JP2005022569A - 車両用フード構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車のフード10は、フード10の車体外側面を構成するアウタパネル12と、アウタパネル12の内側に配設されエンジンルーム側部を構成するインナパネル14で構成されている。フード10のインナパネル14は、インナパネル14の前端部を構成するインナフロント16、インナパネル14の後端部を構成するインナリヤ18、インナパネル14の車幅方向両端部を構成する前後方向インナ部材としてのインナサイド20、及び左右のインナサイド20の間に車体前後方向に沿って配設され、インナフロント16とインナリヤ18とに架設された前後方向インナ部材としての3本のインナセンター22で構成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用フード構造に関し、特に、自動車等の車両において衝突時に衝突体を保護する車両用フード構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両において衝突時に衝突体を保護する車両用フード構造においては、プレス成形により形成された一枚物のインナ部材をアウタ部材にヘミング加工により一体とし、フードロックストライカ支持部にはロックリインフォースメントをアウタ部材とインナ部材との間に取付けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、アウタ部材となるアルミニウム合金の厚さを0.5mm〜2.0mmとし、裏打ちする補強部材を3mm〜15mm程度とする構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、環状に形成した外枠と、該外枠に車体前後方向に沿って架設された内骨材を有する構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。また、ロックリインフォースメントがフードロックストライカの左右に車体前後方向に延びる壁を有する構成が知られている(例えば、特許文献4参照。)。また、インナ部材が環状の枠骨と、該枠骨の内方において、該枠骨と結合することで閉断面を形成する内骨と、から成り、断面の縦壁が略垂直面となっている構成が知られている(例えば、特許文献5参照。)。また、フードの側端部が一旦内側に折り返されて端部が下方へ垂下している構成が知られている(例えば、特許文献6参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−321714号公報
【特許文献2】
特開2001−191962号公報
【特許文献3】
特開平6−72355号公報
【特許文献4】
特開平6−312670号公報
【特許文献5】
特開平5−278637号公報
【特許文献6】
特開2001−301541号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の技術においては、インナ部材が大物のプレス部品であるため、生産コストが高い。また、アウタ部材とインナ部材とで形成され車体前後方向及び車幅方向に延びる閉断面や、ロックリインフォースメントが配設されているため、衝突体がフードに衝突した場合に、衝撃を吸収するためのフードの変形を妨げ、車体前後方向の反力を発生し、衝撃吸収効率を低下させる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、衝撃吸収効率の向上と生産コストの低減が可能な車両用フード構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、フードの車体外側面を構成するアウタ部材と、該アウタ部材の内側に配設されたインナ部材と、からなる車両用フード構造であって、
前記インナ部材の前端部を構成する前端部インナ部材と、
前記インナ部材の後端部を構成する後端部インナ部材と、
前記前端部構成部材と前記後端部構成部材との間に車体前後方向に沿って配設され、前記前端部構成部材と前記後端部構成部材とに架設された前後方向インナ部材と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、フードのインナ部材を前端部インナ部材、後端部インナ部材及び前後方向インナ部材に分割しため、インナ部材を複数の長尺形状の部品に分割できる。この結果、順送型成形が可能になり製品歩留まりが向上する。この結果、フードの素材費、型費及び加工費が低減でき、生産コストの低減が可能になる。また、前後方向インナ部材を前端部構成部材と後端部構成部材との間に車体前後方向に沿って配設したため、衝突体がフードに衝突した場合に、衝撃を吸収するためのフードの変形が円滑に行なわれ車体前後方向の反力を発生しない。この結果、衝撃吸収効率を向上できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記フードアウタ、前記前端部インナ部材、後端部インナ部材、前後方向インナ部材間の各結合を剥離方向と剪断方向との結合としたことを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、剥離方向と剪断方向との双方に対して、フードアウタ、前端部インナ部材、後端部インナ部材、前後方向インナ部材間の各結合強度が向上するため、接着による接合においても十分な接合力が得られる。
【0010】
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記前後方向インナ部材の前記アウタ部材に対向する面を平滑に形成すると共に前記アウタ部材の下面に沿った形状とし、前記アウタ部材の前後端まで延設したことを特徴とする。
【0011】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、フードの前後端部近傍において、前後方向インナ部材のアウタ部材に対向する面の断面を平滑にすることで、衝突体との衝突の際に、衝突体に対して、不必要な前後方向の減速荷重を発生させる可能性を低減できる。
【0012】
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記前後方向インナ部材の前端部をフードロックまたはフードストッパの上方に延設したことを特徴とする。
【0013】
従って、請求項3に記載の内容に加えて、フードロックまたはフードストッパの上方に良好な衝突加速度を発生させる前後方向インナ部材を配設しているため、従来、衝突荷重のコントロールが困難であったフードロックまたはフードストッパの位置においても良好な衝突加速度を発生させることができる。
【0014】
請求項5記載の本発明は、請求項3に記載の車両用フード構造において、前記前後方向インナ部材の前端部を前記アウタ部材と前記前端部インナ部材との間に挟んで接合し、前記前後方向インナ部材の後端部を前記アウタ部材と前記後端部インナ部材との間に挟んで接合したことを特徴とする。
【0015】
従って、請求項3に記載の内容に加えて、前端部インナ部材と後端部インナ部材との間に配設された各前後方向インナ部材が、両持ちの梁構造となるため、荷重発生のタイミングを早めることができる。
【0016】
請求項6記載の本発明は、請求項3に記載の車両用フード構造において、前記前後方向インナ部材の前端部の側壁部を前記前端部インナ部材とロックリインフォースメントとの何れか一方に接合したことを特徴とする。
【0017】
従って、請求項3に記載の内容に加えて、前後方向インナ部材が、両持ちの梁構造となるため、荷重発生のタイミングを早めることができる。
【0018】
請求項7記載の本発明は、請求項3に記載の車両用フード構造において、前記前後方向インナ部材の左右側壁下部をフードロックストライカの端部の少なくとも一方に対応して接合したことを特徴とする。
【0019】
従って、請求項3に記載の内容に加えて、衝突体がフードロックストライカの真上に衝突した場合に、インナ部材の断面が車幅方向に広がりながら変形する。この結果、フードロックストライカの両端部が相対的に車幅方向へ離れるように変形する荷重を用いて、インナ部材の変形モードをコントロールすることが可能となる。
【0020】
請求項8記載の本発明は、請求項6、7の何れか1項に記載の車両用フード構造において、前記前後方向インナ部材の側壁部に車体前後方向に折れ線を有する段部を形成したことを特徴とする。
【0021】
従って、請求項6、7の何れか1項に記載の内容に加えて、折れ線を有する段部を設けることにより、断面2次モーメントの急激な変化を緩和できる。
【0022】
請求項9記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、車幅方向に所定の間隔をおいて複数本配置した前記前後方向インナ部材の前後端部を前記アウタ部材と前記前端部インナ部材及び前記後端部インナ部材との間に挟んで接合すると共に、隣接する前記接合部の間では前記アウタ部材と前記前端部インナ部材及び前記後端部インナ部材との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
【0023】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、隣接する接合部の間でアウタ部材と前端部インナ部材及び後端部インナ部材との間に隙間を形成することで、前後方向インナ部材が存在する個所で、前後方向インナ部材の平滑面により不要な衝突加速度が発生しないように制御されているが、隣接する前後方向インナ部材間に前端部インナ部材及び後端部インナ部材の前後端部がアウタ部材の内面と接合していると発生する可能性のある不要な衝突加速度の発生を防止できる。
【0024】
請求項10記載の本発明は、請求項1、9の何れか1項に記載の車両用フード構造において、前記前後方向インナ部材の下面と前記前端部インナ部材の上面及び前記後端部インナ部材の上面との間に衝撃吸収ブラケットを介在したことを特徴とする。
【0025】
従って、請求項1、9の何れか1項に記載の内容に加えて、前後方向インナ部材の断面2次モーメントは、フード中央領域に求められる剛性によって決定される。このため、前後の端部近傍では、前後方向インナ部材の断面高さの自由度が少ないが、衝撃吸収ブラケットを介在させることで、所望の荷重(反力)を発生させることが可能になる。
【0026】
請求項11記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記後端部インナ部材の前部に形成された窪み部を前記前後方向インナ部材で部分的または全体的に塞いだことを特徴とする。
【0027】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、窪みによる弾性変形モード排除することができ、反力の発生を早期に立ち上げることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明における車両用フード構造の第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0029】
なお、図中矢印INは車幅内側方向を示し、矢印UPは車体上方方向を示し、矢印FRは車体前方方向を示している。
【0030】
図3に示される如く、本実施形態では、自動車のフード10が、フード10の車体外側面を構成するアウタ部材としてのアウタパネル12と、アウタパネル12の内側に配設されエンジンルーム側部を構成するインナ部材としてのインナパネル14で構成されている。
【0031】
図2に示される如く、フード10のインナパネル14は、インナパネル14の前端部を構成するインナフロント16、インナパネル14の後端部を構成するインナリヤ18、インナパネル14の車幅方向両端部を構成する前後方向インナ部材としてのインナサイド20、及び左右のインナサイド20の間に車体前後方向に沿って配設され、インナフロント16とインナリヤ18とに架設された前後方向インナ部材としての3本のインナセンター22で構成されている。
【0032】
図3に示される如く、3本のインナセンター22の後端部22Aは、インナリヤ18の前フランジ18Aの上面に接合されており、3本のインナセンター22の前端部22Bは、インナフロント16の後フランジ16Aの上面に接合されている。なお、車幅方向中央部に配設されたインナセンター22においては、前端部22Bから車体前側下方に向かって延設部22Cが形成されており、延設部22Cの前端縁部22Dは、インナフロント16の前フランジ16Bの前面に接合されている。
【0033】
従って、インナセンター22とインナフロント16は、前端部22Bと後フランジ16Aとの接合部において略車体上下方向から接合されており、前端縁部22Dと前フランジ16Bとの接合部において略車体前後方向から接合されている。この結果、前端部22Bと後フランジ16Aとの接合部に剥離方向の荷重が作用する場合には、前端縁部22Dと前フランジ16Bとの接合部に剪断方向の荷重が作用するようになっている。
【0034】
図1に示される如く、インナパネル14には、車体前後方向に沿って並行に配設された直線状の左右のインナサイド20と3本のインナセンター22とによって、車体前後方向に延設された4つの開口部30が形成されている。
【0035】
図4に示される如く、インナフロント16とインナサイド20との結合部においては、インナサイド20の側壁部20Aの車幅方向内側面に、インナフロント16の側壁部16Cが接合されており、インナサイド20の上壁部20Bの下面に、インナフロント16の上壁部16Dが接合されている。
【0036】
従って、インナサイド20とインナフロント16は、側壁部20Aと側壁部16Cとの接合部において略車幅方向から接合されており、上壁部20Bと上壁部16Dとの接合部において略車体上下方向から接合されている。この結果、側壁部20Aと側壁部16Cとの接合部に剥離方向の荷重が作用する場合には、上壁部20Bと上壁部16Dとの接合部に剪断方向の荷重が作用するようになっている。
【0037】
また、インナサイド20の側壁部20Aの車幅方向外側面には、アウタパネル12の側壁部12Aが接合されている。
【0038】
図5に示される如く、インナリヤ18とインナサイド20との結合部においては、インナサイド20の側壁部20Aの車幅方向内側面に、インナリヤ18の側壁部18Bが接合されており、インナサイド20の上壁部20Bの下面に、インナリヤ18の上壁部18Cが接合されている。
【0039】
従って、インナサイド20とインナリヤ18は、側壁部20Aと側壁部18Bとの接合部において略車幅方向から接合されており、上壁部20Bと上壁部18Cとの接合部において略車体上下方向から接合されている。この結果、側壁部20Aと側壁部18Bとの接合部に剥離方向の荷重が作用する場合には、上壁部20Bと上壁部18Cとの接合部に剪断方向の荷重が作用するようになっている。
【0040】
図6に示される如く、インナフロント16の側壁部16Cの下端部には、車幅方向外側へ向かってフランジ16Eが形成されており、フランジ16Eの根元には、位置決め用の凸部16Fが形成されている。なお、図6の符号Sは衝突体を示している。
【0041】
図7に示される如く、インナリヤ18の前部となる前フランジ18Aには、ウォッシャホース31を通すための窪み32が形成されており、この窪み32は、インナセンター22の後端部22Aによって部分的(図7の状態)または全体的(図示省略)に塞がれている。
【0042】
従って、衝突体が、フード10における窪み32の上方となる部位に衝突した場合には、インナセンター22の後端部22Aによって窪み32による弾性変形モードを排除することができるため、反力の発生を早期に立ち上げることができる。また、インナリヤ18に穴を開け、この穴にウォッシャホース31を通す構成に比べ、生産工程上効率的である。
【0043】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0044】
本実施形態では、フード10のインナパネル14を、インナフロント16、インナリヤ18、インナサイド20及びインナセンター22で構成された分割構造としたので、インナパネル14を複数の長尺形状の部品に分割できる。この結果、順送型成形が可能になり製品歩留まりが向上する。このため、素材費、型費及び加工費が低減でき、生産コストの低減が可能になる。また、インナパネル14を分割した状態で搬送及び保管できるため、インナパネル14の搬送及び保管が容易になる。
【0045】
また、本実施形態では、図3に示される如く、インナセンター22とインナフロント16は、前端部22Bと後フランジ16Aとの接合部において略車体上下方向から接合されており、前端縁部22Dと前フランジ16Bとの接合部において略車体前後方向から接合されている。また、図4に示される如く、インナサイド20とインナフロント16は、側壁部20Aと側壁部16Cとの接合部において略車幅方向から接合されており、上壁部20Bと上壁部16Dとの接合部において略車体上下方向から接合されている。更に、図5に示される如く、インナサイド20とインナリヤ18は、側壁部20Aと側壁部18Bとの接合部において略車幅方向から接合されており、上壁部20Bと上壁部18Cとの接合部において略車体上下方向から接合されている。この結果、剥離方向と剪断方向との双方に対して、分割したインナフロント16、インナリヤ18、インナサイド20及びインナセンター22の各結合強度が向上する。このため、接着による接合においても十分な接合力が得られ、インナパネル14のねじり剛性を十分に確保することができる。
【0046】
また、本実施形態では、図1に示される如く、インナフロント16とインナリヤ18との間において、インナサイド20とインナセンター22とが、車体前後方向に沿って配設された両持ちの梁構造となる。この結果、衝突体がフード10に衝突した場合に、衝撃を吸収するためのフード10の変形が円滑に行なわれ車体前後方向の反力を発生しないため、衝撃吸収効率を向上できる。また、衝突体がフード10に衝突した際の荷重発生のタイミングを早めることができる。
【0047】
次に、本発明の車両用フード構造の第2実施形態を図8〜図15に従って説明する。
【0048】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】
図8に示される如く、本実施形態では、インナセンター22がフードの車幅方向中央部に1本配設されている。
【0050】
図9に示される如く、本実施形態のインナセンター22の前端部22Eは、インナフロント16の後フランジ16Aより車体前方へ延設されており、フードロックまたはフードストッパの上方に配設されたフードロックリインフォースメント42の上方まで延設されている。また、インナセンター22におけるアウタパネル12に対向する上面22Fは、平滑で且つアウタパネル12の下面12Bに沿った形状となっており、インナセンター22の上面22Fは、アウタパネル12の下面12Bに接着または溶接によって接合されている。なお、図9の符号41は、フードロックストライカを示している。
【0051】
図10に示される如く、インナセンター22の車体前後方向から見た断面形状は、開口部を車体下方へ向けたハット状となっており、開口端部に形成した左右のフランジ22Gが、インナフロント16の後フランジ16Aに接合されている。
【0052】
なお、フード10におけるインナセンター22が無い部位においては、図11に示される如く、アウタパネル12とインナフロント16の後フランジ16Aとの間に隙間44が形成されている。
【0053】
図12に示される如く、インナセンター22の後端部22Aは、インナリヤ18の前フランジ18Aより車体後方へ延設されており、インナセンター22の上面22Fは、アウタパネル12の下面12Bに接着または溶接によって接合されている。
【0054】
図13に示される如く、インナセンター22の左右のフランジ22Gは、インナリヤ18の前フランジ18Aに接合されている。
【0055】
なお、フード10におけるインナセンター22が無い部位においては、図14に示される如く、アウタパネル12とインナリヤ18の前フランジ18Aとの間に隙間46が形成されている。
【0056】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0057】
本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、インナセンター22の前端部22Eが、インナフロント16の後フランジ16Aより車体前方へ延設されており、インナセンター22の後端部22が、インナリヤ18の前フランジ18Aより車体後方へ延設されている。また、インナセンター22におけるアウタパネル12に対向する上面22Fは、平滑で且つアウタパネル12の下面12Bに沿った形状となっており、インナセンター22の上面22Fは、アウタパネル12の下面12Bに接着または溶接によって接合されている。
【0058】
この結果、フード10の前端部近傍及び後端部近傍において、インナセンター22の上面22Fの断面を平滑にすることができ、衝突体との衝突の際に、衝突体に対して、不必要な前後方向の減速荷重を発生させる可能性を低減できる。
【0059】
また、本実施形態では、インナセンター22の前端部22Eが、フードロックリインフォースメント42の上方まで延設されている。即ち、フードロックリインフォースメント42の上方に良好な衝突加速度を発生させるインナセンター22を配設している。このため、従来、衝突荷重のコントロールが困難であったフードロックリインフォースメント42の上方の位置においても良好な衝突加速度を発生させることができる。更に、フード10におけるフードロックリインフォースメント42の真上の部位を押圧した場合の剛性を向上できる。
【0060】
また、本実施形態では、フード10におけるインナセンター22が無い部位においては、図11に示される如く、アウタパネル12とインナフロント16の後フランジ16Aとの間に隙間44が形成されており、図14に示される如く、アウタパネル12とインナリヤ18の前フランジ18Aとの間に隙間46が形成されている。この結果、フード10におけるインナセンター22が無い部位に衝突体が衝突した場合に、不要な衝突加速度が発生するのを防止できると共に2次衝突加速度を低減できる。更に、アウタパネル12とインナフロント16またはインナリヤ18との間に、防錆塗料が入り込み易くなり、防錆性能が向上する。
【0061】
また、本実施形態では、図15に示される如く、インナリヤ18と対向するアウタパネル12の部位において、隣接するインナセンター22の間に、衝突体Sが衝突した場合にも、隣接するインナセンター22によって、アウタパネル12の変形を抑制できる。この結果、アウタパネル12がインナリヤ18に当接して不要な加速度が発生するのを防止できる。
【0062】
なお、図16に示される如く、インナセンター22の前端部22Eにおいて、両側壁部22Hを下方へ延設し、両側壁部22Hの下端のフランジ22Gをインナパネル14またはフードロックリインフォースメント42に接着または溶接によって接合しても良い。この場合には、インナパネル14またはフードロックリインフォースメント42をインナセンター22の両側壁部22Hで支持できる。この結果、衝突体がフード10の前部に衝突した際に、衝突部に局部変形が起こり難くなり、不要な前後方向の加速後を低減できる。また、フード10におけるフードロックリインフォースメント42の真上の部位を押圧した場合の剛性を更に向上できる。
【0063】
また、図17に示される如く、インナセンター22の前端部22Eにおいて、両側壁部22Hに、車体前後方向に沿った折れ線22Jを形成し、両側壁部22Hの下端に形成した接合部22Kをインナパネル14またはフードロックリインフォースメント42に接着または溶接によって接合しても良い。この場合には、折れ線22Jによって、衝突体が衝突した際に発生するインナセンター22の断面2次モーメントがインナセンター22の両側壁部22Hがインナパネル14またはフードロックリインフォースメント42に接合された部位とその後方の部位とで急激に変化するのを緩和できる。この結果、衝突体がフード10の前部に衝突した際に、衝突部の前方側においてインナパネル14またはフードロックリインフォースメント42に接合された部位も衝突部同等の変形をする。このため、不要な前後加速度を更に低減できる。また、折れ線22Jを起点にして、両側壁部22Hが断面ハット形状の内側に屈曲するため、フード10におけるフードロックリインフォースメント42の真上の部位を押圧した場合の荷重をコントロールし易くなる。
【0064】
また、図18(A)、図19(A)、図20に示される如く、インナセンター22の前端部22Eに、フードロックストライカ41を直接接合し、フードロックリインフォースメントを廃止した構成としても良い。この際、インナフロント16とのインナセンター22の接合部は、無し、もしくは、インナフロント16とのインナセンター22の接合部22Kを車幅方向で可能な限りフードロックストライカ41から離れた位置とするか、両側壁部22Hに、車体前後方向に沿った折れ線22L、22Mを形成することでフードロックストライカ41の車幅方向外側への移動を妨げない構造とする。この場合、図21に示される如く、フード10におけるフードロックストライカ41の真上の部位に衝突体Sが衝突した場合に、インナセンター22の前端部22Eにおいて、両側壁部22Hが車幅方向に広がりながら変形する際に、フードロックストライカ41も車幅方向へ広がりながら変形する。この結果、インナセンター22の前端部22Eにおいて、両側壁部22Hが車幅方向に更に広がり易くなる。このため、変形ストロークを長くできることから加速度の上昇をコントロールできる。
【0065】
また、フードロックリインフォースメントを廃止することで、部品点数を削減できると共に、フード10のアウタパネル12とインナセンター22とを介してフードロックストライカ41を押圧できるため、フード10のロッキングが容易で確実になる。このため、フード10のロック不良の発生を防止できる。
【0066】
また、図18(B)、図19(B)に示される如く、インナセンター22の前端部22Eを2分割した構造とし、インナセンター22のフランジ22Gの先端部を、別部材側の左右の折れ線22Jの間に形成した上壁部22Nの上面に接合しても良い。
【0067】
また、図22、図23に示される如く、インナセンター22の後端部22Aをインナリヤ18の前フランジ18Aより車体後方へ延設し、インナセンター22の上面22Fをアウタパネル12の下面12Bに接着または溶接によって接合すると共に、開口端部に形成したフランジ22Gを、インナリヤ18の後方部18Dの上面に接着または溶接によって接合した構成としても良い。この場合には、衝突体がフード10の後端部近傍に衝突した際に、インナセンター22の後端部22Aによって、アウタパネル12の局部変形を抑制できる。この結果、アウタパネル12がインナリヤ18の後方部18Dに当接して不要な加速度が発生するのを防止できる。また、インナリヤ18と対向するアウタパネル12の部位において、隣接するインナセンター22の間に、衝突体が衝突した場合が衝突した場合にも、隣接するインナセンター22によって、アウタパネル12の変形を抑制できる。この結果、アウタパネル12がインナリヤ18の後方部18Dに当接して不要な加速度が発生するのを防止できる。更に、アウタパネル12とインナリヤ18との間にインナセンター22の後端部22Aが入るため、フード10の剛性が向上する。
【0068】
また、図24、図25に示される如く、インナセンター22のフランジ22Gとインナフロント16の後フランジ16Aとの間に、車体前後方向から見た形状が開口部を下方へ向けたハット形状の衝撃吸収ブラケット50を配設し、衝撃吸収ブラケット50の上壁部50Aにインナセンター22のフランジ22Gを接着または溶接によって接合すると共に、衝撃吸収ブラケット50のフランジ50Bをインナフロント16の後フランジ16Aの上面に接着または溶接によって接合した構成としても良い。この場合には、インナセンター22の断面2次モーメントはフード10の中央付近の剛性で決まるため、インナセンター22の前端部22Eにおける断面高さの自由度は少ないが、衝撃吸収ブラケット50を配設することで、断面高さの自由度が増すと共にアウタパネル12とインナフロント16との間の隙間を大きくとることが可能になり、不要な衝突加速度が発生するのを防止できると共に2次衝突加速度を低減できる。また、インナフロント16もフード10の捩れ剛性、周辺部品との関係によってその形状、板厚が決まり、この部位の設計自由度が少なく加速度のコントロールが不可能だが、衝撃吸収ブラケット50の形状、板厚を調整することで加速度のコントロールが可能になる。なお、インナセンター22のフランジ22Gとインナリヤ18の前フランジ18Aとの間に、衝撃吸収ブラケット50を配設しても良い。
【0069】
また、上記第2実施形態では、インナセンター22の断面形状を開口部が下方へ向いたハット形状とし、インナセンター22をフード10の車幅方向中央部に1本配設したが、これに代えて、インナセンター22の断面形状を開口部が上方へ向いた断面ハット形状としても良く、インナセンター22を車幅方向に所定の間隔を開けて複数本配設しても良い。更に、上記第2実施形態(図8〜図15)の構成と、図16〜図25に示す各構成のうちの組み合わせ可能な構成を1つまたは複数選択的に組み合わせた構成としても良い。
【0070】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【0071】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、フードの車体外側面を構成するアウタ部材と、アウタ部材の内側に配設されたインナ部材と、からなる車両用フード構造であって、インナ部材の前端部を構成する前端部インナ部材と、インナ部材の後端部を構成する後端部インナ部材と、前端部構成部材と後端部構成部材との間に車体前後方向に沿って配設され、前端部構成部材と後端部構成部材とに架設された前後方向インナ部材と、を有するため、衝撃吸収効率の向上と生産コストの低減が可能であるという優れた効果を有する。
【0072】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記フードアウタ、前端部インナ部材、後端部インナ部材、前後方向インナ部材間の各結合を剥離方向と剪断方向との結合としたため、請求項1に記載の効果に加えて、接着による接合においても十分な接合力が得られるという優れた効果を有する。
【0073】
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前後方向インナ部材のアウタ部材に対向する面を平滑に形成すると共にアウタ部材の下面に沿った形状とし、アウタ部材の前後端まで延設したため、請求項1に記載の効果に加えて、衝突体に対して不必要な前後方向の減速荷重を発生させる可能性を低減できるという優れた効果を有する。
【0074】
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前後方向インナ部材の前端部をフードロックまたはフードストッパの上方に延設したため、請求項3に記載の効果に加えて、フードロックまたはフードストッパの位置においても良好な衝突加速度を発生させることができるという優れた効果を有する。
【0075】
請求項5記載の本発明は、請求項3に記載の車両用フード構造において、前後方向インナ部材の前端部をアウタ部材と前端部インナ部材との間に挟んで接合し、前後方向インナ部材の後端部をアウタ部材と後端部インナ部材との間に挟んで接合したため、請求項3に記載の効果に加えて、荷重発生のタイミングを早めることができるという優れた効果を有する。
【0076】
請求項6記載の本発明は、請求項3に記載の車両用フード構造において、前後方向インナ部材の前端部の側壁部を前端部インナ部材とロックリインフォースメントとの何れか一方に接合したため、請求項3に記載の効果に加えて、荷重発生のタイミングを早めることができるという優れた効果を有する。
【0077】
請求項7記載の本発明は、請求項3に記載の車両用フード構造において、前後方向インナ部材の左右側壁下部をフードロックストライカの端部の少なくとも一方に接合したため、請求項3に記載の効果に加えて、インナ部材の変形モードをコントロールすることが可能となるという優れた効果を有する。
【0078】
請求項8記載の本発明は、請求項6、7の何れか1項に記載の車両用フード構造において、前後方向インナ部材の側壁部に車体前後方向に折れ線を有する段部を形成したため、請求項6、7の何れか1項に記載の効果に加えて、断面2次モーメントの急激な変化を緩和できるという優れた効果を有する。
【0079】
請求項9記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、車幅方向に所定の間隔をおいて複数本配置した前後方向インナ部材の前後端部をアウタ部材と前端部インナ部材及び後端部インナ部材との間に挟んで接合すると共に、隣接する接合部の間ではアウタ部材と前端部インナ部材及び後端部インナ部材との間に隙間が形成されているため、請求項1に記載の効果に加えて、不要な衝突加速度を防止できるという優れた効果を有する。
【0080】
請求項10記載の本発明は、請求項1、9の何れか1項に記載の車両用フード構造において、前後方向インナ部材の下面と前端部インナ部材の上面及び後端部インナ部材の上面との間に衝撃吸収ブラケットを介在したため、請求項1、9の何れか1項に記載の効果に加えて、所望の荷重(反力)を発生させることが可能になるという優れた効果を有する。
【0081】
請求項11記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、後端部インナ部材の前部に形成された窪み部を前後方向インナ部材で部分的または全体的に塞いだため、請求項1に記載の効果に加えて、反力の発生を早期に立ち上げることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用フード構造を示す車体下方から見た概略平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用フード構造のインナパネルを示す車体下方から見た分解平面図である。
【図3】図1の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】図1の5−5線に沿った拡大断面図である。
【図6】図1の6−6線に沿った拡大断面図である。
【図7】図1の7−7線に沿った拡大断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る車両用フード構造を示す平面図である。
【図9】図8の9−9線に沿った拡大断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る車両用フード構造の車幅方向中央前端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図である。
【図11】図8の11−11線に沿った拡大断面図である。
【図12】図8の12−12線に沿った拡大断面図である。
【図13】本発明の第2実施形態に係る車両用フード構造の車幅方向中央後端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図である。
【図14】図8の14−14線に沿った拡大断面図である。
【図15】図13の15−15線に沿った拡大断面図である。
【図16】本発明の第2実施形態の変形例に係る車両用フード構造の車幅方向中央前端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図である。
【図17】本発明の第2実施形態の変形例に係る車両用フード構造の車幅方向中央前端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図である。
【図18】(A)は本発明の第2実施形態の変形例に係る車両用フード構造の車幅方向中央前端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図であり、(B)は本発明の第2実施形態の他の変形例に係る車両用フード構造の車幅方向中央前端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図である。
【図19】(A)は図18(A)の19−19線に沿った断面図であり、(B)は図18(B)の19−19線に沿った断面図である。
【図20】図19の20−20線に沿った断面図である。
【図21】図19の変形状態を示す断面図である。
【図22】本発明の第2実施形態の変形例に係る車両用フード構造の図12に対応する断面図である。
【図23】本発明の第2実施形態の変形例に係る車両用フード構造の車幅方向中央後端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図である。
【図24】本発明の第2実施形態の変形例に係る車両用フード構造の車幅方向中央前端部を示す車体前方斜め上方から見た斜視図である。
【図25】図24の25−25線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
10 フード
12 フードのアウタパネル(アウタ部材)
14 フードのインナパネル(インナ部材)
16 インナフロント(前端部インナ部材)
18 インナリヤ(後端部インナ部材)
20 インナサイド(前後方向インナ部材)
22 インナセンター(前後方向インナ部材)
31 ウォッシャホース
41 フードロックストライカ
42 フードロックリインフォースメント
50 衝撃吸収ブラケット
Claims (11)
- フードの車体外側面を構成するアウタ部材と、該アウタ部材の内側に配設されたインナ部材と、からなる車両用フード構造であって、
前記インナ部材の前端部を構成する前端部インナ部材と、
前記インナ部材の後端部を構成する後端部インナ部材と、
前記前端部構成部材と前記後端部構成部材との間に車体前後方向に沿って配設され、前記前端部構成部材と前記後端部構成部材とに架設された前後方向インナ部材と、
を有することを特徴とする車両用フード構造。 - 前記フードアウタ、前記前端部インナ部材、後端部インナ部材、前後方向インナ部材間の各結合を剥離方向と剪断方向との結合としたことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
- 前記前後方向インナ部材の前記アウタ部材に対向する面を平滑に形成すると共に前記アウタ部材の下面に沿った形状とし、前記アウタ部材の前後端まで延設したことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
- 前記前後方向インナ部材の前端部をフードロックまたはフードストッパの上方に延設したことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
- 前記前後方向インナ部材の前端部を前記アウタ部材と前記前端部インナ部材との間に挟んで接合し、前記前後方向インナ部材の後端部を前記アウタ部材と前記後端部インナ部材との間に挟んで接合したことを特徴とする請求項3に記載の車両用フード構造。
- 前記前後方向インナ部材の前端部の側壁部を前記前端部インナ部材とロックリインフォースメントとの何れか一方に接合したことを特徴とする請求項3に記載の車両用フード構造。
- 前記前後方向インナ部材の左右側壁下部をフードロックストライカの端部の少なくとも一方に接合したことを特徴とする請求項3に記載の車両用フード構造。
- 前記前後方向インナ部材の側壁部に車体前後方向に折れ線を有する段部を形成したことを特徴とする請求項6、7の何れか1項に記載の車両用フード構造。
- 車幅方向に所定の間隔をおいて複数本配置した前記前後方向インナ部材の前後端部を前記アウタ部材と前記前端部インナ部材及び前記後端部インナ部材との間に挟んで接合すると共に、隣接する前記接合部の間では前記アウタ部材と前記前端部インナ部材及び前記後端部インナ部材との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
- 前記前後方向インナ部材の下面と前記前端部インナ部材の上面及び前記後端部インナ部材の上面との間に衝撃吸収ブラケットを介在したことを特徴とする請求項1、9の何れか1項に記載の車両用フード構造。
- 前記後端部インナ部材の前部に形成された窪み部を前記前後方向インナ部材で部分的または全体的に塞いだことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
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