

雪面歩行補助具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005028010A
JP2005028010A JP2003273095A JP2003273095A JP2005028010A JP 2005028010 A JP2005028010 A JP 2005028010A JP 2003273095 A JP2003273095 A JP 2003273095A JP 2003273095 A JP2003273095 A JP 2003273095A JP 2005028010 A JP2005028010 A JP 2005028010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
snow surface
fixing belt
belt support
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003273095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4716349B2 (ja
Inventor
Zenichiro Sugano
野 善一郎 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003273095A priority Critical patent/JP4716349B2/ja
Publication of JP2005028010A publication Critical patent/JP2005028010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4716349B2 publication Critical patent/JP4716349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】 雪の上を歩行する際に、足が積雪中に沈んでしまわないよう履き物に組み合わせて使用する雪面歩行補助具に関し、特に、歩行の際の足への装着一体感に秀れ、円滑な歩行が成し得るようにする雪面歩行補助具を提供する。
【解決手段】 雪面捕獲枠1の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所を渡し掛け部2に形成する一方、該渡し掛け部2には、それより前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延びるようにした甲部固定ベルト支持部3を、またそれよりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとした足首固定ベルト支持部4を、夫々上下方向に適度に弾性変形可能に形成した雪面歩行補助具である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、雪の上を歩行する際に、足が積雪中に沈んでしまわないよう履き物に組み合わせて使用するものとして古くから使用されてきていて、その用途に供するものとして現在でも変わらず使用され続けている「かんじき」に代表される雪面歩行補助具に関するものであり、主に履物や運動娯楽用品に係わる技術分野に関係する外、金属材料、プラスチック材、竹材や木材等各種素材関係の技術分野、あるいはそれら素材を使って加工する技術分野等、凡そ人間生活に係わる全ての技術分野に属している。
(視 点)
地球温暖化によって降る雪の量は、雪国北陸・東北・北海道地方でも相当減ってしまっているとはいうものの、雪が無くなってしまった訳ではなく、山間僻地や雪国地域で幹線道路から離れた除雪の行われない所等では、やはりそれなりの積雪はあり、活動するには雨天等に着用する履き物等で全く用をなさないため、今もって昔ながらの「かんじき」を着用するのが唯一有効な手段として継承されている状況にあり、雪国における冬期間の屋外活動において大いに活躍を続けている。
周知のとおり、この「かんじき」は、「泥水や氷、雪等の軟弱な場面を歩行するときに使用する特殊な履物の総称」であって、「田下駄」、「鉄かんじき」「輪かんじき」の三種類に大別され、新石器時代に北欧から北アジア、北アメリカに伝播したものといわれ、我が国にも、縄文時代には既に使用されていたのではないかと考えられ、その後、様々な変遷を経てきた末に、構造としては、「1本の輪材で造られた円形・楕円形・瓢箪形をした単輪型」といわれるもの、「2本の輪材で造られた楕円形の複輪型」といわれるもの、そして「木または割竹を横に並べて簾のようにした簾編型」といわれるもの、の大きく分けて三つのタイプがあり、何れも雪に接する部分を歩行に支障を来さない範囲で、できるだけ拡大したものとすることによって雪に掛かる体重を分散、減少するようにし、長靴等の履き物が積雪中にぬがって歩行できなくしてしまうことを防止するよう、靴底を載せて余りある十分な大きさの楕円または輪形、瓢箪形とした輪郭部で体重を分散させると共に、使用者が着用時にバランスを保てるよう配慮して、略中心部分に靴底を載置、仮固定できるようにした靴載せ装着部を配し、先の輪郭部に渡し掛け、支持する構造のものとなってる。
(従来の技術)
このように、「かんじき」としての機能上からは、体重を分散させる上で必要且つ十分な大きさを兼ね備えなていなければなず、しかも、上記のとおり、均衡を図って体重を分散させる必要性から、靴底はそれら輪郭部の中央辺りに位置させた構造、換言すれば、靴底の周囲に略均等に大きく広がった接雪面を有する構造になってしまうことから、普段の歩行をしようとすると、その左右の靴底の周囲に大きく広がった輪郭部を踏み合う格好になって前に進めないため、踏み合わないよう両足を開き、足を外側から夫々半円を描くようにした特殊な歩行(したがって、最初にある程度習熟する必要がある。)とならざるを得ないことと、無理な歩行の所為もあってその間の靴(主に防寒用長靴)との馴染みが悪くて外れてしまうか、外れないまでも歩行を疎外することとなって、長い時間の使用には耐えられず、確かに靴が雪中に沈み込んでしまうことは阻止できても、そのために要する特殊な歩行姿勢と靴との馴染みの悪さとによって体力を相当消耗させてしまうという難点が避けられず、そのため、何とか従来からの「かんじき」の歩行性の悪さを改善しようとする試みが過去に幾つも見受けられる。
例えば、昭和31年実用新案公告第3338号公報「輪かんじき」考案を始めとし、昭和44年実用新案公告第10379号公報に掲載のある「かんじき」考案や昭和64年実用新案公開第22385号公報の「かんじき」考案、あるいは、登録実用新案第3007225号公報にある「カンジキ」考案等々と、件数自体は些程多くはないにしろ、長年に渡って繰り返し同じ課題に取り組んできていたという経緯があることを確認できるものの、上記列挙したものを含め、これまでに提案のあったもの全てが、依然として歩行し難いという難点について十分対応できるところまでには至っておらず、したがって、実施化されて定着しているというものを見出せないのが実情である。
(1)昭和31年実用新案公告第3338号公報 (2)昭和44年実用新案公告第10379号公報 等
(問題意識)
この発明は、以上のような状況に鑑み、その機能上からは、普段の歩行姿勢に比較して、ある程度の不自然さは残しても、何とか靴との馴染みをより良くして容易く外れてしまったり、不自然な歩行を助長してしまうことのないようにした着用性の良い「かんじき」の類いの雪面歩行補助具を案出できないものかと、雪国に住まいをする者の一人として古くから従来品の試験、分析をしてきた。
(発明の目的)
そこで、本願出願人は、その過程で得た知見に基づき、歩行の際の足への装着一体感に秀れていて、円滑な歩行が成し得るようにする改良された構造の雪面歩行補助具を創出することを狙いとし、逸速くその開発、研究に着手して長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の雪面歩行補助具を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述していくことにする。
(発明の構成)
この発明による雪面歩行補助具は、基本的に次のとおりの構成から成り立つものである。 即ち、長靴底面の輪郭を遥かに超える大きさの輪郭を有する雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所を、主として靴底土踏まず辺りに当接する所定巾の渡し掛け部に形成する一方、該渡し掛け部には、それより前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まずよりも前側の靴底部分に当接するようにした甲部固定ベルト支持部を、またそれよりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとし、その末端側の縁を靴踵外側面に沿って適宜高さ範囲に渡って立ち上がるようにした足首固定ベルト支持部を、夫々連続する一体状のもので、上下方向に適度に弾性変形可能に形成してなる構成を要旨とする雪面歩行補助具である。
この基本的な構成を、より具体的な構成のものとして示すと、長靴底面の輪郭を遥かに超える大きさの輪郭を有し、その輪郭に沿った内側所定幅部分が雪面捕獲枠に形成されると共に、該雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所に、同雪面捕獲枠に囲まれた空間を横断し、靴底方向とは直交状配置とするようにした渡し掛け部を形成する一方、該渡し掛け部には、それより前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まずよりも前側の靴底部分に当接するようにした甲部固定ベルト支持部を、またそれよりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとし、その末端側の縁を靴踵外側面に沿って適宜高さ範囲に渡って立ち上がるようにした足首固定ベルト支持部を、夫々連続する一体状のもので、上下方向に適度に弾性変形可能に形成してなるものとした構成の雪面歩行補助具となる。
さら具体的には、長靴底面の輪郭を遥かに超える大きさの輪郭を有し、その輪郭に沿った内側所定幅部分が雪面捕獲枠に形成されると共に、該雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所に、同雪面捕獲枠に囲まれた空間を横断し、靴底方向とは直交状配置とするようにした渡し掛け部を形成する一方、該渡し掛け部には、それより前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まずよりも前側の靴底部分に当接するようにした甲部固定ベルト支持部を、またそれよりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとし、その末端側の縁を靴踵外側面に沿って適宜高さ範囲に渡って立ち上がるようにした足首固定ベルト支持部を、夫々連続する一体状のもので、上下方向に適度に弾性変形可能に形成すると共に、少なくとも渡し掛け部および足首固定ベルト支持部の下面からは所定長さの食込み突部、またはピン付き食込み突部が下方に向けて突設されてなる構成の雪面歩行補助具が含まれる。
この発明の雪面歩行補助具は、使用者がバランスを取るときに爪先や踵に加わる力による反力は固よりのこと、もっとも大事な歩行前進に際しての爪先や踵の上下動によって加えられる力に起因して得られる筈の反力(キック力の一部)が、雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所で土踏まず辺りに対応するよう規制した渡し掛け部に夫々一体形成した、爪先側の部分に対応する甲部固定ベルト支持部、および踵側の部分に対応する足首固定ベルト支持部の弾性変形による復元力として、夫々が確実に渡し掛け部から雪面捕獲枠に伝えられ、雪面捕獲枠から雪へと効率的に分散、支持されるようにしたことから、使用者が装着して足を踏み出したときに得られる歩行前進のためのキック力が効率的且つ安定したものとなって、柔雪のような降雪直後で深い雪面であっても所望どおりの行動を効果的に実施可能にするという、雪面歩行補助具として、従前までのかんじき等では到底達成することができなかった秀れた特徴を発揮できるものとなる。
そして、この発明の雪面歩行補助具における雪面捕獲枠の前方側を斜め上方に傾斜させると同時に、後方側が、後方から見て下弦の月状に上方に湾曲させてあるもの、あるいは何れか一方を採用してなるもの等は、大股の動作の中にもその着地前後における雪面捕獲枠前端側および/または同後端側を雪面に引っ掛けて突っ込んでしまう割合が改善されることから、上記特徴に加え、歩行前進の動作、つまり交互に足を出していく動作が、そのような構成を採用していないものに比較して遥かに円滑なものにすることができるという大きな特徴も合わせもったものになる。
雪面捕獲枠は、使用する者が、後述する渡し掛け部に片足ずつ載せて全体重をこの発明の雪面歩行補助具に掛けたときに、雪面を捕らえてその荷重をできるだけ平均化して分散し、積雪中に深く沈んでしまわないようにする機能を果たすものであり、その機能を果たすため、最大で片足に全体重が加わえたとき(例えば、片足立ちのとき)であっても、その荷重を支持するに足るだけの面積の雪面を捕獲できているような大きさ(平面的な大きさだけに限定されず、立体的な形状を伴う大きさも含む。)、構造のものとして形成されなければならず、その大きさが確保されるものであれば、その全体輪郭形状は特に制限されず、後述の実施例に取り上げるような概略小判状形状のものから、従前までの伝統的なかんじきの形状である楕円形や円形、あるいは異形の瓢箪型の外、諸外国でオーソドックスな太短ソリ型等といった形状のものとすることが可能であり、上記したとおりの機能を達成可能とするだけの(したがって、長靴底面の輪郭を遥かに超える)大きさの輪郭を有するものとして形成される。
それら所望の輪郭で予定された所定の大きさ、構造とする雪面捕獲枠は、夫々に全体重が掛かることを想定し、その全体重を雪面上に均衡させて分散させ得るだけの強度を有する素材、例えばポリエステルやポリエチレン、ポリカーボネート等といった比較的機械強度、耐久強度を兼ね備えたプラスチック材を単独でか、あるいはそれらを強化したFRP材や金属材と組み合わせた素材からなるもので、後述する構成要素各部と一体成形あるいはそれに近い連続、一体化したものとして形成するのが望ましいが、使い捨てタイプのものにする等といった特段の事情によっては、それら素材に拘泥することなく、その他の素材、例えば竹材や木質材等を単独でか、適宜組み合わせた上、接着剤や金物、紐等を使って連結、一体化してなるものとすることもできる。
そして、望ましくは、この雪面捕獲枠は、輪郭から内側に所定巾となって雪面を捕らえることとなる部分で、少なくとも平面形の左右両側に位置することとなる部分の主要部分が、その垂直断面で、後述の実施例にあるとおり、下に開口するV型断面のようなものとするか、あるいはV型断面を含む広く溝型のものとして形成されるようにすべきであり、それら全体側面形は殆ど直状のままに形成される外、少しでも歩行動作がし易くなるよう配慮して、全体側面形の中、平面形で前方側となる部分の主要部分だけが、側面形でやや斜め上方に傾斜した形状のものとするか、または渡し掛け部よりも前方辺りから全体が次第に斜め上方に傾斜していくようになるものにすると共に、平面形で後方側となる部分の主要部分が、後方から見て左右全幅か左右幅の大部分が下弦の月状に湾曲してなるようなものに形成すべきである。
渡し掛け部は、上記のようにして形成される雪面捕獲枠に渡し掛けられて、少なくとも全体重に相当する荷重を上記雪面捕獲枠に確実に伝えるようにする機能を果たすと共に、後述する甲部固定ベルト支持部および足首固定ベルト支持部を夫々形成、支持するための基部としての機能を果たし、使用者の長靴等冬履の靴底を安定して載置でき、しかも体重を伝える上で足裏への負担がなるべく苦にならない状態で伝えられる箇所にうまく当接するようにした機能をも果たすものであり、したがって、前記雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所を、同雪面捕獲枠に囲まれた空間を横断して、靴底方向とは直交状配置とするようにした所定巾のもの、即ち、少なくとも全体重を受けてもその荷重を安全、確実に周辺の雪面捕獲枠に伝える上で十分な強度と配置構造とが考慮されたものでなければならない。
上記目的、機能を実現するため、前記した雪面捕獲枠に対し、同一素材による一体成形、例えば圧延したものの打ち抜き成形や射出成形等、一体化成形手段として従前から採用されているあらゆる手段の採用が可能になる外、場合によっては、雪面捕獲枠とは別体のもの(したがって、必ずしも同一素材によるとは限らない。)として形成した上、両者間に予め設けてある強力な連結構造か、適宜介添え材を使う連結構造や介添え材を接着剤や溶着を使う連結手段等によって確りと連結、一体化してしまうようにするのが望ましいといえる。
加えて、メーカーによって微妙に異なる靴底へ巧く当接してその状態を安定させるようにする上で都合の良い形状、構造のものであるべきであり、しかも、後述する甲部固定ベルト支持部や足首固定ベルト支持部の形成、支持を確実にするだけの強度も必要とし、しかも、使用中に甲部固定ベルト支持部や足首固定ベルト支持部に掛かる前進する際のキック力や制動反力、バランスを取るための支持力等を全て受支して確実に雪面捕獲枠に伝え得るだけのものとして形成するようにしなければならなず、そのための補強リブを付設するなり、刳り貫き孔を設ける、あるいはその大きさを選択する、材圧に変化を付ける等したり、断面形状を工夫して靴底に馴染む形とする、あるいは、靴底に当接する面にゴムやスポンジ体、厚手の生地その他緩衝、滑り止め等用に特殊素材を積層、一体化してなるものとする等、種々の工夫を取り入れることは自由であり、適宜必要に応じて採用可能になることは言うまでもない。
甲部固定ベルト支持部は、上記渡し掛け部から、その前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に、当該渡し掛け部に一体のものとしてか、別体としたものを適宜連結、一体化してなるものとして延伸、形成し、土踏まずよりも前側となる靴底部分、即ち爪先までの靴底全面をカバーできるものとしても差し支えないが、歩行性(つまり、歩行中に靴底との間に雪が挟まったり、雪面捕獲枠とは別に積雪面に食込み状となる状態等の不都合)を勘案して、後述する実施例のもののように親指の付け根辺りか、その近傍に当接するようにしたものとして形成され、長靴の甲部を着脱自在に固定する甲部固定ベルトを取着、支持する機能を果たし、後述する足首固定ベルトと相俟って、装着したこの発明の雪面歩行補助具が使用者の長靴から離脱してしまわないようにする機能が果たし得るようにすることを保証し得るものとしなければならない。
それと共に、使用者が装着し、足を踏み出して歩くときに、長靴の爪先側が雪面捕獲枠に囲まれた前方空間内で遊んでしまい、踏み出すための反力(キック力の一部)を得られなくしてしまわないようにする機能をも果たし、したがって、爪先側に掛けた力が、渡し掛け部を通じて雪面捕獲枠からの反力として効果的に得られるよう、それ自体の弾発力や渡し掛け部への連結強度が十分に勘案された上、最適な素材、形状、構造が予め吟味されることとなる。 なお、この甲部固定ベルト支持部におけるベルト取着部における固定ベルト脱着自在構造は制限されず、従前から公知の様々なベルト着脱、調節機構を事情に合わせて適宜選択、採用すれば足りる。
一方、足首固定ベルト支持部は、前記渡し掛け部を挟んで上記した甲部固定ベルト支持部と反対側、即ち後方側に配設されるようになるものであり、渡し掛け部よりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとして形成され、その末端側の縁を靴踵外側面には靴踵の輪郭に略沿うようにして適宜高さ範囲に渡って立ち上がって小壁部分を形成し、靴踵の後方移動を阻止し得るよう機能すると共に、同小壁部分を使って靴の足首部分を固定するためのベルトが着脱自在に装着できるようにする機能を果たすものである。
更に当該足首固定ベルト支持部は、この発明の雪面歩行補助具を靴底に装着、使用しているときに、土踏まず部分から踵部分、特に踵の上下動に伴って得られる制動反力や姿勢バランス保持のための支持力等、歩行・停止作動に必要となる反力が確実に得られるようにする機能をも果たすものであり、それら反力が効果的且つ確実に雪面捕獲枠から渡し掛け部を介して伝えられるよう、それ自体の弾発力や渡し掛け部への連結強度が勘案され、最適な素材、形状、構造が吟味されることとなるのは、上記した甲部固定ベルト支持部の場合におけると同様であり、また、このベルト取着部への固定ベルト脱着自在構造はやはり制限されてはおらず、従前から公知の各種ベルト着脱、調節機構を事情に合わせて適宜選択、採用できることも、甲部固定ベルト支持部の場合のそれと全く同様である。
そして、少なくともこの足首固定ベルト支持部や渡し掛け部、必要があれば甲部固定ベルト支持部や雪面捕獲枠も加えた部分の下面からは、雪面からの滑り動作を阻止する機能を果たすための所定長さの食込み突部、またはピン付き食込み突部が下方に向けて突設されるようにししなければならず、それらの構造は特に限定されるものではなく、予め足首固定ベルト支持部や渡し掛け部等に一体的に形成してしまう定型のものとする外、それらとは別体の後付けのものとし、したがって、必要に応じて着脱使用ができたり、状況(柔らかい新雪面や、硬くざらついた堆積雪面等)に応じて構造の違うものを交換使用できたり、破損、紛失に際して補充することができるようなものとしても差し支えなく、例えばそれら個々の形状も、後述の実施例のように水平断面が矩形状のもので、それらの配置が矩形状の長辺方向を一部不揃いとなるようにしたものとする等、その機能達成のために必要かつ最適な配置具合と本数によるものとすることができる。 以下、上記したこの発明の雪面歩行補助具の構成が、より明確なものとなるように、その代表的な実施例について図面を参照しながら具体的な説明を加えていく。
図1の片足に装着した状態を一点鎖線で加えたものの側面図、図2の同平面図、以下図3同底面図、図4同正面図、図5同背面図、図6同右側面図に示す各展開図、および図7のA〜A断面図、図8のB〜B断面図、図9のC〜C断面図、図10のD〜D断面図からも明確に把握できるように、この実施例に取り上げた雪面歩行補助具は、ポリカーボネートのような強度あるプラスチック製で、雪面捕獲枠と渡し掛け部とは勿論のこと、渡し掛け部とそれに連設、一体化される足首固定ベルト支持部および甲部固定ベルト支持部、そうして足首固定ベルト支持部および甲部固定ベルト支持部夫々に形成される各部分構成まで(但し、何れも足首固定ベルトないしは甲部固定ベルトは別体)が、一個取りの金型によって射出成形されてしまうようにした、この発明の基本的構成からなる代表的な事例によるものである。
雪面捕獲枠1は、図のように全長が凡そ47ないし48cm前後、全幅が25ないし26cm前後の変形長円形、即ち両側縁の大部分を平行とし、その後方側を半径約12ないし13cmの半円形(したがって、側縁間の巾寸法が25センチ前後)の後端部12に形成するも、同前方側だけは、その半円形の頂部辺りを直線状に変形させてなる長円形の輪郭にすると共に、側面形は、その前方側の半円形頂部辺りを直線状に変形させた部分だけを斜め上方に傾斜させた構造のものとし、後方側の半円形部分は、後方から見て左右全幅か左右幅の大部分が下弦の月状に上方に湾曲してなるものに形成してある。
そして、雪面捕獲枠1の直線状の前端部11側を除く大部分を、当該輪郭から平面巾4〜5センチ内外で高さが2〜3cm程度となる山形縦断面(上下転倒V字形縦断面)のものとし、前端部11側だけは、山形縦断面の外側となる片だけを上に開いて半ばソリ状形状にしてなる、厚さを1.5〜2mm程度のものとして形成してあり、山形縦断面に形成してなるその下面凹部に雪を抱え込むようにして雪面を捕獲、圧縮してしまうようにして、この発明の雪面捕獲枠1に加わる使用者の体重をうまく雪面に分散させてしまい、支持力の弱い雪面でも局所に荷重が集中しない状況を常時確保し続けられるようにすることにより、当該雪面捕獲枠1の雪面中への沈み込みが無くせるものとしてある。
この雪面捕獲枠1の前後方向略中央には、当該雪面捕獲枠1によって囲まれた空間を前後(つまり、使用時の踵から爪先)方向に概略二分するようにして、厚さが雪面捕獲枠1と略同等の1.5〜2mm程度の厚さで、表裏面側とも平板状とした渡し掛け部2を射出成形によって一体形成してあり、使用者の長靴等スノーシューズの種類に拘わらず、その土踏まず辺りにうまく馴染み、ずれてしまうことのないようにしてあり、さらに装着して歩行する際の足のキック力を確実に雪面捕獲枠1に伝え得るようにした強度を維持するために、図表示を省略しているが、リブも兼ねて全面に多数の凹凸部に形成(目的に適えば特にその凹凸形状は問わない。)してある。
この渡し掛け部2からは、該渡し掛け部2と略同一面として前方側に3cm前後の巾で突き出し、三方を渡し掛け部2よりも前方側となる雪面捕獲枠1に囲まれたような状態にした甲部固定ベルト支持部3が一体、形成されると共に、同後方側には、当該渡し掛け部2に使用者のスノーシューズを所定どおりに載せるようにしたときの底載置部2よりも後ろに位置することとなる靴の踵部分までを載置可能とする形状、大きさを有し、やはり三方を後方側の雪面捕獲枠1に囲まれたような状態とした足首固定ベルト支持部4が一体、形成してある。
これら甲部固定ベルト支持部3および足首固定ベルト支持部4とも、上下方向に適度に弾性変形可能になるものに形成してあり、この発明の雪面歩行補助具を装着、使用する段に、渡し掛け部2に使用者の靴の土踏まず辺りを支持して体重を雪面捕獲枠1に分散、伝達するようにした状態から、歩行前進しようとしてそのための反力を得るために爪先側、踵側に交互に力を加えた場合に、従前までのものであれば、使用者の靴の爪先側の部分あるいは踵側の部分が自由、勝手に動いてその反力がうまく雪面捕獲枠1に伝わり難くなってしまうか、あるいは、周囲の雪面捕獲枠1に連結されていて動きが規制され、爪先側の部分あるいは踵側の部分の動きが雪面歩行補助具そのものの動きに直結してしまい、歩行前進に必要な動きがぎこちなくなってしまうかの何れかでしかなかったのに対して、それらの動きに追随支持し、適度な反発をもって上下する動作が極めて円滑なものとなるよう、その素材が予め吟味されるだけではなく、サイズを吟味した刳り貫き孔44,45を設ける等してあって、歩行前進の動作に都合が良くなる工夫がしてある。
なお、甲部固定ベルト支持部3は、靴巾を中央に取った両端辺りに、付属の甲部固定ベルト3aを組み込むためのベルト取着部31,31が設けてあり、また、足首固定ベルト支持部4の方には、後端縁を靴の踵の形状に略相当する円弧状のものに形成した上、その縁に沿わせて、図示にあるとおり、踵面の略全体が覆える程度の約5ないし8cm程度まで立ち上げた小壁42に形成してあって、装着時に当該足首固定ベルト支持部4から靴が勝手に外れてしまう靴の脱げ現象が起きないようにしてあり、そして、同小壁42にはベルト取着部41,41が穿孔されていて、該ベルト取着部41,41を使って付属の甲部固定ベルト4aを取り付け、使用段階には、その甲部固定ベルト4aを靴の足首部分前方側に廻すようにして固定できるようにしてある。
また、これら甲部固定ベルト支持部3および足首固定ベルト支持部4は、使用者の長靴等スノーシューズの種類に拘わらず、その使用者の靴の爪先側の部分あるいは踵側の部分の靴底にうまく馴染み、ずれてしまうことのないようにすると共に、装着して歩行する際の足のキック力を確実に雪面捕獲枠1に伝え得るようにした強度を維持するため、渡し掛け部2の場合と同様に図表示を省略してしまっているが、リブも兼ねて全面に多数の凹凸部(目的に適えば特にその凹凸形状は問わない。)に形成してある。
そして、渡し掛け部2の両側縁辺りの裏面、および足首固定ベルト支持部4の場合は、略靴のヒールに相当する辺りの裏面に、夫々下方方向に2〜3cm程度突出するようにしてなる食込み突部(場合によっては、先端に食込みを強化して滑り止め効果を高めるようにするピン付きの食込み突部としてもよい。)21,21、あるいは43,43,……を設けてあり、停止時は固より、歩行前進する場合にでも、雪面に踏み込んだこの発明の雪面歩行補助具の位置が不用意に滑って立ち姿勢を不安定にさせてしまうことのないようにしたものとしてある。それらの形成個数は限定されていないが、全方位における安定を求めるためにも、平面配置具合や一個一個の向き等に配慮したものとすべきであり、この実施例では、特に足首固定ベルト支持部4の食込み突部43,43,……の配置が、図からも判るとおり、平面矩形状の長辺方向が全て不揃いとなるようにして、全方位性が実現できるようにしてある。
(実施例の作用)
この発明の雪面歩行補助具は、以上、詳述したとおりの構成からなるものであって、積雪地帯において、スノーシューズとして例えば長靴を履いている使用者は、先ず、当該雪面歩行補助具をできるだけ平坦な箇所に肩巾程度の間隔を空けて並べ置き、片足ずつ、夫々の土踏まず部分か、それよりもやや前方となる部分が渡し掛け部2に位置するように位置合せしながら、靴SのヒールS1が足首固定ベルト支持部4に設けられている円弧状の小壁42内側に当接状としてしまうことにより、自然に靴の爪先側の部分S3、正確には土踏まずS2に近い爪先側の部分S3が甲部固定ベルト支持部3上に位置するものとなって、その状態を維持しながら注意して、どちらからでも差し支えはないが、甲部固定ベルト支持部3、足首固定ベルト支持部4に組み込んである甲部固定ベルト3a、足首固定ベルト4aの何れも然るべき部位において着脱自在に固定するようにして、左右の長靴Sにこの発明の雪面歩行補助具を装着してしまう。この間の操作は、慣れてしまえば忽ち完了させることができる。
使用者は、装着したままの状態で、新雪が積ったままとなって未だ踏み固められていない雪面に向かって歩を踏み出せば、それまで装着するために止まっていた平坦で硬かった箇所では、裏面に突出している食込み突部32,32、あるいは43,43,……のために、うまく足裏を水平状にすることができずに不安定になっていたものが、それらは雪面の中に吸収されてしまって全く違和感なく普通の起立姿勢を保つことができることになる。但し、停止しているときでも、歩行を始めたときでも、この実施例の全長が凡そ47ないし48cm前後、全幅が25ないし26cm前後の変形長円形の雪面歩行補助具は、縦横寸法ともに2倍以上の大きさの履物となってしまうため、普段よりもかなり大股の姿勢を意識的にとるように心掛けないと、片方の雪面捕獲枠1でもう片方の雪面捕獲枠1を踏み付けて踏み付けてしまい、特に前進歩行体制に入っているとき等にこの状態に陥ってしまうと確実に前のめりに転倒してしまうことになり、慣れるまでの間は注意が必要となる。
異常な歩巾での歩行に慣れて難無く歩行前進が可能になると、この発明の雪面歩行補助具の場合は、一歩を踏み出そうとしてそのための反力を得るために爪先側、踵側に交互に力を加えたときに、従前までのものであったならば、使用者の靴Sの爪先側の部分S3あるいは踵側の部分S4が自由、勝手に動いてその反力がうまく雪面捕獲枠1に伝わり難くなっていたり、あるいは、周囲の雪面捕獲枠1に連結されていて爪先側の部分S3あるいは踵側の部分S4の動きが規制され、雪面歩行補助具そのものの動きに直結してしまい、歩行前進に必要な動きがぎこちなく、しかも足への負担が異常に掛かってしまっていて、何れにしても効率的な動作とするには程遠いものであったのに対し、爪先側の部分S3で踏み付けて得られる反力は甲部固定ベルト支持部3の弾性変形による復元力として、また踵側の部分S4で加えた力で得られる反力は足首固定ベルト支持部4の弾性変形による復元力として、夫々が渡し掛け部2から雪面捕獲枠1に伝わり、雪面捕獲枠1の大部分を占める縦断面山形断面の凹所に抱え込んだ雪に効率的に分散、支持される結果、柔雪の場合であっても決して雪面内に沈み込んでしまうこともなく、歩巾の広いことを除き、歩行前進の動きは極めて円滑なものとなってこの種器具として必要な作用を遺憾なく発揮できる。
(実施例の効果)
実施例に取り上げたこの発明を代表する構成による雪面歩行補助具の場合には、前述したこの発明の秀れた特徴を余すところなく実現可能にすると共に、雪面捕獲枠1の大部分を占める縦断面山形断面により、その凹所に雪面を確りと抱え込んで逃がすことがないものとなり、さらには甲部固定ベルト支持部3および足首固定ベルト支持部4各々の裏面に特定の位置関係で配してあるピン付き食込み突部32,32、あるいは43,43,……を設けて雪面に食い込み状になるようにしてあって、歩行を止めて停止したときは固より、歩行前進する最中でも、雪面に踏み込んだこの発明の雪面歩行補助具の位置が不用意に滑って立ち姿勢を不安定にしてしまうことがないという特筆すべき効果までももたらされることになる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の雪面歩行補助具は、従来のものには見られない新規な構成によって所期の目的を普く達成可能にするものであり、しかも、簡潔な構造のものとしてあって製造も容易になり、比較的安価なものとしての提供も可能にすることから、降雪地帯における屋外、それも積ったままで手が加えられていない積雪地帯での作業やレジャー等の活動の場面において、従来品では得られなかった効果的な雪面歩行補助具としてその分野に係わる人々から高く評価されることとなって、拡範に渡って採用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明に包含される雪面歩行補助具の中、その代表的な一実施例を示したものである。
その装着状態と共に示す右側面図である。 同平面図である。 同底面図である。 同正面図である。 同背面図である。 同右側面図である。 同A〜A断面図である。 同B〜B断面図である。 同C〜C断面図である。 同D〜D断面図である。
符号の説明
1 雪面捕獲枠
11 同 前端部
12 同 後端部
13 同 側部
2 渡し掛け部
3 甲部固定ベルト支持部
31 同 ベルト取着部
32 同 食込み突部(ピン付き食込み突部)
3a 同 甲部固定ベルト
4 足首固定ベルト支持部
41 同 ベルト取着部
42 同 小壁
43 同 食込み突部(ピン付き食込み突部)
44 同 刳り貫き孔
45 同 刳り貫き孔
4b 同 足首固定ベルト
S スノーシューズ(長靴)

Claims (8)

  1. 長靴底面の輪郭を遥かに超える大きさの輪郭を有する雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所を、主として靴底土踏まず辺りに当接する所定巾の渡し掛け部に形成する一方、該渡し掛け部には、それより前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まずよりも前側の靴底部分に当接するようにした甲部固定ベルト支持部を、またそれよりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとし、その末端側の縁を靴踵外側面に沿って適宜高さ範囲に渡って立ち上がるようにした足首固定ベルト支持部を、夫々連続する一体状のもので、上下方向に適度に弾性変形可能に形成してなるものとしたことを特徴とする雪面歩行補助具。
  2. 長靴底面の輪郭を遥かに超える大きさの輪郭を有し、その輪郭に沿った内側所定幅部分が雪面捕獲枠に形成されると共に、該雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所を、同雪面捕獲枠に囲まれた空間を横断し、靴底方向とは直交状配置とするようにした所定巾の渡し掛け部に形成する一方、該渡し掛け部には、それより前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まずよりも前側の靴底部分に当接するようにした甲部固定ベルト支持部を、またそれよりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとし、その末端側の縁を靴踵外側面に沿って適宜高さ範囲に渡って立ち上がるようにした足首固定ベルト支持部を、夫々連続する一体状のもので、上下方向に適度に弾性変形可能に形成してなるものとしたことを特徴とする雪面歩行補助具。
  3. 長靴底面の輪郭を遥かに超える大きさの輪郭を有し、その輪郭に沿った内側所定幅部分が雪面捕獲枠に形成されると共に、該雪面捕獲枠の前後方向略中央辺りか、やや前方寄りとなる個所を、同雪面捕獲枠に囲まれた空間を横断し、靴底方向とは直交状配置とするようにした所定巾の渡し掛け部に形成する一方、該渡し掛け部には、それより前方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まずよりも前側の靴底部分に当接するようにした甲部固定ベルト支持部を、またそれよりも後方の雪面捕獲枠に囲まれた空間内に延び、土踏まず辺りから踵までの靴底輪郭に略合致するものとし、その末端側の縁を靴踵外側面に沿って適宜高さ範囲に渡って立ち上がるようにした足首固定ベルト支持部を、夫々連続する一体状のもので、上下方向に適度に弾性変形可能に形成すると共に、少なくとも渡し掛け部および足首固定ベルト支持部の下面からは所定長さの食込み突部、またはピン付き食込み突部が下方に向けて突設されてなるものとしたことを特徴とする雪面歩行補助具。
  4. 雪面捕獲枠は、その前方側の主要部分が斜め上方に傾斜するか、または渡し掛け部よりも前方辺りから全体が次第に斜め上方に傾斜していくようになるものとした、請求項1ないし3何れか記載の雪面歩行補助具。
  5. 雪面捕獲枠は、その後方側の主要部分が、後方から見て左右全幅か左右幅の大部分が下弦の月状に湾曲してなるものとした、請求項1ないし4何れか記載の雪面歩行補助具
  6. 雪面捕獲枠は、少なくともその左右両側の主要部分が、下に開口する溝型またはV型断面からなるものに形成された、請求項1ないし5何れか記載の雪面歩行補助具。
  7. 甲部固定ベルト支持部には甲部固定ベルトが、足首固定ベルト支持部には足首固定ベルトが,夫々予め装着または脱着自在に装着されてなるものとした、請求項1ないし6何れか記載の雪面歩行補助具。
  8. 食込み突部、またはピン付き食込み突部は、水平断面が矩形状のものに形成され、それらの配置が矩形状の長辺方向を一部不揃いとなるようにした、請求項1ないし7何れか記載の雪面歩行補助具。
JP2003273095A 2003-07-10 2003-07-10 雪面歩行補助具 Expired - Lifetime JP4716349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003273095A JP4716349B2 (ja) 2003-07-10 2003-07-10 雪面歩行補助具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003273095A JP4716349B2 (ja) 2003-07-10 2003-07-10 雪面歩行補助具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005028010A true JP2005028010A (ja) 2005-02-03
JP4716349B2 JP4716349B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=34210439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003273095A Expired - Lifetime JP4716349B2 (ja) 2003-07-10 2003-07-10 雪面歩行補助具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4716349B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101357429B1 (ko) 2012-03-08 2014-02-03 최춘해 기능성 아이젠

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4898273U (ja) * 1972-02-22 1973-11-20
JPS4960871U (ja) * 1972-09-09 1974-05-28
JPS5858083U (ja) * 1981-10-13 1983-04-19 福田 貞夫 輪かんじき
JPS6422385A (en) * 1987-07-16 1989-01-25 Showa Denko Kk Method of bonding screen
JPH037225A (ja) * 1989-02-22 1991-01-14 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd アルドース還元酵素阻害作用を有し且つ吸収性の良好な薬剤組成物
JPH0712172U (ja) * 1993-07-28 1995-02-28 芳一 工藤 雪上歩行具
JP2003125808A (ja) * 2001-10-25 2003-05-07 Expert Of Japan:Kk 雪上歩行具

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4898273U (ja) * 1972-02-22 1973-11-20
JPS4960871U (ja) * 1972-09-09 1974-05-28
JPS5858083U (ja) * 1981-10-13 1983-04-19 福田 貞夫 輪かんじき
JPS6422385A (en) * 1987-07-16 1989-01-25 Showa Denko Kk Method of bonding screen
JPH037225A (ja) * 1989-02-22 1991-01-14 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd アルドース還元酵素阻害作用を有し且つ吸収性の良好な薬剤組成物
JPH0712172U (ja) * 1993-07-28 1995-02-28 芳一 工藤 雪上歩行具
JP2003125808A (ja) * 2001-10-25 2003-05-07 Expert Of Japan:Kk 雪上歩行具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101357429B1 (ko) 2012-03-08 2014-02-03 최춘해 기능성 아이젠

Also Published As

Publication number Publication date
JP4716349B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6035554A (en) Asymmetrical reversible article of footwear
JP2011212461A (ja) クリート保護靴カバー
US10609981B1 (en) Insole sandal and shoe system
USD943251S1 (en) High heel shoe
KR100636399B1 (ko) 기능성 신발
US7048601B2 (en) Swimming flipper with blade and footwear structure
KR100817411B1 (ko) 기능성 신발
US20100223809A1 (en) Sandal with Cleats
JP4716349B2 (ja) 雪面歩行補助具
US10786047B2 (en) Footwear system
US20090071034A1 (en) Sole attachment for footwear
CN105288989A (zh) 便于穿脱的轮滑鞋鞋壳
JP3087900U (ja) 履き物
CN220607526U (zh) 一种弹性舒适休闲鞋
KR20180100037A (ko) 운동용 신발 밑창
JP2004254803A (ja) インソール構造体
JP3805937B2 (ja) 矯正中敷き
KR200388747Y1 (ko) 건강 신발
CN111972766B (zh) 一种防水溅鞋子
CN210611194U (zh) 便于更换鞋底的鞋
KR200380670Y1 (ko) 신발 고정수단
KR200313770Y1 (ko) 신발
KR200370175Y1 (ko) 각반을 겸비한 신발.
JP3132207U (ja) 織ゴムのような伸縮材を使用した靴ベラのいらない靴
KR200267919Y1 (ko) 미끄럼방지용 덧신

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250