JP2005025784A - 関連図印刷制御処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記の課題は、ジョブ等のオブジェクトを示す第1種の図形が、印刷用紙の印刷範囲に納まり、かつ、当該第1種の図形と接続されオブジェクト間の関連の線を示す第2種の図形との接続部分が前記印刷範囲内に含まれるように、第1種の図形の印刷位置を決定させるオブジェクト位置決定手段を備えることで解決される。
【選択図】 図1
Description
運用管理者は、画面上に表示されたジョブフローを見ることで、自己が設定した運用管理に誤りがないかを確認していた。
そこで、運用管理者は、画面をスクロールさせて、表示しきれない部分を確認してきた。
しかし、画面数が2枚程度ならば画面だけでも確認可能であるが、画面数が多くなると、紙に印刷してジョブフロー全体との関連を確認する必要がある。
しかし、ジョブフローを紙に印刷する場合であっても、画面表示の場合と同様に、出力すべき情報量が多いため、複数枚の紙にまたがってしまう。
さらに、印刷後は、複数の紙を張り合わせて、一枚の紙にすれば、ジョブフロー全体が分かるようになるが、出力されたジョブフローの各々の関連を確かめながら、張り合わせなければならなかった。
第2の課題は、ジョブ等のオブジェクトを示す図形や他のオブジェクトとの関連を示す線が全く印刷されない紙を出力しないことである。
第4の課題は、他のオブジェクトとの関連を示す線が多くなっても、どのオブジェクトが上位のオブジェクトでどのオブジェクトが下位のオブジェクトかを識別しやすくするように出力することである。
また、ジョブを示す図形や他のジョブとの関連を示す線が全く印刷されない紙を出力しないようにできる。
さらに、関連図を印刷した各用紙に、全体の中のどの部分に該当するかの情報を印刷しているので、印刷された複数の紙を張り合わせて一枚の紙することを容易になる。
他のジョブとの関連を示す線が多くなっても、どのジョブが上位のジョブでどのジョブが下位のジョブかを識別しやすくなっている。
10は、処理装置40で実行されるジョブA、B、C(31、32、33)の運用を管理する運用管理装置である。
運用管理装置10では、運用フロー定義手段11で、運用を行うジョブ名、そのスケジュール時間、先行ジョブとの関連を、運用管理者に定義させ、ジョブ構成テーブル21に格納する。
そして、運用制御手段12が、ジョブ構成テーブル21の内容に基づいて、処理装置40にあるジョブA、B、C(31、32、33)の実行(運用)を制御する。
オブジェクト位置決定手段14は、図1で示したように、用紙の印刷範囲の両端よりオブジェクト(アイコン)の大きさ分以上を差し引いた領域であるアイコン印刷領域に、各オブジェクト(アイコン)の一部が含まれるように、オブジェクトの印刷位置を決定するものである。
このオブジェクト位置決定手段14で求めた、オブジェクトの印刷位置は、印刷情報テーブル22に格納され、そして、実際の印刷処理が、この印刷情報テーブル22の内容に基づいて、印刷を行う。
15は、2つのオブジェクト(アイコン)間の関連を示す線(リンク線)の始点および終点を決定するリンク線位置決定手段である。
他のオブジェクトが親ジョブ(先行ジョブ)の場合には、図11に示したように、オブジェクトの辺の中点78が線との接続位置となる。
また、他のオブジェクトが子ジョブ(後続ジョブ)の場合には、オブジェクトの角77が線との接続位置となる。
このリンク線位置決定手段15で求めた、リンク線の印刷位置は、印刷情報テーブル22に格納される。
具体的には、ページテーブル23にどのページが印刷情報が含まれているかが記憶されている。
図3の印刷サイズ設定の処理フロー図と、図4の印刷領域と用紙の関係を示す図を用いて、印刷サイズ設定の処理を説明する。
そして、操作者が設定した、用紙のサイズ、左右および上下のマージン、アイコンのサイズを記憶する(ステップ102)。
印刷領域と用紙サイズとマージンとの関係は、図4にあるとおりである。
すなわち、用紙サイズH0×W0に対して、左右のマージンがWS1であり、上のマージンがHS1、下のマージンがHS3、ヘッダの印刷領域の高さがHHの場合、印刷領域の高さH2は、(H2=H0−HS1−HS3−HH)である。
また、印刷領域の幅W2は、(W2=W0−WS1−WS1)である。
アイコンのサイズがHS2×WS2である場合、アイコン印刷領域97の高さH1は、(H1<=H2−HS2−HS2)である。
アイコン印刷領域97の幅W1は、(W1<=W2−WS2−WS2)である。
これらの処理では以下のテーブル(またはファイル)が使用される。
(1)図7のジョブ構成テーブル、(2)図8の印刷情報テーブル、(3)図9のページテーブル。
図7は、運用管理システムで運用するジョブの定義を記憶したジョブ構成テーブルである。
ジョブ構成テーブルには、運用(実行)するジョブ毎に、そのジョブの実行条件である、先に実行されていなければならないジョブ名(先行ジョブ名)を記憶している。
図8は、印刷する単位である印刷オブジェクト毎に、どのような図形をどの位置に表示するかを記憶している。
図10は、画面表示と印刷座標との関係を示す図である。
図中、点線で囲まれた矩形が印刷の用紙の一枚に該当する。
この図は、9枚の印刷用紙と画面表示との関係を示したものである。
アイコン72の画面表示におけるアイコンの左上端の座標(図示せず)から、用紙の大きさ(正確にはアイコン印刷領域の大きさ)に基づいて、当該アイコン72を印刷すべき用紙を求める。
この場合、行番号3、列番号3の用紙がアイコン72を印刷すべき用紙となる。
そして、前記アイコンの72の画面表示の座標のX座標の値とY座標の値を、それぞれ、アイコン印刷領域のX方向の長さ、Y方向の長さで割った時の余りの値(XP521、YP521)が、該当する用紙における印刷するアイコンの左上端の位置となる。
まず、操作者より印刷の指示を受けると、図7のジョブ構成図を参照して、先頭ジョブを求める(ステップ1)。
先頭ジョブとは、そのジョブの前に実行すべきジョブがないものである。
図7の例では、ジョブ名A1が先頭ジョブに該当する。
次に、ジョブ構成テーブルに格納されている、そのジョブの画像表示アドレスから、そのジョブに対応するアイコンを印刷する印刷ページを求める(ステップ2)。
これは、上記で図10について説明したように、アイコンの画面表示におけるアイコンの左上端の座標から、アイコン印刷領域の大きさに基づいて、当該アイコンを印刷すべきページ(用紙)を求める。
すなわち、アイコンの画面表示の座標のX座標の値とY座標の値を、それぞれ、アイコン印刷領域のX方向の長さ、Y方向の長さで割った時の商(余りがある場合には切り上げた値)がそれぞれ、列番号、行番号となる。
もし、ページテーブルに格納されていなければ、その列番号、行番号をページテーブルに格納する(ステップ4)。
ページテーブルには、各ページの開始位置(X座標、Y座標)および終了位置(X座標、Y座標)のカラムがあるが、その値は、以下のようにして求める。
ページ開始位置(Y座標)=リンク線印刷領域の長さ(H2)×(印刷ページ(列番号)−1)
ページ終了位置(X座標)=リンク線印刷領域の幅(W2)×印刷ページ(行番号)
ページ終了位置(Y座標)=リンク線印刷領域の長さ(H2)×印刷ページ(列番号)
上記で使用している記号は、図4と同じものである。
この印刷情報テーブルへの印刷情報の格納については、図6を用いて詳細に説明する。
処理対象のジョブが、すでに、印刷情報テーブルに格納されているかを判定する(ステップ51)。
印刷情報テーブルは、印刷対象(アイコン、リンク線)毎に印刷情報を格納している。
印刷対象のアイコンはジョブを示すものである。
リンク線は2つのジョブの関係を示すものである。
図8の印刷情報テーブルには、どのアイコンがどのジョブに対応するかを示すデータはなく、ジョブ構成テーブル中に、各ジョブに対応するアイコンの印刷情報へのポインタを有している。
(なお、図8において、オブジェクトとあるのは、印刷対象の図形(印刷オブジェクト)を意味し、これまで説明したオブジェクトとはフロー図におけるジョブ等の関連図における関連を示す対象物を意味するものである。
)したがって、処理対象のジョブのジョブ名をキーにして、ジョブ構成テーブルを検索し、印刷情報テーブルへのポインタを有しているか否かを判定する。
もし印刷情報テーブルへのポインタがなければ、印刷情報テーブルに、印刷オブジェクト種別をアイコンとする印刷情報を設定し、そこへのポインタをジョブ構成テーブルに格納する(ステップ52)。
すでに、印刷情報テーブルに、該当するレコードがある場合には、ステップ53からのリンク線の処理を行う。
印刷ページ内でのアイコンの左上端の座標は、以下の式に示したように、まずアイコン印刷領域における座標を求め、それに余白分を加算して求める。
ページ内の相対アドレス(X座標)=アイコン領域における座標+横余白(WS2)
アイコン領域における座標(Y座標)=画面表示アドレス(Y座標)−アイコン印刷領域の幅(H1)×(ページ(行番号)−1)
ページ内の相対アドレス(Y座標)=アイコン領域における座標+縦余白(HS2)
上記で使用している記号は、図4と同じものである。
まず、処理対象のジョブのジョブ名をキーにして、ジョブ構成テーブルを検索して、先頭ジョブかを判定する(ステップ53)。
先頭ジョブであれば、当該ジョブに対応するアイコンにリンク線情報を持つことがないからである。
もし、処理対象のジョブが、先頭ジョブでなければ、リンク情報を設定する(ステップ54)。
上記ではまだ説明していないが、本処理の呼出元となっていたジョブの情報(親ジョブ)を記憶しており、その呼出元のジョブ(親ジョブ)と当該処理対象のジョブとのリンク線の印刷情報を求める。
(1)当該ジョブと親ジョブが同一の印刷ページにある場合
当該ジョブに対応する印刷情報テーブルのレコードに、リンク線数を1加算する。
そして、リンク線の開始アドレスと終了アドレスを、以下の式により求め、当該レコードの未入力のリンク線のカラムに格納する。
開始アドレス(Y座標)=親ジョブの左上端の相対アドレス(Y座標)
終了アドレス(X座標)=当該ジョブの左上端の相対アドレス(X座標)
終了アドレス(Y座標)=当該ジョブの左上端の相対アドレス(Y座標)+アイコンの長さ/2
(2)当該ジョブと親ジョブが異なる印刷ページにある場合
当該ジョブに対応する印刷情報テーブルのレコードに、リンク線数を1加算する 図12に示したように、上記と同様に、開始アドレス87と終了アドレス82を求め、その直線上と各ページの境界(正確にはリンク線印刷領域の境界)とが交差する点(83、84、85、86)を求める。
終了アドレス82と、同じページの境界と交差する点83(開始アドレス)を、当該ジョブに対応するレコードの未入力のリンク線のカラムに格納する。
この時、リンク線が引かれるページが新規印刷ページであるか否かを判定して、新規印刷ページであれば、ページテーブルに新規印刷ページを追加する(ステップ3とステップ4と同じ処理)。
次のジョブがあれば、ステップ2からの処理を繰り返す(ステップ7)。
次のジョブの求め方の順序を示したものが、図13である。
四角の図形はそれぞれジョブを示しており、左端が先頭ジョブである。
四角の図形内の括弧付の数字が検索順番を示している。
まず、深さ(右)の方向に順次処理していく。
末端にたどり着いた場合には、子ジョブを複数持つジョブまで、末端から逆に戻っていく。
そして未処理の子ジョブがあれば、また深さ方向に順次処理していく。
先頭ジョブA1の処理をした後は、この先頭ジョブ名A1を、先行ジョブとするジョブA2を処理対象にする。
そして、次にジョブA2を先行ジョブとするジョブA5に、A5を先行ジョブとするジョブA6にと、深さの方向に順次処理していく。
末端にたどり着いた場合(A6を先行ジョブとするジョブがない場合には)、呼び出し元のA5を先行ジョブとするジョブで未処理のものがないかを判定する。
なければ、このA5の呼び出し元であるA2を先行ジョブとするジョブで未処理のものがないかを判定する。
さらに、A2の呼出元であるA1を先行ジョブするジョブで未処理のものがないかを判定して、A3を求める。
この印刷処理は、まず、ページテーブルを参照して、まず、先頭のページ情報を取り出し、最初のページに対応するアイコンおよびリンク線(同じ行番号、列番号のもの)を、印刷情報テーブルより取り出し、その情報に基づいて印刷を行う。
この時、ページ総数および現在のページ数を、図14の93のように印刷する。
また、このページに対応する行番号、列番号を、91、92のように印刷する。
このように、ページテーブルにページ情報があるもののみが印刷対象となるため、図15にあるようなフロー図を印刷する場合には、印刷するオブジェクトがあるページ(101、102、103、105、106)だけが印刷される。
11 運用フロー定義手段
12 運用制御手段
13 印刷サイズ設定手段
14 オブジェクト位置決定手段
15 リンク線位置決定手段
16 印刷ページ決定手段
21 ジョブ構成テーブル
22 印刷情報テーブル
23 ページテーブル
Claims (2)
- オブジェクトを示す第1種の図形とオブジェクト間の関連の線を示す第2種の図形を有する関連図の、複数枚の印刷用紙にまたがる印刷を制御する関連図印刷制御処理装置において、
印刷用紙の印刷範囲の端から、前記第1種の図形分以上を差し引くことにより、図形印刷領域の大きさを決定する手段と、
前記図形印刷領域に、前記第1種の図形の一部が含まれるように、該第1種の図形の印刷位置を決定するオブジェクト位置決定手段と、
を備えることを特徴とする関連図印刷制御処理装置。 - 印刷対象となる各オブジェクトの左上端アドレスを記憶するテーブルを備え、
前記オブジェクト位置決定手段は、前記左上端アドレスを前記図形印刷領域の大きさで割った時の商を印刷対象ページとし、余りを該印刷対象ページ内における印刷位置とすることを特徴とする請求項1記載の関連図印刷制御処理装置。
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