JP2005027030A - 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、露光ランプの点灯異常を検知するための新たな白基準板を設けたり、露光ランプの両端の光量を上げたりする必要がなく、ADFを用いた通常の画像読取動作を実行しつつ、露光ランプの点灯状態を検知することができる。
【解決手段】この発明は、ADFで順次搬送される原稿間で、原稿読取位置に設けられた原稿ガイド板を読み取って、露光ランプの点灯状態を検知するランプ異常検知処理を行うようにしたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】この発明は、ADFで順次搬送される原稿間で、原稿読取位置に設けられた原稿ガイド板を読み取って、露光ランプの点灯状態を検知するランプ異常検知処理を行うようにしたものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、原稿の画像を用紙などの被画像形成媒体に複写するデジタル複写機などに用いられ、複数の原稿を1枚づつ所定の読取位置に供給する自動原稿給紙装置を有する画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、複写機などに用いられる画像読取装置には、原稿を1枚ずつ原稿読取位置に搬送する自動原稿給紙装置(ADF)を有するものがある。上記ADFを有する画像読取装置では、ADFにより複数枚の原稿を連続して原稿読取位置へ搬送し、その搬送されている原稿を所定の原稿読取位置で1ラインずつ読み込むシートスルー方式による原稿の読取が実現されている。このようなシートスルー方式を行う画像読取装置では、原稿読取位置に長方形のガラス窓が設けられており、そのガラス窓越しに露光ランプからの光を原稿面に照射し、その反射光をレンズで集光させ、集光した光をCCDラインセンサにより読み取っている。
【0003】
また、上記のようなシートスルー方式による原稿の読取が可能な画像読取装置では、原稿読取位置のガラス窓の脇に読取画像を補正するための基準となる白基準板(以降、白シェーディング板と称す)が設けてあるものがある。このような画像読取装置では、原稿の読み取り開始時に、上記白シェーディング板を読み取って原稿の読取画像を補正している。また、上記ADFにより連続して搬送される原稿を読み取る場合に、上記原稿読取位置を照射する露光ランプの光量の変化による画像の濃度が変化するのを防ぐため、所定の期間ごとに白シェーディング板の読み取り動作を行うものもある。
【0004】
このような従来の画像読取装置では、ADFを用いて連続的に原稿画像を読み取る場合、所定の間隔で白シェーディング板読み取りを行い、同時に露光ランプの動作異常も検知している。このため、白シェーディング板の読み取りを行ってから次に白シェーディング板の読み取りを行うまでの間は、露光ランプが点灯状態を検知できないという問題点がある。例えば、白シェーディング板の読み取りを行った直後に露光ランプが消えてしまう(切れてしまう)と、次に白シェーディング板の読み取りを行うまでの間、露光ランプの点灯異常を検知できないため、その間、原稿の画像は、べた黒の画像として読み取られてしまうことになる。
【0005】
また、従来の画像読取装置には、上記のような白シェーディング板を利用せずに、露光ランプのランプ切れなどの異常を検知する方法として、原稿の画像が読取可能な範囲(画像有効範囲)外に設けた白色の基準板を読み取るようにしたものもある。これは、有効画像読み取り範囲内では、原稿の絵柄や濃度等がさまざまなため、画像有効範囲外で一定濃度の光の反射が検知できる白色の基準板を読み取るようにしたものである。このような方式の画像読取装置では、例えば、CCDセンサのようなラインセンサが主走査方向に読み込める最大幅(読取範囲)に対して、原稿の画像を読み取る画像有効範囲と白色の基準板を読み取るための基準板読取用の範囲とを設け、上記基準板読取用の範囲で、白色の基準板からの反射光を検知してランプ異常を監視するようになっている。
【0006】
しかしながら、このような画像読取装置では、画像有効範囲外の白基準板を検知する必要があるため、露光ランプの端部の光量をなるべく落とさないように配慮したり、CCDセンサが読取可能な画素の一部をランプ異常検知用の画素として確保したりしなければならないという問題点がある。特に、CCDセンサは、読み取れる最大有効画素数(読取範囲)が決まっているため、上記画像有効範囲の両端に基準板読取用の画素(基準板読取用の範囲)を割り当ててしまうと、実際に原稿の画像を読み取る画像有効範囲に割り当てられる画素数が減ってしまうなどの問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−232657号公報
【特許文献2】
特開2001−7993号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の画像読取装置では、露光ランプの異常を検知するために、自動原稿給紙装置により原稿読取位置に順次供給される原稿を連続して読み取る動作中に基準板を読み取るための動作を行ったり、露光ランプの異常を検知するための構成を別途設けたりしなければならないという問題点を解決するもので、複数の原稿画像を連続して読み取る動作中であっても、露光ランプの異常を効率よく検知することができる画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像読取装置は、例えば原稿を1枚づつ取り込んで順次、原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿読取位置において前記搬送手段により搬送される原稿を支持する支持手段と、前記原稿読取位置を照明する照明手段と、前記原稿読取位置を読み取る読取手段と、前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在する場合、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を前記読取手段により読み取る処理手段と、前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在しない場合、前記読取手段にて読み取った前記支持手段の画像データに基づいて前記照明手段の異常の有無を検知する検知手段とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の画像読取装置に係る電子写真方式を用いたデジタル複写機(画像形成装置)1の外観構成を示す外観図である。図1に示すように、デジタル複写機1は,自動原稿給紙装置(ADF;オートドキュメントフィーダ)10を有するスキャナユニット11と、上記スキャナユニット11あるいは外部から供給された画像データに対応する画像を形成するプリンタエンジン部(画像形成手段)12とを有している。
【0011】
上記自動原稿給紙装置(ADF)10は、原稿を1枚ずつ所定の読取位置に供給するものである。上記スキャナユニット11は、原稿の画像を光学的に読取って画像データに変換するものである。上記ADF10と上記スキャナユニット11とは画像読取装置を形成するものである。
【0012】
上記プリンタエンジン部12は、感光体ドラムなどの像担持体に静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーにより現像し、その現像したトナー像を被画像形成媒体としての用紙に転写し、その転写したトナー像を用紙に定着させる。このような構成により、上記デジタル複写機1では、上記スキャナユニット11により読み取った画像を上記プリンタエンジン部12にて被画像形成媒体としての用紙に複写することが可能となっている。
【0013】
図2は、上記デジタル複写機1に用いられるADF10とスキャナユニット11の内部構成を示す断面図である。
図2に示すように、上記デジタル複写機に用いられるADF10は、複数枚の原稿を載置可能な原稿載置台(トレイ)21を有している。上記トレイ21上の原稿の用紙は、ピックアップローラ22により1枚ずつピックアップされる。上記ピックアップローラ22によりピックアップされた原稿の用紙は、原稿を検知する原稿検知スイッチ23により検知された後、給紙ローラ24により給紙される。上記給紙ローラ24により給紙された原稿の用紙は、レジスト前スイッチ25により検知され、レジストローラ26の手前に到達する。
【0014】
上記レジスト前スイッチ25は、レジストローラ26の手前に到達したことを検知するセンサであり、上記レジストローラ26は、原稿の用紙を所定の原稿読取位置まで搬送するためのローラである。すなわち、上記給紙ローラ24にて給紙された原稿の用紙は、上記レジスト前スイッチ25によりレジストローラ26の手前に到達したことが検知され、所定のタイミングで上記レジストローラ26により所定の原稿読取位置に搬送される。また、上記レジストローラ26と原稿読取位置との間には、上記レジストローラ26から原稿読取位置への原稿の搬送を補助する補助ローラ27が設けられている。
【0015】
上記レジストローラ26により原稿読取位置に搬送された原稿の画像は、上記ADF10に隣接する上記スキャナユニット11により読み取られる。上記原稿読取位置では、上記スキャナユニット11にガラス窓28が設けられており、上記ガラス窓28のADF10側には、白色の原稿ガイド板29が設けられている。これにより、上記原稿読取位置では、原稿の用紙が上記原稿ガイド板29に沿って上記ガラス窓28上を搬送されるようになっている。
【0016】
また、上記原稿読取位置において上記スキャナユニット11からは、後述するように、原稿面の画像を読み取るための光が上記ガラス窓28を通して照射される。なお、原稿が第2原紙のような薄い紙である場合、上記原稿読取位置においては、上記原稿ガイド板29の色が透けてしまうため、原稿用紙の色を忠実に再現できない可能性がある。このため、上記原稿ガイド板29は、白色のガイド板で構成されている。
【0017】
また、上記スキャナユニット11内には、第1キャリッジ41、第2キャリッジ42、結像レンズ43、及びCCDセンサ44が配設されている。また、上記スキャナユニット11の上面の一部には、上記ADF10を用いることなく、原稿を読み取る場合に原稿が直接載置される原稿ガラス台11aが設けられている。
【0018】
上記第1キャリッジ41には、上記ガラス窓28面上を通過する原稿を照明する光源としての露光ランプ45が取り付けられている。また、第1、第2キャリッジ41、42には、原稿面からの反射光を所定の方向に偏向する各種ミラー46、47、48が取り付けられている。
【0019】
次に、上記デジタル複写機1内の制御系の構成について説明する。
図3は、上記デジタル複写機1内の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、デジタル複写機1は、主制御部51、コントロールパネル52、スキャナユニット11、及びプリンタエンジン部12などから構成されている。
【0020】
上記主制御部51は、デジタル複写機1全体の制御を司るものである。上記主制御部51は、例えば、制御プログラムや制御データが記憶されるROM、種々のパラメータや作業用のデータなどが記憶されるRAM、画像処理を行う画像処理部、ページメモリ、ハードディスクドライブ、及び、外部機器とのデータ通信を行う外部インターフェースなどを有している。
【0021】
上記スキャナユニット11の制御系は、図3に示すように、スキャナCPU61、RAM62、ROM63、CCDドライバ64、画像処理部65、駆動機構66、露光ランプ制御部67、及びADF10により構成されている。
【0022】
上記スキャナCPU61は、スキャナユニット11全体の制御を司るものである。また、上記スキャナCPU61は、時間を計時するタイマ61aを有している。上記RAM62には、揮発性メモリなどにより構成され、スキャン条件や制御データなどのデータが一時的に記憶される。上記ROM63は、不揮発性メモリで構成され、上記CPU61により実行される制御プログラムや制御データなどが記憶されている。
【0023】
上記CCDドライバ64は、上記CCDセンサ44を駆動させるものであり、上記CCDセンサ44からのデータを取り込む。上記画像処理部65は、上記スキャナCPU61による制御に基づいて画像データに対する画像処理を行うものである。上記駆動機構66は、スキャナユニット11本体内の図示しない駆動モータを駆動させる機構である。上記露光ランプ制御部67は、上記露光ランプ45の点灯制御を行うものである。
【0024】
上記ADF10は、上記スキャナCPU61に接続され、ADF10全体の動作を制御するADFCPU71、及び上記ピックアップローラ22、上記給紙ローラ24、上記レジストローラ26、及び補助ローラ27等による搬送機構を駆動させる駆動機構72を有している。
【0025】
次に、上記ADF10を用いた上記スキャナユニット11による原稿の読取動作について説明する。
図4〜図7は、上記ADF10を用いた上記スキャナユニット11による原稿の読取動作を説明するためのフローチャートである。
【0026】
まず、図4は、上記ADF10による原稿の給紙動作を説明するためのフローチャートである。
【0027】
まず、上記コントロールパネル52によりスキャン開始あるいはコピー開始が指示されると、上記主制御部51は、まず、上記ADF10のトレイ21上に原稿が載置されているか否かを判断する(ステップS11)。上記トレイ21上の原稿は、例えば、図示しないセンサにより検知され、上記スキャンCPU61から上記トレイ21上の原稿の有無を示す情報が上記主制御部51に通知される。ここで、上記トレイ21上に原稿があると判断すると(ステップS11、YES)、上記主制御部51は、上記スキャナCPU61へADF10を用いたスキャン動作の開始を指示する。
【0028】
上記主制御部51からADF10を用いたスキャン動作の開始が指示されると、上記スキャナCPU61は、上記ADFCPU71に対してトレイ21上の原稿の搬送を指示する。すると、上記ADFCPU71は、上記駆動機構72により上記ピックアップローラ22を駆動させ、上記トレイ21上に載置されている複数枚の原稿より最上部の原稿を1枚分離する(ステップS12)。上記ピックアップローラ22により分離された原稿は、上記給紙ローラ24によりADF10内に取り込まれて搬送される(ステップS13)。
【0029】
上記給紙ローラ24により取り込まれた原稿は、上記レジストローラ26に到達したか否かがその直前にあるレジスト前スイッチ25のオン・オフの状態で判断される(ステップS14)。すなわち、上記ADFCPU71は、レジスト前スイッチ25の検知状態を監視し、その検知結果を上記スキャナCPU61へ通知する。上記スキャナCPU61は、上記レジスト前スイッチ25がオンになってから当該原稿を給紙する給紙タイミングを上記ADFCPU71に指定する。
【0030】
上記ADFCPU71は、上記スキャナCPU61により指定されたタイミングに基づいて、上記駆動機構72により上記レジストローラ26を回転させ、当該原稿の搬送を開始する(ステップS15)。
【0031】
なお、上記スキャナCPU61は、上記主制御部51からADF10を用いたスキャン動作の開始が指示された際に、上記露光ランプ45の点灯状態を制御するランプ点灯制御信号をオンとすることにより上記露光ランプ制御部67にて上記露光ランプ45をオン(点灯)させるとともに、上記第1、第2キャリッジ41、42を上記ガラス窓28を通して原稿の画像を読み取るための所定の原稿読取位置に移動させるようになっている。これにより、上記スキャナユニット11本体内は、上記ADF10により給紙される原稿の画像を読み取ることが可能な状態となる。
【0032】
次に、上記ADF10内で搬送される原稿の読取時の動作について説明する。
図5は、上記ADF10内で搬送される原稿の読取時における動作を説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、上記ADF10により原稿の搬送が開始されると、上記ADFCPU71は、給紙する原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知処理を開始する(ステップS21)。
【0033】
この原稿サイズ検知処理は、後で詳細に説明するが、原稿の搬送を開始したタイミングとその原稿の後端が抜けるタイミングとにより当該原稿のサイズを検知するものである。つまり、上記原稿サイズ検知処理では、搬送開始からレジスト前スイッチ25がオフになるまでの時間に基づいて原稿の搬送方向におけるサイズを判断する。
【0034】
上記レジストローラ26により搬送が開始された原稿の先端は、原稿の搬送速度とその搬送距離より求まる時間(原稿読取開始時間)を経過した際に、原稿ガイド板29が設けられている原稿読取位置へ到達する。上記ADF10における原稿の搬送速度が一定である場合、原稿の先端が上記レジストローラ26から上記原稿読取位置に到達するまでの時間は、原稿のサイズによらず一定である。このため、上記原稿読取開始時間は一定であるものとする。
【0035】
すなわち、上記スキャナCPU61は、上記タイマ61aにより上記レジストローラ26による原稿の搬送開始からの時間を計時し、所定の原稿読取開始時間が経過したか否かを判断する(ステップS22)。この判断により上記読取開始時間が経過したと判断した際(ステップS22、YES)、上記スキャナCPU61は、上記原稿読取位置における原稿の読み取り動作を開始する(ステップS23)。
【0036】
更に、上記スキャナCPU61は、上記タイマ61aにより原稿の読取開始(あるいはレジストローラ26による原稿の搬送開始)からの時間を計時し、原稿の後端が上記原稿読取位置を通過するまでの時間(原稿読取終了時間)が経過したか否かを判断する(ステップS24)。この判断により上記原稿読取終了時間が経過したと判断した際(ステップS24、YES)、上記スキャナCPU61は、原稿面の画像の読取を終了する(ステップS25)。
【0037】
また、上記原稿読取終了時間は、例えば、上記原稿サイズ検知処理で算出される原稿の搬送方向のサイズと上記ADF10における原稿の搬送速度とに基づいて算出される。また、上記原稿読取終了時間は、原稿の後端が上記レジストローラ26を通過してから上記原稿読取位置を通過するまでの時間として算出するようにしても良い。この場合、上記ADF10における原稿の搬送速度が一定であれば、上記原稿読取開始時間と同様、原稿の後端が上記レジストローラ26を通過してから上記原稿読取位置に通過するまでの原稿読取終了時間は、原稿のサイズによらず一定である。
【0038】
また、上記原稿読取位置での当該原稿に対する画像の読取を終了すると、上記スキャナCPU61は、露光ランプ45の点灯状態を検知するランプ異常検知処理を行う(ステップS26)。このランプ異常検知処理は、後で詳細に説明するが、上記ADF10により順次搬送される各原稿の間で上記露光ランプ45の点灯状態を検知するものである。また、上記のような動作により読取が完了した各原稿は、順次排紙トレイ上に排出される(ステップS27)。
【0039】
次に、上記原稿サイズ検知処理について説明する。
図6は、上記ステップS21で開始される原稿サイズ検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
図6に示すように、上記原稿サイズ検知処理が開始されると、上記スキャナCPU61は、タイマ61aによりサイズ検知用の計時処理を開始する。すなわち、上記スキャナCPU61は、上記レジストローラ26により原稿の搬送を開始した際に、上記タイマ61aによりサイズ検知用のタイマをスタートさせる(ステップS31)。
【0040】
上記タイマ61aをスタートさせると、上記スキャナCPU61は、上記レジスト前スイッチ25がオフとなるまで上記タイマ61aによるサイズ検知用の計時処理を行う。つまり、上記ADFCPU71を介して上記レジスト前スイッチ25がオフとなった旨の通知を受けた際(ステップS32、YES)、上記スキャナCPU61は、上記タイマ61aによるサイズ検知用のタイマをストップさせる(ステップS33)。
【0041】
上記サイズ検知用のタイマをストップさせた際、上記スキャナCPU61は、上記サイズ検知用のタイマにより計時した時間と上記ADF10における原稿の搬送速度とに基づいて原稿の搬送方向におけるサイズを算出する(ステップS34)。上記ADF10における原稿の搬送速度は、例えば、上記ROM63に予め記憶されているものである。これにより、上記原稿サイズ検知処理では、少なくとも原稿の後端がレジストローラ26(つまり、レジスト前スイッチ25)を通過した際に原稿の搬送方向のサイズを検知する。
【0042】
次に、上記露光ランプ45の異常を検知するランプ異常検知処理について説明する。
図7は、上記ステップS26におけるランプ異常検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
上記ランプ異常検知処理は、例えば、図7に示すように、上記ADF10で搬送される各原稿の読取が終了した時点で開始される。すなわち、上記ランプ異常検知処理は、上記ADF10で搬送される原稿の間ごとに行われる。なお、ここでは、上記ADF10で搬送される最終の原稿の読取が終了した時点では、上記ランプ異常検知処理を行わないものとする。
【0043】
すなわち、上記原稿読取位置に原稿がない場合、上記原稿読取位置としてのガラス窓28に対してADF10側に設けられている原稿ガイド板29は、上記スキャナユニット11本体側から上記ガラス窓28越しに露出している状態となっている。また、上記ADF10を用いて連続的に搬送される一連の原稿を読み取っている間、上記露光ランプ45は、常時点灯されている。このため、上記原稿読取位置に原稿のないタイミングであっても、上記露光ランプ45は、正常に動作していれば、点灯していることになる。
【0044】
従って、上記のような原稿読取位置に原稿がないタイミングでは、上記露光ランプ45が正常に点灯していれば、上記露光ランプ45からの光が上記原稿ガイド板29で反射し、その反射光が種々の光学系を介して上記CCDセンサに入射することになる。
【0045】
ここで、上記露光ランプ45が正常に点灯している場合、上記原稿ガイド板29からの反射光は、所定の光量となるため、上記CCDセンサ44により所定の出力レベルで検出される。これに対し、上記露光ランプ45が正常に点灯していない場合、上記反射光の光量が所定の光量とはならないため、上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の出力レベルとは異なるものとなる。例えば、上記露光ランプ45が消えている場合、上記原稿ガイド板29からの反射光の光量は、極端に減少するため、上記CCDセンサ44の出力レベルも極端に低下する(ほぼべた黒の画像として出力される)。
【0046】
すなわち、上記のような原稿読取位置に原稿がないタイミングでは、上記CCDセンサ44の出力レベルに基づいて上記露光ランプ45の点灯状態が判断できる。上記ランプ異常検知処理では、上記のような原稿読取位置に原稿がないタイミングで上記CCDセンサ44の出力レベルが、所定の値以上であれば、上記露光ランプ45は正常に点灯しているものと判断し、上記所定値未満であれば、上記露光ランプ45は正常に点灯していないものと判断する。
【0047】
以下、上記ランプ異常検知処理の動作を図7に示すフローチャートを参照しつつ、説明する。
すなわち、上記ステップS25で1枚の原稿に対する読取が終了すると、上記スキャナCPU61は、読み取った原稿がADF10のトレイ21に載置されている最終の原稿であるか否かを判断する(ステップS41)。この判断により最終の原稿であると判断した場合(ステップS41、NO)、上記スキャナCPU61は、ランプ異常検知処理を行わず、当該原稿を排出して一連の処理を終了する。
【0048】
また、上記判断により次の原稿があると判断した場合(ステップS41、NO)、上記スキャナCPU61は、上記露光ランプ45が正常か否かを検知するランプ異常検知処理を開始する(ステップS42)。このランプ異常検知処理は、原稿の後端と次の原稿の先端との間、つまり、上記原稿読取位置に原稿が存在していないタイミングで行う。従って、上記スキャナCPU61は、上記ランプ異常検知処理を開始すると、原稿の後端が上記原稿読取位置を通過したか否かを判断する(ステップS43)。
【0049】
この判断により原稿の後端が上記原稿読取位置を通過したと判断した場合、上記スキャナCPU61は、上記CCDドライバ64により上記CCDセンサ44の出力レベルを読み込む(ステップS44)。この際、上記原稿ガイド板29は、スキャナユニット11本体側に露出している。従って、上記原稿読取位置に原稿が存在していないタイミングでは、上記スキャナユニット11は、上記原稿ガイド板29を読み取るようになっている。
【0050】
上記CCDセンサ44の出力レベルを取り込むと、上記スキャナCPU61は、上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の値(白基準値)以上であるか否かを判断する(ステップS45)。この判断により上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の値以上であると判断した場合、上記スキャナCPU61は、上記露光ランプ45の点灯状態が正常であると判断してランプ異常検知処理を終了する(ステップS46)。これにより、上記露光ランプ45が正常に点灯している場合、上記ADF10により順次搬送される原稿間で同様に上記ランプ異常検知処理が行われる。
【0051】
また、上記判断により上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の値以上でないと判断した場合(ステップS45、NO)、上記スキャナCPU61は、上記露光ランプ45の点灯状態を制御するランプ点灯制御信号をオフとすることにより上記露光ランプ制御部67にて上記露光ランプ45をオフするとともに(ステップS47)、上記ADF10を用いた一連の原稿の読取動作を停止する(ステップS48)。
上記のような動作により、上記露光ランプ45の異常が検知された際に、直に、上記露光ランプ45をオフ状態とすることができる。
【0052】
また、上記ADF10を用いて読み取った画像のコピー動作である場合、上記露光ランプ45が消えていると、コピー結果として異常画像が用紙に印刷されてしまう。
例えば、上記ADF10を用いたコピー動作時に、上記露光ランプ45が異常動作で消灯してしまうと、コピー結果としては、べた黒の画像が出力されてしまう。このような場合であっても、上記のような動作によれば、原稿を1枚読み取るごとに上記露光ランプ45の点灯状態を検知しているため、上記露光ランプ45の異常が検知された際に、直ちに、コピー動作を停止することができ、べた黒の画像が用紙に印刷されるのを最小限に留めることができる。
【0053】
上記のように、本実施の形態によれば、ADFで順次搬送される原稿間で、原稿読取位置に設けられた原稿ガイド板を読み取って、露光ランプの点灯状態を検知するランプ異常検知処理を行うようにしたものである。
これにより、露光ランプの点灯異常を検知するための新たな白基準板を設けたり、露光ランプの両端の光量を上げたりする必要がなく、ADFを用いた通常の画像読取動作を実行しつつ、上記露光ランプの異常を検知することができる。
【0054】
また、本実施の形態によれば、従来のADFを有する画像読取装置に対して基本的な構成を変更する必要がないため、従来と同様な読取性能を確保しながら、従来の原稿の連続読み取り動作を変更することなく、ADFにより搬送される原稿と原稿の間で露光ランプの異常を検知できる。
【0055】
更に、本実施の形態によれば、副走査方向の原稿サイズを検知して、各原稿の紙間毎にランプ異常を検知するため、ADFにより主走査方向にも副走査方向にもばらばらのサイズの原稿が連続して給紙されても、各原稿を読取ごとに露光ランプの動作異常の有無を効率的にチェックでき、続けて異常画像が出力されることを事前に防止できる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、複数の原稿画像を連続して読み取る動作中であっても、露光ランプの異常を効率よく検知することができる画像読取装置及び画像読取方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像読取装置を有するデジタル複写機の外観構成を示す外観図である。
【図2】ADFが設けられている画像読取装置の構成例を示す断面図である。
【図3】デジタル複写機の制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】ADFによる原稿の給紙動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】ADF内で搬送される原稿の読取時における動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】原稿サイズ検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】ランプ異常検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…デジタル複写機、11…スキャナ部、12…プリンタ部、10…自動原稿給紙装置(ADF)、21…原稿載置台(トレイ)、22…ピックアップローラ、24…給紙ローラ、25…レジスト前スイッチ、26…レジストローラ、28…ガラス窓、29…原稿ガイド板、44…CCDセンサ、45…露光ランプ、51…主制御部、61…スキャナCPU、61a…タイマ、64…CCDドライバ、67…露光ランプ制御部、71…ADFCPU
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、原稿の画像を用紙などの被画像形成媒体に複写するデジタル複写機などに用いられ、複数の原稿を1枚づつ所定の読取位置に供給する自動原稿給紙装置を有する画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、複写機などに用いられる画像読取装置には、原稿を1枚ずつ原稿読取位置に搬送する自動原稿給紙装置(ADF)を有するものがある。上記ADFを有する画像読取装置では、ADFにより複数枚の原稿を連続して原稿読取位置へ搬送し、その搬送されている原稿を所定の原稿読取位置で1ラインずつ読み込むシートスルー方式による原稿の読取が実現されている。このようなシートスルー方式を行う画像読取装置では、原稿読取位置に長方形のガラス窓が設けられており、そのガラス窓越しに露光ランプからの光を原稿面に照射し、その反射光をレンズで集光させ、集光した光をCCDラインセンサにより読み取っている。
【0003】
また、上記のようなシートスルー方式による原稿の読取が可能な画像読取装置では、原稿読取位置のガラス窓の脇に読取画像を補正するための基準となる白基準板(以降、白シェーディング板と称す)が設けてあるものがある。このような画像読取装置では、原稿の読み取り開始時に、上記白シェーディング板を読み取って原稿の読取画像を補正している。また、上記ADFにより連続して搬送される原稿を読み取る場合に、上記原稿読取位置を照射する露光ランプの光量の変化による画像の濃度が変化するのを防ぐため、所定の期間ごとに白シェーディング板の読み取り動作を行うものもある。
【0004】
このような従来の画像読取装置では、ADFを用いて連続的に原稿画像を読み取る場合、所定の間隔で白シェーディング板読み取りを行い、同時に露光ランプの動作異常も検知している。このため、白シェーディング板の読み取りを行ってから次に白シェーディング板の読み取りを行うまでの間は、露光ランプが点灯状態を検知できないという問題点がある。例えば、白シェーディング板の読み取りを行った直後に露光ランプが消えてしまう(切れてしまう)と、次に白シェーディング板の読み取りを行うまでの間、露光ランプの点灯異常を検知できないため、その間、原稿の画像は、べた黒の画像として読み取られてしまうことになる。
【0005】
また、従来の画像読取装置には、上記のような白シェーディング板を利用せずに、露光ランプのランプ切れなどの異常を検知する方法として、原稿の画像が読取可能な範囲(画像有効範囲)外に設けた白色の基準板を読み取るようにしたものもある。これは、有効画像読み取り範囲内では、原稿の絵柄や濃度等がさまざまなため、画像有効範囲外で一定濃度の光の反射が検知できる白色の基準板を読み取るようにしたものである。このような方式の画像読取装置では、例えば、CCDセンサのようなラインセンサが主走査方向に読み込める最大幅(読取範囲)に対して、原稿の画像を読み取る画像有効範囲と白色の基準板を読み取るための基準板読取用の範囲とを設け、上記基準板読取用の範囲で、白色の基準板からの反射光を検知してランプ異常を監視するようになっている。
【0006】
しかしながら、このような画像読取装置では、画像有効範囲外の白基準板を検知する必要があるため、露光ランプの端部の光量をなるべく落とさないように配慮したり、CCDセンサが読取可能な画素の一部をランプ異常検知用の画素として確保したりしなければならないという問題点がある。特に、CCDセンサは、読み取れる最大有効画素数(読取範囲)が決まっているため、上記画像有効範囲の両端に基準板読取用の画素(基準板読取用の範囲)を割り当ててしまうと、実際に原稿の画像を読み取る画像有効範囲に割り当てられる画素数が減ってしまうなどの問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−232657号公報
【特許文献2】
特開2001−7993号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の画像読取装置では、露光ランプの異常を検知するために、自動原稿給紙装置により原稿読取位置に順次供給される原稿を連続して読み取る動作中に基準板を読み取るための動作を行ったり、露光ランプの異常を検知するための構成を別途設けたりしなければならないという問題点を解決するもので、複数の原稿画像を連続して読み取る動作中であっても、露光ランプの異常を効率よく検知することができる画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像読取装置は、例えば原稿を1枚づつ取り込んで順次、原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿読取位置において前記搬送手段により搬送される原稿を支持する支持手段と、前記原稿読取位置を照明する照明手段と、前記原稿読取位置を読み取る読取手段と、前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在する場合、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を前記読取手段により読み取る処理手段と、前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在しない場合、前記読取手段にて読み取った前記支持手段の画像データに基づいて前記照明手段の異常の有無を検知する検知手段とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の画像読取装置に係る電子写真方式を用いたデジタル複写機(画像形成装置)1の外観構成を示す外観図である。図1に示すように、デジタル複写機1は,自動原稿給紙装置(ADF;オートドキュメントフィーダ)10を有するスキャナユニット11と、上記スキャナユニット11あるいは外部から供給された画像データに対応する画像を形成するプリンタエンジン部(画像形成手段)12とを有している。
【0011】
上記自動原稿給紙装置(ADF)10は、原稿を1枚ずつ所定の読取位置に供給するものである。上記スキャナユニット11は、原稿の画像を光学的に読取って画像データに変換するものである。上記ADF10と上記スキャナユニット11とは画像読取装置を形成するものである。
【0012】
上記プリンタエンジン部12は、感光体ドラムなどの像担持体に静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーにより現像し、その現像したトナー像を被画像形成媒体としての用紙に転写し、その転写したトナー像を用紙に定着させる。このような構成により、上記デジタル複写機1では、上記スキャナユニット11により読み取った画像を上記プリンタエンジン部12にて被画像形成媒体としての用紙に複写することが可能となっている。
【0013】
図2は、上記デジタル複写機1に用いられるADF10とスキャナユニット11の内部構成を示す断面図である。
図2に示すように、上記デジタル複写機に用いられるADF10は、複数枚の原稿を載置可能な原稿載置台(トレイ)21を有している。上記トレイ21上の原稿の用紙は、ピックアップローラ22により1枚ずつピックアップされる。上記ピックアップローラ22によりピックアップされた原稿の用紙は、原稿を検知する原稿検知スイッチ23により検知された後、給紙ローラ24により給紙される。上記給紙ローラ24により給紙された原稿の用紙は、レジスト前スイッチ25により検知され、レジストローラ26の手前に到達する。
【0014】
上記レジスト前スイッチ25は、レジストローラ26の手前に到達したことを検知するセンサであり、上記レジストローラ26は、原稿の用紙を所定の原稿読取位置まで搬送するためのローラである。すなわち、上記給紙ローラ24にて給紙された原稿の用紙は、上記レジスト前スイッチ25によりレジストローラ26の手前に到達したことが検知され、所定のタイミングで上記レジストローラ26により所定の原稿読取位置に搬送される。また、上記レジストローラ26と原稿読取位置との間には、上記レジストローラ26から原稿読取位置への原稿の搬送を補助する補助ローラ27が設けられている。
【0015】
上記レジストローラ26により原稿読取位置に搬送された原稿の画像は、上記ADF10に隣接する上記スキャナユニット11により読み取られる。上記原稿読取位置では、上記スキャナユニット11にガラス窓28が設けられており、上記ガラス窓28のADF10側には、白色の原稿ガイド板29が設けられている。これにより、上記原稿読取位置では、原稿の用紙が上記原稿ガイド板29に沿って上記ガラス窓28上を搬送されるようになっている。
【0016】
また、上記原稿読取位置において上記スキャナユニット11からは、後述するように、原稿面の画像を読み取るための光が上記ガラス窓28を通して照射される。なお、原稿が第2原紙のような薄い紙である場合、上記原稿読取位置においては、上記原稿ガイド板29の色が透けてしまうため、原稿用紙の色を忠実に再現できない可能性がある。このため、上記原稿ガイド板29は、白色のガイド板で構成されている。
【0017】
また、上記スキャナユニット11内には、第1キャリッジ41、第2キャリッジ42、結像レンズ43、及びCCDセンサ44が配設されている。また、上記スキャナユニット11の上面の一部には、上記ADF10を用いることなく、原稿を読み取る場合に原稿が直接載置される原稿ガラス台11aが設けられている。
【0018】
上記第1キャリッジ41には、上記ガラス窓28面上を通過する原稿を照明する光源としての露光ランプ45が取り付けられている。また、第1、第2キャリッジ41、42には、原稿面からの反射光を所定の方向に偏向する各種ミラー46、47、48が取り付けられている。
【0019】
次に、上記デジタル複写機1内の制御系の構成について説明する。
図3は、上記デジタル複写機1内の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、デジタル複写機1は、主制御部51、コントロールパネル52、スキャナユニット11、及びプリンタエンジン部12などから構成されている。
【0020】
上記主制御部51は、デジタル複写機1全体の制御を司るものである。上記主制御部51は、例えば、制御プログラムや制御データが記憶されるROM、種々のパラメータや作業用のデータなどが記憶されるRAM、画像処理を行う画像処理部、ページメモリ、ハードディスクドライブ、及び、外部機器とのデータ通信を行う外部インターフェースなどを有している。
【0021】
上記スキャナユニット11の制御系は、図3に示すように、スキャナCPU61、RAM62、ROM63、CCDドライバ64、画像処理部65、駆動機構66、露光ランプ制御部67、及びADF10により構成されている。
【0022】
上記スキャナCPU61は、スキャナユニット11全体の制御を司るものである。また、上記スキャナCPU61は、時間を計時するタイマ61aを有している。上記RAM62には、揮発性メモリなどにより構成され、スキャン条件や制御データなどのデータが一時的に記憶される。上記ROM63は、不揮発性メモリで構成され、上記CPU61により実行される制御プログラムや制御データなどが記憶されている。
【0023】
上記CCDドライバ64は、上記CCDセンサ44を駆動させるものであり、上記CCDセンサ44からのデータを取り込む。上記画像処理部65は、上記スキャナCPU61による制御に基づいて画像データに対する画像処理を行うものである。上記駆動機構66は、スキャナユニット11本体内の図示しない駆動モータを駆動させる機構である。上記露光ランプ制御部67は、上記露光ランプ45の点灯制御を行うものである。
【0024】
上記ADF10は、上記スキャナCPU61に接続され、ADF10全体の動作を制御するADFCPU71、及び上記ピックアップローラ22、上記給紙ローラ24、上記レジストローラ26、及び補助ローラ27等による搬送機構を駆動させる駆動機構72を有している。
【0025】
次に、上記ADF10を用いた上記スキャナユニット11による原稿の読取動作について説明する。
図4〜図7は、上記ADF10を用いた上記スキャナユニット11による原稿の読取動作を説明するためのフローチャートである。
【0026】
まず、図4は、上記ADF10による原稿の給紙動作を説明するためのフローチャートである。
【0027】
まず、上記コントロールパネル52によりスキャン開始あるいはコピー開始が指示されると、上記主制御部51は、まず、上記ADF10のトレイ21上に原稿が載置されているか否かを判断する(ステップS11)。上記トレイ21上の原稿は、例えば、図示しないセンサにより検知され、上記スキャンCPU61から上記トレイ21上の原稿の有無を示す情報が上記主制御部51に通知される。ここで、上記トレイ21上に原稿があると判断すると(ステップS11、YES)、上記主制御部51は、上記スキャナCPU61へADF10を用いたスキャン動作の開始を指示する。
【0028】
上記主制御部51からADF10を用いたスキャン動作の開始が指示されると、上記スキャナCPU61は、上記ADFCPU71に対してトレイ21上の原稿の搬送を指示する。すると、上記ADFCPU71は、上記駆動機構72により上記ピックアップローラ22を駆動させ、上記トレイ21上に載置されている複数枚の原稿より最上部の原稿を1枚分離する(ステップS12)。上記ピックアップローラ22により分離された原稿は、上記給紙ローラ24によりADF10内に取り込まれて搬送される(ステップS13)。
【0029】
上記給紙ローラ24により取り込まれた原稿は、上記レジストローラ26に到達したか否かがその直前にあるレジスト前スイッチ25のオン・オフの状態で判断される(ステップS14)。すなわち、上記ADFCPU71は、レジスト前スイッチ25の検知状態を監視し、その検知結果を上記スキャナCPU61へ通知する。上記スキャナCPU61は、上記レジスト前スイッチ25がオンになってから当該原稿を給紙する給紙タイミングを上記ADFCPU71に指定する。
【0030】
上記ADFCPU71は、上記スキャナCPU61により指定されたタイミングに基づいて、上記駆動機構72により上記レジストローラ26を回転させ、当該原稿の搬送を開始する(ステップS15)。
【0031】
なお、上記スキャナCPU61は、上記主制御部51からADF10を用いたスキャン動作の開始が指示された際に、上記露光ランプ45の点灯状態を制御するランプ点灯制御信号をオンとすることにより上記露光ランプ制御部67にて上記露光ランプ45をオン(点灯)させるとともに、上記第1、第2キャリッジ41、42を上記ガラス窓28を通して原稿の画像を読み取るための所定の原稿読取位置に移動させるようになっている。これにより、上記スキャナユニット11本体内は、上記ADF10により給紙される原稿の画像を読み取ることが可能な状態となる。
【0032】
次に、上記ADF10内で搬送される原稿の読取時の動作について説明する。
図5は、上記ADF10内で搬送される原稿の読取時における動作を説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、上記ADF10により原稿の搬送が開始されると、上記ADFCPU71は、給紙する原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知処理を開始する(ステップS21)。
【0033】
この原稿サイズ検知処理は、後で詳細に説明するが、原稿の搬送を開始したタイミングとその原稿の後端が抜けるタイミングとにより当該原稿のサイズを検知するものである。つまり、上記原稿サイズ検知処理では、搬送開始からレジスト前スイッチ25がオフになるまでの時間に基づいて原稿の搬送方向におけるサイズを判断する。
【0034】
上記レジストローラ26により搬送が開始された原稿の先端は、原稿の搬送速度とその搬送距離より求まる時間(原稿読取開始時間)を経過した際に、原稿ガイド板29が設けられている原稿読取位置へ到達する。上記ADF10における原稿の搬送速度が一定である場合、原稿の先端が上記レジストローラ26から上記原稿読取位置に到達するまでの時間は、原稿のサイズによらず一定である。このため、上記原稿読取開始時間は一定であるものとする。
【0035】
すなわち、上記スキャナCPU61は、上記タイマ61aにより上記レジストローラ26による原稿の搬送開始からの時間を計時し、所定の原稿読取開始時間が経過したか否かを判断する(ステップS22)。この判断により上記読取開始時間が経過したと判断した際(ステップS22、YES)、上記スキャナCPU61は、上記原稿読取位置における原稿の読み取り動作を開始する(ステップS23)。
【0036】
更に、上記スキャナCPU61は、上記タイマ61aにより原稿の読取開始(あるいはレジストローラ26による原稿の搬送開始)からの時間を計時し、原稿の後端が上記原稿読取位置を通過するまでの時間(原稿読取終了時間)が経過したか否かを判断する(ステップS24)。この判断により上記原稿読取終了時間が経過したと判断した際(ステップS24、YES)、上記スキャナCPU61は、原稿面の画像の読取を終了する(ステップS25)。
【0037】
また、上記原稿読取終了時間は、例えば、上記原稿サイズ検知処理で算出される原稿の搬送方向のサイズと上記ADF10における原稿の搬送速度とに基づいて算出される。また、上記原稿読取終了時間は、原稿の後端が上記レジストローラ26を通過してから上記原稿読取位置を通過するまでの時間として算出するようにしても良い。この場合、上記ADF10における原稿の搬送速度が一定であれば、上記原稿読取開始時間と同様、原稿の後端が上記レジストローラ26を通過してから上記原稿読取位置に通過するまでの原稿読取終了時間は、原稿のサイズによらず一定である。
【0038】
また、上記原稿読取位置での当該原稿に対する画像の読取を終了すると、上記スキャナCPU61は、露光ランプ45の点灯状態を検知するランプ異常検知処理を行う(ステップS26)。このランプ異常検知処理は、後で詳細に説明するが、上記ADF10により順次搬送される各原稿の間で上記露光ランプ45の点灯状態を検知するものである。また、上記のような動作により読取が完了した各原稿は、順次排紙トレイ上に排出される(ステップS27)。
【0039】
次に、上記原稿サイズ検知処理について説明する。
図6は、上記ステップS21で開始される原稿サイズ検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
図6に示すように、上記原稿サイズ検知処理が開始されると、上記スキャナCPU61は、タイマ61aによりサイズ検知用の計時処理を開始する。すなわち、上記スキャナCPU61は、上記レジストローラ26により原稿の搬送を開始した際に、上記タイマ61aによりサイズ検知用のタイマをスタートさせる(ステップS31)。
【0040】
上記タイマ61aをスタートさせると、上記スキャナCPU61は、上記レジスト前スイッチ25がオフとなるまで上記タイマ61aによるサイズ検知用の計時処理を行う。つまり、上記ADFCPU71を介して上記レジスト前スイッチ25がオフとなった旨の通知を受けた際(ステップS32、YES)、上記スキャナCPU61は、上記タイマ61aによるサイズ検知用のタイマをストップさせる(ステップS33)。
【0041】
上記サイズ検知用のタイマをストップさせた際、上記スキャナCPU61は、上記サイズ検知用のタイマにより計時した時間と上記ADF10における原稿の搬送速度とに基づいて原稿の搬送方向におけるサイズを算出する(ステップS34)。上記ADF10における原稿の搬送速度は、例えば、上記ROM63に予め記憶されているものである。これにより、上記原稿サイズ検知処理では、少なくとも原稿の後端がレジストローラ26(つまり、レジスト前スイッチ25)を通過した際に原稿の搬送方向のサイズを検知する。
【0042】
次に、上記露光ランプ45の異常を検知するランプ異常検知処理について説明する。
図7は、上記ステップS26におけるランプ異常検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
上記ランプ異常検知処理は、例えば、図7に示すように、上記ADF10で搬送される各原稿の読取が終了した時点で開始される。すなわち、上記ランプ異常検知処理は、上記ADF10で搬送される原稿の間ごとに行われる。なお、ここでは、上記ADF10で搬送される最終の原稿の読取が終了した時点では、上記ランプ異常検知処理を行わないものとする。
【0043】
すなわち、上記原稿読取位置に原稿がない場合、上記原稿読取位置としてのガラス窓28に対してADF10側に設けられている原稿ガイド板29は、上記スキャナユニット11本体側から上記ガラス窓28越しに露出している状態となっている。また、上記ADF10を用いて連続的に搬送される一連の原稿を読み取っている間、上記露光ランプ45は、常時点灯されている。このため、上記原稿読取位置に原稿のないタイミングであっても、上記露光ランプ45は、正常に動作していれば、点灯していることになる。
【0044】
従って、上記のような原稿読取位置に原稿がないタイミングでは、上記露光ランプ45が正常に点灯していれば、上記露光ランプ45からの光が上記原稿ガイド板29で反射し、その反射光が種々の光学系を介して上記CCDセンサに入射することになる。
【0045】
ここで、上記露光ランプ45が正常に点灯している場合、上記原稿ガイド板29からの反射光は、所定の光量となるため、上記CCDセンサ44により所定の出力レベルで検出される。これに対し、上記露光ランプ45が正常に点灯していない場合、上記反射光の光量が所定の光量とはならないため、上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の出力レベルとは異なるものとなる。例えば、上記露光ランプ45が消えている場合、上記原稿ガイド板29からの反射光の光量は、極端に減少するため、上記CCDセンサ44の出力レベルも極端に低下する(ほぼべた黒の画像として出力される)。
【0046】
すなわち、上記のような原稿読取位置に原稿がないタイミングでは、上記CCDセンサ44の出力レベルに基づいて上記露光ランプ45の点灯状態が判断できる。上記ランプ異常検知処理では、上記のような原稿読取位置に原稿がないタイミングで上記CCDセンサ44の出力レベルが、所定の値以上であれば、上記露光ランプ45は正常に点灯しているものと判断し、上記所定値未満であれば、上記露光ランプ45は正常に点灯していないものと判断する。
【0047】
以下、上記ランプ異常検知処理の動作を図7に示すフローチャートを参照しつつ、説明する。
すなわち、上記ステップS25で1枚の原稿に対する読取が終了すると、上記スキャナCPU61は、読み取った原稿がADF10のトレイ21に載置されている最終の原稿であるか否かを判断する(ステップS41)。この判断により最終の原稿であると判断した場合(ステップS41、NO)、上記スキャナCPU61は、ランプ異常検知処理を行わず、当該原稿を排出して一連の処理を終了する。
【0048】
また、上記判断により次の原稿があると判断した場合(ステップS41、NO)、上記スキャナCPU61は、上記露光ランプ45が正常か否かを検知するランプ異常検知処理を開始する(ステップS42)。このランプ異常検知処理は、原稿の後端と次の原稿の先端との間、つまり、上記原稿読取位置に原稿が存在していないタイミングで行う。従って、上記スキャナCPU61は、上記ランプ異常検知処理を開始すると、原稿の後端が上記原稿読取位置を通過したか否かを判断する(ステップS43)。
【0049】
この判断により原稿の後端が上記原稿読取位置を通過したと判断した場合、上記スキャナCPU61は、上記CCDドライバ64により上記CCDセンサ44の出力レベルを読み込む(ステップS44)。この際、上記原稿ガイド板29は、スキャナユニット11本体側に露出している。従って、上記原稿読取位置に原稿が存在していないタイミングでは、上記スキャナユニット11は、上記原稿ガイド板29を読み取るようになっている。
【0050】
上記CCDセンサ44の出力レベルを取り込むと、上記スキャナCPU61は、上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の値(白基準値)以上であるか否かを判断する(ステップS45)。この判断により上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の値以上であると判断した場合、上記スキャナCPU61は、上記露光ランプ45の点灯状態が正常であると判断してランプ異常検知処理を終了する(ステップS46)。これにより、上記露光ランプ45が正常に点灯している場合、上記ADF10により順次搬送される原稿間で同様に上記ランプ異常検知処理が行われる。
【0051】
また、上記判断により上記CCDセンサ44の出力レベルが所定の値以上でないと判断した場合(ステップS45、NO)、上記スキャナCPU61は、上記露光ランプ45の点灯状態を制御するランプ点灯制御信号をオフとすることにより上記露光ランプ制御部67にて上記露光ランプ45をオフするとともに(ステップS47)、上記ADF10を用いた一連の原稿の読取動作を停止する(ステップS48)。
上記のような動作により、上記露光ランプ45の異常が検知された際に、直に、上記露光ランプ45をオフ状態とすることができる。
【0052】
また、上記ADF10を用いて読み取った画像のコピー動作である場合、上記露光ランプ45が消えていると、コピー結果として異常画像が用紙に印刷されてしまう。
例えば、上記ADF10を用いたコピー動作時に、上記露光ランプ45が異常動作で消灯してしまうと、コピー結果としては、べた黒の画像が出力されてしまう。このような場合であっても、上記のような動作によれば、原稿を1枚読み取るごとに上記露光ランプ45の点灯状態を検知しているため、上記露光ランプ45の異常が検知された際に、直ちに、コピー動作を停止することができ、べた黒の画像が用紙に印刷されるのを最小限に留めることができる。
【0053】
上記のように、本実施の形態によれば、ADFで順次搬送される原稿間で、原稿読取位置に設けられた原稿ガイド板を読み取って、露光ランプの点灯状態を検知するランプ異常検知処理を行うようにしたものである。
これにより、露光ランプの点灯異常を検知するための新たな白基準板を設けたり、露光ランプの両端の光量を上げたりする必要がなく、ADFを用いた通常の画像読取動作を実行しつつ、上記露光ランプの異常を検知することができる。
【0054】
また、本実施の形態によれば、従来のADFを有する画像読取装置に対して基本的な構成を変更する必要がないため、従来と同様な読取性能を確保しながら、従来の原稿の連続読み取り動作を変更することなく、ADFにより搬送される原稿と原稿の間で露光ランプの異常を検知できる。
【0055】
更に、本実施の形態によれば、副走査方向の原稿サイズを検知して、各原稿の紙間毎にランプ異常を検知するため、ADFにより主走査方向にも副走査方向にもばらばらのサイズの原稿が連続して給紙されても、各原稿を読取ごとに露光ランプの動作異常の有無を効率的にチェックでき、続けて異常画像が出力されることを事前に防止できる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、複数の原稿画像を連続して読み取る動作中であっても、露光ランプの異常を効率よく検知することができる画像読取装置及び画像読取方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像読取装置を有するデジタル複写機の外観構成を示す外観図である。
【図2】ADFが設けられている画像読取装置の構成例を示す断面図である。
【図3】デジタル複写機の制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】ADFによる原稿の給紙動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】ADF内で搬送される原稿の読取時における動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】原稿サイズ検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】ランプ異常検知処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…デジタル複写機、11…スキャナ部、12…プリンタ部、10…自動原稿給紙装置(ADF)、21…原稿載置台(トレイ)、22…ピックアップローラ、24…給紙ローラ、25…レジスト前スイッチ、26…レジストローラ、28…ガラス窓、29…原稿ガイド板、44…CCDセンサ、45…露光ランプ、51…主制御部、61…スキャナCPU、61a…タイマ、64…CCDドライバ、67…露光ランプ制御部、71…ADFCPU
Claims (3)
- 原稿を1枚づつ取り込んで順次、原稿読取位置に搬送する搬送手段と、
前記原稿読取位置において前記搬送手段により搬送される原稿を支持する支持手段と、
前記原稿読取位置を照明する照明手段と、
前記原稿読取位置を読み取る読取手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在する場合、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を前記読取手段により読み取る処理手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在しない場合、前記読取手段にて読み取った前記支持手段の画像データに基づいて前記照明手段の異常の有無を検知する検知手段と、を具備することを特徴とする画像読取装置。 - 原稿を1枚づつ取り込んで順次、原稿読取位置に搬送する搬送手段と、
前記原稿読取位置において前記搬送手段により搬送される原稿を支持する支持手段と、
前記原稿読取位置を照明する照明手段と、
前記原稿読取位置を読み取る読取手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在する場合、前記読取手段にて読み取った前記搬送手段により搬送される原稿の画像データに基づいて原稿の画像を被画像形成媒体に画像形成する画像形成手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在しない場合、前記読取手段にて読み取った前記支持手段の画像データに基づいて前記照明手段の異常の有無を検知する検知手段と、を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿を1枚づつ取り込んで原稿読取位置に搬送する搬送手段と、前記原稿読取位置において前記搬送手段により搬送される原稿を支持する支持手段と、前記原稿読取位置を照明する照明手段と、この照明手段により照明される前記原稿読取位置を読み取る読取手段とを有する画像読取装置に用いられる画像読取方法であって、
前記搬送手段により原稿を1枚づつ取り込んで順次原稿読取位置に搬送する搬送工程と、
前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在する場合、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を前記読取手段により読み取る処理工程と、
前記搬送手段により搬送される原稿が前記原稿読取位置に存在しない場合、前記読取手段にて読み取った前記支持手段の画像データに基づいて前記照明手段の異常の有無を検知する検知工程と、を有することを特徴とする画像読取方法。
Priority Applications (1)
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JP2003190307A JP2005027030A (ja) | 2003-07-02 | 2003-07-02 | 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008109652A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Toshiba Corp | 画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置 |
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2003
- 2003-07-02 JP JP2003190307A patent/JP2005027030A/ja not_active Abandoned
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