JP2005022703A - 袋口部の折込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋口部を封止する際に皺や成形状態の歪み等が生ずるのを防止し、また袋口部のサイズ変更にも簡単に対応する。
【解決手段】第1および第2サーボモータ20,49で第1および第3作動用ネジ軸39,39を正逆回転することで、4つの拡張爪36,37,36,37は袋短手方向および袋長手方向に相互に近接・離間移動する。第1および第2折込み爪31,35は、第2サーボモータ49で第2作動用ネジ軸24を正逆回転することで袋長手方向に近接・離間移動する。一対の挟持部材63,63は、袋10の袋内方に挿入された拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35の先端より袋底面側に向けた直近位置の袋口部10dを挟持する。シール手段67は、挟持部材63,63の挟持位置より袋口部開放端側の袋口部10dを加熱シールする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、袋口部の折込み装置に関し、更に詳細には、被包装物が充填された袋の袋口部を封止するに際し、該袋口部をガセット折込み形成するための袋口部の折込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
被包装物を充填した袋の袋口部を封止するために該袋口部を折込む装置として、特許文献1に開示の装置が存在する。この装置では、開口部(袋口部)を封止するに際し、先ず拡張部材における4本の拡張レバーが袋の開口部に挿入される。このとき、拡張用シリンダの作動によって各拡張レバーを外側に開くように移動させることで、各拡張レバーが矩形状の四隅を夫々形成して開口部を外側に開く。次いで、折込みシリンダによって作動される2本の折込みレバーが、矩形状に拡開された開口部における一方の対向する2辺の中央位置で、開口部の外側から内側に閉動作してその中央位置を内側に折曲げる。その際に、拡張レバーで保持している他方の対向する2辺が近接して開口部を閉じるように各拡張レバーを移動させることで、折込みレバーによる折曲げを許容する。
【0003】
そして、前述したように他方の対向する2辺が近接して閉じられた開口部において、各拡張レバーを開口部から抜いた後、挾着部材における2本のバーによって対向する他方の2辺に沿って開口部を外側から挟み、その後、挾着部材の両バーにより挟まれた袋の開口部を接着等の方法により封止するよう構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−172401号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、一方の対向する2辺が中央位置で内側に折曲げられている開口部を挾着部材の両バーで挟み込む際には、前記拡張レバーを袋内方から抜くようにしているので、該拡張レバーを開口部から抜く際に開口部が変形してしまい、その封止時に皺が発生したり、あるいは成形部が歪んでしまう問題が指摘される。また、前記拡張レバーや折込みレバーはシリンダによって作動されるようになっているから、該拡張レバーおよび折込みレバーの作動タイミング、作動速度等の動作条件を精度良く作動制御できず、しかも袋の開口寸法が異なる包装を行なう場合の兼用性を備えていない難点がある。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、袋口部を封止する際に皺や成形状態の歪み等が生ずるのを防止し、各部材の作動量や作動タイミングを精度良く設定でき、また袋口部のサイズ変更にも簡単に対応可能な袋口部の折込み装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る袋口部の折込み装置は、
短手方向に対向する一対の第1側面および長手方向に対向する一対の第2側面から袋胴部が形成された袋に対し、袋口部から袋内方に挿入された4つの拡張部材を前記短手方向と長手方向に移動する第1、第2移動手段と、
前記袋口部における一対の第2側面の外側方において袋短手方向の中央に臨む位置から内方に向けて移動し、前記拡張部材と協働してガセットを形成する折込み部材と、
該折込み部材を前記拡張部材の移動に同期して移動する第3移動手段と、
前記拡張部材と前記折込み部材とを、待避位置から袋口部の折込み形成可能な形成位置に移動する第4移動手段と、
袋内方に挿入された前記拡張部材により一旦開口された前記袋口部が、該拡張部材と折込み部材との協動によって、前記一対の第1側面が近接すると共に前記一対の第2側面が中央位置で内側に折込まれてガセットが形成された状態で支持された際に、各部材の先端部より袋底面側に向けた直近位置を扁平状に挟持する一対の挟持部材と、
該挟持部材による袋口部の挟持状態で前記拡張部材と折込み部材とが待避位置に向けて移動した後、袋口部開放端側において袋口部を加熱シールするシール手段とから構成したことを特徴とする。
【0008】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別発明に係る袋口部の折込み装置は、
短手方向に対向する一対の第1側面および長手方向に対向する一対の第2側面から袋胴部が形成された袋に対し、袋口部から袋内方に挿入された4つの拡張部材を前記短手方向と長手方向に移動する第1、第2移動手段と、
前記袋口部における一対の第2側面の外側方において袋短手方向の中央に臨む位置から内方に向けて移動し、前記拡張部材と協働してガセットを形成する折込み部材と、
該折込み部材を前記拡張部材の移動に同期して移動する第3移動手段と、
前記第1、第2移動手段の何れか一方または両方を作動する第1駆動モータと、
前記第3移動手段を作動する第2駆動モータとからなり、
前記第1、第2駆動モータを、前記拡張部材と折込み部材の移動量と移動速度または移動タイミングに関して設定された値に基づき駆動し、袋内方に挿入された前記拡張部材により一旦開口された前記袋口部を、該拡張部材と折込み部材とによって、前記一対の第1側面が近接すると共に前記一対の第2側面が中央位置で内側に折込まれてガセットが形成された状態で扁平状に支持するよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る袋口部の折込み装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例の折込み装置の説明に先立ち、該折込み装置により袋口部が折込み形成される角筒状の袋の概略構成につき簡単に説明する。図8に示す如く、被包装物(図示せず)が充填された角筒状の袋10は、袋短手方向に対向する幅広の一対の第1側面10a,10aと、袋長手方向に対向する幅狭の一対の第2側面10b,10bとから袋胴部10cが構成されている。そして、当該袋10における袋口部10dが、後述する折込み装置11により一対の第2側面10b,10bにガセットが折込み形成されるように封止される。なお、実施例では袋口が長方形であるため、短手方向、長手方向と呼称しているが、本願は袋口が正方形の袋10も対象とするものであって、その場合は交差する一辺が短手方向に対応し、他辺が長手方向に対応する。
【0010】
図1に示す如く、前記角筒状の袋10が、その袋口部10dを上向きの姿勢で一袋づつコンテナ12a内に収容保持されて搬送手段12により搬送されて停止される折込みステーションに、前記折込み装置11が配設される。なお、折込みステーションには複数(実施例では4つ)の袋10が、その第2側面10b,10bを対向するよう袋長手方向に離間して停止されて、該折込み装置11では、4つの袋10の袋口部10dを同時に折込み形成するよう構成される。
【0011】
前記折込み装置11は、搬送手段12の上方に水平に臨む支持ベース13の下面側に、図3に示す如く、幅方向(袋短手方向)に延在する一対の第1スライド軸14,14が長手方向(袋長手方向)に離間して平行に配設されると共に、該支持ベース13の幅方向の中央部には、一対の第1スライド軸14,14が貫通する第1支持部材15が垂設されて長手方向に延在している。また第1支持部材15を挟む幅方向両側には、該第1支持部材15と平行に延在する一対の第2支持部材16,16が第1スライド軸14,14に摺動可能に配設され、両第2支持部材16,16は、第1スライド軸14,14に沿って第1支持部材15に対して近接・離間移動可能に構成される。
【0012】
前記支持ベース13には、各第1スライド軸14に近接する位置に、該スライド軸14と平行な第1移動手段としての第1作動用ネジ軸17が夫々回動自在に配設されており、該ネジ軸17には、その軸方向(袋短手方向)に離間して夫々逆ネジ17a,17bが螺刻されている。すなわち、実施例では前記第1支持部材15を第1作動用ネジ軸17が貫通して、該第1支持部材15を挟んで一方の側に左ネジ17aが螺刻されると共に、他方の側に右ネジ17bが螺刻してある。そして、一対の第1作動用ネジ軸17,17の左ネジ17a,17aに、一方の第2支持部材16に配設された左雌ネジ部材18,18が螺合し、右ネジ17b,17bに、他方の第2支持部材16に配設された右雌ネジ部材19,19が螺合している。また、支持ベース13に配設された第1サーボモータ(第1駆動モータ)20と一方の第1作動用ネジ軸17の一端部が、図6に示す如く、ベルト・プーリ等からなる伝達機構21を介して連結されると共に、両第1作動用ネジ軸17,17の他端部は、同じくベルト・プーリ等からなる伝達機構22を介して一体的に回転するよう連結される。すなわち、第1サーボモータ20を正逆駆動して一対の第1作動用ネジ軸17,17を正逆回転することで、前記左ネジ17a,17aと左雌ネジ部材18,18および右ネジ17b,17bと右雌ネジ部材19,19との螺合作用下に、一対の第2支持部材16,16が第1支持部材15を基準として相互に近接・離間移動される。そして、一対の第2支持部材16,16は、袋短手方向に対向する後述する一対の第1拡張爪36,36および第2拡張爪37,37が袋短手方向に近接して袋内方に挿入可能な近接位置と、各対の第1拡張爪36,36および第2拡張爪37,37が袋内部において袋10の袋口寸法に応じて予め設定された最大拡開位置まで離間する離間位置との間を移動するよう設定されている。
【0013】
前記第1支持部材15の下方には、図4に示す如く、その長手方向に延在する第2スライド軸23が配設されると共に、該第2スライド軸23の上側に平行に第2作動用ネジ軸24が回動可能に配設されており、該第2作動用ネジ軸24には、その軸方向に離間して夫々逆ネジ25a,26aが螺刻してある。この第2作動用ネジ軸24は、左ネジ25aが螺刻された左ネジ軸杆25と、右ネジ26aが螺刻された右ネジ軸杆26とを連結杆27を介して連結して構成されている。
【0014】
前記左ネジ軸杆25の左ネジ25aに、前記第2スライド軸23に沿って移動可能に配設された第1保持部材28が螺合すると共に、右ネジ軸杆26における右ネジ26aが形成されていない軸部に、第2スライド軸23に沿って移動可能な第1スライド部材29が配設されて、両部材28,29により第1移動体が構成される。そして、該第1移動体の第1保持部材28と第1スライド部材29に、第1連設部材30が架設されて、該第1連設部材30に複数(実施例では4つ)の第1折込み爪(折込み部材)31が所定間隔毎に垂設されている。また、前記右ネジ軸杆26の右ネジ26aに、前記第2スライド軸23に沿って移動可能に配設された第2保持部材32が螺合すると共に、左ネジ軸杆25における左ネジ25aが形成されていない軸部に、第2スライド軸23に沿って移動可能な第2スライド部材33が配設されて、両部材32,33により第2移動体が構成される。そして、該第2移動体の第2保持部材32と第2スライド部材33に、第2連設部材34が架設されて、該第2連設部材34に前記第1折込み爪31と同数の第2折込み爪(折込み部材)35が所定間隔毎に垂設されている。
【0015】
前記第1連設部材30に垂設される第1折込み爪31と、第2連設部材34に垂設される第2折込み爪35とは、前後方向に交互に位置するよう設定され、前記折込みステーションに臨む各角筒状の袋10を挟んで袋長手方向に対向する第1折込み爪31と第2折込み爪35とが対をなし、前記第2作動用ネジ軸24を正逆回転することで、両折込み爪31,35が袋長手方向に近接・離間移動し、このときに後述するように袋口部10dの第2側面10b,10bにおける袋短手方向中央部を内側に折込んでガセットを形成するよう構成される。すなわち、実施例において前記第2作動用ネジ軸24が、一対の折込み爪31,35を、前記袋口部10dにおける一対の第2側面10b,10bの外側方から袋内方向に移動させる第3移動手段として機能するようになっている。また実施例では、2つ1組の折込み爪組が、袋長手方向に離間して4組設けられ、1度に4つの袋10の袋口部10dを折込み形成し得るよう構成されている。
【0016】
前記第2支持部材16,16の夫々には、前記折込み爪31,35と協働して袋口部10dを折込み形成するための一対の拡張爪(拡張部材)36,37が夫々対応して配設されているが、その配設構造は同一であるので、前記第1作動用ネジ軸17,17における右ネジ17b,17bに螺合されている側の第2支持部材16に対する拡張爪36,37の配設構造につき説明し、他側の配設構造の同一部材には同じ符号を付して示すものとする。
【0017】
前記第2支持部材16の下方には、図5に示す如く、その長手方向に延在する第3スライド軸38が配設されると共に、該第3スライド軸38の上側に平行に第2移動手段としての第3作動用ネジ軸39が回動可能に配設されており、該第3作動用ネジ軸39には、その軸方向に離間して夫々逆ネジ40a,41aが螺刻してある。この第3作動用ネジ軸39は、左ネジ40aが螺刻された左ネジ軸杆40と、右ネジ41aが螺刻された右ネジ軸杆41とを連結杆42を介して連結して構成されている。なお、第3作動用ネジ軸39における左右のネジ軸杆40,41は、前記第2作動用ネジ軸24における左右のネジ軸杆25,26の配設向きとは逆の関係で配設されている。
【0018】
前記左ネジ軸杆40の左ネジ40aに、前記第3スライド軸38に沿って移動可能に配設された第3保持部材43が螺合すると共に、右ネジ軸杆41における右ネジ41aが形成されていない軸部に、第3スライド軸38に沿って移動可能な第3スライド部材44が配設され、両部材43,44により第3移動体が構成されている。そして、該第3移動体の第3保持部材43と第3スライド部材44に、第3連設部材45が架設されて、該第3連設部材45に複数(実施例では4つ)の第1拡張爪36が所定間隔毎に垂設されている。また、前記右ネジ軸杆41の右ネジ41aに、前記第3スライド軸38に沿って移動可能に配設された第4保持部材46が螺合すると共に、左ネジ軸杆40における左ネジ40aが形成されていない軸部に、第3スライド軸38に沿って移動可能な第4スライド部材47が配設され、両部材46,47により第4移動体が構成されている。そして、該第4移動体の第4保持部材46と第4スライド部材47に、第4連設部材48が架設されて、該第4連設部材48に前記第1拡張爪36と同数の第2拡張爪37が所定間隔毎に垂設されている。
【0019】
前記第3連設部材45に垂設される第1拡張爪36と、第4連設部材48に配設される第2拡張爪37とは、前後方向に交互に位置するよう設定され、前記折込みステーションに臨む各角筒状の袋10と対応して袋長手方向で近接している第1拡張爪36と第2拡張爪37とが対をなし、前記第3作動用ネジ軸39を正逆回転することで両拡張爪36,37が袋長手方向に近接・離間移動するよう構成される。そして、一方の第2支持部材16に配設される第1拡張爪36と第2拡張爪37および他方の第2支持部材16に配設される第1拡張爪36と第2拡張爪37との4つの拡張爪を1組として、これら拡張爪36,37,36,37が袋内方に挿入された状態で袋短手方向および袋長手方向に相互に離間移動することで、後述するように袋口部10dが一旦広げられた後、前記第1側面10a,10aが近接するように折込まれるよう構成される。なお、実施例では4つ1組の拡張爪組が長手方向に離間して4組設けられ、1度に4つの袋10の袋口部10dを折込み形成し得るようになっている。
【0020】
図2に示す如く、前記支持ベース13に配設された第2駆動モータとしての第2サーボモータ49と第2作動用ネジ軸24の一端部とが、プーリ・ベルト等からなる伝達機構50を介して連結されている。そして、第2サーボモータ49を正逆駆動して第2作動用ネジ軸24を正逆回転することで、前記第1および第2保持部材28,32と左右のネジ25a,26aとの螺合作用下に、第1連設部材30と第2連設部材34とが相互に反対方向に移動し、これによって各対をなす第1および第2折込み爪31,35が袋長手方向に相互に近接・離間移動される。なお、対をなす第1および第2折込み爪31,35は、前記袋10の袋口部10dにおける第2側面10b,10bの外側方に離間する待機位置から、該第2側面10b,10bを袋内側に折込む作動位置まで移動するよう設定され、これにより袋口部10dの袋長手方向の両側にガセットが形成されるようになっている。
【0021】
前記第2サーボモータ49により回転される第2作動用ネジ軸24に対し、その各軸端部と前記各第3作動用ネジ軸39,39とが、夫々連繋機構51,51を介して一体回転可能に連繋されて、第2作動用ネジ軸24と一対の第3作動用ネジ軸39,39とが同期して正逆方向に回転するよう構成される。なお、第2作動用ネジ軸24と各第3作動用ネジ軸39,39とを連繋する連繋機構51,51は同一構成であるので、一方の連繋機構51の構成についてのみ説明し、他方の連繋機構51の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
【0022】
図2および図4に示す如く、前記第2作動用ネジ軸24の一端部における前記伝達機構50のプーリ配設位置より内側に第1レバー52の一端部が回動可能に配設されると共に、外側には第1歯付きプーリ53が一体回転可能に配設される。また、一方の第3作動用ネジ軸39の一端部に第2レバー54の一端部が回動可能に配設されると共に、該第2レバー54から外方に延出する軸端に第2歯付きプーリ55が一体回転可能に配設される。第1レバー52と第2レバー54の他端部は支持軸56を介して相互に回動可能に連結されると共に、該支持軸56には第3歯付きプーリ57が回動可能に配設されている。そして、第1歯付きプーリ53と第3歯付きプーリ57の間、および第2歯付きプーリ55と第3歯付きプーリ57の間に、夫々第1歯付きベルト58および第2歯付きベルト59が巻掛けられており、第2作動用ネジ軸24が回転することで、当該連繋機構51を介して第3作動用ネジ軸39が回転するよう構成される。これにより、前記第3および第4保持部材43,46と左右のネジ40a,41aとの螺合作用下に、第3連設部材45と第4連設部材48とが相互に反対方向に移動し、これによって袋長手方向に対向する対をなす第1および第2拡張爪36,37が袋長手方向に相互に近接・離間移動される。すなわち、前記第2サーボモータ49を駆動することで、対をなす第1折込み爪31と第2折込み爪35および対をなす第1拡張爪36と第2拡張爪37との夫々が、袋長手方向に同期的に近接・離間移動するようになっている。このように実施例では、折込み爪31,35を移動する第2サーボモータ49は、袋長手方向に対向する対をなす第1および第2拡張爪36,37を袋長手方向に移動させる第2移動手段を作動する第2駆動モータとして機能するよう構成される。
【0023】
なお、前述した如く第2作動用ネジ軸24における左ネジ軸杆25と右ネジ軸杆26との配設位置と、第3作動用ネジ軸39における左ネジ軸杆40と右ネジ軸杆41との配設位置とは逆の関係で設定してあるから、第1折込み爪31と第2折込み爪35とが近接・離間移動する方向に反して、第1拡張爪36と第2拡張爪37とが袋長手方向に近接・離間移動するようになっている。また、前記第1レバー52と第2レバー54とを支持軸56で回動可能に枢支することで、前記第2支持部材16が第1支持部材15に対して近接・離間移動しても、連繋機構51による回転伝達を行ない得るよう構成される。
【0024】
ここで、本実施例においては、前記第1折込み爪31と第2折込み爪35との移動量が、第1拡張爪36と第2拡張爪37との移動量の略2倍になるように、前記連繋機構51,51により連繋される第2作動用ネジ軸24と第3作動用ネジ軸39,39との回転比が設定されている。また、前記第1サーボモータ20と第2サーボモータ49は、図示しない制御手段により駆動制御されて、前記4つの拡張爪36,37,36,37および一対の折込み爪31,35を、図7に示すように移動させるよう構成される。すなわち、4つの拡張爪36,37,36,37においては、袋短手方向および袋長手方向に相互に近接している状態から、袋短手方向および袋長手方向に相互に離間するよう移動し、袋短手方向に対向する第1拡張爪36,36および第2拡張爪37,37が予め設定された最大拡開位置まで夫々移動した後に向きを変えて近接する方向に移動しつつ、前記袋口部10dの袋長手方向の予め設定された最大離間位置に至り、次いで元の位置に戻るようになっている。また一対の折込み爪31,35においては、袋長手方向の予め設定された最大離間位置から相互に近接する方向に移動し、前記第1拡張爪36,36および第2拡張爪37,37が最大離間位置に至るまでの間に、前記第2側面10b,10bを袋内方に折込む最大近接位置まで移動し、その後に元の位置に戻るよう設定されている。
【0025】
なお、前記拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35の移動量、移動速度または移動タイミングは、袋10の短手方向寸法または長手方向寸法が異なる品種毎の袋サイズに応じたデータ設定値に基づいて、前記制御手段により第1サーボモータ20と第2サーボモータ49とを制御し得るよう構成される。
【0026】
図1に示す如く、機枠60に配設されて前記支持ベース13の上方に延出する支柱61に第4移動手段としての昇降用のシリンダ62が倒立姿勢で配設され、該シリンダ62のロッドが支持ベース13の上部に連結されている。そして、該シリンダ62を正逆付勢することで、前記各折込み組の折込み爪31,35および各拡張爪組の拡張爪36,37,36,37を、前記袋10における袋口部10dの開放端から離間した待避位置と、該拡張爪36,37,36,37が袋内方に挿入されると共に、該折込み爪31,35が前記第2側面10b,10bの外側方に臨んで拡張爪36,37,36,37と協働して袋口部10dを折込み形成可能な形成位置との間を移動させるようになっている。
【0027】
前記機枠60には、前記形成位置まで移動された折込み爪31,35および拡張爪36,37,36,37の先端部(下端部)より下方の近接位置において、前記袋10を挟んで袋短手方向に対向する一対の挟持部材63,63が配設される。両挟持部材63,63は挟持用シリンダ64,64により相互に近接・離間移動可能に構成され、前記袋口部10dにおける折込み爪31,35および拡張爪36,37,36,37の先端部より袋底面側に向けた直近位置を扁平状に挟持するよう構成されている。この挟持部材63,63の袋口部10dとの当接面にはゴム等の弾性部材65が夫々配設され、袋口部10dを所定圧力で挟持しても袋10に傷が付かないようにしてある。なお、実施例では、一対の挟持部材63,63は、同時に4つの袋10の袋口部10dを挟持可能な長さ寸法に設定されている。
【0028】
前記機枠60には、図1に示す如く、前記袋10を挟む袋短手方向に対向して相互に近接・離間移動可能な一対のシールバー66,66からなるシール手段67が配設され、前記挟持部材63,63が袋口部10dの挟持状態にあるときその挟持位置より開放端部側の袋口部10dを挟持して加熱シールするよう構成される。なお、シールバー66,66は、1つの袋10の袋口部10dを袋長手方向の全長に亘って加熱シール可能な長さ寸法に設定されており、実施例では長手方向に離間して4基のシール手段67が配設される。
【0029】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る袋口部の折込み装置の作用につき説明する。
【0030】
前記搬送手段12により袋口部10dを上に向けた姿勢の4つの角筒状の袋10が折込みステーションまで移送されて停止すると、前記昇降用のシリンダ62が作動して前記支持ベース13は上方の待避位置から形成位置まで下降し、各袋10に対応して袋短手方向および袋長手方向に相互に近接している4つの拡張爪36,37,36,37が袋口部10dから袋内方に挿入されると共に、最大離間位置に臨む一対の折込み爪31,35が袋口部10dにおける第2側面10b,10bの外側方において袋短手方向の中央位置に臨む(図7(a)参照)。
【0031】
次に、前記第1サーボモータ20および第2サーボモータ49が同期的に回転駆動される。すなわち、前記第1作動用ネジ軸17,17が回転されて、該ネジ軸17,17と前記左右の雌ネジ部材18,19との螺合作用下に、前記一対の第2支持部材16,16が相互に離間移動することで、両第2支持部材16,16に配設されて袋短手方向に対向している第1拡張爪36,36および第2拡張爪37,37の夫々が袋短手方向に離間移動する。またこのとき、前記第3作動用ネジ軸39,39が回転されて、該ネジ軸39,39と前記第3および第4保持部材43,46との螺合作用下に、袋長手方向に対向する各第1拡張爪36と第2拡張爪37との夫々が相互に離間移動する。すなわち、4つの拡張爪36,37,36,37が、図7(a)に矢印で示す如く、袋短手方向および袋長手方向に相互に離間するよう移動し、これにより前記袋口部10dは略矩形状に開口される。
【0032】
また、第3作動用ネジ軸39,39と同期して前記第2作動用ネジ軸24が回転されて、該ネジ軸24と前記第1および第2保持部材28,32との螺合作用下に、前記拡張爪組の移動と同期して袋口部10dの外側方に位置する一対の折込み爪31,35が袋内方に向けた袋長手方向に近接移動する。
【0033】
前記袋短手方向に対向する第1拡張爪36,36および第2拡張爪37,37が、予め設定された最大拡開位置まで移動すると、前記第1サーボモータ20が逆転駆動して前記第1作動用ネジ軸17,17を逆回転することで、該第1拡張爪36,36および第2拡張爪37,37は袋短手方向に相互に近接移動する。なお、このとき前記第2サーボモータ49により前記第3作動用ネジ軸39,39は同一方向に回転しており、袋長手方向に対向する各第1拡張爪36と第2拡張爪37とは引続き相互に離間移動している。すなわち、4つの拡張爪36,37,36,37は、袋短手方向に近接移動しつつ袋口部10dの袋長手方向の予め設定された最大離間位置に向けて移動する。また前記一対の折込み爪31,35は、袋短手方向に対向する第1拡張爪36,36または第2拡張爪37,37の離間方向の中央位置において袋外方から内方に向けて移動し、これにより前記袋口部10dにおける第2側面10b,10bは、その袋短手方向の中央位置において内側に折込まれてガセットが形成される。従って、袋口部10dは、図7(b)に示す如く、前記第1側面10a,10aが近接した略扁平となった状態で4つの拡張爪36,37,36,37および一対の折込み爪31,35によって折込み支持された状態となる。
【0034】
次に、前記挟持用シリンダ64,64が作動されることで、前記一対の挟持部材63,63が相互に近接移動し、前記拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35によって支持されている袋口部10dにおける各爪の先端部より袋底面側に向けた直近位置を袋短手方向両側から挟持する(図1参照)。その後、前記昇降用のシリンダ62が逆作動して前記支持ベース13を上昇して拡張爪36,37,36,37を袋内方から抜くと共に折込み爪31,35を袋口部10dの開放端から離間する待避位置まで移動させる。すなわち、袋口部10dを挟持部材63,63で挟持した後に、前記拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35を袋口部10dから離間するから、このときに袋口部10dに皺や歪みが生ずるのは防止される。
【0035】
次いで、前記作動機構68によりシール手段67における一対のシールバー66,66が相互に近接移動し、前記挟持部材63,63による挟持位置より袋口部開放端側の袋口部10dを袋短手方向両側から挟持して、該袋口部10dを袋長手方向の全長に亘って加熱シールする。このときにも、袋口部10dは挟持部材63,63により挟持されているから、良好なシール状態が得られる。
【0036】
なお、前記袋10の品種変更に際しては、袋サイズデータを前記制御手段に数値入力するか、または予め制御手段に入力記憶させておいた品種毎のデータを品種切り換えスイッチ等によって切り換え設定するだけで、前記拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35は、サーボモータ20,49により品種毎に応じた移動量、移動速度および移動タイミングで精度良く移動制御される。すなわち、拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35をサーボモータ20,49で駆動制御するよう構成した実施例の折込み装置11では、袋の短手方向寸法または長手方向寸法が異なる袋10の品種変更に簡単に対応することができる。
【0037】
【変更例】
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.袋10のガセット形成時の拡張爪36,37,36,37と折込み爪31,35との動作は、実施例に限定されるものでなく、例えば、拡張爪36,37,36,37に関しては、最大拡開位置に移動する間に最大離間位置まで移動し、その後最大離間位置のまま袋短手方向に近接移動する等、各種の動きを行なわせることができる。
2.実施例では4つの袋10を同時に処理する構成となっているが、その他の複数の袋10を同時に処理するものや、1つの袋10のみを処理するものであってもよい。この場合は、処理する袋10の数に応じて移動体の配設数を変更すればよく、また連設部材30,34,45,48に関しては必要に応じて採用すればよい。
3.実施例では拡張爪36,37,36,37と折込み爪31,35の袋長手方向への移動は、1つのサーボモータ49によって同期的に行なうようにしているが、夫々を個別のサーボモータ等のモータ駆動手段によって同期的に行なう構成を採用し得る。
4.実施例では作動用ネジ軸17,17,24,39,39によって、拡張爪36,37,36,37の袋短手方向の移動と、拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35の袋長手方向の移動を行なうようにしているが、これに限らず、ギアによる連繋機構やリンク機構等、公知の駆動機構を採用できる。
5.実施例では拡張爪36,37,36,37および折込み爪31,35をシリンダにより袋口部10dから離間する位置と、袋内方および第2側面10b,10bの外側方に臨む位置との間を移動するよう構成したが、シリンダに限らず、モータにより作動されるリンク機構等、その他各種の手段を用いることができる。
6.実施例では上方に袋口部10dを向けた姿勢の袋10を折込む構成としているが、実施例の折込み装置11を90度転回する等によって、側方に袋口部10dを向けた姿勢の袋10を折込むこともできる。すなわち、袋10における袋口部10dの向く姿勢に応じて折込み装置11を配置すれば、何れの姿勢の袋10の折込みも実施し得る。
7.実施例ではシール手段67によって袋長手方向の全長に亘って袋口部10dを加熱シールするようにしてあるが、折込み状態が維持されるのであれば、袋長手方向の所定範囲を1箇所あるいは数箇所を部分加熱シールするものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の請求項1に係る袋口部の折込み装置によれば、袋口部を挟持部材で挟持した状態で、該袋口部から拡張部材を抜くようにしたので、該拡張部材を抜く際に袋口部における折込み形成状態のズレが発生することがなく、従ってシール手段で加熱シールされた袋口部が歪んだりシール皺が発生するのを防止できる。
【0039】
請求項2に係る袋口部の折込み装置によれば、拡張部材と折込み部材との移動を駆動モータによって駆動制御するようにしたので、袋口部のサイズの異なる複製品種の兼用包装が数値データ設定等の簡単な操作によって可能となる。
【0040】
請求項3に係る袋口部の折込み装置によれば、拡張部材と折込み部材との移動を作動用ネジ軸を用いて行なうよう構成したから、位置制御を精度良く行ない得る。また請求項4に係る折込み装置では、第2、第3移動手段を1基の駆動モータで作動するよう構成したから、駆動制御系を簡略化し得ると共に製造コストを低廉に抑えることができる。更に請求項5に係る折込み装置では、各袋に対応する拡張部材組および折込み部材組を複数設けたから、一度に複数の袋の袋口部を折込み形成することができ、生産能力を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る折込み装置を示す正面図である。
【図2】実施例に係る折込み装置の平面図である。
【図3】実施例に係る折込み装置の支持ベースを一部取外した状態で示す概略平面図である。
【図4】実施例に係る折込み爪の移動機構を示す縦断側面図である。
【図5】実施例に係る拡張爪の移動機構を示す側面図である。
【図6】実施例に係る折込み装置の縦断正面図である。
【図7】実施例に係る拡張爪および折込み爪の動作を示す説明図であって、(a)は袋口部を折込む前の状態を示し、(b)は折込んだ状態を示す。
【図8】実施例に係る角筒状の袋を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 袋
10a 第1側面
10b 第2側面
10c 袋胴部
10d 袋口部
13 支持ベース
15 第1支持部材
16 第2支持部材
17 第1作動用ネジ軸(第1移動手段)
20 第1サーボモータ(第1駆動モータ)
24 第2作動用ネジ軸(第3移動手段)
28 第1保持部材(第1移動体)
29 第1スライド部材(第1移動体)
30 第1連設部材(連設部材)
31 第1折込み爪(折込み部材)
32 第2保持部材(第2移動体)
33 第2スライド部材(第2移動体)
34 第2連設部材(連設部材)
35 第2折込み爪(折込み部材)
36 第1拡張爪(拡張部材)
37 第2拡張爪(拡張部材)
39 第3作動用ネジ軸(第2移動手段)
43 第3保持部材(第3移動体)
44 第3スライド部材(第3移動体)
45 第3連設部材(連設部材)
46 第4保持部材(第4移動体)
47 第4スライド部材(第4移動体)
48 第4連設部材(連設部材)
49 第2サーボモータ(第1および第2駆動モータ)
51 連繋機構
62 昇降用のシリンダ(第4移動手段)
63 挟持部材
67 シール手段

Claims (5)

  1. 短手方向に対向する一対の第1側面(10a,10a)および長手方向に対向する一対の第2側面(10b,10b)から袋胴部(10c)が形成された袋(10)に対し、袋口部(10d)から袋内方に挿入された4つの拡張部材(36,37,36,37)を前記短手方向と長手方向に移動する第1、第2移動手段(17,39)と、
    前記袋口部(10d)における一対の第2側面(10b,10b)の外側方において袋短手方向の中央に臨む位置から内方に向けて移動し、前記拡張部材(36,37,36,37)と協働してガセットを形成する折込み部材(31,35)と、
    該折込み部材(31,35)を前記拡張部材(36,37,36,37)の移動に同期して移動する第3移動手段(24)と、
    前記拡張部材(36,37,36,37)と前記折込み部材(31,35)とを、待避位置から袋口部(10d)の折込み形成可能な形成位置に移動する第4移動手段(62)と、
    袋内方に挿入された前記拡張部材(36,37,36,37)により一旦開口された前記袋口部(10d)が、該拡張部材(36,37,36,37)と折込み部材(31,35)との協動によって、前記一対の第1側面(10a,10a)が近接すると共に前記一対の第2側面(10b,10b)が中央位置で内側に折込まれてガセットが形成された状態で支持された際に、各部材(36,37,36,37,31,35)の先端部より袋底面側に向けた直近位置を扁平状に挟持する一対の挟持部材(63,63)と、
    該挟持部材(63,63)による袋口部(10d)の挟持状態で前記拡張部材(36,37,36,37)と折込み部材(31,35)とが待避位置に向けて移動した後、袋口部開放端側において袋口部(10d)を加熱シールするシール手段(67)とから構成した
    ことを特徴とする袋口部の折込み装置。
  2. 短手方向に対向する一対の第1側面(10a,10a)および長手方向に対向する一対の第2側面(10b,10b)から袋胴部(10c)が形成された袋(10)に対し、袋口部(10d)から袋内方に挿入された4つの拡張部材(36,37,36,37)を前記短手方向と長手方向に移動する第1、第2移動手段(17,39)と、
    前記袋口部(10d)における一対の第2側面(10b,10b)の外側方において袋短手方向の中央に臨む位置から内方に向けて移動し、前記拡張部材(36,37,36,37)と協働してガセットを形成する折込み部材(31,35)と、
    該折込み部材(31,35)を前記拡張部材(36,37,36,37)の移動に同期して移動する第3移動手段(24)と、
    前記第1、第2移動手段(17,39)の何れか一方または両方を作動する第1駆動モータ(20,49)と、
    前記第3移動手段(24)を作動する第2駆動モータ(49)とからなり、
    前記第1、第2駆動モータ(20,49)を、前記拡張部材(36,37,36,37)と折込み部材(31,35)の移動量と移動速度または移動タイミングに関して設定された値に基づき駆動し、袋内方に挿入された前記拡張部材(36,37,36,37)により一旦開口された前記袋口部(10d)を、該拡張部材(36,37,36,37)と折込み部材(31,35)とによって、前記一対の第1側面(10a,10a)が近接すると共に前記一対の第2側面(10b,10b)が中央位置で内側に折込まれてガセットが形成された状態で扁平状に支持するよう構成した
    ことを特徴とする袋口部の折込み装置。
  3. 支持ベース(13)に配設された第1支持部材(15)に、第2作動用ネジ軸(24)の正逆回転によって袋長手方向に近接・離間移動する一対の折込み部材(31,35)が配設され、
    前記第1支持部材(15)を挟んで、第1作動用ネジ軸(17)の正逆回転によって袋短手方向に近接・離間移動する一対の第2支持部材(16,16)が配設されると共に、各第2の支持部材(16)の夫々には、第3作動用ネジ軸(39)の正逆回転によって袋長手方向に近接・離間移動する一対の拡張部材(36,37)が配設されている請求項1または2記載の袋口部の折込み装置。
  4. 前記第2、第3移動手段(39,24)は連繋機構(51)を介して第2駆動モータ(49)により作動され、前記一対の折込み部材(31,35)の近接・離間移動に対して、袋長手方向に対向する一対の拡張部材(36,37)が反する方向に移動するよう構成されている請求項2または3記載の袋口部の折込み装置。
  5. 前記第1支持部材(15)に、前記第2作動用ネジ軸(24)の正逆回転により袋長手方向に相互に近接・離間移動自在に第1および第2移動体(28,29,32,33)が配設され、各移動体(28,29,32,33)に配設された連設部材(30,34)に所定間隔毎に前記折込み部材(31,35)が配設されて、2つ1組の折込み部材組が、袋長手方向に離間して複数配設されると共に、前記各第2支持部材(16)の夫々に、前記第3作動用ネジ軸(39)の正逆回転により袋長手方向に相互に近接・離間移動自在に第3および第4移動体(43,44,46,47)が配設され、各移動体(43,44,46,47)に配設された連設部材(45,48)に所定間隔毎に前記拡張部材(36,37)が配設されて、4つ1組の拡張部材組が、袋長手方向に離間して折込み部材組と同数だけ配設される請求項3記載の袋口部の折込み装置。
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