JP2005024815A - 言語学習システムとその装置、方法、プログラム、及びこのプログラムを記録する記録媒体 - Google Patents

言語学習システムとその装置、方法、プログラム、及びこのプログラムを記録する記録媒体 Download PDF

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隆一郎 山崎
Shuji Aoyanagi
修二 青柳
Hidesato Ando
秀聡 安藤
Hitoshi Ejima
仁 江島
Masahiro Seyama
昌宏 瀬山
Akinori Togashi
彰憲 富樫
Takuo Yamazaki
琢夫 山崎
Hikari Deguchi
光 出口
Fujio Yamazaki
富士夫 山崎
Takashi Munakata
孝志 宗像
Tomiji Suzuki
富司 鈴木
Takesue Nakabayashi
猛季 中林
Katsuhiko Kamishige
勝彦 上重
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Abstract

【課題】言語の学習における時間浪費の試行錯誤を解消するようにした言語学習システムとその装置、方法、プログラム、及びそのプログラムを記録する記録媒体を提供する。
【解決手段】異なる音声による同一学習用言語を記録部に記録し、これを学習者が利用する学習者端末にて順次再生するか、一つの音声による同一学習用言語を記録部に記録し、これを学習者が利用する学習者端末にて異なる音声により繰り返し再生する。学習用言語は会話形式で記録されており、学習用言語における何れか一方の音声の再生を停止する音声停止選択手段と、停止された音声に相当する学習者の音声を受け付ける学習者音声受付手段と、受け付けた音声の適否を判定する音声判定手段をさらに有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、言語記録手段に記録された学習用言語を、学習者が利用する学習者端末において再生することにより言語を学習するものであり、言語の学習における時間浪費の試行錯誤を解消するようにした言語学習システムとその装置、方法、プログラム、及びそのプログラムを記録する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
言語の学習においては、単語やフレーズを出来るだけ多く暗記するインプット学習が重要であることは従来から知られている。たとえば、CDやカセットテープ等の記録媒体に記録されている学習用言語を繰り返し何回も連続して再生し、これを聞くことにより学習用言語を学習することが行われている。そのため現在では、画面上に表示される、動く絵に合わせてプラクティス単位で学習する外国語の例文の音声をループ再生し、また、静止させた絵に対してセンテンス単位で1文毎に音声を任意にループに再生するようにした手段が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、語学の学習においては、上述したインプット学習と共に、聞いた音声を真似て学習用言語を発するアウトプット学習も重要であることが従来から知られている。たとえば、外国語の言語材料から学習者の右脳が受け入れ易い純音楽的な音声組成構造を聴覚的に認識し、教授者による言語材料の正確な目標リズム音及び/又は目標言語発声音を認識し、更に言語材料の正確な目標言語の内容を表示する潜在意識的な画像を認識し、外国語の言語材料を視覚的に訓練しつつ目標言語発声音に倣って言語を発生するようにした手段が提案されている(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−105530号公報
【特許文献2】
特開2001−42758号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の学習法では、インプット学習される言語は同一の音声により提供されるものである。上述した手段においても音声の重要性については何ら言及していない。ところが実社会においては、老若男女様々な人と会話することがあり、彼らは皆同じ声ではなく、高い声、低い声、太い(男性的な)声、細い(女性的な)声、ハッキリとした声、口ごもった声、ハスキーな声、子供っぽい声、等それぞれに個性的な様々な声をもっている。したがって、同一音声による言語の学習だけでは、いくら繰り返し再生してインプット学習をしたとしても、学習した音声に近い声でなければ実際の会話において聞き取れないことがある。また、アウトプット学習をする場合においても、リズムやイントネーションを重視するのではなく、自分の声を忘れて無理やり聞き取った音声と同じ声を発しようと真似ることに終始してしまいがちである。
【0006】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、実社会での様々な会話環境に基づいた会話の学習を行うことで、言語の学習における時間浪費の試行錯誤を解消するようにした言語学習システムとその装置、方法、プログラム、及びそのプログラムを記録する記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、学習用言語を繰り返し何回も連続して再生し、これを聞くことにより学習用言語を学習するインプット学習と、再生した音声を真似て学習用言語を発するアウトプット学習を行うようにしたものであるが、単に学習用言語を同一音声で繰り返し何回も連続して再生させるものではなく、高い声や低い声等といった老若男女様々な人による音声による学習用言語を連続して再生することで、実社会での様々な会話環境に基づいた会話を疑似体験しながら学習用言語を学習し、実際の会話に確実に対応することが出来るようにしたものである。これにより、様々な音声による学習用言語を認識し聞き取るインプット学習が出来るようになると共に、音声ではなくリズムやイントネーションを重視した実践的なアウトプット学習をすることが出来るようになる。
【0008】
すなわち、上述の目的を達成するため、本発明の第一の言語学習システムは、請求項1に記載のとおり、学習者が利用する学習者端末にて学習用言語を再生することにより言語を学習するシステムであって、学習用言語を記録する言語記録手段と、この言語記録手段に記録された学習用言語の音声を再生する再生手段とを有し、学習用言語を異なる音声にて順次再生するようにしたものである。
【0009】
ここで、異なる音声とは、前述したように高い声、低い声、太い(男性的な)声、細い(女性的な)声、ハッキリとした声、口ごもった声、ハスキーな声、子供っぽい声、等老若男女様々な人の声に相当する音声を言う他、英米系、欧州系、アジア系といった発音に差があっても良いものである。また、学習用言語を異なる音声にて順次再生するとは、再生される学習用言語の内容(単語やフレーズ)は同じだが、再生される音声を異なる種々の音声によってリピート再生することを言う。なお、異なる音声は、すべて異なる音声とするものでも良く、幾つかの音声をランダムに再現させるものでも良く、さらに、コンピュータによって音声を変換した合成音でも良い。
【0010】
そして、学習用言語の異なる音声での再生手段としては、たとえば、同一学習用言語を多くの異なる音声により記録する言語記録手段と、この言語記録手段に記録された学習用言語を音声毎に同一単位で抽出し、抽出した学習用言語を連続して再生する記録音声連続再生手段とを有して行うことが出来る。また、他の手段として、学習用言語を一つの音声だけにより記録する言語記録手段と、この言語記録手段に記録された一つの音声による学習用言語を所望の単位で抽出し、抽出した学習用言語を繰り返し再生する毎に複数の異なる音声に変換(ボイスチェンジ)して再生する音声変換再生手段とを有して行うことも出来る。したがって、言語記録手段に異なる音声による学習用言語が記録されている場合は、上記記録音声連続再生手段もしくは音声変換再生手段の何れかを利用することが出来、一方、言語記録手段に一つの音声による学習用言語しか記録されていない場合は、上記音声変換再生手段が利用される。
【0011】
これにより、記録音声連続再生手段では、性別や年齢等に関わらず老若男女様々な人の異なる声による学習用言語が順次所望の単位で連続して再生され、一方音声変換再生手段では、異なる音声に変換された学習用言語が順次所望の単位で繰り返し再生されて、実社会での会話の場と同様の環境が作り出されることとなる。したがって、言語記録手段に記録された学習用言語を、所望の単位でいろいろな音声にて順次再生して聞くことにより、たとえば、Aという同じ学習用言語であっても、一番目の音声によるA1、二番目の音声によるA2、・・・n番目の音声によるAn・・・といった種々の音声による学習用言語を体験出来、一つの音声だけでなく、あらゆる音声に対応できる実践的なファジー学習を行うことができる。
【0012】
なお、上述した学習者端末とは、携帯電話やPHS、携帯情報端末(PDA)及びその他のモバイル、もしくはパーソナルコンピュータといった出力手段と入力手段とを備えた電子機器のことを言い、勿論本発明の言語学習用に設計された専用装置であっても良い。また、この出力手段とは、音声を出力するためのスピーカやイヤホン、文字や画像を出力するためのディスプレイなどを言う。一方、この入力手段とは、学習時の選択指示情報を入力するための操作ボタンやキーボード、マウス、マイクなどを言う。さらに、上述した本発明における学習用言語とは、英語や独語、仏語、中国語、韓国語といった日本語に対する外国語は勿論のこと、日本語であっても地域による方言をも含むものである。また、学習用言語は、学習用言語による内容(単語やフレーズ)を意味する場合にも使うものとする。したがって、童話、エッセイ、映画、等のフレーズを教材として学習用言語に用いても良い。
【0013】
また、本発明の第二の言語学習システムは、請求項2に記載のとおり、上述の発明のシステムに加え、学習用言語は会話形式で記録されており、この学習用言語における何れか一方の者の、音声の再生を停止する音声停止選択手段と、停止された音声に相当する学習者の音声を受け付ける学習者音声受付手段と、受け付けた音声の適否を判定する音声判定手段とを、さらに有するものである。
【0014】
ここで、会話形式とは二人以上の者によりやり取りされる話し合い(以下、「学習用会話」という場合がある。)を言う。したがって、三人やそれ以上の人数での学習用会話であっても学習用言語の内容として何ら問題は無い。しかしながら、確実に学習用言語を学習する上では二人の対話によるものが望ましい。
【0015】
これにより、たとえば、二人での対話による学習用会話の一方の者の音声を停止した場合、他方の者の音声が次々と異なる音声にて再生されるので、多くの人と出会って同じ会話をしているような環境が作り出されることとなる。したがって、AとBからなる会話である場合、一方の者の音声を停止することで、A(ポーズ)、A(ポーズ)、・・・、もしくは(ポーズ)B、(ポーズ)B、・・・という学習用会話になる。また、更にこれを異なる音声にて再生することで、一番目の音声によるA1(ポーズ)、二番目の音声によるA(ポーズ)、・・・n番目の音声によるAn(ポーズ)、・・・、もしくは同様に、(ポーズ)B1、(ポーズ)B2、・・・、(ポーズ)Bn、・・・といった実社会での会話に近い種々の音声による学習用会話になる。そして、この音声停止状態であるポーズの間に学習は音声を入力することで、この学習用言語に応答する形での会話を疑似体験しながら各学習用言語を互いに立場を替えて効果的にインプット学習とアウトプット学習することができる。なお、学習用言語は、所望の単位の選択により単語学習に利用することも可能である。
【0016】
また、本発明の第三の言語学習システムは、請求項3に記載のとおり、会話形式で記録された学習用言語とした上述の発明のシステムに加え更に、会話形式は、同一の質問と異なる回答もしくは異なる質問と同一の回答から構成されているものである。
【0017】
ここで、同一の質問と異なる回答とは、異なる表現による回答が可能な質問とその回答を言い、また、異なる質問と同一の回答とは、同一の回答を導き出す、異なる質問とその回答を言う。すなわち、同一の質問A、A、A、・・・に対して、それぞれ1B、2B、3B、・・・という異なる回答をする場合と、異なる質問1A、2A、3A、・・・に対して、それぞれB、B、B、・・・という同じ回答をする場合を言う。
【0018】
これにより、学習用言語を学習する際の一つだけの会話パターンでなく、種々の会話パターンにおいて利用することができる学習環境が作り出されることとなる。したがって、会話形式が、たとえばA、1B、A、2B、A、3B、・・・といった同一の質問と異なる回答、もしくは1A、B、2A、B、3A、B、・・・といった異なる質問と同一の回答からなる構成である場合、何れか一方の者の音声の再生を停止することで、A(ポーズ)、A(ポーズ)、A(ポーズ)・・・または(ポーズ)1B、(ポーズ)2B、(ポーズ)3B、・・・、もしくは1A(ポーズ)、2A(ポーズ)、3A(ポーズ)、・・・または(ポーズ)B、(ポーズ)B、(ポーズ)B、・・・という学習用会話になる。
【0019】
また、更にこれを異なる音声にて再生することで、同一の質問からなる構成である場合は、一番目の音声による質問A1、(ポーズ)、二番目の音声による質問A2、(ポーズ)、三番目の音声による質問A3、(ポーズ)、・・・という異なる音声により出題される学習用言語とすることが出来、一方、同一の回答からなる構成である場合は、(ポーズ)、一番目の音声による回答B1、(ポーズ)、二番目の音声による回答B2、(ポーズ)、三番目の音声による回答B3、・・・という異なる音声により回答される学習用言語とすることが出来る。
【0020】
そして、この音声停止状態であるポーズの間に学習者は音声を入力することで、やはりこの学習用言語に応答する形での会話を疑似体験しながら各学習用言語を互いに立場を替え、さらに種々の質問形式や回答形式のインプット学習とアウトプット学習を効果的に行うことができる。
【0021】
また、本発明の第四の言語学習システムは、請求項4に記載のとおり、会話形式で記録された学習用言語とした上述の各発明のシステムに加え更に、音声判定手段は、入力された音声のリズム及び/またはイントネーションの適否を判定するものである。
【0022】
ここで、音声のリズムとは、所謂韻律のことを言い、また、イントネーションとは、所謂抑揚のことを言う。すなわち、質問Aや回答Bを完全に発音することが出来なくても、たとえばハミングにより「フンフンフフンフーンフーン」と言ったような全体的なリズムや、「上り調子」や「下り調子」と言ったようなイントネーションの両方もしくは何れか一方が合っていれば、第一段階の発音OKとするものである。
【0023】
これにより、学習用言語を適切に発音出来なくても、リズムやイントネーションが適合していれば段階的に発音OKという判定が出され、発音に対する進歩状況や改善課題を理解することを可能とした学習環境が作り出されることとなる。したがって、発音の判定において自分の発音が駄目と判定された場合に、自分の発音はどこが悪いのか分からずに悩んでしまうことが解消され、自分の発音の適否を段階的に確認しながら、発音に対する課題を持って、効率良く確実に学習することが出来ることとなる。
【0024】
また、本発明の第五の言語学習システムは、請求項5に記載のとおり、上述の各発明のシステムに加え更に、学習用言語に適合する文字を記録する文字記録手段と、この文字記録手段に記録された文字を学習用言語の再生に伴って表示させる文字表示手段とを有するものである。
【0025】
この文字の表示は、音声に伴って表示部に順々に表示されるものや、音声に伴って表示部の左右方向又は上下方向の何れかに流れるように順々に表示されるもの、または予め表示させておいた文字を音声に伴って順々に変色させるようなものであって良い。
【0026】
これにより、音声と文字とを相互に関連付けて学習する環境が作り出されることとなる。したがって、学習用言語を聴覚と視覚の双方から効率良く学習することが出来、学習以外の場面で音声を聞けば自然と文字が、または文字を見れば自然と音声が浮かんでくるようにすることが出来ることとなる。
【0027】
また、本発明の第六の言語学習システムは、請求項6に記載のとおり、上述の各発明のシステムに加え更に、学習用言語に適合する画像を記録する画像記録手段と、この画像記録手段に記録された画像を学習用言語の再生に伴って表示させる画像表示手段とを有するものである。
【0028】
この画像は、学習用言語に適合するものであれば、実写でも絵でも良く、また、動画や静止画でも良い。したがって、写真やイラスト、アニメーション等であっても何ら差支えない。
【0029】
これにより、音声と画像もしくは音声と文字と画像とを相互に関連付けて学習する環境が作り出されることとなる。したがって、学習用言語を聴覚とイメージの双方から、もしくは聴覚と視覚とイメージの多方から総合的に効率良く学習することが出来、学習以外の場面で音声を聞けば自然とイメージが、または音声を聞けば自然と文字とイメージが、もしくは文字を見れば自然と音声とイメージが浮かんでくるようにすることが出来ることとなる。
【0030】
また、本発明の第七の言語学習システムは、請求項7に記載のとおり、上述の各発明のシステムに加え更に、言語記録手段は、学習者が利用する学習者端末に装着可能な学習用言語記録媒体に具備されているものである。
【0031】
この学習者端末に装着可能な学習用言語記録媒体とは、たとえばコンパクトディスク(CD)やミニディスク(MD)、DVD、メモリカード、メモリスティック(登録商標)、カセットテープ、DATといったカートリッジ式のアナログあるいはディジタル記憶媒体を言う。
【0032】
これにより、学習者端末とこれに装着可能な学習用言語記録媒体があれば、別途通信手段を要することなく学習用言語を学習する環境が作り出されることとなる。したがって、移動中の交通機関の車内や機内、または、インターネット等の通信回線への接続手段が具備されていない場所であっても、いつでもどこでも学習用言語の学習が行えることになる。なお、言語記録手段は、文字記録手段及び/または画像記録手段と共に、同一の学習用言語記録媒体に具備されるようにする。
【0033】
また、本発明の第八の言語学習システムは、請求項8に記載のとおり、上述の各発明のシステムに加え更に、言語記録手段は、学習者が利用する学習者端末にネットワークを介して通信可能に接続された学習用言語管理装置に具備されているものである。
【0034】
ここでネットワークとは、インターネット接続を含む有線電話回線、無線電話回線、CATV(cable television)回線、その他の通信回線網をいう。
【0035】
これにより、学習用言語が記録された学習用言語管理装置へ通信ネットワークを介して接続すれば、別途所望の学習用言語が記録された学習用言語記録媒体を要することなく学習用言語を学習する環境が容易に作り出されることとなる。したがって、所望の学習用言語が記録された学習用言語記録媒体を学習用言語毎に準備したり、この学習用言語記録媒体を学習場所まで所持したり、更にこれを学習者端末へ装着したりする手間を要することなく、所望の学習用言語を容易に入手して学習が行えることになる。
【0036】
さらに、本発明の第九の言語学習システムは、請求項9に記載のとおり、上述の各発明のシステムに加え更に、学習用言語管理装置は、ネットワークを介して通信可能に接続された言語音声提供者端末に具備された学習用言語音声受付手段より学習用言語を受け付け記録する言語蓄積記録手段を有するものである。
【0037】
これにより、新たな異なる音声による学習用言語が言語音声提供者端末から受け付けられ、言語記録手段に追加的に記録されることで、言語記録手段が発展的に更新されることとなる。したがって、最新の情報が蓄積された学習用言語記録媒体をその都度準備しなくても、より多くの学習用言語を容易に入手して実社会に近づいた学習環境を作り出すことが出来ることになる。
【0038】
また、上述した本発明の言語学習支援システムは、例えば以下に記載の各装置を有する。すなわち、本発明の第一の装置は、請求項10に記載のとおり、学習者が利用する学習者端末と通信可能に構成された装置であって、学習用言語を記録する第一の手段と、上記学習者端末から送信された学習用言語の再生形式の選択指示を受け付ける第二の手段と、上記学習者端末から受け付けた再生形式の選択指示に基づいて第一の手段に記録された学習用言語を異なる音声により出力する第三の手段と、出力された学習用言語を学習者端末へ送信する第四の手段とを有するとしたものである。
【0039】
これにより、第一の手段によって記録された学習用言語が、第二の手段によって受け付けられた再生形式の選択指示に基づいて第三の手段より出力され、第四の手段によって学習者端末へ送信されて、学習者端末にて異なる音声の学習用言語として再生されることになる。
【0040】
また、本発明の第二の装置は、請求項11に記載のとおり、上述の発明の装置に加え、学習者端末から音声の出力停止指示を受け付ける第五の手段と、受け付けた音声の出力停止指示により学習用言語における何れか一方の者の音声の出力を停止する第六の手段と、学習者端末にて入力された停止された音声に相当する学習者の音声を受け付ける第七の手段と、受け付けた音声のリズム及び/またはイントネーションの適否を判定する第八の手段と、判定した結果を学習者端末へ送信する第九の手段とを有するものである。
【0041】
これにより、第一の手段によって記録された会話形式の学習用言語は、第二の手段によって受け付けられた再生形式の選択指示に基づいて第三の手段より出力される。また、第三の手段より出力された学習用言語は、第五の手段によって受け付けられた音声の出力停止指示に基づいて第六の手段により何れか一方の者の音声の出力が停止されて出力される。そして、この学習用言語は、第四の手段によって学習者端末へ送信されて、学習者端末にて異なる音声の一方の者の音声が消去された無音声状態を有する会話形式の学習用言語として再生されることになる。さらに、第七の手段によって学習者の音声が受け付けられ、第八の手段によってその音声のリズム及び/またはイントネーションの適否が出力を停止した音声に基づき判定され、第九の手段によってその結果が学習者端末へ送信されることになる。
【0042】
また、上述した各装置を用いた言語学習支援システムにより、例えば以下に記載の言語学習方法を達成することができる。すなわち、本発明の第一の言語学習方法は、請求項12に記載のとおり、言語記録手段に記録された学習用言語を学習者が利用する学習者端末において再生することにより言語を学習する方法であって、学習用言語を記録するステップと、学習用言語の再生形式の選択指示を受け付けるステップと、受け付けた再生形式の選択指示により記録された学習用言語を異なる音声により出力するステップと、出力された学習用言語を学習者端末へ送信するステップと、送信された学習用言語を学習者端末において再生するステップとを有するようにしたものである。
【0043】
これにより、言語記録手段に記録された学習用言語は、学習者からの再生形式の選択指示に基づき、学習者端末において異なる音声で再生されることとなる。
【0044】
また、本発明の第二の言語学習方法は、請求項13に記載のとおり、上述の発明の方法に加え、学習者端末から学習用言語の音声の出力停止指示を受け付けるステップと、受け付けた音声の出力停止指示により学習用言語における何れか一方の者の音声の出力を停止するステップと、学習者端末にて入力され送信された停止された音声に相当する学習者の音声を受け付けるステップと、受け付けた音声のリズム及び/またはイントネーションの適否を判定するステップと、判定した結果を学習者端末へ送信するステップとを有するものである。
【0045】
これにより、言語記録手段に記録された会話形式の学習用言語は、学習者からの再生形式の選択指示と音声の出力停止指示に基づき、学習者端末において異なる音声で、一方の者の音声が消去された無音声状態を有して再生されることとなる。さらに、出力が停止された一方の者の音声に相当する学習者の音声の入力が学習者端末にて行われ、受け付けたその音声のリズム及び/またはイントネーションの適否が判定され、その結果が学習者へ知らされることになる。
【0046】
さらにまた、上述した各装置は、例えば以下に記載の言語学習プログラムを具備する。すなわち、本発明の第一の言語学習プログラムは、請求項14に記載のとおり、コンピュータを、学習者端末から学習用言語の再生形式の選択指示を受け付ける手段、受け付けた再生形式の選択指示に基づいて予め記録された、異なる音声の学習用言語を所定の単位で連続して出力する手段、出力した学習用言語を学習者端末へ送信する手段として機能させるようにしたものである。
【0047】
また、本発明の第二の言語学習プログラムは、請求項15に記載のとおり、コンピュータを、学習者端末から学習用言語の再生形式の選択指示を受け付ける手段、受け付けた再生形式の選択指示に基づいて予め記録された学習用言語を所定の単位で音声を変換し繰り返し出力する手段、出力した学習用言語を学習者端末へ送信する手段として機能させるようにしたものである。
【0048】
さらに、本発明は、請求項16に記載のとおり、上記プログラムを、それぞれコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録したものである。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づきそれぞれ説明する。
(第一の実施の形態)
まず、本発明の第一の実施の形態として、学習用言語が記録された記憶媒体を学習者端末に装着して学習する場合の構成について説明する。図1(A)は、本発明の第一の実施の形態に係る言語学習方法を実施するシステムの一例を示す概略図であり、図2は、後述する第二の実施の形態と併せて、その構成を簡略的に示すブロック図である。
【0050】
図1(A)に示すように、言語学習システム1Aは、学習者により操作される学習者端末2(2A−1,2A−2)と、学習者が学習する学習用言語を記録する学習用言語記憶媒体3(3A,3B,3C)とにより構成される。この学習用言語記憶媒体3は、学習者端末2に装着可能であって、学習者の操作により記録された学習用言語を再生可能とするものであり、記録される学習用言語の種類や会話の数、またはこの学習用言語に付随して記録される文字や画像の有無によって、コンパクトディスク(CD)やミニディスク(MD)、DVD、メモリカード、メモリスティック(登録商標)、カセットテープ、DATといった種々の記憶媒体の中から適宜選択できる。
【0051】
学習者端末2は、上述した学習用言語記憶媒体3の種類(記録する情報の種類や記録方式の違い)によって最低限要求される構成が異なる。たとえば、単に学習用言語の音声だけを再生するものの場合や、音声とこれに適合する文字の場合、音声とこれに適合する画像の場合、音声とこれに適合する文字及び画像の場合、または音声等をアナログ形式で記録する場合とディジタル形式で記録する場合、等によって異なる。本実施の形態は、音声とこれに適合する文字及び画像をディジタル形式で記録した学習用言語記憶媒体3を用いている。したがって、画像が不要の場合や文字が不要の場合、学習用言語が一つの言語に決められている場合、記録方式がアナログ形式である場合等は、以下に説明する構成を基本として、適宜選択もしくは設計変更して構成すれば良い。
【0052】
図2に示すように、本実施の形態の言語学習システム1Aで用いる学習者端末2は、まず、学習用言語記憶媒体3の装着を可能とする記憶媒体装着部28を有する。また、この学習用言語記憶媒体3に記録された音声情報とこれに適合する文字情報及び画像情報の中から、学習用言語の音声だけを出力し再生するのか、音声情報とこれに適合する文字情報を出力し再生するのか、音声情報とこれに適合する画像情報を出力し再生するのか、それとも音声情報とこれに適合する文字情報及び画像情報の全てを出力し再生するのか、その出力再生形式を選択する再生形式選択部12を有する。
【0053】
また、学習者端末2は、上述した何れの再生形式でも対応可能なように、装着された学習用言語記憶媒体3から学習用言語の音声を抽出し出力する再生言語抽出部23と、この出力された音声を再生するスピーカやイヤホンといった言語再生部15、また、同じく学習用言語記憶媒体3から学習用言語に適合する文字を抽出し出力する表示文字抽出部24と、この出力された文字を再生する文字表示部16、及び同じく学習用言語記憶媒体3から学習用言語に適合する画像を抽出し出力する表示画像抽出部25と、この出力された画像を再生する画像表示部17を有する。文字と画像とを互いに合成表示し、あるいは互いの表示域を区分けして表示することにより、文字表示部16と画像表示部17はこれを一つのディスプレイで兼用させることが出来る。また、学習者端末2には、再生される学習用言語の再生スピード調整する再生スピード選択部11が設けられている。
【0054】
また、学習者端末2は、学習用言語記憶媒体3から抽出する言語の種類を選択する再生言語選択部13を有する。この抽出する言語とは、予め選択された学習しようとする学習用言語と、この学習用言語を理解する訳語とも言える基準語のことを言う。したがって、たとえば日本語を理解できる者が英語を学習する場合は、日本語が基準語となり、英語が学習用言語となる。そして、この再生言語選択部13は、予め選択された基準語と学習用言語との切替えを選択するものである。これにより、再生言語選択部13での選択に応じて、基準語もしくは学習用言語の何れか一方だけを再生させたり、基準語と学習用言語の両方を再生させたりすることが出来る。
【0055】
また、学習者端末2には、図示しないが、基準語及び学習用言語を予め選択する指示を受け付ける選択部は別途設けられている。すなわち、本実施の形態の場合、複数の学習用言語と基準語が記録されている学習用言語記憶媒体3を想定しているので、これら学習用言語と基準語の中から所望の学習用言語と基準語をそれぞれ選択可能とする手段を要する。なお、学習用言語記憶媒体3に記録されている学習用言語と基準語が予め決められた所定のもの、たとえば基準語が日本語で学習用言語が英語として決められているものや、基準語が日本語で学習用言語が独語として決められているもの、基準語が英語で学習用言語が中国語として決められているものの場合等は、これら基準語及び学習用言語の種類を選択する手段は特に必要ない。
【0056】
また、学習者端末2は、選択された学習用言語の何れか一方の音声の再生停止を選択する音声停止選択部14を有する。この音声停止選択部14は、学習用言語記憶媒体3に記録された学習用言語が会話形式である場合、何れか一の会話の音声を停止することで、停止した音声が再生される時間に相当する音声停止状態(ポーズ)を作り出し、この停止した会話者に成り代わって音声停止時に学習用言語のアウトプット学習する環境を作り出すものである。したがって、音声の再生を停止する会話者を選択することによって、所望の会話者に成り代わってアウトプット学習することが出来る。
【0057】
また、学習者端末2は、音声の再生停止に伴って、音声停止時に会話者に成り代わってアウトプット学習する学習者の音声の入力を受け付けるマイクといった学習者音声受付部18と、受け付けた学習者の音声を一時的に保存する学習者音声保存部26と、保存された音声のリズムやイントネーションの適否を判定する音声判定部27と、この判定による結果を受け付ける判定結果受付部19とを有する。なお、この判定結果受付部19により受け付けられた判定結果は、音声による場合は言語再生部15、また、文字による場合は文字表示部16を用いて出力される。
【0058】
さらに、学習者端末2は、上述した再生形式の選択や再生言語の選択、音声停止の選択、再生スピードの調整といった種々の指示を受け付ける選択指示受付部21と、この指示に応じて実行を制御する指示実行制御部22を有する。
【0059】
以上のことから、本実施の形態で用いる学習者端末2としては、たとえば、ディスプレイやスピーカまたはイヤホン等の出力手段と、キーボードやマウス、マイクといった入力手段を具備するパーソナルコンピュータを採用することができる。
【0060】
一方、学習用言語記憶媒体3は、学習用言語の音声情報を記録する言語記録部30と、この音声情報に適合する文字情報を記録する文字記録部31と、この音声情報に適合する画像情報を記録する画像記録部32をそれぞれ有する。言語記録部30には、複数の異なる音声による音声情報が記録されている。なお、これら音声情報や文字情報、画像情報は、データベースとして各記録部に記録するものである。
【0061】
また、学習用言語記憶媒体3は、学習者端末2からの要求に応じて上述した再生形式の選択や再生言語の選択、音声停止の選択、といった種々の操作の実行を可能とするプログラムが記録されたプログラム記録部33を有する。さらに、学習用言語記憶媒体3は、音声の再生停止に伴って受け付けた学習者の音声のリズムやイントネーションの適否を判定する基準となるリズムやイントネーションが記録されたリズム記録部34及びイントネーション記録部35を有する。
【0062】
なお、学習用言語記憶媒体3に一つの音声による学習用言語しか記録されていない場合は、この学習用言語を複数の異なる音声として順次再生するために、抽出した学習用言語を繰り返し再生する毎に複数の異なる音声に変換(ボイスチェンジ)して再生する音声変換再生手段(図示せず)が学習者端末2に具備されることとなる。
【0063】
(第二の実施の形態)
次に、本発明の第二の実施の形態として、通信ネットワークを介して学習者端末と学習用言語管理装置とを接続して学習する場合の構成について説明する。図1(B)は、本発明の第二の実施の形態に係る言語学習方法を実施するシステムの一例を示す概略図であり、図2は、前述した第一の実施の形態と併せて、その構成を簡略的に示すブロック図である。なお、前記第一の実施の形態と同じ構成とした箇所は図2での符号をそのまま用いることとし、必要以外その説明は省略することとした。
【0064】
図1(B)に示すように、本実施の形態の場合の言語学習システム1Bは、学習者により操作される学習者端末2(2B−1,2B−2,2B−3)と、この学習者端末2とネットワークを介して情報の授受を行なう学習用言語管理装置としてのサーバ4とにより構成される。このサーバ4は、学習者端末2と双方向通信可能に接続されている。また、本実施の形態の場合の言語学習システム1Bでは、音声提供者端末5を更に含めるものとすることも出来る。
【0065】
図2に示すように、本実施の形態の言語学習システム1Bで用いる学習者端末2は、まず、ネットワークを介してサーバ4との通信を可能とする通信部20を有する。また、学習者端末2は、言語学習システム1Aで用いる学習者端末2と同様に、サーバ4からの情報の出力再生形式を選択する再生形式選択部12、サーバ4にて抽出され送信された学習用言語の音声やこの学習用言語に適合する文字または画像をそれぞれ再生する、言語再生部15と文字表示部16と画像表示部17とを有する。文字表示部16と画像表示部17は、同一のディスプレイを兼用することが出来る。
【0066】
また、学習者端末2は、サーバ4にて抽出された言語の種類を選択する再生言語選択部13を有する。勿論、学習者端末2には、基準語及び学習用言語を予め選択する指示を受け付ける選択部(図示せず)が別途設けられている。また、再生スピード選択部11も設けられている。
【0067】
また、学習者端末2は、学習用言語の何れか一方の音声の再生停止を選択する音声停止選択部14を有する。これにより、この学習者端末2においても、サーバ4に記録された学習用言語が会話形式である場合、何れか一の会話の音声を停止することで、この停止した会話者に成り代わって音声停止時に学習用言語のアウトプット学習する環境を作り出すことが出来る。そして、学習者端末2は、音声の再生停止に伴って、音声停止時に会話者に成り代わってアウトプット学習する学習者の音声の入力を受け付けるマイクといった学習者音声受付部18と、サーバ4へ送った学習者の音声のリズムやイントネーションの適否を判定した結果をサーバ4より受け付ける判定結果受付部19とを更に有する。
【0068】
以上のことから、本実施の形態で用いる学習者端末2としては、たとえば、ディスプレイやスピーカまたはイヤホン等の出力手段と、キーボードやマウス、マイクといった入力手段、及びネットワークを介してサーバ4と接続する通信部20を具備するパーソナルコンピュータを採用することができる。
【0069】
一方、サーバ4は、やはりネットワークを介して学習者端末2との通信を可能とする通信部55を有する。また、サーバ4は、学習用言語の音声情報を記録する言語記録部40と、この音声情報に適合する文字情報を記録する文字記録部41と、この音声情報に適合する画像情報を記録する画像記録部42をそれぞれ有する。この言語記録部40には、複数の異なる音声による音声情報が記録されている。そして、これら音声情報や文字情報、画像情報は、やはりデータベースとして各記録部に記録されている。
【0070】
また、サーバ4は、言語記録部40から学習用言語の音声を抽出する再生言語抽出部46と、文字記録部41から学習用言語に適合する文字を抽出する表示文字抽出部47と、画像記録部42から学習用言語に適合する画像を抽出する表示画像抽出部48を有する。
【0071】
また、サーバ4は、音声の再生停止時に、学習用言語の会話者に成り代わってアウトプット学習することにより学習者端末2に入力され、この学習者端末2から送られた学習者の音声を受け取って一時的に保存する学習者音声保存部49と、保存された音声のリズムやイントネーションの適否を判定する音声判定部52を有する。
【0072】
また、サーバ4は、学習者端末2からの要求に応じて上述した再生形式の選択や再生言語の選択、音声停止の選択、といった種々の操作の実行を可能とするプログラムが記録されたプログラム記録部43と、上述の音声の再生停止に伴って受け付けた学習者の音声のリズムやイントネーションの適否を判定する基準となるリズムやイントネーションが記録されたリズム記録部50及びイントネーション記録部51をも有する。種々の操作の実行を可能とするプログラムは、インターネット等のネットワークを介して学習者端末2へ提供される。さらに、このサーバ4は、種々の指示を受け付ける選択指示受付部44と、この指示に応じて実行を制御する指示実行制御部45を有する。
【0073】
また、音声提供者端末5を含めるものとした場合の言語学習システム1Bにおけるサーバ4は、上述した構成に加えて更に、音声提供者端末5より提供された学習用言語の音声情報を受け付ける学習用言語受付部53と、この学習用言語受付部53で受け付けた音声情報を、言語記録部40へ追加的に蓄積記録することを可能とし実行を制御する受付学習用言語蓄積制御部54とを有する。これにより、上述した各記録部へは何れも情報の追加的な蓄積記録が可能となる。
【0074】
また、音声提供者端末5もまた、ネットワークを介したサーバ4との通信を可能とする通信部57を有する。そして、少なくともサーバ4へ提供する学習用言語の音声の入力を受け付けるマイクといった学習用言語受付部56を有する。
【0075】
ここでサーバ4には、図示しないが、予め学習用の言語や文字、画像といった各学習用情報を記録すると共に、各学習者の指示に基づいて学習条件の管理を行なうウェッブ(Web)サーバとしての言語学習管理装置と、言語学習管理装置に記録された内容をテーブル形式のデータとして管理を行なうデータベース(DB)サーバとしてのデータ管理装置と、学習者端末2より送信された学習者の学習依頼を受け取って、この依頼に基づいて学習用情報を抽出し送信するアプリケーション(AP)サーバとしての学習用情報管理装置とが具備され、システム化されている。
【0076】
ここで、データ管理装置(DBサーバ)は、学習用言語の音声をシチュエーション毎かつ言語毎に収集すると共に、更に学習レベルを異にするステップ毎かつ会話者毎に収集し、音声データベースとして記録し、また、この音声に適合する文字をシチュエーション毎かつ言語毎に収集すると共に、更にステップ毎に収集し、文字データベースとして記録し、また、音声に適合する画像をシチュエーション毎かつステップ毎に収集し、画像データベースとして記録するものである。
【0077】
なお、これらデータベースは、たとえば音声データベースの場合であれば、図24に示すような構成とすることが出来る。この音声データベース130は、学習する言語を使用するシチュエーションを示すシチュエーション表示欄131、学習するための学習用言語もしくは学習する言語を理解するための訳語とも言える基準語を示す言語表示欄132、学習レベルを異にするステップ番号を示すステップ番号表示欄133、学習する言語を会話者毎の会話形式で示す会話表示欄134、及び会話表示欄134に示された学習用言語の音声を音声毎に番号付けて記録する音声番号表示欄135を有する。ここで、シチュエーションとは、飛行機内での言語(会話)を想定した「機内」や、空港での入国審査時の言語(会話)を想定した「入国審査」等を言う。
【0078】
また、シチュエーション表示欄131は、シチュエーション毎に131−1,131−2,・・・と区分けされており、また、一つのシチュエーションは言語表示欄132において更に言語毎に132−1,132−2,・・・と区分けされており、また、一つの言語はステップ番号表示欄133において更にステップ毎に133−1,133−2,・・・と区分けされており、また、一つのステップは会話形式の場合、会話表示欄134において会話毎に134−1(A),134−2(B),・・・と区分けされており、さらに、一つの会話は音声番号表示欄135において異なる音声毎に135−01,135−02,・・・と区分けされており、全体として階層的に区分けされている。なお、上述した一つのステップが会話形式で無い場合は、会話表示欄134による階層が一つ省略され、異なる音声毎に134−01,134−02,・・・と区分けされることになる。
【0079】
したがって、たとえばシチュエーションが機内(機内の区分け番号は1)で、言語が日本語(日本語の区分け番号は1)で、ステップが01(ステップ01の区分け番号は1)で、会話がA(会話Aの区分け番号は1)で、第一の音声(第一音声の区分けは01)である場合、このデータは、全ての区分けを集めて111101と表すことが出来る。また、同条件で第二の音声(第二音声の区分けは02)である場合、このデータは、同様に111102と表すことが出来る。これにより、同条件で音声だけを異なる音声とする場合は、音声の区分け(最後の二桁)が異なるデータ(111101,111102,・・・)を一連に抽出して出力し再生すれば良い。
【0080】
また、シチュエーションが機内で、言語が日本語で、ステップが01で、会話がB(会話Bの区分け番号は2)で、第一の音声である場合、このデータは、同様に111201と表すことが出来る。これにより、同条件で会話がAとBからなるものの音声とする場合は、会話の区分け(後ろから三桁目)が異なるデータ(111101,111201)を対として抽出して出力し再生すれば良い。
【0081】
また、シチュエーションが機内で、言語が英語(英語の区分け番号は2)で、ステップが01で、会話がAで、第一の音声である場合、このデータは、121101と表すことが出来る。これにより、同条件で言語だけを異なる音声とする場合は、言語の区分け(前から二桁目)が異なるデータ(111101,111102,・・・及び121101,121102,・・・)を一連に対として抽出して出力し再生すれば良い。
【0082】
したがって、このようなデータベースとして音声情報を記録しておけば、所望の条件に合致した音声を容易に抽出して出力し再生することが出来る。なお、後述する同一問題もしくは同一回答の場合も、会話において、異なる表現による回答が可能な質問とその回答もしくは同一の回答を導き出す異なる質問とその回答となるデータに、それぞれ特有の識別符号(上述した区分け番号のようなもの)を付しておけば、所望の質問や回答の条件に合致した音声を容易に抽出して出力し再生することが出来る。
【0083】
そして、サーバ4は、言語学習管理装置(Webサーバ)と学習用情報管理装置(APサーバ)とデータ管理装置(DBサーバ)とを全て同一のサーバ内に設置し一体的に構成するようにしても良いし、学習用情報管理装置(APサーバ)とデータ管理装置(DBサーバ)とをまとめて管理サーバとして構成するようにしても良い。また、ここではサーバシステムを構成する各装置が、学習用言語管理装置とした同一のサーバ4内に設置された場合について説明したが、仮に、アプリケーションサーバ(APサーバ)が別個の場所に存在し、あるいはデータベースサーバ(DBサーバ)が別個の場所に存在していたとしても、これらの場所は互いにネットワークによって連絡されていれば、例えばURL等により特定し、指定することができるので、このような構成においても本実施の形態の場合の言語学習システム1Bは実現が可能である。
【0084】
次に、以上のような構成とした言語学習システム1における動作を説明する。本実施の形態における言語学習システム1での学習方法としては、図3から図9にその一例を示すことが出来る。図3及び図4は、本実施の形態にかかる学習方法において、始めに学習条件を設定する学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けて示した図である。図5から図8は、設定された学習条件の変更を行う学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けてそれぞれ示した図である。そして、図9は、新たな学習用情報の蓄積を行う学習用管理装置側での流れと音声提供者端末側での流れとを互いに関連付けてそれぞれ示した図である。
【0085】
まず、図3に示すように、言語学習システム1を構成する学習者端末2の電源スイッチを入れることにより起動させ、具備された通信用ブラウザを起動させて通信ネットワークに接続し、インターネット10を介してサーバ(学習用言語管理装置)4の語学学習サイトへ接続する(S1)。そうすると、サーバ4における制御プログラムが動作し、図示しないが、接続要求者の登録確認を行う専用ログイン画面を学習者端末2のブラウザに表示させ、登録会員である場合に会員ID番号とパスワードの入力を求める。次いで、会員ID番号とパスワードが入力された後、学習者端末2の接続を受付け(S2)、引き続き例えば図10に示すような基準語選択メニュー画面60を学習者端末2へ送信し(S3)、学習者端末2にこれを表示させる(S4)。
【0086】
ここで、基準語とは、学習用言語を学習する上で、学習用言語の訳語となる自分が理解可能な言語を言う。そして、この基準語選択メニュー画面60には、基準語として、日本語選択ボタン61aや英語選択ボタン61b、独語選択ボタン61c、仏語選択ボタン61d、中国語選択ボタン61e、韓国語選択ボタン61f、ロシア語選択ボタン61g、スペイン語選択ボタン61h、・・・等が表示されており、所望の表示言語を選択することにより基準語が決定される。ここでは、日本語選択ボタン61aが基準語として選択されている(S5)。
【0087】
そして、基準語が選択されると、その情報がサーバ4へ送られ、基準語が選択されたか否か判定される(S6)。判定の結果、基準語が正しく選択されていると(Y)、サーバ4は引き続き例えば図11に示すような学習用言語選択メニュー画面70を学習者端末2へ送信し(S7)、学習者端末2にこれを表示させる(S8)。一方、基準語が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、基準語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S6)。
【0088】
この学習用言語選択メニュー画面70には、学習することを望む学習用言語として、日本語選択ボタン71aや英語選択ボタン71b、独語選択ボタン71c、仏語選択ボタン71d、中国語選択ボタン71e、韓国語選択ボタン71f、ロシア語選択ボタン71g、スペイン語選択ボタン71h、・・・等が表示されており、所望の表示言語を選択することにより学習用言語が決定される。ここでは、英語選択ボタン71bが学習用言語として選択されている(S9)。また、学習用言語選択メニュー画面70には、基準語選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン72が設けられている。
【0089】
次いで、学習用言語が選択されると、その情報はサーバ4へ送られ、学習用言語が選択されたか否か判定される(S10)。判定の結果、学習用言語が正しく選択されていると(Y)、サーバ4は引き続き例えば図12に示すようなシチュエーション選択メニュー画面80を学習者端末2へ送信し(S11)、学習者端末2にこれを表示させる(S12)。一方、学習用言語が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、学習用言語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S10)。
【0090】
このシチュエーション選択メニュー画面80には、学習する言語を使用すると想定されるシチュエーションとして、機内選択ボタン81aや入国審査選択ボタン81b、税関選択ボタン81c、両替選択ボタン81d、タクシー選択ボタン81e、ホテル選択ボタン81f、レストラン選択ボタン81g、銀行選択ボタン81h、・・・等が表示されており、所望の表示シチュエーションを選択することによりシチュエーションが決定される。ここでは、入国審査選択ボタン81bがシチュエーションとして選択されている(S13)。
【0091】
また、シチュエーション選択メニュー画面80には、異なる表現による回答が可能な同一の質問を選択する同一問題選択ボタン81−1と、同一の回答を導き出すことが可能な質問を選択する同一回答選択ボタン81−2が、各シチュエーション選択ボタンと同列に設けられている。さらに、シチュエーション選択メニュー画面80には、基準語選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン82と、学習用言語選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン83が設けられている。
【0092】
次いで、シチュエーションが選択されると、その情報はサーバ4へ送られ、シチュエーションが選択されたか否か判定される(S14)。判定の結果、シチュエーションが正しく選択されていると(Y)、サーバ4は引き続き例えば図13に示すような出力選択メニュー画面90を学習者端末2へ送信し(S15)、学習者端末2にこれを表示させる(S16)。一方、シチュエーションが選択されていないと判断された場合(N)は、再度、シチュエーションが選択されたか否かの判定が繰り返される(S14)。
【0093】
この出力選択メニュー画面90には、学習する出力情報のパターンとして、音声選択ボタン91aや文字選択ボタン91b、画像選択ボタン91c、音声と文字選択ボタン91d、音声と画像選択ボタン91e、文字と画像選択ボタン91f、音声と文字と画像選択ボタン91gが表示されており、所望の表示出力様式を選択することにより出力情報が決定される。ここでは、音声と文字選択ボタン91dが出力様式として選択されている(S17)。さらに、出力選択メニュー画面90には、基準語選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン92と、学習用言語選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン93と、シチュエーション選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン94が設けられている。
【0094】
そして、出力様式が選択されると、その情報はサーバ4へ送られ、出力様式が選択されたか否か判定される(S18)。判定の結果、出力様式が正しく選択されていると(Y)、サーバ4はこれまで選択された情報に基づいて、引き続き例えば図14に示すような第一の学習用文字表示画面100Aを学習者端末2へ送信し(S19)、学習者端末2にこれを表示させる(S20)と共に、この画面に適応する学習用言語の音声を再生する。一方、出力様式が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、出力様式が選択されたか否かの判定が繰り返される(S14)。
【0095】
この第一の学習用文字表示画面100Aには、学習用言語を表示する文字表示欄101が設けられている。この文字表示欄101には、先に選択した入国審査をシチュエーションとしたステップ1の学習用言語として、Aさんの「旅行の目的は何ですか?」という質問と、Bさんとの「仕事と遊びが半々です。」という回答からなる会話形式の学習用言語が、基準語として選択した日本語で表示されている。
【0096】
また、第一の学習用文字表示画面100Aには、文字表示欄101に表示された言語の変換を選択可能とする再生言語選択ボタン102と、文字表示欄101に表示された学習用言語の会話を次のステップへ進める次ステップボタン103が設けられている。ここでの再生言語選択ボタン102は、先に選択した基準語が日本語で、学習用言語が英語であるので、「Japanese/English」と表示されている。さらに、学習用文字表示画面100Aには、基準語選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン104と、学習用言語選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン105と、シチュエーション選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン106と、出力選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン107が設けられている。
【0097】
そして、この第一の学習用文字表示画面100Aが表示された状態において、再生言語選択ボタン102を選択すると(S21)、その情報はサーバ4へ送られ、再生言語が選択されたか否か判定される(S22)。判定の結果、再生言語が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図15に示すような第二の学習用文字表示画面100Bを学習者端末2へ送信し(S23)、学習者端末2にこれを表示させる(S24)と共に、この画面に適応する学習用言語の音声を再生する。一方、再生言語が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、再生言語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S22)。
【0098】
そして、この第二の学習用文字表示画面100Bでは、文字表示欄101に、先に学習用言語として選択した英語による、Aさんの「What is thepurpose of your visit?」という質問と、Bさんとの「Partly business and partly pleasure.」という回答からなる会話形式の学習用言語が表示される。すなわち、第二の学習用文字表示画面100Bは、文字表示欄101の表示が、基準語である日本語から学習用言語である英語に変換されたものである。
【0099】
また、第二の学習用文字表示画面100Bには、第一の学習用文字表示画面100Aと同様に、文字表示欄101に表示された言語の変換を選択可能とする再生言語選択ボタン102と、文字表示欄101に表示された学習用言語の会話を次のステップへ進める次ステップボタン103と、基準語選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン104と、学習用言語選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン105と、シチュエーション選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン106と、出力選択メニュー画面へ戻ることを選択する、戻るボタン107が設けられている。
【0100】
さらに、第二の学習用文字表示画面100Bには、後述するリピート範囲や音消し範囲を選択する範囲指定ボタン108a,108bが設けられていると共に、本発明の特徴である異なる音声による言語の再生を実行指示するリピートボタン109と、会話形式の学習用言語の何れか一の音声を消してしまうことを実行指示する音消しボタン110が設けられている。なお、これらリピートボタン109や音消しボタン110を選択した場合の説明は後述する。
【0101】
また、この第二の学習用文字表示画面100Bが表示された状態において、同じく再生言語選択ボタン102を選択すると(S25)、その情報はサーバ4へ送られ、再生言語が選択されたか否か判定される(S26)。判定の結果、再生言語が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図16に示すような第三の学習用文字表示画面100Cを学習者端末2へ送信し(S27)、学習者端末2にこれを表示させる(S28)と共に、この画面に適応する学習用言語の音声を再生する。一方、再生言語が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、再生言語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S26)。
【0102】
そして、この第三の学習用文字表示画面100Cでは、文字表示欄101に、Aさんの「旅行の目的は何ですか?」という質問と、Bさんとの「仕事と遊びが半々です。」という回答からなる会話形式の学習用言語と、Aさんの「Whatis the purpose of your visit?」という質問と、Bさんとの「Partly business and partly pleasure.」という回答からなる会話形式の学習用言語が表示される。すなわち、第三の学習用文字表示画面100Cは、文字表示欄101の表示が、基準語である日本語と学習用言語である英語との双方表示に変換されたものである。
【0103】
また、第三の学習用文字表示画面100Cには、第二の学習用文字表示画面100Bと同様に、再生言語選択ボタン102と、次ステップボタン103と、各種戻るボタン104,105,106,107と、範囲指定ボタン108a,108bと、リピートボタン109と、音消しボタン110が設けられている。
【0104】
そして、この第三の学習用文字表示画面100Cが表示された状態において、再生言語選択ボタン102を選択すると(S229)、その情報はサーバ4へ送られ、再生言語が選択されたか否か判定される(S30)。判定の結果、再生言語が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図14に示すような第一の学習用文字表示画面100Aを学習者端末2へ送信し(S31)、学習者端末2にこれを表示させる(S32)と共に、この画面に適応する基準語の音声を再生する。一方、再生言語が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、再生言語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S30)。
【0105】
さらに、この第一の学習用文字表示画面100Aが表示された状態において、再生言語選択ボタン102を選択すると(S33)、その情報はサーバ4へ送られ、再生言語が選択されたか否か判定される(S34)。判定の結果、再生言語が選択されていると(Y)、サーバ4は、上述したように、この選択に応じて例えば図15に示すような第二の学習用文字表示画面100Bを学習者端末2へ送信する(S23)ことを繰り返す。一方、再生言語が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、再生言語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S34)。したがって、再生言語選択ボタン102を選択することで、この時、第一の学習用文字表示画面100Aが表示されていれば第二の学習用文字表示画面100Bに変換して表示し、第二の学習用文字表示画面100Bが表示されていれば第三の学習用文字表示画面100Cに変換して表示し、第三の学習用文字表示画面100Cが表示されていれば元の第一の学習用文字表示画面100Aに変換して表示することを繰り返す。
【0106】
次に、ステップボタン103を選択した場合について説明する。図5に示すように、何れかの学習用文字表示画面100A,100B,100C(ここでは、第三の学習用文字表示画面100C)において次ステップボタン103を選択すると(S40)、その情報はサーバ4へ送られ、次ステップボタンが選択されたか否か判定される(S41)。判定の結果、再生言語が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図17に示すようなステップ2としての第三の学習用文字表示画面100C−2を学習者端末2へ送信し(S42)、学習者端末2にこれを表示させる(S43)と共に、この画面に適応する学習用言語の音声を再生する。一方、次ステップボタンが選択されていないと判断された場合(N)は、再度、次ステップボタンが選択されたか否かの判定が繰り返される(S41)。
【0107】
この第三の学習用文字表示画面100C−2の文字表示欄101−2には、ステップ2として、Aさんの「どんな仕事ですか?」という第二の質問と、Bさんとの「広告代理店に勤めています。」という第二の回答からなる会話形式の学習用言語と、Aさんの「What type of business?」という質問と、Bさんとの「I work for an advertising agent.」という回答からなる会話形式の学習用言語が表示される。
【0108】
また、このステップ2としての第三の学習用文字表示画面100C−2が表示された状態において、次ステップボタン103を選択すると(S44)、その情報はサーバ4へ送られ、次ステップボタンが選択されたか否か判定される(S45)。判定の結果、次ステップボタンが選択されていると(Y)、サーバ4は、上述したように、ステップ3、ステップ4、・・・といった次ステップの学習用言語が文字表示欄101−n(nはステップ数)に表示された学習用文字表示画面を学習者端末2へ送信する(S42)ことを繰り返す。一方、次ステップボタンが選択されていないと判断された場合(N)は、再度、再生言語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S45)。
【0109】
次に、各種戻るボタン104,105,106,107を選択した場合について説明する。図6に示すように、まず、何れかの学習用文字表示画面100A,100B,100Cにおいて基準語選択メニュー画面へ戻るボタン104を選択すると(S50)、その情報はサーバ4へ送られ、当該戻るボタン104が選択されたか否か判定される(S51)。判定の結果、当該戻るボタン104が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば前述した図10に示すような基準語選択メニュー画面を学習者端末2へ送信し(S52)、学習者端末2にこれを表示させる(S53)。一方、当該戻るボタン104が選択されていないと判断された場合(N)は、引き続き学習用言語選択メニュー画面へ戻るボタン105が選択されたか否かの判定がされる(S54)。
【0110】
また、判定の結果、当該戻るボタン105が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば前述した図11に示すような学習用言語選択メニュー画面を学習者端末2へ送信し(S55)、学習者端末2にこれを表示させる(S56)。一方、当該戻るボタン105が選択されていないと判断された場合(N)は、引き続きシチュエーション選択メニュー画面へ戻るボタン106が選択されたか否かの判定がされる(S57)。
【0111】
そして、判定の結果、当該戻るボタン106が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば前述した図12に示すようなシチュエーション選択メニュー画面を学習者端末2へ送信し(S58)、学習者端末2にこれを表示させる(S59)。一方、当該戻るボタン106が選択されていないと判断された場合(N)は、引き続き出力選択メニュー画面へ戻るボタン107が選択されたか否かの判定がされる(S60)。その結果、当該戻るボタン107が選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば前述した図13に示すような出力選択メニュー画面を学習者端末2へ送信し(S61)、学習者端末2にこれを表示させる(S62)。一方、当該戻るボタン107が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、基準語選択メニュー画面へ戻るボタン104が選択されたか否かの判定が繰り返される(S51)。
【0112】
ここで、戻るボタンを利用する一例として、出力様式を変更する場合について説明する。たとえば、図14に示すような第一の学習用文字表示画面100Aが、現在表示画面に表示されているとする。この学習用文字表示画面100Aは、音声と文字が選択された出力様式となっている。この出力様式を、更に画像を加えた、音声と文字と画像からなる出力様式へ変更する場合は、まず、出力選択メニュー画面へ戻るボタン107を選択する。そうすると、表示画面が図13に示すような出力選択メニュー画面へと変更され、このメニュー画面で再度出力様式の選択をし直す。
【0113】
そして、音声と文字と画像選択ボタン91gが出力様式として選択されると、その情報はサーバ4へ送られ、出力様式が選択されたか否か判定され、判定の結果、出力様式が正しく選択されていると、サーバ4はこれまで選択された情報に基づいて、たとえば図19に示すような第一の学習用画像表示画面120Aを学習者端末2へ送信し、学習者端末2にこれを表示させると共に、この画面に適応する学習用言語の音声を再生する。
【0114】
この第一の学習用画像表示画面120Aには、学習用言語を表示する文字表示欄101と共に、この学習用言語に適合する画像を表示する画像表示欄111が設けられている。この画像表示欄111には、文字表示欄101に示される、Aさんの「旅行の目的は何ですか?」という質問と、Bさんとの「仕事と遊びが半々です。」という回答からなる会話形式の学習用言語に適合する、入国審査官と入国者が会話している画像が表示されている。
【0115】
また、第一の学習用画像表示画面120Aには、前述した学習用文字表示画面100Aと同様に、言語の変換を選択可能とする再生言語選択ボタン102と、文字表示欄101に表示された学習用言語の会話を次のステップへ進める次ステップボタン103が設けられている。また、学習用画像表示画面120Aには、基準語選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン104と、学習用言語選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン105と、シチュエーション選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン106と、出力選択メニュー画面へ戻ることを選択する戻るボタン107も設けられている。
【0116】
さらに、学習用画像表示画面120Aには、リピートボタン109、音消しボタン110と共に、画像切替ボタン112が設けられている。この画像切替ボタン112は、画像表示欄111に表示されている画像の変更を実行指示するものである。なお、画像の変更とは、文字表示欄101に示されている学習用言語に適合する画像を複数設けてこれを選択的に変更する場合と、会話者によって変更する場合の双方を言う。
【0117】
ここで、複数の画像を選択的に変更するとは、文字表示欄101に表示される学習用言語は変更せずに、画像表示欄111に表示されている画像だけを適宜変更するものである。たとえば、入国審査官と入国者が共に男性である画像や、入国審査官及び/または入国者の何れか一方が女性に変更されている場合の画像、入国審査官が立っている場合の画像、入国審査官が座っている場合の画像、入国審査官が若い場合の画像、入国審査官が年配の場合の画像、等視覚的変化が認識できる画像を複数準備しておき、画像切替ボタン112を選択することで、選択回数によりこれらの画像を順次変更するものである。この際、複数の画像を出力される音声に基づいて音声毎に自動的に変更されるようにしても良い。
【0118】
一方、会話者によって変更するとは、全ての会話者を表示した全体的な表示画像と、会話者の何れか一方だけを表示した部分的な表示画像を準備しておき、画像切替ボタン112を選択することで、選択回数によりこれらの画像を順次変更するものである。たとえば図19に示す第一の学習用画像表示画面120Aの場合は、学習用言語がAとBとからなるものであり、会話者であるAとBの両方を表示した全体的な表示画像が表示されている。しかし、この画面において画像切替ボタン112を一回選択すると、たとえば図20に示すような会話者Aだけを表示した第二の学習用画像表示画面120Bが表示される。この際、画像の変更に伴って文字表示欄101に示される学習用言語も会話者Aだけとなると共に、適応する学習用言語の音声もAだけを再生する。
【0119】
また、この第二の学習用画像表示画面120Bにおいて画像切替ボタン112を更にもう一回選択すると、たとえば図21に示すような会話者Bだけを表示した第三の学習用画像表示画面120Cが表示される。この際、勿論画像の変更に伴って文字表示欄101に示される学習用言語も会話者Bだけとなると共に、適応する学習用言語の音声もBだけを再生する。
【0120】
そして、この第三の学習用画像表示画面120Cにおいて画像切替ボタン112を更にもう一回選択すると、再び図19に示すような会話者であるAとBの両方を表示した第一の学習用画像表示画面120Aが表示される。これにより、後述するような会話範囲を指定するボタンを設けなくとも、画像の変更に伴って文字や音声の変換を行うようにすることが出来る。
【0121】
次に、リピートボタン109を選択した場合について説明する。図7に示すように、異なる音声での学習用言語の再生を希望する何れかの学習用文字表示画面(ここでは、第三の学習用文字表示画面100C)において学習者端末2よりリピートボタン109を選択すると(S70)、その情報はサーバ4へ送られ、当該リピートボタン109が選択されたか否か判定される(S71)。判定の結果、リピートボタン109が選択されていると(Y)、サーバ4は、次にリピート範囲を選択するため会話を選択する範囲指定ボタン108a,108bが選択されたか否か判定される(S72)。一方、リピートボタン109が選択されていないと判断された場合(N)は、引き続きリピートボタン109が選択されたか否かの判定がされる(S71)。
【0122】
また、範囲指定ボタン108a,108bが選択されたか否かの判定と共に、何れの範囲指定ボタンが選択されたか判定される。まず、たとえばAとBからなる会話形式の学習用言語において、AとBの両方を選択する範囲指定ボタン108a及び範囲指定ボタン108bが選択されたか否か判定し(S73)、範囲指定ボタン108a及び範囲指定ボタン108bが選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図18の2.に示すように、異なる音声によりAとBを順次A1,B1,A2,B2,A3,B3,・・・というように再生する音声を学習者端末2へ送信し(S74)、学習者端末2に異なる音声によりAとBを順次出力させる(S75)。
【0123】
また、AとBの両方を選択する範囲指定ボタン108a及び範囲指定ボタン108bが選択されていないと判断された場合(N)は、引き続きAだけを選択する範囲指定ボタン108aが選択されたか否か判定し(S76)、Aだけを選択する範囲指定ボタン108aが選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図18の3.に示すように、異なる音声によりAを順次A1,A2,A3,A4,A5,・・・というように再生する音声を学習者端末2へ送信し(S77)、学習者端末2に異なる音声によりAを順次出力させる(S78)。
【0124】
また、Aだけを選択する範囲指定ボタン108aが選択されていないと判断された場合(N)は、引き続きBだけを選択する範囲指定ボタン108bが選択されたか否か判定し(S79)、Bだけを選択する範囲指定ボタン108bが選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図18の4.に示すように、異なる音声によりBを順次B1,B2,B3,B4,B5,・・・というように再生する音声を学習者端末2へ送信し(S80)、学習者端末2に異なる音声によりAを順次出力させる(S81)。
【0125】
一方、何れの範囲指定ボタン108a,108bも選択されていないと判断された場合(N)は、例えば図18の1.に示すように、同一の音声によりAとBを順次A1,B1,A2,B2,A3,B3,・・・というように再生する音声を学習者端末2へ送信し(S82)、学習者端末2に同一の音声によりAとBを順次出力させる(S83)。
【0126】
次に、音消しボタン110を選択した場合について説明する。図8に示すように、たとえばAとBからなる会話形式の学習用言語を出力する何れかの学習用文字表示画面において学習者端末2より音消しボタン110を選択すると(S90)、その情報はサーバ4へ送られ、当該音消しボタン110が選択されたか否か判定される(S91)。判定の結果、音消しボタン110が選択されていると(Y)、サーバ4は、次に音消し範囲を選択するため会話を選択する範囲指定ボタン108a又は108bが選択されたか否か判定される。一方、音消しボタン110が選択されていないと判断された場合(N)は、引き続き音消しボタン110が選択されたか否かの判定がされる(S91)。
【0127】
まず、Aを選択する範囲指定ボタン108aが選択されたか否か判定し(S92)、Aを選択する範囲指定ボタン108aが選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図18の6.に示すように、異なる音声によりBを順次無音状態の間隔(ポーズ)を有して、(ポーズ)B1,(ポーズ)B2,(ポーズ)B3,・・・というように再生する音声を学習者端末2へ送信し(S93)、学習者端末2に異なる音声によりBを順次出力させる(S94)。
【0128】
この際、再生音を消したAに代わって、音声停止状態であるポーズの間に学習者がAの音声を入力し(S95)、これをサーバ4へ送ると(S96)、サーバ4は、リズム記録部50及びイントネーション記録部51に予め記録されたリズムやイントネーションの適否を判定する基準となる基本リズム又は基本イントネーションに基づいて、受け付けた学習者の音声の適否を判定する(S97)。音声の適否の判定は、音声波形のピークを結んだエンベロープ曲線の比較判定、音声波形周期の比較判定などによることができる。そして、この判定結果を学習者端末2へ送信し(S98)、学習者端末2において判定結果を出力させる(S99)。
【0129】
一方、Aを選択する範囲指定ボタン108aが選択されたか否か判定し(S92)、Aを選択する範囲指定ボタン108aが選択されていないと判断された場合(N)は、引き続きBを選択する範囲指定ボタン108bが選択されたか否かの判定がされる(S100)。その結果、Bを選択する範囲指定ボタン108bが選択されていると(Y)、サーバ4は、この選択に応じて例えば図18の5.に示すように、異なる音声によりAを順次無音状態の間隔(ポーズ)を有して、A1(ポーズ),A2(ポーズ),A3(ポーズ)・・・というように再生する音声を学習者端末2へ送信し(S101)、学習者端末2に異なる音声によりAを順次出力させる(S102)。
【0130】
この場合も、再生音を消したBに代わって、音声停止状態であるポーズの間に学習者がBの音声を入力し(S103)、これをサーバ4へ送ると(S104)、サーバ4は、リズムやイントネーションの適否を判定する基準となる基本リズム又は基本イントネーションに基づいて、受け付けた学習者の音声の適否を判定し(S105)、この判定結果を学習者端末2へ送信し(S106)、学習者端末2において判定結果を出力させる(S107)ようにすることも出来る。
【0131】
なお、Aを選択する範囲指定ボタン108aやBを選択する範囲指定ボタン108bの選択有無を確認せずに、音消しボタン110の選択回数によってAの音消し、Bの音消し、又はA,B両方の音消し、音消し無し、が順次繰り返される手段としても良い。
【0132】
次に、同一の質問と異なる回答もしくは異なる質問と同一の回答から構成されている学習用言語を用いて学習する場合について説明する。まず、同一の質問と異なる回答から構成されている学習用言語を出力させる場合は、図12に示すようなシチュエーション選択メニュー画面80に設けられている同一問題選択ボタン81−1を選択する。そうすると図22に示されるような会話形式の学習用言語が表示された文字表示欄を有する何れかの学習用表示画面が表示される。この学習用言語は、「旅行の目的は何ですか?」という同一の質問Aに対して、「仕事と遊びが半々です。」という第一の回答1Bと、「旅行の目的は観光です。」という第二の回答2B、「当地の会社を視察に来ました。」という第三の回答3B、といった複数の回答が組み合わされているものである。
【0133】
そして、このような会話形式の学習用言語が表示された文字表示欄を有する何れかの学習用表示画面において、学習者端末2よりリピートボタンを選択すると、その情報はサーバ4へ送られ、問題Aに対して回答1B、問題Aに対して回答2B、問題Aに対して回答3Bを応答する会話形式の学習用言語が出力される。また、ここで、音消しを指定すると、この選択に応じて例えば図22の1.に示すように、音消し指定された無音状態の間隔(ポーズ)を有して異なる音声によりAを、A1(ポーズ),A2(ポーズ),A3(ポーズ)・・・というように再生したり、図22の2.に示すように、音消し指定された無音状態の間隔(ポーズ)を有して異なる回答nBを、(ポーズ)1B,(ポーズ)2B,(ポーズ)3B・・・というように再生したりされる。
【0134】
一方、異なる質問と同一の回答から構成されている学習用言語を出力させる場合は、同じく図12に示すようなシチュエーション選択メニュー画面80に設けられている同一回答選択ボタン81−2を選択する。そうすると図23に示されるような会話形式の学習用言語が表示された文字表示欄を有する何れかの学習用表示画面が表示される。この学習用言語は、「仕事と遊びが半々です。」という同一の回答を導き出すことが出来るように、「旅行の目的は何ですか?」という第一の質問1Aと、「あなたは明日何をしますか?」という第二の質問2A、「あなたはこの週末をどのように過ごしますか?」という第三の質問3A・・・といった複数の質問が組み合わされているものである。
【0135】
そして、このような会話形式の学習用言語が表示された文字表示欄を有する何れかの学習用表示画面において、学習者端末2よりリピートボタンを選択すると、その情報はサーバ4へ送られ、問題1Aに対して回答B、問題2Aに対して回答B、問題3Aに対して回答Bを応答する会話形式の学習用言語が出力される。また、ここで、音消しを指定すると、この選択に応じて例えば図23の1.に示すように、音消し指定された無音状態の間隔(ポーズ)を有して異なる質問nAを、1A(ポーズ),2A(ポーズ),3A(ポーズ)・・・というように再生したり、図23の2.に示すように、音消し指定された無音状態の間隔(ポーズ)を有して異なる音声により回答Bを、(ポーズ)B1,(ポーズ)B2,(ポーズ)B3・・・というように再生したりされる。
また、同一の質問と異なる回答から構成されている学習用言語を出力させる場合には、同一の質問に対して、同じコンセプトの返事であるけれども言い方が違う返事を行うことも含む。すなわち、同じ意味の返事でもいろいろな返事のしようがあるので、これらを順次再生するというものである。たとえば、「こんにちは。(Hello)」と言う質問に対して、その返事として、「こんにちは。(Hello)」や「ご機嫌いかが?(How are you?)」、「何だい!(What is up!)」、「やあ!(Hi!)」といった回答を行うものである。
【0136】
この際、この場合も前述したように、再生音を消したAまたはB(1B,2B,3B,・・・)に代わって、音声停止状態であるポーズの間に学習者がB(1B,2B,3B,・・・)またはAの音声を入力し、これをサーバ4へ送って学習者の音声の適否を判定するようにすることも出来る。なお、音消しの指定は、学習者がAまたはBを選択して行うようにしても良いし、音消しボタンを押す回数によって変化するようにしても良い。
【0137】
また、次に、新たな学習用情報の蓄積を行う場合について説明する。新たな学習用情報の蓄積とは、たとえば音声情報を広く一般から収集し、常により多くの異なる音声データが記録部に蓄積されるように、音声情報の数量を更新することを言う。この音声情報の収集手段としては、図9に示すように、まず、音声提供者端末5の電源スイッチを入れることにより起動させ、具備された通信用ブラウザを起動させて通信ネットワークに接続し、インターネット10を介してサーバ(学習用言語管理装置)4の語学学習サイトへ接続する(S110)。そうすると、サーバ4における制御プログラムが動作し、音声提供者端末5の接続を受付け(S111)、引き続き提供希望言語メニュー画面を音声提供者端末5へ送信し(S112)、これを表示させる(S113)。この提供希望言語メニューとは、サーバ4の言語(蓄積)記録部に記録されている、英語や独語、仏語といった予め決められた所定の言語のことを言う。
【0138】
そして、提供言語が選択される(S114)と、その情報がサーバ4へ送られ、提供言語が選択されたか否か判定される(S115)。判定の結果、提供言語が正しく選択されていると(Y)、サーバ4は引き続き登録希望学習用言語一覧を音声提供者端末5へ送信し(S116)、これを表示させる(S117)。一方、提供言語が選択されていないと判断された場合(N)は、再度、提供言語が選択されたか否かの判定が繰り返される(S115)。この登録希望学習用言語とは、同じくサーバ4の言語(蓄積)記録部に記録されている、ステップ毎に変更される所定の学習用文章(例文)のことを言う。
【0139】
次いで、提供学習用言語(すなわち、登録希望学習用言語)が選択される(S118)と、引き続き選択した学習用言語の入力(S119)を行い、これらの情報をまとめてサーバ4へ送る(S120)。学習用言語をサーバ4へ送ると、サーバ4では学習用言語の提供があったか否かが判定される(S121)。判定の結果、学習用言語の提供がされていると(Y)、サーバ4はこれを受付け(S122)、学習用言語記録部へ新たな情報として蓄積する(S123)。一方、学習用言語の提供がされていないと判断された場合(N)は、再度、学習用言語の提供があったか否かの判定が繰り返される(S121)。これにより、常に新しい音声の情報を収集し、学習者へ異なった音声として提供することが出来る。
【0140】
なお、上述した本実施の形態のおいては、学習用言語記憶媒体やサーバ(学習用言語管理装置)が、音声とこれに適合する文字及び画像に関する各情報(データ)を記録した記録部を有する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、学習用言語記憶媒体やサーバの記録部に記録される情報が音声だけや、音声と文字、音声と画像等といった場合であっても適宜用いることが出来るものである。したがって、本発明の構成を極めて単純にしたものとして、たとえば記録部に記録される情報を音声だけとし、学習用言語もその内容も予め特定し、これを異なった音声にて順次連続して記録したものを、学習者端末にて再生するようにしたものであっても良い。しかも、本発明では、異なった音声は一つの音声を機械的に変更するようにしても良いものである。この際、機械的な変更手段として、音声の再生スピードや音量を変更するようにしても良い。
【0141】
さらに、本発明は、学習者が利用する学習者端末と学習用言語管理装置とをネットワークを介して通信可能に接続して学習を行う場合、一つのステップが終了する毎、もしくは一回の通信による学習が終了する毎に、学習者が利用する学習者端末へ学習した内容の理解を確認する問題を配信するようにしても良い。
【0142】
【発明の効果】
以上本発明によれば、様々な人による異なった音声による学習用言語を連続して再生したインプット学習を行うことで、実社会での様々な環境に基づいた会話を疑似体験しながら学習用言語を学習することが出来ることとなる。
【0143】
また、本発明によれば、学習用言語を会話形式で記録し、一方の者の音声を停止して自ら一方の者に代わってアウトプット学習をすることで、多くの人と出会って会話をしているような環境を作り出しながら、学習用言語を学習することが出来ることとなる。しかも、音声を停止する側を変更することで、互いに立場を替えて新しい環境を作り出しながら、学習用言語を学習することが出来ることとなる。
【0144】
また、本発明によれば、学習用言語を同一の質問と異なる回答もしくは異なる質問と同一の回答から構成されているものとすることで、一つだけの会話パターンでなく、種々の会話パターンにおいて利用することができる環境を作り出しながら、学習用言語を学習することが出来ることとなる。
【0145】
さらに、本発明によれば、ネットワークを介して通信可能に接続された言語音声提供者端末から学習用言語を受け付け、これを記録部に蓄積するようにすることで、新たな異なる音声による学習用言語を追加的に記録し、発展的に更新される学習用言語を利用することができる環境を作り出しながら、学習用言語を学習することが出来ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る言語学習方法を実施するためのシステムの一例を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る言語学習システムの構成を簡略的に示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る学習方法において、学習条件を設定する学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けて示したフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る学習方法において、学習条件を設定する学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けて示した[図3]の続きを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る学習方法において、学習条件の第一の変更を行う学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けてそれぞれ示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る学習方法において、学習条件の第二の変更を行う学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けてそれぞれ示したフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る学習方法において、学習条件の第三の変更を行う学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けてそれぞれ示したフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係る学習方法において、学習条件の第四の変更を行う学習者端末側での流れと学習用管理装置側での流れとを互いに関連付けてそれぞれ示したフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係る学習方法において、新たな学習用情報の蓄積を行う学習用管理装置側での流れと音声提供者端末側での流れとを互いに関連付けてそれぞれ示したフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る学習条件の設定時に学習者端末に表示される第一の選択メニュー画面の一例である。
【図11】本発明の実施の形態に係る学習条件の設定時に学習者端末に表示される第二の選択メニュー画面の一例である。
【図12】本発明の実施の形態に係る学習条件の設定時に学習者端末に表示される第三の選択メニュー画面の一例である。
【図13】本発明の実施の形態に係る学習条件の設定時に学習者端末に表示される第四の選択メニュー画面の一例である。
【図14】本発明の実施の形態に係る学習条件にて学習者端末に出力される第一の学習様式を示す画面の一例である。
【図15】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される第二の学習様式を示す画面の一例である。
【図16】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される第三の学習様式を示す画面の一例である。
【図17】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される第四の学習様式を示す画面の一例である。
【図18】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力されるリピートパターンを複数示す説明図である。
【図19】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される第五の学習様式を示す画面の一例である。
【図20】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される第六の学習様式を示す画面の一例である。
【図21】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される第七の学習様式を示す画面の一例である。
【図22】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される学習用言語の同一問題パターンの一例である。
【図23】本発明の実施の形態に係る学習条件の変更にて学習者端末に出力される学習用言語の同一回答パターンの一例である。
【図24】本発明の実施の形態に係る言語学習システムにて用いられる音声データベースの一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1(1A,1B)・・・言語学習システム、
2(2A−1,2A−2,2B−1,2B−2,2B−3)・・・学習者端末、
3(3A,3B,3C)・・・学習用言語記録媒体
4・・・学習用言語管理装置(サーバ)、5・・・音声提供者端末、
10・・・ネットワーク、11・・・再生スピード選択部、
12・・・再生形式選択部、13・・・再生言語選択部、14・・・音声停止選択部、
15・・・言語再生部、16・・・文字表示部、17・・・画像表示部、
18・・・学習者音声受付部、19・・・判定結果受付部、20・・・通信部、
21・・・選択指示受付部、22・・・指示実行制御部、23・・・再生言語抽出部、
24・・・表示文字抽出部、25・・・表示画像抽出部、
26・・・学習者音声保存部、27・・・音声判定部、28・・・記憶媒体装着部、
30・・・言語記録部、31・・・字記録部、32・・・画像記録部、
33・・・プログラム記録部、34・・・リズム記録部、
35・・・イントネーション記録部、40・・・言語記録部、41・・・文字記録部、
42・・・画像記録部、43・・・プログラム記録部、44・・・選択指示受付部、
45・・・指示実行制御部、46・・・再生言語抽出部、47・・・表示文字抽出部、
48・・・表示画像抽出部、49・・・学習者音声保存部、50・・・リズム記録部、
51・・・イントネーション記録部、52・・・音声判定部、
53・・・学習用言語受付部、54・・・受付学習用言語蓄積制御部、
55・・・通信部、56・・・学習用言語受付部、57・・・通信部、
60・・・基準語選択メニュー画面、61・・・基準語選択ボタン、
70・・・学習用言語選択メニュー画面、71・・・学習用言語選択ボタン、
72,82,92,104・・・基準語選択メニュー画面へ戻るボタン、
80・・・シチュエーション選択メニュー画面、
81・・・シチュエーション選択ボタン、81−1・・・同一問題選択ボタン、
81−2・・・同一回答選択ボタン、
83,93,105・・・学習用言語選択メニュー画面へ戻るボタン、
90・・・出力選択メニュー画面、91・・・出力選択ボタン、
94,106・・・シチュエーション選択メニュー画面へ戻るボタン、
100A,100B,100C、100C−2・・・学習用文字表示画面、
101,101−2・・・文字表示欄、102・・・再生言語選択ボタン、
103・・・次ステップボタン、
107・・・出力選択メニュー画面へ戻るボタン、
108a,108b、108−2a、108−2b・・・範囲指定ボタン、
109・・・リピートボタン、110・・・音消しボタン、
111・・・画像表示欄、112・・・画像切替ボタン、
120A,120B,120C・・・学習用画像表示画面、
130・・・音声データベース、131・・・シチュエーション表示欄、
132・・・言語表示欄、133・・・ステップ番号表示欄、
134・・・会話表示欄、135・・・音声番号表示欄。

Claims (16)

  1. 学習者が利用する学習者端末にて学習用言語を再生することにより言語を学習するシステムであって、
    学習用言語を記録する言語記録手段と、この言語記録手段に記録された学習用言語の音声を再生する再生手段とを有し、学習用言語を異なる音声にて順次再生することを特徴とする言語学習システム。
  2. 前記学習用言語は会話形式で記録されており、この学習用言語における何れか一方の者の音声の再生を停止する音声停止選択手段と、停止された音声に相当する学習者の音声を受け付ける学習者音声受付手段と、受け付けた音声の適否を判定する音声判定手段とを、さらに有することを特徴とする請求項1記載の言語学習システム。
  3. 前記会話形式は、同一の質問と異なる回答もしくは異なる質問と同一の回答から構成されたものであることを特徴とする請求項2記載の言語学習システム。
  4. 前記音声判定手段は、入力された音声のリズム及び/またはイントネーションの適否を判定するものであることを特徴とする請求項2または3に記載の言語学習システム。
  5. 前記学習用言語に適合する文字を記録する文字記録手段と、この文字記録手段に記録された文字を学習用言語の再生に伴って表示させる文字表示手段とを、さらに有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項記載の言語学習システム。
  6. 前記学習用言語に適合する画像を記録する画像記録手段と、この画像記録手段に記録された画像を学習用言語の再生に伴って表示させる画像表示手段とを、さらに有することを特徴とする請求項1から5の何れか一項記載の言語学習システム。
  7. 前記言語記録手段は、学習者が利用する学習者端末に装着可能な学習用言語記録媒体に具備されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項記載の言語学習システム。
  8. 前記言語記録手段は、学習者が利用する学習者端末にネットワークを介して通信可能に接続された学習用言語管理装置に具備されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項記載の言語学習システム。
  9. 前記学習用言語管理装置は、ネットワークを介して通信可能に接続された言語音声提供者端末に具備された学習用言語音声受付手段より音声を学習用言語として受け付け記録する学習用言語蓄積記録手段を、さらに有することを特徴とする請求項8に記載の言語学習システム。
  10. 学習者が利用する学習者端末と通信可能に構成された装置であって、学習用言語を記録する第一の手段と、上記学習者端末から送信された学習用言語の再生形式の選択指示を受け付ける第二の手段と、上記学習者端末から受け付けた再生形式の選択指示に基づいて第一の手段に記録された学習用言語を異なる音声により出力する第三の手段と、出力された学習用言語を学習者端末へ送信する第四の手段と、を有していることを特徴とする装置。
  11. 前記学習者端末から音声の出力停止指示を受け付ける第五の手段と、受け付けた音声の出力停止指示により学習用言語における何れか一方の者の音声の出力を停止する第六の手段と、上記学習者端末にて入力された停止された音声に相当する学習者の音声を受け付ける第七の手段と、受け付けた音声のリズム及び/またはイントネーションの適否を判定する第八の手段と、判定した結果を学習者端末へ送信する第九の手段と、をさらに有していることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 言語記録手段に記録された学習用言語を学習者が利用する学習者端末において再生することにより言語を学習する方法であって、学習用言語を記録するステップと、学習用言語の再生形式の選択指示を受け付けるステップと、受け付けた再生形式の選択指示により記録された学習用言語を異なる音声により出力するステップと、出力された学習用言語を学習者端末へ送信するステップと、送信された学習用言語を学習者端末において再生するステップと、を有していることを特徴とする言語学習方法。
  13. 前記学習者端末から学習用言語の音声の出力停止指示を受け付けるステップと、受け付けた音声の出力停止指示により学習用言語における何れか一方の者の音声の出力を停止するステップと、上記学習者端末にて入力され送信された停止された音声に相当する学習者の音声を受け付けるステップと、受け付けた音声のリズム及び/またはイントネーションの適否を判定するステップと、判定した結果を学習者端末へ送信するステップと、をさらに有していることを特徴とする請求項12に記載の言語学習方法。
  14. コンピュータを、学習者端末から学習用言語の再生形式の選択指示を受け付ける手段、受け付けた再生形式の選択指示に基づいて予め記録された異なる音声の学習用言語を所定の単位で連続して出力する手段、出力した学習用言語を学習者端末へ送信する手段、として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、学習者端末から学習用言語の再生形式の選択指示を受け付ける手段、受け付けた再生形式の選択指示に基づいて予め記録された学習用言語を所定の単位で音声を変換し繰り返し出力する手段、出力した学習用言語を学習者端末へ送信する手段、として機能させるためのプログラム。
  16. 前記請求項14または15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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