JP2005023928A - 無フレームファン - Google Patents

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文喜 黄
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Abstract

【課題】 低ノイズレベル、低コストおよび高放熱率の機能を有する無フレームファンを提供する。
【解決手段】 無フレームファン100は装置200への使用に適し、接続構造124が装置から突出し、接続構造124は少なくとも凹み部を有する。無フレームファン100は、ファンモジュール102および固定具110からなり、ファンモジュール102は、ハブ104、複数のファン翼106およびモータモジュール108からなる。ファンモジュール102は固定具110に接続され、固定具110は少なくとも一つの弾性掛固構造116を有し、弾性掛固構造116は凹み部に対応し、無フレームファン100は、掛固構造116を凹み部へ挿入することにより装置200へ接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファンおよびそのファン固定具に関し、特に、低ノイズレベル、低コストおよび高放熱率の機能を有する無フレームファンおよびそのファン固定具に関する。
現在の発熱システムにおいて、最も広く使用されている放熱装置はファンである。従来のファン構造は、ハウジング、ハブ、ファン翼およびモータからなり、ネジ孔がハウジングの四隅に設けられる。発熱システムが上記のファン構造を放熱装置として使用するとき、ファンハウジングのネジ孔に対応した4つのネジ締結孔を発熱システム上に形成し、4本のネジを発熱システムのネジ締結孔へ挿入してから、対応するファンハウジングのネジ孔へ挿入することによりファンを発熱システム上に固定する。
発熱システムおよびファンの組立てには非常に多くのネジを使用する必要があり、従来のファン構造において、ハウジング部分の成形および材料のコストもファンの製造コスト中において大きい比率を占めるため、従来のファンの組立コストをさらに下げることはできなかった。
また、従来のファンが運転されているとき、その中で発生する空気抵抗により大きなノイズがたびたび発生していた。ファンハウジングの形状を修正することにより、従来のファンはノイズレベルを僅かに下げることができるが、そのノイズレベルを効果的に下げることはできなかった。
また、従来のファンにより提供される空気量は、ファンハウジングの開口サイズと、発熱システムおよびファンハウジングの間のデッドスペース部分とにより制限され、熱源システムで発生した熱を完全に取り除くことができなかった。そのため、発熱システムから、従来のファンは完全に放熱することができなかったため、残留熱の問題は依然として存在した。
本発明の第1の目的は、製作のコストおよび時間を大幅に下げる無フレームファンを提供することにある。
本発明の第2の目的は、ファンと発熱システムとを分離する際の利便性を大幅に高める無フレームファンを提供することにある。
本発明の第3の目的は、ファンが作動する際のノイズレベルを下げる無フレームファンを提供することにある。
本発明の第4の目的は、放熱効果を大幅に高める無フレームファンを提供することにある。
本発明の第5の目的は、製作コストを大幅に下げる無フレームファンを提供することにある。
本発明の第6の目的は、ファンおよび発熱システムの分離時間を大幅に短縮する無フレームファンを提供することにある。
従って、本発明は装置中への使用に適する無フレームを提供し、少なくとも一つの接続構造を装置上へ突出させて設け、装置は少なくとも凹み部を有する。無フレームファンは、ファンモジュールおよび固定具からなり、ファンモジュールはハブ、複数のファン翼およびモータモジュールを含む。ファンモジュールは固定具に接続され、固定具は、凹み部に対応した少なくとも一つの弾性掛固構造を有し、固定具の弾性掛固構造を凹み部へ挿入することにより無フレームファンが装置上に固定される。
また、本発明は、ファンモジュール、固定具およびベースを備える無フレームファンを提供する。ファンモジュールは、ハブ、複数のファン翼およびモータモジュールを備える。ファンモジュールは固定具に接続され、固定具は少なくとも一つの掛固構造を有する。ベースは、少なくとも一つの接続構造を有し、接続構造は掛固構造に対応し、掛固構造および接続構造の接合または分離は、ベースと固定具との接合または分離を制御する。
また、本発明は装置をファンモジュールへ接続するのに適した無フレームファンを提供し、無フレームファンは固定具および少なくとも一つの弾性掛固構造を有する。固定具は、ファンモジュールに接続することに使用し、弾性掛固構造は装置の接続構造へ対応する。弾性掛固構造が接続構造へ挿入されると、ファンモジュールは装置上へ固定される。
上述の無フレームファンへ応用する装置は、発熱装置または電子装置である。具体的に述べると、この装置は電源供給装置、コンピュータ、サーバ、プロジェクター、プロジェクションテレビ、吸入器または送風器などである。ファン固定具は装置に一体成形される。
上述の無フレームファンにおいて、固定具を装置へ接続する方法は、締結および粘着の方法を含む。固定具と装置との間の接続部を形成する材料は、例えば金属材料、紙材、弾性ファイバーグラスおよびプラスチック材などから選択する。金属材料は金、銀、銅、鉄、アルミニウム、チタンまたはその合金である。
また、上述の無フレームファンはさらに上述の装置に接続されたベースを備え、接続構造はベース上に位置し、ベースと一体成形される。また、装置はベースと固定具との間に挟まれるか、無フレームファンがベースにより装置上に固定される。装置をベースへ接続する方法は、挿入、締結、粘着または一体成形の方法である。
さらに、上述の無フレームファンにおいて、固定具は、弾性掛固構造を接続孔へ挿入することに使用するか、または弾性掛固構造を接続孔から分離する制御スイッチをさらに備える。また、固定具はファンモジュールを固接することに使用する固定部を含み、固定部は固定具から延伸突出した突出構造である。また、ファン翼の型式は、平板式、多翼式、遠心式、軸流式または送風式などである。
前述の無フレームファンは、装置から横向きに突出して無フレームファンを囲む分流構造を備える。分流構造と装置との間に特定角度が形成され、分流構造は約5〜90度である。また、分流構造を装置へ接続する方式は、挿入、締結、粘着または一体成形などである。整流構造の材料は、ガラス繊維30%を含むポリブチレンテレフタレート(PBT)または金、銀、銅、鉄、アルミニウム、チタンまたはその合金などの金属である。
また、整流構造は三つの開口を有する構造体であり、上面の開口および底面の開口は、中間の開口よりも大きく、軸流式または遠心式、あるいは二つの開口を有する構造体でもよく、それら二つの開口のサイズは同じか異なる。整流構造および固定具を先ず緩衝部に組合わせると、緩衝部は装置上に挿入、締結または粘着することができる。
また、前述の固定具は弾性アームおよび突状係止構造を有し、弾性アームは特定方向で往復移動することができ、突状係止構造は弾性アームから延伸突出し、突状係止構造は、接続構造上にある凹み部に対応する。また、上述のファン固定具は弾性アームおよび凹み部を有することもでき、弾性アームは特定方向を往復移動することができ、凹み部は弾性アーム表面から内側へ凹み、接続構造の突状係止構造に対応する。
また、前述の構造において、掛固構造は、固定具から突出することができ、そこから突出した突状係止構造を有し、接続構造は弾性アームおよび弾性アームの表面から内側へ凹んだ凹み部を有し、突状係止構造は凹み部に対応する。同時に、挿入は固定具から延伸突出し、その表面から内側へ凹んだ凹み部を有することができ、接続構造は、弾性アームおよび弾性アームから突出した突状係止構造を有し、突状係止構造は凹み部に対応することができる。
以上をまとめると、本発明の無フレームファンは、装置上に固接できる固定具を有し、装置にファンの固定部に合う固定部を加えるだけで、本発明のファンを装置に固定することができる。従って、本発明はネジなどの締結部品を使用しないか、または僅かなネジを使用するだけで、締結作業を完了して、コストおよび製造時間を大幅に下げることができる。
また、本発明のファンは無フレーム型式のため、ファンを形成する材料量が大幅に減り、製造時間およびコストを大幅に減らすことができる。
また、本発明のファンは、制御スイッチのオンオフ状態を調整することにより、容易にファンおよび装置の接合および分離をおこなうことができ、ファンおよび装置を分離する利便性を高めて時間を短縮することができる。
また、本発明のファンは、空気圧およびノイズレベルを高めるハウジング構造を有さないため、操作中のファンのノイズレベルは大幅に下がる。
また、本発明のファンの吸気範囲は、放熱したい装置全体をカバーするため、本発明のファンは、最大の放熱効果を得ることができ、残留熱の問題を防ぐことができる。
図1は、本発明の好適な一実施例による無フレームファン100を示す分解斜視図である。図2は、本発明の好適な一実施例によるファンの固定具110を示す斜視図である。図3は、本発明の好適な一実施例によるベース120を示す斜視図である。図4は、本発明の好適な一実施例によるファンおよび装置を示す斜視図である。図1から図4に示すように、無フレームファン100は、ファンモジュール102、固定具110およびベース120からなり、無フレームファン100は装置200上に、固定具110の掛固構造116によるか、または固定具110およびベース120の組合せにより固定される。
ファンモジュール102は、ハブ104、複数のファン翼106およびモータモジュール108からなる。ハブ104は中央軸受(図示せず)を有し、この中央軸受はハブ104の内面から延伸突出しており、ハブ104が回転するときの回転軸受にする。また、ハブ104内面上にはハブ104の内周縁を囲む磁性材料層があり、この磁性材料層はモータ上の磁極を誘発するのに使用され、ハブ104を回転させる複数個の磁極を有する。
ファン翼106が設けられて、ハブ104の外側の周縁へ強く固接される。ファン翼106の数および形状は、実際の必要性に応じて適当に調整される。ファン翼106の型式は、例えば軸流式、遠心式、平板式、多翼式または送風式などである。図5は、本実施例による無フレームファンのファン翼を示す斜視図である。図5に示すように、ファンモジュール102aは、ハブ104、ハブ104を囲むリブ部130、リブ部130上にある複数のファン翼106aおよびモータモジュール108からなる(図1に示す)。
モータモジュール108は、駆動回路および無フレームファン100を駆動する磁極を有し、その磁極は、固定子のN−S極などでよく、磁極の数は上述した磁性材料層の磁極数に対応する。
固定具110は、本体114、固定部118、掛固構造116、制御スイッチ112および固定部126を有する。ファンモジュール102および固定具110の組合方式は、例えばハブ104の中央軸受を、モータモジュール108の中心部を通すことにより固定部118へ結合する方式である。固定具110は、例えば金属材料、紙材料、弾性ファイバーグラスまたはプラスチック材料などである。また前述の金属材料は金、銀、鉄、アルミニウム、チタンまたはそれらの合金である。
固定部118は、本体114の表面上に位置してファンモジュール102に接続する。固定部118は、例えば本体114から突出した突出構造である。
固定部126を使用して、固定具110をベース120または装置200へ固接し、固定部126に位置決めの機能を持たせる。固定部126は、図2のような縞状屈折構造、様々な形状の屈折構造、またはベース120の固定部128または装置200の部分(図4のサポート204)などに対応した形状を有する。
掛固構造116は、弾性アームおよび弾性アームから突出した突状係止構造からなり、固定具110をベース120または装置200上へ固定するのに使用し、掛固構造116は、制御スイッチ112の切換えにより固定具110および整流構造120を容易に接合または分離できる切換機能を有する。弾性アームは、例えば横方向などといった特定の方向へ往復移動することができる。突状係止構造の形状は、後述する接続構造124の凹み部に対応する。
また、前述の掛固構造116の突状係止構造は、前述の弾性アーム表面から内側へ凹んだ凹み部へ変更することもでき、この際、接続構造124上に位置する凹み部は対応して接続構造124から延伸突出した突状係止構造へ変更することもできる。さらに詳しく述べると、前述の突状係止構造の形状は矢型、逆鈎状係止型、柱型、不規則バンプ型、爪型などであり、凹み部は空洞、開口または孔などである。
前述の掛固構造116は、弾性アームを有するものを例にして説明したが、これだけに限定されるわけではない。本体114から直接に突出した突出構造でもよく、この突出構造は、突出構造から直接に突出した突状係止構造か、または突出構造の表面から内側に向かって凹んだ凹み部を有する。一方、掛固構造に対応する接続構造は、弾性構造および弾性構造の表面から内側へ凹んだ凹み部、または弾性構造から突出した突状係止構造を有するため、接続構造および掛固構造を容易に接合または分離することができる。
他に、制御スイッチ112は、縁に複数個の溝があるカムなどであるため、それは挿入位置の違いにより、掛固構造116を外側へ突出させて接続構造124中に固定されるか、または掛固構造116が内側へはねかえって接続構造124から分離される。このように、制御スイッチ112を回転させることにより掛固構造116と接続構造124との接合または分離を容易に制御し、固定具110とベース(または装置)の接合または分離を制御する。
ベース120は、ベース本体122、接続構造124および固定部128を有する。ベース120は固定具110に接続されるため、無フレームファンモジュール100は装置200へ固接される。接続構造124の形状は、固定具110上に位置する掛固構造116の形状に対応し、例えば接続構造124と掛固構造116とは互いに対応した溝およびホックの組合である。接続構造124は、ベース120と一体に成形され、ベース120の形成中に直接形成されるか、板金冶金の方式を利用して形成される。
固定部128を使用して固定具110およびベース120を定位させ、固定具110とベース120とを接続する機能を持たせ、接続型式は、例えば屈折構造、締結構造または固定具110の固定部126に対応した形状である。
また、ベース120は装置へ直接に接続することもできるため、無フレームファン100は直接に装置へ接続することができ、装置は発熱装置または電子装置などである。具体的に述べると、この装置は電源供給装置、コンピュータ、サーバ、プロジェクター、プロジェクションテレビ、吸入器または送風器などである。ベース120および装置の組合方式は、例えば一体成形、挿入、締結または粘着などの方式である。
次に電源供給装置を例に説明する。図1から図4に示すように、装置200は、例えば開口202およびサポート204を有するハウジング構造であり、上述の接続構造はサポート204に一体成形される。無フレームファン100は、固定具110上に位置する掛固構造116を接続構造204へ挿入することにより、装置200上に固定される。また本発明の無フレームファン100は、前述した挿入方法により装置200上に固定されるだけでなく、粘着またはネジで締結してもよい。さらに、無フレームファン100は、固定具110およびベース120を互いにクリップすることにより装置200上に固定することができ、接続構造を装置200上に形成する必要がない。さらに、装置200の接続構造は、板金冶金によりサポート204上に形成される。
さらに、ベース120をまず装置200上に固定してから、無フレームファン100をベース120へ固接することにより、無フレームファン100と装置200とを接続し、ベース120を装置200へ接続する方式は、例えば挿入、粘着、締結または一体成形などの方式である。
ファン100の放熱効果をさらに高めるため、空気流を導く分流構造300をファン中へ加えることもできる。分流構造300は、装置200から軸方向へ突出し、ファン100のファン翼に接触せずにファン100の先端を囲む。分流構造300は、一つの分流壁または複数の分流壁からなる構造体でもよい。特定角度が分流構造300と装置200との間に形成され、分流構造は約5〜90度である。また、分流構造300の型式は、例えば、図6Aから図6Fに示すような遠心式、軸流式、構造体、または空気流を導くことができる他の構造体である。
図6Aに示すように、分流構造300aは、開口304a、304b、304cを有する構造体302であり、開口304a、304cは開口304bよりも大きい。構造体302は、開口304bから開口304a、304cへ向かって延びる斜面を有する。開口304a〜304cの形状は、例えば円形であり、構造体302の横断面の形状は、正方形などである。この型式の分流構造300aは、風圧および風量を増大させる効果を有する。また、分流構造300a中において、複数の接続孔306も構造体302上に形成され、ネジまたはその他の挿入装置を使用して、接続孔306を介して分流構造300aを装置へ固接する。さらに、この分流構造300aは粘着方式により装置上へ固接することもでき、この際、前述の接続孔306は形成しなくともよい。
図6Bに示すように、分流構造300bの形状は分流構造300aと似ており、両者の違いは分流構造300bの構造体302aが、構造体302の一部だけであることである(構造体302aの高さは構造体302の半分である)。二つの開口140bおよび開口140cは、それぞれ分流構造120aの上部および下部に位置し、開口140bおよび開口140cの寸法は異なるか同じでもよい。分流構造300bに吸入される空気量は分流構造300aへ吸入される量よりも多い。
図6Cに示すように、分流構造300cの形状は分流構造300aと相似しており、両者の違いは分流構造300cの構造体302bが矩形の横断面を有していることと、開口304a〜304の形状が円形または楕円形であることである。分流構造300cの接合面積は、分流構造300aの接合面積よりも大きいため、より大きな接合力を得ることができる。
図6Dに示すように、分流構造300dの形状は分流構造300aの形状と相似しており、両者の違いは分流構造300dの構造体302cが円弧状であることであり、接続孔306は直接に構造体302cの円弧部上へ形成されることである。分流構造300dは、分流構造300aよりも少ない材料および空間を使用するため、コストおよび使用空間をさらに少なくすることができる。
図6Eに示すように、分流構造300eの形状は分流構造300aと相似しており、両者の違いは分流構造120eの開口形状が均一であることである。例えば、開口304aの寸法形状が304cと同じであるということである。分流構造300eの形状を製作するには特別な工程を行う必要が無いため、分流構造300eの製造時間は分流構造300aよりも短くなり、製造時間がさらに短縮される。
図6Fに示すように、分流構造300fと分流構造300aとの違いは、分流構造300aが軸流式であり、分流構造300fは送風式であることである。分流構造300fは、空気吸入口312、空気吹出口310、壁部308およびカバー体(図示せず)を有する構造体302eである。空気吹出口310は、分流構造300fの一面上に位置し、壁部308、構造体302e、カバーおよび分流構造300f内に位置するファン翼間には圧力増大のフローチャネルが形成される。分流構造300fの風圧は、分流構造300aの風圧よりも遥かに大きいため、高い風圧を使用しなければならない装置に適する。
また、分流構造300a〜300fなどのような上述の分流構造は、先ず挿入、締結、粘着または一体成形の方式により装置へ接続してから、ファンを装置へ接続するか、または直接にファンと組合わせてから、ファンとともに装置へ接続するか、または直接にベースと一体成形して、ファンモジュールおよび装置へ接続する。図7は、ベースを有する分流構造を示し、ベース120は接続部128により構造体302fへ接続される。分流構造300gは単独で本発明の無フレームファン100へ接続することができるため、独立した構造が形成される。また、前述の分流構造の材料は、例えば金属材料、紙材、弾性ファイバーグラスおよびプラスチック材などである。具体的に述べると、金属材料は金、銀、銅、鉄、アルミニウム、チタンまたはその合金である。プラスチック材料は、例えばガラスファイバー30%を含むポリブチレンテレフタレート(Polybutyleneterephthalate:PBT)である。
また、上述した装置の接続部を形成する材料は、金、銀、銅、鉄、アルミニウム、チタンまたはその合金である。さらに、本発明はファンを直接に装置へ接続した例を使って説明したが、本発明はこれだけに限定されず、本発明のファンを先ず緩衝部材へ接続してから装置上へその緩衝部材を固定する。緩衝部材および装置は、例えば挿入、締結または粘着により接続される。
以下の実施例では、本発明を適用した無フレームファン、および装置と無フレームファンとの接合および分離の方法を詳細に説明したものである。図4に示すように、本実施例中、装置200は、例えば電源供給装置のハウジングであり、ハウジングは、放熱ファンの固定に使用するサポート204を有し、サポート204は、例えば同心状支持フレームおよび支持線状からなり、固定部(図示せず)が上に形成され、放熱ファン無フレーム構造から突出して固定される。装置の固定部は、例えば開口の構造体であるか、または固定具110の掛固構造116に対応したホックおよび溝の組合せである。
先ず、ファンモジュール102を固定具110へ接続して無フレームファン100を形成する。その後、制御スイッチ112を開口状態へ調整するため、掛固構造116を装置200の固定部へ接続する。例えば、制御スイッチ112が複数個のノッチを有するカムである場合、掛固構造116は突出挿入部を有する弾性構造体である。もし装置の固定部が開口の構造体である場合、カムが回転して掛固構造116を外側へ突出させ、掛固構造116の挿入部を装置の固定部へ挿入する。一方、掛固構造の一部がカムの長辺上に位置するノッチ中に挿入されるため、その別の一端上に位置する挿入部も装置200の固定部から反応力を受け、固定具110を装置200中へとめて挿入する。従って、無フレームファン100は装置200上に固定される。
無フレームファン100を装置200から分離する場合は、制御スイッチ112が閉状態へ調整されて、掛固構造116が未接続状態へ戻り、無フレームファンを装置200から分離する。以下、上記の実施例を使用して上述の分離ステップを説明する。先ず、カムが反対に回転されるため、掛固構造116は内側へはねかえり、同時に掛固構造は、カムの短辺上に位置するノッチへ挿入され、無フレームファン100は装置から分離される。
また、無フレームファン100を装置200へ接続する方法は、上述した方法に限定されるわけではなく、固定具110とベース120との間を接続することにより達成してもよい。例えば、ファンモジュール102は固定具110上へ固定され、固定具110は装置200(例えば、後で述べるサポート204の一面)の一面上に設けられ、その後、固定具110およびベース120が接続されるため、装置200は、固定具110およびベース120によりとめられて、無フレームファン100と組み合わさる。この接続方法は、例えば、固定具110の掛固構造116をベース120の接続構造124へ接続し、装置200は固定具110およびベース120により確実にとめられるため、無フレームファン100は確実に装置200へ接続される。
さらに、無フレームファン100の固定部126(図2に示す)も対応してサポート204の支持線条へ固接され(支持線条は装置200の固定部として使用される)、無フレームファン100は装置200に固定される。
さらに、分流構造300は、ネジによる締結、挿入または粘着などにより装置200に接続され、装置200を無フレームファン100へ接続すると、無フレームファン100の運転効率は向上し、ファンおよび装置のノイズレベルを下げる。
さらに、無フレームファンおよび装置を接続する方法は、少量のネジを使って無フレームファンを装置上へ固定する方法、無フレームファンを直接に装置へ粘着する方法または先ず無フレームファンを、分流構造を有する固定プレートへ固定してから、ネジによる締結、挿入または粘着により装置上へ固定する方法へ変更することができる。
また、本発明では無フレームファンを実施例に使用して説明したが、本発明はこれだけに限定されず、本発明のファン固定具は、分流構造を有するファンへ使用することにも適する。本発明の応用において、分流構造を有するファンは、ネジなどの締結部品を使わないか、または少量のネジを使用して容易に装置へ接続することができる。
上述したことをまとめると、本発明の無フレームファンは、装置上に固接することができる固定具を有し、装置にファンの固定部に合う固定部を加えるだけで、本発明のファンを装置に固定することができる。従って、本発明はネジなどの締結部品を使用しないか、または僅かなネジを使用するだけで、固定作業を完了して、コストおよび製造時間を大幅に下げることができる。
また、本発明のファンは無フレーム型式のため、ファンを形成する材料量が大幅に減り、製造時間およびコストを大幅に減らすことができる。
また、本発明の無フレームファンは、制御スイッチを調整することにより、容易にファンおよび装置の接合および分離ができ、ファンおよび装置を分解する利便性が高まり、ファンと装置の分解時間を短縮することができる。
また、本発明のファンは、空気圧およびノイズレベルを高めるハウジング構造を有さないため、操作中のファンのノイズレベルは大幅に下がる。
また、本発明のファンの吸気範囲は、放熱したい装置全体をカバーするため、本発明のファンは、最大の放熱効果を得ることができ、残留熱の問題を防ぐことができる。
本発明では好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではなく、当該技術を熟知するものなら誰でも、本発明の主旨と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができる。従って本発明の保護の範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
本発明の好適な一実施例による無フレームファンを示す斜視図である。 本発明の別の好適な一実施例による無フレームファンの固定具を示す斜視図である。 本発明の別の好適な一実施例による無フレームファンのベースの斜視図である。 本発明の好適な一実施例による無フレームファンのファンおよび装置を示す分解図である。 本発明の好適な一実施例による無フレームファンのファン翼を示す斜視図である。 本発明を適用した実施例による無フレームファンを示す斜視図である。 本発明を適用した実施例による無フレームファンを示す斜視図である。 本発明を適用した実施例による無フレームファンを示す斜視図である。 本発明を適用した実施例による無フレームファンを示す斜視図である。 本発明を適用した実施例による無フレームファンを示す斜視図である。 本発明を適用した実施例による無フレームファンを示す斜視図である。 本発明の好適な実施例による無フレームファンのベースおよび適用構造の組合せを示す斜視図である。
符号の説明
100 無フレームファン、102、102a ファンモジュール、104 ハブ、106、106a ファン翼、108 モータモジュール、110 固定具、112 制御スイッチ、114 本体、116 掛固構造、118、126、128 固定部、120 ベース、122 ベース本体、124 接続構造、130 リブ部、200 装置、202、140b、140c、304、304a、304b、304c 開口、204 サポート、300、300a、300b、300c、300d、300e、300f、300g分流構造、302、302a、302b、302c、302d、302e、302f 構造体、306 接続孔、308 壁部、310 空気吹出口、312 空気吸入口

Claims (8)

  1. ハブ、複数のファン翼およびモータモジュールを少なくとも有するファンモジュールと、
    前記ファンモジュールが接続され、少なくとも一つの掛固構造を有する固定具と、
    前記掛固構造に対応した少なくとも一つの接続構造を有するベースとを備える無フレームファンであって、
    前記掛固構造と前記接続構造との接合または分離により、ベースおよび固定具の接合または分離を制御することを特徴とする無フレームファン。
  2. 前記掛固構造および前記接続部の形状は、
    前記掛固構造が、弾性アームおよび前記弾性アームから突出した突状係止構造を有し、
    前記接続構造は、前記接続構造の表面から内側に凹んだ凹み部を有し、
    前記掛固構造は、前記弾性アームおよび前記弾性アームの表面から内側に凹んだ凹み部を有し、前記接続構造は突状係止構造を有し、
    前記掛固構造は、前記固定具から延伸突出し、そこから突出した突状係止構造を有し、
    前記接続構造は、前記弾性アームおよび前記弾性アームの表面から内側に凹んだ凹み部を有し、
    前記掛固構造は、前記固定具から延伸突出し、前記掛固構造の表面から内側に凹んだ凹み部を有し、
    前記接続構造は、弾性アームおよび前記弾性アームから突出した突状係止構造を有し、
    前記突状係止構造は、前記凹み部に対応することを特徴とする請求項1記載の無フレームファン。
  3. 前記ベースは装置に接続され、前記固定具が前記ベースに接続されると、前記無フレームファンは前記装置に接続され、
    前記ベースと前記装置との接続は、挿入、締結、粘着または一体成形のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の無フレームファン。
  4. 前記固定具と前記ベースとの接続は、締結または粘着であることを特徴とする請求項1記載の無フレームファン。
  5. 前記接続構造は、ベースに一体成形されることを特徴とする請求項1記載の無フレームファン。
  6. 前記装置から横向きに突出して前記無フレームファンを囲む分流構造を備え、
    前記分流構造と前記装置との接続は、挿入、締結、粘着または一体成形のいずれかであることを特徴とする請求項3記載の無フレームファン。
  7. 前記分流構造は、
    第1開口、第2開口および第3開口を有し、前記第1開口および前記第3開口は前記第2開口よりも大きい構造体、
    第4開口および第5開口を有し、前記第4開口および前記第5開口の寸法は同一または異なる構造体、
    少なくとも一つの整流壁を有し、前記整流壁と前記装置とが特定角度を形成する構造体、
    軸流式の構造体、
    または遠心式の構造体のいずれかであることを特徴とする請求項6記載の無フレームファン。
  8. 前記固定具、前記ベースまたは前記装置の接続部を形成する材料は金属材料、紙材料、弾性ファイバーグラスまたはプラスチック材料から選択されることを特徴とする請求項3記載の無フレームファン。
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