JP2005026083A - 有機エレクトロルミネセンス表示パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の、有機エレクトロルミネセンス表示パネルでは、有機エレクトロルミネセンス素子が実装された基板と封止板とを接着面に接着剤を塗布して接着した構造となっている。
このとき、接着面には、特に特別な加工はされておらず、表面粗さが小さい平滑な平面となっている。接着面が平滑な平面であるために、基板と封止板とを接着したときに、接着剤の表面張力が部分的に大きく影響し、接着面と接着面との間に入り込む接着剤の量が部分的に異なる。その結果、封止板と基板との取り付け精度が悪くなる。
また、接着剤にシリコンからなる球を混入し、基板と封止板との接着距離を均一にする方法があるが、接着剤に混入する球が均一に分散しない場合もあり、封止板と基板との取り付け精度が悪くなる。
【解決手段】このような問題を解決するために、有機エレクトロルミネセンス素子の基板または封止板の少なくとも一方に凸部を設ける。
【選択図】 図2
このとき、接着面には、特に特別な加工はされておらず、表面粗さが小さい平滑な平面となっている。接着面が平滑な平面であるために、基板と封止板とを接着したときに、接着剤の表面張力が部分的に大きく影響し、接着面と接着面との間に入り込む接着剤の量が部分的に異なる。その結果、封止板と基板との取り付け精度が悪くなる。
また、接着剤にシリコンからなる球を混入し、基板と封止板との接着距離を均一にする方法があるが、接着剤に混入する球が均一に分散しない場合もあり、封止板と基板との取り付け精度が悪くなる。
【解決手段】このような問題を解決するために、有機エレクトロルミネセンス素子の基板または封止板の少なくとも一方に凸部を設ける。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルに関する。特に、基板または封止板の少なくとも一方に複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来の有機エレクトロルミネセンス表示パネルを示した図である。図1において、10は基板、11は封止板、12は封止板の側の接着面、13は基板の側の接着面、14は接着剤、15はエレクトロルミネセンス素子、16は凹部、17は凹部の深さ、18は凹部の幅、101は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示している。
【0003】
図1に示す、有機エレクトロルミネセンス表示パネル101では、有機エレクトロルミネセンス素子25が実装された基板10と封止板11とを接着面12または接着面13に接着剤14を塗布して接着した構造となっている。
【0004】
このとき、接着面12と接着面13とは、特に特別な加工はされておらず、表面粗さが小さい平滑な平面となっている(例えば、特許文献1参照。)。接着面が平滑な平面であるために、基板10と封止板11とを接着したときに、接着剤14の表面張力が部分的に大きく影響し、接着面12と接着面13との間に入り込む接着剤14の量が部分的に異なる。その結果、封止板11が基板10に対して斜めに接着されてしまうという問題が生じる。
【0005】
また、同様に、接着面12および接着面13が平滑な平面であるために、接着面12および接着面13との摩擦力が小さく、基板10と封止板11とを接着するときに、封止板11が基板10に対してずれて接着されてしまうという問題も生じる。
【0006】
封止板11が基板10に対して斜めに接着されてしまうという問題を解決するために、基板10と封止板12を接着するための接着剤14にシリコンからなる10μm程度の球を混入し、基板10と封止板12との接着距離を均一にする方法がある。しかし、接着剤に混入する球が均一に分散しない場合もあり、その場合は、やはり封止板11が基板10に対して斜めに接着されてしまう。
【0007】
これらの問題によって、基板10と封止板11とを接着するときに有機エレクトロルミネセンス素子25と封止板11が接触してしまう恐れが生じ、それを回避するため、凹部16をある程度深く、凹部の幅18をある程度大きくしなければならず、有機エレクトロルミネセンス表示パネル101の厚みが厚く、また、幅が広くなってしまう。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−89689号公報 (第(1)頁〜第(8)頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するために、凹部の深さの調節が可能で、かつ基板に対する封止板の取り付け精度が良い有機エレクトロルミネセンス表示パネルを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願第1発明は、有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、該封止板の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルである。
【0011】
また、上記課題を解決するために、本願第2発明は、有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、該基板の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルである。
【0012】
また、上記課題を解決するために、本願第3発明は、有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、いずれか一方の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有し、他方の側の該対向する面上の該接着部に沿った領域の少なくとも一部が10μm以下の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。まず、本願第1発明について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態を表す図である。また、図2(2)は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの正面図である。図2(1)は、図2(2)におけるA−A´線での断面図である。図2(3)は、図2(1)におけるBで示した部分の部分拡大図である。
【0014】
図2において、20は基板、21は封止板、281は複数の凸部を有する接着部、282は接着部281と接着する接着部、26は凸部の高さ、29は凹部、27は凹部の深さ、201は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示す。
【0015】
本実施の形態では、有機エレクトロルミネセンス素子25を実装した基板20と有機エレクトロルミネセンス素子25を封止する封止板21とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、封止板21の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有することを特徴とする。ここで、接着部は、基板20と封止板21とを接着剤によって接着するときに、接着剤と基板20または封止板21とが接触する平面の部分をいう。
【0016】
凸部の高さ26が10μm以上の複数の凸部を有する接着部281を封止板21の側に設けると、接着部281または接着部282に接着剤を塗布して、基板20と封止板21を張り合わせた場合、凸部と凸部との間に接着剤が入り込む。また、凸部と接着剤との接触部分の圧力が、平滑な平面と接着剤とが接触するときの圧力に比べて大きくなるため、接着剤の表面張力の影響を軽減することが可能で、接着部281と接着部282との間に入る接着剤の量を少なくし、基板20と封止板21とを近接して接着することが可能となる。
【0017】
その結果、凹部の深さ27を凸部の高さ26と略同じ程度にして有機エレクトロルミネセンス表示パネルを製造することが可能で、凹部の深さ27を必要以上に大きくする必要が無く、有機エレクトロルミネセンス表示パネル201の厚みを薄くすることが可能となる。
【0018】
複数の凸部を有する接着部281は、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。封止板21となる平滑な平面を持つ材料に、複数の凸部を有する接着部281となる部分では粗い間隔でショットブラストし、凹部29となる部分では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する接着部281および凹部29を形成することが可能となる。また、複数の凸部を有する接着部281を形成するのみであれば、深さ10μm以上の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する接着部281を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。
【0019】
凸部の高さ26は、10μm以上とすることが望ましい。有機エレクトロルミネセンス素子25の厚さおよびその許容誤差を考慮すると、10μm以上が凸部の高さ26の十分な高さであるからである。
【0020】
次に、本願第2発明について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態を表す図である。また、図2(2)は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの正面図である。図3(1)は、図3(2)におけるA−A´線での断面図である。図3(3)は、図3(1)におけるBで示した部分の部分拡大図である。
【0021】
図3において、30は基板、31は封止板、381は複数の凸部を有する接着部、382は接着部381と接着する接着部、36は凸部の高さ、39は凹部、37は凹部の深さ、301は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示す。
【0022】
本実施の形態では、有機エレクトロルミネセンス素子25を実装した基板30と有機エレクトロルミネセンス素子25を封止する封止板31とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、基板30の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有することを特徴とする。ここで、接着部は、基板30と封止板31とを接着剤によって接着するときに、接着剤と基板30または封止板31とが接触する平面の部分をいう。
【0023】
凸部の高さ36が10μm以上の複数の凸部を有する接着部381を基板30の側に設けると、接着部381または接着部382に接着剤を塗布して、基板30と封止板31を張り合わせた場合、凸部と凸部との間に接着剤が入り込む。また、凸部と接着剤との接触部分での圧力が、平滑な平面と接着剤とが接触するときの圧力に比べて大きくなるため、接着剤の表面張力の影響を軽減することが可能で、接着部381と接着部382との間に入る接着剤の量を少なくし、基板30と封止板31とを近接して接着することが可能となる。
【0024】
その結果、凹部の深さ37を凸部の高さ36と略同じ程度にして有機エレクトロルミネセンス表示パネルを製造することが可能で、凹部の深さ37を必要以上に大きくする必要が無く、有機エレクトロルミネセンス表示パネル301の厚みを薄くすることが可能となる。
【0025】
複数の凸部を有する接着部381は、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。封止板31となる平滑な平面を持つ材料に、接着部381となる部分では粗い間隔でショットブラストし、凹部39となる部分では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する接着部381および凹部39を形成することが可能となる。また、複数の凸部を有する接着部381を形成するのみであれば、深さ10μm以上の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する接着部381を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。
【0026】
凸部の高さ36は、10μm以上とすることが望ましい。有機エレクトロルミネセンス素子25の厚さおよびその許容誤差を考慮すると、10μm以上が凸部の高さ36の十分な高さであるからである。
【0027】
次に、本願第3発明について、図4、図5、図6、図7を用いて説明する。図4および図5は、本実施の形態を表す図である。図6および図7は、複数の凸部を有する領域の配置パターンの例を表した図である。また、図4(2)および図5(2)は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの正面図である。図4(1)および図5(1)は、図4(2)および図5(2)におけるA−A´線での断面図である。図4(3)、図4(4)、図5(3)および図5(4)は、図4(1)および図5(1)におけるBで示した部分の部分拡大図である。図6(1)は、接着部の内側に、複数の凸部を有する領域45を線状に配置した図である。図6(2)は、接着部の内側の隅に、複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図6(3)は接着部482の内側に点在させて複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図6(4)は接着部482の内側に沿った領域を複数の凸部を有する領域45とした図である。図7(1)は、接着部の外側に、複数の凸部を有する領域45を線状に配置した図である。図7(2)は、接着部の外側の隅に、複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図7(3)は接着部482の外側に点在させて複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図7(4)は接着部482の外側に沿った領域を複数の凸部を有する領域45とした図である。
【0028】
図4、図5、図6(1)、図6(2)、図6(3)、図7(1)、図7(2)、図7(3)において、40は基板、41は封止板、481は複数の凸部を有する接着部、482は接着部481と接着する接着部、45は接着部482に沿った複数の凸部を有する領域、461は複数の凸部を有する接着部481の凸部の高さ、462は接着部482に沿った凸部を有する領域45の凸部の高さ、49は凹部、47は凹部の深さ、401は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示す。
【0029】
本実施の形態では、有機エレクトロルミネセンス素子25を実装した基板40と有機エレクトロルミネセンス素子25を封止する封止板41とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、いずれか一方の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有し、他方の側の対向する面上の接着部に沿った領域の少なくとも一部が10μm以下の高さの複数の凸部を有することを特徴とする。ここで、接着部は、基板40と封止板31とを接着剤によって接着するときに、接着剤と基板40または封止板41とが接触する平面の部分をいう。
【0030】
複数の凸部を有する接着部481を基板40または封止板41の側に設けると、接着部481または接着部482に接着剤を塗布して、基板40と封止板41を張り合わせた場合、凸部と凸部との間に接着剤が入り込む。また、凸部と接着剤との接触部分での圧力が、平滑な平面と接着剤とが接触するときの圧力に比べて大きくなるため、接着剤の表面張力の影響を軽減することが可能で、接着部481と接着部482との間に入る接着剤の量を少なくし、基板40と封止板41とを近接して接着することが可能となる。
【0031】
その結果、凹部の深さ47を凸部の高さ461と略同じ程度にして有機エレクトロルミネセンス表示パネルを製造することが可能で、凹部の深さ47を必要以上に大きくする必要が無く、有機エレクトロルミネセンス表示パネル401の厚みを薄くすることが可能となる。
【0032】
また、複数の凸部を有する領域45を設けると、基板40と封止板41とを張り合わせ、基板40と封止板41とを張り合わせた状態で基板40と封止板41とを相対的にずらすと、接着部481の凸部と領域45の凸部とが接触したときに、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で、摩擦力が生じる。この摩擦力は、複数の凸部を有する領域45を設けると、平滑な平面と接着部481との間に生じる摩擦力を大きく超えさせることが可能である。このとき、基板40と封止板41とを押さえつける力を調節すれば、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で生じる摩擦力によって、基板40と封止板41とがずれる量を小さくすることが可能となり、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。その結果、基板40と封止板41とを接着するときに有機エレクトロルミネセンス素子25と封止板41とが接触する恐れは軽減し、凹部49を必要以上に大きくする必要が無くなり、その分、有機エレクトロルミネセンス表示パネル401の幅を有機エレクトロルミネセンス素子25の幅と同程度にすることが可能となる。
【0033】
複数の凸部を有する接着部481は、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。基板40または封止板41となる平滑な平面を持つ材料に、接着部481となる部分では粗い間隔でサントブラストし、凹部49となる部分では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する接着部481および凹部49を形成することが可能となる。
【0034】
また、複数の凸部を有する領域45も、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。基板40または封止板41となる平滑な平面を持つ材料に、領域45となる部分では粗い間隔でサントブラストし、領域45の以外の領域では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する領域45を形成し、領域45の以外の領域を平滑とすることが可能となる。また、複数の凸部を有する接着部481を形成するのみであれば、深さ10μm以上の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する接着部481を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。また、同様に、複数の凸部を有する領域45を形成するのみであれば、深さ10μm以下の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する領域45を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。
【0035】
凸部の高さ461は、10μm以上とすることが望ましい。有機エレクトロルミネセンス素子25の厚さおよびその許容誤差を考慮すると、10μm以上が凸部の高さ461の十分な高さであるからである。
【0036】
凸部の高さ462は、10μm以下とすることが好ましい。凸部の高さを10μm以下とすることで、複数の凸部を有する領域45を接着部482に沿った領域の任意の位置に設けることが可能となる。
【0037】
本実施の形態では、接着部482に沿った領域の少なくとも一部分に領域45があり、領域45の配置を少なくとも、図6に示す例のものとすることができる。少なくとも、図6(1)から図6(3)に示すように領域45を配置すれば、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で十分な摩擦力を生じさせることが可能で、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。なお、当然に、図6(4)に示すように、接着部482に沿った全部の領域を領域45としてもよい。この場合も、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で十分な摩擦力を生じさせることが可能で、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。また、図7(1)から図7(4)に示すように領域45を接着部482の外側に沿って配置することも可能で、少なくとも、図7(1)から図7(4)に示すように、接着部482の外側に沿って領域45を配置しても、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で十分な摩擦力を生じさせることが可能で、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。この場合、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの拡大断面図は、それぞれ、図4(3)、図5(4)に表すものとなる。なお、複数の凸部を有する領域45の配置のパターンは、図6(1)から図6(4)および図7(1)から図7(4)以外のものを採用しても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、凹部の深さを調節することが可能で、また、基板に対する封止板の取り付け精度を良くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の有機エレクトロルミネセンス表示パネルを表す図である。
【図2】本願第1発明の実施の形態を表す図である。
【図3】本願第2発明の実施の形態を表す図である。
【図4】本願第3発明の実施の形態を表す図である。
【図5】本願第3発明の実施の形態を表す図である。
【図6】複数の凸部を有する領域の配置パターンの例を表した図である。
【図7】複数の凸部を有する領域の配置パターンの例を表した図である。
【符号の説明】
10:基板
11:封止板
12:封止板の側の接着面
13:基板の側の接着面
14:接着剤
16:凹部
17:凹部の深さ
18:凹部の幅
20:基板
21:封止板
25:有機エレクトロルミネセンス素子
26:凸部の高さ
27:凹部の深さ
281:複数の凸部を有する接着部
282:接着部281と接着する接着部
29:凹部
30:基板
31:封止板
36:凸部の高さ
37:凹部の深さ
381:複数の凸部を有する接着部
382:接着部281と接着する接着部
39:凹部
40:基板
41:封止板
45:接着部481と接着する接着部に沿った複数の凸部を有する領域
461:複数の凸部を有する接着部の凸部の高さ
462:複数の凸部を有する領域の凸部の高さ
47:凹部の深さ
481:複数の凸部を有する接着部
482:接着部281と接着する接着部
49:凹部
101:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
201:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
301:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
401:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルに関する。特に、基板または封止板の少なくとも一方に複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来の有機エレクトロルミネセンス表示パネルを示した図である。図1において、10は基板、11は封止板、12は封止板の側の接着面、13は基板の側の接着面、14は接着剤、15はエレクトロルミネセンス素子、16は凹部、17は凹部の深さ、18は凹部の幅、101は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示している。
【0003】
図1に示す、有機エレクトロルミネセンス表示パネル101では、有機エレクトロルミネセンス素子25が実装された基板10と封止板11とを接着面12または接着面13に接着剤14を塗布して接着した構造となっている。
【0004】
このとき、接着面12と接着面13とは、特に特別な加工はされておらず、表面粗さが小さい平滑な平面となっている(例えば、特許文献1参照。)。接着面が平滑な平面であるために、基板10と封止板11とを接着したときに、接着剤14の表面張力が部分的に大きく影響し、接着面12と接着面13との間に入り込む接着剤14の量が部分的に異なる。その結果、封止板11が基板10に対して斜めに接着されてしまうという問題が生じる。
【0005】
また、同様に、接着面12および接着面13が平滑な平面であるために、接着面12および接着面13との摩擦力が小さく、基板10と封止板11とを接着するときに、封止板11が基板10に対してずれて接着されてしまうという問題も生じる。
【0006】
封止板11が基板10に対して斜めに接着されてしまうという問題を解決するために、基板10と封止板12を接着するための接着剤14にシリコンからなる10μm程度の球を混入し、基板10と封止板12との接着距離を均一にする方法がある。しかし、接着剤に混入する球が均一に分散しない場合もあり、その場合は、やはり封止板11が基板10に対して斜めに接着されてしまう。
【0007】
これらの問題によって、基板10と封止板11とを接着するときに有機エレクトロルミネセンス素子25と封止板11が接触してしまう恐れが生じ、それを回避するため、凹部16をある程度深く、凹部の幅18をある程度大きくしなければならず、有機エレクトロルミネセンス表示パネル101の厚みが厚く、また、幅が広くなってしまう。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−89689号公報 (第(1)頁〜第(8)頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するために、凹部の深さの調節が可能で、かつ基板に対する封止板の取り付け精度が良い有機エレクトロルミネセンス表示パネルを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願第1発明は、有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、該封止板の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルである。
【0011】
また、上記課題を解決するために、本願第2発明は、有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、該基板の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルである。
【0012】
また、上記課題を解決するために、本願第3発明は、有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、いずれか一方の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有し、他方の側の該対向する面上の該接着部に沿った領域の少なくとも一部が10μm以下の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネルである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。まず、本願第1発明について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態を表す図である。また、図2(2)は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの正面図である。図2(1)は、図2(2)におけるA−A´線での断面図である。図2(3)は、図2(1)におけるBで示した部分の部分拡大図である。
【0014】
図2において、20は基板、21は封止板、281は複数の凸部を有する接着部、282は接着部281と接着する接着部、26は凸部の高さ、29は凹部、27は凹部の深さ、201は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示す。
【0015】
本実施の形態では、有機エレクトロルミネセンス素子25を実装した基板20と有機エレクトロルミネセンス素子25を封止する封止板21とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、封止板21の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有することを特徴とする。ここで、接着部は、基板20と封止板21とを接着剤によって接着するときに、接着剤と基板20または封止板21とが接触する平面の部分をいう。
【0016】
凸部の高さ26が10μm以上の複数の凸部を有する接着部281を封止板21の側に設けると、接着部281または接着部282に接着剤を塗布して、基板20と封止板21を張り合わせた場合、凸部と凸部との間に接着剤が入り込む。また、凸部と接着剤との接触部分の圧力が、平滑な平面と接着剤とが接触するときの圧力に比べて大きくなるため、接着剤の表面張力の影響を軽減することが可能で、接着部281と接着部282との間に入る接着剤の量を少なくし、基板20と封止板21とを近接して接着することが可能となる。
【0017】
その結果、凹部の深さ27を凸部の高さ26と略同じ程度にして有機エレクトロルミネセンス表示パネルを製造することが可能で、凹部の深さ27を必要以上に大きくする必要が無く、有機エレクトロルミネセンス表示パネル201の厚みを薄くすることが可能となる。
【0018】
複数の凸部を有する接着部281は、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。封止板21となる平滑な平面を持つ材料に、複数の凸部を有する接着部281となる部分では粗い間隔でショットブラストし、凹部29となる部分では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する接着部281および凹部29を形成することが可能となる。また、複数の凸部を有する接着部281を形成するのみであれば、深さ10μm以上の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する接着部281を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。
【0019】
凸部の高さ26は、10μm以上とすることが望ましい。有機エレクトロルミネセンス素子25の厚さおよびその許容誤差を考慮すると、10μm以上が凸部の高さ26の十分な高さであるからである。
【0020】
次に、本願第2発明について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態を表す図である。また、図2(2)は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの正面図である。図3(1)は、図3(2)におけるA−A´線での断面図である。図3(3)は、図3(1)におけるBで示した部分の部分拡大図である。
【0021】
図3において、30は基板、31は封止板、381は複数の凸部を有する接着部、382は接着部381と接着する接着部、36は凸部の高さ、39は凹部、37は凹部の深さ、301は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示す。
【0022】
本実施の形態では、有機エレクトロルミネセンス素子25を実装した基板30と有機エレクトロルミネセンス素子25を封止する封止板31とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、基板30の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有することを特徴とする。ここで、接着部は、基板30と封止板31とを接着剤によって接着するときに、接着剤と基板30または封止板31とが接触する平面の部分をいう。
【0023】
凸部の高さ36が10μm以上の複数の凸部を有する接着部381を基板30の側に設けると、接着部381または接着部382に接着剤を塗布して、基板30と封止板31を張り合わせた場合、凸部と凸部との間に接着剤が入り込む。また、凸部と接着剤との接触部分での圧力が、平滑な平面と接着剤とが接触するときの圧力に比べて大きくなるため、接着剤の表面張力の影響を軽減することが可能で、接着部381と接着部382との間に入る接着剤の量を少なくし、基板30と封止板31とを近接して接着することが可能となる。
【0024】
その結果、凹部の深さ37を凸部の高さ36と略同じ程度にして有機エレクトロルミネセンス表示パネルを製造することが可能で、凹部の深さ37を必要以上に大きくする必要が無く、有機エレクトロルミネセンス表示パネル301の厚みを薄くすることが可能となる。
【0025】
複数の凸部を有する接着部381は、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。封止板31となる平滑な平面を持つ材料に、接着部381となる部分では粗い間隔でショットブラストし、凹部39となる部分では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する接着部381および凹部39を形成することが可能となる。また、複数の凸部を有する接着部381を形成するのみであれば、深さ10μm以上の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する接着部381を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。
【0026】
凸部の高さ36は、10μm以上とすることが望ましい。有機エレクトロルミネセンス素子25の厚さおよびその許容誤差を考慮すると、10μm以上が凸部の高さ36の十分な高さであるからである。
【0027】
次に、本願第3発明について、図4、図5、図6、図7を用いて説明する。図4および図5は、本実施の形態を表す図である。図6および図7は、複数の凸部を有する領域の配置パターンの例を表した図である。また、図4(2)および図5(2)は、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの正面図である。図4(1)および図5(1)は、図4(2)および図5(2)におけるA−A´線での断面図である。図4(3)、図4(4)、図5(3)および図5(4)は、図4(1)および図5(1)におけるBで示した部分の部分拡大図である。図6(1)は、接着部の内側に、複数の凸部を有する領域45を線状に配置した図である。図6(2)は、接着部の内側の隅に、複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図6(3)は接着部482の内側に点在させて複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図6(4)は接着部482の内側に沿った領域を複数の凸部を有する領域45とした図である。図7(1)は、接着部の外側に、複数の凸部を有する領域45を線状に配置した図である。図7(2)は、接着部の外側の隅に、複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図7(3)は接着部482の外側に点在させて複数の凸部を有する領域45を配置した図である。図7(4)は接着部482の外側に沿った領域を複数の凸部を有する領域45とした図である。
【0028】
図4、図5、図6(1)、図6(2)、図6(3)、図7(1)、図7(2)、図7(3)において、40は基板、41は封止板、481は複数の凸部を有する接着部、482は接着部481と接着する接着部、45は接着部482に沿った複数の凸部を有する領域、461は複数の凸部を有する接着部481の凸部の高さ、462は接着部482に沿った凸部を有する領域45の凸部の高さ、49は凹部、47は凹部の深さ、401は有機エレクトロルミネセンス表示パネル、をそれぞれ示す。
【0029】
本実施の形態では、有機エレクトロルミネセンス素子25を実装した基板40と有機エレクトロルミネセンス素子25を封止する封止板41とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、いずれか一方の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有し、他方の側の対向する面上の接着部に沿った領域の少なくとも一部が10μm以下の高さの複数の凸部を有することを特徴とする。ここで、接着部は、基板40と封止板31とを接着剤によって接着するときに、接着剤と基板40または封止板41とが接触する平面の部分をいう。
【0030】
複数の凸部を有する接着部481を基板40または封止板41の側に設けると、接着部481または接着部482に接着剤を塗布して、基板40と封止板41を張り合わせた場合、凸部と凸部との間に接着剤が入り込む。また、凸部と接着剤との接触部分での圧力が、平滑な平面と接着剤とが接触するときの圧力に比べて大きくなるため、接着剤の表面張力の影響を軽減することが可能で、接着部481と接着部482との間に入る接着剤の量を少なくし、基板40と封止板41とを近接して接着することが可能となる。
【0031】
その結果、凹部の深さ47を凸部の高さ461と略同じ程度にして有機エレクトロルミネセンス表示パネルを製造することが可能で、凹部の深さ47を必要以上に大きくする必要が無く、有機エレクトロルミネセンス表示パネル401の厚みを薄くすることが可能となる。
【0032】
また、複数の凸部を有する領域45を設けると、基板40と封止板41とを張り合わせ、基板40と封止板41とを張り合わせた状態で基板40と封止板41とを相対的にずらすと、接着部481の凸部と領域45の凸部とが接触したときに、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で、摩擦力が生じる。この摩擦力は、複数の凸部を有する領域45を設けると、平滑な平面と接着部481との間に生じる摩擦力を大きく超えさせることが可能である。このとき、基板40と封止板41とを押さえつける力を調節すれば、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で生じる摩擦力によって、基板40と封止板41とがずれる量を小さくすることが可能となり、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。その結果、基板40と封止板41とを接着するときに有機エレクトロルミネセンス素子25と封止板41とが接触する恐れは軽減し、凹部49を必要以上に大きくする必要が無くなり、その分、有機エレクトロルミネセンス表示パネル401の幅を有機エレクトロルミネセンス素子25の幅と同程度にすることが可能となる。
【0033】
複数の凸部を有する接着部481は、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。基板40または封止板41となる平滑な平面を持つ材料に、接着部481となる部分では粗い間隔でサントブラストし、凹部49となる部分では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する接着部481および凹部49を形成することが可能となる。
【0034】
また、複数の凸部を有する領域45も、例えば、サンドブラストなどのショットブラスト法等によって形成することができる。基板40または封止板41となる平滑な平面を持つ材料に、領域45となる部分では粗い間隔でサントブラストし、領域45の以外の領域では、集中的にショットブラストを行えば、1つの工程によって、複数の凸部を有する領域45を形成し、領域45の以外の領域を平滑とすることが可能となる。また、複数の凸部を有する接着部481を形成するのみであれば、深さ10μm以上の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する接着部481を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。また、同様に、複数の凸部を有する領域45を形成するのみであれば、深さ10μm以下の凹みを任意の方向につけることによって複数の凸部を有する領域45を形成することが可能で、種々の加工方法を用いることができる。
【0035】
凸部の高さ461は、10μm以上とすることが望ましい。有機エレクトロルミネセンス素子25の厚さおよびその許容誤差を考慮すると、10μm以上が凸部の高さ461の十分な高さであるからである。
【0036】
凸部の高さ462は、10μm以下とすることが好ましい。凸部の高さを10μm以下とすることで、複数の凸部を有する領域45を接着部482に沿った領域の任意の位置に設けることが可能となる。
【0037】
本実施の形態では、接着部482に沿った領域の少なくとも一部分に領域45があり、領域45の配置を少なくとも、図6に示す例のものとすることができる。少なくとも、図6(1)から図6(3)に示すように領域45を配置すれば、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で十分な摩擦力を生じさせることが可能で、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。なお、当然に、図6(4)に示すように、接着部482に沿った全部の領域を領域45としてもよい。この場合も、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で十分な摩擦力を生じさせることが可能で、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。また、図7(1)から図7(4)に示すように領域45を接着部482の外側に沿って配置することも可能で、少なくとも、図7(1)から図7(4)に示すように、接着部482の外側に沿って領域45を配置しても、接着部481の凸部と領域45の凸部との間で十分な摩擦力を生じさせることが可能で、基板40に対する封止板41の取り付け位置を精度よくすることが可能となる。この場合、有機エレクトロルミネセンス表示パネルの拡大断面図は、それぞれ、図4(3)、図5(4)に表すものとなる。なお、複数の凸部を有する領域45の配置のパターンは、図6(1)から図6(4)および図7(1)から図7(4)以外のものを採用しても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、凹部の深さを調節することが可能で、また、基板に対する封止板の取り付け精度を良くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の有機エレクトロルミネセンス表示パネルを表す図である。
【図2】本願第1発明の実施の形態を表す図である。
【図3】本願第2発明の実施の形態を表す図である。
【図4】本願第3発明の実施の形態を表す図である。
【図5】本願第3発明の実施の形態を表す図である。
【図6】複数の凸部を有する領域の配置パターンの例を表した図である。
【図7】複数の凸部を有する領域の配置パターンの例を表した図である。
【符号の説明】
10:基板
11:封止板
12:封止板の側の接着面
13:基板の側の接着面
14:接着剤
16:凹部
17:凹部の深さ
18:凹部の幅
20:基板
21:封止板
25:有機エレクトロルミネセンス素子
26:凸部の高さ
27:凹部の深さ
281:複数の凸部を有する接着部
282:接着部281と接着する接着部
29:凹部
30:基板
31:封止板
36:凸部の高さ
37:凹部の深さ
381:複数の凸部を有する接着部
382:接着部281と接着する接着部
39:凹部
40:基板
41:封止板
45:接着部481と接着する接着部に沿った複数の凸部を有する領域
461:複数の凸部を有する接着部の凸部の高さ
462:複数の凸部を有する領域の凸部の高さ
47:凹部の深さ
481:複数の凸部を有する接着部
482:接着部281と接着する接着部
49:凹部
101:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
201:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
301:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
401:有機エレクトロルミネセンス表示パネル
Claims (3)
- 有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、該封止板の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネル。
- 有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、該基板の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネル。
- 有機エレクトロルミネセンス素子を実装した基板と該有機エレクトロルミネセンス素子を封止する封止板とが、それぞれの対向する面上の接着部で接着され、いずれか一方の側の接着部が10μm以上の高さの複数の凸部を有し、他方の側の該対向する面上の該接着部に沿った領域の少なくとも一部が10μm以下の高さの複数の凸部を有する有機エレクトロルミネセンス表示パネル。
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---|---|---|---|
JP2003190639A JP2005026083A (ja) | 2003-07-02 | 2003-07-02 | 有機エレクトロルミネセンス表示パネル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003190639A JP2005026083A (ja) | 2003-07-02 | 2003-07-02 | 有機エレクトロルミネセンス表示パネル |
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JP2003190639A Pending JP2005026083A (ja) | 2003-07-02 | 2003-07-02 | 有機エレクトロルミネセンス表示パネル |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077854A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Konica Minolta Holdings Inc | 有機エレクトロルミネッセンスパネル、有機エレクトロルミネッセンスパネルの製造方法 |
JP2009007400A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Mazda Motor Corp | ワークの接合方法 |
KR101254640B1 (ko) | 2006-06-28 | 2013-04-15 | 엘지디스플레이 주식회사 | 유기 전계발광 표시장치와 그 제조 방법 |
-
2003
- 2003-07-02 JP JP2003190639A patent/JP2005026083A/ja active Pending
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JP2009007400A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Mazda Motor Corp | ワークの接合方法 |
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