JP2005024821A - 表示装置の駆動回路 - Google Patents

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Kensuke Maezono
健介 前薗
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Abstract

【課題】制御装置や他の表示装置と接続する接続用コネクタの使用する本数を増やすことなく、確実に故障箇所が特定できる表示装置の駆動回路を提供する。
【解決手段】複数のシフトレジスタを縦続接続してシリアルの表示データをパラレルの表示データに変換する表示データシフトレジスタ3と、各々の表示データシフトレジスタ3のパラレルに変換された表示データの出力に接続された故障検出バッファ4とを備え、故障検出バッファ4の出力線の電圧が異常電圧となった場合に故障通知信号を出力する手段を設けた表示装置の駆動回路において、各々の故障検出バッファ4の故障通知信号を入力し、故障通知信号の状態を保持してシフトする複数の故障通知シフトレジスタ5が縦続接続され、表示データシフトレジスタ3と故障通知シフトレジスタ5は、前段接続用コネクタ2のクロック端子CLKとラッチ端子LATCHに共通して接続されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示素子または表示素子に接続される接続線の異常検出を行う表示装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、表示素子である発光ダイオード(以下、LEDと称す。)の高輝度化に伴い、発光ダイオードをマトリックス状に配置し、屋内や屋外に設置される表示装置に使用されるようになってきた。これらは、例えば8×8個、または16×16個の表示装置を、縦および横にマトリックス状に配置して大画面を構成するようにしている。
【0003】
これらの表示装置は、LEDの故障またはLEDの接続線の断線が発生した場合、1ドットまたは1列に渡って表示しないことになり、放置しておくと非常に表示画面が見づらいものとなる。従って、故障が発生した場合に、LEDやLEDの接続線の故障を検知する機能を有する素子を使用して、表示装置の故障を検知し、管理者へ通知することで表示装置の交換を行っている。
【0004】
従来の表示装置の駆動回路を、図5に基づいて説明する。
【0005】
図5に示すように、表示装置の駆動回路の表示データ保持部であるシフトレジスタ20は、8×8個のLEDを点灯させるために、各データ出力を次段のデータ入力に接続する縦続接続で構成されており、8個接続されている。
【0006】
制御装置(図示せず)または前段の表示装置(図示せず)に接続される前段接続用コネクタ21は、その入力端子であるクロック端子CLKおよびラッチ端子LATCHは、各シフトレジスタ20のクロック端子CKおよびラッチ端子LTに共通して接続されている。表示データ入力端子DINは、最前段のシフトレジスタ20のデータ入力端子D1に接続している。
【0007】
各シフトレジスタ20の表示データ出力端子O1〜O8には、故障検出バッファ22を介し表示素子であるLED(図示せず)に接続されている。
【0008】
故障検出バッファ22とは、故障検出バッファ22の出力端子OUT1〜OUT8の電圧を監視しており、出力端子OUT1〜OUT8からLEDを含む接続線が、開放故障または短絡となった場合に、通知端子X1〜X8によって異常を通知する機能を有する素子のことである。
【0009】
故障検出バッファ22の通知端子X1〜X8、および次段の表示装置(図示せず)を接続する後段接続用コネクタ23の故障検出バッファからの故障検出入力端子XDINを、論理的にORをとって前段接続用コネクタ21の故障検出出力端子XDOUTに接続している。この場合、故障検出バッファ22が異常検出をすると“L”レベルを出力するためAND素子24で論理的にORをとっている。
【0010】
なお、次段の表示装置を縦続接続しない場合、後段接続用コネクタ23は開放となるため、故障検出入力端子XDINにはプルアップ抵抗25が接続されている。
【0011】
縦続接続された表示装置のどこかのLEDまたはそれに接続される接続線に異常が発生すると、AND素子24の出力が“L”となり、故障検出出力端子XDOUTを介して、前段接続用コネクタ21に接続した制御装置へ通知され、管理者へ通知する。管理者は目視等により表示装置の非点灯箇所を確認する。
【0012】
このように、各故障検出バッファの故障通知信号の論理和を取り、表示装置として1本の通知信号とすることで、前段接続コネクタまたは後段接続コネクタの信号線の割り振り(ピンアサイン)を1本とすることができる。
【0013】
上述したような、故障を検知する表示装置の駆動回路の他に、特許文献1には、表示データであるシリアルデータを、ラッチするシフトレジスタを2系統持ち、シフトレジスタと画素アレイに接続する出力バッファとの間に検査回路を接続し、検査回路にて表示データの波形を微分することで、表示データの変化(“H”から“L”または“L”から“H”)を抽出し、外部駆動回路に通知することで、シフトレジスタの異常または、出力バッファの異常を検出して、シフトレジスタを切り替える表示装置用駆動回路が開示されている。
【0014】
【特許文献1】
特開平11−326422号公報(段落番号0014−0037)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の故障検出回路では、各シフトレジスタの出力線に接続される故障検出バッファの故障検出信号を論理和をとって出力しているので、どこのLEDが故障したか判別が付かず、表示装置を縦続接続した場合には、どの表示装置が故障したのかが判別できないという問題がある。
【0016】
また、特許文献1に記載の表示装置では、各検査回路の出力線がワイヤードORされているため、表示素子の同時点灯を行う場合には、やはりどこの表示素子が故障したかが判別できない。
【0017】
そこで本発明が解決しようとする課題は、制御装置や他の表示装置と接続する接続用コネクタの使用する本数を増やすことなく、確実に故障箇所が特定できる表示装置の駆動回路を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の表示装置の駆動回路は、複数のシフトレジスタを縦続接続してシリアルの表示データをパラレルの表示データに変換する表示データ保持部と、各々の前記シフトレジスタのパラレルに変換された表示データの出力に接続された故障検出バッファを備え、前記故障検出バッファは、前記故障検出バッファの出力線の電圧が異常電圧となった場合に故障通知信号を出力する手段を有する表示装置の駆動回路において、前記各々の故障検出バッファの前記故障通知信号を入力し、前記故障通知信号の状態を保持してシフトする複数のシフトレジスタが縦続接続された故障信号保持部を備え、前記表示データ保持部と前記故障信号保持部は、共通したクロック信号線とラッチ信号線が接続されているようにしたものである。
【0019】
これにより、制御装置や他の表示装置を接続する接続用コネクタの使用する本数を増やすことなく、確実に故障箇所を特定することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本願の請求項1に記載の発明は、複数のシフトレジスタを縦続接続してシリアルの表示データをパラレルの表示データに変換する表示データ保持部と、各々の前記シフトレジスタによりパラレルに変換された表示データの出力に接続された故障検出バッファとを備え、前記故障検出バッファに、前記故障検出バッファの出力線の電圧が異常電圧となった場合に故障通知信号を出力する手段を備えた表示装置の駆動回路において、前記各々の故障検出バッファの前記故障通知信号を入力し、前記故障通知信号の状態を保持してシフトする複数のシフトレジスタが縦続接続された故障信号保持部を備え、前記表示データ保持部と前記故障信号保持部は、共通したクロック信号線とラッチ信号線が接続されていることを特徴とする表示装置の駆動回路としたものであり、表示用信号の故障箇所を通知する情報を、シリアルデータにできるという作用がある。
【0021】
請求項2に記載の発明は、前記クロック信号と、前記ラッチ信号と、前記表示データ線とを入力する端子と、前記故障信号保持部の最後段の前記シフトレジスタの出力端子に接続される故障検出出力端子とを有する前段接続コネクタを備えたことを特徴とする請求項1記載の表示装置の駆動回路としたものであり、前段に制御装置などを接続する場合に、1本のケーブルで接続できるという作用がある。
【0022】
請求項3に記載の発明は、前記クロック信号と、ラッチ信号線と、前記表示データ保持部の最後段のシフトデータとを出力する端子と、前記故障信号保持部の最前段のシフトレジスタの入力端子に接続される故障検出入力端子とを有する前記後段接続コネクタを備えたことを特徴とする請求項2に記載の表示装置の駆動回路としたものであり、前段に表示装置を接続する場合に、1本のケーブルで接続でき、表示装置を縦続接続することができるという作用がある。
【0023】
請求項4に記載の発明は、前記故障信号保持部の各シフトレジスタの接続順序は、前記表示データ保持部の前記シリアルの表示データのシフト順序とは逆に、前記故障検出バッファの前記故障通知信号を入力する接続線が前記故障信号保持部の各シフトレジスタに接続されたことを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置の駆動回路としたものであり、複数の表示装置を縦続接続した場合においても、制御装置に最も近い表示装置から故障検出信号が出力されるため、表示データと同一のケーブルで、かつ最短で配線できるという作用がある。
【0024】
本発明の実施の形態に係る表示装置の駆動回路を図1および図2に基づいて説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置の駆動回路の回路図である。なお、図1においては、表示装置を駆動回路のみを図示しており、表示部を時分割して表示するコモンドライバや制御装置は省略している。
【0026】
図1において、表示装置の駆動回路1は、前段接続用コネクタ2と表示データ保持部である表示データシフトレジスタ3と、故障検出バッファ4と、故障信号保持部である故障通知シフトレジスタ5と、後段接続用コネクタ6とから構成される。
【0027】
前段接続用コネクタ2は、表示装置の駆動回路を縦続接続する場合に、前段の駆動回路1の後段接続用コネクタ6とケーブルで接続されるか、または直接前段の駆動回路1の後段接続用コネクタ6に接続される。最前段の場合には制御装置(図示せず)にケーブルで接続される。
【0028】
前段接続用コネクタ2の入力端子である、クロック端子CLKおよびラッチ端子LATCHは、表示データシフトレジスタ3のクロック信号端子CKおよびラッチ信号端子LTと、および故障通知シフトレジスタ5のクロックCKXおよびラッチ信号端子LTXに共通して接続されている。また、シリアル信号の表示データを入力する表示データ入力端子DINは、最前段の表示データシフトレジスタ3のデータ入力端子D1に接続されている。
【0029】
前段接続用コネクタ2から出力される故障検出出力端子XDOUTは、最後段の故障通知シフトレジスタ5の出力端子XQ1に接続されている。
【0030】
表示データシフトレジスタ3は、8×8個のLED(図示せず)を点灯させるために、8個の表示データシフトレジスタ3を備えている。表示データシフトレジスタ3は、各データ出力端子Q1〜Q7を次段のデータ入力端子D2〜D8に入力する縦続接続としている。最後段の表示データシフトレジスタ3のデータ出力端子Q8は、後段接続用コネクタ6の表示データ出力端子DOUTに接続されている。各表示データシフトレジスタ3の表示データ出力端子O1〜O8には、故障検出バッファ4を介して、故障検出バッファ4の出力端子OUT1〜8が表示素子であるLEDに接続されている。
【0031】
表示データシフトレジスタ3は、クロック端子CKの立ち上がりに同期してデータ入力端子D1〜D8の値を保持する。また、ラッチ端子LTの立ち上がりでクロック信号端子CKに無関係にその時に保持している値を表示データ出力端子O1〜O8へ反映させる機能を有する。
【0032】
故障検出バッファ4は、それぞれ表示データシフトレジスタ3に接続されているので同数備えており、表示データシフトレジスタ3のO1〜O8が“H”を出力すると故障検出バッファ4が有効となり導通することで電流が流れ、LEDが発光する。また、故障検出バッファ4は、出力端子OUT1〜8の電圧を監視しており、出力端子OUT1〜8からLEDを含む信号線が、開放故障または短絡故障となった場合に、通知端子X1〜8にて通知する機能を有する。
【0033】
なお、故障検出バッファ4は、故障を検出した場合には、通知端子X1〜X8で“L”レベルを出力する。具体的には、出力端子OUT1〜8がそれぞれ0.3V以下である場合に開放故障が発生したと判断する。また、出力端子OUT1〜8がそれぞれ4.5V以上である場合に短絡故障が発生したと判断する。
【0034】
そのためには、LEDが点灯している状態では、故障検出バッファ4のそれぞれの出力端子OUT1〜8は、0.4V以上としている。なお、この故障検出電圧は、LEDの駆動電圧や駆動素子の特性によって適宜決められる。
【0035】
故障通知シフトレジスタ5は、各データ出力端子XQ2〜XQ8を次段のデータ入力端子XD1〜XD7に入力する縦続接続としている。最後段の故障通知シフトレジスタ5のデータ出力端子XQ1は、前段接続用コネクタ2の故障検出出力端子XDOUTへ接続されている。また、最前段の故障通知シフトレジスタ5のデータ入力端子XD8は、後段接続用コネクタ6の故障検出入力端子XDINに接続されている。また、故障通知シフトレジスタ5の故障ラッチ信号端子Lは、故障検出バッファ4の通知端子Xと接続されており、故障通知信号を入力している。
【0036】
故障通知シフトレジスタ5は、クロック信号端子CKの立ち上がりに同期してデータ入力端子XD1〜XD8の値を保持する。また、ラッチ信号端子LTの立ち上がりでクロック信号端子CKに無関係に、故障状態信号端子L1〜L8の状態を保持し、故障データ出力端子XQ1〜XQ8へ反映させる機能を有する。
【0037】
故障通知シフトレジスタ5は、表示データシフトレジスタ3の表示データのシフト順序とは逆になるように故障データ入力端子XDと故障データ出力端子XQを接続している。
【0038】
ここで「シフト順序とは逆になるように」とは、表示データシフトレジスタ3のシフト順序が、シリアルの表示データを表示データ出力端子OUT8,OUT7,OUT6からOUT1の順に入力され、シフトするように縦続接続しているが、故障通知シフトレジスタ5のシフト順序は、OUT1〜OUT8を監視する故障検出バッファ4の故障通知端子X1〜X8からの入力を、OUT1に対応するX1,OUT2に対応するX2,OUT3に対応するX3からOUT8に対応するX8の順にシフトしていくように故障データ入力端子XDと故障データ出力端子XQを縦続接続したことをいう。
【0039】
このように接続することで、駆動回路1をプリント配線基板に実装した場合に、前段接続用コネクタ2の故障検出出力端子XDOUTと最後段の故障通知シフトレジスタ5の故障データ出力端子XQ1、および後段接続用コネクタ6の故障検出入力端子XDINと最前段の故障通知シフトレジスタ5の故障データ入力端子XD8の配線パターンを最短とすることができる。
【0040】
また、このように表示装置の駆動回路1を縦続接続した場合に、最前段の駆動回路1は制御装置と接続されるが、その場合にも、最前段の故障通知シフトレジスタ5からの故障データ出力端子XQ1から制御装置までの全線長を短くすることができる。
【0041】
後段接続用コネクタ6は、表示装置の駆動回路1を縦続接続する場合に、後段の駆動回路1の前段接続用コネクタ2とケーブルで接続されるか、または、直接後段の駆動回路1の前段接続用コネクタ2に接続される。最後段の場合には、後段接続用コネクタ6は開放となる。従って、後段接続用コネクタ6の入力信号である故障検出入力信号XDINは、電圧レベルの確定をさせるためにプルアップ抵抗7が接続され、“H”レベルとしている。その場合のプルアップ抵抗7は、次段の駆動回路1を接続した場合に、最前段の故障通知シフトレジスタ5の故障データ出力端子XQ1がファンアウトオーバとならない程度の抵抗としている。また、このプルアップ抵抗7は、外部に備えることも可能であり、縦続接続した最後段の駆動回路1の後段接続用コネクタ6にプルアップ抵抗7を実装したコネクタを装着することで同様の機能とすることができる。
【0042】
後段接続用コネクタ6の出力端子であるクロック端子CLKおよびラッチ端子LATCHは、前段接続用コネクタ2の入力端子であるクロック端子CLKおよびラッチ端子LATCHと直接接続されており、表示データ出力端子DOUTは、最後段の表示データシフトレジスタ3の出力端子Q8に接続されている。また、後段接続用コネクタ6から入力される故障検出入力端子XDINは、次段に接続する駆動回路1の最前段の故障通知シフトレジスタの出力である故障検出出力端子XDOUTが接続される。
【0043】
ここで複数の表示装置の駆動回路を縦続接続した場合の説明を図2に基づいて詳細に説明する。図2は、表示装置の駆動回路1を2台縦続接続した状態を示す図である。
【0044】
図2に示すように、制御装置8は、前段の駆動回路1の前段接続用コネクタ2に接続される。そして、前段の駆動回路1の後段接続用コネクタ6に後段である駆動回路1の前段接続用コネクタ2とケーブルで接続されている。
【0045】
最後段の駆動回路1の後段接続用コネクタ6には、プルアップ抵抗7を搭載した終端抵抗コネクタ9が接続されている。プルアップ抵抗7は、図1に示すように、駆動回路1の内部に搭載しても良く、その場合には、終端抵抗コネクタ9は省略できる。
【0046】
このように、駆動回路1の入力端子である表示データ入力端子DIN、クロック端子CLKおよびラッチ端子LATCHと、出力信号である故障検出出力端子XDOUTを前段接続用コネクタ2に配置することで、前段である制御装置8または駆動回路1との接続がケーブル1本で接続することができる。
【0047】
また、駆動回路1の入力信号である故障検出入力端子XDINと、出力信号である表示データ出力端子DOUT、クロック端子CLKおよびラッチ端子LATCHを後段接続用コネクタ6に配置することで、後段である駆動回路1との接続がケーブル1本で接続することができる。
【0048】
例えば、1辺が320mmの矩形状の表示装置を15台縦続接続して大画面を構成した場合、その最後段の表示装置の故障検出バッファにて故障を検出し、故障通知シフトレジスタを用いず、前段接続用コネクタおよび後段接続用コネクタを経由して制御装置まで通知すると、その故障を通知する信号線は、制御装置から最も遠い表示装置まで、約5m以上となる。
【0049】
従って、最終段の表示装置から制御装置に故障を通知する信号が、各表示装置を接続するケーブルや、表示装置内のプリント基板のパターンで5m以上となるため、電圧降下が発生したり、ノイズの影響を受ける可能性がある。
【0050】
図2に示すように、前段接続用コネクタ2および後段接続用コネクタ6に信号の端子を配置し、縦続接続されたそれぞれの駆動回路1に搭載された故障通知シフトレジスタを介して、クロック信号に同期したシリアルデータとして制御装置8へ伝送されるので、最終段の表示装置にて故障が発生した場合でも、制御装置から一番近い最前段の表示装置の故障通知シフトレジスタから出力される。
【0051】
よって、制御装置から一番近い最前段の表示装置までは60cm程度なので、駆動回路の設置環境のノイズに影響されることが少なく、確実に表示装置の故障を制御装置8へ通知することができる。
【0052】
このように構成された本発明の実施の形態に係る表示装置の駆動回路の動作を図1から図4に基づいて説明する。
【0053】
図3および図4は、本発明の実施の形態に係る表示装置の駆動回路の動作を示すタイムチャートである。
【0054】
図3に示すように、前段接続用コネクタ2の表示データ入力端子DINからクロック端子CLKの信号に同期して入力される。入力された表示データは、最前段の表示データシフトレジスタ3のデータ入力端子D1に入力され、1クロック分シフトしたデータが最前段の表示データシフトレジスタ3の表示データ出力端子Q1に出力される。以下、順に表示データDINから入力され、各表示データシフトレジスタ3により1クロック分ほどシフトされる。
【0055】
そして、クロック入力端子CLKから8クロックほど信号が入力された後に、前段接続用コネクタ2のラッチ端子LATCHからラッチ信号が1/2クロック入力される(▲1▼のタイミング)。
【0056】
ラッチ端子LATCHからラッチを入力した表示データシフトレジスタ3は、その時に保持している値を出力する。図3に示すように、データ出力端子Q1,Q4,Q5およびQ8が“H”なので、表示データ出力端子O1,O4,O5およびO8が“H”となり、故障検出バッファ4を介して表示データ出力端子OUT1,OUT4,OUT5およびOUT8がLEDと導通して電流が流れ、LEDを点灯させる(OUT4は点線部分)。
【0057】
ここで、表示データ出力端子OUT4の先に接続されているLEDまたは、接続線が開放故障した例を説明する。
【0058】
図4に示すように、故障検出バッファ4の出力端子OUT4に接続されているLEDが開放故障となっているので、電圧が低下し0.3V以下となるので、故障検出バッファ4が異常と判断して通知端子X4を“L”レベルとする。
【0059】
故障検出バッファ4の通知端子X4が接続されている故障通知シフトレジスタ5の故障状態信号端子L4に通知され、次のラッチ端子LATCHの入力により故障通知シフトレジスタ5のラッチ信号端子LTXに立ち上がり信号が入力されるので、故障状態信号端子L4の状態“L”がラッチされる(▲2▼のタイミング)。
【0060】
表示データシフトレジスタ3は、ラッチ端子LTの入力により、その時に保持している値を出力する。▲2▼のタイミングでは、表示データ出力端子Q1からQ8まで全て“L”レベルであるので、表示データ出力端子O1〜O8は、全て“L”レベルとなる。
【0061】
従って、故障検出バッファ4の出力端子OUT1〜8が全てLEDと非導通となり、電流が流れないため、LEDは消灯状態となる。そして、LEDが消灯状態では故障検出バッファ4は、開放故障を検出できないので、故障通知端子X1〜8は、全て“H”レベルとなる。
【0062】
▲2▼のタイミングにおいて、故障状態をラッチした故障通知シフトレジスタ5は、故障データ出力端子XQ4に出力し、次段の故障データ入力端子XD3に入力され、1クロック毎にシフトされていく。そして、▲2▼のタイミングから4クロック後に故障データ出力端子XQ1に出力され、前段接続用コネクタ2の故障検出出力端子XDOUTに出力される。
【0063】
制御装置では、ラッチ端子LATCHにラッチ信号を出力後、4クロック後にLEDおよびその接続線の異常を示す故障検出出力端子XDOUTが有効(“L”レベル)として通知されたため、故障検出バッファ4の出力端子OUT4に接続されるLEDまたはその接続線が、開放故障となったことが判別できる。
【0064】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、前段接続コネクタおよび後段接続コネクタから入出力される信号線は、直接各シフトレジスタに接続されているが、静電気などのノイズ対策や、信号波形の整形のために、ドライバ素子またはレシーバ素子を間に挿入しても良い。
【0065】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0066】
(1)表示用信号の故障箇所を通知する情報を、シリアルデータとするため信号線を増やすことなくデータを通知することができる。また、ラッチのタイミングから何クロック目に故障を検出した信号が送られたかをカウントすることで、確実に故障箇所が特定できる。
【0067】
(2)故障信号保持部の最後段の出力信号を前段接続コネクタへ接続することにより、前段の表示装置または制御装置とは、1本のケーブルまたは直接に前段の表示装置の後段接続コネクタと接続することができ、故障検出することが可能となる。また、故障信号保持部の最前段の入力信号を後段接続コネクタへ接続することにより、後段に接続される表示装置とは1本のケーブルまたは直接後段の表示装置の前段接続コネクタで接続することができ、容易に表示装置を拡張することができ、その場合においても、故障が発生したら正確に故障箇所の特定をすることができる。
【0068】
(3)故障信号保持部の各シフトレジスタの接続順序を、表示データ保持部の画像信号のシフト順序とは逆に故障検出バッファの故障通知信号を入力する接続線が故障信号保持部の各シフトレジスタに接続したことにより、最後段の故障信号保持部のシフトレジスタの出力信号を前段接続用コネクタに対して、最短で配線できる。また、最後段の故障信号保持部のシフトレジスタの入力信号を後段接続用コネクタに対して最短で配線ができる。
【0069】
よって、表示装置を縦続接続した場合に、制御装置から最も遠い表示装置で故障が発生しても、故障内容が途中に縦続接続されている表示装置の故障信号保持部によって故障通知信号の状態を中継し制御装置へ通知できる。また、制御装置へは、最前段の表示装置の故障信号保持部からの出力となるので、全長が短く構成できノイズに強い駆動回路とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る表示装置の駆動回路の回路図
【図2】表示装置の駆動回路を2台縦続接続した状態を示す図
【図3】本発明の実施の形態に係る表示装置の駆動回路の動作を説明するタイムチャート
【図4】本発明の実施の形態に係る表示装置の駆動回路の動作を説明するタイムチャート
【図5】従来の表示装置の駆動回路の回路図
【符号の説明】
1 駆動回路
2 前段接続用コネクタ
3 表示データシフトレジスタ
4 故障検出バッファ
5 故障通知シフトレジスタ
6 後段接続用コネクタ
7 プルアップ抵抗
8 制御装置
9 終端抵抗コネクタ

Claims (4)

  1. 複数のシフトレジスタを縦続接続してシリアルの表示データをパラレルの表示データに変換する表示データ保持部と、各々の前記シフトレジスタによりパラレルに変換された表示データの出力に接続された故障検出バッファとを備え、前記故障検出バッファに、前記故障検出バッファの出力線の電圧が異常電圧となった場合に故障通知信号を出力する手段を備えた表示装置の駆動回路において、
    前記各々の故障検出バッファの前記故障通知信号を入力し、前記故障通知信号の状態を保持してシフトする複数のシフトレジスタが縦続接続された故障信号保持部を備え、前記表示データ保持部と前記故障信号保持部は、共通したクロック信号線とラッチ信号線が接続されていることを特徴とする表示装置の駆動回路。
  2. 前記クロック信号線と、前記ラッチ信号線と、前記シリアルの表示データの信号線とを入力する端子と、前記故障信号保持部の最後段の前記シフトレジスタの出力端子に接続される故障検出出力端子とを有する前段接続コネクタを備えたことを特徴とする請求項1記載の表示装置の駆動回路。
  3. 前記クロック信号線と、ラッチ信号線と、前記表示データ保持部の最後段のシフトデータとを出力する信号線と、前記故障信号保持部の最前段のシフトレジスタの入力端子に接続される故障検出入力端子とを有する前記後段接続コネクタを備えたことを特徴とする請求項2に記載の表示装置の駆動回路。
  4. 前記故障信号保持部の各シフトレジスタの接続順序は、前記表示データ保持部の前記シリアルの表示データのシフト順序とは逆であり、前記故障検出バッファの前記故障通知信号を入力する接続線が前記故障信号保持部の各シフトレジスタに接続されたことを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置の駆動回路。
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