JP2005027684A - 中空乾式防火区画用防火措置具 - Google Patents
中空乾式防火区画用防火措置具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005027684A JP2005027684A JP2003192587A JP2003192587A JP2005027684A JP 2005027684 A JP2005027684 A JP 2005027684A JP 2003192587 A JP2003192587 A JP 2003192587A JP 2003192587 A JP2003192587 A JP 2003192587A JP 2005027684 A JP2005027684 A JP 2005027684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- measure
- fire protection
- sleeves
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
【技術課題】中空乾式防火区画において、低コストにより簡単に施工することができると共にモルタルレス、パテレスで施工が可能な措置具を提供する。
【解決手段】措置具本体は、一対のフランジ2、3の裏面から互いに対向せしめてスリーブ2b、3bを突設すると共にこのスリーブ2b、3bの先端を互いにスライド自在に嵌合することができる措置具要素AとBで構成する。前記措置具本体A、Bの各フランジ2、3にはスリーブ2b、3b内に続く穴を形成し、この穴には、膜体2i、3eが取り付ける。前記措置具要素Aスリーブ2bの先端側にはスリーブ内を仕切る中間仕切膜2h付の熱膨張性部材2dを取り付ける。前記措置具要素AとBのスリーブ2b、3bを貫通穴内で嵌合し、双方のフランジ2、3間をボルト軸4とナット5で連結する。配管10及びケーブル11は、膜体2i、3eと中間仕切膜2hをカットし、ここに通す。
【選択図】 図 1
【解決手段】措置具本体は、一対のフランジ2、3の裏面から互いに対向せしめてスリーブ2b、3bを突設すると共にこのスリーブ2b、3bの先端を互いにスライド自在に嵌合することができる措置具要素AとBで構成する。前記措置具本体A、Bの各フランジ2、3にはスリーブ2b、3b内に続く穴を形成し、この穴には、膜体2i、3eが取り付ける。前記措置具要素Aスリーブ2bの先端側にはスリーブ内を仕切る中間仕切膜2h付の熱膨張性部材2dを取り付ける。前記措置具要素AとBのスリーブ2b、3bを貫通穴内で嵌合し、双方のフランジ2、3間をボルト軸4とナット5で連結する。配管10及びケーブル11は、膜体2i、3eと中間仕切膜2hをカットし、ここに通す。
【選択図】 図 1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空乾式防火区画用措置具(装置)に関し、更に詳しくは、中空乾式防火区画を貫通する穴内において、配管やケーブル等の防火措置を行い、且つ貫通穴に装着されるスリーブも兼ねる措置具に関する。
【従来の技術】
平成12年6月1日に施行された、改正建築基準法では、中空壁を配管等が貫通する場合の貫通部防火措置について、公的な耐火性能試験の実施が認められ、これを満たすものは、国土交通大臣の認定工法として施工できることになったが、改正前の建築基準法の下では、運用上、「建築設備設計・施工上の指導指針−1995年度板(建設省住宅局建築指導課監修)」及び「東京都建築設備行政に関する設計・施工上の指針(1997年度版):東京都建築設備行政連絡協議会監修」において、適用構造を図示の上、コンクリート壁で評定を受けた工法に準拠して施工を行うことで防火上支障無いものとして取り扱われてきた。
しかし、このような特例で認められた場合があっても次のような問題が有った。
1.改正後間もない為、公的な耐火性能試験を満たす適切な防火区画貫通措置部材が無かった。このため、貫通部防火措置部から前後1mを鋼製スリーブを貫通させる従来工法になり、施工上多大なスペースが必要であった。
2.中空壁は、石膏ボードのような乾式の耐火壁材でできており、耐荷重の制限があり、重量の有る鋼製スリーブが取り付けられないことがあった。
3.運用上の取り扱いでは、炎を中空壁内部に入れないように中空壁内部と貫通部防火措置部を鋼材等により仕切る必要があるが、これにより壁厚ごとにスリーブが必要であったり、壁の外側にスリーブがはみ出たりしていた。
4.湿式壁用では、特開平7−145882号公報に、中間でスライド調整可能な貫通用スリーブが提案されているが、この場合壁厚ごとの幅調整は可能であるが、防火措置は、このスリーブ内で別に行わなければならなかった。
5.中空壁と貫通部防火措置部は、耐火性能を有する目地材などにより隙間を埋める必要があった(作業に手間がかかった)。
6.基本的に、乾式壁施工後の、取り付けとなる為、穴あけ等の手間がかかった。
【0002】
以上の如き問題点を前提として、現在行われている措置例の代表的なものを図10(A)(B)に示す。図10において、(A)は、ケーブル配線(ケーブルラック)の防火区画(中空壁)貫通部の措置例である。この図10(A)において、400は、石膏ボード401、402間に中空部403を形成した乾式の防火区画であって、この区画400にケーブル411を貫通させる場合には、先ず防火区画400に貫通穴404をあけてこの貫通穴404内に金属製の貫通枠(スリーブ)405を通し、この貫通枠405を壁の両側から耐火仕切版406、407及び締結ボルト軸408、ナット409で固定し、その上でケーブル411を耐火仕切板406、407及び貫通枠405内に通し、耐熱シール材410で耐火仕切枠406、407とケーブル411間の隙間のシールドを行い、併せてケーブル411の固定を行うものである。図中412は貫通枠405内に装入された耐火充填材である。
一方図10(B)は、防火区画400に金属製の配管415を貫通させる場合の例であって、この措置例は、防火区画400に設けた貫通穴404内に直接配管412を通し、両側の入口部分の隙間を耐熱シール材410でシールドを行い、併せて配管412の固定を行うものである。
【0003】
しかし、この図10(A)に示した措置例においては、貫通穴404とボード401、402間及び耐火仕切板406、407とボード401、402間はシールドされていないため、この間から中空部403内に煙や有害ガスが侵入して拡散する心配があると共に、耐熱シール材410を現場で充填するため、特に狭い場所においては作業がしにくいと共に、措置に手数と時間がかかるという問題がある。
また、図10(B)は、金属配管に適用は出来ても樹脂管及びケーブルには適用できないと共に耐熱シール材410の充填に際しては作業性が悪く、手数と時間がかかるという問題がある。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は斯る点に鑑みて提案されるものであって、その目的は、中空乾式防火区画において、手軽に、そして安い施工費用で貫通穴内にスリーブを取り付けたり、防火措置を行うことが可能な中空乾式防火区画用防火措置具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、中空乾式防火区画用防火措置具において、措置具本体は、一対のフランジの裏面から互いに対向せしめてスリーブを突設すると共にこのスリーブの先端側を互いに伸縮自在に嵌合することができるように形成された金属性の措置具要素AとBで構成されていること、この措置要素において、内側に入るスリーブの内面には、熱膨張性部材が装着されていることを特徴とするものである。
【0005】
更に、請求項2に記載の発明においては、請求項1において、嵌合された内外のスリーブ間には熱膨張部材が挿入されていることを特徴とするものである。
【0006】
更に、請求項3に記載の発明においては、請求項1において、スリーブの内面に装着された熱膨張性部材の先端側を、スリーブの先端から露出させたことを特徴とするものである。
【0007】
更に、請求項4に記載の発明においては、請求項1において、フランジの裏側には熱膨張性部材で形成されたパッキンが装着されていることを特徴とするものである。
【0008】
更に、請求項5に記載の発明においては、請求項1において、フランジ又はスリーブの入口には、熱膨張性部材で形成された遮閉膜体が取り付けられていることを特徴とするものである。
【0009】
更に、請求項6に記載の発明においては、請求項5の遮閉膜体の中央には、配管、ケーブルの挿入口又はスリットが形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
更に、請求項7に記載の発明においては、請求項1において、措置具要素AとBのスリーブは、スライド方式又は螺施ねじで伸縮自在に嵌合されていることを特徴とするものである。
【0011】
更に、請求項8に記載の発明においては、請求項1において、措置要素AとBは、ボルト軸とナットで連結されることを特徴とするものである。
【0012】
更に、請求項9に記載の発明においては、請求項1において、措置要素AとBは、スプリング付の締め付けバンドで連結されていることを特徴とするものである。
【0013】
更に、請求項10に記載の発明においては、請求項1において、措置要素AとBは、スリーブの外周面の一部に取り付けた返しで取り付けた防火区画の貫通穴から抜けないように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【実施例1】
本発明の実施例を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。図1は措置具を分解した状態の一部断面図、図2は熱膨張性部材において、中間仕切膜の一部を切欠した説明図、図3はフランジパッキンの説明図、図4は中空乾式防火区画に本発明に係る措置具を取り付けた状態の説明図、図5は図4において、A−A矢視方向から見たフランジの正面図、図6は配管及びケーブルを防火措置した状態の説明図である。
【0015】
先ず、図1において、1は措置具本体であって、この措置具本体1は、金属製の措置具要素AとBから成り、措置具要素AとBは、夫々次のような構成である。Aは、中央に透穴2aを開口したフランジ2から後方に向けてスリーブ2bを形成し、このスリーブ2bの先端2cに熱膨張性部材2dを取り付けた構成である。前記熱膨張性部材2dは、図2に示すように、胴体の中間に段部2eを形成し、下段2fのところまでスリーブ2bの先端2c内に挿入し、上段2gをスリーブ2bの先端2cから露出させると共に内部の先端側に中間仕切膜2hを一体に形成した構成である。2iはフランジ2の穴2aを閉塞するように取り付けられた膜体、2jはフランジ2に設けられたボルト孔である。
【0016】
一方、措置具要素Bは、中央に透穴3aを開口したフランジ3から後方に向けてスリーブ3bを形成し、このスリーブ3bの先端3cの内側にOリング3dを取り付けた構成である。3eはフランジ3の穴3aを閉塞するように取り付けられた膜体、3fはフランジ3に設けられたボルト孔である。
4はフランジ2と3を連結するためのボルト軸、4aはボルト軸4の両端に形成したねじ部、5はナット、6は図3に示すようなドーナツ状の熱膨張性パッキン、6aはパッキン6において、前記ボルト軸4に形成したねじ部4aの挿入孔である。
【0017】
上記構成の措置具1を中空乾式防火区画に取り付けた状態を示したのが図4であって、防火措置を行う場合には、壁材8、8aに円孔カッター等を用いて貫通穴9、9aを穿孔し、次にこの貫通穴9、9a内にスリーブ2b、3bを両側から挿入して中間で嵌合させながら壁材8、8aの外に措置具要素A、Bのフランジ2、3を当接させる。この時、フランジ2、3と壁材8、8aとの間には、熱膨張性パッキン6を介在させる。その上でフランジ2、3のボルト孔2jと3f間にボルト軸4を通し、ねじ部4bにナット5をねじ込んで締めつけることにより、壁材8、8aを挟むようにして措置具本体1を防火区画の貫通穴9、9aに取り付ける。
配管等を貫通させる場合には、図6に示すように措置具要素A、Bに設けた膜体2i、3e及び中間仕切膜2hを配管10、ケーブル11の外径に合わせてカットし、このカットした穴内に配管10及びケーブル11を通すことにより防火措置を終る。
【0018】
万一火災等が発生した場合には、中間の熱膨張性部材2dがスリーブ2b、3bの中間で熱膨張してスリーブ2b、3b内を閉塞し、更に中間の仕切膜2hが熱膨張することにより、措置具本体1内は完全に密閉され、防火区画を経由して隣室等に火災や煙、有毒ガス等が流入するのを防ぐことになる。
なお、本実施例において、膜体2i、3eは熱膨張性部材で形成されているが、この膜体2i、3eは熱膨張性を有しない、ゴム或いはプラスチック等でも良い。
【0019】
【実施例2】
本実施例2は、図7に示すように措置具要素AとBのフランジ100、101から延長したスリーブ102、103部分に螺旋条104、105を形成し、この螺旋条104、105を貫通穴内において螺合させることによりスリーブ102、103を連結し、螺旋条104、105の締め付けにより壁材を挟み込んで固定する方式であって、請求項3に記載の発明に対応するものである。
【0020】
この図7において、106、107はフランジ100、101の処において、スリーブ102、103内を閉塞するようにして取り付けられた遮閉膜体であって、この膜体106、107をカットして配管等を通し、この膜体106、107でスリーブ内を閉塞する。
108はスリーブ103内に取り付けられた熱膨張性部材であって、この熱膨張性部材108の先端側は、スリーブ103から突出して露出部108aとなっており、火災発生時に熱膨張してスリーブ103内を閉塞し、併せて露出部108aでスリーブ102と103間の入口隙間を閉塞する。
なお、図7において、フランジ100と101の裏面であって、壁材との間には、熱膨張性部材で製作されたパッキン109、110が装着されていて、防火区画火災発生時にはこのパッキン109、110の作用により煙等の侵入を防ぐものである。
【0021】
【実施例3】
本実施例3は、図8(A)(B)に示すように、措置具要素AとBのフランジ200、201からスリーブ202、203を延長して形成し、このスリーブ202、203を貫通穴内で嵌合し、スプリング205を有する締め付けバンド204を用いて、先ずスプリング205側の端を措置具要素A側に留め、バンド204側の端を要素B側に留めることにより、要素AとBを連結し、上記締め付けバンド204とスプリング205の作用で壁材を挟むようにして措置具要素AとBを防火区画の貫通穴内に取り付けるもので、請求項9に記載の発明に対応するものである。
【0022】
この図8において、206、207はフランジ200、201の処において、スリーブ202、203内を閉塞するようにして取り付けられた膜体であって、この膜体206、207は熱膨張性部材で製作されており、中央をカットして配管等を通し、この膜体206、207でスリーブ202、203内を閉塞する。なお、膜体206、207には、あらかじめ穴、又はスリットを形成しておいてもよい。
208は措置具要素B側のフランジ201を防火区画の壁材に固定するための蝶ねじである。
なお、図8において、(A)図と(B)図の違いは、スリーブ202と203の嵌合が内か外の違いのみである。
【0023】
【実施例4】
本実施例4は、防火区画にあけた貫通穴内に防火措置を施したスリーブを取り付け、このスリーブ内に配管(ケーブル)を挿入し、この配管は別途スリーブ内において防火措置具を用いて防火措置する請求項10に記載の発明の実施例であって、図9(A)(B)にその構造と措置例を示す。
スリーブ本体は、スリーブ要素AとBに分割されていて、一方のスリーブ要素Aは、金属製のフランジ300の内側にスリーブ302を突出させると共にフランジ300の内側の面に熱膨張性部材で成形した熱膨張パッキン304を取り付け、スリーブ302の外表面に金属弾性板で作られた返し307を取り付けた構成である。
【0024】
一方、スリーブ要素Bは、金属製のフランジ301の内側にスリーブ303を突出させると共にフランジ301の内側に熱膨張性部材で成形した熱膨張パッキン305を取り付け、スリーブ303の外表面に金属弾性板で作られた返し308を取り付け、更にスリーブ303の先端側の外表面に熱膨張性部材で成形された熱膨張パッキン306を装着した構成である。又、スリーブ303の内側には、防火措置具310が(ドーナツ状)に取りつけられている。
上記構成のスリーブは、図9(B)に示すように、防火区画に設けた貫通穴内に両側からスリーブ要素A、Bを差し込んで中空部内でスリーブ302と303を嵌合させることにより連結する。この時、熱膨張パッキン306を取り付けたスリーブ303側が内側になるように嵌合し、フランジ300、301を防火区画に夫々圧接したとき、貫通穴内を通るときに寝ていた返し307、308が防火区画の中空部内においてフリーとなり、斜めに起立する。この結果、スリーブ要素A、Bは貫通穴内に固定されて、外れなくなる。返し307、308は種々の壁厚に対応できる様、2〜3段でスリーブに取りつけられている。
次に、配管309をスリーブ内及び防火措置具310に挿入し、措置を終わる。
本実施例4と実施例1〜3との相違は、スリーブ要素AとBを返し307、308で貫通穴内に固定している点である。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上の如き構成と作用により、次の効果を奏する。
1.中空乾式防火区画において、貫通穴内に別にスリーブを取り付けずに防火措置を施すことができるため、コストがかからず措置作業も確実かつ簡単になる。
2.措置具又はスリーブは、要素AとBに分割し、壁材の厚みに応じて長さ調整が可能であると共に貫通穴内に両側から要素AとBのスリーブを挿入し、内部でスリーブを連結し、要素AとBはボルトとナットあるいは螺旋条あるいはスプリング付のバンドあるいは返しを用いて貫通穴内に固定するため、施工が簡単である。
3.フランジの入口に膜体を取り付けたことにより内部の目隠しにもなるので、モルタルレス、パテレスの施工が可能である。
4.膜体及び仕切膜で貫通穴内の配管やケーブルをスリーブ内の中心部に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る措置具の分解説明図。
【図2】熱膨張性部材の説明図。
【図3】熱膨張性パッキンの説明図。
【図4】中空防火区画に措置具を取り付けた状態の説明図。
【図5】A−A矢印方向から見た正面図。
【図6】配管とケーブルを防火措置した状態の説明図。
【図7】スリーブに螺旋条を形成した実施例2に示す措置具の説明図。
【図8】(A)(B)スプリング付のバンドで措置具要素AとBを連結した実施例3に示す措置具の説明図。
【図9】(A)(B)防火区画貫通スリーブの構造と施工例の説明図。
【図10】(A)(B)従来の中空乾式防火区画貫通部の説明図。
【符号の説明】
1 防火措置具
A、B 措置具本体
2、3 フランジ
2b、3b スリーブ
2d 熱膨張性部材
2h、3e 膜体
4 ボルト軸
5 ナット
100、101フランジ
102、103、スリーブ
106,107膜体
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空乾式防火区画用措置具(装置)に関し、更に詳しくは、中空乾式防火区画を貫通する穴内において、配管やケーブル等の防火措置を行い、且つ貫通穴に装着されるスリーブも兼ねる措置具に関する。
【従来の技術】
平成12年6月1日に施行された、改正建築基準法では、中空壁を配管等が貫通する場合の貫通部防火措置について、公的な耐火性能試験の実施が認められ、これを満たすものは、国土交通大臣の認定工法として施工できることになったが、改正前の建築基準法の下では、運用上、「建築設備設計・施工上の指導指針−1995年度板(建設省住宅局建築指導課監修)」及び「東京都建築設備行政に関する設計・施工上の指針(1997年度版):東京都建築設備行政連絡協議会監修」において、適用構造を図示の上、コンクリート壁で評定を受けた工法に準拠して施工を行うことで防火上支障無いものとして取り扱われてきた。
しかし、このような特例で認められた場合があっても次のような問題が有った。
1.改正後間もない為、公的な耐火性能試験を満たす適切な防火区画貫通措置部材が無かった。このため、貫通部防火措置部から前後1mを鋼製スリーブを貫通させる従来工法になり、施工上多大なスペースが必要であった。
2.中空壁は、石膏ボードのような乾式の耐火壁材でできており、耐荷重の制限があり、重量の有る鋼製スリーブが取り付けられないことがあった。
3.運用上の取り扱いでは、炎を中空壁内部に入れないように中空壁内部と貫通部防火措置部を鋼材等により仕切る必要があるが、これにより壁厚ごとにスリーブが必要であったり、壁の外側にスリーブがはみ出たりしていた。
4.湿式壁用では、特開平7−145882号公報に、中間でスライド調整可能な貫通用スリーブが提案されているが、この場合壁厚ごとの幅調整は可能であるが、防火措置は、このスリーブ内で別に行わなければならなかった。
5.中空壁と貫通部防火措置部は、耐火性能を有する目地材などにより隙間を埋める必要があった(作業に手間がかかった)。
6.基本的に、乾式壁施工後の、取り付けとなる為、穴あけ等の手間がかかった。
【0002】
以上の如き問題点を前提として、現在行われている措置例の代表的なものを図10(A)(B)に示す。図10において、(A)は、ケーブル配線(ケーブルラック)の防火区画(中空壁)貫通部の措置例である。この図10(A)において、400は、石膏ボード401、402間に中空部403を形成した乾式の防火区画であって、この区画400にケーブル411を貫通させる場合には、先ず防火区画400に貫通穴404をあけてこの貫通穴404内に金属製の貫通枠(スリーブ)405を通し、この貫通枠405を壁の両側から耐火仕切版406、407及び締結ボルト軸408、ナット409で固定し、その上でケーブル411を耐火仕切板406、407及び貫通枠405内に通し、耐熱シール材410で耐火仕切枠406、407とケーブル411間の隙間のシールドを行い、併せてケーブル411の固定を行うものである。図中412は貫通枠405内に装入された耐火充填材である。
一方図10(B)は、防火区画400に金属製の配管415を貫通させる場合の例であって、この措置例は、防火区画400に設けた貫通穴404内に直接配管412を通し、両側の入口部分の隙間を耐熱シール材410でシールドを行い、併せて配管412の固定を行うものである。
【0003】
しかし、この図10(A)に示した措置例においては、貫通穴404とボード401、402間及び耐火仕切板406、407とボード401、402間はシールドされていないため、この間から中空部403内に煙や有害ガスが侵入して拡散する心配があると共に、耐熱シール材410を現場で充填するため、特に狭い場所においては作業がしにくいと共に、措置に手数と時間がかかるという問題がある。
また、図10(B)は、金属配管に適用は出来ても樹脂管及びケーブルには適用できないと共に耐熱シール材410の充填に際しては作業性が悪く、手数と時間がかかるという問題がある。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は斯る点に鑑みて提案されるものであって、その目的は、中空乾式防火区画において、手軽に、そして安い施工費用で貫通穴内にスリーブを取り付けたり、防火措置を行うことが可能な中空乾式防火区画用防火措置具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、中空乾式防火区画用防火措置具において、措置具本体は、一対のフランジの裏面から互いに対向せしめてスリーブを突設すると共にこのスリーブの先端側を互いに伸縮自在に嵌合することができるように形成された金属性の措置具要素AとBで構成されていること、この措置要素において、内側に入るスリーブの内面には、熱膨張性部材が装着されていることを特徴とするものである。
【0005】
更に、請求項2に記載の発明においては、請求項1において、嵌合された内外のスリーブ間には熱膨張部材が挿入されていることを特徴とするものである。
【0006】
更に、請求項3に記載の発明においては、請求項1において、スリーブの内面に装着された熱膨張性部材の先端側を、スリーブの先端から露出させたことを特徴とするものである。
【0007】
更に、請求項4に記載の発明においては、請求項1において、フランジの裏側には熱膨張性部材で形成されたパッキンが装着されていることを特徴とするものである。
【0008】
更に、請求項5に記載の発明においては、請求項1において、フランジ又はスリーブの入口には、熱膨張性部材で形成された遮閉膜体が取り付けられていることを特徴とするものである。
【0009】
更に、請求項6に記載の発明においては、請求項5の遮閉膜体の中央には、配管、ケーブルの挿入口又はスリットが形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
更に、請求項7に記載の発明においては、請求項1において、措置具要素AとBのスリーブは、スライド方式又は螺施ねじで伸縮自在に嵌合されていることを特徴とするものである。
【0011】
更に、請求項8に記載の発明においては、請求項1において、措置要素AとBは、ボルト軸とナットで連結されることを特徴とするものである。
【0012】
更に、請求項9に記載の発明においては、請求項1において、措置要素AとBは、スプリング付の締め付けバンドで連結されていることを特徴とするものである。
【0013】
更に、請求項10に記載の発明においては、請求項1において、措置要素AとBは、スリーブの外周面の一部に取り付けた返しで取り付けた防火区画の貫通穴から抜けないように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【実施例1】
本発明の実施例を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。図1は措置具を分解した状態の一部断面図、図2は熱膨張性部材において、中間仕切膜の一部を切欠した説明図、図3はフランジパッキンの説明図、図4は中空乾式防火区画に本発明に係る措置具を取り付けた状態の説明図、図5は図4において、A−A矢視方向から見たフランジの正面図、図6は配管及びケーブルを防火措置した状態の説明図である。
【0015】
先ず、図1において、1は措置具本体であって、この措置具本体1は、金属製の措置具要素AとBから成り、措置具要素AとBは、夫々次のような構成である。Aは、中央に透穴2aを開口したフランジ2から後方に向けてスリーブ2bを形成し、このスリーブ2bの先端2cに熱膨張性部材2dを取り付けた構成である。前記熱膨張性部材2dは、図2に示すように、胴体の中間に段部2eを形成し、下段2fのところまでスリーブ2bの先端2c内に挿入し、上段2gをスリーブ2bの先端2cから露出させると共に内部の先端側に中間仕切膜2hを一体に形成した構成である。2iはフランジ2の穴2aを閉塞するように取り付けられた膜体、2jはフランジ2に設けられたボルト孔である。
【0016】
一方、措置具要素Bは、中央に透穴3aを開口したフランジ3から後方に向けてスリーブ3bを形成し、このスリーブ3bの先端3cの内側にOリング3dを取り付けた構成である。3eはフランジ3の穴3aを閉塞するように取り付けられた膜体、3fはフランジ3に設けられたボルト孔である。
4はフランジ2と3を連結するためのボルト軸、4aはボルト軸4の両端に形成したねじ部、5はナット、6は図3に示すようなドーナツ状の熱膨張性パッキン、6aはパッキン6において、前記ボルト軸4に形成したねじ部4aの挿入孔である。
【0017】
上記構成の措置具1を中空乾式防火区画に取り付けた状態を示したのが図4であって、防火措置を行う場合には、壁材8、8aに円孔カッター等を用いて貫通穴9、9aを穿孔し、次にこの貫通穴9、9a内にスリーブ2b、3bを両側から挿入して中間で嵌合させながら壁材8、8aの外に措置具要素A、Bのフランジ2、3を当接させる。この時、フランジ2、3と壁材8、8aとの間には、熱膨張性パッキン6を介在させる。その上でフランジ2、3のボルト孔2jと3f間にボルト軸4を通し、ねじ部4bにナット5をねじ込んで締めつけることにより、壁材8、8aを挟むようにして措置具本体1を防火区画の貫通穴9、9aに取り付ける。
配管等を貫通させる場合には、図6に示すように措置具要素A、Bに設けた膜体2i、3e及び中間仕切膜2hを配管10、ケーブル11の外径に合わせてカットし、このカットした穴内に配管10及びケーブル11を通すことにより防火措置を終る。
【0018】
万一火災等が発生した場合には、中間の熱膨張性部材2dがスリーブ2b、3bの中間で熱膨張してスリーブ2b、3b内を閉塞し、更に中間の仕切膜2hが熱膨張することにより、措置具本体1内は完全に密閉され、防火区画を経由して隣室等に火災や煙、有毒ガス等が流入するのを防ぐことになる。
なお、本実施例において、膜体2i、3eは熱膨張性部材で形成されているが、この膜体2i、3eは熱膨張性を有しない、ゴム或いはプラスチック等でも良い。
【0019】
【実施例2】
本実施例2は、図7に示すように措置具要素AとBのフランジ100、101から延長したスリーブ102、103部分に螺旋条104、105を形成し、この螺旋条104、105を貫通穴内において螺合させることによりスリーブ102、103を連結し、螺旋条104、105の締め付けにより壁材を挟み込んで固定する方式であって、請求項3に記載の発明に対応するものである。
【0020】
この図7において、106、107はフランジ100、101の処において、スリーブ102、103内を閉塞するようにして取り付けられた遮閉膜体であって、この膜体106、107をカットして配管等を通し、この膜体106、107でスリーブ内を閉塞する。
108はスリーブ103内に取り付けられた熱膨張性部材であって、この熱膨張性部材108の先端側は、スリーブ103から突出して露出部108aとなっており、火災発生時に熱膨張してスリーブ103内を閉塞し、併せて露出部108aでスリーブ102と103間の入口隙間を閉塞する。
なお、図7において、フランジ100と101の裏面であって、壁材との間には、熱膨張性部材で製作されたパッキン109、110が装着されていて、防火区画火災発生時にはこのパッキン109、110の作用により煙等の侵入を防ぐものである。
【0021】
【実施例3】
本実施例3は、図8(A)(B)に示すように、措置具要素AとBのフランジ200、201からスリーブ202、203を延長して形成し、このスリーブ202、203を貫通穴内で嵌合し、スプリング205を有する締め付けバンド204を用いて、先ずスプリング205側の端を措置具要素A側に留め、バンド204側の端を要素B側に留めることにより、要素AとBを連結し、上記締め付けバンド204とスプリング205の作用で壁材を挟むようにして措置具要素AとBを防火区画の貫通穴内に取り付けるもので、請求項9に記載の発明に対応するものである。
【0022】
この図8において、206、207はフランジ200、201の処において、スリーブ202、203内を閉塞するようにして取り付けられた膜体であって、この膜体206、207は熱膨張性部材で製作されており、中央をカットして配管等を通し、この膜体206、207でスリーブ202、203内を閉塞する。なお、膜体206、207には、あらかじめ穴、又はスリットを形成しておいてもよい。
208は措置具要素B側のフランジ201を防火区画の壁材に固定するための蝶ねじである。
なお、図8において、(A)図と(B)図の違いは、スリーブ202と203の嵌合が内か外の違いのみである。
【0023】
【実施例4】
本実施例4は、防火区画にあけた貫通穴内に防火措置を施したスリーブを取り付け、このスリーブ内に配管(ケーブル)を挿入し、この配管は別途スリーブ内において防火措置具を用いて防火措置する請求項10に記載の発明の実施例であって、図9(A)(B)にその構造と措置例を示す。
スリーブ本体は、スリーブ要素AとBに分割されていて、一方のスリーブ要素Aは、金属製のフランジ300の内側にスリーブ302を突出させると共にフランジ300の内側の面に熱膨張性部材で成形した熱膨張パッキン304を取り付け、スリーブ302の外表面に金属弾性板で作られた返し307を取り付けた構成である。
【0024】
一方、スリーブ要素Bは、金属製のフランジ301の内側にスリーブ303を突出させると共にフランジ301の内側に熱膨張性部材で成形した熱膨張パッキン305を取り付け、スリーブ303の外表面に金属弾性板で作られた返し308を取り付け、更にスリーブ303の先端側の外表面に熱膨張性部材で成形された熱膨張パッキン306を装着した構成である。又、スリーブ303の内側には、防火措置具310が(ドーナツ状)に取りつけられている。
上記構成のスリーブは、図9(B)に示すように、防火区画に設けた貫通穴内に両側からスリーブ要素A、Bを差し込んで中空部内でスリーブ302と303を嵌合させることにより連結する。この時、熱膨張パッキン306を取り付けたスリーブ303側が内側になるように嵌合し、フランジ300、301を防火区画に夫々圧接したとき、貫通穴内を通るときに寝ていた返し307、308が防火区画の中空部内においてフリーとなり、斜めに起立する。この結果、スリーブ要素A、Bは貫通穴内に固定されて、外れなくなる。返し307、308は種々の壁厚に対応できる様、2〜3段でスリーブに取りつけられている。
次に、配管309をスリーブ内及び防火措置具310に挿入し、措置を終わる。
本実施例4と実施例1〜3との相違は、スリーブ要素AとBを返し307、308で貫通穴内に固定している点である。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上の如き構成と作用により、次の効果を奏する。
1.中空乾式防火区画において、貫通穴内に別にスリーブを取り付けずに防火措置を施すことができるため、コストがかからず措置作業も確実かつ簡単になる。
2.措置具又はスリーブは、要素AとBに分割し、壁材の厚みに応じて長さ調整が可能であると共に貫通穴内に両側から要素AとBのスリーブを挿入し、内部でスリーブを連結し、要素AとBはボルトとナットあるいは螺旋条あるいはスプリング付のバンドあるいは返しを用いて貫通穴内に固定するため、施工が簡単である。
3.フランジの入口に膜体を取り付けたことにより内部の目隠しにもなるので、モルタルレス、パテレスの施工が可能である。
4.膜体及び仕切膜で貫通穴内の配管やケーブルをスリーブ内の中心部に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る措置具の分解説明図。
【図2】熱膨張性部材の説明図。
【図3】熱膨張性パッキンの説明図。
【図4】中空防火区画に措置具を取り付けた状態の説明図。
【図5】A−A矢印方向から見た正面図。
【図6】配管とケーブルを防火措置した状態の説明図。
【図7】スリーブに螺旋条を形成した実施例2に示す措置具の説明図。
【図8】(A)(B)スプリング付のバンドで措置具要素AとBを連結した実施例3に示す措置具の説明図。
【図9】(A)(B)防火区画貫通スリーブの構造と施工例の説明図。
【図10】(A)(B)従来の中空乾式防火区画貫通部の説明図。
【符号の説明】
1 防火措置具
A、B 措置具本体
2、3 フランジ
2b、3b スリーブ
2d 熱膨張性部材
2h、3e 膜体
4 ボルト軸
5 ナット
100、101フランジ
102、103、スリーブ
106,107膜体
Claims (10)
- 措置具本体は、一対のフランジの裏面から互いに対向せしめてスリーブを突設すると共にこのスリーブの先端側を互いに伸縮自在に嵌合することができるように形成された金属性の措置具要素AとBで構成されていること、この措置要素において、内側に入るスリーブの内面には、熱膨張性部材が装着されていること、を特徴とする中空乾式防火区画用防火措置具。
- 請求項1において、嵌合された内外のスリーブの間には熱膨張部材が挿入されていることを特徴とする中空乾式防火区画用防火措置具。
- 請求項1において、スリーブの内面に装着された熱膨張性部材の先端側を、スリーブの先端から露出させたことを特徴とする中空乾式防火区画用防火措置具。
- 請求項1において、フランジの裏側には熱膨張性部材で形成されたパッキンが装着されていることを特徴とする中空乾式防火区画用防火措置具。
- 請求項1において、フランジ又はスリーブの入口には、熱膨張性部材で形成された遮閉膜体が取り付けられていることを特徴とする中空乾式防火区画用防火措置具。
- 請求項5の遮閉膜体の中央には、配管、ケーブルの挿入口又はスリットが形成されていることを特徴とする中空乾式防火区画用防火区画措置具。
- 請求項1において、措置具要素AとBのスリーブは、スライド方式又は螺施ねじで伸縮自在に嵌合されていることを特徴とする中空乾式防火区画用防火区画措置具。
- 請求項1において、措置要素AとBは、ボルト軸とナットで連結されることを特徴とする中空乾式防火区画用防火区画措置具。
- 請求項1において、措置要素AとBは、スプリング付の締め付けバンドで連結されていることを特徴とする中空乾式防火区画用防火区画措置具。
- 請求項1において、措置要素AとBは、スリーブの外周面の一部に取り付けた返しで取り付けた防火区画の貫通穴から抜けないように構成されていることを特徴とする中空乾式防火区画用防火区画措置具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192587A JP2005027684A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | 中空乾式防火区画用防火措置具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192587A JP2005027684A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | 中空乾式防火区画用防火措置具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005027684A true JP2005027684A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34204327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003192587A Withdrawn JP2005027684A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | 中空乾式防火区画用防火措置具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005027684A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008167550A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Mirai Ind Co Ltd | 耐火壁へのボックス類の配設構造及び耐火材 |
JP2008241027A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-10-09 | Mirai Ind Co Ltd | 熱膨張性耐火具及び耐火構造 |
CN103486339A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-01-01 | 衢州市易凡设计有限公司 | 一种防尘穿墙套管 |
JP2016185201A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 積水化学工業株式会社 | 防火具及び建築物の防火構造体 |
JP2017089659A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 古河電気工業株式会社 | 壁部貫通部材の取り付け構造、壁部貫通部材の浮き上り防止方法、係止部材の空回り防止方法および係止部材 |
JP2018053986A (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 大和ハウス工業株式会社 | 耐火用スリーブ |
KR20180043953A (ko) * | 2016-10-21 | 2018-05-02 | 삼성중공업 주식회사 | 배관 플랜지 어셈블리 및 배관 플랜지 어셈블리 설치방법 |
JP2019214932A (ja) * | 2019-07-19 | 2019-12-19 | 積水化学工業株式会社 | 耐火構造 |
JP2021042856A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 冠龍 林 | 埋設式耐火装置 |
-
2003
- 2003-07-07 JP JP2003192587A patent/JP2005027684A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008167550A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Mirai Ind Co Ltd | 耐火壁へのボックス類の配設構造及び耐火材 |
JP2008241027A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-10-09 | Mirai Ind Co Ltd | 熱膨張性耐火具及び耐火構造 |
CN103486339A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-01-01 | 衢州市易凡设计有限公司 | 一种防尘穿墙套管 |
JP2016185201A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 積水化学工業株式会社 | 防火具及び建築物の防火構造体 |
JP2017089659A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 古河電気工業株式会社 | 壁部貫通部材の取り付け構造、壁部貫通部材の浮き上り防止方法、係止部材の空回り防止方法および係止部材 |
JP2018053986A (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 大和ハウス工業株式会社 | 耐火用スリーブ |
KR20180043953A (ko) * | 2016-10-21 | 2018-05-02 | 삼성중공업 주식회사 | 배관 플랜지 어셈블리 및 배관 플랜지 어셈블리 설치방법 |
JP2019214932A (ja) * | 2019-07-19 | 2019-12-19 | 積水化学工業株式会社 | 耐火構造 |
JP2021042856A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 冠龍 林 | 埋設式耐火装置 |
JP7128240B2 (ja) | 2019-09-12 | 2022-08-30 | 冠龍 林 | 埋設式耐火装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7642461B2 (en) | Leadthrough and a sealing element for the leadthrough | |
CA1154004A (en) | Fire barrier device | |
JP2005027684A (ja) | 中空乾式防火区画用防火措置具 | |
TW200912173A (en) | Seal with fire protection | |
PT846238E (pt) | Casquilho resistente ao fogo para cabos tubos e canais | |
FI89957C (fi) | Anordning foer kabelgenomfoering | |
JP2024045449A (ja) | フロアまたは壁を貫通するパイプのためのベローズシール | |
KR20160014155A (ko) | 건축물의 바닥 슬라브용 고정구 일체형 내화충전재 | |
JP2007014045A (ja) | 耐火壁へのボックス類の配設構造 | |
JP2004353787A (ja) | 防火区画貫通部の断熱被覆金属管の施工方法及び防火区画貫通部構造 | |
DE29813435U1 (de) | Abschottung von Rohren, Kabeln und Kanälen durch Wände oder Decken | |
US20210222802A1 (en) | Firestop penetration device and sealing system | |
PT1407181E (pt) | Dispositivo para ligar e bloquear elementos ocos para a formação de instalações de distribuição de pluido | |
JP2009055697A (ja) | 中空壁における延焼防止構造 | |
JP2004329655A (ja) | 防火区画貫通措置具及び防火措置工法 | |
JP2009044848A (ja) | 延焼防止構造及び延焼防止部材 | |
CN212518215U (zh) | 一种用于电缆竖井的防火结构 | |
JP5848048B2 (ja) | 耐火遮煙ボックス及び耐火遮煙構造 | |
JP4804338B2 (ja) | 耐火壁へのボックス類の配設構造及び耐火材 | |
JP5354813B2 (ja) | 耐火壁へのボックス類の配設構造及び耐火壁へのボックス類の配設構造に使用する耐火材シート | |
FI129417B (fi) | Putkiliitoksen palokatko | |
JP3181846U (ja) | 埋込式火災延焼防止系統装置 | |
JP5093913B2 (ja) | 耐火壁へのボックス類の配設構造及び耐火材、並びに、耐火壁の配管経路の耐火構造 | |
US20220395712A1 (en) | Firestop collar for providing water and gas sealing post-fire exposure | |
WO2006033658A3 (en) | Fire protection of openings in fire rated barriers around metallic penetrants and cables using only external rigid seals |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061003 |