JP2005026777A - 情報記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】データの記録状況に応じて空き容量を確保する情報記録装置を提供する。
【解決手段】データの記録開始の設定により、CPU153が内部接続を適宜確立させ、コンテンツ送出装置120で所定のデータを取得させて、IEEE1394のデータバス110を介してHD装置130へ送出させて記録させる。記録中のHD装置130の空き容量を検出し、所定値以下となった場合に、既にHD装置130に記録している他のデータを、データバス110を介してコンテンツ記録装置140へ移動させ、HD装置130の空き容量を確保させる。データの記録状況に応じてデータを適切に録画できる。
【選択図】 図1
【解決手段】データの記録開始の設定により、CPU153が内部接続を適宜確立させ、コンテンツ送出装置120で所定のデータを取得させて、IEEE1394のデータバス110を介してHD装置130へ送出させて記録させる。記録中のHD装置130の空き容量を検出し、所定値以下となった場合に、既にHD装置130に記録している他のデータを、データバス110を介してコンテンツ記録装置140へ移動させ、HD装置130の空き容量を確保させる。データの記録状況に応じてデータを適切に録画できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを複数の記録手段のいずれかに記録する情報記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、例えば映像データや音声データなどのデータを記録する記録装置として、複数の記録部を有し、記録部におけるデータの記録可能な空き容量の大きさにより適宜記録部間でデータを移動させる構成が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この特許文献1に記載のものは、制御部のCPUが、第1記録装置の容量管理部および第2記録装置の容量管理部から第1の記録媒体の空き容量および第2の記録媒体の空き容量を検出するとともに、利用者による操作部の入力操作にて設定入力された予約録画内容に基づいて、予約録画に必要な予約映像情報量を検出する。そして、予約映像情報量が第1の記録媒体の空き容量より大きい場合、予約映像情報量から第1の記録媒体の空き容量を差し引いた不足予約情報量を算出する。この後、第1の記録媒体に記録されている映像情報の中から不足予約情報量以上の映像情報量を有する映像情報を選出し、第2の記録媒体に移動する処理をして、録画する映像情報を分割することなく記録するための空き容量を確保している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152642号公報(第4頁右欄−第6頁右欄)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、あらかじめ利用者の入力操作により設定入力された予約録画内容に基づいて適宜映像情報を移動するので、例えば録画中に録画時間を延長したり映像データの映像信号方式が切り替わって映像情報量が増えたりするなどの場合には、空き容量が不足して録画できなくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて、データの記録状況に応じて空き容量を確保する情報記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、データを取得するデータ取得手段と、前記取得したデータを記録可能な第1の記録手段と、この第1の記録手段における前記データの記録中に前記データを記録する空き容量を検出する内部状態検出手段と、前記第1の記録手段に既に記録されたデータを記録可能な第2の記録手段と、前記検出された第1の記録手段における空き容量が所定値以下となることを認識すると前記第1の記録手段に既に記録されているデータを前記第2の記録手段へ移動させて記録させる制御手段と、を具備したことを特徴とした情報記録装置である。
【0008】
請求項11に記載の発明は、データを取得するデータ取得手段と、この取得したデータを記録可能な複数の記録手段と、前記記録手段における前記データを記録する空き容量を検出する内部状態検出手段と、前記取得したデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録される記録手段の空き容量が所定値以下となるとこの記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記データが記録される記録手段における空き容量の減少状態を認識し、この空き容量の減少状態に対応するタイミングで前記内部状態検出手段により前記データが記録される記録手段の空き容量を検出させることを特徴とした情報記録装置である。
【0009】
請求項13に記載の発明は、入力されるデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録装置であって、前記入力されたデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録されている記録手段の空き容量が所定値以下となったことを認識するとこの記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる制御手段を具備したことを特徴とした情報記録装置である。
【0010】
請求項16に記載の発明は、取得したデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録方法であって、前記取得したデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録するとともに、前記データを記録している前記記録手段における前記データの記録可能な空き容量を検出し、この検出した空き容量が所定値以下となったことを認識すると、前記データを記録している記録手段に既に記録されているデータを、前記データを記録している記録手段以外の他の記録手段へ移動して記録させることを特徴とする情報記録方法である。
【0011】
請求項17に記載の発明は、取得したデータを複数の記録手段のいずれかに記録する情報記録方法であって、前記取得したデータが記録される前記記録手段における空き容量の減少状態を認識し、この空き容量の減少状態に対応するタイミングで前記データが記録される記録手段の空き容量を検出し、この検出した空き容量が所定値以下となったことを認識すると、前記データを記録する記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させることを特徴とする情報記録方法である。
【0012】
請求項18に記載の発明は、入力されるデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録方法であって、前記入力されたデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録されている記録手段の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、この記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させることを特徴とする情報記録方法である。
【0013】
請求項19に記載の発明は、請求項16ないし請求項18のいずれかに記載の情報記録方法を演算手段に実行させることを特徴とした情報記録プログラムである。
【0014】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の情報記録プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とした情報記録プログラムを記録した記録媒体である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の情報記録装置における実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、データの記録として、映像データおよび音声データを録画する構成について説明するが、この限りではなく、画像データや各種プログラム、アプリケーションソフトウェアなどの各種データを記録する構成に適用できる。
【0016】
〔第1の実施の形態〕
(情報記録装置の構成)
図1は、第1の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。この図1において、100は情報記録装置で、この情報記録装置100は、例えば映像データや音声データなどの情報であるデータを記録、すなわち録画する装置である。この情報記録装置100は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、第1の記録手段としてのHD(Hard Disc)装置130と、第2の記録手段としてのコンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。
【0017】
データバス110は、例えばIEEE1394の規格に基づく情報が通過可能な電子回路網である。このデータバス110には、コンテンツ送出装置120と、HD装置130と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、がそれぞれ接続されている。
【0018】
コンテンツ送出装置120は、各種方法によりデータを取得するとともに、取得したデータをデータバス110に送出する。このコンテンツ送出装置120は、デバイス出力プラグ121と、データ取得手段としてのデータ取得部122と、コンテンツ送出部123と、を備えている。
【0019】
デバイス出力プラグ121は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、コンテンツ送出装置120からデータバス110を介して各種データを送出可能にデータバス110に着脱可能に接続される。
【0020】
データ取得部122は、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの汎用のプロトコルに基づくイントラネット、エクストラネット、イーサネット(登録商標)などのLAN(Local Area Network)、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワークからデータを取得したり、いわゆるチューナのように無線媒体により直接受信したりする。なお、無線媒体としては、電波、光、音波、電磁波などのいずれの媒体をも適用できる。
【0021】
コンテンツ送出部123は、データ取得部122に接続され、データ取得部122で取得したデータをデータバス110に出力する。このコンテンツ送出部123は、取得したデータの状態などの内部状態、例えばデータ取得部122で取得するデータの転送速度、ヘッダ、データ自体の内容、例えばデータ量やデータの種別、データのデコード開始時間情報などをも認識可能となっている。そして、コンテンツ送出部123は、論理的な概念である送出装置内部接続123Aを介してデバイス出力プラグ121に接続されデータを送出する出力プラグ123Bを有している。なお、コンテンツ送出部123は、取得した内部状態に関するデータがデータバス110を介してネットワークコントローラ150で読取可能となっている。
【0022】
HD装置130は、コンテンツ送出装置120から送出されるデータを適宜記録するとともに、記録するデータを適宜移動させる。このHD装置130は、第1デバイスプラグ131と、HDD本体部132と、HDDサブユニット部133と、を備えている。
【0023】
第1デバイスプラグ131は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、第1デバイス入力プラグ131Aおよび第1デバイス出力プラグ131Bを有している。第1デバイス入力プラグ131Aは、データバス110を介して送出されたデータを受信する。第1デバイス出力プラグ131Bは、HD装置130から各種データをデータバス110へ送出する。
【0024】
HDD本体部132は、図示しない記録媒体としてのHDと、このHDにデータを記録および記録されたデータを読み取る図示しないHDD(Hard Disc Drive)と、を備えている。このHDD本体部132は、HDDサブユニット部133に接続されている。そして、HDD本体部132は、HDDサブユニット部133にて制御され、HDDサブユニット部133から出力されるデータをHDDにてHDに記録、および、HDに記録されたデータをHDDにて読み出してHDDサブユニット部133へ出力する。
【0025】
HDDサブユニット部133は、HDD本体部132におけるデータの記録および読み出しを制御する。このHDDサブユニット部133は、論理的な第1HDD内部接続133Aを介して第1デバイス入力プラグ131Aに接続される論理的なHD入力プラグ133Bと、論理的な第2HDD内部接続133Cを介して第1デバイス出力プラグ131Bに接続される論理的なHD出力プラグ133Dと、を有している。そして、HDDサブユニット部133は、データバス110から第1デバイス入力プラグ131Aにて受信したデータを論理的な第1HDD内部接続133Aを介してHD入力プラグ133Bにて受信し、HDD本体部132へ適宜出力させるとともに、HD出力プラグ133Dから論理的な第2HDD内部接続133Cおよび第1デバイス出力プラグ131Bを介してデータバス110へデータを送出する。
【0026】
また、HDDサブユニット部133は、HD装置130の内部状態を検出する内部状態検出手段としての内部状態検出部133Eを有している。この内部状態検出部133Eにおける内部状態の検出としては、例えば、HDD本体部132を制御してHDにおけるデータの記録可能な空き容量を検出したり、データバス110を通過するデータの信号種別を検出して単位時間当たりの記録量を検出して空き容量の減少状況を認識したりする。この内部状態検出部133Eは、検出した内部状態を論理的な概念の内部接続を介してデータバス110へ出力し、この出力された内部状態がネットワークコントローラ150にて読取可能となっている。
【0027】
コンテンツ記録装置140は、HD装置130から移動されるデータを取得して適宜記録するとともに、記録するデータを適宜出力する。このコンテンツ記録装置140は、第2デバイスプラグ141と、記録本体部142と、コンテンツサブユニット部143と、備えている。
【0028】
第2デバイスプラグ141は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、第2デバイス入力プラグ141Aおよび第2デバイス出力プラグ141Bを有している。第2デバイス入力プラグ141Aは、データバス110を介してHD装置130から移動されるデータを受信する。第2デバイス出力プラグ141Bは、コンテンツ記録装置140から各種データを送出する。
【0029】
記録本体部142は、例えば光ディスクや光磁気ディスク、磁気ディスク、メモリなどの図示しない記録媒体にデータを記録および記録されたデータを読み取る図示しないドライブあるいはドライバを備えている。この記録本体部142は、コンテンツサブユニット部143に接続されている。そして、記録本体部142は、コンテンツサブユニット部143にて制御され、コンテンツサブユニット部143から出力されるデータをドライブにて記録媒体に記録、および、記録媒体に記録されたデータをドライブにて読み出してコンテンツサブユニット部143へ出力する。
【0030】
コンテンツサブユニット部143は、記録本体部142におけるデータの記録および読み出しを制御する。このコンテンツサブユニット部143は、論理的な第1記録内部接続143Aを介して第2デバイス入力プラグ141Aに接続される論理的な記録入力プラグ143Bと、論理的な第2記録内部接続143Cを介して第2デバイス出力プラグ141Bに接続される論理的な記録出力プラグ143Dと、を有している。そして、コンテンツサブユニット部143は、データバス110から第2デバイス入力プラグ141Aにて受信したデータを論理的な第1記録内部接続143Aを介して記録入力プラグ143Bにて受信し、記録本体部142へ適宜出力させるとともに、記録出力プラグ143Dから論理的な第2記録内部接続143Cおよび第2デバイス出力プラグ141Bを介してデータバス110へデータを送出する。
【0031】
また、コンテンツサブユニット部143は、例えば、記録本体部142で記録するデータの記録可能な空き容量を検出したり、空き容量の減少状況などの内部状態を検出可能となっている。すなわち、コンテンツサブユニット部143には、図示しない第2の内部状態検出手段が設けられている。この検出した内部状態に関するデータは、データバス110を介してネットワークコントローラ150にて読取可能となっている。
【0032】
ネットワークコントローラ150は、情報記録装置100全体の動作を制御し、外部から取得したデータを記録させる。すなわち、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されるコンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の動作を制御するとともに、データの記録状況を認識する。このネットワークコントローラ150は、内部バス151と、インターフェース部152と、制御手段としての中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)153と、記憶手段としての例えばメモリ154と、入力手段155と、などを備えている。
【0033】
内部バス151は、各種信号を通過可能なバスである。この内部バス151には、インターフェース部152と、CPU153と、メモリ154と、入力手段155と、が接続されている。
【0034】
インターフェース部152は、データバス110に接続され、データバス110における例えばIEEE1394の規格に基づくデータをアクセス可能、すなわちデータバス110から入力されるIEEE1394の規格に基づくデータに対して、あらかじめ設定されている入力インターフェース処理を実行し、処理信号として内部バス151へ送出する。また、インターフェース部152は、内部バス151から処理信号が入力されると、あらかじめ設定されている出力インターフェース処理を実行し、IEEE1394の規格に基づくデータとしてデータバス110へ送出する。
【0035】
CPU153は、インターフェース部152を介してデータバス110に接続されているコンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140に接続し、これらコンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。具体的には、それぞれの論理的な内部接続を適宜確立させ、記録させるデータをコンテンツ送出装置120で取得させたり、取得したデータを送出させたり、HD装置130で記録させるデータを取得させたり、データを記録や移動させたり、移動されるデータをコンテンツ記録装置140で記録させたり、出力させるなどを実施させる。また、CPU153は、各コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の記録状況などの内部状態に関するデータを取得する。具体的には、上述したように、コンテンツ送出部123やHDDサブユニット部133の内部状態検出部133E、コンテンツサブユニット部143などにてそれぞれ認識した内部状態に関するデータである。
【0036】
メモリ154は、CPU153で各種処理を実施する際にデータを一時的に格納する。このメモリ154は、CPU153の制御により、例えばCPU153で処理する各種情報を記憶および読み出す。
【0037】
入力手段155は、例えば入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。そして、入力手段155は、各種操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に対応して所定の信号を内部バス151に出力する。この入力手段155からの信号に基づいて、CPU153で処理する内容が設定される。例えば、ウエッブブラウザによる画面表示で表示される表示画面中に設けられた所定のコマンドボタンの選択操作やチューニングなどの取得するデータの選出、あるいは、データの記録開始時間、記録時間、記録を実施させる機器がHD装置130またはコンテンツ記録装置140のいずれかを選択するなどのデータの記録条件などが設定される。なお、この入力手段155としては、いわゆるリモートコントローラなどの無線媒体を介して入力操作に対応する信号を出力し、内部バス151に接続された受信部にて受信させてCPU153で設定させる構成などとしてもよい。
【0038】
(情報記録装置の動作)
次に、上記情報記録装置100の録画動作を図面に基づいて説明する。図2は、データの録画動作を示すフローチャートである。図3は、データをHD装置130に録画する状態を説明するブロック図である。図4は、データをHDに録画しつつコンテンツ記録装置140へ移動する状態を説明するブロック図である。
【0039】
まず、利用者は、図示しない電源を投入して電力を供給する。この電力の供給により、ネットワークコントローラ150のCPU153は、ポーリングすなわちデータバス110に接続されている各種機器を認識する。例えば、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140が接続されていることを認識する。そして、CPU153は、接続されている機器の台数をメモリ154に記憶させる。
【0040】
そして、利用者は、ネットワークコントローラ150の入力手段155を適宜入力操作し、適宜データを取得させて記録である録画を実施させる旨を設定する。すなわち、利用者による入力手段155の所定の入力操作にて、録画させるデータの選択処理やデータの録画条件などがCPU153で設定される。そして、CPU153は、インターフェース部152を介してコンテンツ送出装置120を制御し、データ取得部122にて録画させるデータを選択させる。そして、選択されたデータを例えばスピーカなどの発音手段や表示装置などの出力装置にて音声や画像などにより利用者が認識し、入力手段155による所定の入力操作にて録画を開始させる旨をCPU153にて設定させる。この設定により、CPU153は、図2のフローチャートに示すデータの記録処理である録画動作を実行させる。
【0041】
すなわち、CPU153は、まずコンテンツ送出装置120を制御し、データ取得部122でデータを取得させコンテンツ送出部123へ順次出力する。そして、CPU153は、コンテンツ送出部123でデータを適宜処理、例えばIEEE1394の規格に基づく信号に変換させる。さらに、CPU153は、図3に示すように、コンテンツ送出装置120における論理的な送出装置内部接続123Aを確立させて出力プラグ123Bをデバイス出力プラグ121に接続させるとともに、HD装置130における論理的な第1HDD内部接続133Bを確立させて第1デバイス入力プラグ131Aに論理的なHD入力プラグ133Bを接続させ、コンテンツ送出装置120とHD装置130とをデータが送受信可能に接続させる。この接続により、コンテンツ送出装置120で取得されて変換されたデータがデータバス110を介してHD装置130へ順次転送され、HDDサブユニット部133によりHDに順次記録させる。
【0042】
そして、CPU153は、HD装置130にデータを記録中か否か、すなわちデータの記録を停止する旨の信号を認識したか否かを判断する(ステップS1)。このデータの記録を停止する旨の信号としては、例えば利用者による入力手段153の録画を停止する旨の入力操作に対応した信号、あるいはコンテンツ送出装置120で取得するデータにおいて最後のデータを取得して記録するデータの取得が完了した旨の信号、またはHD装置130でのデータの記録動作が終了した旨の信号、さらにはあらかじめ設定されCPU153でカウントする時刻情報が録画時間に到達して記録を終了させる旨の信号などが例示できる。
【0043】
このステップS1で、CPU153がデータの記録を停止する旨の信号を認識した場合には、HD装置130における空き容量を増大、すなわちデータを記録する領域を確保する処理を終了させ(ステップS2)、データを録画する処理を終了する。すなわち、CPU153は、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140における送出装置内部接続123A、HDD内部接続133A,133Cおよび記録内部接続143A,143Cを開放して各動作を停止させ録画処理を終了する。なお、ステップS1でデータの記録を停止する旨の信号を認識した場合、ステップS2に移行することなく直ちに録画を停止させる処理をしたり、HD装置130で空き容量一杯に録画させる処理をして空き容量が無くなった時点で録画を終了させるなどしてもよい。
【0044】
一方、ステップS1において、CPU153は、HD装置130でのデータを記録中、すなわちデータの記録を停止する旨の信号を認識しない場合には、電源投入時にあらかじめ認識しているHD装置130のデータが録画可能な残りの空き容量を認識する(ステップS3)。具体的には、CPU153は、HD装置130のHDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eにて検出した内部状態に関する情報を、データバス110を介して取得する。この内部状態に含まれる空き容量に関する情報を取得することにより、CPU153は空き容量を認識する。なお、この空き容量に関する情報は、適宜メモリ154に記憶される。
【0045】
そして、CPU153は、ステップS3で認識したHDの空き容量があらかじめ設定されてメモリ154に記憶された所定の基準値以下か否かを判断する(ステップS4)。このステップS4において、HDの空き容量が基準値以下になっていない、すなわち十分な空き容量であることを認識すると、所定の時間が経過、例えばCPU153で所定時間計時した後(ステップS5)、再びステップS1に戻って処理を継続、すなわちデータの録画を継続させる処理をする。
【0046】
一方、ステップS4において、CPU153は、HDの空き容量が所定の基準値以下であることを認識すると、HDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eからの内部状態に関する情報、すなわちHDに記録されているデータに関する情報であるデータ量や録画時間などを取得する。そして、CPU153は、HDDサブユニット部133から取得した情報に基づいて移動させるデータを選択する(ステップS6)。このデータの選択としては、例えば入力手段153にて入力操作された録画時間、コンテンツ送出部123で認識したデータの内容に関する情報などに基づいて、所定のデータ量以上のデータを選択する。この後、CPU153は、空き容量の処理台数nが「0」である旨を設定、すなわち「n=0」を設定し(ステップS7)、メモリ154に記憶させる。ここで、空き容量の処理台数nは、例えばHD装置130を除くデータの記録が可能な機器、すなわちコンテンツ記録装置140の接続台数である。なお、処理台数nは、全ての接続された機器としてもよい。
【0047】
そして、CPU153は、空き容量の処理台数nが、例えば電源投入時に認識した機器の接続台数以下か否かを判断する(ステップS8)。このステップS8において、CPU153は、空き容量の処理台数nが機器の接続台数以下ではない、すなわち全ての接続されたデータを記録可能な機器であるコンテンツ記録装置140の空き容量を確保するための処理が終了したことを認識すると、ステップS2に進み、データを録画する処理を終了する。
【0048】
一方、ステップS8において、CPU153は、空き容量の処理台数nが機器の接続台数以下であることを認識すると、コンテンツ記録装置140におけるデータが録画可能な残りの空き容量を認識する(ステップS9)。具体的には、CPU153は、コンテンツ記録装置140のコンテンツサブユニット部143で検出した内部状態に関する情報を、データバス110を介して取得する。そして、内部状態に含まれる空き容量に関する情報を取得することにより、CPU153はコンテンツ記録装置140の記録媒体の空き容量を認識する。なお、この空き容量に関する情報は、適宜メモリ154に記憶される。
【0049】
この後、CPU153は、コンテンツ記録装置140の記録媒体の空き容量が十分か否かを判断する(ステップS10)。このステップS10における空き容量の判断は、例えばステップS6で選択したデータを記録するための空き容量以上か否か、あるいはあらかじめ設定されてメモリ154に記憶された所定値以上の空き容量があるか否かなどが例示できる。そして、このステップS10において、CPU153は、空き容量を判断したコンテンツ記録装置140の空き容量が十分ではないと判断した場合、他のコンテンツ記録装置140における記録媒体の空き容量を認識するため、空き容量の処理台数nに「1」を加える処理、すなわち、「n=n+1」を設定する(ステップS11)。このステップS11で設定した空き容量の処理台数nは、メモリ154に適宜記憶される。そして、ステップS8に戻って、CPU153は、順次接続されたコンテンツ記録装置140における記録媒体の空き容量を順次確認する処理を繰り返す。
【0050】
一方、ステップS10において、CPU153は、コンテンツ記録装置140における記録媒体の空き容量が十分であると判断した場合、そのコンテンツ記録装置140へHD装置130に既に記録されているステップS5で選択したデータを移動する処理をする(ステップS12)。
【0051】
すなわち、CPU153は、図4に示すように、HD装置130のHDDサブユニット部133のHD出力プラグ133Dを論理的な第2HDD内部接続133Cにより第1出力プラグ131Bに接続させる。さらに、CPU153は、コンテンツ記録装置140のコンテンツサブユニット部143の記録入力プラグ143Bを論理的な記録内部接続143Aにより第2デバイス入力プラグ141Aに接続させ、HD装置130およびコンテンツ記録装置140をデータが移動可能に接続させる。そして、CPU153は、HDDサブユニット部133にてHDに既に記録されているステップS6で選択したデータをデータバス110へ送出させるとともに、コンテンツサブユニット部143にてデータバス110に送出されたデータを取得して記録媒体へ記録する処理をする。なお、このステップS10におけるデータの移動の際、コンテンツ送出装置120におけるデータの取得およびデータの送出、HD装置130における記録は継続して実行されている。
【0052】
そして、このステップS12において、データの移動が終了したことを認識すると、再びステップS1に戻ってデータの録画処理を継続させる。このデータの移動の終了としては、例えば所定期間毎にCPU153がHD装置130の内部状態検出部133Eからの内部状態に関する状態を取得し、移動させるデータの全てを送出させた旨を認識したり、コンテンツ記録装置140のコンテンツサブユニット部143からの内部状態に関する情報を取得し、移動されるデータの記録が終了した旨を認識したりするなどにより認識することができる。なお、全てのデータの移動が終了した後にステップS1に戻る場合に限らず、移動を開始する処理の後、ある程度のデータ量のデータを移動したことを認識した後などにステップS1に戻る処理をするなどしてもよい。
【0053】
そして、データの録画が終了し、出力手段にて録画したデータを適宜出力すなわち再生させる場合、利用者による入力手段155の所定の入力操作にてCPU153が再生処理を設定すると、CPU153はHD装置130およびコンテンツ記録装置140からそれぞれ内部状態に関する情報を取得して、再生させるデータが記録されている機器を認識する。そして、CPU153は、再生させるデータが記録された機器の内部接続を確立させてデータバス110へ出力させ、適宜出力手段へ送出させて再生させる処理をする。
【0054】
具体的には、HD装置130に記録されたデータを再生する場合、CPU153は、論理的な第2HDD内部接続133Cを確立させ、HDDサブユニット部133の論理的なHD出力プラグ133Dを第1デバイス出力プラグ131Bに接続させ、HDに記録されたデータをデータバス110へ送出させる。また、コンテンツ記録装置140に記録されたデータを再生する場合、CPU153は、論理的な第2記録内部接続143Cを確立させ、コンテンツサブユニット部143の論理的な記録出力プラグ143Dを第2デバイス出力プラグ141Bに接続させ、記録媒体に記録されたデータをデータバス110へ送出させる。
【0055】
(第1の実施の形態の作用効果)
上述したように、上記第1の実施の形態では、ネットワークコントローラ150のCPU153により、コンテンツ送出装置120のデータ取得部122で取得したデータを、HD装置130へ送出させてHDD本体部132に記録させつつ、このデータの記録中にHDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eにて検出したHDD本体部132のHDの空き容量が所定値以下となったか否かを判断する。そして、所定値以下となったことを認識すると、このHDD本体部132で既に記録されている他のデータを、コンテンツ記録装置140へ移動させて記録させる。
【0056】
このため、例えばあらかじめ録画するデータに基づいて空き容量を確保しておく構成では録画するデータが録画中にデータ量が多くなる信号種別に切り替わるなどにより、あらかじめ確保した空き容量では足りなくなって録画できなくなってしまうような場合でも、本実施の形態ではデータの記録状況に応じて変動するHDの空き容量の残量に対応して既に記録されているデータを適宜移動させて空き容量を確保するので、データの記録状況に応じてデータを適切に録画できる。また、記録するデータをHD装置130およびコンテンツ記録装置140に分割して記録させたり、移動するデータを複数のコンテンツ記録装置140へ分割して移動して記録させたりするなど、1つのデータを分割して別々の機器に記録することなく、1つのデータとしてまとめて記録するので、データの管理が煩雑となることはなく、例えば再生のためにデータを読み出すなどの処理が容易にでき、処理効率を向上できる。
【0057】
そして、HDの空き容量が所定値以下となったことを認識すると、コンテンツ記録装置140における空き容量を認識し、この認識した空き容量が所定値以上であることを認識することで、HDに既に記録されているデータをそのコンテンツ記録装置140へ移動させる。このため、データの記録状況に対応して空き容量を確保し確実にデータを記録するための構成が容易に得られる。
【0058】
また、複数のコンテンツ記録装置140が接続される場合、コンテンツ記録装置140の空き容量を順次認識し、所定値以上の空き容量を有するコンテンツ記録装置140にデータを移動している。このため、全てのコンテンツ記録装置140の空き容量を認識する必要がなく、処理効率の向上が容易に図れる。
【0059】
そして、IEEE1394の規格に基づく情報が通過可能なデータバス110を介して記録のためのデータの送受信やデータの移動を実施している。このため、例えばHD装置130のようなデータを記録しつつデータを移動させることが可能な機器を用いることができる。したがって、HD装置130においてデータの記録および移動の切替が必要な機器に比して効率的なデータの記録ができるとともに、データを移動させている間に取得するデータを一時的に貯めておくバッファなどの構成も不要となり、構成の簡略化が容易に図れる。
【0060】
また、コンテンツ記録装置140にデータを移動できる所定値以上の空き容量がない場合には、データの記録を停止している。このため、データを取得する動作や記録が中断するにもかかわらずデータを記録する動作などの無用の動作を防止でき、消費電力の浪費を防止できる。
【0061】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態におけるHD装置130およびコンテンツ記録装置140が一体的に構成、すなわち1つの記録機器で複数の記録部分を有した構成である。なお、複数の記録部分としては、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の組み合わせのように異なるメディアに限らず、双方がHD装置130やコンテンツ記録装置140のような同一の構成、あるいはHD装置130におけるHDにパーテーションを設けて記録領域を複数に分割した構成などをも含む。図5は、第2の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態と同一の構成要件については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
(情報記録装置の構成)
図5において、200は情報記録装置で、この情報記録装置200は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、記録装置210と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。そして、記録装置210は、コンテンツ送出装置120で取得されデータバス110へ送出されるデータを記録する。この記録装置210は、記録デバイスプラグ211と、HD装置130と、コンテンツ記録装置140と、を備えている。
【0063】
記録デバイスプラグ211は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、データバス110に着脱可能に接続される。この記録デバイスプラグ211は、記録デバイス入力プラグ211Aおよび記録デバイス出力プラグ211Bを有している。記録デバイス入力プラグ211Aは、データバス110を介してコンテンツ送出装置120から送出されたデータを受信する。また、記録デバイス出力プラグ211Bは、記録装置210からデータをデータバス110へ送出する。
【0064】
そして、記録デバイス入力プラグ211Aは、記録装置210の論理的な第1記録装置内部接続212Aを介してHD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aに接続されているとともに、記録装置210の論理的な第2記録装置内部接続212Bを介してコンテンツ記録装置140の第2デバイス入力プラグ141Aに接続されている。これら接続により、HD装置130およびコンテンツ記録装置140は、記録デバイス入力プラグ211Aで受信したデータを取得する。
【0065】
また、記録デバイス出力プラグ211Bは、記録装置210の論理的な第3記録装置内部接続212Cを介してHD装置130の第1デバイス出力プラグ131Bに接続されているとともに、記録装置210の論理的な第4記録装置内部接続212Dを介してコンテンツ記録装置140の第2デバイス出力プラグ141Bに接続されている。これら接続により、HD装置130およびコンテンツ記録装置140は、記録するデータをデータバス110へ送出する。
【0066】
さらに、HD装置130の第1デバイス出力プラグ131Bは、記録装置210の論理的な第5記録装置内部接続212Eを介してコンテンツ記録装置140の第1デバイス入力プラグ141Aに接続されている。この接続により、HD装置130に記録されているデータをコンテンツ記録装置140へ送出、すなわち移動可能となっている。
【0067】
そして、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されているコンテンツ送出装置120および記録装置210に接続され、これらコンテンツ送出装置120および記録装置210の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ150のCPU153は、コンテンツ送出装置120および記録装置210の論理的な内部接続、さらにはHD装置130およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続を適宜確立させ、データを適宜記録および移動させる。
【0068】
(情報記録装置の動作)
次に、上記情報記録装置200の録画動作を図面に基づいて説明する。この第2の実施の形態における録画動作は、第1の実施の形態におけるHD装置130の空き容量の検出タイミングを適宜可変できる構成としたものである。図6は、データの録画動作を示すフローチャートである。なお、第1の実施の形態における図2のフローチャートに示す動作と同一の動作については、省略あるいは簡略化して説明する。
【0069】
まず、利用者が電源を投入することで、ネットワークコントローラ150のCPU153が接続されている機器を認識してメモリ154に接続台数を記録させる。そして、利用者の入力操作にてデータが選択されて録画を開始させる旨が設定されると、CPU153は、コンテンツ送出装置120を制御し、データ取得部122でデータを取得させコンテンツ送出部123で適宜処理させる。さらに、CPU153は、送出装置内部接続123Aを確立させるとともに、記録装置210における論理的な第1記録装置内部接続212AおよびHD装置130における論理的な第1HDD内部接続133Bを確立させ、記録デバイス入力プラグ211AをHD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aを介して論理的なHD入力プラグ133Bと接続させ、コンテンツ送出装置120とHD装置130とをデータが送受信可能に接続させる。この接続により、コンテンツ送出装置120で取得されて変換されたデータがデータバス110を介してHD装置130へ順次転送され、HDDサブユニット部133によりHDに順次記録させる。
【0070】
そして、CPU153は、データをHD装置130に記録する時の空き容量の減少状態、例えば取得したデータのストリームデータのHD装置130への伝送レートを認識し、この認識した伝送レートに基づいて待機時間Twを設定する(ステップS101)。具体的には、CPU153がコンテンツ送出装置120のデバイス出力プラグ121に関する情報、例えば国際規格IEC61883−1におけるOPCR(Output Plug Control Register)をデータバス110経由で読み取ることで認識することができる。この設定した待機時間Twは、メモリ154で適宜記憶させる。なお、空き容量の減少状態としては、伝送レートに限らず、データ取得部122における単位時間当たりのデータ取得量となる転送レートを用いたり、内部状態に関する情報に基づいて実際の空き容量を認識して前回検出した空き容量からの減少状況を認識したりするなどが例示できる。
【0071】
この後、CPU153は、ステップS1におけるデータの記録中か否かを判断し、データを記録中である場合にはステップS3でHD装置130の空き容量を認識する。そして、ステップS4でHD装置130の空き容量が十分であると判断した場合、ステップS101で設定した待機時間Twの経過を待ち(ステップS102)、ステップS101に戻ってデータの録画を継続させる処理をする。また、ステップS4において、HD装置130の空き容量が所定値以下であると判断した場合には、第1の実施の形態と同様に、ステップS6以降の処理を実施し、HD装置130にあらかじめ記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させてHD装置130の空き容量を確保する処理を実施する。
【0072】
具体的には、CPU153は、記録装置210の論理的な第5記録装置内部接続212E、HD装置130の論理的な第2HDD内部接続133Cおよびコンテンツ記録装置140の論理的な第1記録内部接続143Aを確立させ、HD装置130およびコンテンツ記録装置140をデータが移動可能に接続させる。そして、CPU153は、HDDサブユニット部133にてHDに既に記録されているステップS6で選択したデータを、第5記録装置内部接続212E、第2HDD内部接続133Cおよび第1記録内部接続143Aを介してコンテンツサブユニット部143へ移動させて記録媒体へ記録させる処理をする。
【0073】
また、データの録画が終了し、出力手段にて録画したデータを適宜出力すなわち再生させる場合、CPU153はHD装置130およびコンテンツ記録装置140からそれぞれ内部状態に関する情報を取得して、再生させるデータが記録されている機器を認識する。そして、CPU153は、再生させるデータが記録された機器の内部接続、すなわちHD装置130に記録されているデータを再生する場合には第3記録装置内部接続212Cを、コンテンツ記録装置140に記録されているデータを再生する場合には第4記録装置内部接続212Dを確立させ、記録されているデータをデータバス110へ出力させ、適宜出力手段へ送出させて再生させる処理をする。
【0074】
(第2の実施の形態の作用効果)
上述したように、上記第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の作用効果に加え、HD装置130の空き容量の減少状態、例えば取得したデータのストリームデータのHD装置130への伝送レートに基づいて、ステップS4におけるHD装置130の空き容量を再び検出するためにステップS101に戻る待機時間Twを設定している。このため、伝送レートにより記録される単位時間当たりのデータ量が対応して変動し空き容量の残量の変動割合が変動しても、空き容量の検出タイミングを合わせて変動させるので、次の検出までに空き容量がなくなって録画できなくなることを防止でき、より確実に記録状況に対応したデータの録画ができる。
【0075】
また、1つの記録装置210内でデータを移動させるため、データバス110を介して移動させる場合に比してより高速に移動させることが可能となり、処理効率の向上が容易に図れる。
【0076】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第3の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるコンテンツ送出装置120を別体とし、独自の接続形態による接続経由でHD装置130にデータを送出して記録させる構成としたものである。図7は、第3の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
【0077】
図7において、300は情報記録装置で、この情報記録装置300には、データを取得するコンテンツ送出装置120が例えばローカル接続310を介して着脱可能に接続されている。この情報記録装置300は、データバス110と、HD装置130と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。
【0078】
ローカル接続310は、コンテンツ送出装置120のデバイス出力プラグ121と、HD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aとをデータが送受信可能に接続する。このローカル接続310は、IEEE1394に限らず、データをアナログあるいは他のいずれのデジタル信号として伝送するいずれのインターフェースが適用できる。そして、ケーブルを利用する有線、あるいは無線媒体を利用する無線のいずれの形態でもよい。この第3の実施の形態では、HD装置130の131Aが本発明のデータ取得手段に相当する。
【0079】
さらに、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されているHD装置130およびコンテンツ記録装置140に接続され、これらHD装置130およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ150のCPU152は、これらHD装置130およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続を適宜確立させ、データの記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。なお、別体のコンテンツ送出装置120は、例えばこのコンテンツ送出装置120に設けられた図示しない入力手段における入力操作にて適宜設定される動作内容に基づいて、データを取得あるいは内部接続を適宜確立させてローカル接続310を介してデータをHD装置130へ送出する。
【0080】
そして、この図7に示す第3の実施の形態における情報記録装置300では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図7に示す第3の実施の形態についても、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0081】
なお、この図7に示す第3の実施の形態において、ネットワークコントローラ150とコンテンツ送出装置120とを各種情報を送受信可能に接続し、CPU153にてコンテンツ送出装置120の動作を制御するようにしてもよい。この構成によれば、コンテンツ送出装置120を動作させるための入力操作を実施することなく、CPU153にて制御でき、取扱性を向上できる。
【0082】
また、コンテンツ送出装置120をネットワークコントローラ150内に一体的に設け、データバス110へ取得して処理したデータを送出させるなどしてもよい。
【0083】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第4の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第4の実施の形態は、第1の実施の形態におけるネットワークコントローラ150にHD装置130を一体的に設けた構成である。この第4の実施の形態では、録画するデータおよび移動させるデータをデータバス110を介して送受信させる構成について説明するが、例えば内部バス151およびインターフェース部152を経由してデータバス110を介して記録・移動する処理としたり、内部状態に関する情報を内部バス151を介して取得するなどしてもよい。図8は、第4の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
【0084】
図8において、400は情報記録装置で、この情報記録装置400は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ410と、を備えている。
【0085】
ネットワークコントローラ410は、内部バス151と、インターフェース部152と、CPU153と、メモリ154と、入力手段155と、HD装置130と、を備えている。そして、HD装置130は、内部バス151に接続されてCPU153にて動作制御されるとともに、HD装置130の第1デバイスプラグ131がデータバス110にデータを送受信可能に接続されている。なお、図8は、説明の都合上、論理的な第1HDD内部接続133Aおよび第2HDD内部接続133Cと、HDDサブユニット部133のHD入力プラグ133BおよびHD出力プラグ133DとをHD装置130の枠外に示しているが、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0086】
また、ネットワークコントローラ410は、データバス110に接続されているコンテンツ送出装置120およびコンテンツ記録装置140に接続され、これらコンテンツ送出装置120およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ410のCPU153は、データバス110を介してコンテンツ送出装置120およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続、さらには内部バス151を介してHD装置130の論理的な第1HDD内部接続133Aおよび第2HDD内部接続133Cを適宜確立させ、データの送出、記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。
【0087】
そして、この第4の実施の形態における情報記録装置400では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図8に示す第4の実施の形態についても、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同様の作用効果を奏する。また、第4の実施の形態については、HD装置130がネットワークコントローラ150内に一体的に組み込まれた構成であることから、CPU153によるHDDサブユニット部133の制御の高速化が容易に図れ、処理効率の向上が図れる。
【0088】
なお、この図8に示す第4の実施の形態において、HD装置130の第1デバイスプラグ131をデータバス110に接続してデータバス110を経由してデータを記録および移動させる構成について説明したが、上述したように、例えばHD装置130を直接データバス110に接続せず、例えば内部バス151およびインターフェース部152を介してデータを記録および移動させるようにしてもよい。さらに、内部状態検出部133Eについても、CPU153が内部バス151を介して内部状態に関する情報を取得するように内部バス151に接続させて説明したが、内部バス151に接続させず、データバス110に接続してもよい。なお、内部バス151を介して内部状態に関する情報を取得する構成では、情報を高速で取得することが可能となり、処理効率の向上が図れる。
【0089】
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第5の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第5の実施の形態は、第1の実施の形態におけるネットワークコントローラ150にコンテンツ記録装置140を一体的に設けた構成、すなわち第4の実施の形態のHD装置130の代わりにコンテンツ記録装置140を一体的に組み込んだ構成である。この第5の実施の形態では、データバス110を介して移動されるデータをコンテンツ記録装置140で取得する構成について説明するが、例えば内部バス151およびインターフェース部152を経由してデータバス110を介して移動されるデータを取得するなどしてもよい。図9は、第5の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
【0090】
図9において、500は情報記録装置で、この情報記録装置500は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、HS装置130と、ネットワークコントローラ510と、を備えている。
【0091】
ネットワークコントローラ510は、内部バス151と、インターフェース部152と、CPU153と、メモリ154と、入力手段155と、コンテンツ記録装置140と、を備えている。そして、コンテンツ記録装置140は、内部バス151に接続されてCPU153にて動作制御されるとともに、コンテンツ記録装置140の第2デバイスプラグ141がデータバス110にデータを送受信可能に接続されている。なお、図9は、説明の都合上、論理的な第1記録内部接続143Aおよび第2記録内部接続143Cと、コンテンツサブユニット部143の記録入力プラグ143Bおよび記録出力プラグ143Dとをコンテンツ記録装置140の枠外に示しているが、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0092】
また、ネットワークコントローラ510は、データバス110に接続されているコンテンツ送出装置120およびHD装置130に接続され、これらコンテンツ送出装置120およびHD装置130の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ510のCPU153は、データバス110を介してコンテンツ送出装置120およびHD装置130の論理的な内部接続、さらには内部バス151を介してコンテンツ記録装置140の論理的な第1記録内部接続143Aおよび第2記録内部接続143Cを適宜確立させ、データの送出、記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。
【0093】
そして、この第5の実施の形態における情報記録装置500では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図9に示す第5の実施の形態についても、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同様の作用効果を奏する。また、第5の実施の形態については、コンテンツ記録装置140がネットワークコントローラ150内に一体的に組み込まれた構成であることから、CPU153によるコンテンツサブユニット部143の制御の高速化が容易に図れ、処理効率の向上が図れる。
【0094】
なお、この図9に示す第5の実施の形態において、コンテンツ記録装置140の第2デバイスプラグ141をデータバス110に接続してデータバス110を経由してデータを記録および移動させる構成について説明したが、上述したように、例えばコンテンツ記録装置140を直接データバス110に接続せず、例えば内部バス151およびインターフェース部152を介して移動されるデータを取得および再生のための出力を実施するようにしてもよい。
【0095】
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第6の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第6の実施の形態は、第1の実施の形態におけるコンテンツ送出装置120およびHD装置130を一体的に構成したものである。図10は、第6の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0096】
図10において、600は情報記録装置で、この情報記録装置600は、データバス110と、データ取得記録装置610と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。そして、データ取得記録装置610は、記録するデータを取得するとともに記録する。このデータ取得記録装置610は、取得記録デバイスプラグ611と、コンテンツ送出装置120と、HD装置130と、を備えている。
【0097】
取得記録デバイスプラグ611は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、データバス110に着脱可能に接続される。この取得記録デバイスプラグ611は、このデータ取得記録装置610からデータをデータバス110へ送出する。そして、取得記録デバイスプラグ611は、データ取得記録装置610の論理的な第1内部接続612Aを介してHD装置130の第1デバイス出力プラグ131Bに接続されている。
【0098】
また、HD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aは、データ取得記録装置610の論理的な第2内部接続612Bを介してコンテンツ送出装置120のデバイス出力プラグ121に接続されている。この接続により、コンテンツ送出装置120で取得してコンテンツ送出部123から送出されるデータがHD装置130で直接取得可能となっている。
【0099】
さらに、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されているデータ取得記録装置610およびコンテンツ記録装置140に接続され、これらデータ取得記録装置610およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ150のCPU153は、これらデータ取得記録装置610およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続、さらにはコンテンツ送出装置120およびHD装置130の論理的な内部接続を適宜確立させ、データの送出、記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。
【0100】
そして、この図10に示す第6の実施の形態における情報記録装置600では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図10に示す第6の実施の形態についても、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0101】
また、1つのデータ取得記録装置610内で取得したデータを移動させて記録させるため、データバス110を介して移動させる場合に比してより高速に移動させることが可能となり、処理効率の向上が容易に図れる。
【0102】
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
【0103】
すなわち、第1の記録手段としてHD装置130を用いて説明したが、HDにデータを記録する構成に限らず、いずれの記録媒体にデータを記録および移動可能ないずれの構成でもできる。また、入力1個および出力1個の一対の論理的な概念であるデバイスプラグの第1デバイスプラグ131で説明したが、例えば2つのコンテンツストリームを同時に並行して記録したり、3つのコンテンツストリームを同時に並行して再生させるなど、複数並行処理できる構成としてもよい。同様に、コンテンツ記録装置140についても、いずれの記録媒体にデータを記録および記録したデータを再生のために出力可能ないずれかの構成でもできる。また、第1の記録手段および第2の記録手段は、記録媒体が着脱可能な構成、あるいは、HD装置130のように記録媒体を備えた構成のいずれでもよい。さらに、コンテンツ記録装置140としては、再生のためにデータを出力可能としたが、例えば第2記録内部接続を設けず、記録したデータを再生する場合には記録媒体を取り外して別途再生装置にて再生させる構成、さらには移動されるデータを取得して記録しつつ再生のために出力させる動作を同時に実施できる構成とするなどしてもよい。
【0104】
また、HD装置130として、データの記録および移動を同時に実施できる構成について説明したが、例えばデータの記録および移動を適宜切り替える構成のものを用いるなどしてもよい。このデータの記録および移動を切り替える構成の場合、データを記録している間はデータの移動を中断させ、データを移動している間ではデータの取得を中断させたり、データを移動している間に取得するデータを一時的に貯めておく例えばバッファのような記憶手段を設けたりするなどの構成が例示できる。
【0105】
また、コンテンツ記録装置140における空き容量が所定値以上でない場合にはデータの記録を停止して説明したが、例えば、上述したようにHD装置130で記録できる限り記録させたり、データを圧縮処理してHDに記録させたり、コンテンツ記録装置140における空き容量で記録可能にHDに既に記録されているデータを圧縮して移動させたり、データを記録する際にデータのうちの一部を削除して記録あるいは移動すなわち削除しても再生の際に影響が生じにくいデータの一部を削除して記録あるいは移動したりするなどしてもよい。
【0106】
さらに、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140を一体的に構成してデータバス110に接続した構成とするなど、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の組み合わせはいずれの組み合わせとすることもできる。
【0107】
また、コンテンツ記録装置140をデータバス110に接続させずに独自の接続形態にて適宜接続させる構成など、データバスに接続させる各コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の組み合わせはいずれの組み合わせとすることもでき、全てを独自の接続形態に接続させてもよい。なお、この構成では、ネットワークコントローラが本発明の演算手段としての情報記録装置となる。
【0108】
さらには、情報処理装置として例えば演算手段としてのコンピュータを用いたり、コンピュータに上記動作を実施させるためのプログラムそしてさらにはこのプログラムを記録した記録媒体をも本発明の対象とすることができる。また、演算手段としてのコンピュータとしては、パーソナルコンピュータに限らず、複数のコンピュータがネットワーク状に接続された構成、マイクロコンピュータなどの素子、あるいは複数の電子部品が搭載された回路基板などをも含む。
【0109】
そして、HD装置130の空き容量の減少状態に対応して空き容量を認識するタイミングを適宜可変する第2の実施の形態において、データを記録中にHD装置130の空き容量が所定値以下となった場合にデータを記録しつつデータを移動させる構成について説明したが、例えばデータを移動させる際には記録を一次中断させるなど、記録および移動を同時に実施しない構成としてもよい。
【0110】
また、取得したデータを記録させる電子回路網やデータを移動させる電子回路網は、IEEE1394の規格に基づくデータが通過可能な電子回路網であるデータバス110に限らず、他のいずれの接続、例えば上述した図7に示すような独自の接続形態の接続経由で記録あるいは移動のためのデータの送受信を実施させてもよい。
【0111】
その他、本発明の実施の際に具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲での他の構造などに適宜変更できる。
【0112】
[実施の形態の作用効果]
上述したような実施の形態では、ネットワークコントローラ150のCPU153により、コンテンツ送出装置120のデータ取得部122で取得したデータを、HD装置130へ送出させてHDD本体部132のHDに記録させつつ、このデータの記録中にHDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eにて検出したHDD本体部132のHDの空き容量が所定値以下となったか否かを判断する。そして、所定値以下となったことを認識すると、HDD本体部132で既に記録されている他のデータを、コンテンツ記録装置140へ移動させて記録させる。
【0113】
このため、例えばあらかじめ録画するデータに基づいて空き容量を確保しておく構成では録画するデータが録画中にデータ量が多くなる信号種別に切り替わるなどにより、あらかじめ確保した空き容量では足りなくなって録画できなくなってしまうような場合でも、本実施の形態ではデータの記録状況に応じて変動するHDの空き容量の残量に対応して既に記録されているデータを適宜移動させて空き容量を確保するので、データの記録状況に応じてデータを適切に録画できる。
【0114】
また、HD装置130の空き容量の減少状態、例えば取得したデータのストリームデータのHD装置130への伝送レートに基づいて、HD装置130の空き容量を再び検出する際の待機時間Twを設定する。このため、伝送レートにより記録される単位時間当たりのデータ量が対応して変動し空き容量の残量の変動割合が変動しても、空き容量の検出タイミングを合わせて変動させるので、次の検出までに空き容量がなくなって録画できなくなることを防止でき、より確実に記録状況に対応したデータの録画ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】前記第1の実施の形態におけるデータの記録動作を示すフローチャートである。
【図3】前記第1の実施の形態におけるデータをHD装置に記録する状態を説明するブロック図である。
【図4】前記第1の実施の形態におけるデータを記録しつつ移動する状態を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】前記第2の実施の形態におけるデータの記録動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600 情報処理装置
110 電子回路網であるデータバス
122 データ取得手段としてのデータ取得部
130 第1の記録手段としてのHD装置
133A データ取得手段としての第1デバイス入力プラグ
133E 内部状態検出手段としての内部状態検出部
140 第2の記録手段としてのコンテンツ記録装置
152 制御手段としての演算手段であるCPU
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを複数の記録手段のいずれかに記録する情報記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、例えば映像データや音声データなどのデータを記録する記録装置として、複数の記録部を有し、記録部におけるデータの記録可能な空き容量の大きさにより適宜記録部間でデータを移動させる構成が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この特許文献1に記載のものは、制御部のCPUが、第1記録装置の容量管理部および第2記録装置の容量管理部から第1の記録媒体の空き容量および第2の記録媒体の空き容量を検出するとともに、利用者による操作部の入力操作にて設定入力された予約録画内容に基づいて、予約録画に必要な予約映像情報量を検出する。そして、予約映像情報量が第1の記録媒体の空き容量より大きい場合、予約映像情報量から第1の記録媒体の空き容量を差し引いた不足予約情報量を算出する。この後、第1の記録媒体に記録されている映像情報の中から不足予約情報量以上の映像情報量を有する映像情報を選出し、第2の記録媒体に移動する処理をして、録画する映像情報を分割することなく記録するための空き容量を確保している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152642号公報(第4頁右欄−第6頁右欄)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、あらかじめ利用者の入力操作により設定入力された予約録画内容に基づいて適宜映像情報を移動するので、例えば録画中に録画時間を延長したり映像データの映像信号方式が切り替わって映像情報量が増えたりするなどの場合には、空き容量が不足して録画できなくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて、データの記録状況に応じて空き容量を確保する情報記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、データを取得するデータ取得手段と、前記取得したデータを記録可能な第1の記録手段と、この第1の記録手段における前記データの記録中に前記データを記録する空き容量を検出する内部状態検出手段と、前記第1の記録手段に既に記録されたデータを記録可能な第2の記録手段と、前記検出された第1の記録手段における空き容量が所定値以下となることを認識すると前記第1の記録手段に既に記録されているデータを前記第2の記録手段へ移動させて記録させる制御手段と、を具備したことを特徴とした情報記録装置である。
【0008】
請求項11に記載の発明は、データを取得するデータ取得手段と、この取得したデータを記録可能な複数の記録手段と、前記記録手段における前記データを記録する空き容量を検出する内部状態検出手段と、前記取得したデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録される記録手段の空き容量が所定値以下となるとこの記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記データが記録される記録手段における空き容量の減少状態を認識し、この空き容量の減少状態に対応するタイミングで前記内部状態検出手段により前記データが記録される記録手段の空き容量を検出させることを特徴とした情報記録装置である。
【0009】
請求項13に記載の発明は、入力されるデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録装置であって、前記入力されたデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録されている記録手段の空き容量が所定値以下となったことを認識するとこの記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる制御手段を具備したことを特徴とした情報記録装置である。
【0010】
請求項16に記載の発明は、取得したデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録方法であって、前記取得したデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録するとともに、前記データを記録している前記記録手段における前記データの記録可能な空き容量を検出し、この検出した空き容量が所定値以下となったことを認識すると、前記データを記録している記録手段に既に記録されているデータを、前記データを記録している記録手段以外の他の記録手段へ移動して記録させることを特徴とする情報記録方法である。
【0011】
請求項17に記載の発明は、取得したデータを複数の記録手段のいずれかに記録する情報記録方法であって、前記取得したデータが記録される前記記録手段における空き容量の減少状態を認識し、この空き容量の減少状態に対応するタイミングで前記データが記録される記録手段の空き容量を検出し、この検出した空き容量が所定値以下となったことを認識すると、前記データを記録する記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させることを特徴とする情報記録方法である。
【0012】
請求項18に記載の発明は、入力されるデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録方法であって、前記入力されたデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録されている記録手段の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、この記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させることを特徴とする情報記録方法である。
【0013】
請求項19に記載の発明は、請求項16ないし請求項18のいずれかに記載の情報記録方法を演算手段に実行させることを特徴とした情報記録プログラムである。
【0014】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の情報記録プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とした情報記録プログラムを記録した記録媒体である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の情報記録装置における実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、データの記録として、映像データおよび音声データを録画する構成について説明するが、この限りではなく、画像データや各種プログラム、アプリケーションソフトウェアなどの各種データを記録する構成に適用できる。
【0016】
〔第1の実施の形態〕
(情報記録装置の構成)
図1は、第1の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。この図1において、100は情報記録装置で、この情報記録装置100は、例えば映像データや音声データなどの情報であるデータを記録、すなわち録画する装置である。この情報記録装置100は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、第1の記録手段としてのHD(Hard Disc)装置130と、第2の記録手段としてのコンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。
【0017】
データバス110は、例えばIEEE1394の規格に基づく情報が通過可能な電子回路網である。このデータバス110には、コンテンツ送出装置120と、HD装置130と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、がそれぞれ接続されている。
【0018】
コンテンツ送出装置120は、各種方法によりデータを取得するとともに、取得したデータをデータバス110に送出する。このコンテンツ送出装置120は、デバイス出力プラグ121と、データ取得手段としてのデータ取得部122と、コンテンツ送出部123と、を備えている。
【0019】
デバイス出力プラグ121は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、コンテンツ送出装置120からデータバス110を介して各種データを送出可能にデータバス110に着脱可能に接続される。
【0020】
データ取得部122は、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの汎用のプロトコルに基づくイントラネット、エクストラネット、イーサネット(登録商標)などのLAN(Local Area Network)、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワークからデータを取得したり、いわゆるチューナのように無線媒体により直接受信したりする。なお、無線媒体としては、電波、光、音波、電磁波などのいずれの媒体をも適用できる。
【0021】
コンテンツ送出部123は、データ取得部122に接続され、データ取得部122で取得したデータをデータバス110に出力する。このコンテンツ送出部123は、取得したデータの状態などの内部状態、例えばデータ取得部122で取得するデータの転送速度、ヘッダ、データ自体の内容、例えばデータ量やデータの種別、データのデコード開始時間情報などをも認識可能となっている。そして、コンテンツ送出部123は、論理的な概念である送出装置内部接続123Aを介してデバイス出力プラグ121に接続されデータを送出する出力プラグ123Bを有している。なお、コンテンツ送出部123は、取得した内部状態に関するデータがデータバス110を介してネットワークコントローラ150で読取可能となっている。
【0022】
HD装置130は、コンテンツ送出装置120から送出されるデータを適宜記録するとともに、記録するデータを適宜移動させる。このHD装置130は、第1デバイスプラグ131と、HDD本体部132と、HDDサブユニット部133と、を備えている。
【0023】
第1デバイスプラグ131は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、第1デバイス入力プラグ131Aおよび第1デバイス出力プラグ131Bを有している。第1デバイス入力プラグ131Aは、データバス110を介して送出されたデータを受信する。第1デバイス出力プラグ131Bは、HD装置130から各種データをデータバス110へ送出する。
【0024】
HDD本体部132は、図示しない記録媒体としてのHDと、このHDにデータを記録および記録されたデータを読み取る図示しないHDD(Hard Disc Drive)と、を備えている。このHDD本体部132は、HDDサブユニット部133に接続されている。そして、HDD本体部132は、HDDサブユニット部133にて制御され、HDDサブユニット部133から出力されるデータをHDDにてHDに記録、および、HDに記録されたデータをHDDにて読み出してHDDサブユニット部133へ出力する。
【0025】
HDDサブユニット部133は、HDD本体部132におけるデータの記録および読み出しを制御する。このHDDサブユニット部133は、論理的な第1HDD内部接続133Aを介して第1デバイス入力プラグ131Aに接続される論理的なHD入力プラグ133Bと、論理的な第2HDD内部接続133Cを介して第1デバイス出力プラグ131Bに接続される論理的なHD出力プラグ133Dと、を有している。そして、HDDサブユニット部133は、データバス110から第1デバイス入力プラグ131Aにて受信したデータを論理的な第1HDD内部接続133Aを介してHD入力プラグ133Bにて受信し、HDD本体部132へ適宜出力させるとともに、HD出力プラグ133Dから論理的な第2HDD内部接続133Cおよび第1デバイス出力プラグ131Bを介してデータバス110へデータを送出する。
【0026】
また、HDDサブユニット部133は、HD装置130の内部状態を検出する内部状態検出手段としての内部状態検出部133Eを有している。この内部状態検出部133Eにおける内部状態の検出としては、例えば、HDD本体部132を制御してHDにおけるデータの記録可能な空き容量を検出したり、データバス110を通過するデータの信号種別を検出して単位時間当たりの記録量を検出して空き容量の減少状況を認識したりする。この内部状態検出部133Eは、検出した内部状態を論理的な概念の内部接続を介してデータバス110へ出力し、この出力された内部状態がネットワークコントローラ150にて読取可能となっている。
【0027】
コンテンツ記録装置140は、HD装置130から移動されるデータを取得して適宜記録するとともに、記録するデータを適宜出力する。このコンテンツ記録装置140は、第2デバイスプラグ141と、記録本体部142と、コンテンツサブユニット部143と、備えている。
【0028】
第2デバイスプラグ141は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、第2デバイス入力プラグ141Aおよび第2デバイス出力プラグ141Bを有している。第2デバイス入力プラグ141Aは、データバス110を介してHD装置130から移動されるデータを受信する。第2デバイス出力プラグ141Bは、コンテンツ記録装置140から各種データを送出する。
【0029】
記録本体部142は、例えば光ディスクや光磁気ディスク、磁気ディスク、メモリなどの図示しない記録媒体にデータを記録および記録されたデータを読み取る図示しないドライブあるいはドライバを備えている。この記録本体部142は、コンテンツサブユニット部143に接続されている。そして、記録本体部142は、コンテンツサブユニット部143にて制御され、コンテンツサブユニット部143から出力されるデータをドライブにて記録媒体に記録、および、記録媒体に記録されたデータをドライブにて読み出してコンテンツサブユニット部143へ出力する。
【0030】
コンテンツサブユニット部143は、記録本体部142におけるデータの記録および読み出しを制御する。このコンテンツサブユニット部143は、論理的な第1記録内部接続143Aを介して第2デバイス入力プラグ141Aに接続される論理的な記録入力プラグ143Bと、論理的な第2記録内部接続143Cを介して第2デバイス出力プラグ141Bに接続される論理的な記録出力プラグ143Dと、を有している。そして、コンテンツサブユニット部143は、データバス110から第2デバイス入力プラグ141Aにて受信したデータを論理的な第1記録内部接続143Aを介して記録入力プラグ143Bにて受信し、記録本体部142へ適宜出力させるとともに、記録出力プラグ143Dから論理的な第2記録内部接続143Cおよび第2デバイス出力プラグ141Bを介してデータバス110へデータを送出する。
【0031】
また、コンテンツサブユニット部143は、例えば、記録本体部142で記録するデータの記録可能な空き容量を検出したり、空き容量の減少状況などの内部状態を検出可能となっている。すなわち、コンテンツサブユニット部143には、図示しない第2の内部状態検出手段が設けられている。この検出した内部状態に関するデータは、データバス110を介してネットワークコントローラ150にて読取可能となっている。
【0032】
ネットワークコントローラ150は、情報記録装置100全体の動作を制御し、外部から取得したデータを記録させる。すなわち、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されるコンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の動作を制御するとともに、データの記録状況を認識する。このネットワークコントローラ150は、内部バス151と、インターフェース部152と、制御手段としての中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)153と、記憶手段としての例えばメモリ154と、入力手段155と、などを備えている。
【0033】
内部バス151は、各種信号を通過可能なバスである。この内部バス151には、インターフェース部152と、CPU153と、メモリ154と、入力手段155と、が接続されている。
【0034】
インターフェース部152は、データバス110に接続され、データバス110における例えばIEEE1394の規格に基づくデータをアクセス可能、すなわちデータバス110から入力されるIEEE1394の規格に基づくデータに対して、あらかじめ設定されている入力インターフェース処理を実行し、処理信号として内部バス151へ送出する。また、インターフェース部152は、内部バス151から処理信号が入力されると、あらかじめ設定されている出力インターフェース処理を実行し、IEEE1394の規格に基づくデータとしてデータバス110へ送出する。
【0035】
CPU153は、インターフェース部152を介してデータバス110に接続されているコンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140に接続し、これらコンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。具体的には、それぞれの論理的な内部接続を適宜確立させ、記録させるデータをコンテンツ送出装置120で取得させたり、取得したデータを送出させたり、HD装置130で記録させるデータを取得させたり、データを記録や移動させたり、移動されるデータをコンテンツ記録装置140で記録させたり、出力させるなどを実施させる。また、CPU153は、各コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の記録状況などの内部状態に関するデータを取得する。具体的には、上述したように、コンテンツ送出部123やHDDサブユニット部133の内部状態検出部133E、コンテンツサブユニット部143などにてそれぞれ認識した内部状態に関するデータである。
【0036】
メモリ154は、CPU153で各種処理を実施する際にデータを一時的に格納する。このメモリ154は、CPU153の制御により、例えばCPU153で処理する各種情報を記憶および読み出す。
【0037】
入力手段155は、例えば入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。そして、入力手段155は、各種操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に対応して所定の信号を内部バス151に出力する。この入力手段155からの信号に基づいて、CPU153で処理する内容が設定される。例えば、ウエッブブラウザによる画面表示で表示される表示画面中に設けられた所定のコマンドボタンの選択操作やチューニングなどの取得するデータの選出、あるいは、データの記録開始時間、記録時間、記録を実施させる機器がHD装置130またはコンテンツ記録装置140のいずれかを選択するなどのデータの記録条件などが設定される。なお、この入力手段155としては、いわゆるリモートコントローラなどの無線媒体を介して入力操作に対応する信号を出力し、内部バス151に接続された受信部にて受信させてCPU153で設定させる構成などとしてもよい。
【0038】
(情報記録装置の動作)
次に、上記情報記録装置100の録画動作を図面に基づいて説明する。図2は、データの録画動作を示すフローチャートである。図3は、データをHD装置130に録画する状態を説明するブロック図である。図4は、データをHDに録画しつつコンテンツ記録装置140へ移動する状態を説明するブロック図である。
【0039】
まず、利用者は、図示しない電源を投入して電力を供給する。この電力の供給により、ネットワークコントローラ150のCPU153は、ポーリングすなわちデータバス110に接続されている各種機器を認識する。例えば、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140が接続されていることを認識する。そして、CPU153は、接続されている機器の台数をメモリ154に記憶させる。
【0040】
そして、利用者は、ネットワークコントローラ150の入力手段155を適宜入力操作し、適宜データを取得させて記録である録画を実施させる旨を設定する。すなわち、利用者による入力手段155の所定の入力操作にて、録画させるデータの選択処理やデータの録画条件などがCPU153で設定される。そして、CPU153は、インターフェース部152を介してコンテンツ送出装置120を制御し、データ取得部122にて録画させるデータを選択させる。そして、選択されたデータを例えばスピーカなどの発音手段や表示装置などの出力装置にて音声や画像などにより利用者が認識し、入力手段155による所定の入力操作にて録画を開始させる旨をCPU153にて設定させる。この設定により、CPU153は、図2のフローチャートに示すデータの記録処理である録画動作を実行させる。
【0041】
すなわち、CPU153は、まずコンテンツ送出装置120を制御し、データ取得部122でデータを取得させコンテンツ送出部123へ順次出力する。そして、CPU153は、コンテンツ送出部123でデータを適宜処理、例えばIEEE1394の規格に基づく信号に変換させる。さらに、CPU153は、図3に示すように、コンテンツ送出装置120における論理的な送出装置内部接続123Aを確立させて出力プラグ123Bをデバイス出力プラグ121に接続させるとともに、HD装置130における論理的な第1HDD内部接続133Bを確立させて第1デバイス入力プラグ131Aに論理的なHD入力プラグ133Bを接続させ、コンテンツ送出装置120とHD装置130とをデータが送受信可能に接続させる。この接続により、コンテンツ送出装置120で取得されて変換されたデータがデータバス110を介してHD装置130へ順次転送され、HDDサブユニット部133によりHDに順次記録させる。
【0042】
そして、CPU153は、HD装置130にデータを記録中か否か、すなわちデータの記録を停止する旨の信号を認識したか否かを判断する(ステップS1)。このデータの記録を停止する旨の信号としては、例えば利用者による入力手段153の録画を停止する旨の入力操作に対応した信号、あるいはコンテンツ送出装置120で取得するデータにおいて最後のデータを取得して記録するデータの取得が完了した旨の信号、またはHD装置130でのデータの記録動作が終了した旨の信号、さらにはあらかじめ設定されCPU153でカウントする時刻情報が録画時間に到達して記録を終了させる旨の信号などが例示できる。
【0043】
このステップS1で、CPU153がデータの記録を停止する旨の信号を認識した場合には、HD装置130における空き容量を増大、すなわちデータを記録する領域を確保する処理を終了させ(ステップS2)、データを録画する処理を終了する。すなわち、CPU153は、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140における送出装置内部接続123A、HDD内部接続133A,133Cおよび記録内部接続143A,143Cを開放して各動作を停止させ録画処理を終了する。なお、ステップS1でデータの記録を停止する旨の信号を認識した場合、ステップS2に移行することなく直ちに録画を停止させる処理をしたり、HD装置130で空き容量一杯に録画させる処理をして空き容量が無くなった時点で録画を終了させるなどしてもよい。
【0044】
一方、ステップS1において、CPU153は、HD装置130でのデータを記録中、すなわちデータの記録を停止する旨の信号を認識しない場合には、電源投入時にあらかじめ認識しているHD装置130のデータが録画可能な残りの空き容量を認識する(ステップS3)。具体的には、CPU153は、HD装置130のHDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eにて検出した内部状態に関する情報を、データバス110を介して取得する。この内部状態に含まれる空き容量に関する情報を取得することにより、CPU153は空き容量を認識する。なお、この空き容量に関する情報は、適宜メモリ154に記憶される。
【0045】
そして、CPU153は、ステップS3で認識したHDの空き容量があらかじめ設定されてメモリ154に記憶された所定の基準値以下か否かを判断する(ステップS4)。このステップS4において、HDの空き容量が基準値以下になっていない、すなわち十分な空き容量であることを認識すると、所定の時間が経過、例えばCPU153で所定時間計時した後(ステップS5)、再びステップS1に戻って処理を継続、すなわちデータの録画を継続させる処理をする。
【0046】
一方、ステップS4において、CPU153は、HDの空き容量が所定の基準値以下であることを認識すると、HDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eからの内部状態に関する情報、すなわちHDに記録されているデータに関する情報であるデータ量や録画時間などを取得する。そして、CPU153は、HDDサブユニット部133から取得した情報に基づいて移動させるデータを選択する(ステップS6)。このデータの選択としては、例えば入力手段153にて入力操作された録画時間、コンテンツ送出部123で認識したデータの内容に関する情報などに基づいて、所定のデータ量以上のデータを選択する。この後、CPU153は、空き容量の処理台数nが「0」である旨を設定、すなわち「n=0」を設定し(ステップS7)、メモリ154に記憶させる。ここで、空き容量の処理台数nは、例えばHD装置130を除くデータの記録が可能な機器、すなわちコンテンツ記録装置140の接続台数である。なお、処理台数nは、全ての接続された機器としてもよい。
【0047】
そして、CPU153は、空き容量の処理台数nが、例えば電源投入時に認識した機器の接続台数以下か否かを判断する(ステップS8)。このステップS8において、CPU153は、空き容量の処理台数nが機器の接続台数以下ではない、すなわち全ての接続されたデータを記録可能な機器であるコンテンツ記録装置140の空き容量を確保するための処理が終了したことを認識すると、ステップS2に進み、データを録画する処理を終了する。
【0048】
一方、ステップS8において、CPU153は、空き容量の処理台数nが機器の接続台数以下であることを認識すると、コンテンツ記録装置140におけるデータが録画可能な残りの空き容量を認識する(ステップS9)。具体的には、CPU153は、コンテンツ記録装置140のコンテンツサブユニット部143で検出した内部状態に関する情報を、データバス110を介して取得する。そして、内部状態に含まれる空き容量に関する情報を取得することにより、CPU153はコンテンツ記録装置140の記録媒体の空き容量を認識する。なお、この空き容量に関する情報は、適宜メモリ154に記憶される。
【0049】
この後、CPU153は、コンテンツ記録装置140の記録媒体の空き容量が十分か否かを判断する(ステップS10)。このステップS10における空き容量の判断は、例えばステップS6で選択したデータを記録するための空き容量以上か否か、あるいはあらかじめ設定されてメモリ154に記憶された所定値以上の空き容量があるか否かなどが例示できる。そして、このステップS10において、CPU153は、空き容量を判断したコンテンツ記録装置140の空き容量が十分ではないと判断した場合、他のコンテンツ記録装置140における記録媒体の空き容量を認識するため、空き容量の処理台数nに「1」を加える処理、すなわち、「n=n+1」を設定する(ステップS11)。このステップS11で設定した空き容量の処理台数nは、メモリ154に適宜記憶される。そして、ステップS8に戻って、CPU153は、順次接続されたコンテンツ記録装置140における記録媒体の空き容量を順次確認する処理を繰り返す。
【0050】
一方、ステップS10において、CPU153は、コンテンツ記録装置140における記録媒体の空き容量が十分であると判断した場合、そのコンテンツ記録装置140へHD装置130に既に記録されているステップS5で選択したデータを移動する処理をする(ステップS12)。
【0051】
すなわち、CPU153は、図4に示すように、HD装置130のHDDサブユニット部133のHD出力プラグ133Dを論理的な第2HDD内部接続133Cにより第1出力プラグ131Bに接続させる。さらに、CPU153は、コンテンツ記録装置140のコンテンツサブユニット部143の記録入力プラグ143Bを論理的な記録内部接続143Aにより第2デバイス入力プラグ141Aに接続させ、HD装置130およびコンテンツ記録装置140をデータが移動可能に接続させる。そして、CPU153は、HDDサブユニット部133にてHDに既に記録されているステップS6で選択したデータをデータバス110へ送出させるとともに、コンテンツサブユニット部143にてデータバス110に送出されたデータを取得して記録媒体へ記録する処理をする。なお、このステップS10におけるデータの移動の際、コンテンツ送出装置120におけるデータの取得およびデータの送出、HD装置130における記録は継続して実行されている。
【0052】
そして、このステップS12において、データの移動が終了したことを認識すると、再びステップS1に戻ってデータの録画処理を継続させる。このデータの移動の終了としては、例えば所定期間毎にCPU153がHD装置130の内部状態検出部133Eからの内部状態に関する状態を取得し、移動させるデータの全てを送出させた旨を認識したり、コンテンツ記録装置140のコンテンツサブユニット部143からの内部状態に関する情報を取得し、移動されるデータの記録が終了した旨を認識したりするなどにより認識することができる。なお、全てのデータの移動が終了した後にステップS1に戻る場合に限らず、移動を開始する処理の後、ある程度のデータ量のデータを移動したことを認識した後などにステップS1に戻る処理をするなどしてもよい。
【0053】
そして、データの録画が終了し、出力手段にて録画したデータを適宜出力すなわち再生させる場合、利用者による入力手段155の所定の入力操作にてCPU153が再生処理を設定すると、CPU153はHD装置130およびコンテンツ記録装置140からそれぞれ内部状態に関する情報を取得して、再生させるデータが記録されている機器を認識する。そして、CPU153は、再生させるデータが記録された機器の内部接続を確立させてデータバス110へ出力させ、適宜出力手段へ送出させて再生させる処理をする。
【0054】
具体的には、HD装置130に記録されたデータを再生する場合、CPU153は、論理的な第2HDD内部接続133Cを確立させ、HDDサブユニット部133の論理的なHD出力プラグ133Dを第1デバイス出力プラグ131Bに接続させ、HDに記録されたデータをデータバス110へ送出させる。また、コンテンツ記録装置140に記録されたデータを再生する場合、CPU153は、論理的な第2記録内部接続143Cを確立させ、コンテンツサブユニット部143の論理的な記録出力プラグ143Dを第2デバイス出力プラグ141Bに接続させ、記録媒体に記録されたデータをデータバス110へ送出させる。
【0055】
(第1の実施の形態の作用効果)
上述したように、上記第1の実施の形態では、ネットワークコントローラ150のCPU153により、コンテンツ送出装置120のデータ取得部122で取得したデータを、HD装置130へ送出させてHDD本体部132に記録させつつ、このデータの記録中にHDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eにて検出したHDD本体部132のHDの空き容量が所定値以下となったか否かを判断する。そして、所定値以下となったことを認識すると、このHDD本体部132で既に記録されている他のデータを、コンテンツ記録装置140へ移動させて記録させる。
【0056】
このため、例えばあらかじめ録画するデータに基づいて空き容量を確保しておく構成では録画するデータが録画中にデータ量が多くなる信号種別に切り替わるなどにより、あらかじめ確保した空き容量では足りなくなって録画できなくなってしまうような場合でも、本実施の形態ではデータの記録状況に応じて変動するHDの空き容量の残量に対応して既に記録されているデータを適宜移動させて空き容量を確保するので、データの記録状況に応じてデータを適切に録画できる。また、記録するデータをHD装置130およびコンテンツ記録装置140に分割して記録させたり、移動するデータを複数のコンテンツ記録装置140へ分割して移動して記録させたりするなど、1つのデータを分割して別々の機器に記録することなく、1つのデータとしてまとめて記録するので、データの管理が煩雑となることはなく、例えば再生のためにデータを読み出すなどの処理が容易にでき、処理効率を向上できる。
【0057】
そして、HDの空き容量が所定値以下となったことを認識すると、コンテンツ記録装置140における空き容量を認識し、この認識した空き容量が所定値以上であることを認識することで、HDに既に記録されているデータをそのコンテンツ記録装置140へ移動させる。このため、データの記録状況に対応して空き容量を確保し確実にデータを記録するための構成が容易に得られる。
【0058】
また、複数のコンテンツ記録装置140が接続される場合、コンテンツ記録装置140の空き容量を順次認識し、所定値以上の空き容量を有するコンテンツ記録装置140にデータを移動している。このため、全てのコンテンツ記録装置140の空き容量を認識する必要がなく、処理効率の向上が容易に図れる。
【0059】
そして、IEEE1394の規格に基づく情報が通過可能なデータバス110を介して記録のためのデータの送受信やデータの移動を実施している。このため、例えばHD装置130のようなデータを記録しつつデータを移動させることが可能な機器を用いることができる。したがって、HD装置130においてデータの記録および移動の切替が必要な機器に比して効率的なデータの記録ができるとともに、データを移動させている間に取得するデータを一時的に貯めておくバッファなどの構成も不要となり、構成の簡略化が容易に図れる。
【0060】
また、コンテンツ記録装置140にデータを移動できる所定値以上の空き容量がない場合には、データの記録を停止している。このため、データを取得する動作や記録が中断するにもかかわらずデータを記録する動作などの無用の動作を防止でき、消費電力の浪費を防止できる。
【0061】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態におけるHD装置130およびコンテンツ記録装置140が一体的に構成、すなわち1つの記録機器で複数の記録部分を有した構成である。なお、複数の記録部分としては、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の組み合わせのように異なるメディアに限らず、双方がHD装置130やコンテンツ記録装置140のような同一の構成、あるいはHD装置130におけるHDにパーテーションを設けて記録領域を複数に分割した構成などをも含む。図5は、第2の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態と同一の構成要件については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
(情報記録装置の構成)
図5において、200は情報記録装置で、この情報記録装置200は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、記録装置210と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。そして、記録装置210は、コンテンツ送出装置120で取得されデータバス110へ送出されるデータを記録する。この記録装置210は、記録デバイスプラグ211と、HD装置130と、コンテンツ記録装置140と、を備えている。
【0063】
記録デバイスプラグ211は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、データバス110に着脱可能に接続される。この記録デバイスプラグ211は、記録デバイス入力プラグ211Aおよび記録デバイス出力プラグ211Bを有している。記録デバイス入力プラグ211Aは、データバス110を介してコンテンツ送出装置120から送出されたデータを受信する。また、記録デバイス出力プラグ211Bは、記録装置210からデータをデータバス110へ送出する。
【0064】
そして、記録デバイス入力プラグ211Aは、記録装置210の論理的な第1記録装置内部接続212Aを介してHD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aに接続されているとともに、記録装置210の論理的な第2記録装置内部接続212Bを介してコンテンツ記録装置140の第2デバイス入力プラグ141Aに接続されている。これら接続により、HD装置130およびコンテンツ記録装置140は、記録デバイス入力プラグ211Aで受信したデータを取得する。
【0065】
また、記録デバイス出力プラグ211Bは、記録装置210の論理的な第3記録装置内部接続212Cを介してHD装置130の第1デバイス出力プラグ131Bに接続されているとともに、記録装置210の論理的な第4記録装置内部接続212Dを介してコンテンツ記録装置140の第2デバイス出力プラグ141Bに接続されている。これら接続により、HD装置130およびコンテンツ記録装置140は、記録するデータをデータバス110へ送出する。
【0066】
さらに、HD装置130の第1デバイス出力プラグ131Bは、記録装置210の論理的な第5記録装置内部接続212Eを介してコンテンツ記録装置140の第1デバイス入力プラグ141Aに接続されている。この接続により、HD装置130に記録されているデータをコンテンツ記録装置140へ送出、すなわち移動可能となっている。
【0067】
そして、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されているコンテンツ送出装置120および記録装置210に接続され、これらコンテンツ送出装置120および記録装置210の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ150のCPU153は、コンテンツ送出装置120および記録装置210の論理的な内部接続、さらにはHD装置130およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続を適宜確立させ、データを適宜記録および移動させる。
【0068】
(情報記録装置の動作)
次に、上記情報記録装置200の録画動作を図面に基づいて説明する。この第2の実施の形態における録画動作は、第1の実施の形態におけるHD装置130の空き容量の検出タイミングを適宜可変できる構成としたものである。図6は、データの録画動作を示すフローチャートである。なお、第1の実施の形態における図2のフローチャートに示す動作と同一の動作については、省略あるいは簡略化して説明する。
【0069】
まず、利用者が電源を投入することで、ネットワークコントローラ150のCPU153が接続されている機器を認識してメモリ154に接続台数を記録させる。そして、利用者の入力操作にてデータが選択されて録画を開始させる旨が設定されると、CPU153は、コンテンツ送出装置120を制御し、データ取得部122でデータを取得させコンテンツ送出部123で適宜処理させる。さらに、CPU153は、送出装置内部接続123Aを確立させるとともに、記録装置210における論理的な第1記録装置内部接続212AおよびHD装置130における論理的な第1HDD内部接続133Bを確立させ、記録デバイス入力プラグ211AをHD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aを介して論理的なHD入力プラグ133Bと接続させ、コンテンツ送出装置120とHD装置130とをデータが送受信可能に接続させる。この接続により、コンテンツ送出装置120で取得されて変換されたデータがデータバス110を介してHD装置130へ順次転送され、HDDサブユニット部133によりHDに順次記録させる。
【0070】
そして、CPU153は、データをHD装置130に記録する時の空き容量の減少状態、例えば取得したデータのストリームデータのHD装置130への伝送レートを認識し、この認識した伝送レートに基づいて待機時間Twを設定する(ステップS101)。具体的には、CPU153がコンテンツ送出装置120のデバイス出力プラグ121に関する情報、例えば国際規格IEC61883−1におけるOPCR(Output Plug Control Register)をデータバス110経由で読み取ることで認識することができる。この設定した待機時間Twは、メモリ154で適宜記憶させる。なお、空き容量の減少状態としては、伝送レートに限らず、データ取得部122における単位時間当たりのデータ取得量となる転送レートを用いたり、内部状態に関する情報に基づいて実際の空き容量を認識して前回検出した空き容量からの減少状況を認識したりするなどが例示できる。
【0071】
この後、CPU153は、ステップS1におけるデータの記録中か否かを判断し、データを記録中である場合にはステップS3でHD装置130の空き容量を認識する。そして、ステップS4でHD装置130の空き容量が十分であると判断した場合、ステップS101で設定した待機時間Twの経過を待ち(ステップS102)、ステップS101に戻ってデータの録画を継続させる処理をする。また、ステップS4において、HD装置130の空き容量が所定値以下であると判断した場合には、第1の実施の形態と同様に、ステップS6以降の処理を実施し、HD装置130にあらかじめ記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させてHD装置130の空き容量を確保する処理を実施する。
【0072】
具体的には、CPU153は、記録装置210の論理的な第5記録装置内部接続212E、HD装置130の論理的な第2HDD内部接続133Cおよびコンテンツ記録装置140の論理的な第1記録内部接続143Aを確立させ、HD装置130およびコンテンツ記録装置140をデータが移動可能に接続させる。そして、CPU153は、HDDサブユニット部133にてHDに既に記録されているステップS6で選択したデータを、第5記録装置内部接続212E、第2HDD内部接続133Cおよび第1記録内部接続143Aを介してコンテンツサブユニット部143へ移動させて記録媒体へ記録させる処理をする。
【0073】
また、データの録画が終了し、出力手段にて録画したデータを適宜出力すなわち再生させる場合、CPU153はHD装置130およびコンテンツ記録装置140からそれぞれ内部状態に関する情報を取得して、再生させるデータが記録されている機器を認識する。そして、CPU153は、再生させるデータが記録された機器の内部接続、すなわちHD装置130に記録されているデータを再生する場合には第3記録装置内部接続212Cを、コンテンツ記録装置140に記録されているデータを再生する場合には第4記録装置内部接続212Dを確立させ、記録されているデータをデータバス110へ出力させ、適宜出力手段へ送出させて再生させる処理をする。
【0074】
(第2の実施の形態の作用効果)
上述したように、上記第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の作用効果に加え、HD装置130の空き容量の減少状態、例えば取得したデータのストリームデータのHD装置130への伝送レートに基づいて、ステップS4におけるHD装置130の空き容量を再び検出するためにステップS101に戻る待機時間Twを設定している。このため、伝送レートにより記録される単位時間当たりのデータ量が対応して変動し空き容量の残量の変動割合が変動しても、空き容量の検出タイミングを合わせて変動させるので、次の検出までに空き容量がなくなって録画できなくなることを防止でき、より確実に記録状況に対応したデータの録画ができる。
【0075】
また、1つの記録装置210内でデータを移動させるため、データバス110を介して移動させる場合に比してより高速に移動させることが可能となり、処理効率の向上が容易に図れる。
【0076】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第3の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるコンテンツ送出装置120を別体とし、独自の接続形態による接続経由でHD装置130にデータを送出して記録させる構成としたものである。図7は、第3の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
【0077】
図7において、300は情報記録装置で、この情報記録装置300には、データを取得するコンテンツ送出装置120が例えばローカル接続310を介して着脱可能に接続されている。この情報記録装置300は、データバス110と、HD装置130と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。
【0078】
ローカル接続310は、コンテンツ送出装置120のデバイス出力プラグ121と、HD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aとをデータが送受信可能に接続する。このローカル接続310は、IEEE1394に限らず、データをアナログあるいは他のいずれのデジタル信号として伝送するいずれのインターフェースが適用できる。そして、ケーブルを利用する有線、あるいは無線媒体を利用する無線のいずれの形態でもよい。この第3の実施の形態では、HD装置130の131Aが本発明のデータ取得手段に相当する。
【0079】
さらに、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されているHD装置130およびコンテンツ記録装置140に接続され、これらHD装置130およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ150のCPU152は、これらHD装置130およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続を適宜確立させ、データの記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。なお、別体のコンテンツ送出装置120は、例えばこのコンテンツ送出装置120に設けられた図示しない入力手段における入力操作にて適宜設定される動作内容に基づいて、データを取得あるいは内部接続を適宜確立させてローカル接続310を介してデータをHD装置130へ送出する。
【0080】
そして、この図7に示す第3の実施の形態における情報記録装置300では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図7に示す第3の実施の形態についても、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0081】
なお、この図7に示す第3の実施の形態において、ネットワークコントローラ150とコンテンツ送出装置120とを各種情報を送受信可能に接続し、CPU153にてコンテンツ送出装置120の動作を制御するようにしてもよい。この構成によれば、コンテンツ送出装置120を動作させるための入力操作を実施することなく、CPU153にて制御でき、取扱性を向上できる。
【0082】
また、コンテンツ送出装置120をネットワークコントローラ150内に一体的に設け、データバス110へ取得して処理したデータを送出させるなどしてもよい。
【0083】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第4の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第4の実施の形態は、第1の実施の形態におけるネットワークコントローラ150にHD装置130を一体的に設けた構成である。この第4の実施の形態では、録画するデータおよび移動させるデータをデータバス110を介して送受信させる構成について説明するが、例えば内部バス151およびインターフェース部152を経由してデータバス110を介して記録・移動する処理としたり、内部状態に関する情報を内部バス151を介して取得するなどしてもよい。図8は、第4の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
【0084】
図8において、400は情報記録装置で、この情報記録装置400は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ410と、を備えている。
【0085】
ネットワークコントローラ410は、内部バス151と、インターフェース部152と、CPU153と、メモリ154と、入力手段155と、HD装置130と、を備えている。そして、HD装置130は、内部バス151に接続されてCPU153にて動作制御されるとともに、HD装置130の第1デバイスプラグ131がデータバス110にデータを送受信可能に接続されている。なお、図8は、説明の都合上、論理的な第1HDD内部接続133Aおよび第2HDD内部接続133Cと、HDDサブユニット部133のHD入力プラグ133BおよびHD出力プラグ133DとをHD装置130の枠外に示しているが、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0086】
また、ネットワークコントローラ410は、データバス110に接続されているコンテンツ送出装置120およびコンテンツ記録装置140に接続され、これらコンテンツ送出装置120およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ410のCPU153は、データバス110を介してコンテンツ送出装置120およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続、さらには内部バス151を介してHD装置130の論理的な第1HDD内部接続133Aおよび第2HDD内部接続133Cを適宜確立させ、データの送出、記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。
【0087】
そして、この第4の実施の形態における情報記録装置400では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図8に示す第4の実施の形態についても、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同様の作用効果を奏する。また、第4の実施の形態については、HD装置130がネットワークコントローラ150内に一体的に組み込まれた構成であることから、CPU153によるHDDサブユニット部133の制御の高速化が容易に図れ、処理効率の向上が図れる。
【0088】
なお、この図8に示す第4の実施の形態において、HD装置130の第1デバイスプラグ131をデータバス110に接続してデータバス110を経由してデータを記録および移動させる構成について説明したが、上述したように、例えばHD装置130を直接データバス110に接続せず、例えば内部バス151およびインターフェース部152を介してデータを記録および移動させるようにしてもよい。さらに、内部状態検出部133Eについても、CPU153が内部バス151を介して内部状態に関する情報を取得するように内部バス151に接続させて説明したが、内部バス151に接続させず、データバス110に接続してもよい。なお、内部バス151を介して内部状態に関する情報を取得する構成では、情報を高速で取得することが可能となり、処理効率の向上が図れる。
【0089】
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第5の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第5の実施の形態は、第1の実施の形態におけるネットワークコントローラ150にコンテンツ記録装置140を一体的に設けた構成、すなわち第4の実施の形態のHD装置130の代わりにコンテンツ記録装置140を一体的に組み込んだ構成である。この第5の実施の形態では、データバス110を介して移動されるデータをコンテンツ記録装置140で取得する構成について説明するが、例えば内部バス151およびインターフェース部152を経由してデータバス110を介して移動されるデータを取得するなどしてもよい。図9は、第5の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
【0090】
図9において、500は情報記録装置で、この情報記録装置500は、データバス110と、コンテンツ送出装置120と、HS装置130と、ネットワークコントローラ510と、を備えている。
【0091】
ネットワークコントローラ510は、内部バス151と、インターフェース部152と、CPU153と、メモリ154と、入力手段155と、コンテンツ記録装置140と、を備えている。そして、コンテンツ記録装置140は、内部バス151に接続されてCPU153にて動作制御されるとともに、コンテンツ記録装置140の第2デバイスプラグ141がデータバス110にデータを送受信可能に接続されている。なお、図9は、説明の都合上、論理的な第1記録内部接続143Aおよび第2記録内部接続143Cと、コンテンツサブユニット部143の記録入力プラグ143Bおよび記録出力プラグ143Dとをコンテンツ記録装置140の枠外に示しているが、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0092】
また、ネットワークコントローラ510は、データバス110に接続されているコンテンツ送出装置120およびHD装置130に接続され、これらコンテンツ送出装置120およびHD装置130の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ510のCPU153は、データバス110を介してコンテンツ送出装置120およびHD装置130の論理的な内部接続、さらには内部バス151を介してコンテンツ記録装置140の論理的な第1記録内部接続143Aおよび第2記録内部接続143Cを適宜確立させ、データの送出、記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。
【0093】
そして、この第5の実施の形態における情報記録装置500では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図9に示す第5の実施の形態についても、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同様の作用効果を奏する。また、第5の実施の形態については、コンテンツ記録装置140がネットワークコントローラ150内に一体的に組み込まれた構成であることから、CPU153によるコンテンツサブユニット部143の制御の高速化が容易に図れ、処理効率の向上が図れる。
【0094】
なお、この図9に示す第5の実施の形態において、コンテンツ記録装置140の第2デバイスプラグ141をデータバス110に接続してデータバス110を経由してデータを記録および移動させる構成について説明したが、上述したように、例えばコンテンツ記録装置140を直接データバス110に接続せず、例えば内部バス151およびインターフェース部152を介して移動されるデータを取得および再生のための出力を実施するようにしてもよい。
【0095】
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の情報記録装置における第6の実施の形態を図面に基づいて説明する。この第6の実施の形態は、第1の実施の形態におけるコンテンツ送出装置120およびHD装置130を一体的に構成したものである。図10は、第6の実施の形態における情報記録装置の概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0096】
図10において、600は情報記録装置で、この情報記録装置600は、データバス110と、データ取得記録装置610と、コンテンツ記録装置140と、ネットワークコントローラ150と、を備えている。そして、データ取得記録装置610は、記録するデータを取得するとともに記録する。このデータ取得記録装置610は、取得記録デバイスプラグ611と、コンテンツ送出装置120と、HD装置130と、を備えている。
【0097】
取得記録デバイスプラグ611は、例えば論理的な概念であるデバイスプラグなどで、データバス110に着脱可能に接続される。この取得記録デバイスプラグ611は、このデータ取得記録装置610からデータをデータバス110へ送出する。そして、取得記録デバイスプラグ611は、データ取得記録装置610の論理的な第1内部接続612Aを介してHD装置130の第1デバイス出力プラグ131Bに接続されている。
【0098】
また、HD装置130の第1デバイス入力プラグ131Aは、データ取得記録装置610の論理的な第2内部接続612Bを介してコンテンツ送出装置120のデバイス出力プラグ121に接続されている。この接続により、コンテンツ送出装置120で取得してコンテンツ送出部123から送出されるデータがHD装置130で直接取得可能となっている。
【0099】
さらに、ネットワークコントローラ150は、データバス110に接続されているデータ取得記録装置610およびコンテンツ記録装置140に接続され、これらデータ取得記録装置610およびコンテンツ記録装置140の動作を制御する。すなわち、ネットワークコントローラ150のCPU153は、これらデータ取得記録装置610およびコンテンツ記録装置140の論理的な内部接続、さらにはコンテンツ送出装置120およびHD装置130の論理的な内部接続を適宜確立させ、データの送出、記録、移動および再生のための出力を適宜実施させる。
【0100】
そして、この図10に示す第6の実施の形態における情報記録装置600では、適宜データの録画を開始させる旨の入力操作による設定にて、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態における動作と同様に、内部接続を適宜確立させて取得したデータをHD装置130に記録させ、適宜検出するHD装置130の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、内部接続を適宜確立させてデータバス110を介して既にHDD本体部132に記録されている他のデータをコンテンツ記録装置140へ移動させて空き容量を確保する処理をする。このように、図10に示す第6の実施の形態についても、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0101】
また、1つのデータ取得記録装置610内で取得したデータを移動させて記録させるため、データバス110を介して移動させる場合に比してより高速に移動させることが可能となり、処理効率の向上が容易に図れる。
【0102】
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
【0103】
すなわち、第1の記録手段としてHD装置130を用いて説明したが、HDにデータを記録する構成に限らず、いずれの記録媒体にデータを記録および移動可能ないずれの構成でもできる。また、入力1個および出力1個の一対の論理的な概念であるデバイスプラグの第1デバイスプラグ131で説明したが、例えば2つのコンテンツストリームを同時に並行して記録したり、3つのコンテンツストリームを同時に並行して再生させるなど、複数並行処理できる構成としてもよい。同様に、コンテンツ記録装置140についても、いずれの記録媒体にデータを記録および記録したデータを再生のために出力可能ないずれかの構成でもできる。また、第1の記録手段および第2の記録手段は、記録媒体が着脱可能な構成、あるいは、HD装置130のように記録媒体を備えた構成のいずれでもよい。さらに、コンテンツ記録装置140としては、再生のためにデータを出力可能としたが、例えば第2記録内部接続を設けず、記録したデータを再生する場合には記録媒体を取り外して別途再生装置にて再生させる構成、さらには移動されるデータを取得して記録しつつ再生のために出力させる動作を同時に実施できる構成とするなどしてもよい。
【0104】
また、HD装置130として、データの記録および移動を同時に実施できる構成について説明したが、例えばデータの記録および移動を適宜切り替える構成のものを用いるなどしてもよい。このデータの記録および移動を切り替える構成の場合、データを記録している間はデータの移動を中断させ、データを移動している間ではデータの取得を中断させたり、データを移動している間に取得するデータを一時的に貯めておく例えばバッファのような記憶手段を設けたりするなどの構成が例示できる。
【0105】
また、コンテンツ記録装置140における空き容量が所定値以上でない場合にはデータの記録を停止して説明したが、例えば、上述したようにHD装置130で記録できる限り記録させたり、データを圧縮処理してHDに記録させたり、コンテンツ記録装置140における空き容量で記録可能にHDに既に記録されているデータを圧縮して移動させたり、データを記録する際にデータのうちの一部を削除して記録あるいは移動すなわち削除しても再生の際に影響が生じにくいデータの一部を削除して記録あるいは移動したりするなどしてもよい。
【0106】
さらに、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140を一体的に構成してデータバス110に接続した構成とするなど、コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の組み合わせはいずれの組み合わせとすることもできる。
【0107】
また、コンテンツ記録装置140をデータバス110に接続させずに独自の接続形態にて適宜接続させる構成など、データバスに接続させる各コンテンツ送出装置120、HD装置130およびコンテンツ記録装置140の組み合わせはいずれの組み合わせとすることもでき、全てを独自の接続形態に接続させてもよい。なお、この構成では、ネットワークコントローラが本発明の演算手段としての情報記録装置となる。
【0108】
さらには、情報処理装置として例えば演算手段としてのコンピュータを用いたり、コンピュータに上記動作を実施させるためのプログラムそしてさらにはこのプログラムを記録した記録媒体をも本発明の対象とすることができる。また、演算手段としてのコンピュータとしては、パーソナルコンピュータに限らず、複数のコンピュータがネットワーク状に接続された構成、マイクロコンピュータなどの素子、あるいは複数の電子部品が搭載された回路基板などをも含む。
【0109】
そして、HD装置130の空き容量の減少状態に対応して空き容量を認識するタイミングを適宜可変する第2の実施の形態において、データを記録中にHD装置130の空き容量が所定値以下となった場合にデータを記録しつつデータを移動させる構成について説明したが、例えばデータを移動させる際には記録を一次中断させるなど、記録および移動を同時に実施しない構成としてもよい。
【0110】
また、取得したデータを記録させる電子回路網やデータを移動させる電子回路網は、IEEE1394の規格に基づくデータが通過可能な電子回路網であるデータバス110に限らず、他のいずれの接続、例えば上述した図7に示すような独自の接続形態の接続経由で記録あるいは移動のためのデータの送受信を実施させてもよい。
【0111】
その他、本発明の実施の際に具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲での他の構造などに適宜変更できる。
【0112】
[実施の形態の作用効果]
上述したような実施の形態では、ネットワークコントローラ150のCPU153により、コンテンツ送出装置120のデータ取得部122で取得したデータを、HD装置130へ送出させてHDD本体部132のHDに記録させつつ、このデータの記録中にHDDサブユニット部133の内部状態検出部133Eにて検出したHDD本体部132のHDの空き容量が所定値以下となったか否かを判断する。そして、所定値以下となったことを認識すると、HDD本体部132で既に記録されている他のデータを、コンテンツ記録装置140へ移動させて記録させる。
【0113】
このため、例えばあらかじめ録画するデータに基づいて空き容量を確保しておく構成では録画するデータが録画中にデータ量が多くなる信号種別に切り替わるなどにより、あらかじめ確保した空き容量では足りなくなって録画できなくなってしまうような場合でも、本実施の形態ではデータの記録状況に応じて変動するHDの空き容量の残量に対応して既に記録されているデータを適宜移動させて空き容量を確保するので、データの記録状況に応じてデータを適切に録画できる。
【0114】
また、HD装置130の空き容量の減少状態、例えば取得したデータのストリームデータのHD装置130への伝送レートに基づいて、HD装置130の空き容量を再び検出する際の待機時間Twを設定する。このため、伝送レートにより記録される単位時間当たりのデータ量が対応して変動し空き容量の残量の変動割合が変動しても、空き容量の検出タイミングを合わせて変動させるので、次の検出までに空き容量がなくなって録画できなくなることを防止でき、より確実に記録状況に対応したデータの録画ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】前記第1の実施の形態におけるデータの記録動作を示すフローチャートである。
【図3】前記第1の実施の形態におけるデータをHD装置に記録する状態を説明するブロック図である。
【図4】前記第1の実施の形態におけるデータを記録しつつ移動する状態を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】前記第2の実施の形態におけるデータの記録動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600 情報処理装置
110 電子回路網であるデータバス
122 データ取得手段としてのデータ取得部
130 第1の記録手段としてのHD装置
133A データ取得手段としての第1デバイス入力プラグ
133E 内部状態検出手段としての内部状態検出部
140 第2の記録手段としてのコンテンツ記録装置
152 制御手段としての演算手段であるCPU
Claims (20)
- データを取得するデータ取得手段と、
前記取得したデータを記録可能な第1の記録手段と、
この第1の記録手段における前記データの記録中に前記データを記録する空き容量を検出する内部状態検出手段と、
前記第1の記録手段に既に記録されたデータを記録可能な第2の記録手段と、
前記検出された第1の記録手段における空き容量が所定値以下となることを認識すると前記第1の記録手段に既に記録されているデータを前記第2の記録手段へ移動させて記録させる制御手段と、
を具備したことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項1に記載の情報記録装置であって、
前記第2の記録手段が複数設けられ、
前記制御手段は、前記第2の記録手段のいずれか1つに前記第1の記録手段に既に記録されているデータを移動させて記録させる
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項1または2に記載の情報記録装置であって、
前記第2の記録手段の前記データを記録する空き容量を検出する第2の内部状態検出手段を具備し、
前記制御手段は、前記内部状態検出手段にて検出する前記第1の記録手段における空き容量が所定値以下となることを認識すると、前記第2の内部状態検出手段にて検出する前記第2の記録手段における空き容量が所定値以上であることを認識することにより、前記第1の記録手段に既に記録されているデータを前記第2の記録手段へ移動させて記録させる
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項3に記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、第2の内部状態検出手段にて検出する前記第2の記録手段における空き容量が所定値以上でないことを認識すると、前記データ取得手段によるデータの取得または前記第1の記録手段へのデータの記録のうちの少なくともいずれか一方を停止する
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、前記第1の記録手段における空き容量の減少状態を認識し、この空き容量の減少状態に基づいて前記内部状態検出手段にて前記第1の記録手段における空き容量を検出するタイミングを設定する
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項5に記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、前記データ取得手段により前記データを取得する際の時間当たりの取得するデータ量に基づいて前記第1の記録手段における空き容量の減少状態を認識する
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項5に記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、前記データ取得手段で取得したデータを前記第1の記録手段へ伝送する速度に基づいて前記第1の記録手段における空き容量の減少状態を認識する
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、前記第1の記録手段における空き容量が減少する割合に対応して前記内部状態検出手段にて検出する間隔を短く設定する
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、前記データ取得手段にて取得したデータの前記第1の記録手段への伝送、および、前記第1の記録手段から前記第2の記録手段へのデータの移動のうちの少なくともいずれか一方として、IEEE1394の規格に基づくデータが通過可能な電子回路網を経由させる
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報記録装置であって、
前記第1の記録手段は、前記データを記録しつつ移動が可能に構成された
ことを特徴とした情報記録装置。 - データを取得するデータ取得手段と、
この取得したデータを記録可能な複数の記録手段と、
前記記録手段における前記データを記録する空き容量を検出する内部状態検出手段と、
前記取得したデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録される記録手段の空き容量が所定値以下となるとこの記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる制御手段と、を具備し、
前記制御手段は、前記データが記録される記録手段における空き容量の減少状態を認識し、この空き容量の減少状態に対応するタイミングで前記内部状態検出手段により前記データが記録される記録手段の空き容量を検出させる
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項11に記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、前記記録手段の空き容量を前記データの記録中に認識する
ことを特徴とした情報記録装置。 - 入力されるデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録装置であって、
前記入力されたデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、このデータが記録されている記録手段の空き容量が所定値以下となったことを認識するとこの記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる制御手段を具備した
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項13に記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、電源投入時に前記記録手段の接続状態を認識し、前記データが記録されている記録手段の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、このデータが記録されている記録手段以外の前記電源投入時に認識した他の記録手段の空き容量を順次検出し、前記データが記録されている記録手段に既に記録されているデータを、前記検出により所定値以上の空き容量であることを認識した他の記録手段へ移動させる
ことを特徴とした情報記録装置。 - 請求項11ないし請求項14のいずれかに記載の情報記録装置であって、
前記制御手段は、前記データを前記記録手段へ記録しつつこの記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる
ことを特徴とした情報記録装置。 - 取得したデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録方法であって、
前記取得したデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録するとともに、前記データを記録している前記記録手段における前記データの記録可能な空き容量を検出し、
この検出した空き容量が所定値以下となったことを認識すると、前記データを記録している記録手段に既に記録されているデータを、前記データを記録している記録手段以外の他の記録手段へ移動して記録させる
ことを特徴とする情報記録方法。 - 取得したデータを複数の記録手段のいずれかに記録する情報記録方法であって、
前記取得したデータが記録される前記記録手段における空き容量の減少状態を認識し、
この空き容量の減少状態に対応するタイミングで前記データが記録される記録手段の空き容量を検出し、
この検出した空き容量が所定値以下となったことを認識すると、前記データを記録する記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる
ことを特徴とする情報記録方法。 - 入力されるデータを複数の記録手段のうちのいずれかに記録する情報記録方法であって、
前記入力されたデータを前記複数の記録手段のうちのいずれかに記録させるとともに、
このデータが記録されている記録手段の空き容量が所定値以下となったことを認識すると、この記録手段に既に記録されているデータを他の記録手段へ移動させる
ことを特徴とする情報記録方法。 - 請求項16ないし請求項18のいずれかに記載の情報記録方法を演算手段に実行させる
ことを特徴とした情報記録プログラム。 - 請求項19に記載の情報記録プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
ことを特徴とした情報記録プログラムを記録した記録媒体。
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