JP2005027704A - 弾球遊技機及びプログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】パチンコ機等の弾球遊技機に関し、遊技者から敬遠されないように、演出内容に変化を与え、遊技の単調さを防止することができるようにすることを目的とする。
【解決手段】電子制御装置200は、特別遊技抽選部312の抽選結果にもとづいて遊技者が獲得できる金額(得点)を決定し、当該金額を加算することで合計金額(合計得点)を算出するための得点加算部420と、合計金額が予め設定された目標金額(目標得点)に達する経過を報知するための得点報知制御部430とを備える。得点加算部420は、特別遊技に移行させる場合には、合計金額が目標金額に達するように得点を加算し、特別遊技に移行させない場合には、合計金額が目標金額に達しないように得点を加算するようにしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばパチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技球が始動入賞口に入賞にしたことにもとづいて抽選し、その抽選結果にもとづいて、液晶表示装置に図柄を可変表示していたパチンコ機が知られている。
また、従来、パチンコ機とは別に、カウンタを配置し、当該カウンタを用いて、図柄の可変表示回数や大当り回数等を表示できるようにしたものも知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のカウンタでは、そのカウント値の低いパチンコ機は稼働率も低いものと予測され、遊技者から敬遠されてしまうという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、遊技者から敬遠されないように、演出内容に変化を与え、遊技の単調さを防止できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、弾球遊技機であって、遊技球が特定入賞口に入賞したことを検知するための特定入賞球検知手段と、前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、識別情報を可変表示するための可変表示装置と、前記特定入賞球検知手段及び前記可変表示装置が接続され、遊技の進行を制御するための遊技制御手段とを備え、前記遊技制御手段は、前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、遊技者にとって有利な特別遊技に移行させるか否かを抽選するための特別遊技抽選手段と、前記抽選結果にもとづいて遊技者が獲得できる得点を決定し、当該得点を加算することで合計得点を算出するための得点加算手段と、前記合計得点が予め設定された目標得点に達する経過を報知するための得点報知制御手段とを備え、前記得点加算手段は、前記特別遊技抽選手段による抽選結果にもとづいて特別遊技に移行させる場合には、前記合計得点が前記目標得点に達するように得点を加算し、前記特別遊技に移行させない場合には、前記合計得点が前記目標得点に達しないように得点を加算するようにしていることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の特徴に加え、前記遊技制御手段は、演出に応じて得点を増加するようにしていることを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の特徴に加え、前記遊技制御手段は、前記可変表示装置により識別情報を可変表示した累計回数に応じて、得点を増加させる前記演出を表示する抽選確率を変化させるための演出抽選手段を備えていることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の特徴に加え、前記得点加算手段は、前記可変表示装置により識別情報を可変表示した累計回数が所定回数に達した場合には、前記合計得点が前記目標得点に近似するように得点を加算していることを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、遊技球が特定入賞口に入賞したことを検知するための特定入賞球検知手段と、前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、識別情報を可変表示するための可変表示装置と、前記特定入賞球検知手段及び前記可変表示装置が接続され、遊技の進行を制御するための遊技制御手段とを備える遊技機を前提とする弾球遊技機用プログラムであって、前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、遊技者にとって有利な特別遊技に移行させるか否かを抽選するための特別遊技抽選手段と、
前記抽選結果にもとづいて遊技者が獲得できる得点を決定し、当該得点を加算することで合計得点を算出するための得点加算手段と、前記合計得点が予め設定された目標得点に達する経過を報知するための得点報知制御手段として前記遊技制御手段を機能させるとともに、前記特別遊技抽選手段による抽選結果にもとづいて特別遊技に移行させる場合には、前記合計得点が前記目標得点に達するように得点を加算し、前記特別遊技に移行させない場合には、前記合計得点が前記目標得点に達しないように得点を加算するように前記得点加算手段を機能させることを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の弾球遊技機用プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1〜8は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、パチンコ機の概略ブロック図、図2は図1の抽選部の詳細を説明するためのブロック図、図3は遊技盤の概略正面図、図4は液晶表示装置及びドラム式表示装置の拡大図、図5は液晶表示装置の表示画面の一部拡大図、図6はドラム式表示装置のリールの展開図、図7は液晶表示装置の表示画面に予告図柄を表示した状態を示す説明図、図8は予告図柄の出現頻度を説明するための説明図をそれぞれ示すものである。
(パチンコ機10)
弾球遊技機の一例であるパチンコ機10の前部には、図3に示すように、遊技盤20を配置する。
【0006】
遊技盤20の前面には、図3に示すように、周囲に遊技球を案内するガイドレール30が設けられ、これによりガイドレール30で囲まれる内側に略円形の遊技部(遊技領域)40が形成されている。
遊技部40には、ガイドレール30を介して発射された遊技球が流下するようになっている。
【0007】
遊技部40の略中央には、可変表示装置の一例である液晶表示装置50を配置する。
液晶表示装置50は、液晶を中心に構成され、遊技盤20に固定されている。なお、液晶表示装置50の詳細については後述する。
なお、可変表示装置としては、液晶表示装置50に限定されず、例えばドットマトリクス、ブラウン管、ドラム、7セグメント等を用いた表示装置を使用しても良いし、或いはこれらの複数の表示装置を組み合わせて使用しても良い。
【0008】
遊技部40には、液晶表示装置50の図3の向かって右側に、ドラム式表示装置60を配置する。
ドラム式表示装置60は、遊技盤20に固定され、ドラム61を回転することで、その周囲に表示したドラム図柄(図6参照)を表示するものである。なお、ドラム式表示装置60の詳細については後述する。
【0009】
遊技部40には、図3に示すように、液晶表示装置50の下側に、特定入賞口70を配置する。
特定入賞口70は、遊技部40を流下する遊技球を受け入れ可能なものであり、内部には、特定入賞口70に受け入れられた遊技球を検出する特定入賞球検出センサー71(図1参照)を配置する。
【0010】
なお、センサーは、遊技球を磁気的、或いは光学的に検出するものでも良いし、マイクロスイッチ等のように機械的に検出できるものでも良い。
特定入賞口70は、いわゆる電動チューリップに設けられている。
電動チューリップは、特定入賞口70と、その左右両側に回転可能に取り付けられた一対の可動片と、両可動片を回転する駆動源である特定入賞口開閉用ソレノイド72(図1参照)とから構成されている。特定入賞口開閉用ソレノイド72が消磁しているときは、両可動片は互いに接近した位置を維持し、両可動片の間隔内を通過した打球だけが特定入賞口70に入賞し、特定入賞口70は打球を受け入れ難い状態となる。特定入賞口開閉用ソレノイド72が励磁すると、両可動片が互いに離隔する方向に回転し、両可動片の間隔内を通過した打球に加えて、両可動片に受け止められた打球も特定入賞口70に案内され、特定入賞口70は打球を受け入れ易い状態となる。
【0011】
なお、特定入賞口70は、打球の受け入れ状態を可変することができる構造であれば良く、左右一対の可動片を備えない構造であっても良い。
遊技部40には、図3に示すように、特定入賞口70の下側に、特別入賞口80を配置する。
特別入賞口80は、遊技部40を流下する遊技球を受け入れ可能なものであり、内部には、図示しないが、受け入れられた遊技球が通過可能な特定領域と、それ以外の領域とを設ける。
【0012】
特別入賞口80の内部には、特別入賞口80に受け入れられ、且つ特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域通過球検出センサー81(図1参照)と、特別入賞口80に受け入れられ、且つ特定領域以外の領域を通過した遊技球を検出する一般入賞球検出センサー82(図1参照)とを配置する。
特別入賞口80は、いわゆるアタッカーに設けられている。
【0013】
アタッカーは、特別入賞口80と、その前面に開閉可能に取り付けられた開閉扉と、開閉扉を開閉する駆動源である特別入賞口開閉用ソレノイド83(図1参照)とから構成されている。特別入賞口開閉用ソレノイド83が消磁しているときは、開閉扉が閉じて、特別入賞口80への打球の受け入れが不能となる。特別入賞口開閉用ソレノイド83が励磁すると、開閉扉が開放して、特別入賞口80への打球の受け入れが可能となる。
【0014】
なお、特別入賞口80は、打球の受け入れ状態を可変することができる構造であれば良く、開閉扉を備えない構造であっても良い。
遊技部40の最下方には、アウト口90を形成する。
アウト口90は、いずれの入賞口にも受け入れられなかった遊技球を回収するためのものである。
【0015】
遊技部40には、特定入賞口70の左右両側に通過口100を配置する。
各通過口100は、遊技球が通過可能なものであり、内部には、当該通過口100を通過した遊技球を検出する通過球検出センサー41(図1参照)を配置する。
なお、通過口100の数は、2個に限らず、1個、或いは3個以上でも良く、又、取付位置も特定入賞口70の左右両側に限定されない。
【0016】
遊技部40には、図3に示すように、特別入賞口80の左右両側に一般入賞口110を配置する。
一般入賞口110は、遊技球を受け入れ可能なものである。
なお、一般入賞口110の数は、2個に限らず、1個、或いは3個以上でも良く、又、取付位置も特別入賞口80の左右両側に限定されない。
【0017】
一方、パチンコ機10の内部には、図1に示すように、賞球払出装置120と、スピーカ130とを備える。賞球払出装置120は、賞球を払い出すものである。スピーカ130は、各種の効果音を発生するためのものである。
(液晶表示装置50)
液晶表示装置50は、表示画面51を中心に構成され、その上部には、特別図柄保留表示部の一例である、複数個、例えば4個の特別図柄保留表示ランプ52を設けている。
【0018】
各特別図柄保留表示ランプ52は、例えばLEDから構成する。
なお、特別図柄保留表示ランプ52の数は、4個に限らず、1〜3個、或いは5個以上で良い。また、特別図柄保留表示部は、特別図柄保留表示ランプ52に限定されず、後述するが、特別図柄表示部55と得点表示部56との間隔内に配置して、数字を用いて表示させたり、或いは表示画面51の他の位置に表示させても良い。さらに、特別図柄保留表示部は、表示画面51に表示する場合に限らず、7セグメント、ドットマトリックス等を用いた表示装置に表示しても良い。
【0019】
表示画面51には、図4に示すように、ダミー図柄表示部53を設ける。
ダミー図柄表示部53には、第2識別情報であるダミー図柄53a〜53cが表示される。
第2識別情報は、後述するが、第1識別情報である特別図柄55a〜55cと異なるとともに、抽選結果を表示する場合と表示しない場合とを含み、抽選結果を表示する場合には、特別図柄55a〜55cと比較して、当該抽選結果を遊技者にわかり易い態様で表示するためのものである。
【0020】
ダミー図柄53a〜53cは、数字の1〜12迄の12種類から構成されている。
なお、ダミー図柄53a〜53cは、数字に限定されず、文字、記号、絵等から構成しても良い。
ダミー図柄表示部53は、左右方向に3列に分かれ、左側のダミー図柄53aと、中央のダミー図柄53bと、右側のダミー図柄53cとが表示される。各列のダミー図柄53a〜53cは、上下方向に回転して見えるように表示させることで可変表示する。
【0021】
なお、ダミー図柄53a〜53cは、3列に限定されず、1〜2列、或いは4列以上でも良い。また、列の分割方向も、左右方向に限定されず、上下方向でも良い。
一方、ダミー図柄表示部53には、ダミー図柄53a〜53c以外に、図示しないが、漫画の場面等が表示される。
上記漫画の場面は、演出として表示されるものであり、特別の演出として、図7に示す予告画像53dが表示される。
【0022】
予告画像53dとしては、新聞がひらひら落ちてくる様を表示している。予告画像53dが表示された場合には、後述するが、遊技者が獲得できる金額(得点)が増加する。
ダミー図柄表示部53の下側には、帯状に、左側から普通図柄表示部54、特別図柄表示部55、得点表示部56を配置する。
【0023】
普通図柄表示部54は、左右方向に二つに区画され、向かって左側の「丸」の記号と、右側の「バツ」の記号とを択一的に表示する。
すなわち、「丸」の記号は、後述するが、特定遊技抽選部311の抽選結果の「当り」、すなわち特定遊技に移行する場合に表示される。また、「バツ」の記号は、抽選結果の「外れ」、すなわち特定遊技に移行しない場合に表示される。
【0024】
普通図柄表示部54の表示は、「丸」と「バツ」との記号に限定されず、他の記号、数字、文字、絵等から構成しても良い。
特別図柄表示部55には、図4に示すように、第1識別情報である特別図柄55a〜55cを表示する。
第1識別情報は、後述するが、特別遊技抽選部312の抽選結果に対応するとともに、当該抽選結果を遊技者にわかり難い態様で表示するためのものである。
【0025】
特別図柄55a〜55cは、左右方向に3列に分かれて表示され、図5の向かって左側に表示される特別図柄55aと、中央に表示される特別図柄55bと、右側に表示される特別図柄55cとから構成されている。
なお、特別図柄55a〜55cは、3列に限定されず、1〜2列、或いは4列以上でも良い。また、列の分割方向も、左右方向に限定されず、上下方向でも良い。
【0026】
各特別図柄55a〜55cは、左右の計2個の弾丸から構成され、各弾丸の弾頭の色を、黒色、黄色、赤色、緑色の4種類に変化させている。
すなわち、左側の弾丸の弾頭の色と、左側の弾丸の弾頭の色との組み合わせにより、数字の1〜12迄の12種類を表示している。
左右の弾頭の色の組み合わせと、数字とは、対応関係にある。
【0027】
例えば、左側の特別図柄55aでは、左右一対の弾丸の向かって右側の弾頭の色を「黒色」、左側の弾頭の色を「黄色」に表示した場合には、数字の「1」を意味する。
これに対し、中央の特別図柄55bでは、同様に右側の弾頭の色を「黒色」、左側の弾頭の色を「黄色」に表示した場合には、数字の「8」を意味する。なお、「1」は、中央の特別図柄55bの右側の弾頭の色を「緑色」、左側の弾頭の色を「赤色」に表示した場合となる。
【0028】
また、右側の特別図柄55cでは、同様に右側の弾頭の色を「黒色」、左側の弾頭の色を「黄色」に表示した場合には、数字の「4」を意味する。なお、「1」は、右側の特別図柄55cの右側の弾頭の色を「黒色」、左側の弾頭の色を「赤色」に表示した場合となり、中央の特別図柄55bとも異ならせている。
一方、左側の特別図柄55a、中央の特別図柄55b、右側の特別図柄55cとも、左右の弾頭の色を「赤色」に表示した場合には、数字の「7」を意味する。
【0029】
数字の「7」の場合だけ、左右の弾頭の色の組み合わせと、数字との対応関係を単純化している。
対応関係を単純化にしたのは、左右の弾頭の色の組み合わせを見ることで、遊技者が数字の「7,7,7」が揃ったことを容易に予測することができるようにするためのである。
【0030】
すなわち、数字の「7,7,7」が揃った場合には、後述するが、特別遊技に移行し、特別遊技終了後、確率変動遊技(特典遊技)に移行する。
これに対し、数字の「7」以外の場合には、左右の弾頭の色の組み合わせと、数字との対応関係を複雑化することで、左右の弾頭の色の組み合わせからだけでは、各列の数字の意味を予想することを困難している。
【0031】
得点表示部56は、図5の向かって左側に位置する獲得金額表示部56aと、右側に位置する合計金額表示部56bとから構成される。
獲得金額表示部56aには、後述するが、得点加算部420により決定された遊技者が獲得できる金額(得点)が表示される。
合計金額表示部56bには、後述するが、得点加算部420により加算された合計金額(合計得点)が表示される。合計金額(合計得点)は、獲得金額表示部56aに表示された金額(得点)の合計となる。
(ドラム式表示装置60)
ドラム式表示装置60は、図4に示すように、ドラム61を中心に構成され、その上部には、図3に示すように、普通図柄保留表示部である普通図柄保留表示ランプ62を4個設けている。
【0032】
各普通図柄保留表示ランプ62は、例えばLEDから構成する。
なお、普通図柄保留表示ランプ62の数は、4個に限らず、1〜3個、或いは5個以上で良い。
また、普通図柄保留表示部は、普通図柄保留表示ランプ62に限定されず、例えばドラム61を用いて表示したり、表示画面51に表示したり、或いは7セグメント、ドットマトリックス等を用いた表示装置に表示しても良い。
【0033】
ドラム61の周囲には、図6に示すように、複数種類のドラム図柄が表示され、遊技盤20の前面からは、図4に示すように、上下方向に複数個のドラム図柄が見えるようにする。
ドラム61は、その中心に取り付けられた、駆動源であるモータ63(図1参照)により、遊技盤20の前面から見て上下方向に回転する。
【0034】
ドラム図柄の種類は、次の表1に示すように、a〜kの11種類に分類される。
【0035】
【表1】
Figure 2005027704
【0036】
上記表1に示すa〜kの11種類のドラム図柄の表示内容は、上記した表1に示す通りである。
上記表1の特別遊技の「外れ」は、後述するが、特別遊技抽選部312による特別遊技に移行するか否かの抽選結果の「外れ」、すなわち特別遊技に移行しない場合を意味する。
【0037】
上記表1の特別遊技の「大当り」は、後述するが、特別遊技抽選部312による特別遊技に移行するか否かの抽選結果の「大当り」、すなわち特別遊技に移行する場合を意味する。
上記表1の特典遊技の「当り」は、後述するが、特別遊技抽選部312による特典遊技に移行するか否かの抽選結果の「当り」、すなわち特典遊技に移行する場合を意味する。
【0038】
すなわち、上記表1の特別遊技の「大当り」で、且つ特典遊技の「当り」の場合には、特別遊技に移行し、特別遊技の終了後に特典遊技に移行する場合を意味する。
上記表1の特典遊技の「外れ」は、後述するが、特別遊技抽選部312による特典遊技に移行するか否かの抽選結果の「外れ」、すなわち特典遊技に移行しない場合を意味する。
【0039】
すなわち、上記表1の特別遊技の「大当り」で、且つ特典遊技の「外れ」の場合には、特別遊技に移行するが、特別遊技の終了後に特典遊技に移行しない場合を意味する。
なお、ドラム図柄の種類は、上記した表1に示すa〜kの11種類に限定されず、2〜10種類、或いは12種類以上でも良い。また、ドラム図柄の種類と表示内容との関係、或いはドラム図柄の順序も、上記した表1に限定されない。さらに、ドラム図柄の絵、文字、或いは順序も、図6に限定されない。
(電子制御装置200)
一方、パチンコ機10の内部には、図1に示すように、遊技制御手段である電子制御装置200を備える。
【0040】
電子制御装置200は、コンピュータであって、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備える。
電子制御装置200は、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、パチンコ遊技の進行を制御する機能を有する。
CPUは、後述するが、メインCPUと、サブCPUとから構成されるが、単数でも良い。
【0041】
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
具体的には、電子制御装置200は、図1に示すように、次の装置から構成している。
(1)メイン制御装置300(メイン制御手段)
(2)サブ制御装置400(サブ制御手段)
なお、電子制御装置200の構成要素は、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(メイン制御装置300)
メイン制御装置300は、図示しないが、メイン基板に配置されたメインCPU、ROM、RAM等の記録媒体、I/O等から構成されている。
【0042】
メイン制御装置300は、メインCPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、パチンコ遊技の主たる進行を制御する機能を有する。
なお、メインCPUの数は、単数でも、複数でも良い。
上記メインCPUは、ROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別すると、次の各部として機能する。
【0043】
(1)抽選部(抽選手段)310
(2)入賞判定部(入賞判定手段)320
(3)特定遊技制御部(特定遊技制御手段)330
(4)特別遊技制御部(特別遊技制御手段)340
(5)特典遊技制御部(特典遊技制御)350
なお、メイン制御装置300の構成要素は、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(メイン制御装置300の入力段)
メイン制御装置300の入力段には、図1に示すように、次のセンサーをそれぞれ接続する。
【0044】
(1)通過球検出センサー101
(2)特定入賞球検出センサー71
(3)特定領域通過球検出センサー81
(4)一般入賞球検出センサー82
なお、メイン制御装置300の入力段に接続するセンサーは、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(メイン制御装置300の出力段)
メイン制御装置300の出力段には、図1に示すように、次のソレノイドをそれぞれ接続する。
【0045】
(1)特定入賞口開閉用ソレノイド72
(2)特別入賞口開閉用ソレノイド83
なお、メイン制御装置300の出力段に接続するソレノイドは、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(サブ制御装置400)
サブ制御装置400は、図示しないが、サブ基板に配置されたサブCPU、ROM、RAM等の記録媒体、I/O等から構成されている。
【0046】
サブ制御装置300は、サブCPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、メイン制御装置300からの一方向のコマンドにもとづいて作動し、各種の演出を制御する機能を有する。
なお、サブ基板は、液晶基板、賞球払出基板、ランプ基板、スピーカ基板等のように機能別に分割しても良く、これらの基板毎にサブCPUを配置しても良い。
【0047】
上記サブCPUは、ROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別すると、次の各部として機能する。
(1)演出実行部(演出実行手段)410
(2)得点加算部(得点加算手段)420
(3)得点報知制御部(得点報知制御手段)430
(4)モード記憶部(モード記憶手段)440
(5)モード移行部(モード移行)450
なお、サブ制御装置300の構成要素は、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(サブ制御装置300の出力段)
サブ制御装置300の出力段には、図1に示すように、次の装置類をそれぞれ接続する。
【0048】
(1)液晶表示装置50
(2)モータ63
(3)賞球払出装置120
(4)スピーカ130
なお、サブ制御装置300の出力段に接続する装置類は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(抽選部310)
抽選部310は、乱数を用いて各種の抽選を行う機能を有する。
【0049】
具体的には、抽選部310は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記機能を果たす。
抽選部310は、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、大別すると、次の各部として機能する。
(1)特定遊技抽選部(特定遊技抽選手段)311
(2)特別遊技抽選部(特別遊技抽選)312
(3)演出抽選部(演出抽選手段)313
(4)モード移行抽選部(モード移行抽選手段)314
なお、抽選部310の構成要素は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(特定遊技抽選部311)
特定遊技抽選部311は、通過球検出センサー101において遊技球が検出されたことにもとづいて、特定遊技に移行するか否かを抽選する機能を有する。なお、特定遊技については後述する。
【0050】
具体的には、特定遊技抽選部311は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記機能を果たす。
特定遊技に移行するか否かの抽選結果には、特定遊技の「当り」と「外れ」との二つの場合がある。
特定遊技の「当り」の場合には、特定遊技に移行する。特定遊技の「外れ」の場合には、特定遊技に移行しない。
(特別遊技抽選部312)
特別遊技抽選部312は、特定入賞口70の特定入賞球検出センサー71において遊技球が検出されたことにもとづいて、特別遊技に移行するか否かを抽選する第1の機能を有する。なお、特別遊技については後述する。
【0051】
これに加え、特別遊技抽選部312は、特典遊技に移行するか否かを抽選する第2の機能を有する。なお、特典遊技については後述する。
具体的には、特別遊技抽選部312は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した第1及び第2の機能を果たす。
【0052】
特別遊技に移行するか否かの抽選結果には、特別遊技の「大当り」と「外れ」との二つの場合がある。
特別遊技の「大当り」の場合には、特別遊技に移行する。特別遊技の「外れ」の場合には、特別遊技に移行しない。
特典遊技に移行するか否かの抽選結果には、特典遊技の「当り」と「外れ」との二つの場合がある。
【0053】
特典遊技の「当り」の場合には、特典遊技に移行する。特典遊技の「外れ」の場合には、特典遊技に移行しない。
(演出抽選部313)
演出抽選部313は、特定入賞口70の特定入賞球検出センサー71において遊技球が検出されたことにもとづいて、各種の演出を報知するか否かを抽選する機能を有する。
【0054】
具体的には、演出抽選部313は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
上記演出は、後述するが、表示画面51に表示するダミー図柄53a〜53cの表示態様、及びダミー図柄53a〜53c以外の予告図柄53d(図7参照)等の画像を表示する様をいう。
【0055】
上記演出には、予告図柄53d(図7参照)を表示する特別の演出を含む。予告画像53dについては、前述したが、予告画像53dが表示された場合には、後述するが、遊技者が獲得できる金額(得点)が増加される。
なお、特別の演出は、予告図柄53dの表示に限定されず、音声により報知しても良い。
【0056】
上記予告図柄53dの出現頻度は、特別図柄表示部55に特別図柄55a〜55cを可変表示した累計回数に応じて変化させている。
図8は、予告図柄53dの出現頻度と累計回数との関係を説明するための説明図であり、向かって右側に累計回数を表示し、累計回数の増加に応じて、予告図柄53dの出現頻度が減少していく様を模式的に表示したものである。
【0057】
すなわち、図8に示すように、累計回数が「100回」以下の場合には、予告図柄53dの出現頻度が最も多く、予告図柄53dが頻繁に出現する。このため、後述するが、得点加算部420で決定される金額も高額となり、合計金額の増加率も高くなる。
これに対し、累計回数が「1,500回」に接近するに従って、予告図柄53dの出現頻度が減少し、予告図柄53dが出現し難くなる。このため、累計回数の増加に応じて合計金額の増加率が次第に低下する。
【0058】
なお、累計回数に応じて、予告図柄53dの出現頻度を変化させたが、累計回数に応じて予告図柄53dの出現頻度を変化させないようにしても良い。
一方、演出抽選部313は、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、次のように機能する。
(1)表示態様抽選部(表示態様抽選手段)315
なお、演出抽選部313の構成要素は、上記した(1)に限定されない。
(表示態様抽選部315)
表示態様抽選部315は、特定入賞口70の特定入賞球検出センサー71において遊技球が検出されたことにもとづいて、後述するが、モード記憶手段290に記憶された複数のモードのうち、一つのモードを使用し、当該モードに対応する抽選確率にもとづいて、特定の表示態様であるダミー図柄53a〜53cの「リーチ」を表示するか否かを抽選する機能を有する。なお、モードについては後述する。
【0059】
具体的には、表示態様抽選部315は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
上記表示態様は、ダミー図柄53a〜53cを表示する様をいう。
上記表示態様には、ダミー図柄53a〜53cの「リーチ」を表示する特定の表示態様を含む。
【0060】
上記「リーチ」は、左側、中央、右側の3列のダミー図柄53a〜53cのうち、2列に同じ種類のダミー図柄53a〜53cが停止し、残る1列のダミー図柄53a〜53cが可変表示中の状態をいう。
上記「リーチ」には、「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」、「プレミアムリーチ」が含まれる。「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」、「プレミアムリーチ」の順で、出現頻度が低くなり、その結果、特別遊技の「大当り」の確率が高くなる。
【0061】
上記「スーパーリーチ」の場合には、「ノーマルリーチ」の場合に比較して、残る1列のダミー図柄53a〜53cを可変表示する時間を延長している。
「プレミアムリーチ」の場合には、残る1列のダミー図柄53a〜53cを停止した後、停止した3列のダミー図柄53a〜53cを同時に回転させている。
なお、特定の表示態様は、ダミー図柄53a〜53cの「リーチ」の表示に限定されない。
【0062】
また、表示態様と先に説明した演出とは、表示態様がダミー図柄53a〜53cの表示に限られるのに対し、演出がダミー図柄53a〜53c以外の予告図柄53d(図7参照)等の画像の表示、ドラム図柄の表示、図示しないが、LED等を使用したランプ表示、効果音による報知等を広く含む概念として使用している。
(モード移行抽選部314)
モード移行抽選部314は、特別遊技抽選部312の抽選結果にもとづいて、表示態様抽選部315で使用している一つのモードを他のモードへ移行するか否かを抽選する機能を有する。なお、モードについては後述する。
【0063】
具体的には、モード移行抽選部314は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
他のモードへ移行するか否かの抽選結果には、「当り」と「外れ」との二つの場合がある。
「当り」の場合には、他のモードへ移行する。「外れ」の場合には、他のモードへ移行しない。
【0064】
モード移行抽選部314による抽選は、特別遊技抽選部312の抽選結果にもとづいて、次の表2及び表3に示す移行条件が達成された場合に限り実行される。
【0065】
【表2】
Figure 2005027704
【0066】
表2の「モード1→モード2」は、モード1からモード2に移行する場合を意味する。
表2の「モード2→モード1」は、モード2からモード1に移行する場合を意味する。
表2の移行条件は、モード移行抽選部314による抽選を行うか否かの条件であり、当該移行条件が達成された場合に限り抽選が実行される。例えば、モード1からモード2に移行する場合は、「スーパーリーチの発生時」と「リーチ発生無し時」に限られ、「ノーマルリーチ発生時」には、抽選が実行されない。
【0067】
表2の抽選確率は、各移行条件のときに、他のモードへ移行するか否かの抽選に当たる確率を意味する。例えば、モード1からモード2に移行する場合は、「スーパーリーチの発生時」の方が、「リーチ発生無し時」に比較して、抽選に当たる確率が高い。
表2の発生確率は、移行条件を問わず、他のモードへ移行するか否かの抽選に当たる確率を意味する。例えば、モード1からモード2に移行する場合は、モード2からモード1に移行する場合に比較し、抽選に当たる確率が低い。
【0068】
【表3】
Figure 2005027704
【0069】
モード1及びモード2からモード3への移行条件、抽選確率、発生確率の関係表3の移行条件の「当り」・「外れ」は、特別遊技抽選部312による、特典遊技に移行するか否かの抽選の結果を示すものである。
一方、モード3からモード1への移行条件は、特別遊技の終了である。なお、このときは、モード移行抽選部314による抽選は行われない。
【0070】
なお、本実施の形態では、モード3からモード2への移行は行っていないが、これに限定されず、モード3からモード2への移行を行っても良い。
また、モード移行抽選部314は、特別遊技に移行する場合には、表示態様抽選部315で使用している一つのモードを、当該モードに比較して、ダミー図柄53a〜53cの「リーチ」(特定の表示態様)を表示する抽選確率が低い他のモードに移行する抽選確率が高くなるように設定されている。
【0071】
すなわち、後述する表4に示すように、「パターン1」、「パターン2」、「パターン3」の順で、ダミー図柄53a〜53cの「リーチ」を表示する抽選確率が低くなるように設定されている。
その結果、特別遊技に移行する場合には、ダミー図柄53a〜53cの「リーチ」を表示する抽選確率が最も低い、「パターン3」に移行し易くなるようにしている。
【0072】
すなわち、特別遊技に移行する場合には、「スーパーリーチ」が発生し易くなることから、表3からも明らかなように、移行条件を「スーパーリーチの変動時」とすることで、「パターン1」及び「パターン2」から「パターン3」に移行し易くしている。
(入賞判定部320)
入賞判定部320は、遊技球が特定入賞口70、特別入賞口80、一般入賞口110に入賞したことにもとづいて賞球払出装置120を駆動して、当該入賞口に対応する個数の賞球を払い出す機能を有する。
【0073】
具体的には、入賞判定部320は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
(特定遊技制御部330)
特定遊技制御部330は、特定遊技を制御する機能を有する。
具体的には、特定遊技制御部330は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
【0074】
特定遊技は、電動チューリップを所定時間(例えば0.2秒)開放し、この開放動作を所定回数(例えば1回)実行している状態をいう。なお、特定遊技の終了後は、通常遊技に復帰する。
特定遊技への移行条件は、遊技球が通過口100を通過し、通過球検出センサー101により検出されることにより、特定遊技抽選部311による抽選が行われ、その抽選結果が「当り」の場合である。
【0075】
特定遊技は、上記抽選後、液晶表示装置50の普通図柄表示部54に「丸」の記号を表示した後に開始される。
(特別遊技制御部340)
特別遊技制御部340は、特別遊技を制御する機能を有する。
具体的には、特別遊技制御部340は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
【0076】
特別遊技は、アタッカーを所定時間(例えば30秒)開放するか、或いは特別入賞口80に入賞し、一般入賞球検出センサー82により検出された遊技球が所定個数(例えば10個)に達するか、いずれか先に達成された条件で従って終了するが、アタッカーの開放中に特別入賞口80に入賞し、特定領域通過球検出センサー81により遊技球が検出されることを条件に継続され、所定上限回数(例えば最大16回)迄、継続可能な状態をいう。
【0077】
特別遊技への移行条件は、遊技球が特定入賞口70に入賞し、特定入賞球検出センサー71により検出されることにより、特別遊技抽選部312により特別遊技に移行するか否かの抽選が行われ、その特別遊技が「大当り」した場合である。
特別遊技は、上記抽選後、特別図柄55a〜55cの可変表示を開始し、「大当り」に対応する特別図柄55a〜55cの組合せを停止表示した後に開始される。
(特典遊技制御部350)
特典遊技制御部350は、特典遊技を制御する機能を有する。
【0078】
具体的には、特典遊技制御部350は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
特典遊技は、特別遊技の「大当り」の当選確率が高い高確率テーブル(例えば当選確率を1/350から1/75にアップ)に移行している状態(特別図柄55a〜55cの確率変動遊技)をいう。
【0079】
確率変動遊技(特典遊技)への移行条件は、遊技球が特定入賞口70に入賞し、特定入賞球検出センサー71により検出されることにより、特別遊技抽選部312により確率変動遊技(特典遊技)に移行するか否かの抽選が行われ、その抽選結果が「当り」の場合である。
確率変動遊技(特典遊技)は、特別遊技の終了後に開始される。
【0080】
確率変動遊技(特典遊技)は、特別図柄55a〜55cの可変回数が所定回数(例えば1万回)に達したか、特別遊技が開始したか、いずれか先に達成された条件に従って終了し、高確率テーブルから通常テーブルへ復帰する。
(演出実行部410)
演出実行部410は、後述するが、得点加算部420により加算した合計金額(合計得点)が予め設定された目標金額(目標得点)である「20万ドル」に達し、且つ特別遊技に移行する場合には、特別遊技に移行する確率の100%である、ダミー図柄53a〜53cの「プレミアムリーチ」を表示する機能を有する。
【0081】
具体的には、演出実行部410は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
なお、目標金額(目標得点)は、「20万ドル」に限定されず、他の金額でも良い。
また、「プレミアムリーチ」を表示したが、これに限定されず、音声により特別遊技に移行する可能性があることを報知しても良い。
【0082】
演出実行部410は、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、次のように機能する。
(1)表示態様制御部(表示態様制御手段)411
なお、演出実行部410の構成要素は、上記した(1)に限定されない。
(表示態様制御部411)
表示態様制御部411は、特別図柄55a〜55cを表示するタイミングと、ダミー図柄53a〜53cを表示するタイミングとをそれぞれ制御する機能を有する。
【0083】
具体的には、表示態様制御部411は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
上記した表示のタイミングとしては、例えば、次の二つの場合について説明する。
第一に、特別遊技に移行する場合には、特別図柄55a〜55cにより特別遊技に移行することを表示した後、ダミー図柄53a〜53cにより特別遊技に移行する可能性の有ることを表示する。
【0084】
すなわち、特別遊技は、数字では、「2,2,2」等のように同じ数字が3個揃った場合に移行する。
このため、特別図柄55a〜55cには、数字の「2」は、右側の弾頭の色が「赤色」、左側の弾頭の色が「黄色」となる。
中央の特別図柄55bでは、数字の「2」は、右側の弾頭の色が「緑色」、左側の弾頭の色が「黒色」となる。
【0085】
右側の特別図柄55cでは、数字の「2」は、右側の弾頭の色が「黄色」、左側の弾頭の色が「黒色」となる。
このため、遊技者は、左右の弾頭の色の組み合わせを見ただけでは、特別図柄55a〜55cに何の数字が表示されているか判断することが困難である。
その後、ダミー図柄53a〜53cに数字の「2,2,2」を表示することで、遊技者に特別遊技への移行をわかり易く表示できる。
【0086】
なお、数字の「2,2,2」の表示する場合に限らず、数字の「2」以外の数字を3個表示させても良いし、或いは「リーチ」を表示させても良い。
第二に、確率変動遊技(特典遊技)に移行する場合には、特別図柄55a〜55cにより確率変動遊技(特典遊技)に移行することを表示した後、ダミー図柄53a〜53cにより確率変動遊技(特典遊技)に移行する可能性の有ることを表示する。
【0087】
すなわち、確率変動遊技(特典遊技)は、同じ数字が3個揃い、且つ数字の「1,1,1」等のように奇数の場合に移行する。
しかし、前述したように、特別図柄55a〜55cが先に停止表示されても、何の数字が表示されているか遊技者が判断することが困難である。
特別図柄55a〜55cの表示後、ダミー図柄53a〜53cに数字の「1,1,1」を表示することで、遊技者に確率変動遊技(特典遊技)への移行をわかり易く表示できる。
【0088】
なお、数字の「1,1,1」の表示する場合に限らず、他の奇数の数字を3個表示させても良いし、或いは奇数の数字の「リーチ」を表示させても良い。
なお、特別図柄55a〜55cとダミー図柄53a〜53cとは、同時に可変表示を開始させても良いし、或いは先に特別図柄55a〜55cの可変表示を先に開始させ、その後、ダミー図柄53a〜53cの可変表示を遅らせて開始させても良いし、逆に、ダミー図柄53a〜53cのの可変表示を先に開始させ、その後、特別図柄55a〜55cの可変表示を遅らせて開始させても良い。
(得点加算部420)
得点加算部420は、特別遊技抽選部312による抽選結果にもとづいて遊技者が獲得できる金額(得点)を決定し、当該金額(得点)を加算することで合計金額(合計得点)を算出する機能を有する。
【0089】
具体的には、得点加算部420は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
得点と金額とは、対応関係にあり、得点加算部420は、決定された得点に対応する金額をドルルートで換算して、特別図柄55a〜55cの全図柄停止時に、得点表示部56の獲得金額表示部56a(図5参照)に表示している。また、同時に、合計得点も、ドルルートの金額に換算して、合計金額表示部56bに表示している。
【0090】
なお、得点を、金額に換算したが、得点をそのまま表示しても良い。また、金額として、ドルの通貨単位を用いたが、円等の他の通貨単位を用いても良い。
また、特別遊技抽選部312による抽選結果と、金額との関係は、次のように設定している。
第一に、特別遊技抽選部312による抽選結果が「大当り」、すなわち特別遊技に移行させる場合には、合計金額が目標金額である「20万ドル」に達するように得点を加算するようにしている。
【0091】
例えば、現在の合計金額が、「1万ドル」の場合には、「19万ドル」を加算して、合計金額を「20万ドル」とする。これに対し、現在の合計金額が、「19ドル」の場合には、「1万ドル」を加算して、合計金額を「20万ドル」とする。
その結果、遊技者は、合計金額表示部56bに表示された合計金額が、「20万ドル」に増加した場合には、特別遊技抽選部312による抽選結果が「大当り」したものと予測することができる。
【0092】
これに対し、特別遊技抽選部312による抽選結果が「外れ」、すなわち特別遊技に移行させない場合には、合計得点が目標得点である「20万ドル」に達しないように得点を加算するようにしている。
その結果、遊技者は、合計金額表示部56bに表示された合計金額が、「20万ドル」未満であることから、特別遊技抽選部312による抽選結果が「外れ」であろうと予測することができるが、逆に合計金額が「20万ドル」が次第に接近することで、「大当り」への期待感を高揚することができる。
【0093】
また、得点加算部420に決定される得点は、図7に示す予告図柄53d(特別の演出)が表示される場合に、増加させている。金額で比較すると、予告図柄53d(特別の演出)が表示されない場合には、少額となり、予告図柄53d(特別の演出)が表示される場合には、高額となる。
上記予告図柄53d(特別の演出)の出現頻度は、前述したように、特別図柄55a〜55cを可変表示させた累計回数に応じて、増減させている。
【0094】
さらに、特別図柄55a〜55cを可変表示させた累計回数が、所定回数、例えば「1,500回」に達した場合には、合計金額が目標金額である「20万ドル」に近似するように、遊技者が獲得できる金額を増加させている。
合計得点が目標得点である「20万ドル」に近似する場合としては、例えば「19万ドル」を設定している。例えば、現在の合計金額が、「1万ドル」の場合には、「18万ドル」を加算して、合計金額を「19万ドル」とする。これに対し、現在の合計金額が、「18万ドル」の場合には、「1万ドル」を加算して、合計金額を「19万ドル」とする。なお、近似する場合は、「19万ドル」に限定されない。また、所定回数も、「1,500回」に限定されない。
【0095】
なお、特別遊技抽選部312による抽選結果が「大当り」、すなわち特別遊技に移行させる場合に、100%の確率で合計金額を「20万ドル」に引き上げたが、これに限定されず、90%の確率で「20万ドル」に引き上げ、残る10%の場合には、合計金額を「20万ドル」に引き上げることなく、「20万ドル」未満まま、特別遊技に移行させても良い。すなわち、「20万ドル」に引き上げた場合の特別遊技への移行と、「20万ドル」未満ままの特別遊技への移行とのバランスを調整し、合計金額が「20万ドル」に満たない場合には、特別遊技に移行しないというイメージを遊技者に与えないようにしても良い。
(得点報知制御部430)
得点報知制御部430は、合計金額(合計得点)による目標金額(目標得点)である「20万ドル」の達成度を、合計金額表示部56bに表示する機能を有する。
【0096】
具体的には、得点報知制御部430は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
遊技者は、合計金額表示部56bに表示された合計金額(合計得点)が増える様をを見て、目標金額(目標得点)である「20万ドル」の達成度を判断する。すなわち、合計金額表示部56bに表示された合計金額(合計得点)が、「5万ドル」から「10万ドル」に増加すれば、目標金額(目標得点)である「20万ドル」に近付いたことがわかるし、合計金額表示部56bに「20万ドル」が表示された場合には、目標金額(目標得点)である「20万ドル」の達成されたことがわかる。
【0097】
なお、合計金額表示部56bに合計金額(合計得点)を表示する場合に限定されず、グラブや図、絵を用いて、目標金額(目標得点)である「20万ドル」の達成度を表示しても良い。また、表示に限らず、音声を用いて、目標金額(目標得点)である「20万ドル」の達成度を報知しても良い。音声を用いて報知する場合には、例えば、達成度が40%の場合には、バイオリンの音で知らせ、80%の場合には、ピアノの音で知らせ、100%の場合には、トランペットのファンファーレで知らせるようにしても良い。
(モード記憶部440)
モード記憶部440は、特別遊技抽選部312の抽選結果にもとづいて、識別情報の複数の表示態様のうちから、特別遊技に移行する確率の高いことを報知する特定の表示態様であるダミー図柄53a〜53cによる「リーチ」を表示する抽選確率の異なる複数のモードを記憶するものである。
【0098】
具体的には、モード記憶部440は、ROMに相当する。
モードは、ダミー図柄53a〜53cによる「リーチ」を表示する抽選確率の異なる態様である。
モードは、次の表4に示すように、3種類に分類している。
【0099】
【表4】
Figure 2005027704
【0100】
表4に示すように、モード1の「リーチ」の抽選確率を高く設定し、モード2、モード3の順で抽選確率が低下するように設定している。
なお、モードの数は、モード1からモード3迄の3種類に限定されず、2種類、或いは4種類以上でも良い。
(モード移行部450)
モード移行部450は、表示態様抽選部315で使用している一つのモードを他のモードへ移行する機能を有する。
【0101】
具体的には、モード移行部450は、CPU及びROMに相当し、CPUがROMに記録されたプログラムを読み込むことで、上記した機能を果たす。
モードの移行は、次の5種類がある。
(1)モード1からモード2への移行
(2)モード2からモード1への移行
(3)モード1からモード3への移行
(4)モード3からモード1への移行
(5)モード2からモード3への移行
なお、上記(1)〜(5)に、モード3からモード2への移行を加え、6種類としても良い。
(遊技の説明)
上記した構成を備えるパチンコ機10による遊技について、以下に説明する。
【0102】
遊技球が特定入賞口70に入賞し、特定入賞球検出センサー71により検出されると、特別遊技抽選部312により特別遊技に移行するか否かの抽選を行う。
抽選の結果にもとづいて、液晶表示装置50の特別図柄表示部55に、特別図柄55a〜55cの可変表示を開始する。
このとき、ダミー図柄表示部53に、ダミー図柄53a〜53cの可変表示を開始する。
【0103】
なお、特別図柄55a〜55cの可変表示の可変表示後、ダミー図柄53a〜53cの可変表示を遅れて開始させても良い。
特別遊技に移行する場合、すなわち、特別遊技が「大当り」の場合には、これに対応する特別図柄55a〜55cの組合せを、特別図柄表示部55に停止表示する。
このとき、ダミー図柄表示部53に、「大当り」に対応するダミー図柄53a〜53cの組合せを停止表示しても良いし、或いは「外れ」に対応するダミー図柄53a〜53cの組合せを停止表示しても良い。
【0104】
すなわち、前述したように、遊技者は、左右の弾頭の色の組み合わせを見ただけでは、特別図柄55a〜55cに何の数字が表示されているか判断することが困難である。
これに対し、ダミー図柄53a〜53cに、特別遊技の大当りに対応した組合せを表示することで、特別遊技への移行を遊技者にわかり易く表示できる利点がある。
【0105】
これに対し、特別遊技が「大当り」しているにも係わらず、「外れ」に対応するダミー図柄53a〜53cの組合せとして、「1,2,3」を表示した場合には、遊技者はダミー図柄53a〜53cの組合せを見て、「外れ」と思い違いしてしまう。しかし、特別遊技が「大当り」しているので、ダミー図柄53a〜53cの表示に拘わらず、特別遊技に移行するため、意外性に富んだパチンコ機を提供できる利点がある。
【0106】
特別図柄55a〜55cとダミー図柄53a〜53cとは、同時に停止表示させても良いし、或いは特別図柄55a〜55cの停止表示後、ダミー図柄53a〜53cを遅れて停止表示させても良い。
ダミー図柄53a〜53cの停止表示を遅延させた場合には、遊技者の期待感を高揚することができる。
【0107】
すなわち、前述したように、特別図柄55a〜55cが先に停止表示されても、何の数字が表示されているか遊技者が判断することが困難である。
多くの遊技者は、ダミー図柄53a〜53cの停止表示を見て、遊技結果を判断している。
このため、特別図柄55a〜55cの停止表示後、ダミー図柄53a〜53cの停止表示迄の間、特別遊技が「大当り」しているだろうとの期待感を持って、ダミー図柄53a〜53cの表示態様を見て遊技を楽しむことができる。
【0108】
一方、ドラム式表示装置60のドラム61を、特別図柄55a〜55cの可変表示の開始と同時に、或いは開始後、適宜なタイミングで回転させる。
その後、ドラム式表示装置60のドラム61を、特別図柄55a〜55cの停止表示と同時に、或いは停止表示に遅れて停止表示させる。
その際、停止表示されたドラム図柄は、抽選結果に一致させても良いし、或いは一致させなくとも良い。
【0109】
すなわち、前述したように、特別遊技が「大当り」の場合に、「大当り」に対応する特別図柄55a〜55cを停止表示させても、何の数字が表示されているか遊技者が判断することが困難である。また、特別遊技が「大当り」しているにも係わらず、「外れ」に対応するダミー図柄53a〜53cの組合せとして、「1,2,3」等を表示した場合には、遊技者はダミー図柄53a〜53cの組合せを見て、「外れ」と思い違いしてしまう。このような場合に、ドラム式表示装置60に、「大当り」に対応する「HIT」(表1参照)のドラム図柄を停止表示することにより、特別遊技が「大当り」したことを遊技者にわかり易く表示できる利点がある。
【0110】
これに対し、特別遊技が「大当り」の場合に、「外れ」に対応する「弾丸」(表1参照)のドラム図柄を停止表示した場合には、遊技者はドラム図柄を見て、「外れ」と思い違いしてしまう。しかし、特別遊技が「大当り」しているので、ドラム図柄の表示に拘わらず、特別遊技に移行するため、意外性に富んだパチンコ機を提供できる利点がある。
【0111】
上記した特別遊技に移行する場合であり、且つ確率変動遊技(特典遊技)に移行する場合、確率変動遊技(特典遊技)の「当り」の場合には、これに対応する特別図柄55a〜55cの組合せを、特別図柄表示部55に停止表示する。
このとき、ダミー図柄表示部53に、確率変動遊技(特典遊技)の「当り」に対応するダミー図柄53a〜53cの組合せを停止表示しても良いし、或いは「外れ」に対応するダミー図柄53a〜53cの組合せを停止表示しても良い。
【0112】
すなわち、前述したように、遊技者は、左右の弾頭の色の組み合わせを見ただけでは、特別図柄55a〜55cに何の数字が表示されているか判断することが困難である。
これに対し、確率変動遊技(特典遊技)の「当り」の場合に、これに対応するダミー図柄53a〜53cの組合せとして、図4に示すように、奇数の数字の3個揃いの「1,1,1」を表示した場合には、確率変動遊技(特典遊技)の「当り」を遊技者にわかり易く表示できる利点がある。
【0113】
これに対し、確率変動遊技(特典遊技)の「当り」であるにも係わらず、特別遊技の「大当り」には対応するが、確率変動遊技(特典遊技)の「外れ」に対応するダミー図柄53a〜53cの組合せとして、偶数の数字の3個揃いの「2,2,2」を表示した場合には、遊技者はダミー図柄53a〜53cの組合せを見て、特別遊技の「大当り」であるが、確率変動遊技(特典遊技)の「外れ」と思い違いしてしまう。しかし、抽選結果は確率変動遊技(特典遊技)の「当り」であるので、ダミー図柄53a〜53cの表示に拘わらず、結果としては確率変動遊技(特典遊技)に移行するため、意外性に富んだパチンコ機を提供できる利点がある。
【0114】
一方、特別遊技に移行するが、確率変動遊技(特典遊技)に移行しない場合、すなわち、確率変動遊技(特典遊技)の「外れ」に対応する特別図柄55a〜55cの組合せを、液晶表示装置50の特別図柄表示部55に停止表示する。なお、ダミー図柄53a〜53cやドラム図柄との関係については説明を省略する。
また、特別遊技に移行しない場合、すなわち、抽選結果が「外れ」の場合には、これに対応する特別図柄55a〜55cの組合せを、液晶表示装置50の特別図柄表示部55に停止表示する。なお、ダミー図柄53a〜53cやドラム図柄との関係については説明を省略する。
(他の実施の形態)
特典遊技として、先に説明した第1の実施の形態では、特別図柄55a〜55cの確率変動遊技について説明したが、これに限定されず、下記の実施の形態を用いても良い。
【0115】
本発明の第2の実施の形態としては、特別図柄表示部55に特別図柄55a〜55cが表示される迄の時間を短縮しても良い(特別図柄55a〜55cの時間短縮遊技)。また、本実施の形態の時間短縮遊技と先に説明した第1の実施の形態の確率変動遊技とを組み合わせても良い。
本発明の第3の実施の形態としては、特定入賞口70の電動チューリップを遊技者に有利に開放しても良い。
【0116】
例えば、開放時間を延長(例えば1.2秒から1.7秒に延長)したり、或いは開閉回数を増加(例えば1回から2回に増加)させても良い。
本発明の第4の実施の形態としては、特定遊技の当選確率が高い高確率テーブル(例えば当選確率を1/50から1/10にアップ)に移行させるようにしても良い(普通図柄の確率変動遊技)。
【0117】
また、高確率テーブルから通常テーブルへの復帰は、特別図柄55a〜55cの可変回数が所定回数(例えば1万回)に達した場合や、特別遊技の開始を条件としても良い。
本発明の第5の実施の形態としては、普通図柄表示部54に普通図柄が表示される迄の時間を短縮しても良い(普通図柄の時間短縮遊技)。
【0118】
なお、上記した第1〜第5の実施の形態を組み合わせて、特典遊技を構成しても良い。
【0119】
【発明の効果】
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、遊技者から敬遠されないように、演出内容に変化を与え、遊技の単調さを防止できる。
すなわち、合計得点が目標得点に近づくに従って、特別遊技に移行するであろうとの期待感を高揚でき、目標得点の達成という新たな遊技の動機付けを遊技者に提供することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、得点を増加できる機会を遊技者に与えることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、得点の増加を、識別情報を可変表示した累計回数に関連付けることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、識別情報を可変表示した累計回数が所定回数に達した場合に、合計得点が目標得点に近似するように得点を加算することで、特別遊技に移行するであろうとの期待感を高揚できる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、遊技者から敬遠されないように、演出内容に変化を与え、遊技の単調さを防止できるようにした弾球遊技機用プログラムを提供できる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、遊技者から敬遠されないように、演出内容に変化を与え、遊技の単調さを防止できるようにした弾球遊技機用プログラムを記録した記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の概略ブロック図である。
【図2】図1の抽選部の詳細を説明するためのブロック図である。
【図3】遊技盤の概略正面図である。
【図4】液晶表示装置及びドラム式表示装置の拡大図である。
【図5】液晶表示装置の表示画面の一部拡大図である。
【図6】ドラム式表示装置のリールの展開図である。
【図7】液晶表示装置の表示画面に予告図柄を表示した状態を示す説明図である。
【図8】予告図柄の出現頻度を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機)
50 液晶表示装置(可変表示装置)
53d 予告画像(特別の演出)
55a〜55c 特別図柄(識別情報)
70 特定入賞口
71 特定入賞球検出センサー(特定入賞球検出手段)
200 電子制御装置(遊技制御手段)
312 特別遊技抽選部(特別遊技抽選手段)
313 演出抽選部(演出抽選手段)
420 得点加算部(得点加算手段)
430 得点報知制御部(得点報知制御手段)

Claims (6)

  1. 遊技球が特定入賞口に入賞したことを検知するための特定入賞球検知手段と、
    前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、識別情報を可変表示するための可変表示装置と、
    前記特定入賞球検知手段及び前記可変表示装置が接続され、遊技の進行を制御するための遊技制御手段とを備え、
    前記遊技制御手段は、
    前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、遊技者にとって有利な特別遊技に移行させるか否かを抽選するための特別遊技抽選手段と、
    前記抽選結果にもとづいて遊技者が獲得できる得点を決定し、当該得点を加算することで合計得点を算出するための得点加算手段と、
    前記合計得点が予め設定された目標得点に達する経過を報知するための得点報知制御手段とを備え、
    前記得点加算手段は、
    前記特別遊技抽選手段による抽選結果にもとづいて特別遊技に移行させる場合には、前記合計得点が前記目標得点に達するように得点を加算し、
    前記特別遊技に移行させない場合には、前記合計得点が前記目標得点に達しないように得点を加算するようにしていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記得点加算手段は、
    演出に応じて得点を増加するようにしていることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項2に記載の弾球遊技機において、
    前記遊技制御手段は、
    前記可変表示装置により識別情報を可変表示した累計回数に応じて、得点を増加させる前記演出を表示する抽選確率を変化させるための演出抽選手段を備えていることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、
    前記得点加算手段は、
    前記可変表示装置により識別情報を可変表示した累計回数が所定回数に達した場合には、前記合計得点が前記目標得点に近似するように得点を加算するようにしていることを特徴とする弾球遊技機。
  5. 遊技球が特定入賞口に入賞したことを検知するための特定入賞球検知手段と、
    前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、識別情報を可変表示するための可変表示装置と、
    前記特定入賞球検知手段及び前記可変表示装置が接続され、遊技の進行を制御するための遊技制御手段とを備える遊技機を前提とする弾球遊技機用プログラムであって、
    前記特定入賞球検知手段において遊技球が検知されたことにもとづいて、遊技者にとって有利な特別遊技に移行させるか否かを抽選するための特別遊技抽選手段と、
    前記抽選結果にもとづいて遊技者が獲得できる得点を決定し、当該得点を加算することで合計得点を算出するための得点加算手段と、
    前記合計得点が予め設定された目標得点に達する経過を報知するための得点報知制御手段として前記遊技制御手段を機能させるとともに、
    前記特別遊技抽選手段による抽選結果にもとづいて特別遊技に移行させる場合には、前記合計得点が前記目標得点に達するように得点を加算し、
    前記特別遊技に移行させない場合には、前記合計得点が前記目標得点に達しないように得点を加算するように前記得点加算手段を機能させるための弾球遊技機用プログラム。
  6. 請求項5に記載の弾球遊技機用プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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